俳優・千葉真一(74)が10日、都内で行われた日体大の卒業式に出席し、特別卒業認定証を授与され、同大学の卒業生となった。同認定での卒業は千葉が初めて。
千葉は1957年に同大学の体育学部に入学。体操選手として五輪出場を目指したものの、2年時に座骨神経を損傷。1年間の運動禁止を医師に告げられ、59年に俳優の道に進むために中退した。
中退から約半世紀の時を経て、晴れて卒業したことに「『中退』が消えてうれしい。喜びの極みです。(大学で)必死で鍛えた肉体が芸能界で花を咲かせてくれた」と感無量の表情。「ここからもうひと花咲かさないと」と声を弾ませた。
特別卒業認定は、やむを得ない事情で卒業できなかったが、社会で顕著な功績を挙げ、同大学の発展と名声を高めた者を特別に認定するもので、原則として100単位以上の習得が必要となる。