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サッカー は全 ぜん 世界 せかい で広 ひろ く行 おこな われており、最 もっと も人気 にんき のあるスポーツである
クリケット は世界 せかい の競技 きょうぎ 人口 じんこう が3億 おく 人 にん を超 こ えており[1] 、サッカーに次 つ いで人気 にんき の高 たか いスポーツとされる
野球 やきゅう は北 きた アメリカや東 ひがし アジアで人気 にんき のあるスポーツである
剣道 けんどう の試合 しあい
スポーツ (アメリカ英語 えいご : sports 、イギリス英語 えいご : sport )は、一定 いってい のルール に則 のっと って技術 ぎじゅつ の優劣 ゆうれつ を競 きそ う活動 かつどう (競技 きょうぎ )の総称 そうしょう である[2] 。
「sports スポーツ」の語源 ごげん はラテン語 らてんご の「deportare デポルターレ」にさかのぼるとされ、「ある物 もの を別 べつ の場所 ばしょ に運 はこ び去 さ る」が転 てん じて「憂 うれ いを持 も ち去 さ る」という意味 いみ 、あるいはportare 「荷 に を担 にな う」の否定 ひてい 形 がた 「荷 に を担 にな わない、働 はたら かない」という意味 いみ の語 かたり である。これが古 こ フランス語 ふらんすご の「desporter 」「(仕事 しごと や義務 ぎむ でない)気晴 きば らしをする、楽 たの しむ」となり、英語 えいご の「sport 」になったと考 かんが えられている[3] 。
和製 わせい 漢語 かんご では「遊戯 ゆうぎ [4] 」「体育 たいいく 」「競技 きょうぎ 」「運動 うんどう 競技 きょうぎ 」などと訳 やく されたが、現在 げんざい では片仮名 かたかな で表記 ひょうき するのが一般 いっぱん 的 てき であり、「スポーツ」と「体育 たいいく 」は区別 くべつ される概念 がいねん である。朝鮮 ちょうせん 語 ご でも同様 どうよう である。中国 ちゅうごく 語 ご では現在 げんざい でもスポーツを「体育 たいいく 」と呼 よ ぶ。
日本 にっぽん では大正 たいしょう 時代 じだい 末 すえ ころから「スポーツ」という言葉 ことば は一般 いっぱん 化 か されたが、当時 とうじ は欧米 おうべい から入 はい ってきた運動 うんどう そのものだけを指 さ していた。日本 にっぽん でも「スポーツ」が競技 きょうぎ を意味 いみ するようになったり、柔道 じゅうどう や空手 からて などの武道 ぶどう が競技 きょうぎ として発展 はってん し「スポーツ」として認知 にんち されるようになったりしたのは戦後 せんご のことである[5] 。
その他 た にも、古代 こだい オリンピア の時代 じだい から詩歌 しか や歌劇 かげき などの文学 ぶんがく や演奏 えんそう 、絵画 かいが や彫刻 ちょうこく などの造形 ぞうけい ・建築 けんちく 、鳩 ばと レースやドッグレース、数学 すうがく やクイズ・謎 なぞ 解 と き、チェスやポーカーなどのボードゲームやカードゲームなど、人類 じんるい 史 し においては幅広 はばひろ い分野 ぶんや でスポーツ化 か が行 おこな われて楽 たの しまれてきた。近代 きんだい オリンピックにおいても完全 かんぜん アマチュア 化 か が図 はか られる1964年 ねん 東京 とうきょう オリンピック の直前 ちょくぜん まで、絵画 かいが ・造形 ぞうけい ・文学 ぶんがく ・建築 けんちく ・音楽 おんがく などの分野 ぶんや が正式 せいしき 競技 きょうぎ として採用 さいよう されていた。
「スポーツ」の英語 えいご 表記 ひょうき には、集合 しゅうごう 的 てき な意味 いみ で用 もち いるsport と、種目 しゅもく 別 べつ に表現 ひょうげん するような場合 ばあい に用 もち いるa sport / sports の二 に 種類 しゅるい がある。また、“sports medicine” や“sports injury” などのように形容詞 けいようし 的 てき に用 もち いる場合 ばあい には、sports という語 かたり が用 もち いられることが普通 ふつう である。特 とく に、アメリカでは、集合 しゅうごう 的 てき な意味 いみ で用 もち いる場合 ばあい にも“sports” という慣用 かんよう 表現 ひょうげん が多用 たよう される。しかし、学会 がっかい の名称 めいしょう や学術 がくじゅつ 書 しょ の表題 ひょうだい などのように学術 がくじゅつ 的 てき な意味 いみ で集合 しゅうごう 的 てき に用 もち いる場合 ばあい には、“North American Society for Sport Management” や“Journal of Sport History” などのように、語尾 ごび に“s” を付 つ けない表記 ひょうき が大 だい 多数 たすう を占 し めている。
