トヨタ・クラウン

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トヨタ・クラウン
16代目だいめクロスオーバー(たいべい輸出ゆしゅつ仕様しよう)
概要がいよう
別名べつめい トヨペット・クラウン(初代しょだい - 3代目だいめ
製造せいぞうこく
販売はんばい期間きかん 1955ねん -
ボディ
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき
系譜けいふ
先代せんだい トヨペット・スーパー
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クラウンCROWN)は、トヨタ自動車とよたじどうしゃ1955ねん1がつから製造せいぞう販売はんばいしている高級こうきゅう乗用車じょうようしゃである。

概要がいよう

トヨタのみならず日本にっぽん代表だいひょうする自動車じどうしゃのひとつであり、同社どうしゃなかもっとふる歴史れきしつブランドでもある。初代しょだい日本にっぽんはつじゅん国産こくさん設計せっけいしゃとして登場とうじょうし、以降いこう現在げんざいまでトヨタの量販りょうはん車種しゃしゅなかでも最上級さいじょうきゅうモデルの地位ちいながにない、「いつかはクラウン」というキャッチコピー(7代目だいめ)にも象徴しょうちょうされるように、一般いっぱん高級こうきゅうしゃとしてひろ認知にんちされている。当初とうしょからオーナードライバーけの乗用車じょうようしゃとして開発かいはつされ、その時代じだいごとにトヨタが提案ていあんをし、消費しょうひしゃもとめる日本にっぽん高級こうきゅうしゃぞう反映はんえいされてきた。また官公庁かんこうちょうなどの公用こうようしゃ企業きぎょう社用しゃようしゃとしてももちいられている。

一方いっぽうでステータスせいのみならず、たか信頼しんらいせい耐久たいきゅうせい走行そうこう性能せいのうなどから、タクシーハイヤー教習きょうしゅうしゃ[注釈ちゅうしゃく 1]パトロールカー救急きゅうきゅうしゃ[注釈ちゅうしゃく 2]といった業務ぎょうむよう特殊とくしゅ車両しゃりょう使つかわれることもおおい。

ボディタイプはセダン基本きほんであるが、過去かこにはハードトップステーションワゴンライトバンピックアップトラック用意よういされていた。

歴代れきだいクラウンでの販売はんばい台数だいすうは、8代目だいめ最多さいたである。

クラウンコンフォートクラウンセダン
トヨタ・コンフォート姉妹しまいしゃとしてトヨタ・クラウンコンフォート(1995ねん12月 - 2017ねん5がつ)が存在そんざいしていたほか、クラウンコンフォートのうち外装がいそうしょ装備そうび充実じゅうじつさせたトヨタ・クラウンセダン(2001ねん8がつ - 2017ねん6がつ)というモデルが設定せっていされていた。これらはタクシーなどの営業えいぎょうしゃ公用こうようしゃとしての耐久たいきゅうせいやランニングコストを重視じゅうししたモデルとして設計せっけいされており、「クラウン」のくるまめいかんしており、デザインとうているものの、まったくのべつ系統けいとうのモデルである。
クラウンアスリート
8代目だいめおよび11代目だいめから14代目だいめには「クラウンアスリート」というグレードが設定せっていされていた。
これはクラウンでも走行そうこう性能せいのうたかめたスポーツけいグレードであり、ロイヤル仕様しようことなりスポーツカーふうのデザインや、ターボエンジンの搭載とうさい、エンジン排気はいきりょう増加ぞうかなどパワーアップがはかられている。

初代しょだい RSがた/S2#かた/S3#かた(1955ねん - 1962ねん

トヨペット・クラウン(初代しょだい
RSがた/RS2#/CS2#/RS3#かた
1955ねん1がつ発売はつばいがた
(RSがた福山ふくやま自動車じどうしゃ時計とけい博物館はくぶつかん所蔵しょぞう
1958ねん10がつ発売はつばいがた
「スタンダード」ハイヤー仕様しよう
(RS20がたトヨタ博物館はくぶつかん所蔵しょぞう
1960ねん10がつ発売はつばいがた
「1900デラックス」(RS31Dがた
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 1955ねん - 1962ねん
設計せっけい統括とうかつ 中村なかむら健也けんや
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 6めい
ボディタイプ
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン
  • Rがた 直列ちょくれつ4気筒きとう 1,453 cc
  • 3Rがた 直列ちょくれつ4気筒きとう 1,897 cc
  • Cがた 直列ちょくれつ4気筒きとう 1,491 cc
変速へんそく 3そくMT / 2そくAT
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,530 mm
全長ぜんちょう 4,285 - 4,365 mm
全幅ぜんぷく 1,680 - 1,695 mm
ぜんこう 1,525 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,210 - 1,250 kg
その
ブレーキ 4りんドラム
データモデル RS(初期しょきがた)および1500デラックス(RS21Dがた
系譜けいふ
先代せんだい トヨペット・スーパー
後継こうけい 1.5 Lガソリンしゃは2代目だいめトヨペット・コロナ1500シリーズ(RT20/30けい)に統合とうごう
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1952ねん昭和しょうわ27ねん)から開発かいはつ着手ちゃくしゅされ、1953ねん昭和しょうわ28ねん)から発足ほっそくしたトヨタ独特どくとくの「主査しゅさ制度せいど」でマネージャーてき立場たちばかれた技術ぎじゅつしゃ中村なかむら健也けんや主査しゅさとして開発かいはつされたものである。国外こくがいメーカーとは提携ていけいせず、米国べいこくしゃかくコンポーネント手本てほんとしながらではあるが、じゅん国産こくさん設計せっけい開発かいはつされた。スタイリングはトヨタの社内しゃないデザインで、太平洋戦争たいへいようせんそう高級こうきゅうしゃ象徴しょうちょうとなった米国べいこくしゃ影響えいきょう濃厚のうこうであった。後部こうぶ座席ざせきりしやすさを重視じゅうしした、観音開かんのんびらのドアが車体しゃたい構造こうぞうじょう特徴とくちょうである。エンジンは1953ねん昭和しょうわ28ねん)に先行せんこう登場とうじょうしたトヨペット・スーパーから流用りゅうようされた水冷すいれい直列ちょくれつ4気筒きとうOHVRがた採用さいようし、排気はいきりょうは1.5 L出力しゅつりょくは48 PSであった。コラムシフトリモートコントロールしきしょうした)の3そく手動しゅどう変速へんそくは、2、3そくシンクロナイザー装備そうびした。公称こうしょう最高さいこう速度そくどは100 km/h

従来じゅうらいのトラックなどと共通きょうつう汎用はんようフレームわる、ていゆか乗用車じょうようしゃ専用せんようシャシ開発かいはつした。サスペンションは、フロントがコイルスプリングによるダブルウィッシュボーンしき独立どくりつ懸架けんか、リヤはリジッドアクスル(固定こてい車軸しゃじく)をはん楕円だえんリーフスプリング車軸しゃじく懸架けんか方式ほうしきである。この時代じだい日本にっぽん道路どうろ舗装ほそうりつひくく、また、補修ほしゅういつかない状況じょうきょうであったことから、日本にっぽんせい乗用車じょうようしゃ独立どくりつ懸架けんか採用さいようはほとんどなく、トヨタでも1947ねん昭和しょうわ22ねん)のトヨペット・SA採用さいようしたが成功せいこうで、その耐久たいきゅうせい懸念けねんされていた。クラウンでは長期間ちょうきかん走行そうこう実験じっけんによりこれを克服こくふくし、あくえうる水準すいじゅん独立どくりつ懸架けんか実現じつげんしている。またこう車軸しゃじく固定こてい車軸しゃじくとなったが、東京大学とうきょうだいがく教授きょうじゅ亘理わたりあつらによる研究けんきゅう成果せいかかし、かさばんばねの枚数まいすうすくなくして板間いたのま摩擦まさつらすことで心地ごこち改善かいぜんした「3まいばね」とした。このためショットピーニングによるばねこう強化きょうか処理しょりやショックアブソーバーの併用へいようなど、以後いご常識じょうしきした技術ぎじゅつ導入どうにゅうされている。

トヨタはつ本格ほんかくてきなプレス製造せいぞうによる量産りょうさんおこなうため、元町もとまち工場こうじょう当時とうじさい新鋭しんえいのアメリカ・ダンリーしゃせいプレスを14だい導入どうにゅうした[1]。このプレス現在げんざいでもトヨタ産業さんぎょう技術ぎじゅつ記念きねんかん展示てんじされている[2]

一方いっぽう、タクシー営業えいぎょうしゃ商用しょうようしゃでは、クラウンの独立どくりつ懸架けんかシャシに依然いぜんとして耐久たいきゅうせいへの懸念けねんがあった。そこでトヨタでは、傘下さんか関東自動車工業かんとうじどうしゃこうぎょう設計せっけい依頼いらいし、並行へいこうしてセダンがたの「トヨペット・マスター」、そしてライトバンピックアップトラックの「トヨペット・マスターライン」が開発かいはつされ、同社どうしゃ生産せいさんされた。これらは前後ぜんごともばね枚数まいすうおおリーフスプリングで固定こていじくった構造こうぞうとし、トラック同様どうようたか強度きょうどあしまわりをたせたうえで、パワートレーンなどはクラウンと共通きょうつうとした。しかし、クラウンがタクシー用途ようと導入どうにゅうされると独立どくりつ懸架けんか耐久たいきゅうせい問題もんだいがないことが判明はんめいし、タクシー会社かいしゃからも好評こうひょうであったため、マスターは短期間たんきかん生産せいさん中止ちゅうしされ、マスターラインものちにS20けいクラウンと共通きょうつうのボディへ変更へんこうされた。予想よそうがい短期間たんきかん廃止はいしとなったマスターのプレスかたは、初代しょだいスタウト初代しょだいコロナのボディにおおくが流用りゅうようされ、損失そんしつ最小限さいしょうげんおさえた。

  • 1955ねん昭和しょうわ30ねん
    • 1がつ1にち - 発売はつばい
    • 12月1にち - 、真空しんくうかんしきカーラジオやヒーターなど、この当時とうじにおける「高級こうきゅうしゃ」としてのアコモデーションをそなえたトヨペット・クラウン・デラックス(RSDがた)を追加ついか
  • 1957ねん昭和しょうわ32ねん) - ラウンド・オーストラリア・トライアル(英語えいごばん出場しゅつじょうしたラリー名称めいしょうモービル・ガス・トライアル。)に出場しゅつじょうして完走かんそう総合そうごう47外国がいこくしょう3成績せいせきのこした。これがトヨタにおけるモータースポーツ歴史れきしはじまりである。
  • 1958ねん昭和しょうわ33ねん)10がつ - マイナーチェンジ型式けいしきがRSがたからRS20がた変更へんこうされ、エクステリアの意匠いしょう変更へんこうともなうクラウンはつだい規模きぼなフェイスリフトが実施じっしされたほか、オーバードライブ機構きこう採用さいようされた。1959ねん10がつには、Cがたディーゼルエンジン搭載とうさいしゃ(CS20がた)が追加ついかされたが、これは日本にっぽんせい市販しはん乗用車じょうようしゃはつディーゼルしゃとなった。ただし生産せいさん少数しょうすうまり、1961ねん3がつまで生産せいさんされた。
  • 1960ねん昭和しょうわ35ねん)10がつ - マイナーチェンジ。小型車こがたしゃ規格きかく変更へんこう拡大かくだい全長ぜんちょう×全幅ぜんぷく×全高ぜんこう・4,300 mm×1,600 mm×2,000 mm以下いか→4,700 mm×1,700 mm×2,000 mm以下いか、ガソリンエンジンのそう排気はいきりょう・1,500 cc以下いか→2,000 cc以下いか)にともない、ふたた型式けいしき変更へんこう(RS20がた→RS21がた)。また、デラックスに3Rがた1.9 Lエンジンを搭載とうさいした1900デラックス(RS31Dがた)が登場とうじょう。また、同時どうじに「トヨグライド」と名付なづけられた2そくオートマチックトランスミッション搭載とうさいしたATしゃ追加ついか。このマイナーチェンジにともない、タイヤとホイールも小径しょうけい(15インチ→13インチ)され、さらにホイールのP.C.D.までも変更へんこう(スタッドナット6あな・139. 7mm→スタッドナット5あな・114.3 mm)された。
  • 1961ねん昭和しょうわ36ねん)3がつ - 1900スタンダード(RS31がた)を追加ついか。これにともない、ディーゼルしゃふくむ1500シリーズを全廃ぜんぱい事実じじつじょうどう時期じき追加ついかされ、Rがた1.5 Lエンジンを搭載とうさいした2代目だいめコロナの1500シリーズがクラウン1500シリーズの代替だいたい車種しゃしゅとなる。
輸出ゆしゅつ仕様しよう
  • 1957ねん昭和しょうわ32ねん)10がつ - 当時とうじトヨタ自動車とよたじどうしゃ工業こうぎょうトヨタ自動車とよたじどうしゃ販売はんばい共同きょうどう出資しゅっしにより設立せつりつされた現地げんち法人ほうじん米国べいこくトヨタ自動車とよたじどうしゃ現在げんざいToyota Motor Sales, U.S.A., Inc., TMS)から発売はつばい。トヨタのたいべい輸出ゆしゅつしゃだい1ごうであり、ひだり運転うんてんせき仕様しようである。搭載とうさいエンジンは当初とうしょの1.5 Lでは出力しゅつりょく不足ふそくいちじるしく、普及ふきゅうしつつあったしゅうあいだハイウェイランプのぼざかをまともにのぼれないほどだった。のちにエンジンは1.9 Lに変更へんこうされたが、連続れんぞく高速こうそく運転うんてんでのオーバーヒートおさまらず、シャシの操縦そうじゅう安定あんていせい危険きけんなレベルとひょうされた。ユーザーから「ふゆあさは、バッテリーががって始動しどうできない」と苦情くじょう殺到さっとうするなど電装でんそうけい信頼しんらいせいひくかった。さら価格かかくめんでも、ビッグ3のフルサイズ大衆たいしゅうしゃの6気筒きとうベースグレードしゃや、コンパクトカーだがクラウンよりもおおきいAMCランブラー上級じょうきゅう車種しゃしゅ競合きょうごうする価格かかくたいで、このめんでも競争きょうそうりょくいた。当時とうじ日本にっぽんしゃ米国べいこくしゃ技術ぎじゅつてき格差かくさおおきく、TOYOPET(トヨペット)ならぬ、TOYPET(トーイペット・おもちゃのペット)と揶揄やゆされ、1960ねん昭和しょうわ35ねん)にたいべい輸出ゆしゅつをいったん停止ていししている[注釈ちゅうしゃく 3]販社はんしゃディーラーげたものの、肝心かんじん商品しょうひんがなくなってしまい、改良かいりょうのクラウンとティアラ輸出ゆしゅつ再開さいかいするまでのあいだランドクルーザーのみでつなぐことを余儀よぎなくされた。

初代しょだいクラウンの生産せいさん終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすうは15まん3528だい[3]

2代目だいめ S4#かた(1962ねん - 1967ねん

トヨペット・クラウン(2代目だいめ
RS4#/MS4#かた
4ドアセダン(1963ねん9がつ発売はつばいがた
4ドアセダン(1965ねん7がつ発売はつばいがた
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 1962ねん9がつ - 1967ねん9がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 3 - 8めい
ボディタイプ 4ドアセダン/ステーションワゴン
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン
  • Mがた 直列ちょくれつ6気筒きとう 1,988 cc
  • 3Rがた 直列ちょくれつ4気筒きとう 1,897 cc
変速へんそく 2そくAT / 3そくMT
まえ
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :5リンク/リーフ
のち
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :5リンク/リーフ
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,690 mm
全長ぜんちょう 4,610 mm
全幅ぜんぷく 1,695 mm
ぜんこう 1,460 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,265 kg
その
ブレーキ 4りんドラム
データモデル セダン デラックス(1962ねんがた
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あたらしい小型車こがたしゃ規格きかくわせ、先代せんだいよりなが幅広はばひろいボディがあたえられた。スタイリングは当時とうじのアメリカしゃ影響えいきょうつよけた「フラットデッキスタイル」とばれるものであり、1960ねん登場とうじょうしたフォード・ファルコン(Ford Falcon)が直接ちょくせつ手本てほんとされた。「なみだ」とばれるテールランプと一体化いったいかしたバックアップランプ、トヨタの頭文字かしらもじである「T」をモチーフとしたジュラルミンせいフロントグリルとリアガーニッシュが特徴とくちょう。フロントグリルにけられる「王冠おうかんエンブレム」はこの世代せだいのデザインのものが、11代目だいめまでながらく使用しようされた(12代目だいめ以降いこう一部いちぶ手直てなおしをけている)。

一方いっぽう性能せいのうめんでは、高速こうそく道路どうろ整備せいびはじまった「ハイウェイ時代じだい」に対応たいおうできる自動車じどうしゃとしての根本こんぽん改良かいりょうはかられた。シャシは初代しょだいていゆかしき梯子はしごがたから、より剛性ごうせいたかいXがたプラットフォームフレームとなったが、このレイアウトのシャーシフレームは1957ねんにゼネラルモーターズがキャデラック導入どうにゅうよく1958ねんにはポンティアックシボレーにも採用さいようしていたもので、1960年代ねんだい中期ちゅうきにペリメーターフレームに変更へんこうされるまでつづいた。フォード類型るいけいのスタイリングとならび、メカニズムめんでもアメリカしゃ影響えいきょうがいまだつよかったことをうかがわせる。エンジンは直列ちょくれつ4気筒きとうOHVの3Rがた(1.9 L)をつづ搭載とうさいしたが、エンジンルームは当初とうしょから直列ちょくれつ6気筒きとうエンジンの搭載とうさい容易ようい設計せっけいとされていた。直列ちょくれつ6気筒きとうMがたエンジン(トヨタはつSOHCエンジンでもあった)搭載とうさいしゃは、1965ねん11月に発売はつばいされている。

