陸戦りくせんがたガンダム

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ガンダムEz8から転送てんそう

陸戦りくせんがたガンダム(りくせんがたガンダム、Gundam Ground Type)は、「ガンダムシリーズ」に登場とうじょうする架空かくう兵器へいき有人ゆうじん操縦そうじゅうしきひとがた機動きどう兵器へいきモビルスーツ (MS)」のひとつ。初出しょしゅつは、1996ねん発表はっぴょうされたOVA機動きどう戦士せんしガンダム だい08MS小隊しょうたい』。

機動きどう戦士せんしガンダム』に登場とうじょうする地球ちきゅう連邦れんぽうぐん試作しさくガンダム (RX-78)」の品質ひんしつ規格きかく部品ぶひんもと生産せいさんされた機体きたいで、用途ようと陸戦りくせん限定げんていすることでRX-78とほぼ同等どうとう性能せいのうている。ほかのガンダムタイプにはあまりられない「量産りょうさんがた(ただし少数しょうすう)」であることも特徴とくちょうである。『だい08MS小隊しょうたいげきちゅうでは、主人公しゅじんこうシロー・アマダひきいるだい08小隊しょうたい所属しょぞくの3登場とうじょうし、のちにシローガンダムEz8へと現地げんち改修かいしゅうされる。

ほん記事きじではブルーディスティニーなど、外伝がいでん作品さくひんなどに登場とうじょうするバリエーションについても解説かいせつする。

デザイン・名称めいしょう[編集へんしゅう]

メカニックデザインは大河原おおかわら邦男くにお陸戦りくせんがたえるような無骨ぶこつ外見がいけん発注はっちゅうされている。おおきな「背負子しょいこ(コンテナ)」は大河原おおがわらのアイデアで、シルエットてきにも面白おもしろいだろうとデザインの最初さいしょ段階だんかいからこだわっていたという。当初とうしょは2連装れんそうキャノンやロング・キャノン、ロケット・ランチャーといった武器ぶきユニットを背部はいぶ装着そうちゃくするあんもあった。パイロットの昇降しょうこう機構きこう頭部とうぶ通信つうしんようアンテナ、偵察ていさつようカメラも大河原おおかわらのアイデアによる。シールドのアイデアは設定せってい制作せいさく河口かこうによるもので、戦場せんじょう地面じめんてたり、塹壕ざんごうるためのスコップわりというデザインから発展はってんした。胸部きょうぶバルカンほうは、大河原おおかわらりょうわきしたからしたかったが、河口かこう要望ようぼうにより片側かたがわとなった。なお、最初さいしょころ画稿がこう腹部ふくぶのデザインは、のちのブルーディスティニー共通きょうつうしている[1]

名称めいしょうは「陸戦りくせんがたガンダム」[2]のほか、「ガンダム(地上ちじょうよう装備そうび)」[2]、「先行せんこう量産りょうさんがたガンダム(地上ちじょうよう装備そうび)」[3]、「RX-79 ガンダム」[4]などといったものもられる。

設定せってい解説かいせつ[編集へんしゅう]

しょもと
陸戦りくせんがたガンダム
Gundam Ground Type
型式けいしき番号ばんごう RX-79[G] (RX-79(G))
頭頂とうちょうだか 18.0m
本体ほんたい重量じゅうりょう 52.8t
全備ぜんび重量じゅうりょう 73.0t
装甲そうこう材質ざいしつ ルナ・チタニウム合金ごうきん[4][5][6]
出力しゅつりょく 1,350kW
推力すいりょく 52,000kg
センサー
有効ゆうこう半径はんけい
5,900m
武装ぶそう ビーム・サーベル×2
胸部きょうぶバルカンほう
マルチランチャー
ビーム・ライフル
100mmマシンガン
180mmキャノン
ショート・シールド
バズーカ
ミサイルランチャー
ネットガン
ガンダム・ハンマー ほか
搭乗とうじょうしゃ シロー・アマダ
カレン・ジョシュワ
テリー・サンダースJr.
ミケル・ニノリッチ

いちねん戦争せんそうとき地球ちきゅう連邦れんぽうぐんV作戦さくせん発動はつどうし、その試作しさくであるRX-78をロールアウトした。当初とうしょはこの試作しさく完成かんせい、その運用うんようデータをベースとした量産りょうさん生産せいさんする予定よていであったが、地球ちきゅうにおけるジオンぐん占領せんりょう地域ちいき拡大かくだいまえ、早期そうき有効ゆうこう戦力せんりょくほっしたことから試験しけんてき量産りょうさん開発かいはつもスタートすることとなった[7]一方いっぽうで、試作しさくであるRX-78-2 ガンダム代表だいひょうされるRX-78は生産せいさんせい度外視どがいしした非常ひじょう高性能こうせいのう機体きたいであったため、その性能せいのう発揮はっきするためのかくパーツの品質ひんしつ管理かんりきびしいものとなり、要求ようきゅうスペックにたない規格きかく部品ぶひん使つかわれなかった採用さいよう部品ぶひん大量たいりょう発生はっせいすることとなった[7]。これをけて、RX-78のパーツの追試ついし考慮こうりょし、転用てんようしたMS全般ぜんぱん量産りょうさん試験しけんねた機体きたいとしてRX-79の開発かいはつはスタートする[7]

これらの理由りゆうから、RX-79は連邦れんぽうぐんにおける量産りょうさんMS計画けいかく初期しょき機体きたいとしてあつかわれる[8]開発かいはつ陸軍りくぐんしょう主導しゅどうでおこなわれ[9]宇宙うちゅう戦闘せんとうよう装備そうびはすべてはずし、完全かんぜん陸戦りくせんよう機体きたいとしてさい設計せっけいされた[10]戦時せんじ急造きゅうぞうされたほんだが、内蔵ないぞうされたデバイスのうち、すくなくとも頭部とうぶでは通信つうしんにRX-78の純正じゅんせいひんもちいながらもおおくのパーツが新規しんき設計せっけいとなっており、大戦たいせん後期こうき量産りょうさんされたジムが大幅おおはばなコストダウンによってRX-78ガンダムの構造こうぞう継承けいしょうしていたのにくらべ、基礎きそ設計せっけいそのものに陸戦りくせんよう改修かいしゅうほどこされている[11]。また、陸戦りくせんがたジムをベースにした機体きたいとする資料しりょうもみられ[8]同機どうきとは80%の部品ぶひん規格きかく同一どういつとなる[12]。また、MSを地上ちじょう運用うんようする必要ひつようから、砂埃すなぼこりはいりにくい構造こうぞうれられ、しょう人数にんずうでもメンテナンスがおこなえる構造こうぞうをとっている[13]

陸戦りくせんがたガンダムは高性能こうせいのう機体きたいであったものの、そのコストだかから物量ぶつりょうによる戦術せんじゅつ優先ゆうせんする連邦れんぽうぐん意向いこうにより、生産せいさんすうは20ほどにとどまった[7][ちゅう 1]。そのため、補修ほしゅうよう部品ぶひんはパーツそのものの希少きしょうせいから不足ふそくしており、機体きたい修復しゅうふくするさい十分じゅうぶんなパーツが入手にゅうしゅできない事態じたい発生はっせいした[15]正規せいきひんでの補修ほしゅうができない状況じょうきょう多数たすう見受みうけられたが、性能せいのうおとるものの構造こうぞう共通きょうつうしている陸戦りくせんがたジムの補修ほしゅうパーツや、基地きちない保有ほゆうするパーツ(ジオンぐんから鹵獲ろかくしたMSのパーツをふくむ)などを流用りゅうようして修理しゅうりされることもおおく、おおくの現地げんち改修かいしゅうがた要因よういんともなった[16]後述こうじゅつEz8ジムヘッドもその1つである。

カラーリングは原型げんけい(2号機ごうき)にじゅんじたトリコロールであるが、あお原型げんけいよりくなっている。また、砂漠さばくでのミッションなどではしろがサンドカラーにえられることもある。なお、テストカラーはあお部分ぶぶんあかられており、ジムにちか[17]

構造こうぞう性能せいのう[編集へんしゅう]

ほんはコスト削減さくげんによる構造こうぞう簡素かんそのため、コア・ブロック・システム省略しょうりゃくされている[17]量産りょうさんのため、メインジェネレーターのスペックは変更へんこう[11][ちゅう 2]装甲そうこうざいはRX-78からぎ、重力じゅうりょくでの戦闘せんとうりょくならば、RX-78に匹敵ひってきするスペックをほこ[8][ちゅう 3][ちゅう 4][ちゅう 5]

ただし、規格きかくちした余剰よじょうパーツによる生産せいさんおこなわれたてん考慮こうりょし、機体きたい性能せいのうにばらつきをさないよう、リミッターを設置せっちすることによる均一きんいつはかられた[7]。このリミッターは任意にんい解除かいじょする(MAXモードへ移行いこうする)ことが可能かのうであるが、機体きたいにかかる負荷ふかおおきさから使用しようできる時間じかん限定げんていされる[6]実戦じっせん投入とうにゅうについては20が、地球ちきゅう連邦れんぽうぐん地上ちじょうぐん陸軍りくぐん。E.F.G.F.)のもと[18]おも極東きょくとう方面ほうめんぐん東南とうなんアジアに展開てんかいするコジマ大隊だいたい配備はいびされた[4]おおくのパーツを共有きょうゆうしているとっても陸戦りくせんがたジムとの性能せいのうおおきく、げきちゅうではジムの操縦そうじゅうれきがあったサンダースが初陣ういじんで「ジムとは桁違けたちがいだ」「こいつがガンダムか」と陸戦りくせんがたガンダムの性能せいのう驚愕きょうがくするシーンがある。

コクピットハッチは上面うわつら配置はいちされ、胸部きょうぶにはパイロットの搭乗とうじょうよう昇降しょうこうリフトを設置せっちしている[19]。アニメ『機動きどう戦士せんしガンダム だい08MS小隊しょうたい作中さくちゅうではコクピットの射出しゃしゅつ座席ざせき使用しようする場面ばめんられた。

武装ぶそう装備そうび[編集へんしゅう]

