仙台市
青葉山にある
郷土の
英雄「
伊達政宗」
公の
像
仙台市(せんだいし)は宮城県の県庁所在地。東北地方最大の都市で、東北地方唯一の政令指定都市である。通称「杜の都(もりのみやこ)」と呼ばれ、毎年8月に開かれる仙台七夕まつりは全国的に有名である。
仙台市公式ウェブサイト
仙台市は1989年に政令指定都市へ移行し、5つの行政区が設けられる。
- 青葉区 — 仙台市の中心にあたる区。市の玄関口にあたるJR仙台駅があり、市内観光の中心となる区。郊外には作並温泉がある。
- 太白区 — 中心部から南にある区。郊外には仙台の奥座敷秋保温泉がある。
- 泉区 — 中心部から北にある区。ベガルタ仙台の本拠地仙台スタジアムがある。
- 宮城野区 — 中心部から東側にある区。仙台港や楽天ゴールデンイーグルスの本拠地宮城球場などがある。
- 若林区
伊達政宗公(
仙台城跡)
仙台平野の中心に位置し、中心部を広瀬川が流れる。
古来より仙台平野は東北地方の中枢を担っていた。7世紀後半から8世紀前半にかけて現在の太白区に陸奥国府と推測される官衙が形成され(現在の郡山遺跡)、国府が多賀城に移った後も陸奥国分寺が置かれ朝廷の東北支配の要衝であった。もっとも、中世においては歴史の表舞台に登場することは少なく、江戸時代に入るまで、仙台は「千代(せんだい)」と呼ばれ、町の規模も小さなものであった。
現在の仙台市の発展は、1600年に伊達政宗が青葉山に城を築き、町の名も「千代」から「仙臺」(仙台)へと改めたことに始まる。伊達氏62万石の城下町というだけでなく奥州街道の宿場町でもあり、元禄時代にかけて経済的にも大いに繁栄を遂げた。戊辰戦争では仙台藩は奥羽越列藩同盟の盟主となり政府軍と戦ったが敗れ、一時、仙台の町は敗戦の後遺症に苦しむことになる。だが、東北地方の中心地として政府の地方機関が設けられたことで再び発展を遂げ、東北本線や仙台市電により交通の面でも都市化の基礎が形成される。アジア太平洋戦争で日本が絶望的抗戦を続ける中の1945年7月に米軍の無差別絨毯爆撃で深刻な被害を被り多くの人命と貴重な文化財を失うが、戦後の高度経済成長を背景に急速な復興を遂げ、東北新幹線と東北自動車道の開通で東京圏との物流・移動が飛躍的に向上する。
現在では人口100万人を抱え、経済的にも政治的にも東北地方の中心都市であり、七夕祭りをはじめとする観光イベントはたいへんな賑わいを見せている。
- 人口 107万6030人
- 面積 786.30km2
- 人口密度 1368.47/km2
(人口は2015/10/1推計 面積は2014/10/1の国土交通省国土地理院全国都道府県市区町村別面積調のものである)
新緑と
定禅寺通の
銅像
仙台は東北地方としては温暖で、極端に暑くも寒くも無い、寒暖の差が穏やかな気候の土地であり、真夏日と真冬日の合計は約20日で、全国の都道府県庁所在地の中で最も少ない。(2番目に少ない水戸市で約30日)桜が咲くのは例年4月初~中旬頃。その後6月に梅雨に入るまでは、日照時間の長い穏やかな気候が続く。梅雨入りは東京と比較して10日ほど遅く、6月下旬から7月下旬にかけてである。この時期は湿度が上がるが、オホーツク海気団の影響により冷涼であるため、蒸し暑くはならず不快では無い。真夏の期間は短く、梅雨明けからお盆の頃までである。夏期に北東風(やませ)が吹くと冷夏になる。仙台の秋は穏やかである。台風はほとんどが東北地方に到達する前に勢力を失う。冬期は晴れる日が多い。冬の降雪量は少なく、積雪は数日の間で溶ける。降雪があるのは3月までである。
仙台市の平均気温と降水量
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 間 |
平均気温 (℃) | 1.5 | 1.7 | 4.5 | 10.1 | 14.9 | 18.3 | 22.1 | 24.1 | 20.4 | 14.8 | 9.1 | 4.3 | 12.1 |
降水量 (mm) | 33.1 | 48.4 | 73.0 | 98.1 | 107.9 | 137.9 | 159.7 | 174.2 | 218.4 | 99.2 | 66.8 | 26.4 | 1,241.8 |
※データ出典 |
観光案内所[編集]
- せんだい旅日和 (仙台観光コンベンション協会) — 所在 仙台市青葉区錦町1-3-9。仙台市役所錦町庁舎3階。 電話 (022) 268-6251 FAX (022) 268-6252 WEB [1]