スポーツそのものは特 とく に地域 ちいき 的 てき な偏 かたよ りなく、原始 げんし 的 てき な文明 ぶんめい も含 ふく めて古代 こだい から全 ぜん 世界 せかい において行 おこな われており、古代 こだい エジプト王朝 おうちょう 成立 せいりつ 以前 いぜん のエジプト においてすでに競走 きょうそう が行 おこな われていたことがわかっている。古代 こだい 文明 ぶんめい のうちでスポーツを特 とく に重視 じゅうし したのは古代 こだい ギリシア であり、紀元前 きげんぜん 776年 ねん 以降 いこう オリュンピア で4年 ねん に1回 かい 行 おこな われた古代 こだい オリンピック はギリシアの全 ぜん 都市 とし が参加 さんか する大 だい 規模 きぼ なもので、大会 たいかい 期間 きかん 中 ちゅう は戦争 せんそう が禁 きん じられ、勝者 しょうしゃ には栄誉 えいよ が与 あた えられた。なお、ギリシアではこのほかにもネメアー大祭 たいさい 、イストミア大祭 たいさい 、ピューティア大祭 たいさい といった大 だい 競技 きょうぎ 大会 たいかい が開催 かいさい されていた。古代 こだい オリンピックはロ ろ ーマ帝国 まていこく の統治 とうち 下 か でも継続 けいぞく し、おそらく393年 ねん に行 おこな われた第 だい 293回 かい 大会 たいかい まで1000年 ねん 以上 いじょう 継続 けいぞく したが、394年 ねん にキリスト教 きりすときょう の支持 しじ の元 もと でテオドシウス1世 せい によって禁止 きんし 令 れい が発出 はっしゅつ されたことによって終 お わりを迎 むか えた。
スポーツそのものは世界 せかい 各地 かくち で盛 さか んに行 おこな われてきたが、19世紀 せいき 中頃 なかごろ になるとイギリス においてルールの整備 せいび と組織 そしき 化 か が相次 あいつ いで行 おこな われ、近代 きんだい スポーツが誕生 たんじょう した[11] 。近代 きんだい スポーツの誕生 たんじょう は、スポーツの隆盛 りゅうせい と競技 きょうぎ 種目 しゅもく 数 すう の増加 ぞうか を招 まね いた。サッカーとラグビーのように、いくつかの種目 しゅもく はルールの確定 かくてい と厳格 げんかく 化 か によって原型 げんけい から分化 ぶんか し、異 こと なるスポーツとして発展 はってん し始 はじ めた。いくつかのスポーツは発祥 はっしょう 地 ち から遠隔 えんかく 地 ち の諸国 しょこく へと広 ひろ がり、世界 せかい 的 てき な広 ひろ がりを持 も つようになったが、特 とく にイギリスの植民 しょくみん 地 ち においては、イギリス発祥 はっしょう のスポーツがそのまま伝播 でんぱ し、クリケットやラグビーのように共通 きょうつう のスポーツ文化 ぶんか を保持 ほじ するようになった。また、野球 やきゅう やアメリカン・フットボールのように、スポーツが伝播 でんぱ した先 さき で現地 げんち 文化 ぶんか の影響 えいきょう を受 う けて変化 へんか し、新 あら たな競技 きょうぎ として分化 ぶんか することも珍 めずら しくなかった[14] 。フランスのピエール・ド・クーベルタン は古代 こだい オリンピックの復興 ふっこう を唱 とな え、1896年 ねん には第 だい 1回 かい アテネオリンピック がギリシア のアテネ で開催 かいさい された。このオリンピック大会 たいかい は徐々 じょじょ に成長 せいちょう していき、やがて世界 せかい 最大 さいだい のスポーツイベントとなっていった。
近代 きんだい スポーツは当初 とうしょ アマチュアリズムに重点 じゅうてん が置 お かれていたが、19世紀 せいき 後半 こうはん よりアメリカでスポーツのプロ化 か がはじまり、やがてヨーロッパにも広 ひろ がっていった[17] 。1970年代 ねんだい に入 はい るとスポーツ・フォー・オール 政策 せいさく が各国 かっこく で導入 どうにゅう されてスポーツの一般 いっぱん 市民 しみん への普及 ふきゅう が図 はか られ、また1980年代 ねんだい に入 はい ると大 だい 規模 きぼ 競技 きょうぎ 大会 たいかい の商業 しょうぎょう 化 か が急速 きゅうそく に進 すす んで、スポーツ人口 じんこう および商業 しょうぎょう 規模 きぼ は大幅 おおはば に拡大 かくだい した。
スポーツには様々 さまざま な分類 ぶんるい 方法 ほうほう がある。
たとえば、商業 しょうぎょう 活動 かつどう を禁止 きんし する「アマチュア ・スポーツ」と、商業 しょうぎょう 活動 かつどう を目的 もくてき とする「プロフェッショナル ・スポーツ」に大別 たいべつ する方法 ほうほう がある。
特 とく に技術 ぎじゅつ や記録 きろく などの向上 こうじょう を目指 めざ し、個人 こじん や集団 しゅうだん で極限 きょくげん への挑戦 ちょうせん を追求 ついきゅう するスポーツは「ハイパフォーマンス(エリート)・スポーツ 」と呼称 こしょう される。それに対 たい して日本 にっぽん では独自 どくじ に、老若男女 ろうにゃくなんにょ だれもがスポーツに「楽 たの しみ」を求 もと め、健康 けんこう づくり や社交 しゃこう の場 ば として行 おこな うスポーツ、身近 みぢか な生活 せいかつ の場 ば に取 と り入 い れられているスポーツを「生涯 しょうがい スポーツ 」、競技 きょうぎ ではなく娯楽 ごらく を主 しゅ たる目的 もくてき として行 おこな うスポーツを「レクリエーショナル・スポーツ」と命名 めいめい し促進 そくしん している。
