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西宮市とのヘルパー上限撤廃運動報告

西宮にしのみや市しとのヘルパー上限じょうげん撤廃てっぱい運動うんどう報告ほうこく

メインストリーム協会きょうかい　佐藤さとう　聡さとし

注意ちゅうい：制度せいどが伸のびた地域ちいきへの引越ひっこし希望きぼうがたまに寄よせられますが、そのようなことは行おこなわないで下ください。制度せいどを伸のばし努力どりょくした市しを財政ざいせい的てきに苦くるしめる結果けっかになり、そうなると、それを見みている周まわりの市しが続つづいて制度せいどを良よくして行いけなくなります（財務ざいむ部ぶが許可きょかしなくなる）。制度せいどは各かく地域ちいきに住すむ障害しょうがい者しゃが何なん年ねんも努力どりょくして交渉こうしょうして作つくり上あげていっています。皆みなさんの住すむ市しでも制度せいど交渉こうしょうを行おこなうことで制度せいどを伸のばしていけます。そのノウハウは当会とうかいで提供ていきょうしていますので、制度せいど交渉こうしょうの方法ほうほうをお問とい合あわせ下ください。

制度せいど係がかり００３７－８０－４４４５（通話つうわ料りょう無料むりょう）11：00～23：00

１．

交渉こうしょうにいたる経過けいか
　

　４月がつから支援しえん費ひ制度せいどがスタートしました。国くには、従来じゅうらいのホームヘルプと同おなじく「利用りよう時間じかんの上限じょうげんはつくらず、利用りよう者しゃの実態じったいにあわせて、必要ひつような時間じかんを派遣はけんするように」市町村しちょうそんに指導しどうしています。その結果けっか、近隣きんりんの市し（尼崎あまがさき市し・宝塚たからづか市し・神戸こうべ市しなど）では最高さいこう600～720時じ間あいだの支給しきゅう決定けっていが出でております。
　 しかし、西宮にしのみや市しでは最さい重度じゅうどの障害しょうがい者しゃでも月つき380時間じかん（日常にちじょう生活せいかつ支援しえん）という利用りよう上限じょうげんが設もうけられてしまいました。これでは介助かいじょの必要ひつような重度じゅうど障害しょうがい者しゃは生活せいかつが成なり立たちません。そこで、4月がつ17日にちから上限じょうげん撤廃てっぱい運動うんどうを始はじめました。交渉こうしょう団体だんたいは「西宮にしのみや市しの介助かいじょ制度せいどを良よくする会かい（以下いか　良よくする会かい）」です。この団体だんたいは、昨年さくねんの3月がつに西宮にしのみや市し在住ざいじゅうの重度じゅうど障害しょうがい者しゃが集あつまり、行政ぎょうせい交渉こうしょうを目的もくてきに設立せつりつされました。旧きゅう全身ぜんしん性せい障害しょうがい者しゃ介護かいご人じん派遣はけん事業じぎょうの利用りよう者しゃ46人にんのうち43人にんが入会にゅうかいしております（自立じりつしている障害しょうがい者しゃは30数すう名めい）。

２．

西宮にしのみや市しとの交渉こうしょうの流ながれ

（１） 4月がつ17日にち　第だい1回かい障害しょうがい福祉ふくし課か交渉こうしょう　要望ようぼう書しょ提出ていしゅつ　　障害しょうがい当事とうじ者しゃ5名めいが参加さんか 21日にちまでに６名めいの重度じゅうど障害しょうがい者しゃが、不服ふふく審査しんさ請求せいきゅう提出ていしゅつ。
（２） 4月がつ24日にち　第だい2回かい障害しょうがい福祉ふくし課か交渉こうしょう　障害しょうがい当事とうじ者しゃ21名めいが参加さんか
（３） 5月7日にち　 第だい3回かい障害しょうがい福祉ふくし課か交渉こうしょう　障害しょうがい当事とうじ者しゃ23名めいが参加さんか
（４） 5月19日にち　健康けんこう福祉ふくし局長きょくちょうとの交渉こうしょう　障害しょうがい当事とうじ者しゃ25名めいが参加さんか
（５） 6月12日にち　最終さいしゅう回答かいとう 　このような流ながれで進すすみました。

３．

交渉こうしょう記録きろく
（１） 4月がつ17日にち　第だい1回かい交渉こうしょう　 障害しょうがい福祉ふくし課か：課長かちょう・課長かちょう補佐ほさ・係長かかりちょう2名めい・主査しゅさ
良よくする会かい：当事とうじ者しゃ5名めい
　 　約やく10名めいの障害しょうがい者しゃが介助かいじょ派遣はけん時間じかんが足たらずに困こまっており、至急しきゅう上限じょうげんを撤廃てっぱいするように要望ようぼう書しょを提出ていしゅつした。緊急きんきゅうを要ようする問題もんだいなので、4月がつ24日にちに回答かいとうを出だしてもらうよう要望ようぼうする。
（２） 4月がつ24日にち　第だい2回かい交渉こうしょう　 障害しょうがい福祉ふくし課か：課長かちょう・課長かちょう補佐ほさ・係長かかりちょう2名めい・主査しゅさ
良よくする会かい：西宮にしのみや市内しないで自立じりつ生活せいかつを送おくる21名めいの重度じゅうど障害しょうがい者しゃ。
　

