いつものところ

いつものところは同人どうじんゲームサークル。ゲームデザイナー／シナリオライターの柊ひいらぎ★たくみ（ひいらぎ・ぼし・たくみ）とイラストレーターの宝たから城じょう芯しん哉（ほうじょう・しんや）によるユニット。

2001年ねんに『サユリの誤あやま』を発表はっぴょうしてからはテーブルゲームに力ちからを入いれるようになったが、2004年ねん4月がつに発表はっぴょうした『D・クレイジー!』以降いこうは再ふたたびアドベンチャーゲーム路線ろせんに戻もどしている。

パロディアドベンチャー『Kanoso』[編集へんしゅう]

1999年ねん6月がつ、『Kanon』のパロディとして発表はっぴょうした『Kanoso 〜思おもい出でを壊こわす物語ものがたり〜』は、原作げんさくを忠実ちゅうじつにトレースしつつも、『北斗ほくとの拳こぶし』『グラップラー刃ば牙きば』などの少年しょうねん漫画まんがから『スペランカー』などのゲームまでを網羅もうらしたギャグや、原作げんさくと微妙びみょうに異ことなる性格せいかく設定せっていと宝たから城じょうの描えがく「毒どく目め」キャラがマッチした登場とうじょう人物じんぶつ、そして「マルチバッドエンド」などで、一躍いちやく人気にんきサークルに躍おどり出でた。

『Kanoso』が『Kanon』の二に次じ創作そうさくに与あたえた影響えいきょうは大おおきく、特とくに原作げんさくでも設定せっていに謎なぞの多おおい水みず瀬せら秋子あきこに振ふられた「地上ちじょう最強さいきょうの生物せいぶつ」という称号しょうごうや「ミズセ・アークデーモン」という読よみ仮名がな（本ほん作さく及および『カノソ64』では、主人公しゅじんこう以外いがいの登場とうじょう人物じんぶつは、字面じめんこそ原作げんさくと同どうじながら、読よみを微妙びみょうに変かえている）、本ほん作中さくちゅうで倉田くらた佐たすく祐ゆう理り（クラーク・サユリン）の笑わらい声ごえとして使つかわれた「にやそ」、原作げんさく主人公しゅじんこうのデフォルトネームをもじった「木目もくめ沢さわネ右みぎ一いち」（あいざわ・ゆういち）などがある。

また、沢渡さわわたり真琴まこと（さわたし・まこと）の頭あたまに生はえている謎なぞの魔界まかい植物しょくぶつ「ジョニー」（登場とうじょう作品さくひんによりフルネームは全すべて異ことなる。『Kanoso』プレスCD版ばんでは『ジョニー・ザ・パックン』）は、渡辺わたなべ製作所せいさくしょの『魔物まものハンター舞まい』、TYPE-MOONと渡辺わたなべ製作所せいさくしょが共同きょうどうで制作せいさくした『MELTY BLOOD』、フランスパンの『どりるみるきーぱんち』などに客演きゃくえんしている。

オーガナイザーとして[編集へんしゅう]

同人どうじんソフトのオーガナイザーとしての役割やくわりも果はたしている。

2001年ねん5月に同人どうじんソフト初はつの体験たいけん版ばん集しゅう『ふぁーすとふーど』を立たち上あげ（同年どうねん10月がつ発行はっこうの第だい2号ごうまで担当たんとう）、『月つき華はなの鬼おに士し』ではBGM担当たんとうとして7つの同人どうじん音楽おんがくサークルに活動かつどうの場ばを提供ていきょうしている。

『ふぁーすとふーど』は2004年ねん6月がつ現在げんざいも発行はっこうが続つづけられているが、いつものところ自身じしんは第だい2号ごう以降いこう制作せいさくに関かかわっていない。

作品さくひん一覧いちらん[編集へんしゅう]

Kanoso〜思おもい出でを壊こわす物語ものがたり（カノソ - おもいでをこわすものがたり）

内容ないようについては前出ぜんしゅつ項こうを参照さんしょうされたい。フロッピィディスク版ばん、CD-R版ばん、プレスCD版ばんがあり、それぞれ内容ないように異同いどうがある。

プレイ中ちゅうはPC用よう18禁きん版ばん『Kanon』のCDをドライブに挿入そうにゅうし、CD-DAをBGMとして使用しようする。

カノソ64〜うぐぅ来訪らいほう者しゃ〜（カノソろくよん - うぐぅらいほうしゃ）

『Kanoso』のセルフパロディ的てきなアドベンチャー。ゲストイラストに南みなみ向こう春風しゅんぷう。

「白目しろめ」世界せかいからの来訪らいほう者しゃ、月つき宮みやあゆあゆ（つきみや・あゆあゆ）と「毒どく目め」世界せかいの天野あまの美よし汐しお（あまのみ・しーた）が主人公しゅじんこう。

