3月18日にち、厚労省こうろうしょうで全国ぜんこく障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし関係かんけい主管しゅかん課長かちょう会議かいぎが開催かいさいされました。

自薦じせんヘルパー推進すいしん協会きょうかい本部ほんぶ事務じむ局きょく

午前ごぜん中ちゅうの前半ぜんはん部分ぶぶんで障害しょうがい者しゃ自立じりつ支援しえん法ほう関係かんけいの制度せいど改正かいせいについて、 午後ごごは平成へいせい１７年度ねんど事業じぎょうについて各課かくかからの説明せつめいと、質疑しつぎ応答おうとうでした。

前半ぜんはんの障害しょうがい者しゃ自立じりつ支援しえん法ほう関係かんけいでは、 詳細しょうさいな事項じこうの発表はっぴょうはありませんでしたが、 法案ほうあんがそのまま通とおることを前提ぜんていに、着々ちゃくちゃくと事務じむ的てきな準備じゅんびを進すすめていようです。 特とくに施行しこう時期じきが早はやい下記かき事業じぎょうについて説明せつめいがありました。

・障害しょうがい程度ていど区分くぶんと審査しんさ会かいの試行しこう事業じぎょうとスケジュール
・障害しょうがい福祉ふくし計画けいかくのサービス利用りよう実態じったい把握はあく調査ちょうさについて
・公費こうひ負担ふたん医療いりょうの見直みなおしについて

障害しょうがい程度ていど区分くぶんと審査しんさ会かいについては １８年ねん１月がつの制度せいど改正かいせいと１８年ねん完全かんぜん実施じっしまでの モデル事業じぎょうについてのスケジュール、試行しこう事業じぎょう案あんが具体ぐたい的てきに示しめされました。

資料しりょう；http://www.j-il.jp/jil.files/siryou/050318/050318-2.pdf
資料しりょう；http://www.j-il.jp/jil.files/siryou/050318/050318-4.pdf

�@障害しょうがい程度ていど区分くぶん認定にんてい調査ちょうさ試行しこう事業じぎょう
各かく都道府県とどうふけん１カ所かしょと政令せいれい指定してい都市としで実施じっし
障害しょうがい種別しゅべつごと各かく１０名めい、計けい３０名めい程度ていどのサンプル調査ちょうさ
調査ちょうさ員いんは市町村しちょうそん職員しょくいん、療育りょういく等とう支援しえん事業じぎょう、市町村しちょうそん障害しょうがい者しゃ生活せいかつ支援しえん事業じぎょう、精神せいしん障害しょうがい者しゃ生活せいかつ
支援しえん事業じぎょうの委託いたく先さき、障害しょうがい者しゃケアマネ修了しゅうりょう者しゃ等とう 市町村しちょうそん審査しんさ会かいの試行しこうも行おこなう
実施じっし時期じき：０５年ねん６月がつ
資料しりょう；http://www.j-il.jp/jil.files/siryou/050318/050318-1.pdf

�A障害しょうがい程度ていど区分くぶん訪問ほうもん調査ちょうさ事業じぎょう・市町村しちょうそん審査しんさ会かい運営うんえい等とう試行しこう事業じぎょう（２事業じぎょう併あわせて実施じっし）
　実施じっし時期じき；０５年ねん１１月がつ〜０６年ねん３月がつ 　希望きぼうする全ぜん市町村しちょうそんで実施じっし
資料しりょう；http://www.j-il.jp/jil.files/siryou/050318/050318-3.pdf

�B障害しょうがい程度ていど区分くぶん認定にんてい調査ちょうさ員いん等とう研修けんしゅう事業じぎょう
　（１）障害しょうがい程度ていど区分くぶん認定にんてい調査ちょうさ員いん研修けんしゅう
　　実施じっし主体しゅたい；都道府県とどうふけん（政令せいれい指定してい都市としも可か）
　　対象たいしょう；市町村しちょうそん職員しょくいん、指定してい相談そうだん事業じぎょう者しゃ従事じゅうじ者しゃ（制度せいど施行しこう前まえは療育りょういく等とう支援しえん事業じぎょう、市町しちょう 村むら障害しょうがい者しゃ生活せいかつ支援しえん事業じぎょう、精神せいしん障害しょうがい者しゃ生活せいかつ支援しえん事業じぎょうの職員しょくいんを想定そうてい）
　　実施じっし時期じき；１１月がつ〜３月がつ
　（２）市町村しちょうそん審査しんさ会かい委員いいん研修けんしゅう
　　実施じっし主体しゅたい；都道府県とどうふけん（政令せいれい指定してい都市としも可か）
　　対象たいしょう；市町村しちょうそん審査しんさ会かい委員いいん
　　実施じっし時期じき；１１月がつ〜３月がつ
資料しりょう；http://www.j-il.jp/jil.files/siryou/050318/050318-3.pdf