何 なん らかの障害 しょうがい 者 しゃ を持 も つ人々 ひとびと が行 おこな うスポーツは「障害 しょうがい 者 しゃ スポーツ 」と呼 よ ばれる。非常 ひじょう に多 おお くの種類 しゅるい があり、競技 きょうぎ 会 かい も多種 たしゅ で、大 だい 規模 きぼ な国際 こくさい 大会 たいかい であるパラリンピック も行 おこな われている。
競技 きょうぎ の公平 こうへい 性 せい を保 たも つために、性別 せいべつ や体重 たいじゅう 別 べつ による階級 かいきゅう 制 せい による分類 ぶんるい も多 おお くのスポーツで採用 さいよう されている。ただし近年 きんねん では生物 せいぶつ 学 がく 的 てき な性 せい と異 こと なるジェンダー [19] による参加 さんか が増加 ぞうか し、競技 きょうぎ としての公平 こうへい 性 せい が議論 ぎろん されている。従来 じゅうらい の男性 だんせい ・女性 じょせい に加 くわ えて「その他 た 」の性別 せいべつ を設 もう けたり、平等 びょうどう 性 せい の観点 かんてん からジェンダーレス(男女 だんじょ 混合 こんごう )に回帰 かいき するスポーツ運営 うんえい も増 ふ えている。[20]
フィールドや環境 かんきょう で分類 ぶんるい する方法 ほうほう もある。水 みず 場 じょう を利用 りよう して行 おこな うスポーツなどは「ウォータースポーツ 」と呼 よ ばれる。水泳 すいえい 、水球 すいきゅう 、サーフィン 、ウィンドサーフィン などが含 ふく まれる。ウォータースポーツの中 なか でも、特 とく に海 うみ で行 おこな うものを「マリンスポーツ 」と分類 ぶんるい する。同様 どうよう に夏季 かき に行 おこな われるスポーツをサマースポーツ 、冬季 とうき に行 おこな われるスポーツをウィンタースポーツ とも呼 よ ばれる。動力 どうりょく として風 ふう や空気 くうき の力 ちから を主 おも に利用 りよう し操作 そうさ するスポーツを「ウィンド・スポーツ」と分類 ぶんるい することもある。パラグライディング(=パラグライダーで飛 と ぶこと) などが挙 あ げられる。
道具 どうぐ としてボール(球 たま )を用 もち いるスポーツを「ball sports (球技 きゅうぎ )」、器械 きかい を用 もち いるスポーツを「キネマティックスポーツ(器械 きかい 競技 きょうぎ )」、
また近年 きんねん ではビデオゲーム や電子 でんし 機器 きき を用 もち いた競技 きょうぎ が台頭 たいとう するとe-Sports と分類 ぶんるい されるようになった[21] 。ボード(=板 いた 状 じょう の道具 どうぐ )に乗 の るようにして行 おこな うスポーツを「ボードスポーツ」と分類 ぶんるい する。スケートボード 、スノーボード 、サーフィン 、ウィンドサーフィン 等々 とうとう が含 ふく まれる。
狩猟 しゅりょう 対象 たいしょう としてではなく競技 きょうぎ 者 しゃ が道具 どうぐ として動物 どうぶつ を使 つか うスポーツを動物 どうぶつ スポーツ と分類 ぶんるい する。スポーツと動物 どうぶつ の関係 かんけい は多様 たよう であり、馬術 ばじゅつ や競馬 けいば のように人 ひと が直接 ちょくせつ 乗 の るものや、闘牛 とうぎゅう や闘鶏 とうけい のように動物 どうぶつ 同士 どうし を戦 たたか わせるものなどさまざまな種類 しゅるい が存在 そんざい する[22] 。
20世紀 せいき 中 ちゅう ころに動物 どうぶつ に変 か わり自動車 じどうしゃ や飛行機 ひこうき などエンジンのついた乗 の り物 もの を操作 そうさ する競技 きょうぎ が登場 とうじょう すると、モーター(原動機 げんどうき )スポーツ と呼称 こしょう するようになった。
「武道 ぶどう 」にはさまざまな面 めん があるが、「スポーツ」に分類 ぶんるい することはある。ただし、「スポーツ」に分類 ぶんるい してしまうことが適切 てきせつ なのか不適切 ふてきせつ なのか、議論 ぎろん を生 う むことはある。また、たとえば合気道 あいきどう は基本 きほん 的 てき に試合 しあい 形式 けいしき では行 おこな わない。合気道 あいきどう の師範 しはん は一般 いっぱん に、合気道 あいきどう をスポーツと呼 よ ぶことには違和感 いわかん を表明 ひょうめい している。
伝統 でんとう 的 てき なスポーツと比較 ひかく しつつ、新 あたら しく考案 こうあん されたスポーツを「ニュースポーツ 」と分類 ぶんるい することもある。
スポーツのゲーム形式 けいしき [ 編集 へんしゅう ]
スポーツのゲーム形式 けいしき については以下 いか のような分類 ぶんるい がある。スポーツ競技 きょうぎ 一覧 いちらん も併 あわ せて参照 さんしょう のこと。
人数 にんずう による分類 ぶんるい [ 編集 へんしゅう ]