ビーム・ライフル
型式けいしき番号ばんごう:BLASH XBR-M-79E[20] / P.B.R-0079/A12 S-000011[13]どうS-0000204[21][ちゅう 6]
RX-78ようビーム・ライフル (XBR-M-79-07G) につづ廉価れんか普及ふきゅうばん目指めざし、ブラッシュしゃによって開発かいはつされる[22]装弾そうだんすうは1チャージたり16はつ[20]基本きほん構造こうぞうはXBR-M-79けい踏襲とうしゅうして設計せっけいされており、バトルプルーフ(実戦じっせん実証じっしょう)されたたか信頼しんらいせいほこ[20]強化きょうかされた環境かんきょうセンサーと新型しんがた照準しょうじゅんシステムを搭載とうさいし、改良かいりょうされたIフィールド・チョークによって命中めいちゅう精度せいど向上こうじょうしている[20]従来じゅうらい円筒えんとうがたから方形ほうけい変更へんこうされた照準しょうじゅんセンサーは、性能せいのう向上こうじょうとコストダウンを両立りょうりつしている[20]望遠ぼうえんモードならば10キロメートルはなれた場所ばしょからの狙撃そげき可能かのうであるが精度せいどきわめてひくく、命中めいちゅうには経験けいけん高度こうど技能ぎのう必要ひつようとする[23]。まだ量産りょうさん体制たいせいととのっていないことから配備はいびおくれ、また少数しょうすう生産せいさんわっている[9]
げきちゅうではだい6だい08小隊しょうたいシロー・アマダ少尉しょうい配備はいびされるが、アプサラスII発射はっしゃしたビームに切断せつだんされ、爆発ばくはつだい9補充ほじゅうされるが、小隊しょうたい弾薬だんやく消耗しょうもう均一きんいつさせるため[24]、シロー (Ez8) は10ふたたび100ミリマシンガンを装備そうびしている。陸戦りくせんがたガンダムのほかに、陸戦りくせんがたジムにも配備はいびされている。
本格ほんかくてき量産りょうさんけた改装かいそうがたや、どう系統けいとう試作しさくがた存在そんざいする。
100ミリマシンガン
型式けいしき番号ばんごう:YHI YF-MG100[20] / NF GMG-Type.37/100mm[13]
連邦れんぽうMSの標準ひょうじゅんてきへいそう[13]。ヤシマ重工じゅうこうにより搬型兵器へいき構想こうそうもとづき開発かいはつされた実体じったいだん兵器へいきで、MS自体じたい分解ぶんかいおこなわせてコンテナに搭載とうさい運搬うんぱんすることが可能かのう[20]げきちゅう序盤じょばんから終盤しゅうばんまで陸戦りくせんがたガンダムのしゅ武装ぶそうとして活躍かつやくした。標準ひょうじゅんてきなボックスがたマガジンのそうたますうは48はつ[20]予備よびマガジンは腰部ようぶ装着そうちゃくすることができる。小型こがたまわしがうえ陸戦りくせんがたザクII胴体どうたい貫通かんつうする威力いりょくがある[25]非常ひじょう信頼しんらいせいたかいとされる一方いっぽうきゅうだんまでの複雑ふくざつ機構きこう結果けっかてき信頼しんらいせい低下ていかまねいたと記載きさいした資料しりょうもある[20]
げきちゅうでは多数たすうのザクIIを撃破げきはしている。航空機こうくうきにも有効ゆうこうであり、カレン・ジョシュワだい3戦闘せんとうヘリを、だい4ドップ撃墜げきついしている。どうはなしではシローほんじゅうノリス・パッカード大佐たいさ操縦そうじゅうのドップに損傷そんしょうわせている。
ジムや陸戦りくせんがたジムも装備そうびしており[26]映像えいぞう作品さくひんほかにも『機動きどう戦士せんしガンダム外伝がいでん THE BLUE DESTINY』でのブルーディスティニー1号機ごうきや、『機動きどう戦士せんしガンダム外伝がいでん コロニーのちたで…』でのホワイト・ディンゴたい配備はいびされるジムガンキャノン量産りょうさんがたジム・スナイパーII装備そうびしている。
180ミリキャノン
型式けいしき番号ばんごう:YHI FH-X180[26] / NFHI GMCa-type.09/180mm[13]
長距離ちょうきょり支援しえんようであり、僚機との連携れんけいにより後方こうほうから射撃しゃげきおこなう。この武装ぶそう非常ひじょうおおきいため移動いどうにはマガジンをふくめ4つのユニットに分解ぶんかい携行けいこうすることが可能かのうである。たいMSよう成形せいけい炸裂さくれつだんとおるかぶとだん、ナパームだん任務にんむおうじて使用しよう可能かのう[13]だい4でサンダースがアプサラスに2はつ命中めいちゅうさせたが、アプサラスは無傷むきずだった。だい10でもサンダース装備そうびしているが、グフカスタムの砲撃ほうげきうしなわれる。
バルカンほう
ほんはガンダムが頭部とうぶ装備そうびしていたバルカンほうひだり胸部きょうぶうつし、その下部かぶにはマルチランチャーを装備そうびする。容積ようせき余裕よゆうのある胴体どうたいにバルカンほう装備そうびすることで装弾そうだんすう大幅おおはば増加ぞうか可能かのうとしているが、上下じょうげ左右さゆう旋回せんかいできる頭部とうぶから胴体どうたいうつしているため照準しょうじゅんがつけづらくなり、移動いどう目標もくひょうへの追従ついしょうせい低下ていかしている[27]。コックピット真横まよこ火器かき装備そうびすることによる、搭乗とうじょういん保護ほごというてんにおいても問題もんだいのこしている。だい2で、シロー水中すいちゅうにいたノリス・パッカード操縦そうじゅう陸戦りくせんがたザクIIに発砲はっぽうちゅうやぶさせる。だい6ではシロー至近しきん距離きょりからアプサラスに発砲はっぽう制御せいぎょ不能ふのうにするほどの損害そんがいあたえている。マルチランチャーには、発射はっしゃ弾頭だんとうからネットを展開てんかいてきから身動みうごきをふうじるネットガンや、閃光せんこうだん装填そうてんされている[28]
ビーム・サーベル
型式けいしき番号ばんごう:X.B.Sa-G-03[13]
RX-78とおな連邦れんぽうぐん標準ひょうじゅんタイプのビームサーベルであり、外観がいかんこまかな差異さいがあることをのぞけば基本きほんてきにはおなじものである。装備そうび部位ぶいあし(ふくらはぎにあたる部分ぶぶん)の内蔵ないぞうがたサーベル・ラックに変更へんこうされているが、これは地上ちじょうようゆえに姿勢しせい制御せいぎょスラスターや燃料ねんりょうタンクが省略しょうりゃくされてスペースがいたことと、防塵ぼうじん対策たいさくねた措置そちである[29]げきちゅうでは最低さいてい出力しゅつりょく調整ちょうせいゆき岩盤がんばんにビームをぶつけてだまりをつくさいにも利用りようされた。
ロケット・ランチャー[ちゅう 7]
型式けいしき番号ばんごう:YHI ERRL-TYPE.Doc-04/380mm[26] / NFHI RPHB-type.Doc-04/380mm[21]
陸戦りくせんがたジムとの共通きょうつう武装ぶそう装弾そうだんすうは7はつ[12]密林みつりんでのまわしも考慮こうりょされ、砲身ほうしんみじかいものとなっている。『だい08MS小隊しょうたいげきちゅうではだい3でサンダース装備そうびし、マサド操縦そうじゅうする戦闘せんとうヘリを撃墜げきついしている。
ミサイル・ランチャー
型式けいしき番号ばんごう:YHI 6ML-79MM[26]
陸戦りくせんがたジムとの共通きょうつう武装ぶそう。ヤシマ重工じゅうこうせい[26]装弾そうだんすう6はつ追尾ついび性能せいのうたか装備そうびで、カレンだい3などで装備そうびしている。ミサイルランチャーは陸戦りくせん強襲きょうしゅうがたガンタンクにも2はつぶん装備そうびされている。
ロングレンジ・ビーム・ライフル
型式けいしき番号ばんごう:BLASH XBR-X-79YK[26]
ブラッシュしゃせい[26]ちゅうのザンジバルきゅうケルゲレンを地上ちじょうから狙撃そげきしエンジン破壊はかい、さらにそこから脱出だっしゅつしたグフフライトタイプを狙撃そげき出来できるほどの長距離ちょうきょり射撃しゃげき能力のうりょくゆうする。単体たんたいでもはこ可能かのうで、ちょう長距離ちょうきょり射撃しゃげきさいには長時間ちょうじかんこう出力しゅつりょくビームの放出ほうしゅつ可能かのうことえに膨大ぼうだいねつはっするため射撃しゃげきちゅう冷却れいきゃくざいやさないように冷却れいきゃく装備そうびとの連結れんけつ必須ひっすとなる。おも陸戦りくせんがたジムよう装備そうびだが、陸戦りくせんがたガンダムでも使用しよう可能かのう[30]
シールド
型式けいしき番号ばんごう:RGM・S-Sh-WF/S-00109[13]
「シールドS」ともばれる[31]。ガンダムやジムのものにくらべ、まわしを考慮こうりょして小型こがたになっている。RX-78のようにシールドを背中せなかにマウントすることも可能かのう[32]兄弟きょうだいともいえる陸戦りくせんがたジムでも採用さいようされている。シールドさきはし攻撃こうげきにも使用しようできるほか、塹壕ざんごうることも可能かのうだい3では戦闘せんとうヘリが発射はっしゃしたミサイルの直撃ちょくげきに、だい9ではマゼラアタックの175ミリほう直撃ちょくげきにそれぞれえている一方いっぽうガウ攻撃こうげき空母くうぼ対空たいくう機銃きじゅうでカレンのシールドが粉砕ふんさいされている。
ゲームなどでは、オープニングの1シーンの再現さいげんとしてよくシールドを地面じめんしそのうえに180ミリキャノンをせてっている[ちゅう 8]模型もけいではオープニングのラストのかたひざちでキャノンをっているシーンにシールドを追加ついかしたポーズや[ちゅう 9]はなれた位置いちにあるシールドとキャノンを固定こていさせる棒状ぼうじょうパーツを使用しようすることで再現さいげんしている。
なお、このタイプのシールドは『機動きどう戦士せんしガンダムUC』OVAばんのepisode 4のトリントン基地きち攻防こうぼうせんにおいてジムII使用しようしているのが確認かくにんできる。
改良かいりょうがたシールド
型式けいしき番号ばんごう:RGM・S-Sh-WF/S-00116・Ap-A[21]
従来じゅうらいがたのシールドにアップリケ・アーマー[33][30](リアクティブ・アーマーとするせつもあり)をほどこしたもの[33]
ネットガン
弾頭だんとう発射はっしゃしたのちにネットを展開てんかいする装備そうびてき捕獲ほかくなどにもちいられる[6]
ガンダム・ハンマー
だい11アプサラスIII攻撃こうげきけるなかいちがこれを装備そうびしていること確認かくにんできる。
ウェポン・ラック[6]
ほん背部はいぶにはウェポンコンテナやパラシュートパックといった様々さまざま装備そうびけるウェポンラックが存在そんざいする。なお、ラックにはたたしきのサーチライトをそなえる[6]。フォークリフト[14]部分ぶぶん展開てんかい収納しゅうのう高低こうてい調節ちょうせつ可能かのう[ちゅう 10]
ウェポン・コンテナ[6]
ウェポン・ラックに装着そうちゃく可能かのう予備よびへい装用そうようのコンテナ。材質ざいしつはルナ・チタニウムを採用さいようしている[17]。コンテナ内部ないぶには前述ぜんじゅつのユニットした180ミリキャノンやロケット・ランチャー、ミサイル・ランチャーなどの大型おおがた火器かき作戦さくせんおうじて分解ぶんかい収納しゅうのう携行けいこう可能かのう地上ちじょうせんでは補給ほきゅうせんることもおおく、MS単独たんどく運用うんようするさい役立やくだっている。
Bコンテナ
コミックスばんオリジナル装備そうび前述ぜんじゅつの100ミリマシンガンのマガジンの自動じどうきゅうだん装置そうちがついており、小隊しょうたい単位たんいでの戦闘せんとう火力かりょく支援しえんとなる。モビルスーツのアームをうごかさずともコンテナに内蔵ないぞうされたアームにより自動じどうきゅうだんされるので、きゅうだんのタイムロスをらすことが可能かのう
パラシュート・パック
陸戦りくせんがたガンダム専用せんよう開発かいはつされた空挺くうていようパック[33]。ウェポン・ラックには下部かぶにスペーサーをませてける[30]上段じょうだんのパラシュート収納しゅうのう下段げだんのロケットの2だん構成こうせいとなっており、ロケット中央ちゅうおうはコンテナとなる[30]。パラシュートの展開てんかい降下こうかにはパックごと分離ぶんりし、MS本体ほんたいかたそなえたスリング・バーをかいしてベルトで懸架けんかされる[ちゅう 11]
ニー・アーマー[34]
打撃だげきによる格闘かくとうせんと、しゃがんださい地面じめんへの設置せっちせい考慮こうりょして、ひざにスパイクが装備そうびされている[29]。なお、陸戦りくせんがたジムにも機構きこう簡略かんりゃくしたものが装備そうびされている。
頭部とうぶ装備そうび
ほんでは頭部とうぶからバルカンほう撤去てっきょされており、頭部とうぶ左側ひだりがわには索敵さくてきようのシュノーケル・カメラがけられている[6]。また、交換こうかん装備そうびとして頭部とうぶ右側みぎがわようの「遠距離えんきょり通信つうしんようパック」や、頭部とうぶ左側ひだりがわようの「増加ぞうかバルカン・ポッド」も存在そんざいする[12][ちゅう 12]
その装備そうび
アーケードゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム 戦場せんじょうきずな』ではブルパップ・マシンガンを使用しようすることができる。胸部きょうぶマルチランチャーは原作げんさくにはられない性能せいのう武装ぶそうとなっている。
HGUC『陸戦りくせんがたガンダム 地上ちじょうせんセット』パッケージCGではジムヘッドが陸戦りくせんようジムのレール・キャノンのいろちがいを装備そうびしている。

