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2009年1月号

国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーの市町村しちょうそん全額ぜんがく補助ほじょする制度せいど開始かいし

しん年度ねんど制度せいど改正かいせい特集とくしゅう

がつごう
2009.1.20
編集へんしゅう障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター
情報じょうほう提供ていきょう協力きょうりょく全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい
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2009ねんがつごう    目次もくじ

   

3・・・・国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーの市町村しちょうそん全額ぜんがく補助ほじょする制度せいど開始かいし
10・・・重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは30ふん単位たんいに/移動いどう加算かさん2人ふたりぶん
12・・・全国ぜんこく障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし関係かんけい主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ報告ほうこく
15・・・介護かいご保険ほけん単価たんか確定かくてい制度せいど改正かいせい
20・・・CILをつくりたいほう
22・・・全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない



国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーの市町村しちょうそん全額ぜんがく国庫こっこ補助ほじょ対象たいしょうにする制度せいど開始かいし

〜2003ねん支援しえん制度せいど開始かいしの「4あいだ上限じょうげん問題もんだい」へのぜん障害しょうがいしゃ団体だんたいによるだい反対はんたい運動うんどう結果けっかもうけられた「国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん上限じょうげん問題もんだい」が解決かいけつけておおきく前進ぜんしん

 支援しえん制度せいど以降いこうおおくの障害しょうがいしゃ団体だんたいもとめていた、「国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんえるヘルパー事業じぎょうになってしまった市町村しちょうそんたいする、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーぶんへの国庫こっこ補助ほじょ」が、ついに開始かいしされることになりました。
 これでヘルパー制度せいど市町村しちょうそんし(100%負担ふたん部分ぶぶん)は原則げんそく消滅しょうめつします。これは、障害しょうがいしゃ団体だんたいのロビー活動かつどう運動うんどうによるものです。
 ヘルパー制度せいど国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんは、2003ねん支援しえん制度せいど開始かいし同時どうじ自己じこ負担ふたんが0になることや事業じぎょうしょえたことで、利用りよう急増きゅうぞうし、くにのヘルパー予算よさん大幅おおはば予算よさん不足ふそくになり、りない予算よさん全国ぜんこく市町村しちょうそん分配ぶんぱいする方法ほうほうとしてつくられました。しかし、分配ぶんぱいルールが現実げんじつそくしていないため、施設しせつなどから地域ちいきへの移行いこう積極せっきょくてき市町村しちょうそんほど国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんをオーバーしてくに補助ほじょらされ、その結果けっか、その市町村しちょうそんはほかの市町村しちょうそんよりも支給しきゅう決定けってい基準きじゅんひくくなってしまうという問題もんだいこしました。
 この問題もんだい解決かいけつしようと、さまざまな障害しょうがいしゃ団体だんたい国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん自立じりつ支援しえんほうからは国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん)の廃止はいし撤廃てっぱいもとめてきました。

国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん問題もんだい歴史れきし

 国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん問題もんだいは、2003ねんがつ〜2がつのヘルパー4あいだ上限じょうげん問題もんだいぜん障害しょうがいしゃ団体だんたいによるだい反対はんたい運動うんどう結果けっかのこ問題もんだいとして、最後さいごまでのこってしまった問題もんだいです。当時とうじ厚労省こうろうしょうキャリアは現場げんばらなかったため、障害しょうがいのサービスよりも介護かいご保険ほけん水準すいじゅん制度せいどだと勘違かんちがいしていました。そこで、介護かいご保険ほけん障害しょうがい福祉ふくしサービスを統合とうごうしようとかんがえ、介護かいご保険ほけんでは1にち3〜4あいだ程度ていどのヘルパー制度せいど上限じょうげんのため、障害しょうがいヘルパーの国庫こっこ補助ほじょも、1にちあいだぶんまでにして、それ以上いじょう市町村しちょうそん負担ふたんにしようとかんがえました。この情報じょうほう省内しょうない良識りょうしきある職員しょくいんによって障害しょうがいしゃ団体だんたいらされ、ぜん障害しょうがいしゃ団体だんたいぜん政党せいとう全国ぜんこく自治体じちたい・マスコミなどをんでのだい騒動そうどうとなりました。当時とうじ厚労省こうろうしょう幹部かんぶはすぐに、1にち時間じかん以上いじょうのサービスを使つかっている障害しょうがいしゃ全国ぜんこくにものすごくおおいということをおしえられ、撤回てっかいしましたが、今度こんど国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんしました。予算よさん不足ふそくから、この基準きじゅん撤回てっかいできないまま支援しえん制度せいどはじまってしまい、いま個々ここ障害しょうがいしゃへのヘルパー時間じかんすうけなどの問題もんだい全国ぜんこくこしています。
(なお、その自立じりつ支援しえんほうつくられるころには、厚生こうせい労働省ろうどうしょう事務次官じむじかんまで障害しょうがいヘルパー制度せいど利用りようしゃ状況じょうきょうくわしくられるようになり、自立じりつ支援しえんほうでは毎日まいにち24あいだ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようしゃ想定そうていして制度せいどがされています。障害しょうがい施策しさく介護かいご保険ほけん上乗うわのせして利用りようされるものという位置いちづけもしっかりしてきました。現在げんざい障害しょうがい施策しさく介護かいご保険ほけんとは統合とうごうしないという方針ほうしんですが、今後こんごなにがあっても、介護かいご保険ほけん水準すいじゅん障害しょうがい施策しさくわせてがるとうことはありえません。)

あらたに基金ききん事業じぎょうで、市町村しちょうそんのヘルパー事業じぎょう全額ぜんがく国庫こっこ補助ほじょ対象たいしょう

 今回こんかいはじまる制度せいどは、
1.従来じゅうらいからある制度せいどである、都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうによる市町村しちょうそんへの補助ほじょ拡大かくだい対象たいしょう市町村しちょうそんおおきく拡大かくだい 市町村しちょうそん負担ふたん0%、都道府県とどうふけん50%、くに50%)
2.しん制度せいどとして、基金ききん事業じぎょうから国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーぶん国庫こっこ補助ほじょ市町村しちょうそん25%、都道府県とどうふけん25%、くに50%)
ふたつです。
 つまり、ヘルパー事業じぎょう国庫こっこ負担ふたんは、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをオーバーしない場合ばあいは25%が市町村しちょうそん負担ふたんですが、今回こんかい助成じょせい使つか場合ばあいは、ヘルパー利用りようしゃのうち、都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう補助ほじょ使つかえる場合ばあい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようしゃ割合わりあいがヘルパー制度せいど利用りようしゃの10%以上いじょう場合ばあい)は、ヘルパー事業じぎょう全体ぜんたいへの市町村しちょうそん負担ふたんは、25%よりもすくなくなります。

 国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをオーバーしている市町村しちょうそんは、小規模しょうきぼ町村ちょうそんすうめい利用りようしゃのうち、1めいさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ長時間ちょうじかん重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご使つかっているケースや、もと国立こくりつ療養りょうようしょすじジス病棟びょうとうがあり、地域ちいき移行いこう活発かっぱつ地域ちいき移行いこう支援しえんおこな能力のうりょくたか相談そうだん支援しえんなどをおこな障害しょうがいしゃ団体だんたいがあるなどで、本来ほんらいくにがより支援しえんおこなわなければいけない市町村しちょうそんがほとんどです。しかもそれらの市町村しちょうそんのサービス水準すいじゅんは、財政ざいせいてききびしく、市町村しちょうそんよりもサービス水準すいじゅんひくいところもおおくあります。
 このため、この国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん問題もんだいは、おおくの障害しょうがいしゃ団体だんたい自治体じちたいより、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん撤廃てっぱいや、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバー部分ぶぶん財政ざいせい支援しえんおこなうように要望ようぼうがありました。審議しんぎかい最終さいしゅう報告ほうこくでも、この問題もんだい提起ていきけて、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーの市町村しちょうそんたいして財政ざいせい支援しえんおこな仕組しくみが必要ひつようという報告ほうこくています。

