(Translated by https://www.hiragana.jp/)
2004年2月号
月 刊   全国障害者介護制度情報

支援しえん介護かいご保険ほけん統合とうごう問題もんだい

九州きゅうしゅうのFで24あいだ介護かいご保障ほしょうに 詳細しょうさい解説かいせつ

★4がつけてヘルパー時間じかんすうアップ交渉こうしょう

がつごう
2004.2.27
編集へんしゅう障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター
情報じょうほう提供ていきょう協力きょうりょく全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい
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2004ねんがつごう    目次もくじ

   

4・・・・支援しえん介護かいご保険ほけん統合とうごう問題もんだいその
4・・・・団体だんたい厚生こうせい労働省ろうどうしょう毎週まいしゅう学習がくしゅうかい報告ほうこく
14・・・支援しえん介護かいご保険ほけんはいるとかんがえられるおおきな問題もんだいてん
18・・・九州きゅうしゅう北部ほくぶのFで24あいだ介助かいじょ保障ほしょう実現じつげん
24・・・すうねんには介護かいごしゃ運転うんてんくるま移動いどうすると許可きょかでは逮捕たいほ
26・・・障害しょうがい当事とうじしゃによるホームヘルパー指定してい事業じぎょうしゃ全国ぜんこく1000ヶ所かしょ
28・・・通信つうしん研修けんしゅう参加さんか希望きぼうしゃ募集ぼしゅうちゅう
31・・・広域こういき協会きょうかいのご案内あんない
33・・・16年度ねんどのヘルパー単価たんか厚生省こうせいしょうあん



支援しえん介護かいご保険ほけん統合とうごう問題もんだいその

 先月せんげつごう特集とくしゅうした介護かいご保険ほけんとの統合とうごう問題もんだいですが、そのヶ月かげつ目立めだった進展しんてんはなく、表面ひょうめんじょうはのんびりとした厚生こうせい労働省ろうどうしょう障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし企画きかく課長かちょうほかすうにん障害しょうがいしゃ主要しゅよう団体だんたい介護かいご保険ほけん関係かんけい学習がくしゅうかい毎週まいしゅう木曜日もくようびおこなわれています。企画きかく課長かちょうは「まずは介護かいご保健ほけん制度せいどかんする学習がくしゅうかいおこない、共通きょうつう認識にんしきつくりたい」「提案ていあんできるあんはまだ、まったくつくっていない」といい、障害しょうがいしゃ団体だんたい統合とうごう前提ぜんていとはせずに、まずは厚生こうせい労働省ろうどうしょうはなしくという態度たいどでこの会合かいごうのぞんだのですが、いつまでたっても、厚生こうせい労働省ろうどうしょうあんけず、団体だんたい内部ないぶかえって討議とうぎするための検討けんとう資料しりょうもまったく入手にゅうしゅできない状態じょうたいです。この状態じょうたいたいし、いくつかの団体だんたいからは、「ばしの策略さくりゃくではないか。がつけば統合とうごう決定けっていしているのではないか」と危惧きぐするこえもあります。これにたいし、課長かちょうからは「けっしてばしをしているわけではない」という発言はつげんがありました。また、課長かちょう補佐ほさからは「制度せいど設計せっけいは(条件じょうけんがそろえば)すぐできる」という趣旨しゅし発言はつげんもありましたので、本当ほんとう具体ぐたいあんつくっていないのかもしれません。ただ介護かいご保険ほけんでまかなえない水準すいじゅん長時間ちょうじかんのヘルパー利用りようしゃには(介護かいご保険ほけんがカバーする部分ぶぶんをどのように変更へんこうしたとしても、介護かいご保険ほけんえる部分ぶぶんは)「2ぶんの1,4ぶんの1,4ぶんの1」(のくにけん予算よさん分担ぶんたん)で対応たいおうするしかないということは、しめされました。
  以下いか毎週まいしゅう木曜日もくようび学習がくしゅうかい報告ほうこく紹介しょうかいします。(この文書ぶんしょは8団体だんたい確認かくにんて、共同きょうどう配信はいしんされているものを、そのまま掲載けいさいさせていただいています。8団体だんたいにちれん育成いくせいかい、DPI、JD、そんれんにちめくられんにちろうれんぜんせいれん)。

介護かいご保険ほけんかんする障害しょうがいしゃ団体だんたい厚労省こうろうしょう障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしとのはない(2004ねんがつ22にち)の報告ほうこく

 1がつ16にち障害しょうがいしゃ団体だんたいへの介護かいご制度せいど改革かいかく本部ほんぶ説明せつめいにおいて、塩田しおだ障害しょうがい福祉ふくし部長ぶちょうから「支援しえん制度せいど理念りねん実現じつげん発展はってんのために、介護かいご保険ほけん活用かつようする前向まえむきな議論ぎろんをしたい」とのびかけをけて、障害しょうがいしゃ団体だんたい連携れんけいふかめること目的もくてき今後こんごしゅうかいペースであつまることに合意ごういし、そのだいかいはないを1がつ22にちった。同時どうじ村木むらき企画きかく課長かちょうをはじめとする厚生こうせい労働省ろうどうしょうとのはない(情報じょうほう共有きょうゆう意見いけん交換こうかん)をおこなった。今回こんかいからぜんいえれん正式せいしき参加さんかにより、3障害しょうがい団体だんたいとしてのはないをすすめていくことになった。
 厚労省こうろうしょうたいして、かく団体だんたいが16にちはなしかえって検討けんとうした結果けっか現在げんざい情報じょうほう結論けつろんすことはむずかしく、介護かいご保険ほけんへの統合とうごう前提ぜんていとせずに8団体だんたいがまとまって厚生こうせい労働省ろうどうしょう率直そっちょく意見いけん交換こうかんをしながら、その是非ぜひ判断はんだんしていきたいむねつたえるとともに、現状げんじょうのサービスが維持いじできる仕組しくみと、施設しせつから地域ちいき生活せいかつ移行いこうすることが目標もくひょうで、それをベースに現状げんじょうよりも障害しょうがいしゃ施策しさくいちでもすすむようなはなしをしたいという発言はつげんされた。
 つづいて厚生こうせい労働省ろうどうしょうから配付はいふ資料しりょう沿って介護かいご保険ほけんほう改正かいせい審議しんぎ進行しんこうスケジュールと議論ぎろんようする事項じこうについて説明せつめいがあり、質疑しつぎおこなわれた。
 8団体だんたいがわからは、「財政ざいせい状況じょうきょう困難こんなんであることは理解りかいするが、支援しえん制度せいどいま課題かだいおおい。スタートして1ねん経過けいかしたばかりで検証けんしょうもしておらず、介護かいご保険ほけん一緒いっしょにしてもうまくいかないのではないか」「現状げんじょう支援しえん制度せいどにおいても十分じゅうぶんにサービスがけられていないので、今後こんごどうなるのかおおくの障害しょうがいしゃ不安ふあんおもっている」などの発言はつげんもあった。
 厚生こうせい労働省ろうどうしょうからは、当事とうじしゃかんがえが今後こんご政策せいさく決定けっていおおきなウェイトをめること、介護かいご保険ほけんほう附則ふそくで5ねん見直みなおしが法文ほうぶんじょう明記めいきされていること、したがって介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ施策しさく関係かんけい検討けんとうするじょうでは当事とうじしゃ団体だんたい意見いけんき、地域ちいき生活せいかつ実現じつげんするためにはどの手段しゅだんをとるのが有効ゆうこうなのかという観点かんてんから一緒いっしょ検討けんとうをしていきたい、ということがべられた。
 障害しょうがいしゃ団体だんたいがわ厚労省こうろうしょうたいして、今後こんご障害しょうがいしゃ団体だんたいしゅうかいペースではないをおこない、実務じつむレベルの情報じょうほうふくめた具体ぐたいてき情報じょうほう提供ていきょうもとめた。また、次回じかい厚労省こうろうしょう障害しょうがいしゃ団体だんたいがもつそれぞれの課題かだい共有きょうゆうはかるために、介護かいご保険ほけん制度せいどおよ介護かいご保険ほけんほうについての理解りかいふかめるための情報じょうほう提供ていきょうけつつ、たがいの意見いけん交換こうかんおこなあつまりをつことになった。

障害しょうがいしゃ団体だんたい厚労省こうろうしょう障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしとのはない(2004ねん1がつ29にち)の報告ほうこく

 1がつ22にち障害しょうがいしゃ団体だんたい協議きょうぎにおいて、今後こんご障害しょうがいしゃ団体だんたいしゅうかいペースではないをおこない、そのさい厚労省こうろうしょうたいして介護かいご保険ほけん見直みなおしにかんしてなされている検討けんとうについて実務じつむレベルの情報じょうほうふくめた具体ぐたいてき情報じょうほう提供ていきょうもとめていくことを決定けっていした。そのことをけ、だいかいあつまりを1がつ29にちにもった。
 当日とうじつ午後ごごから会議かいぎはじめ、まず8団体だんたいでの協議きょうぎおこなった。介護かいご保険ほけん支援しえん相違そういてん介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ施策しさく適用てきようすることにたいして懸念けねんされる事項じこうについて、また、介護かいご保険ほけんのメリットをどうかんがえるかについて事務じむきょく作成さくせいした資料しりょうをもとに意見いけん交換こうかんおこなった。
 そのなかで、厚労省こうろうしょう協議きょうぎをするのにあたって、各論かくろんからはいるのではなく、まず、障害しょうがいしゃ福祉ふくし施策しさくかかえる基本きほんてき課題かだい扶養ふよう義務ぎむ障害しょうがい認定にんてい所得しょとく保障ほしょう総合そうごう福祉ふくしほう確立かくりつとう)をきちんとさえ、そのうえ地域ちいき生活せいかつ支援しえん必要ひつようなサービスの介護かいご保険ほけんかさなる部分ぶぶんかさならない部分ぶぶん仕分しわけたうえで、おもなる部分ぶぶん介護かいご保険ほけん適用てきようすることがいのかどうか判断はんだんするという議論ぎろん方向ほうこうせいがだされた。
 そのように、基本きほんろん総論そうろん各論かくろん整理せいりしてはなしすすめるなかで、障害しょうがいしゃ団体だんたい指摘してきしたことに厚労省こうろうしょうこたえるにとどまるのではなく、介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょうをどうリンクさせるのか厚労省こうろうしょうえが全体ぜんたいぞうについての情報じょうほうもとめていくことになった。
 つづいて、午後ごごから村木むらき企画きかく課長かちょうをはじめとする厚生こうせい労働省ろうどうしょうとのはない(情報じょうほう共有きょうゆう意見いけん交換こうかん)をおこなった。
 最初さいしょ村木むらき課長かちょうから、介護かいご保険ほけん吸収きゅうしゅう合併がっぺいではなく障害しょうがい福祉ふくし施策しさくとしてどうしていくのかについて協議きょうぎしたいとの言葉ことばがあり、当面とうめんがつまでに協議きょうぎおこなうテーマとスケジュールがしめされた。
 また、厚労省こうろうしょうからこれからの障害しょうがいしゃ福祉ふくし基本きほんてき方向ほうこうせいについて、資料しりょうをもとに説明せつめいおこなわれた。厚労省こうろうしょうは、これからの障害しょうがいしゃ福祉ふくし地域ちいきらすことを前提ぜんていに、

障害しょうがいしゃ種別しゅべつ年齢ねんれいえた地域ちいきケアをできるだけ身近みぢかなところでけられること
就労しゅうろうまいの問題もんだいふくめての支援しえんかたかんがえること
地域ちいきのニーズを的確てきかく把握はあくするための仕組しくみが必要ひつようであり、また、今後こんご地域ちいき移行いこうなかあらたなサービスをけるひとえるためにサービスのびのスピードにえられる仕組しくみが必要ひつようであること
ぜい保険ほけんでは財政ざいせい弾力だんりょくせいちがいがあり、これからは財政ざいせい弾力だんりょくせいある仕組しくみがもとめられること
特区とっくにおける取組とりくみもふくめ、地域ちいき実情じつじょうおうじたサービスを仕組しくみが必要ひつようであること

などをあげた。
 また、自治体じちたいからくにへの要望ようぼうとして「安定あんていてき財源ざいげん確保かくほ」「ケアマネジメントの制度せいど」「支給しきゅう決定けってい基準きじゅん策定さくてい」などがあり、一方いっぽう障害しょうがいしゃ福祉ふくし補助ほじょきんについて廃止はいし地方ちほう財源ざいげん移譲いじょうもとめるこえおおきいということもあげられた。
 障害しょうがいしゃ団体だんたいがわからは、 "障害しょうがいしゃ種別しゅべつえたケア"という理念りねん重要じゅうようだが、福祉ふくしほうはそれぞれ身体しんたい知的ちてき精神せいしん種別しゅべつかれている。法律ほうりつべつでサービスだけ統合とうごうということではなく、障害しょうがいしゃ団体だんたい従来じゅうらいから障害しょうがいしゃ総合そうごうサービスほう制定せいていするよう提案ていあんしてきている。 平成へいせいねん障害しょうがいしゃプランができて7年間ねんかん計画けいかくわったが、知的ちてき障害しょうがいしゃ入所にゅうしょ施設しせつえていて、精神せいしん障害しょうがいしゃ社会しゃかいてき入院にゅういんよこばいである。市町村しちょうそん障害しょうがいしゃ計画けいかくは91 %の市町村しちょうそん策定さくていされたが、現状げんじょうわったという実感じっかんがもてない。 扶養ふよう義務ぎむ制度せいどえないかぎり、いつまでもおや子供こどもるということで、公的こうてき責任せきにんをあいまいにして最後さいご家族かぞく責任せきにんとしている。これはぎゃく本人ほんにん自立じりつ意欲いよく阻害そがいしているめんがあり、扶養ふよう義務ぎむ問題もんだいについて、政治せいじふくめてどう提起ていきしていくのかかんがえなければならない。 障害しょうがい認定にんてい等級とうきゅう問題もんだいについても、医療いりょうモデルでまっていて、それがサービスにむすびついている。知的ちてき障害しょうがいしゃ精神せいしん障害しょうがいしゃ認定にんてい方法ほうほうにも問題もんだいがある。 総合そうごうてき障害しょうがいしゃ施策しさく所得しょとく保障ほしょうなどふるくから指摘してきされてきた問題もんだいで、問題もんだい意識いしきだけではだめで、それをどう施策しさくにしていくかが重要じゅうようである。 などの意見いけんがだされた。
 議論ぎろん当初とうしょ予定よてい大幅おおはばえて6ぎまでつづいたが、これらの問題もんだい意識いしき障害しょうがいしゃ団体だんたい厚労省こうろうしょう双方そうほう共有きょうゆうし、次回じかい以降いこう介護かいご保険ほけん支援しえん制度せいど具体ぐたいてき問題もんだいについて協議きょうぎするなかでも議論ぎろん念頭ねんとうにおいていくことを確認かくにんして、今回こんかいはないを終了しゅうりょうした。
 最後さいご障害しょうがいしゃ団体だんたいから介護かいご保険ほけん支援しえん制度せいど比較ひかくして懸念けねんされるてんについてまとめただいいち資料しりょう提出ていしゅつした。
 次回じかいつづき、厚労省こうろうしょう障害しょうがいしゃ団体だんたいがもつそれぞれの課題かだい共有きょうゆうはかるために、介護かいご保険ほけん制度せいどおよ介護かいご保険ほけんほうについてたがいの意見いけん交換こうかんおこなあつまりを予定よていである。