バリエーションはセダン(RS40/RS41)にくわえ「カスタム」とばれるワゴン(RS46G)がくわわり、いずれにもはん自動じどうトヨグライドが設定せっていされた。カスタムはS40けいマスターラインバン車体しゃたい共用きょうようしていたが、内装ないそう乗用車じょうようしゃ同等どうとうとし、しつに2名分めいぶんのジャンプシート(ゆか収納しゅうのうしき補助ほじょ座席ざせき)をそなえていた。

だい1かい日本にっぽんグランプリでは多賀たが弘明ひろあきがクラス優勝ゆうしょうしている。韓国かんこく新進しんしん自動車じどうしゃげん韓国かんこくGM)でもノックダウン生産せいさんされており、新進しんしんによる生産せいさんはその「クジラクラウン」までつづくこととなる。

このだいから、CMキャラクターに俳優はいゆう山村やまむらさとし起用きようされ、4代目だいめ発売はつばいのぞいて1983ねんの6代目だいめまで、長年ながねんわたつづいた。

  • 1962ねん9がつ21にち - 発表はっぴょう
  • 1962ねん10がつ1にち - 発売はつばい
  • 1963ねん9がつ - マイナーチェンジ。グリルの大型おおがた、バックアップランプを矩形くけい変更へんこうしてテールランプとべつたい、マニュアルトランスミッションのフルシンクロ、トヨグライドの完全かんぜん自動じどうなどがおこなわれた。
  • 1964ねん4がつ - 上級じょうきゅう車種しゃしゅの「クラウン・エイト」(VG10がた)が登場とうじょう。クラウン・エイトは通常つうじょうモデルのボディーを前後ぜんご左右さゆう延長えんちょう拡幅かくふくして、日本にっぽんはつVがた8気筒きとうエンジンを搭載とうさいした。
  • 1965ねん7がつ - マイナーチェンジ。フロントターンシグナルランプのバンパーや、ブレーキ、ターンシグナル兼用けんようあか一色いっしょくまるがたテールランプから、横長よこながのコンビネーションランプへの変更へんこうなどがおこなわれた。同時どうじ個人こじんユーザーけグレードとして、デラックスよりも装備そうび簡素かんそした「RS40-B」(の「オーナースペシャル」)が追加ついかされた。
  • 1965ねん11月 - 直列ちょくれつ6気筒きとうSOHCMがたエンジン搭載とうさいしゃ追加ついか[注釈ちゅうしゃく 4]。この6気筒きとうモデル(MS40がた)にはデラックスのほかに、フロントディスクブレーキ、ツインキャブ、フロアシフトタコメーターなどを装備そうびしたスポーティーグレードの「クラウンS」も用意よういされた。「クラウンS」に搭載とうさいされたM-Bがたは、通常つうじょうモデルの105 PSにたいし、大幅おおはば強力きょうりょくな125 PSを発生はっせいした。
  • 1966ねん3がつ - カスタム、スタンダード、オーナースペシャルの3グレードに直列ちょくれつ6気筒きとうエンジンを追加ついか
  • 1966ねん11月 - 最上級さいじょうきゅうグレードとしてパワーウィンドウなどを装備そうびした「スーパーデラックス」を追加ついか
  • 1967ねん2がつ - オーストラリアン・モーター・インダストリーズにて、オーストラリアにおける現地げんち生産せいさん開始かいし[4]
  • 1967ねん9がつ - MS5#・RS5#がたへのモデルチェンジで販売はんばい終了しゅうりょう販売はんばい終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけいやく25まんだい[5]

3代目だいめ S5#かた(1967ねん - 1971ねん

トヨペット・クラウン(3代目だいめ
RS5#/MS5#かた
4ドアセダン スーパーデラックス(1967ねん9がつ発売はつばいがた
4ドアセダン スーパーデラックス(1969ねん9がつ発売はつばいがた
ピックアップ(1967ねん9がつ発売はつばいがた
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 1967ねん9がつ - 1971ねん2がつ
設計せっけい統括とうかつ 内山田うちやまだ亀男かめお
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 3 - 8めい
ボディタイプ
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン
  • Mがた 直列ちょくれつ6気筒きとう 1,988 cc
  • 5Rがた 直列ちょくれつ4気筒きとう 1,993 cc
変速へんそく
  • 3そく / 2そくAT
  • 4そく / オーバードライブづけ3そく / 3そくMT
まえ
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :5リンク
のち
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :5リンク
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,690 mm
全長ぜんちょう 4,665 mm
全幅ぜんぷく 1,690 mm
ぜんこう 1,445 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,305 kg
その
ブレーキ
  • まえ:ディスク
  • :ドラム
データモデル セダン スーパーデラックス(1967ねんがた
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先代せんだいよりもひくく、ながくなったスタイリングは「日本にっぽん」をテーマとしたもので、トヨタ自動車とよたじどうしゃ工業こうぎょう前年ぜんねん完成かんせいさせたデザイン・ドームからまれた最初さいしょ車種しゃしゅである。このだいから、その歴代れきだいのクラウンにおいて長年ながねん伝統でんとうとなったペリメーターフレームはじめて採用さいようされた(ペリメーターフレームはこの直前ちょくぜんからGMがひろ採用さいようした方式ほうしきである)。これによってゆかひくくなり、曲面きょくめんガラスの採用さいようとあいまって居住きょじゅうせい向上こうじょうしている。また静粛せいしゅくせい向上こうじょうさくとして、遮音しゃおんざい多用たようをはじめとした各種かくしゅ対策たいさくほどこし、広告こうこくでも車内しゃないしずかさをつよくアピールした。

先代せんだいをもってマスターライン廃止はいしされ、商用しょうようしゃけい(バン、ピックアップ)にもクラウンのあたえられるようになる。「バン」とステーションワゴンの「カスタム」は共通きょうつう車体しゃたいであったが、うち外装がいそう装備そうび最終さいしゅう減速げんそくほか、バックドアでも差別さべつはかられている。リヤウインドウはどちらも昇降しょうこうしきであるが、バックドアはバンがピックアップと同様どうようしたびらきであるのにたいし、カスタムでは右側みぎがわヒンジのあるよこびらきとされた。さらに、しつにジャンプシート(ゆか収納しゅうのうしき補助ほじょせき)がもうけられ、8にんりとなっている。

グレードはMがたエンジン搭載とうさいしゃが「クラウンS」、「スーパーデラックス」、「デラックス」、「オーナーデラックス」、「スタンダード」、5Rがたエンジン搭載とうさいしゃは「オーナースペシャル」、「スタンダード」という構成こうせいで、完全かんぜんに6気筒きとうモデルが中心ちゅうしんとなった。スーパーデラックスには電磁でんじしきトランクオープナーや完全かんぜん自動じどうせんきょくしきAM/FMラジオ音叉おんさ時計とけいこうせき専用せんよう読書どくしょとうぼうまぶしぼかしりフロントわせガラスといった豪華ごうか装備そうびのほか、安全あんぜん装備そうびとしてヘッドレスト採用さいようされている。また、新設しんせつされた「オーナーデラックス」は個人こじんユーザーそうをターゲットとしたグレードで、デラックスにじゅんじたうち外装がいそう装備そうびちながら、88まんえん東京とうきょう大阪おおさか店頭てんとうわたし)という、当時とうじ高級こうきゅうしゃとしては低廉ていれん価格かかく設定せっていされた。

販売はんばいめんでは、公用こうようしゃ社用しゃようしゃけとったイメージからの脱却だっきゃくはかるべく、クラウンを自家用車じかようしゃとして使用しようする個人こじんユーザーそうけた広告こうこく展開てんかいおこなわれる。1965ねん車体しゃたいしょくかんする規制きせい[注釈ちゅうしゃく 6]がなくなったことをけ、「しろいクラウン」のキャッチフレーズとともに、洗練せんれんされた高級こうきゅうかん想起そうきさせるしろをテーマカラーとした「オーナーデラックス」と、クラスはつ[注釈ちゅうしゃく 7]、クラウンはつとなる2ドアハードトップをイメージリーダーとして訴求そきゅうするキャンペーン実施じっしされた。

  • 1967ねん9がつ4にち - 発表はっぴょう
  • 1967ねん9がつ13にち - 発売はつばい。このだいよりリアのナンバープレートが乗用車じょうようしゃのち登場とうじょうするハードトップふくむ)モデルがバンパーに、商用しょうようしゃ・ステーションワゴンモデルは車体しゃたい位置いちにくるデザインとなる。
  • 1968ねん10がつ - 個人こじんユーザーそう拡大かくだいはか目的もくてきでクラスはつとなる2ドアハードトップ追加ついかかくがた2とうヘッドランプがスタイリングの特徴とくちょうとなった。グレードはシングルキャブレターのMがたエンジンを搭載とうさいした基本きほんグレードの「ハードトップ」、およびツインキャブレターのM-Bがたエンジンを搭載とうさいしたスポーティーグレードの「ハードトップ SL」という構成こうせいで、SLとわるかたちで「クラウンS」が廃止はいしされる。オプションでレザートップ装着そうちゃくしゃ設定せっていされた。
  • 1969ねん9がつ - マイナーチェンジ。うち外装がいそう変更へんこうされたほか、ハードトップにも「スーパーデラックス」が追加ついかされる。セダンの「スーパーデラックス」のみ、ぜんせき三角さんかくまど廃止はいしされた。

3代目だいめ生産せいさん終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけいは27まん7641だい[6]

4代目だいめ S6#/7#かた(1971ねん - 1974ねん

トヨタ・クラウン(4代目だいめ
MS6#/7#かた
セダン 2000スーパーサルーン(1971ねん2がつ発売はつばいがた
ハードトップ 2000SL(1971ねん2がつ発売はつばいがた
4ドアセダン 2000スーパーサルーン(1973ねん2がつ発売はつばいがた
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 1971ねん2がつ - 1974ねん10がつ
設計せっけい統括とうかつ 小室こむろたけし[7]
デザイン なぎさてっ[7]
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5 - 8めい
ボディタイプ
  • 2ドアハードトップ
  • 4ドアセダン
  • ステーションワゴン
  • ライトバン
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン
  • 4Mがた 直列ちょくれつ6気筒きとう 2.6 L
  • Mがた 直列ちょくれつ6気筒きとう 2.0 L
  • 5Rがた 直列ちょくれつ4気筒きとう LPG 2.0L
変速へんそく
  • 3そくAT
  • 5そく / 4そく / 3そくMT
まえ
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :4リンク
のち
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :4リンク
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,690 mm
全長ぜんちょう 4,680 mm
全幅ぜんぷく 1,690 mm
ぜんこう 1,420 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,360 kg
その
ブレーキ
  • まえ:ディスク
  • :ドラム
データモデル セダン 2600スーパーサルーン(1971ねんがた
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ボディバリエーションは4ドアセダン、2ドアハードトップ、カスタム(ワゴン)、バンの3しゅとなった(車両しゃりょう型式けいしきはハードトップがS7#けい、それ以外いがいがS6#けい)。このモデルからは「トヨタ・クラウン」となる。

スピンドル・シェイプ(紡錘ぼうすいかたち」とばれる、まるみをびたスタイルから「クジラ」の愛称あいしょうつ。三角さんかくまどはいして曲面きょくめん多用たようした車体しゃたいや、バンパーをボディー同色どうしょくとしたカラードバンパー[注釈ちゅうしゃく 10]標準ひょうじゅん装備そうび特徴とくちょうとする、斬新ざんしん革新かくしんてきなスタイリング(なぎさてっ[7]さくによるもの)が、登場とうじょう当初とうしょ歓迎かんげいされた。しかし、ボディー先端せんたんしぼんだデザインによってエンジンルームへの通風つうふう不足ふそくし、夏季かきオーバーヒート続発ぞくはつしたことや、ボディーの先端せんたん形状けいじょう見切みきりのわるさから、まわしに支障ししょうたことによる不評ふひょう相次あいついだ[8]。これらが要因よういんとなって、どう時期じきにモデルチェンジしたセドリック/グロリア販売はんばい台数だいすう逆転ぎゃくてんされたことから「クラウン史上しじょう唯一ゆいいつにして最大さいだい失敗しっぱいさく」と紹介しょうかいされることがおおいものの、「スピンドル・シェイプ」のスタイリングは、「クジラ」の愛称あいしょうとともに、現在げんざいでも根強ねづよ人気にんきつ。

このだいからは、セダン・ハードトップの両方りょうほうに「スーパーサルーン」が最上級さいじょうきゅうグレードとしてあらたに設定せっていされた。その先代せんだいぎ、「スーパーデラックス」「デラックス」(セダン・ハードトップ共通きょうつう)「オーナーデラックス」(セダンのみ)、「SL」(当初とうしょはハードトップのみで、マイナーチェンジにセダンにも設定せっていされた)「ハードトップ」というグレード構成こうせいとなった。またバンにも「デラックス」が設定せっていされている。装備そうびめんではオプションとしてのちESC(現在げんざいABS)・EAT(電子でんし制御せいぎょしき自動じどう変速へんそく)が「SL」に設定せっていされたほか、オートドライブを「SL」「スーパーサルーン」「スーパーデラックス」にオプション設定せっていしたこと、VIP顧客こきゃくけに電動でんどうリクライニングしきリアセパレートシート(このオプションを選択せんたくしたさいは、リアシートが3にんけから2人ふたりけとなる)が採用さいようされたことがげられる。さらに、世界せかいはじめてアイドリングストップ機能きのう搭載とうさいされ、EASS(Engine Automatic Stop and Start System)のでMTしゃにオプション設定せっていされた[9][注釈ちゅうしゃく 11]。また、歴代れきだいクラウンでは唯一ゆいいつ、ボディーカラーめいには「ぼくはな(ぼくか:ブラック)」「白鳳はくほう(はくほう:ホワイト)」「荒磯あらいそ(あらいそ:ブルー)」と、センチュリーおなじように漢字かんじ名称めいしょう使用しようした。

広告こうこくなどで使用しようされたカタカナ表記ひょうきの『クラウン』ロゴは、このだいから8代目だいめのS13#かたまでおな書体しょたい使用しようしていた。また、14代目だいめ(2018ねん生産せいさん終了しゅうりょう)まで使用しようされてたCピラーのクラウンエンブレムが最初さいしょ登場とうじょうした世代せだいでもある。

テレビドラマ『素敵すてきせんTAXI』では、ほん型式けいしきのマイナーチェンジのセダンが『せんTAXI』に起用きようされている。

  • 1971ねん2がつ16にち - 発売はつばい。キャッチフレーズは「エレガンツ・クラウン 世界せかいつめる」。商用しょうようしゃ・ステーションワゴンモデルのリアナンバープレートをバンパーに移設いせつ
  • 1971ねん5がつ - 2.6 Lエンジン(4Mがた)を搭載とうさいした「2600スーパーサルーン」が登場とうじょうし、高級こうきゅうしゃ拍車はくしゃがかかった。クラウン・エイトをのぞけばシリーズはつ普通ふつうしゃ3ナンバー登録とうろく)である。
  • 1972ねん10がつ -「2600スーパーデラックス」「2600デラックス」を追加ついか設定せってい
  • 1973ねん2がつ - マイナーチェンジ。しきのカラードバンパーがクロームの大型おおがたバンパーへ変更へんこうされる。セダンはテールランプのあか点灯てんとう形式けいしき変更へんこう初期しょきがたではテールランプと独立どくりつしていたブレーキランプを一体化いったいか)。セダンの「SL」、およびハードトップ全車ぜんしゃに5そくMTくるま追加ついか。キャッチフレーズは「こんどのクラウン」。
  • 1974ねん1がつ -「スーパーサルーン」および「SL」にEFI(電子でんし燃料ねんりょう噴射ふんしゃ装置そうち搭載とうさいしゃ追加ついか

4代目だいめ販売はんばい終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけいは28まん7970だい[10]

5代目だいめ S8#/9#/10#かた(1974ねん - 1979ねん

トヨタ・クラウン(5代目だいめ
MS8#/LS8#かた
4ドアセダン 2000スーパーサルーン(1974ねん10がつ発売はつばいがた
4ドアハードトップ 2000スーパーサルーン(1976ねん11月発売はつばいがた
4ドアハードトップ 2000スーパーサルーンエクストラ(1978ねん2がつ発売はつばいがた
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 1974ねん10がつ - 1979ねん9がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5 - 8めい
ボディタイプ
  • 2/4ドアハードトップ
  • 4ドアセダン
  • ステーションワゴン
  • ライトバン
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン
  • 4Mがた 直列ちょくれつ6気筒きとう 2.6 L
  • Mがた 直列ちょくれつ6気筒きとう 2.0 L
  • Lがた 直列ちょくれつ4気筒きとう ディーゼル2.2 L
  • 5Rがた 直列ちょくれつ4気筒きとう LPG 2.0L
変速へんそく
  • 4そく / 3そくAT
  • 5そく / 4そく / 3そくMT
まえ
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :4リンク
のち
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :4リンク
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,690 mm
全長ぜんちょう 4,765 mm
全幅ぜんぷく 1,690 mm
ぜんこう 1,440 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,470 kg
その
ブレーキ 4りんディスク
データモデル セダン 2600ロイヤルサルーン(1974ねんがた
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失敗しっぱいさくであった先代せんだい曲線きょくせん基調きちょうから、直線ちょくせん基調きちょう重厚じゅうこうかん強調きょうちょうしたスタイリングにあらためられ、キャッチフレーズも「うつくしい日本にっぽんのクラウン」(1974ねんがた)、「うつくしい日本にっぽんあたらしいクラウン」(1976ねんがた)と、保守ほしゅてきなイメージをより強調きょうちょうするものとなった。ボディバリエーションはこれまでの4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン、バンにくわえて、「4ドアピラードハードトップ」がくわわった。2ドアハードトップと共通きょうつうするデザインをたせながらも、センターピラーをのこすことで安全あんぜんせい配慮はいりょ
このだいからセダンは法人ほうじんユーザーけ、4ドアピラードハードトップ、2ドアハードトップは個人こじんユーザーけという[11]また、2.6 Lしゃ最上級さいじょうきゅうグレードに「ロイヤルサルーン(Royal Saloon)」のグレードめいはじめてあたえられた[注釈ちゅうしゃく 12]

