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介護保険Q&A

介護かいご報酬ほうしゅうかかQ&Aきゅーあんどえー

がつ30にち介護かいご保険ほけんQ&Aきゅーあんどえーました。
 4がつから報酬ほうしゅう改定かいていおこなわれ、身体しんたい介護かいご連続れんぞくして長時間ちょうじかん使つか利用りようしゃ場合ばあい、1.5あいだえると家事かじ援助えんじょ単価たんかがってしまう改正かいせいおこなわれました。しかも、1かい身体しんたい介護かいごがおわってつぎ身体しんたい介護かいごはじまるまでのあいだは2時間じかんけるようにめられました。これにたいし、ALSなどさい重度じゅうど利用りようしゃから「時給じきゅう2000えん看護かんごとう介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろくしているのに、1.5時間じかん以上いじょう延長えんちょう家事かじ単価たんかになってしまい、介助かいじょしゃたのめなくなった。介助かいじょしゃめても補充ほじゅうできなくなった。」という相談そうだん全国ぜんこくからせられていました。
 電話でんわとう直接ちょくせつ厚生こうせい労働省ろうどうしょう電話でんわしてもらうほか、当会とうかいからも改善かいぜん要望ようぼうしました。結果けっか以下いかのような改善かいぜんがされました。

注目ちゅうもくてん

Q12 「訪問ほうもん介護かいごを1にちふくすうかい算定さんていする場合ばあいにあっては、算定さんていする時間じかん間隔かんかくおおむね2時間じかん以上いじょうとする。」という「おおむね」の具体ぐたいてき内容ないようについて

A12 「おおむね」の具体ぐたいてき内容ないようとく規定きていしておらず、利用りようしゃ個々人ここじん身体しんたい状況じょうきょう生活せいかつ実態じったいとうおうじて判断はんだんされたい。

解説かいせつ このように、おおむね2あいだの「おおむね」は、かなりはばができることになりました。 (これについては厚生こうせい労働省ろうどうしょうたい複数ふくすうさい重度じゅうど利用りようしゃからの要望ようぼうがありまし た)。
 かく都道府県とどうふけんまたは市町村しちょうそんで「おおむね」の範囲はんいかんがえられるようになりま した。 たとえば吸引きゅういん必要ひつようとするALSなどの場合ばあい1あいだ間隔かんかくでいいというけんるとおもえ われます。交渉こうしょう必要ひつようです。厚生こうせい労働省ろうどうしょう老人ろうじん保健ほけんは「(おおむねの判断はんだんで2あいだよりあいだ へだたみじかくできるれいとして)ALSなどの例示れいじすかどうかも検討けんとうしたが、対象たいしょうにな るほうはいろんなケースがありうるので、例示れいじすとかえって正確せいかくつたわらないこと も予想よそうされるので、このようなかたになった」とのことです。

(1)「身体しんたい介護かいごおよび「生活せいかつ援助えんじょ」の区分くぶん
(2)1かい訪問ほうもん介護かいごにおいて身体しんたい介護かいご生活せいかつ援助えんじょ混在こんざいする場合ばあい取扱とりあつか
(3)訪問ほうもん介護かいご所要しょよう時間じかん
(4)生活せいかつ援助えんじょ中心ちゅうしんがた算定さんてい

(5)2人ふたり訪問ほうもん介護かいごいんとうによる訪問ほうもん介護かいご取扱とりあつか

(6)特別とくべつ地域ちいき加算かさん
(7)通院つういんとう乗降じょうこう介助かいじょ

Q&Aもと資料しりょう(WAMネット画像がぞうPDF)へ



事務じむ連絡れんらく
平成へいせい 15ねんがつ30にち

都道府県とどうふけん介護かいご保険ほけん主管しゅかんきょく
介護かいご保険ほけん主管しゅかん御中おんちゅう

厚生こうせい労働ろうどう老健ろうけんきょく老人ろうじん保険ほけん

介護かいご報酬ほうしゅうかかるQ&Aについて

 介護かいご報酬ほうしゅうかか質問しつもんのうち、都道府県とどうふけんあら照会しょうかいおおいものについて、べつ添野そえのどおりQ&Aを作成さくせいしましたので送付そうふします。
  各位かくいにおかれましては、内容ないよう了知りょうちうえ市町村しちょうそん事業じぎょうしゃとうへの周知しゅうちとうをおねがいいたします。
  なお、べつ添については、社会福祉・医療事業団しゃかいふくしいりょうじぎょうだんホームページ(http://www.wam.go.jp/ca70/ca70b20.html)においても掲載けいさいする予定よていです。

訪問ほうもん介護かいご

(1)「身体しんたい介護かいごおよび「生活せいかつ援助えんじょ」の区分くぶん

Q1 身体しんたい介護かいごについて、「1人ひとり利用りようしゃたいして訪問ほうもん介護かいごいんとうが1たい1でおこなうものをいう(特別とくべつ事情じじょうにより複数ふくすう利用りようしゃたいおこな場合ばあいは、1かい身体しんたい介護かいご所要しょよう時間じかんを1かい利用りようしゃ人数にんずうじょした結果けっか利用りようしゃにんあたりの所要しょよう時間じかんが(4)にいう要件ようけんたすこと)」とされているが、その具体ぐたいてき内容ないようについて

