制作せいさく１年ねん半はん、ついに完成かんせい！！

〜ジョジョ立だち教室きょうしつ・プレゼンツ〜
ジョジョの奇妙きみょうな冒険ぼうけん・感涙かんるい名めい場面ばめん５０選せん（１）

第だい１部ぶ〜第だい３部ぶ

【５０選せん】 １部ぶ　２部ぶ　３部ぶ　４部ぶ前編ぜんぺん　４部ぶ後編こうへん　５部ぶ前編ぜんぺん　５部ぶ後編こうへん　６部ぶ前編ぜんぺん　６部ぶ後編こうへん
【ミニ・コラム】 1　2　3　4　5　6　7　8　9　10　11　12　13　14　15

’８７年ねんから連載れんさいされているジョジョは100巻かんを超こえる大だい長編ちょうへんなので、たとえファンでも、なかなか全巻ぜんかん揃そろえるという
のは難むずかしい。かといって、マンガ喫茶きっさで読よみ返かえすという、まとまった時間じかんもとりにくい…。それゆえ、結果けっか的てきに
ジャンプ本誌ほんしで一度いちど読よんだきりという人ひとも少すくなくない。そんな貴方あなたの為ために、全巻ぜんかんから「これはハートが震ふるえたッ！」
という名めい場面ばめんを５０ヶ所かしょピックアップしてみた！単たんなる名めいセリフの抜粋ばっすいではなく、細こまかい内容ないようを忘わすれている方ほうの為ため
に、各々おのおの状況じょうきょう説明せつめいも入いれていく所存しょぞん！さあ、ジョジョが奏かなでる人間にんげん賛歌さんかを、今いま一いち度ど、味あじわおうではないかッ！！
（それぞれのシーンを具体ぐたい的てき＆詳細しょうさいに研究けんきゅうする以上いじょう、完全かんぜんネタバレになります。未読みどくの方ほうは御ご注意ちゅういを！）

第だい１部ぶ （シーン１）２巻かん　ジョナサンVSスピードワゴン チンピラ時代じだいのスピードワゴンが仲間なかまと３人にんでジョナサンを金きむ目当めあてに襲おそい、返かえり討うちにあう。３人にんともボコボコにされるが、スピードワゴンはジョナサンが手加減てかげんしていることに気きづく。新あらたに大勢おおぜいの悪党あくとう仲間なかまがジョナサンを取とり囲かこむのを見みて、彼かれは叫さけぶ「やめろみんな！その紳士しんしに手てを出だすことは…このスピードワゴンが許ゆるさねぇ！」「紳士しんし？」「ひとつ聞ききてえ！なぜ思おもいっきり蹴けりを入いれなかった？あんたのその脚あしならよォ、俺おれの顔かおを メチャメチャにできたはずなのによォ！」「蹴ける瞬間しゅんかん、君くんにも父ちちや母おもや兄弟きょうだいがいるはずだと思おもった…君くんの父親ちちおやが悲かなしむことはしたくないッ！」。スピードワゴンは驚嘆きょうたんする“外見がいけんや服装ふくそうだけじゃねえ正真正銘しょうしんしょうめいの紳士しんしってわけか…こいつは精神せいしん的てきにも貴族きぞくだ…気きに入いったぜッ！”「あんたの名前なまえを聞きかせてくれ…」「ジョナサン・ジョースター」。 ※このスピードワゴンとの出会であいの場面ばめんがなければSPW財団ざいだんもなく、後世こうせいの物語ものがたりが成立せいりつしない！ 　　これぞ歴史れきし的てき瞬間しゅんかん！！（雪ゆきも良よい！！） （シーン２）４巻かん　ジョナサンVS黒くろ騎士きしブラフォード １６世紀せいき、エリザベス１世せいに騙だまされ女王じょおうメアリー・スチュアートと共ともに処刑しょけいされた誇ほこり高たかき剣士けんしブラフォード。彼かれはディオに操あやつられゾンビとして復活ふっかつするも、ジョナサンの有名ゆうめいな決きめゼリフ「震ふるえるぞハート！燃もえ尽つきるほどヒート！！刻きざむぞ血液けつえきのビート！山吹やまぶき色しょく（サンライトイエロー）の波紋はもん疾走しっそう（オーバードライブ）！！」と共ともに波紋はもんを叩たたき込こまれ身体しんたいが溶とけ始はじめる。だが「俺おれは…黒くろ騎士きしブラフォード、これしきの痛いたみッ！へこたれぬわッ！」と、なおも剣けんをジョナサンに振ふり下おろす。ところがジョナサンは逃にげようとしない。ブラフォードはジョナサンの顔面がんめんに刃はを当あてたまま攻撃こうげきを止とめる。しばし沈黙ちんもくする２人ふたり。ジョナサンは言いう「あなたは今いま…『これしきの痛いたみ』と言いった…『痛いたみ』…と。あなたは『痛いたみ』を感かんじている！」。ブラフォードは生命せいめいエネルギーの波紋はもんを流ながされたことで、蒸発じょうはつしながらも、人間にんげんとしての「痛いたみ」を、高潔こうけつな魂たましいを取とり戻もどしていた。「だから僕ぼくはあなたとの戦たたかいを止とめた…だからあなたは剣けんの攻撃こうげきを途中とちゅうで止とめた！」この言葉ことばを聞きき、ブラフォードの憎にくしみに歪いがんだ顔かおが“母親ははおやと会話かいわする息子むすこのように安やすらいでいる顔かお”（byスピードワゴン）になった。「お前まえ…俺おれが途中とちゅうで剣けん撃げきを止とめると…そこまで信用しんようして攻撃こうげきしてこなかったのか！そこまで人間にんげんを信用しんようできるのか！フフフ…この『痛いたみ』こそ『生せい』のあかし。この『痛いたみ』あればこそ『喜よろこび』も感かんじることが出来できる。これが人間にんげんか…。奇妙きみょうな安やすらぎを俺おれは今いま感かんじる。もう世よへの恨うらみはない…こんな素晴すばらしい男おとこに、こんな暖あたたかい人間にんげんに最後さいごの最後さいごに出会であえたから…我わが女王じょおうの下したへ旅立たびだとう…。三さん百ひゃく年ねんたった世界せかいの友人ゆうじんよ、お前まえの名なを聞きかせてくれ」「ジョナサン・ジョースター！」「ジョナサン…この俺おれの剣けんに刻きざんであるこの言葉ことばをお前まえに捧ささげよう！」彫ほられていた言葉ことばは『LUCK！ （幸運こううんを）』。「そして君きみの未来みらいへこれを持もって行いけッ！」ブラフォードは血ち文字もじでPを書かき加くわえてジョナサンに贈おくり消滅しょうめつする--『PLUCK』（勇気ゆうきをッ！）。 　　　哀かなしみの黒くろ騎士きしブラフォードの最期さいご （シーン３）４巻かん　ツェペリの死し ５０歳さいのツェペリは２５歳さいの時とき、師しのトンペティから自分じぶんがどんな状況じょうきょうで死しぬのか予言よげんを受うけていた。「ついに来きたか、あの予言よげんの時ときが。これが運命うんめいなら、あるがまま受うけ入いれよう！」タルカスの攻撃こうげきで苦くるしむジョナサンを見みたツェペリは、全すべてが予言よげん通どおりだと確信かくしんしながら、ジョナサンを助たすけるために死地しちにおもむく（この、目めを見開みひらき、足あしを踏ふみ出だして突つき進すすむ時ときの表情ひょうじょうがいい）。結果けっか、彼かれのもとに辿たどり着つけたものの、身体しんたいはタルカスに切断せつだんされてしまう。上半身じょうはんしんだけになったツェペリは虫むしの息いきのジョナサンの手てを握にぎり、自身じしんの全ぜん生命せいめいエネルギーを与あたえる。「わが…究極きゅうきょくの…わが究極きゅうきょくの奥義おうぎ…ジョジョに捧ささげる。ジョジョ、継ついでくれ、わしの意思いしをー！！究極きゅうきょく！深ふか仙せん脈みゃく疾走しっそう（ディーパス・オーバードライブ）！！」。“フフ…JOJO、私わたしの生命せいめいエネルギー全すべてを捧ささげたぞ”瞬時しゅんじにして白髪はくはつになるツェペリ。絶叫ぜっきょうするスピードワゴン「こ…こんな！こんなこと！残酷ざんこくすぎる！お…おっさん！ツェペリのおっさあーん！」。爆発ばくはつジョナサンはタルカスを３発はつで粉砕ふんさい。作者さくしゃの言葉ことばが入はいる--“そしてジョジョはまた受うけ継つぐ。彼かれの生いき方かたとその精神せいしんを…”。 ※「ジョジョ」はこの頃ころから既すでに“去さった者ものの意志いしや精神せいしんを受うけ継つぐ”ことが重要じゅうようテーマのひとつになっている。 ※P.132は特とくに間あいだの取とり方かたが絶妙ぜつみょう！１コマ目め：自分じぶんが死しぬと分わかっていてタルカスに向むかうツェペリに、スピードワゴンが背後はいごから声こえを掛かける「ツェペリのおっさん！」。２コマ目め：ピタッと立たち止どまるツェペリ。３コマ目め：緊張きんちょうの汗あせを流ながして振ふり向むくツェペリの目元めもとのアップ。４コマ目め：黙だまって見みつめるワゴンの目めのアップ。５コマ目め：絵えの白黒しろくろが反転はんてんしワゴンが「気きをつけろよおっさん！」。６コマ目め：返事へんじをせずにクルッと前まえを向むきなおすツェペリ。７コマ目め「いくぞ！ジョジョ！」