どう時期じき国産こくさん車種しゃしゅれいれず、はいガス規制きせい翻弄ほんろうされたモデルである(車両しゃりょう型式けいしき初期しょきのうちはハードトップがS9#けい、それ以外いがいのモデルがS8#けいであったが、はいガス規制きせい適合てきごうするうちにボディータイプに関係かんけいなくS10#けい統一とういつされていった)。4りんディスクブレーキのしん採用さいよう(2600ロイヤルサルーン)、車速しゃそく感応かんおうしきパワーステアリング世界せかいはつのオーバードライブき4そくオートマチックなどのしん装備そうび設定せっていされた。なお、先代せんだいから設定せっていされたESC(ABS)はしん設計せっけいとなり、作動さどうのフィーリングを向上こうじょうさせている。

なおタクシーようの「スタンダード」は、当時とうじまだ大型おおがたであったタクシーメーター対応たいおうインパネで、スピードメーターのひだりとなりタコグラフがビルトイン装着そうちゃく可能かのうしきクーラー[よう曖昧あいまい回避かいひ]がオプション設定せってい。カタログなどで使用しようされた英字えいじ表記ひょうきの『CROWN』ロゴは、このだいからS170けいまでどうぶつ使つかわれた。

  • 1974ねん10がつ25にち - セダンが発売はつばい。このだいより、リアナンバープレートをバンパー中央ちゅうおうから車体しゃたいがわに、給油きゅうゆこう位置いちをテールランプの中央ちゅうおうから車体しゃたい側面そくめん移設いせつ先代せんだい同様どうようスーパーサルーン以上いじょうとスーパーデラックス以下いかでセダンのみフロントグリルがことなる。
  • 1974ねん11月 - 2ドアハードトップ、4ドアピラードハードトップ、ワゴン、バンが発売はつばい
  • 1975ねん5がつ - 2600ccしゃ昭和しょうわ50ねん規制きせい適合てきごう
  • 1975ねん12月 - 2000ccしゃ昭和しょうわ50ねん規制きせい適合てきごう。コラムMTしゃがスタンダードをのぞき3そくから4そく変更へんこう
  • 1976ねん6がつ - M-EU搭載とうさいしゃ昭和しょうわ51ねん規制きせい適合てきごう型式けいしきがS10#けいとなる。
  • 1976ねん11月 - マイナーチェンジでフロントグリル、テールランプ変更へんこう。デジタル時計とけいパタパタしきから蛍光けいこう表示ひょうじかんしき変更へんこう。ATしゃ足踏あしぶしきパーキングブレーキを採用さいよう。また、上級じょうきゅう指向しこうニーズに対応たいおうすべく、エクストラインテリアを採用さいようした「スーパーサルーン・エクストラ発売はつばい。4ドアハードトップに最上級さいじょうきゅうグレード、ロイヤルサルーンが追加ついか
  • 1977ねん10月 - セダンに 2.2 Lディーゼル追加ついか
  • 1977ねん11月 - M-EU搭載とうさいしゃ昭和しょうわ53ねん規制きせい適合てきごう。EFI仕様しようしゃにオーバードライブき4そくATを採用さいよう
  • 1978ねん2がつ - マイナーチェンジ。スモールランプをウインカーのわきからヘッドライトのわき移設いせつ。4ドアハードトップのヘッドランプまわりが大幅おおはば変更へんこうされた。セダンのフロントグリルの差別さべつは、グレード主体しゅたいではなく排気はいきりょう主体しゅたいとなった。コラムシフトしゃ(ロイヤルサルーン、スーパーサルーンエクストラ)にはラウンジシートを採用さいよう。ハードトップにはデラックスをベースに、タコメーター、チェックがら部分ぶぶんファブリックシート、ウッドステアリング・シフトノブ、アルミホイールが装備そうびされスタイリッシュに仕上しあげた「デラックス・カスタムエディション」を設定せってい。2600ccモデルにEFI仕様しようの4M-EU搭載とうさいしゃ設定せってい。2ドアハードトップにロイヤルサルーンが追加ついか
  • 1979ねん3がつ - 2600ccモデルを4M-EUに統一とういつ。バンをのぞくガソリン・LPGしゃ全車ぜんしゃ昭和しょうわ53ねん規制きせい適合てきごう

5代目だいめ販売はんばい終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけいは40まん4699だい[12]

6代目だいめ S11#かた(1979ねん - 1983ねん

トヨタ・クラウン(6代目だいめ
RS11#/GS11#/MS11#/LS11#かた
セダン 2000スーパーサルーン
1979ねん9がつ発売はつばいがた
ハードトップ 2000スーパーサルーン
1981ねん8がつ発売はつばいがた
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 1979ねん9がつ - 1983ねん9がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5 - 8めい
ボディタイプ
  • 2/4ドアハードトップ
  • 4ドアセダン
  • ステーションワゴン
  • ライトバン
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン
  • 5M-EU/5M-GEUがた 2.8 L
  • M-TEU(ターボ)/M-EU/M-U/1G-EUがた 2.0 L
  • 2L-TE/2L-Tがた ディーゼル2.4 L ターボ
  • Lがた ディーゼル2.2 L
  • 5R-U/M-PUがた LPG
変速へんそく
  • 4そく / 3そくAT
  • 5そく / 4そく / 3そくMT
まえ
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :4リンク
のち
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :4リンク
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,690 mm
全長ぜんちょう 4,860 mm
全幅ぜんぷく 1,715 mm
ぜんこう 1,410 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,500 kg
その
ブレーキ 4りんディスク
データモデル 4ドアハードトップ 2800ロイヤルサルーン(1979ねんがた
系譜けいふ
後継こうけい 2ドアハードトップのみトヨタ・ソアラ初代しょだい)に引継ひきつぎ
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キャッチコピーは「日本にっぽんかおり」、「クラウンはひとかたる」(1979ねんがた)、「ちょっとほこらしく」(1981ねんがた)。スタイルはより直線ちょくせんてきでスタイリッシュなイメージとなった。2800 ccしゃには、4代目だいめのS6#かた以来いらいとなるカラードバンパー(衝撃しょうげき吸収きゅうしゅうしき)が装備そうびされ、デザインめんでのアクセントとなった。運転うんてんせきパワーシート、クルーズコンピューター、電子でんしチューナー搭載とうさいオーディオなどの先進せんしんてき設備せつび採用さいようされ、「トーニング」とばれる2トーンのボディーカラーも設定せっていされた。

威圧いあつかんるフロントマスクから「おにクラ」の愛称あいしょうでもしたしまれた。

初期しょきがたのヘッドライトはハードトップがかた2とうしき、セダン(スタンダードはのぞく)ワゴンはかくがた4とうしき、セダンのスタンダード、バンはまるがた4とうしき。2ドアハードトップはこの世代せだい最後さいご廃止はいしされる[注釈ちゅうしゃく 13]。また2ドアハードトップには、ルーフ後部こうぶをレザーりとしたランドウトップがオプション設定せっていされていた。

  • 1979ねん9がつ18にち - 発売はつばい先代せんだい末期まっきから一転いってん、フロントグリルはスーパーサルーン以上いじょうとスーパーデラックス以下いか差別さべつ。ハードトップけいではこの差別さべつはなし。
  • 1980ねん6がつ - ハードトップに電動でんどうスライドしきのシェードづけのガラスサンルーフ(トヨタでは「ムーンルーフ」と呼称こしょうしていた)がオプション設定せってい
  • 1980ねん10がつ - SOHCターボくるま(M-TEUがたエンジン)が追加ついかされる。パワーウィンドウにウインドロック機構きこう追加ついかされ、STDをのぞく5ナンバーしゃはバンパーガードのコーナー部分ぶぶん大型おおがたされた。ロイヤルサルーンには完全かんぜん自動じどう空調くうちょう前後ぜんご独立どくりつ温度おんど調節ちょうせつ可能かのうなマイコンオートエアコンが設定せってい(セダンと4ドアハードトップコラムシフトのラウンジシートしゃ)。ステーションワゴンにパワーウィンドウ、ラジアルタイヤを装備そうびした25周年しゅうねん記念きねん特別とくべつ仕様しようしゃが200だい限定げんてい発売はつばい
  • 1981ねん8がつ - マイナーチェンジ。フロントグリル・テールランプデザインが変更へんこうされ、ハードトップ全車ぜんしゃとセダン/ワゴンの中級ちゅうきゅうグレード以上いじょうは、フォグランプが内蔵ないぞうされたことがた2とうしきとなる。フロントグリルはふたたびグレードではなく排気はいきりょう差別さべつされ、ハードトップけいでも差別さべつ実施じっしされた。2.8 LDOHCエンジン(5M-GEU)&ECT(電子でんし制御せいぎょしきオートマチック)搭載とうさいしゃ追加ついかされ、2.0 Lのベーシックエンジンも1G-EUがた変更へんこう従来じゅうらいからの5M-EU搭載とうさいの2.8 Lくるま、2.0 LのM-Uがた・M-Pがた(LPG)・5R-Uがた(LPG)はつづ継続けいぞく
  • 1982ねん8がつ - 2.4 Lターボディーゼル(ATしゃ電子でんし制御せいぎょがた2L-TE、MTしゃ分配ぶんぱいがた2L-T)搭載とうさいしゃ追加ついか。モデル末期まっきには、ハードトップ スーパーエディションにブロンズガラス、エレクトロニック・ディスプレイメーター(1G-EU搭載とうさいしゃはこのモデルのみ)、専用せんようシート・ドアトリム、アルミホイール、カラーサイドモール、専用せんようクォーターエンブレムを装備そうびした特別とくべつ仕様しようしゃエクレール」も登場とうじょうしている。

6代目だいめ販売はんばい終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけいは32まん6891だい[13]

7代目だいめ S12#かた(1983ねん - 1987ねん

トヨタ・クラウン(7代目だいめ
YS12#/GS12#/MS12#/LS12#かた
セダン 2800ロイヤルサルーン
1983ねん9がつ発売はつばいがた
4ドアハードトップ 2000ロイヤルサルーン
1983ねん9がつ発売はつばいがた
4ドアハードトップ 2000スーパーセレクト
1985ねん9がつ発売はつばいがた
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 1983ねん9がつ - 1987ねん9がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5 - 8めい
ボディタイプ
  • 4ドアハードトップ
  • 4ドアセダン
  • ステーションワゴン
  • ライトバン
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン
  • 5M-GEUがた 2.8 L DOHC→
    6M-GEUがた 3.0 L DOHC
  • 1G-GEUがた 2.0 L DOHC
  • M-TEUがた 2.0 L SOHC ターボ
    →1G-GZEUがた 2.0 DOHC スーパーチャージャー
  • 1G-EUがた 2.0 L SOHC
  • 2L-THEがた ディーゼル2.4 L SOHC ターボ
  • 2L-Tがた ディーゼル2.4 L SOHC ターボ
  • 2Lがた ディーゼル2.4 L SOHC
  • M-PUがた LPG 2.0 L ちょく6 SOHC
  • 3Y-PUがた LPG 2.0 L ちょく4 OHV
変速へんそく
  • 4そくAT
  • 5そく / 4そくMT
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,720 mm
全長ぜんちょう 4,860 mm
全幅ぜんぷく 1,720 mm
ぜんこう 1,420 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,495 kg
その
ブレーキ 4りんベンチレーテッドディスク
データモデル セダン2800ロイヤルサルーンG
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ボディバリエーションは2ドアハードトップが廃止はいしされ、4ドアハードトップ、4ドアセダン、ワゴン、バンの3種類しゅるいとなる。セダン・4ドアハードトップどもに、先代せんだいのS11#かたをより洗練せんれんさせ、曲線きょくせんれたデザインと「クリスタル・ピラー」とばれるCピラーまわりの樹脂じゅし処理しょりがスタイリングの特徴とくちょうである。4ドアハードトップはドアミラー、セダンはフェンダーミラーを採用さいようした。石坂いしざか浩二こうじのCMナレーションによる「いつかはクラウン」のキャッチフレーズは、このモデルで使用しようされている[14]

小型こがた自動車じどうしゃ寸法すんぽう要件ようけん改正かいせいされた(ぜんはしオーバーハング0.8 m以下いか+じく距2.7 m以下いか+後端こうたんオーバーハング1.2 m以下いか全長ぜんちょう4.7 m以下いか)ため、このモデルよりホイールベースが延長えんちょうされている。4ドアハードトップ・セダンどもに、最上級さいじょうきゅうグレードとして「ロイヤルサルーンG」が設定せっていされる(搭載とうさいエンジンは5M-GEU(2.8 L)で型式けいしきはMS123)。また5ナンバーしゃにも、2.0 Lの1G-GEU搭載とうさいした「ロイヤルサルーン」が設定せっていされ、この3グレードには、リヤサスペンションに独立どくりつ懸架けんかセミトレーリングアームしきサスペンション採用さいようされた。また、2.0 Lの「ロイヤルサルーン」にはパッケージオプションとして、スポーティータイプのあしまわりをつ「Sパッケージ」も設定せっていされた。

特別とくべつ仕様しようしゃとして、前期ぜんきがたのみ「エクレール」が先代せんだいつづいて設定せっていされた。さらにSパッケージと同等どうとうあしまわりとフロントスポイラーを装備そうびした特別とくべつ仕様しようしゃアスリート(Athlete)」が登場とうじょう、マイナーチェンジ(1G-GZEU)も特別とくべつ仕様しようしゃとして設定せっていされた。LPG仕様しよう営業えいぎょうしゃモデルにも最上級さいじょうきゅうグレードとなる「スーパーデラックス」が追加ついかされた。

海外かいがいけには従来じゅうらいからセダンの最大さいだい排気はいきりょうモデルが輸出ゆしゅつされていたが、中東ちゅうとうガルフ地域ちいきへはハードトップもこのだいからくわわった。

  • 1983ねん8がつ31にち - 発売はつばい従来じゅうらいどおりのフロントグリルの差別さべつくわえ、セダンではスーパーデラックス以下いかのテールランプも差別さべつされ、輸出ゆしゅつ仕様しよう使つかわれていたものにちか形状けいじょうとなる。
  • 1984ねん8がつ - 一部いちぶ改良かいりょう。3ナンバーしゃ(ロイヤルサルーンG、ロイヤルサルーン)のエンジンが2.8 Lから、3.0 Lの6M-GEUかた変更へんこう(MS125がた)。ディーゼルには2L-THE(オートマチックしゃ)が追加ついか。ドアミラーは手動しゅどう格納かくのうしき変更へんこうされるとともに前面ぜんめんにメッキ面積めんせきおおいもの(マークⅡ同様どうよう)へ変更へんこう
  • 1985ねん9がつ - マイナーチェンジ。1G-GZEUかたエンジンを搭載とうさいした「2000ロイヤルサルーン・スーパーチャージャー」がくわわる(国産こくさん乗用車じょうようしゃはつスーパーチャージャー搭載とうさいしゃとなった[注釈ちゅうしゃく 14])。このグレードの登場とうじょうによってSOHCターボのM-TEUがた搭載とうさいしゃ廃止はいしされた。同時どうじうち外装がいそう変更へんこう実施じっしされ、ドアミラーが電動でんどう格納かくのうしき(4ドアハードトップのみ)に変更へんこうされる。5ナンバーしゃのフォグランプがフロントグリルにまれるかたちとなったほか、4ドアハードトップの3ナンバーしゃは、「王冠おうかんエンブレム」がグリル上端じょうたんから中央ちゅうおう移動いどう。4ドアハードトップには「スーパーセレクト」が、ステーションワゴンに「スーパーサルーンエクストラ」が設定せっていされた。

7代目だいめ販売はんばい終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけいは53まん9485だい[15]

8代目だいめ S13#かた(1987ねん - 1999ねん

ハードトップ:1987ねん - 1991ねん

セダン:1987ねん - 1991ねん

セダンいち改良かいりょうしゃ: 1991ねん - 1995ねん

トヨタ・クラウン(8代目だいめ
YS131/GS13#/MS13#/
JZS131/UZS131/LS130がた
4ドアハードトップ 2000ロイヤルサルーン・スーパーチャージャー
1987ねん9がつ発売はつばいがた
4ドアハードトップ 4000ロイヤルサルーンG
1989ねん8がつ発売はつばいがた
バン スーパーデラックス
1991ねん10がつ発売はつばいがた
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 1987ねん9がつ - 1999ねん12月
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5 - 8めい
ボディタイプ
  • 4ドアハードトップ
  • 4ドアセダン
  • ステーションワゴン
  • ライトバン
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン
  • 1UZ-FEがた 4.0 L DOHC
  • 7M-GEがた 3.0 L DOHC
  • 1JZ-GEかた 2.5 L DOHC
  • 1G-GZEがた 2.0 L DOHC スーパーチャージャー
  • 1G-GEがた 2.0 L DOHC
  • 1G-Eがた 2.0 L OHC
  • 2L-THEがた ディーゼル2.4 L SOHC ターボ
  • 2Lがた ディーゼル2.4 L SOHC
  • 3Y-Pがた LPG 2.0 L OHV
  • M-Pがた LPG 2.0 L OHC→
    1G-GPがた LPG 2.0 L DOHC
変速へんそく
  • 4そくAT
  • 5そく / 4そくMT
まえ
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :セミトレーリングアームしきサスペンション
のち
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :セミトレーリングアームしきサスペンション
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,730 mm
全長ぜんちょう 4,860 mm
全幅ぜんぷく 1,745 mm
ぜんこう 1,400 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,670 kg
その
ブレーキ 4りんベンチレーテッドディスク
データモデル 4ドアハードトップ3000ロイヤルサルーンG
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キャッチコピーは「たされて、あたらしいクラウン。」(1987ねんがた)、「いつかはクラウンに、そのおもい、いまこそ…」(1989ねんがた)。

