(Translated by https://www.hiragana.jp/)
2007年2・3月号

重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご短時間たんじかん利用りようきんずる事務じむ連絡れんらく

北陸ほくりくのX入院にゅういんちゅう介護かいご利用りようみとめられる

制度せいどわりいま交渉こうしょうのチャンス

2・3がつごう
合併がっぺいごう
2007.3.1

編集へんしゅう障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター
情報じょうほう提供ていきょう協力きょうりょく全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい
〒180−0022 東京とうきょう武蔵野むさしのさかい2−2−18−302
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制度せいどがかり交渉こうしょう情報じょうほう交換こうかん制度せいど相談そうだん)(365にち 11〜23土日どにち緊急きんきゅう相談そうだんのみ))        
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口座こうざめい障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター  口座こうざ番号ばんごう00120-4-28675
 

2007ねん2・3がつごう    目次もくじ

   

4・・・・北陸ほくりくのX入院にゅういんちゅう介護かいご利用りようみとめられる
9・・・・重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご事務じむ連絡れんらく(2/16)の解説かいせつ
    10・・・事務じむ連絡れんらく本文ほんぶん
    12・・・詳細しょうさい解説かいせつ
15・・・各地かくちで24あいだ介護かいご保障ほしょう
17・・・沖縄おきなわけん不服ふふく審査しんさ使つかった交渉こうしょう続報ぞくほう
18・・・介護かいご保険ほけん制度せいど保険ほけんしゃ受給じゅきゅうしゃ範囲はんいかんする有識者ゆうしきしゃ会議かいぎ報告ほうこく
20・・・CIL(自立じりつ生活せいかつセンター)をつくりたいほう
22・・・全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない



過疎かそ地域ちいきで1にんらししたい重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ募集ぼしゅう

 全国ぜんこく1800市町村しちょうそんのうち、おおくの市町村しちょうそんでは、1人ひとりらしの長時間ちょうじかんよう介護かいご全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃがいないため、ヘルパー制度せいどびていません。24あいだ介護かいご必要ひつようでも1にちあいだ程度ていどしかヘルパー制度せいどない市町村しちょうそん全国ぜんこく市町村しちょうそんの6わり程度ていどにものぼります。
 これを解決かいけつするためにバックアッププロジェクトをおこないます。1人ひとりらしの重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃんできちんと交渉こうしょうしている都道府県とどうふけんでは1にち16あいだや24あいだ介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃが1にんらしをしています。このような障害しょうがいしゃがいる地域ちいきでは交渉こうしょうによりヘルパー制度せいどび、1にち16あいだや24あいだ制度せいどができている市町村しちょうそんがあります。
 そのような市町村しちょうそんでは、「ヘルパー制度せいど上限じょうげん」というふるかんがかた行政ぎょうせいないでなくなり、「その障害しょうがいしゃ自立じりつして地域ちいき生活せいかつするためにどのようなサービスが必要ひつようかんがえて支給しきゅう決定けっていする」というくに障害しょうがいヘルパー制度せいど理念りねん沿った制度せいどわっていきます。これにより、1人ひとりらしのさい重度じゅうど障害しょうがいしゃだけではなくそれ以外いがい障害しょうがいしゃもヘルパー制度せいど必要ひつよう水準すいじゅんまでけやすくなっていきます。(実際じっさいに、10ねんまえに1にんらしのさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ交渉こうしょうして24あいだ介護かいご保障ほしょうができているでは、健常けんじょうしゃ家族かぞくめいさい重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ同居どうきょしている世帯せたいでも16〜24あいだのサービスがけられるようになっている事例じれいがあります)。

 当会とうかいでは、47都道府県とどうふけんのどの市町村しちょうそんんでいても、おなじように必要ひつようひと必要ひつようなサービスがけられるように制度せいど改善かいぜん交渉こうしょう方法ほうほう支援しえんや、重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃとうの「最初さいしょ1人ひとり」の自立じりつ支援しえんおも1人ひとりらし)を技術ぎじゅつてき財政ざいせいてきに(介護かいご費用ひよう助成じょせいなど)サポートしています。
 現在げんざい長時間ちょうじかんのヘルパー制度せいどのない(おも過疎かその)市町村しちょうそんにおまいで1にんらしをしたい全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ募集ぼしゅうしています。1にち16〜24あいだ介護かいご必要ひつようほう想定そうていしていますが、それ以外いがいほうもおわせください。



北陸ほくりくのX入院にゅういんちゅう介護かいご利用りようみとめられる

(HPでは抜粋ばっすい掲載けいさいくわしくはおわせください)

 北陸ほくりくのX全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ短期たんき入院にゅういんちゅう介護かいごサービスが実施じっしされました。(ALSの障害しょうがいしゃに1にち14あいだ脳性のうせいまひの障害しょうがいしゃに1にちあいだ予定よてい)。在宅ざいたく障害しょうがいしゃ入院にゅういんちゅう介護かいご制度せいど実施じっしは、東京とうきょうのぞくと、札幌さっぽろ、さいたま兵庫ひょうごけんつづいて4です。(東京とうきょうは2002年度ねんどまでの全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょうが、さい重度じゅうど場合ばあい入院にゅういんちゅう対象たいしょうにしていたため、都内とないやく半数はんすう市区しく支援しえん制度せいどでも実施じっし経験けいけんあり)。
 また、1にち時間じかん以上いじょう入院にゅういんちゅう介護かいご制度せいど東京とうきょう兵庫ひょうごつづくものです。

 Xでは、昨年さくねん(2006ねん)11がつ、ALSの障害しょうがいしゃたいして、1にち14あいだ介護かいご制度せいどが、2週間しゅうかん入院にゅういん期間きかん実施じっしされました。(自宅じたくにいるときに使つかっている重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごの15%加算かさんおながくが、からヘルパー事業じぎょうしょまれる仕組しくみで、ヘルパー事業じぎょうしょからいつものヘルパーが病院びょういん派遣はけんされました)。ALSのため、意思いし疎通そつうのためには、いつものヘルパーによる特殊とくしゅ文字もじばん使つかったコミュニケーションが必要ひつようなため、地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうのコミュニケーション支援しえん事業じぎょうという目的もくてきおこなわれました。(国庫こっこ補助ほじょ使つかっていないと説明せつめい)。
 今回こんかい、2007ねんがつ入院にゅういん予定よてい脳性のうせいまひ(言語げんご障害しょうがいすこしあり)の自立じりつ障害しょうがいしゃ入院にゅういんちゅう介護かいごについても、地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうのコミュニケーション支援しえん名目めいもくみとめられました。1にちあいだみとめられる予定よてい家事かじ援助えんじょおなじ1あいだ1500えん単価たんかがヘルパー事業じぎょうしょ支払しはらわれる)で、入院にゅういんは2〜3ヶ月かげつ予定よていです。入院にゅういん種類しゅるいは、脳性のうせいまひの2障害しょうがいかんする手術しゅじゅつのための入院にゅういんです。手術しゅじゅつまえの1週間しゅうかん入院にゅういん期間きかん対象たいしょうにならず、手術しゅじゅつ期間きかんのみが対象たいしょうになりました。

