障害しょうがい程度ていど区分くぶんに関かんする厚労省こうろうしょうヒアリングの資料しりょう

　平成へいせい１７年ねん１１月がつ９日にち〜１０日にちに厚生省こうせいしょうは障害しょうがい者しゃ団体だんたいや学識がくしき経験けいけん者しゃを呼よび、障害しょうがい程度ていど区分くぶんに関かんするヒアリングを行おこないました。
　その際さいに配くばられた資料しりょうです。

■ 資料しりょうＰＤＦ１ＭＢ

厚生省こうせいしょうヒヤリング資料しりょうの注目ちゅうもく部分ぶぶん（14ｐ・15ｐ）

全国ぜんこく要よう介護かいご認定にんていの試行しこう事業じぎょうの結果けっかですが、 肢体したい障害しょうがいの要よう介護かいご５（区分くぶん６）は、平均へいきん８４時間じかん（注ちゅう）のヘルパー利用りようだというデーターが出でています。
これは、現状げんじょうの全身ぜんしん性せい障害しょうがい者しゃの国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅん「１２５時じ間あいだ×１８００円えん」に比くらべ、ほとんど変かわらない国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんになる可能かのう性せいを示しめしています。

現状げんじょうの支援しえん費ひ制度せいどでのヘルパー国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんは、支援しえん費ひ開始かいし前まえの全国ぜんこくの平均へいきん利用りよう時間じかんの１．５倍ばいを国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんとしています。
同おなじように新しん制度せいどの国庫こっこ補助ほじょが決きまっていくと仮定かていすると、84×1.5＝１２６時じ間あいだ分ぶんとなります。これでは、今いまと変かわりません。

（厚生こうせい労働省ろうどうしょうは、「最さい重度じゅうどについては今いまより高たかい区分くぶんを作つくるので、重度じゅうどが集あつまる市しでも国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんを超こえることはない」などといっていたのに、これでは、今いまの国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんとほとんど変かわりません。）

今後こんご、どのように国庫こっこ補助ほじょ基準きじゅんが決きまるか、注目ちゅうもくです。
１２月じゅうにがつ末まつには政府せいふ予算よさんが決きまるので、金額きんがくを入いれた政せい省令しょうれい・通知つうち等とうはその後ご順次じゅんじ出来上できあがります。

＊注ちゅう　身体しんたい介護かいご・家事かじ援助えんじょ・日常にちじょう生活せいかつ支援しえんの全部ぜんぶの利用りよう時間じかんの合計ごうけいです

肢体したい障害しょうがいの場合ばあい、
要よう介護かいご５（区分くぶん６）は、全ぜん肢体したい障害しょうがい者しゃ数すうの３７％で、
要よう介護かいご４の１５％や要よう介護かいご１の１６％に比くらべ、はるかに多おおく、２倍ばい以上いじょうでダントツです。

知的ちてき障害しょうがいの場合ばあいは、要よう介護かいご５は知的ちてき障害しょうがい全体ぜんたいの12％となっています。