障害しょうがいしゃ団体だんたい厚労省こうろうしょう障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしとのはない(2004ねん2がつ5にち)の報告ほうこく

 先週せんしゅうつづき、障害しょうがいしゃ団体だんたいはないを2がつにち午後ごごより開催かいさいした。
 前回ぜんかい厚労省こうろうしょうおこなった「これからの障害しょうがいしゃ福祉ふくし基本きほんてき方向ほうこうせい」についての議論ぎろんまえて、今回こんかい厚労省こうろうしょうとのはないは「介護かいご保険ほけん現状げんじょう今後こんご方向ほうこうせい」について、高橋たかはしひろし立教大学りっきょうだいがく教授きょうじゅ)よりはなしうかがい、質疑しつぎおこなうことですすめていくことを確認かくにんした。
 かく団体だんたいなか介護かいご保険ほけん障害しょうがいしゃサービスについての検討けんとうがなされており、そのなか論点ろんてんとして、介護かいご保険ほけん支援しえん制度せいどのアセスメントのちがい、給付きゅうふ上限じょうげん上乗うわのせ・よこしサービスの問題もんだいとう課題かだいがあがったことの報告ほうこくがなされた。精神せいしん障害しょうがい立場たちばからも、介護かいご保険ほけんの"自立じりつ"の概念がいねん障害しょうがいしゃ適用てきようすることの問題もんだいてん提起ていきされた。それらをけて、次回じかいについては、厚労省こうろうしょうがわからつづ介護かいご保険ほけんについて学者がくしゃからはなしもうけたいという提案ていあんけていたが、厚労省こうろうしょうかんがえをき、障害しょうがいしゃ団体だんたいがわがもつ問題もんだいてん議論ぎろんする方向ほうこうにしたいという意見いけんがだされた。 また、早急そうきゅうにそれぞれの団体だんたい課題かだいい、今後こんご検討けんとうにおける共通きょうつう認識にんしきつくっていくことが確認かくにんされた。
 また、このあいだうごきとして、厚労省こうろうしょうが1がつまつかく自治体じちたいしめした"ホームヘルプサービスの国庫こっこ補助ほじょ配分はいぶん予定よていがく""居宅きょたく生活せいかつ支援しえんサービスの事業じぎょう運営上うんえいじょう工夫くふうについて"と、それをけての自治体じちたい反応はんのうについての情報じょうほう交換こうかんおこなった。

 午後ごごからは、村木むらき企画きかく課長かちょうをはじめとする厚生こうせい労働省ろうどうしょうとのはないをおこなった。
 高橋たかはしひろしくわえ、老健ろうけんきょくから渡辺わたなべ企画きかくかん総務そうむ)、宮崎みやざき課長かちょう補佐ほさ介護かいご保険ほけん)が出席しゅっせきされ、それぞれから介護かいご保険ほけん制度せいどについての説明せつめいおこなわれ、その質疑しつぎふくめた議論ぎろんがなされた。
 高橋たかはしは「介護かいご保険ほけん障害しょうがい福祉ふくし」とだいする資料しりょうもとづいてはなしをされた。概要がいよう以下いかのとおりである。
ぜい方式ほうしき保険ほけん方式ほうしきかではなく、必要ひつようとされる介護かいごのニーズにどう機動きどうてき対応たいおうするかという仕組しくみとして介護かいご保険ほけんをとらえる。一般いっぱん財源ざいげん政治せいじてき仕組しくみとして配分はいぶんまるが、介護かいご保険ほけん福祉ふくしにしか使つかわれない特定とくてい財源ざいげんである。
介護かいご保険ほけん導入どうにゅうによって、3年間ねんかん高齢こうれいしゃ人口じんこう増加ぞうかぶんをはるかにえてサービスが増加ぞうかした。保険ほけんはニーズの増加ぞうかおうじサービスをやすのになじむ仕組しくみである。 介護かいご保険ほけん赤字あかじ発生はっせいすれば財政ざいせい安定あんてい基金ききんからりて運営うんえいし、次期じきのでどう見直みなおすかを議論ぎろんできる柔軟じゅうなん仕組しくみをもっている。
介護かいご保険ほけん市町村しちょうそん必要ひつようなサービスをかんがえ、保険ほけんりょうめ、運営うんえいする地方ちほう分権ぶんけん仕組しくみにのっとっている。
従来じゅうらい福祉ふくし問題もんだいがおきたとき救済きゅうさいするという仕組しくみだったが、介護かいご保険ほけんはあらかじめ必要ひつようなサービスをあきらかにし、標準ひょうじゅんてきなサービスを提供ていきょうする仕組しくみである。
介護かいご保険ほけん現在げんざいのケアモデルも転換てんかん必要ひつようで、地域ちいき生活せいかつ移行いこう痴呆ちほうせい高齢こうれいしゃ中心ちゅうしんにしてかんがえる。地域ちいき小規模しょうきぼ機能きのうがたのサービスをつくしていく。
介護かいご保険ほけん標準ひょうじゅんてきなニーズにたいするサービスであり、介護かいご保険ほけんでは提供ていきょうできない特別とくべつなサービスについても整備せいびする必要ひつようがあるが、中心ちゅうしん部分ぶぶんとして介護かいご保険ほけん機能きのうする。
国民こくみん保険ほけんりょう負担ふたんするということは重要じゅうようなメッセージであり、サービスを自分じぶんのこととしてかんがえ、自分じぶんたちで仕組しくみをささえていくという価値かち転換てんかんおこなわれること が、議論ぎろんおおきなポイントである。
 つづいて宮崎みやざき課長かちょう補佐ほさにより、「介護かいご保険ほけん制度せいど現状げんじょう今後こんご方向ほうこうせい」とだいする資料しりょう沿って介護かいご保険ほけん制度せいど目指めざした理念りねん現状げんじょう、そして今後こんご課題かだいについての説明せつめいおこなわれた。概要がいよう以下いかのとおりである。
介護かいご保険ほけん創設そうせつかんがえとして「社会しゃかい連帯れんたい」「地方ちほう分権ぶんけん」「自立じりつ支援しえん在宅ざいたくサービスの充実じゅうじつ」「利用りようしゃ本位ほんい」「公平こうへい負担ふたん給付きゅうふ」のいつつの視点してんがあった。 介護かいご保険ほけん制度せいど実施じっしじょうきょうとして、全体ぜんたいでは利用りようしゃが150まんにんから300まんにん増加ぞうかし、とく在宅ざいたくサービスのびがいちじるしい。また、財政ざいせい規模きぼも3ちょうえんでスタートして現在げんざいちょうえんになっており、ニーズにわせて費用ひようをまかなっている。給付きゅうふえるにしたがって負担ふたん上昇じょうしょうしている。
介護かいご保険ほけん制度せいどたいする評価ひょうかは、評価ひょうかしているひと発足ほっそくの4わりだったが、現在げんざいは6わりえた。
今後こんご課題かだいとしては、「制度せいど持続じぞく可能かのうせい」「サービスのかた」「サービスのしつ確保かくほ」「予防よぼう・リハビリテーションの充実じゅうじつ」があげられる。
 これらをけて
現在げんざいよう介護かいご認定にんてい仕組しくみでは身体しんたいてき障害しょうがい以外いがい多様たよう障害しょうがい評価ひょうかされていない。これを今後こんごどうするのか。
介護かいご保険ほけん標準ひょうじゅんてきなサービスを提供ていきょうする仕組しくみというはなしがあったが、個別こべつニーズにどう対応たいおうするのか。 障害しょうがいしゃサービスは個別こべつニーズの重要じゅうようせいおおきい。
今後こんご介護かいご保険ほけん費用ひよう高齢こうれいなか拡大かくだいしていくと推計すいけいされているが、いずれ財源ざいげん問題もんだいにぶつかるのではないか。障害しょうがいしゃがそのなかはいっていくのは不安ふあんがある。
介護かいご日常にちじょう生活せいかつ社会しゃかい参加さんか労働ろうどうのそれぞれの場面ばめん必要ひつようであり、介護かいご保険ほけんでどこまでにない、それ以外いがいをどうするのかをかんがえる必要ひつようがある。
今日きょう説明せつめいでは、介護かいごけながら地域ちいきらすことを"自立じりつ"とっていたが、介護かいご保険ほけん仕組しくみでは介護かいご必要ひつようとしないことを"自立じりつ"とんでいる。"自立じりつ"をどちらの概念がいねんでとらえるのか。
 などの意見いけんされ、現在げんざい介護かいご保険ほけん仕組しくみを前提ぜんていとせずに、現在げんざい課題かだいをどう介護かいご保険ほけんなか解決かいけつし、あるいはそれ以外いがい仕組しくみでどう対応たいおうするのかについての意見いけん交換こうかんがなされた。
 今回こんかい議論ぎろんまえて、次回じかいは12にち再度さいど介護かいご保険ほけん制度せいど現状げんじょう今後こんご方向ほうこうせい」について、池田いけだ省三しょうぞう龍谷大りゅうこくだい教授きょうじゅから、市民しみん活動かつどうとして社会しゃかい運動うんどうとして介護かいご保険ほけんをどうとらえるかをテーマに勉強べんきょうかい開催かいさいするとともに、障害しょうがいしゃ団体だんたい課題かだいふくめて議論ぎろんすることとなった。

障害しょうがいしゃ団体だんたい厚労省こうろうしょう障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしとのはない(2004ねん2がつ12にち)の報告ほうこく

