与党の修正案情報

与党よとうの修正しゅうせい案あん情報じょうほう

◆7/8厚生こうせい労働ろうどう委員いいん会かいで提出ていしゅつされた与党よとう改正かいせい案あん

７月がつ６日にちの自民党じみんとう障害しょうがい者しゃ特別とくべつ委員いいん会かいの情報じょうほうです。

民主党みんしゅとうが修正しゅうせい協議きょうぎに戻もどらないことを覚悟かくごした自民党じみんとうの障害しょうがい者しゃ特別とくべつ委員いいん会かい（八はち代だい委員いいん長ちょう）は与党よとう独自どくじで小規模しょうきぼな修正しゅうせいを行おこなうことになり、７月がつ６日にちの自民党じみんとうの障害しょうがい者しゃ特別とくべつ委員いいん会かいで修正しゅうせい案あんを公表こうひょうしました。
民主党みんしゅとうが修正しゅうせい協議きょうぎを降おりたおかげで、自民党じみんとう内部ないぶでの修正しゅうせいしか出来できず、小規模しょうきぼな（おそらく厚生省こうせいしょうがＯＫを出だした範囲はんいの）変更へんこう要望ようぼうになっています。
１人ひとり暮くらしの非ひ定型ていけいに国庫こっこ補助ほじょを確実かくじつにつけることや、非ひ定型ていけいの審査しんさをする審査しんさ会かいの問題もんだいなど、重要じゅうようなものが入はいりませんでした。
こういうものは、野党やとうが入はいらないと、ダメなようです。
全体ぜんたい予算よさんからすると、たいした違ちがいではないので、野党やとうが入はいると、どちらでもいいものは、突然とつぜん修正しゅうせいが入はいったりします。
民主党みんしゅとうはこのまま修正しゅうせい協議きょうぎに戻もどらないつもりでしょうか。考かんがえ直なおすことを求もとめます。

与党よとうは１３日にちにこの修正しゅうせい案あんを委員いいん会かい可決かけつの予定よていだそうです。
（採決さいけつ日程にっていは与野党よやとうの理事りじの協議きょうぎで決きまるので、まだ確定かくていではありません）

育成いくせい会かいＨＰ　http://www1.odn.ne.jp/ikuseikai/　にも解説かいせつがあります

直接ちょくせつ　http://www1.odn.ne.jp/ikuseikai/2005/sokuhou/050706_no65.html

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障害しょうがい者しゃ特別とくべつ委員いいん会かいから厚あつ労ろう委い与党よとう筆頭ひっとう理事りじに宛あてた要望ようぼう文書ぶんしょ
（八はち代だい議員ぎいんが朗読ろうどく）

１．法律ほうりつの目的もくてきの中なかに「障害しょうがい者しゃの自立じりつと社会しゃかい参加さんか」の文言もんごんを入いれる（障害しょうがい者しゃ基本きほん法ほうの理念りねんを踏ふまえて）

２．「障害しょうがい者しゃ」の範囲はんいの拡大かくだい
（難病なんびょう・発達はったつ障害しょうがい等とうも、この法ほうの対象たいしょうになるよう（障害しょうがい者しゃ基本きほん法ほうで「障害しょうがい者しゃ」とされている者ものたちが除外じょがいされないよう）、定義ていぎの検討けんとうをする規定きていを設もうける。）

３．就労しゅうろうと所得しょとくについて（所得しょとく保障ほしょうについて、就労しゅうろう支援しえん、税制ぜいせい改正かいせいを含ふくめ、幅広はばひろく検討けんとうしていく規定きていを設もうける）

４．自立じりつ支援しえん医療いりょうの実施じっし時期じきを平成へいせい１８年ねん１月がつへ先送さきおくり

７月がつ６日にちの自民党じみんとう障害しょうがい者しゃ特別とくべつ委員いいん会かいで、長勢ながせ議員ぎいん（厚生こうせい労働ろうどう委員いいん会かい自民党じみんとう筆頭ひっとう理事りじ）と福島ふくしま議員ぎいん（厚生こうせい労働ろうどう委員いいん会かい公明党こうめいとう筆頭ひっとう理事りじ）に対たいして、障害しょうがい者しゃ自立じりつ支援しえん法案ほうあんに対たいする要望ようぼう文書ぶんしょが出だされました。上記じょうきについて八はち代だい議員ぎいんが朗読ろうどくしたあと、自民党じみんとうの出席しゅっせき議員ぎいんと障害しょうがい者しゃ団体だんたいから異議いぎが出でなかったので、そのまま手交しゅこうされました。