A1 身体しんたい介護かいご原則げんそくとして1たい1でおこなわれるが、特別とくべつ事情じじょうにより1にん訪問ほうもん介護かいごいんとう複数ふくすう利用りようしゃたいして同時どうじおこな場合ばあいは、全体ぜんたい所要しょよう時間じかんを1かい利用りようしゃすうじょした結果けっか利用りようしゃにんたりの所要しょよう時間じかんおうじた所定しょてい単位たんいすうをそれぞれの利用りようしゃについて算定さんていすることとする。全体ぜんたい所要しょよう時間じかんおうじた所定しょてい単位たんいすうをそれぞれの利用りようしゃについて算定さんていすることはできない。たとえば、1人ひとり訪問ほうもん介護かいごいんとうが3にん利用りようしゃたいして食事しょくじ介助かいじょおよ自立じりつ生活せいかつ支援しえんのための見守みまもてき援助えんじょを30ふんにわたり同時どうじった場合ばあいは、利用りようしゃいちにんたりの所要しょよう時間じかんが10ふん(30ふん÷3にん)であり、身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた所要しょよう時間じかん30ふん未満みまん)の算定さんてい要件ようけんである「20ふん程度ていど以上いじょう」をたさないため、それぞれの利用りようしゃについて算定さんていできない。

  なお、「特別とくべつ事情じじょう」の具体ぐたいてき内容ないようとく規定きていしておらず、利用りようしゃ個々人ここじん身体しんたい状況じょうきょう生活せいかつ実態じったいとうおうじて判断はんだんされたい。

Q2きゅーつー 通院つういん外出がいしゅつ介助かいじょおよび自立じりつ生活せいかつ支援しえんのための見守みまもてき援助えんじょ区分くぶんについて

A2 通院つういん外出がいしゅつ介助かいじょおよび自立じりつ生活せいかつ支援しえんのための見守みまもてき援助えんじょ従来じゅうらいどおり身体しんたい介護かいご区分くぶんふくまれる。

 身体しんたい介護かいごおよび生活せいかつ援助えんじょきゅう家事かじ援助えんじょ)の具体ぐたいてきあつかいは「訪問ほうもん介護かいごにおけるサービス行為こういごとの区分くぶんとうについて」(平成へいせい12ねんがつ17にちおいけい10ごう)を参照さんしょうすること。

Q3 自立じりつ生活せいかつ支援しえんのための見守みまもてき援助えんじょ具体ぐたいてき内容ないようについて

A3 身体しんたい介護かいごとして区分くぶんされる「自立じりつ生活せいかつ支援しえんのための見守みまもてき援助えんじょ」とは自立じりつ支援しえん、ADL向上こうじょう観点かんてんから安全あんぜん確保かくほしつつ常時じょうじ介護かいごできる状態じょうたいおこな見守みまもりをいう。たんなる見守みまもり・せいかけはふくまない。
たとえば、掃除そうじ洗濯せんたく調理ちょうりなどの日常にちじょう生活せいかつ援助えんじょ関連かんれんする行為こういであっても、

  • 利用りようしゃ一緒いっしょ手助てだすけをしながら調理ちょうりおこなうとともに、安全あんぜん確認かくにんこえかけや疲労ひろう確認かくにんをする
  • 濯物を一緒いっしょしたりたたんだりすることにより自立じりつ支援しえんうながすとともに、転倒てんとう予防よぼうとうのための見守みまもり・せいかけをおこな
  • 痴呆ちほうせい高齢こうれいしゃほう一緒いっしょ冷蔵庫れいぞうこのなかの整理せいりおこなうことにより生活せいかつれき喚起かんきうなが
  • くるまイスでの移動いどう介助かいじょおこなってみせき、本人ほんにんみずか品物しなものえらべるように援助えんじょする

という利用りようしゃ日常にちじょう生活せいかつ動作どうさ能力のうりょく(ADL)意欲いよく向上こうじょうのために利用りようしゃともおこな自立じりつ支援しえんのためのサービス行為こうい身体しんたい介護かいご区分くぶんされる。掃除そうじ洗濯せんたく調理ちょうりをしながらたん見守みまもり・せいかけをおこな場合ばあい生活せいかつ援助えんじょ区分くぶんされる。  
  また、利用りようしゃ身体しんたい直接ちょくせつ接触せっしょくしない、見守みまもり・こえかけ中心ちゅうしんのサービス行為こういであっても、

  • 入浴にゅうよく更衣ころもがえとう見守みまもりで、必要ひつようおうじた介助かいじょ転倒てんとう防止ぼうしのためのこえかけ、気分きぶん確認かくにんなどをおこな
  • ベットの出入でいなど自立じりつうながすためのせいかけなど、こえかけや見守みまも中心ちゅうしん必要ひつようときだけ介助かいじょおこな
  • 移動いどう転倒てんとうしないようにがわについてあるき、介護かいご必要ひつようだけで、事故じこがないようにつね見守みまも

という介助かいじょサービスは自立じりつ支援しえん、ADL向上こうじょう観念かんねんから身体しんたい介護かいご区分くぶんされる。そうした要件ようけん該当がいとうしないたんなる見守みまもり・せいかけは訪問ほうもん介護かいごとして算定さんていしない。

Q4 「訪問ほうもん介護かいご内容ないようたんなる本人ほんにん安否あんぴ確認かくにん健康けんこうチェックであり、それにともな若干じゃっかん身体しんたい介護かいごまた生活せいかつ援助えんじょおこな場合ばあいには、訪問ほうもん介護かいご算定さんていできない」とされているが、その具体ぐたいてき内容ないようについて

A4 これはたんなる本人ほんにん安否あんぴ確認かくにん健康けんこうチェックは訪問ほうもん介護かいごとして算定さんていできないことを規定きていしており、たとえば、訪問ほうもん介護かいご事業じぎょうしょ併設へいせつした高齢こうれいしゃ集合しゅうごう住宅じゅうたくにおける訪問ほうもん介護かいご利用りよう実態じったい想定そうていしている。

