(Translated by https://www.hiragana.jp/)
行動援護の資格要件の経過措置が延長

行動こうどう援護えんご資格しかく要件ようけん経過けいか措置そち延長えんちょう

課長かちょう会議かいぎ資料しりょう121p)

 2008ねんがついっぱいとされていた行動こうどう援護えんご経過けいか措置そち延長えんちょうになりました。ひとつは、サービス提供ていきょう責任せきにんしゃ本来ほんらい知的ちてき精神せいしん障害しょうがいかんする実務じつむ経験けいけんねん必要ひつようなところ、経過けいか措置そち行動こうどう援護えんご研修けんしゅう+3ねん経験けいけんでよしとする措置そちです。これは3ねん延長えんちょうになりました。もうひとつは、行動こうどう援護えんご従事じゅうじする一般いっぱんヘルパーで、本来ほんらい知的ちてき精神せいしん実務じつむ経験けいけんねん必要ひつようですが、行動こうどう援護えんご研修けんしゅう+1ねん経験けいけんでよしとするものです。こちらは期限きげん明示めいじされず延長えんちょうとなっています。

 

 

 

相談そうだん支援しえん強化きょうか利用りよう計画けいかく義務ぎむについて

だい問題もんだい進行しんこうちゅう

課長かちょう会議かいぎ資料しりょう12p)

 厚生こうせい労働省ろうどうしょうは3ねん相談そうだん支援しえん事業じぎょうしゃぜん利用りようしゃのサービス利用りよう計画けいかくつくり、その計画けいかく参考さんこう市町村しちょうそん支給しきゅう決定けっていする仕組しくみへの転換てんかん計画けいかくしています。

この4月しがつから、サービス利用りよう計画けいかく利用りようしゃ対象たいしょう一部いちぶひろげるなど、準備じゅんびすすめています。

 この計画けいかくすすむと、1わり良質りょうしつ市町村しちょうそん(たとえば最高さいこう24あいだのヘルパー制度せいど支給しきゅう決定けっていしている)では、施設しせつからの地域ちいき移行いこうなど、よりよいサポートがすすむとおもわれますが、9わり障害しょうがい福祉ふくし熱心ねっしんでない市町村しちょうそんでは、最悪さいあく結果けっかまねくと予想よそうされます。これらの9わり市町村しちょうそんでは社会しゃかい福祉ふくし協議きょうぎかいなど市町村しちょうそん関係かんけいつよ法人ほうじん相談そうだん支援しえんおこなうしかなく、市町村しちょうそん意向いこう沿ったサービス利用りよう計画けいかくつくってしまいます。たとえば、24あいだ介護かいご必要ひつようでも、がそんなにたくさんの重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご支給しきゅう決定けっていするつもりがない場合ばあい相談そうだん支援しえん事業じぎょうしゃはデイサービスや細切こまぎ介護かいご計画けいかくつくることになります。そうなると、障害しょうがいしゃ交渉こうしょうしようとしても、「だいしゃ専門せんもん公平こうへいつくったケアプランのほう障害しょうがいしゃ個人こじん要望ようぼうよりもよりいい計画けいかく」ということになってしまい、門前払もんぜんばらいをされます。その結果けっか、さらに障害しょうがい重度じゅうどすると永久えいきゅう入院にゅういん施設しせつ入所にゅうしょしかないという地域ちいきになり、それが固定こていします。これは大変たいへん問題もんだいです。

 

 

国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーの市町村しちょうそんに、全額ぜんがく国庫こっこ補助ほじょ対象たいしょうにするしん制度せいど続報ぞくほう

 

補助ほじょ限度げんどまる

限度げんどオーバーは全国ぜんこく東京とうきょうの1のみ

 

 1がつごう紹介しょうかいした国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーぶん補助ほじょする制度せいど続報ぞくほうです。制度せいど名前なまえわり「重度じゅうど訪問ほうもん介護かいごとう利用りよう促進そくしんかか市町村しちょうそん支援しえん事業じぎょう」と、「ひとし」がくわわりました。居宅きょたく介護かいご利用りようしゃしかいない市町村しちょうそんでも国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーすれば補助ほじょ使つかえます。

 補助ほじょ上限じょうげんまり、ヘルパー事業じぎょう以下いか金額きんがくまでは、(国庫こっこ負担ふたん+今回こんかい補助ほじょで)カバーされ、市町村しちょうそん自腹じばらないことになりました。

人口じんこう10まんにん未満みまん市町村しちょうそん・・・・・全額ぜんがく助成じょせい
人口じんこう1030まんにん・・・・・・・国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん2ばい

人口じんこう30まんにん以上いじょう・・・・・・・国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん1.5ばい

 

課長かちょう会議かいぎ資料しりょう120p)

 これにより、全国ぜんこくで、市町村しちょうそん完全かんぜん自腹じばら発生はっせいするのは、東京とうきょうの30まんにん以上いじょう箇所かしょだけとなります。(この国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんの1.6ばい程度ていどのヘルパー事業じぎょう)。

 人口じんこう10まんにん未満みまん市町村しちょうそん国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをいくらオーバーしても全額ぜんがく補助ほじょされます(ただしけん上限じょうげんをつけることは出来できる)。人口じんこう10まんから30まんでは、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん同額どうがくまで補助ほじょされます。

 まだ「国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんもうけているくに矛盾むじゅんしている。だからこの助成じょせい制度せいどおこなわない」というけんがあります。今回こんかいくに予算よさん分配ぶんぱいしています。

