守まもったら負まける！攻せめろ！！

カタログスペック

概要がいよう

地球ちきゅう連邦れんぽう軍ぐんの人ひと型がた機動きどう兵器へいき「MS（モビルスーツ）」。

登場とうじょう作品さくひんは機動きどう戦士せんしガンダムの外伝がいでんであるOVA機動きどう戦士せんしガンダム第だい08MS小隊しょうたい。デザイナーは山根やまね公利きみとし氏し。

アプサラスⅡとの戦闘せんとうにより大破たいはした極東きょくとう方面ほうめん軍ぐんコジマ大隊だいたい第だい08MS小隊しょうたい隊長たいちょうシロー・アマダ少尉しょういの陸戦りくせん型がたガンダムを現地げんち仕様しように大だい規模きぼ改修かいしゅうした姿すがたである。そのためワンオフの機体きたいであり、武装ぶそうにもシローの意向いこうが強つよく反映はんえいされているシロー専用せんよう機きとなっている。

Ez8は「Extra-Zero-8」（08小隊しょうたい特別とくべつ機き）の略りゃく。便宜上べんぎじょう付与ふよされたもので、RX-79［G］Ez-8という形式けいしき番号ばんごうも地球ちきゅう連邦れんぽう軍ぐんの制式せいしきなものではない。

劇げき中ちゅうでの初はつ登場とうじょうは全ぜん12話わ中ちゅうの第だい9話わと、かなり遅おそめ。というか続つづく2話わが実質じっしつ的てきな最さい終章しゅうしょうで、最終さいしゅう話ばなしは後日ごじつ談だんであるため、Ez8はある意味いみ最終さいしゅう決戦けっせん仕様しようとも言いえる。

機体きたい解説かいせつ

陸戦りくせん型がたガンダムはそれ自体じたいが品質ひんしつ検査けんさに適合てきごうしなかった余剰よじょうパーツで建造けんぞうされた機体きたいであったため、戦線せんせんでの補修ほしゅう用ようパーツの供給きょうきゅうは十分じゅうぶんでなく、改修かいしゅうには陸戦りくせん型がたジムのパーツや現地げんち調達ちょうたつの各種かくしゅジャンクパーツ等とうが利用りようされた。

本ほん機きはそのような現地げんち改修かいしゅう機きの一ひとつであり、その際さい、破損はそん部ぶの補修ほしゅうだけでなく、陸戦りくせん型がたガンダムの運用うんようにより浮上ふじょうした問題もんだい点てんをフィードバックし固定こてい武装ぶそうの変更へんこうや機動きどう性せいの改善かいぜんも行おこなわれている。

特徴とくちょう的てきなのはガンダムのシンボルとも言いえるV型がたアンテナは対たいアプサラス戦せんで破損はそんしたため廃止はいしし、ロッドアンテナを用もちいている点てんである。

ロッドアンテナを採用さいようした理由りゆうとして、密林みつりんでの戦闘せんとうの際さい、V型がたアンテナの破損はそん率りつが高たかかったためと言いわれている。

また吸気きゅうき口こうや首くび関節かんせつ部ぶへの被弾ひだんや密林みつりんでの使用しようによる異物いぶつの侵入しんにゅうを防ふせぐため、チンガードなどの増設ぞうせつが行おこなわれている。

胸部きょうぶ装甲そうこう板ばんには撃破げきはしたザクⅡのシールド2枚まいを加工かこうのうえで取とり付つけている。これにより耐たい弾だん性能せいのうがより高たかまっており、本編ほんぺんではマゼラトップの至近しきん距離きょりからの砲撃ほうげきに耐たえ、BDボックス特典とくてんアニメ『三さん次元じげんとの戦たたかい』でもオリジナルの陸戦りくせん型がたガンダムが耐たえきれず転倒てんとうしたマゼラ・トップ砲ほうの直撃ちょくげきに耐たえている。

ちなみに胸部きょうぶに描えがかれた"81"の文字もじは、08小隊しょうたいの1番ばん機き(隊長たいちょう機き)の意味いみ。

膝ひざアーマーは射撃しゃげきの際さい地面じめんに突つき刺さし機体きたいを安定あんていすることができるものに変更へんこうされている。

改修かいしゅうにより材質ざいしつのグレードが低下ていかしている箇所かしょもあるが、装甲そうこう形状けいじょうの単純たんじゅん化かにより軽量けいりょう化かと耐たい弾性だんせい、整備せいび性せいの向上こうじょうが図はかられている。