- 仙台市総合観光案内所 — 外国人にも対応。 所在 仙台市青葉区中央1-1-1。JR仙台駅2F。 電話 (022) 222-4069 FAX (022) 222-3269 時間 8:30~20:00(年始年末 17:00まで)。年中無休。
- 仙台市宮城地区観光案内所 — 作並温泉 ・定義如来周辺情報。 所在 仙台市青葉区作並字相ノ沢。JR仙山線作並駅内。 電話 (022) 395-2052 FAX (022) 395-2663 時間 9:00~17:00。年始年末休業。
- 秋保温泉郷観光案内所 — 秋保周辺情報。 所在 仙台市太白区秋保町湯元字寺田原40-7。秋保温泉秋保 ・里センター内。 電話 (022) 398-2323 FAX (022) 304-9152 時間 9:30~18:00。年中無休。
- 仙台街角案内所 — ボランティア設営の私設観光案内所。 所在 市内27カ所。
仙台空港(IATA: SDJ)利用。仙台空港へは国内線が主要都市を中心に9路線、国際線がアジアを中心に9路線就航している。
仙台空港から仙台駅へは仙台空港アクセス鉄道が運行されている。
- 鉄道 — 所要時間 快速17分 普通24分 運賃(仙台駅まで)¥630
- 問い合わせ先
- 仙台空港総合案内所 (022) 382-0080
中心駅は仙台駅。東北新幹線の全ての列車は仙台駅で停車する。
- 東北新幹線『はやぶさ』<東京 — 仙台 — 盛岡 — 新青森 —新函館北斗、東京から1時間40分、運賃料金は¥10,590>
- 秋田新幹線『こまち』<秋田から2時間40分前後、運賃料金は¥9,880>
- 東北本線寝台特急『カシオペア』『北斗星』 <札幌 — 仙台 — 上野>
- 問い合わせ先
- JR東日本 仙台支社 仙台駅鉄道案内所テレホンセンター (022) 223-3313
- JR東日本 仙台支社 仙台地区列車運転状況案内 (0180) 99-2992
- JR東日本 仙台支社 仙台駅お忘れ物センター (022) 227-0255 電話案内時間 8:30~20:00
市街地の西側郊外を東北自動車道が通じ、東京・青森方面などと結ばれている。川口JCTから仙台宮城ICまでは332.4km。正規料金は普通車で¥7,200、休日ETC割引で普通車は¥1,700。
仙台市中心部へのアクセスは仙台宮城ICが便利。仙台宮城ICから出て、仙台西道路(自動車専用道)を通れば、仙台市中心部に素早く出られる。仙台市南部へは仙台南ICが、泉区など仙台市北部へは泉ICが便利。仙台空港や仙台港へ行く場合は仙台南ICから仙台南部道路・仙台東部道路を経由して仙台港北IC・仙台港南IC、仙台空港ICへ。
- 問い合わせ先
- NEXCO東日本東北支社 (022) 711-6411
- NEXCO東日本お客さまセンター (0570) 024-024 (PHS・IP電話からは (03) 5338-7524)
- NEXCO東日本ハイウェイテレホン仙台局 (022) 711-1620
宮城県内各地、東北地方各地から高速バスが運行されている。このほか、関東地方各地と新潟・長野および松本・富山・金沢・名古屋・大阪(京都)からの高速バスも運行されている。
なお、高速バスの発着場所は概ね
- 『仙台駅前』(宮城交通高速バス総合案内所、仙台駅西側広瀬通沿い)
- 『仙台駅東口』
この2ヶ所となっており、各自乗車するバスの発着場所の表記に注意が必要である。詳しくは宮城県バス協会のサイトにて、仙台駅前のバス乗り場案内や、高速バス乗り場案内が掲載されているので参照されたい。社団法人 宮城県バス協会
- 問い合わせ先
- 仙台観光案内所バス総合案内 (022) 222-4069
- 宮城交通高速バス総合案内所 (022) 261-5333
- JRバス東北 仙台駅東口バス案内所 (022) 256-6646
- 東北急行バス仙台営業所 (022) 262-7031
仙台港へは以下の2都市から太平洋フェリーがフェリー航路を就航している。
- 苫小牧(北海道) — 仙台 所要時間14時間半前後(毎日就航)運賃は二等通常期¥8,000
- 名古屋(愛知県) — 仙台 所要時間21時間程度(隔日就航)運賃は二等通常期¥7,000
フェリーターミナルから仙台駅へは、バスで40分程度である。運賃は大人¥490。または仙石線・多賀城駅(快速停車)または中野栄駅(快速通過)までタクシーを利用して仙石線に乗り継ぐと、時間が節約できる。どちらの駅からもフェリーターミナルまでタクシーで10分程度。
仙台駅からフェリーターミナルへは仙台駅西口さくら野デパート前34番バス乗り場から「仙台港フェリーターミナル行」に乗車。
