建物の損壊や交通機関に大きな被害がでるような地震が発生した場合は、本マニュアルを参考にして、身の安全を守り落ち着いて行動してください。
大地震の発生を防ぐことはできなくても、適切な準備を行うことで被害を軽減することができます。
どんな備えが必要か考えておきましょう。
- 避難場所の確認(大学付近および自宅周辺等)
- 家族との連絡方法および待合せ場所の確認
- 災害伝言サービスの確認と登録(メール宛先等の事前登録が必要)
- 帰宅ルートおよび所要時間の確認(災害時徒歩約2.5km/h)
- 緊急時メモの作成・記入
- 具体的な情報収集手段および緊急避難場所等の確認(大学および通学途中)
- 転倒防止対策や緊急時アイテムの確認
- 大学および友人等への連絡方法の確認およびリスト整備
日頃から携帯しておくと便利な物
□現金(小銭も)
□健康保険証
□タオル・ばんそうこう・包帯
□小型ライト
□小型ラジオ
□ティッシュ・ウェットティッシュ
□非常用保温アルミシート
□チョコレート・あめ等
□身分証明書(免許証等)
□アドレス帳(家族、友人の連絡先を記入)
□雨具(カッパ等)
□携帯充電用USBケーブル
□ポリエチレン製ごみ袋
□油性マジックペン
その他非常時に必要なアイテム
□貯金通帳
□常備薬とその処方箋
□運動靴
□卓上コンロ
□ひも・ロープ
□予備電池
□スリッパ
□使い捨てカイロ
□印鑑
□上着・下着・靴下
□リュック
□懐中電灯
□ろうそく
□缶切り・栓抜き
□洗面用具
□非常用食料・水
地震など大災害発生時に、安否確認などの電話が爆発的に増加し、つながりにくい状況になった場合、提供されるサービスです。
NTT災害用伝言板:インターネットで連絡・確認
伝言の登録
- https://www.web171.jp/(web171)へアクセス
- 登録したい電話番号を入力 ※数字のみ「- 」なしで入力
- 「ひらがな氏名」「安否」「伝言」を入力して「伝言を登録する」をクリック
伝言の確認
- https://www.web171.jp/(web171)へアクセス
- 確認したい電話番号を入力 ※数字のみ「- 」なしで入力
- 伝言を確認する
NTT災害伝言ダイヤルサービス:電話で連絡・確認
- 被災地内の固定電話のみに提供されるサービスです。
- 被災地内の固定電話に対する録音・再生は携帯電話からでもご利用になれます。
- 被災地外から被災地内の固定電話への録音は規制される場合があります(再生は利用可能)。
伝言の録音
- 「171」へ電話をかけます。ガイダンスが流れます。
- 「1」をダイヤル。
- 市外局番+固定電話の番号(NTTが被災地と定めたエリア内)
伝言の再生
- 「171」へ電話をかけます。ガイダンスが流れます。
- 「2」をダイヤル。
- 市外局番+固定電話の番号(NTTが被災地と定めたエリア内)
詳しいサービス概要や、ご利用方法はNTTのホームページをご覧ください。
その他携帯各社で提供されているサービスについては、各ホームページをご参照ください。
体験利用について
災害発生に備えて利用方法を事前に覚えられるよう、体験利用提供日が設定されています。
体験利用提供日
- 毎月1日、15日(0:00~24:00)
- 正月三が日(1月1日0:00~1月3日24:00)
- 防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
- 防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
落ち着いたら大学へ安否を報告する。
※電話での報告は極力控えること
インターネットから報告の場合
以下のURL にアクセスし、大学へ安否を連絡してください。
URL:https://emergency-notice.waseda.jp/
2019/11/12記事:安否確認フォーム
はがきによる報告の場合
表題「安否報告」・氏名・学籍番号・本人や家族の怪我の有無、住所・困っていること・自宅や避難場所付近の状況を記入し、以下の宛先へ郵送する。
〒169-8050
東京都新宿区西早稲田1-6-1
早稲田大学○○学部・○○研究科事務所
※各学部・各研究科事務所等の指示を優先してください。
自分のいる場所は安全か?
- YES→その場を動かない
- NO→避難場所へ避難
大学にいるときのポイント
自分自身の心構え
- 冷静に、落ち着く。
- 火を扱っている時は、あわてずに火の始末をする。
- 火災が起きていないか?
火災の場合は自分の身が安全な範囲で周囲の協力を得ながら初期消火。
また、消火が困難と判断した場合は、火から離れる。
- 負傷者はいないか?
負傷者がいる場合は安全な範囲で周囲の協力を得ながら応急手当をし、事務所等へ連絡。
- 建物の傾き、壁のひびなどを確認。
- 余震の可能性もあるため、あわてずしばらく様子を見る。
避難場所へ移動する判断基準
- ガラス、黒板、テレビ等が倒れるおそれがなく、天井からの落下物や薬品の流出が無いと確認できた場合は、その場にとどまる方が安全である。
行動に移るときの注意点
- 火災の場合は煙を吸わないよう、タオル等で口を覆う。
- どのルートで移動すれば安全か確認し、エレベーターは使わずに階段で移動。
通学中のポイント
- 被害状況を正しく把握する。
- 事前に家族と相談して決めた避難場所に移動する。ただし、被災場所やその場の状況によっては安全を最優先し別の避難場所に移動する。
- 避難中は警察や消防の指示に従う。
大学ではあらかじめ以下の場所を避難場所として想定していますが、地震時の状況により安全な場所へ避難してください。
早稲田キャンパス
- 大隈庭園
- 10号館前広場
戸山キャンパス
西早稲田キャンパス
所沢・東伏見・喜久井町キャンパス
各務記念材料技術研究所
本庄キャンパス
- 93・94号館前広場
- 本庄高等学院グラウンド
TWIns
- 東京女子医大総合外来北側広場
家族への安否連絡をしましょう。
家族への連絡方法
大学にいるときのポイント
安全が確認されるまで大学にとどまる
- 余震が落ち着き、帰宅手段等の安全が確認されるまで無理に帰宅せず、原則として大学や避難場所などにとどまりましょう。
- 安全が確認されるまで大学にとどまるのが原則ですが、やむを得ず徒歩で帰宅する目安の距離は10km 以内とされています。あらかじめ、自宅と大学間の距離や帰宅経路を確認しておきましょう。
- 情報収集の際には、チェーンメールやうわさなどにまどわされず、大学や公共機関、テレビ・ラジオ等からの正確な情報を入手して行動しましょう。
通学中のポイント
- 多くの人が一斉に帰宅すると各所で混雑が発生するため、余裕を持つことも大切。
周りの状況を確認してから帰宅しましょう。
- 災害時の歩行速度は約2.5km/時程度、10kmは4時間を要することになります。
- 日没後の行動は危険です。夜間は犯罪に巻き込まれる可能性もあるため、1人での行動は避けましょう。
日の出・日没時間の目安
月日 |
日の出 |
日没 |
3月20日 |
05:45 |
17:50 |
6月20日 |
04:25 |
19:00 |
9月20日 |
05:30 |
17:40 |
12月20日 |
06:45 |
16:30 |
※悪天候の時は暗くなる時間が1時間ほど早くなると予想されます。