全国ぜんこく状況じょうきょう

 自立じりつ支援しえんほう地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうはじまるまでは、市町村しちょうそん裁量さいりょう介護かいご制度せいど実施じっしできなかったため、国庫こっこ補助ほじょかず、自治体じちたい単独たんどく制度せいどとしておこなうしかありませんでした。従来じゅうらいくに立場たちばは「重度じゅうど障害しょうがいしゃ入院にゅういんちゅうのホームヘルパー利用りようは、市町村しちょうそん必要ひつようみとめればってよいが、ヘルパー制度せいど国庫こっこ補助ほじょきません」というものでした。
 現在げんざい地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうなかむことで、国庫こっこ補助ほじょ対象たいしょうにすることが可能かのうです。厚生こうせい労働省ろうどうしょうは、「あくまで看護かんご仕事しごとわりはできないが、ヘルパーという名目めいもくではなく、コミュニケーション支援しえんという名目めいもくならば、地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう対象たいしょうになる」という見解けんかいです。(付添つきそい全廃ぜんぱい開始かいししたときの病院びょういん完全かんぜん看護かんご通知つうちなかに、「児童じどう知的ちてき障害しょうがいしゃとうには例外れいがいてき家族かぞく負担ふたんにならない方法ほうほうでならば可能かのう」とかれており、知的ちてき障害しょうがいしゃとうの「ひとし」には、特定とくてい介護かいごしゃでないと介護かいご不可能ふかのうさい重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃふくまれるという見解けんかい。ただし、看護かんご業務ぎょうむわってぎょうなえるものではないという文書ぶんしょもあるため、建前たてまえとしては、あくまでコミュニケーションの支援しえんなどとして介助かいじょしゃ病院びょういんうということ)。
 かく地域ちいき障害しょうがいしゃ団体だんたいは、自治体じちたいとの協議きょうぎで、この建前たてまえ使つかい、1人ひとりらしなどのさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ短期たんき入院にゅういんちゅう介護かいごみとめさせて、頚椎けいつい損傷そんしょうや、すじジスでも入院にゅういんちゅう介護かいご利用りよう可能かのうにしてきました。言語げんご障害しょうがいがない障害しょうがいしゃでも、さい重度じゅうどになると、たとえば、寝返ねがえひとつとっても1ミリ単位たんいでその障害しょうがいしゃ特有とくゆう体制たいせい必要ひつようで、それをはじめて介護かいごおこな病院びょういんスタッフに障害しょうがいしゃつたえるのは困難こんなんです。肺炎はいえんなどで入院にゅういんするときに、はじめて介護かいごおこな病院びょういんスタッフに介護かいご方法ほうほう障害しょうがいしゃひとひと指示しじすことはできませんし、介護かいご方法ほうほうつたわらないと、どんどん体力たいりょくちていき、病状びょうじょう悪化あっかしてんでしまいます。

 全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつおこな重度じゅうど障害しょうがいしゃおおきな不安ふあん入院にゅういん介護かいごしゃ確保かくほです。入院にゅういんするときにいつもの介助かいじょしゃ(ヘルパー)が病室びょうしつ使つかえないと、いのちにかかわります。しかし、現状げんじょうのヘルパー制度せいどでは入院にゅういんちゅうはヘルパー利用りようができません。  このため、各地かくちで30ねん以上いじょうまえから入院にゅういんちゅう介護かいご制度せいどつく交渉こうしょうおこなわれてきています。昨年さくねん10がつより地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう国庫こっこ補助ほじょせることが可能かのうになりました。各地かくちみなさんも、この方法ほうほう交渉こうしょうおこなってみてください。(げん在国ざいこくみとめているのはコミュニケーション支援しえん目的もくてきなら国庫こっこ補助ほじょ対象たいしょう)。

さらにくわしい情報じょうほうは、過去かこのバックナンバー(HP掲載けいさいちゅう)の各地かくち入院にゅういん介護かいご制度せいど交渉こうしょう報告ほうこくもごらんうえ制度せいどがかりまでおわせください。



重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご事務じむ連絡れんらく(2/16)の解説かいせつ

 2がつ16にち重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご事務じむ連絡れんらく厚生こうせい労働省ろうどうしょうからました。
 一部いちぶ市町村しちょうそん本来ほんらい身体しんたい介護かいご支給しきゅう決定けっていしなければならない1かいたり短時間たんじかんのサービスを、単価たんかひく重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご決定けっていしている法律ほうりつ違反いはん実態じったいがあるため、それを防止ぼうしするためです。

   重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、厚生こうせい労働省ろうどうしょうとしては、はじめて毎日まいにち24あいだ連続れんぞくヘルパー利用りようしゃなどを想定そうていしてつくられた制度せいどで、連続れんぞくあいだ勤務きんむのヘルパーの人件じんけん想定そうていしてひく単価たんか設定せっていになっています。(8あいだ連続れんぞく重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようする障害しょうがいしゃに、ヘルパーが8あいだ連続れんぞくでサービスをおこなうという形態けいたい想定そうていしています。)

 しかしながら、一部いちぶ悪質あくしつ市町村しちょうそんでは、従来じゅうらい身体しんたい介護かいごおこなっていた、「短時間たんじかんのサービスを1にちすうかい利用りようしている重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ」にたいして、一方いっぽうてき重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご決定けっていしています。
 このため、利用りようできる事業じぎょうしょまったくなくなった障害しょうがいしゃや、劣悪れつあくなサービス水準すいじゅん事業じぎょうしょしか選択せんたくできなくなった障害しょうがいしゃています。
 厚生こうせい労働省ろうどうしょう市町村しちょうそんたいして口頭こうとう指導しどうしていますが、法律ほうりつ違反いはん行為こういおこな市町村しちょうそんかずがかなりのかずになっているため、今回こんかい事務じむ連絡れんらくすことになりました。

事務じむ連絡れんらく本文ほんぶんページから)
詳細しょうさい解説かいせつは3ページさきから)

事務じむ連絡れんらく
平成へいせい19ねんがつ16にち

かく 都道府県とどうふけん障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし担当たんとう 御中おんちゅう

厚生こうせい労働省ろうどうしょう社会しゃかい援護えんごきょく障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし 障害しょうがい福祉ふくし 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごとう適正てきせい支給しきゅう決定けっていについて

 平素へいそより障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほう施行しこう尽力じんりょくいただきあつ御礼おれいもうげます。
  さて、訪問ほうもんけいサービスについては、平成へいせい18ねん10がつ再編さいへんおこなったところですが、障害しょうがい状態じょうたいやニーズにおうじた支給しきゅう決定けってい適切てきせつおこなわれるよう、下記かきてん留意りゅういいただきたく、管内かんない市町村しちょうそんへの周知しゅうち徹底てっていかたよろしくおはからいねがいます。

厚生こうせい労働省ろうどうしょう 社会しゃかい援護えんごきょく障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし
障害しょうがい福祉ふくし訪問ほうもんサービスがかり
でん はなし 03-5253-1111(内線ないせん3038)
FAXふぁっくす 03-3591-8914
 

1 居宅きょたく介護かいごについて

 居宅きょたく介護かいごは、短時間たんじかん(1かいたり30ふん〜1.5あいだ程度ていど基本きほん集中しゅうちゅうてき身体しんたい介護かいご家事かじ援助えんじょなどの支援しえんおこな短時間たんじかん集中しゅうちゅうがたのサービスであり、その報酬ほうしゅう単価たんかについては、所要しょよう時間じかん30ふん未満みまん身体しんたい介護かいご中心ちゅうしんがたなど短時間たんじかんサービスがたか単価たんか設定せっていになっているが、これは、1にち短時間たんじかん訪問ほうもんふくすうかいおこなうことにより、居宅きょたくにおける介護かいごサービスの提供ていきょう体制たいせい強化きょうかするために設定せっていされているものであり、利用りようしゃ生活せいかつパターンにわせて居宅きょたく介護かいごおこなうためのものである。

2 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごについて

 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、日常にちじょう生活せいかつ全般ぜんぱん常時じょうじ支援しえんようする重度じゅうど肢体したい不自由ふじゆうしゃたいして、身体しんたい介護かいご家事かじ援助えんじょ日常にちじょう生活せいかつしょうじる様々さまざま介護かいご事態じたい対応たいおうするための見守みまもとう支援しえんおよ外出がいしゅつ介護かいごなどが、比較的ひかくてき長時間ちょうじかんにわたり、総合そうごうてきかつ断続だんぞくてき提供ていきょうされるような支援しえんをいうものであり、その報酬ほうしゅう単価たんかについては、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご従業じゅうぎょうしゃの1にちたりの費用ひよう人件じんけんおよ事業じぎょうしょかか経費けいひ)を勘案かんあんし8あいだ区切くぎりとする単価たんか設定せっていとしているものである。