他ほかにもスラスター推力すいりょくは若干じゃっかんながら強化きょうかされ、ジェネレーター出力しゅつりょくもリミッターがかかっていたところを本来ほんらいの出力しゅつりょくに引ひき戻もどされている。

武装ぶそう

陸戦りくせん型がたガンダムの改修かいしゅう機きということもあり、脚あし部ぶのビームサーベルや携行けいこう武装ぶそうに変更へんこうは無ないが、シールドには追加ついか装甲そうこうが施ほどこされ、耐たい弾だん性能せいのうが向上こうじょうしている。

内蔵ないぞう火器かきは全面ぜんめん的てきに見直みなおされている。

コクピット周辺しゅうへんの耐たい弾性だんせいの低下ていかや射い角かくが制限せいげんされるなどの理由りゆうで問題もんだいがあった胸部きょうぶのバルカン砲ほうとマルチランチャーは廃止はいしされ、代かわりに口径こうけい12.7mmの対たい歩兵ほへい用よう旋回せんかい式しきバルカン砲ほうが設置せっちされた。水平すいへい角かく±60度ど、俯角ふかく20度ど、仰角ぎょうかく60度どの射い角かくを持もち、併設へいせつされたセンサーによって照準しょうじゅんを行おこなう。

陸戦りくせん型がたガンダムにはなかった頭部とうぶバルカン砲ほう2門もんも追加ついかされた。口径こうけいは35mmであり、RX-78の60mmと比較ひかくし威力いりょくが低下ていかしている他ほか、液体えきたい炸薬さくやくではなく薬莢やっきょうを用もちいる方式ほうしきとなっており、頭部とうぶに排はい莢さいかち口こうが設もうけられることとなった。

脚あし部ぶのニースパイクも改良かいりょうされ、軽量けいりょう化かと耐たい弾性だんせいが向上こうじょうした。

倍ばい返がえし

グフ・カスタムとの戦闘せんとうにおいて、頭部とうぶバルカン砲ほう、胸部きょうぶ旋回せんかい式しきバルカン砲ほう、100ミリマシンガンを乱射らんしゃし、弾幕だんまくを展開てんかいした攻撃こうげき。発動はつどう時じにシローが「倍ばい返がえしだああああっ！！」と絶叫ぜっきょうしていた為ため、この名前なまえで呼よばれることが多おおい。

発射はっしゃした火器かきはマシンガン以外いがいは牽制けんせいや対人たいじん用ようの小しょう口径こうけいの実弾じつだん火器かきだった上うえ、あくまで敵てきの注意ちゅういを護衛ごえい対象たいしょうから逸そらす目的もくてきのものだった為ため、あえてグフ・カスタムに狙ねらいを定さだめず移動いどう予測よそく地点ちてんを薙なぎ払はらうように発射はっしゃしている。

だが、この目論見もくろみは歴戦れきせんのノリス・パッカードに看破かんぱされ、あえてその場ばに制止せいしすることで全ぜん弾たま回避かいひされてしまった。

ゲーム作品さくひんでは「全ぜん弾たま発射はっしゃ」、「強襲きょうしゅう攻撃こうげき」などと呼称こしょうされている必殺ひっさつ技わざ扱あつかいにされている。また、弾幕だんまくが収束しゅうそくして敵てきに全ぜん弾たま命中めいちゅうし、大だいダメージを与あたえるという形かたちに改変かいへんされている事ことが多おおい。

その他た

• 本ほん機きのパイロットであるシローを演えんじた檜山ひやま修之のぶゆき氏しは、一番いちばん好すきなMSにEz-8を挙あげている。
• 「イージーエイト」の呼称こしょうは、アメリカ軍ぐんが大戦たいせん中ちゅうに開発かいはつしたM4シャーマン戦車せんしゃの強化きょうか型がたで、戦後せんごに日本にっぽんの自衛隊じえいたいでも使用しようされたM4A3E8戦車せんしゃの愛称あいしょうに由来ゆらいする。

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バリエーション

ガンダムEz8改あらため

Ez8を宇宙うちゅう戦せん用ように改修かいしゅうしたGジェネレーションオリジナルのIF機体きたい。

素もと体たいである陸戦りくせん型がたガンダムはガンダムの余剰よじょうパーツを流用りゅうようして作つくられた機体きたいであり、Ez8は陸戦りくせん型がたガンダムを現地げんちでジムなどのパーツを流用りゅうようして改修かいしゅうした機体きたいである。