障害しょうがい福祉ふくし課かからの回答かいとうは以下いかの通とおり。

  • 月つき380時じ間あいだの利用りよう上限じょうげんは撤廃てっぱいできない。
  • 二人ふたり介助かいじょは従来じゅうらいどおり月がつ30時じ間あいだ。
  • 深夜しんや帯たい8時じ間あいだの介助かいじょは従来じゅうらいどおり2時じ間あいだまで。

　すべて何なんの進展しんてんもなく、従来じゅうらいどおりの内容ないようだった。この回答かいとうに納得なっとくできなかったため、そのまま交渉こうしょうに入はいった。

良よくする会かい： 今回こんかいの要望ようぼうの検討けんとうはどこで、誰だれが行おこなったのか。
課か　　　長ちょう： 福祉ふくし局内きょくないで、局長きょくちょうを交まじえて行いった。また、サービス調整ちょうせい会議かいぎでも取とり上あげたが、こちらでは討議とうぎはしなかった。
良よくする会かい： 月つき380時間じかん以上いじょう介助かいじょが必要ひつような障害しょうがい者しゃがいるということは理解りかいしているのか？
課か　　　長ちょう： 理解りかいしている。
良よくする会かい： では、なぜ月つき380時じ間あいだの上限じょうげん撤廃てっぱいが出来できないのか。その理由りゆうは何なにか？
課か　　　長ちょう： 予算よさん的てきな問題もんだいである。
良よくする会かい： 他たの理由りゆうはあるか？
課か　　　長ちょう： ない。予算よさん的てきな問題もんだいだけである。
良よくする会かい： では、上限じょうげんを撤廃てっぱいすると、具体ぐたい的てきに予算よさんはいくら必要ひつようになるのか？
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。（→具体ぐたい的てきな試算しさんをしておらず、回答かいとうできず）
良よくする会かい： 支援しえん費ひが始はじまる前まえに、ケースワーカーが利用りよう者しゃを訪問ほうもんし、生活せいかつ実態じったいを調査ちょうさしているので、市しは個別こべつ何なん時じ間あいだ必要ひつようなのか把握はあくしているはずではないか。
　 また、利用りよう時間じかんが足たらない人ひとは4月がつ21日にちまでに、不服ふふく申請しんせい書しょ（審査しんさ請求せいきゅう書しょ）を障害しょうがい福祉ふくし課かに提出ていしゅつしており、そこには具体ぐたい的てきに何なに時間じかん必要ひつようということを明記めいきしている。したがって、何なに時間じかんアップになるのかは、具体ぐたい的てきに試算しさん可能かのうなはずである。 　　　
　　西宮にしのみや市しは月つき380時じ間あいだの上限じょうげん撤廃てっぱいが出来できない理由りゆうは予算よさん的てきな問題もんだいと言いっているにもかかわらず、具体ぐたい的てきに試算しさんもせずに、結論けつろんをだしているではないか。いくらかかるか試算しさんもせずに、お金かねがかかるから出だせませんと言いっている。全まったく理解りかいできない。はじめから上限じょうげんを撤廃てっぱいするつもりはなく、真剣しんけんに討議とうぎがされていなかったのではないか。

