厚労省こうろうしょうの2004年度ねんど予算よさんの概算がいさん要求ようきゅうの解説かいせつ

自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい本部ほんぶ事務じむ局きょく

○支援しえん費ひ制度せいどの予算よさん

居宅きょたく生活せいかつ支援しえんは16．6％アップ、施設しせつ訓練くんれん等とう支援しえんは11％アップとなっています。 15年度ねんどは支援しえん費ひのスタートのため11ヶ月かげつ予算よさんで組くんでおり、16年度ねんどは12ヶ月かげつ となりますので、この平ひら年度ねんど化かの増分ぞうぶん約やく9％を除外じょがいして実質じっしつで考かんがえると、 居宅きょたく7．6％、施設しせつ2％アップとなります。

　厚労省こうろうしょうの居宅きょたく支援しえん係がかりに聞きいたところ、裁量さいりょう的てき経費けいひのシーリングである ２％カット＋２割わり増ぞうまで要求ようきゅう可能かのう（17．6％増ぞう）というシーリングに沿そう形かたちで 要求ようきゅうしたと言いっていました。

　しかし、今後こんご、各省かくしょうの概算がいさん要求ようきゅうから財務省ざいむしょうによる査定さていで削けずっていく ということですので、今後こんごも気きをぬくことはできません。上記じょうきの数字すうじで わかるように、昨年さくねんは概算がいさん要求ようきゅうから政府せいふ予算よさんの段階だんかいでホームヘルプ 予算よさんが約やく85％に削けずりこまれた経緯けいいがあります。
　概算がいさん要求ようきゅうの数字すうじは最低さいていラインで、ここから削けずられないように厚労省こうろうしょう に今後こんごもプレッシャーをかけていく必要ひつようがあります。

　その他た、昨年さくねんまでの障害しょうがい者しゃ社会しゃかい参加さんか総合そうごう推進すいしん事業じぎょうが、 障害しょうがい者しゃ自立じりつ支援しえん・社会しゃかい参加さんか推進すいしん事業じぎょう（仮称かしょう）としてリニューアルされ、 この中なかに、新規しんきメニューとして"地域ちいき生活せいかつ体験たいけん事業じぎょうの実施じっし"が もりこまれました。
　これは、ＪＩＬを中心ちゅうしんとした障害しょうがい者しゃ団体だんたいが、障害しょうがい福祉ふくし課かに自立じりつ生活せいかつ体験たいけん室しつ事業じぎょうについて、要望ようぼうしていたものであり、身体しんたい・知的ちてき・精神せいしんに適用てきようされる事業じぎょうとして考かんがえられているそうです。
　この事業じぎょうは実施じっし主体しゅたいは市町村しちょうそんですので、今後こんご、正式せいしきに予算よさん化か された場合ばあいは市町村しちょうそんへの働はたらきかけが必要ひつようです。

　昨年さくねん、身体しんたいと知的ちてきの生活せいかつ支援しえん事業じぎょうが一般いっぱん財源ざいげん化かされるに ともなってできた障害しょうがい者しゃ地域ちいき生活せいかつ推進すいしん特別とくべつモデル事業じぎょうは 77ヶ所かしょ→101ヶ所かしょ（+24ヶ所かしょ）となりました。
　16年度ねんどの新規しんき分ぶんは24ヶ所かしょですが、今年度こんねんど執行しっこうできなかった 箇所かしょ数すうがあれば、新規しんき分ぶんの箇所かしょ数すうが増ふえます。

○主おもなものの動うごき