3 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごとう支給しきゅう決定けっていにかかる留意りゅうい事項じこう

(1)重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごについては、
・1にち時間じかん以上いじょう支給しきゅう決定けってい基本きほんとすること
・1にちふくすうかい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごおこなった場合ばあいには、これらを通算つうさんして算定さんていすることとしているが、これは、1にち提供ていきょうされたサービス全体ぜんたいでみた場合ばあいに、「比較的ひかくてき長時間ちょうじかんにわたり総合そうごうてきかつ断続だんぞくてき提供ていきょう」されているほか、1にちふくすうかいおこなわれる場合ばあいの1かいたりのサービスについても、基本きほんてきには、見守みまもとうふく比較的ひかくてき長時間ちょうじかんにわたる支援しえん想定そうていしているものであり、たとえば、短時間たんじかん集中しゅうちゅうてき身体しんたい介護かいごまもりをふくまない)のみが1にちふくすうかいおこなわれた場合ばあいに、たんにこれらの提供ていきょう時間じかん通算つうさんして3時間じかん以上いじょうあるようなケースまでを想定そうていしているものではないこと。

(2)このため、上記じょうき重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご要件ようけん該当がいとうするものであっても、サービスの利用りよう形態けいたいによっては、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごではなく居宅きょたく介護かいご支給しきゅう決定けっていおこなうことが適切てきせつである場合ばあいがあること。

重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごの2/16事務じむ連絡れんらく詳細しょうさい解説かいせつ

 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、厚生こうせい労働省ろうどうしょうはじめて24あいだ連続れんぞく利用りようしゃ中心ちゅうしん想定そうていした制度せいどのため、従来じゅうらい日常にちじょう生活せいかつ支援しえんよりも単価たんかがったのは問題もんだいですが、一方いっぽうで、厚生こうせい労働省ろうどうしょう幹部かんぶは24あいだ介護かいご必要ひつよう障害しょうがいしゃもいることをみとめています。これは10ねんまえにはなかったことです。各地かくち障害しょうがいしゃ自身じしん運動うんどうくに施策しさくえていったということです。

 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、8時間じかん以上いじょう連続れんぞく利用りようでなければ、ヘルパーを確保かくほすることがむずかしいようなひく単価たんか設定せってい(1あいだ平均へいきん1550えん)となっていますが、これにたいして、身体しんたい介護かいごは1あいだ4000えんたか単価たんか設定せっていになっています。身体しんたい介護かいご単価たんかは、1にちあいだ勤務きんむのヘルパーが午前ごぜんちゅうに1かい午後ごごに2かいサービスをおこなうなどで、1かいあたりサービスは1あいだ〜1.5あいだ程度ていど想定そうていした単価たんか設定せっていです。
 1にちかい身体しんたい介護かいご短時間たんじかんサービスの単価たんか合計ごうけいと、8あいだ連続れんぞく利用りよう重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごはほぼおな単価たんかとなります。

 また、重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ場合ばあい介護かいご方法ほうほう個々人ここじんおうじてまったくちがうため、有能ゆうのうなヘルパーでも、あたらしい障害しょうがいしゃ介護かいごはいって、介護かいごれるまでに、数ヶ月すうかげつから1ねんかかるのが普通ふつうです。
 このため、ヘルパーがわることは重度じゅうど障害しょうがいしゃにとっては大変たいへん苦痛くつうで、そのようなことがつづいたため、体力たいりょくちて肺炎はいえんくなる重度じゅうど障害しょうがいしゃもいます。
 事業じぎょうしょ適切てきせつ単価たんか保障ほしょうされないことは、ころころわる非常勤ひじょうきん登録とうろくヘルパーでの対応たいおう(しかもきわめて時給じきゅうげざるをない)につながり、介護かいご方法ほうほう十分じゅうぶんおぼえるまえわっていくため、重度じゅうど全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ体調たいちょうくずしていのちうばわれる危険きけんがあります。
様々さまざま障害しょうがいしゃがいるため、例外れいがいもあり、すぐに介護かいご可能かのう全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃもいますが、それは一部いちぶです)。

   重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご場合ばあい障害しょうがいしゃが1にち時間じかん以上いじょう利用りようする場合ばあいも、24あいだ利用りよう場合ばあい事業じぎょうしょぶんおなじと想定そうていされています。重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご場合ばあい事業じぎょうしょがヘルパーに支払しはらったのちにサービスのフォローアップのための費用ひようぶんとしてぶん単価たんかの5%程度ていどかんがえられて単価たんか設計せっけいされており、1にち時間じかん以上いじょう利用りよう場合ばあいはこの5%ぶんもなくなります(8あいだえると5%単価たんかがる)。しかし、この程度ていど費用ひようではさい重度じゅうど利用りようしゃ場合ばあいまったりないため、かく障害しょうがいしゃ団体だんたいでは単価たんかげるように運動うんどうつづけています。人工じんこう呼吸こきゅう利用りようなどのさい重度じゅうど障害しょうがいしゃは8あいだ連続れんぞく利用りよう希望きぼうであっても、県内けんない全部ぜんぶのヘルパー事業じぎょうしょからことわられることもあるほどです。重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごおこなうヘルパー事業じぎょうしょは、連続れんぞくあいだなどの長時間ちょうじかん連続れんぞく利用りようであっても、ヘルパーの確保かくほがなかなかできずにこまっています。

通知つうちとう具体ぐたいてき下限かげん時間じかんけない理由りゆう

 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご通知つうち事務じむ連絡れんらくで、具体ぐたいてきに「1かいなんあいだ未満みまんのサービスは禁止きんし」とけないのは、全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃなかにも、わずかですが、一部いちぶ必要ひつようとされる介護かいご内容ないようがそれほどむずかしくなく、家事かじ見守みまもりのみという障害しょうがいしゃもいるためです。
 たとえば、食事しょくじやトイレは「あぶなっかしくも、なにとか自分じぶんおこなえる」という全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ場合ばあい従来じゅうらいは、あさあいだひるあいだゆうあいだ家事かじ援助えんじょのサービスを使つかい、トイレへのうつりの見守みまもりや、食事しょくじ見守みまもりのみをヘルパーがおこない、トイレ転落てんらくべこぼしの片付かたづけなどをたまにおこなうという場合ばあいもあります。このような障害しょうがいしゃ場合ばあい従来じゅうらいから家事かじ援助えんじょでサービス提供ていきょうけていたので、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごわっても、事業じぎょうしょこまりません。だれでもすぐにサービス提供ていきょう可能かのうなので、やす時給じきゅう登録とうろくヘルパーで対応たいおうしています。重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごなら資格しかくしゃ求人きゅうじんして10あいだ研修けんしゅうでサービス提供ていきょうできるので、確保かくほしやすくなっています。

 このようなケースはすくないですが、このような利用りようしゃもいるため、(れい)「重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは1かい原則げんそく時間じかん以上いじょうとし、見守みまもりの割合わりあいたか場合ばあいは1かい時間じかん以上いじょう」などの通知つうちせない状況じょうきょうです。
 しかし、通知つうちとう時間じかんすう具体ぐたいてきないことをもって、市町村しちょうそん自由じゆう法律ほうりつ違反いはんをすることはゆるされません。全国ぜんこく障害しょうがいしゃ監視かんしつづけていってください。問題もんだいがあれば、厚生こうせい労働省ろうどうしょう当会とうかいなど障害しょうがいしゃ団体だんたい情報じょうほう提供ていきょうをおねがいします。



東北とうほく地方ちほうのAけんで24あいだ介護かいご保障ほしょう

 1人ひとりらしの人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃのいる東北とうほく地方ちほうのBで24あいだ介護かいご保障ほしょうが2007ねんがつよりみとめられました。Aけんでははつ東北とうほくでは2ヶ所かしょとなります。