この1989ねんがたのキャッチコピーにより、「いつかはクラウン」のりゃくで「いつクラ」とばれた。

4ドアハードトップのみに3ナンバー専用せんようの「ワイドボデー」がラインナップ。先代せんだいまでのバンパーのみならずドアやフェンダーも3ナンバーしゃ専用せんようとした。デザインは直線ちょくせんてき先代せんだい面影おもかげ色濃いろこのこしながらも、Cピラーの化粧けしょうばん(クリスタル・ピラー)がなくなり、曲線きょくせんたくみにぜたものとなった。先代せんだい同様どうよう個人こじんユーザーけの4ドアハードトップはドアミラーが標準ひょうじゅんなのにたいし、法人ほうじんユーザーけのセダンはフェンダーミラーが標準ひょうじゅん

装備そうび技術ぎじゅつめんではエアサスペンション(ロイヤルサルーンG)、トラクションコントロールCD-ROM情報じょうほうによるカーナビゲーション機能きのうったエレクトロマルチビジョン[注釈ちゅうしゃく 15]などが採用さいようされた。

グレードは、4ドアハードトップは「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーセレクト」「スーパーエディション」。セダンは「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーサルーン」「スーパーデラックス」「デラックス」「スタンダード」。ステーションワゴンは「ロイヤルサルーン」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーデラックス」。2.0 Lくるまのみスーパーチャージャー搭載とうさいのグレードが存在そんざいした(2000ロイヤルサルーン・スーパーチャージャー)。インパネデザインはパーソナルインパネとフォーマルインパネの2種類しゅるいがあり、前者ぜんしゃが4ドアハードトップ、後者こうしゃがセダンと4ドアハードトップのコラムシフトしゃ選択せんたくできた。 ホイールデザインは6種類しゅるいあり、上位じょうい2種類しゅるいはアルミホイールでそのはスチールホイール。ワイドボデーはぜんグレード15インチアルミホイール、ロイヤルサルーン(ハードトップの5ナンバーおよびセダン)が14インチアルミホイール、そのは14インチスチールホイール(オプションで14インチアルミ装着そうちゃく可能かのう)だった。フロントグリルとリアのエンブレムは4.0 Lしゃには「V8」、3.0 Lしゃには「3.0」、2.5 Lしゃには「2.5」のエンブレムがく。2.0 Lしゃには排気はいきりょうのエンブレムはかない。海外かいがい輸出ゆしゅつは、セダンけいおもでアジア・中東ちゅうとう・アフリカけにロイヤルサルーンが用意よういされたほか香港ほんこん・シンガポール・中東ちゅうとう一部いちぶ地域ちいきいずれも4ドアハードトップ3000ロイヤルサルーンの輸出ゆしゅつがある。

当時とうじバブル景気けいき販売はんばい時期じきかさなり、月間げっかん販売はんばい台数だいすう一時いちじカローラ上回うわまわる。年間ねんかん販売はんばい台数だいすうも、1988ねん - 1990ねん日本にっぽんしゃ販売はんばいランキングでカローラ、マークIIだい3記録きろくし、1990ねん歴代れきだい過去かこ最高さいこうの23まん9858だい記録きろくした。 とくに4ドアハードトップが人気にんき販売はんばい台数だいすうおおかった。

  • 1987ねん9がつ1にち - 発表はっぴょう発売はつばい東京とうきょう地区ちくでは従来じゅうらい、S12#かたまでは東京とうきょうトヨペット専売せんばいだったが、このモデルからあらたに東京とうきょうトヨタでもあつか開始かいし
  • 1988ねん5がつ - 4ドアハードトップ(5ナンバー)に特別とくべつ仕様しようしゃスーパーセレクト・スーパーチャージャー」が登場とうじょう
  • 1988ねん9がつ - 一部いちぶ改良かいりょう。 2.0 Lの1G-Eがハイメカツインカムの1G-FEかた変更へんこう(バンは1G-Eのまま)。1G-GE、1G-GZEを改良かいりょうし、出力しゅつりょく向上こうじょう。ATシフトロックシステムが採用さいよう
  • 1989ねん2がつ - 4ドアハードトップ(5ナンバー)に特別とくべつ仕様しようしゃアスリート」が登場とうじょう[注釈ちゅうしゃく 16]
  • 1989ねん8がつ - マイナーチェンジ。フロントグリル、フォグランプ、テールランプ、前後ぜんごバンパー、ステアリングのデザインなどを変更へんこう。3.0 Lくるまとうには運転うんてんせきエアバッグがオプションで装着そうちゃくできるようになった。また、バンも1G-FEにかわそうした。同年どうねん10がつ発売はつばいセルシオ先行せんこうしてV8 4.0 Lエンジンの1UZ-FE搭載とうさいされる(UZS131がた)「4000ロイヤルサルーンG」が登場とうじょうした。1964ねん登場とうじょうしたクラウンエイトのぞはつのV8搭載とうさいしゃであり、クラウンマジェスタ源流げんりゅうとなる。ワイドボデーに2.0 Lしゃ2000ロイヤルサルーン・ワイドボデー・スーパーチャージャー」が登場とうじょう[注釈ちゅうしゃく 17]。3.0 L 7M-GEがレギュラーからハイオク。また6気筒きとうLPGのエンジンは1G-GPにかわそう。4ドアハードトップのワイドボディーに「アスリートL」をカタログモデルとして追加ついか。これは専用せんようのハーダーサスペンションにブリヂストン・ポテンザとSタイプパッケージをわせたもので、TEMS連動れんどうデュアルモードしんPPSも専用せんようであり、内装ないそうはスーパーサルーンエクストラと同等どうとうである。
  • 1990ねん8がつ - 1JZ-GEかたエンジン搭載とうさいの「2500ロイヤルサルーン」(4ドアハードトップ/セダン/ワゴン)が登場とうじょう。これにより5ナンバーの2.0 L DOHC(1G-GE)搭載とうさいの「2000ロイヤルサルーン」は廃止はいしされた。
  • 1991ねん5がつ - 4ドアハードトップのワイドボデーに2.5 L 1JZ-GEを搭載とうさいした「ロイヤル仕様しようスーパーセレクト」が登場とうじょう。おどくなグレードであった。
  • 1991ねん8がつ - ロイヤル仕様しようスーパーセレクトに2.0 Lを追加ついか
  • 1991ねん10がつ - 4ドアハードトップだけが9代目だいめにフルモデルチェンジ。
  • 1991ねん10がつ - セダン・ステーションワゴン・バンがマイナーチェンジ。4フェイスデザインがS13#かたからS14#かたふうのものに変更へんこうされた。また、4.0 L 1UZ-FEがたエンジンが廃止はいしされ、3.0 L 7M-GEを2JZ-GEにかわそう。ハンドルがS14#かた共通きょうつうされた。このころ現行げんこうのトヨタマークが制定せいていされたが、ステーションワゴン・バンは本来ほんらい設置せっち場所ばしょであるナンバープレートじょうにトヨタマークを設置せっちするスペースがないため、小振こぶりのトヨタマークがリヤ右側みぎがわくるまめいロゴの左側ひだりがわ設置せっちされた。
  • 1993ねん8がつ - セダン・ステーションワゴンの3ナンバーしゃのフロントグリル形状けいじょう変更へんこう。バンのスタンダードを廃止はいし
  • 1995ねん12月 - セダン生産せいさん販売はんばい終了しゅうりょう。ステーションワゴンのマイナーチェンジをおこない、運転うんてんせきエアバッグ(ハンドルデザインはX90がたハードトップシリーズとマークIIバンおよびワゴンと共通きょうつう)とABSを全車ぜんしゃ標準ひょうじゅん装備そうびした。また、サードシートはロイヤルサルーンのみの設定せっていとなり(グレードは5にんりのみの設定せっていとなる)、従来じゅうらいロイヤルサルーンに標準ひょうじゅん装備そうびであったリアクーラーはメーカーオプションとなる。スーパーサルーンエクストラはロイヤルエクストラに名称めいしょう変更へんこうされ、ワゴン・バンはコラムシフトが廃止はいしされフロアシフトのみとなる。
  • 1996ねん9がつ - ステーションワゴンの2.5 L 1JZ-GEをVVT-i
  • 1997ねん4がつ - ステーションワゴンを改良かいりょう。3ナンバーしゃのフロントグリルの形状けいじょう変更へんこうされ、助手じょしゅせきエアバッグを標準ひょうじゅん装備そうび。ステアリングホイールはS150けい共通きょうつうデザインとなる。
  • 1999ねん12月15にち - ワゴンの新型しんがたであるクラウンエステート登場とうじょうともない、ステーションワゴン・バンは販売はんばい終了しゅうりょう(バンはカルディナバン統合とうごう)。販売はんばい終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけいは14まん4170だい[16]

9代目だいめ S14#かた(1991ねん - 1995ねん

トヨタ・クラウン(9代目だいめ
GS141/JZS14#/LS141がた
4ドアハードトップ 1991ねん10がつ発売はつばいがた
前部ぜんぶ
1991ねん10がつ発売はつばいがた 後部こうぶ
1993ねん8がつ発売はつばいがた 前部ぜんぶ
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 1991ねん10がつ - 1995ねん8がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ 4ドアハードトップ
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン
  • 2JZ-GEがた 3.0 L DOHC
  • 1JZ-GEかた 2.5 L DOHC
  • 1G-FEがた 2.0 L ちょく6 DOHC
  • 2L-THE→2L-TEがた ディーゼル2.4 L ちょく4 ターボ
変速へんそく 5そく / 4そくAT
まえ
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :セミトレーリングアームしきサスペンション
のち
  • まえ:ダブルウイッシュボーン
  • :セミトレーリングアームしきサスペンション
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,730 mm
全長ぜんちょう 4,800 mm
全幅ぜんぷく 1,750 mm
ぜんこう 1,440 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,620 kg
その
ブレーキ 4りんディスク
データモデル 3.0 ロイヤルツーリング
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キャッチコピーは「すべては、クラウン。」。このだいから全車ぜんしゃ3ナンバーサイズとなる。このだいから4ドアハードトップは「ロイヤルシリーズ」とばれ、アスリートLにわるスポーティーグレードとして「ロイヤルツーリング(Royal Touring)」が登場とうじょうし、5そくATを搭載とうさい。また、あらたに上級じょうきゅうモデルとして先代せんだいの4000ロイヤルサルーンGから進化しんかした「クラウンマジェスタ(CROWN MAJESTA)」が発売はつばいされ、クラウン史上しじょうはつモノコックボディ採用さいようつづきハードトップにはオプションで、マジェスタには標準ひょうじゅん運転うんてんせきエアバッグが装着そうちゃくされた。ロイヤルシリーズは従来じゅうらいどおりフルフレーム構造こうぞう。セダン、ワゴン/バンについては、先代せんだいの130けいをマイナーチェンジして継続けいぞく生産せいさんされた、このクラウンは歴代れきだいモデルで唯一ゆいいつまどわくきのセダンが存在そんざいしない。このだいからフロントフェンダーにグレードめいのエンブレムはかなくなった。グレードは、「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「ロイヤルツーリング」「スーパーサルーンエクストラ」「スーパーセレクト」。先代せんだいまで存在そんざいしたさい廉価れんかグレードの「スーパーエディション」は廃止はいしされた。 ロイヤルシリーズの初期しょきがたは、先代せんだいモデルにくらべてかんすくなくしたデザインが不評ふひょうであったことから、4代目だいめのS6#/7けい以来いらいの「失敗しっぱいさく」というレッテルをられ、どう時期じき登場とうじょうしたY32がたセドリック/グロリアに販売はんばい台数だいすう苦戦くせんいられていた。また、近年きんねんはエコカー減税げんぜいのスクラップインセンティブによる解体かいたい処分しょぶん海外かいがいへの中古ちゅうこしゃ輸出ゆしゅつにより、日本にっぽん国内こくないでは希少きしょう存在そんざいとなりつつある。

  • 1991ねん10がつ11にち - 発表はっぴょう
  • 1991ねん10がつ28にち - 発売はつばい先代せんだいの13#けいまでのモデルとはことなり、リアナンバープレートの位置いちがバンパー中央ちゅうおううつされた。
  • 1992ねん10がつ - 一部いちぶ改良かいりょう木目もくめ調ちょうセンターパネルの全車ぜんしゃ採用さいよう、グリルメッキの明色めいしょく、ドアハンドルのメッキなどのしょう変更へんこう実施じっし
  • 1993ねん8がつ - マイナーチェンジ。リヤデザインに先代せんだいの13#けい改良かいりょうがた意匠いしょうれ、ナンバープレートの位置いちもテール中央ちゅうおうもどされた。フロントグリルは横線おうせんから格子こうしじょう変更へんこうされ、Cピラーに王冠おうかんのエンブレムが復活ふっかつ。これらの改良かいりょうこうそうし、販売はんばい台数だいすうかえしに成功せいこうする。2.4 Lターボディーゼルエンジンを2L-THEから2L-TEにかわそう
  • 1993ねん12月 - 1G-FE搭載とうさいしゃ復活ふっかつ廉価れんかグレードの「スーパーセレクト・ロイヤルエクストラ」を追加ついか

9代目だいめ販売はんばい終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけいはマジェスタと合算がっさんして37まん921だい[17]

10代目だいめ S15#かた(1995ねん - 2001ねん

トヨタ・クラウン(10代目だいめ
GS151/JZS15#/LS151がた
4ドアハードトップ 1997ねん8がつ発売はつばいがた
前部ぜんぶ
後部こうぶ
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 1995ねん8がつ -
2001ねん8がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ
  • 4ドアハードトップ
  • 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう / こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン
  • 2JZ-GEがた 3.0 L DOHC
  • 1JZ-GEかた 2.5 L DOHC
  • 1G-FEがた 2.0 L ちょく6 DOHC
  • 2L-TEがた ディーゼル2.4 L ちょく4 ターボ
変速へんそく
  • 5そく / 4そくAT
  • 5そくMT(セダン 1999ねん発売はつばいがたまで)
まえ 4りんダブルウイッシュボーン
のち 4りんダブルウイッシュボーン
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,780 mm
全長ぜんちょう 4,820 mm
全幅ぜんぷく 1,760 mm(ハードトップ)1,695 mm(セダン5ナンバーしゃ
ぜんこう 1,425 mm、 1,450 mm(セダン)1,460 mm(セダン)
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,490 kg
その
ブレーキ 4りんディスク
データモデル 3.0 ロイヤルサルーンG
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キャッチコピーは「うつくしく、はしる。日本にっぽんのクラウン。」。このだいからロイヤルシリーズにもフルモノコックボディーを採用さいよう。これにより、先代せんだいモデルと比較ひかくして100 kg以上いじょう軽量けいりょうとなる。保守ほしゅてきながれをみながら運動うんどう性能せいのう重視じゅうしへと方針ほうしん転換てんかん明確めいかくあらわれたモデルである。3 Lしゃは2JZ-GE(VVT-i)エンジン搭載とうさい。 ハードトップ(個人こじんけ、その)、セダン(法人ほうじん公用こうようしゃ、キャブ仕様しよう、その)のフルラインナップ(ロイヤルサルーンG-スタンダード)をたす。コスト削減さくげんはかられ、ロイヤルサルーンGにあったエアサスペンション廃止はいしされ、プラットフォームはマジェスタとともに90けいマークIIのものと共用きょうようすることとなった。このだいをもってピラードハードトップは最後さいごになった。グレードは「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「ロイヤルツーリング」「ロイヤルエクストラ」。主力しゅりょくとなる4ドアハードトップはグレードが整理せいりされ、廉価れんかグレードはすべて「ロイヤルエクストラ(Royal Extra)」に統一とういつされた。海外かいがい輸出ゆしゅつはセダンけいおおなかで、アジアの一部いちぶ地域ちいき香港ほんこん・シンガポールなど)に少数しょうすうのハードトップの輸出ゆしゅつもある。

  • 1995ねん8がつ31にち - 発売はつばい
  • 1995ねん12月 - セダンをフルモデルチェンジ/クラウンはつよんりん駆動くどうくるま追加ついか
  • 1996ねん9がつ - 2.5 Lのエンジン1JZ-GE(VVT-i)エンジン搭載とうさいしゃ追加ついか
  • 1997ねん8がつ - マイナーチェンジを実施じっし衝突しょうとつ安全あんぜんボディGOA、SRSサイドエアバッグ採用さいよう、VSC(横滑よこすべ防止ぼうし機構きこう)の装備そうび拡大かくだいなどの改良かいりょうおこなう。当時とうじテレビCMには草刈くさかり民代たみよ出演しゅつえん装備そうびめんでも7インチワイド画面がめんのエレクトロマルチビジョン、マルチリフレクターしきヘッドランプディスチャージヘッドランプ(ロイヤルツーリングのみ、ロイヤルサルーンは特別とくべつ限定げんていしゃ採用さいよう)、クラウンはつとなるオプティトロンメーター採用さいようがある[注釈ちゅうしゃく 19]。また、ロイヤルツーリングの外観がいかんには16インチアルミホイール/ゲートしきシフトレバー/スポーティタイプのフロントグリルが採用さいよう。1G-FEが140 PSに向上こうじょう
  • 1998ねん8がつ - 一部いちぶ改良かいりょう。1G-FEがVVT-iにかわそうされ160 PSへパワーアップ。3.0 Lにもよんりん駆動くどうしゃ追加ついか。エレクトロマルチビジョンのCDナビはメーカーオプションで用意よういされ、1999ねん9がつのS17#かた発売はつばいされたのちに、S15#かたようとしてDVDナビが販売はんばいてん装着そうちゃくオプション(ナビコンピューターのみの交換こうかん)となった。当時とうじテレビCMには諏訪内すわない晶子あきこ出演しゅつえん
  • 1999ねん9がつ -ハードトップがフルモデルチェンジにともない、販売はんばい終了しゅうりょう

セダンは継続けいぞく生産せいさんされる。

  • 2001ねん8がつ -セダンの生産せいさん販売はんばい終了しゅうりょう販売はんばい終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけいは50まん3430だい[18]