 先週せんしゅうつづき、障害しょうがいしゃ団体だんたいはないを2がつ12にち午後ごごより開催かいさいした。
 前回ぜんかい厚労省こうろうしょうはないでは、「介護かいご保険ほけん現状げんじょう今後こんご方向ほうこうせい」について高橋たかはしひろし立教大学りっきょうだいがく教授きょうじゅ)からはなしうかがい、ディスカッションをおこなった。今回こんかいも、さき池田いけだ省三しょうぞう龍谷大りゅうこくだいがく教授きょうじゅ)から介護かいご保険ほけんはなしうかがうとともに、障害しょうがいしゃ団体だんたい課題かだいふくめて議論ぎろんすることとなった。
 前回ぜんかいからの課題かだいであった障害しょうがいしゃ団体だんたいがわ今後こんご検討けんとうにおける共通きょうつう認識にんしきつくっていくための作業さぎょうとして、23にち勉強べんきょうかいおこなうことを確認かくにんした。事前じぜんかく団体だんたいから課題かだいをあげてもらい、障害しょうがいしゃ団体だんたい共通きょうつうする課題かだいとそれぞれの団体だんたい固有こゆう課題かだいについて、事務じむきょく論点ろんてん整理せいりをすることとなった。
 午後ごごからは、村木むらき企画きかく課長かちょうをはじめとする障害しょうがい福祉ふくしと、前回ぜんかいつづ老健ろうけん きょくから渡辺わたなべ企画きかくかん総務そうむ)、宮崎みやざき課長かちょう補佐ほさ介護かいご保険ほけん)の出席しゅっせきのもとはないをおこなった。
 まず、池田いけだ省三しょうぞうが「介護かいご保険ほけん−その思想しそうとシステム−」とだいする資料しりょうもとづいてはなしをされた。概要がいよう以下いかのとおりである。
介護かいご保険ほけん思想しそう理念りねん理解りかいされていない。介護かいご保険ほけん普遍ふへん主義しゅぎ自立じりつ支援しえん共助きょうじょ思想しそうでできている。介護かいご保険ほけんのニーズ判定はんていは、個々ここよう介護かいごのみでおこない、所得しょとく家族かぞく有無うむとは関係かんけいがない。利用りようしゃ選択せんたく契約けいやくもとづき、行政ぎょうせい処分しょぶんではない。普遍ふへん主義しゅぎ費用ひよう負担ふたんついても適用てきようされ、すべてのひとが1わり負担ふたんする。
介護かいご保険ほけんは、予算よさん主義しゅぎ(あらかじめまったなかでの配分はいぶん)から決算けっさん主義しゅぎ出来高できだかによる財源ざいげん確保かくほ)に転換てんかんした。普遍ふへん主義しゅぎ担保たんぽするには決算けっさん主義しゅぎにしなければならない。
在宅ざいたくサービスを利用りようしているひと金額きんがく支給しきゅう限度げんどがくやくわりだが、それでもドイツより水準すいじゅんたかい。在宅ざいたくサービスの支給しきゅう限度げんどがく特別とくべつ養護ようご老人ろうじんホームにはいったのとおな金額きんがく設定せっていしている。また、35まんえん平均へいきんてき勤労きんろう世帯せたい年収ねんしゅう600まんえん世帯せたい)の処分しょぶん所得しょとくどう水準すいじゅんである。介護かいご保険ほけんでは現在げんざい支給しきゅう限度げんどがくではあまり問題もんだいがおきていない。限度げんどがくえるひと市町村しちょうそん独自どくじにやるか、自己じこ負担ふたんでサービスをっている。
介護かいご保険ほけんすべてのニーズをみたせるわけではなく、1わり自己じこ負担ふたんできないひと痴呆ちほう契約けいやくむずかしいひとなどの問題もんだいがある。制度せいどはメインシステムとサブシステムがあって、その補完ほかん関係かんけいである。介護かいご保険ほけんのメインシステムは普遍ふへん主義しゅぎでできていて、そこででてくる問題もんだいにはサブシステムが用意よういされている。
特定とくていニードへの支援しえんをどうするか。はいしょくサービスは保険ほけん給付きゅうふになじまない。しかし、はいしょくサービスが必要ひつようひとがいるので自治体じちたい実施じっししている。かる痴呆ちほうでおかね管理かんり必要ひつよう場合ばあい地域ちいき福祉ふくし権利けんり擁護ようご事業じぎょうがある。虐待ぎゃくたいがある場合ばあい措置そち対応たいおうすることもできる。
自立じりつ支援しえんかんがかたは、たましい自立じりつ人間にんげん尊厳そんげんであるということ、人間にんげん何者なにものにも支配しはいされず、みずからの意思いし決定けっていする。これを回復かいふくするのが介護かいご保険ほけんである。これまでの福祉ふくしは、家族かぞくモデル(依存いぞん)と病院びょういんモデル(管理かんり)しかなかった。サービスの利用りようりょう無料むりょう低廉ていれんので、あくまでもあたえられるサービスだった。介護かいご保険ほけん自己じこ決定けっていさきにあって、必要ひつよう社会しゃかいてき支援しえんけられる仕組しくみである。
従来じゅうらいは、心身しんしん機能きのう低下ていかによって自己じこ決定けっていできなくなり保護ほごになっていた。自己じこ決定けってい実現じつげんすることが、介護かいご保険ほけん目指めざすケアである。自己じこ決定けってい回復かいふくするとケアは上手うまくいく。良質りょうしつ介護かいご事業じぎょうしゃはそれをかんがえている。痴呆ちほうせい高齢こうれいしゃ自己じこ決定けっていがないがしろにされているために、それが問題もんだい行動こうどうとしてあらわれる。痴呆ちほうせいのケアは自己じこ決定けってい回復かいふく重要じゅうようなテーマになる。
ケアの対等たいとう関係かんけいは、費用ひよう自分じぶんはらうということ担保たんぽされる。有償ゆうしょうボランティアはおかねはらうことで使つかいやすくなった。障害しょうがいしゃ主張しゅちょうするダイレクトペイメントと共通きょうつうする。
障害しょうがいしゃ介護かいご保険ほけん出会であえば、支援しえんがた介護かいごができるので、期待きたいしている。支援しえんがた介護かいご高齢こうれい障害しょうがいとで共通きょうつうした理解りかいができる。
自助じじょ互助ごじょ共助きょうじょおおやけすけについては、個人こじんができることを行政ぎょうせいおこなってはけない、 市町村しちょうそんができることを都道府県とどうふけんが、都道府県とどうふけんができることをくにがやってはいけないということ。問題もんだいきたときにまず解決かいけつせまられるのは本人ほんにん自助じじょ)で、つぎ家族かぞく友人ゆうじん互助ごじょ)である。しかしこれには限界げんかいがあり、すべてが解決かいけつできるわけではないので、つぎ共助きょうじょ必要ひつようとなる。ヨーロッパでは教会きょうかいになっていて、日本にっぽんではかつては村落そんらく共同きょうどうたいにない、都市としすすなか企業きぎょう労働ろうどう組合くみあいなどの職域しょくいきコミュニティがになってきた。それでも解決かいけつできないことについては行政ぎょうせいおおやけすけ)の支援しえんおこなう。
日本にっぽん共助きょうじょ互助ごじょ区別くべつがついていない。措置そち制度せいど介護かいご保険ほけんわったのではなく、介護かいご保険ほけんうしなわれた共助きょうじょシステムをつくった。家族かぞく本来ほんらい役割やくわりもどことができた。介護かいご保険ほけんすべてをやるわけではなく、介護かいご保険ほけんでカバーできないものについてはおおやけすけがカバーする。
介護かいご保険ほけんりょうやく3200えん訪問ほうもん介護かいごは4020えんで、介護かいご保険ほけんは40さい以上いじょうひとつきかい訪問ほうもん介護かいごをしていることとかんがえられ、そのぶん保険ほけんりょうとして負担ふたんしているということになる。
介護かいご保険ほけんは、本来ほんらい保険ほけんしゃ規模きぼおおきいほうが財政ざいせい安定あんていする。しょ外国がいこくではすべこく保険ほけんしゃである。しかし、本当ほんとう地域ちいきケアシステムは市町村しちょうそんしかできない。北欧ほくおうがた福祉ふくし市町村しちょうそん責任せきにんっており、日本にっぽんおなじである。国家こっか責任せきにんつのでなく、地域ちいきがケアをする。かんがかたによっては、日本にっぽんはドイツの介護かいご保険ほけん使つかいながら、北欧ほくおうシステムを実現じつげんできている。
 つづいて、老健ろうけんきょく宮崎みやざき課長かちょう補佐ほさから前回ぜんかい障害しょうがいしゃ団体だんたいがわからでた質問しつもんについて、資料しりょうをもとに説明せつめいがなされた。
前回ぜんかい自立じりつ理念りねんふたつあるというはなしがあったが、介護かいご保険ほけんほう自立じりつ理念りねんは、"そのゆうする能力のうりょくおう自立じりつした日常にちじょう生活せいかついとなむ"という意味いみでの自立じりつである。よう介護かいご認定にんてい自立じりつほう理念りねん意味いみちがっていて、本来ほんらいは"該当がいとう"が妥当だとう表現ひょうげんだとかんがえる。
介護かいご保険ほけん制度せいどは4ねんむかえ、15年度ねんどからよう介護かいご認定にんてい改定かいていしている。痴呆ちほうせい高齢こうれいしゃ認定にんていひくているという批判ひはんがあったので、あらためて痴呆ちほう評価ひょうかをより適切てきせつ出来できるようにした。おおむね7わりのかたが納得なっとくしてもらえている。また、推計すいけいされたケアと実際じっさいのケア時間じかん比例ひれいしており、よう介護かいご認定にんていのシステムは改善かいぜんされてきている。
痴呆ちほうせい高齢こうれいしゃのケアをどうしていくかがおおきな問題もんだいであり、よう介護かいご認定にんていけるひと半分はんぶん痴呆ちほうられる。高齢こうれいしゃの1わり痴呆ちほうをもつという調査ちょうさ結果けっかもあり、ケアの転換てんかん必要ひつようである。痴呆ちほうせい高齢こうれいしゃのケアは尊厳そんげん保障ほしょう生活せいかつをもとにケアをてていくという指摘してきけ、ごろ、れた基本きほんとしてケアをてていく。介護かいご保険ほけんえていかないといけない部分ぶぶんである。
支給しきゅう限度げんど基準きじゅんがくについては、平均へいきん利用りようりつおおむね35%〜50%であり、限度げんどがくえた部分ぶぶんについては、かく保険ほけんしゃ独自どくじっている。上乗うわのせをおこなっている保険ほけんしゃは27保険ほけんしゃであり、やく1%である。実施じっししている市町村しちょうそんかずすくないのはだいごう保険ほけんしゃ保険ほけんりょう財源ざいげんとするため、保険ほけんりょうにはねかえってくることの影響えいきょうもある。また、身体しんたい障害しょうがいしゃ手帳てちょうをもっている場合ばあいは、支援しえんから給付きゅうふけていることもある。
よこしを実施じっししている保険ほけんしゃは、介護かいご保険ほけんわくないについては、市町村しちょうそん特別とくべつ給付きゅうふ寝具しんぐ乾燥かんそう移送いそうサービス、はいしょくサービスとう)として115保険ほけんしゃ保健ほけん福祉ふくし事業じぎょう介護かいごしゃ相談そうだん健康けんこうづくり事業じぎょうとう)として158保険ほけんしゃである。全体ぜんたいの4〜6%でみとしてはおおくない。これ以外いがいにサブシステムとして市町村しちょうそん実施じっししているところはおおい。
 これらをけて、参加さんかしゃとのディスカッションがなされ、
家族かぞく互助ごじょ)については、障害しょうがいしゃ運動うんどう家族かぞく介護かいごられなくても、重度じゅうどであっても一人暮ひとりぐらしできるようにすすめてきた。介護かいご保険ほけんのサービスメニューを検討けんとうしていた ときに、一人暮ひとりぐらしの重度じゅうど障害しょうがいをもつもののメニューは検討けんとうされていなかった。自助じじょ互助ごじょがまだ分離ぶんりされていない問題もんだいがある。
障害しょうがいしゃもとめるものは社会しゃかい参加さんか生活せいかつ支援しえんであり、介護かいご限定げんていされない。社会しゃかい参加さんかのサービスが保険ほけん制度せいどになじむのか。
介護かいご保険ほけんは、そのまえに10年間ねんかんのゴールドプランがあって基盤きばん整備せいびがされてできた。障害しょうがいしゃのサービスも、まず基盤きばん整備せいびむべきではないか。
介護かいご保険ほけんもこれから改善かいぜんされるものであり、支援しえん統合とうごうしてどこまで整理せいりできるのかさきえない。
 社会しゃかい政策せいさく法律ほうりつ・システム・財政ざいせい視点してん必要ひつようで、障害しょうがいしゃ福祉ふくし法律ほうりつよわい。福祉ふくしほうが3障害しょうがいにわかれている、障害しょうがい認定にんてい制度せいど所得しょとく保障ほしょう不十分ふじゅうぶんである。財源ざいげんろんだけではくずれる要因よういんになる。大事だいじなのは扶養ふよう義務ぎむで、これが公的こうてき責任せきにんをあいまいにしている。国民こくみんてき議論ぎろんになるが、せめて厚労省こうろうしょうなか自立じりつ理念りねんとするなら扶養ふよう義務ぎむ問題もんだいかんがえてしい。 などの意見いけんされた。
 質疑しつぎなか池田いけだから介護かいご保険ほけん障害しょうがい統合とうごうについてはさん段階だんかいがあるということで、「来年らいねん介護かいご保険ほけんほう提出ていしゅつされて、その翌年よくねん介護かいご保険ほけんだいになる。そこに障害しょうがいしゃサービスをいれられるかというと無理むりである。時間じかんてき経過けいかみっつのステージがある。支援しえん財政ざいせいめん問題もんだいがあり、まずこれを緊急きんきゅうてき財源ざいげんささえる。つぎに、サービスの供給きょうきゅう体制たいせいがおいついていないので、高齢こうれいしゃ障害しょうがいしゃのサービス提供ていきょうしゃ統合とうごうすることのメリットがある。だいさんステージは保険ほけん給付きゅうふをどうするのかをかんがえ、障害しょうがいしゃ吸収きゅうしゅう合併がっぺいでなく、対等たいとう合併がっぺいおこなう。よう介護かいご認定にんてい支給しきゅう限度げんどがく介護かいご保険ほけんでできないサービスをどうするかをかんがえる。そういう意味いみさん段階だんかい統合とうごうのステージがある。」とのかんがえが説明せつめいされた。
 前回ぜんかい今回こんかいと2かいにわたって介護かいご保険ほけん中心ちゅうしんとした議論ぎろんがなされた。これをま え、次回じかいは19にち介護かいご保険ほけん支援しえん関係かんけいについて、具体ぐたいてき障害しょうがいしゃ団体だんたいがわ厚労省こうろうしょう議論ぎろんしていく予定よていである。

(8団体だんたい文書ぶんしょ以上いじょう

以下いか障害しょうがいれんFAXふぁっくすレター2がつ19にち情報じょうほうより)

だい4かい介護かいご保険ほけん勉強べんきょうかいおこなわれる

 厚労省こうろうしょう障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし障害しょうがい団体だんたいにちれん、JD、DPI、全日ぜんじつろうれんにちめくられん、脊損連合れんごう育成いくせいかいぜんいえれん)との介護かいご保険ほけんかんする勉強べんきょうかいの4かいが、2がつ19にち夕方ゆうがた厚労省こうろうしょうおこなわれた。このも、老健ろうけんきょく同席どうせきした。
 このは、障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし企画きかくより、障害しょうがいしゃ保健ほけん福祉ふくし施策しさく高齢こうれいしゃ保険ほけん福祉ふくし施策しさく制度せいどじょう比較ひかく中心ちゅうしん説明せつめいがあり、質疑しつぎ応答おうとうとなった。
 説明せつめいなかで、「介護かいご保険ほけん市町村しちょうそん単位たんいとするサービスとなっており、より身近みぢかなところでささえあうシステムとなっている」とした。そして、「市町村しちょうそん介護かいご認定にんてい審査しんさかいよう介護かいご認定にんていおこない、ある程度ていど客観きゃっかんてき判定はんていおこなわれているのではないか」とした。
  「支援しえん制度せいどにしろ、介護かいご保険ほけんにしろ、今後こんご障害しょうがいしゃ介護かいご施策しさくについては、社会しゃかいてき合意ごういじょうでも客観きゃっかんせいをもった基準きじゅんとしなければないのではないか」ともべた。
  さらに「検討けんとうかい課題かだいともなっているが、今後こんご長時間ちょうじかん介護かいご必要ひつようひとたちについては、それはどういうひとたちで、どういうサービスが必要ひつようであるか、ということをあきらかにすることがもとめられているのではないか」とした。
  団体だんたいからは「客観きゃっかんてき基準きじゅんということで、上限じょうげん設定せっていされることがあれば、地域ちいきでの自立じりつ生活せいかつ困難こんなんになってしまうひとおおくなってしまう」という発言はつげんや、「介護かいご保険ほけんになったとき、 施設しせつから地域ちいきあたらしく障害しょうがいしゃにきちんとしたサービスが保障ほしょうされるか疑問ぎもんである。かえっていま介護かいご保険ほけんではよう介護かいご5の半数はんすう以上いじょう施設しせつらしている実態じったいをみたときに、障害しょうがいおもひとたちは、施設しせつ逆戻ぎゃくもどりせざるをない状況じょうきょうになってしまうのではないか」という疑問ぎもんこえ次々つぎつぎされた。