そしてEz8改あらためはEz8を、更さらに宇宙うちゅう用ようジムや正規せいきガンダム(RX-78)のパーツを流用りゅうようして性能せいのうそのままの状態じょうたいで宇宙うちゅう対応たいおう化かした機体きたいである。

そもそもギャザービートではEz8の出自しゅつじが原作げんさくと違ちがい、シロー機きとは別べつの不調ふちょうな陸戦りくせん型がたガンダムがニナ・パープルトンが改修かいしゅうし、アルフ・カムラがシローに乗のってもらうのがいいと提案ていあんしたことでシロー機きになった経緯けいいがある。戦場せんじょうが宇宙うちゅうに移うつることで愛あい機きが宇宙うちゅうでは戦たたかえないと残念ざんねんがったシローに対たいし、宇宙うちゅう用ように改造かいぞうして愛あい機きと宇宙うちゅうでも戦たたかえるようにしたのがそもそもの登場とうじょう経緯けいい（陸戦りくせん型がたガンダム自体じたい、改造かいぞうさえすれば宇宙うちゅうでも戦たたかえるという前例ぜんれいはある）。

地味じみに武装ぶそうが強化きょうかされており、180mmキャノンは200mmキャノンに口径こうけいアップしている。

地形ちけい適応てきおうは初代しょだいギャザービートが「宇宙うちゅう」、ギャザービート2以降いこうは「汎用はんよう」。

ギャザービート2では設定せっていが変かわり、陸戦りくせん型がたガンダムベースのEz8をグリプス戦役せんえき期きの技術ぎじゅつを導入どうにゅうして性能せいのう底上そこあげした機体きたいで、一いち年ねん戦争せんそう時じからのシロー機きである。見みた目めは全まったく変かわりないが、性能せいのう上じょうはグリプス戦役せんえき期きのMSにも引ひけを取とらない。

ガンダムEz8ハイモビリティカスタム

Ez8改あらためをあり合あわせのパーツで高速こうそく戦闘せんとう用ように改修かいしゅうした機体きたい。

Ez8の分厚ぶあつい装甲そうこうを取とり外はずしたり新あらたに新造しんぞうした肉にく抜ぬき穴あな装甲そうこう換かわ装そう等とうで減へらしての軽量けいりょう化か、可動かどう式しきスラスター装備そうび、バーニアの増設ぞうせつにより、機動きどう力りょくが大おおきく増ましている。反面はんめん、機動きどう力りょくにのみ特とく化かしていることもあり、武装ぶそうは貧弱ひんじゃく、防御ぼうぎょ力りょくも極きわめて低ひくいという極端きょくたんな性能せいのうとなっている。スラスターの出所しゅっしょはなんとジャンクパーツ。どこぞのジャンク屋やも驚おどろきである。

ギャザービート2以降いこうは「解体かいたい」でEz8改あらために戻もどせるので、状況じょうきょうに応おうじて使つかい分わけてもいいかもしれない。ただし、どの作品さくひんでも軽量けいりょう化かしまくったせいなのか地形ちけい適応てきおうは「宇宙うちゅう」なので、地上ちじょうでは出撃しゅつげきできないことに注意ちゅうい。

ガンダムEz8ヘビーアームドカスタム

Ez8改あらためをあり合あわせのパーツで砲戦ほうせん仕様しように改修かいしゅうした機体きたい。

サラミス級きゅう巡洋艦じゅんようかんの主砲しゅほうより流用りゅうようした大おおきめのビームキャノンを左右さゆうの腰こしに装備そうびしているため、高たかい火力かりょくを持もつ。射撃しゃげきのぶれを防ふせぐため脚あしにはボールのマニピュレーターを流用りゅうようして砲身ほうしんを支ささえ、大だい出力しゅつりょくを実現じつげんするため背面はいめん武装ぶそうコンテナまでも改造かいぞうしてコンデンサーとして使つかっている。だがHMCと同おなじく極端きょくたんな性能せいのうになっており、こちらは射撃しゃげき以外いがいの性能せいのうは低ひくく、砲撃ほうげき支援しえんのみを想定そうていした機体きたいとなっている。火力かりょくはあのシャア・アズナブルをも驚愕きょうがくさせるほど高たかい。このパーツもやっぱりどこからともなく調達ちょうたつしてきた代物しろもの。