また、これとは別べつに「障害しょうがい者しゃ自立じりつ支援しえん法案ほうあんに関かんする与党よとうの要望ようぼう事項じこうについて」という資料しりょうが八はち代だい議員ぎいんから配布はいふされ、政せい省令しょうれい事項じこうなどに関かんする要望ようぼうも伝つたえられました。（下したに添付てんぷしました）

これに対たいして、長勢ながせ議員ぎいんと福島ふくしま議員ぎいんは、法案ほうあん修正しゅうせいと政せい省令しょうれいに向むけて野党やとうに提案ていあんしていきたい、と前向まえむきな姿勢しせいを示しめしました。

また、長勢ながせ議員ぎいんより、「７月がつ８日にちの午前ごぜん中ちゅうの厚あつ労ろう委員いいん会かいで当初とうしょ予定よていの審議しんぎ時間じかん３０時じ間あいだをクリアし、７月がつ１３日にちに修正しゅうせい法案ほうあんを可決かけつしたい」との見通みとおしが示しめされました。

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添付てんぷ資料しりょう１

平成へいせい17年とし7月つき6日ひ
障害しょうがい者しゃ自立じりつ支援しえん法案ほうあんに関かんする与党よとうの要望ようぼう事項じこうについて

1 福祉ふくしサービスの利用りよう者しゃ負担ふたんについて

○月つき毎ごとの負担ふたん上限じょうげんを決きめる場合ばあいは、生計せいけいを一いちにする世帯せたいの所得しょとくで決定けっていされることとなっているが、障害しょうがい者しゃと同一どういつの世帯せたいに属ぞくする親おや、兄弟きょうだい、子こどもがいる場合ばあいであっても、税制ぜいせい上じょう及および医療いりょう保険ほけん上じょう、障害しょうがい者しゃを扶養ふようしないこととしたときは、障害しょうがい者しゃ本人ほんにん及および配偶はいぐう者しゃの所得しょとくに基もとづくことも選択せんたくできることとすること。
○政府せいふ提案ていあんでいうところの「低てい所得しょとく1(月額げつがく負担ふたん上限じょうげんが1.5万まん円えんになるケース)」については、世帯せたいに属ぞくする者もの全員ぜんいんが一定いってい所得しょとく以下いかであることが要件ようけんとなっているが、住民じゅうみん税ぜい非課税ひかぜい世帯せたいであれば障害しょうがい者しゃ本人ほんにんのみの収入しゅうにゅうで判定はんていするものとすること。
○政府せいふ提案ていあんの低てい所得しょとく者しゃへの配慮はいりょ措置そちによってもなお負担ふたんの上あがり幅はばが大おおきい通所つうしょサービス、児童じどう入所にゅうしょ施設しせつ、重度じゅうど障害しょうがい者しゃのホームヘルプサービスの利用りよう者しゃであって、所得しょとくも預貯金よちょきん等とうも一定いってい以下いかの者ものについては、社会しゃかい福祉ふくし法人ほうじんが減免げんめんの措置そちを行おこない、その費用ひようの一定いってい割合わりあいについて公費こうひ助成じょせいを行おこなう仕組しくみを設もうけること。
○低てい所得しょとく者しゃ対策たいさくにおいて、預貯金よちょきん等とうが一定いってい額がく以下いかの者ものを対象たいしょうとする場合ばあい、親おや亡なき後あとや地域ちいき移行いこう後ごの生活せいかつ費ひ等とうのために障害しょうがい者しゃ本人ほんにんを受取うけとり人じんとして設定せっていされた信託しんたく等とうは預貯金よちょきん等とうに含ふくめないこととすること。
○福祉ふくしサービスと医療いりょうサービス双方そうほうを必要ひつような障害しょうがい者しゃの負担ふたんが過大かだいとならないよう、医療いりょう保険ほけん改革かいかくにおける医療いりょう保険ほけんの給付きゅうふと介護かいご保険ほけんの給付きゅうふの自己じこ負担ふたんの合算がっさん額がくが著いちじるしく高額こうがくになる場合ばあいの負担ふたんの軽減けいげんを図はかる仕組しくみについて実現じつげんを図はかった上うえで、別途べっと幅広はばひろく必要ひつような措置そちについて検討けんとうすること。
○雇用こよう型がたの就労しゅうろう継続けいぞく支援しえん事業じぎょうについては、一般いっぱん企業きぎょうと同様どうように事業じぎょう主体しゅたいと障害しょうがい者しゃの間あいだに雇用こよう関係かんけいがあること等とうから、事業じぎょう主ぬしの負担ふたんにより利用りよう者しゃ負担ふたんを減免げんめんする仕組しくみを導入どうにゅうすること。