 深夜しんやたいとうふくめ24あいだ対応たいおうするいわゆる巡回じゅんかいがた訪問ほうもん介護かいごのサービス内容ないようについては、一般いっぱんてきには、身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんとした介護かいごとして訪問ほうもん介護かいご身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた)を算定さんていできる。

Q5 通院つういん外出がいしゅつ介助かいじょにおける受診じゅしんちゅう時間じかん取扱とりあつかいについて

A5えいご 通院つういん外出がいしゅつ介助かいじょにおけるたんなる時間じかんはサービス提供ていきょう時間じかんふくまない。院内いんないいのうち具体ぐたいてきな「自立じりつ生活せいかつ支援しえんのための見守みまもてき援助えんじょ」は身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがたとして算定さんていできる。

 なお、院内いんない付添つきそいなどの居宅きょたく以外いがいにおいておこなわれる訪問ほうもん介護かいごについては、居宅きょたくにおいておこなわれる目的もくてき病院びょういんとう)にくための準備じゅんびふく一連いちれんのサービス行為こういとみなし場合ばあいかぎみとめられるため、院内いんない付添つきそ行為こういだけをもってして単独たんどく行為こういとして算定さんていすることはできない。

Q6 訪問ほうもん介護かいごいんである整体せいたい療術りょうじゅつとう利用りようしゃ居宅きょたく訪問ほうもんしてマッサージをおこなった場合ばあい身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた算定さんていできるか。

A6 訪問ほうもん介護かいごは、「居宅きょたくにおいて介護かいごけるもの居宅きょたくにおける、入浴にゅうよく排泄はいせつ食事しょくじとう介護かいご調理ちょうり洗濯せんたく掃除そうじとう家事かじ生活せいかつとうかんする相談そうだんおよ助言じょげんその必要ひつよう日常にちじょう生活せいかつじょう世話せわ」(ほう7じょう6こう施行しこう規則きそく5じょう)とされており、訪問ほうもん介護かいごにおけるサ−ビス行為こういごとの区分くぶん個々ここのサービス行為こうい一連いちれんながれについては、「訪問ほうもん介護かいごにおけるサ−ビス行為こういごとの区分くぶんとうについて」(平成へいせい12ねん3がつ17にちおいけい10ごう)に規定きていされている。

 ご指摘してきのマッサージについては、当該とうがいサービス行為こういおこなもの資格しかくかかわらず、身体しんたい介護かいごサービスにふくまない。

Q7 訪問ほうもん介護かいごを1にち数時間すうじかんみ、24あいだのうちののこりの時間じかん利用りようしゃとヘルパーのあいだで「家政かせい」として契約けいやくし、いわゆる「み」によるサービス提供ていきょうおこなうことはできるか。

A7 たとえば、同一どういつ介護かいごしゃどういちにちに4あいだは「訪問ほうもん介護かいごいん」、20あいだは「家政かせい」として家事かじ介護かいごサービスをおこな場合ばあいは、サービス内容ないよう明確めいかく区分くぶんできないため、訪問ほうもん介護かいご算定さんていできない。


(2)1かい訪問ほうもん介護かいごにおいて身体しんたい介護かいご生活せいかつ援助えんじょ混在こんざいする場合ばあい取扱とりあつか

Q8 1かい訪問ほうもん介護かいごにおいて身体しんたい介護かいご生活せいかつ援助えんじょ混在こんざいする場合ばあい算定さんてい方法ほうほうについて

A8 身体しんたい介護かいごつづ生活せいかつ援助えんじょおこなうなど、1かい訪問ほうもん介護かいごにおいて身体しんたい介護かいご生活せいかつ援助えんじょ混在こんざいする場合ばあいについては、30ふんを1単位たんいとして、「身体しんたい介護かいご」と「生活せいかつ援助えんじょ」をわせて算定さんていすることとし、身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた生活せいかつ援助えんじょ加算かさんする方式ほうしきによる。身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた生活せいかつ中心ちゅうしんがたけて、それぞれ算定さんていすることはできない。

  たとえば、身体しんたい介護かいご50ふんつづ生活せいかつ援助えんじょを30ふんおこなった場合ばあいは、1かい訪問ほうもん介護かいご所要しょよう時間じかんは50+30+=80ふんであるため、所要しょよう時間じかん1時間じかん以上いじょう1あいだ30ふん未満みまん訪問ほうもん介護かいご算定さんていすることとなる。そのうち身体しんたい介護かいご所要しょよう時間じかんは50ふんであるため、所要しょよう時間じかん30ふん以上いじょう1あいだ未満みまん身体しんたい介護かいご生活せいかつ援助えんじょ加算かさんすることとなる。生活せいかつ援助えんじょ加算かさんについては、「所要しょよう時間じかん1時間じかん以上いじょう1あいだ30ふん未満みまん訪問ほうもん介護かいご全体ぜんたい)− 所要しょよう時間じかん30ふん以上いじょう1あいだ未満みまん身体しんたい介護かいご部分ぶぶん)」として30ふん×1となる。

 なお、実際じっさいのサービスの提供ていきょう身体しんたい介護かいごうしろにつづ生活せいかつ援助えんじょおこな場合ばあいかぎらない。1かい訪問ほうもん介護かいご全体ぜんたい時間じかんのうち身体しんたい介護かいごようする時間じかん合計ごうけいして判断はんだんするため、たとえば、生活せいかつ援助えんじょのちつづ身体しんたい介護かいごおこなってもよい。


(3)訪問ほうもん介護かいご所要しょよう時間じかん

Q9 訪問ほうもん介護かいご所要しょよう時間じかんについて

A9 訪問ほうもん介護かいご所要しょよう時間じかんについてはげんようした時間じかんではなく、訪問ほうもん介護かいご計画けいかく位置付いちづけられた内容ないよう訪問ほうもん介護かいごおこなうのにようする標準ひょうじゅんてき時間じかんとされており、利用りようしゃ心身しんしん状況じょうきょうとうまえつつ設定せっていする。