11代目だいめ S17#かた(1999ねん - 2007ねん

トヨタ・クラウン(11代目だいめ
GS171/JZS17#かた
ロイヤルサルーン(1999ねん9がつ発売はつばいがた
ロイヤルサルーン(2001ねん8がつ発売はつばいがた
アスリートV(2001ねん8がつがた
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 1999ねん9がつ - 2007ねん6がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ
  • 4ドアセダン
  • 5ドアステーションワゴン
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう / こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン
  • 2JZ-FSEかた 3.0 L ちょく6 D-4 DOHC
  • 2JZ-GEがた 3.0 L ちょく6 DOHC
  • 1JZ-FSEかた 2.5 L ちょく6 D-4 DOHC
  • 1JZ-GTEかた 2.5 L ちょく6 DOHC ターボ
  • 1JZ-GEかた 2.5 L ちょく6 DOHC
  • 1G-FEがた 2.0 L ちょく6 DOHC
変速へんそく 5そく / 4そくAT
まえ 4りんダブルウイッシュボーン
のち 4りんダブルウイッシュボーン
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,780 mm
全長ぜんちょう 4,820 mm
全幅ぜんぷく 1,765 mm
ぜんこう 1,445 mm 1,470 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,680 kg
その
ブレーキ 4りんディスク
データモデル 2.5 アスリートV
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キャッチコピーは「21世紀せいきへ。このクラウンでく。」。ボディ剛性ごうせい向上こうじょうのため、5代目だいめからつづいていた4ドアピラードハードトップ廃止はいしし、ドアサッシュ(まどわく)をつ4ドアセダンのみとなった。型式けいしきは「S16#かた」が2代目だいめアリスト使つかわれていたため欠番けつばんとなり、先代せんだいS15#かたからんでS17#かた名乗なのる。

スポーティードレスアップグレードに「アスリート」の名称めいしょうがS13#かた以来いらい8ねんぶりに復活ふっかつし、S12#かた以来いらい14ねんぶりにターボ搭載とうさいしゃくわわった。アスリートの登場とうじょうによって2世代せだいつづいたロイヤルツーリングは廃止はいしされた。ロイヤルシリーズが「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」「ロイヤルエクストラ」。アスリートシリーズが「アスリートG」「アスリートV」「アスリート」。アスリートVには、ソアラと共通きょうつうの280PS / 38.5kg-m発生はっせいする2.5 L DOHCターボの1JZ-GTEを搭載とうさい。ヘッドランプではロイヤルが従来じゅうらいのリフレクターとカットりレンズとなる。ディスチャージヘッドランプはアスリートに設定せっていされた。なお、ディーゼルエンジン搭載とうさいしゃならびにMTしゃ民生みんせい/警察けいさつ車両しゃりょうわずこのだい消滅しょうめつした。

ステーションワゴン新規しんき開発かいはつされ、名称めいしょうクラウンエステート改称かいしょう(1999ねん12月から2007ねん6がつまで販売はんばいされた)。

2001ねん8がつには42 V電装でんそうけい搭載とうさいしたクラウン マイルド ハイブリッドが発売はつばいされた[19][20][21]

香港ほんこんタイマレーシアシンガポールインドネシアなどにみぎハンドル仕様しよう正規せいき輸出ゆしゅつ実績じっせきがある。クラウンセダンは2001ねん8がつまで先代せんだいのS15#かた継続けいぞく販売はんばい[注釈ちゅうしゃく 20]

  • 1999ねん9がつ24にち - 発売はつばい
  • 2000ねん4がつ3にち - 「2.0ロイヤルエクストラ」が追加ついか(1G-FE搭載とうさい)。
  • 2000ねん5がつ10日とおか - 特別とくべつ仕様しようしゃ「ロイヤルエクストラリミテッド」を発売はつばい。2.5ロイヤルエクストラをベースにトップシェードきフロントガラス、運転うんてんせきパワーシート、ほんかわきステアリングホイールなどを装備そうびした。
  • 2000ねん8がつ - アスリートVをのぞ国土こくど交通省こうつうしょうてい排出はいしゅつガスしゃ認定にんてい制度せいどで25%低減ていげんレベルとなる。ロイヤルエクストラリミテッドを2.0Lにも設定せってい
  • 2001ねん1がつ - 特別とくべつ仕様しようしゃ「ロイヤルサルーンプレミアム21」を発売はつばい。ロイヤルサルーンをベースにDVDボイスナビゲーションきEMV、40/60リヤ分割ぶんかつパワーシートなどを装備そうびした。
  • 2001ねん8がつ - マイナーチェンジでうち外装がいそう変更へんこう。3.0ロイヤルサルーンにトヨタ独自どくじマイルドハイブリッドシステム搭載とうさいするグレード[注釈ちゅうしゃく 21]用意よういされ、国土こくど交通省こうつうしょうてい排出はいしゅつガスしゃ認定にんてい制度せいどで50%低減ていげんレベル、八都県市指定低公害車認定でゆう-てい公害こうがいしゃ☆☆ を獲得かくとくちょく噴エンジンを2.5Lにも設定せってい拡大かくだい。ロイヤルにもディスチャージヘッドランプ設定せってい。アスリートには17インチアルミホイール&45扁平へんぺいタイヤがオプションとなったほか、テールランプがまるがたさんれんタイプとなった。ロイヤルけいもアスリート同様どうようにサイドとリヤのアンダー部分ぶぶんくろからボディカラーに変更へんこう。アスリートにブラックのボディカラーを追加ついかヤマハ発動機やまははつどうきによる「アスリートVX」という、独自どくじあしまわり(X-REAS)と300 PSにパワーアップしたエンジンをつモデルが限定げんてい販売はんばいされた。
  • 2002ねん1がつ17にち - 特別とくべつ仕様しようしゃ「ロイヤルサルーンプレミアム」を発売はつばい。2001ねん発売はつばいされたロイヤルサルーンプレミアム21と同等どうとう装備そうびくわえ、クラウンマジェスタと同型どうけいの16インチアルミホイールを特別とくべつ装備そうび
  • 2002ねん8がつ7にち - 特別とくべつ仕様しようしゃ「ロイヤルエクストラリミテッド」をさい発売はつばい
  • 2003ねん1がつ7にち - ロイヤルサルーンプレミアムを一部いちぶ改良かいりょう。プライバシーガラスを装備そうびしたほか、2.5Lと3.0Lにくわえ、マイルドハイブリッドにも設定せってい拡大かくだいされた。
  • 2003ねん4がつ25にち - ロイヤルエクストラリミテッドを一部いちぶ改良かいりょう。15インチアルミホイールと電動でんどうリヤサンシェードを装備そうび。2.5Lはディスチャージヘッドランプを装備そうびした。
  • なお、1JZ-GTEエンジン搭載とうさいのアスリートVにかんしては、ハイパワーののち駆動くどうしゃということもあり、MTへと改造かいぞうされるれい存在そんざいする。
  • 11代目だいめ販売はんばい終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけいは35まん1888だい[22]

12代目だいめ S18#かた(2003ねん - 2008ねん

トヨタ・クラウン(12代目だいめ
GRS18#かた
ロイヤルサルーンG(2005ねん10がつ発売はつばいがた
前部ぜんぶ
後部こうぶ
アスリート(2005ねん10がつ発売はつばいがた
室内しつない
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん中華人民共和国の旗 中国ちゅうごく
販売はんばい期間きかん 2003ねん12月 - 2008ねん2がつ
設計せっけい統括とうかつ 加藤かとう光久みつひさ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう / こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン
変速へんそく 6そく / 5そくAT
まえ
  • まえ:ダブルウィッシュボーン
  • :マルチリンク
のち
  • まえ:ダブルウィッシュボーン
  • :マルチリンク
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,850 mm
全長ぜんちょう 4,840 mm
全幅ぜんぷく 1,780 mm
ぜんこう 1,470 / 1,485 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,550 - 1,670 kg
その
販売はんばい終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけい 33まん1245だい[23]
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「ZERO CROWN〜かつてゴールだったクルマが、いまスタートになる〜」(前期ぜんき)「そのクルマに終着しゅうちゃくてんい。わりの進化しんかだけがある。ZERO CROWN、だい2しょう。」(後期こうき)という広告こうこくでのキャッチコピーから、「ゼロクラウン」と通称つうしょうされる。プラットフォーム、エンジン、サスペンションといった主要しゅようコンポーネントが刷新さっしんされ、プラットフォームはしん開発かいはつNプラットホームに、エンジンはなが使つかわれた直列ちょくれつ6気筒きとうわり、よりしずかおん性能せいのう環境かんきょう性能せいのうたかめたVがた6気筒きとうGRエンジンえられた。変速へんそくは2.5 Lが5そくAT、3.0 Lはシーケンシャルシフトづけの6そくATが搭載とうさいされた。このモデルで採用さいようされるNプラットフォームは、マークXクラウンマジェスタレクサス・GS(S19#かた)でも採用さいようされている。スポーティーで流麗りゅうれいなスタイリングもおおきな特徴とくちょうとなり、ながつづいたクラウンの保守ほしゅてきなイメージを一新いっしんするものとなった。エンブレムの書体しょたい変更へんこうされている。

月間げっかん目標もくひょう販売はんばい台数だいすうは、「ロイヤル」と「アスリート」をわせて5000だい

  • 2003ねん12月22にち - 発売はつばい
  • 2004ねん8がつ26にち -2.5 Lによんりん駆動くどうしゃ追加ついか
  • 2004ねん12月24にち -クラウン生誕せいたん50周年しゅうねん記念きねん特別とくべつ仕様しようしゃ発売はつばい
  • 2005ねん10がつ4にち - マイナーチェンジおこなう。エクステリアではロイヤル・アスリートにヘッドランプのスモークや、フロントグリル、リヤコンビネーションランプのデザインが変更へんこうされた。エンジンは、アスリートがレクサス・GS共通きょうつうの3.5 Lの2GR-FSEかわそうされ、出力しゅつりょくも315 PSとなった。3.0 Lはロイヤルけいのみの設定せっていとなる。2.5 L こう駆動くどうしゃは6そくATに変更へんこう[注釈ちゅうしゃく 22]。「2.5アスリートfour」にもほんかわシートとう標準ひょうじゅん装備そうびとした豪華ごうか装備そうびのGパッケージを追加ついか純正じゅんせいオーディオのCDデッキにおいてはMP3対応たいおうひんとなり、ナビゲーションはHDD方式ほうしきとなった。同年どうねんから、中国ちゅうごくで「すめらぎかんむり[24]として現地げんち生産せいさん開始かいし[注釈ちゅうしゃく 23]

13代目だいめ S20#かた(2008ねん - 2012ねん

トヨタ・クラウン(13代目だいめ
GRS20#/GWS204がた
ロイヤルサルーンG(2010ねん2がつ発売はつばいがた
前部ぜんぶ
後部こうぶ
内装ないそう
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 2008ねん2がつ - 2012ねん12月
設計せっけい統括とうかつ 寺師てらし茂樹しげき (2008ねんがた)
山本やまもとたく (2010ねんがた)
デザイン おくこう正樹まさき
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう / よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン
モーター 1KMかた 交流こうりゅう同期どうき電動でんどう
変速へんそく 電気でんきしきだん変速へんそく / 6そくAT
まえ
  • まえ:ダブルウィッシュボーン
  • :マルチリンク
のち
  • まえ:ダブルウィッシュボーン
  • :マルチリンク
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,850 mm
全長ぜんちょう 4,870 mm
全幅ぜんぷく 1,795 mm
ぜんこう
  • 1,470 mm(こう駆動くどう
  • 1,485 mm(よんりん駆動くどう
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,590 - 1,840 kg
その
ハイブリッド方式ほうしき スプリット方式ほうしき(THS-II)
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キャッチコピーは「えてゆく、ブランド。」月間げっかん販売はんばい目標もくひょうは3シリーズわせて5500だいで、うち800だいはハイブリッドである。従来じゅうらいの「ロイヤルシリーズ」は「ロイヤルサルーンシリーズ」となった。これは廉価れんかグレードであった「ロイヤルエクストラ」が廃止はいしされたためである。型式けいしき番号ばんごうはS19♯がレクサス・GSであるためS20#かたとなる。外観がいかん先代せんだいの18#かたのイメージを踏襲とうしゅうしつつ、よりシャープにさせた曲線きょくせんてきなデザインとなった。リヤのエンブレムの配置はいち変更へんこうされ、6代目だいめから12代目だいめまでは右側みぎがわにCROWN、左側ひだりがわにグレードめいだったが、13代目だいめから右側みぎがわにグレードめい左側ひだりがわにCROWNという配置はいちとなった。ディスチャージランプはプロジェクターされる。リヤはバンパーマフラー一体化いったいかした構造こうぞう採用さいよう。ハイブリッドモデルには、世界せかいはつとなる全面ぜんめん液晶えきしょうパネルを使用しようしたグラスコックピットメーターの「ファイングラフィックメーター」が搭載とうさいされた。ロイヤルサルーンの4GR-FSE(2.5 L)しゃには、東京とうきょう都内とない個人こじんタクシーけに、後部こうぶプライバシーガラスを装備そうびしない[注釈ちゅうしゃく 24]「Kパッケージ」(東京とうきょうトヨペット管内かんないのみ販売はんばい)がある。また、ハイヤーけには、リヤパワーシートや助手じょしゅせきオットマン機能きのうづけシートを標準ひょうじゅん装備そうびとした「Hパッケージ」が設定せっていされている。

  • 2008ねん2がつ18にち - 発売はつばい
  • 2008ねん5がつ6にち - 「ハイブリッド」発売はつばい
  • 2009ねん4がつ - 「オート上海しゃんはい2009」にて、中国ちゅうごくけクラウンとしてマジェスタのボディを使用しようした2代目だいめとなるS200がた出展しゅってん先代せんだい180がたクラウンにつづ天津てんしんいち汽トヨタにて現地げんち生産せいさんされる予定よていである。なお、ショートホイールベースのS200がた中国ちゅうごく国内こくない製造せいぞう販売はんばい予定よていはない。
  • 2009ねん4がつ6にち - 国内こくないでの累計るいけい販売はんばいが500まんだい突破とっぱしたのを記念きねんして、ロイヤルサルーンおよびアスリートに「Anniversary Edition」と「Special Edition」を追加ついか
  • 2009ねん6がつ16にち - 「ハイブリッド」の標準ひょうじゅんグレードをベースに一部いちぶ装備そうび削除さくじょ簡略かんりゃくおこない、ベースしゃくらべ79まんえん大幅おおはばげを実現じつげんした特別とくべつ仕様しようしゃ「スペシャルエディション」を発売はつばい。(販売はんばいは7がつ1にちより)
  • 2010ねん2がつ8にち - マイナーチェンジ。うち外装がいそう意匠いしょう変更へんこう同時どうじに「ロイヤルサルーンシリーズ」・「アスリートシリーズ」の2.5 L・2WDしゃ燃費ねんぴ向上こうじょうさせ、「平成へいせい22年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん + 15 %」を達成たっせいした。そしてあらたに「環境かんきょう対応たいおうしゃ 普及ふきゅう促進そくしん税制ぜいせい」に適合てきごうし、2.5 Lしゃはレギュラーガソリン指定していとなり、出力しゅつりょく・トルクともにスペックおさえられた。「ロイヤルサルーン/ロイヤルサルーン i-Four」、「アスリート/アスリート i-Four」には装備そうび厳選げんせんした「スペシャル パッケージ」とHDDナビを標準ひょうじゅん装備そうびした「スペシャルナビ パッケージ」を追加ついか。これと同時どうじに、トヨタモデリスタインターナショナルのカスタマイズによるコンプリートカー「クラウン アスリート +Mスーパーチャージャー」(ベースは3.5アスリートおよびどうGパッケージ)を発売はつばい。ハイブリッドは法人ほうじん需要じゅよう考慮こうりょしてベースをアスリートからロイヤルサルーンに変更へんこう[25]し、「スタンダードエディション」を廃止はいしわりにVGRS(ギア可変かへんシステム)、雨滴うてき感応かんおうしきオートワイパー、ファイングラフィックメーター、排出はいしゅつガス検知けんちしき内外ないがい自動じどう切替きりかえシステムなどを装備そうびした「Lパッケージ」、プリクラッシュセーフティシステム、運転うんてんせきパワーイージーアクセスシステム、レーダークルーズコントロール、ほんかわシートなどを装備そうびした「Gパッケージ」を追加ついかし、3グレードに再編さいへん標準ひょうじゅんグレードはファイングラフィックメーターのわりに、の2シリーズに搭載とうさいされているオプティトロンメーターを改良かいりょうしたものに変更へんこうされた。
  • 2010ねん10がつ - 特別とくべつ仕様しようしゃ「2.5アスリート/2.5アスリートi-Four Leather Selection」を発売はつばい。ベースモデルにほんかわシートと電動でんどうムーンルーフなどの特別とくべつ装備そうびくわえた。
  • 2010ねん12がつ20日はつか - 誕生たんじょう55周年しゅうねん記念きねん特別とくべつ仕様しようしゃ「Anniversary Edition」を発売はつばい。「ロイヤルサルーン」4グレード、「アスリート」2グレード、ハイブリッドのぜん7グレードが用意よういされる。「ロイヤルサルーン」と「アスリート」では専用せんようのフロントデザインやほんかわシート表皮ひょうひなどを、ハイブリッドはマルチアジャスタブルパワーシートをそれぞれ装備そうびするとともに、オリジナルほんかわくるま検証けんしょうれとシリーズごとにカラーがことなるスマートキーとスカッフプレートを装備そうびした。なお、「2.5アスリート/2.5アスリートi-Four」にかぎり、さらに電動でんどうムーンルーフをくわえた「2.5アスリート/2.5アスリートi-Four Anniversary Edition・Moonroof package」も期間きかん限定げんてい発売はつばいされている。
  • 2011ねん11月1にち - 誕生たんじょう55周年しゅうねん記念きねん特別とくべつ仕様しようしゃ「Anniversary Edition」のうち、「ロイヤルサルーン」4グレードと「アスリート」2グレードで仕様しよう変更へんこうおこない、ツートーンカラーのほんかわシート(「ロイヤルサルーン」はシェル×アイボリー、「アスリート」はダークブラウン×ブラック)とフレンチポプラ調ちょう木目もくめ調ちょうパネルのわせ設定せってい追加ついかした。
  • 2012ねん4がつ2にち - 特別とくべつ仕様しようしゃ「Premium Edition」を発売はつばい。「ロイヤルサルーン」4グレードと「アスリート」2グレードのけい6グレードが用意よういされており、共通きょうつう装備そうびとしてマイコンプリセットドライビングポジションシステム(ステアリング・シート・ミラー)、パワーイージーアクセスシステム(運転うんてんせき)、電動でんどうリヤサンシェード、イージークローザー、リバース連動れんどうメモリー機能きのうづけドアミラーをそなえるとともに、「ロイヤルサルーン」と「アスリート」でことなる専用せんようかざりフロントグリルやヘッドランプエクステンション、ほんかわシート(アスリートのみ)、フレンチポプラ調ちょう木目もくめ調ちょうパネル(「アスリート」はダークブラウン×ブラックのほんかわシート&オリーブウッド調ちょう木目もくめ調ちょうパネルも選択せんたく)などを採用さいようした。