個人 こじん の成績 せいせき だけで勝負 しょうぶ を決 き めるもの。
リレー形式 けいしき
個人 こじん 競技 きょうぎ を個人 こじん で引 ひ き継 つ ぎながら記録 きろく を競 きそ う競技 きょうぎ 。
ペアー形式 けいしき
通常 つうじょう 一人 ひとり で行 おこな う競技 きょうぎ を二 に 人 にん ペアで連携 れんけい を取 と りながら行 おこな う競技 きょうぎ 。
集団 しゅうだん 形式 けいしき
通常 つうじょう 一人 ひとり で行 おこな う競技 きょうぎ を複数 ふくすう 人 じん の集団 しゅうだん で連携 れんけい を取 と りながら行 おこな う競技 きょうぎ 。
団体 だんたい 戦 せん 形式 けいしき
通常 つうじょう 一人 ひとり で行 おこな う競技 きょうぎ を複数 ふくすう 人 じん が行 おこな いその合計 ごうけい 成績 せいせき で競 きそ う競技 きょうぎ 。あるいは一対一 いちたいいち の競技 きょうぎ を複数 ふくすう 人 じん の組 く み合 あ わせで行 おこな い勝敗 しょうはい 数 すう を競 きそ う形式 けいしき 。
チーム
複数 ふくすう 人 じん の出場 しゅつじょう 選手 せんしゅ と交代 こうたい 要員 よういん で構成 こうせい されたチームで全体 ぜんたい の連携 れんけい を取 と りながら対戦 たいせん し競技 きょうぎ が進行 しんこう するもの。
対人 たいじん 競技 きょうぎ ・競走 きょうそう ・採点 さいてん 競技 きょうぎ [ 編集 へんしゅう ]
相手 あいて と直接 ちょくせつ 対戦 たいせん し、勝敗 しょうはい を決 き めるスポーツのこと。
相手 あいて と同時 どうじ に対戦 たいせん して着 ちゃく 順 じゅん で優劣 ゆうれつ を決 き めるか、個別 こべつ に所要 しょよう 時間 じかん の記録 きろく をとってその結果 けっか で優劣 ゆうれつ を決 き めるスポーツのこと。
相手 あいて とは同時 どうじ に対戦 たいせん はせず、優劣 ゆうれつ が決 き まるスポーツのこと。
かつてフィギュアスケートは相対 そうたい 評価 ひょうか の6点 てん 満点 まんてん 方式 ほうしき だったが、2002年 ねん ソルトレークシティオリンピック の不正 ふせい 採点 さいてん 事件 じけん を機 き に加点 かてん 方式 ほうしき に変更 へんこう されたといわれる。基礎 きそ 点 てん に加点 かてん ・減点 げんてん した「技術 ぎじゅつ 点 てん 」と表現 ひょうげん 力 りょく の5項目 こうもく を得点 とくてん 化 か した「演技 えんぎ 点 てん 」の合算 がっさん [23] 。
記録 きろく などによる分類 ぶんるい [ 編集 へんしゅう ]
オリンピックのモットー として有名 ゆうめい な、「より速 はや く、より高 たか く、より強 つよ く(Citius・Altius・Fortius)」という三 さん 語法 ごほう は、1996年版 ねんばん の14.に書 か かれているという情報 じょうほう がある[24] 。「2011年 ねん 7月 がつ 8日 にち から有効 ゆうこう 」版 ばん には第 だい 1章 しょう の10.に書 か かれている。
主 おも なスポーツのファンの人口 じんこう 統計 とうけい [ 編集 へんしゅう ]
主 おも なスポーツのファンの人口 じんこう は、下図 したず のようになっている[25] 。
#
スポーツ
ファン人口 じんこう
主 おも な競技 きょうぎ 地域 ちいき
1
サッカー
40億 おく 人 にん
全 ぜん 世界 せかい
2
クリケット
25億 おく 人 にん
イギリス連邦 れんぽう 諸国 しょこく
3
ホッケー
20億 おく 人 にん
北 きた ヨーロッパ、北米 ほくべい 、アフリカ、南 みなみ アジア、オーストラリア
4
テニス
10億 おく 人 にん
全 ぜん 世界 せかい
5
バレーボール
9億 おく 人 にん
北米 ほくべい 、ヨーロッパ、アジア
6
卓球 たっきゅう
8億 おく 7500万 まん 人 にん
東 ひがし アジア
7
バスケットボール
8億 おく 2500万 まん 人 にん
全 ぜん 世界 せかい
8
野球 やきゅう
5億 おく 人 にん
アメリカ、カリブ海 かりぶかい 諸国 しょこく 、東 ひがし アジア
9
ラグビーフットボール
4億 おく 7500万 まん 人 にん
イギリス連邦 れんぽう 諸国 しょこく 、フランス、イタリア、アルゼンチン
10
ゴルフ
4億 おく 5000万 まん 人 にん
西 にし ヨーロッパ、アメリカ、日本 にっぽん
2019年 ねん 9月 がつ 20日 はつか に東京 とうきょう スタジアム で行 おこな われたラグビーワールドカップ2019 の日本 にっぽん ・ロシア戦 せん