　激はげしく抗議こうぎし、局内きょくないでの再さい検討けんとうを要求ようきゅうした。この問題もんだいは障害しょうがい者しゃの生命せいめいに関かかわる問題もんだいであり、一いち日にちも早はやい撤廃てっぱいが必要ひつようであるため、5月7日にちまでに再度さいど討議とうぎ（①具体ぐたい的てきにいくらかかるのか試算しさんする　②その金額きんがくを出だせないのであれば、その理由りゆう）を行おこない、回答かいとうももらうこととなった。
（３） 5月7日にち　第だい3回かい交渉こうしょう 障害しょうがい福祉ふくし課か：課長かちょう・係長かかりちょう2名めい・主査しゅさ　
良よくする会かい：西宮にしのみや市内しないで自立じりつ生活せいかつを送おくる23名めいの重度じゅうど障害しょうがい者しゃ
　
課か　　　長ちょう： 不服ふふく申請しんせいは、現在げんざい7名めいの方ほうが出だしている。要望ようぼうの出でている時間じかん数すうを合計ごうけいし、380時じ間あいだをこえる時間じかん数すうを金額きんがくに概算がいさんすると、年間ねんかん約やく3800万まん円えんになる。
　 現在げんざいは不服ふふく申請しんせいを出だしている人ひとは７人にんだが、これはさらに増ふえる可能かのう性せいがあり、3800万まん円えんより多おおくなると思おもわれる。この金額きんがくは負担ふたんできないので、上限じょうげんは撤廃てっぱいしない。利用りよう者しゃの方々かたがたにはいままでどおり工夫くふうをして生活せいかつしてほしい。
良よくする会かい： 工夫くふうとは、具体ぐたい的てきに何なにか教おしえて欲ほしい。
課か　　　長ちょう： 支援しえん費ひは、利用りよう者しゃが自みずからサービスを選えらんで生活せいかつしていくもの。ボランティア・支援しえん費ひの居宅きょたくサービス・支援しえん費ひ施設しせつサービスなどを組くみ合あわせてやってほしい。
良よくする会かい： ボランティアを頼たよって生活せいかつすることは出来できないという話はなしは前まえ回まわした。課長かちょうも認みとめたじゃないですか。ボランティアで介助かいじょをする人ひとは少すくなくてほとんど見みつけられない。また、責任せきにん感かんに乏とぼしく急きゅうなキャンセルもある。たとえば、仕事しごとが入はいって介助かいじょが出来できなくなったという場合ばあい、障害しょうがい者しゃは非常ひじょうに困こまる。しかし、「仕事しごとをやめてきて欲ほしい」とは言いえない。課長かちょうもそれは理解りかいできると話はなしていた。
　 支援しえん費ひの居宅きょたくサービスとは、月つき380時じ間あいだのこと。施設しせつサービスは、ショートステイなどになるが、ここにいる23名めいの障害しょうがい者しゃでショートステイを使つかいたい人じんいますか？
会かい　　　場ば： 使つかいたくない。（全員ぜんいん使つかいたくないと答こたえる）
良よくする会かい： 先さきに課長かちょうは「利用りよう者しゃが自みずからサービスを選えらんで生活せいかつする」とおっしゃった。その通とおり、自みずからがショートステイは使つかいたくないと選えらびました。だからこの選択肢せんたくしは消きえました。デイサービスも同おなじくみんな選えらびたくないと言いっています。
　結局けっきょく、課長かちょうが言いう工夫くふうというものは、居宅きょたくサービスしかありませんでしたね。月つき380時じ間あいだしかなく、他たに使つかえるサービスはないということがハッキリしたわけです。課長かちょうが言いう工夫くふうは具体ぐたい的てきに何なにもないということでいいですね？
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： 答こたえてもらわないと話はなし合あいになりません。答こたえないということは、認みとめたということでいいですね。
課か　　　長ちょう： 認みとめてはいません。
良よくする会かい： いま課長かちょうがあげた工夫くふうというものは、全すべて使つかえないということがハッキリしたじゃないですか？他たにあるのであれば言いってください。
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： 具体ぐたい的てきにあげれないということは、無ないということですよ。無ないと認みとめたということでいいですね。次つぎの話はなしに進すすみましょう。
　今回こんかいの回答かいとうでも上限じょうげんを撤廃てっぱいしないということですが、では、現在げんざい介助かいじょ時間じかん数すうが足たらずに不服ふふく申請しんせいしている人ひとには、どうされるのですか？代案だいあんはあるのですか？
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： この人ひとたちが生活せいかつできるように、何なにか方策ほうさくを検討けんとうしたのですか？
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： 　上限じょうげんは撤廃てっぱいしない、代案だいあんも無むしでは、この人ひとたちはどうなるんですか？前回ぜんかいもご説明せつめいしたとおり、この人ひとたちは介助かいじょ者しゃがいないと、水みずも飲のめない・トイレもできない・ベットから落おちたら落おちたまま、急きゅうに体調たいちょうが悪わるくなっても電話でんわもかけれないから救急きゅうきゅう車しゃも呼よべない。介助かいじょ者しゃがいないということは、常つねに生命せいめいの危険きけんがあるということです。西宮にしのみや市しは、市民しみんの障害しょうがい者しゃの生活せいかつに責任せきにんはないのですか？
課か　　　長ちょう： 責任せきにんはあります。