 この制度せいどは、都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう基金ききん事業じぎょうおこなわれるため、都道府県とどうふけん実施じっしめなければなりません。都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうによる補助ほじょ制度せいどは、いままで47都道府県とどうふけんちゅう秋田あきたけん愛知あいちけんでしかおこなわれていません。
(いくつかのけんは「国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんくに撤廃てっぱいすべきであって、くに責任せきにんおこなうべきものをけん肩代かたがわりするのはおかしい」との意見いけん実施じっししていませんでした)。しかし、今回こんかいは、地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうくに予算よさんが40おくえんえ、都道府県とどうふけんにはその1わり配分はいぶんされるので4おくえん事業じぎょうベースで8おくえん)がえる計算けいさんです。この増分ぞうぶん12月じゅうにがつ課長かちょう会議かいぎでは「手話しゅわ通訳つうやく」と「市町村しちょうそんへの国庫こっこ負担ふたんオーバーぶんへの補助ほじょ事業じぎょう」におも使つかうように説明せつめいされています。つまり、今回こんかいは、くに負担ふたん実質じっしつてきについています。
 また、基金ききん事業じぎょうは3年間ねんかん予定よていですが、3ねんまでには与党よとうとも3ねん以降いこうへの継続けいぞくはないがつくとおもわれます。
 基金ききん事業じぎょうによる助成じょせい国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんのオーバーぶん全額ぜんがく補助ほじょすることも可能かのうですが、都道府県とどうふけん一定いっていがくまでしか補助ほじょしないこともできる制度せいどになっています。
 かくけん障害しょうがいしゃ団体だんたいは、けんつよく、全額ぜんがく補助ほじょ実施じっしはたらきかけをしてくださるよう、おねがいします。

平成へいせい20ねん12月じゅうにがつ25にち主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ資料しりょう5−5より

(18)重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りよう促進そくしんかか市町村しちょうそん支援しえん事業じぎょう新規しんき

1 事業じぎょう目的もくてき
 訪問ほうもんけいサービスについては、市町村しちょうそんたいする国庫こっこ負担ふたん上限じょうげんがくとなる国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんさだめているが、都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうにより、重度じゅうど障害しょうがいしゃ割合わりあいいちじるしくたかいために国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん超過ちょうかする自治体じちたい対象たいしょう一定いってい財政ざいせい支援しえん可能かのうとしている。  しかしながら、市町村しちょうそんにおいては、利用りようしゃが1にんであってもそのもの人工じんこう呼吸こきゅう装着そうちゃくするなどさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ場合ばあいとう重度じゅうど障害しょうがいしゃ割合わりあいたかくなくても国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん超過ちょうかしてしまう事例じれいがある。
 また、今般こんぱん社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい障害しょうがいしゃ部会ぶかい議論ぎろんにおいて、在宅ざいたくでの重度じゅうど障害しょうがいしゃ長時間ちょうじかんサービスを保障ほしょうするため、基金ききんとうによる市町村しちょうそんたいする財政ざいせい支援しえん必要ひつようであるむね指摘してきけているところであり、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん超過ちょうか市町村しちょうそんのうち、都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう対象たいしょうがい市町村しちょうそんおよ対象たいしょうとなるがなお超過ちょうかがくのある市町村しちょうそん対象たいしょう一定いってい財政ざいせい支援しえんおこなうことにより、重度じゅうど障害しょうがいしゃ地域ちいき生活せいかつ支援しえんすることを目的もくてきとする。

2 事業じぎょう内容ないよう
(1)実施じっし主体しゅたい 都道府県とどうふけん
(2)事業じぎょう内容ないよう
 つぎかかげる要件ようけんたす市町村しちょうそん指定してい都市としおよ中核ちゅうかくのぞく)にたいし、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん超過ちょうかする金額きんがく範囲はんいない費用ひよう助成じょせいする。
@ 国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん区分くぶんあいだ合算がっさん
適用てきようしても、なお、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん超過ちょうかする市町村しちょうそん
A 都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう重度じゅうど障害しょうがいしゃかか市町村しちょうそん特別とくべつ支援しえん事業じぎょう」の対象たいしょうがい市町村しちょうそんおよ対象たいしょうとなるがなお超過ちょうかがくのある市町村しちょうそん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう補助ほじょ対象たいしょう市町村しちょうそんにあっては、地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうによる補助ほじょ優先ゆうせん適用てきようする。)
(3)助成じょせいがく  当該とうがい年度ねんどにおける国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん超過ちょうかがく範囲はんいないで、都道府県とどうふけん必要ひつようみとめるがく助成じょせいがくとする。 (具体ぐたいてき助成じょせいがくとうかんしては検討けんとうちゅう

3 補助ほじょ割合わりあい  くに1/2、都道府県とどうふけん1/4、市町村しちょうそん1/4

4 実施じっし年度ねんど  平成へいせい21年度ねんど〜23年度ねんど 5 事業じぎょう担当たんとうしつかかり  障害しょうがい福祉ふくし 訪問ほうもんサービスがかり

課長かちょう会議かいぎ資料しりょう5−5の47pより



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テキストPDF原文げんぶんはwamネットに掲載けいさいされています。
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb15GS60.nsf/0/1efc5daad344ecbf4925752b00164b56
/$FILE/20081226_6shiryou5-5.pdf



重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは30ふん単位たんいに/移動いどう加算かさん2人ふたりぶんへ/特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん

 4がつからの単価たんか改定かいてい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは30ふん単位たんい算定さんていできる制度せいどわります。これにより、「1にち20あいだ30ふん使つかいたい」などという希望きぼう可能かのうになります。
 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご移動いどう加算かさんについては、人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃなど外出がいしゅつつね2人ふたり体制たいせい必要ひつようさい重度じゅうど障害しょうがいしゃがいますが、従来じゅうらいはヘルパー2にん外出がいしゅつしても移動いどう加算かさんが1名分めいぶんのみの加算かさんでしたが、来年度らいねんどから2人ふたりぶんつくことになりました。なお、移動いどう加算かさんつき途中とちゅうりなくなっても、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご外出がいしゅつ可能かのうです。
 特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさんは、介護かいご保険ほけんでは3ねんまえから実施じっしされていますが、居宅きょたく介護かいご重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごなどにも4がつから導入どうにゅうされます。この加算かさんは、重度じゅうど利用りようしゃにきちんとしたサービスをおこなっているヘルパー事業じぎょうしょで、常勤じょうきんなどでながつとめるヘルパーがおおいほど、加算かさんりやすくなっています。現在げんざいは、介護かいご不慣ふなれな登録とうろくヘルパーを派遣はけんしても、ぎゃく常勤じょうきん中心ちゅうしんでベテランの比率ひりつたか事業じぎょうしょでも、単価たんかおなじです。利用りようしゃにとっては、介護かいごしつひくいヘルパーによるサービスをけざるをない現状げんじょうが、改善かいぜんされることが期待きたいされます。
 なお、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん居宅きょたく介護かいごとは若干じゃっかん基準きじゅんわる予定よていです。
 これらの改定かいていは、障害しょうがいしゃ団体だんたい運動うんどうによるものでもあります。
 このほか、介護かいご保険ほけん今年度こんねんどからはじまる初回しょかい加算かさん緊急きんきゅう加算かさん中山なかやまあいだへの加算かさんまれます。
 今後こんご日程にっていですが、基本きほん単価たんか加算かさん金額きんがく割合わりあいなどは、1がつ下旬げじゅんごろに厚生こうせい労働省ろうどうしょう内部ないぶでほぼかたまり、3がつはじめの課長かちょう会議かいぎまでには発表はっぴょうになるとおもわれます。

