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2010年1-2月号

政府せいふさわがいしゃ制度せいど改革かいかく推進すいしん会議かいぎはじまる

政策せいさく研究けんきゅう集会しゅうかい報告ほうこくだいかい

1・2がつ合併がっぺいごう
2010.2.5
編集へんしゅう障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター
情報じょうほう提供ていきょう協力きょうりょく全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい
〒187−0003 東京とうきょう小平こだいら花小金井南はなこがねいみなみまち1-11-20はないち番館ばんだてかい
発送はっそうがかり定期ていき購読こうどく申込もうしこみ・入会にゅうかい申込もうしこみ、商品しょうひん注文ちゅうもん)  (つききん〜17
  TEL・FAX 0120−870−222 (フリーダイヤル)
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制度せいどがかり交渉こうしょう情報じょうほう交換こうかん制度せいど相談そうだん)(365にち 11〜23土日どにち緊急きんきゅう相談そうだんのみ))        
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口座こうざめい障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ介護かいご制度せいど相談そうだんセンター  口座こうざ番号ばんごう00120-4-28675
 

2010ねん1・2がつ合併がっぺいごう    目次もくじ

   

3・・・・沖縄おきなわ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごのみで24あいだ保障ほしょう
4・・・・平成へいせい22年度ねんど当初とうしょ予算よさん政府せいふあん
6・・・・政策せいさく研究けんきゅう集会しゅうかい報告ほうこくだいかい
   6・・・北日本きたにっぽんのZむらで24あいだ介護かいご利用りようしゃむらとの困難こんなん交渉こうしょう事例じれい
   10・・都市としでも事業じぎょうしょつからなかったALS当事とうじしゃ事例じれい
16・・・政府せいふさわがいしゃ制度せいど改革かいかく推進すいしん会議かいぎはじまる
22・・・自立じりつ支援しえんほう訴訟そしょう原告げんこくだん厚労省こうろうしょう基本きほん合意ごうい
24・・・全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない



沖縄おきなわ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごのみで24あいだ保障ほしょう

 沖縄おきなわけんで、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃ交渉こうしょうにより、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごのみで24あいだ保障ほしょうつき744あいだ)が実現じつげんしました。
 くわしくは次号じごう以降いこう掲載けいさいします。
 九州きゅうしゅうではすべてのけん県内けんない市町村しちょうそん最低さいてい1かしょは24あいだ介護かいご保障ほしょうがされていますが、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごのみで24あいだ保障ほしょうがされている市町村しちょうそんがあるのは、これで8けんちゅうけんになりました。
 全国ぜんこく各地かくち交渉こうしょうおこないましょう。国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをオーバーする市町村しちょうそん基金ききんけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう補助ほじょする制度せいどはじまっており、去年きょねんまでむずかしかった市町村しちょうそんでも今年ことし状況じょうきょう改善かいぜんされています。



平成へいせい22年度ねんど当初とうしょ予算よさん政府せいふあん

 政府せいふは、平成へいせい22年度ねんど当初とうしょ予算よさんあん12月じゅうにがつ26にち閣議かくぎ決定けっていしました。

  厚生こうせい労働省ろうどうしょう障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし予算よさんがくは1ちょう1202おくえんで、そのうち「個別こべつ給付きゅうふによる福祉ふくしサービス」(介護かいご給付きゅうふ訓練くんれんとう給付きゅうふ・サービス利用りよう計画けいかく作成さくせい高額こうがく障害しょうがい福祉ふくしサービスなどの合計ごうけいで、地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう自立じりつ支援しえん医療いりょうふくまない)は5719おくえん(+648おくえん、+12.8%)です。なお、支援しえん制度せいどころちがって在宅ざいたく福祉ふくし施設しせつ福祉ふくしひとつの勘定かんじょう科目かもく計上けいじょうされているため、ホームヘルプサービスの内訳うちわけ金額きんがくはわかりません。

 また、くにから市町村しちょうそん都道府県とどうふけん配分はいぶんされる地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう統合とうごう補助ほじょきん予算よさんがくは、とく増額ぞうがく要求ようきゅうでもなかったので、440おくえんとなっています。

自立じりつ支援しえんほう施行しこう予算よさんがく推移すいい当初とうしょ予算よさんベース)

最近さいきん予算よさんがく変遷へんせん当初とうしょ予算よさんベース)

  障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし全体ぜんたい 介護かいご給付きゅうふ訓練くんれんとう給付きゅうふ 地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう
20年度ねんど 当初とうしょ予算よさん 9700おくえん 4945おくえん 400おくえん
21年度ねんど 概算がいさん要求ようきゅう ちょう0238おくえん 5231おくえん 450おくえん
当初とうしょ予算よさん 9936おくえん 5072おくえん 440おくえん
22年度ねんど 概算がいさん要求ようきゅう ちょう0686おくえん 5582おくえん 440おくえん
当初とうしょ予算よさんあん ちょう1202おくえん 5719おくえん 440おくえん

 このほか、市町しちょう村民そんみんぜい非課税ひかぜい世帯せたい障害しょうがいしゃについて福祉ふくしサービスや装具そうぐ利用りようしゃ負担ふたんをゼロにするために、107おくえん科目かもくうちすう)が計上けいじょうされています。民主党みんしゅとうのマニフェストでは応益おうえき負担ふたんおうのう負担ふたんもど方針ほうしんかかげられていましたが、それには法律ほうりつ改正かいせい必要ひつようになってしまうので、とりあえず自公じこう政権せいけんおなじように負担ふたん上限じょうげん月額げつがくげによって対応たいおうするようです。

  なお、自立じりつ支援しえん医療いりょう予算よさんがくたい前年度ぜんねんど+35.0%となっており、自立じりつ支援しえんほう施行しこうから最大さいだいびとなっています。



政策せいさく研究けんきゅう集会しゅうかい報告ほうこくだいかい

(2)北日本きたにっぽんのZむらで24あいだ介護かいご利用りようしゃ1人ひとりぐらし支援しえんむらとの困難こんなん交渉こうしょう

(3)都市としでも事業じぎょうしょつからなかったALS当事とうじしゃ事例じれい

 昨年さくねん12がつ初旬しょじゅんおこなわれた障害しょうがいしゃ政策せいさく研究けんきゅう集会しゅうかいにち午後ごご自立じりつ支援しえん分科ぶんかかいのパネラー(はつだいしゃ)の現場げんば報告ほうこくすうかいにわたって掲載けいさいします。
 今回こんかい2人ふたりのパネラーの現場げんば報告ほうこく掲載けいさいします。
 今回こんかい掲載けいさい1人ひとりは、北日本きたにっぽんのZむらで24あいだ介護かいご必要ひつよう脳性のうせい麻痺まひしゃ1人ひとりらしの支援しえんおこなっているCILの代表だいひょうしゃ現地げんち報告ほうこくです。Zむらとの24あいだ介護かいごけた交渉こうしょう困難こんなんで、むら反応はんのうはひどいものがあります。しかし、この実態じったい全国ぜんこく自治体じちたいおおくとおなじです。
 前回ぜんかい、1かい過疎かそ事業じぎょうしょがない問題もんだい解決かいけつした北海道ほっかいどう事例じれいでしたが、今回こんかい掲載けいさい2人ふたりは、都市としでもALSだと80かしょもの事業じぎょうしょことわられ、自分じぶんでNPOの事業じぎょうしょつくらざるをなかったというALS当事とうじしゃ若林わかばやしさんの報告ほうこくです。(なお、政策せいさく研究けんきゅう集会しゅうかい当日とうじつ時間じかんがなくなって会場かいじょうから発表はっぴょういただけなかった、若林わかばやしさんがつくったNPOが介護かいご支援しえんしたALSの利用りようしゃ手記しゅき後半こうはん掲載けいさいしています)

分科ぶんかかい当日とうじつ発言はつげん資料しりょうより転載てんさい 交渉こうしょうちゅうのためZむら名前なまえ特定とくていできないように伏字ふせじ部分ぶぶんがあります)

北日本きたにっぽんのZむらでの24あいだ介護かいご交渉こうしょう自立じりつ支援しえん

 Zむらでの自立じりつ支援しえんについてはなします。
  平成へいせいとしに、Nまち家族かぞく同居どうきょしているが、そのNまちはなれて一人ひとりらしをしたいというほうから相談そうだんけました。Aさん。脳性のうせいマヒ。24あいだ介護かいご必要ひつようほうです。
Aさんは、Aさんが家族かぞくんでいたNまちからくるまで1あいだほどのZむらで、障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつ地域ちいき生活せいかつ重要じゅうようせいをアピールしていきたいという、自立じりつ目的もくてきち、社会しゃかい参加さんか活動かつどうつよのぞんでいました。

 平成へいせいとしつきまで、自立じりつ生活せいかつけてピアカウンセリングと自立じりつ生活せいかつプログラムをおこない、平成へいせいとしつきに、自立じりつ希望きぼうのZむらにヘルパー派遣はけん時間じかん事前じぜん相談そうだんきました。  Zむらしたいこと。24あいだ介護かいご必要ひつようなこと。必要ひつよう介護かいごけられるようにしてしいことはなしました。
  それにたいするむら回答かいとうは、「たん吸引きゅういんなど医療いりょう行為こういもなく、電動でんどう車椅子くるまいすでの移動いどう可能かのうなので、必要ひつようせいひくい。家族かぞく同居どうきょ現状げんじょうなら現状げんじょう維持いじのまま実家じっか家族かぞくらしなさい。家族かぞくたおれたら、実家じっかまちのヘルパーを数時間すうじかんだけ使つかいなさい」また、「施設しせつ入所にゅうしょやデイサービス、短期たんき入所にゅうしょなど、のサービスを併用へいようせよ。支援しえんはデイ、ショートを使つかわないと24あいだ無理むりいのちかかわる支援しえんはできない」つまり、「24あいだのヘルパー派遣はけんはできない」とうものでした。また、Zむら財政ざいせいきびしいこと国庫こっこ補助ほじょ負担ふたんきん廃止はいしのことも理由りゆうにあげ、「すことをれられない。転入てんにゅうことわる」とわれました。
  みたい地域ちいきめないという現実げんじつ愕然がくぜんとしましたが、Zむらみたい意思いしわりません。「転入てんにゅうことわる」とわれましたが、Aさんは、「転入てんにゅうする」と宣言せんげんしました。Zむらは「どうしても転入てんにゅうするならすべてひっくるめても6あいだまでしかせない」といました。この6あいだれなければ、永遠えいえん地域ちいき生活せいかつはじめられないと判断はんだんしたAさんは、ひとまず「身体しんたい介護かいご6あいだ」の決定けっていむことにしました。そのときにも、「24あいだ必要ひつようなことは事実じじつとしてわりはない。すぐにはないのってしい」とうったえました。24あいだ必要ひつようなのに、6あいだしか支給しきゅう決定けっていされなかったのです。ですが、介護かいごいちにちかさず必要ひつようです。転入てんにゅう同時どうじに、生活せいかつ保護ほご他人たにん介護かいご加算かさん使つかえるように準備じゅんびをし、身体しんたい介護かいご生活せいかつ保護ほご他人たにん介護かいご加算かさんわせて10あいだで、のこる14あいだは、緊急きんきゅうてきにボランティアをさがして、介護かいごはいることにしました。こうしてAさんは、平成へいせいとしつきにち地域ちいきでの自立じりつ生活せいかつをスタートさせました。
  数日すうじつらしてみていかにきびしいかをうったえていくこととし、その交渉こうしょうなんもしていきました。そのなかで、行政ぎょうせいわれたのは、