このコマには人物じんぶつが描えがかれず、声こえとツェペリが歩あるいた後のちに舞まう埃ほこりしかない。８コマ目め： タルカスの目線めせんで描えがかれた、ザッザッとこちらに向むかって力強ちからづよく歩あゆみ寄よるツェペリ。この緊迫きんぱく感かん！ ※スピードワゴンは以後いご、形見かたみとなったツェペリの帽子ぼうしを被こうむっている。 　　　　ツェペリ、壮絶そうぜつ死し！！ （シーン４）５巻かん　ジョナサンVSディオ最終さいしゅう決戦けっせん 「幸みゆき…わせ…に…エリナ」これがジョナサンの最期さいごの言葉ことばだった。エリナと赤あかん坊ぼう（リサリサ）を逃にがした後のち、炎上えんじょうしながら沈しずんでいく船ふねの中なかで、ディオ（頭部とうぶ）を胸むねに抱かかえ込こむジョナサン。彼かれはディオの攻撃こうげきで喉のどに穴あなが開ひらき、呼吸こきゅうが出来できず波紋はもんも練ねれない。必死ひっしになってディオは彼かれを説得せっとくする。「離はなすんだ、考かんがえ直なおせジョジョ。お前まえに永遠えいえんをやろうではないか！その傷きずも治なおす…エリナと永遠えいえんを生いきれるぞ…ジョジョ！」だが反応はんのうはない。ジョナサンは目めを見開みひらき微笑びしょうしていた。「…ジョジョ！？こいつ…死しんでいる…！」。敵てきより主人公しゅじんこうが先さきに死しんでしまうという、衝撃しょうげき的てきな第だい１部ぶの最後さいごだった！ 　　　　「幸みゆき…わせ…に…エリナ」--ジョナサン絶命ぜつめい。 ※ここでエリナが生いき延のびたからこそ、ジョージ２世せいが生うまれ、ジョセフが生うまれ、ホリイと仗助が 生うまれ、承うけたまわ太郎たろうが生うまれ、ジョナサンの死しから１０３年ねん後ごにジョリーンが生うまれた！！ 第だい２部ぶ （シーン５）７巻かん　シュトロハイムの自爆じばく “柱はしらの一族いちぞく”サンタナに弱点じゃくてんの太陽光たいようこうを浴あびさせるべく、屋外おくがいに続つづく扉とびらに向むかうシュトロハイム。だが、左足ひだりあしをサンタナの触手しょくしゅに掴つかまれてしまう。ドアに手てが届とどかない！「あと！数すうセンチのところで！おい、ジョースター！！ ひとつ頼たのまれてくれるか！！俺おれの脚あしを切断せつだんしろッ！！そうすればあの扉とびらに手てが届とどく！」「な…なにィー！オレにそんな残酷ざんこくなことやれってのかーッ！」「はやくしろーッ！」「うるせーッ！医者いしゃでもねえ俺おれにそんなこと頼たのむなッ！」「俺おれは誇ほこり高たかきドイツ軍人ぐんじん！その程度ていどの覚悟かくごは出来できてこの任務にんむについておるのだーッ！お前まえらイギリス人じんとは根性こんじょうが違ちがうのだ、この腰抜こしぬけめがッ！」「やかましいッ！そんなに切きって欲ほしけりゃ切きってやるぜーッ！ このナチ公おおやけーッ！！」「ああ切きって欲ほしいのだーッ！！」「（くっそーッ、腰抜こしぬけかと思おもっていたが、こいつ土壇場どたんばで底力そこぢからのある男おとこだぜ！考かんがえ方かたは違ちがえど敬意けいいを表あらわすぜシュトロハイム！）すまねえ！ウオオオオーッ！」ドガッ！ジョセフは斧おのを振ふり下おろし、シュトロハイムは扉とびらを開あけた。ピッカアーッ！差さし込こむ日光にっこう！やった！…と思おもいきや、なんとサンタナはシュトロハイムの傷口きずぐち（脚あしの断面だんめん）から、彼かれの体内たいないに“ズルン！”と逃にげ込こんだ。「うおおおおおおおーッ！お、俺おれの脚あしの傷口きずぐちから体内たいないにィイイイイイ！！」「な、なんてこったッ！」。自分じぶんの体からだを抱だきしめてワナワナ震ふるえるシュトロハイム「お、お、俺おれの体内たいないにッ！サンタナがッ！」。次つぎの瞬間しゅんかん、手榴弾しゅりゅうだんを手てにしたシュトロハイムの姿すがたがあった。「こうなったら俺おれはもう助たすからん…自分じぶんごとこいつを吹ふっ飛とばす覚悟かくごよ！人間にんげんの偉大いだいさは恐怖きょうふに耐たえる誇ほこり高たかき姿すがたにある--ギリシアの史家しかプルタルコスの言葉ことばだ。フフフ、さらばだいまいましいイギリス野郎やろう…」「やめろ！」ドゴーン！爆風ばくふうで倒たおれるジョセフ。転ころがりながら涙なみだを浮うかべて叫さけぶ「ちくしょうーッ！このヘッポコ軍人ぐんじんめ、かっこつけやがってーッ！！」。 左ひだりにＪＯＪＯ、右みぎにシュトロハイム。この劇的げきてきな構図こうずを見みよッ！！ 実じつはスゴい男おとこだったシュトロハイム （シーン６）１０巻かん　シーザーの死し 太陽たいようの光ひかりを反射はんしゃさせるシャボン・レンズで「戦闘せんとうの天才てんさい」ワムウをギリギリまで追おい詰つめたものの、逆転ぎゃくてんの『神かみ砂嵐すなあらし』をくらって大量たいりょうに血ちを流ながすシーザー。なおも立たち上じょうがろうするシーザーに「やめろ…もう勝負しょうぶはついた」とワムウ。シーザーのパンチには威力いりょくがない。「みろッ！既すでに微量びりょうの波紋はもんでさえ練ねることが出来できぬほど多量たりょうの出血しゅっけつ！つまりお前まえはもう助たすからない！」。自分じぶんが流ながした血ちで滑すべり転倒てんとうするシーザー。だが彼かれは倒たおれる瞬間しゅんかん、ワムウから解毒げどく剤ざい入いりのピアスをもぎとった（毒どくを仕込しこまれたジョセフの為ために）。「なぜ貴様きさまがピアスを！」「し…死しぬのは…怖こわくねえ…ぜ。だが…俺おれは誇ほこり高たかきツェペリ家かの男おとこだ。その血統けっとうを受うけ継ついでいる」--“父とうさんはこの俺おれを息子むすこと知しらなくても自分じぶんの命いのちを犠牲ぎせいにして救すくってくれた…爺じいさんもJOJOの祖父そふジョナサンの為ために波紋はもんの力ちからを与あたえて死しんでいったというぜ…”--「こ、こんなこと、人間にんげんでねえ貴様きさまなんかに喋しゃべっても分わからなねーだろうがなァ」--“だからオレだって、なんかしなくっちゃあな…。カッコ悪わるくてあの世よに行いけねーぜ…”--「俺おれが最期さいごに見みせるのは代々だいだい受うけ継ついだ未来みらいに託たくすツェペリ魂たましいだ！人間にんげんの魂たましいだ！JOJOー！俺おれの最期さいごの波紋はもんだぜー！受うけ取とってくれーッ！」。直後ちょくご、絶命ぜつめいしたシーザーに天井てんじょうが落おちてくる。 シーザーの亡骸なきがらは瓦礫がれきに埋うまり、ピアスの入はいった真まっ赤かなシャボン玉だまだけが浮うかんでいた。ワムウは呟つぶやく… 「ヤツの血ちで作つくったシャボン玉だまか…割われない所ところを見みると、最期さいごの波紋はもんを絞しぼり切きったようだ…。まだ波紋はもんを練ねれるとは思おもわなかったが、仲間なかまのため、これを残のこすため…さっきは波紋はもんを込こめず俺おれを殴なぐったのか…」。ワムウはシャボン玉だまを割わろうとして思おもい止とどまる。「くれてやる…人間にんげんのようにセンチになったからではない…俺おれにとって強つよい戦士せんしこそ真理まり…勇者ゆうしゃこそ友ともであり尊敬そんけいする者もの！！俺おれはお前まえのことを永遠えいえんに記憶きおくの片隅かたすみに留とめておくであろうシーザー。シャボン玉だまのように華麗かれいではかなき男おとこよ」。一いち歩ほ遅おくれて到着とうちゃくしたジョセフは瓦礫がれきの下したからシーザーの血ちが流ながれ出だしているのを目撃もくげきした--「シィィザーァァァッ！うああああああああーッ！！」。 ※シーザーが敗北はいぼくしたことを知しったリサリサは、当初とうしょ、冷静れいせいさを装よそおっていた（煙草たばこは逆さかさまだったが）。だが床ゆかに流ながれ出だしたシーザーの血ちを見みた時ときに、リサリサの両りょう眼めから一気いっきに涙なみだが溢あふれ出だした。 「シィィザーァァッ！！」 ワムウもまた漢かん（おとこ） ツェペリ家かの男おとことして、未来みらいを信しんじ 人間にんげんの魂たましいを見みせつけて散ちる！ （シーン７）１１巻かん　ジョセフVSワムウ ジョゼフに必殺ひっさつ技わざの『神かみ砂嵐すなあらし』を破やぶられたワムウ。「ま…まさか、こんなことが…」１万まん２千せん年ねんという時ときを生いきてきた彼かれは、見下みくだしていた人類じんるいによってダメージを受うけ“自信じしん”と“誇ほこり”が崩くずれ去ざり茫然ぼうぜん自失じしつとなる。次つぎにワムウが とった行動こうどうは、自分じぶんの両目りょうめを指ゆびで突つくことだった。「なまじ目めが見みえたから、視力しりょくに頼たよっていたから…ヤツに虚きょを突つかれた」。