 

東海とうかい地方ちほうのCけんで24あいだ介護かいご保障ほしょう

 1人ひとりらしの人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃのいるDで24あいだ介護かいご保障ほしょう昨年さくねんなつより開始かいしされました。障害しょうがいしゃ団体だんたい交渉こうしょうによるものです。Cけんでは2箇所かしょとなります。

解説かいせつ

 人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃのヘルパー時間じかんすう地域ちいきでは、人口じんこう1〜2まんにんだい町村ちょうそんでも24あいだ介護かいご保障ほしょう実現じつげんしています。交渉こうしょう方法ほうほう適切てきせつまなんできちんと市町村しちょうそんはなしをすれば、全国ぜんこくどこでもさい重度じゅうどであれば24あいだ介護かいご制度せいどけられる時代じだいになってきています。(もちろん、人工じんこう呼吸こきゅう利用りよう以外いがい重度じゅうど障害しょうがいしゃ各地かくち交渉こうしょうして24あいだ介護かいご保障ほしょう実現じつげんしています)。交渉こうしょう方法ほうほうは、当会とうかいのフリーダイヤルにおわせください。


埼玉さいたまけんで24あいだ介護かいご保障ほしょう

 1人ひとりらしの24あいだ介護かいご必要ひつよう全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ交渉こうしょうしていた埼玉さいたまけんで、3がつから24あいだ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご実施じっしされることになりました。県内けんないで4箇所かしょです。



ヘルパー時間じかんすうのアップにけて交渉こうしょう

 制度せいどわり交渉こうしょうおおきく制度せいどばすチャンスです。2003ねん支援しえん制度せいど開始かいしにも、おおくの市町村しちょうそんで24あいだ介護かいご保障ほしょう大幅おおはばなヘルパー制度せいどのアップが実現じつげんしました。自立じりつ支援しえんほうでも、事情じじょうおなじです。ヘルパー制度せいど義務ぎむてき経費けいひになり、市町村しちょうそん行政ぎょうせい介護かいご公的こうてき責任せきにんたかまりました。
 2006ねんがつにち以降いこうに1にんらしをはじめて、同時どうじ交渉こうしょうおこなうといままでより有利ゆうりです。2005ねん12月じゅうにがつ〜2006ねんがつまでの1人ひとりらし開始かいしでは、市町村しちょうそんのヘルパー予算よさんえる部分ぶぶん国庫こっこ補助ほじょがつきませんでしたので、交渉こうしょう困難こんなんでした。2006年度ねんど以降いこうは、自立じりつ支援しえんほう施行しこうにより、ヘルパー制度せいど義務ぎむてき経費けいひとなるため、1ねんちゅういつの新規しんき自立じりつでも、国庫こっこ補助ほじょ正確せいかくには国庫こっこ負担ふたん)がつきます。
 交渉こうしょういまからおこなえます。元々もともとにんらししているほうも、いまから時間じかんすうアップにけて交渉こうしょうおこなうことが可能かのうです。(たとえば、「学生がくせいボランティアが卒業そつぎょうとうでいなくなってしまった」、「障害しょうがい進行しんこうした」、「制度せいど不足ふそくする部分ぶぶんのヘルパー時間じかん緊急きんきゅう対応たいおう無料むりょう介助かいじょ派遣はけんしてくれていた事業じぎょうしょ単価たんか改正かいせい赤字あかじになり介護かいご派遣はけんできなくなったので事業じぎょうしょえる」などの理由りゆう必要ひつようです)。
 交渉こうしょうをしたいかた、ご連絡れんらくください。厚生こうせい労働省ろうどうしょう情報じょうほう交渉こうしょう先進地せんしんち制度せいど情報じょうほう交渉こうしょうノウハウ情報じょうほうなど、さまざまな情報じょうほうがあります。当会とうかい毎週まいしゅう電話でんわをかけつつった交渉こうしょうで24あいだ介護かいご保障ほしょうになった実績じっせきおおくあります。ぜひ自治体じちたいとの交渉こうしょうにお役立やくだててください。

 制度せいどがかり 0037−80−4445(通話つうわりょう無料むりょう)11〜23



沖縄おきなわけん不服ふふく審査しんさ使つかった交渉こうしょう続報ぞくほう

 先月せんげつごうで、沖縄おきなわけんでの不服ふふく審査しんさ請求せいきゅう使つかった交渉こうしょう情報じょうほう紹介しょうかいしました。
 名護なごとヘルパー時間じかんすう交渉こうしょうをしていた1人ひとりらしで24あいだ介護かいご必要ひつようなFさん(マスクがた人工じんこう呼吸こきゅう利用りよう)が、けん不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうおこない、けんに「夜間やかん介護かいごはこれではりない」と意見いけんしたものです。

 なんねんにもわたって障害しょうがいしゃ団体だんたい沖縄おきなわけん関係かんけいつくり、全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃの24あいだ介護かいご必要ひつようせい説明せつめいしてきたため、けん非常ひじょうめずらしい行動こうどうをとりました。けんおこな聴聞ちょうもんかい障害しょうがいしゃ本人ほんにん(Fさん)と支援しえんした障害しょうがいしゃ団体だんたいはなしき、資料しりょう提出ていしゅつけました。その結果けっか大変たいへんめずらしいことに、名護なごたいし「支給しきゅう決定けってい問題もんだいがある」という指摘してきおこないました。(これには、厚生こうせい労働省ろうどうしょうおどろいています。この不服ふふく審査しんさ制度せいどでは市町村しちょうそん支給しきゅう決定けってい基準きじゅんどおりに決定けっていおこなわれたかのみをけん審査しんさし、定型ていけいについては判断はんだんしないという制度せいどとして制度せいど設計せっけいされたものだからです。通常つうじょうは、けん不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうおこなうことは、現状げんじょう支給しきゅう決定けってい時間じかんによりお墨付すみつきをあたえてしまいます)。
 この沖縄おきなわれいでも、けんはFさんにたいして名護なごおこなったにちちゅう支給しきゅう決定けっていには空白くうはく時間じかんがあるのに「問題もんだいなし」とし、今後こんご空白くうはく時間じかんめる交渉こうしょうがより困難こんなんになりました。夜間やかん支給しきゅう決定けってい時間じかんについてのみ、「問題もんだいがある」との指摘してきでした。(けんが、根拠こんきょに「マスクがた呼吸こきゅう全国ぜんこく利用りようしゃ平均へいきんで2あいだごとの管理かんり必要ひつよう」という資料しりょう使つかって、最低さいていでも2あいだに1介護かいご必要ひつようという中途半端ちゅうとはんぱ指摘してきおこなった。実際じっさいは24あいだつきっきりでの介護かいご必要ひつよう)。
 その交渉こうしょう経過けいかですが、名護なごは、当初とうしょ深夜しんやとま介護かいごまったみとめていなかったのですが、現在げんざいけん意見いけんまえ「深夜しんや重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごにちあいだぶん追加ついかするので、深夜しんやの30ふん×2かい介護かいご使つかえばよい」とっています。短時間たんじかん巡回じゅんかい介護かいごサービスは対象たいしょうがいである重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご制度せいど乱用らんようであり、はなしにならない状況じょうきょうです。
 Fさんと障害しょうがいしゃ団体だんたい今後こんご交渉こうしょうつづけていくとともに、けんたいしても、さらに名護なごへの追加ついか指導しどうができないか、要望ようぼうをする予定よていです。
 この不服ふふく審査しんさ請求せいきゅう使つかった交渉こうしょう情報じょうほうは、自立じりつ支援しえんほうになってからのあたらしいみですので、今後こんご経過けいかをおらせします。今回こんかいみがうまくけば、地域ちいきでもおなみができる可能かのうせいがあります。
 ただし、沖縄おきなわでは、全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃの24あいだ介護かいご必要ひつようせいなどの説明せつめいなんねんもかけてけんってきており、そのうえ今回こんかいみをおこなっています。地域ちいきけんとの関係かんけいができていないのにいきなり不服ふふく審査しんさ請求せいきゅうしてもほとんどの地域ちいきではぎゃく効果こうかですので、注意ちゅういしてください。  