 かくけん障害しょうがいしゃ団体だんたいけんつよ交渉こうしょうして、上限じょうげんしで補助ほじょをするようにはたらきかけをしてください。

 それとともに、いままで国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをオーバーしたことのない市町村しちょうそんにもこの補助ほじょのことをつたえて、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんのことをにして、ヘルパー時間じかんすう抑制よくせいすることのないようにけんからぜん市町村しちょうそん説明せつめいをするように要望ようぼうしてください。

 

 

さい掲載けいさい


あらたに基金ききん事業じぎょうで、市町村しちょうそんのヘルパー事業じぎょう全額ぜんがく国庫こっこ補助ほじょ対象たいしょう

 今回こんかいはじまる制度せいどは、

1.従来じゅうらいからある制度せいどである、都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうによる市町村しちょうそんへの補助ほじょ拡大かくだい対象たいしょう市町村しちょうそんおおきく拡大かくだい 市町村しちょうそん負担ふたん0%、都道府県とどうふけん50%、くに50%)

2.しん制度せいどとして、基金ききん事業じぎょうから国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーぶん国庫こっこ補助ほじょ市町村しちょうそん25%、都道府県とどうふけん25%、くに50%)

ふたつです。

 つまり、ヘルパー事業じぎょう国庫こっこ負担ふたんは、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをオーバーしない場合ばあいは25%が市町村しちょうそん負担ふたんですが、今回こんかい助成じょせい使つか場合ばあいは、ヘルパー利用りようしゃのうち、都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう補助ほじょ使つかえる場合ばあい重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご利用りようしゃ割合わりあいがヘルパー制度せいど利用りようしゃの10%以上いじょう場合ばあい)は、ヘルパー事業じぎょう全体ぜんたいへの市町村しちょうそん負担ふたんは、25%よりもすくなくなります。

 

 国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんをオーバーしている市町村しちょうそんは、小規模しょうきぼ町村ちょうそんすうめい利用りようしゃのうち、1めいさい重度じゅうど障害しょうがいしゃ長時間ちょうじかん重度じゅうど訪問ほうもん介護かいご使つかっているケースや、もと国立こくりつ療養りょうようしょすじジス病棟びょうとうがあり、地域ちいき移行いこう活発かっぱつ地域ちいき移行いこう支援しえんおこな能力のうりょくたか相談そうだん支援しえんなどをおこな障害しょうがいしゃ団体だんたいがあるなどで、本来ほんらいくにがより支援しえんおこなわなければいけない市町村しちょうそんがほとんどです。しかもそれらの市町村しちょうそんのサービス水準すいじゅんは、財政ざいせいてききびしく、市町村しちょうそんよりもサービス水準すいじゅんひくいところもおおくあります。

 このため、この国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん問題もんだいは、おおくの障害しょうがいしゃ団体だんたい自治体じちたいより、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅん撤廃てっぱいや、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバー部分ぶぶん財政ざいせい支援しえんおこなうように要望ようぼうがありました。審議しんぎかい最終さいしゅう報告ほうこくでも、この問題もんだい提起ていきけて、国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんオーバーの市町村しちょうそんたいして財政ざいせい支援しえんおこな仕組しくみが必要ひつようという報告ほうこくています。

 

 この制度せいどは、都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょう基金ききん事業じぎょうおこなわれるため、都道府県とどうふけん実施じっしめなければなりません。都道府県とどうふけん地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうによる補助ほじょ制度せいどは、いままで47都道府県とどうふけんちゅう秋田あきたけん愛知あいちけんでしかおこなわれていません。

(いくつかのけんは「国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんくに撤廃てっぱいすべきであって、くに責任せきにんおこなうべきものをけん肩代かたがわりするのはおかしい」との意見いけん実施じっししていませんでした)。しかし、今回こんかいは、地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうくに予算よさんが40おくえんえ、都道府県とどうふけんにはその1わり配分はいぶんされるので4おくえん事業じぎょうベースで8おくえん)がえる計算けいさんです。この増分ぞうぶん12月じゅうにがつ課長かちょう会議かいぎでは「手話しゅわ通訳つうやく」と「市町村しちょうそんへの国庫こっこ負担ふたんオーバーぶんへの補助ほじょ事業じぎょう」におも使つかうように説明せつめいされています。つまり、今回こんかいは、くに負担ふたんぶんのおかね実質じっしつてき用意よういされています。

 また、基金ききん事業じぎょうは3年間ねんかん予定よていですが、3ねんまでには与党よとうとも3ねん以降いこうへの継続けいぞくはないがつくとおもわれます。

 基金ききん事業じぎょうによる助成じょせい国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんのオーバーぶん全額ぜんがく補助ほじょすることも可能かのうですが、都道府県とどうふけん一定いっていがくまでしか補助ほじょしないこともできる制度せいどになっています。

 かくけん障害しょうがいしゃ皆様みなさまへ。けんつよく、全額ぜんがく補助ほじょ実施じっしはたらきかけをしてくださるよう、おねがいします。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

平成へいせい20ねん12月じゅうにがつ25にち主管しゅかん課長かちょう会議かいぎ資料しりょう5−5の47pより

           

テキストPDF原文げんぶんはwamネットに掲載けいさいされています。

http://www.wam.go.jp/wamappl/bb15GS60.nsf/0/1efc5daad344ecbf4925752b00164b56/$FILE/20081226_6shiryou5-5.pdf