障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし関係かんけい主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ資料しりょう3より
重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごの4がつからの単価たんか体系たいけい

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全国ぜんこく障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし関係かんけい主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ報告ほうこく

自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい本部ほんぶ事務じむきょく

12月じゅうにがつ25にち厚労省こうろうしょうにおいて全国ぜんこく障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし関係かんけい主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ開催かいさいされました。
今回こんかい会議かいぎ
おも平成へいせい21年度ねんど予算よさんあん説明せつめい
社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい障害しょうがいしゃ部会ぶかい報告ほうこく
来年らいねんがつ報酬ほうしゅう改定かいてい利用りようしゃ負担ふたんについて
来年度らいねんど継続けいぞくとなった障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえん対策たいさく臨時りんじ特例とくれい交付こうふきんによる特別とくべつ対策たいさく事業じぎょうについて
ひとしおも内容ないようでした。

 まず、予算よさんあんですが来年度らいねんど予算よさん既報きほうのとおり報酬ほうしゅう改定かいていおこない、5.1%ぞうとするあんになっており、自立じりつ支援しえん給付きゅうふは5072おくえんとなりました。
 20年度ねんど当初とうしょ予算よさんが4945おくで、このがくからするやく2.5%ぞうで5.1にはとどかないがくですが、これは20年度ねんど補正ほせい減額げんがく予算よさんまれ、4733おくとなりこのがくに5.1%をしたがくでるとの説明せつめいがされました。

 社会しゃかい保障ほしょう審議しんぎかい精神せいしん保健ほけん医療いりょう福祉ふくしのありかた検討けんとうかい報告ほうこくは、報告ほうこくしょのポイントをしぼって説明せつめい

 注目ちゅうもく報酬ほうしゅう改定かいていですが、今回こんかい予算よさん算定さんてい構造こうぞうしめしたもので、がくはいっているものではありません。報酬ほうしゅうかんがかたについて基本きほんてきかんがかた説明せつめいし、 個々ここ事業じぎょうについて説明せつめいがありました。

訪問ほうもんサービス関係かんけいでは
特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん特別とくべつ地域ちいき加算かさん初回しょかい加算かさん緊急きんきゅう対応たいおう加算かさんもうけられる
重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは30ふん単位たんい算定さんてい可能かのうとなる。
 また重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご移動いどう加算かさん二人ふたり必要ひつよう場合ばあい二人ふたりぶん算定さんていされる。
行動こうどう援護えんごは1にち最大さいだいあいだまでの支給しきゅうとなる(5あいだから拡大かくだい) などがおも変更へんこうてんです。
 特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん介護かいご保険ほけんほうで3ねんまえはじまったもので、人員じんいん要件ようけん体制たいせい要件ようけん重度じゅうど対応たいおうなどの加算かさん要件ようけんにあてはまる事業じぎょうしょ単価たんか一律いちりつ割増わりましされるものです。
 それぞれの事業じぎょう対象たいしょうとなる事業じぎょうしょくわしい要件ようけんなどはまだ発表はっぴょうされていません。
 特別とくべつ地域ちいき加算かさん山間さんかん過疎かそ事業じぎょうしょ対象たいしょうとするものです。
 あたらしい報酬ほうしゅう単価たんか加算かさんがく具体ぐたいてきまってくるのは2,3がつになるようです。
 また、今回こんかい国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんがくについてはとく言及げんきゅうはなく、質疑しつぎ応答おうとう現在げんざい検討けんとうちゅうこたえるのみでした。

 利用りようしゃ負担ふたんですが、緊急きんきゅう措置そちでとられた軽減けいげんさく来年度らいねんど以降いこう継続けいぞくし(あらたな年限ねんげん検討けんとうちゅう)、また、軽減けいげん措置そちかかわる資産しさん要件ようけんなども撤廃てっぱいされることがまりました。自立じりつ支援しえん医療いりょう負担ふたん軽減けいげん措置そち拡充かくじゅうされます。

 特例とくれい交付こうふきん事業じぎょうですが、人材じんざい対策たいさくの205おくえんふくめ3年間ねんかん合計ごうけい855おくえんしされます。
 人材じんざい対策たいさく事業じぎょうメニューは、今回こんかいしめされませんでしたが、既存きそん事業じぎょうしょ支援しえん新法しんぽう移行いこう支援しえんにもあたらしいメニューが追加ついかされています。とくに、ホームヘルプの国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん超過ちょうかして支給しきゅう決定けっていをしている小規模しょうきぼ市町村しちょうそん対策たいさく都道府県とどうふけん基金ききんをつかって手当てあてするメニュー(重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りよう促進そくしんかか市町村しちょうそん支援しえん事業じぎょう)が追加ついかされています。地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうにも同様どうようのメニューがありますが、市町村しちょうそん重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようしゃすう要件ようけんを25%以上いじょうから10%以上いじょう緩和かんわし、それでも対象たいしょうとならない市町村しちょうそんたいして、この基金ききん使つかわれることになります。
 基金ききん事業じぎょう今回こんかい補助ほじょ単価たんかしめされていませんが、年明としあ早々そうそうあたらしい補助ほじょ単価たんかされる予定よていになっています。

 その審議しんぎかい報告ほうこくまれた制度せいど改定かいていかかわる事項じこうは、法律ほうりつ事項じこう視覚しかく障害しょうがいしゃ移動いどう支援しえん個別こべつ給付きゅうふ、サービス利用りよう計画けいかく支給しきゅう決定けっていまえ作成さくせいするなど)は法律ほうりつ成立せいりつしたのち準備じゅんび期間きかんをおいて施行しこうする予定よていとし、法案ほうあん審議しんぎなどが来年らいねん通常つうじょう国会こっかい順調じゅんちょうにいけば平成へいせい22ねん4がつにと説明せつめいがありました。
(ケアホームの身体しんたい障害しょうがいしゃ利用りよう法律ほうりつ施行しこうではないので、早期そうき実施じっし

課長かちょう会議かいぎ資料しりょう全文ぜんぶんはホームページに掲載けいさいしています。



介護かいご保険ほけん単価たんか確定かくてい制度せいど改正かいせい

特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん基準きじゅん緩和かんわ

介護かいご保険ほけん来年度らいねんどからの単価たんか加算かさん改正かいせい内容ないようまりました。

ヘルパー制度せいど訪問ほうもん介護かいご)の単価たんかアップは、
身体しんたい介護かいご30ふんが2310えんから2540えん
生活せいかつ援助えんじょ60ふんが2080えんから2290えん
この時間じかん以外いがいわりなし。  

 利用りようしゃにとっては、巡回じゅんかいがたなど短時間たんじかんのサービスをおこな事業じぎょうしょ収入しゅうにゅうえ、人件じんけんなどにまわせる余裕よゆうるので、ヘルパー確保かくほがしやすくなり、短時間たんじかんのサービスがけやすくなります。