各種 かくしゅ スポーツではそれぞれ競技 きょうぎ 大会 たいかい が行 おこな われ、また複数 ふくすう の競技 きょうぎ を総合 そうごう 的 てき に開催 かいさい する総合 そうごう 競技 きょうぎ 大会 たいかい も数多 かずおお く行 おこな われている。こうした大会 たいかい は地方 ちほう レベルから国家 こっか レベル、各 かく 大州 おおず レベルから全 ぜん 世界 せかい レベルに至 いた るまでさまざまな規模 きぼ のものが存在 そんざい し、また参加 さんか 型 がた ・観戦 かんせん 型 がた のどちらの大会 たいかい も行 おこな われる[26] 。総合 そうごう 競技 きょうぎ 大会 たいかい の中 なか でも最 もっと も大 だい 規模 きぼ かつ著名 ちょめい なものは4年 ねん に1度 ど 行 おこな われるオリンピック である。このほか、アジア競技 きょうぎ 大会 たいかい のように地域 ちいき 別 べつ のもの、コモンウェルスゲームズ のように政治 せいじ 的 てき 紐帯 ちゅうたい によるものなど、さまざまな区分 くぶん による総合 そうごう 競技 きょうぎ 大会 たいかい が存在 そんざい する。また、各種 かくしゅ 競技 きょうぎ 単独 たんどく で世界 せかい 各国 かっこく が参加 さんか して行 おこな われる国際 こくさい 大会 たいかい も数多 かずおお く存在 そんざい する。こうした国際 こくさい 大会 たいかい の中 なか で最 もっと も大 だい 規模 きぼ かつ人気 にんき のあるものはサッカーのFIFAワールドカップ である。
参加 さんか に対 たい して報酬 ほうしゅう を得 え られるかどうかによって、スポーツ選手 せんしゅ はアマチュア スポーツとプロフェッショナルスポーツ の2つに分 わ けられる。また、報酬 ほうしゅう を得 え ているもののそれのみで生計 せいけい を立 た てられないセミプロ の選手 せんしゅ も存在 そんざい する。
アマチュアとして一般 いっぱん 市民 しみん が余暇 よか の1つとして行 おこな うスポーツは多岐 たき にわたっており、市民 しみん チームやクラブは無数 むすう に存在 そんざい するほか、市民 しみん マラソンのように一般 いっぱん 市民 しみん が参加 さんか できる個人 こじん 競技 きょうぎ 大会 たいかい も存在 そんざい する。競技 きょうぎ スポーツだけでなく、健康 けんこう のために個人 こじん で行 おこな うスポーツの参加 さんか 者 しゃ も多 おお く、ジョギングやエアロビクスなどの流行 りゅうこう と隆盛 りゅうせい をもたらした。世界 せかい 最大 さいだい のスポーツ大会 たいかい であるオリンピックは、創設 そうせつ 者 しゃ のクーベルタン以降 いこう 長 なが らくアマチュアリズム の理想 りそう を掲 かか げており、アマチュアしか出場 しゅつじょう することができなかった。なかでも第 だい 5代 だい 国際 こくさい オリンピック委員 いいん 会 かい (IOC)会長 かいちょう だったアベリー・ブランデージ は強硬 きょうこう なアマチュア論 ろん 者 しゃ として知 し られ、プロの排除 はいじょ を厳格 げんかく に遂行 すいこう したが、この頃 ころ にはソヴィエト連邦 れんぽう をはじめとする共産 きょうさん 圏 けん 諸国 しょこく が国家 こっか の威信 いしん をかけて育成 いくせい した、いわゆる「ステート・アマ」の進出 しんしゅつ が進 すす んでおり、この方針 ほうしん は多 おお くの摩擦 まさつ を引 ひ き起 お こした[30] 。こうしたことからブランデージ退任 たいにん 後 ご の1974年 ねん にこの方針 ほうしん は削除 さくじょ され、以後 いご プロの進出 しんしゅつ が急速 きゅうそく に進 すす んだ[31] 。
これに対 たい し、一部 いちぶ の人気 にんき のあるスポーツにおいては優秀 ゆうしゅう なプレイヤーがプロフェッショナル化 か し、スポーツ参加 さんか のみで生計 せいけい を立 た てることができるようになっている。各国 かっこく において人気 にんき のあるスポーツは異 こと なるため、プロ化 か しているスポーツも国 こく ごとに異 こと なっている。人気 にんき に高 たか いスポーツには多 おお くの観客 かんきゃく が集 あつ まり、さらにマスメディア によって放映 ほうえい される試合 しあい には膨大 ぼうだい な数 かず の視聴 しちょう 者 しゃ を見込 みこ むことができるため、一部 いちぶ のプロスポーツでは莫大 ばくだい な金額 きんがく が動 うご き、トッププレイヤーは高額 こうがく な報酬 ほうしゅう を得 え ることができる。スポーツ選手 せんしゅ としての収入 しゅうにゅう のほか、トッププレイヤーはコマーシャルの出演 しゅつえん によっても多額 たがく の収入 しゅうにゅう を得 え られる場合 ばあい がある。こうしたことから、世界 せかい の年収 ねんしゅう ランキングにおいては数 すう 人 にん のトップ選手 せんしゅ がランクインすることが常 つね である。
運動 うんどう 靴 くつ はスポーツのみならず一般 いっぱん 生活 せいかつ でも使用 しよう される
スポーツは参加 さんか 者 しゃ ・ファンともに膨大 ぼうだい な人口 じんこう がいるため、スポーツに関連 かんれん した産業 さんぎょう も巨大 きょだい なものとなっている。