げきちゅうでの活躍かつやく[編集へんしゅう]

だい08MS小隊しょうたい冒頭ぼうとう密林みつりんなかほん頭部とうぶころがっており、すでに戦闘せんとう参加さんかして重大じゅうだい損傷そんしょうった機体きたいがあることがわかる。だい2では、だい08小隊しょうたいほかにガンダムハンマー(フレイルかたモーニングスター)を装備そうびしただい06小隊しょうたい機体きたい登場とうじょう。これより本格ほんかくてき戦闘せんとうシーンがえ、陸戦りくせんがたザクII多数たすう撃破げきはしたほか、トーチカ陣地じんちなどを攻略こうりゃくした。だい6のみサンダース軍曹ぐんそう機体きたいにミケル・ニノリッチ伍長ごちょう搭乗とうじょうし、アプサラス捕獲ほかく作戦さくせん参加さんかした。作戦さくせんにあたって小隊しょうたいぜん貴重きちょうなビームライフルが支給しきゅうされたが、アプサラスへの攻撃こうげき事前じぜん察知さっちされ、回避かいひされてしまった。作戦さくせん失敗しっぱい射撃しゃげき担当たんとうしたミケルたすけるため、アプサラスにいたシローがバルカンほう至近しきん距離きょりから発砲はっぽうし、相打あいうちのかたちなかやぶしている。それ以後いごはビームライフルがほん標準ひょうじゅん装備そうびとなり、だい8では10kmはなれた場所ばしょからてきMSへの長距離ちょうきょり狙撃そげき成功せいこうさせた。

物語ものがたり終盤しゅうばんほんはジオンぐん猛烈もうれつ抵抗ていこうにより苦戦くせんする光景こうけいえた。ちゅうやぶしたシローはEz8に改修かいしゅうし、カレンアッガイ奇襲きしゅう頭部とうぶ破壊はかいされたために陸戦りくせんがたジム頭部とうぶ交換こうかんし、サンダースマゼラアタックの175mmほうあし損傷そんしょうしている。なお、唯一ゆいいつ決定的けっていてき損傷そんしょうがなかったサンダースは、ブレードアンテナがグレーの塗装とそう変更へんこうされている[ちゅう 13]だい10のジオンぐんラサ秘密ひみつ基地きち攻略こうりゃくせんでは、カレンドムめられ、護衛ごえい目標もくひょう量産りょうさんがたガンタンクぎゃくたすけられた。その直後ちょくご戦闘せんとうでは、08小隊しょうたい全体ぜんたいがノリス大佐たいさ搭乗とうじょうグフカスタム翻弄ほんろうされてしまい、どうにか同機どうき撃破げきはしたものの、相討あいうちのかたち量産りょうさんがたガンタンク3をすべて撃破げきはされた。

砂漠さばく仕様しよう[編集へんしゅう]

砂漠さばく地帯ちたいでの戦闘せんとう十分じゅうぶんかんがえられたため、胸部きょうぶエアインテークよう防塵ぼうじんフィルターなどのオプションパーツが用意よういされ、関節かんせつやマニピュレーターに防護ぼうごカバーを装着そうちゃくさせ防塵ぼうじんされた仕様しよう存在そんざいする[35]各種かくしゅオプション装着そうちゃくのため、機体きたい各部かくぶけアタッチメントおよび、作業さぎょうよう足場あしばなども装備そうびされている。

この機体きたいめいは「機動きどう戦士せんしガンダム だい08MS小隊しょうたい オフィシャルアーカイブス」によるものだが[6]資料しりょうによっては「先行せんこう量産りょうさんがたガンダム(砂漠さばくせん装備そうび)」とも呼称こしょうされる[35]

ジムヘッド[編集へんしゅう]

アッガイとの戦闘せんとう頭部とうぶうしなったカレンが、陸戦りくせんがたジムのもので補修ほしゅうした姿すがた友軍ゆうぐんからはジムあたまばれていた。

この機体きたいめいは「1/35 UCハードグラフ 陸戦りくせんがたガンダム 地上ちじょうせんセット」にじゅんずるものであるが、カードダス「モビルパワーズ」のカードにおいては「陸戦りくせんよう量産りょうさんがた試作しさくガンダム(ジムあたま)」の呼称こしょうもちいられている。

ガンダムEz8[編集へんしゅう]

しょもと
ガンダムEz8(イージーエイト/イーズィーエイト)
Gundam Ez8
型式けいしき番号ばんごう RX-79[G]Ez-8 (RX-79(G)Ez-8)
頭頂とうちょうだか 18.0m
本体ほんたい重量じゅうりょう 51.5t
全備ぜんび重量じゅうりょう 71.7t
装甲そうこう材質ざいしつ ルナ・チタニウム合金ごうきん[36]
ちょうかたスチール合金ごうきんザクII部品ぶひん流用りゅうよう
出力しゅつりょく 1,380kW
推力すいりょく 52,000kg
センサー
有効ゆうこう半径はんけい
5,900m
武装ぶそう ビーム・サーベル×2
35mm頭部とうぶバルカンほう×2
12.7mmたい歩兵ほへいよう旋回せんかいしきバルカン
ビーム・ライフル
100mmマシンガン
180mmキャノン
シールド ほか
搭乗とうじょうしゃ シロー・アマダ

アプサラスIIとの戦闘せんとうによりなかやぶした極東きょくとう方面ほうめんぐんコジマ大隊だいたいだい08MSしょう隊長たいちょうシロー・アマダ少尉しょうい機体きたいだい規模きぼ改修かいしゅうしたもの。陸戦りくせんがたガンダム自体じたい品質ひんしつ検査けんさ適合てきごうしなかった余剰よじょうパーツで建造けんぞうされた機体きたいであったため、戦線せんせんでの補修ほしゅうようパーツの供給きょうきゅう十分じゅうぶんでなく、改修かいしゅうには陸戦りくせんがたジムのパーツや現地げんち調達ちょうたつ各種かくしゅジャンクパーツなどが利用りようされた[21]ほんはそのような現地げんち改修かいしゅうひとつである[33]。そのさい破損はそん補修ほしゅうだけでなく、戦闘せんとうデータやシロー・アマダ少尉しょうい意向いこう反映はんえいし、より地上ちじょうせんてきした改装かいそうおこなわれている[33]

機体きたい改修かいしゅう作業さぎょうは2週間しゅうかんほどで完了かんりょうした[37]頭部とうぶVがたアンテナは密林みつりんにおいて破損はそんやすかったことから、ロッドアンテナに変更へんこう[16][33]。この部位ぶい兵器へいき流用りゅうようとなる[21]陸戦りくせんがたガンダム同様どうようかたアーマーにはスリングバー[21]もうけている。ここにパラシュートパックようのベルトを可能かのう[ちゅう 11][ちゅう 14]。また、ランドセルは外観がいかんこそノーマルとわらないものの、推力すいりょく強化きょうかされている[33]改修かいしゅうにより材質ざいしつのグレードが低下ていかしている箇所かしょもあるが、装甲そうこう形状けいじょう単純たんじゅんにより軽量けいりょうたい弾性だんせい整備せいびせい向上こうじょうはかられている[33]