 また、3ねんまえはじまった特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん条件じょうけん緩和かんわされ、おおくの事業じぎょうしょが10%加算かさんれるように基準きじゅん変更へんこうされています。
 この加算かさんによって、ヘルパーが1きゅう研修けんしゅう受講じゅこうしたり、3〜5ねん以上いじょうつとめると給与きゅうよげることができるような制度せいどになっています。
 利用りようしゃにとって、常勤じょうきんながつとめるヘルパーがえることは、介護かいごしつがる効果こうかがあります。
(20%加算かさんにはいままで同様どうようむずかしい基準きじゅんぜんヘルパーのうち3わり以上いじょう介護かいご福祉ふくしなど)があります)。
 一方いっぽう、「サービス提供ていきょう責任せきにんしゃが、訪問ほうもん介護かいごいんとう利用りようしゃかんする情報じょうほうやサービス提供ていきょうたっての留意りゅうい事項じこう文書ぶんしょとう確実かくじつ方法ほうほうにより伝達でんたつしてから開始かいしし、終了しゅうりょう適宜てきぎ報告ほうこくけていること。」などの加算かさん要件ようけんが、障害しょうがいしゃ団体だんたいなどからは「自分じぶんでヘルパーに的確てきかく指示しじせる自立じりつした障害しょうがいしゃには余計よけい規制きせいではないか」といった指摘してきもあります。

厚生こうせい労働省ろうどうしょう老健ろうけんきょく資料しりょうより

特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん

 訪問ほうもん介護かいごいんとうおよびサービス提供ていきょう責任せきにんしゃについて、介護かいご職員しょくいん基礎きそ研修けんしゅう受講じゅこう介護かいご福祉ふくし資格しかく取得しゅとくなど段階だんかいてきなキャリアアップを推進すいしんする観点かんてんから、特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさんについて、要件ようけん見直みなおしをおこなう。

特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん(T) 所定しょてい単位たんいすうの20%を加算かさん
特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん(U) 所定しょてい単位たんいすうの10%を加算かさん 
特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん(V) 所定しょてい単位たんいすうの10%を加算かさん
算定さんてい要件ようけん見直みなお

算定さんてい要件ようけん
特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん(T)】
 体制たいせい要件ようけん人材じんざい要件ようけん(@およびA)、重度じゅうどよう介護かいごしゃとう対応たいおう要件ようけんのいずれにも適合てきごう

特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん(U)】
体制たいせい要件ようけん人材じんざい要件ようけん(@またはA)のいずれにも適合てきごう

特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん(V)】
体制たいせい要件ようけん重度じゅうどよう介護かいごしゃとう対応たいおう要件ようけんのいずれにも適合てきごう

体制たいせい要件ようけん
@ すべての訪問ほうもん介護かいごいんとうたいして個別こべつ研修けんしゅう計画けいかく作成さくせいし、研修けんしゅう実施じっしまた実施じっし予定よていしていること。
A 利用りようしゃかんする情報じょうほう、サービス提供ていきょうたっての留意りゅうい事項じこう伝達でんたつまた訪問ほうもん介護かいごいんとう技術ぎじゅつ指導しどう目的もくてきとした会議かいぎ定期ていきてき開催かいさいすること。
B サービス提供ていきょう責任せきにんしゃが、訪問ほうもん介護かいごいんとう利用りようしゃかんする情報じょうほうやサービス提供ていきょうたっての留意りゅうい事項じこう文書ぶんしょとう確実かくじつ方法ほうほうにより伝達でんたつしてから開始かいしし、終了しゅうりょう適宜てきぎ報告ほうこくけていること。
C すべての訪問ほうもん介護かいごいんとうたいし、健康けんこう診断しんだんとう定期ていきてき実施じっししていること。
D 緊急きんきゅうとうにおける対応たいおう方法ほうほう利用りようしゃ明示めいじされていること。

人材じんざい要件ようけん
@ 訪問ほうもん介護かいごいんとう総数そうすうのうち介護かいご福祉ふくしが30%以上いじょうまた介護かいご福祉ふくし介護かいご職員しょくいん基礎きそ研修けんしゅう課程かてい修了しゅうりょうしゃ・1きゅう訪問ほうもん介護かいごいん合計ごうけいが50%以上いじょうであること。
A すべてのサービス提供ていきょう責任せきにんしゃが3ねん以上いじょう実務じつむ経験けいけんゆうする介護かいご福祉ふくしまたは5ねん以上いじょう実務じつむ経験けいけんゆうする介護かいご職員しょくいん基礎きそ研修けんしゅう課程かてい修了しゅうりょうしゃ・1きゅう訪問ほうもん介護かいごいんであること。ただし、居宅きょたくサービス基準きじゅんじょう1人ひとりえるサービス提供ていきょう責任せきにんしゃ配置はいちしなければならない事業じぎょうしょについては、2人ふたり以上いじょうのサービス提供ていきょう責任せきにんしゃ常勤じょうきんであること。

重度じゅうどよう介護かいごしゃとう対応たいおう要件ようけん
前年度ぜんねんどまたぜんがつ利用りようしゃのうち、よう介護かいご4〜5・認知にんちしょう日常にちじょう生活せいかつ自立じりつV以上いじょう利用りようしゃ総数そうすうが20%以上いじょうであること。

ちゅう 特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさん(T)〜(V)は、いずれかひとつのみを算定さんていすることができる。

障害しょうがいしゃ施策しさくにも影響えいきょう

 障害しょうがい居宅きょたく介護かいごも、介護かいご保険ほけん特定とくてい事業じぎょうしょ加算かさんおな加算かさんつく予定よていです。
 また、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご人材じんざい要件ようけん重度じゅうど要件ようけんをかえてつく予定よていです。 どちらも、介護かいご保険ほけん基準きじゅんがベースになりますので、よう注目ちゅうもくです。 障害しょうがい単価たんか加算かさん体系たいけいは、3がつはじめの課長かちょう会議かいぎまでに発表はっぴょうされます。

その

 とく労力ろうりょくのかかる初回しょかいおよ緊急きんきゅう対応たいおう評価ひょうかすることになりました。

初回しょかい加算かさん(2000えん

初回しょかい加算かさん新規しんき) ⇒ 200 単位たんいつき
算定さんてい要件ようけん(介護かいご予防よぼう訪問ほうもん介護かいご同様どうよう)
新規しんき訪問ほうもん介護かいご計画けいかく作成さくせいした利用りようしゃたいして、初回しょかい実施じっしした訪問ほうもん介護かいごどう月内げつないに、サービス提供ていきょう責任せきにんしゃが、みずか訪問ほうもん介護かいごおこな場合ばあいまた訪問ほうもん介護かいごいんとう訪問ほうもん介護かいごおこなさい同行どうこう訪問ほうもんした場合ばあい

緊急きんきゅう加算かさん(1000えん

緊急きんきゅう訪問ほうもん介護かいご加算かさん新規しんき) ⇒ 100 単位たんいかい
算定さんてい要件ようけん
利用りようしゃやその家族かぞくとうからの要請ようせいけて、サービス提供ていきょう責任せきにんしゃがケアマネジャーと連携れんけいはかり、ケアマネジャーが必要ひつようみとめたときに、サービス提供ていきょう責任せきにんしゃまたはその訪問ほうもん介護かいごいんとう居宅きょたくサービス計画けいかくにない訪問ほうもん介護かいご身体しんたい介護かいご)をおこなった場合ばあい

きゅう加算かさん改善かいぜん

 なお、ほかに、きゅう加算かさん改善かいぜんされました。人件じんけん水準すいじゅんから、ヘルパー確保かくほとくむずかしい地域ちいききゅう加算かさんほどおおきくがっています。

ヘルパー(訪問ほうもん介護かいご制度せいど

特別とくべつ     とく甲地こうち     甲地こうち      おつ      その
11.05 えん    10.70 えん    10.42 えん    10.35 えん    10 えん