スポーツ用品 ようひん 産業 さんぎょう には各種 かくしゅ スポーツに専用 せんよう の道具 どうぐ を生産 せいさん するものだけでなく、例 たと えば各 かく チームのユニフォーム や、スポーツ用 よう シューズ の生産 せいさん なども含 ふく まれる。こうしたスポーツ用品 ようひん は参加 さんか 者 しゃ のほか、お気 き に入 い りの選手 せんしゅ と同 おな じ商品 しょうひん を求 もと めるファンや、機能 きのう やデザインを気 き に入 い った一般 いっぱん 市民 しみん をも販売 はんばい 対象 たいしょう としている。
メディア産業 さんぎょう において、スポーツは重要 じゅうよう な地位 ちい を占 し めている。プロスポーツの試合 しあい や世界 せかい 大会 たいかい のスポーツ中継 ちゅうけい には膨大 ぼうだい な数 かず の視聴 しちょう 者 しゃ がおり、その広告 こうこく 収入 しゅうにゅう を見込 みこ んで有力 ゆうりょく スポーツのイベントには莫大 ばくだい な放映 ほうえい 権 けん 料 りょう が提示 ていじ される。放映 ほうえい 権 けん 料 りょう のほかに、スポーツイベントにおいては有力 ゆうりょく 企業 きぎょう がスポンサーシップ を獲得 かくとく し、資金 しきん を拠出 きょしゅつ する代 か わりに独占 どくせん 的 てき な広告 こうこく の権利 けんり を得 え る。こうしたスポンサー契約 けいやく は高 たか い広告 こうこく 効果 こうか を持 も つため、各社 かくしゃ は契約 けいやく 獲得 かくとく にしのぎを削 けず っている。放映 ほうえい 権 けん 料 りょう はプロスポーツやオリンピックなどの大 だい 規模 きぼ 競技 きょうぎ 大会 たいかい において総 そう 収入 しゅうにゅう の過半 かはん を占 し めることが常 つね であり、スポーツ界 かい を支 ささ える柱 はしら の一 ひと つとなっているが、一方 いっぽう でマスメディア の都合 つごう により試合 しあい 時間 じかん や時期 じき の変更 へんこう 、さらには競技 きょうぎ ルールの変更 へんこう が行 おこな われることもある。テレビやラジオでは試合 しあい 中継 ちゅうけい のほかにも、結果 けっか がスポーツニュース として流 なが され、翌日 よくじつ の新聞 しんぶん でもしばしば大 おお きく報道 ほうどう される。スポーツ関係 かんけい を主 おも に扱 あつか うスポーツ新聞 しんぶん も各国 かっこく に存在 そんざい し[38] 、各 かく スポーツに特 とく 化 か したスポーツ雑誌 ざっし も多数 たすう 発行 はっこう されている。
登山 とざん やスキー、水上 みずかみ スポーツなど一部 いちぶ のスポーツは特定 とくてい の場所 ばしょ でしか行 おこな うことができないため、スポーツを行 おこな うことを目的 もくてき としたスポーツツーリズムも盛 さか んに行 おこな われている。特 とく に冬季 とうき にはアルプス山脈 あるぷすさんみゃく 地方 ちほう を中心 ちゅうしん に多 おお くの観光 かんこう 客 きゃく がスキーリゾートを訪 おとず れ、スキー客数 きゃくすう は増加 ぞうか の一途 いっと をたどっている[39] 。また、大 だい 規模 きぼ なスポーツイベントを観戦 かんせん するための旅行 りょこう や、スポーツチームが合宿 がっしゅく や遠征 えんせい を行 おこな うための旅行 りょこう もスポーツツーリズムの小 ちい さくない部分 ぶぶん を占 し める。スポーツツーリズムは該当 がいとう 地域 ちいき の経済 けいざい に好影響 こうえいきょう を与 あた える一方 いっぽう で、環境 かんきょう や文化 ぶんか の破壊 はかい などの問題 もんだい をもたらす場合 ばあい もある。
スポーツと賭博 とばく の間 あいだ の関係 かんけい は国 くに によってさまざまである。2009年 ねん には、世界 せかい の商業 しょうぎょう 賭博 とばく 総額 そうがく 3350億 おく ドルの内 うち 、競馬 けいば が7%、スポーツくじ が5%を占 し めていた。ただしスポーツ賭博 とばく を完全 かんぜん に禁 きん じている国 くに も珍 めずら しくなく、さらに同 おな じ国内 こくない においてもスポーツ賭博 とばく の対象 たいしょう として認 みと められている競技 きょうぎ と、一切 いっさい 禁 きん じている競技 きょうぎ とが存在 そんざい する。日本 にっぽん では戦前 せんぜん から認 みと められていた競馬 けいば に加 くわ え、1948年 ねん から1951年 ねん にかけて競艇 きょうてい 、競輪 けいりん 、オートレース が相次 あいつ いで公営 こうえい 競技 きょうぎ 化 か されたほか、2001年 ねん からはサッカーを対象 たいしょう にスポーツ振興 しんこう くじ が発売 はつばい されている。
グローバリゼーション・ナショナリズム [ 編集 へんしゅう ]