良よくする会かい： あるのであれば、なぜ代案だいあんも考かんがえず、ほったらかすのですか。重度じゅうどの障害しょうがい者しゃを切きり捨すてて、貴方あなたたちの生活せいかつは知しりませんよと言いっているわけですよ。改善かいぜん案あんを考かんがえてください。
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： 　障害しょうがい福祉ふくし課かが代案だいあんを考かんがえないのであれば、今日きょう僕ぼくたちは2つの案あんを持もってきたので提案ていあんします。 支援しえん費ひの身体しんたい介助かいじょには、日常にちじょう生活せいかつ支援しえんと身体しんたい介助かいじょと2つあります。利用りよう者しゃから見みたら内容ないようは同おなじですね。しかし、市しからみたら事業じぎょう所しょに払はらう単価たんかが違ちがいます。日常にちじょう生活せいかつ支援しえんは時給じきゅう約やく2千せん円えん。身体しんたい介助かいじょは約やく4千せん円えん。倍ばいも違ちがうわけですよ。しかし、介助かいじょする内容ないようは同おなじです。そこで、現在げんざい西宮にしのみや市しが支給しきゅう決定けっていしている身体しんたい介助かいじょをすべて日常にちじょう生活せいかつ支援しえんに変更へんこうしたらどうですか？　単価たんかが半分はんぶんに下さがりますので、費用ひようは大幅おおはばに削減さくげんでき、7人にんといわず数すう十じゅう人にんの人ひとに380時間じかん以上いじょうの支給しきゅうが出来できるようになります。どうですか？
課か　　　長ちょう： それは出来できません。
良よくする会かい： なぜですか？
課か　　　長ちょう： 事業じぎょう所しょが困こまるからです。支援しえん費ひ制度せいどは、介助かいじょ派遣はけんをする事業じぎょう所しょがないと成なり立たちません。事業じぎょう所しょを守まもるために、単価たんかを下さげることはできません。 それに、ガイドラインとして市議会しぎかいに説明せつめいし決定けっていしたことですので、変更へんこうすることはできません。
良よくする会かい： このガイドラインでは切きり捨すてられて生活せいかつできない人ひとがいるわけです。ということは、このガイドラインに問題もんだいがあるということです。問題もんだいがあるのに、なぜ変更へんこうしないのですか？
課か　　　長ちょう： このガイドラインは、みなさんの合意ごういを得えて決きまったものです。
良よくする会かい： 誰だれが合意ごういしたのですか？
課か　　　長ちょう： 市議会しぎかいや市内しないの関係かんけい団体だんたい、広ひろく市民しみんの方々かたがたの合意ごういを得えたものです。障害しょうがい者しゃ団体だんたいにも話はなして合意ごういしました。
良よくする会かい： それはウソです。われわれの団体だんたい（メインストリーム協会きょうかい）には「このくらいの時間じかん数すうになる」という話はなしはありましたが、合意ごういなんて全まったくしなかったですよ。去年きょねんから上限じょうげんを撤廃てっぱいするようにずっと要望ようぼうしているじゃないですか？一体いったいいつわれわれが合意ごういしたというのですか？
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： 合意ごういなどは全まったくしていません。市民しみんの合意ごういも得えているとおっしゃいましたが、ここにいる23人にんの利用りよう者しゃの中なかで、今年ことしのはじめに市しからこの話はなしを聞きいた人ひとはいますか？
会かい　　　場ば： 聞きいていません。
良よくする会かい： 一人ひとりも聞きいた人ひとはいませんよ。サービスを作つくるときに、利用りよう者しゃに全まったく意見いけんを聞きかず、行政ぎょうせい関係かんけいの団体だんたいに話はなし、それで市民しみんの合意ごういを得えたと言いえるのですか？
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： そんなのは合意ごういなんて言いえないじゃないですか？
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： 　二ふたつ目めの提案ていあんをします。380時じ間あいだの上限じょうげんを設もうけるということは、それを超こえる時間じかんが必要ひつような人ひとにだけしわ寄よせがいっています。380時間じかん以内いないで足たりる人ひとは問題もんだいないです。市しは常々つねづね「市民しみんに公平こうへいに」と言いっていますよね。これは公平こうへいではないですよ。一部いちぶの人ひと、ここでいうと7人にんの人ひとだけ切きり捨すてられているのです。平等びょうどうというのは、500時じ間あいだ必要ひつような人ひとと200時じ間あいだ必要ひつような人ひとに、同おなじく300時じ間あいだ提供ていきょうすることではないですよね。500時じ間あいだ必要ひつような人ひとに、499時じ間あいだ提供ていきょうし、200時じ間あいだ必要ひつような人ひとに199時じ間あいだ提供ていきょうする、これは平等びょうどうです。財政ざいせいの問題もんだいで、全員ぜんいんに必要ひつような時間じかん数すう提供ていきょうできないのであれば、現在げんざい支給しきゅう決定けっていしいる人ひとたち全員ぜんいんの時間じかん数すうを1時じ間あいだ減へらし、そこで浮ういた時間じかんを7人にんの人ひとに回まわしたらどうですか？これなら予算よさんの総額そうがくを変かえずに、市民しみんに平等びょうどうに、7人にんの時間じかん数すうをのばすことができますよ。
課か　　　長ちょう： それは出来できません。
良よくする会かい： なぜですか？