だいかい介護かいご保険ほけん制度せいど保険ほけんしゃ受給じゅきゅうしゃ範囲はんいかんする有識者ゆうしきしゃ会議かいぎ報告ほうこく

すべての障害しょうがいしゃ団体だんたい反対はんたい
介護かいご保険ほけんへの障害しょうがい統合とうごうげん段階だんかいでは困難こんなん

 自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい本部ほんぶ事務じむきょく

 2がつにちだいかい介護かいご保険ほけん保険ほけん制度せいど保険ほけんしゃ受給じゅきゅうしゃ範囲はんいかんする有識者ゆうしきしゃ会議かいぎ開催かいさいされ、いわゆる障害しょうがい関係かんけい団体だんたいからのヒアリングがおこなわれました。2ねんはんまえ社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい障害しょうがいしゃ部会ぶかいにおいても、同様どうようなテーマ設定せっていで8団体だんたいからのヒアリングがおこなわれましたが、今回こんかいのヒアリングでは当時とうじから状況じょうきょう一変いっぺんし、当時とうじ介護かいご保険ほけん積極せっきょくてき活用かつようろん展開てんかいしていた団体だんたいかく団体だんたいともそうじて、統合とうごう議論ぎろんたいして慎重しんちょうろん展開てんかいしました。
 今日きょう会議かいぎでは冒頭ぼうとうに1団体だんたい10ふん程度ていど意見いけん陳述ちんじゅつがあり、その会議かいぎ委員いいんからの意見いけん質疑しつぎ応答おうとうがありました。団体だんたい意見いけん陳述ちんじゅつではほとんどの団体だんたい現在げんざい障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほう完全かんぜん施行しこうからあいだがなく、ほう施行しこうによりもたらされた問題もんだい、その以前いぜんから解決かいけつされていない根本こんぽんてき障害しょうがいしゃ施策しさく課題かだいへのみが先決せんけつであるとし、「介護かいご保険ほけん統合とうごう議論ぎろんする段階だんかいではない」「議論ぎろん時期じき尚早しょうそう」「げん段階だんかいでは回答かいとうわせない」といった意見いけんや、そもそも現行げんこう介護かいご保険ほけんでは障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんはできないという意見いけんされ、自立じりつ支援しえんほう成立せいりつ推進すいしんしていた団体だんたいからも、支援しえんほう問題もんだいてんについての言及げんきゅうがされていました。また、いくつかの団体だんたいからはこの会議かいぎ障害しょうがいしゃ当事とうじしゃ委員いいんきに開催かいさいされ、突然とつぜんのヒアリングにまねかれたことなど、会議かいぎ運営うんえいたいしても批判ひはんがりました。
 質疑しつぎでは、委員いいんから負担ふたん障害しょうがい程度ていど区分くぶん、サービス体系たいけい問題もんだい修正しゅうせいすれば統合とうごう可能かのうではないかという質問しつもんに、現行げんこう介護かいご保険ほけん制度せいどでは障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんむずかしいという認識にんしき大方おおかためていました。また、委員いいんなかからも、やはり拙速せっそく議論ぎろんけるべきということが確認かくにんできたといった意見いけんかれています。
 ほん会議かいぎは、05ねん介護かいご保険ほけんほう改正かいせい付帯ふたい決議けつぎ沿い、介護かいご保険ほけん拡大かくだい議論ぎろん昨年さくねんよりスタートさせていますが、05ねん当時とうじはまだ自立じりつ支援しえんほう成立せいりつすらしておらず、ほう施行しこうによってこのよう混乱こんらんこるとはだれ予想よそうしていませんでした。厚労省こうろうしょうとしては介護かいご保険ほけん制度せいど制度せいどとしての支援しえんほううごし、ここまで制度せいどなら統合とうごうできるという「支援しえんほう介護かいご保険ほけん統合とうごうへのワンステップ」とかんがえていたかもしれませんが、支援しえんほう批判ひはんでそのみちぎゃくとおのいたことをしめ結果けっかとなりました。
 今後こんご年度ねんどまつけて議論ぎろんのとりまとめにはいっていくことがかんがえられますが、よほどの厚労省こうろうしょう事務じむきょく一方いっぽうてきなとりまとめや強引ごういん座長ざちょう決裁けっさいなどがないかぎり、「統合とうごうすべき」という結論けつろんにはいたらない情勢じょうせいではないでしょうか。ただ、うえにもいたように、これまでも後半こうはんにどんでんがえてきなものがてきたこともあり、今後こんご注視ちゅうしをしてく必要ひつようがあるようにおもいます。    

  傍聴ぼうちょうメモ・資料しりょうはホームページをご参照さんしょうください。



CIL(自立じりつ生活せいかつセンター)をつくりたいほう

自薦じせんヘルパー(パーソナルアシスタント制度せいど推進すいしん協会きょうかい

通信つうしん研修けんしゅう参加さんか希望きぼうしゃ募集ぼしゅうちゅう受講じゅこうりょう無料むりょうです)

 障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたいてきにCIL(事業じぎょう運動うんどう)をおこなうための研修けんしゅうシステムとして、通信つうしん研修けんしゅう宿泊しゅくはく研修けんしゅうわせた研修けんしゅう準備じゅんびしています。エンパワメント方式ほうしき自立じりつ支援しえんサービスをおこないながら地域ちいき制度せいどえる運動うんどうおこなうという理念りねんにそった当事とうじしゃ団体だんたいつくるというほう受講じゅこうりょう無料むりょうです。内容ないようは、団体だんたい設立せつりつ方法ほうほう、24あいだ介助かいじょサービスと個別こべつ自立じりつプログラム、介護かいご制度せいど交渉こうしょう施設しせつとうからの自立じりつ支援しえん団体だんたい資金しきん計画けいかく経理けいり人事じんじ指定してい事業じぎょう運動うんどう理念りねんなどなど。現在げんざい通信つうしん研修けんしゅう参加さんかしゃ募集ぼしゅうしています。(通常つうじょう、CILのげには、古参こさんのCILでのすうねん研修けんしゅう勤務きんむ)が必要ひつようで、運動うんどう経験けいけん社会しゃかい経験けいけんがあるひとでも2ねん2000あいだほどの研修けんしゅう時間じかんすう必要ひつようです。しかし、大都市だいとしからはなれた地域ちいきでCILをつくるためには、すう年間ねんかん勤務きんむ研修けんしゅうむずかしいため、地元じもと生活せいかつしつつ、通信つうしん研修けんしゅう合宿がっしゅく研修けんしゅう基礎きそまなんだのち実地じっちすこしずつちいさなCILをはじめながら、毎週まいしゅう連絡れんらくりつつ5〜10ねんほどかけてノウハウをおぼえて成長せいちょうしていく育成いくせい方法ほうほうおこなっています)。
くわしくはお問合といあわください。フリーダイヤル0120−66−0009(推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん10〜22)へ。

通信つうしん研修けんしゅう参加さんか申込もうしこみしょ参加さんかには簡単かんたん審査しんさがあります)

団体だんたいめい(            )

郵便ゆうびん番号ばんごう住所じゅうしょ 名前なまえ 障害しょうがいしゃ/健常けんじょうしゃべつ職名しょくめい Tel Fax メール
           
           
           
           
           
           

推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん FAX 042-452-8029まで

かく団体だんたいからの研修けんしゅう参加さんかしゃ人数にんずうについて

  障害しょうがいしゃ役員やくいん予定よていしゃ中心ちゅうしんてき職員しょくいん長時間ちょうじかんよう介助かいじょ利用りようほうと、健常けんじょうしゃ介護かいごコーディネーター候補者こうほしゃ両方りょうほう参加さんか必要ひつようです。