19世紀 せいき 以降 いこう 、いくつかのスポーツは発祥 はっしょう 地 ち から遠隔 えんかく 地 ち の諸国 しょこく へと広 ひろ がり、世界 せかい 的 てき な広 ひろ がりを持 も つようになった[47] 。スポーツはルールの共有 きょうゆう や整備 せいび を通 つう じて、発祥 はっしょう 地 ち の文化 ぶんか を越 こ えて普遍 ふへん 的 てき な方向 ほうこう へと進 すす む傾向 けいこう があるが、一方 いっぽう で元々 もともと それを固有 こゆう 文化 ぶんか としていた地域 ちいき においては、固有 こゆう 性 せい と普遍 ふへん 性 せい の間 あいだ で衝突 しょうとつ が起 お きる場合 ばあい がある[14] 。それぞれの競技 きょうぎ には国際 こくさい 的 てき な統括 とうかつ 団体 だんたい として国際 こくさい 競技 きょうぎ 連盟 れんめい が存在 そんざい しており、各国 かっこく の国内 こくない 競技 きょうぎ 連盟 れんめい 間 あいだ の調整 ちょうせい や国際 こくさい 大会 たいかい の主催 しゅさい 、各国 かっこく 間 あいだ の相互 そうご 交流 こうりゅう などを行 おこな っている。ただし競技 きょうぎ が行 おこな われる地域 ちいき はそれぞれ異 こと なっており、サッカーのように比較的 ひかくてき 偏 かたよ りなく全 ぜん 世界 せかい で行 おこな われるスポーツもあれば、北米 ほくべい ・カリブ海 かりぶかい ・極東 きょくとう に競技 きょうぎ 者 しゃ の集中 しゅうちゅう している野球 やきゅう や、イギリス連邦 れんぽう 諸国 しょこく で主 おも に行 おこな われるクリケットやラグビーのように一部 いちぶ 地域 ちいき で強 つよ い人気 にんき を持 も つものもある。こうした国際 こくさい 的 てき な人気 にんき スポーツに対 たい し、ある1カ国 かこく や1民族 みんぞく で長 なが く行 おこな われている民族 みんぞく スポーツも世界 せかい 各地 かくち に存在 そんざい し、根強 ねづよ い人気 にんき を誇 ほこ っている。
スポーツとナショナリズム の間 あいだ には、すでに19世紀 せいき において強 つよ い相関 そうかん が認 みと められ[49] 、21世紀 せいき においても各種 かくしゅ 国際 こくさい 大会 たいかい の勝敗 しょうはい は各国 かっこく のナショナリズムの高揚 こうよう をもたらす[50] 。1969年 ねん には、関係 かんけい の極度 きょくど に悪化 あっか していたホンジュラス とエルサルバドル 間 あいだ の対立 たいりつ が1970 FIFAワールドカップ・予選 よせん の両国 りょうこく 対決 たいけつ をきっかけに爆発 ばくはつ し、サッカー戦争 せんそう と呼 よ ばれる戦争 せんそう へとつながったこともある[51] 。国家 こっか を形成 けいせい しない民族 みんぞく においてもこれは同様 どうよう であり、その民族 みんぞく 固有 こゆう のスポーツを通 とお して民族 みんぞく ナショナリズムの確立 かくりつ を目指 めざ すことは広 ひろ く見 み られる[52] 。
多 おお くの文明 ぶんめい において、身体 しんたい を鍛 きた えることは教育 きょういく の一環 いっかん として非常 ひじょう に重視 じゅうし されていた。ヨーロッパにおいては、それまで教育 きょういく においては軽視 けいし されていた体育 たいいく がルネサンス 期 き 以降 いこう カリキュラムに採 と り入 い れられるようになり、19世紀 せいき に義務 ぎむ 教育 きょういく が導入 どうにゅう されると体育 たいいく も必修 ひっしゅう 科目 かもく となった。日本 にっぽん でも明治 めいじ 政府 せいふ がこの考 かんが え方 かた を取 と り入 い れ、1872年 ねん の学制 がくせい 発布 はっぷ 時 じ に教科 きょうか の一 ひと つとなり、以後 いご 学校 がっこう 教科 きょうか としての体育 たいいく が定着 ていちゃく していった。
スポーツを対象 たいしょう とした学問 がくもん 分野 ぶんや はスポーツ科学 かがく と総称 そうしょう される。スポーツ科学 かがく の起源 きげん は19世紀 せいき 末 まつ にさかのぼり、当初 とうしょ はより高 たか い身体 しんたい 能力 のうりょく の構築 こうちく や選手 せんしゅ の治療 ちりょう といったスポーツ医学 いがく の分野 ぶんや からはじまったが、やがてスポーツ社会 しゃかい 学 がく など人文 じんぶん ・社会 しゃかい 科学 かがく 分野 ぶんや にも広 ひろ がりを見 み せるようになり、また自然 しぜん 科学 かがく においても医学 いがく 以外 いがい の分野 ぶんや へ発展 はってん していった。1970年代 ねんだい には人類 じんるい 学 がく との関連 かんれん も始 はじ まり、1980年代 ねんだい にはスポーツ人類 じんるい 学 がく が確立 かくりつ した[56] 。こうしたスポーツ科学 かがく の発展 はってん はより競技 きょうぎ 者 しゃ の能力 のうりょく を引 ひ き出 だ せる質 しつ の高 たか いスポーツ用具 ようぐ の開発 かいはつ を促 うなが し、また映像 えいぞう 技術 ぎじゅつ の活用 かつよう によってより優 すぐ れたスポーツ技術 ぎじゅつ が一般 いっぱん 化 か され、記録 きろく の更新 こうしん へとつながっていった。判定 はんてい にもビデオ判定 はんてい が導入 どうにゅう されることにより、誤審 ごしん の減少 げんしょう へとつながっている。