支援しえん介護かいご保険ほけんはいるとかんがえられるおおきな問題もんだいてん

 (さい掲載けいさい一部いちぶ加筆かひつ

 介護かいご保険ほけん本体ほんたいはかなりの財政難ざいせいなんで、今後こんご団塊だんかい世代せだい老人ろうじんになるので、現在げんざいやくちょうえん介護かいご保険ほけん規模きぼ今後こんご、20ちょうえん以上いじょう必要ひつようになっていくと想定そうていされています。このため、老健ろうけんきょく担当たんとう介護かいご保険ほけん自体じたいを「上限じょうげんなし」に変更へんこうするのはかなりきびしい状況じょうきょうです。
 現状げんじょう可能かのうせいがあるのは、現状げんじょうのままの制度せいど上限じょうげん介護かいご保険ほけんヘルパーが1かいとすると、障害しょうがいヘルパーを2かいとする方式ほうしきだとかんがえられます。これならば、障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしだけの決定けっていでほぼ実現じつげんできるからです。(それでも、困難こんなんおおい)。しかし、この解決かいけつ方法ほうほうでも、以下いかのようなおおきな問題もんだい発生はっせいします。

@ 24あいだ/にちのヘルパー時間じかんているでは・・・・・(介護かいご保険ほけんヘルパーが1かいとすると、障害しょうがいヘルパーを2かいとすることで、現状げんじょうおな制度せいど利用りよう可能かのう

介護かいご保険ほけんヘルパー3あいだ/にち 障害しょうがいヘルパー(2かい部分ぶぶん)21あいだにち

A 3あいだ/にち以下いかのヘルパー利用りようしゃしかいない市町村しちょうそんでは・・・・(介護かいご保険ほけんヘルパーだけがのこり、障害しょうがいヘルパー予算よさん消滅しょうめつする。3300市町村しちょうそんの9わりがこうなる)

介護かいご保険ほけんヘルパー3あいだ/にち上限じょうげん  

3300市町村しちょうそんの9わり市町村しちょうそんで、
 1にち時間じかん以上いじょう介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃ施設しせつからられない地域ちいきになり、将来しょうらい固定こていしてしまう

 介護かいご保険ほけんでは身体しんたい介護かいご1あいだ4000えん×3かい×30にち=36まんえん。1にち3あいだ上限じょうげん突破とっぱする。現在げんざい支援しえんヘルパー利用りようしゃ全員ぜんいんがこの水準すいじゅん以下いか市町村しちょうそんでは、介護かいご保険ほけんだけがのこり、上乗うわの部分ぶぶん障害しょうがいヘルパー予算よさん消滅しょうめつする。消滅しょうめつした予算よさん復活ふっかつすることは財政難ざいせいなんなか非常ひじょうむずかしい。これらの市町村しちょうそんで5ねん施設しせつから自立じりつ希望きぼうしゃても、障害しょうがいヘルパー予算よさんは0なので、3時間じかん以上いじょう介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃ施設しせつからられない。

毎年まいとしヘルパー制度せいどびてきているが、上記じょうき地域ちいきでは、今後こんご一切いっさいびなくなる

 たとえば、1にち16あいだ介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃが、施設しせつから自立じりつ希望きぼうたり、介護かいごしていたおや死亡しぼうした場合ばあいには、現在げんざいは、ヘルパー制度せいど上限じょうげんが1にち時間じかん以下いか小規模しょうきぼ市町村しちょうそんでも、交渉こうしょうでヘルパー時間じかんすうが1にち8〜16あいだびている。これは、すうせんまんえん予算よさん規模きぼがあるから。1にち16あいだのヘルパーが決定けっていされるには、年間ねんかん880まんえん予算よさん必要ひつよう(1800えん×20時間じかん(4あいだ生保せいほ介護かいご制度せいどがあるため)×30にち=108まんえん/がつ、108まんえん介護かいご保険ほけん35まん=73まんえん、12ヶ月かげつで876まんえん)。補正ほせい予算よさん必要ひつようがある。予算よさん規模きぼ年間ねんかんすうじゅうまんえん以下いかや0えん市町村しちょうそんでは無理むり。しかも、介護かいご保険ほけん障害しょうがいはいると、すくなくとも介護かいご保険ほけんで「いちかい部分ぶぶん」が保障ほしょうされているという理由りゆうで、「かい部分ぶぶん」が予算よさんされる可能かのうせいきわめてすくなくなる。

この問題もんだいふくめ、介護かいご保険ほけん障害しょうがい施策しさく統合とうごうされると、以下いかのようなさまざまな問題もんだい発生はっせいします。

(1)ヘルパー時間じかん上限じょうげん問題もんだいさい重要じゅうよう問題もんだい
介護かいご保険ほけんでは最高さいこうよう介護かいご5でも身体しんたい介護かいご1にちあいだ上限じょうげん。(深夜しんやなら1にちあいだ上限じょうげん)。介護かいご保険ほけん支援しえんヘルパーの2かい方式ほうしきでは、9わり市町村しちょうそん介護かいご保険ほけんの1にちあいだ上限じょうげんが、ぜん制度せいど上限じょうげんになる。しかも今後こんご制度せいどびなくなる。日本にっぽんのほとんどの地域ちいき施設しせつからられないなかになる。
 

介護かいご保険ほけんでは、1にちあいだつき90あいだ程度ていど上限じょうげんがある。現在げんざい1人ひとりらしの全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃがいない9わり市町村しちょうそんでは、つき90時間じかん以下いかのヘルパー利用りよう実績じっせきしかないので、介護かいご保険ほけん統合とうごうすると、介護かいご保険ほけんだけで介護かいご需要じゅよう充足じゅうそくする。このため、介護かいご保険ほけん支援しえんヘルパーの2かい制度せいどが(困難こんなんえて)実施じっしされたとしても、2かい制度せいど実施じっしされるのは、東京とうきょう大阪おおさかなど1都市としだけにとどまる。9わり地方ちほう市町村しちょうそんでは、上乗うわのよう障害しょうがいヘルパー予算よさん必要ひつようなくなり、廃止はいしされる。また、2かい障害しょうがいヘルパー利用りようしゃにん程度ていどでは、年間ねんかん予算よさんすうじゅうまんえんという、きわめてちいさい予算よさん制度せいどになってしまう。こうなった場合ばあいすうねん重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ同居どうきょ家族かぞく死亡しぼうした場合ばあい、または、施設しせつはいっている重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつ希望きぼうした場合ばあい、その市町村しちょうそんには、2かい部分ぶぶん支援しえんヘルパー予算よさんは0か、きわめてすくないので、必要ひつようなヘルパー時間じかん決定けっていされることはできなくなる。(0やすうじゅうまんえん予算よさん制度せいどを、補正ほせいで1000まんえんちかい予算よさんにすることは不可能ふかのう)。市町村しちょうそん財政ざいせい理事りじしゃ議会ぎかいは、1かい部分ぶぶん介護かいご保険ほけんだけで十分じゅうぶん判断はんだんし、支援しえんヘルパー予算よさんおおきくやす補正ほせい許可きょかしなくなる。この結果けっか毎年まいとし順調じゅんちょうびてきていた障害しょうがいヘルパー制度せいど今後こんごびることはなくなる。日本にっぽんの9わり地域ちいきでは、3時間じかん以上いじょう介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃ施設しせつから永久えいきゅう地域ちいき自立じりつすることはできなくなってしまう。

(2)介護かいご保険ほけんの50%公費こうひ負担ふたん予算よさんに、支援しえんぜん予算よさん吸収きゅうしゅうされ、上乗うわのせヘルパー予算よさん自体じたい消滅しょうめつする可能かのうせいおおきい
そもそも、2かい制度せいどにすること自体じたいが、かなりむずかしい。そのうえ、すべての市町村しちょうそん強制きょうせいすることは不可能ふかのう
 

(3)障害しょうがいしゃ団体だんたい自治体じちたい障害しょうがい福祉ふくしたいして交渉こうしょうし、介護かいご制度せいど改善かいぜんがされてきたなが歴史れきし実績じっせきがあるが、今後こんご、それができなくなる
日本にっぽん障害しょうがいしゃ在宅ざいたく介護かいご制度せいどは、1970年代ねんだいから、障害しょうがいしゃ団体だんたい自治体じちたい厚生省こうせいしょう障害しょうがい福祉ふくし担当たんとう交渉こうしょうして、制度せいど改善かいぜんされてきた実績じっせきがある。介護かいご保険ほけん介護かいご制度せいど吸収きゅうしゅうされると、交渉こうしょう不可能ふかのうになる。とくに、介護かいご保険ほけんでは、市町村しちょうそんうごかせる裁量さいりょう部分ぶぶんがほとんどなく、制度せいど改善かいぜんがされない。   

 (ほかにもありますが、省略しょうりゃくします。くわしくは1がつごうをごらんください

介護かいご保険ほけんはいるとよいとわれているてんへの反論はんろん

(1)精神せいしん障害しょうがいしゃ施設しせつやヘルパーなどの介護かいご制度せいど改善かいぜん

 精神せいしん障害しょうがいしゃ先進せんしんこく最悪さいあくの30まんにん病院びょういんはいっており、当面とうめんまん2000にん早急そうきゅう地域ちいき移行いこうしてもらうことがまっているが、その財源ざいげんが、障害しょうがい分野ぶんや予算よさん不足ふそくで、まったくめどがたない。介護かいご保険ほけんはいれば、入所にゅうしょ施設しせつやデイサービスやショートステイ、ホームヘルプが精神せいしん障害しょうがいでも利用りようできる。・・・という主張しゅちょうがある。 (よう介護かいご認定にんてい改善かいぜんされないと、ほとんどの精神せいしん障害しょうがいしゃ自立じりつ判定はんていになりサービス利用りようできない。精神せいしん状態じょうたいいときとわるいときがあり、状態じょうたいがよいときは自立じりつ判定はんていになり、状態じょうたいわるいと訪問ほうもん調査ちょうさいんいえれられないので、よう介護かいご認定にんてい不可能ふかのう市町村しちょうそん職員しょくいん障害しょうがいしゃはなしいて時間じかんすうめる柔軟じゅうなん支援しえん対応たいおうするほうがよい。さらに、介護かいご保険ほけんになると精神せいしん系列けいれつ医療いりょう法人ほうじん精神せいしん専用せんよう施設しせつをたくさんつくってしまうおそれがある。介護かいご保険ほけん開始かいしにも、老人ろうじん病院びょういん運営うんえいする医療いりょう法人ほうじんは、大量たいりょう療養りょうようがた病床びょうしょうぐん介護かいご保険ほけん対象たいしょう入所にゅうしょ施設しせつひとつで、医療いりょう法人ほうじんつくる)をつくり、介護かいご保険ほけんものにした。)

(2)小規模しょうきぼ作業さぎょうしょ問題もんだい解決かいけつかうという主張しゅちょう

 小規模しょうきぼ作業さぎょうしょ予算よさん不足ふそく問題もんだい解決かいけつしないのは、障害しょうがい分野ぶんや予算よさん不足ふそくしているから。介護かいご保険ほけんはいさいに、デイサービスのとして小規模しょうきぼ作業さぎょうしょ位置いちづければ、飛躍ひやくてき予算よさん作業さぎょうしょ確保かくほできる可能かのうせいがある・・・という主張しゅちょうがある。 (これはまったくの詭弁きべんおなじことは支援しえんのデイサービスの指定していることで、すでにおこなわれている。NPO法人ほうじんして支援しえん知的ちてき障害しょうがいしゃデイサービスなどの指定してい作業さぎょうしょきわめてすくない。これは、いろいろな困難こんなんがあるから。いまできないことが、より基準きじゅんきびしい介護かいご保険ほけんでできるわけがない。)

(3)過疎かそなどの町村ちょうそん障害しょうがいヘルパーをほとんどおこなっていない地域ちいきでもヘルパー制度せいどけられるようになる

 支援しえん制度せいどでは、障害しょうがい福祉ふくし熱心ねっしんでない市町村しちょうそんでは、極端きょくたん制度せいどわるい。とくに、重度じゅうど障害しょうがいしゃ1人ひとりらしなどがない町村ちょうそん場合ばあいは、だい多数たすう障害しょうがいしゃ家族かぞく介護かいごしてなにとかなる場合ばあいおおいので、障害しょうがいヘルパー制度せいどがないところもおおい。介護かいご保険ほけん制度せいどになれば、家族かぞく同居どうきょでも、1人ひとりらしでも、おなじ障害しょうがい状況じょうきょうならばおなよう介護かいご認定にんているので、市町村しちょうそんかなら制度せいどおこなうことになる。町村ちょうそんでもヘルパー制度せいどけられるようになる。 (ただし、さい重度じゅうどよう介護かいご5(ぜん介助かいじょで、食事しょくじ介護かいご必要ひつよう程度ていど目安めやす)でも、ヘルパーなら身体しんたい介護かいごで1にちあいだぶんしかなく、現状げんじょうよりはヘルパー時間じかんすうがアップするが、そこからさきびない。つまり、町村ちょうそんのほとんどでは一生いっしょう家族かぞくから自立じりつできなくなる。予算よさん問題もんだい支援しえん介護かいご保険ほけん予算よさんだけをれるなどの改正かいせいおこなえば、解決かいけつする。)

介護かいご保険ほけん問題もんだいはホームページでも最新さいしん情報じょうほう掲載けいさいしています。



九州きゅうしゅう北部ほくぶのFで24あいだ介助かいじょ保障ほしょう実現じつげん

自立じりつ生活せいかつセンター・DH

 このあき九州きゅうしゅう地区ちく地方ちほう都市としから、九州きゅうしゅう北部ほくぶのF全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ(Mさん)が転居てんきょしたさい毎日まいにち24あいだ介助かいじょ保障ほしょう支給しきゅう決定けっていましたので、経過けいか報告ほうこくをさせていただきます。