デザイナーは山根やまね公利きみとし。また、ほんのパイロットであるシローをえんじた声優せいゆう檜山ひやま修之のぶゆきは、一番いちばんきなMSにEz8をげている。

武装ぶそう
固定こてい武装ぶそうとして、あしにビームサーベルを装備そうびしているてんには変更へんこうはないが、それ以外いがい武装ぶそう変更へんこうおこなわれている。携行けいこう武装ぶそう陸戦りくせんがたガンダムの改修かいしゅうということもあり、同機どうきへいそうはすべて使用しよう可能かのうであった。
35mm頭部とうぶバルカンほう
Ez-8では陸戦りくせんがたガンダムが装備そうびしていたシュノーケルユニットなどがオミットされたことから、あらたに装備そうびされた[21]頭部とうぶ側面そくめんにははいさいかちこうもうける[30]
12.7mmたい歩兵ほへいよう旋回せんかいしきバルカン
陸戦りくせんがたガンダムにおける胸部きょうぶバルカンやマルチランチャーは対人たいじんようとして威力いりょく過剰かじょうであったことから装備そうびされた[21]陸戦りくせんがたガンダムの胸部きょうぶ装備そうびされた火器かきくらかくひろ[21]併設へいせつされたセンサーによって照準しょうじゅんおこな[33]たい歩兵ほへいよう装備そうびであるが、シロー・アマダが対人たいじん兵器へいきによる差別さべつ殺傷さっしょうきらっているため威嚇いかくようとして設置せっちされている[33]
なお、どう装備そうび搭載とうさいされる胸部きょうぶ装甲そうこうばんには撃破げきはしたザクIIのシールド2まい利用りようし、つなわせたものを使用しようしている[38]。その装甲そうこうばん開閉かいへいしきとなり、整備せいびせいたかめている[30]
ニースパイク
ひざ部分ぶぶん先端せんたんけられたパーツで、可動かどうしきとなっており、射撃しゃげき接地せっちなどに使用しようされる[33]
げきちゅうでの活躍かつやく
シローのじょうとしてジオン公国こうこくぐん秘密ひみつ基地きち攻略こうりゃく作戦さくせん参加さんかし、グフカスタムアプサラスIII撃破げきはするが機体きたい大破たいは、シローは行方ゆくえ不明ふめいとなる。
名称めいしょう由来ゆらい
Ez8は「Extra-Zero-8」(08小隊しょうたい特別とくべつ)のりゃくである[33]機体きたいめい由来ゆらいだい世界せかい大戦たいせんのアメリカ戦車せんしゃM4シャーマン後期こうき生産せいさんがたであるM4A3E8通称つうしょうイージーエイト[37]。またてき器材きざい材料ざいりょうにした増加ぞうか装甲そうこう使つかうアイディアはT26E4スーパー・パーシングからであることを、デザイナーが雑誌ざっしB-CLUB』のコラムでかたっている[よう出典しゅってん]

ガンダムEz8(コア・ブースター装備そうび[編集へんしゅう]

小説しょうせつばん機動きどう戦士せんしガンダム だい08MS小隊しょうたい』に登場とうじょうする、Ez8の下半身かはんしんコア・ブースター変更へんこうして飛行ひこう可能かのうにした機体きたい。アプサラスからアイナ・サハリン救出きゅうしゅつするために現場げんば応急おうきゅう改造かいぞうされ、シローによって片道かたみち使用しようされた。武装ぶそうたてとマシンガンを装備そうびしているが、空中くうちゅうでの回避かいひ能力のうりょくはないにひとしい。べるかどうかさえわからない機体きたいであるうえ、コア・ブースター自体じたいもどこから調達ちょうたつしてきたのかは不明ふめい

ガンダムEz8あらため[編集へんしゅう]

ゲーム『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』に登場とうじょうする機体きたいどう作品さくひんでのEz8は、シローとはべつ不調ふちょう陸戦りくせんがたガンダムをニナ・パープルトン改修かいしゅうし、アルフ・カムラ提案ていあんでシローの搭乗とうじょうとなった経緯けいいつ。そのEz8を戦場せんじょう宇宙うちゅううつさい宇宙うちゅうようふたた改修かいしゅうほどこしたものである。なお武装ぶそうの180mmキャノンが200mmキャノンに変更へんこうされている。

続編ぞくへんのゲーム『SDガンダム GGENERATION ギャザービート2』では設定せってい変更へんこうされており、いちねん戦争せんそうときからシローがっていた機体きたいを、グリプス戦役せんえき技術ぎじゅつ導入どうにゅうして改修かいしゅう性能せいのう底上そこあげをはかったものとなっている。外観がいかんこそわらないものの、内部ないぶメカが時代じだい相応そうおうのものに変更へんこうされたため、性能せいのう当時とうじのMSにもおくれはっていない。宇宙うちゅうせんよう機体きたいであるが、『ギャザービート2』以降いこう汎用はんようになっている。

ガンダムEz8 ハイモビリティカスタム[編集へんしゅう]

ゲーム『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』に登場とうじょうするEz8あらため改造かいぞうプランの1つで、いちねん戦争せんそう後半こうはんにシロー・アマダが宇宙うちゅうがった場合ばあい仮定かていしたif設定せってい機体きたい[39]型式けいしき番号ばんごうRX-79Ez-8/HMC)。

ジャンクパーツのなかからげた「ベクタードスラスター」とばれるこう機動きどうモジュールを装備そうびした機動きどうりょく重視じゅうし機体きたいである。元々もともと陸戦りくせんがた機体きたいだったEz8をこう機動きどうちゅうあいだ戦闘せんとう対応たいおうさせるべく大幅おおはば改修かいしゅうおこなわれており、装甲そうこう火力かりょく犠牲ぎせいたか機動きどうりょく実現じつげんした。とくあし装甲そうこう大幅おおはば削除さくじょされており、重力じゅうりょくでの運用うんようはまったく考慮こうりょされていない。武装ぶそうはビームスプレーガンIIとビームサーベルのみに限定げんていされる。

メカデザインは片桐かたぎりけい一郎いちろう[39]

ガンダムEz8 ヘビーアームドカスタム[編集へんしゅう]

ゲーム『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』に登場とうじょうするEz8あらため改造かいぞうプランの1つで、いちねん戦争せんそう後半こうはんにシロー・アマダが宇宙うちゅうがった場合ばあい仮定かていしたif設定せってい機体きたい[40]型式けいしき番号ばんごうRX-79Ez-8/HAC)。

サラミスきゅう宇宙うちゅう巡洋艦じゅんようかん主砲しゅほう転用てんようしただい口径こうけいビームほう「サラミスほう」を2もん装備そうびする火力かりょく重視じゅうし機体きたいである。バックパックのへいそうコンテナはサラミスほうへエネルギーを供給きょうきゅうするコンデンサーなどの機器きき内蔵ないぞうしたモジュールへと改造かいぞうされているほか、あしにはボールのマニピュレーターが移植いしょくされている。これにより砲身ほうしんのぶれをおさえ、たか精度せいど砲撃ほうげきおこなうことができるようになっている。当機とうき宇宙うちゅうせんようであるが、ゲーム『SDガンダム GGENERATION ADVANCE』から汎用はんよう変更へんこうされている。サラミスほう以外いがい武装ぶそうは100mmマシンガンとビーム・サーベル。

機動きどう戦士せんしガンダム サンダーボルト』における陸戦りくせんがたガンダム[編集へんしゅう]

漫画まんが、アニメ『機動きどう戦士せんしガンダム サンダーボルトだい2、および外伝がいでんすなねずみショーン』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうRX-79[G])。

だい08MS小隊しょうたい』で登場とうじょうした機体きたいことなり、頭部とうぶがガンダムタイプであること以外いがいジム(サンダーボルトばんそのもの[41]であり、コックピットも胸部きょうぶではなくジムと同様どうよう腹部ふくぶ設置せっちされている。また、がくのブレードアンテナのわりに地球ちきゅう連邦れんぽうぐんのエンブレムをつけていることが特徴とくちょういちねん戦争せんそう地球ちきゅう舞台ぶたいだい2においてスパルタンたい主力しゅりょくMSとして配備はいびされており、同隊どうたい隊員たいいんからは「かおだけの偽物にせものえた」と機能きのうがジムとわらないほんのことを皮肉ひにくられている。しかし、バックパックのスラスターはジムのものより大型おおがたであるほか、あしがホバークラフトとなっているなど、ジムにくらべて重力じゅうりょくにおける機動きどうせいたか機体きたいとされる。

すなねずみショーン』に登場とうじょうする機体きたいは、カラーリングがあかちゃ基調きちょう頭部とうぶ形状けいじょうことなり、四肢ししなど機体きたい各所かくしょ防塵ぼうじん処置しょちほどこされている。また、その続編ぞくへん砂漠さばくおきて』には、現地げんち改修かいしゅう「RX-79[G]BO ガンダムバウンサー」が登場とうじょうしている。

アニメばんにおいて、強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんスパルタン配備はいびされた機体きたいは「陸戦りくせんがたガンダムSがた」とされる(型式けいしき番号ばんごうRX-79[GS])。

なお、だい1ア・バオア・クーへの強行きょうこう突入とつにゅう部隊ぶたい頭部とうぶ形状けいじょう同一どういつ量産りょうさんがたガンダムが登場とうじょうするが、こちらはジムの機体きたいそのままに頭部とうぶのみをかわそうした「ガンダム・ヘッド」とばれる機体きたいで、あくまでもジムのバリエーションである。

ブルーディスティニー[編集へんしゅう]

しょもと
ブルーディスティニー
BLUE DESTINY
型式けいしき番号ばんごう RX-79BD-1(1号機ごうき
RX-79BD-2(2号機ごうき
RX-79BD-3(3号機ごうき
ぜんこう 18.5m
本体ほんたい重量じゅうりょう 52.8t
全備ぜんび重量じゅうりょう 73.0t
装甲そうこう材質ざいしつ ルナ・チタニウム合金ごうきん
出力しゅつりょく 不明ふめい
推力すいりょく 不明ふめい
センサー
有効ゆうこう半径はんけい
不明ふめい
武装ぶそう 頭部とうぶバルカンほう×2
胸部きょうぶバルカンほう×2
腹部ふくぶ有線ゆうせんミサイル・ランチャー×2
100mmマシンガン(1号機ごうき
ビーム・ライフル(2・3号機ごうき
ビーム・サーベル×2
シールド(2・3号機ごうき
搭乗とうじょうしゃ ユウ・カジマ(1号機ごうき、3号機ごうき
ニムバス・シュターゼン(2号機ごうき

ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム外伝がいでん THE BLUE DESTINY』に登場とうじょうする機体きたい

地球ちきゅう連邦れんぽうぐん亡命ぼうめいしたもとフラナガン機関きかん所属しょぞく研究けんきゅうしゃクルスト・モーゼス開発かいはつ主導しゅどうした機体きたい[42]

機体きたいにはクルスト・モーゼスが亡命ぼうめいおりった「EXAMシステム」が搭載とうさいされている[42]機体きたいしょくはクルスト個人こじん趣味しゅみによりあお塗装とそうされているとされる[43][ちゅう 15]

陸戦りくせんがたガンダムをベースに大幅おおはば改修かいしゅうくわえられている。ジェネレーター出力しゅつりょく強化きょうかくわえ、かく関節かんせつマグネット・コーティング試験しけんてきほどこ運動うんどうせい向上こうじょう火力かりょくめんにおいても、陸戦りくせんがたガンダムの標準ひょうじゅん装備そうびである胸部きょうぶ機関きかんほうを1もんから2もんふえ備し、腹部ふくぶりょうわきには有線ゆうせんしきミサイルを追加ついか装備そうびするなど原型げんけいおおきく上回うわまわっている[42]。なお、陸戦りくせんがたガンダムをベースとしたために基本きほん仕様しよう地上ちじょうよう機体きたいとなるが、バックパックのかわそうによって宇宙うちゅうせん可能かのうとしている[42]