スポーツは市民 しみん の文化 ぶんか や健康 けんこう にとって欠 か かせないものと考 かんが えられており、多 おお くの国家 こっか でスポーツを振興 しんこう するためのスポーツ政策 せいさく が実施 じっし されている。プロスポーツの拡大 かくだい やスポーツ人口 じんこう の増大 ぞうだい は都市 とし におけるスポーツスタジアム の建設 けんせつ を不可欠 ふかけつ なものとしたが、こうしたスタジアム建設 けんせつ は都市 とし にとって大 だい 規模 きぼ な再 さい 開発 かいはつ や都市 とし 基盤 きばん 整備 せいび の契機 けいき となる。なかでもオリンピックやサッカーワールドカップのような大 だい 規模 きぼ スポーツイベントが経済 けいざい ・文化 ぶんか 的 てき にもたらす影響 えいきょう は大 おお きく、例 たと えば1964年 ねん 東京 とうきょう オリンピック では開催 かいさい に合 あ わせて新幹線 しんかんせん など各種 かくしゅ インフラ が整備 せいび され、開催 かいさい 国 こく である日本 にっぽん に大 おお きな変革 へんかく をもたらした[62] 。
スポーツを題材 だいざい とした作品 さくひん は数多 かずおお く存在 そんざい し、文学 ぶんがく 、映画 えいが 、漫画 まんが など多 おお くの分野 ぶんや でそれぞれ傑作 けっさく が生 う まれている。
美的 びてき な事柄 ことがら についての哲学 てつがく である美学 びがく の領域 りょういき において、近年 きんねん スポーツに注目 ちゅうもく する理論 りろん 家 か が増 ふ えてきた[64] 。例 たと えば、デビッド・ベストは、スポーツと芸術 げいじゅつ との類似 るいじ 性 せい について書 か き、倫理 りんり との関連 かんれん 性 せい なしにスポーツが純粋 じゅんすい に美的 びてき なものに近 ちか いことを強調 きょうちょう した[64] 。ベストは、芸術 げいじゅつ の特徴 とくちょう として、人生 じんせい に道徳 どうとく 的 てき な考察 こうさつ をもたらす能力 のうりょく を持 も っていることを挙 あ げる[64] 。スポーツにはこのような能力 のうりょく はないが、多 おお くのスポーツの楽 たの しみは間違 まちが いなく美的 びてき なものであると彼 かれ は考 かんが えた[64] 。
1998年 ねん にスロヴェニア共和 きょうわ 国 こく のリュブリャナ で行 おこな われた第 だい 14回 かい 国際 こくさい 美学 びがく 会議 かいぎ で発表 はっぴょう された、ヴォルフガング・ヴェルシュの論考 ろんこう 「スポーツー美学 びがく の視点 してん から、さらには藝術 げいじゅつ として?」は、鋭 するど い洞察 どうさつ 力 りょく を以 もっ て、スポーツが芸術 げいじゅつ に似 に ているところを解析 かいせき し、現代 げんだい の文化 ぶんか 状況 じょうきょう に問 と いを投 な げかけた。かつて精神 せいしん を鍛 きた える手段 しゅだん として、倫理 りんり の領域 りょういき に属 ぞく するものと見 み 倣されていたスポーツは、いまでは、美的 びてき /感性 かんせい 的 てき なものとして、芸術 げいじゅつ の性格 せいかく を顕著 けんちょ に示 しめ すようになり、「今日 きょう の the popular art」と呼 よ びうるものになっている、とヴェルシュは考 かんが えた。
ヴォルフガング・べーリンガー著 ちょ 髙木葉子 ようこ 訳 やく 『スポーツの文化 ぶんか 史 し 古代 こだい オリンピックから21世紀 せいき まで』法政大学 ほうせいだいがく 出版 しゅっぱん 局 きょく 、2019年 ねん 。ISBN 978-4588010927 。
Alan Tomlinson著 ちょ 、阿部 あべ 生雄 いくお 、寺島 てらしま 善一 ぜんいち 、森川 もりかわ 貞夫 さだお 監訳 かんやく 『スポーツの世界 せかい 地図 ちず 』丸善 まるぜん 出版 しゅっぱん 、2012年 ねん 。ISBN 978-4-621-08546-2 。
佐々木 ささき 晃彦 あきひこ 『公営 こうえい 競技 きょうぎ の文化 ぶんか 経済 けいざい 学 がく 』芙蓉 ふよう 書房 しょぼう 出版 しゅっぱん 〈文化 ぶんか 経済 けいざい 学 がく ライブラリー1〉、1999年 ねん 。ISBN 978-4829502273 。
佐々木 ささき 健一 けんいち 『美学 びがく への招待 しょうたい 』中央公論 ちゅうおうこうろん 新 しん 社 しゃ 〈中公新書 ちゅうこうしんしょ 〉、2004年 ねん 。ISBN 4-12-101741-2 。
井上 いのうえ 俊 しゅん ・菊 きく 幸 こう 一 いち 編著 へんちょ 『よくわかるスポーツ文化 ぶんか 論 ろん 』(改 あらため )ミネル みねる ヴァ書房 ぁしょぼう 、2020年 ねん 3月 がつ 1日 にち 。
出典 しゅってん は列挙 れっきょ するだけでなく、脚注 きゃくちゅう などを用 もち いてどの記述 きじゅつ の情報 じょうほう 源 げん であるかを明記 めいき してください。記事 きじ の信頼 しんらい 性 せい 向上 こうじょう にご協力 きょうりょく をお願 ねが いいたします。(2016年 ねん 4月 がつ )