最低限さいていげん保障ほしょうというてんかんがえたとき貧困ひんこんしゃには生活せいかつ保護ほご障害しょうがいしゃにはホームヘルプやデイやショートと、メニューが用意よういされている。デイやショートを使つかわないのはたんなるわがまま。行政ぎょうせい社会しゃかい保障ほしょうをきちんとやっている。あなたがのぞんでいるのは、それ以上いじょうめぐまれた生活せいかつなのではないか」
「デイ、ショートなどの社会しゃかい資源しげん使つかってしいとっても、Aさんはむら意見いけんかない」
「Aさんのいのちがかかっているというのに、なぜおやてこないのか?障害しょうがいしゃでも健常けんじょうしゃでも関係かんけいなく、ひととして、危機ききたいして見殺みごろしにするおやなどいないだろう?自分じぶんいのちえても、借金しゃっきんしてでも、子供こどもけようとするだろう?なぜ、おやではなく、行政ぎょうせいるのか?おや介入かいにゅう希望きぼうしないというのは、これは希望きぼうえるのだろうか」
「Aさんには、かえるところがある。実家じっかでヘルパーを使つかえばいい。自立じりつはイコールいちにんらしではない」
いちねんとかねんとかまずは自立じりつ訓練くんれんとかならまだわかるけど、なぜ、いきなりひとりで生活せいかつしなければならないのかがわからない」 「(デイやショートを使つかわないのであれば)空白くうはくをボランティアの介助かいじょつけるか、実家じっかかえるか、ふたつにひとつ!のみちしかない」
くにがおかねしてくれないのに制度せいどだけできて、むらでもくにしてくれるならす」
国庫こっこ補助ほじょ上限じょうげん基準きじゅんがくえたらむら負担ふたんとなる。24あいだのホームヘルプは絶対ぜったいみとめない。却下きゃっかする!」

つまり、なにわれているかとうと

  • 国庫こっこ補助ほじょきん超過ちょうかぶんの25%をむらせないから、みとめない!
  • デイ、ショート、作業さぎょうしょ、ボランティアを活用かつようせよ!
  • おや面倒めんどうてもらいなさい!

ということです。

 うらかえせば、むらの25%負担ふたんがなければ、必要ひつよう時間じかんみとめてくれるはずです。 むら負担ふたんできないために、デイ、ショート、作業さぎょうしょおや活用かつようってくるのです。

そのことにたいして、

  • 常時じょうじ介護かいご必要ひつようとする重度じゅうど脳性のうせいマヒしゃけるデイ、ショート、作業さぎょうしょ、の事業じぎょうしょがないこと
  • おや介護かいごできないこと。
  • Aさん自身じしんがデイ、ショートをまったくのぞんでいないこと。デイ、ショートではなく、自分じぶん体調たいちょうわせた独自どくじ生活せいかつスタイルのなかでの社会しゃかい参加さんかのぞんでいること。

を、自立じりつしてから3年間ねんかんかえかえし、説明せつめいし、はないをつづけていますが、いまだに、必要ひつよう時間じかんすうしてもらえていません。
  この3年間ねんかん、Aさんは本当ほんとう日々ひびくるしみながら自立じりつ生活せいかつつづけています。制度せいど時間じかんがい、ボランティアがつからないこと多々たたあり、交番こうばん警察けいさつ介護かいごもとめたりしています。それでもだれもいないときは、トイレにもけず、みず一人ひとりめず、ただじっと、時計とけいつめてつぎ介護かいごしゃてくれるのをっているのです。

 Zむらは、「空白くうはく時間じかん緊急きんきゅうてき支援しえんをするとった支援しえん団体だんたい介護かいごしてもらいなさい。行政ぎょうせいるのは間違まちがっている。支援しえん団体だんたいはないなさい」と、形式けいしきてきにははないのテーブルにつきますが、まったくはなしが進展しんてんしません。 こんなことをつづけていたら、Aさんはんでしまいます!
  でも、どんなにくるしくても、地域ちいきらせるのがたりまえのはずだから、地域ちいきらすことをあきらめていないのです。どうか、地域ちいきたりまえらしていくことにこんなくるしみをあたえなくてすむように、皆様みなさまのご理解りかいと、ご検討けんとうをおねがいたします。



分科ぶんかかい当日とうじつ発言はつげん資料しりょうより転載てんさい

東京とうきょうでもALSでは事業じぎょうしょつからなかった報告ほうこく

 東京とうきょう三鷹みたか平成へいせい21ねんがつ介護かいご事業じぎょうはじめました、NPO法人ほうじんライフリンク東京とうきょう若林わかばやしです。
 20だい後半こうはん発症はっしょうして15ねんほどのALS患者かんじゃです。
 ALSは代表だいひょうてき神経しんけい難病なんびょうであり、運動うんどう神経しんけい変性へんせいするために徐々じょじょ全身ぜんしん筋肉きんにく萎縮いしゅく呼吸こきゅうすじおかされ、人工じんこう呼吸こきゅう装着そうちゃくしないと3ねんから5ねんいたるとされています。5〜60だいでの発症はっしょうおおく、患者かんじゃの7わり人工じんこう呼吸こきゅう選択せんたくしないともわれています。
 近年きんねんはパソコンを意思いし伝達でんたつ装置そうちとして活用かつよう自己じこ発信はっしんされるほうえました。 そのおかげで患者かんじゃあいだ交流こうりゅうさかんになり、症状しょうじょう経過けいか多様たようわたしのような若年じゃくねん発症はっしょう緩慢かんまん進行しんこうめずらしくはない印象いんしょうけています。

 わたしは29さいからの4年間ねんかんで、からだうごきに違和感いわかんおぼえながら3にん子供こども出産しゅっさんしました。
 運動うんどう神経しんけい異変いへん妊娠にんしんによるうごむずかしさだと安易あんいかんがえていたのですが、すえが1さいになるころにはげるさいとしてしまうほどうで筋力きんりょくちていて、そこでようやく受診じゅしん病名びょうめい確定かくていとなり、状態じょうたいおうじて公的こうてき支援しえんけるようになりました。
 子供こどもたちの物心ぶっしんがついたときにはすでにあぶらりないロボットのようなうごきの母親ははおやでしたので、自然しぜんおさなころから手足てあしになってくれました。
 しかし、わたし自身じしん家族かぞくによる介護かいごのぞんでいませんでした。おっとにも子供こどもたちにも、それぞれのいちかぎりの人生じんせいいなくきてほしいとねがっていました。

 と、だけえばうつくしいはなしかもれませんが、やはり患者かんじゃ女性じょせい場合ばあい家族かぞくとくおっと介護かいごもとめることはむずかしいことです。
 おさな子供こどもたちをそだてるためにも仕事しごと絶対ぜったい必要ひつようでしたが、つかれてかえっても支援しえんひとたちの出入でいりで居場所いばしょはなく、子供こども相手あいてちから使つかたした病人びょうにんがぐったりとしています。
 このままではだれかがこわれてしまうとの危機ききかんわたし障害しょうがい進行しんこう反比例はんぴれいして、子供こども成長せいちょうにより子育こそだてにたいする公的こうてき支援しえんけられなくなり、家族かぞく介護かいご子供こどもたちもまれ、その負担ふたん苛立いらだちをあたえるようになりました。
 ろうろう介護かいごならぬ、わかわかわか介護かいご出口でぐち一筋ひとすじひかりつけられないトンネルのくちのようなもので、かえしてそれぞれの方向ほうこうあるくことが唯一ゆいいつ選択せんたくおもえたのです。
 おっとはは同居どうきょしてもらい家族かぞくたくし、独居どっきょ在宅ざいたく生活せいかつはじめたのが平成へいせい20ねんがつです。
 都立とりつ神経しんけい病院びょういんにお世話せわになっていましたので、医療いりょうめんでの在宅ざいたく支援しえん心強こころづよかったのですが、問題もんだい吸引きゅういんろうでした。人工じんこう呼吸こきゅう使用しようしていませんが、 嚥下えんか障害しょうがいあらわれたためあやまえんとうには吸引きゅういん必要ひつようになり、ろうからの水分すいぶん栄養えいよう補給ほきゅうもありました。
 家族かぞく同居どうきょときからはいってもらっていた介護かいご事業じぎょうしょは3業者ぎょうしゃで、そのうち大手おおての2業者ぎょうしゃ独居どっきょにより家族かぞくによる吸引きゅういんができなくなるために契約けいやく解除かいじょとなりました。
 大手おおて介護かいご事業じぎょうしょはシステムもしっかりして安心あんしんかんはありましたが、規定きてい以外いがい対応たいおうみとめてはもらえず、担当たんとうしていたサービス提供ていきょう責任せきにんしゃ実際じっさいにケアにはいるヘルパーは状況じょうきょうをよく理解りかい応援おうえんしてくれていましたが、事業じぎょうしょ方針ほうしんくつがえすことはできず、なみだわかれとなりました。
 のこりの1業者ぎょうしゃ人工じんこう呼吸こきゅう装着そうちゃくしゃ吸引きゅういんおこな数少かずすくない事業じぎょうしょでしたが、それだけに重度じゅうど障害しょうがい利用りようしゃあつまってしまい、長時間ちょうじかん滞在たいざい介護かいごをおねがいできる余裕よゆうはありませんでした。
 ケアマネージャーと一緒いっしょ都内とない近隣きんりんけんいたるまで80ヶ所かしょ事業じぎょうしょわせてくれたのは撤退てったいした事業じぎょうしょほうでした。介護かいご提供ていきょうする立場たちば人間にんげんとして、撤退てったいすることに責任せきにんかんじ、わたし生活せいかつをとてもあんじての行動こうどうだったといまでも感謝かんしゃしています。
 しかし医療いりょうケアを必要ひつようとする独居どっきょしゃけてくれるところはなく、のこったひとつの事業じぎょうしょの2めいのヘルパーで1にち12あいだ長時間ちょうじかん介護かいごをまかなうため、夜勤やきんけですべみのように交代こうたいするまで「うごかずにじっとて」というような危険きけんけのようなしん生活せいかつはじまりました。
 もしどちらかが体調たいちょうくずしたりした場合ばあい、2〜3にちまったく訪問ほうもんがないこともありうるのです。
 綱渡つなわたりの日々ひびつづけながら、心身しんしんけずるようにサポートしてくれるヘルパーと自分じぶんいのち、そしておなじような状況じょうきょうひとたちをたすけたい、まもりたいとのおもいを共有きょうゆうした賛同さんどうしゃとNPO法人ほうじん設立せつりつしました。
 結局けっきょく介護かいご事業じぎょうしょげて移行いこうするまでの1ねんちかく、3めいのヘルパーのみで生活せいかつできたのは、彼女かのじょたちの責任せきにんかん体力たいりょくと、すこしのうんつよさだったのかもしれません。