課か　　　長ちょう： ガイドラインで決きまったことです。市議会しぎかいにも説明せつめいして決きまったことなので、いまさら変更へんこうできません。
良よくする会かい： 予算よさんを増ふやせないのであればこれしか方法ほうほうはないじゃないですか？ガイドラインに問題もんだいがあるのだから、すぐに変更へんこうすべきですよ。 。
課か　　　長ちょう： 今年度こんねんどは出来できません。
良よくする会かい： では、時間じかん数すうが足たらなくて生命せいめいの危険きけんにさらされている7人にんはどうなるのですか？
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： 障害しょうがい福祉ふくし課かは代案だいあんを何なにも考かんがえず、われわれが提案ていあんしたものは出来できないと言いう。一体いったいどうするつもりですか。7人にんはほったらかしですか？どうぞ死しんでくださいということですか？
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）
良よくする会かい： 答こたえてください。何なにか方法ほうほうを考かんがえない限かぎり、この7人にんは生活せいかつできないのです。ほったらかしたら危あぶないんですよ。何なにか方法ほうほうを考かんがえてください。
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： 私わたしたちは、市しは市民しみんの生活せいかつを守まもる義務ぎむがあると考かんがえています。課長かちょうも先さきほど「市しは市民しみんの障害しょうがい者しゃの生活せいかつに責任せきにんはある」と言いったじゃないですか。7人にんの人ひとたちが困こまっているので、これを何なにとかするために話はなし合あいに来きているわけです。なのに、市しは改善かいぜん策さくを全まったく考かんがえず、われわれが出だした代案だいあんも出来できないという。話はなし合あっても、肝心かんじんなことになると課長かちょうは黙だまるだけで、全まったく話はなさない。これでは話はなし合あいはできないですよ。前回ぜんかいの話はなし合あいと同おなじことを繰くり返かえし話はなしているだけじゃないですか。責任せきにんある回答かいとうをください。
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： 何なにか話はなしてください。黙だまっていては話はなし合あいになりません。
課か　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： これでは話はなし合あいになりません。責任せきにんある回答かいとうを聞ききたいのです。責任せきにんある回答かいとうが出来できる人ひとを出だしてください。課長かちょうが話はなせないのであれば、局長きょくちょうとの話はなし合あいを申もうし込こみます。早急そうきゅうに局長きょくちょうとの話はなし合あいの場ばを設もうけてください。
課か　　　長ちょう： 局長きょくちょうの予定よていを聞きいて、話はなし合あいの場ばを設定せっていします。
（４） ５月がつ１９日にち 局長きょくちょう交渉こうしょう要旨ようし 西にし　宮みや　市し：健康けんこう福祉ふくし局長きょくちょう・福祉ふくし事務所じむしょ長ちょう・障害しょうがい福祉ふくし課長かちょう・係長かかりちょう2名めい
良よくする会かい：西宮にしのみや市内しないで自立じりつ生活せいかつを送おくる25名めいの重度じゅうど障害しょうがい者しゃ
　
良よくする会かい： 　4月がつ17日にちから上限じょうげん撤廃てっぱいの話はなし合あいは今回こんかいで４回かい目めです。前回ぜんかいまでは現状げんじょう維持いじ回答かいとうで、なぜ介助かいじょ時間じかんが延のびないのか納得なっとく行いく回答かいとうがもらえなかった。そうであるのならば、局長きょくちょうに直接ちょくせつ話はなしをお聞ききしたいと思おもい今回こんかいこの場ばを設定せっていしていただいた。 私わたしたちの話はなしたいことは３８０時じ間あいだで足たりない人ひとがいることを理解りかいしてもらいたいのと、足たらない人ひとから不服ふふく申立もうしたてがでていますが、介助かいじょの時間じかんを延のばしてもらいたいということです。3つ要望ようぼうしましたが、まずは前提ぜんていとして上限じょうげん３８０時じ間あいだを撤廃てっぱいしてもらいたいと考かんがえています。
局きょく　　　長ちょう： 　月つき３８０時じ間あいだというのは前年度ぜんねんどの２４０時じ間あいだと比くらべて、１４０時じ間延まのび、二人ふたり介助かいじょ加算かさんで３１時じ間あいだ、全体ぜんたいで４１１時じ間あいだである。これで十分じゅうぶんであると思おもってないが、１５年度ねんどのスタートとして理解りかいを得えたと考かんがえる。支援しえん費ひ制度せいどが始はじまったばかりなので、執行しっこうしていく中なかで問題もんだいがでてくると想像そうぞうしていた。 不服ふふく申請しんせいは個別こべつのケースについて検討けんとうし、個別こべつに相談そうだんする。今回こんかいの要望ようぼうは障害しょうがい福祉ふくし課長かちょうから報告ほうこくを受うけている。前回ぜんかいの交渉こうしょうまでは、課長かちょうから「今年度こんねんど中ちゅうの変更へんこうは難むずかしく、来年度らいねんどからの変更へんこうに向むけて取とり組くむ」という話はなしをさせていただいた。しかし、なんとか今年度こんねんど中ちゅうに変更へんこうできないか、月つき３８０時じ間あいだにどう加算かさんできるか、時期じきを早はやめて改善かいぜんするように検討けんとうしてゆきたい。
