源みなもと義よし門もん

凡例はんれい 源みなもと義よし門もん
時代じだい	平安へいあん時代じだい後期こうき
生誕せいたん	不ふ詳しょう
死没しぼつ	不ふ詳しょう
官位かんい	宮内みやうち丞すすむ
氏族しぞく	河内かわうち源はじめ氏し
父母ちちはは	父ちち：源義朝みなもとのよしとも、母はは：由良ゆら御前ごぜん?
兄弟きょうだい	義平よしひら、朝長ともなが、頼朝よりとも、義ぎ門もん、希まれ義よし、範はん頼よりゆき、阿野あの全ちょん成しげる、義円ぎえん、義経よしつね、坊門ぼうもん姫ひめ、女子じょし

源みなもと 義よし門もん（みなもと の よしかど）は、平安へいあん時代じだい後期こうきの武士ぶし。河内かわうち源はじめ氏しの棟梁とうりょう・源義朝みなもとのよしともの四よん男なん。

生涯しょうがい

源義朝みなもとのよしともの四よん男おとことして生うまれ、早世そうせいしたと伝つたわるのみで、生なま没年ぼつねんや事績じせきは明あきらかでない。源みなもと頼朝よりとものすぐ下かの弟おとうとで、『系図けいず纂要』によれば母ははは頼朝よりともと同おなじ藤原ふじわら季き範はんの娘むすめ・由良ゆら御前ごぜんとされているが、同どう時代じだい的てきにそれを裏付うらづける史料しりょうは確認かくにんされていない。

ただし宮内みやうち丞すすむの官職かんしょくに任にんじられていることから、平治へいじの乱らんで一時いちじ的てきに源義朝みなもとのよしとも軍ぐんが内裏だいりを占拠せんきょした際さいには存命ぞんめいしており、その際さいに任官にんかんしたのではないか、そして直後ちょくごの源氏げんじ軍ぐん敗北はいぼくの中なかにおいて戦死せんししたのではないか、などと推測すいそくされている。

参考さんこう文献ぶんけん

• 奥富おくとみ敬之たかゆき『清和せいわ源はじめ氏しの全ぜん家系かけい4 源平げんぺい合戦かっせんと鎌倉かまくら三さん代だい』新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ、1989年ねん。第だい4章しょうが「薄命はくめいと薄幸はっこうの人ひと―宮内みやうち丞すすむ源みなもと義よし門もん・土ど差さ冠者かんじゃ源みなもと希のぞみ義よし」。