二に次じ創作そうさく単語たんご

• 概要がいよう
• 二に次じ創作そうさくと著作ちょさく権けん
• その他たの問題もんだい
• 二に次じ創作そうさくの「バランス」
• 関連かんれん動画どうが
• 関連かんれん項目こうもく
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二に次じ創作そうさくとは、原作げんさく者ものとは別人べつじんの、いわば第三者だいさんしゃが原作げんさくを元もとに作成さくせいした創作そうさく物ものである。

概要がいよう

元々もともとは1990年代ねんだい後半こうはんごろに同人どうじん界さかい隈くまでパロディの言いいかえとして登場とうじょうした表現ひょうげんであるが、原作げんさく者もの監修かんしゅうのメディアミックス作品さくひん等とう(他たの作家さっかが似にせて描えがいた漫画まんがなど)を含ふくむ場合ばあいもある。 多おおく場合ばあいは「二に次じ創作そうさく」と言いえば、 原作げんさく者もの（もしくは主あるじ権利けんり者しゃ）が一切いっさい関与かんよしていない非公式ひこうしきのファンによる作品さくひんを指ゆびす。
中なかには二に次じ創作そうさくから更さらに創作そうさくが進すすみ、三さん次じ創作そうさく、四よん次じ創作そうさく…と続つづく場合ばあいもあるが一般いっぱん的てきな言葉ことばではない。

二に次じ創作そうさくと著作ちょさく権けん

当然とうぜんながら、許可きょかを取とらずに作つくられた二に次じ創作そうさくには著作ちょさく権けんの問題もんだいが生しょうじる。
企業きぎょうや同人どうじんサークルによっては「二に次じ創作そうさくのガイドライン」等とうを設定せっていし、 決きめられた範囲はんい内ないで二に次じ創作そうさくを許可きょかしている所ところもある。

例れい:東方とうほうProject等ひとし

ちなみに、二に次じ創作そうさく物ぶつにも著作ちょさく権けんは与あたえられる為ため、
二に次じ創作そうさく物ぶつを使つかって三さん次じ創作そうさくを行おこなうなら、二に次じ創作そうさく者しゃの許可きょかが必要ひつようとなる。

二に次じ的てき著作ちょさく物ぶつ

二に次じ創作そうさく物ぶつは多おおくの場合ばあい著作ちょさく権けん法ほうでは二に次じ的てき著作ちょさく物ぶつにあたる。

著作ちょさく物ぶつを翻訳ほんやくし、編曲へんきょくし、若もしくは変形へんけいし、又または脚色きゃくしょくし、映画えいが化かし、その他た翻案ほんあんすることにより創作そうさくした著作ちょさく物ぶつ

著作ちょさく権けん法ほう2条じょう1項こう11号ごう

翻訳ほんやく

ある言げん語かたり著作ちょさく物ぶつを別べつの言げん語かたりへの変換へんかん

編曲へんきょく

音楽おんがく著作ちょさく物ぶつのアレンジ － 例れいによってどの程度ていどかという基準きじゅんは明確めいかくでない

変形へんけい

著作ちょさく物ぶつを別べつの表現ひょうげん形式けいしきに変換へんかんすること

翻案ほんあん

原著げんちょ作物さくもつの内面ないめん的てき表現ひょうげんを維持いじしつつ外面がいめん的てきな表現ひょうげんを変かえること

• 二に次じ的てき著作ちょさく物ぶつを創作そうさくした場合ばあい、新あらたな著作ちょさく権けんが生しょうじる。このとき、原著げんちょ作物さくもつの著作ちょさく権けん者しゃの許諾きょだくの有ゆう無むは関係かんけいない。つまり二に次じ創作そうさく物ぶつには、原著げんちょ作物さくもつの著作ちょさく権けん者しゃが持もつ著作ちょさく権けんと、二に次じ創作そうさく者しゃの著作ちょさく権けんが同時どうじに成立せいりつしていることになる。
• どのような場合ばあいに二に次じ的てき著作ちょさく物ぶつとなるのかは明確めいかくではない（ようだ）。判例はんれいとしてはときめきメモリアル・アダルトアニメ映画えいが化か事件じけんがある。