- 問い合わせ先
- 太平洋フェリー (022) 259-0211
- JR東日本東北本線・仙石線・仙山線・仙台空港鉄道・仙台市交通局(地下鉄およびバス)・秋保温泉への宮城交通バス・阿武隈急行で利用できる2日有効の「仙台まるごとパス」が便利。大人¥2,600、小人¥1,300。仙台まるごとパス
JR東日本が運営する東北本線・常磐線・仙石線・仙山線と、仙台空港アクセス鉄道がある。
利用出来る範囲は、こちら側を参照されたい。Suica仙台エリア
各エリア間を跨いで使用することはできない(仙台駅でSuicaやPASMOを使って東京駅まで行った場合、東京駅では有人改札から出入りしなければならない、ただしモバイルSuica特急券を利用した場合は、普通に自動改札を利用出来る)。
- 仙台市地下鉄南北線<泉中央 — 仙台 — 富沢>
- 仙台市地下鉄東西線<八木山動物公園— 仙台 — 荒井>
市内の南北を縦貫する地下鉄がある。しかし、現在営業している路線は2本であるため、行き先によっては移動に路線バスを利用することも考えられる。
初乗り運賃は¥200、一例として仙台駅から泉中央駅までの運賃は¥290。地下鉄の1日乗り放題乗車券が発売されており、価格は¥820、土・日・休日用は¥600。
バスと地下鉄を指定の駅で乗り継いだ際は、¥40の乗継割引が適用される。地下鉄からバスに乗り継ぐ際は券売機で「乗継乗車券」を購入して、降車時に運賃と乗継割引券の差額を精算する。バスから地下鉄に乗り継ぐ際は、運転手に依頼して「乗継乗車券」を購入する。地下鉄1区用(地下鉄¥200区間)と地下鉄2区用(地下鉄¥240区間)が販売されている。区間を越えて地下鉄に乗車した際は、のりこし精算機で差額を精算してから、改札口を通る。
地下鉄・宮城交通バス共通のカードとして「icsca(イクスカ)」がある。交通系ICカードも利用できる。icscaは仙台周辺のJRでも利用できる。
仙台市交通局
地下鉄南北線と仙石線を乗り継ぐ場合、地下鉄仙台駅の最寄はJRあおば通駅となる。
- 市内路線バス
- 仙台市交通局 (緑地に青いライン) 仙台市交通局
- 宮城交通 (白地に赤いライン) 宮城交通
多く走っているのは仙台市交通局の市営バスで、宮城交通のバスは市内と郊外の団地等を結ぶ路線が多い。仙台駅西口を中心に、放射状に路線が伸びている。仙台市内のバスは「後乗り、前降り」式で運賃は降車時に払う。
仙台駅西口のバス乗り場は仙台駅西口バスプールの他、仙台駅西口一帯の各所に散らばっているので、自分が乗るバスがどのバス乗り場から運行されているのか確認が必要。
仙台市交通局と宮城交通では「100円パッ区」という制度を実施しており、市街中心部の一定範囲内の運賃は¥100である。その他の区間では初乗り¥170から乗車距離に応じて、運賃が上がる。
仙台市交通局では1日間・連続3日間乗り放題の乗車券が発売されており、仙台駅から¥250区間内全線通用の「市内区域券」(1日¥620、3日¥1,720)、仙台駅から¥340区間内全線通用の「近郊区域券」(1日¥950、3日¥2,650)が設定されている。バス車内では販売されていないので、仙台駅西口バスプール案内所か、地下鉄仙台駅・泉中央駅・勾当台公園駅の乗車券発売所などで購入する必要が有る。なお、この1日間・連続3日間では「るーぷる仙台」には乗車出来ない。乗車日はシールを削って示す方式になっているので、使用日以前に購入しておいても問題無い。ただし、仙台の路線バスの運賃上昇幅は各路線ごとに異なるので注意が必要。
問い合わせ先は、仙台市交通局案内センター (022) 222-2256、宮城交通 (022) 771-5310
仙台市交通局では、市内の観光スポットを周遊する「るーぷる仙台」というバスを運行している。るーぷる仙台
コースは、仙台駅西口バスプール15-3乗り場を起点に、青葉通一番町、晩翠草堂前、瑞鳳殿前、博物館・国際センター前、仙台城跡(青葉城跡)、青葉山植物園ゲート前、理学部自然史標本館前、二高・宮城県美術館前、メディアテーク前、定禅寺通市役所前、地下鉄広瀬通駅、と回り仙台駅に戻るルート。市街地西部の主要な見所をカバーすることもあって、どこへ行くか迷うようならとりあえず乗車してみて損はないだろう。1周55分、仙台駅前発9時から16時までで、平日20分間隔(8月のみ15分間隔)・土日祝日15分間隔で運行する。1回乗車¥250(小児¥130)、1日乗車券¥600(小児¥300)。1日乗車券は瑞鳳殿、仙台市博物館などで割引あり。るーぷる仙台1日乗車券は車内でも発売されるが、仙台駅西口バスプール案内所や市内の主要な宿泊施設のフロントでも販売されているので乗車前に買っておくと良い。