角かくで風ふうの流ながれを読よみジョジョの動うごきを感かんじることにしたワムウには凄すごみがある。ジョセフは叫さけぶ 「それくらいで気圧きあつ（けお）されてたまるかーッ！！俺おれたちはシーザーを失うしなっている！それに比くらべりゃあ、てめーの目玉めだまぐらい下くだらねーぜッ！」。 その後ごも相手あいての行動こうどうの先さきを読よむ頭脳ずのう戦せん、肉弾にくだん戦せんの死闘しとうが続つづき、ついにジョセフのボウガンが放はなった鉄てつ球だまが ワムウの胸板むないたを貫通かんつうする。鉄てつ球だまは波紋はもんを帯おび、ワムウの傷口きずぐちが溶とけ始はじめる。波紋はもんで両りょう腕うでを封ふうじられたワムウは馬上もうえから回転かいてん蹴けりを試こころみるが、ジョセフの反撃はんげきに合あい、両足りょうあしをも波紋はもんで破壊はかいされる。地ちを這はう形かたちになった ワムウ。彼かれは言葉ことばを絞しぼり出だす「な、何なにということだ、このワムウ…何なにてざまだ、このワムウ！１万まん２千せん年ねんを 生いきた肉体にくたいが、こんな無惨むざんになりさらばえて可哀想かわいそうによ…」。 　　手足てあしは波紋はもん傷きずで溶とけ始はじめ、もう頭あたまの角かくしか残のこっていない ワムウは残のこされた最後さいごの力ちからを使つかって最終さいしゅう奥義おうぎ（角かくから風かぜを出だし、かまいたちを作つくる）を発動はつどうする「風ふうの最終さいしゅう流りゅう法ほう（ファイナルモード）『渾楔颯（こんけつさつ』！！」。岩いわをも切断せつだんする風ふうにジョセフは窮地きゅうちに追おい込こまれるが、ワムウが風ふうを起おこす為ために体内たいないへ空気くうきを取とり込こんでいることに気きづき、火炎瓶かえんびんを投なげてワザと切断せつだんさせる。大気たいきに飛とび散ちった油あぶらが吸すい込こまれたことを見届みとどけ、ＪＯＪＯはシーザーのバンダナに火ひを放はなった「シィーザァァー！ 頼たのむぜーッ！！！」。バンダナは切断せつだんされ細切こまぎれになったが、なおも燃もえながらワムウの体内たいないに吸引きゅういんされていった--「ワムウ、貴様きさまは戦士せんしとしてはスゴかった…だが俺おれにはシーザーという強つよい味方みかたが最後さいごまでついていたのさ」。ボゴオオオン！ワムウは体からだの内部ないぶから爆発ばくはつした！！ --頭部とうぶのみが地上ちじょうに残のこり、リサリサは“復元ふくげんする前まえに拳こぶしからの波紋はもんで完全かんぜんに消滅しょうめつさせよ”とジョセフに命めいじる。ワムウに歩あゆみ寄よるジョセフ。 「つ…ついに決着けっちゃくが着ついたな…JOJO」「ああ」「シーザーの…仇かたきを打うったな」「そうとも…！」「では…やるがいい…とどめを…」「そうかいッ！！」ドッゴオーン！ジョセフの拳こぶしはワムウの頭上ずじょうをかすめ石畳いしだたみに叩たたき込こまれた。彼かれは拳こぶしから流ながれる血ちをワムウの傷口きずぐちに垂たらした。「何なんの真似まねだ！？」「お前まえの首くびから出でている煙けむりは爆発ばくはつの煙けむりではない！…それは“波紋はもん傷きず”の煙けむりだ！先さきに胸むねや脚あしにくらった波紋はもんは、既すでに全身ぜんしんに回まわっていたようだな。おめーらにとって波紋はもんがどんなに苦くるしいかはよく知しっている。もう治なおすことは出来できねえが、俺おれの血ちでせめて痛いたみを和やわらげて死しにな！」「貴様きさまッ！このワムウに…生いき恥はじをかかせる気きか、やめろ！敵てきからの情なさけなどいらぬッ！」 「情なさけ？今いまお前まえは情なさけと言いったのか。なら、なぜお前まえはシーザーのシャボン玉だまを割わらずに残のこしておいたんだ？情なさけからか？」「それはあの男おとこが…誇ほこり高たかき戦士せんしだった…からだ！戦士せんしへの敬意けいいの為ためだ！はっ！」 「“まさかJOJO貴様きさま”と驚おどろく」「まさかッ！JOJO貴様きさま！」「そうさワムウ！戦たたかいは戦たたかいで別べつ。シーザーの悲かなしみは悲かなしみで別べつ…。俺おれもなぜかあんたに対たいして敬意けいいを払はらいたくなったのさ…この血ちはあんたへの“敬意けいい”なんだ…」「フフ…完敗かんぱいだよ。JOJO、どうやらお前まえは俺おれより戦士せんしとしても高たかみに立たった様ようだな…」。 この時とき、吸血きゅうけつゾンビ軍団ぐんだんが「あんのやろォォ、ブチ殺ころせェェェェ！」とジョセフ＆リサリサに襲おそいかかった！激怒げきどするワムウ「まていーッ！！貴様きさまらッ、何なにをする気きだーっ！！この外道げどうどもがーッ！！」。自分じぶんの角かくが折おれるまでジョセフを守まもるワムウ。「ワムウ！なぜ…！？」「このワムウ…最期さいごまでカーズ様さまの味方みかただが、吸血鬼きゅうけつきどもには手出てだしは許ゆるさん。さあ、解毒げどく剤ざいを飲のんでみせてくれ。俺おれが消滅しょうめつしちまわないうちに」だがワムウは目めも見みえず角かくも折おれている。「分わかるのか…」「触覚しょっかくも目めも言葉ことばもいらない…伝つたわるよ…動作どうさだけで充分じゅうぶんだ」。ピアス（薬くすり）をかじるジョセフ。「悔くいはない…心しんからお前まえの成長せいちょうが見みれて良よかったと思おもうよ。俺おれはお前まえに出逢であうために １万まん数すう千せん年ねんもさまよってたのかも知しれぬ」。 シューと音おとを出だしながら蒸発じょうはつしていくワムウ「さら…ば…だ…JO…JO…」。 作者さくしゃの言葉ことばが入はいる『ワムウは風ふうになった--JOJOが無意識むいしきのうちにとっていたのは「敬礼けいれい」の姿すがたで あった--涙なみだは流ながさなかったが、無言むごんの男おとこの詩し（うた）があった--奇妙きみょうな友情ゆうじょうがあった--』。 　　　 『風ふうの流りゅう法ほう（モード）』の使つかい手てだったワムウが最後さいごは“風ふうそのもの”になるという、これ以上いじょうは考かんがえられない鳥肌とりはだフィニッシュ。死闘しとうの後のちの「伝つたわるよ…」という優やさしく穏おだやかな語調ごちょうにウルウル。ジョジョ史上しじょう５本ほんの指ゆびに入はいる感涙かんるいベストバトルだった！！ （シーン８）１２巻かん　究極きゅうきょく生物せいぶつカーズの誕生たんじょう ジョセフに波紋はもん疾走しっそうを右腕うわんに叩たたき込こまれ、尖とがった水晶すいしょう石せきの岩盤がんばんに高所こうしょから落下らっかしたカーズ。体からだ中ちゅうに水晶すいしょうが刺ささり、しかも腕うでからは波紋はもん傷きずが上のぼっていく。人類じんるいの勝利しょうりは目前もくぜんだ。だが、シュトロハイム（機械きかいボディで復活ふっかつ）率ひきいるナチス親衛隊しんえいたいがカーズを包囲ほういし、紫外線しがいせん照射しょうしゃ装置そうちでトドメを刺さそうとした瞬間しゅんかん、カーズはエイジャの赤石あかしが ハマッた石いし仮面かめんを装着そうちゃくした！紫外線しがいせんは赤石あかいしで極限きょくげんまで増幅ぞうふくされカーズの体内たいないに流ながれ込こんだ。カーズの体からだは黄金おうごんの輝かがやきに包つつまれ、体内たいないと全ぜん宇宙うちゅうが一体化いったいかする感覚かんかくを味あじわう。 シイイーン。静しずまり返かえり、固唾かたずを呑のむ人間にんげんたち。グン！と立たち上あがるカーズ。同時どうじに石いし仮面かめんがバラバラと砕くだけ落おちていく。カーズの体からだの一部いちぶがリス、花はな、蝶ちょうなど様々さまざまな動植物どうしょくぶつに変容へんようしていく。 そのとき、地平線ちへいせんの彼方かなたに太陽たいようが！「や…やった！夜明よあけだッ！カーズは太陽たいようの光ひかりに弱よわい！」シュトロハイムは叫さけぶ。しかし！カーズは昇のぼる朝日あさひを背せにして不敵ふてきに笑わらう「フフフフ、フハハハハ！」。老ろうスピードワゴンは絶句ぜっくする「いかァんッ！ああ大変たいへんなことに！絶対ぜったいにまずい！究極きゅうきょくの生命せいめいとはあらゆる生物せいぶつの全すべての能力のうりょくを身みに付つけ、全すべての生命せいめいを兼かねる！そしてあの！美うつくしい！なんという輝かがやき！今いままで見みた何なによりも美うつくしい。あの太陽たいようをついに克服こくふくしたぞ！や…やつは無敵むてきになった！弱点じゃくてんはもうヤツにはない！波紋はもんもヤツには効きかないッ！不老不死ふろうふし！不死身ふじみ！誰だれも倒たおせない！“究極きゅうきょくの生命せいめい体たい”（アルティメット・シング）カーズの誕生たんじょうだッーっ！！」