参考さんこう資料しりょう推進すいしん協会きょうかい通信つうしん研修けんしゅうおこな団体だんたい個人こじん理念りねん条件じょうけんです
いますぐできなくても、ちからがついてきたら、かならずやるという理念りねんっていただけるのでしたら対象たいしょうになります。研修けんしゅうおこない、出来できるようになるまでバックアップします。)

推進すいしん協会きょうかい支援しえん団体だんたい基準きじゅんについて

(1) 運営うんえい委員いいんかい委員いいん過半数かはんすう障害しょうがいしゃであり、代表だいひょうおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃ障害しょうがいしゃであること。
 介助かいじょ保障ほしょう当事とうじしゃ団体だんたい介助かいじょ必要ひつようとするほう自身じしん運営うんえいする団体だんたい)ですから、なるだけ介助かいじょニーズのたかほう運営うんえい委員いいんかいにいれていくようにしてください。団体だんたい設立せつりつすうねんたち、より重度じゅうどほう自立じりつした場合ばあいなどは、なるだけ運営うんえい委員いいんかいくわえてください。
(2) 代表だいひょうおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃのいずれかが原則げんそくとして長時間ちょうじかんよう介助かいじょ障害しょうがいしゃであること。
 代表だいひょうしゃおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃ事務じむ局長きょくちょう)は、なるだけ、介護かいごニーズのたかほうがなり、介護かいごニーズのひくほうたとえば事務じむきょく次長じちょうとしてバックアップするひとし人事じんじ可能かのうかぎ検討けんとうしてください。また、団体だんたい設立せつりつすうねんち、より重度じゅうどほう自立じりつした場合ばあいなどは、可能かのうかぎ役員やくいん登用とうようして役職やくしょくとしてエンパワメントしていってください。
(3) 24あいだ介助かいじょ保障ほしょうはもとより、地域ちいきにいる障害しょうがいしゃのうち、もっと重度じゅうどひとのニーズにあう介助かいじょ制度せいどつくることを目的もくてきとする組織そしきである。
 たとえば、24あいだ人工じんこう呼吸こきゅう使つかって一人ひとりらししているほう、24あいだ介助かいじょようする知的ちてき障害しょうがいしゃ単身たんしんしゃ重度じゅうど精神せいしん障害しょうがいしゃほう重複じゅうふく障害しょうがいしゃさい重度じゅうど難病なんびょうほうめくらろうしゃなど、もっと重度じゅうどほう対応たいおうしていくことで、それ以外いがいすべての障害しょうがいしゃにも対応たいおうできる組織そしきになります。
(4) 当事とうじしゃ主体しゅたいの24あいだ介助かいじょサービス、セルフマネジドケアを支援しえんし、行政ぎょうせい交渉こうしょうする組織そしきである、もしくはそれを目指めざ団体だんたいである。
 24あいだ介助かいじょサービスをおこなうには、市町村しちょうそんのホームヘルプサービスの利用りよう可能かのう時間じかんすう上限じょうげん交渉こうしょうして毎日まいにち24あいだにする必要ひつようがあります。交渉こうしょうおこなうには一人暮ひとりぐらしで24あいだつきっきりの介助かいじょようする障害しょうがいしゃがいること条件じょうけんとなります。このプロジェクトではホームヘルプ指定してい事業じぎょう収益しゅうえき使つかい、24あいだよう介助かいじょ障害しょうがいしゃ一人暮ひとりぐらしを支援しえん実現じつげんし、市町村しちょうそん交渉こうしょうすることを義務ぎむづけています。ただし、その力量りきりょうのない団体だんたいには時間じかんてき猶予ゆうよみとめられています。この猶予ゆうよ期間きかん相談そうだんうえ全国ぜんこく事務じむきょく個別こべつ判断はんだんします。
(5) 自立じりつ生活せいかつ運動うんどうおよびエンパワメントの理念りねんち、ILプログラム、ピアカウンセリングを今後こんご実施じっしすること。
 介助かいじょサービスは利用りようしゃ自身じしんちからをつけていくというエンパワメントが基本きほんです。具体ぐたいてきには介助かいじょサービス利用りようしゃつね個別こべつILプログラム+個別こべつピアカウンセリングをおこないます。
(6)

身体しんたい障害しょうがいかぎらず、今後こんご研修けんしゅうみ、障害しょうがいしゃにもエンパワメント方式ほうしきのサービスを提供ていきょうすることを目標もくひょうにしていること。

ちゅう:個別こべつILプログラムとうのエンパワメント方式ほうしきのサポートや研修けんしゅうおこなわずに、たんにヘルパー派遣はけんのみを知的ちてき児童じどう身体しんたい精神せいしんかく障害しょうがいけにすることは推進すいしん協会きょうかいとしては禁止きんししています。誤解ごかいがおきやすいのでとく注意ちゅうい

 



全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない

介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく保障ほしょう協会きょうかいから名称めいしょう変更へんこうしました)略称りゃくしょう広域こういき協会きょうかい
フリーダイヤル  0120−66−0009
フリーダイヤル 

自分じぶん介助かいじょしゃ登録とうろくヘルパーにでき自分じぶん介助かいじょ専用せんよう使つかえます
対象たいしょう地域ちいき:47都道府県とどうふけん全域ぜんいき

介助かいじょしゃ登録とうろくさき事業じぎょうしょのみつからないほう相談そうだんください。いろいろな問題もんだい解決かいけつします。

 全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう自薦じせん登録とうろくヘルパーとおなじような登録とうろくのみのシステムを支援しえんヘルパー利用りようしゃ介護かいご保険ほけんヘルパー利用りようしゃむけに提供ていきょうしています。自分じぶん確保かくほした介助かいじょしゃ自分じぶん専用せんよう制度せいどじょうのヘルパー(自薦じせん登録とうろくヘルパー)として利用りようできます。介助かいじょしゃ人選じんせん介助かいじょ時間じかんたい自分じぶんめることができます。全国ぜんこくのホームヘルプ指定してい事業じぎょうしゃ運営うんえいする障害しょうがいしゃ団体だんたい提携ていけいし、全国ぜんこくでヘルパーの登録とうろくができるシステムを整備せいびしました。介助かいじょしゃ時給じきゅういままでの制度せいどより介助かいじょしゃ給与きゅうよちない個別こべつ相談そうだんシステムです。

利用りよう方法ほうほう
  広域こういき協会きょうかい 東京とうきょう本部ほんぶFAXふぁっくす郵送ゆうそう介助かいじょしゃ利用りようしゃ登録とうろくをすれば、翌日よくじつから支援しえん介護かいご保険ほけん自薦じせん介助かいじょサービスが利用りよう可能かのうです。東京とうきょう本部ほんぶからかくけん指定してい事業じぎょうしゃ業務ぎょうむ委託いたくおこな支援しえん手続てつづきをります。各地かくち団体だんたいまりや給与きゅうよ体系たいけいとは関係かんけいなしに、広域こういき協会きょうかいせんもん条件じょうけんでまとめて委託いたくするかたちになりますので、すべての契約けいやく条件じょうけん広域こういき協会きょうかい本部ほんぶ利用りようしゃあいだ利用りようしゃこまらないようにはなってめます。ですから、わせ・もうみは東京とうきょう本部ほんぶ0120−66−0009におかけください。
 介助かいじょしゃへの給与きゅうよ介護かいごがた時給じきゅう1500えん家事かじがた1000えん日常にちじょう生活せいかつ支援しえん時給じきゅう1300〜1420えん基本きほんですがいままでの制度せいど時給じきゅうがもっとたか場合ばあいにはいままでの時給じきゅうになるようにします。また、夜間やかん利用りようほう時給じきゅうアップの相談そうだんにのります。介助かいじょしゃは1〜3きゅうヘルパー、介護かいご福祉ふくし看護かんご日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう修了しゅうりょうしゃなどのいずれかのほうである必要ひつようがあります。ただし、支援しえん制度せいどのほうは、14ねんがつまで自薦じせんヘルパーや全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう登録とうろく介護かいごじんとしてはたらいている場合ばあい県知事けんちじから証明しょうめい永久えいきゅうにヘルパーとしてはたらけます。2003ねんがつ以降いこう新規しんき介護かいごはい場合ばあいも、日常にちじょう生活せいかつ支援しえん移動いどう介護かいごであれば、20あいだ研修けんしゅうれます。