仙台七夕まつり(
一番町買物公園)
光のページェント(
定禅寺通)
- 大崎八幡神社どんと祭
- 正月飾りや古神札等を焼納する正月送りの行事で、焼納する規模としては全国最大級。また裸参りも行われる。仙台市無形民俗文化財(1月14日 — 大崎八幡神社境内にて)。
- 仙台青葉まつり
- 本来は仙台東照宮の祭りであったが、現在は伊達政宗の命日に合わせて行われていた青葉神社の祭りが合わせて行われるようになった。仙台市街で、山鉾巡行および神輿渡御、武者行列、すずめ踊りの披露が行われる(毎年5月の第3日曜日とその前日の2日間 — 東二番丁通、定禅寺通など)。
- 仙台七夕まつり
- アーケード街では、豪華に飾り付けられた笹飾りが所狭しと並ぶ。東北三大夏祭りの一つに数えられる。起源は伊達政宗による城下町の文化振興政策とも言われるが、詳細は不明。藩政時代から何度かの中断がありながらも、現在まで続いている。主な会場は市街中心部のアーケード街で、大型の竹飾りが所狭しと並ぶ。8月5日には前夜祭として花火大会が行われる。その他、市内では素朴な笹飾りも見られる(8月6日~8日 — 中心部のアーケード街ほか、市内各所)。
- 定禅寺ストリートジャズフェスティバル in SENDAI
- 『街角がステージ』の音楽イベント。ジャズに限らず、様々なジャンルの音楽が市民有志によって奏でられる。市内各所にステージが設置され、聴衆は各所のステージに立ち寄りながら、そこで演奏される音楽を楽しむ(9月第2土・日曜日 — 定禅寺通ほか、中心部各所)。
- SENDAI光のページェント
- 街路樹のケヤキ並木に数十万規模の電球を取り付け、点灯する。仙台のシンボルであるケヤキ並木が星のように輝く(12月12日~31日 — 青葉通、定禅寺通)。
仙台市の主な観光スポットは青葉区に集中しており、一日あれば市内循環観光バス「るーぷる仙台」で一通り巡る事ができる。るーぷる仙台で巡れるスポットについて、下車停留所番号(1番は仙台駅西口15-3番乗り場)と共に情報をピックアップする。なおスポットの詳細については仙台市/青葉区#観るを参照の事。
- 瑞鳳殿 — 仙台藩の初代藩主「伊達政宗公」の霊廟。 所在 4番「瑞鳳殿前」で下車 料金 一般¥550
- 仙台市博物館 — 伊達政宗の具足など伊達氏にまつわる資料や、仙台市の歴史に関する資料が収蔵された博物館 所在 5番「博物館・国際センター前」で下車 料金 一般¥400
- 仙台城址 (青葉山城址) — 仙台藩、伊達氏の居城跡。山頂には伊達政宗公の像がある。 所在 6番「仙台城址」で下車
- 東北大学植物園 — 国の天然記念物に指定された青葉山の植生が観察できる植物園。 所在 7番「青葉山植物園ゲート前」下車 料金 大人¥220、小人¥110
- 宮城県美術館 — 宮城県や東北地方に縁の深い美術作品をコレクションしている。 所在 9番「二高・宮城県美術館前」で下車 料金 常設展:一般¥300、大学生¥150
- 大崎八幡宮 — 仙台藩祖伊達政宗により造営された神社。 所在 11番「大崎八幡宮前」で下車
- せんだいメディアテーク — 定禅寺通り沿いにある仙台市の複合文化施設。 所在 13番「メディアテーク前」下車
- 定禅寺通 — 杜の都仙台を象徴する代表的な道路のひとつ。光のページェントなどのイベントのメイン会場でもある。 所在 14番「定禅寺通市役所前」下車
その他のスポットについては、各区(青葉区/太白区/泉区/宮城野区/若林区)の記事を参照の事。
- 杜王町トラベルガイド — 仙台市出身の漫画家「荒木飛呂彦」氏の代表作『ジョジョの奇妙な冒険』をモチーフに、いわゆる聖地巡礼をテーマにした市内観光プランである。 所在 仙台市内各所
仙台市はプロ野球(楽天)とJリーグ(ベガルタ)の本拠地である。仙台市内観光自体は1日程度で巡る事ができる規模なので、観光コースに試合観戦を入れてもよいかもしれない。
中心部から外れて市の郊外には仙台の奥座敷「秋保温泉」「作並温泉」があり、余暇をのんびり過ごすのならどちらかの温泉郷で宿を取るのもよいだろう。
- 宮城球場 (クリネックススタジアム宮城) — 東北の地域密着野球チーム、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地。 所在 JR仙石線・宮城野原駅から徒歩5分。