。 何なににでも変身へんしん、史上しじょう最さい凶きょうの敵てき！ 朝日あさひを背せに立たつ究極きゅうきょく生物せいぶつ！！ 砕くだけた石いし仮面かめん ※連載れんさい当時とうじ、このあたりは極度きょくどの興奮こうふんと緊張きんちょうで、１ページめくる度たびに心臓しんぞう発作ほっさになりかけた。地平線ちへいせんの巨大きょだいな太陽たいようを背せに立たつカーズは、敵てきながらあまりの神々こうごうしさにシビレまくったーッ！！ （シーン９）１２巻かん　ジョセフVSカーズ〜ラスト・バトル 不老不死ふろうふしで全ぜん生物せいぶつの長所ちょうしょを兼かね備そなえた究極きゅうきょく生物せいぶつカーズ。人々ひとびとが絶望ぜつぼうに打うちひしがれている中なか、「たった一ひとつだけ策さくはある！とっておきのやつだ！」とクールなジョセフ。シュトロハイムたちが息いきを呑のむ。「フフフフ…逃にげるんだよォォォーッ！」全力ぜんりょくで走はしり去さるジョセフ。カーズは“ワムウとエシディシの復讐ふくしゅうとけじめ、貴様きさまだけは殺ころす！”と腕うでを翼つばさに変かえて追おって来きた！ジョセフは軍用ぐんよう機きに飛とび乗のって逃亡とうぼうする。羽はねの一部いちぶをアルマジロの甲羅こうらのように硬質こうしつ化かさせ、コクピットに撃うち込こんで来くるカーズ。羽はねはピラニアになりジョセフに食くらいつき、続つづいて巨大きょだいなタコになってプロペラ・エンジンを解体かいたいした「ぎゃあーッ！信しんじらんねーッ！」。 炎ほのおに包つつまれる機体きたい。パラシュートで脱出だっしゅつしたジョセフにカーズが襲おそい掛かかる。だが、ぶら下さがっていたのは布ぬのを束たばねた人形にんぎょうだった。ジョセフはまだコクピットにいたのだ！操縦そうじゅう桿を握にぎってカーズに体当たいあたりし、眼下がんかのイタリア・ヴァルガノ島とうの火山かざんに突つっ込こんで行いく。 「やつはこの“地球ちきゅう”に現あらわれた完全かんぜん生物せいぶつ！しかしその“地球ちきゅう”ならッ！生命せいめいを誕生たんじょうさせたこの“地球ちきゅう”なら、あの生物せいぶつを葬ほうむってくれるかも知しれねえッ！“火山かざん”の溶岩ようがんにヤツを突つっ込こんでブッ殺ぶっとばしてやるぜーッ！」。機体きたいから離はなれようとしたカーズは、飛行機ひこうきの翼つばさに潜ひそんでいたシュトロハイムのロケットパンチで再ふたたび機体きたいに串刺くしざしになった 「カーズ…この飛行機ひこうきは貴様きさまの棺桶かんおけよ！」。火口かこうに落下らっかする直前ちょくぜん、シュトロハイムは脱出だっしゅつしたジョセフを空中くうちゅうで抱いだきかかえ着地ちゃくちする。機械きかい化かされた下半身かはんしんは粉々こなごなになったが、ジョセフは流血りゅうけつしつつも何なにとか無事ぶじだった。 火口かこうの中なかで咆哮ほうこうするカーズ「オゴォアアアアア！」溶岩ようがんで皮膚ひふがドロドロになっていく。「プロテクターだ！貝かいや！カニのような！プロテクターを身みにまとうのだッ！」ボディを甲羅こうらが覆おおう。だが溶岩ようがんの温度おんどは岩いわをも溶とかす1000度ど！「き…きかぬ！」カーズは溶岩ようがんの海うみに沈しずんだ。拳こぶしを振ふりかざすジョセフ「や…やっつけた！ついに カーズを！やっつけたぞォォォォ！」。 だが！喜よろこびも束つかの間ま、足元あしもとの岩盤がんばんの割われ目めから鋭利えいりな刃はが空そらを斬きり、ジョセフの左腕さわんが宙ちゅうを舞まった！溶岩ようがん流りゅうの中なかから現あらわれるカーズ。ヤツは“泡あわ状じょう”のプロテクターを身みにまとって生いき延のびたのだ。“泡あわ”なら溶岩ようがんと肉体にくたいの間あいだに空気くうきの層そうが出来でき、熱ねつをシャットアウト！表面ひょうめんが燃もえても次々つぎつぎと泡あわを生産せいさんすれば活動かつどう可能かのうだ。カーズはついに“地球ちきゅう”をも克服こくふくしてしまった！腕うでを押おさえてジョセフは絶叫ぜっきょうする「うああああああああ！」。「ンンンン、いい声こえだ！実じつに良よい響ひびきだ…その絶叫ぜっきょうを聞ききたかったぞ、JOJO！」。震ふるえるシュトロハイム「か…『神かみ』だ！や…やつは『神かみ』になったんだ…！我々われわれ…人間にんげんは、か…『神かみ』にだけは勝かてない！服従ふくじゅうしかないんだ！」。 満足まんぞく気きにJOJOの絶叫ぜっきょうを聞きく 便利べんりな泡あわ状じょうプロテクター 「おああああ！くらえ！波紋はもん疾走しっそう！」ジョセフは挫くじけず波紋はもん蹴けりをみまった！「波紋はもん？波紋はもん疾走しっそうだとォーッ！」カーズはジョセフの膝ひざを肘ひじで砕くだいた「フン！」。「うがァァァ！」ジョセフの膝ひざが溶とけている「バ…バカなッ！俺おれの脚あしが溶とけるこの効果こうかは！」「そうだッ！波紋はもんだよォ！このマヌケがァァーッ！太陽たいようを克服こくふくしたこのカーズに出来できないと思おもったのかッ！このウスノロめがァ！」。人間にんげんとて強つよい直射ちょくしゃ日光にっこうを浴あびれば火傷かしょうで水みずぶくれになるが、カーズはその数すう百ひゃく倍ばいの波紋はもんを練ねったため、JOJOの脚あしの肉にくが液体えきたい化かし始はじめ、さらに気化きかしていく“決定的けっていてきだ…俺おれはこれから死しぬんだな”。シュトロハイムも動うごけず、生いきながら蛇へびにのまれる蛙かえるの気持きもちを理解りかいした。カーズは勝利しょうりを確信かくしんし、トドメの波紋はもんを練ねった！コオオ（波紋はもん呼吸こきゅう）！「無限むげんの谷たに底そこへッ！溶とけて流ながれ落おちろォォォォ！」。 カーズがメガ波紋はもんを流ながそうとしたその時とき、ジョセフはとっさに“波紋はもん増幅器ぞうふくき”である『エイジャの赤石あかし』をかざした！ギャドン！赤石あかしを突つき抜ぬけたメガ波紋はもんはジョセフの手ても貫通かんつうし、スーパー爆裂ばくれつメガ波紋はもんとなって地面じめんに流ながれ込こんだ！そのエネルギーは一気いっきに噴火ふんか活動かつどうのパワーとなった！足元あしもとで大だい噴火ふんかが起おこり、ジョセフとカーズは岩盤がんばんごと押おし上あげられたッ！２人ふたりを載のせた岩盤がんばんはどんどん空そらに上昇じょうしょうする。「フン！鳥とりに変身へんしんして逃のがれてやるッ！」ところが、羽はばたいた瞬間しゅんかん、先さきほど切断せつだんされたジョセフの手てが、下したから“ドスッ”と胸元むなもとに突つき刺ささった。 「カーズ、貴様きさまは『これも計算けいさんのうちかJOJO』…と言いう」「これも計算けいさんのう…」ドゴドゴドゴドゴ！JOJOの腕うでに気きをとられた一瞬いっしゅんがカーズの運命うんめいをわけた！避さけられる筈はずの下したからの灼弾岩がんにさらに押おし上あげられた！！ジョセフは天てんに消きえて行いくカーズに吠ほえた「当あたり前まえだぜッ！このJOJOは何なにから何なにまで計算けいさんづくだぜーッ！（本当ほんとうは違ちがうけどカーズが悔くやしがるならこう言いってやるぜ！ケッ！）」。 カーズの頭上ずじょうに星ほしが見みえた「星ほし！？バ…バカなッ！」※実際じっさいに火山かざんの噴射ふんしゃ物ぶつは大気圏たいきけん外がいまで吹ふっ飛とんでいく事例じれいがある。地球ちきゅうのパワーをもってしてもカーズを殺ころすことは出来できなかったが、地球ちきゅうはカーズを大気圏たいきけん外がいに追放ついほうしたのだ。 ジョセフは力尽ちからつきて突つっ伏ぷした“終おわった…お婆ばあちゃん、シュトロハイム…スピードワゴン、スモーキー…そしてリサリサ…皆みなあばよ”。 　　　薄命はくめいはジョースター家かの宿命しゅくめいなのか！？ 「宇宙うちゅう空間くうかんだと！？」眼下がんかに地球ちきゅうを見下みおろし虚空こくうの暗闇くらやみに浮うかぶカーズ。「フンッ！体内たいないから空気くうきを噴出ふんしゅつさせて！その圧力あつりょく抵抗ていこうで軌道きどうを変かえ！地球ちきゅうへ戻もどってやるわ！」バリッ！背中せなかから６本ほんの管かんが現あらわれ空気くうきを噴射ふんしゃした！みるみるカーズの顔かおが引ひきつり凍結とうけつしていく！「ぎぃゃぁぁあああ！だ…だめか！こ…！凍こおるッ！く…空気くうきが凍こおってしまう！外そとに出でると凍こおってしまうッ！き…軌道きどうを変かえられん、も…戻もどれんッ！」。 作者さくしゃの結むすびの言葉ことばが入はいる『カーズは２度どと地球ちきゅうへは戻もどれなかった…。