 訪問ほうもん介護かいご所要しょよう時間じかん実際じっさい訪問ほうもん介護かいごサービスをおこなった時間じかんかぎるため、たとえば、交通こうつう機関きかん都合つごうその訪問ほうもん介護かいごサービスの必要ひつよう以外いがい事由じゆうによって利用りようしゃ居宅きょたく滞在たいざいした場合ばあいには、その滞在たいざい時間じかん訪問ほうもん介護かいご所要しょよう時間じかん算入さんにゅうしない。なお、身体しんたい介護かいごサービスまたは生活せいかつ援助えんじょサービスを提供ていきょうするさい事前じぜん準備じゅんびとうとして居宅きょたくにおいておこなわれるサービス準備じゅんび記録きろくとう健康けんこうチェック、環境かんきょう整備せいびなど)訪問ほうもん介護かいご所要しょよう時間じかんふくまれる。

Q10 「所要しょよう時間じかん30ふん未満みまん身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた算定さんていする場合ばあい所要しょよう時間じかんは20ふん程度ていど以上いじょうとする。」とされているが、その具体ぐたいてき内容ないようについて

A10 これは、所要しょよう時間じかん30ふん未満みまん身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがたのサービス提供ていきょうようする時間じかん下限かげん明確めいかく規定きていされていないが、たとえば、訪問ほうもん介護かいご事業じぎょうしょ併設へいせつした高齢こうれいしゃ集合しゅうごう住宅じゅうたくにおける訪問ほうもん介護かいご利用りよう実態じったいまえ、たんなる本人ほんにん安否あんぴ確認かくにん健康けんこうチェック、せいかけなどごく短時間たんじかんなサ−ビス提供ていきょう所要しょよう時間じかん30ふん未満みまん身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがたとして算定さんていできないことを規定きていしている。

 深夜しんやたいとうふくめ24あいだ対応たいおうするいわゆる巡回じゅんかいがた訪問ほうもん介護かいごのサービス内容ないようについては、一般いっぱんてきには、身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんとした介護かいごとして所要しょよう時間じかん30ふん未満みまん身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた算定さんていできる。

Q11 「訪問ほうもん介護かいごを1にちふくすうかい算定さんていする場合ばあいにあっては、算定さんていする時間じかん間隔かんかくおおむね2時間じかん以上いじょうとする。」とされているが、その具体ぐたいてき内容ないようについて。

A11 今回こんかい改正かいせいは、1にちふくすうかい短時間たんじかん訪問ほうもんをすりことにより、在宅ざいたく介護かいごのサービス提供ていきょう体制たいせい強化きょうかすることを目的もくてきとしており、在宅ざいたくよう介護かいごしゃとう生活せいかつパターンにわせて訪問ほうもん介護かいごおこなうものである。よって、たんに1かい長時間ちょうじかん訪問ほうもん介護かいごふくすうかい区分くぶんしておこなうことは適切てきせつでなく、訪問ほうもん介護かいごを1にちふくすうかい算定さんていする場合ばあいにあっては、算定さんていする時間じかん間隔かんかくおおむね2時間じかん以上いじょうとすると規定きていした。

 利用りようしゃ事情じじょうにより、短時間たんじかん間隔かんかくふくすうかい訪問ほうもんおこな場合ばあいは、それぞれの訪問ほうもん介護かいご所要しょよう時間じかん合計ごうけいして1かい訪問ほうもん介護かいごとして算定さんていできる。

  なお、当該とうがい規定きてい通常つうじょうの「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」や「生活せいかつ援助えんじょ中心ちゅうしんがた」に適用てきようされ、「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」に適用てきようされない。

れい身体しんたい介護かいご50ふんおこない、時間じかん間隔かんかく30ぶんに、生活せいかつ援助えんじょ50ふんおこな場合ばあいは、身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた所要しょよう時間じかん30ふん以上いじょうあいだ未満みまん)に生活せいかつ援助えんじょ所要しょよう時間じかん30ふん×2)を加算かさんする方式ほうしきにより算定さんていする(身体しんたい介護かいご生活せいかつ援助えんじょ 所要しょよう時間じかんあいだ30ふん以上いじょうあいだ未満みまん)。身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた所要しょよう時間じかん30ふん以上いじょうあいだ未満みまん)と生活せいかつ援助えんじょ中心ちゅうしんがた所要しょよう時間じかん30ふん以上いじょうあいだ未満みまん)にけて、それぞれ算定さんていすることはできない。

Q12 「訪問ほうもん介護かいごを1にちふくすうかい算定さんていする場合ばあいにあっては、算定さんていする時間じかん間隔かんかくおおむね2時間じかん以上いじょうとする。」という「おおむね」の具体ぐたいてき内容ないようについて

A12 「おおむね」の具体ぐたいてき内容ないようとく規定きていしておらず、利用りようしゃ個々人ここじん身体しんたい状況じょうきょう生活せいかつ実態じったいとうおうじて判断はんだんされたい。

Q13 「訪問ほうもん介護かいごを1にちふくすうかい算定さんていする場合ばあいにあっては、算定さんていする時間じかん間隔かんかくおおむね2時間じかん以上いじょうとする。」とされているが、複数ふくすう事業じぎょうしゃにより提供ていきょうする場合ばあい取扱とりあつかいについて