- ユアテックスタジアム仙台 — サッカーJリーグチーム、ベガルタ仙台の本拠地。 所在 地下鉄南北線泉中央駅下車徒歩4分。
- 秋保温泉 — 宮城県で三番目の観光地で、古くから湯治場として広く親しまれた。仙台市の郊外にある温泉。 所在 仙台市中心部から自家用車で30分。
- 作並温泉 — 仙台の奥座敷であり、山と渓谷が美しい温泉。作並駅から車で5分の場所にニッカウヰスキー仙台工場がある。 所在 JR仙山線で作並駅下車。
その他のスポットについては、各区(青葉区/太白区/泉区/宮城野区/若林区)の記事を参照の事。
ここでは仙台特有の名産品の紹介を行う。店舗情報の詳細については、各区(青葉区/太白区/泉区/宮城野区/若林区)の情報を参照の事。
- 自販機クレープ — 一部で話題になっている、ベンダー形式で売られているクレープ。青葉区台原にある「senaのクレープ屋さん」が展開している。クレープは定休日の月曜日以外、毎日入れ替えられる。チョコバナナ味や、あずき味などの他、宮城ではポピュラーなずんだ味、月限定の味もある。 所在 仙台市内数ヶ所に設置されている専用の自動販売機で。 電話 - 時間 24時間。 料金 ¥180~¥200。 WEB [2]
おみやげ品をまとめて買うなら、JR仙台駅構内コンコースまたは駅ビル『エスパル』地下1階『仙臺みやげ館』が便利。もちろんアーケード街やデパートでも購入できる。
- 笹かまぼこ — 仙台名物の、笹の葉の形をしたかまぼこ。明治時代、大量に獲れたヒラメなどの魚を保存する目的で作られ始め、当時は「手のひらかまぼこ」、「平かまぼこ」、「木の葉かまぼこ」、「ベロかまぼこ」という名前でも売られていたが次第に「笹かまぼこ」という名称にまとまっていった。伊達家の家紋である「竹に雀」に由来しているという説がある。仙台市内の各メーカーの他、石巻市や塩竃市など大きな漁港のある所で作られている。多くの専門店があるので、食べ比べても面白い。どの店の物が美味しいか宮城県出身の人に聞いてみるのも良い。価格は1枚¥100~¥200ほど、素材に使う魚や製造業者によって違いがある。賞味期限は冷蔵保存した場合で1週間程度であるが、長期保存に耐えられるよう真空パックした商品もある。 所在 上記ほか、市内の専門店で。
- 萩の月 — カスタードクリームをカステラ生地で包みこんだ、菓匠三全のお菓子。航空機内で提供される菓子として採用されてから、全国に知られるようになった。名前は宮城県の県花であるミヤギノハギから。冷やしてから食べるとより美味しい。価格は化粧箱入りの物で10個で¥1,700。賞味期限は脱酸素剤が包装に入っているので、常温で14日ほど。姉妹品に『萩の調』(チョコクリーム)もある。 所在 上記ほか、菓匠三全各店舗。
- 仙台駄菓子 — 藩政時代から伝わる素朴な駄菓子。数軒ではあるが、各店がそれぞれ伝統の味を今に伝えている。 所在 上記ほか、市内の専門店で。
商店街・ショッピングセンター[編集]
一番町商店街
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仙台市内の中心的商店街。アーケード街になっており、天気の悪い時でも問題無い。三越と藤崎の二つのデパートがあるほか、大型店としては若者向けのファッションビルである仙台フォーラスなどがある。一番町三丁目界隈は高級ブランド店が軒を連ねる。
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所在 青葉区一番町。仙台駅から徒歩15分。地下鉄東西線・青葉通一番町駅下車。バスの場合、八木山動物公園、工学部・宮教大方面行「青葉通一番町」下車。または東二番丁経由のバスで「県庁市役所前」・「商工会議所前」(仙台三越に近い)・「電力ビル前」(藤崎に近い)下車。
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仙台朝市
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仙台「朝市」と呼ぶが、仮設の店舗で午前だけ開催される市では無く、常設店舗でほとんどの店は夕方まで営業している。鮮魚、青果、精肉、総菜、乾物、漬物などを売る店が約70店が軒を連ねる「仙台の台所」である。なぜかアニメグッズの店もここにある。
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所在 青葉区中央。仙台駅前 E BeanS(イービーンズ)西側。 WEB [3]