13代目だいめ販売はんばい終了しゅうりょう前月ぜんげつまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけいは21まん567だい[26]

エンジン モーター形式けいしき エンジン 排気はいきりょう 内径ないけい×行程こうてい 最高さいこう出力しゅつりょく 最大さいだいトルク
4GR-FSEがた(2008ねんがた) Vがた6気筒きとう DOHC D-4 24バルブ 2,499 cc 83.0×77.0 158 kW (215 PS) / 6,400 rpm 260 Nm (26.5 kgm) / 3,800 rpm
4GR-FSEがた(2010ねんがた) 83.0×77.0 149 kW (203 PS) / 6,400 rpm 243 Nm (24.8 kgm)/4,800 rpm
3GR-FSEがた 2,994 cc 87.5×83.0 188 kW (256 PS) / 6,200 rpm 314 Nm (32.0 kgm)/3,600 rpm
2GR-FSEがた Vがた6気筒きとう DOHC D-4S 24バルブ 3,456 cc 94.0×83.0 232 kW (315 PS) / 6,400 rpm 377 Nm (38.4 kgm) / 4,800 rpm
2GR-FSEがた Vがた6気筒きとう DOHC D-4S 24バルブ+ハイブリッド 3,456 cc 94.0×83.0 218 kW (296 PS) / 6,400 rpm 368 Nm (37.5 kgm) / 4,800 rpm
1KMがた 交流こうりゅう同期どうき電動でんどう - - - 147 kW (200 PS) 275 Nm (28.0 kgm)

14代目だいめ S21#かた(2012ねん - 2018ねん

トヨタ・クラウン(14代目だいめ
GRS21#/AWS21#/ARS210がた
ハイブリッドロイヤルサルーン 前部ぜんぶ(2012ねん12月発売はつばいがた
後部こうぶ
ハイブリッドアスリートS 特別とくべつ仕様しようしゃ J-FRONTIER 前部ぜんぶ
(2015ねん10がつ発売はつばいがた
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん中華人民共和国の旗 中国ちゅうごく
販売はんばい期間きかん
  • 日本にっぽん:2012ねん12月 - 2018ねん6がつ
  • 中国ちゅうごく:2015ねん3がつ -
設計せっけい統括とうかつ
  • 山本やまもとたく(2012ねんがた
  • 秋山あきやまあきら(2015ねんがた
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう / よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン
モーター 1KMかた 交流こうりゅう同期どうき電動でんどう 143 PS(105 kW) /300 N・m(ハイブリッド)
変速へんそく 電気でんきしきだん変速へんそく / 6そくAT / 8そくAT
まえ
  • まえ:ダブルウィッシュボーン
  • :マルチリンク
のち
  • まえ:ダブルウィッシュボーン
  • :マルチリンク
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース
  • 2,850 mm
    2,925 mm(中国ちゅうごく仕様しよう
全長ぜんちょう
  • 4,895 mm
  • 5,020 mm(中国ちゅうごく仕様しよう
全幅ぜんぷく
  • 1,800 mm
  • 1,805 mm(中国ちゅうごく仕様しよう
ぜんこう
  • 1,450 mm / 1,460 mm(こう駆動くどう、アスリート/ロイヤル)
  • 1,465 mm / 1,475 mm(よんりん駆動くどう、アスリート/ロイヤル)
  • 1,480 mm(中国ちゅうごく仕様しよう
その
ハイブリッド方式ほうしき スプリット方式ほうしき(THS-II)
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2012ねん12月発売はつばいがたのキャッチコピーは「CROWN Re BORN」。シリーズは先代せんだいつづき2構成こうせい先代せんだいの「ロイヤルサルーンシリーズ」は廉価れんかグレード「ロイヤル」の新設しんせつともなって「ロイヤルシリーズ」にもどされるとともに、3.0 Lモデルを廃止はいし。これにより、シリーズ最上級さいじょうきゅうグレードの「ロイヤルサルーンG」も2.5 Lとなった[27]。 「アスリートシリーズ」は継続けいぞく設定せっていとなった3.5 Lモデル(「アスリートS」・「アスリートG」に設定せってい)にわされる「Super ECT」が6そくから8そく多段ただんされ、パドルシフトづけとなった(同時どうじにブリッピングも搭載とうさい)。また、先代せんだいでは独立どくりつシリーズとして展開てんかいしていたハイブリッドモデルは「ロイヤル」、「アスリート」りょうシリーズに設定せっていされるかたち編入へんにゅう。エンジンは排気はいきりょうを3.5 L(2GR-FSEがた)から2.5 Lにダウンサイジングし、カムリ搭載とうさいされている2AR-FXEがたをベースにしん世代せだいちょく技術ぎじゅつ「D-4S」を搭載とうさいしてちょく噴化、たてきとしたしん開発かいはつ直列ちょくれつ4気筒きとう・2AR-FSEがた変更へんこう(4気筒きとうエンジンは10代目だいめの2.4 Lディーゼルで途絶とだえて以降いこう久々ひさびさ採用さいようとなる。また3.5 Lハイブリッドはのちにマジェスタシリーズに搭載とうさいされた)。これに、300 N・m最大さいだいトルクをつモーターをわせた「こう駆動くどうしゃ専用せんようハイブリッドシステム」としたことでV6・3.0 Lガソリンしゃ匹敵ひってきする動力どうりょく性能せいのうつとともに、JC08モードにおける燃費ねんぴ性能せいのうを14.0 km/Lから23.2 km/Lに大幅おおはば向上こうじょう。さらに、顧客こきゃく拡大かくだいやハイブリッドカーのさらなる普及ふきゅう視野しやに、車両しゃりょう本体ほんたい価格かかく大幅おおはば値下ねさげをおこなった(540まんえん〜620まんえん→410まんえん〜543まんえん)。

先代せんだいからプラットフォームをキャリーオーバーし、エクステリアは基本きほん部分ぶぶんをキープコンセプトとしつつも、フロントマスクを刷新さっしん。フロントはバンパーレベルまでまわ大型おおがたのラジエーターグリルを全車ぜんしゃ装着そうちゃくするが、ロイヤルシリーズがくるまめい由来ゆらいでもある「王冠おうかん」を意識いしきしてデザインされている反面はんめん、アスリートシリーズはそれにくわえて稲妻いなづまのようなみを下部かぶくわえることでスピードかん演出えんしゅついままでのクラウンから逸脱いつだつした仕上しあがりとなった、また、ヘッドライトにはりょうシリーズともLEDクリアランスランプを採用さいようした。

インテリアにはあらたに「トヨタマルチオペレーションタッチ」が採用さいようされ、エアコンやぜんせきシートヒーター、全車ぜんしゃ標準ひょうじゅん装備そうびとなる「ドライブモードセレクト」とうすべてここから操作そうさできるようになっていると同時どうじに、運転うんてんせきドアオープンにはグラフィックが点灯てんとうしてドライバーをむかえる「おもてなし演出えんしゅつ」も搭載とうさいされている。また、ハイブリッドしゃ全車ぜんしゃにはステアリングヒーターを標準ひょうじゅん装備そうびとしている。また、下位かいグレードのロイヤルとアスリートはオーディオレスが標準ひょうじゅんとなり、ロイヤルサルーンとアスリートS(3.5 Lをのぞく)ではレス設定せってい可能かのうになった(2016ねん8がつ一部いちぶ改良かいりょうでこの設定せってい廃止はいし)。先代せんだいハイブリッドシリーズで採用さいようされていたファイングラフィックメーターは今回こんかい採用さいようされていない。

安全あんぜん装備そうびについてはいずれもトヨタしゃはつとなる、最大さいだい30 km/h程度ていど減速げんそくし、衝突しょうとつ回避かいひあるいは衝突しょうとつ被害ひがい軽減けいげんする新型しんがたプリクラッシュセーフティシステム過度かどのアクセルワークによる衝突しょうとつ障害しょうがいぶつとの接触せっしょく未然みぜんふせぐ「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」、シフト誤操作ごそうさきゅう発進はっしんなどによる事故じこ未然みぜんふせぐ「ドライブスタートコントロール(DSC)」、夜間やかんにハイビームを保持ほじしつつ、前方ぜんぽう車両しゃりょうたる部分ぶぶん自動じどう遮光しゃこうして良好りょうこう前方ぜんぽう視界しかい確保かくほする「アダプティブハイビームシステム(AHS)」がグレードにおうじて設定せっていされる一方いっぽうで、ハイブリッドしゃ全車ぜんしゃ衝突しょうとつ歩行ほこうしゃ頭部とうぶ衝撃しょうげき緩和かんわうながすポップアップフード(ボンネット)を標準ひょうじゅん装備そうびした。

今回こんかいのフルモデルチェンジをに、パーキングブレーキは「作動さどう」にくわえ、「解除かいじょ」も足踏あしぶしき変更へんこうされた。

発表はっぴょうかいではピンクのクラウンが登場とうじょうし、公式こうしきホームページのトップ写真しゃしんにも「※ボディカラーは、2013ねんまつ発売はつばい予定よていしている特別とくべつしょくです」と記載きさいされていた。ピンク色ぴんくいろのボディカラーは『ドラえもん』に登場とうじょうするひみつ道具どうぐの「どこでもドア」をモチーフとしている[28]

2012ねん12月25にち公式こうしき発表はっぴょうし、同日どうじつより販売はんばい開始かいし。ハイブリッドしゃは2013ねん1がつ下旬げじゅんより生産せいさん開始かいしされた。

同年どうねん7がつ26にちに、前述ぜんじゅつのピンクのクラウンにかんして、同年どうねん9がつ1にちから30にちまでの1かげつ限定げんてい注文ちゅうもん受付うけつけおこなうと発表はっぴょう[29]。そして、同年どうねん8がつ30にち特別とくべつ仕様しようしゃ「アスリートG"ReBORN PINK(リボーン ピンク)"」・「アスリートG i-Four"ReBORN PINK"」として公式こうしき発表はっぴょうされた。ハイブリッドしゃの「アスリートG」とガソリン・よんりん駆動くどうしゃの「アスリートG i-Four」をベースとしており、インテリアにおいてはほんかわシート表皮ひょうひ、ドアオーナメント、センターコンソール、フロントセンターアームレスト、シートベルト、インストルメントパネルアッパーに特別とくべつ設定せっていのホワイトを採用さいようし、ブラックの内装ないそうしょくとのわせによりより明快めいかいなコントラストをしたほか、演出えんしゅつテリー伊藤いとうがカラーコーディネートを手掛てがけ、メーター指針ししんとスイッチ(ハイブリッドしゃはパワースイッチ、ガソリンしゃはエンジンスタートスイッチ)にピンクを、ステアリングオーナメント・スマートキー/カードキー・HDDナビゲーションオープニング画面がめんかく王冠おうかんマークにはピンクさししょくを、ドアアームレスト・インストルメントパネルサイド・ステアリングホイールにはピンクステッチをそれぞれほどこすことで、上質じょうしつ特別とくべつかんがある室内しつない空間くうかんとした。なお、特別とくべつ設定せっていしょくのボディカラーは「モモタロウ(カラーコード:3T4)」[注釈ちゅうしゃく 25]という名称めいしょうがつけられた。生産せいさん同年どうねん12がつより開始かいし予定よていで、納車のうしゃ開始かいしのタイミングは仕様しよう地域ちいきによりことなる[30]

同年どうねん9がつ9にちに「クラウンマジェスタ」が6代目だいめにフルモデルチェンジされたが、これまでの派生はせい車種しゃしゅ位置いちづけからシリーズめい(「マジェスタシリーズ」)の位置いちづけにわったことで3構成こうせいとなった(6代目だいめ「マジェスタ」は「ロイヤル」をベースにホイールベースを延長えんちょうしたものである)。

同年どうねん10がつ2にちに、9がつまつ受注じゅちゅう受付うけつけ終了しゅうりょうした特別とくべつ仕様しようしゃ「ReBORN PINK」について、やく650だい受注じゅちゅうがあったことを発表はっぴょう。うち、やく9わり以上いじょうにあたるやく610だいがハイブリッドしゃの「アスリートG"ReBORN PINK"」であった[31]

2014ねん7がつ9にちトルセンLSDづけトランスファーしん開発かいはつのハイブリッドトランスミッションを採用さいようした、トヨタとしてははつとなるハイブリッドフルタイムよんりん駆動くどうしゃ設定せってい[32]。「ロイヤル」シリーズには「ロイヤル Four」・「ロイヤルサルーン Four」・「ロイヤルサルーンG Four」、「アスリート」シリーズには「アスリート Four」・「アスリートS Four」・「アスリートG Four」のかく3グレードが用意よういされる(なお、「マジェスタ」シリーズにも同日どうじつ「マジェスタ Four」が設定せっていされた)。あわせて、特別とくべつ仕様しようしゃ「Black Style」を発売はつばい。ハイブリッドしゃの「ロイヤルサルーン」・「ロイヤルサルーン Four」・「アスリートS」・「アスリートS Four」をベースに、「ロイヤルサルーン/ロイヤルサルーン Four」ではフロントグリルの格子こうし部分ぶぶんをブラックに、フレームなどのメッキ部分ぶぶんをスモークかざりにそれぞれ変更へんこうし、内装ないそうしょくをブラックに統一とういつすることで上質じょうしつさを表現ひょうげん一方いっぽう、「アスリートS/アスリートS Four」では、フロントグリルの格子こうし部分ぶぶんをピアノブラック塗装とそう変更へんこうし、ブラックスパッタリング工法こうほうぎん白色はくしょく金属きんぞくであるクロム原子げんし真空しんくうなか付着ふちゃくさせる工法こうほう塗装とそうほどこした18インチアルミホイールを特別とくべつ装備そうび。オプションで専用せんようほんかわシート(テラロッサ)を設定せっていした。また、「Black Style」全車ぜんしゃ共通きょうつう雨滴うてき感応かんおうしきオートワイパーや自動じどうぼうまぶしインナーミラーも特別とくべつ装備そうびした(オーディオレス選択せんたくのぞく)。

2015ねん1がつ7にち、2014ねん7がつ30にちから放映ほうえいされているテレビCMに登場とうじょうしている空色そらいろおよ若草わかくさしょくのクラウンについて、2015ねん4がつ1にちから1かげつあいだ期間きかん限定げんてい注文ちゅうもん受付うけつけおこなうことを発表はっぴょう[33]。そして、2015ねん3がつ25にち誕生たんじょう60周年しゅうねん記念きねん特別とくべつ仕様しようしゃ「アスリートS/アスリートS Four"空色そらいろedition"」・「アスリートS/アスリートS Four"若草わかくさしょくedition"」として公式こうしき発表はっぴょうした。ハイブリッドしゃの「アスリートS」・「アスリートS Four」をベースに、特別とくべつ仕様しようしゃ「Black Style」に採用さいようされているブラック塗装とそう格子こうし部分ぶぶん)とスモークメッキわくほどこしたフロントグリルやブラックスパッタリング工法こうほうにより塗装とそうほどこした専用せんよう18インチアルミホイールにくわえ、ボディカラーに「空色そらいろ(カラーコード:8V7)」[注釈ちゅうしゃく 26]・「若草わかくさしょく(カラーコード:6W5)」(正式せいしき名称めいしょうは「ルミナスグリーンマイカメタリック」)を特別とくべつしょくとして設定せっていしたほか、内装ないそうほんかわシート表皮ひょうひ&ドアトリム、インストルメントパネルアッパー、シートベルト、センターコンソール&オーディオカバー、フロントセンターアームレストをホワイトで統一とういつし、ステッチもボディカラーにわせて「空色そらいろまたは「若草わかくさしょく」のステッチをほどこした。装備そうびめんではドライバーサポートパッケージ(雨滴うてき感応かんおうしきオートワイパー・自動じどうぼうまぶしインナーミラー)とラゲージドアイージークローザーを装備そうびした。なお、生産せいさん開始かいし同年どうねん6がつ予定よていしており、「ReBORN PINK」のとき同様どうよう納車のうしゃ開始かいしのタイミングは仕様しよう地域ちいきによってことなる[34]。なお、だい56かい中日ちゅうにちクラウンズでは、「アスリートS"空色そらいろedition"」が優勝ゆうしょう副賞ふくしょう、「アスリートS"若草わかくさしょくedition"」が17ばんホールのホールインワンしょう賞品しょうひんとしてそれぞれ用意よういされた。