20世紀せいきカノソ（にじゅっせいきカノソ）

『Kanoso』のフロッピィディスク版ばん、元もとネタ辞典じてん、イラスト集しゅうなどを収録しゅうろく。

W IMPACT（ダブルインパクト）
- ONF〜闘たたかう羅刹らせつへ〜・雨あめの章あきら（ワンフゥ - たたかうらさつへ - あめのしょう）

再ふたたび南みなみ向こう春風しゅんぷうをゲストに迎むかえた『ONE』のパロディアドベンチャー。原作げんさくの長森ながもり瑞みずほ佳けいルート及および里村さとむら茜あかねルートを元もとネタとしている。「雨あめの章あきら」という副題ふくだいが示しめすように、当初とうしょは『ONE』の全ぜんキャラクターを網羅もうらする予定よていだった。

『Kanoso』同様どうよう、『ONE』のCD-DA部ぶをBGMとして使用しようする。

- サユリの誤あやま（さゆりのご）

いつものところ初はつのテーブルゲーム。必殺ひっさつ技わざが使つかえるリバーシ『偉えら誤あやま』（いご）シリーズ第だい1弾だん。

月つき華はなの鬼おに士し（げっかのきし）

偉えら誤あやまシリーズ第だい2弾だん。ストーリーモードでは、『Kanoso』と『痕あと』のキャラクターが対戦たいせん。勝かち抜ぬく事ことで『月つき姫ひめ』『歌うた月がつ十じゅう夜や』『MOON.』『月つき陽炎かげろう』『いただきじゃんがりあんちょこっとあどべんちゃー』のキャラクターが使用しよう可能かのうになる。

本ほん作さくより、高野たかのうぃが原画げんがとして参加さんか。

同人どうじんソフトとしては異例いれいのインターネット対戦たいせん対応たいおうや、PIECE版はんも用意よういするなどの意欲いよく作さく。

月つき歌かの姫ひめ士し（げっかのきし）

『月つき華はなの鬼おに士し』の一人ひとりプレイ版ばん。使つかえるキャラクターは『月つき姫ひめ』『歌うた月がつ十じゅう夜や』から。

ゲッカノキシPL+US（げっかのきしぷらす）

『月つき華はなの鬼おに士し』のアップグレードディスク。『月つき歌かの姫ひめ士し』のキャラクターや『月つき華はなの鬼おに士し』の隠かくしキャラクターに加くわえ、『秋桜あきざくらの空そらに』『水みず夏なつ』『蒼あおい刻こくノ夜想曲やそうきょく』のキャラクターも登場とうじょう。

Kanoso↑（かのそあっぱぁ）

『Kanoso』『カノソ64』のフルボイス版ばん、『サユリの誤あやま』（「W IMPACT」版ばんとは内容ないようが異ことなる）、『かのぽそ』（『Kanoso』キャラを使つかった落おち物ぶつパズル。サークル3LDK製せいの『おねかのえあぽん』の体験たいけん版ばん）を1枚まいにまとめたグレードアップ版ばん。

『カノソ64』オリジナル版ばんのそれを拡充かくじゅうした専用せんようのBGM用ようCDが添付てんぷされているが、『Kanoso』フルボイス版ばんは『Kanon』のCD-DAをBGMとして使用しようできるようになっている。

SERVEROCHI!!（さばおち）

『ラグナロクオンライン』を元もとネタにした落おち物ぶつパズル。唯一ゆいいつの成人せいじん向むけ作品さくひん。1周しゅう目めは高野たかのうぃ原画げんが、2周しゅう目めは宝たから城じょう芯しん哉原画が。2周しゅう目めこそがこのゲームの神髄しんずいである。

D・クレイジー!（ディークレイジー）

『D.C. 〜ダ・カーポ〜』のパロディアドベンチャー。

『闘たたかえ心しん伝でん2〜桜さくらの章あきら〜』（とうしんでんツー - さくらのしょう）

『ToHeart2』のパロディアドベンチャー。

『リトルバスターZOO!』

最新さいしん作さく。『リトルバスターズ!』のパロディアドベンチャー+麻雀まーじゃん。

『はぴれす！－炎えんのアンリ－』

『はぴねす!』のパロディアドベンチャー。

『闘たたかえ心しん伝でんすばる』

『ToHeart2』のパロディアドベンチャー。

『リトルバスターZOO!-again-』

最新さいしん作さく。『リトルバスターズ!』のパロディアドベンチャー+麻雀まーじゃん。

この他ほか、2003年ねんに『ラグナロクオンライン』ネタのアクションパズル（名称めいしょうなし）を無償むしょう体験たいけん版ばんとしてネット配布はいふしている。

『Kanoso』『カノソ64』フルボイス版ばん、『ONF〜戦たたかう羅刹らせつへ〜』、『サユリの誤あやま』、『月つき華はなの鬼おに士し』、『月つき歌かの姫ひめ士し』、『SERVEROCHI!!』、『D・クレイジー!』については、フリーソフトとしてネットで配布はいふしていたが、トップページが無なくなりミラーページでしかダウンロードできない。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

パロディアドベンチャー『Kanoso』[編集へんしゅう]

オーガナイザーとして[編集へんしゅう]

作品さくひん一覧いちらん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]