 Mさんが以前いぜんんでいた九州きゅうしゅう地区ちく地方ちほう都市としでは、障碍しょうがいしゃ高齢こうれいしゃふくむ)福祉ふくしすすんでいませんでした。必要ひつようなヘルパー時間じかん要求ようきゅうしても、それが限度げんどえていると、あたまごなしに「できません」われており、それ以上いじょう要求ようきゅう検討けんとうしてもらえませんでした。その支給しきゅう決定けってい家事かじ身体しんたい、ガイドすべてをわせて、つき150あいだでした。
 Mさんの身体しんたい状況じょうきょうは、脳性のうせいマヒによる全身ぜんしんせい障碍しょうがいがあり、おみずでさえも自分じぶんむことが不可能ふかのうぜん介助かいじょ必要ひつような。また、緊張きんちょうがあり、入浴にゅうよくなどの介助かいじょさいには、二人ふたり介助かいじょ必要ひつようです。
  Mさんは、4がつ支援しえん制度せいど開始かいしから、介護かいご制度せいど情報じょうほう自立じりつ生活せいかつセンターの情報じょうほうなどから、地域ちいき支援しえん状況じょうきょう調しらべているうちに、非常ひじょうおおきな地方ちほう格差かくさかんじました。今後こんご生活せいかつかんがえていくなかで、支援しえん地域ちいき格差かくさかんがえたうえで、まれそだった故郷こきょうのFすことの検討けんとうはじめました。家族かぞくとのはないでは、ちちは「あなたがめたことならいい。」と賛成さんせいしてくれましたが、あには「Fもどっていくなら、近隣きんりん都市としでもよいのではないかと」と説得せっとくされたりもしました。それでも、Fすことを決断けつだんし、協力きょうりょくしてくれる自立じりつ生活せいかつセンターに毎月まいつき相談そうだんをしながら、色々いろいろ手続てつづきのわせをしました。はじめは自分じぶん不動産ふどうさん家探やさがしをしていたのですが、うまくいかずに自立じりつ生活せいかつセンターのメンバーからも不動産ふどうさんさんの情報じょうほうをもらったりして、住居じゅうきょさがしをしていきました。さらに引越ひっこし業者ぎょうしゃさがしも、自分じぶんだけではどういうふうにやっていいのかわからなかったので、自立じりつ生活せいかつセンターとも相談そうだんしながら、業者ぎょうしゃのリストをもらい、見積みつもりをしてもらって、金額きんがくひくいところにたのみました。こういう引越ひっこしはじめてだったので、大変たいへんでした。10がつまつに、期日きじつめて、引越ひっこし申請しんせい同時どうじ並行へいこうおこなっていきました。申請しんせいかんしては、まず、生活せいかつ保護ほご他人たにん介護かいご加算かさん生活せいかつ保護ほご申請しんせいしました。また、支援しえん身体しんたい介護かいごがた日常にちじょう生活せいかつ支援しえん、ガイドヘルパーの希望きぼうしました。申請しんせいにおいては、生活せいかつ保護ほごでは、どこでもそうですが、簡単かんたんではありませんでした。とく他人たにん介護かいごりょうめんでは、まだ交渉こうしょうちゅうです。

介助かいじょ時間じかん決定けってい

  一方いっぽう支援しえんめんでは、F要求ようきゅうした24あいだ介助かいじょは、いままでのF水準すいじゅんからするとかなりたかかったのですが、事前じぜん自立じりつ生活せいかつセンターをとおしてはないをおこなっていてもらったこともあり、役所やくしょほうでも、わたし意見いけんれて、考慮こうりょしてくれました。実際じっさい支給しきゅう決定けっていさいしては、本来ほんらいなら決定けっていするまえ調査ちょうさいん調査ちょうさがあるそうなのですが、窓口まどぐちほう直接ちょくせつ相談そうだんかかわっていただき、決定けっていがおりました。F現状げんじょうとして、最大限さいだいげん時間じかんすう決定けっていされたとおもわれます。
  当事とうじしゃ身体しんたいてき状況じょうきょうもとづき、また、1人ひとりらしをしている状況じょうきょうから、世帯せたい状況じょうきょうとう勘案かんあんされることはなく、夜間やかん加算かさんや、入浴にゅうよくにおけるにん介助かいじょ加算かさんみとめられ、身体しんたい介護かいごがたつき387.5あいだ決定けっていされました。そして、ガイドヘルプとしてつきかい一回いっかい時間じかん以内いない身体しんたい介護かいごがた48あいだ相当そうとう)。さらに10がつ新設しんせつされた日常にちじょう生活せいかつ支援しえん区分くぶんにおいて、上限じょうげん設定せっていいちはいつき248あいだ同時どうじ決定けっていされました(平成へいせい15ねん10がつより)。Mさんは、その決定けっていさいして、役所やくしょ手続てつづきもテキパキとしていただき、すごくはやくておどろかれたそうです。
  さらに、ガイドヘルプにかんしては、定期ていきてき通院つういん必要ひつようなので、通院つういん証明しょうめい継続けいぞく派遣はけん証明しょうめいしょ)を提出ていしゅつすることにより、つきかい加算かさん決定けっていされ、つき16かい一回いっかい時間じかん以内いない身体しんたい介護かいごをともなうかた96あいだ相当そうとう)に変更へんこうされました。その、追加ついか変更へんこう申請しんせい出来できるということも、以前いぜんんでいたところでは、かんがえられなかったことでした。
 変更へんこうみとめられたのちの、合計ごうけい支給しきゅう時間じかんは731.5時間じかん身体しんたい介護かいご移動いどう介護かいご身体しんたい介護かいごともなう)で483.5あいだ日常にちじょう生活せいかつ支援しえん248あいだ)になります。
  その結果けっか支援しえん介助かいじょけられるときあいだすうえ、毎日まいにち24あいだまでとはいかなくても、それにちか時間じかんすうれたので、生活せいかつのうえで安心あんしんしてらせるようになられたそうです。 
 くわえて、生活せいかつ保護ほご他人たにん介護かいごりょうみとめられたことにより、Fでも24あいだ介護かいご保障ほしょう実現じつげんしたといえるとおもわれます。
 ご本人ほんにん感想かんそうとしては、「支援しえん制度せいど重度じゅうど障碍しょうがいひとにとって、すごく必要ひつよう制度せいどだとおもいます。でも、利用りよう仕方しかた間違まちがえると無駄むだになってしまい、それが、むずかしいということを、実感じっかんしている。」とのことです。

以前いぜんらしていた支給しきゅう決定けってい時間じかんすう

家事かじ援助えんじょ 20あいだ
身体しんたい介護かいご  100あいだ
ガイド  30あいだ

合計ごうけい  150あいだ

今回こんかい、F支援しえん支給しきゅう決定けってい時間じかんすう

身体しんたい介護かいご 387.5あいだ
移動いどう介護かいご 96 あいだ (つき16かい一回いっかい5h+1h=6h)
日常にちじょう生活せいかつ 248 あいだ (上限じょうげん 8あいだにち)

合計ごうけい支給しきゅう 731.5あいだ (23.6あいだにち
他人たにん介護かいごりょう 62  時間じかん

そう合計ごうけい 793.5あいだ (25.6あいだにち
毎日まいにち24あいだ介助かいじょ利用りようでき、1.6あいだぶん2人ふたり介助かいじょとなる)

  今回こんかい里帰さとがえ転居てんきょともない、自立じりつ生活せいかつセンターとして、はじめて、24あいだ介助かいじょ必要ひつようほう自立じりつ生活せいかつ支援しえんかかわりました。およそ、半年はんとし期間きかんをかけ、随時ずいじ本人ほんにんとの相談そうだん行政ぎょうせい機関きかんとの交渉こうしょうかさねていきました。
  自立じりつ生活せいかつセンターとしては、とく支援しえん制度せいど施行しこう以来いらい状況じょうきょううごなか行政ぎょうせいがわと、個人こじん交渉こうしょう団体だんたい交渉こうしょうかさね、支給しきゅう要件ようけん勘案かんあん要件ようけん変更へんこう申請しんせいなど様々さまざま事柄ことがらひとひと確認かくにんしていきました。その過程かていで、2人ふたり加算かさん要件ようけん夜間やかん加算かさん要件ようけん明確めいかくにしていくことが出来できました。その結果けっか今回こんかいの387.5あいだという身体しんたい介護かいご支給しきゅう決定けってい時間じかんにつながっています。この加算かさん要件ようけん特例とくれいということではありません。

そののFのケース

Iさんの支援しえん決定けってい時間じかんすう
その事例じれいでも、2障碍しょうがいなどによる身体しんたい状況じょうきょう悪化あっかから、夜間やかん見守みまも加算かさんみとめられ、それまで、身体しんたい介護かいご186あいだ支給しきゅう時間じかん身体しんたい介護かいご325.5あいだ追加ついか変更へんこうになったれいもあります。
がつ支給しきゅう決定けってい 家事かじ援助えんじょ 93あいだ
  身体しんたい介護かいご 62あいだ
  ガイド 48あいだ
 
  合計ごうけい 203あいだ
     
現在げんざい支給しきゅう決定けってい 身体しんたい介護かいご 325.5時間じかん今回こんかい 186hから夜間やかん加算かさん決定けってい
  移動いどう介護かいご 78 時間じかん (つき13かい一回いっかい5h+1h=6h)
 
  合計ごうけい支給しきゅう 403.5あいだ

 また、要件ようけん緩和かんわ制度せいど施行しこう要求ようきゅうしていった結果けっかもあって、4がつ以降いこう、この10ヶ月かげつあいだだけでも、知的ちてきホームヘルプのB判定はんていへの支給しきゅう開始かいし児童じどう知的ちてきへのガイドヘルプ制度せいど施行しこう、そして日常にちじょう生活せいかつ支援しえん開始かいしなどもみのっていきました。

Hさんの支援しえん決定けってい時間じかんすう
つぎ事例じれいは、進行しんこうせい(RSD)の障碍しょうがいによる身体しんたい状況じょうきょう悪化あっかにより、手帳てちょう等級とうきゅう変更へんこうされ、また、必要ひつよう介助かいじょしていった事例じれいです。

がつ支給しきゅう決定けってい 家事かじ援助えんじょ 62あいだ
  身体しんたい介護かいご 62あいだ
  ガイド 48あいだ
 
  合計ごうけい 172あいだ
     
現在げんざい支給しきゅう決定けってい 身体しんたい介護かいご 217あいだ
  移動いどう介護かいご 96あいだ (つき16かい一回いっかい5h+1h=6h)
  日常にちじょう生活せいかつ 248あいだ (上限じょうげん 8あいだにち)
 
  合計ごうけい支給しきゅう 561あいだ

  それらのこれまでのかさねもあり、今回こんかい行政ぎょうせい交渉こうしょうかんしては、スムーズにいっためんおおかったです。その甲斐かいあって、当事とうじしゃ本人ほんにん安心あんしんしてらせる状況じょうきょうともしていけたことがなによりのよろこびです。
  とは、ってもだいいち段階だんかいえることができたというものであり、まだまだ課題かだい山積やまづみとなっています。たとえば、Fのガイドヘルプがいちかいにつき5あいだとされることにより、2あいだ利用りようしかしない場合ばあいには、3あいだ使用しようできなくなる状況じょうきょう発生はっせいし、自己じこ選択せんたく無視むしされているてんや、日常にちじょう生活せいかつ支援しえんの248あいだという上限じょうげん設定せっていなどの問題もんだいがあります。
  支援しえん制度せいどとは措置そちから契約けいやく当事とうじしゃ自由じゆう選択せんたくうながし、施設しせつから地域ちいき社会しゃかい参加さんか出来できよう設定せっていされたもので、行政ぎょうせいしばる(上限じょうげん設定せってい)ものではなく、社会しゃかい資源しげんとして活用かつようされるべきものであります。
  また、あらためて自治体じちたいによる地域ちいき格差かくさ問題もんだいはより明確めいかくになり、今後こんご、いかに地域ちいき制度せいどばしていくかも、実際じっさい生命せいめい尊厳そんげんかかわる重大じゅうだい焦点しょうてんとなっています。
  このようなF状況じょうきょうで、地域ちいきでの24あいだ介助かいじょ介護かいご保障ほしょう実現じつげんしようとしているなか12月じゅうにがつにはふたつのおおきな問題もんだい厚生こうせい労働省ろうどうしょうからはいってきました。ひと事業じぎょうしょ単価たんか問題もんだいでした。ご存知ぞんじのとおり、問題もんだいそのものは団体だんたい交渉こうしょう成果せいかで、撤回てっかいということになり、いち安堵あんどしたのも、つかの今日きょう12月じゅうにがつ26にち厚生こうせい労働省ろうどうしょう介護かいご保険ほけん制度せいど障碍しょうがいしゃ福祉ふくし統合とうごうについて本格ほんかくてき検討けんとうはいることが、わかりました。来年らいねんがつ中旬ちゅうじゅんにも省内しょうないに「介護かいご制度せいど改革かいかく本部ほんぶ」を設置せっち協議きょうぎするということです。いよいよというのが一報いっぽういた率直そっちょく感想かんそうではありますが、本格ほんかくてき障碍しょうがいしゃ高齢こうれいしゃとうふく地域ちいき生活せいかつのありかた議論ぎろんしていかなければならないのでしょう。
  みち見出みだせるとするならば、「一人ひとりいちにんこえこたえたい」ということにかかってくるのではないでしょうか・・・
 この半年はんとしわた自立じりつ生活せいかつ支援しえんとおして、あらためてその意義いぎ確認かくにんしたかかわりでした。



ビデオ「ベンチレーターとのたのしいらしマニュアル」無料むりょう配布はいふ

 ベンチレーター(人工じんこう呼吸こきゅう)を24あいだ使つかい、地域ちいき自立じりつ生活せいかつおくりながら自分じぶんらしくきている2人ふたりのベンチレーター使用しようしゃ様子ようすをさまざまなベンチレーターの種類しゅるい周辺しゅうへん機器きき紹介しょうかいをするビデオ「ベンチレーターとのたのしいらしマニュアル」が完成かんせいしました。たくさんのほうていただければさいわいです。このビデオがおおくのベンチレーター使用しようしゃにとって自立じりつ生活せいかつのきっかけになることをねがっております。
 なお、ビデオは送料そうりょうみの無料むりょう配布はいふとなっておりますのでご希望きぼうほうは、お名前なまえ住所じゅうしょ、ご連絡れんらくさきとうらせのうえ下記かき事務所じむしょまでおもうけください。