良よくする会かい： 　私わたしたちがずっと要望ようぼうしていることは月つき３８０時じ間あいだを超こえる支給しきゅう量りょうが必要ひつような人ひとに対たいして、必要ひつような支給しきゅう量りょうを提供ていきょうして下くださいということです。月つき３８０時じ間あいだまで延のびてきたことは評価ひょうかしています。月つき３８０時じ間あいだで足たりている人ひとに関かんしては、西宮にしのみや市しで生活せいかつできるようになった。このことは西宮にしのみや市しの業績ぎょうせきだと評価ひょうかしています。 今回こんかいの話はなし合あいは、月つき３８０時じ間あいだで足たりない人ひとに関かんする問題もんだいです。いま、今年度こんねんど中ちゅうに改善かいぜんできるように検討けんとうしていくという話はなしをいただいた。しかし、生活せいかつというものは日々ひびやっていくものです。待まてない状況じょうきょうがあります。介助かいじょというのは生活せいかつを支ささえ、それが一いち日にちでもないと成なり立たちません。早急そうきゅうに改善かいぜんしてほしいのです。局長きょくちょうは月つき３８０時間じかん以上いじょう必要ひつような人ひとがいるということを理解りかいしていますか？
局きょく　　　長ちょう： はい。
良よくする会かい： 今日きょう来きている実際じっさいに時間じかんが足たりなくて困こまっている人達ひとたちになぜ介助かいじょが必要ひつようなのか話はなしてもらいます。
不服ふふく申請しんせい者しゃ： （介助かいじょ者しゃがいないときの生命せいめいの危険きけん性せいや、夜間やかんや２人ふたり介助かいじょなど具体ぐたい的てきに必要ひつようとする時間じかんについて、6人にんが順番じゅんばんに訴うったえる）
良よくする会かい： 　介助かいじょがないと危険きけんという話はなしもでたが、何なにかあったときに何なにもできないのです。介助かいじょ時間じかんが足たりないという状況じょうきょうは生命せいめいの危険きけんに脅おびやかされているのです。介助かいじょ者しゃがいなくなると危険きけんなのは見みて分わかりますよね？ 必要ひつよう以上いじょうの時間じかん数すうをくれと言いっているのではありません。本当ほんとうに必要ひつようで困こまっている人ひとに対たいして何なにとかしてくれと要望ようぼうしているのです。必要ひつよう性せいがあるということを理解りかいしていただいていると考かんがえてよいですか？
局きょく　　　長ちょう： はい。
良よくする会かい： 　具体ぐたい的てきに上限じょうげんの話はなしに入はいりたい。月つき３８０時じ間あいだの上限じょうげん撤廃てっぱいを一いち日にちも早はやくしてほしい。必要ひつよう性せいについては４月がつ１７日にちからずっと話はなしています。昨年度さくねんどからずっと要望ようぼうしています。しかし、この一いちヶ月かげつの間あいだ全まったく進展しんてんがなかった。介助かいじょが足たりない状況じょうきょうで一いちヶ月かげつを過すごしてきました。何なんで月つき３８０時じ間あいだの上限じょうげんをつくったのですか？
局きょく　　　長ちょう： 　１４年度ねんどまでの月つき２４０時じ間あいだの状況じょうきょうを踏ふまえて、サービス量りょうをどう延のばすか検討けんとうしてきた。必要ひつような時間じかん数すうと人数にんずうを算定さんていしながら総額そうがくを定さだめて予算よさん議会ぎかいに諮はかった。月つき３８０時じ間あいだに加算かさんできる時間じかんが、指摘してき通どおり３１時じ間あいだしかないが、今いままで行政ぎょうせいがサービスを提供ていきょうできる部分ぶぶんと介助かいじょが必要ひつような人ひとを支ささえてきたグループや事業じぎょう所しょがインフォーマルに支ささえてきた時間じかんがあったので、この部分ぶぶんに期待きたいができる、あるいはしたいと考かんがえた。全体ぜんたいとしては、十分じゅうぶんではないかもしれないけど、今いまの設定せっていでスタートさせていただかざるを得えないと考かんがえた。しかし、４月がつになり近隣きんりん市しの月つき６００時じ間あいだや７２０時じ間あいだの状況じょうきょうを受うけて、できるだけ早はやくどう対応たいおうするか考かんがえたい。
良よくする会かい： できるだけ早はやくとはいつですか？
局きょく　　　長ちょう： できるだけ早はやくとしか言いえない。
良よくする会かい： いつになったら具体ぐたい的てきに改善かいぜんできるのですか？生活せいかつは日々ひび必要ひつようなわけで、その間あいだ、足たりない人達ひとたちはどうしたらいいのですか？
局きょく　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： 現在げんざい、足たりない人ひとはどうするのですか？皆みな一いち日にち一いち日にち足たりなくて困こまっています。一いち日にち一いち日にち危険きけんな日々ひびを過すごしています。これは待まてる問題もんだいではありません。改善かいぜんされるまでの間あいだ何なにとかする方法ほうほうを考かんがえてほしいです。市しは市民しみんの生活せいかつに対たいして責任せきにんを負おっています。時間じかんが足たりなくて生活せいかつに困こまっている人ひとに対たいしても責任せきにんがあります。
局きょく　　　長ちょう： 不服ふふく申請しんせいをした個々人ここじんに答こたえていく。
良よくする会かい： それぞれに答こたえていくわけですか？
局きょく　　　長ちょう： 要望ようぼうの１００％にこたえるかどうかは別べつにして、改善かいぜんできるようなこたえをする
良よくする会かい： １００％こたえてほしい。
局きょく　　　長ちょう： 個々ここのケアプランに応おうじてこたえる。
良よくする会かい： いつ回答かいとうがでるのですか？
局きょく　　　長ちょう： 今月こんげつ中ちゅうに話はなしを始はじめる。
良よくする会かい： 手順てじゅんとしては、話はなし合あいをしてから決定けっていするということですか？