くわしくはホームページもごらんください http://www.kaigoseido.net/2.htm

東京とうきょう地区ちく身体しんたい介護かいご時給じきゅうが1900えんにアップ

身体しんたい介護かいごともな移動いどう介護かいごどう単価たんか詳細しょうさいはおわせください)

自薦じせん介助かいじょしゃにヘルパー研修けんしゅう実質じっしつ無料むりょうけていただけます

 広域こういき協会きょうかいでは、障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたい理念りねんの3きゅうヘルパー通信つうしん研修けんしゅうおこなっております。通信つうしん部分ぶぶん自宅じたく受講じゅこうでき、通学つうがく部分ぶぶん東京とうきょうなで3日間にちかん受講じゅこう可能かのうです。3きゅう受講じゅこう身体しんたい介護かいごはいることができます。
 日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅうは、東京とうきょう会場かいじょうでは、緊急きんきゅうには希望きぼうわせて365にち毎日まいにち開催かいさい可能かのうです。2日間にちかん受講じゅこうできます。東京とうきょう隣接りんせつけん利用りようしゃは1にちのみの受講じゅこうでかまいません(のこりは利用りよう障害しょうがいしゃ自身じしん自宅じたく研修けんしゅう可能かのうのため)。日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう受講じゅこうしゃ全身ぜんしんせい移動いどう介護かいごにもれます。3きゅう日常にちじょう生活せいかつ支援しえん研修けんしゅう受講じゅこう一定いってい時間じかん規定きていによる時間じかんすう介護かいごはいったのち参加さんか交通こうつう宿泊しゅくはく全額ぜんがく助成じょせいします。

このような仕組しくみをつく運営うんえいしています
仕組み図

問合といあわせは TEL 0120−66−0009(通話つうわりょう無料むりょう)へ。受付うけつけ10〜22 
みなさんへおねがい:この資料しりょうおおくのほうにおらせください。 介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん

登録とうろく保障ほしょう協会きょうかい 発起人ほっきにん都道府県とどうふけんじゅん敬称けいしょうりゃく、2000ねん4がつ時点じてん

名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
花田はなた貴博たかひろ (ベンチレーター使用しようしゃネットワーク)
篠田しのだ たかし 自立じりつ生活せいかつ支援しえんセンター新潟にいがた
三澤みさわ りょう (DPI日本にっぽん会議かいぎ
中西なかにし正司せいじ  (DPIアジア評議ひょうぎ委員いいん/全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
八柳やつやなぎ卓史たかし  ぜんさわ連関れんかんひがしブロック)
樋口ひぐち恵子けいこ  全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
佐々木ささき信行のぶゆき (ピープルファースト東京とうきょう
加藤かとうしん規子のりこ 精神せいしん障害しょうがいしゃピアサポートセンターこらーる・たいとう)
横山よこやま晃久あきひさ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/HANDS世田谷せたがや
えきとめ俊樹としき  (NPO自立じりつ生活せいかつ企画きかく/NPO自立じりつ福祉ふくしかい
川元かわもと恭子きょうこ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/CIL小平こだいら
渡辺わたなべ正直まさなお  静岡しずおか市議しぎ)
名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
山田やまだ昭義あきよし  (DPI日本にっぽん会議かいぎ社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんAJU自立じりついえ
斎藤さいとうまこと 名古屋なごや市議しぎ共同きょうどうれん社会しゃかい福祉ふくしほうわっぱのかい
尾上おがみ浩二こうじ  障害しょうがいしゃ総合そうごう情報じょうほうネットワーク)
森本もりもと秀治しゅうじ  共同きょうどうれん
村田むらた敬吾けいご  自立じりつ生活せいかつセンターほくせつ24)
光岡みつおかかおるあきら  特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじんすてっぷ)
栗栖くりす豊樹とよき  (CILてごーす)
佐々ささ和信かずのぶ  香川かがわけんすじ萎縮いしゅくせい患者かんじゃすくかい)
藤田ふじためぐみこう  土佐とさ在宅ざいたく重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょうかんがえるかい
田上たうえささえろう  (NPO重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協会きょうかい

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい理念りねん

47都道府県とどうふけん介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのう障害しょうがい施策しさく自薦じせん登録とうろくヘルパーの全国ぜんこくネットワークをつくろう