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ここでは、仙台で食べておきたいお勧めの食べ物、および市内展開されている飲食店・フードコートの紹介を行う。詳しい情報は、各区(青葉区/太白区/泉区/宮城野区/若林区)の情報を参照の事。
- ずんだもち (づんだもち) — すりつぶした枝豆に砂糖を混ぜた餡をからめた餅。ずんだは南東北、とくに宮城ではポピュラーな餡である。餅の白とずんだの緑のコントラストが鮮やか。 所在 仙台駅西口3階の「ずんだ小径」のほか、市内の餅店で。
- ひょうたん揚げ — 蒸しかまぼこに、少し甘めのパンケーキ風の衣をつけて揚げた物を串に刺し、ケチャップを付けてファーストフード感覚で食べる。仙台駅構内(2Fのショッピングモール)にもテナントが出店しているので、行き帰りに仙台駅を利用する際などにも気軽に楽しめる。 所在 阿部蒲鉾店本店(青葉区中央2-3-18) WEB [4]
- 牛たん — 終戦直後、飲食店店長が新たな食材として着目したことが起源。試行錯誤の末、仙台名物となった。もっとも、着目したきっかけがタンシチューを食べて興味を持ったからなのか、それとも当時仙台に駐留していた米軍がタンを大量に残していたからなのかは、見解が分かれている(らしい)。牛タン専門店では、牛タン焼きに麦飯やテールスープをつけた牛タン定食が供される。白菜漬けと赤唐辛子の味噌漬けがつく場合が多い。タンそのものはアメリカ産が多く、地元産は少ないため「仙台名物」とはなるべく書かず「仙台発祥」と表記する場合が多い。定食一人前¥1,000~¥1,500 WEB 牛タン専門店情報サイト「仙台牛タウン」
- 仙台づけ丼 — 三陸で獲れる白身魚を漬けにした物を主役にした丼物で、各店によって違いがあるが三陸の様々な海の幸が盛りつけられている(店によってはとろろも盛り付けられている)。
- 冷やし中華 — 仙台が発祥の地とされる冷やし中華(諸説あり)は、当地では夏だけでなく年中供される。元祖とされるのは青葉区の中国料理店「龍亭」。戦前、夏の売上げ減に悩む中華料理店主たちが新しい料理の開発を試み、当時の組合長だった当店の店主が中心となって七夕祭りに集まる観光客向けのメニューとして1937年に発売されたのが始まりという。
- 仙台マーボー焼そば — 麻婆をかけた焼そば。もともと中華料理店「まんみ」が賄い料理として出していたものが、テレビのご当地番組で紹介され大きな反響があったことをきっかけに「マーボー焼そば推進委員会」が設立され、市内の中華料理店などで供されるようになった。「まんみ」の店舗は現在、泉区と太白区にある。
大衆食堂半田屋・めしのはんだや
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仙台市に本社のある大衆食堂チェーン店で仙台市内には12店舗ある。
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所在 大衆食堂半田屋東口BiVi店(宮城野区榴ヶ岡2-1-25)、めしのはんだや駅前店(青葉区中央1-8-30)、他。
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電話
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WEB [5]
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営業時間 店舗により異なる(24時間営業の店舗有り)。
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予算 ¥300~¥500
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牛タン通り・すし通り・ずんだ小径
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仙台駅構内、新幹線中央改札近く(改札口を出てすぐ右手)にある通り(というよりはモール)で、仙台名物である牛タン料理の店と、三陸の魚介類の味が楽しめる寿司店が軒を連ねている。駅構内のテナントというだけあって、牛タン料理の店の多くがテイクアウトメニューを持っており、店内でゆっくりと食事を楽しむ時間がない場合には、ここで持ち帰りの弁当を買って帰りの新幹線で仙台名物の牛タンを楽しむこともできる(ただし注文を受けてから作るので、出来上がるまで15分程度の時間を見る必要がある。その場ですぐに弁当を買ってそのまま改札口にダッシュするといったことはできないので注意。)。また、入り口付近にはずんだ豆を使ったスウィーツを扱う店が3店ほど軒を並べている。