A13 当該とうがい取扱とりあつかいはどういち事業じぎょうしゃによるサービス提供ていきょうかぎられなく、複数ふくすう事業じぎょうしゃによるサービス提供ていきょうにも適用てきようされる。(なお、複数ふくすう事業じぎょうしゃ場合ばあい訪問ほうもん介護かいご分配ぶんぱい事業じぎょうしょ相互そうご合議ごうぎゆだねられる。)

Q14 一人ひとり利用りようしゃたいして複数ふくすう訪問ほうもん介護かいごいんとう交代こうたいして訪問ほうもん介護かいごおこなった場合ばあいも、1かい訪問ほうもん介護かいごとしてその合計ごうけい所要しょよう時間じかんおうじた所定しょてい単位たんいすう算定さんていする。」とされているが、複数ふくすう事業じぎょうしゃにより提供ていきょうする場合ばあい取扱とりあつかいについて

A14 一人ひとり利用りようしゃたいして複数ふくすう訪問ほうもん介護かいごいんとう交代こうたいして訪問ほうもん介護かいごおこなった場合ばあいは、訪問ほうもん介護かいごいん交代こうたい有無うむかかわらず、1かい訪問ほうもん介護かいごとして算定さんていすることとしている。   

  これは複数ふくすう事業じぎょうしゃからの複数ふくすう訪問ほうもん介護かいごいん交代こうたいして訪問ほうもん介護かいごおこな場合ばあいにも適用てきようされる。(なお、複数ふくすう事業じぎょうしゃ場合ばあい訪問ほうもん介護かいご分配ぶんぱい事業じぎょうしょ相互そうご合議ごうぎゆだねられる。)


(4)生活せいかつ援助えんじょ中心ちゅうしんがた算定さんてい

Q15 生活せいかつ援助えんじょ中心ちゅうしんがた算定さんていするにたり、「居宅きょたくサービス計画けいかく生活せいかつ援助えんじょ中心ちゅうしんがた訪問ほうもん介護かいご位置付いちづける場合ばあいには、居宅きょたくサービス計画けいかくしょ生活せいかつ援助えんじょ中心ちゅうしんがた算定さんてい理由りゆうそのやむをない事情じじょう内容ないようについて記載きさいするとともに、生活せいかつ全般ぜんぱん解決かいけつすべき課題かだい対応たいおうして、その解決かいけつ必要ひつようであって最適さいてきなサービスの内容ないようとその方針ほうしん明確めいかく記載きさいする必要ひつようがある。」とされているが、その具体ぐたいてき内容ないようについて

A15 居宅きょたくサービス計画けいかく生活せいかつ援助えんじょ中心ちゅうしんがた訪問ほうもん介護かいご位置付いちづける場合ばあいには、居宅きょたくサービス計画けいかくしょだい1ひょうの「生活せいかつ援助えんじょ中心ちゅうしんがた算定さんてい理由りゆうらんに○をす(「3、その」に○を場合ばあいはその事情じじょう内容ないようについて簡潔かんけつ明瞭めいりょう記載きさいする)とともに、居宅きょたくサービス計画けいかくしょだいひょうの「援助えんじょ目標もくひょう長期ちょうき目標もくひょう短期たんき目標もくひょう)」、(「長期ちょうき目標もくひょうおよび「短期たんき目標もくひょう」にする)「期間きかん」、「サービス内容ないよう」などについても明確めいかく記載きさいする必要ひつようがある。

 こうした適切てきせつなアセスメントとうおこなわれない場合ばあい当該とうがい居宅きょたくサービス計画けいかくかか生活せいかつ援助えんじょ中心ちゅうしんがた訪問ほうもん介護かいごについては、適正てきせい給付きゅうふとして返還へんかんもとるものである。

 居宅きょたくサービス計画けいかくしょ具体ぐたいてき記載きさい要領ようりょうについては、「介護かいごサービス計画けいかくしょ様式ようしきおよ課題かだい分析ぶんせき標準ひょうじゅん項目こうもく表示ひょうじについて」(平成へいせい11ねん11がつ12にちろうくわだて29ごう)を参照さんしょうすること。

 


(5)2人ふたり訪問ほうもん介護かいごいんとうによる訪問ほうもん介護かいご取扱とりあつか

Q16 2人ふたり訪問ほうもん介護かいごいんとうによる訪問ほうもん介護かいご算定さんてい方法ほうほうについて

A16 たとえば、体重たいじゅうおも利用りようしゃ入浴にゅうよく介助かいじょとうじゅう介護かいご内容ないようとする訪問ほうもん介護かいご提供ていきょうする場合ばあいやエレベーターのない建物たてものの2かい以上いじょう居室きょしつから歩行ほこう困難こんなん利用りようしゃ外出がいしゅつさせる場合ばあいなど、利用りようしゃ状況じょうきょうとうにより、2人ふたり訪問ほうもん介護かいごいんとうによるサービス提供ていきょう必要ひつようとなった場合ばあいは、2人ふたり訪問ほうもん介護かいごいんとうによるサービス提供ていきょう時間じかんおうじた所定しょてい単位たんいすうの100ぶんの200に相当そうとうする単位たんいすう算定さんていするため「二人ふたり介護かいごいんとう場合ばあい」のサービスコードにより請求せいきゅうする。
  ただし、上記じょうき場合ばあいにおいて、たとえば、2人ふたり訪問ほうもん介護かいごいんとう入浴にゅうよく介助かいじょおこない、その一人ひとり訪問ほうもん介護かいごいんとう生活せいかつ援助えんじょおこな場合ばあいは、2にん訪問ほうもん介護かいごいんとうによるサービス提供ていきょう時間じかん全体ぜんたいのサービス提供ていきょう時間じかんめる割合わりあいちいさく、該当がいとうするサービスコードが存在そんざいしないため、便宜上べんぎじょうそれぞれの訪問ほうもん介護かいごいんとうのサービス提供ていきょう時間じかんおうじて訪問ほうもん介護かいごいんとうごとに所定しょてい単位たんいすう算定さんていすることとする。