法的ほうてき問題もんだい

二に次じ創作そうさく物ぶつが抵触ていしょくする可か能のう性せいのある法律ほうりつとしては、著作ちょさく権けん法ほう以外いがいに、商標しょうひょう法ほう、不正ふせい競争きょうそう防止ぼうし法ほうがある。商標しょうひょう法ほうは名称めいしょうや画像がぞう等とうを商標しょうひょう登録とうろくされている場合ばあいにその登録とうろく内容ないようの範囲はんいで使用しように制限せいげんが生しょうじる。商標しょうひょう登録とうろくされてなくても、公式こうしきとの混同こんどうを生しょうじさせるようなものについては不正ふせい競争きょうそう防止ぼうし法ほう違反いはんとなりうる。(参考さんこう文献ぶんけん:中山なかやま信しん弘ひろし『著作ちょさく権けん法ほう』)

その他たの問題もんだい

ファンの間あいだで楽たのしむ分ぶんにはあまり問題もんだい視しはされないが、原作げんさくに酷似こくじした二に次じ創作そうさく作品さくひんのドラえもん最終さいしゅう話ばなし同人どうじん誌し問題もんだいの様ような事例じれいがある。上記じょうきは表ひょう紙かみが原作げんさくにそっくりに似にせた上うえに「最終さいしゅう話ばなし」の文字もじがあり、作者さくしゃも藤ふじ子こプロと関係かんけいがあるかのようなペンネームであり、2ｃｈなどネット上うえで一部いちぶのページが流失りゅうしつされ、何なにも知しらないファンの間あいだで未ひつじ公おおやけ開ひらきの最終さいしゅう回かいでは？といったデマが拡散かくさんし、最終さいしゅう的てきに小学館しょうがくかん側がわが深刻しんこくな問題もんだいであると判断はんだんし、二に次じ創作そうさく者しゃに著作ちょさく権けん侵おかせ害がいを通告つうこくした事例じれいである。この問題もんだいは原作げんさくファンの間あいだでも一部いちぶ嫌きらわれており(それもそのはず、未完みかん作品さくひんを二に次じ創作そうさく者しゃが勝手かってに完結かんけつさせているからである。)、特定とくていのスレッドでは禁止きんしになっていたりする。

二に次じ創作そうさくの「バランス」

許諾きょだくなき二に次じ創作そうさくに対たいして知的ちてき財産ざいさん権けんを躊躇なく行使こうしする権利けんり者しゃもいれば、表立おもてだったアクションをとらないままでいる権利けんり者しゃも見みられる。中なかには松岡まつおか修造しゅうぞう氏しのようにMADに対たいして好意こうい的てきな発言はつげんをしたり、角川かどかわやナック(現げんICHI)のように積極せっきょく的てきに認みとめている所ところも出でている。音楽おんがくアーティストである平沢ひらさわ進すすむ氏しは「現在げんざいの絶妙ぜつみょうなバランスには、しばしば私わたしも驚おどろきますよ」と述のべている (ソロデビュー20周年しゅうねん記念きねん・平沢ひらさわ進すすむロングインタビュー【後編こうへん】) 。

小学館しょうがくかん、集英社しゅうえいしゃ、講談社こうだんしゃやきらら系けいの芳文社ほうぶんしゃ等ひとしはガイドラインで二に次じ創作そうさくを禁止きんししている…と言いわれるがガイドラインに明記めいきされているのは「商業しょうぎょう利用りよう禁止きんし」「個人こじんへの利用りようを許可きょかしない」「引用いんようなどは法律ほうりつの範囲はんい内ないで」etcという一般いっぱん的てきなものでファン活動かつどうの域いきを超ちょうえない活動かつどうを禁止きんしするものではない。

関連かんれん動画どうが

関連かんれん項目こうもく

• 同人どうじん誌し
• 同人どうじんマーク
• パロディ
• MAD
• SS(二に次じ創作そうさく)
• SS用語ようご一覧いちらん
• 二に次じ設定せってい
• 二に次じ創作そうさくのガイドライン