ベンチレーター使用しようしゃネットワーク            
〒003-0022 札幌さっぽろ白石しらいし南郷通なんごうどおり14丁目ちょうめみなみ1-5 1F Cとう 
TEL/FAX 011(868)3306 


人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃ自立じりつ生活せいかつかんする国際こくさいシンポジウムがおこなわれます

日程にってい予定よていです。正式せいしきまり次第しだい再度さいど案内あんないします)

札幌さっぽろ:2004ねんがつ20にち東京とうきょう:6がつ23にちみず大阪おおさか:6がつ27にち

いずれも、13:30〜17:30  主催しゅさい:ベンチレーター使用しようしゃネットワーク



すうねん 介護かいごしゃ運転うんてんくるま移動いどうすると許可きょかでは逮捕たいほ

ヘルパー事業じぎょう同時どうじおこな移送いそうサービスにほうあみをかける方針ほうしん

 すでに新聞しんぶんなどでも報道ほうどうされていますが、国土こくど交通省こうつうしょう厚生省こうせいしょう合意ごういで、ヘルパー事業じぎょう同時どうじおこな移送いそうサービスにほうあみがかかることになりました。
 現在げんざい介護かいご保険ほけんむけのなかあいだとりまとめがおこなわれたところですが、支援しえんでもこれにわせたあつかいがされることとなっています。(おそらく100%おなあつかいになる)
 つまり、この改正かいせいおこなわれると、支援しえん外出がいしゅつ介護かいごけながら介護かいごしゃ運転うんてんくるま移動いどうするとき、道路どうろ運送うんそうほう許可きょかでは、警察けいさつつかまり逮捕たいほされます。(経過けいか措置そちがあるのでしばらくはつよ指導しどう時期じきをつくって、逮捕たいほなどはしないが、その期間きかんわったら、逮捕たいほ告発こくはつ運用うんようになる)。
 ヘルパーと移送いそう運転うんてんしゅ別々べつべつひとという方法ほうほう外出がいしゅつであっても、ヘルパー事業じぎょう移送いそう事業じぎょうおな法人ほうじんなら(べつ団体だんたいでも資金しきん関係かんけいがあれば)、告発こくはつ対象たいしょうになるとおもわれます。

国土こくど交通省こうつうしょう厚生省こうせいしょうなかあいだあんでは

  • ヘルパー事業じぎょうなかくるまでの移動いどう介護かいごおこな場合ばあい道路どうろ運送うんそうほう営業えいぎょう許可きょか必要ひつようとする。(株式会社かぶしきがいしゃなど営利えいり法人ほうじん場合ばあい
  • NPOや社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん特区とっくでの規制きせい緩和かんわ全国ぜんこくひろげることにする(おなじく道路どうろ運送うんそうほう許可きょか必要ひつようとするが営利えいり法人ほうじんとはべつ基準きじゅん

・・ということのようです。

 新聞しんぶん報道ほうどうなどでは「NPOには(営利えいり法人ほうじんくらべ)ゆるい規制きせいになった」とありますが、そうでもありません。
 運転うんてんしゅに2しゅ免許めんきょや、それがだめなら一定いってい講習こうしゅう義務付ぎむづけられています。特区とっく実例じつれいでは、としに1かいしかおこなわないけんおこな講習こうしゅうをうけることや、国土こくど交通省こうつうしょう天下あまくださき自動車じどうしゃ免許めんきょ学校がっこうでのすうまんえん講習こうしゅうけるようにされているれいがあります。
 また、タクシー会社かいしゃ陸運りくうんきょくがはいった地区ちく運営うんえい協議きょうぎかいにはいり、そこでの承認しょうにんけないといけないとう方法ほうほうになっています。
 現在げんざい中間なかまとりまとめあんたいするパブリックコメント(一般いっぱんからの意見いけん募集ぼしゅう)が国土こくど交通省こうつうしょう自動車じどうしゃ交通こうつうきょく旅客りょかく(03-5253-8111内線ないせん41262)と厚生こうせい労働省ろうどうしょう老健ろうけんきょく振興しんこう(03-3595-2889)でおこなわれています。とく移送いそう利用りようしゃからの意見いけん募集ぼしゅうしているようです。りは2がつ29にちです。くわしくは介護かいご制度せいど情報じょうほうホームページをごらんください。

つぎページに中間ちゅうかん整理せいりあん抜粋ばっすい掲載けいさいします。)

中間なかま整理せいりあん>  介護かいごサービス事業じぎょうしゃ公的こうてき介護かいご保険ほけん適用てきようける介護かいごサービス(以下いか介護かいご保険ほけんサービス」という。)と連続れんぞくして、また一体いったいとしておこなよう介護かいごしゃとう輸送ゆそうサービスにかか今後こんご取扱とりあつかいについて、厚生こうせい労働省ろうどうしょうおよ国土こくど交通省こうつうしょうは、

現在げんざいよう介護かいごしゃとうであって公共こうきょう交通こうつう機関きかん利用りようすることが困難こんなん移動いどう制約せいやくしゃかかるSTS(スペシャル・トランスポート・サービス。よう介護かいごしゃ身体しんたい障害しょうがいしゃとうであって公共こうきょう交通こうつう機関きかん利用りようすることが困難こんなん移動いどう制約せいやくしゃ対象たいしょうに、必要ひつよう介助かいじょとう連続れんぞくして、また一体いったいとしておこなわれる個別こべつてき輸送ゆそうサービスをいう。)による移動いどうが、タクシーとう公共こうきょう交通こうつう機関きかんのみによっては、かならずしも十分じゅうぶん提供ていきょうされていない状況じょうきょうにあること、

一方いっぽう、これらの移動いどう制約せいやくしゃかかるSTSによる移動いどう提供ていきょうようする費用ひよう社会しゃかいてき負担ふたんのありかたについては、いまだ社会しゃかいてき議論ぎろん成熟せいじゅくしていない状況じょうきょうにあること。公的こうてき介護かいご保険ほけん制度せいどにおいても、STSにかか運賃うんちんについては、原則げんそくとして介護かいご報酬ほうしゅう評価ひょうか対象たいしょうとしていないこと、

こうした状況じょうきょうにおいて、これらの移動いどう制約せいやくしゃかかるSTSが、タクシー事業じぎょうしゃとうのほか、社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじん医療いりょう法人ほうじん特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじん、ボランティアとう多様たようになによってげん提供ていきょうされている状況じょうきょうにあること、
十分じゅうぶん認識にんしきしつつ、それゆえ、
これらの移動いどう制約せいやくしゃかかるSTSによる輸送ゆそうサービスが適切てきせつ提供ていきょうされるため、げん提供ていきょうされている輸送ゆそうサービス、とく介護かいごサービス事業じぎょうしゃ介護かいご保険ほけんサービスと連続れんぞくして、また一体いったいとしておこなよう介護かいごしゃとう輸送ゆそうサービスについて、その実態じったい十分じゅうぶんまえつつ、法的ほうてき位置付いちづけの明確めいかく早急そうきゅうはか必要ひつようがあり、
そのさい、タクシー事業じぎょうしゃとう以外いがいになによる輸送ゆそうサービスについては、輸送ゆそうちゅう旅客りょかく安全あんぜん確保かくほ利用りようしゃ保護ほごとう観点かんてんから"安全あんぜん安心あんしんして利用りようできるSTS"を目指めざすとともに、その方策ほうさくについては、げんおこなわれているSTSを過度かど萎縮いしゅくさせ、利用りようしゃ利便りべん影響えいきょうすることがないよう配慮はいりょしていく必要ひつようがある、

との視点してんち、今後こんごほん年度内ねんどない目途もくと別紙べっし方針ほうしん沿って検討けんとう作業さぎょうおこない、具体ぐたいてき結論けつろんて、平成へいせい16年度ねんどのできるかぎはや時期じき実施じっしするものとする。

別紙べっし
介護かいごサービス事業じぎょうしゃ公的こうてき介護かいごサービスと連続れんぞくてき一体いったいてきおこなよう介護かいごしゃかかるSTSの取扱とりあつかいにかか検討けんとう方針ほうしん

訪問ほうもん介護かいごサービスとう提供ていきょうともなうSTSの取扱とりあつかい)

指定してい訪問ほうもん介護かいご事業じぎょうしゃとう提供ていきょうする、通所つうしょ通院つういんとうのためのSTS(訪問ほうもん介護かいごサービスとう連続れんぞくして、また一体いったいとしておこなうものにかぎる。)については、道路どうろ運送うんそうほう旅客りょかく自動車じどうしゃ運送うんそう事業じぎょう該当がいとうするものであり、どうほうによる一般いっぱん乗用じょうよう旅客りょかく自動車じどうしゃ運送うんそう事業じぎょうまた特定とくてい旅客りょかく自動車じどうしゃ運送うんそう事業じぎょう許可きょか取得しゅとくすることを基本きほんとし、以下いか方針ほうしん沿って具体ぐたいてき取扱とりあつかいを検討けんとうする。

道路どうろ運送うんそうほうだいじょうだいこう規定きていによる一般いっぱん乗用じょうよう旅客りょかく自動車じどうしゃ運送うんそう事業じぎょう患者かんじゃとう輸送ゆそう限定げんてい)の許可きょか対象たいしょうとして、介護かいご福祉ふくしまた訪問ほうもん介護かいごいん資格しかくゆうする乗務じょうむいんよう介護かいごしゃとう限定げんていした輸送ゆそうおこな場合ばあい追加ついかし、あわせて許可きょか基準きじゅん緩和かんわするとともに、運賃うんちんかか認可にんか基準きじゅん審査しんさ手続てつづき弾力だんりょくすること、
道路どうろ運送うんそうほうだい43じょうだいこう規定きていによる特定とくてい旅客りょかく自動車じどうしゃ運送うんそう事業じぎょう許可きょか対象たいしょうとして、よう介護かいごしゃとうであって特定とくてい市町村しちょうそん保険ほけんしゃ)にかか制度せいどてき関連かんれんにおいて、継続けいぞくてき需要じゅようおうじるものであって、かつ、指定してい居宅きょたくサービス事業じぎょうしゃにおいて会員かいいんせいとうによりあらかじめ旅客りょかく範囲はんい具体ぐたいてき明示めいじしている場合ばあいとうふくまれることを明確めいかくすること、 NPOとう営利えいり事業じぎょうしゃについては、構造こうぞう改革かいかく特別とくべつ区域くいきにおける措置そちとして実施じっしされ、ほん年度内ねんどない予定よていされている「NPOによるボランティア輸送ゆそうとしての有償ゆうしょう運送うんそう可能かのう事業じぎょう」の全国ぜんこく実施じっしとう(セダンがたとう一般いっぱん車両しゃりょう使用しようについて特定とくてい地域ちいきにおいておこな措置そちふくむ。)により、
道路どうろ運送うんそうほうだい80じょうだいこう許可きょかにより対応たいおうできることとすること、 道路どうろ運送うんそうほうだい80じょうだいこうによる自家用じかよう自動車じどうしゃ有償ゆうしょう運送うんそう許可きょか対象たいしょうとして、指定してい訪問ほうもん介護かいご事業じぎょうしゃとう介護かいご福祉ふくしまた訪問ほうもん介護かいごいんが、介護かいご保険ほけんサービスと連続れんぞくして自己じこ車両しゃりょう当該とうがいサービスを利用りようしたよう介護かいごしゃとう対象たいしょう限定げんていして輸送ゆそうサービスをおこな場合ばあい追加ついかするとともに、この場合ばあいにおける許可きょか申請しんせいは、指定してい訪問ほうもん介護かいご事業じぎょうしゃとう一括いっかつおこなうことができるものとすること、

道路どうろ運送うんそうほうによる許可きょか上記じょうき措置そちによるものをふくむ。)をることなく、指定してい訪問ほうもん介護かいご事業じぎょうしゃとうが、その提供ていきょうする介護かいご保険ほけんサービスと連続れんぞくして、また一体いったいとしてSTSを提供ていきょうすることは、道路どうろ運送うんそうほう抵触ていしょくする違法いほう行為こういであること。このことからも、当該とうがい介護かいごサービスについては、介護かいご報酬ほうしゅう対象たいしょうとしないこと、
中略ちゅうりゃく
重点じゅうてん指導しどう期間きかん仮称かしょう)) 1.および2.にかかげる検討けんとうにより結論けつろんられた事項じこう措置そちするにたっては、げん道路どうろ運送うんそうほうによる許可きょか取得しゅとくすることなく公的こうてき介護かいごサービスと連続れんぞくして、また一体いったいとしてSTSをおこなっている介護かいごサービス事業じぎょうしゃについて、いちじるしく高額こうがく対価たいか収受しゅうじゅしているもの、訪問ほうもん介護かいご実態じったいとぼしく実質じっしつてきにタクシー業務ぎょうむのみをおこなっているものとうのぞき、ただちに介護かいご保険ほけんほう道路どうろ運送うんそうほうによる行政ぎょうせい処分しょぶん刑事けいじ告発こくはつおこなうのではなく、重点じゅうてん指導しどう期間きかん仮称かしょう)をもうけ、そのあいだにおいては、業務ぎょうむ適正てきせい許可きょか取得しゅとくとうかか指導しどう啓発けいはつ重点的じゅうてんてき実施じっしすることについて検討けんとうおこなう。
(その
障害しょうがいしゃ福祉ふくしサービスにかかるSTSについても、上記じょうき方針ほうしん沿って具体ぐたいてき取扱とりあつかいを検討けんとうする。

以上いじょう



障害しょうがい当事とうじしゃによるホームヘルパー指定してい事業じぎょうしゃ全国ぜんこく1000ヶ所かしょ

長時間ちょうじかんよう介護かいご障害しょうがいしゃなどが運営うんえいする介助かいじょサービスのシステムと 24あいだ介護かいご保障ほしょう制度せいど全国ぜんこくつくろう