れい

訪問ほうもん介護かいごいんA 身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた入浴にゅうよく介助かいじょ所要しょよう時間じかん)を算定さんてい
訪問ほうもん介護かいごいんB 身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた生活せいかつ援助えんじょ加算かさんして算定さんてい
また、上記じょうき場合ばあいにおいて、2人ふたり訪問ほうもん介護かいごいんとうのうち1にんが3きゅう訪問ほうもん介護かいごいんであるために減算げんざんされる場合ばあいは、該当がいとうするサービスコードが存在そんざいしないため、便宜上べんぎじょう、それぞれの訪問ほうもん介護かいごいんとうのサービス提供ていきょう時間じかんおうじて訪問ほうもん介護かいごいんとうごとに「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」を算定さんていすることとする。

れい

訪問ほうもん介護かいごいんA 所定しょてい単位たんいすう算定さんてい
訪問ほうもん介護かいごいんB 所定しょてい単位たんいすうの100ぶんの90を算定さんてい

こうした取扱とりあつかいは、該当がいとうするサービスコードが存在そんざいしないための特例とくれいてきなのもであり、それぞれの訪問ほうもん介護かいごいんとうのサービス提供ていきょう時間じかんおうじて訪問ほうもん介護かいごいんとうごとに算定さんていする場合ばあいも、2人ふたり訪問ほうもん介護かいごいんとうによる訪問ほうもん介護かいご算定さんていにかかる要件ようけん利用りようしゃ状況じょうきょうとう)をたすことが必要ひつようである。


(6)特別とくべつ地域ちいき加算かさん

Q17 特別とくべつ地域ちいき加算かさん意識いしきてき請求せいきゅうしないことは可能かのうか。

A17 加算かさん届出とどけでおこなっている場合ばあいにおいて、利用りようしゃ負担ふたん軽減けいげんはか趣旨しゅしであれば、加算かさん請求せいきゅうしないということにより対応たいおうするのではなく、介護かいご給付きゅうふ割引わりびきりつ都道府県とどうふけん登録とうろくすることが原則げんそくである。
  ただし、利用りようしゃ居宅きょたく特別とくべつ地域ちいきがい所在しょざいするなど特別とくべつ事情じじょうがある場合ばあいには、利用りようしゃ負担ふたん軽減けいげんはかるために、当該とうがい利用りようしゃについて特別とくべつ地域ちいき加算かさん意識いしきてき請求せいきゅうしないことはできる。


(7)通院つういんとう乗降じょうこう介助かいじょ

Q18 「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を算定さんていする事業じぎょうしょ体制たいせいとうかか届出とどけでについて

A18 「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を算定さんていする事業じぎょうしゃあらたに体制たいせいとう届出とどけでおこな必要ひつようがある。また、あらたに体制たいせいとう届出とどけでおこなわない事業じぎょうしょが「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」とおな内容ないようのサービスをおこな場合ばあいは「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」を算定さんていすることはできない。
  なお、よう介護かいご4またよう介護かいご5の利用りようしゃたいして、通院つういんとうのための乗車じょうしゃ降車こうしゃ介助かいじょおこなうことの前後ぜんご連続れんぞくして相当そうとう所要しょよう時間じかん(20ふんから30ふん程度ていど以上いじょう)をようしかつ手間てまのかかる身体しんたい介護かいごおこな場合ばあいには、その所要しょよう時間じかんおうじた「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」の所定しょてい単位たんいすう算定さんていできることとされているが、これは「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を算定さんていする事業じぎょうしゃ前提ぜんていとしていることから、この場合ばあいも、あらたに体制たいせいとう届出とどけでおこな必要ひつようがある。

Q19 「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を算定さんていするにたり、「介護かいご給付きゅうふ算定さんていかか体制たいせいとうかんする届出とどけで」において、事業じぎょうしょ指定していにおいてもとめられる「市町村しちょうそん意見いけんしょ」を添付てんぷしなくてもよいか。

A19  「介護かいご給付きゅうふ算定さんていかか体制たいせいとうかんする届出とどけで」において、訪問ほうもん介護かいごの「施設しせつとう区分くぶん」については、事業じぎょうしょ運営うんえい規定きていにおいてさだめる「指定してい訪問ほうもん介護かいご内容ないよう」にしたがって記載きさいすることとされている。
  「介護かいご給付きゅうふ算定さんていかか体制たいせいとうかんする届出とどけで」において、「市町村しちょうそん意見いけんしょ」の添付てんぷもとめていないが、届出とどけで内容ないよう事業じぎょうしょ運営うんえい規定きていにおいてさだめる「指定してい訪問ほうもん介護かいご内容ないよう」に合致がっちしていなければならない。

Q2きゅーつー よう支援しえんしゃたいする「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」について

A20  「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を算定さんていできる利用りようしゃよう介護かいごしゃかぎられる。
ただし、よう支援しえんしゃい、バスとう公共こうきょう機関きかん利用りようして移送いそうちゅう気分きぶん確認かくにんふくめた通院つういん外出がいしゅつ介助かいじょおこなった場合ばあいには、従来じゅうらいどおり、「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」を算定さんていできる。

Q2きゅーつー 往路おうろ家族かぞくとう対応たいおうし、復路ふくろは「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を算定さんていすることはできるか。

A21 「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」は片道かたみちにつき算定さんていする。したがって、所定しょてい算定さんてい用件ようけんたす場合ばあい復路ふくろについて算定さんていできる