 2003年度ねんどから全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうして47都道府県とどうふけんのほぼ全域ぜんいき離島りとうなどをのぞく)で介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのうになりました。
 自薦じせん登録とうろくヘルパーは、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつする基本きほんの「社会しゃかい基盤きばん」です。重度じゅうど障害しょうがいしゃとう自分じぶん求人きゅうじん広告こうこくをしたり知人ちじんくちコミで、自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほすれば、自由じゆう体制たいせい介助かいじょ体制たいせいつくれます。自立じりつ生活せいかつできる重度じゅうど障害しょうがいしゃえます。(とくにCILとうのない空白くうはく市町村しちょうそんで)。
 小規模しょうきぼ障害しょうがいしゃ団体だんたい構成こうせいする障害しょうがいしゃ障害しょうがい種別しゅべつ以外いがい介護かいごサービスノウハウをたないことがおおいです。たとえば、脳性のうせいまひやけいそんなどの団体だんたいは、ALSなど難病なんびょうのノウハウや視覚しかく障害しょうがい知的ちてき障害しょうがいのノウハウをたないことがほとんどです。
 このような場合ばあいでも、まず過疎かそなどでも、だれもが自薦じせん登録とうろくをできる環境かんきょうつくっておけば、解決かいけつ道筋みちすじができます。地域ちいき自分じぶん障害しょうがい種別しゅべつ自立じりつ支援しえん介護かいごノウハウを障害しょうがいしゃ団体だんたいがない場合ばあい自分じぶん障害しょうがいしゃ)の周辺しゅうへんひと協力きょうりょくだけで介護かいご体制たいせいつくれば、かくけん最低さいてい団体だんたいある自薦じせん登録とうろく団体だんたい介助かいじょしゃ登録とうろくすれば、自立じりつ生活せいかつつくってこと可能かのうです。一般いっぱん介護かいごサービス事業じぎょうしゃでは対応たいおうできないさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ特殊とくしゅ介護かいごニーズのある障害しょうがいしゃも、自分じぶん介護かいご体制たいせいつくり、自立じりつ生活せいかつ可能かのうになります。
 このように様々さまざま障害しょうがい種別しゅべつひと自分じぶん介護かいご体制たいせいてていくことができることで、そのなかから、グループができ、障害しょうがいしゃ団体だんたい発展はってんするかずえていきます。
 また、自立じりつ生活せいかつをしたり、自薦じせんヘルパーを利用りようするひとえることで、ヘルパー時間じかんすうのアップの交渉こうしょう各地かくちおこなわれ、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでヘルパー制度せいど改善かいぜんしていきます。
 支援しえん制度せいど導入どうにゅうされることにあわせ、47都道府県とどうふけんでCILとう自立じりつ生活せいかつけい障害しょうがい当事とうじしゃ団体だんたい全国ぜんこく47都道府県とどうふけん居宅きょたく介護かいご(ヘルパー)指定してい事業じぎょうしゃになります。
 全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうすれば、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでくまなく自薦じせん登録とうろくヘルパーを利用りようできるようになります。これにより、全国ぜんこく重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつすすみ、ヘルパー制度せいど時間じかんすうアップの交渉こうしょうすすむとかんがえられます。
47都道府県とどうふけんぜんけんで、けん最低さいてい箇所かしょ、CILや障害しょうがいしゃ団体だんたいのヘルパー指定してい事業じぎょうしょ自薦じせん登録とうろくれをおこなえば、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんのどこにすんでいる障害しょうがいしゃも、自薦じせんヘルパーを登録とうろくできるようになります。(支援しえん制度せいどのヘルパー指定してい事業じぎょうしゃは、交通こうつう2〜3あいだ圏内けんないであれば県境けんきょう市町村しちょうそんさかいえて利用りようできます)。(できればかくけんに2〜3ヶ所かしょあれば、よりいい)。 全国ぜんこく交渉こうしょうによって介護かいご制度せいどびているすべての地域ちいきは、まず、自薦じせん登録とうろくヘルパーができてから、それから24あいだよう介護かいご1人ひとりらしの障害しょうがいしゃがヘルパー時間じかんすうアップの交渉こうしょうをして制度せいどをのばしています。(他薦たせんヘルパーでは時間じかんすうをのばすと、各自かくじ障害しょうがい生活せいかつスタイルにわず、いろんな規制きせい生活せいかつしにくくなるので、交渉こうしょうして時間じかんすうをのばさない)
自薦じせんヘルパーを利用りようすることで、自分じぶん介助かいじょしゃやとい、トラブルにも自分じぶん対応たいおうして、自分じぶん自分じぶん生活せいかつ責任せきにんっていくということ経験けいけんしていくことで、ほかの障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんもできるようになり、あらたなCIL設立せつりつにつながりがります。(現在げんざいでは、やとかたやトラブル対応たいおう雇用こよう責任せきにんなどは、「介助かいじょしゃとの関係かんけいのILP」実施じっしCILで勉強べんきょう可能かのう
たとえば、札幌さっぽろのCILで自薦じせん登録とうろくれをおこなって、旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほ自薦じせん登録とうろく利用りようした場合ばあい。それが旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自立じりつや、旭川あさひかわでのヘルパー制度せいど時間じかんすう交渉こうしょうや、すうねんのCIL設立せつりつにつながる可能かのうせいがあります。これとおなじことが全国ぜんこくこります。(すでに介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃ自薦じせん登録とうろく取組とりくみでは、市町村しちょうそん自立じりつ開始かいし交渉こうしょう開始かいしやCIL設立せつりつにつながった実例じつれいがいくつかあります) 自薦じせん登録とうろく受付うけつけはかく団体だんたいのほか、全国ぜんこく共通きょうつうフリーダイヤルで広域こういき協会きょうかいでも受付うけつけます。全国ぜんこく広報こうほうおこない、おおくの障害しょうがいしゃ情報じょうほうつたわるようにします。
自薦じせん登録とうろくによる事業じぎょうしょはい資金しきんは、まず経費けいひとしてかく団体だんたい支払しはらい(かく団体だんたい自薦じせん登録とうろく利用りようしゃえた場合ばあいには、常勤じょうきん介護かいご福祉ふくしとう専従せんじゅう事務じむいんとしてやとえる費用ひよう事業じぎょうなどを支払しはらいます)、のこった資金しきんがある場合ばあいは、全国ぜんこく空白くうはく地域ちいきでのCIL支援しえん、24あいだ介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこなうための24あいだよう介護かいご障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえん&CILげ、海外かいがい途上とじょうこくのCIL支援しえんなど、公益こうえき活動かつどう全額ぜんがく使つかわれます。全国ぜんこく団体だんたいなかから理事りじ評議ひょうぎいん選出せんしゅつして方針ほうしん決定けっていおこなっていきます。
 これにより、将来しょうらいは3300市町村しちょうそんぜん障害しょうがいにサービス提供ていきょうできる1000のCILをつくり、24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこく実現じつげんおこない、くに制度せいど全国ぜんこくいちりつで24あいだ保障ほしょうのパーソナルアシスタント制度せいどえることを目標もくひょうにしています。

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい利用りようしゃこえ

★(関西かんさい) 24あいだ介護かいご必要ひつよう人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃですが一般いっぱん事業じぎょうしょはどこも人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃへヘルパー派遣はけんをしてくれないので、広告こうこく募集ぼしゅうした介助かいじょしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい紹介しょうかいでヘルパー研修けんしゅう受講じゅこうしてもらい、全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい利用りようしています。求人きゅうじんでの求人きゅうじん募集ぼしゅう方法ほうほうのアドバイスもけました。介助かいじょしゃへの介助かいじょ方法ほうほうおしえるのは家族かぞく支援しえんしています。

★(東日本ひがしにっぽん過疎かそまち) 1人ひとりらしで24あいだ介護かいご必要ひつようですが、介護かいご保障ほしょう交渉こうしょうをするために、身体しんたい介護かいごにちあいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい契約けいやくして、のこり19あいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいから助成じょせいけ、24あいだ介助かいじょしゃをつけてまち交渉こうしょうしています。

★(東北とうほくのA) 市内しない移動いどう介護かいご実施じっしする事業じぎょうしょが1かしょもなく、自薦じせん登録とうろく移動いどう介護かいご使つかいたいのですがが「事業じぎょうしょつからないと移動いどう介護かいご決定けっていせない」とっていました。知人ちじん介護かいごしてもいいというひとつかり、東京とうきょう移動いどう介護かいご研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくし、から全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい提携ていけい事業じぎょうしょ連絡れんらくしてもらい、移動いどう介護かいご決定けっていがおり、利用りようできるようになりました。

★(西日本にしにほんのBむら) むらひとつしかヘルパー事業じぎょうしょがなくサービスがわるいので、近所きんじょ知人ちじんにヘルパー研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろく自薦じせんヘルパーになってもらいました。

★(北海道ほっかいどう) 視覚しかく障害しょうがいですが、いままでで1箇所かしょ事業じぎょうしょだけが視覚しかく障害しょうがいのガイドヘルパーをおこなっており、いま休日きゅうじつ夕方ゆうがた以降いこう利用りようできません。よる視覚しかく障害しょうがいのサークルにくときこまっていましたら、ほかの参加さんかしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい使つかっており、介助かいじょしゃ紹介しょうかいしてくれたので自分じぶんよる休日きゅうじつものにもつかえるようになりました。

★(東北とうほくのC) 24あいだ呼吸こきゅう利用りようのALSで介護かいご保険ほけん使つかっています。吸引きゅういんしてくれる介助かいじょしゃ自費じひやとっていましたが、介護かいご保険ほけん事業じぎょうしょ吸引きゅういんをしてくれないので介護かいご保険ほけん家事かじ援助えんじょをわずかしか使つかっていませんでした。自薦じせん介助かいじょしゃがヘルパー資格しかくをとったので全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくして介護かいご保険ほけん使つかえるようになり、自己じこ負担ふたんも1わり負担ふたんだけになりました。さらに、今年ことしの4がつからは支援しえん制度せいどはじまり、介護かいご保険ほけんいっぱい使つかっているということで支援しえんのヘルパーも毎日まいにち時間じかん使つかえるようになり、これも全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくしています。求人きゅうじん広告こうこくして自薦じせん介助かいじょしゃいまにんになり、あわせて毎日まいにち10あいだ吸引きゅういんのできる介護かいご自薦じせん介助かいじょしゃまるようになりました。求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい負担ふたんしてくれました。介助かいじょしゃ時給じきゅうも「求人きゅうじんして介助かいじょしゃがきちんと確保かくほできる時給じきゅうにしましょう」ということで相談そうだんのうえ、この地域ちいきではたかめの時給じきゅう設定せっていしてくれ、介助かいじょしゃ安定あんていしてきました。

 
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