にアップされます。(現在げんざいとく甲地こうち10.60えんおつ10.18えんなど)

中山なかやまあいだ加算かさん

 このほか、かくヘルパー事業じぎょうしょの「通常つうじょう事業じぎょう実施じっし地域ちいき」をえて中山ちゅうざんあいだ地域ちいきとうにサービスを提供ていきょうする場合ばあい、ヘルパーの移動いどうにコストがかかることから、5%の加算かさん設定せっていされました。(ちゅう中山なかやまあいだ地域ちいきとうとは、半島はんとう振興しんこうほう特定とくていのう山村さんそんほう山村さんそん振興しんこうほう離島りとう振興しんこうほう沖縄おきなわ振興しんこう特別とくべつ措置そちほう奄美あまみ群島ぐんとう振興しんこう開発かいはつ特別とくべつ措置そちほう小笠原諸島おがさわらしょとう振興しんこう開発かいはつ特別とくべつ措置そちほう過疎かそ地域ちいき自立じりつ促進そくしん特別とくべつ措置そちほう豪雪ごうせつ地帯ちたい対策たいさく特別とくべつ措置そちほう辺地へんちかか公共こうきょうてき施設しせつ総合そうごう整備せいびのための財政ざいせいじょう特別とくべつ措置そちとうかんする法律ほうりつ指定していされている地域ちいき

きゅう廃止はいしは1ねん猶予ゆうよ

 介護かいご保険ほけんでは3きゅう資格しかく廃止はいし予定よていでしたが、方針ほうしん変更へんこうで、3きゅうヘルパーはいまはたらいているヘルパーにかぎって、1ねん延長えんちょうはたらけることになりました。4がつ以降いこうは、あらたに3きゅうをとってヘルパーになることはできません。 (なお、障害しょうがい施策しさくの3きゅう変更へんこうなく、今後こんご公的こうてき資格しかくとしてのこります。新規しんき障害しょうがいの3きゅうヘルパー研修けんしゅう受講じゅこうして今後こんごはたらくことが可能かのうです。障害しょうがい施策しさくで3きゅうのこるのは、知的ちてき障害しょうがいしゃ精神せいしん障害しょうがいしゃが3きゅう資格しかくって知的ちてき精神せいしん家事かじ援助えんじょなどに従事じゅうじするピアヘルパーのみが一部いちぶおこなわれているからです)。



ベンチレーター使用しようしゃネットワーク(JVUN)のほんとビデオを希望きぼうしゃ無料むりょう配布はいふ

 気管きかん切開せっかい人工じんこう呼吸こきゅうを24あいだ使つかいながら、地域ちいきで24あいだ介護かいご制度せいど自分じぶん管理かんりする介護かいごしゃ使つかいながら1人ひとりらししている全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ生活せいかつのわかる資料しりょうです。
 すじジスなど将来しょうらい人工じんこう呼吸こきゅう利用りよう予想よそうされるほうは、ぜひおもうみください。

無料むりょう配布はいふは、ビデオ1種類しゅるいほん種類しゅるいです。
・ カニューレはピアス…計画けいかくてき気管きかん切開せっかい記録きろく     〔A4はん 53ページ〕
自立じりつをこのに 〜国際こくさいシンポジウムの軌跡きせき〜(ビデオ)〔VHS やく60ふん
もうみは、発送はっそうがかりFAXふぁっくす0120−870−222またはメールで。(JVUNの資料しりょう希望きぼう記入きにゅうし、おくさき郵便ゆうびん番号ばんごう住所じゅうしょ団体だんたいめい名前なまえ電話でんわ・ビデオとほん注文ちゅうもん本数ほんすう記入きにゅう)。着払ちゃくばらいでおおくりします。月刊げっかん封筒ふうとうでも注文ちゅうもんできます。
 なお、大変たいへん参考さんこうになるべつ人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃ自立じりつ生活せいかつのビデオ「ベンチレーターとたのしいくらしマニュアル」(在庫ざいこれ)は、介護かいご制度せいど情報じょうほうのホームページからられるようになっています。ダウンロードしてCDRとうれることも可能かのうです。直接ちょくせつアドレスはhttp://www.kaigoseido.net/event/06/ventilato_move.htm



CIL(自立じりつ生活せいかつセンター)をつくりたいほう

自薦じせんヘルパー(パーソナルアシスタント制度せいど推進すいしん協会きょうかい

通信つうしん研修けんしゅう参加さんか希望きぼうしゃ募集ぼしゅうちゅう受講じゅこうりょう無料むりょうです)

 障害しょうがい当事とうじしゃ主体しゅたいてきにCIL(事業じぎょう運動うんどう)をおこなうための研修けんしゅうシステムとして、通信つうしん研修けんしゅう宿泊しゅくはく研修けんしゅうわせた研修けんしゅう準備じゅんびしています。エンパワメント方式ほうしき自立じりつ支援しえんサービスをおこないながら地域ちいき制度せいどえる運動うんどうおこなうという理念りねんにそった当事とうじしゃ団体だんたいつくるというほう受講じゅこうりょう無料むりょうです。内容ないようは、団体だんたい設立せつりつ方法ほうほう、24あいだ介助かいじょサービスと個別こべつ自立じりつプログラム、介護かいご制度せいど交渉こうしょう施設しせつとうからの自立じりつ支援しえん団体だんたい資金しきん計画けいかく経理けいり人事じんじ指定してい事業じぎょう運動うんどう理念りねんなどなど。現在げんざい通信つうしん研修けんしゅう参加さんかしゃ募集ぼしゅうしています。(通常つうじょう、CILのげには、古参こさんのCILでのすうねん研修けんしゅう勤務きんむ)が必要ひつようで、運動うんどう経験けいけん社会しゃかい経験けいけんがあるひとでも2ねん2000あいだほどの研修けんしゅう時間じかんすう必要ひつようです。しかし、大都市だいとしからはなれた地域ちいきでCILをつくるためには、すう年間ねんかん勤務きんむ研修けんしゅうむずかしいため、地元じもと生活せいかつしつつ、通信つうしん研修けんしゅう合宿がっしゅく研修けんしゅう基礎きそまなんだのち実地じっちすこしずつちいさなCILをはじめながら、毎週まいしゅう連絡れんらくりつつ5〜10ねんほどかけてノウハウをおぼえて成長せいちょうしていく育成いくせい方法ほうほうおこなっています)。
くわしくはお問合といあわください。フリーダイヤル0120−66−0009(推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん10〜22)へ。

 

通信つうしん研修けんしゅう参加さんか申込もうしこみしょ参加さんかには簡単かんたん審査しんさがあります)

団体だんたいめい(            )

郵便ゆうびん番号ばんごう住所じゅうしょ 名前なまえ 障害しょうがいしゃ/健常けんじょうしゃべつ職名しょくめい Tel Fax メール
           
           
           
           
           
           

推進すいしん協会きょうかい団体だんたい支援しえん FAX 042-452-8029まで (つぎページも参照さんしょうしてください)

かく団体だんたいからの研修けんしゅう参加さんかしゃ人数にんずうについて

 通常つうじょう推進すいしん協会きょうかい主催しゅさいする合宿がっしゅく研修けんしゅうには、障害しょうがいしゃ役員やくいん中心ちゅうしんてき職員しょくいん長時間ちょうじかんよう介助かいじょほうと、健常けんじょうしゃ介護かいごコーディネーターの両方りょうほう参加さんか希望きぼうです。団体だんたいごとに2〜5にん参加さんかしてほしいとかんがえています。