Q2きゅーつー 1にち複数ふくすう医療いりょう機関きかん受診じゅしんする場合ばあいに、医療いりょう機関きかんから医療いりょう機関きかんへの移送いそうともな介護かいごについて「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を算定さんていできるか

A22 居宅きょたく以外いがいにおいておこなわれるバスとう公共こうきょう交通こうつう機関きかんへの乗降じょうこう院内いんない移動いどうとう介助かいじょなどのサービス行為こういだけをもってして訪問ほうもん介護かいごとして算定さんていすることはできない。したがって、医療いりょう機関きかんから医療いりょう機関きかんへの移送いそうともな介護かいごについては、「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を算定さんていすることはできない。

Q2きゅーつー 公共こうきょう交通こうつう機関きかんによる通院つういん外出がいしゅつについて

A23 よう介護かいごしゃまたよう支援しえんしゃい、バスとう交通こうつう機関きかん利用りようして移送いそうちゅう気分きぶん確認かくにんふくめた通院つういん外出がいしゅつ介助かいじょおこなった場合ばあいには、従来じゅうらいどおり「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」を算定さんていできる。なお、タクシーも公共こうきょう交通こうつう機関きかんふくまれる。

Q2きゅーつー 通院つういんとうのための乗車じょうしゃ降車こうしゃ介助かいじょ前後ぜんご連続れんぞくしておこなわれる外出がいしゅつ直接ちょくせつ関連かんれんする身体しんたい介護かいご移動いどう移乗いじょう介助かいじょ整体せいたい整容せいよう更衣ころもがえ介助かいじょ排泄はいせつ介助かいじょとう)はべつ算定さんていできるのか。

A24  「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」の前後ぜんご連続れんぞくしておこなわれる行為こういのうち、外出がいしゅつ直接ちょくせつ関連かんれんする身体しんたい介護かいご移動いどう移乗いじょう介助かいじょ整体せいたい整容せいよう更衣ころもがえ介助かいじょ排泄はいせつ介助かいじょとう)については、

  • 居室きょしつないでの準備じゅんび通院つういんさきでの院内いんない移動いどうとう介助かいじょなど、通院つういんとうのための乗降じょうこう介助かいじょ前後ぜんご連続れんぞくしておこなわれる身体しんたい介護かいご所要しょよう時間じかん内容ないようかかわらず「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」を算定さんていできず、「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を算定さんていすることになる。
  • ただし、よう介護かいご4またはよう介護かいご5の利用りようしゃたいして、通院つういんとうのための乗車じょうしゃ
  • 降車こうしゃ介助かいじょおこなうことの前後ぜんご連続れんぞくして、相当そうとう所要しょよう時間じかん(20ふんから30ふん程度ていど以上いじょう)をようしかつ手間てまのかかる、外出がいしゅつ直接ちょくせつ関連かんれんする身体しんたい介護かいごおこな場合ばあいかぎり、その所要しょよう時間じかん運転うんてん時間じかん控除こうじょする)におうじた「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」の所定しょてい単位たんいすう算定さんていできる。この場合ばあいには、「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」の所定しょてい単位たんいすうあわせて算定さんていすることはできない。

    れい

    乗車じょうしゃ介助かいじょまえ連続れんぞくして)たきりの利用りようしゃ更衣ころもがえ介助かいじょ排泄はいせつ介助かいじょをしたのち、ベッドからくるまいすへ移乗いじょう介助かいじょし、くるまいすをして自動車じどうしゃ移動いどう介助かいじょする場合ばあい

     

Q2きゅーつー いわゆる介護かいごタクシーにおける受診じゅしんちゅう時間じかん取扱とりあつかいについて

A25 「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」は通院つういんとうのための外出がいしゅつ直接ちょくせつ関連かんれんする身体しんたい介護かいご一連いちれんのサービス行為こうい包括ほうかつ評価ひょうかしているため、通院つういんさきでの受診じゅしんちゅう時間じかんについては、時間じかんながさや時間じかんにおける介護かいご内容ないようかかわらず、「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を算定さんていすることとなり、べつに、「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」を算定さんていできない。

Q2きゅーつー 「よう介護かいご4またよう介護かいご5の利用りようしゃたいして、通院つういんとうのための乗車じょうしゃ降車こうしゃ介助かいじょおこなうことの前後ぜんご連続れんぞくして相当そうとう所要しょよう時間じかん(20ふんから30ふん程度ていど以上いじょう)をようしかつ手間てまのかかる身体しんたい介護かいごおこな場合ばあいには、その所要しょよう時間じかんおうじた「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」の所定しょてい単位たんいすう算定さんていできる。」にいう「前後ぜんご所要しょよう時間じかん」について

A26 よう介護かいご4またよう介護かいご5の利用りようしゃたいして、「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」を算定さんていするためには、通院つういんとうのための乗車じょうしゃ降車こうしゃ介助かいじょおこなうことのぜんまたのち連続れんぞくしておこなわれる手間てまのかかる、外出がいしゅつ直接ちょくせつ関連かんれんする身体しんたい介護かいご所要しょよう時間じかんは20〜30ふん程度ていど以上いじょうようする。このとき、前後ぜんご所要しょよう時間じかん算定さんていできない。
(なお、「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」を算定さんていする場合ばあい算定さんてい対象たいしょう時間じかん運転うんてん時間じかん控除こうじょして所要しょよう時間じかん通算つうさんする。)

れい

れい@は乗車じょうしゃまえに20ぶんの「外出がいしゅつ直接ちょくせつ関連かんれんする身体しんたい介護かいご」をおこなっているため、身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがたとして算定さんていできる。乗車じょうしゃまえおよ降車こうしゃ所要しょよう時間じかん通算つうさんして25ぶん身体しんたい介護かいごとして身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた所要しょよう時間じかん30ふん未満みまん)を算定さんていする。