 患者かんじゃであり、介護かいご提供ていきょうするがわにもなり、どちらの都合つごう理解りかいできる立場たちばで、重度じゅうど障害しょうがいしゃ積極せっきょくてき支援しえんする介護かいご事業じぎょうしょでありたいと奮闘ふんとうしています。
  そして開設かいせつだいいちごう利用りようしゃおなじALS患者かんじゃ岡部おかべさん(へんちゅう:この記事きじのち寄稿きこうあり)でした。やはり色々いろいろ事情じじょうから家族かぞくではなく他人たにん介護かいご希望きぼうされ、おなじマンションのべつ部屋へやかたち独居どっきょされていました。
 呼吸こきゅう機能きのう低下ていかして危険きけん時期じきなのに充分じゅうぶん介護かいご時間じかん支給しきゅうられず、懸命けんめい自治体じちたい交渉こうしょうかさね「24あいだ介護かいご保障ほしょうされないのなら呼吸こきゅうはつけずにます」と宣言せんげんされていました。
 2ねんまえにおいしてからあにしたい、「絶対ぜったいなせない」としかけてはきてしいとおねがいしました。んではいけない部分ぶぶんかもしれませんが、同病どうびょうだからこそえたお節介せっかいです。
 しかし自治体じちたいうごきは非常ひじょうにぶく、岡部おかべさんの病状びょうじょう進行しんこうにはとてもいつけないまま気管きかん切開せっかい呼吸こきゅう装着そうちゃくときむかえてしまいました。 「呼吸こきゅうがついたら24あいだ介護かいごみとめますから」 なんてあま言葉ことばなんきましたが現実げんじつ呼吸こきゅう装着そうちゃく在宅ざいたく療養りょうよう生活せいかつはいられたいまも24あいだにはとおく、多額たがく自費じひ負担ふたんいられています。
 先日せんじつもALS患者かんじゃ新規しんき利用りようしゃのカンファレンスのさいに、福祉ふくしほう介護かいご給付きゅうふ時間じかん上限じょうげんをたずねてみました。 「うちは独居どっきょでも17あいだです」と簡単かんたんこたえられました。
 いちばん平等びょうどうでなければならないいのちかかわるおおきな問題もんだいなのに、そんな意識いしきはまったくないような、自信じしんちたまよいのない返答へんとうでした。地域ちいき自治体じちたいによりいのちおもみにをつけているような現実げんじつそこれない恐怖きょうふかんじています。
 もしも事業じぎょう仕分しわけで重度じゅうど障害しょうがいしゃいのちつな予算よさん議題ぎだいになった場合ばあい、いったいどんな言葉ことば表現ひょうげんされるのでしょう。「いのち削減さくげん見直みなおしてください」でしょうか。 そうでないことをしんじて活動かつどうしていきたいとおもっています。

若林わかばやしさんのNPOが介護かいご支援しえんしている、東京とうきょう江東こうとうのALS当事とうじしゃ岡部おかべひろしせいさんの寄稿きこうぶん

 発症はっしょうからやくねん、2009ねんがつ気管きかん切開せっかいしたばかりのALS患者かんじゃです。 気管きかん切開せっかいをするかどうかながまよいましたが、きるとめてもそれはきたいということであり、きられるかどうかはクリアしなければならない、おおきな課題かだいがあります。
 江東こうとう一人ひとりまいで、つまおなじマンションのべつかいはは同居どうきょしています。わたし場合ばあい介護かいごをしてくれる家族かぞくつまいちにんであり、そのつま大病たいびょうをしてったはは介護かいご生計せいけいてるためにフルタイムではたらくという状態じょうたいで、とても気管きかん切開せっかいした患者かんじゃ介護かいごできるものではありません。そこでどうしても介護かいご人手ひとで必要ひつようでした。
 行政ぎょうせいとは発病はつびょう当時とうじからとく交渉こうしょうすることもなく認定にんていけ、介護かいご保険ほけん利用りようしていました。昨年さくねん障害しょうがい移動いどう支援しえんもうたところ、当時とうじ介護かいご保険ほけんよう介護かいご3でしたので、よう介護かいご5で保険ほけん使つからなければ障害しょうがい支援しえん給付きゅうふ無理むりわれました。  いろいろ調しらべて、納得なっとくができなかったので、厚生こうせい労働省ろうどうしょう通達つうたつ添付てんぷして担当たんとう署長しょちょうあて文書ぶんしょもうたところ、区内くないあたらしい移動いどう支援しえん制度せいど創設そうせつされ、障害しょうがいしゃひとたちと一緒いっしょ活用かつようできるようになりました。それを障害しょうがい福祉ふくし担当たんとうしゃとよくはなしができるようになり、病気びょうき進行しんこうわせて障害しょうがい支援しえん給付きゅうふもスムーズにすすみましたが、障害しょうがい支援しえん前例ぜんれいつきに280あいだで、それをえた給付きゅうふ審査しんさかいなんとおらず担当たんとう部署ぶしょとの協議きょうぎながくかかりました。
 そうしているあいだにも進行しんこうまることなく、なん救急きゅうきゅうしゃぼうかとおもったことがあります。実際じっさい救急きゅうきゅうしゃるわずか2週間しゅうかんまえにようやく過去かこ条件じょうけんにかかわらず、支援しえん給付きゅうふ決定けっていがなされました。これは個人こじんてき事情じじょうとしてもたいへんありがたいことですが、自分じぶんきていく目的もくてきとも合致がっちしているので、とてもうれしいことです。
 現在げんざい気管きかん切開せっかい呼吸こきゅう在宅ざいたく生活せいかつけてさらなる交渉こうしょう結果けっか支援しえんつきに559あいだになりましたが、看護かんご介護かいごで1にち24あいだをカバーできないため4あいだ程度ていど自費じひ負担ふたん発生はっせいしています。 ALSは気管きかん切開せっかいをせずにくなるひとほうおおいのですが、そのなかには家族かぞく介護かいご負担ふたんかんがえ、きることをあきらめるひともいます。すこしでもこの現状げんじょうわってしいとねがうばかりです。
 もうひとつのおおきな課題かだいである介護かいごしゃ確保かくほについても都心としんにもかかわらずとても困難こんなんで、とく夜勤やきんをしてくれるほうさがすことができませんでした。それをすくってくれたのがライフリンク東京とうきょうでした。遠距離えんきょりなので負担ふたんおおいことがとてもになりますが、介護かいごをしてもらえるうえに、自分じぶんとおしてあたらしくALS患者かんじゃのケアができるようになっていくわかいヘルパーさんとともごせるよろこびもあたえてくれました。このようなひとえてくれることが、わたしきることの目的もくてきのひとつなので本当ほんとう感謝かんしゃしています。
 これからも介護かいごしゃささえがますます必要ひつようとなりますし、つま負担ふたんえていくこととおもうので不安ふあんなやみはきませんが、すこしでもどう病者びょうしゃやくてるように身体しんたいとはぎゃく成長せいちょうしていければとおもいます。



政府せいふさわがいしゃ制度せいど改革かいかく推進すいしん会議かいぎはじまる

 先月せんげつごうでもおつたえしましたが、民主党みんしゅとうのマニフェストにしたがって政府せいふ推進すいしん会議かいぎはじまりました。なお、名称めいしょう推進すいしん委員いいんかいから推進すいしん会議かいぎわりました。
 また、事務じむきょく内閣ないかくには参与さんよとしてDPIとJILの役員やくいんもしているひがしはいり、ひがし推進すいしん会議かいぎ事務じむかたのトップになります。このほか会議かいぎ構成こうせいいんにも当会とうかい情報じょうほう提供ていきょうしている関係かんけい団体だんたい複数ふくすうはいっています。
 この会議かいぎでは障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほう廃止はいし次回じかいそう選挙せんきょまでにあたらしい総合そうごう福祉ふくしほうつく役割やくわりふくまれています。
 会議かいぎつきに2〜3かいで1かい時間じかん以上いじょうと、ハイペースで開催かいさいされていく予定よていです。まず2がつ障害しょうがいしゃ基本きほんほうから議論ぎろんはじまり、そのあと、順番じゅんばんまっていませんが、差別さべつ禁止きんしほう虐待ぎゃくたい防止ぼうしほう自立じりつ支援しえんほう教育きょういく雇用こよう交通こうつう情報じょうほうアクセス・所得しょとく保障ほしょうなどがじゅん議論ぎろんされていく予定よていです。今年ことしなつまでに中間ちゅうかんまとめをし、閣議かくぎでその内容ないよう決定けっていすることで、かく省庁しょうちょう拘束こうそくする会議かいぎになります。予定よていでは、中間なかままとめののち専門せんもん部会ぶかいをいくつかつくり、そのなかでより専門せんもんてき検討けんとうおこなっていく予定よていです。