鉱物こうぶつと生物せいぶつの中間ちゅうかんの生命せいめい体たいとなり永遠えいえんに宇宙うちゅうをさ迷まようのだ。そして死しにたいと思おもっても死しねないので--そのうちカーズは、考かんがえるのをやめた』。 ※JOJOは運うんよく海うみに落下らっかしてヴェネチアの漁船ぎょせんに救助きゅうじょされた。そうこなくっちゃ！(*^o^*) カーズは考かんがえるのをやめた 「RRRRRYYYEEEEE！宇宙うちゅう空間くうかんだと！？」 ●ミニ・コラムその１〜カーズにだって良よい所ところはある！ カーズはリサリサ戦せんの「勝かてばよかろうなのだァァァァッ！！」（影武者かげむしゃで騙かたまし討うち）のインパクトが強つよすぎて、“卑劣ひれつ”“姑息こそく”というイメージが定着ていちゃくしてしまったが、よく読よめば良よい所ところもあったりする。 〔９巻かん〕子犬こいぬを助たすけるカーズ※右みぎから読よんでね！ チンピラを成敗せいばい、 小犬こいぬセーフ 腕うでから刀かたな！ 小犬こいぬ、大だいピンチ！ （カーズは歩道ほどう） チンピラの 暴走ぼうそう車しゃ接近せっきん カーズに甘あまえる小犬こいぬ 〔10巻かん〕足下あしもとの花はなをよけるカーズ 着地ちゃくち成功せいこう！その“ある物もの”とは… 小ちいさな花はなだった！カーズは雪ゆき中ちゅうと いう厳きびしい環境かんきょうの中なかで懸命けんめいに 生いきる花はなを踏ふみたくなかったのだ！ 戦闘せんとう中ちゅうに崖がけから落下らっかした彼かれは、“ある物もの” が地面じめんにあったので、それを避さける為ために こんなに必死ひっしこいて横よこっ飛とびをした！！ （ありえない） ワムウが逆ぎゃく 転ころがしてホッ。 彼かれをこんなに 心配しんぱいしてた 「エシディシが死しを賭として郵送ゆうそうして くれた！その意志いしを無駄むだに出来できな い！」と、クールを装よそおいながらも、 実じつはとても友情ゆうじょうに厚あつかったカーズ 崖がけから落おちる直前ちょくぜんのカーズは平気へいきで何人なんにんも人ひとを殺あやめていたので、それに続つづく小しょう花はなをよけているカットは非常ひじょうに印象いんしょう的てきだった。生物せいぶつ界かいの頂点ちょうてんに君臨くんりんしているからこそ、命いのちに対たいして極きわめて平等びょうどうに接せっすることができるのかも知しれない（カーズは影武者かげむしゃがいたけど、ワムウの死しの直後ちょくごに過去かこを回想かいそうしてるし、殆ほとんどが本人ほんにんだろう）。 絵え　ニューさん 第だい３部ぶ （シーン１０）１４巻かん　アヴドゥルVSポルナレフ DIOの手下てしたとして現あらわれたポルナレフ。巧たくみな剣けんさばきでアヴドゥルの炎ほのおを切断せつだんし得意とくいになっていたが、地中ちちゅうからのC・F・H・S（クロス・ファイヤー・ハリケーン・スペシャル）に気きがつかず、炎ほのおに包つつまれる。「炎ほのおに焼やかれて死しぬのは苦くるしかろう。その短剣たんけんで自害じがいするといい…」倒たおれたポルナレフの眼前がんぜんに、短剣たんけんを残のこして立たち去さるアブドゥル。 ポルナレフは短剣たんけんを取とると、背中せなかを向むけたアブドゥルに投なげようとしたが、思おもい直なおして自分じぶんの喉元のどもとに刃はを突つき立たてる。「自惚うぬぼれていた、炎ほのおなんかに私わたしの剣けんさばきが負まけるはずがないと…（彼かれは短剣たんけんを捨すてる）フフ…やはりこのまま潔いさぎよく焼やけ死しぬとしよう…それが君きみとの闘たたかいに敗やぶれた私わたしの、君きみの“能力のうりょく”への礼儀れいぎ…自害じがいするのは無礼ぶれいだな…」。アブドゥルは驚おどろいて振ふり返かえり炎えんを消けす。「あくまでも騎士きし道どうとやらの礼れいを失うせぬ奴やつ！しかも私わたしの背後はいごからも短剣たんけんを投なげなかった…！DIOからの命令めいれいをも越こえる誇ほこり高たかき精神せいしん！殺ころすのは惜おしい！」。肉にくの芽めを除去じょきょされたポルナレフは旅たびの仲間なかまになった。 　　 自害じがいするのは無礼ぶれいだから焼やけ死しぬと言いうポルポル。アッパレ！！ （シーン１１）１９巻かん　アヴドゥルとの再会さいかい 願ねがいを３みっつまでかなえるというカメオに「金持かねもち」「妹いもうとの復活ふっかつ」「アヴドゥルの復活ふっかつ」を願ねがったポルナレフ。金貨きんかやJ・ガイルに殺ころされた筈はずの妹いもうとが現あらわれるがそれらは土どで出来できたものだった。蘇よみがえった妹いもうとは“まだ体からだが完全かんぜんに出来できてないから肉にくを食たべたい”とポルナレフに噛かみ付つく。ポルナレフは泣なきながら「妹いもうとを消けしてくれ！土どに戻もどしてくれ！」とカメオに頼たのむが、「既すでにアヴドゥルが蘇よみがえっている」と却下きゃっかされる。妹いもうととアヴドゥルの土人どじん形がたに追おわれるポルナレフ。妹いもうとは飛とび掛かかってポルナレフの肩かたを食くいちぎる。「お前まえたち…もういい！土どに帰かえってくれ！お願ねがいだッ！来こないでくれェーッ！」。意識いしきが遠とおのいていくポルナレフの目めに２人ふたりのアヴドゥルが映うつる。“幻覚げんかくを見みるとは本格ほんかく的てきに死しが迫せまってきたってことか…”。だが、幻覚げんかくではなかった！本物ほんもののマジシャンズ・レッドが土人どじん形がたを打うち砕くだいた！ 「モハメド・アヴドゥル！」「YES,I AM！チッ♪チッ♪」インドのホル・ホース戦せんの顛末てんまつを聞きかされたポルナレフは、涙なみだを浮うかべて呟つぶやく「３みっつめの…第だい３の願ねがいだけは本物ほんものだ…かなった…」。 ポルナレフがどんなにアヴドゥルの事ことに ついて責任せきにんを感かんじていたかが分わかる涙なみだ アブドゥルの有名ゆうめいな「 ＹＥＳ，Ｉ　ＡＭ！ 」 （シーン１２）２０巻かん　ンドゥールの死し 水みずを自在じざいに操あやつる盲目もうもくの刺客しかくンドゥール。承うけたまわ太郎たろうは次々つぎつぎと仲間なかまが倒たおれていく中なか、スタープラチナをボディに叩たたき込こんで激戦げきせんを制せいする「安心あんしんしな…手加減てかげんしてある…致命傷ちめいしょうじゃあない」。だが次つぎの瞬間しゅんかん、ンドゥールはスタンドで自みずからの頭あたまを打うち抜ぬいた。DIOの情報じょうほうをき出きだされる前まえに先手せんてを打うったのだ。「バカな、自分じぶんのスタンドで自分じぶんを！」「喋しゃべるわけにはいかないよ、あの方ほうにとって少すこしでも不利ふりになることはな…フフフフ」「てめーら、何なにだってそんなにしてまでDIOに忠誠ちゅうせいを誓ちかう？」「（スタンドがあるので）子こどもの頃ころから死しの恐怖きょうふはなかった。どんなヤツにだって勝かてたし犯罪はんざいや殺人さつじんも平気へいきだった。そんな俺おれが初はじめて、この人ひとにだけは殺ころされたくない、と心しんから願ねがう気持きもちになった。その人ひとはあまりにも強つよく、深ふかく、大おおきく、美うつくしい…そして、この俺おれの価値かちをこの世よで初はじめて認みとめてくれた…この人ひとに出会であうのを、俺おれはずっと待まっていたのだ。死しぬのは怖こわくない、しかし、あの人ひとに見捨みすてられ殺ころされるのだけはいやだ。悪あくには悪あくの救世主きゅうせいしゅが必要ひつようなんだよ。フフフフ」。ンドゥール絶命ぜつめい。 敵てきがただのヤラレ役やくではなく、信念しんねんと誇ほこりを持もって戦たたかっているのも「ジョジョ」の特徴とくちょう！！ （シーン１３）２４巻かん　イギーVSペットショップ 　 ジョジョ24巻かんの“トコトコ”イギーのかわいさは異常いじょう！（笑） DIOの館かんを警備けいびしている極悪ごくあくハヤブサのペットショップ。館かんに近ちかづくものは、人間にんげんであろうと犬いぬであろうと容赦ようしゃなく殺ころす。偶然ぐうぜん、館かんを発見はっけんしたイギーは「俺おれはDIOとは関係かんけいない。むりやりエジプトに連つれて来きたられて、たまたまジョースターたちと一緒いっしょになっただけなんだ。闘たたかうのなんてごめんだぜ！こんな凶暴きょうぼうなヤツと一文いちぶんの得とくにもならねえ闘たたかいをして、危険きけんな目めにあう気きはさらさらねえぜッ！」と立たち去さろうとする。ところが、迷子まいごの飼かい犬いぬを探さがして少年しょうねんが館かんの門もんをくぐるのを見みて、イギーはペットショップの前まえに立たちはだかった「やれやれ…犬いぬ好すきの子こどもは見殺みごろしには…できねーぜ！この鳥とり公こう！来くるなら来こい！