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所在 仙台市青葉区中央1丁目1-1。仙台駅構内。
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電話
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WEB [6]
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営業時間 10:00~22:30
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予算 ¥1,500~¥2,000。
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伊達の牛たん本舗
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牛タン専門店。牛タン通りの他、市内各所に店舗を構える。
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所在
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電話 (022) 722-5225
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WEB [7]
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営業時間
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予算
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ここでは、仙台でお勧めの飲み物や飲み屋が集中する「呑み処」の紹介を行う。店舗情報などの詳しい情報は各区(青葉区/太白区/泉区/宮城野区/若林区)の情報を参照の事。
- 日本酒 — 米どころである宮城県産の日本酒は、良質な酒とされる「特定名称酒」の生産割合が、全国平均25%前後のところ、宮城県では80%を超えている。全国有数の銘酒の産地である。宮城県産の日本酒では、浦霞、一ノ蔵、墨廼江、日高見、伯楽星、天上夢幻、澤乃泉、綿屋などの銘柄の日本酒が有名。 所在 仙台市内の飲食店など
- レゲエパンチ — 仙台発祥のカクテルで、タンブラーにピーチリキュール(クレーム・ド・ペシェなど)を入れ、適量の冷たい烏龍茶で割るカクテル。さっぱりした味が特徴。 所在 仙台市内の飲食店など
国分町
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東北地方で最大とされる歓楽街で、中心街の国分町通や虎屋横丁、稲荷小路を中心に飲食店が集まっている。歓楽街というと歌舞伎町やすすきのなどに代表される風俗街のイメージがあるだろうが、仙台では出張型の風俗店がほとんどなので国分町内には風俗店の店舗はほとんど見当たらない。むしろ居酒屋や飲食店の有名店は国分町に集まっているので、食巡りをするならばひるまずに訪れておきたい場所の一つである。
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所在 地下鉄南北線広瀬通駅または勾当台公園駅下車(運賃は仙台駅から¥200)。または市営バス県庁市役所前か商工会議所前下車(運賃は仙台駅から¥100)。 WEB 国分町情報ガイド
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ここでは、仙台市内観光を行うのに適した仙台市中心部にある宿泊施設の情報をピックアップする。これ以外の宿泊施設や詳細情報は各区(青葉区/太白区/泉区/宮城野区/若林区)の情報を参照の事。
- カプセルホテルリーブス — 仙台市の歓楽街国分町に位置するカプセルホテル。国分町での飲食遊興の際に使いやすい。 所在 国分町2丁目9-20。 電話 (022) 261-8020 FAX (022) 261-8038 料金 ¥3,300~ WEB [8] e-mail [9]
