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障害学会神戸大会李レジュメ

報告ほうこくしゃ共同きょうどう報告ほうこく場合ばあい代表だいひょうしゃ
氏名しめい義明よしあき河合かわいしょう滝口たきぐち哲也てつや
報告ほうこく題目だいもく(40以内いない):音声おんせい認識にんしき技術ぎじゅつ利用りよう可能かのうせい
発表はっぴょう要旨ようし(2,000以内いない)[註、文献ぶんけん図表ずひょうとうふくむ]:

認識にんしき技術ぎじゅつ
入力にゅうりょくされた音声おんせい波形はけいとき系列けいれつのベクトル・音声おんせいスペクトル)に変換へんかんし、あらかじめ用意よういされた標準ひょうじゅん音素おんそ日本語にほんごマ字まじであらわしたときのアルファベット1 文字もじ)モデルと比較ひかくして、もっとも「それらしい」音素おんそえら結果けっかとする。その音素おんそ文字もじれつとあらかじめ用意よういされた辞書じしょにある単語たんごとを比較ひかくして、もっとも「それらしい」単語たんごえら出力しゅつりょくする。障害しょうがいしゃよう音素おんそモデル(1 にんよう音素おんそモデル)発話はつわ障害しょうがいなまりなどがある障害しょうがいあるひとふくめたすべてのひと利用りようできる、音声おんせい認識にんしき技術ぎじゅつ音声おんせい認識にんしきソフト)の可能かのうせい研究けんきゅうのため、特定とくてい話者わしゃ発話はつわ困難こんなんのある障害しょうがい1 めい)の音素おんそモデルを作成さくせいして汎用はんよう製品せいひん搭載とうさい、その製品せいひん標準ひょうじゅん音素おんそモデル(汎用はんよう音響おんきょうモデル)とあらたに作成さくせいした特定とくてい話者わしゃ音素おんそモデルによる認識にんしきりつ比較ひかく評価ひょうかおこなった。
@ 発話はつわ障害しょうがいのある障害しょうがい1 めいから9 単語たんごかく5 かい)を音声おんせいデータとして収録しゅうろく
A 4 回分かいぶん音素おんそモデル作成さくせいよう、1 回分かいぶん評価ひょうかテストようとして認識にんしきりつ比較ひかく評価ひょうかおこなった。
B 標準ひょうじゅん音素おんそモデルでは22.23%の認識にんしきりつしめし、特定とくてい話者わしゃよう音素おんそモデルでは100.00%
認識にんしきりつた。
河合かわい脳性のうせいまひ)の音声おんせい認識にんしき実験じっけん
比較的ひかくてき発音はつおんしやすかった単語たんごひとつは、「時計とけい」である。この単語たんごは、「と」と「け」と「い」という一文字ひともじいち文字もじがはっきり区切くぎって発音はつおんでき、しかもしたをそれほどうごかさなくても発音はつおんできる。たとえば「ユーチューブ(Youtube)」という単語たんご意外いがい発音はつおんしやすかった。この単語たんごは、くちびるをずっとすぼめたまま、しかもしたをそれほどうごかさなくても発音はつおんできるからである。
ぎゃくに、ウィスキーとかカメレオンといった単語たんご発音はつおんしにくい。まずウィスキーは、「ウ」から「ィ」へうつときしたくちびるうごきをおおきくひろげないといけないし、つぎに「ス」へうつときにはそのうごきをわずかにちぢめて、そこからまた「キー」でひろげるというかなり運動うんどうりょうおお単語たんごなのである。
なお、障害しょうがいのあるひとはなしづらさとは、たん文字もじれつ言語げんごそのものの構造こうぞうだけにあるのではなく、はなすときの姿勢しせい状況じょうきょうにもふか影響えいきょうける。