ブッ殺ぶっとばしてやる！」。 だが鳥とり公こうはメチャクチャ強つよかった。氷こおりを操あやつるスタンドで、何なん発はつも“つららミサイル”を撃うってきた。下水げすい管かんに逃にげ込こむイギー。なんとか砂すなで分身ぶんしんを作つくって囮おとりにし、敵てきの腹はらにダメージを与あたえた。しかし、鳥とり公こうは傷口きずぐちを凍こおらせて止血しけつし、一気いっきに下水道げすいどうを氷河ひょうがにする。イギーは左ひだり前足まえあしと氷こおりがくっついてしまった！「なにィィィーッ！しまったッ！足あしが取とれないッ！」そこに飛とんでくる氷こおりの弾丸だんがん。イギーは自分じぶんで足あしを切断せつだんし、外そとの川かわに脱出だっしゅつした。「足あしを捨すてなければやられていた…」水中すいちゅうに砂すなでドームを作つくり、傷きずを癒いやすイギー。だが鳥とり公こうはドームにつららミサイルを放はなち穴あなを開あける。パニくるイギー。正面しょうめんに現あらわれた鳥とり公こうは、口くちを開あけ眼前がんぜんでミサイルを射出しゃしゅつしようとした。イギーはとっさに ドームを潰つぶし、その空気圧くうきあつで鳥とり公こうに突進つきすすめ、口くちばしに噛かみ付つきバキバキと砕くだいた。間一髪かんいっぱつの逆転ぎゃくてん勝利しょうり！だが、 川面かわもに浮うかぶイギーは体力たいりょくの限界げんかい。「やった…やっつけたぞ鳥とり公おおやけめ…ざまあみろ…。しかし…も…もうだめだ…出血しゅっけつも酷ひどいし、岸きしまで泳およぐ…気力きりょくも…ないぜ…お、溺おぼれる。何なんのトラブルもない…人生じんせいを送おくるはずだったのに…ちくしょう…ミスったぜ…」ブクブクと沈しずんでいくイギー。ザバァッ！飛とび込こんで助たすけてくれたのは例れいの少年しょうねんだった。イギーの耳みみに少年しょうねんの声こえが響ひびく「死しんじゃだめだよ、ガンバルんだよ！」。 セリフがないことで逆ぎゃくにイギーの色いろんな感情かんじょうが読よみ手てに流ながれ込こんでくる ※エジプト神話しんわ基礎きそ知識ちしき→エジプト神話しんわにおけるホルス神しんは天空てんくうの神かみにして最高さいこう神しん（最高さいこう神しんは初期しょきの太陽たいよう神しんラーから冥界めいかい神しんオリシスに変かわり、そしてホルスに変遷へんせん）。冥界めいかいの神かみオシリスと自然しぜんの女神めがみイシスとの子こで、頭部とうぶは隼はやぶさで体からだが人間にんげん。父ちちオシリスが弟おとうとの邪神じゃしんセトに殺害さつがいされたことから、ホルスは伯父おじのセトを討うって復讐ふくしゅうを果はたしエジプト王おう（ファラオ）となった。そして王権おうけんの守護神しゅごじんとしてエジプト全土ぜんどで崇あがめられてきた。 また神話しんわでは、死者ししゃはオシリス神しんの法廷ほうていで審判しんぱん（計量けいりょう）を受うける。自分じぶんの心臓しんぞうと「真理しんり神しんマートの羽はね」をアヌビスorホルスが天秤てんびんにかけ、釣つり合あいがとれればオシリスが永遠えいえんの命いのちを与あたえ、好すきな生いき物ものに転生てんせいできた。だが、心臓しんぞうの方ほうが重おもければ罪人ざいにんとして怪物かいぶつアメミットに魂たましいごと食たべられた。 （シーン１４）２６巻かん　イギーの死し 亜あ空間くうかんに潜ひそみ、突如とつじょとして現実げんじつ空間くうかんに現あらわれては、物質ぶっしつ（人間にんげん）を削けずり取とっていく恐怖きょうふのスタンド使づかいヴァニラ・アイス。最初さいしょにヴァニラの攻撃こうげきに気きづいたのはアヴドゥル「一体いったいなんだコイツはーッ！バカな、イギーの鼻はなにも私わたしの炎ほのおにも反応はんのうしていないのに、いきなり現あらわれた！！」。彼かれはポルナレフとイギーを突つき飛とばして自分じぶんが犠牲ぎせいになり、腕うでだけがこの世よに残のこった。愕然がくぜんとするポルナレフ「な…なんだ、こ…この腕うでは…おい！アヴドゥルどこへ行いった！？アヴドゥルーッ！！」。 “敵てきはどこから現あらわれるんだ！？”ポルナレフとイギーは背中合せなかあわせに全ぜん方角ほうがくを注視ちゅうしする。今度こんどはポルナレフの足元あしもとから現あらわれ、彼かれの左ひだり足首あしくびから先さきを削けずりとっていった。イギーは砂すなで偽にせDIOを造つくり、ヴァニラを背後はいごから攻撃こうげきするが見破みやぶられて偽にせDIOは粉々こなごなにされた。「よくも！このクソ犬いぬがッ！私わたしにDIO様さまの“姿すがた”を破壊はかいさせたなァァーッ！」プツンとキレたヴァニラはイギーをスタンドで攻撃こうげきせず、直接ちょくせつ自分じぶんの足あしで蹴けり上あげた。「蹴けり殺ころしてやるッ！このド畜生ちくしょうがァーッ！」ドゴッ！ドガッ！ドゴッ！「やめろォォーッ！ヴァニラ・アイス！」ポルナレフは攻撃こうげきと同時どうじに砂すなを巻まき上あげた。空気くうき中ちゅうに漂ただよう砂すなから、移動いどう中ちゅうのヴァニラの位置いちを捉とらえようというのだ。いったん亜あ空間くうかんに入はいったヴァニラが姿すがたを現あらわした瞬間しゅんかん、チャリオッツの剣けんが口内こうないを突つき刺さした！しかし、逆ぎゃくにポルナレフは左手ひだりてと左ひだり腿ももの半分はんぶんを呑のみ込こまれてしまう。 再ふたたび亜あ空間くうかんに消きえたヴァニラは円えんを描えがきながら接近せっきんしてきた。円えんは徐々じょじょに小ちいさくなり、直撃ちょくげきするのは時間じかんの問題もんだいだった。一方いっぽう、イギーは片目かためを潰つぶされ、へし折おられた骨ほねが何なん本ほんも肺はいに突つき刺ささり大量たいりょうに出血しゅっけつしていた。万事休ばんじきゅうす。ポルナレフは死しを悟さとり、イギーだけでも逃にがそうと、チャリオッツで掴つかんで部屋へやの隅すみに運はこんだ。あと数すう秒びょうでポルナレフはこの世よから消きえる…。 中央ちゅうおうにいるポルに向こうかて円えんを小ちいさくしていくヴァニラ 腕うでだけが残のこったアヴドゥル 「ガボッ」ポルナレフを見みていたイギーは、血ちを吐はきながらヨロヨロと立たち上あがりザ・フールを出だそうとした。驚おどろくポルナレフ「じっとしてろバカ…おめえはそれ以上いじょう動うごいたりスタンドパワーを使つかったら、折おれた骨ほねが肺はいに食くい込こんで間違まちがいなく死しぬぜ！砂すなの中なかに隠かくれて死しんだふりしてろッ！」。足あしに力ちからが入はいらず崩くずれるイギー。だが震ふるえる足あしで再ふたたび立たとうとする。「おい、何なにを気取きどってんだバカ！おめーは生いき残のこってこいつのことをジョースターさん達たちに教おしえろ！」。ヴァニラがついにポルナレフの背後はいごに迫せまった「あばよ。イギー」。ポルナレフのイヤリングだけがその場ばに残のこった…。 戦たたかいを制せいしたヴァニラが姿すがたを現あらわす。するとなぜか頭上ずじょうから血ちが落おちてくる。なんとザ・フールがポルナレフを天井てんじょうまで持もち上あげていたのだッ！「イギー、スタンドを使つかうなとあれほど言いったのに…カッコつけやがって」「ガハッ（血ちを吐はくイギー）」「あれほど言いったのに…」ポルナレフの頬ほおを涙なみだがつたう。イギーは「ニヤリ」と笑わらうと力尽ちからつきて死しぬ。「イギィーイイイイー！！」。イギーが絶命ぜつめいするとザ・フールも消きえた。落下らっかするポルナレフはそのままヴァニラの脳天のうてんをチャリオッツで貫つらぬき、ヤツの首くびをゴキンと回転かいてんさせる。そして吸血鬼きゅうけつき化かしていた体からだを太陽たいようの中なかに放ほうり込こみ蒸発じょうはつさせた。ヴァニラの体からだから発生はっせいした煙けむりが空そらに昇のぼって行いく。一瞬いっしゅんその形かたちがアヴドゥル＆イギーに見みえた「ア…アヴドゥル！イ…イギー！」。煙けむりはやがて消きえる。「（まだDIOとの対決たいけつが残のこっており）今いまの俺おれには悲かなしみで泣ないている時間じかんなんかないぜ」そう言いって立たち上あがろうとするポルナレフの手ての甲こうに、しずくが次々つぎつぎと落おちるのだった…。 ※波紋はもんを使つかわずに吸血鬼きゅうけつきを倒たおしたポルナレフとイギーの強つよさは特筆とくひつすべき！ 笑わらいながら死しんでいくイギー ポルナレフ男泣おとこなき ヴァニラの頭上ずじょうでポルナレフを包つつみ込こむザ・フール （シーン１５）２７巻かん　花京院かきょういんの死し 花京院かきょういんは子こどもの時ときから自分じぶんのスタンドを見みる度たびに“きっと一生いっしょう親友しんゆうはできない”と思おもっていた。