参考さんこう資料しりょう推進すいしん協会きょうかい通信つうしん研修けんしゅうおこな団体だんたい個人こじん理念りねん条件じょうけんです
いますぐできなくても、ちからがついてきたら、かならずやるという理念りねんっていただけるのでしたら対象たいしょうになります。研修けんしゅうおこない、出来できるようになるまでバックアップします。)

推進すいしん協会きょうかい支援しえん団体だんたい基準きじゅんについて

(1) 運営うんえい委員いいんかい委員いいん過半数かはんすう障害しょうがいしゃであり、代表だいひょうおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃ障害しょうがいしゃであること。
 介助かいじょ保障ほしょう当事とうじしゃ団体だんたい介助かいじょ必要ひつようとするほう自身じしん運営うんえいする団体だんたい)ですから、なるだけ介助かいじょニーズのたかほう運営うんえい委員いいんかいにいれていくようにしてください。団体だんたい設立せつりつすうねんたち、より重度じゅうどほう自立じりつした場合ばあいなどは、なるだけ運営うんえい委員いいんかいくわえてください。
(2) 代表だいひょうおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃのいずれかが原則げんそくとして長時間ちょうじかんよう介助かいじょ障害しょうがいしゃであること。
 代表だいひょうしゃおよ運営うんえい実施じっし責任せきにんしゃ事務じむ局長きょくちょう)は、なるだけ、介護かいごニーズのたかほうがなり、介護かいごニーズのひくほうたとえば事務じむきょく次長じちょうとしてバックアップするひとし人事じんじ可能かのうかぎ検討けんとうしてください。また、団体だんたい設立せつりつすうねんち、より重度じゅうどほう自立じりつした場合ばあいなどは、可能かのうかぎ役員やくいん登用とうようして役職やくしょくとしてエンパワメントしていってください。
(3) 24あいだ介助かいじょ保障ほしょうはもとより、地域ちいきにいる障害しょうがいしゃのうち、もっと重度じゅうどひとのニーズにあう介助かいじょ制度せいどつくることを目的もくてきとする組織そしきである。
 たとえば、24あいだ人工じんこう呼吸こきゅう使つかって一人ひとりらししているほう、24あいだ介助かいじょようする知的ちてき障害しょうがいしゃ単身たんしんしゃ重度じゅうど精神せいしん障害しょうがいしゃほう重複じゅうふく障害しょうがいしゃさい重度じゅうど難病なんびょうほうめくらろうしゃなど、もっと重度じゅうどほう対応たいおうしていくことで、それ以外いがいすべての障害しょうがいしゃにも対応たいおうできる組織そしきになります。
(4) 当事とうじしゃ主体しゅたいの24あいだ介助かいじょサービス、セルフマネジドケアを支援しえんし、行政ぎょうせい交渉こうしょうする組織そしきである、もしくはそれを目指めざ団体だんたいである。
 24あいだ介助かいじょサービスをおこなうには、市町村しちょうそんのホームヘルプサービスの利用りよう可能かのう時間じかんすう上限じょうげん交渉こうしょうして毎日まいにち24あいだにする必要ひつようがあります。交渉こうしょうおこなうには一人暮ひとりぐらしで24あいだつきっきりの介助かいじょようする障害しょうがいしゃがいること条件じょうけんとなります。このプロジェクトではホームヘルプ指定してい事業じぎょう収益しゅうえき使つかい、24あいだよう介助かいじょ障害しょうがいしゃ一人暮ひとりぐらしを支援しえん実現じつげんし、市町村しちょうそん交渉こうしょうすることを義務ぎむづけています。ただし、その力量りきりょうのない団体だんたいには時間じかんてき猶予ゆうよみとめられています。この猶予ゆうよ期間きかん相談そうだんうえ全国ぜんこく事務じむきょく個別こべつ判断はんだんします。
(5) 自立じりつ生活せいかつ運動うんどうおよびエンパワメントの理念りねんち、ILプログラム、ピアカウンセリングを今後こんご実施じっしすること。
 介助かいじょサービスは利用りようしゃ自身じしんちからをつけていくというエンパワメントが基本きほんです。具体ぐたいてきには介助かいじょサービス利用りようしゃつね個別こべつILプログラム+個別こべつピアカウンセリングをおこないます。
(6)

身体しんたい障害しょうがいかぎらず、今後こんご研修けんしゅうみ、障害しょうがいしゃにもエンパワメント方式ほうしきのサービスを提供ていきょうすることを目標もくひょうにしていること。

ちゅう:個別こべつILプログラムとうのエンパワメント方式ほうしきのサポートや研修けんしゅうおこなわずに、たんにヘルパー派遣はけんのみを知的ちてき児童じどう身体しんたい精神せいしんかく障害しょうがいけにすることは推進すいしん協会きょうかいとしては禁止きんししています。誤解ごかいがおきやすいのでとく注意ちゅうい

 



全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない

介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく保障ほしょう協会きょうかいから名称めいしょう変更へんこうしました)略称りゃくしょう広域こういき協会きょうかい
フリーダイヤル  0120−66−0009
フリーダイヤル 

自分じぶん介助かいじょしゃ登録とうろくヘルパーにでき自分じぶん介助かいじょ専用せんよう使つかえます
対象たいしょう地域ちいき:47都道府県とどうふけん全域ぜんいき

介助かいじょしゃ登録とうろくさき事業じぎょうしょのみつからないほう相談そうだんください。いろいろな問題もんだい解決かいけつします。

  全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう自薦じせん登録とうろくヘルパーとおなじような登録とうろくのみのシステムを支援しえんヘルパー利用りようしゃ介護かいご保険ほけんヘルパー利用りようしゃむけに提供ていきょうしています。自分じぶん確保かくほした介助かいじょしゃ自分じぶん専用せんよう制度せいどじょうのヘルパー(自薦じせん登録とうろくヘルパー)として利用りようできます。介助かいじょしゃ人選じんせん介助かいじょ時間じかんたい自分じぶんめることができます。全国ぜんこくのホームヘルプ指定してい事業じぎょうしゃ運営うんえいする障害しょうがいしゃ団体だんたい提携ていけいし、全国ぜんこくでヘルパーの登録とうろくができるシステムを整備せいびしました。介助かいじょしゃ時給じきゅういままでの制度せいどより介助かいじょしゃ給与きゅうよちない個別こべつ相談そうだんシステムです。

利用りよう方法ほうほう
  広域こういき協会きょうかい 東京とうきょう本部ほんぶFAXふぁっくす郵送ゆうそう介助かいじょしゃ利用りようしゃ登録とうろくをすれば、翌日よくじつから障害しょうがい介護かいご保険ほけん自薦じせん介助かいじょサービスが利用りよう可能かのうです。東京とうきょう本部ほんぶからかくけん指定してい事業じぎょうしゃ業務ぎょうむ委託いたくおこないヘルパー制度せいど手続てつづきをります。各地かくち団体だんたいまりや給与きゅうよ体系たいけいとは関係かんけいなしに、広域こういき協会きょうかいせんもん条件じょうけんでまとめて委託いたくするかたちになりますので、すべての契約けいやく条件じょうけん広域こういき協会きょうかい本部ほんぶ利用りようしゃあいだ利用りようしゃこまらないようにはなってめます。ですから、わせ・もうみは東京とうきょう本部ほんぶ0120−66−0009におかけください。 介助かいじょしゃへの給与きゅうよ身体しんたい介護かいごがた時給じきゅう1500えん(1.5あいだ以降いこうは1200えん)(東京とうきょう周辺しゅうへん時給じきゅう1900えん。1.5あいだ以降いこうは1300えん)、家事かじがた1000えん重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご区分くぶんにより時給じきゅう1100(区分くぶん以下いか)・1250えん区分くぶん6)・1450えんさい重度じゅうど)が基本きほんですがいままでの制度せいど時給じきゅうがもっとたか場合ばあいには極力きょくりょくいままでの時給じきゅうになるようにします。また、夜間やかん利用りようほう時給じきゅうアップの相談そうだんにのります。介助かいじょしゃは1〜3きゅうヘルパー、介護かいご福祉ふくし看護かんご重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう修了しゅうりょうしゃなどのいずれかのほうである必要ひつようがあります。自薦じせん介護かいごしゃは、障害しょうがいしゃ新規しんき資格しかくしゃ確保かくほし、2にちで20あいだ研修けんしゅう受講じゅこうしてもらえば重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごれます。

