東芝の非連結子会社「東芝サムスンストレージ・テクノロジー韓国」(韓国・水原市)は、10月12日付でソウル中央地方裁判所より破産宣告および破産手続開始決定を受けたことが明らかになりました。
同子会社は、東芝とサムスン電子(韓国)の合弁会社「東芝サムスンストレージ・テクノロジー」の子会社として2004年に設立。コンピューター機器向け光ディスク装置の開発・販売を手掛けていたものの、市場縮小や単価下落で業績が悪化したため、5月11日付で回生手続(日本の民事再生法に相当)の開始を申請し再建を目指していました。
しかし、ソウル中央地裁は回生手続を継続しないことを決定したため、同子会社はスウォン地方裁判所へ新たな回生手続の開始を申請しているものの、今後はスウォン地裁の判断如何で破産が確定する可能性があります。
負債総額は約90億円です。
海外子会社に対する破産宣告および破産手続開始決定に関するお知らせ:東芝