武装ぶそう
頭部とうぶバルカンほう
資料しりょうによって1~3号機ごうき搭載とうさいされているもの[43]と、2号機ごうき、3号機ごうきのみに搭載とうさい確認かくにんされるもの[42][44][45]存在そんざいする。
胸部きょうぶバルカンほう
胸部きょうぶ装備そうび。60ミリ口径こうけい弾丸だんがん発射はっしゃする[42]
腹部ふくぶ有線ゆうせんミサイル・ランチャー
胸部きょうぶ装備そうび有線ゆうせんしきのミサイルで、ミノフスキー粒子りゅうし散布さんぷにおいても近距離きんきょりならば確実かくじつてき破壊はかい可能かのう[42]
100ミリマシンガン
連邦れんぽうぐんMSの普及ふきゅう装備そうび[42]
ビーム・ライフル
陸戦りくせんがたガンダムに採用さいようされたものの改良かいりょうがたで、本格ほんかく量産りょうさんけたデバイスなどをゆうする[45][ちゅう 16]
2れんビームほう
プラモデル『HGUC ブルーディスティニー3号機ごうき "EXAM"』に付属ふぞくジム・ドミナンスようのものの流用りゅうようで、だい口径こうけいビームによりたか威力いりょく発揮はっきする[46]
ビーム・サーベル
連邦れんぽうぐんMSの一般いっぱんてきへいそう原型げんけいである陸戦りくせんがたガンダムと同様どうようあし格納かくのうされる[42]
シールド
2号機ごうきにおいてはジム・コマンドけいのものと同型どうけいのシールドを採用さいようする[47]。3号機ごうきにおいてはプロトタイプようのシールドをベースに、エッジ部分ぶぶん改良かいりょうしたモデルが用意よういされている[45]

ブルーディスティニー1号機ごうき[編集へんしゅう]

当初とうしょは、陸戦りくせんがたジムをベースにEXAMシステムをんだ専用せんよう頭部とうぶユニットを搭載とうさいした試験しけんとして開発かいはつされたが、陸戦りくせんがたジムベースの機体きたいではシステムの要求ようきゅうするうごきにえられず目標もくひょうたっすることができなかったため[43][ちゅう 17]頭部とうぶのみそのままでそれ以外いがいはRX-79陸戦りくせんがたガンダムをベースに新規しんき開発かいはつした機体きたい移植いしょくされた[43]本体ほんたい陸戦りくせんがたガンダムだが、頭部とうぶからか「あおいジム」と解説かいせつされている[48]

当初とうしょ試験しけんでは暴走ぼうそうかえし、そのあまりの負荷ふかえきれず搭乗とうじょうしたパイロットをなんいたらしめている。ある夜間やかん試験しけんでは、ちかくの戦場せんじょうさそわれるように起動きどうしたEXAMシステムにあやつられるように搭乗とうじょうパイロットごと暴走ぼうそうした機体きたいが、作戦さくせん終了しゅうりょう友軍ゆうぐん部隊ぶたい襲撃しゅうげきして壊滅かいめつんだ。そのさい居合いあわせた「モルモットたい」ととも交戦こうせんしたが、ぎゃく損傷そんしょうわされ、パイロットが死亡しぼうしている(媒体ばいたいによっては死亡しぼうしないのもある)。EXAMシステムの暴走ぼうそうにより性能せいのう限界げんかいまで酷使こくしした機体きたいはオーバーヒートをこしたが、リモート機能きのうにより撤退てったいしている[49]

その機体きたい回収かいしゅうしたアルフ・カムラ技術ぎじゅつ士官しかんはEXAMシステムにリミッターをかけ、これにより1号機ごうきのEXAMシステムは通常つうじょう50%しか機能きのうしなくなる[50]。そのうえでブルーを損傷そんしょうさせた実験じっけん部隊ぶたいである「モルモットたい」に興味きょうみち、その部隊ぶたいのエースであるユウ・カジマじょうとなった。

機体きたいそのものが「あお死神しにがみ」の異名いみょうっている[42]

作中さくちゅうでの活躍かつやく
EXAMシステムを起動きどうしたほんはリミッターきであるものの、ジオン公国こうこくぐん制圧せいあつのキャリフォルニアベース付近ふきん存在そんざいしたジオンのミサイル基地きち単機たんきにてすうふん壊滅かいめつさせるという活躍かつやくせ、友軍ゆうぐん部隊ぶたいたいするミサイル攻撃こうげき阻止そししたのちはキャリフォルニア・ベース攻略こうりゃく作戦さくせん援軍えんぐんとして参加さんかし、ジオンのニムバス・シュターゼン大尉たいいイフリートあらため交戦こうせんして退しりぞけるも、破損はそんして行動こうどう不能ふのうえたイフリートあらためうでグレネードランチャーからはなたれたいちだんにより、EXAMシステムをんだ頭部とうぶ破壊はかいされる[51](『サイドストーリーズばんでは、ニムバスの部下ぶか特攻とっこうによって破壊はかいされる)。小説しょうせつばんでは、イフリートあらためてたニムバスに奪取だっしゅされたブルー2号機ごうきのビームサーベルで頭部とうぶつらぬかれた。その行方ゆくえ不明ふめい
ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム バトルオペレーション Code Fairy』の「アナザーミッション:NFへん」では、よるのキャリフォルニアベース付近ふきん公国こうこくぐん秘匿ひとく部隊ぶたいノイジー・フェアリー」と交戦こうせんティターニア搭乗とうじょうするアルマ・シュティルナー少尉しょういは、旧知きゅうちなかであるマリオン・ウェルチ存在そんざいかんっている。
備考びこう
模型もけい戦士せんしガンプラビルダーズ ビギニングG』では、バックパックとあしバーニアをかわそうした宇宙うちゅうせん仕様しよう設定せっていこされた。いろ指定していもゲームの設定せっていとは若干じゃっかんことなる。げきちゅうのガンプラはビームライフルを使用しようしている。

ブルーディスティニー2号機ごうき[編集へんしゅう]

1号機ごうきことなり当初とうしょから陸戦りくせんがたガンダムをベースに製造せいぞうされたため、頭部とうぶはガンダムタイプとなっている[43]基本きほん仕様しようは1号機ごうき同一どういつであるため、性能せいのうはほぼ存在そんざいしないとされるが、宇宙うちゅうせん想定そうていしているためバックパックなどが変更へんこうされている[43][ちゅう 18]。また、ビームライフルを運用うんよう可能かのう特徴とくちょうゆうする[44]。2号機ごうきのEXAMシステムにはリミッターが設定せっていされておらず、パイロットへの負担ふたん暴走ぼうそう危険きけんせい非常ひじょうたか[52]

作中さくちゅうでの活躍かつやく
ジオンぐん特殊とくしゅ部隊ぶたいによって強奪ごうだつされ、ニムバスのじょうとなる。元々もともと全身ぜんしんあお塗装とそうだったが、イフリートあらため同様どうよう、ニムバスのパーソナルマーキングとしてりょうかたあか塗装とそうされた。その、サイド5ちゅういきでユウのブルーディスティニー3号機ごうき交戦こうせん死闘しとうてに相討あいうちとなり、爆発ばくはつ寸前すんぜんに3号機ごうき大破たいはさせる。直後ちょくごほんばくさんし、パイロットのニムバスと運命うんめいともにした。

ブルーディスティニー2号機ごうきΩおめが[編集へんしゅう]

漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム カタナ』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうRX-79BD-Ωおめが[53])。機体きたいしょく灰色はいいろ[54]

シン・フェデラルが、精神せいしん感応かんおうAIシステム「妖刀ようとう」を開発かいはつするためにEXAMシステムの解析かいせき目的もくてきとしてブルーディスティニー2号機ごうきをベースに開発かいはつした機体きたいだったが、肝心かんじんのEXAMシステムのデータがほとんどなかったため[ちゅう 19]に、一部いちぶ独自どくじ理論りろんとなった「NEO EXAMシステム」を開発かいはつして搭載とうさいしている。

サイド7にあるシン・フェデラル所有しょゆうのサブコロニーない保管ほかんされていたが、どう施設しせつないでのドルメル・ドゥーエ移植いしょくされた精神せいしん感応かんおうAI「妖刀ようとう」の起動きどうテストちゅう共鳴きょうめいし、波動はどうまれたジオンぐん残党ざんとうのスーチー・オコンネルをせて暴走ぼうそうする。

ブルーディスティニー3号機ごうき[編集へんしゅう]

本来ほんらいは2号機ごうきのパーツよう予備よびだったが、強奪ごうだつされた2号機ごうき追撃ついげき任務にんむ急遽きゅうきょ実戦じっせん投入とうにゅうされた[43][ちゅう 20]。2号機ごうき基本きほん仕様しよう同一どういつであることから性能せいのうはないが、宇宙うちゅうよう機能きのうほどこされている。また、クルスト博士はかせわたまえ実戦じっせん投入とうにゅうされたことから、機体きたいしょくしろ基調きちょうのままとなった[43]。EXAMシステムには1号機ごうき同様どうよう時限じげんリミッターが設定せっていされており、システムは通常つうじょう50%しか機能きのうしていない[50]

作中さくちゅうでの活躍かつやく
損傷そんしょうした1号機ごうきわり、ユウ・カジマのじょうとなる。地球ちきゅうじょうでのすうかい任務にんむて、ジオン公国こうこくぐんのEXAMシステム実験じっけん施設しせつコロニーの調査ちょうさ任務にんむ投入とうにゅうされた直後ちょくご発生はっせいしたコロニー外部がいぶ宇宙うちゅう空間くうかんでの戦闘せんとうでジオンぐん奪取だっしゅされていた2号機ごうき交戦こうせんし、死闘しとうすえ相討あいうちとなって大破たいはした。これによってジオンぐんのイフリートあらためふくむEXAM搭載とうさいはすべてうしなわれ、EXAM計画けいかくやみほうむられた。

ブルーディスティニー3号機ごうきあらため[編集へんしゅう]

ゲーム『SDガンダム GGENERATION GATHER BEAT』に登場とうじょうするオリジナルMS。外観がいかんは3号機ごうきわらないが、攻撃こうげきりょく防御ぼうぎょりょく命中めいちゅうりつなど総合そうごうてき性能せいのう向上こうじょうしている。ゲームではニムバスとたたかうイベントを発生はっせいさせなければ最後さいごまで使用しようできるが、その場合ばあいマリオンはらわれたままで仲間なかまにできなくなる。

ブルーディスティニー3号機ごうきあらため(ジムヘッド)[編集へんしゅう]

