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障害学会神戸大会藤田レジュメ

報告ほうこくしゃ共同きょうどう報告ほうこく場合ばあい代表だいひょうしゃ
氏名しめい藤田ふじた幸廣ゆきひろ
報告ほうこく題目だいもく(40以内いない):1000にん現状げんじょうこえ調査ちょうさ研究けんきゅう パート3
障害しょうがいしゃから薬物やくぶつ療法りょうほう病者びょうしゃ本人ほんにんのリカバリーの研究けんきゅう
発表はっぴょう要旨ようし(2,000以内いない)[註、文献ぶんけん図表ずひょうとうふくむ]:


テーマ:全国ぜんこく統計とうけいにおける薬物やくぶつ療法りょうほうとその本人ほんにん回復かいふく関係かんけい
1.調査ちょうさ結果けっか
a)おもくすり上位じょういみっつを選択せんたくしてもらい処方しょほうりょうかる回答かいとうしゃだけに限定げんてい回答かいとうあつめてみた。調しらべてみるとくすりCP換算かんさん平均へいきん(378.01mg)

b)調査ちょうさ対象たいしょうしゃどうこうやく説明せつめいくわえた設問せつもん用紙ようし使つかどうこうやく平均へいきん服薬ふくやくすう平均へいきん(3.22種類しゅるい)であった。

c)調査ちょうさ対象たいしょうしゃ同様どうよう定型ていけいこう精神せいしんやくこううつやく同時どうじ処方しょほうされている1044にんちゅう170にん併用へいようしている。

d)下図したずからると回復かいふくりつ併用へいようしているひとは43.8%、併用へいようしていないひとは59.2%である。

2.こう 察
調査ちょうさ結果けっかa)からるとたんざいるとCP換算かんさん300mgみりぐらむ〜と適正てきせい基準きじゅんであるが、はたしてくすりたんざい使用しようされているのであろうか。この調査ちょうさたんざい使用しよう目的もくてきとした定型ていけいこう精神せいしんやくであることをわすれてはならない。調査ちょうさ結果けっかb)ではそれらのくすりどうこうやく重複じゅうふく調剤ちょうざい現状げんじょうからるとCP換算かんさん基準きじゅん平均へいきん(378.01mg)×平均へいきん(3.20種類しゅるい
=1209.63mgみりぐらむ調査ちょうさ結果けっかc)からるとさきほどの合計ごうけいすうこううつやくされている現状げんじょうえてきた。調査ちょうさ結果けっかd)をるといままでどうこうやくてきたが、相反あいはんする作用さよう混在こんざいして処方しょほうされている現状げんじょうがあり、回復かいふくりつ観点かんてんからても効果こうかのぞめない。
3.ゆい ろん
くすり処方しょほうすることは医師いしにしかできないことであるが、ざい大量たいりょうけるためには、処方しょほうする医師いし意識いしき改革かいかく必要ひつようなことには間違まちがいないが、それだけでは、処方しょほう適正てきせいのぞめない。そこで、今回こんかいざい大量たいりょう療法りょうほう見直みなおすためにいちすすめCP換算かんさんまで調査ちょうさしてみた。
薬物やくぶつ療法りょうほうたよりすぎた結果けっかくすりがかえって病気びょうき回復かいふくさまたげている現状げんじょう無視むしするわけにはいかない。こん必要ひつようなことはより適切てきせつ処方しょほう目指めざすために、医師いしとともに病者びょうしゃささえる医療いりょう福祉ふくし機関きかん等々とうとうのスタッフが機能きのうする必要ひつようせいがある。さらに医師いしふくめた関係かんけい機関きかんとう当会とうかいようなピアサポートとうでも現状げんじょう把握はあくしたピアスタッフが病者びょうしゃ中心ちゅうしんとした地域ちいき生活せいかつ支援しえん必要ひつようである。しつたか日常にちじょう生活せいかつ意向いこう基盤きばんとした支援しえんをする「チーム」として機能きのうすることの重要じゅうようせいについてかんがえる必要ひつようせいがある。

参考さんこう文献ぶんけん精神せいしん医療いりょうユーザーアンケート1000にんこえシリーズ
精神せいしんやくとリカバリーの現状げんじょう 2012年度ねんどばん調査ちょうさ報告ほうこくしょ引用いんよう