 2003ねんからは障害しょうがいヘルパーも介護かいご保険ほけん同様どうよう事業じぎょうしゃ市場いちば自由じゆうされました。さまざまな事業じぎょうしゃがホームヘルプなどのサービスを提供ていきょうし、障害しょうがいしゃ自由じゆう事業じぎょうしゃ選択せんたくできるようになりました。
 ホームヘルプサービスをおこないたい事業じぎょうしゃは、一定いってい基準きじゅんたせば、都道府県とどうふけんが1〜2ヶ月かげつじゃく指定していするようになりました。指定していければ、市町村しちょうそんさかい県境けんきょうえてサービス提供ていきょうができるようになりました。
 長時間ちょうじかん介助かいじょ必要ひつよう障害しょうがいしゃ高度こうど介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃ団体だんたいは、従来じゅうらいから、行政ぎょうせいなどの派遣はけんするヘルパーは介助かいじょ満足まんぞくにできなかったため、自分じぶんたちで介助かいじょしゃやとい、団体だんたいつく重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃにも十分じゅうぶん対応たいおうできる介助かいじょサービスをおこなってきました。また、行政ぎょうせい交渉こうしょうおこな四国しこく東京とうきょう中心ちゅうしんに、24あいだ介助かいじょ制度せいどつくげてきました。
 これらの自立じりつ生活せいかつセンターとう団体だんたい実績じっせきがありながらなかなか障害しょうがいヘルパー委託いたくけられませんでした。2000ねんがつからの介護かいご保険ほけん施行しこうで、老人ろうじんけのヘルパーとう事業じぎょうしゃ自由じゆうされ、それに影響えいきょうされて障害しょうがいヘルパーも重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ運営うんえいする自立じりつ生活せいかつセンターとう委託いたくされるようになりました。(それでも3ねん以上いじょうはないがおこなわれたうえでのことでした)。これにより、かくセンターは予算よさん規模きぼおくえんえる団体だんたいえてきました。
 2003ねんにはこのような心配しんぱいはなくなりました。一定いってい基準きじゅんたせば、市町村しちょうそん意向いこう関係かんけいなくかなら指定していけられ、ヘルパー事業じぎょうしゃになれます。

2010ねんごろの目標もくひょう

 介護かいご保険ほけん障害しょうがい指定してい事業じぎょうしゃになってヘルパー派遣はけんおこなうと、十分じゅうぶん運営うんえい保障ほしょうされ、団体だんたい職員しょくいん人件じんけん運営うんえい十分じゅうぶん保障ほしょうができます。この仕組しくみを使つかってさらなるサービス水準すいじゅんアップや制度せいど改善かいぜんしていく運動うんどう使つかい、社会しゃかいえていこうという計画けいかくです。まずむことは、2010ねんまでに全国ぜんこくに1000事業じぎょうしゃつくり、24あいだよう介護かいご障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんおこない、行政ぎょうせい交渉こうしょうし、24あいだ介護かいご保障ほしょうを3300市町村しちょうそんつくすことです。
 そのつぎは、知的ちてき精神せいしん身体しんたい視覚しかく聴覚ちょうかくめくらろう・肢体したい内部ないぶ)・難病なんびょうおよび重複じゅうふくぜん障害しょうがい種別しゅべつ参加さんかて、すべての障害しょうがい種別しゅべつにサービス提供ていきょう当事とうじしゃ主体しゅたいてきに)していくシステムを計画けいかくしています。
 また、3300市町村しちょうそんおおくで24あいだちか介護かいご保障ほしょうができたさいには、全国ぜんこく予算よさん確保かくほされますので、くにたいしてパーソナルアシスタント制度せいど労働ろうどう時間じかん通学つうがく運転うんてん入院にゅういんなど使途しと制限せいげんをされない24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこく一律いちりつ制度せいど)をつくっていきます。

ちゅう東京とうきょうなどの一部いちぶ団体だんたいでは24あいだ介助かいじょ保障ほしょう交渉こうしょうしてつくり、24あいだ専従せんじゅう介助かいじょしゃによる介助かいじょサービスをおこない、人工じんこう呼吸こきゅう利用りようの24あいだよう介助かいじょ全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃなどを施設しせつなどから一人暮ひとりぐら支援しえんできています。一人暮ひとりぐらしの知的ちてき障害しょうがいしゃ精神せいしん障害しょうがいしゃへの介助かいじょサービスもおこなっています。もちろん短時間たんじかん介助かいじょサポートもできます。いずれも個別こべつILプログラムや様々さまざま支援しえんを(自立じりつ生活せいかつをしている長時間ちょうじかんよう介助かいじょの)障害しょうがいしゃ役員やくいん管理かんり健常けんじょうしゃのスタッフなどを部下ぶかとしてやとって(障害しょうがいしゃ健常けんじょうしゃで)運営うんえいしています。これら団体だんたいから障害しょうがいヘルパーを委託いたくされており、介護かいご保険ほけん指定してい事業じぎょうしゃにもなっており、収入しゅうにゅうは(いままでの障害しょうがいしゃ団体だんたいくらべると)相当そうとうおおきなものになります。
 通常つうじょう、このような水準すいじゅん団体だんたいになるために、どれくらいの研修けんしゅう期間きかん運営うんえい期間きかん必要ひつようかといいますと、まず、近隣きんりん障害しょうがいしゃ研修けんしゅうける場合ばあいには、しゅうかい(マネージャー&コーディネーター会議かいぎに)かよって1年間ねんかん、そのほかに近隣きんりん自立じりつ生活せいかつプログラムやピアカウンセリング、行政ぎょうせい交渉こうしょうにはかなら全部ぜんぶ出席しゅっせきしていきます。2ねんから団体だんたいげ、まず1人ひとり自立じりつ支援しえん施設しせつ親元おやもとからの一人暮ひとりぐらしの支援しえん)を団体だんたいとしておこないます。このさいなどにも事細ことこまかに研修けんしゅうさき団体だんたいにアドバイスをあおぎながらすすめます。こうして2人ふたり、3にんすすみ、ILP、ピアカンなども講座こうざがたから個別こべつまでこなし、介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこない、専従せんじゅう介助かいじょしゃ確保かくほしていって介助かいじょサービス体制たいせい強固きょうこにしていきます。このあいだ外部がいぶ講座こうざなどには出来できるだけ参加さんかします。これで最短さいたん団体だんたい実績じっせき)で4ねんほどで上記じょうきのような総合そうごうてきなサービスがくだりなえるようになります。なお介護かいご保険ほけん事業じぎょうしゃ指定してい実績じっせきまったくなくてもゆう資格しかくヘルパーが3にんいればれるため、半年はんとしほどでることが出来できます。障害しょうがいヘルパーも2003ねんからはおなさまになります。いま障害しょうがいヘルパーは委託いたく交渉こうしょう必要ひつようになりますが介護かいご保険ほけん事業じぎょうしゃになっていたらすぐに委託いたくけられるえてきました。
 上記じょうきの(近隣きんりん障害しょうがいしゃ研修けんしゅうけて団体だんたいげていく)モデルをもとに、必要ひつよう研修けんしゅう時間じかん計算けいさんすると、しゅう10あいだ程度ていどで、とし500時間じかん初年度しょねんどのみ)となります。これとまったおなごとおこなうにはとし400〜500あいだ相当そうとうする研修けんしゅう必要ひつようです。全国ぜんこく47都道府県とどうふけん事業じぎょうしゃになりたい団体だんたい個人こじんがこれを全部ぜんぶ合宿がっしゅく研修けんしゅうおこなうわけにはいきませんから、なるべく通信つうしん研修けんしゅう電話でんわ相談そうだんでカバーして、合宿がっしゅく研修けんしゅうすくなめでやってみようと検討けんとうしています。そのほか、近隣きんりんけん受講じゅこうできる基礎きそILP・ピアカンなどは極力きょくりょく近隣きんりん地域ちいきけることで体力たいりょく時間じかん費用ひよう節約せつやくできますので極力きょくりょく参加さんかするようにおねがいします。



通信つうしん研修けんしゅう参加さんか希望きぼうしゃ募集ぼしゅうちゅう受講じゅこうりょう無料むりょうです)

 障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたいてき事業じぎょうおこなうための研修けんしゅうシステムとして、通信つうしん研修けんしゅう宿泊しゅくはく研修けんしゅうわせた研修けんしゅう準備じゅんびしています。推進すいしん協会きょうかい理念りねんにそった当事とうじしゃ団体だんたいつくるというほう受講じゅこうりょう無料むりょうです。内容ないようは、団体だんたい設立せつりつ方法ほうほう、24あいだ介助かいじょサービスと個別こべつ自立じりつプログラム、介護かいご制度せいど交渉こうしょう施設しせつとうからの自立じりつ支援しえん団体だんたい資金しきん計画けいかく経理けいり人事じんじ指定してい事業じぎょう運動うんどう理念りねんなどなど。現在げんざい通信つうしん研修けんしゅう参加さんかしゃ募集ぼしゅうしています。

くわしくはお問合といあわくださいフリーダイヤル0037−80−4455(推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん10〜22)へ。

通信つうしん研修けんしゅう参加さんか申込もうしこみしょ参加さんかには簡単かんたん審査しんさがあります)

団体だんたいめい(            )

郵便ゆうびん番号ばんごう住所じゅうしょ 名前なまえ 障害しょうがいしゃ/健常けんじょうしゃべつ職名しょくめい Tel Fax メール
           
           
           
           
           
           

推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん FAX 042-452-8029まで (つぎページも参照さんしょうしてください)

かく団体だんたいからの研修けんしゅう参加さんかしゃ人数にんずうについて

 通常つうじょう推進すいしん協会きょうかい主催しゅさいする合宿がっしゅく研修けんしゅうには、障害しょうがいしゃ役員やくいん中心ちゅうしんてき職員しょくいん長時間ちょうじかんよう介助かいじょほうと、健常けんじょうしゃ介護かいごコーディネーターの両方りょうほう参加さんか希望きぼうです。団体だんたいごとに2〜5にん参加さんかしてほしいとかんがえています。

参考さんこう資料しりょう推進すいしん協会きょうかい通信つうしん研修けんしゅうおこな団体だんたい個人こじん理念りねん条件じょうけんです
いますぐできなくても、ちからがついてきたら、かならずやるという理念りねんっていただけるのでしたら対象たいしょうになります。研修けんしゅうおこない、出来できるようになるまでバックアップします。)

推進すいしん協会きょうかい支援しえん団体だんたい基準きじゅんについて

(1) 運営うんえい委員いいんかい委員いいん過半数かはんすう障害しょうがいしゃであり、代表だいひょうおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃ障害しょうがいしゃであること。
 介助かいじょ保障ほしょう当事とうじしゃ団体だんたい介助かいじょ必要ひつようとするほう自身じしん運営うんえいする団体だんたい)ですから、なるだけ介助かいじょニーズのたかほう運営うんえい委員いいんかいにいれていくようにしてください。団体だんたい設立せつりつすうねんたち、より重度じゅうどほう自立じりつした場合ばあいなどは、なるだけ運営うんえい委員いいんかいくわえてください。
(2) 代表だいひょうおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃのいずれかが原則げんそくとして長時間ちょうじかんよう介助かいじょ障害しょうがいしゃであること。
 代表だいひょうしゃおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃ事務じむ局長きょくちょう)は、なるだけ、介護かいごニーズのたかほうがなり、介護かいごニーズのひくほうたとえば事務じむきょく次長じちょうとしてバックアップするひとし人事じんじ可能かのうかぎ検討けんとうしてください。また、団体だんたい設立せつりつすうねんち、より重度じゅうどほう自立じりつした場合ばあいなどは、可能かのうかぎ役員やくいん登用とうようして役職やくしょくとしてエンパワメントしていってください。
(3) 24あいだ介助かいじょ保障ほしょうはもとより、地域ちいきにいる障害しょうがいしゃのうち、もっと重度じゅうどひとのニーズにあう介助かいじょ制度せいどつくることを目的もくてきとする組織そしきである。
 たとえば、24あいだ人工じんこう呼吸こきゅう使つかって一人ひとりらししているほう、24あいだ介助かいじょようする知的ちてき障害しょうがいしゃ単身たんしんしゃ重度じゅうど精神せいしん障害しょうがいしゃほう重複じゅうふく障害しょうがいしゃさい重度じゅうど難病なんびょうほうめくらろうしゃなど、もっと重度じゅうどほう対応たいおうしていくことで、それ以外いがいすべての障害しょうがいしゃにも対応たいおうできる組織そしきになります。
(4) 当事とうじしゃ主体しゅたいの24あいだ介助かいじょサービス、セルフマネジドケアを支援しえんし、行政ぎょうせい交渉こうしょうする組織そしきである、もしくはそれを目指めざ団体だんたいである。
 24あいだ介助かいじょサービスをおこなうには、市町村しちょうそんのホームヘルプサービスの利用りよう可能かのう時間じかんすう上限じょうげん交渉こうしょうして毎日まいにち24あいだにする必要ひつようがあります。交渉こうしょうおこなうには一人暮ひとりぐらしで24あいだつきっきりの介助かいじょようする障害しょうがいしゃがいること条件じょうけんとなります。このプロジェクトではホームヘルプ指定してい事業じぎょう収益しゅうえき使つかい、24あいだよう介助かいじょ障害しょうがいしゃ一人暮ひとりぐらしを支援しえん実現じつげんし、市町村しちょうそん交渉こうしょうすることを義務ぎむづけています。ただし、その力量りきりょうのない団体だんたいには時間じかんてき猶予ゆうよみとめられています。この猶予ゆうよ期間きかん相談そうだんうえ全国ぜんこく事務じむきょく個別こべつ判断はんだんします。
(5) 自立じりつ生活せいかつ運動うんどうおよびエンパワメントの理念りねんち、ILプログラム、ピアカウンセリングを今後こんご実施じっしすること。
 介助かいじょサービスは利用りようしゃ自身じしんちからをつけていくというエンパワメントが基本きほんです。具体ぐたいてきには介助かいじょサービス利用りようしゃつね個別こべつILプログラム+個別こべつピアカウンセリングをおこないます。
(6) 身体しんたい障害しょうがいかぎらず、今後こんご障害しょうがいしゃにもサービスを提供ていきょうすること。

 



全国ぜんこく47都道府県とどうふけんのCIL空白くうはく地域ちいきで、施設しせつ親元おやもとから自立じりつしてCILをつくりたい障害しょうがいしゃ人材じんざい募集ぼしゅう介護かいご長時間ちょうじかん必要ひつようほう