特とくに�@の試行しこう事業じぎょうは、３月がつ中ちゅうに実施じっし市町村しちょうそんを確定かくていさせる方向ほうこうで、 都道府県とどうふけんに３月がつ２５日にちまでに推薦すいせんする市町村しちょうそんを挙あげるよう指示しじを出だしています。
４月がつに実施じっし自治体じちたいの説明せつめい会かいを開ひらき、
５月がつに障害しょうがい程度ていど区分くぶんの素案そあんを提示ていじし、
６月がつに試行しこう事業じぎょうという
過密かみつスケジュールです。

この�@の事業じぎょうで障害しょうがい程度ていど区分くぶん素案そあんの検証けんしょうと実務じつむ上じょうの課題かだいを把握はあくし、 �Aの本格ほんかく的てきな試行しこう事業じぎょうにつなげ、また同時どうじ並行へいこうで�Bの事業じぎょうを行おこなうとしています。

障害しょうがい福祉ふくし計画けいかくについては、 まず国くにが基本きほん指針ししんを出だす基礎きそデータとして、 全国ぜんこくで定点ていてん的てき（１６年ねん１０月がつの実績じっせき）なサービス利用りよう実績じっせき調査ちょうさ（全数ぜんすう調査ちょうさ）を行おこなうと し、具体ぐたい的てきな調査ちょうさ方法ほうほうについて説明せつめいがありました。
調査ちょうさ項目こうもくは多岐たきにわたりますが、
・市町村しちょうそん内ないの障害しょうがい者しゃに関かかわる基本きほん情報じょうほう
・支給しきゅう決定けっていの状況じょうきょう
・サービス利用りよう実績じっせき
これらを１６年ねん１０月がつの実績じっせきで請求せいきゅう明細めいさいなどを含ふくむ全数ぜんすう調査ちょうさを行おこなうことになります。

公費こうひ負担ふたん医療いりょうについては 実際じっさいの支給しきゅう認定にんてい事務じむ手続てつづき、手順てじゅんについて
・現行げんこうの制度せいどからの移行いこうの手順てじゅん
・指定してい自立じりつ支援しえん医療いりょう機関きかんの選定せんてい・指定していの手順てじゅん
・医療いりょう受給じゅきゅう者しゃ証しょうの発行はっこう
・上限じょうげん額がく管理かんりなどについて
かなり具体ぐたい的てきな説明せつめいがありました。

午後ごごの１７年度ねんどの制度せいど説明せつめいについては、これまで出だされている通知つうち、新規しんき事業じぎょうなどの説明せつめいで、新あたらしいこととしては、精神せいしん障害しょうがい者しゃ居宅きょたく介護かいご援事業じぎょう（＝ホームヘルプ）の見直みなおしにあたり、新あたらしい単価たんか設定せってい（支援しえん費ひ同額どうがくに設定せってい）と移動いどう介護かいごを事業じぎょう運営うんえい要綱ようこうに明記めいきし１７年ねん４月がつより開始かいしするすることが示しめされました。

また、先頃さきごろ示しめされた支援しえん費ひにおけるいわゆる「２時じ間あいだあけのルール」については、別途べっと具体ぐたい例れいを示しめし、説明せつめいをするとし、今後こんご近ちかいうちに詳細しょうさいな説明せつめい資料しりょうが出だされるようです。

最後さいごに質疑しつぎ応答おうとうがあり、市町村しちょうそんから示しめされたスケジュールの過密かみつさ、業務ぎょうむ量りょうの多おおさに疑問ぎもんが寄よせられていたが、「制度せいど存続そんぞくのため必要ひつよう不可欠ふかけつ」とし示じした案あんで進すすめていくとし、強靱きょうじんな姿勢しせいでした。

また、行動こうどう援護えんごについて市町村しちょうそんから事業じぎょう所しょ指定していの要件ようけんの緩和かんわを求もとめる意見いけんに 「事業じぎょう所しょ要件ようけん緩和かんわは質しつの低下ていかにつながるので考かんがえていない」 行動こうどう援護えんごの突発とっぱつニーズ対応たいおうについては「訓練くんれん的てきなものも含ふくまれており、考かんがえていない」と非常ひじょうに堅かたい姿勢しせいを示しめしました。

以上いじょう大おおまかなポイントを報告ほうこくさせて頂いただきました。

尚なお、次回じかいの全国ぜんこく障害しょうがい保健ほけん福祉ふくし関係かんけい主管しゅかん課長かちょう会議かいぎは４月がつ２８日にちに予定よていされています。