2　福祉ふくしサービスの利用りよう手続てつづきについて

○市町村しちょうそんの審査しんさ会かい委員いいんについては、市町村しちょうそん長ちょうが任命にんめいするものであるが、障害しょうがい保健ほけん福祉ふくしの有識者ゆうしきしゃであって中立ちゅうりつかつ公正こうせいな立場たちばで審査しんさが行おこなえる者ものであれば、障害しょうがい者しゃを委員いいんに加くわえることが望のぞましいことを市町村しちょうそんに周知しゅうち徹底てっていすること。

3　サービス体系たいけい、基盤きばん整備せいびについて

○中高年ちゅうこうねんの障害しょうがい者しゃなど、介護かいごの必要ひつよう度どが低ひくくても、訓練くんれん、就労しゅうろう支援しえん関連かんれんの事業じぎょうになじまない者ものもいることから、生活せいかつ介護かいご事業じぎょうの対象たいしょう者しゃについて、介護かいごの必要ひつよう度ど以外いがいの要素ようそ(年齢ねんれい)を考慮こうりょすること。
○グループホームの対象たいしょう者しゃとケアホームの対象たいしょう者しゃについて、それぞれに適切てきせつなサービスが提供ていきょうされる体制たいせいの確保かくほを前提ぜんていに、同居どうきょが可能かのうな基準きじゅんを設定せっていすること。
○移動いどう支援しえん事業じぎょう、地域ちいき活動かつどう支援しえんセンターをはじめ、地域ちいき生活せいかつ支援しえん事業じぎょうに盛もり込こまれた各かく事業じぎょうが、地域ちいきの二に一いちズを踏ふまえ、市町村しちょうそんが確実かくじつに実施じっしできるよう、必要ひつような財源ざいげんの確保かくほを図はかること。
○地域ちいきで暮くらす重度じゅうどの障害しょうがい者しゃに必要ひつようなサービスが確保かくほされるよう、重度じゅうど障害しょうがい者しゃ等とう包括ほうかつ支援しえんなどに係かかるサービスの内容ないようや国庫こっこ負担ふたん基準きじゅんを適切てきせつに設定せっていすること。
○障害しょうがい者しゃが身近みぢかなところで福祉ふくしサービスを利用りようできるよう、福祉ふくしサービス提供ていきょう基盤きばんを速すみやか、かつ、計画けいかく的てきに整備せいびすること。

4　自立じりつ支援しえん医療いりょうについて

○月つき毎ごとの負担ふたん上限じょうげんを決きめる場合ばあいは、生計せいけいを一いちにする世帯せたいの所得しょとくで決定けっていするのが原則げんそくであるが、加入かにゅうする医療いりょう保険ほけんが異ことなる場合ばあいは別べつ世帯せたいとして扱あつかうほか、障害しょうがい者しゃと同一どういつの世帯せたいに属ぞくする親おや、兄弟きょうだい、子こどもがいる場合ばあいであっても、税制ぜいせい上じょう及および医療いりょう保険ほけん上じょう、障害しょうがい者しゃを扶養ふようしないこととしたときは、障害しょうがい者しゃ本人ほんにん及および配偶はいぐう者しゃの所得しょとくに基もとづくことも選択せんたくできることとすること。
○政府せいふ提案ていあんでいうところの「低てい所得しょとく1(月額げつがく負担ふたん上限じょうげんが2,500円えんになるケース)」については、住民じゅうみん税ぜい非課税ひかぜい世帯せたいであれば障害しょうがい者しゃ本人ほんにんのみの収入しゅうにゅうで判定はんていするものとすること。
○精神せいしん通院つういん公費こうひに関かんし、障害しょうがいにより高額こうがくな医療いりょう費ひが継続けいぞく的てきに発生はっせいし家計かけいに負担ふたんがある者もの(「重度じゅうどかつ継続けいぞく」)の範囲はんいについては、早急そうきゅうに検討けんとうを進すすめ、その結果けっかに基もとづいて、可能かのうな疾病しっぺいについては、施行しこうまでに対象たいしょう範囲はんいに含ふくめること。
○育成いくせい医療いりょうについて、障害しょうがい児じの健全けんぜん育成いくせいの観点かんてんから、負担ふたんの上あがり幅はばの大おおきい者ものについて、一層いっそうの負担ふたん軽減けいげん措置そちを検討けんとうすること。