自立じりつ支援しえんほう廃止はいし新法しんぽう今後こんご予定よてい

 自立じりつ支援しえんほうわるあたらしい総合そうごう福祉ふくしほうつくるスケジュールとしては、以下いかのように予想よそうされています。まず、次回じかい衆議院しゅうぎいん選挙せんきょまでに3ねんはんありますが、それまでにあたらしい法律ほうりつ国会こっかい成立せいりつさせ、施行しこうませないと選挙せんきょでのメリットがないので、新法しんぽう施行しこう次回じかい衆議院しゅうぎいん選挙せんきょとし(2013ねん)の4がつ(かおそくても7がつ)となる可能かのうせいたかいとおもわれます。そのためには、法律ほうりつはそのとしの1がつからの国会こっかい提出ていしゅつ必要ひつようです。これにあいだわせるには、2012ねんあきには制度せいど内容ないようをほぼ完成かんせいさせておかねばなりません。一方いっぽうあたらしい制度せいどつくるには、いろいろな障害しょうがいしゃ本人ほんにん団体だんたい状況じょうきょうおうじて意見いけんきつつあん訂正ていせいしていくことをなんかさねないといい制度せいどになりません。予算よさん確保かくほできない場合ばあいは、だいあんではなくだいあん検討けんとうせざるをなくなるなどといったことも、かく分野ぶんや発生はっせいするでしょう。この議論ぎろん期間きかんは1ねんではみじかく、最低さいていねんはんはかかります。(障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほうではこの期間きかんきわめてみじかくし、障害しょうがいしゃ団体だんたいはなしをあまりかずにほう改正かいせいしたため、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーなどの問題もんだいにも対策たいさくがとれずに、批判ひはん相次あいついだ)。  

 推進すいしん会議かいぎは、まずは障害しょうがいしゃ基本きほんほう改正かいせいから議論ぎろんがスタートします。たとえば、障害しょうがいしゃ介護かいご行政ぎょうせい責任せきにんであることのだい原則げんそくや、施設しせつではなく地域ちいき自立じりつした生活せいかつができることをだい原則げんそくにするなど、基本きほんほうでも議論ぎろんになるとおもわれます。今後こんご推進すいしん会議かいぎ様子ようす掲載けいさいしていきます。ぜひ、最新さいしん情報じょうほう把握はあくして制度せいど改正かいせい議論ぎろんくわわってください。また、推進すいしん会議かいぎ今後こんご準備じゅんびができ次第しだい、ネット配信はいしんおこなわれる予定よていです。
 だいかい会議かいぎ議事ぎじろく以下いか掲載けいさいします。注目ちゅうもくてんとして今後こんごすすかたあんとしてひがし提出ていしゅつ資料しりょう参照さんしょうください(下記かきHPの1ばん資料しりょう)。自立じりつ支援しえんほう裁判さいばんでの厚生こうせい労働省ろうどうしょうとの合意ごうい文書ぶんしょ注目ちゅうもくです(5ページさき解説かいせつ記事きじ)。

だいかい推進すいしん会議かいぎ傍聴ぼうちょうメモ(JIL作成さくせい傍聴ぼうちょう記録きろくから抜粋ばっすい
※このメモは傍聴ぼうちょうしゃ速記そっきメモです。正式せいしき議事ぎじろくではありません。会場かいじょう音声おんせいがききとれなかった部分ぶぶんや、発言はつげんしゃ趣旨しゅしことなる部分ぶぶんもあります。あつかいにはご留意りゅういください。
当日とうじつ資料しりょう内閣ないかくさわがいしゃ制度せいど改革かいかく推進すいしん会議かいぎHPに掲載けいさいされています。 http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_1/index.html

日時にちじ平成へいせい22ねん1がつ12にち)13:00〜15:00
場所ばしょ中央ちゅうおう合同庁舎ごうどうちょうしゃだい4号館ごうかん12かい 共用きょうよう1208特別とくべつ会議かいぎしつ
議題ぎだい:(1)推進すいしん会議かいぎ運営うんえいについて
   (2)今後こんごすすかたについて
   (3)その

1.構成こうせいいん紹介しょうかい (*)…欠席けっせき
 大久保おおくぼ 常明つねあき ぶく全日本ぜんにほんしゅをつなぐ育成いくせいかい常務じょうむ理事りじ
 大谷おおや 恭子きょうこ  弁護士べんごし
 大濱おおはま しん   しゃ全国ぜんこく脊髄せきずい損傷そんしょうしゃ連合れんごうかいふく理事りじちょう
 小川おがわ 榮一えいいち  日本にっぽん障害しょうがいフォーラム代表だいひょう
 尾上おがみ 浩二こうじ  NPO)DPI日本にっぽん会議かいぎ事務じむ局長きょくちょう
 勝又かつまた 幸子さちこ  国立こくりつ社会しゃかい保障ほしょう人口じんこう問題もんだい研究所けんきゅうじょ情報じょうほう調査ちょうさ分析ぶんせき部長ぶちょう
 門川かどがわしん一郎いちろう  ぶく全国ぜんこくめくらろうしゃ協会きょうかい評議ひょうぎいん
 かわ 洋子ようこ NPO)全国ぜんこく精神せいしん保健ほけん福祉ふくしかい連合れんごうかい理事りじちょう
 北野きたの 誠一せいいち  NPO)おおさか地域ちいき生活せいかつ支援しえんネットワーク理事りじちょう
 清原きよはら 慶子けいこ  三鷹みたか市長しちょう
 佐藤さとう 久夫ひさお  日本社会事業大学にほんしゃかいじぎょうだいがく教授きょうじゅ
 新谷しんたに ともりょう  しゃ全日本ぜんにほんなん聴者ちょうしゃ中途ちゅうとしつ聴者ちょうしゃ団体だんたい連合れんごうかい常務じょうむ理事りじ
 関口せきぐち 明彦あきひこ  全国ぜんこく精神病せいしんびょうしゃ集団しゅうだん運営うんえい委員いいん
 竹下たけした 義樹よしき  ぶく日本にっぽん盲人もうじんかい連合れんごうふく会長かいちょう
 土本どもと 秋夫あきお  ピープルファースト北海道ほっかいどう会長かいちょう
 堂本どうもと 暁子あきこ  ぜん千葉ちば県知事けんちじ
 中島なかじま 圭子けいこ  日本にっぽん労働ろうどう組合くみあいそう連合れんごうかい総合そうごう政策せいさく局長きょくちょう
*中西なかにし 由起子ゆきこ アジア・ディスアビリティ・インスティテート代表だいひょう
 長瀬ながせ おさむ  東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいんとくにんじゅん教授きょうじゅ
 久松ひさまつ さん  ざい全日本ぜんにほんろうあ連盟れんめい常任じょうにん理事りじ事務じむ局長きょくちょう
 藤井ふじい 克徳かつのり  日本にっぽん障害しょうがいフォーラム幹事かんじかい議長ぎちょう日本にっぽん障害しょうがいしゃ協議きょうぎかい常務じょうむ理事りじ
*松井まつい 亮輔りょうすけ  法政大学ほうせいだいがく教授きょうじゅ
 もり 祐司ゆうじ  ぶく日本にっぽん身体しんたい障害しょうがいしゃ団体だんたい連合れんごうかい常務じょうむ理事りじ事務じむ局長きょくちょう
 山崎やまざき こう  神奈川大学かながわだいがく教授きょうじゅ
 オブザーバー 遠藤えんどう 和夫かずお 日本にっぽん経済けいざい団体だんたい連合れんごうかい労働ろうどう政策せいさく本部ほんぶ主幹しゅかん

2.内閣ないかく特命とくめい担当たんとう大臣だいじん挨拶あいさつ
福島ふくしま内閣ないかく特命とくめい担当たんとう大臣だいじん
りゃく総理そうりからのつよ指示しじで12月15にちだいいちかいさわがいしゃ制度せいど改革かいかく推進すいしん本部ほんぶ開催かいさい内閣ないかく総理そうり大臣だいじん本部ほんぶちょうとし、すべての国務大臣こくむだいじん構成こうせい
法律ほうりつによる設置せっちをまたずにスタート、条約じょうやく批准ひじゅんにむけて具体ぐたいてき着手ちゃくしゅできる体制たいせいができた。 制度せいど改革かいかく推進すいしん会議かいぎは、集中しゅうちゅうてき審議しんぎをするエンジン
当事とうじしゃ、あるいは家族かぞくおおはいっている。「わたしたちきにめるな」を実現じつげんしていきたい。
実施じっしじょうきょう監視かんし差別さべつ禁止きんしほう制定せいてい視野しやにいれる。教育きょういく雇用こよう分野ぶんやはないもしていく。なつまでには一定いっていのとりまとめをおこない、閣議かくぎ決定けっていをし、かく政策せいさく見直みなおしをする。 改革かいかく推進すいしん法案ほうあんあつかいについても、検討けんとうする。
会議かいぎでは、障害しょうがいしゃ権利けんり条約じょうやく締結ていけつにむけて、
障害しょうがいしゃ基本きほんほう抜本ばっぽんてき改正かいせい
・(かり障害しょうがいしゃ総合そうごう福祉ふくしほう制定せいてい
障害しょうがいしゃ差別さべつ禁止きんし法制ほうせいのありかた を。
1がつ7にちには、障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほう訴訟そしょう原告げんこくだんと、厚生こうせい労働省ろうどうしょうとの基本きほん合意ごういわされた。この推進すいしん会議かいぎがあることも理由りゆうなので、しっかりはなってほしい。 2010ねん、あのときから障害しょうがいしゃ施策しさくわったと、みんなでつくっていきたいので、活発かっぱつ議論ぎろんを。ご尽力じんりょくをおねがいします。