れいAは乗車じょうしゃまえまた降車こうしゃに20〜30ふん程度ていど以上いじょうの「外出がいしゅつ直接ちょくせつ関連かんれんする身体しんたい介護かいご」をおこなっていないため、身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがたとして算定さんていできず、「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を算定さんていする。

Q2きゅーつー 通院つういんとうのための乗車じょうしゃ降車こうしゃ介助かいじょ前後ぜんご連続れんぞくしておこなわれる外出がいしゅつ直接ちょくせつ関連かんれんしない身体しんたい介護かいご入浴にゅうよく介助かいじょ食事しょくじ介助かいじょとう)や生活せいかつ援助えんじょ調理ちょうり清掃せいそうとう)はべつ算定さんていできるのか。

A27 「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」の前後ぜんご連続れんぞくしておこなわれる行為こういのうち、外出がいしゅつ直接ちょくせつ関連かんれんしない身体しんたい介護かいご入浴にゅうよく介助かいじょ食事しょくじ介助かいじょとう)については、その所要しょよう時間じかんが30ふん〜1あいだ程度ていど以上いじょうようしかつ身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんである場合ばあいかぎり、外出がいしゅつ直接ちょくせつ関連かんれんしない身体しんたい介護かいごおよ通院つういん外出がいしゅつ介助かいじょ通算つうさんした所要しょよう時間じかん運転うんてん時間じかん控除こうじょする)におうじた「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」の所定しょてい単位たんいすう算定さんていできる。この場合ばあいには、「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」の所定しょてい単位たんいすう算定さんていできない。
  また、生活せいかつ援助えんじょについては、当該とうがい生活せいかつ援助えんじょ所要しょよう時間じかん所定しょてい要件ようけんたす場合ばあいかぎり、その所要しょよう時間じかんおうじた「生活せいかつ援助えんじょ中心ちゅうしんがた」の所定しょてい単位たんいすう算定さんていできる。この場合ばあいには、「通院つういんのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」の所定しょてい単位たんいすう算定さんていできる。

Q2きゅーつー 通院つういん外出がいしゅつ介助かいじょにおいて、利用りようしゃ状況じょうきょうとうにより、2人ふたり訪問ほうもん介護かいごいんとうによるサービス提供ていきょう必要ひつようとなった場合ばあい取扱とりあつかいについて

A28 通院つういん外出がいしゅつ介助かいじょにおいて、1人ひとり訪問ほうもん介護かいごいんとう車両しゃりょう同乗どうじょうして気分きぶん確認かくにんなど移送いそうちゅう介護かいごふくめた介護かいご行為こういおこな場合ばあいは、当該とうがい訪問ほうもん介護かいごいんとうは「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」を算定さんていするが、このとき、当該とうがい車両しゃりょう運転うんてんするもう1人ひとり訪問ほうもん介護かいごいんとうは、サービス行為こうい所要しょよう時間じかん内容ないようかかわらず、べつに「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を算定さんていすることはできない。
ただし、たとえば、重度じゅうどよう介護かいごしゃであって、

@体重たいじゅうおも利用りようしゃじゅう介護かいご内容ないようとする訪問ほうもん介護かいご提供ていきょうする場合ばあい
Aエレベーターの建物たてものの2かい以上いじょう居室きょしつから外出がいしゅつさせる場合ばあいなど、利用りようしゃ状況じょうきょうとうによりやむをずに2人ふたり訪問ほうもん介護かいごいんとうによるサービス提供ていきょう必要ひつようとなった場合ばあいかぎり、2人ふたり訪問ほうもん介護かいごいんとうによるサービス提供ていきょう時間じかんおうじた「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」の100ぶんの200に相当そうとうする単位たんいすう算定さんていできる。

また、上記じょうき場合ばあいにおいて、たとえば、2人ふたり訪問ほうもん介護かいごいんとう移動いどう介助かいじょ乗車じょうしゃ介助かいじょおこな場合ばあいは、2人ふたり訪問ほうもん介護かいごいんとうによるサービス提供ていきょう時間じかん全体ぜんたいのサービス提供ていきょう時間じかんめる割合わりあいちいさいため、それぞれの訪問ほうもん介護かいごいんとうのサービス提供ていきょう時間じかんおうじて訪問ほうもん介護かいごいんとうごとに「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」を算定さんていできる

Q2きゅーつー べつ同乗どうじょうする訪問ほうもん介護かいごいんとうが「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」のみをおこない、移送いそうちゅう介護かいごまったおこなわない場合ばあい取扱とりあつかいについて

A29  車両しゃりょう運転うんてんする訪問ほうもん介護かいごいんとうとはべつ訪問ほうもん介護かいごいんとう同乗どうじょうする場合ばあいであっても、当該とうがい同乗どうじょうする訪問ほうもん介護かいごいんとうが「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」のみをおこない、移送いそうちゅう気分きぶん確認かくにんなど移送いそうちゅう介護かいごまったおこなわない場合ばあいについては、「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」と実質じっしつてきおな内容ないようのサービスであるので、「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を算定さんていすることとし、「身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがた」は算定さんていできない。

Q30 居宅きょたくサービス計画けいかくに「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」を位置付いちづけるときに、アセスメントが適当てきとうおこなわれていない場合ばあい取扱とりあつかいについて

A30  「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」の単位たんい算定さんていするにたっては、適切てきせつなアセスメントをつうじて、居宅きょたくサービス計画けいかく位置付いちづける必要ひつようがあると規定きていされており、こうしたアセスメントがおこなわれていない場合ばあい、「通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょ」は不適切ふてきせつ給付きゅうふとして返還へんかんもとめるものである。




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