宇宙うちゅう世紀せいきとは世界せかいかんことなる漫画まんがガンダムEXA』に登場とうじょうする機体きたい型式けいしき番号ばんごうRX-79BD-3Re)。

アナハイム・エレクトロニクス技術ぎじゅついん大破たいはした2号機ごうきと3号機ごうき回収かいしゅうし、戦後せんご技術ぎじゅつ研究けんきゅうのために修復しゅうふくした。陸戦りくせんがたガンダムのパーツが入手にゅうしゅできなかったため、頭部とうぶが1号機ごうきおなじジム系統けいとうのものにえられている。EXAMシステムは不完全ふかんぜんなものしか搭載とうさいされていないが、システムのもとになったニュータイプ少女しょうじょマリオン・ウェルチが搭乗とうじょうすることでEXAMシステム発動はつどうとほぼ同様どうよう性能せいのう発揮はっきし、関節かんせつ部分ぶぶん発光はっこうし、頭部とうぶあし、バックパックのパーツが展開てんかいする。

なお、EXAでえがかれたのは世界せかい外部がいぶからの干渉かんしょうによってブルーディスティニー1号機ごうきとEZ8の接触せっしょく上記じょうきの『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』と同様どうよう展開てんかい)が発生はっせいした、本来ほんらいとはことなるゆがめられた世界せかいである。

漫画まんが『ザ・ブルー・ディスティニー』におけるブルーディスティニー[編集へんしゅう]

機動きどう戦士せんしガンダム外伝がいでん THE BLUE DESTINY』のリメイク漫画まんが『ザ・ブルー・ディスティニー』(以下いか『ザ・ブルー』と省略しょうりゃく)では原作げんさく一部いちぶ設定せっていことなり、どう作品さくひんのみのバリエーション(仕様しよう変更へんこう)も登場とうじょうする。また、2号機ごうきと3号機ごうきはベース変更へんこうされた。なお、タイトルでは中黒なかぐろ追加ついかされたが、機体きたい名称めいしょう表記ひょうきは「ブルーディスティニー」のままである。メカニックデザインはNAOKI(0号機ごうきのぞく)。

ブルーディスティニー0号機ごうき[編集へんしゅう]

原作げんさく設定せっていじょう存在そんざいする、EXAMシステムをはじめて搭載とうさいした陸戦りくせんがたジムをベースとした試作しさくを、大河原おおかわら邦男くにお新規しんきにデザインしたもの。なお、「0号機ごうき」という名称めいしょうおよび型式けいしき番号ばんごうも『ザ・ブルー』で設定せっていされた(型式けいしき番号ばんごうRGM-79BD-0)。

のちに1号機ごうき搭載とうさいされる特徴とくちょうてき頭部とうぶはそのままだが、胴体どうたいのエアインテークがおおきく、四肢しし腰部ようぶ同様どうよう排気はいきダクトが設置せっちされ、さらにバックパックから胸部きょうぶかけてパイプがびている。頭部とうぶにバルカンほう搭載とうさいしているがダミーも同然どうぜんで、実質じっしつてき武装ぶそうである。「ブルー」のかんする機体きたいではあるが、もとより実戦じっせん投入とうにゅうなどは考慮こうりょされていないため、カラーリングはしろ基調きちょうとしている。

頭部とうぶが1号機ごうき移植いしょくされたあとも胴体どうたい部分ぶぶんのこされ、強奪ごうだつされる2号機ごうきめようとクレア・キルマーが搭乗とうじょうするが、2号機ごうき破壊はかいされる。

ブルーディスティニー1号機ごうき(ザ・ブルーばん[編集へんしゅう]

原作げんさくばん基本きほんとするが(型式けいしき番号ばんごうRX-79BD-1)、EXAM発動はつどうにはあか発光はっこうだけでなくバックパックやあしスラスター・かたアーマーが展開てんかいし、頭部とうぶバイザーががるというギミックが追加ついかされている[55][ちゅう 21]。EXAM停止ていしはこれらがもとにもどるほか、上腕じょうわんかぶとひざ腰部ようぶ前面ぜんめん装甲そうこう開放かいほうしてはいねつをおこなう。また、胸部きょうぶ左右さゆうのユニットは作戦さくせんおうじてかわそう可能かのうとなっている。

11月中旬ちゅうじゅん、カナダの大西洋たいせいよう沿岸えんがん付近ふきん山中さんちゅうで、クレアをテスト・パイロットとしてEXAMの量産りょうさん試作しさくシステムである「オルタ」[ちゅう 22]実験じっけんをおこなっているさい暴走ぼうそう付近ふきんてき基地きち攻撃こうげきするモルモットたい交戦こうせんする。ユウの咄嗟とっさ判断はんだんでパラボラアンテナの下敷したじきとなるが無事ぶじであり、撤退てったいする。このさいみぎメインカメラを破損はそんしたため、まるからガンダムタイプのツインアイに交換こうかんされ、さらに頭部とうぶ右側みぎがわにシステムのモニタリングのためのアンテナいち体型たいけいユニットが追加ついかされて(『HGUC ブルーディスティニー1号機ごうき "EXAM"』にも付属ふぞく)モルモットたいだい1小隊しょうたい配備はいびされる。

ブルーディスティニー1号機ごうき【ステルス】[編集へんしゅう]

ミノフスキー粒子りゅうし散布さんぷにおけるステルス有効ゆうこうせい試験しけんするための仕様しよう[56]型式けいしき番号ばんごうRX-79BD-1ST)。

鹵獲ろかくしたイフリート・ナハトからたステルス技術ぎじゅつ応用おうようし、通常つうじょうくろだが通電つうでんすることで[57]周囲しゅういちかいろわる特殊とくしゅ塗装とそうられている(ただしねつにはよわい)。胸部きょうぶ左右さゆうのユニットは徹底てっていしたはいねつ制御せいぎょをおこなうものにかわそうし、さえぎねつ遮音しゃおんコート(マント[57])を羽織はおり、内部ないぶアクチュエーターのせいおんせい向上こうじょうあしそこ特殊とくしゅしん素材そざい使用しようすることにより発生はっせいおんの95パーセント削減さくげん成功せいこうしている。携行けいこうする新型しんがたライフルにも消音しょうおん効果こうかがあるが、そのぶん射程しゃていとぼしい。頭部とうぶ左側ひだりがわにはセンサー・ジャマーが追加ついかされている[56]

ジオンに略奪りゃくだつされた絵画かいが「フューチャー・ワールド」の奪還だっかん作戦さくせん「プロジェクト・レガシー」に陸戦りくせんがたジム【ステルス】2とともに参加さんか絵画かいが守護しゅごするグフ・ヴィジャンタおよびグフ戦術せんじゅつ強攻きょうこうがたをしりぞけ、接収せっしゅう阻止そしには成功せいこうするものの、絵画かいが作者さくしゃ本人ほんにんによってかれてしまう。

ブルーディスティニー1号機ごうき【フルアームド】[編集へんしゅう]

本来ほんらい目的もくてき用途ようとおうじて別々べつべつ装備そうびする追加ついか装甲そうこうかわそうがた胸部きょうぶユニット、かたビーム・キャノン・ユニットをいち装備そうびした仕様しよう[58]型式けいしき番号ばんごうRX-79BD-1FA)。追加ついか装甲そうこうりょうかた(ミサイル内装ないそう)、胸部きょうぶ中央ちゅうおう腰部ようぶ前面ぜんめんりょうひざ装備そうび胸部きょうぶユニットは左側ひだりがわにガトリングほうらしき火器かき内装ないそうする[ちゅう 23]。バックパックの追加ついかユニットの側面そくめんガンキャノンII同型どうけいのビーム・キャノンと多目的たもくてき精密せいみつ照準しょうじゅんシステムを装備そうび、さらにりょうかた追加ついか装甲そうこうにミサイル・ランチャーを固定こていし、両手りょうてジム・ドミナンスの2連装れんそうビーム・キャノンを携行けいこうする。じゅう火力かりょくひいでるが、あまりのじゅう装備そうびのためEXAMシステムをかすことはできない[59]

キャリフォルニア・ベース奪還だっかん作戦さくせんにおいて、北米ほくべいニューバーン基地きちからミデア搭載とうさいされ出撃しゅつげき武装ぶそう降下こうかだい2・だい3小隊しょうたい援護えんごと僚機のジム・コマンドキャノン補助ほじょによりコンテナで投下とうかされた武装ぶそうるい装着そうちゃくする。ゾックとの戦闘せんとうではりょうかたとバックパックの武装ぶそう排除はいじょして身軽みがるになり、2連装れんそうビーム・キャノン1ちょう破損はそんしながらも撃破げきはする。直後ちょくごのイフリートあらためとの一騎討いっきうちちでは胸部きょうぶ追加ついか装甲そうこう排除はいじょし、最終さいしゅうてき勝利しょうりするが、セルジュ・ラウドムによる至近しきん距離きょりからのジャイアント・バズの一撃いちげきにより頭部とうぶ破壊はかいされる。

ブルーディスティニー2号機ごうき(ザ・ブルーばん[編集へんしゅう]

オーガスタ方面ほうめんから融通ゆうずうした「最新さいしんのガンダム」をベースに製作せいさくされた機体きたい型式けいしき番号ばんごうRX-80EXAM-2[ちゅう 24]。クルストがしたしんだジオンけい技術ぎじゅつ応用おうようしたオールラウンダーとして開発かいはつされており、暴走ぼうそうのトリガーとなるサイコミュ受信じゅしん機能きのう縮小しゅくしょうした「EXAMのうちなるちから機体きたい」とされる。ゲームばん同様どうようにニムバス・シュターゼンにうばわれ、基地きち配備はいびのMSを単騎たんき全滅ぜんめつさせている。

ブルーディスティニー2号機ごうき改修かいしゅうがた[編集へんしゅう]

2号機ごうき宇宙うちゅう改修かいしゅうした機体きたいで、正式せいしき名称めいしょう不明ふめい頭頂とうちょうメインカメラがジオン特有とくゆうのモノアイがたへ、ランドセルも変更へんこうされ、りょううではイフリートあらため(空間くうかん戦闘せんとう仕様しよう)にたものへかわそうされている。さらに武器ぶきとしてイフリートあらためのヒート・サーベルを装備そうびしており、腰部ようぶにはそれをマウントさせるためのアタッチメントがあらたに追加ついかされている。

ブルーディスティニー3号機ごうき(ザ・ブルーばん[編集へんしゅう]