3.厚生こうせい労働ろうどう政務せいむかん発言はつげん
山井やまい厚生あつお労働ろうどう政務せいむかん 基本きほん合意ごうい報告ほうこく。12月からはない、1がつ7にち基本きほん合意ごうい
らしやすい社会しゃかいをつくるために、あらそうのではなく、この推進すいしん会議かいぎ一緒いっしょにつくっていく。

基本きほん合意ごういさいちょうつまあつろう大臣だいじん発言はつげん
支援しえんほう十分じゅうぶん実態じったい調査ちょうさなく、拙速せっそく施行しこう応益おうえき負担ふたん導入どうにゅうとう障害しょうがいしゃ家族かぞく関係かんけいしゃ多大ただい混乱こんらん生活せいかつへの悪影響あくえいきょうまねき、障害しょうがいしゃ人間にんげんとしての尊厳そんげんふかきずつけたことにたいし、反省はんせい表明ひょうめいする。
あらたな総合そうごうてき福祉ふくし制度せいど制定せいていにあたって、反省はんせいをもとに推進すいしん本部ほんぶ障害しょうがいしゃ参画さんかくした十分じゅうぶん議論ぎろんおこなう。
応益おうえき負担ふたんについて、平成へいせい22ねん4がつからてい所得しょとく市町しちょう村民そんみんぜい非課税ひかぜい)の障害しょうがいしゃおよ障害しょうがい保護ほごしゃにつき、障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんほうおよ児童じどう福祉ふくしほうによる障害しょうがい福祉ふくしサービスおよ装具そうぐかか利用りようしゃ負担ふたん無料むりょうとする。

政権せいけん交代こうたいのポイント。
政党せいとうをこえて、障害しょうがいのあるひとささえていくのが政治せいじなのにできてなかったことが、交代こうたいがねになったのではないか。
この会議かいぎはいりたかったすうひゃくまん障害しょうがいしゃ代弁だいべんをおねがいします。
また、これまでの制度せいどとうと犠牲ぎせいをだした反省はんせいから。 財源ざいげん確保かくほのために、国民こくみん全体ぜんたい理解りかいひろがっていくようなオープンな議論ぎろんがされたらいい。
厚生こうせい労働省ろうどうしょう全面ぜんめんてき協力きょうりょくし、ともにやっていきたい。

4.議長ぎちょう互選ごせん省略しょうりゃく
5.議長ぎちょう挨拶あいさつ委員いいん自己じこ紹介しょうかいりゃく
6.議事ぎじ
推進すいしん会議かいぎ運営うんえいについて 資料しりょう

中略ちゅうりゃく


今後こんごすすかたについて
ひがし内閣ないかく参与さんよ
当面とうめん5ねん改革かいかく期間きかんとする。権利けんり条約じょうやく批准ひじゅんかんがえると、3ねん目処めど精力せいりょくてきにすすめていきたい。ぜん行程こうていひょうはできてないが、会議かいぎなかで、なつまでに改革かいかく骨子こっし基本きほん方針ほうしんをまとめて本部ほんぶにあげたい。
次回じかいからなにをするか。
たたきだい資料しりょうとして、大枠おおわく論点ろんてんをかいている。基本きほんほう差別さべつ禁止きんしほう虐待ぎゃくたい防止ぼうしほう自立じりつ支援しえんほう総合そうごう福祉ふくしサービスほう教育きょういく雇用こよう交通こうつう情報じょうほうアクセス、精神せいしん医療いりょう所得しょとく保障ほしょう福祉ふくし経済けいざい予算よさん確保かくほ障害しょうがい表記ひょうき分野ぶんやごとに、論点ろんてんが100くらいある。
いてある論点ろんてんは、たたきだい。もれている論点ろんてんがあれば議題ぎだいにしていきたい。
大枠おおわく議論ぎろんしたことをかく部会ぶかい議論ぎろんしていく。ぜん部会ぶかい同時どうじ進行しんこう実際じっさいむずかしいので、選択せんたく必要ひつよう
なつまでに議論ぎろんし、省庁しょうちょうのヒアリングを実施じっしする。会議かいぎつき2かい、1かい4あいだ
次回じかい、2がつ2にちには障害しょうがいしゃ福祉ふくしほうについて議論ぎろんする。どれくらいの時間じかんがかかるかなど、試験しけんてき実施じっししたい。
大枠おおわくについての論点ろんてんを、文書ぶんしょ提出ていしゅつしてほしい。1月22にちかね)までに意見いけん提出ていしゅつを。方法ほうほうについては、って通知つうちする。

山崎やまざき
部会ぶかいについて。次回じかい提案ていあんがでるのか?
ひがし
どのような部会ぶかい設定せっていするか、会議かいぎをすすめないとわからないとおもっている。なつをめどに。
関口せきぐち
なつまでにしてある論点ろんてん最後さいごまでやるってこと?
ひがし
基本きほんてきにそう。
関口せきぐち
最初さいしょにもらった資料しりょう6の論点ろんてん条約じょうやくらしわせたもの、違和感いわかんがあった。
条約じょうやく準拠じゅんきょしたものとかんがえてよいか?
ひがし
資料しりょう6は、説明せつめい資料しりょう理解りかいを。
尾上おがみ
次回じかい資料しりょうについて、おねがいを。推進すいしん本部ほんぶ推進すいしん会議かいぎができた背景はいけいは、民主党みんしゅとう野党やとう時代じだいの17項目こうもく関連かんれんしてくるとおもうので、対照たいしょうひょう確認かくにんできるようにしてほしい。
また、障害しょうがいしゃ権利けんり条約じょうやく論点ろんてん整理せいりとしては、JDFは日本にっぽん政府せいふと9かいにわたって意見いけん交換こうかんしてきた。そのときの意見いけんしょ基本きほんほう改正かいせいあん資料しりょうとしてほしい。論点ろんてんのふりかえりをできるように。
ひがし
たたきだいは、17項目こうもく対応たいおう関係かんけいはないが、法律ほうりつとしむことをかんがえると、既存きそん法律ほうりつをベースにわりふったほうがわかりやすいかと、17項目こうもく考慮こうりょしてつくった。
尾上おがみ
事前じぜん資料しりょうでは17項目こうもくとの関連かんれんせいがみえなかった。
ひがし
資料しりょう6は、論点ろんてんではなく、基本きほんほうとの関係かんけい説明せつめい資料しりょう今日きょうのたたきだいをベースに議論ぎろんをすすめたい。委員いいんはJDF加盟かめい団体だんたいばかりではない、これまでのJDFの活動かつどう当然とうぜん前提ぜんていとするのではなく、JDFからまとめた資料しりょうをだしていただければ。
りゃく
大濱おおはま
来年度らいねんど予算よさん反映はんえいされるのか、谷間たにま問題もんだいなど。
ひがし
緊急きんきゅうてき対応たいおうしなくてはならないものもある。あらたなほう制度せいどをどうつくっていくか、と、現状げんじょうをできるだけ目指めざ方向ほうこうちかづける、と両方りょうほうある。どの時期じきなに議論ぎろんするかは、論点ろんてんひょうにはだしてない。提案ていあんがあればだしてほしい。
一応いちおう予算よさん要求ようきゅうまえまでに意見いけんをとりまとめたい。
藤井ふじい
自立じりつ支援しえんほう基本きほん合意ごうい谷間たにま自立じりつ支援しえん医療いりょう。この基本きほんてき論点ろんてんと、緊急きんきゅう課題かだい、ダブルトラックですすめたほうがいい。ひがしさんの意見いけん支持しじする。
ひがし
基本きほん合意ごういは、厚労省こうろうしょう弁護べんごだん当面とうめんは、厚労省こうろうしょうがどう対応たいおうするか、という問題もんだいとともに、どう推進すいしん会議かいぎ検討けんとうするか。
大久保おおくぼ
制度せいど改革かいかく推進すいしん法案ほうあん審議しんぎかいちゅうさわきょう整理せいり、とりあつかいはどうかんがえている。
ひがし
基本きほんほうにもとづくなかさわきょうと、この会議かいぎ議論ぎろん整理せいり必要ひつよう改革かいかく方向ほうこうせいについて。次回じかいはなしとダブる、基本きほんほうともダブる。そういう前提ぜんてい条件じょうけんで、推進すいしん会議かいぎ意義いぎをどう評価ひょうかするか。これも検討けんとうすすめながら、並行へいこうしながらかんがえていくしかない。


重要じゅうよう部分ぶぶんのみ抜粋ばっすいしました。内閣ないかくHP掲載けいさい当日とうじつ配布はいふ資料しりょうながらおみください)

 



自立じりつ支援しえんほう訴訟そしょう原告げんこくだん厚労省こうろうしょう基本きほん合意ごうい

 2008ねん10がつから自立じりつ支援しえんほう違憲いけん訴訟そしょう全国ぜんこく規模きぼ展開てんかいされていましたが、今年ことしがつにち訴訟そしょうだん厚労省こうろうしょうあいだ和解わかい成立せいりつし、基本きほん合意ごういむすばれました。
  違憲いけん訴訟そしょうではおも応益おうえき負担ふたん問題もんだいげられていましたが、今回こんかい基本きほん合意ごういでは、もうすこひろ範囲はんいのテーマがあつかわれています。

厚労省こうろうしょうとのあいだ合意ごういされた事項じこうおもなもの)としては、

  • 2013ねんまでに自立じりつ支援しえんほう廃止はいししてあたらしい総合そうごうてき福祉ふくし法制ほうせい実施じっしする。
  • 2010ねん今年ことし)4がつから、障害しょうがい福祉ふくしサービスと装具そうぐについて、市町しちょう村民そんみんぜい非課税ひかぜい障害しょうがいしゃ利用りようしゃ負担ふたん無料むりょうにする。
  • 自立じりつ支援しえん医療いりょうについて、市町しちょう村民そんみんぜい非課税ひかぜい障害しょうがいしゃ利用りようしゃ負担ふたん無料むりょうさい優先ゆうせん課題かだいとする。