2015ねん8がつ、ここまでの新車しんしゃ登録とうろく台数だいすう累計るいけいが14まん9638だい[35]。2015ねん10がつ1にち、マイナーチェンジ[36]。「アスリート」シリーズはフロントグリルに立体りったいメッシュ形状けいじょう採用さいようするとともに、グリルわくてい重心じゅうしん強調きょうちょうするためフロントバンパー下端かたんまでばし、グリル両側りょうがわのバンパーはコーナーへのしと後方こうほうかう立体りったいてき造形ぞうけいとした。ヘッドランプは1とう光源こうげんでハイビームとロービームのえが可能かのうなBi-Beam LEDヘッドランプに変更へんこうし、デイライト機能きのうづけめん発光はっこうLEDクリアランスランプを追加ついか。リアランプはいちまわおおきなリング形状けいじょうとなり、内装ないそうにはメノウ積層せきそうがらかざりパネルを採用さいようした。「日本にっぽんまれ・日本にっぽんそだちの高級こうきゅうしゃ」を強調きょうちょうすべく、キャッチコピーは「CROWN JAPAN!」と変更へんこうし、「アスリートS」けいと「アスリートG」けいのパッケージオプションとして、「天空てんくうソラ(ピュアブルーメタリック)」・「胡桃くるみクルミ(ブラウンマイカメタリック)」・「茜色あかねいろアカネイロ(オレンジメタリック)」・「紺碧こんぺきアオ(ダークブルーマイカ[注釈ちゅうしゃく 27])」など、日本にっぽん伝統でんとうてき言葉ことばもとにした名称めいしょう採用さいようしたしんボディカラー12しょく用意よういし、熟練じゅくれんしゃによる塗装とそう部分ぶぶんてきほどこしていろ調整ちょうせいおこなったほか、インテリアカラーはしろくろ・こがねの3しょく新規しんき設定せっていした「ジャパンカラーセレクションパッケージ」を設定せってい。グレード体系たいけい一部いちぶわり、従来じゅうらいの2.5 Lガソリン・2WDしゃわり、ツインスクロールターボチャージャー採用さいようした2.0 Lちょく噴ターボエンジンの8AR-FTSがた搭載とうさいした「アスリート-T」・「アスリートS-T」・「アスリートG-T」を新設しんせつ燃費ねんぴ性能せいのうにもすぐれており、平成へいせい27年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん達成たっせいしている。「ロイヤル」シリーズはフロントバンパーにあつみをたせ、ロアグリルを一層いっそうひくくするとともに、中央ちゅうおうからりょうサイドにびてフォグランプをかこむようにクロームかざり配置はいちした。内装ないそうには立体りったいかんあるこまかい木目もくめ調ちょうをベースにした格子こうし調ちょうパネルを採用さいようし、内装ないそうしょくにブラックをしん設定せっていした。あわせて、「アスリート」シリーズ・「ロイヤル」シリーズ共通きょうつう構造こうぞうよう接着せっちゃくざい採用さいようやスポット溶接ようせつぞうしによるボディ接合せつごう剛性ごうせい強化きょうかおこない、ショックアブソーバーやブッシュなどのサスペンションのチューニング最適さいてきおこなったほか、760 MHzの専用せんよう周波数しゅうはすう活用かつようし、みちしゃあいだ通信つうしんシステム(DSSS)やくるましゃあいだ通信つうしんシステム(CVSS)で構成こうせいされるITS Connectを世界せかいはつ採用さいようしたほか[注釈ちゅうしゃく 28]、ブラインドスポットモニターやインテリジェントパーキングアシスト(イージーセット機能きのう駐車ちゅうしゃ空間くうかん認識にんしき機能きのう・ハンドルセレクト機能きのうづけ)も採用さいようした。

2016ねん8がつ29にち、トヨタてん創立そうりつ70周年しゅうねん記念きねん特別とくべつ仕様しようしゃ「J-FRONTIER」を発売はつばい[37]。「アスリートS-T」、「アスリートS」、「アスリートS Four」をベースに、フロントグリルとリアライセンスガーニッシュにサテンメッキ仕様しようほんかわき4ほんスポークステアリングホイールにブラックレイヤーウッド(本木もとき)をそれぞれ採用さいようするとともに、シート表皮ひょうひは「ウルトラスエード」とほんかわのコンビシートを採用さいよう内装ないそうしょく特別とくべつ設定せっていしょくの「モスグレー」を採用さいようした。あわせて、一部いちぶ改良かいりょうおこない、歩行ほこうしゃ検知けんち機能きのうづけ衝突しょうとつ回避かいひ支援しえんがたプリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロール、オートマチックハイビーム(ロイヤルサルーンGおよびアスリートG/G-Tはアダプティブハイビームシステム)、レーンディパーチャーアラートで構成こうせいされた衝突しょうとつ回避かいひ支援しえんパッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車ぜんしゃ標準ひょうじゅん装備そうびした。また、「ITS Connect」はこれまで設定せっていかった「ロイヤル」「アスリート」でも装備そうび可能かのうになり、「ロイヤルサルーン」および「アスリートS」に設定せっていされていたオーディオレス仕様しようほん変更へんこう廃止はいしされた。

2017ねん8がつ28にち特別とくべつ仕様しようしゃ「J-FRONTIER Limited」を発売はつばい[38]前年ぜんねん発売はつばいされた「J-FRONTIER」をリファインして設定せっていされるもので、フロントグリルを漆黒しっこくメッキに、特別とくべつ設定せってい内装ないそうしょくを「アイアンブラック」にそれぞれ変更へんこう。これにくわえ、フロントフォグランプベゼルをブラックに変更へんこうし、インパネ・ドアトリム・センターコンソール・シフトノブにブラックレイヤーウッド調ちょうかざりを、アクセルペダルとブレーキペダルにアルミペダルをそれぞれほどこし、アクセルペダル間違まちが衝突しょうとつ被害ひがい軽減けいげん寄与きよするインテリジェントクリアランスソナーを追加ついか。また、「アスリートS"J-FRONTIER Limited"」と「アスリートS Four"J-FRONTIER Limited"」はフロントの王冠おうかんエンブレム・Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機構きこうづけ)・リアライセンス・LEDリアコンビネーションガーニッシュをダークスモークメッキに、LEDリアコンビネーションランプのエクステンションサイドをブラックにそれぞれ変更へんこう。「アスリートS-T"J-FRONTIER Limited"」はリアバンパーロアスポイラーをブラックに変更へんこうし、ぜんせきシートヒーターを特別とくべつ装備そうびした。

2018ねん4がつ26にちをもってオーダーストップとなり、そのやく1かげつ生産せいさん終了しゅうりょう後述こうじゅつする15代目だいめへのフルモデルチェンジまでのあいだ在庫ざいこぶん販売はんばいとなった。なお、パトカー仕様しようについては2020ねんまつまで継続けいぞく生産せいさんされた[39]

15代目だいめ S22#かた(2018ねん - 2022ねん

トヨタ・クラウン(15代目だいめ
ARS220/AZSH2#/GWS224がた
2.0 RS Advance(2018ねん発売はつばいがた
2.5ハイブリッド S(2018ねん発売はつばいがた
2.5ハイブリッド S(2020ねん発売はつばいがた
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 2018ねん6がつ26にち - 2022ねん7がつ14にち
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき
プラットフォーム GA-Lプラットフォーム
パワートレイン
エンジン
モーター
  • 2.5 Lハイブリッド:
    1KMかた交流こうりゅう同期どうき電動でんどう
  • 3.5 Lハイブリッド:
    2NMかた交流こうりゅう同期どうき電動でんどう
最高さいこう出力しゅつりょく
  • 2.0 Lターボ
    180 kW (245 PS) / 5,200 - 5,800 rpm
  • 2.5 Lハイブリッド
    エンジン:
    135 kW (184 PS) / 6,000 rpm
    モーター:
    105 kW (143 PS)
    システム最高さいこう出力しゅつりょく
    166 kW (226 PS)
  • 3.5 Lハイブリッド
    エンジン:
    220 kW (299 PS) / 6,600 rpm
    モーター:
    132 kW (180 PS)
    システム最高さいこう出力しゅつりょく
    264 kW (359 PS)
最大さいだいトルク
  • 2.0 Lターボ
    350 N・m (35.7 kgf・m)/
    1,650 - 4,400 rpm
  • 2.5 Lハイブリッド
    エンジン:
    221 N・m (22.5 kgf・m)/
    3,800 - 5,400 rpm
    モーター:
    300 N・m(30.6 kgf・m)
  • 3.5 Lハイブリッド
    エンジン:
    356 N・m (36.3 kgf・m)/
    5,100 rpm
    モーター:
    300 N・m(30.6 kgf・m)
変速へんそく
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,920 mm
全長ぜんちょう 4,910 mm
全幅ぜんぷく 1,800 mm
ぜんこう
  • 1,455 mm(こう駆動くどう
  • 1,465 mm(よんりん駆動くどう
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,690 - 1,910 kg
その
ブレーキ
  • まえ:ベンチレーテッドディスク
  • :ベンチレーテッドディスク
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キャッチフレーズは「CROWN BEYOND」。14代目だいめクラウンのユーザーそうは50〜60だいがメインであったが、30〜40だい輸入ゆにゅうしゃこの比較的ひかくてきわかそうにもクラウンを訴求そきゅうするため、「TNGA」にもとづく「GA-Lプラットフォーム」を採用さいよう[40]。シャシーをニュルブルクリンクきたげて「はしる・がる・まる」といった車両しゃりょう性能せいのうおおきく進化しんかさせて、スタイリングとともにスポーティなセダンとしてのまれわりがはかられた。

また車載しゃさい通信つうしんDCM全車ぜんしゃ標準ひょうじゅん搭載とうさいし、「初代しょだいコネクティッドカー[注釈ちゅうしゃく 29]標榜ひょうぼうしている。

ボディカラーは、あたらしいお客様きゃくさまいてきてくれないという理由りゆうで、先代せんだい設定せっていされたピンクなどのいろ継続けいぞくされなかった[41]

エクステリア

ボディサイズは先代せんだい「クラウン アスリート」と比較ひかくして全長ぜんちょうは+15 mm、ぜんこうは2WDしゃが+5 mm(4WDしゃ変更へんこうし)とそれぞれわずかに拡大かくだい。また、ホイールベースは70 mm延長えんちょうされている。ただし、全幅ぜんぷく先代せんだいわらず「1,800 mm」にめており、日本にっぽん道路どうろ環境かんきょう配慮はいりょした姿勢しせいうかがえる。

エクステリアデザインでは、ロングノーズののち駆動くどうしゃらしいプロポーションと、クラウンでははつとなるシックスライトウインドウの採用さいようにより、ルーフからテールエンドにかけてのびやかで流麗りゅうれいファストバックふうのサイドシルエット実現じつげんしている。なお、Cピラーの王冠おうかんエンブレムは、ぜんグレードが9代目だいめ(1991ねん10がつ発売はつばい〜1993ねん8がつマイナーチェンジ実施じっしまえ以来いらい装着そうちゃくとなり、販売はんばいてん装着そうちゃくオプションとなる[注釈ちゅうしゃく 30]

メカニズム

パワートレインは3種類しゅるい先代せんだいから継続けいぞく搭載とうさいとなる直列ちょくれつ4気筒きとう2.0 Lターボ「8AR-FTS」がたは、先代せんだい+7 kW(+10 PS)の180 kW(245 PS)を発生はっせいする(最大さいだいトルクの数値すうち変更へんこうし)。トランスミッションは「8 Super ECT(スーパーインテリジェント8そくオートマチック)」を採用さいよう直列ちょくれつ4気筒きとう2.5 Lハイブリッドしゃは、先代せんだい搭載とうさいしていた「2AR-FSE」がたから10代目だいめカムリはつ搭載とうさいされた「A25A-FXSがた」にかわそう。クラウンへの搭載とうさいにあたって、エンジンたてきにともな各種かくしゅ変更へんこう実施じっししている。システム最高さいこう出力しゅつりょく先代せんだいで+4 kW(+6 PS)の166 kW(226 PS)に向上こうじょうするとともに、燃費ねんぴ改善かいぜんされている。3.5 Lしゃ先代せんだいの「2GR-FSE」がたわり、ハイブリッドシステムにゆうだんギアをわせた「マルチステージハイブリッドシステム」をTOYOTAブランドでははつ採用さいよう。「8GR-FXS」がた(エンジン)と「2NM」がた(モーター)双方そうほう出力しゅつりょく制御せいぎょし、低速ていそくから力強ちからづよ駆動くどうりょくすとともに、EV走行そうこう領域りょういき拡大かくだいすることで、はしりと燃費ねんぴ性能せいのう両立りょうりつしている。また、トランスミッションは「マルチステージハイブリッドトランスミッション」と呼称こしょうする電気でんきしきだん変速へんそく搭載とうさいし、10だん変速へんそく制御せいぎょ実現じつげんしている。なお、システム最高さいこう出力しゅつりょくは264 kW(359 PS)を発生はっせい。また、2.5 L / 3.5 Lハイブリッドしゃは「平成へいせい30ねん基準きじゅん排出はいしゅつガス75 %低減ていげんレベル(☆☆☆☆☆)」認定にんてい取得しゅとくしている。

サスペンションは、初代しょだいから14代目だいめモデルまで継承けいしょうされたダブルウィッシュボーンしきのフロントサスペンションをあらため、前後ぜんごともにマルチリンクしき採用さいようした。また、ステアリング剛性ごうせい最適さいてき、アルミダイキャストせいのフロントサスタワーの採用さいよう構造こうぞうよう接着せっちゃくざい塗布とふりょう大幅おおはば増加ぞうかするひとしのボディのこう剛性ごうせいで、ハンドリングと心地ごこち向上こうじょうをはかっている。

安全あんぜんせい

先代せんだい(14代目だいめ)において、2016ねん8がつ一部いちぶ改良かいりょう実施じっしはつ採用さいようされた予防よぼう安全あんぜんパッケージ「Toyota Safety Sense P」は、だい2世代せだいがたの「Toyota Safety Sense」に発展はってんプリクラッシュセーフティ夜間やかん歩行ほこうしゃ昼間ひるま自転車じてんしゃ運転うんてんしゃ検知けんち機能きのう追加ついか。さらに、レーダークルーズコントロール使用しように、どういち車線しゃせんない中央ちゅうおう走行そうこうできるよう操舵そうだ支援しえんするレーントレーシングアシスト(LTA)、カメラで認識にんしきした道路どうろ標識ひょうしきをディスプレイに表示ひょうじすることで道路どうろ標識ひょうしき見落みおとしをらし、安全あんぜん運転うんてんうながすロードサインアシスト(RSA)が追加ついかされた。

グレード構成こうせい

「ロイヤルサルーン」を設定せっていした5代目だいめからながらく使用しようされてきた「ロイヤル」、8代目だいめいち登場とうじょうし、11代目だいめから継続けいぞく設定せっていされてきた「アスリート」、派生はせい車種しゃしゅとして登場とうじょうし、クラウンのトップエンドとしての位置いちづけであった「マジェスタ」が廃止はいしされ、「ロイヤル」、「マジェスタ」にわる標準ひょうじゅん仕様しよう「B」・「S」・「G」・「G-Executive」)、および「アスリート」にわる「RS仕様しよう「RS-B」・「RS」・「RS Advance」)に整理せいりされた。このうち、「B」と「RS-B」は2.0 Lターボしゃ専用せんようグレード、「G-Executive」はハイブリッドしゃ(2WDしゃは3.5 Lのみの設定せってい専用せんようグレードとなる。「S」には「C package」が設定せっていされているほか、「S(C packageをふくむ)」・「RS」・「RS Advance」・「G」・「G-Executive」には4WDも設定せっていされており、14代目だいめ同様どうよう、グレードめいに「Four」が付記ふきされている(ハイブリッドしゃのみ)。

RS仕様しようには、専用せんよう装備そうびとして、5ほんスポーク18インチアルミホイール&タイヤを標準ひょうじゅん装備そうびしたほか、専用せんようフロントスタビライザーによりロール剛性ごうせい向上こうじょう。また、リニアソレノイドしき「AVS」[42]、リヤスポイラーを採用さいよう。さらに、2.0 Lターボしゃにはリヤパフォーマンスダンパーとリヤフロアブレースを追加ついかし、すぐれた操舵そうだ応答おうとうせいや、れた路面ろめんでの振動しんどうかん低減ていげん実現じつげんした。