局きょく　　　長ちょう： はい。
良よくする会かい： 今月こんげつ話はなし合あって、決定けっていがでるのは来月らいげつということですか？
局きょく　　　長ちょう： 来月らいげつです。
良よくする会かい： 個別こべつ、明記めいきしている時間じかんに１００％応こたえられそうですか？
局きょく　　　長ちょう： ４月がつに出だしてもらっている分ぶんと比較ひかくして話はなしをする。
良よくする会かい： 必要ひつような時間じかんがでるのか心配しんぱいです。
局きょく　　　長ちょう： 当事とうじ者しゃの人ひとが困こまるという主張しゅちょうがあるわけですよね。だから話はなしをする。
良よくする会かい： 全部ぜんぶ飲のめそうですか？
局きょく　　　長ちょう： 改善かいぜんに向むけて努力どりょくします。
良よくする会かい： 不透明ふとうめいということですよね？　
局きょく　　　長ちょう： 姿勢しせいを言いっているわけです。
良よくする会かい： 姿勢しせいは大事だいじだけど、生活せいかつがかかっています。介助かいじょ時間じかんが足たりなかったら生活せいかつできない。
局きょく　　　長ちょう： 協議きょうぎをする。
良よくする会かい： 具体ぐたい的てきに
局きょく　　　長ちょう： 事例じれいごとにしか対応たいおうできない。
良よくする会かい： 必要ひつような時間じかん数すうをすべて支給しきゅう決定けっていできるのですか？
局きょく　　　長ちょう： 現行げんこう月がつ３８０時じ間あいだで不服ふふくだということでこの話はなし合あいの場ばがもたれている。改善かいぜんできる方向ほうこうで話はなしをさせていただく。それ以上いじょうは個々ここの話はなしの中なかで受うけ止とめてもらう。
良よくする会かい： 個々ここの中なかで、十分じゅうぶんな生活せいかつができない時とき間あいだ数すうを提供ていきょうするとしても意味いみはありません。
局きょく　　　長ちょう： やってみないとわからない。個々ここに不服ふふく申請しんせいを出だしてもらっているので、個々ここに答こたえる必要ひつようがある。
良よくする会かい： 明確めいかくな答こたえを聞ききたい
局きょく　　　長ちょう： 不服ふふく申請しんせいを出だしている方ほうに関かんしては、今月こんげつケースワーカーがき取きとりに行いき、再度さいど、生活せいかつ状じょう況きょうを話はなし合あいます。その上うえで、再度さいど検討けんとうし、市しが必要ひつようと認みとめた時間じかん数すうはだします。
良よくする会かい： 市しが必要ひつようと認みとめないのは、どういう場合ばあいか？
局きょく　　　長ちょう： 相談そうだん窓口まどぐち（市町村しちょうそん障害しょうがい者しゃ生活せいかつ支援しえん事業じぎょうの事業じぎょう所しょのこと。具体ぐたい的てきにはメインストリーム協会きょうかいの「ピア・サポート西宮にしのみや」）の人ひとが同席どうせきしてもかまわない。決けっして押おさえ込こもうとしているわけではない。使つかい残のこした予算よさんのうち運用うんようできるものは運用うんようし、補正ほせい予算よさんが必要ひつようであれば議会ぎかいに諮はかる。それまでの間あいだほっておけないということだから、対応たいおうする。
良よくする会かい： ５月がつ中ちゅうに話はなし合あいをし、必要ひつようだと認みとめられれば出だしてもらえるか？
局きょく　　　長ちょう： はい。不服ふふく申請しんせいの人ひととやりとりをする。
良よくする会かい： 個別こべつの話はなし合あいで、必要ひつようだと認みとめれば出だすのですね？
局きょく　　　長ちょう： はい。
良よくする会かい： 理解りかいしてもらえたことは喜よろこばしいです。しかし、本当ほんとうにでるのか心配しんぱいです。 いままで３回かい交渉こうしょうしてきましたが、何なんの進展しんてんもなかったからです。必要ひつようだと認みとめられた時間じかん数すうに、本人ほんにんと役所やくしょの食くい違ちがいがないようにケースワーカーと話はなしてほしい。 私わたしたちは他たの社会しゃかい資源しげんはないと考かんがえています。ここに集あつまっている人ひとは施設しせつ等とうを使つかいたいと考かんがえていません。ボランティアも難むずかしいです。居宅きょたくサービスしかないのが前提ぜんていです。上限じょうげんを撤廃てっぱいすることで解決かいけつしてほしい。ここに集あつまった人ひとは他人たにん介護かいご料りょうも使つかった上うえで申請しんせいしています。
局きょく　　　長ちょう： そのことを含ふくめて話はなし合あいをする。
良よくする会かい： 再さい審査しんさを早はやくやってもらいたい。再さい審査しんさがうまくいかなかった場合ばあいは再度さいど話はなし合あいをしたい。再さい審査しんさの決定けっていはいつでますか？
局きょく　　　長ちょう： ６月がつ中ちゅうに。
良よくする会かい： １ヶ月かげつ先さきは長ながいのではないか？
局きょく　　　長ちょう： ・・・（無言むごん）。
良よくする会かい： 待まてません。
局きょく　　　長ちょう： （局長きょくちょうと福祉ふくし事務所じむしょ長ちょうが耳打みみうちして打うち合あわせる）いまから１ヶ月かげつ以内いないでできるだけ早はやく決定けっていする。１ヶ月かげつ以上いじょうはかけない。
良よくする会かい： 不服ふふく申請しんせいを出だしたのは、4月がつ21日にちです。申請しんせいから決定けっていまで２ヶ月かげつ以上いじょうかかるのは遅おそすぎる。これは不服ふふく申請しんせい制度せいどの不備ふびである。これからはこのようなことがないように要望ようぼうします。
局きょく　　　長ちょう： わかりました。
良よくする会かい： ぜひ、再さい審査しんさしてもらい、良よい決定けっていが出でるように願ねがっています。