- サウナ&カプセル キュア国分町 — 施設が充実しているカプセルホテル。国分町での飲食遊興の際に使いやすい。 所在 国分町2丁目8-33。地下鉄勾当台公園駅、徒歩5分。 電話 (022) 713-8526 FAX (022) 713-8527 料金 ¥3,100~ WEB [10]
- ホテルクラウンヒルズ仙台青葉通り (旧:ホテルリッチフィールド青葉通り) — 仙台市の中心部、東二番町通(国道4号線)沿いにあるビジネスホテル。 所在 中央2-3-18。あおば通駅より西へ徒歩3分。 電話 (022) 262-1355 料金 ¥4,000~ WEB [11] e-mail [12]
- R&Bホテル仙台広瀬通駅前 — チェックイン後から23時までロビーにあるコーヒーやジュースを無料で飲むことができる。焼き立てパンの朝食付き。 所在 本町2丁目6-37、JR仙台駅から徒歩15分。 電話 (022) 726-1919 FAX (022) 726-1811 料金 ¥4,200~ WEB [13]
- スーパーホテル仙台・国分町 — 歓楽街国分町に近いホテル。ビュッフェ形式の朝食付き。 所在 国分町2丁目14-23。地下鉄勾当台公園駅下車徒歩2分 電話 (022) 722-9000 料金 ¥5,500~ WEB [14]
- ホテルコムズ仙台 — 勾当台公園・定禅寺通りに面したホテル。 所在 本町2-18-11。地下鉄勾当台公園駅下車すぐ。 電話 (022) 265-3131 FAX (022) 265-9171 料金 ¥8,400~¥10,800 WEB [15]
- ドーミーイン仙台ANNEX — 仙台駅から徒歩で6分。 所在 中央2-11-26。 電話 (022) 715-7333 料金 ¥6,000前後~ WEB [16]
- ホテルJALシティ仙台 — 全室高速ネット接続完備。 所在 花京院1-2-12。仙台駅から徒歩3分。 電話 (022) 711-2580 料金 ¥10,000~ WEB [17]
- ホテルメトロポリタン仙台 — 仙台駅に隣接した交通至便なJR系のホテル。 所在 中央1丁目1-1。 電話 (022) 268-2525 FAX (022) 268-3521 料金 ¥14,000~ WEB [18]
- 江陽グランドホテル — 各種会合の場所として、また国賓級の宿泊場所としても使われるホテル。 所在 本町二丁目3-1。地下鉄広瀬通駅下車すぐ。 電話 (022) 267-5111 FAX (022) 265-2252 料金 ¥10,000~ WEB [19] e-mail [20]
- 仙台国際ホテル — 仙台を代表するシティホテルのひとつ。 所在 中央4丁目6-1。JR仙台駅より徒歩5分。 電話 (022) 268-1111 FAX (022) 268-1113 料金 ¥13,000~ WEB [21] e-mail [22]
- 松島 — 日本三景に数えられる景勝地。仙石線利用、松島海岸駅で下車。所要時間40分、運賃¥400。東北本線の松島駅は観光地帯から遠いので注意。
- 石巻市 — 牡鹿半島のほぼ全域が市域に当たり、宮城県出身の漫画家「石ノ森章太郎」の協力により萬画による町おこしが行われている。仙石線または仙台東北ラインを利用し、石巻駅で下車。
- 田代島 — 石巻湾上にある通称「ネコの島」。仙台観光の日程に1日分の余裕があれば、松島とセットで充分日帰りで見て回る事が出来る。じっくり見て回るなら午前9時のフェリーに乗らなくてはならないので、早朝仙台出発がベスト。
- 山形市 — 高速路線バスが10分から15分間隔で頻発している。運賃は¥900、約70分。バス乗り場は仙台駅西口青葉通り仙台ホテル前22番乗り場。仙山線利用の場合山形駅までの運賃は¥1,110、快速電車で70分。立石寺へは山寺駅下車。
- 鳴子温泉郷 — 高速路線バスが運行されている。鉄道では東北新幹線で古川駅下車、または東北本線で小牛田駅下車、陸羽東線乗り換え。
- 平泉中尊寺 — 広瀬通一番町のバス停(朝9:05発)から一ノ関・平泉中尊寺行の高速バス(東日本急行バス)が運行されている。仙台観光の日程に1日余裕があれば、9時に仙台を発ち平泉初15時のバスで帰ってくる事が出来るので、平泉まで日帰りで足を延ばすことができる。または新幹線で一ノ関駅に行き、東北本線に乗り換え。 WEB [23]
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