くわしくはホームページもごらんください http://www.kaigoseido.net/2.htm

東京とうきょう地区ちく身体しんたい介護かいご時給じきゅうが1900えんにアップ

身体しんたい介護かいごともな移動いどう介護かいごどう単価たんか詳細しょうさいはおわせください)

自薦じせん介助かいじょしゃにヘルパー研修けんしゅう実質じっしつ無料むりょうけていただけます

 全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい利用りようしゃ登録とうろく介助かいじょしゃけに3きゅうヘルパー通信つうしん研修けんしゅうおこなっております。通信つうしん部分ぶぶん自宅じたく受講じゅこうでき、通学つうがく部分ぶぶん東京とうきょうなどで3日間にちかん受講じゅこう可能かのうです。3きゅう受講じゅこう身体しんたい介護かいごはいることができます。
 重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう開催かいさいしています。東京とうきょう会場かいじょうでは、緊急きんきゅうには希望きぼうわせて365にち毎日まいにち開催かいさい可能かのうで、2日間にちかん受講じゅこう完了かんりょうです。東京とうきょう隣接りんせつけん利用りようしゃは1にちのみの受講じゅこうでかまいません(のこりは利用りよう障害しょうがいしゃ自身じしん自宅じたく研修けんしゅう可能かのうのため)。3きゅう重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう受講じゅこう一定いってい時間じかん規定きていによる時間じかんすう介護かいごはいったのち参加さんか交通こうつう宿泊しゅくはく全額ぜんがく助成じょせいします。

このような仕組しくみをつく運営うんえいしています
仕組み図

問合といあわせは TEL 0120−66−0009(通話つうわりょう無料むりょう)へ。受付うけつけ10〜22 
みなさんへおねがい:この資料しりょうおおくのほうにおらせください。 介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん

登録とうろく保障ほしょう協会きょうかい 発起人ほっきにん都道府県とどうふけんじゅん敬称けいしょうりゃく、2000ねん4がつ時点じてん

名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
花田はなた貴博たかひろ (ベンチレーター使用しようしゃネットワーク)
篠田しのだ たかし 自立じりつ生活せいかつ支援しえんセンター新潟にいがた
三澤みさわ りょう (DPI日本にっぽん会議かいぎ
中西なかにし正司せいじ  (DPIアジア評議ひょうぎ委員いいん/全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
八柳やつやなぎ卓史たかし  ぜんさわ連関れんかんひがしブロック)
樋口ひぐち恵子けいこ  全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
佐々木ささき信行のぶゆき (ピープルファースト東京とうきょう
加藤かとうしん規子のりこ 精神せいしん障害しょうがいしゃピアサポートセンターこらーる・たいとう)
横山よこやま晃久あきひさ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/HANDS世田谷せたがや
えきとめ俊樹としき  (NPO自立じりつ生活せいかつ企画きかく/NPO自立じりつ福祉ふくしかい
川元かわもと恭子きょうこ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/CIL小平こだいら
渡辺わたなべ正直まさなお  静岡しずおか市議しぎ)
名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
山田やまだ昭義あきよし  (DPI日本にっぽん会議かいぎ社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんAJU自立じりついえ
斎藤さいとうまこと 名古屋なごや市議しぎ共同きょうどうれん社会しゃかい福祉ふくしほうわっぱのかい
尾上おがみ浩二こうじ  障害しょうがいしゃ総合そうごう情報じょうほうネットワーク)
森本もりもと秀治しゅうじ  共同きょうどうれん
村田むらた敬吾けいご  自立じりつ生活せいかつセンターほくせつ24)
光岡みつおかかおるあきら  特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじんすてっぷ)
栗栖くりす豊樹とよき  (CILてごーす)
佐々ささ和信かずのぶ  香川かがわけんすじ萎縮いしゅくせい患者かんじゃすくかい)
藤田ふじためぐみこう  土佐とさ在宅ざいたく重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょうかんがえるかい
田上たうえささえろう  (NPO重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協会きょうかい

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい理念りねん

47都道府県とどうふけん介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのう障害しょうがい施策しさく自薦じせん登録とうろくヘルパーの全国ぜんこくネットワークをつくろう

 2003年度ねんどから全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうして47都道府県とどうふけんのほぼ全域ぜんいき離島りとうなどをのぞく)で介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのうになりました。

 自薦じせん登録とうろくヘルパーは、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつする基本きほんの「社会しゃかい基盤きばん」です。重度じゅうど障害しょうがいしゃとう自分じぶん求人きゅうじん広告こうこくをしたり知人ちじんくちコミで、自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほすれば、自由じゆう体制たいせい介助かいじょ体制たいせいつくれます。自立じりつ生活せいかつできる重度じゅうど障害しょうがいしゃえます。(とくにCILとうのない空白くうはく市町村しちょうそんで)。

 小規模しょうきぼ障害しょうがいしゃ団体だんたい構成こうせいする障害しょうがいしゃ障害しょうがい種別しゅべつ以外いがい介護かいごサービスノウハウをたないことがおおいです。たとえば、脳性のうせいまひやけいそんなどの団体だんたいは、ALSなど難病なんびょうのノウハウや視覚しかく障害しょうがい知的ちてき障害しょうがいのノウハウをたないことがほとんどです。

 このような場合ばあいでも、まず過疎かそなどでも、だれもが自薦じせん登録とうろくをできる環境かんきょうつくっておけば、解決かいけつ道筋みちすじができます。地域ちいき自分じぶん障害しょうがい種別しゅべつ自立じりつ支援しえん介護かいごノウハウを障害しょうがいしゃ団体だんたいがない場合ばあい自分じぶん障害しょうがいしゃ)の周辺しゅうへんひと協力きょうりょくだけで介護かいご体制たいせいつくれば、かくけん最低さいてい団体だんたいある自薦じせん登録とうろく団体だんたい介助かいじょしゃ登録とうろくすれば、自立じりつ生活せいかつつくってこと可能かのうです。一般いっぱん介護かいごサービス事業じぎょうしゃでは対応たいおうできないさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ特殊とくしゅ介護かいごニーズのある障害しょうがいしゃも、自分じぶん介護かいご体制たいせいつくり、自立じりつ生活せいかつ可能かのうになります。

 このように様々さまざま障害しょうがい種別しゅべつひと自分じぶん介護かいご体制たいせいてていくことができることで、そのなかから、グループができ、障害しょうがいしゃ団体だんたい発展はってんするかずえていきます。

 また、自立じりつ生活せいかつをしたり、自薦じせんヘルパーを利用りようするひとえることで、ヘルパー時間じかんすうのアップの交渉こうしょう各地かくちおこなわれ、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでヘルパー制度せいど改善かいぜんしていきます。