４．

6月12日にち　交渉こうしょう結果けっかの回答かいとう　月つき３８０時じ間あいだ上限じょうげん撤廃てっぱいされる！
　 　6月12日にち10時じに、西宮にしのみや市し障害しょうがい福祉ふくし課長かちょうと係長かかりちょうがメインストリーム協会きょうかいに来所らいしょし、上限じょうげん撤廃てっぱい交渉こうしょうの結果けっかについて報告ほうこくがあった。回答かいとう内容ないようは下記かきの通とおり。
（１） 最さい重度じゅうどの人ひとの泊とまり介助かいじょ（現状げんじょうは　深夜しんや帯たい8時間じかんうち2時じ間あいだ／日にちのみ）
　 深夜しんや帯たい8時じ間あいだで4.5時じ間あいだ分ぶんだします。　140時じ間あいだ／31日にち　→　2.5時じ間あいだ増ふえました！
（２） 月つき380時じ間あいだ上限じょうげんの撤廃てっぱい　　（現状げんじょうは、日にち中ちゅう320時じ間あいだ／月つき）
　

日にち中ちゅうの時間じかん{24時じ間あいだ－8時間じかん（泊とまり分ぶん）＝16時間じかん（これが日にち中ちゅうの最大さいだいの時間じかん）}は、個別こべつに判断はんだんし、必要ひつような時間じかんを支給しきゅうします。→これで上限じょうげんがなくなりました！
一人ひとり介助かいじょの部分ぶぶんだけで見みると、
｛16時間じかん（日にち中ちゅう）＋4.5時間じかん（夜間やかん）｝×31日にち＝635.5時じ間あいだ／3１日にち
　 最大さいだい635.5時じ間あいだまで支給しきゅうされます。

　現在げんざい西宮にしのみや市しには、24時じ間あいだ介助かいじょを求もとめている人ひとがいません（家族かぞく同居どうきょや、一人ひとりの時間じかんが欲ほしいといった理由りゆうで）ので、この時間じかん数すうの支給しきゅう決定けっていはされていませんが、今後こんご24時じ間あいだ介助かいじょが必要ひつような人ひとが出でてきたら、635.5時じ間あいだ支給しきゅうされます。また、生活せいかつ保護ほごの他人たにん介助かいじょ料りょうも加くわえれば、24時じ間あいだ介助かいじょが可能かのうとなりました。

（３） 二人ふたり介助かいじょ（現状げんじょう　3１時じ間あいだ／31日にち　1日にち1回かい1時じ間あいだの利用りよう制限せいげんあり）
　 ①お風呂ふろ介助かいじょ　31時じ間あいだ／31日にち　回数かいすうと１回かいあたりの時間じかん制限せいげんなし。
②その他たの二人ふたり介助かいじょは、個別こべつに判断はんだんします。
　 たとえば、今回こんかい不服ふふく申請しんせいを出だしていたS.Cさんは、81時じ間あいだ／31日にち出でました。
（４） 今年度こんねんど、生活せいかつ保護ほごの他人たにん介助かいじょ料りょうを受給じゅきゅうしてる最さい重度じゅうどの人ひとは、そのお金かねを夜間やかん介助かいじょの増ふえた分ぶん（2.5時じ間あいだ）に当あてて欲ほしい。来年度らいねんどからは、夜間やかんも支援しえん費ひで支給しきゅうしますので、他人たにん介助かいじょ料りょうは無むくなる方向ほうこうです。

この決定けっていを受うけて、7月がつ1日にち現在げんざい、西宮にしのみや市しで一番いちばん多おおい支給しきゅう決定けっていは630時間じかん（家族かぞく同居どうきょ　二人ふたり介助かいじょ80時間じかん含ふくむ）です。
５． 今後こんごの課題かだい
　 　4月がつから行いってきた上限じょうげん撤廃てっぱい運動うんどうは、こちらの要求ようきゅうをほぼ達成たっせいすることが出来できました。当事とうじ者しゃが力ちからをあわせ、結束けっそくして行動こうどうした成果せいかだと思おもいます。
　 また、その影かげには今年ことし1月がつの厚労省こうろうしょう１２０時じ間あいだ上限じょうげん撤廃てっぱい運動うんどうの成果せいかもあったと思おもいます。西宮にしのみや市しからも多おおくの障害しょうがい者しゃが参加さんかし、経験けいけんを積つみました。その経験けいけんが生いかされたのです。
　 しかし、全面ぜんめん的てきに解決かいけつしたわけではなく、課題かだいも残のこっています。今後こんごは、①夜間やかん介助かいじょを8時じ間あいだに認みとめさせること、②二に人にん介助かいじょの利用りよう制限せいげんの簡素かんそ化か、③入院にゅういん中ちゅうの介助かいじょ利用りようを認みとめさせること、などに取とり組くんで行いきたいと考かんがえております。
　 西宮にしのみやにメインストリーム協会きょうかいが設立せつりつされたのは1989年ねんの11月です。24時じ間あいだ介助かいじょ保障ほしょうの実現じつげんは、設立せつりつからメンバー全員ぜんいんの長年ながねんの夢ゆめでした。「いまごろかよ？」と言いわれるくらい時間じかんがかかってしまいましたが、ようやく実現じつげんすることができました。この運動うんどうに携った一人ひとりとして、これ以上いじょうの喜よろこびはありません。あきらめずに、行動こうどうし続つづければ、実現じつげんするんだなぁと実感じっかんいたしました。
　 今回こんかいの上限じょうげん撤廃てっぱい運動うんどうは、携った一人ひとり一いち人にんの障害しょうがい者しゃに大おおきな達成たっせい感かんを与あたえてくれました。これは、今後こんごの西宮にしのみやの障害しょうがい者しゃ運動うんどうに必かならずや良よい影響えいきょうを及およぼしてくれると確信かくしんしております。
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