などがげられています。

また、厚労省こうろうしょう検討けんとう約束やくそくした事項じこうひとつとして「支給しきゅう決定けっていのありかた」がげられています。これについては、合意ごうい事項じこうとはべつ原告げんこくだんからの指摘してき事項じこうのでも以下いかのようにれられています。

  • どんなにおも障害しょうがいっていても障害しょうがいしゃ安心あんしんしてらせる支給しきゅうりょう保障ほしょうして個々ここ支援しえん必要ひつようせいそくした決定けっていがなされるように、支給しきゅう決定けってい過程かてい障害しょうがいしゃ参画さんかくする協議きょうぎ設置せっちするなど、その意向いこう十分じゅうぶん反映はんえいされる制度せいどとすること
  • 国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん制度せいど障害しょうがい程度ていど区分くぶん制度せいど廃止はいしふくめた抜本ばっぽんてき検討けんとう
  • 介護かいご保険ほけん優先ゆうせん適用てきようから障害しょうがい特性とくせい配慮はいりょした選択せんたくせいへの移行いこう

これに関連かんれんして、推進すいしん会議かいぎだいかい会合かいごう藤井ふじいふく議長ぎちょう(JDF幹事かんじかい議長ぎちょう、JD常務じょうむ理事りじ、きょうされん常務じょうむ理事りじ)が、推進すいしん会議かいぎ制度せいど改革かいかく検討けんとうするにあたっての理念りねんとして、障害しょうがいしゃ権利けんり条約じょうやくならんで、この基本きほん合意ごういげています。その意味いみでもおおいに注目ちゅうもくする必要ひつようがあります。



全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかいのご案内あんない

介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく保障ほしょう協会きょうかいから名称めいしょう変更へんこうしました)略称りゃくしょう広域こういき協会きょうかい
フリーダイヤル  0120−66−0009
フリーダイヤル 

2009ねんがつより重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご給与きゅうよに12%加算かさん手当てあて開始かいし条件じょうけんあり)
区分くぶん6むけ時給じきゅう1250えんほうは、加算かさんがつくと、+150えん時給じきゅう1400えんに。)

自分じぶん介助かいじょしゃ登録とうろくヘルパーにでき自分じぶん介助かいじょ専用せんよう使つかえます
対象たいしょう地域ちいき:47都道府県とどうふけん全域ぜんいき

介助かいじょしゃ登録とうろくさき事業じぎょうしょのみつからないほう相談そうだんください。いろいろな問題もんだい解決かいけつします。

 全身ぜんしんせい障害しょうがいしゃ介護かいごじん派遣はけん事業じぎょう自薦じせん登録とうろくヘルパーとおなじような登録とうろくのみのシステムを支援しえんヘルパー利用りようしゃ介護かいご保険ほけんヘルパー利用りようしゃむけに提供ていきょうしています。自分じぶん確保かくほした介助かいじょしゃ自分じぶん専用せんよう制度せいどじょうのヘルパー(自薦じせん登録とうろくヘルパー)として利用りようできます。介助かいじょしゃ人選じんせん介助かいじょ時間じかんたい自分じぶんめることができます。全国ぜんこくのホームヘルプ指定してい事業じぎょうしゃ運営うんえいする障害しょうがいしゃ団体だんたい提携ていけいし、全国ぜんこくでヘルパーの登録とうろくができるシステムを整備せいびしました。介助かいじょしゃ時給じきゅう求人きゅうじんしてひとあつまる金額きんがくにアップする個別こべつ相談そうだんシステムもあります。

利用りよう方法ほうほう
 広域こういき協会きょうかい 東京とうきょう本部ほんぶFAXふぁっくす郵送ゆうそう介助かいじょしゃ利用りようしゃ登録とうろくをすれば、翌日よくじつから障害しょうがい介護かいご保険ほけん自薦じせん介助かいじょサービスが利用りよう可能かのうです。東京とうきょう本部ほんぶからかくけん指定してい事業じぎょうしゃ業務ぎょうむ委託いたくおこないヘルパー制度せいど手続てつづきをります。各地かくち団体だんたいまりや給与きゅうよ体系たいけいとは関係かんけいなしに、広域こういき協会きょうかいせんもん条件じょうけんでまとめて委託いたくするかたちになりますので、すべての契約けいやく条件じょうけん広域こういき協会きょうかい本部ほんぶ利用りようしゃあいだ利用りようしゃこまらないようにはなってめます。ですから、わせ・もうみは東京とうきょう本部ほんぶ0120−66−0009におかけください。 介助かいじょしゃへの給与きゅうよ身体しんたい介護かいごがた時給じきゅう1500えん(1.5あいだ以降いこうは1200えん)(東京とうきょう周辺しゅうへんけん時給じきゅう1900えん。1.5あいだ以降いこうは1300えん)、家事かじがた1000えん重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご区分くぶんにより時給じきゅう1100(区分くぶん以下いか)・1250えん区分くぶん6)・1450えんさい重度じゅうど)が基本きほんですが、長時間ちょうじかん利用りよう場合ばあい求人きゅうじん広告こうこくして(広告こうこく費用ひよう助成じょせいあり)にん確保かくほできる水準すいじゅんになるよう時給じきゅうアップの相談そうだんります。(なお、2009ねんがつより重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごのヘルパーには12%の手当てあてを加算かさんします。(手当てあては、厚生こうせい年金ねんきんれない短時間たんじかんほうのみ。また、契約けいやく時間じかん120あいだ未満みまん利用りようしゃ介護かいごしゃ加算かさんがつきません)。介助かいじょしゃは1〜3きゅうヘルパー、介護かいご福祉ふくし看護かんご重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう修了しゅうりょうしゃなどのいずれかのほうである必要ひつようがあります。(3きゅう障害しょうがい制度せいどのみ。介護かいご保険ほけんにはれません)。重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、障害しょうがいしゃ新規しんき資格しかくしゃ求人きゅうじん広告こうこくとうして確保かくほし、2にちで20あいだ研修けんしゅう受講じゅこうしてもらえば介護かいごれます。

くわしくはホームページもごらんください http://www.kaigoseido.net/2.htm

2009ねん10がつよりさらに大幅おおはば時給じきゅうアップ(東京とうきょうブロックほか)

 

 補正ほせい予算よさんによる基金ききん事業じぎょう財源ざいげんに、2009ねん10がつより臨時りんじ手当てあてがつきます。各地かくちがくちがいますが、広域こういき協会きょうかい東京とうきょうブロック(東京とうきょう千葉ちばけん西部せいぶ埼玉さいたまけん南部なんぶ神奈川かながわけん北部ほくぶ山梨やまなしけん東部とうぶ)では、以下いかのように臨時りんじ手当てあてにより時給じきゅうがアップします。

<09ねん10がつ以降いこう時給じきゅう体系たいけい>(東京とうきょうブロック(東京とうきょう千葉ちばけん西部せいぶ埼玉さいたまけん南部なんぶ神奈川かながわけん北部ほくぶ山梨やまなしけん東部とうぶ))

重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごさい重度じゅうど 1830えん基本給きほんきゅう1450えん+保険ほけん手当てあて170えん(※2)+臨時りんじ手当てあて210えん
重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご区分くぶん6) 1610えん基本給きほんきゅう1250えん+保険ほけん手当てあて150えん(※2)+臨時りんじ手当てあて210えん
重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご区分くぶん以下いか 1440えん基本給きほんきゅう1100えん+保険ほけん手当てあて130えん(※2)+臨時りんじ手当てあて210えん
身体しんたい介護かいごがた(※1) 1.5hまで時給じきゅう2110えん基本給きほんきゅう1900えん+臨時りんじ手当てあて210えん
1.5h以降いこう時給じきゅう1510えん基本給きほんきゅう1300えん+臨時りんじ手当てあて210えん
家事かじ援助えんじょがた(※1) 時給じきゅう1210えん基本給きほんきゅう1000えん+臨時りんじ手当てあて210えん
介護かいご保険ほけん身体しんたい介護かいごがた(※1) 1.5hまで時給じきゅう2090えん基本給きほんきゅう1900えん+臨時りんじ手当てあて190えん
1.5h以降いこう1490えん(1300えん+臨時りんじ手当てあて190えん
介護かいご保険ほけん生活せいかつ援助えんじょがた(※1) 時給じきゅう1190えん基本給きほんきゅう1000えん+臨時りんじ手当てあて190えん

(※1)身体しんたい介護かいごがた3きゅうヘルパーやみなし資格しかくしゃはい場合ばあい時給じきゅうが70%(東京とうきょう地区ちく以外いがい場合ばあい1.5あいだまで1050えん、1.5あいだ以降いこう840えん)、家事かじ援助えんじょ生活せいかつ援助えんじょは90%(900えん)になります。

(※2)保険ほけん手当てあては、当会とうかい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごを120h以上いじょう利用りようしている利用りようしゃのヘルパーのうち、社会しゃかい保険ほけん加入かにゅうしゃたいして支給しきゅうされます。常勤じょうきんの4ぶんの3以上いじょう稼動かどうして社会しゃかい保険ほけん加入かにゅうした場合ばあい手当てあて支給しきゅうはありません

 

自薦じせん介助かいじょしゃにヘルパー研修けんしゅう実質じっしつ無料むりょうけていただけます
求人きゅうじん広告こうこく助成じょせい・フリーダイヤルでの求人きゅうじん電話でんわ受付うけつけ代行だいこうなども実施じっし