なぜなら友達ともだちは誰だれもスタンドが見みえなかったからだ。“見みえない人間にんげんと真しんに気持きもちが通かようはずがない”と孤独こどく感かんを深ふかめていた。そう、ジョースター達たちと出会であうまで。花京院かきょういんはDIOと戦たたかいながら自問じもんする“（死しんだ）アヴドゥルとイギーのことを考かんがえると、背中せなかに鳥肌とりはだが立たつのはなぜだろう。それは目的もくてきが一致いっちした初はじめての仲間なかまだったからだ！”。 DIOを倒たおすべく「法皇ほうおう（ハイエロファント）の結界けっかい」を張はり巡めぐらす花京院かきょういん。「くらえッ！DIOッ！半径はんけい２０ｍ、エメラルド・スプラッシュをーッ！」渾身こんしんの力ちからを込こめて発射はっしゃする。だが、DIOはザ・ワールドで時ときを止とめ、花京院かきょういんの上半身じょうはんしんをパンチで撃うち抜ぬき（胴体どうたいを貫通かんつう）吹ふき飛とばした。次つぎの瞬間しゅんかん、花京院かきょういんの体からだはビル屋上おくじょうの給水きゅうすいタンクにめり込こんでいた。 「い…いったい…何なにが起おこったのだ…やられてしまったのか…う…動うごけない…。だめだ…致命傷ちめいしょうのようだ。声こえも出でない。指ゆび一いち本ほんさえ動うごかせない…。今いま…カイロは５時じ１５分ふんか…日本にっぽんは時差じさがあるから夜よるの１２時じ頃ごろか…父とうさんと母かあさんは何なにをしているのだろう…もう眠ねむっているのだろうか？心配しんぱいかけてすみません」。 そして彼かれは、薄うすれゆく意識いしきの中なかで、なぜ少すこしの時間じかん差さもなく「結界けっかい」が「同時どうじ」に切断せつだんされたのか考かんがえ、「時じ」が止とまっていたという答こたえに辿たどり着つく。「つ…伝つたえなくては、このことをッ！この恐おそろしい事実じじつをなんとかして…。なんとかしてジョースターさんに伝つたえなくては…このままだと…皆みなが負まけてしまう…！」。花京院かきょういんはDIOと戦闘せんとう中ちゅうのジョセフに伝つたえようと、最後さいごの力ちからを振ふり絞しぼって時計とけい台だいにエメラルド・スプラッシュを撃うち込こむ。時計とけいの針はりを破壊はかいして、時計とけいを止とめたのだ。「さ…最後さいごの…エメラルド・スプラッシュ…。メ…ッセージ…で…す。これが…せい…いっぱい…です。ジョースター…さん、受うけ取とって…下ください…伝つたわって…下ください…」--花京院かきょういん典明のりあき、死亡しぼう。 花京院かきょういんもまた逝ゆく… パンチが貫通かんつう。圧倒的あっとうてきなパワー！ （シーン１６）２８巻かん　１００年ねんの因縁いんねんに決着けっちゃく 時どきを止とめる『ザ・ワールド』を身みにつけたDIOは、帝王ていおうとも言いうべき強つよさだった。承うけたまわ太郎たろうは死しんだふりをしてＤＩＯの隙すきを引ひき出だそうと、自分じぶんの心臓しんぞうをスタープラチナで握にぎって鼓動こどうを止とめるという荒業あらわざまでやる羽目はめになる。そこまでして会心かいしんの一いち撃げきをＤＩＯに叩たたき込こんだ承うけたまわ太郎たろうだったが、ＤＩＯは逃走とうそう中ちゅうに策さくをめぐらしジョセフの血ちを吸すうことに成功せいこうする。首くびから下したがジョナサンの肉体にくたいであったＤＩＯは、ジョースター家かの血ちを何なにより求もとめていたのだ「馴染なじむ。実じつに！馴染なじむぞ！フハハハハハハハ！この肉体にくたいは１００年ねん前まえのジョナサン・ジョースター…今いま吸すい取とったのは、その孫まごジョセフの血ち…そしてわざわざここまでオレを逃のがしてくれたのは承うけたまわ太郎たろう…お前まえ自身じしんだ…クックックッ！ジョースターの血統けっとうというのは我わが運命うんめいという路上ろじょうに転ころがる犬いぬのクソのように邪魔じゃまなもんだったが…最後さいごの最後さいごはこのＤＩＯに利用りようされるのがジョースターの宿命しゅくめいだったようだ…！フハハハハハハ！」。 パワーアップしたDIOは、それまで５秒びょうだった静止せいし時間じかんを９秒びょうまで延のばすようになった「１００年ねん前まえに不老不死ふろうふしを手てに入いれたが、これほどまでに絶好調ぜっこうちょうのハレバレとした気分きぶんはなかったなァ。フッフッ、ジョースターの血ちのおかげだ。本当ほんとうに良よく馴染なじむ。最高さいこうに『ハイ！』ってやつだアアアアアハハハハハハーッ！」。 だが、一方いっぽうで承うけたまわ太郎たろうもまた、DIOとの激闘げきとうの中なかで同おなじ能力のうりょくを開眼かいがんさせていく。２秒びょうだけでもＤＩＯの静止せいし時間じかんの中なかを動うごけるようになった！両者りょうしゃの能力のうりょくが共通きょうつうしていたのは、DIOの体からだが祖先そせんジョナサンの体からだということも大おおきく関係かんけいしているのだろう。 うち捨すてられたジョセフの体からだを見みて承うけたまわ太郎たろうはキレた「や…野郎やろう！こんなことを見みせられて頭あたまに来こねえヤツはいねえッ！」。   「クックックッ、最終さいしゅうラウンドだ！いくぞッ！『世界せかい』（ザ・ワールド）、時じよ止とまれッ！」。承うけたまわ太郎たろうは最初さいしょこそ反撃はんげきしてＤＩＯの拳こぶしを砕くだいたが、動うごけなくなった後のちはボコられて吹ふっ飛とぶ。「間髪かんぱつ入いれず最後さいごの攻撃こうげきだッ！正真正銘しょうしんしょうめい、最後さいごの時間じかん停止ていしだ！これより静止せいし時間じかん９秒びょう以内いないにッ！カタをつけるッ！ザ・ワールド！」。 ところが５秒びょう経たっても承うけたまわ太郎たろうの視界しかいにＤＩＯが現あらわれない“（ＤＩＯが何なにを策さくしていようが）俺おれが思おもう確たしかなことは、てめーのツラを次つぎに見みた瞬間しゅんかん、オレはたぶん…プッツンするだろうということだぜ”。６秒びょう経過けいか！“来きやがれ…ＤＩＯ…”。７秒びょう経過けいか！突然とつぜん、承うけたまわ太郎たろうの頭上ずじょうに大おおきな影かげが落おちる。ＤＩＯは巨大きょだいなロードローラーを落下らっかさせたのだ「ロードローラーだッ！」。プッツーン！下したから仰向あおむけでオラオラ・ラッシュをローラーにブチかます承うけたまわ太郎たろうと、上うえから押おし潰つぶすべく無駄むだ無駄むだ・ラッシュを繰くり出だすＤＩＯ。「オラオラオラオラオラオラオラオラオララオラ！」「もう遅おそい！脱出だっしゅつ不可能ふかのうよッ！無駄むだ無駄むだ無駄むだ無駄むだ無駄むだ無駄むだ無駄むだ無駄むだ無駄むだ無駄むだ無駄むだ無駄むだ無駄むだァーッ」ドコドコドコ！ガンガンガン！８秒びょう経過けいか！「ＷＲＹＹＹＹ！ブッ潰つぶれよォォッ！」「オラアアーッ」ドグシアァ！ローラーは着地ちゃくちした。９秒びょう経過けいか…！ローラーの上うえに仁王立におうだちするＤＩＯ「不死身ふじみッ！不老不死ふろうふしッ！スタンドパワーッ！取とるに足たらぬ人間にんげんどもよ！支配しはいしてやるぞッ！！我わが“知ち”と“力ちから”のもとにひれ伏ふすがいいぞッ！」勝利しょうりという美酒びしゅに酔よいしれるＤＩＯ。 　 ロードローラーの上下じょうげでオラオラＶＳばーさす無駄むだ無駄むだラッシュ ジョセフから吸血きゅうけつ直後ちょくごのDIO。絶好調ぜっこうちょう！ 「（どれ、承うけたまわ太郎たろうの血ちでも吸すい取とっておくか…）な…なんだ？体からだの動うごきが、に…鈍にぶいぞ！？ち…違ちがう、動うごきが鈍にぶいのではない…、う…動うごけんッ！ば…ばかな、ま…全まったく…体からだが動うごかん！？」「１１秒びょう経過けいかだぜ。動うごける時間じかんはそこまでのようだな、ＤＩＯ」。なんと承うけたまわ太郎たろうが後うしろに立たっていた！「俺おれが時ときを止とめた…９秒びょうの時点じてんでな…そして脱出だっしゅつできた…やれやれだぜ…」グアギィッ！スタープラチナの蹴けりがＤＩＯの両脚りょうきゃくをバキバキに砕くだく「時ときは動うごき始はじめた」「うぐう！」。   「その脚あしが治癒ちゆするのに何なん秒びょうかかる？３秒びょうか？４秒びょうか？治なおったと同時どうじにスタープラチナをてめーに叩たたき込こむ！かかってきな！」ビシ！ビシ！脚あしから骨ほねが治なおっていく音おとが聞きこえる。「『抜ぬきな！どっちが素早すばやいか試ためしてみようぜ』というやつだぜ…」。ＤＩＯは心しんの中なかで笑わらう“このＤＩＯにあるのはシンプルなたったひとつの思想しそうだけだ。