2号機ごうき同様どうよう最新さいしんがたのガンダムをベースとして同時どうじ並行へいこう開発かいはつされた機体きたいとなっており、光学こうがく迷彩めいさいによるステルスシステムの試験しけんてき搭載とうさいや、後述こうじゅつのフルアームドのように機体きたい装備そうび拡張かくちょうせいたせるなど連邦れんぽう最新さいしん技術ぎじゅつ結集けっしゅうしたちょうこう機動きどうがたとされている(型式けいしき番号ばんごうRX-80EXAM-3)。機体きたいカラーは本来ほんらいセイバーフィッシュりであったユウにわせ、ベース陸戦りくせんがたガンダムをおもわせる配色はいしょく変更へんこうされている。なお、このカラーリングには連邦れんぽうぐんから開発かいはつ予算よさん捻出ねんしゅつするための宣伝せんでんとしての意味合いみあいもつよく、クルスト博士はかせも「開発かいはつ資金しきんのため」としぶしぶれている。

ブルーディスティニー3号機ごうき【フルアームド】[編集へんしゅう]

3号機ごうき1号機ごうき【フルアームド】同一どういつ追加ついか武装ぶそうほどこした状態じょうたい型式けいしき番号ばんごうRX-80EXAM-3FA)。バックパックにブースターとプロペラントタンクが追加ついかされており、機動きどうりょく向上こうじょうしている。

そののバリエーション[編集へんしゅう]

スレイヴ・レイス[編集へんしゅう]

しょもと
スレイヴ・レイス
SLAVE WRAITH
型式けいしき番号ばんごう RX-79[G]SW
ぜんこう 18m
重量じゅうりょう 53t
装甲そうこう材質ざいしつ ルナ・チタニウム合金ごうきん
出力しゅつりょく 1,350kW
推力すいりょく 53,000kg
武装ぶそう ビームライフル
100mmマシンガン
ロケットランチャー
胸部きょうぶバルカンほう
マルチランチャー
ショート・シールド
ビーム・サーベル
搭乗とうじょうしゃ トラヴィス・カークランド

ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム サイドストーリーズ』のシナリオ「ミッシングリンク」に登場とうじょう

陸戦りくせんがたガンダムをベースに強化きょうか改修かいしゅうしたカスタム機体きたいおもにセンサー、光学こうがくカメラ、通信つうしん機器きき最新さいしんのものになっており、それにともなって頭部とうぶ形状けいじょう変化へんかしている[61]開発かいはつちゅう試作しさく装備そうびれられており[61]、のちに頭部とうぶジム・スナイパーカスタム頭部とうぶアンテナ(2ほん装備そうび)はガンダムEz8かたウェラブル・アーマーはジム・ストライカー、ランドセルはジムあらため転用てんよう採用さいようされている[62]

かなり大幅おおはば改造かいぞうがほどこされたことから、ガンダムEz8同様どうよう機体きたい名称めいしょう新規しんきあたえられ[63]、その同機どうき配備はいびされた部隊ぶたいスレイヴ・レイス」に由来ゆらいする。本来ほんらいべつ部隊ぶたい配備はいびされる予定よていであったが、同隊どうたいドリス・ブラント書類しょるい偽造ぎぞうによって配備はいびされ、隊長たいちょうトラヴィス・カークランド搭乗とうじょうとして運用うんようされる[ちゅう 25]

フルアーマー・スレイヴ・レイス[編集へんしゅう]

漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム外伝がいでん ミッシングリンク』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうRX-79[G]WR[64])。ゲームばんには登場とうじょうしない。スレイヴ・レイスの強襲きょうしゅう支援しえんとしての強化きょうか改修かいしゅうがた[65]

部隊ぶたい中心ちゅうしん戦力せんりょくピクシ-移行いこうし、指揮しきかんであるスレイヴ・レイスには生存せいぞんりつのさらなる安定あんていと、支援しえんのための火力かりょくもとめられていく[65]。そのため同機どうきペイルライダーとの戦闘せんとう損傷そんしょうしたさいに、修復しゅうふく同時どうじFSWS計画けいかくをヒントに装甲そうこう火力かりょく大幅おおはば強化きょうか実施じっしされたとするせつがある[65]

陸戦りくせんがたガンダムの予備よびパーツを可能かのうかぎ確保かくほし、互換ごかんせいのある陸戦りくせんがたジムのパーツで補填ほてん、ウェラブル・アーマーを機体きたい各所かくしょ装着そうちゃくして防御ぼうぎょりょくたかめている[64]背部はいぶにバーニア、改造かいぞうしたミサイル・ランチャー、ジオンぐんから鹵獲ろかくした75mmガトリングほうとその弾倉だんそう搭載とうさいした改造かいぞうコンテナをウェポンラックに装備そうびするほか、ショート・シールドと一体いったいがたのダブルマシンガン[64]連装れんそうしき100mmマシンガン[66])、あしミサイル・ポッドなどを搭載とうさいし、じゅう装甲そうこうじゅう武装ぶそう機体きたいまれわっている[64]。また左腕さわん装備そうびするシールドのうら小型こがたのコンテナを装着そうちゃくすることによってショート・ビーム・ライフル[ちゅう 26]携行けいこう可能かのう[64]

当時とうじすでにスレイヴ・レイスたい連邦れんぽうぐんから離脱りだつして脱走だっそうへいあつかいとなっており、その同隊どうたい記録きろく完全かんぜん抹消まっしょうされているため[67]ほん実在じつざい不明ふめいである[65]

ガンダムRR(リレイジ)[編集へんしゅう]

メディアミックス企画きかく漫画まんが機動きどう戦士せんしガンダム あかさん巨星きょせい』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうRX-79[G]RR)。機体きたい名称めいしょうの "RR"(リレイジ)は "Re-Rage"(ふたたびの猛威もうい)の[68]

あかさん巨星きょせい」を自称じしょうする地球ちきゅう連邦れんぽうぐんだい17独立どくりつ機械きかい混成こんせい部隊ぶたい通称つうしょう「ラルフたい」)隊長たいちょうラルフ・ザブカ中尉ちゅうい搭乗とうじょうする機体きたい戦闘せんとうひだり半身はんしん大破たいはした陸戦りくせんがたガンダムを[68]民間みんかん企業きぎょうであるボルン工業こうぎょう協力きょうりょくによって、現地げんち改修かいしゅうをほどこしつつ修復しゅうふくしている。がくのVアンテナにわり、通信つうしん能力のうりょく戦況せんきょう把握はあく能力のうりょく向上こうじょう目的もくてきとした[69]バイザー・ユニットを設置せっち可動かどうしき顔面がんめんおおうことも可能かのうとなっている[70]。バイザーをろすとセンサーるいのモードがわり、より広域こういき情報じょうほう収集しゅうしゅう可能かのうとなる[68]

メイン・スラスター2搭載とうさいしたバックパックの左側ひだりがわには2連装れんそうロケット・バズーカを装備そうび[70]携行けいこう武装ぶそうは、回転かいてんしき弾倉だんそうと3連装れんそう砲身ほうしん構成こうせいされたガトリング・リボルバズで[70]速射そくしゃせいすぐれ、すうしゅ特殊とくしゅ榴弾りゅうだん同時どうじ運用うんようすることが可能かのうとなっている[69]予備よびだん腰部ようぶりょう側面そくめん装備そうび[69]

カラーリングはあか基調きちょうに、みぎ胸部きょうぶインテーク、左肩ひだりかた左上ひだりうえうで腰部ようぶ左側ひだりがわめんひだりあし脹脛ふくらはぎのぞく)がしろけられた左右さゆう非対称ひたいしょう特徴とくちょうてき部隊ぶたいカラーとなっており、左肩ひだりかたあか流星りゅうせいをモチーフに3つの連邦れんぽうぐんあきらと "EFF" の文字もじまれた部隊ぶたいしょうえがかれている[70]右肩みぎかた左肩ひだりかためんには、 "E.F.ARMY 102" としるされている[ちゅう 27]

スライフレイル[編集へんしゅう]

スマートフォンゲームアプリ『機動きどう戦士せんしガンダム U.C. ENGAGE』に登場とうじょうするゲームオリジナルMS(型式けいしき番号ばんごうRX-79[G]F)。

陸戦りくせんがたガンダムの補給ほきゅうられたあと、のこされたパーツをもとに現地げんち技術ぎじゅつしゃらによってかく戦線せんせんわせた独自どくじ改修かいしゅうがほどこされた機体きたいのひとつで、湿地しっちたい森林しんりんなど僻地へきちでの隠密おんみつ行動こうどう目的もくてきとする[71]。ランドセルが軽量けいりょうされ、機体きたい森林しんりんでの視認しにんせいひくみどりえられている[71]武装ぶそうは、パイロットの要望ようぼうにより障害しょうがいぶつけるためさんせつしたビーム・ジャベリンを腰部ようぶりょう側面そくめんに1ずつ装備そうび、2つを接続せつぞくすることでロング・ビーム・ジャベリンとなる[71]上半身じょうはんしんりょうかた)には、不意ふい被弾ひだん致命ちめいてきなダメージをけるために現地げんち製作せいさくされた増加ぞうか装甲そうこうがほどこされており[72]とくりょうかた側面そくめん大型おおがたのものが特徴とくちょうてきである。

水中すいちゅうがたガンダム(近藤こんどう和久かずひさばん[編集へんしゅう]

しょもと
水中すいちゅうがたガンダム[73]
GUNDAM SUBMARINE[73]
型式けいしき番号ばんごう RX-79M[73]
頭頂とうちょうだか 18.3m[73]
重量じゅうりょう 47.7t[73]
装甲そうこう材質ざいしつ ルナ・チタニウム合金ごうきん[73]
出力しゅつりょく 1,330kW[73]
推力すいりょく 9,670kg(ハイドロ・ジェット)[73]
武装ぶそう 魚雷ぎょらい発射はっしゃかん×8
デコイ発射はっしゃかん×4
水中すいちゅうようへんこうビーム・サーベル
水中すいちゅうようへんこうビーム・ライフル
ほか

書籍しょせき『GUNDAM WEAPONS 4』掲載けいさい(のちに『しんMS戦記せんき 機動きどう戦士せんしガンダムたん編集へんしゅう』にさいろく)の近藤こんどう和久かずひさ短編たんぺん漫画まんが「10 MINUTES WAR U.C.0079」に登場とうじょう名称めいしょう作中さくちゅうでは「ガンダム(の水中すいちゅうがた)」とばれる)や型式けいしき番号ばんごうふく設定せっていは、書籍しょせき『GUNDAM CROSSOVER NOTEBOOK II SINCE UC.0083-0153 近藤こんどう和久かずひさ画集がしゅう2』による。陸戦りくせんがたガンダムとの関連かんれん不明ふめいだが、型式けいしき番号ばんごう共通きょうつうせいから便宜上べんぎじょうほんこう記載きさいする。なお、「M-MSV」で設定せっていされた同名どうめい機体きたいとは外観がいかん型式けいしき番号ばんごうなどがことなるが、スペックの数値すうち共通きょうつうしている。