初代しょだいギャザービートではサラミス砲ほうは間接かんせつ攻撃こうげきにしか使つかえないため使つかい勝手がってがいまひとつだったが、以降いこうの作品さくひんでは通常つうじょう戦闘せんとうにも使つかえるよう改善かいぜんされた。

ゲームでは使用しよう出来できないが、ビームサーベルを装備そうびしている。また、マシンガンを装備そうびしてMS戦せんに対応たいおうしている。HMC同様どうよう、ギャザービート2以降いこうは解体かいたいで一ひとつ前まえの段階だんかいに戻もどせるので、パーツさえあればどちらの形態けいたいにも変更へんこうできる。地形ちけい適応てきおうは初期しょきは「宇宙うちゅう」だったが、後期こうきの作品さくひんでは「汎用はんよう」。HMCと違ちがい地上ちじょうでも出撃しゅつげきできるのが強つよみ。

ガンダムEz-SR

アニメ『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場とうじょうするガンダムEz8の改造かいぞうガンプラ。

近接きんせつ戦せんのイントルーダー、砲撃ほうげき戦せんのエリミネーター、索敵さくてき・電子でんし戦せんのシャドウファントムの3種類しゅるいの仕様しようが存在そんざいするというどこかで聞きいたようなコンセプトとなっている。

詳くわしくは当該とうがい項目こうもく参照さんしょう。

立体りったい物ぶつ

旧きゅうHG、MG1/100、HGUC、BB戦士せんし、SDガンダムフルカラーシリーズにてラインナップ。

1/144は旧きゅうHG、HGUCどちらも陸戦りくせん型がたガンダムとは別べつに完全かんぜん新規しんきで金かね型がたが起おこされており、使つかわれているポリキャップ(規格きかく化かされた関節かんせつパーツ)も別べつ。HGUCについては更さらに後発こうはつのリニューアル版ばん陸戦りくせん型がたガンダムにも構造こうぞうが引ひき継つがれておらず、陸戦りくせん型がたガンダム系けいHGUCでは関節かんせつにABS樹脂じゅしやKPS樹脂じゅしの使用しようされていない唯一ゆいいつの構造こうぞうとなっている。

旧きゅうHGには、ビームライフル、シールド、ビームサーベル、パラシュートパックが同どう梱こりしており、劇げき中ちゅう同様どうように装備そうび可能かのう。HGUCはビームサーベルの刀身とうしんがグリップと別べつパーツにクリアパーツとなり脚あし部ぶへの格納かくのう機構きこうが再現さいげんできるようになり、加くわえて設定せってい通どおりサイドスカートにも脱着だっちゃくできる弾倉だんそうの付ついた100mmマシンガンが付属ふぞくする。

HGUCの背部はいぶフォークは他たのHGUC陸戦りくせん型がたガンダムと規格きかくを共有きょうゆうしており、コンテナを取とり付つけることも可能かのう。ただ、パラシュートパックの肩かた部ぶへ繋つながるベルトの留とめ金がねが旧きゅうHGではプラスチックパーツな一方いっぽうHGUCではシールとなっており、外はずす度たびに使つかい捨すてる方式ほうしきとなっている。

また、旧きゅうHGに存在そんざいしたコクピットハッチ開閉かいへいギミックがオミットされている。

MG1/100には、ビームサーベル、100mmマシンガン、シールド、ロケットランチャー、コンテナユニットが同どう梱こり、ロケットランチャーは分解ぶんかいしコンテナユニットに収納しゅうのうすることができる。陸戦りくせん型がたガンダムや陸戦りくせん型がたジムと規格きかくが共通きょうつうなので、陸戦りくせん型がたガンダム付属ふぞくの180mmキャノンや陸戦りくせん型がたジム付属ふぞくのミサイルランチャーを持もたせたり、コンテナに格納かくのうすることも可能かのう。

BB戦士せんしには、ビームサーベル、ビームライフル、シールド、ロケットランチャー、ミサイルランチャーが同どう梱こりしロケットランチャーとミサイルランチャーは劇げき中ちゅう同様どうようにコンテナユニットに収納しゅうのう可能かのう。

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陸戦りくせん型がたガンダム　ジムヘッド　陸戦りくせん型がたジム　量産りょうさん型がたガンタンク