『勝利しょうりして支配しはいする』！過程かていや…！方法ほうほうなぞ…！”「どうでもよいのだァーッ！」ＤＩＯは膝ひざの傷きずから承うけたまわ太郎たろうの目めに血ちを発射はっしゃした。「どうだ！この血ちの目潰めつぶしはッ！勝かったッ！死しねいッ！」ザ・ワールドの左ひだりハイキックが承うけたまわ太郎たろうに迫せまる！目めをつぶったまま繰くり出だされたスタープラチナの右みぎストレートとキックが衝突しょうとつした！ ビシ…ビシ！ビシ！驚おどろくＤＩＯ！ザ・ワールドの脚あしに亀裂きれつが走はしった！「なっ…！」バコ！脚あしが砕くだける！亀裂きれつは下半身かはんしんから全身ぜんしんへとみるみる広ひろがってゆく！！「うぐおおおああああ！？なああにィィイイイッ！」ＤＩＯの肉体にくたい自身じしんも真まっ二ぷたつに裂さけて行いく！！バギィアァァ！！「ば…ばかなッ！こ…このＤＩＯが…！このＤＩＯがァァァァァァ〜ッ！！」バグオーッ！ドガパァーッ！！ついに１００年ねんの戦たたかいに決着けっちゃくがつき、ＤＩＯは崩壊ほうかい＆砕くだけ散ちった。「てめーの敗因はいいんは…たったひとつだぜ…ＤＩＯ…たったひとつのシンプルな答こたえだ…『てめーは俺おれを怒おこらせた』」。--ＤＩＯ完全かんぜん敗北はいぼく…死亡しぼう。   夜明よあけ。承うけたまわ太郎たろうとＳＰＷ財団ざいだんに応急おうきゅう手当てあてを受うけたジョセフが並ならんで立たっている。その目めの前まえでエジプトの地平線ちへいせんから昇のぼる朝日あさひが、ＤＩＯの残骸ざんがいを蒸発じょうはつさせていく。２人ふたりは心しんの中なかで語かたりかける…『花京院かきょういん！イギー！アヴドゥル！終おわったよ…』。 『花京院かきょういん！イギー！アヴドゥル！終おわったよ…』 そういうことだ 崩壊ほうかいするＤＩＯ ※太陽たいようの光ひかりで消滅しょうめつしたDIOを見届みとどけて、承うけたまわ太郎たろうがポツリと言いう「戻もどって来こねえものが…多おおすぎるがな…」に旅たびの仲間なかまを半分はんぶんも失うしなった悲かなしみが集約しゅうやくされていた…。そして空港くうこうでポルナレフが別わかれ際ぎわに言いう「つらいことがたくさんあったが…皆みながいたからこの旅たびは楽たのしかった」もたまらなかった…！ (>_<) ジーン 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●ミニ・コラムその２〜ジョジョの奇妙きみょうな誤植ごしょく ジョジョ名めい場面ばめんも３部ぶまでアップ完了かんりょう。このコラムでは、第だい１部ぶと第だい３部ぶに集中しゅうちゅうしている単行本たんこうぼんのド派手はでな誤植ごしょくを紹介しょうかいッ！！ ２６巻かん ２２巻かん １６巻かん ２巻かん １巻かん Xザ・クール ○ザ・フール X９柱はしら神しん ○９栄さかえ神しん Xうっおとしいぜ ○うっとおしいぜ X見みたくないはない ○見みたくはない X何なにをするだァーッ ○何なにをするんだーッ 愚者ぐしゃと書かいて クールと読よむ… カ、カッコイイ！ カーズやワムウら “柱はしらの男おとこ”が９人にんも いたとはホルも驚愕きょうがく キレすぎて何なにを 言いってるのか 分わからん承うけたまわ太郎たろう ジョースター 卿きょうショック でアホに 最もっとも有名ゆうめいな誤植ごしょく。 田舎いなかっぺ用語ようごに なってしまった ※サイト読者どくしゃのチャルコさんから、「ラバーズ戦せんで花京院かきょういんとポルナレフのピアスが入いれ替かわってます！」とのトリビア・メールを頂いただきました。まさに「あっ！」って感かんじです。この２人ふたりは仲なかが良よかったので交換こうかんしたのかも知しれませんね〜。(*^o^*) 　 　　　　　　　単行本たんこうぼん１８巻かん３０ページ４コマ目めっす 第だい１５巻かんでは“魔術まじゅつ師しの赤あか”が『魔法使まほうつかいの赤あか』に！なんかアブさんが魔法まほう少女しょうじょみたいで可愛かわいい。 　 ※２７巻かんには読書どくしょ中ちゅうのウォーリーがいる。ヒマな時ときにウォーリーを探さがせそう（笑）。 　 ※米国べいこくで01年ねんに911テロ事件じけんが起おきた時とき、ジョジョファンの間あいだでは第だい20巻かんの“ボインゴの予言よげん”が話題わだいになった。荒木あらき先生せんせいいわく「自分じぶんでもなんでこんな絵えを描えがいたのか分わからない」。 ボインゴは漫画まんがで未来みらいを予言よげんするスタンド使づかい。 その予言よげんに事故死じこしする若者わかものが登場とうじょうした。この回かいが 掲載けいさいされたのは90年ねんで、テロ事件じけんより11年ねんも昔むかし！ 背後はいご（左下ひだりした）には不気味ぶきみ に笑わらう飛行機ひこうきが飛とび、 その上うえにはイスラムを 象徴しょうちょうする三日月みかづきの絵え 死しんだ若者わかものの服ふくには、 何なにと大おおきく「911」の文字もじ！ （第だい20巻かん） ボインゴの予言よげんでは若者わかものが事故じこに遭あうのは「10時半じはん」。２ふたつ目めのタワー（北きた棟とう）が崩壊ほうかいしたは10時じ28分ふんでほぼ同おなじ時間じかん。ヤバすぎるほど一致いっち。さらに掲載けいさいされた第だい２０巻かんの“２０”は「９＋１１」。あり得えない…。 ※「DIOの棺かんはエリナが使つかったのでは？」という疑問ぎもんについて。ワンチェン用ようにもう１個こあったとする説せつ、棺かんは二に重じゅう底そこでエリナ救出きゅうしゅつ後ごにDIOと共ともに沈しずんだとする説せつがある。 ※ジョジョでは３部ぶ以降いこうもラスボスが時間じかんに関かんする能力のうりょくを持もっているが、1部ぶの石いし仮面かめんを被こうむったディオも、究極きゅうきょく生命せいめいとなったカーズも、「時じの流ながれを克服こくふくした」という意味いみでは、時間じかん関係かんけいの能力のうりょく保持ほじ者しゃといえる。 ●ミニ・コラムその３〜三さん大だい激変げきへんキャラ ジョジョ全巻ぜんかんの中なかには、初はつ登場とうじょう時じから時間じかんを経へるにつれ、同どう一いちキャラと思おもえないほど外見がいけんが変貌へんぼうを遂とげるケースがある。ここに、カーズも腰こしを抜ぬかすような肉体にくたい変化へんかを見みせつけた三さん者しゃを紹介しょうかいしようッ！！ １．イギー/トンマ顔がお→精悍せいかんな顔かおつきに進化しんか ２．間田まだ敏和としかず/イケメン長身ちょうしん→ホビット化か ２４巻かん 「鳥とり公こう！ 来くるなら来こい！」 ２０巻かん コーヒーガムを 食たべている ３７巻かん 露伴ろはんの ヘソほど ３１巻かん 185ｃｍせんちめーとるくらい？ ３．ナルシソ・アナスイ/女性じょせい→男性だんせい。華麗かれいにミラクル・チェンジ！ ７２巻かん 髪かみは伸のびたがマッチョな男おとこに。 帽子ぼうしと服ふくの模様もようで同どう一人物いちじんぶつと確認かくにんできる ６６巻かん 体からだつきは明あきらかに女性じょせい （追記ついき）小林こばやし玉美たまみ/彼かれも相当そうとうホビット化かしている！ こちらも３１巻かん。一気いっきに2.5頭とう身み！次第しだいに小ちいさくなった 間田まだと比くらべて、同おなじ巻まきの中なかでホビット化かした分ぶん、むしろ 玉美たまみの方ほうがインパクトはデカいかも。彼かれに何なにが！？ ３１巻かん 足あしも長ながく康一やすいち君くんよりはるかに巨体きょたい いろんな部分ぶぶんで『奇妙きみょうな冒険ぼうけん』を楽たのしめるのがＪＯＪＯの尽つきぬ魅力みりょく！！(*^o^*)

★第だい４部ぶ名めい場面ばめん集しゅうへ★ ★第だい５部ぶ名めい場面ばめん集しゅうへ★ ★第だい６部ぶ名めい場面ばめん集しゅうへ★ 『僕ぼくらは確たしかに、ここにいた』　絵え　ほしさん

つくづく、JOJOは良よい。本当ほんとうに。

当とうコーナーは荒木あらき飛ひ呂りょ彦氏および集英社しゅうえいしゃとは一切いっさい関係かんけいありません。 コミックの全ぜん画像がぞうの著作ちょさく権けんは荒木あらき氏し及および集英社しゅうえいしゃに帰属きぞくします。

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【ミニ・コラム】 1　2　3　4　5　6　7　8　9　10　11　12　13　14　15

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