 全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい利用りようしゃ登録とうろく介助かいじょしゃけに重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう開催かいさいしています。東京とうきょう会場かいじょうでは、緊急きんきゅうには希望きぼうわせて365にち毎日まいにち開催かいさい可能かのうで、2日間にちかん受講じゅこう完了かんりょうです。(東京とうきょう隣接りんせつけん利用りようしゃは1にちのみの受講じゅこうでOK。のこりは利用りよう障害しょうがいしゃ自身じしん自宅じたく研修けんしゅう可能かのうのため)。障害しょうがい身体しんたい介護かいごれる3きゅうヘルパー通信つうしん研修けんしゅう開催かいさいしています。通信つうしん部分ぶぶん(2週間しゅうかん)は自宅じたく受講じゅこうでき、通学つうがく部分ぶぶん東京とうきょうなどで3日間にちかん受講じゅこう可能かのう。3きゅう受講じゅこう身体しんたい介護かいごはいることができます。3きゅう重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう受講じゅこう一定いってい時間じかん規定きていによる時間じかんすう介護かいごはいったのち研修けんしゅう参加さんか東京とうきょうまでの交通こうつう宿泊しゅくはく求人きゅうじん広告こうこく全額ぜんがく助成じょせいします。(3きゅう身体しんたい介護かいご時給じきゅう3わりげんのため、はたらきながら2きゅうをとればその費用ひよう助成じょせい対象たいしょうです)。求人きゅうじん広告こうこく助成じょせい・フリーダイヤル求人きゅうじん電話でんわ受付うけつけ代行だいこうかならひとやとえる効果こうかてき広告こうこく方法ほうほうのアドバイスなども実施じっし

このような仕組しくみをつく運営うんえいしています
仕組み図

問合といあわせは TEL 0120−66−0009(通話つうわりょう無料むりょう)へ。受付うけつけ10〜22 
みなさんへおねがい:この資料しりょうおおくのほうにおらせください。 介護かいご保険ほけんヘルパー広域こういき自薦じせん

登録とうろく保障ほしょう協会きょうかい 発起人ほっきにん都道府県とどうふけんじゅん敬称けいしょうりゃく、2000ねん4がつ時点じてん

名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
花田はなた貴博たかひろ (ベンチレーター使用しようしゃネットワーク)
篠田しのだ たかし 自立じりつ生活せいかつ支援しえんセンター新潟にいがた
三澤みさわ りょう (DPI日本にっぽん会議かいぎ
中西なかにし正司せいじ  (DPIアジア評議ひょうぎ委員いいん/全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
八柳やつやなぎ卓史たかし  ぜんさわ連関れんかんひがしブロック)
樋口ひぐち恵子けいこ  全国ぜんこく自立じりつ生活せいかつセンター協議きょうぎかい
佐々木ささき信行のぶゆき (ピープルファースト東京とうきょう
加藤かとうしん規子のりこ 精神せいしん障害しょうがいしゃピアサポートセンターこらーる・たいとう)
横山よこやま晃久あきひさ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/HANDS世田谷せたがや
えきとめ俊樹としき  (NPO自立じりつ生活せいかつ企画きかく/NPO自立じりつ福祉ふくしかい
川元かわもと恭子きょうこ  全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協議きょうぎかい/CIL小平こだいら
渡辺わたなべ正直まさなお  静岡しずおか市議しぎ)
名前なまえ 所属しょぞく団体だんたいとう
山田やまだ昭義あきよし  (DPI日本にっぽん会議かいぎ社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんAJU自立じりついえ
斎藤さいとうまこと 名古屋なごや市議しぎ共同きょうどうれん社会しゃかい福祉ふくしほうわっぱのかい
尾上おがみ浩二こうじ  障害しょうがいしゃ総合そうごう情報じょうほうネットワーク)
森本もりもと秀治しゅうじ  共同きょうどうれん
村田むらた敬吾けいご  自立じりつ生活せいかつセンターほくせつ24)
光岡みつおかかおるあきら  特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじんすてっぷ)
栗栖くりす豊樹とよき  (CILてごーす)
佐々ささ和信かずのぶ  香川かがわけんすじ萎縮いしゅくせい患者かんじゃすくかい)
藤田ふじためぐみこう  土佐とさ在宅ざいたく重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょうかんがえるかい
田上たうえささえろう  (NPO重度じゅうど障害しょうがいしゃ介護かいご保障ほしょう協会きょうかい

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい自薦じせん利用りようについてのQ&Aきゅーあんどえー 求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう助成じょせい・ヘルパー研修けんしゅう費用ひよう交通こうつう宿泊しゅくはく助成じょせい

 自薦じせんヘルパーの確保かくほは、みなさん、どうしているのでしょうか?
  知人ちじんなどにこえをかけるのでしょうか?

 おおくの障害しょうがいしゃは、求人きゅうじん広告こうこく使つかっています。おおいのはコンビニなどで無料むりょうえきやコンビニなどで配布はいふしているタウンワークなどです。掲載けいさいりょうは1週間しゅうかん掲載けいさいで1ばんちいさいわくで2〜3まんえんほどです。
  重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごは、かならず8あいだ程度ていど以上いじょう連続れんぞく勤務きんむにし、日給にっきゅうまんえん以上いじょう広告こうこく掲載けいさいします。資格しかく経験けいけんしゃ対象たいしょう広告こうこくします。
  全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいでは、求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう助成じょせいしています。(広告こうこく内容ないようのアドバイスを広域こういき協会きょうかいけ、OKがてから広告こうこく掲載けいさいした場合ばあいで、やとった介護かいごしゃ一定いってい時間じかん介護かいごはいったあとに全額ぜんがく助成じょせい長時間ちょうじかん連続れんぞく勤務きんむ体系たいけいめば、かならず介護かいごしゃ雇用こようできるようにアドバイスいたします。
  また、求人きゅうじん広告こうこく利用りようしゃ各自かくじ責任せきにんすものですが、わせ電話でんわはフリーダイヤル番号ばんごう貸付かしつけします。電話でんわ受付うけつけ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい代行だいこうします。   

  つぎに、すうにんすうじゅうにん面接めんせつし、採用さいようしゃめます。採用さいよう自分じぶんかんがかた生活せいかつのこと、介護かいご方法ほうほうなどをしっかりつたえ、教育きょういくします。
  そのつぎに、たとえば重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようしゃは、やとった介護かいごしゃ重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう(20あいだ)を受講じゅこうさせる必要ひつようがあるので、東京とうきょう本部ほんぶ東海とうかい関西かんさい西日本にしにほん関係かんけい団体だんたいなどで、重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご研修けんしゅう東京とうきょう受講じゅこう場合ばあいは2日間にちかん受講じゅこう完了かんりょう)を受講じゅこうさせます。
  全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいでは、研修けんしゅう受講じゅこうりょう交通こうつう宿泊しゅくはく助成じょせいしています(自薦じせんヘルパーが一定いってい期間きかん介護かいごはいったあとに、全額ぜんがく助成じょせいします。)
 (障害しょうがいのヘルパー制度せいど身体しんたい介護かいご利用りようしゃは、3きゅう研修けんしゅう受講じゅこうすることが必要ひつようで、2週間しゅうかん自宅じたく学習がくしゅうのあと2はくにち東京とうきょう西日本にしにほん受講じゅこう必要ひつようがあります。3きゅう時給じきゅうが3わりダウンです。はたらきながら2きゅう研修けんしゅう地元じもとなどで受講じゅこうします。3きゅうや2きゅう受講じゅこうりょう一定いってい期間きかんはたらいたあとに全額ぜんがく助成じょせいします)
 (介護かいご保険ほけん身体しんたい介護かいご利用りようしゃのヘルパーは、2きゅう受講じゅこうする必要ひつようがありますので、資格しかくしゃをいきなり雇用こようするのは困難こんなんです。2きゅう限定げんてい求人きゅうじんすしかありませんが、2きゅうっている労働ろうどう人口じんこう資格しかくしゃくらべてとてもすくないので、かなり給与きゅうよたかくないと、求人きゅうじんしてもひとあつまりにくいです。さい重度じゅうど場合ばあい介護かいご保険ほけんけていても、上乗うわのせして障害しょうがい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごなどを利用りようできますので、まずは障害しょうがい制度せいど部分ぶぶんのみで自薦じせんヘルパーを雇用こようして、はたらきながら2きゅうをとり、介護かいご保険ほけん自薦じせんにするという方法ほうほうがあります。この場合ばあいでも2きゅう受講じゅこうりょう一定いってい時間じかん助成じょせいします)

ヘルパーの保険ほけん保障ほしょう充実じゅうじつ

 全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい使つか障害しょうがいしゃ自薦じせんヘルパーの怪我けが物品ぶっぴん損傷そんしょうなどの保険ほけん保障ほしょうは?

 民間みんかん損害そんがい保険ほけんはいっているので、障害しょうがいしゃもの福祉ふくし機器ききこわしたり、外出がいしゅつ介護かいごさきくしたりしても、損害そんがい保険ほけん全額ぜんがく保障ほしょうされます。
 また、ヘルパーの怪我けが労災ろうさい保険ほけんで、治療ちりょうだい収入しゅうにゅう保障ほしょうられます。病気びょうき連続れんぞく4にち以上いじょうやすむと社会しゃかい保険ほけんから(常勤じょうきんの4ぶんの3以上いじょうひとかぎる)保障ほしょうされます。通院つういん入院にゅういんなどは民間みんかん損害そんがい保険ほけんからも給付きゅうふ場合ばあいがあります。

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい理念りねん

47都道府県とどうふけん介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのう障害しょうがい施策しさく自薦じせん登録とうろくヘルパーの全国ぜんこくネットワークをつくろう

 2003年度ねんどから全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうして47都道府県とどうふけんのほぼ全域ぜんいき離島りとうなどをのぞく)で介助かいじょしゃ自薦じせん登録とうろく可能かのうになりました。

 自薦じせん登録とうろくヘルパーは、さい重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつ生活せいかつする基本きほんの「社会しゃかい基盤きばん」です。重度じゅうど障害しょうがいしゃとう自分じぶん求人きゅうじん広告こうこくをしたり知人ちじんくちコミで、自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほすれば、自由じゆう体制たいせい介助かいじょ体制たいせいつくれます。自立じりつ生活せいかつできる重度じゅうど障害しょうがいしゃえます。(とくにCILとうのない空白くうはく市町村しちょうそんで)。

 小規模しょうきぼ障害しょうがいしゃ団体だんたい構成こうせいする障害しょうがいしゃ障害しょうがい種別しゅべつ以外いがい介護かいごサービスノウハウをたないことがおおいです。たとえば、脳性のうせいまひやけいそんなどの団体だんたいは、ALSなど難病なんびょうのノウハウや視覚しかく障害しょうがい知的ちてき障害しょうがいのノウハウをたないことがほとんどです。