  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい自薦じせんヘルパー(パーソナルアシスタント制度せいど推進すいしん協会きょうかいでは、全国ぜんこく3300市町村しちょうそんさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ運営うんえいする自立じりつ生活せいかつセンター(CIL)のサービスがけられるようになるように、かくけん最低さいてい10箇所かしょ程度ていどのCILをつくることを目標もくひょう金銭きんせんめん研修けんしゅうとう支援しえんおこなっています。当会とうかいは、どんな重度じゅうど障害しょうがいしゃでもれた地域ちいきらしていけるような状況じょうきょう全国ぜんこく3300市町村しちょうそんつくられていくべきだとかんがえています。そのために、それらの地域ちいき自立じりつして地域ちいきらしていきたい、さらにCIL設立せつりつにつなげたいという障害しょうがいしゃたいして情報じょうほう提供ていきょう研修けんしゅう、それにかかるしょ費用ひようふくめた全面ぜんめんてきなバックアップをしています。2001年度ねんど〜2002年度ねんど空白くうはくけん最低さいていひとつのCILをつくることを目標もくひょう研修けんしゅう助成じょせいなどで支援しえんおこないました。今年度こんねんどからはかくけん最低さいてい2〜3箇所かしょのCILをつく支援しえんおこないます。
 現在げんざい毎日まいにち24あいだ介護かいご必要ひつよう全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ施設しせつ家族かぞくもとからて1にんらしし、CILをげています。こういったさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ過疎かそけんでたくさんています。近県きんけんCILや東京とうきょうなどでなん研修けんしゅうおこない、介助かいじょしゃやとかた指示しじかた、アパートのかた介護かいご制度せいど使つかかた、CILのつくかた、など、1つ1つ研修けんしゅうけていくことで、やる努力どりょくで1つ1つ解決かいけつしていきます。研修けんしゅう交通こうつう介護かいごしゃ費用ひようなどは助成じょせいいたします。1人ひとりらし開始かいし介護かいご費用ひようなども交渉こうしょうして制度せいどがのびるまでの期間きかん助成じょせい貸付かしつけします。実地じっち研修けんしゅう補完ほかんする「通信つうしん研修けんしゅう」もおこなっています。
 募集ぼしゅうする地域ちいきは、県庁けんちょう所在地しょざいちからはなれているCIL空白くうはく地域ちいきです。(秋田あきた宇都宮うつのみや群馬ぐんま徳島とくしま高知こうち県庁けんちょう所在地しょざいち募集ぼしゅう)。また、これ以外いがい地域ちいきでも、現在げんざいすでにがっている団体だんたいつづ障害しょうがいしゃ人材じんざい募集ぼしゅうおこなっています
 自分じぶん参加さんかしたい・・というほうは、どしどしご相談そうだんください。
 自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい 0120−66−0009 10:00〜23:00

 自立じりつ生活せいかつセンター(CIL)とは 理念りねんはJILホームページhttp://www.j-il.jp/ などをご参照さんしょうください。 障害しょうがいしゃ主体しゅたいてき運営うんえいするサービス提供ていきょう団体だんたいうん動体どうたいです。介助かいじょ利用りようしゃ自身じしんがエンパワメントしていく(ちからをつけていく)スタイルのホームヘルプサービスと運動うんどうおこないます。24あいだ介護かいご必要ひつようほうなどの1人ひとりらし支援しえんおこない、介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこない、地域ちいき制度せいど改善かいぜんしていきます。



全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない

介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく保障ほしょう協会きょうかいから名称めいしょう変更へんこうしました)略称りゃくしょう広域こういき協会きょうかい
フリーダイヤル  0120−66−0009
フリーダイヤル FAXふぁっくす 0037−80−4446

自分じぶん介助かいじょしゃ登録とうろくヘルパーにでき自分じぶん介助かいじょ専用せんよう使つかえます
対象たいしょう地域ちいき:47都道府県とどうふけん全域ぜんいき

介助かいじょしゃ登録とうろくさき事業じぎょうしょのみつからないほう相談そうだんください。いろいろな問題もんだい解決かいけつします。

 全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう自薦じせん登録とうろくヘルパーとおなじような登録とうろくのみのシステムを支援しえんヘルパー利用りようしゃ介護かいご保険ほけんヘルパー利用りようしゃむけに提供ていきょうしています。自分じぶん確保かくほした介助かいじょしゃ自分じぶん専用せんよう制度せいどじょうのヘルパー(自薦じせん登録とうろくヘルパー)として利用りようできます。介助かいじょしゃ人選じんせん介助かいじょ時間じかんたい自分じぶんめることができます。全国ぜんこくのホームヘルプ指定してい事業じぎょうしゃ運営うんえいする障害しょうがいしゃ団体だんたい提携ていけいし、全国ぜんこくでヘルパーの登録とうろくができるシステムを整備せいびしました。介助かいじょしゃ時給じきゅういままでの制度せいどより介助かいじょしゃ給与きゅうよちない個別こべつ相談そうだんシステムです。

利用りよう方法ほうほう
  広域こういき協会きょうかい 東京とうきょう本部ほんぶFAXふぁっくす郵送ゆうそう介助かいじょしゃ利用りようしゃ登録とうろくをすれば、翌日よくじつから支援しえん介護かいご保険ほけん自薦じせん介助かいじょサービスが利用りよう可能かのうです。東京とうきょう本部ほんぶからかくけん指定してい事業じぎょうしゃ業務ぎょうむ委託いたくおこな支援しえん手続てつづきをります。各地かくち団体だんたいまりや給与きゅうよ体系たいけいとは関係かんけいなしに、広域こういき協会きょうかいせんもん条件じょうけんでまとめて委託いたくするかたちになりますので、すべての契約けいやく条件じょうけん広域こういき協会きょうかい本部ほんぶ利用りようしゃあいだ利用りようしゃこまらないようにはなってめます。ですから、わせ・もうみは東京とうきょう本部ほんぶ0120−66−0009におかけください。
 介助かいじょしゃへの給与きゅうよ介護かいごがた時給じきゅう1500えん家事かじがた1000えん日常にちじょう生活せいかつ支援しえん時給じきゅう1300〜1420えん基本きほんですがいままでの制度せいど時給じきゅうがもっとたか場合ばあいにはいままでの時給じきゅうになるようにします。また、夜間やかん利用りようほう時給じきゅうアップの相談そうだんにのります。介助かいじょしゃは1〜3きゅうヘルパー、介護かいご福祉ふくし看護かんご日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう修了しゅうりょうしゃなどのいずれかのほうである必要ひつようがあります。ただし、支援しえん制度せいどのほうは、14ねんがつまで自薦じせんヘルパーや全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう登録とうろく介護かいごじんとしてはたらいている場合ばあい県知事けんちじから証明しょうめい永久えいきゅうにヘルパーとしてはたらけます。2003ねんがつ以降いこう新規しんき介護かいごはい場合ばあいも、日常にちじょう生活せいかつ支援しえん移動いどう介護かいごであれば、20あいだ研修けんしゅうれます。

くわしくはホームページもごらんください http://www.kaigoseido.net/2.htm



自薦じせん介助かいじょしゃにヘルパー研修けんしゅう実質じっしつ無料むりょうけていただけます

 広域こういき協会きょうかいでは、障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたい理念りねんの3きゅうヘルパー通信つうしん研修けんしゅうおこなっております。通信つうしん部分ぶぶん自宅じたく受講じゅこうでき、通学つうがく部分ぶぶん東京とうきょうなで3日間にちかん受講じゅこう可能かのうです。3きゅう受講じゅこう身体しんたい介護かいごはいることができます。
 日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅうは、東京とうきょう会場かいじょうでは、緊急きんきゅうには希望きぼうわせて365にち毎日まいにち開催かいさい可能かのうです。2日間にちかん受講じゅこうできます。東京とうきょう隣接りんせつけん利用りようしゃは1にちのみの受講じゅこうでかまいません(のこりは利用りよう障害しょうがいしゃ自身じしん自宅じたく研修けんしゅう可能かのうのため)。日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう受講じゅこうしゃ全身ぜんしんせい移動いどう介護かいごにもれます。3きゅう日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう受講じゅこう一定いってい時間じかん規定きていによる時間じかんすう介護かいごはいったのち参加さんか交通こうつう宿泊しゅくはく全額ぜんがく助成じょせいします。

このような仕組しくみをつく運営うんえいしています
仕組み図

問合といあわせは TEL 0120−66−0009(通話つうわりょう無料むりょう)へ。受付うけつけ10〜22 
みなさんへおねがい:この資料しりょうおおくのほうにおらせください。 介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん

登録とうろく保障ほしょう協会きょうかい 発起人ほっきにん都道府県とどうふけんじゅん敬称けいしょうりゃく、2000ねん4がつ時点じてん

名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
花田はなた貴博たかひろ (ベンチレーター使用しようしゃネットワーク)
篠田しのだ たかし 自立じりつ生活せいかつ支援しえんセンター新潟にいがた
三澤みさわ りょう (DPI日本にっぽん会議かいぎ
中西なかにし正司せいじ  (DPIアジア評議ひょうぎ委員いいん/全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
八柳やつやなぎ卓史たかし  ぜんさわ連関れんかんひがしブロック)
樋口ひぐち恵子けいこ  全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
佐々木ささき信行のぶゆき (ピープルファースト東京とうきょう
加藤かとうしん規子のりこ 精神せいしん障害しょうがいしゃピアサポートセンターこらーる・たいとう)
横山よこやま晃久あきひさ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/HANDS世田谷せたがや
えきとめ俊樹としき  (NPO自立じりつ生活せいかつ企画きかく/NPO自立じりつ福祉ふくしかい
川元かわもと恭子きょうこ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/CIL小平こだいら
名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
渡辺わたなべ正直まさなお  静岡しずおか市議しぎ)
山田やまだ昭義あきよし  (DPI日本にっぽん会議かいぎ社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんAJU自立じりついえ
斎藤さいとうまこと 名古屋なごや市議しぎ共同きょうどうれん社会しゃかい福祉ふくしほうわっぱのかい
尾上おがみ浩二こうじ  障害しょうがいしゃ総合そうごう情報じょうほうネットワーク)
森本もりもと秀治しゅうじ  共同きょうどうれん
村田むらた敬吾けいご  自立じりつ生活せいかつセンターほくせつ24)
光岡みつおかかおるあきら  特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじんすてっぷ)
栗栖くりす豊樹とよき  (CILてごーす)
佐々ささ和信かずのぶ  香川かがわけんすじ萎縮いしゅくせい患者かんじゃすくかい)
藤田ふじためぐみこう  土佐とさ在宅ざいたく重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょうかんがえるかい
田上たうえささえろう  (NPO重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協会きょうかい



16年度ねんどのヘルパー単価たんか厚生省こうせいしょうあん

 昨年さくねん12月じゅうにがつしめされ、いったん白紙はくし撤回てっかいになっていたホームヘルプサービスの単価たんか改正かいせいについてのあん厚労省こうろうしょうよりしめされました。2がつ26にちの「地域ちいき生活せいかつ支援しえんのありかた検討けんとうかい」でも厚生省こうせいしょうあん公開こうかいされ、検討けんとうされます。
  身体しんたい介護かいごの1.5時間じかん以上いじょう問題もんだいなどは、12月じゅうにがつあんくらべ、大幅おおはば改善かいぜんしています

16ねんがつからの改正かいせいてんあん

  • 家事かじ援助えんじょ」の単価たんかアップは中止ちゅうし介護かいご保険ほけんにはわさない)
  • 身体しんたい介護かいご」の30ふん単価たんか現行げんこう介護かいご保険ほけん単価たんか2310えんにアップ。
  • 身体しんたい介護かいご」・「身体しんたい介護かいごともな移動いどう介護かいご」の1あいだはんえる延長えんちょう部分ぶぶん単価たんかは、30ふんごとに1820えんアップ(=1あいだごとに3640えんアップ)にする。(12月のあんでは介護かいご保険ほけんにあわせて家事かじ援助えんじょ単価たんか830えん/30ふんにするというあんだったがそれは撤回てっかい)。
    家事かじ援助えんじょ移動いどう介護かいご身体しんたい介護かいごともなわない)、日常にちじょう生活せいかつ支援しえん現行げんこうどお
  • 早朝そうちょう夜間やかんおよ深夜しんやにおける加算かさんがく算定さんてい法式ほうしきをサービス利用りよう開始かいしから、サービス提供ていきょう時間じかんたいおうじて算定さんていする方式ほうしき変更へんこうする。(12月のあんおなじ)

16ねん10がつごろからの改正かいせいてんあん見直みなおしにたっての実態じったい把握はあく検証けんしょう、システムの変更へんこう作業さぎょうとう時間じかん必要ひつよう関係かんけいしゃ調整ちょうせいおこなう)

  • 移動いどう介護かいごおよ家事かじ援助えんじょの30ふん未満みまん単価たんか新設しんせつ(「身体しんたい介護かいごをともなう移動いどう介護かいご」の30ふん単価たんか介護かいご保険ほけん身体しんたい介護かいごの30ふん単価たんかおな単価たんか2310えんに。家事かじ移動いどう介護かいご身体しんたい介護かいごともなわない)は30ふん未満みまん=900えんに)。
  • 移動いどう介護かいごにおける身体しんたい介護かいごともな場合ばあいともなわない場合ばあい要件ようけん明確めいかく
  • 知的ちてき障害しょうがいしゃおよ障害しょうがい特性とくせいやニーズにおうじたサービス類型るいけいとう適切てきせつ工夫くふう(※日常にちじょう生活せいかつ支援しえん類型るいけい適用てきようなど)
  • 介護かいご保険ほけん同様どうよう通院つういんとうのための乗車じょうしゃまた降車こうしゃ介助かいじょについて「乗降じょうこう介助かいじょ」を新設しんせつする。(って・りて1セットで1000えん介護かいご保険ほけんおなじ。)

*これはあんですので今後こんご最新さいしん情報じょうほうは、当会とうかいホームページをごらんください。3月3にち全国ぜんこく課長かちょう会議かいぎで16年度ねんど単価たんか全国ぜんこく自治体じちたい紹介しょうかいされます。

 
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