ブログ国際こくさい化か事業じぎょう部ぶからのお知しらせ

（「ひどい頭痛ずつうで救急きゅうきゅう車しゃを呼よんだ」というロールプレイに取とり組くむ留学生りゅうがくせい）

2019年ねん3月がつ5日にち（火ひ）、青葉あおば区くの専門せんもん学校がっこうデジタルアーツ仙台せんだいで、留学生りゅうがくせい向むけの通報つうほうと救命きゅうめい救急きゅうきゅうの訓練くんれんを実施じっししました。

市内しないの外国がいこく人じん人口じんこうが増加ぞうかする中なか、救急きゅうきゅうで搬送はんそうされる外国がいこく人じん住民じゅうみんも増ふえています。
救命きゅうめいの現場げんばでは、日本語にほんごが不自由ふじゆうな人ひとたちとの「言葉ことばの問題もんだい」が課題かだいになってきています。
今回こんかいの訓練くんれんでは、留学生りゅうがくせいたちが「日本語にほんごで正確せいかくな情報じょうほうを伝つたえられるようになる」ことを目的もくてきに、119番ばん通報つうほうや駆かけつけた救急きゅうきゅう隊員たいいんとのやりとりを練習れんしゅうしました。また、心肺しんぱい蘇生そせいやAEDを使つかう時とき、周まわりの日本人にっぽんじんにどのように呼よびかけたらよいかも学まなびました。

参加さんかした学生がくせいたちは約やく30名めい。訓練くんれんには、仙台せんだい市し消防しょうぼう局きょくに協力きょうりょくいただき5名めいの隊員たいいんの皆みなさんが学生がくせいたちを指導しどうしました。

音声おんせい翻訳ほんやく機きや通訳つうやく電話でんわサービスなど、多た言語げんご化かの取とり組くみが急速きゅうそくに進すすんでいます。一方いっぽうで、当事とうじ者しゃ同士どうしの生せいのコミュニケーションは、これからも無なくなりません。「やさしい日本語にほんご」などを使つかって、救急きゅうきゅうや災害さいがい時じに最低限さいていげんの意思いし疎通そつうが図はかれるようにしていくことは重要じゅうようです。

普段ふだんの会話かいわには困こまらない学生がくせいたちですが、救急きゅうきゅう時じの聞きき慣なれない言葉ことばに戸惑とまどいながら、訓練くんれんに取とり組くんでいました。
現場げんばで外国がいこく人じんを搬送はんそうすることが増ふえている救急きゅうきゅう隊員たいいんの皆みなさんにとっても、よい機会きかいとなったようです。

SenTIAでは、市内しないの学校がっこうや日本語にほんご教室きょうしつなど、外国がいこく人じん住民じゅうみんが集あつまる場ばで出前でまえ講座こうざを行おこなっています。講座こうざの内容ないようは相談そうだんに応おうじます。まずはSenTIA国際こくさい化か事業じぎょう部ぶまでご連絡れんらくください。

消防しょうぼう局きょくの皆みなさんが訓練くんれんに協力きょうりょく。わかりやすい日本語にほんごで説明せつめいしてくれました。

数すう人にんごとの班はんに分わかれて、シナリオを使つかったロールプレイ練習れんしゅう。119番ばん通報つうほうから救急きゅうきゅう隊員たいいんが到着とうちゃくした後のちのやりとりまで、必要ひつような情報じょうほうを日本語にほんごで伝つたえることができるように練習れんしゅうしました。

心肺しんぱい蘇生そせい法ほうとAEDの使つかい方かた訓練くんれんでは、周まわりの日本人にっぽんじんにどのように呼よびかければ良よいかなども練習れんしゅうしました。

今回こんかいの通報つうほう訓練くんれんのために作成さくせいした練習れんしゅう用ようシナリオ。けがや病気びょうきなど4つのパターンを用意ようい。

救命きゅうめい救急きゅうきゅう訓練くんれんで使用しようした多言たげん語ご資料しりょう「防災ぼうさい訓練くんれんのポイント」。SenTIAホームページからダウンロードできます。