開発かいはつちゅうアクア・ジムにより編制へんせいされる連邦れんぽうぐん水中すいちゅうようMS部隊ぶたい指揮しきかんようとして開発かいはつされた[73]試作しさく水中すいちゅうでの指揮しき通信つうしんシステムを強化きょうかし、各種かくしゅアクティブ / パッシブ・ソナーを装備そうびしている[73]。カラーリングはトリコロールを基調きちょうとするが、あお濃淡のうたん2しょく使つかわれている。

宇宙うちゅう世紀せいき0079ねん12月、輸送ゆそう海上かいじょう軍艦ぐんかん空輸くうゆされる。基地きち帰還きかん途中とちゅう公国こうこくぐん潜水せんすい艦隊かんたいがこれを目撃もくげきし、ほん情報じょうほう収集しゅうしゅうのため水陸すいりく両用りょうようモビルアーマー (MA)(グラブロ・タイプ)とゴッグ2襲撃しゅうげきをかける。応戦おうせんするほんはゴッグ1をビーム・サーベルで両断りょうだんするが、MAの砲撃ほうげきにより母艦ぼかん撃沈げきちんされる。その直前ちょくぜんほんはMAの体当たいあたりをけるが、その去就きょしゅう不明ふめい

NTよう量産りょうさんがたガンダム[編集へんしゅう]

読者どくしゃ参加さんかがたゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム G-STRATEGY』に登場とうじょう型式けいしき番号ばんごうRX-79(G)NT)。

陸戦りくせんがたガンダムをベースに開発かいはつされたニュータイプ専用せんよう宇宙うちゅう空間くうかんでの運用うんよう可能かのうであり、機体きたいのレスポンス向上こうじょうのため関節かんせつ改良かいりょうくわえられているほか、活動かつどう可能かのう時間じかん制約せいやくきびしい試作しさくがた脳波のうはコントロール装置そうち搭載とうさいされている。武装ぶそう陸戦りくせんがたガンダムがもちいるものの一部いちぶのほかにミサイルランチャーを装備そうびすることができるが、オールレンジ攻撃こうげき可能かのうとする武装ぶそうたない。

局地きょくちがたガンダム[編集へんしゅう]

メカニックデザイン企画きかく機動きどう戦士せんしガンダム THE ORIGIN Mobile Suit Discovery』(MSD)に登場とうじょう

漫画まんが・アニメ『機動きどう戦士せんしガンダム THE ORIGIN』の世界せかいかんにおいて、陸戦りくせんがたガンダムや水中すいちゅうがたガンダム原型げんけいとなった機体きたい

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 20すうとした資料しりょうもみられる[14]
  2. ^ 一方いっぽう、ジェネレーターをRX-78から流用りゅうようしているために重力じゅうりょくでの機体きたいスペックは同等どうとうであるとした資料しりょうもみられる[7]
  3. ^ OVA『機動きどう戦士せんしガンダム だい08MS小隊しょうたいだい2ほん搭乗とうじょうして陸戦りくせんがたザクII撃破げきはしたテリー・サンダースJr.軍曹ぐんそうは、ほんとジムの性能せいのうおどろいている。
  4. ^ 当初とうしょ連邦れんぽうぐん開発かいはつちゅう量産りょうさんMSをルナ・チタニウム装甲そうこう標準ひょうじゅん装備そうびとして計画けいかくしていたが、コスト・生産せいさんせいめん問題もんだいがあり、結局けっきょくはジムシリーズはチタン・セラミック装甲そうこうあらためられた[よう出典しゅってん]
  5. ^ ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム 戦士せんしたち軌跡きせきないのムービー「MSグラフィックス」では、陸軍りくぐんしょうがMSを戦車せんしゃちか感覚かんかくとらえており、たいだん性能せいのう重視じゅうししていたと解説かいせつされている。
  6. ^ 後者こうしゃ型式けいしき番号ばんごうは、ブラッシュ社内しゃないでの開発かいはつナンバーとされる[22]
  7. ^ ハイパー・バズーカ地上ちじょうよう)」とする記述きじゅつ存在そんざいする[21]
  8. ^ 実際じっさいには遠近えんきんほうによりせてっているようにえるだけであり、あきらかに機体きたいとシールドのサイズがことなっている。前記ぜんきのシーンで陸戦りくせんがたガンダムはひざをつかない中腰ちゅうごしちか状態じょうたいで、砲門ほうもんはやや下向したむきになっており、動画どうがるとせていないことがかる。
  9. ^ プラモデル『HGUC No.79 RX-79[G] 陸戦りくせんがたガンダム』ではシールドを直立ちょくりつさせられるバイポッドや、『MG No.27 RX-79[G] 陸戦りくせんがたガンダム』ではシールドと180mmキャノンを接続せつぞく固定こていできる付属ふぞくする。
  10. ^ 設定せってい画稿がこう参照さんしょう[6]
  11. ^ a b 設定せってい画稿がこう参照さんしょう[30]
  12. ^ 設定せっていはフィルムコミック3かん掲載けいさい[12]。バンダイより1996ねん4がつ発売はつばいされたプラモデルキット「RX-79 ガンダム VS MS-06J ザクII」の陸戦りくせんがたガンダムにおいて付属ふぞくした。
  13. ^ 正確せいかくには、だい9における空挺くうてい作戦さくせんにカレン、サンダースともにアンテナがグレーの塗装とそう変更へんこうされている。しかし降下こうか直後ちょくご前述ぜんじゅつとおりカレン頭部とうぶ破壊はかいされたため、カレンのアンテナがグレーに塗装とそうされた状態じょうたいでの活動かつどう期間きかん非常ひじょうすくない。
  14. ^ デザインを担当たんとうした山根やまね公利きみとし参加さんかしていた雑誌ざっし紹介しょうかい記事きじによれば、かたのフックはパラシュートがひらいて急上昇きゅうじょうしょうするさいのショックを緩和かんわするためにひら構造こうぞうになっているほか、隊長たいちょうとして肩章けんしょうねているとしている[37]
  15. ^ 3号機ごうきのぞく。
  16. ^ 陸戦りくせんがたガンダムのものと同等どうとうひん装備そうびしたとする資料しりょうもみられる[46][47]
  17. ^ 小説しょうせつばんによれば、1ふんたずにオーバーヒートした。
  18. ^ 宇宙うちゅうよう地上ちじょうようでバックパックをかわそう可能かのうとした資料しりょうもみられる[44]
  19. ^ ただし、HGUCでの設定せっていによると、クルスト博士はかせ以外いがいには複製ふくせいはおろかエミュレーターすらも制作せいさく不可能ふかのうとしている。
  20. ^ 2のブルーディスティニーのパーツ供給きょうきゅうようだったとする資料しりょうもみられる[46]
  21. ^ モノクロページが主体しゅたいとなるコミックで、EXAM発動はつどう変化へんか読者どくしゃ認識にんしきしやすくするための配慮はいりょでもある[55]
  22. ^ のちにオーガスタでペイルライダー搭載とうさいされた "HADES" 開発かいはつのベースとなっている。
  23. ^ NAOKIによれば、胸部きょうぶユニットは大河原おおがわらによる陸戦りくせんガンダムの準備じゅんび稿こうをモチーフにデザインしたとのこと[58]
  24. ^ おなじ "RX-80" の型式けいしき番号ばんごうをもつペイルライダーとはベースことなり、RX-78シリーズと同様どうようにRX-80シリーズにも形状けいじょうことなる機体きたい複数ふくすう存在そんざいするとされる[60]
  25. ^ 同隊どうたい隊長たいちょうとして改修かいしゅうされたとする資料しりょうもある[63]
  26. ^ ジーライン スタンダードアーマー装備そうびするものとは同名どうめいべつへいそう
  27. ^ ゲーム『機動きどう戦士せんしガンダム 戦場せんじょうきずなII』のモデリングデータより。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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  11. ^ a b 『マスターグレード 1/100 RX-79(G)陸戦りくせんがたガンダム』付属ふぞく説明せつめいしょ、バンダイ、2000ねん5がつ、7ぺーじ
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  24. ^ DVDブックレット[よう文献ぶんけん特定とくてい詳細しょうさい情報じょうほう]
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  30. ^ a b c d e f g 『NEO COMICS 機動きどう戦士せんしガンダム だい08MS小隊しょうたい フィルムコミック 8 軍務ぐんむ理想りそう辰巳たつみ出版しゅっぱん、1998ねん9がつ、102-105ぺーじ。(ISBN 4-88641-334-X)
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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 書籍しょせき
    • 『Dセレクション GUNDAM CROSSOVER NOTEBOOK II SINCE UC.0083-0153 近藤こんどう和久かずひさ画集がしゅう2』メディアワークス、1999ねん2がつ15にちISBN 4-07-310960-X 
    • 大河原おおかわら邦男くにお GUNDAM DESIGN WORKS』ムービック、1999ねん11月1にちISBN 4-89601-436-7 
    • 機動きどう戦士せんしガンダム 新訳しんやくMSだい全集ぜんしゅう U.C.0081-0090』KADOKAWA、2022ねん3がつ26にちISBN 978-4-04-111179-6 
  • ムック
    • 『FUTABASHAMOOK グレートメカニックスペシャル 機動きどう戦士せんしガンダムUC メカニック&ワールド ep 4-6』双葉社ふたばしゃ、2013ねん5がつ30にちISBN 978-4-575-46474-0 
  • 雑誌ざっし
    • 電撃でんげきホビーマガジン』2006ねん5がつごう、メディアワークス。 
    • 『ガンダムエース』2018ねん1がつごう、KADOKAWA。 
    • 『ガンダムエース』2018ねん7がつごう、KADOKAWA。 
    • 『ガンダムエース』2022ねん7がつごう、KADOKAWA。 
    • 『ガンダムエース』2022ねん8がつごう、KADOKAWA。 
    • 『ガンダムエース』2022ねん9がつごう、KADOKAWA。 
  • 漫画まんが
    • おおのじゅんじ『機動きどう戦士せんしガンダム外伝がいでん ミッシングリンク』 だい1かん、KADOKAWA、2014ねん8がつ26にちISBN 978-4-04-102019-7 
    • たいちいさお機動きどう戦士せんしガンダム外伝がいでん ザ・ブルー・ディスティニー』 だい1かん、KADOKAWA、2016ねん2がつ26にちISBN 978-4-04-103927-4 
    • たいちいさお機動きどう戦士せんしガンダム外伝がいでん ザ・ブルー・ディスティニー』 だい5かん、KADOKAWA、2018ねん3がつ26にちISBN 978-4-04-106675-1 
    • たいちいさお機動きどう戦士せんしガンダム外伝がいでん ザ・ブルー・ディスティニー』 だい6かん、KADOKAWA、2018ねん11月26にちISBN 978-4-04-106675-1 
  • アクションフィギュア付属ふぞくデータシート
    • 『UC ARMS GALLERY 02 地球ちきゅう連邦れんぽうぐん兵器へいき開発かいはつ』バンダイ、2006ねん3がつ31にち 
  • ウェブサイト

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]