 2003年度ねんど支援しえん制度せいど導入どうにゅうされることにあわせ、47都道府県とどうふけんでCILとう自立じりつ生活せいかつけい障害しょうがい当事とうじしゃ団体だんたいなどのNPO法人ほうじん全国ぜんこく47都道府県とどうふけん居宅きょたく介護かいご(ヘルパー)指定してい事業じぎょうしゃになりました。全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうすれば、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでくまなく自薦じせん登録とうろくヘルパーを利用りようできるようになりました。これにより、全国ぜんこく重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつすすみ、ヘルパー制度せいど時間じかんすうアップの交渉こうしょうすすむとかんがえられます。47都道府県とどうふけんぜんけんで、けん最低さいてい箇所かしょ、CILや障害しょうがいしゃ団体だんたいのヘルパー指定してい事業じぎょうしょ自薦じせん登録とうろくれをおこない、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんのどこにすんでいる障害しょうがいしゃも、自薦じせんヘルパーを登録とうろくできるようになりました。(支援しえん制度せいどのヘルパー指定してい事業じぎょうしゃは、交通こうつう2〜3あいだ圏内けんないであれば県境けんきょう市町村しちょうそんさかいえて利用りようできます)。

全国ぜんこく交渉こうしょうによって介護かいご制度せいどびているすべての地域ちいきは、まず、自薦じせん登録とうろくヘルパーができてから、それから24あいだよう介護かいご1人ひとりらしの障害しょうがいしゃがヘルパー時間じかんすうアップの交渉こうしょうをして制度せいどをのばしています。

自薦じせんヘルパーを利用りようすることで、自分じぶん介助かいじょしゃやとい、トラブルにも自分じぶん対応たいおうして、自分じぶん自分じぶん生活せいかつ責任せきにんっていくということ経験けいけんしていくことで、ほかの障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんもできるようになり、あらたなCIL設立せつりつにつながりがります。(現在げんざいでは、やとかたやトラブル対応たいおう雇用こよう責任せきにんなどは、「介助かいじょしゃとの関係かんけいのILP」実施じっしCILで勉強べんきょう可能かのう

たとえば、札幌さっぽろのCILで自薦じせん登録とうろくれをおこなって、旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほ自薦じせん登録とうろく利用りようした場合ばあい。それが旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自立じりつや、旭川あさひかわでのヘルパー制度せいど時間じかんすう交渉こうしょうや、すうねんのCIL設立せつりつにつながる可能かのうせいがあります。これとおなじことが全国ぜんこくこります。(すでに介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃ自薦じせん登録とうろく取組とりくみでは、市町村しちょうそん自立じりつ開始かいし交渉こうしょう開始かいしやCIL設立せつりつにつながった実例じつれいがいくつかあります)

自薦じせん登録とうろく受付うけつけは全国ぜんこく共通きょうつうフリーダイヤルで全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい受付うけつけます。全国ぜんこく広報こうほうおこない、おおくの障害しょうがいしゃ情報じょうほうつたわるようにします。

自薦じせん登録とうろくによる事業じぎょうしょはい資金しきんは、まず経費けいひとしてかく団体だんたい支払しはらい(かく団体だんたい自薦じせん登録とうろく利用りようしゃえた場合ばあいには、常勤じょうきん介護かいご福祉ふくしとう専従せんじゅう事務じむいんとしてやとえる費用ひよう事業じぎょうなどを支払しはらいます)、のこった資金しきんがある場合ばあいは、全国ぜんこく空白くうはく地域ちいきでのCIL支援しえん、24あいだ介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこなうための24あいだよう介護かいご障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえん&CILげ、海外かいがい途上とじょうこくのCIL支援しえんなど、公益こうえき活動かつどう全額ぜんがく使つかわれます。全国ぜんこく団体だんたいなかから理事りじ評議ひょうぎいん選出せんしゅつして方針ほうしん決定けっていおこなっていきます。

 これにより、将来しょうらいは2000市町村しちょうそんぜん障害しょうがいにサービス提供ていきょうできる1000のCILをつくり、24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこく実現じつげんおこない、くに制度せいど全国ぜんこくいちりつで24あいだ保障ほしょうのパーソナルアシスタント制度せいどえることを目標もくひょうにしています。

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい利用りようしゃこえ

★(関西かんさい) 24あいだ介護かいご必要ひつよう人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃですが一般いっぱん事業じぎょうしょはどこも人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃへヘルパー派遣はけんをしてくれないので、広告こうこく募集ぼしゅうした介助かいじょしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい紹介しょうかいでヘルパー研修けんしゅう受講じゅこうしてもらい、全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい利用りようしています。求人きゅうじんでの求人きゅうじん募集ぼしゅう方法ほうほうのアドバイスもけました。介助かいじょしゃへの介助かいじょ方法ほうほうおしえるのは家族かぞく支援しえんしています。

★(東日本ひがしにっぽん過疎かそまち) 1人ひとりらしで24あいだ介護かいご必要ひつようですが、介護かいご保障ほしょう交渉こうしょうをするために、身体しんたい介護かいごにちあいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい契約けいやくして、のこり19あいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいから助成じょせいけ、24あいだ介助かいじょしゃをつけてまち交渉こうしょうしています。

★(東北とうほくのA) 市内しない移動いどう介護かいご実施じっしする事業じぎょうしょが1かしょもなく、自薦じせん登録とうろく移動いどう介護かいご使つかいたいのですがが「事業じぎょうしょつからないと移動いどう介護かいご決定けっていせない」とっていました。知人ちじん介護かいごしてもいいというひとつかり、東京とうきょう移動いどう介護かいご研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくし、から全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい提携ていけい事業じぎょうしょ連絡れんらくしてもらい、移動いどう介護かいご決定けっていがおり、利用りようできるようになりました。

★(西日本にしにほんのBむら) むらひとつしかヘルパー事業じぎょうしょがなくサービスがわるいので、近所きんじょ知人ちじんにヘルパー研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろく自薦じせんヘルパーになってもらいました。

★(北海道ほっかいどう) 視覚しかく障害しょうがいですが、いままでで1箇所かしょ事業じぎょうしょだけが視覚しかく障害しょうがいのガイドヘルパーをおこなっており、いま休日きゅうじつ夕方ゆうがた以降いこう利用りようできません。よる視覚しかく障害しょうがいのサークルにくときこまっていましたら、ほかの参加さんかしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい使つかっており、介助かいじょしゃ紹介しょうかいしてくれたので自分じぶんよる休日きゅうじつものにもつかえるようになりました。

★(東北とうほくのC) 24あいだ呼吸こきゅう利用りようのALSで介護かいご保険ほけん使つかっています。吸引きゅういんしてくれる介助かいじょしゃ自費じひやとっていましたが、介護かいご保険ほけん事業じぎょうしょ吸引きゅういんをしてくれないので介護かいご保険ほけん家事かじ援助えんじょをわずかしか使つかっていませんでした。自薦じせん介助かいじょしゃがヘルパー資格しかくをとったので全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくして介護かいご保険ほけん使つかえるようになり、自己じこ負担ふたんも1わり負担ふたんだけになりました。さらに、今年ことしの4がつからは支援しえん制度せいどはじまり、介護かいご保険ほけんいっぱい使つかっているということで支援しえんのヘルパーも毎日まいにち時間じかん使つかえるようになり、これも全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくしています。求人きゅうじん広告こうこくして自薦じせん介助かいじょしゃいまにんになり、あわせて毎日まいにち10あいだ吸引きゅういんのできる介護かいご自薦じせん介助かいじょしゃまるようになりました。求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい負担ふたんしてくれました。介助かいじょしゃ時給じきゅうも「求人きゅうじんして介助かいじょしゃがきちんと確保かくほできる時給じきゅうにしましょう」ということで相談そうだんのうえ、この地域ちいきではたかめの時給じきゅう設定せっていしてくれ、介助かいじょしゃ安定あんていしてきました。

 
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