 このような場合ばあいでも、まず過疎かそなどでも、だれもが自薦じせん登録とうろくをできる環境かんきょうつくっておけば、解決かいけつ道筋みちすじができます。地域ちいき自分じぶん障害しょうがい種別しゅべつ自立じりつ支援しえん介護かいごノウハウを障害しょうがいしゃ団体だんたいがない場合ばあい自分じぶん障害しょうがいしゃ)の周辺しゅうへんひと協力きょうりょくだけで介護かいご体制たいせいつくれば、かくけん最低さいてい団体だんたいある自薦じせん登録とうろく団体だんたい介助かいじょしゃ登録とうろくすれば、自立じりつ生活せいかつつくってこと可能かのうです。一般いっぱん介護かいごサービス事業じぎょうしゃでは対応たいおうできないさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ特殊とくしゅ介護かいごニーズのある障害しょうがいしゃも、自分じぶん介護かいご体制たいせいつくり、自立じりつ生活せいかつ可能かのうになります。

 このように様々さまざま障害しょうがい種別しゅべつひと自分じぶん介護かいご体制たいせいてていくことができることで、そのなかから、グループができ、障害しょうがいしゃ団体だんたい発展はってんするかずえていきます。

 また、自立じりつ生活せいかつをしたり、自薦じせんヘルパーを利用りようするひとえることで、ヘルパー時間じかんすうのアップの交渉こうしょう各地かくちおこなわれ、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでヘルパー制度せいど改善かいぜんしていきます。

 2003年度ねんど支援しえん制度せいど導入どうにゅうされることにあわせ、47都道府県とどうふけんでCILとう自立じりつ生活せいかつけい障害しょうがい当事とうじしゃ団体だんたいなどのNPO法人ほうじん全国ぜんこく47都道府県とどうふけん居宅きょたく介護かいご(ヘルパー)指定してい事業じぎょうしゃになりました。全国ぜんこく障害しょうがいしゃ団体だんたい共同きょうどうすれば、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんでくまなく自薦じせん登録とうろくヘルパーを利用りようできるようになりました。これにより、全国ぜんこく重度じゅうど障害しょうがいしゃ自立じりつすすみ、ヘルパー制度せいど時間じかんすうアップの交渉こうしょうすすむとかんがえられます。47都道府県とどうふけんぜんけんで、けん最低さいてい箇所かしょ、CILや障害しょうがいしゃ団体だんたいのヘルパー指定してい事業じぎょうしょ自薦じせん登録とうろくれをおこない、全国ぜんこく47都道府県とどうふけんのどこにすんでいる障害しょうがいしゃも、自薦じせんヘルパーを登録とうろくできるようになりました。(支援しえん制度せいどのヘルパー指定してい事業じぎょうしゃは、交通こうつう2〜3あいだ圏内けんないであれば県境けんきょう市町村しちょうそんさかいえて利用りようできます)。

全国ぜんこく交渉こうしょうによって介護かいご制度せいどびているすべての地域ちいきは、まず、自薦じせん登録とうろくヘルパーができてから、それから24あいだよう介護かいご1人ひとりらしの障害しょうがいしゃがヘルパー時間じかんすうアップの交渉こうしょうをして制度せいどをのばしています。

自薦じせんヘルパーを利用りようすることで、自分じぶん介助かいじょしゃやとい、トラブルにも自分じぶん対応たいおうして、自分じぶん自分じぶん生活せいかつ責任せきにんっていくということ経験けいけんしていくことで、ほかの障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえんもできるようになり、あらたなCIL設立せつりつにつながりがります。(現在げんざいでは、やとかたやトラブル対応たいおう雇用こよう責任せきにんなどは、「介助かいじょしゃとの関係かんけいのILP」実施じっしCILで勉強べんきょう可能かのう

たとえば、札幌さっぽろのCILで自薦じせん登録とうろくれをおこなって、旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自分じぶん介助かいじょしゃ確保かくほ自薦じせん登録とうろく利用りようした場合ばあい。それが旭川あさひかわ障害しょうがいしゃ自立じりつや、旭川あさひかわでのヘルパー制度せいど時間じかんすう交渉こうしょうや、すうねんのCIL設立せつりつにつながる可能かのうせいがあります。これとおなじことが全国ぜんこくこります。(すでに介護かいご保険ほけん対象たいしょうしゃ自薦じせん登録とうろく取組とりくみでは、市町村しちょうそん自立じりつ開始かいし交渉こうしょう開始かいしやCIL設立せつりつにつながった実例じつれいがいくつかあります)

自薦じせん登録とうろく受付うけつけは全国ぜんこく共通きょうつうフリーダイヤルで全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい受付うけつけます。全国ぜんこく広報こうほうおこない、おおくの障害しょうがいしゃ情報じょうほうつたわるようにします。

自薦じせん登録とうろくによる事業じぎょうしょはい資金しきんは、まず経費けいひとしてかく団体だんたい支払しはらい(かく団体だんたい自薦じせん登録とうろく利用りようしゃえた場合ばあいには、常勤じょうきん介護かいご福祉ふくしとう専従せんじゅう事務じむいんとしてやとえる費用ひよう事業じぎょうなどを支払しはらいます)、のこった資金しきんがある場合ばあいは、全国ぜんこく空白くうはく地域ちいきでのCIL支援しえん、24あいだ介護かいご制度せいど交渉こうしょうおこなうための24あいだよう介護かいご障害しょうがいしゃ自立じりつ支援しえん&CILげ、海外かいがい途上とじょうこくのCIL支援しえんなど、公益こうえき活動かつどう全額ぜんがく使つかわれます。全国ぜんこく団体だんたいなかから理事りじ評議ひょうぎいん選出せんしゅつして方針ほうしん決定けっていおこなっていきます。

 これにより、将来しょうらいは2000市町村しちょうそんぜん障害しょうがいにサービス提供ていきょうできる1000のCILをつくり、24あいだ介護かいご保障ほしょう全国ぜんこく実現じつげんおこない、くに制度せいど全国ぜんこくいちりつで24あいだ保障ほしょうのパーソナルアシスタント制度せいどえることを目標もくひょうにしています。

全国ぜんこくホームヘルパー広域こういき自薦じせん登録とうろく協会きょうかい利用りようしゃこえ

★(関西かんさい) 24あいだ介護かいご必要ひつよう人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃですが一般いっぱん事業じぎょうしょはどこも人工じんこう呼吸こきゅう利用りようしゃへヘルパー派遣はけんをしてくれないので、広告こうこく募集ぼしゅうした介助かいじょしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい紹介しょうかいでヘルパー研修けんしゅう受講じゅこうしてもらい、全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい利用りようしています。求人きゅうじんでの求人きゅうじん募集ぼしゅう方法ほうほうのアドバイスもけました。介助かいじょしゃへの介助かいじょ方法ほうほうおしえるのは家族かぞく支援しえんしています。

★(東日本ひがしにっぽん過疎かそまち) 1人ひとりらしで24あいだ介護かいご必要ひつようですが、介護かいご保障ほしょう交渉こうしょうをするために、身体しんたい介護かいごにちあいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい契約けいやくして、のこり19あいだ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかいから助成じょせいけ、24あいだ介助かいじょしゃをつけてまち交渉こうしょうしています。

★(東北とうほくのA) 市内しない移動いどう介護かいご実施じっしする事業じぎょうしょが1かしょもなく、自薦じせん登録とうろく移動いどう介護かいご使つかいたいのですがが「事業じぎょうしょつからないと移動いどう介護かいご決定けっていせない」とっていました。知人ちじん介護かいごしてもいいというひとつかり、東京とうきょう移動いどう介護かいご研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくし、から全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい提携ていけい事業じぎょうしょ連絡れんらくしてもらい、移動いどう介護かいご決定けっていがおり、利用りようできるようになりました。

★(西日本にしにほんのBむら) むらひとつしかヘルパー事業じぎょうしょがなくサービスがわるいので、近所きんじょ知人ちじんにヘルパー研修けんしゅうけてもらい全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろく自薦じせんヘルパーになってもらいました。

★(北海道ほっかいどう) 視覚しかく障害しょうがいですが、いままでで1箇所かしょ事業じぎょうしょだけが視覚しかく障害しょうがいのガイドヘルパーをおこなっており、いま休日きゅうじつ夕方ゆうがた以降いこう利用りようできません。よる視覚しかく障害しょうがいのサークルにくときこまっていましたら、ほかの参加さんかしゃ全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい使つかっており、介助かいじょしゃ紹介しょうかいしてくれたので自分じぶんよる休日きゅうじつものにもつかえるようになりました。

★(東北とうほくのC) 24あいだ呼吸こきゅう利用りようのALSで介護かいご保険ほけん使つかっています。吸引きゅういんしてくれる介助かいじょしゃ自費じひやとっていましたが、介護かいご保険ほけん事業じぎょうしょ吸引きゅういんをしてくれないので介護かいご保険ほけん家事かじ援助えんじょをわずかしか使つかっていませんでした。自薦じせん介助かいじょしゃがヘルパー資格しかくをとったので全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくして介護かいご保険ほけん使つかえるようになり、自己じこ負担ふたんも1わり負担ふたんだけになりました。さらに、今年ことしの4がつからは支援しえん制度せいどはじまり、介護かいご保険ほけんいっぱい使つかっているということで支援しえんのヘルパーも毎日まいにち時間じかん使つかえるようになり、これも全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい登録とうろくしています。求人きゅうじん広告こうこくして自薦じせん介助かいじょしゃいまにんになり、あわせて毎日まいにち10あいだ吸引きゅういんのできる介護かいご自薦じせん介助かいじょしゃまるようになりました。求人きゅうじん広告こうこく費用ひよう全国ぜんこく広域こういき協会きょうかい負担ふたんしてくれました。介助かいじょしゃ時給じきゅうも「求人きゅうじんして介助かいじょしゃがきちんと確保かくほできる時給じきゅうにしましょう」ということで相談そうだんのうえ、この地域ちいきではたかめの時給じきゅう設定せっていしてくれ、介助かいじょしゃ安定あんていしてきました。

 
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