年表ねんぴょう

2017ねん10がつ4にち
だい45かい東京とうきょうモーターショー2017に、「CROWN Concept」を出展しゅってんすることを発表はっぴょう[43]
市販しはんモデルは、2018ねんなつごろ発売はつばい予定よていしていると公表こうひょうした。
2018ねん6がつ26にち
フルモデルチェンジ[44]
ボディカラーは、先代せんだい継承けいしょうし「標準ひょうじゅんしょく」と「ジャパンカラーセレクションパッケージ」の2タイプで構成こうせいされる。標準ひょうじゅんしょくは、先代せんだいから継続けいぞく設定せっていされる「ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)」、「シルバーメタリック」、「プレシャスシルバー(メーカーオプション)」、「ブラック」、「プレシャスブラックパール(メーカーオプション)[注釈ちゅうしゃく 31]」、「ダークブルーマイカ[注釈ちゅうしゃく 32]」にくわえ、新規しんき開発かいはつしょくの「プレシャスガレナ(メーカーオプション)」を設定せっていぜん7しょく。また、「ジャパンカラーセレクションパッケージ」は、「時間じかんときうつわりをあらわ日本にっぽんいろ」をテーマとした、情緒じょうちょゆたかなボディカラーとインテリアカラーを完全かんぜん受注じゅちゅう生産せいさん用意よういするメーカーパッケージオプションである。ボディカラーは、先代せんだいから継続けいぞく設定せっていとなる「べにクレナイ(リッチレッドクリスタルシャインガラスフレーク)」、「茜色あかねいろアカネイロ(オレンジメタリック)」、「翡翠かわせみヒスイ(アルミナジェイドメタリック)」、「天空てんくうソラ(ピュアブルーメタリック)」にくわえ、しん設定せっていの、「よるかすみヨガスミ(ボルドーマイカメタリック)」、「碧瑠璃へきるりヘキルリ(ダークブルーマイカメタリック)」の2しょくくわえたぜん6しょく設定せってい(ただし、設定せっていしょく先代せんだいの12しょくから半減はんげん)。
2019ねん7がつ8にち
特別とくべつ仕様しようしゃ「S"Elegance Style"」、「S Four"Elegance Style"」を発売はつばい[45]
「S(2.0 Lターボしゃおよび2.5 Lハイブリッド2WDしゃ)」、「S Four(2.5 Lハイブリッド4WDしゃ)」をベースに、外観がいかんはハイパークロームメタリック塗装とそうの18インチノイズリダクションアルミホイール&センターオーナメントとメッキかざりほどこされたアウトサイドドアハンドルを装備そうび内装ないそう内装ないそうしょくで「ブラック」また通常つうじょうは「ジャパンカラーセレクションパッケージ」での設定せっていとなる「こがね(キャメルけいしょく注文ちゅうもん指定してい必要ひつよう)」の2しょく設定せっていされ、シートにはTBカワシマせいのスエード調ちょう素材そざい「ブランノーブ」と合成ごうせい皮革ひかくわせを採用さいよう。ドアトリム・インストルメントパネル・センターコンソールのサイドにはセーレンせいのスエード調ちょう素材そざい「グランリュクス」が採用さいようされたほか、センターコンソールパネルには新規しんき設定せっていとなる「黒木くろきけやき調ちょう)」が採用さいようされた。さらに、ブラインドスポットモニターやリアクロストラフィックオートブレーキ(パーキングサポートブレーキ)など「C Package」相当そうとう装備そうびひん装備そうびされた(ただし、「C Package」相当そうとう装備そうびふくまれているカラーヘッドアップディスプレイと「ナノイー」は装備そうびとなる)。
2019ねん10がつ2にち
特別とくべつ仕様しようしゃ「S"Sport Style"」、「S Four"Sport Style"」を発売はつばい[46]
「S(2.0 Lターボしゃおよび2.5 Lハイブリッド2WDしゃ)」、「S Four(2.5 Lハイブリッド4WDしゃ)」をベースに、外観がいかんはブラックスパッタリング塗装とそうの18インチノイズリダクションアルミホイールを特別とくべつ装備そうびするとともに、Bi-Beam LEDヘッドランプとLEDリアコンビネーションランプにスモーク塗装とそうを、フロントグリルモール・フロントフォグランプリング・リアライセンスガーニッシュにスモークメッキがそれぞれほどこされた。内装ないそう内装ないそうしょくの「ブラック」にアクセントにあかはいしたデザインとし、シートにはファブリックと合成ごうせい皮革ひかくわせが、ドアトリムに合成ごうせい皮革ひかくがそれぞれ採用さいようするとともに、ドアトリム・インストルメントパネル・コンソールサイド・コンソールリッドにレッドステッチがほどこされ、専用せんようスマートキーもレッドしょくとなる。また、「レザーシートパッケージ」がメーカーオプション設定せっていされており、設定せっていした場合ばあいほんかわシートもレッドステッチづけ仕様しよう装備そうびされる。そのほか、ブラインドスポットモニターやリアクロストラフィックオートブレーキ(パーキングサポートブレーキ[後方こうほう接近せっきん車両しゃりょう])などがセットされた「C Package」相当そうとう装備そうびされた(ただし、同年どうねん7がつ発売はつばいの「Elegance Style」同様どうよう、「C Package」相当そうとう装備そうびふくまれているカラーヘッドアップディスプレイと「ナノイー」は装備そうびとなる)。
2020ねん4がつ27にち
一部いちぶ改良かいりょうならびに特別とくべつ仕様しようしゃ発売はつばい[47]
一部いちぶ改良かいりょうでは、T-Connect SDナビゲーションシステムにSmartDeviceLink・Apple CarPlayAndroid Auto対応たいおうのスマートフォン連携れんけい機能きのう追加ついか。また、「G-Executive」・「G-Executive Four」をのぞくグレードのドアトリムとインストルメントパネルのかざり合成ごうせい皮革ひかく採用さいようされ、「RS」・「RS Four」は装備そうび内容ないよう厳選げんせんされた。さらに、「RS」けいグレードのウィンドウフレームにメッキを追加ついかした。
特別とくべつ仕様しようしゃは「RS/RS Four"Limited"(以下いか、Limited)」、「S/S Four"Elegance Style II"(以下いか、Elegance Style II)」、「S/S Four"Sport Style"(以下いか、Sport Style)」の3モデルが設定せっていされる。
「Limited」は発売はつばい65周年しゅうねん記念きねんしゃで、「RS(2.0 Lターボしゃおよび2.5 Lハイブリッド2WDしゃ)」、「RS Four(2.5 Lハイブリッド4WDしゃ)」をベースに、ブラックスパッタリング塗装とそうの18インチアルミホイールやファブリックと合成ごうせい皮革ひかくわせた専用せんようシートを採用さいようするとともに、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックオートブレーキ、助手じょしゅせき肩口かたぐちパワーシートスイッチ(シートスライド&リクライニング)などをセットにした「C Package」相当そうとう装備そうびされた。
「Elegance Style II」は2019ねん7がつ発売はつばいされた「Elegance Style」を発売はつばい65周年しゅうねん記念きねんしゃとしてバージョンアップされた仕様しようで、変更へんこうてんとして内装ないそうしょくがブラック、こがねにくわえてライトグレーが追加ついかされ3しょくとなった(ライトグレーはこがね同様どうよう注文ちゅうもん指定してい必要ひつよう)。
「Sport Style」は一部いちぶ改良かいりょうけてあらためて設定せっていされたモデルで、特別とくべつ装備そうび内容ないようは2019ねん10がつ発売はつばいから変更へんこうはない。
なお、2.5LハイブリッドしゃはフロントフェンダーのHYBRIDエンブレムが廃止はいしされた。
2020ねん5がつ1にち
東京とうきょうのぞすべての地域ちいきでのぜん車種しゃしゅ併売へいばいともない、トヨペットてんトヨタ西東京カロとよたにしとうきょうかろのぞカローラてん、ネッツトヨタ多摩たま・ネッツトヨタ東都とうとのぞネッツてんでの販売はんばい開始かいし。なお、以前いぜん取扱とりあつかいがあった大阪おおさかトヨペットでは、大阪おおさかトヨタあつかいを移行いこうして以来いらいやく13ねん9ヶ月かげつぶりのあつか再開さいかいとなった。
2020ねん11月2にち
一部いちぶ改良かいりょうされた[48]
ほんかわシートを「G」・「RS Advance」(かくグレードの"Four"をふくむ)にも拡大かくだい設定せっていされ、「RS Advance」はスパッタリング塗装とそうほどこされた18インチアルミホイールに変更へんこう標準ひょうじゅん装備そうびのT-Connect SDナビゲーションシステムはディスプレイサイズを12.3インチワイド(トヨタマルチオペレーションタッチ)に大型おおがた。ボディカラーはメーカーオプションしょくえとなり、「ホワイトパールクリスタルシャイン」、「プレシャスシルバー」、「プレシャスガレナ」を廃止はいしするわりに、新規しんき開発かいはつしょくの「プレシャスホワイトパール」や「プレシャスメタル」、既存きそん車種しゃしゅ採用さいようされている「エモーショナルレッドII」の3しょくあらたに設定せっていされた。また、「ジャパンカラーセレクションパッケージ」も廃止はいし
すんで採用さいようの「Toyota Safety Sense」は機能きのう向上こうじょうされ、体調たいちょう急変きゅうへんなどでドライバーの操作そうさ状態じょうたい継続けいぞくしている場合ばあい徐々じょじょ車両しゃりょう減速げんそくさせて車線しゃせんない停車ていしゃすることで早期そうき救急きゅうきゅう救命きゅうめいをサポートする「ドライバー異常いじょう対応たいおうシステム」とレーダークルーズコントロール(ぜん車速しゃそく追従ついしょう機能きのうづけ)の追加ついか機能きのうとしてAI技術ぎじゅつによって前方ぜんぽうカーブのおおきさを推定すいていしてステアリングのはじめで速度そくど抑制よくせい開始かいしするカーブ速度そくど抑制よくせい機能きのうをトヨタしゃはつ採用さいようしたほか、「プリクラッシュセーフティ」は検知けんち対応たいおう交差点こうさてん右折うせつ対向たいこう直進ちょくしんしゃならびにみぎ左折させつ対抗たいこう方向ほうこうから横断おうだんしてきた歩行ほこうしゃにもひろげ、低速ていそくくるま直前ちょくぜん歩行ほこうしゃ自転車じてんしゃ運転うんてんしゃ車両しゃりょう検知けんちして加速かそく抑制よくせいする「低速ていそく加速かそく抑制よくせい機能きのう」と緊急きんきゅうのドライバー回避かいひ操舵そうだをきっかけに操舵そうだをアシストする「緊急きんきゅう操舵そうだ回避かいひ支援しえん機能きのう」を追加ついかしたほか、障害しょうがいぶつ有無うむ関係かんけいなくアクセルの間違まちがいを検知けんちすると加速かそく抑制よくせいする「プラスサポート」を販売はんばいてん装着そうちゃくオプションとして設定せっていされた。
なお、今回こんかい一部いちぶ改良かいりょうによりグレード体系たいけい整理せいりされ、2.0L ターボしゃを「RS」と「RS Advance」の2グレードのみに集約しゅうやくされ、従来じゅうらいは2.0L ターボしゃ専用せんようグレードだった「B」と「RS-B」が2.5L ハイブリッドしゃとなり、同時どうじに4WDの「B Four」、「RS-B Four」を新設しんせつ。「S」は3.5L ハイブリッドしゃや「C Package」が廃止はいしされた。
2021ねん6がつ30にち
特別とくべつ仕様しようしゃ「RS/RS Four"Limited II"(以下いか、Limited II)」、「S/S Four"Elegance Style III"(以下いか、Elegance Style III)」が発売はつばいされた[49]
2020ねん4がつ発売はつばいされた「Limited」・「Elegance Style II」をバージョンアップした仕様しようで、「Limted II」は「Limted」からの変更へんこうてんとして、18インチアルミホイールをマットブラック塗装とそうえ、LEDしきのフロントランプにスモーク塗装とそうエクステンションが追加ついかされ、フロントフォグランプリングとフロントメッキモールに漆黒しっこくメッキを、リアのラゲージガーニッシュにスモークメッキをそれぞれ採用さいよう。シートは表皮ひょうひほんかわとなり、ぜんせきにシートベンチレーションが追加ついかされた。「Elegance Style III」は「Elegance Style II」からの変更へんこうてんとして、フロントグリルがダークグレーに、シート表皮ひょうひ(ブランノーブ+合成ごうせい皮革ひかく)やドアトリム&センターコンソールサイドがコハク(コハクステッチづけ)となった。
また、「Limited II」・「Elegance Style III」共通きょうつう装備そうびとして、イージークローザーはベースグレードに装備そうびされているラゲージドアにくわえてフロントドアとリアドアに特別とくべつ装備そうびしてぜんドアにグレードアップされ、スマートキーに専用せんようかざり(「Limited II」にはガンメタリックカラー/金属きんぞくかざり、「Elegance Style III」はシャインゴールドカラー/金属きんぞくかざり)がほどこされる。また、「Elegance Style II」でははぶかれていた「ナノイー」はOHラジカルりょうを10ばいやした「ナノイーX」としてベースグレードにじゅんじて標準ひょうじゅん装備そうびとなった。

16代目だいめ S30がた(2022ねん - )

トヨタ・クラウン(16代目だいめ
AZSH35/TZSH35がた(クロスオーバー)
AZSH36W・37Wがた(スポーツ)
AZSH32/KZSM30がた(セダン)
CROSSOVER RS"Advanced"
SPORT Z
SEDAN FCEV Z
概要がいよう
販売はんばい期間きかん クロスオーバー
2022ねん9がつ1にち -
発表はっぴょう:2022ねん7がつ15にち
スポーツ
2023ねん11月 -
発表はっぴょう:2023ねん10がつ6にち
セダン
2023ねん11月13にち予定よてい)-
発表はっぴょう:2023ねん11月2にち
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう(セダン)
電気でんきしきよんりん駆動くどう(クロスオーバー/スポーツ)
プラットフォーム GA-Kプラットフォーム(クロスオーバー/スポーツ)
GA-Lプラットフォーム(セダン)
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,850 mm(クロスオーバー/エステート)
2,770 mm(スポーツ)
3,000 mm(セダン)
全長ぜんちょう 4,930 mm(クロスオーバー/エステート)
4,720 mm(スポーツ)
5,030 mm(セダン)
全幅ぜんぷく 1,840 mm(クロスオーバー)
1,880 mm(スポーツ/エステート)
1,890 mm(セダン)
ぜんこう 1,540 mm(クロスオーバー)
1,565 mm(スポーツ)
1,475 mm(セダン)
1,620 mm(エステート)
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,750 - 1,920 kg(クロスオーバー)
1,810 kg(スポーツ)
2,000 - 2,020 kg(セダン)
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ボディタイプにより車両しゃりょう型式けいしきことなり、クロスオーバーは搭載とうさいエンジンによりTZSH35がたまたはAZSH35がた、スポーツはAZSH36Wがた、セダンはパワートレインによりAZSH32がた(HEV)またはKZSM30がた(FCEV)となる。

2022ねん7がつ6にち
同年どうねん7がつ15にちに16代目だいめモデルを世界せかいはつ公開こうかいするとともに、オンライン配信はいしんによるワールドプレミアをおこなうことを発表はっぴょうし、特設とくせつサイトが開設かいせつされた[50]
2022ねん7がつ15にち
16代目だいめへのフルモデルチェンジを正式せいしき発表はっぴょう[51]。キャッチフレーズは「DISCOVER YOUR CROWN.」。ほんモデルからは日本にっぽんだけでなく海外かいがいでもはじめてグローバル販売はんばいされる予定よてい
セダンくわえ、ハッチバックモデルのスポーツ、セダンとSUVを融合ゆうごうさせたクーペライクシルエットを特徴とくちょうとするクロスオーバー、そして、SUVモデルとしてやく15ねんぶりの名称めいしょう復活ふっかつたすエステート[注釈ちゅうしゃく 33]の4つのバリエーションへ刷新さっしんされ、先陣せんじんかたちでクロスオーバーが同年どうねんあきから発売はつばいされる(発売はつばい当初とうしょは「CROSSOVER RS"Advanced"」、「CROSSOVER G"Advanced・Leather Package"」、「CROSSOVER G"Advanced"」の3つのみとなり、それ以外いがいは2023ねん1がつ生産せいさん開始かいし)。
また、同日どうじつにアメリカでも1972ねん以来いらいとなるクラウン導入どうにゅう発表はっぴょうされた[52]。アメリカ仕様しよう日本にっぽん仕様しよう同様どうよう2種類しゅるいのハイブリッドシステムが導入どうにゅうされ、グレードは「XLE」「Limited」「Platinum」の3グレードとなる。日本にっぽん仕様しようとのおおきなちがいとして、日本にっぽん仕様しようはフロント・アルミホイールのセンターキャップ・ステアリングに王冠おうかんロゴがはいされているが、アメリカ仕様しようではトヨタエンブレムとなる。
2022ねん11月4にち
2022-2023日本にっぽんカーオブザイヤー10ベストカーに選出せんしゅつされた[53]
2022ねん11月15にち
いち汽トヨタがクラウンスポーツクロスを中国ちゅうごく発表はっぴょう[54]中身なかみ日本にっぽん販売はんばいされるクロスオーバーとおなじである。中国ちゅうごくに12ヶ所かしょ設置せっちされる専用せんようディーラーで販売はんばいされる。
2022ねん12月30にち
広州こうしゅう国際こくさいモーターショーいち汽トヨタがクラウンセダンが復活ふっかつすると発表はっぴょうした[55]
2023ねん4がつ12にち
セダン・スポーツ・エステートにかんする追加ついか情報じょうほう発表はっぴょうされた[56]。3タイプともパワートレインにはハイブリッド(HEV)が設定せっていされ、それとはべつにスポーツとエステートにはプラグインハイブリッド(PHEV)、セダンには燃料ねんりょう電池でんち(FCEV)設定せっていされる。このとき発売はつばい予定よてい時期じきはスポーツのHEVモデルとセダンが2023ねんあきごろ、スポーツのPHEVモデルが同年どうねんふゆごろ、エステートが2024ねんであった。
2023ねん10がつ6にち
同日どうじつにスポーツのHEVモデルが正式せいしき発表はっぴょうされ、注文ちゅうもん受付うけつけ開始かいしされた(12月19にち発売はつばい[57]
あわせて、のモデルの発売はつばい予定よてい時期じきあらためられ、セダンはスポーツのHEVモデルとおなじ11がつごろ、スポーツのPHEVモデルが2023ねん12がつごろ、エステートは2023年度ねんどないとなった。
2023ねん11月2にち
同日どうじつにセダンが正式せいしき発表はっぴょうされ、HEVモデル・FCEVモデルととも注文ちゅうもん受付うけつけ開始かいしされた(11月13にち発売はつばい[58]
2023ねん11月15にち
トヨタ米国べいこく法人ほうじんがエステートを「クラウン シグニア」に名称めいしょうあらた発表はっぴょうした。[59]

くるまめい由来ゆらい

CROWN(クラウン)は、英語えいごかんむり王冠おうかん意味いみ[注釈ちゅうしゃく 34]

モータースポーツ

富士ふじ24あいだ参戦さんせんするクラウン(2022ねん

初代しょだいは1957ねんにオーストラリア一周いっしゅうラリーに参加さんか。これがトヨタ史上しじょうはつのモータースポーツ参戦さんせんとされている。また2代目だいめだいいちかい日本にっぽんグランプリにも参戦さんせんし、クラス優勝ゆうしょう実績じっせきのこしている[60]

しかしほかにも国産こくさん乗用車じょうようしゃおお登場とうじょうはじめると、コンフォートせい重視じゅうし設計せっけいながくておもいクラウンのパッケージングは敬遠けいえんされるようになり、トップカテゴリはおろかアマチュアでもられなくなっていった。

ハイパワーエンジン+FRセダンというパッケージングが稀少きしょうになった2020ねん同一どういつのパッケージングで看板かんばん車種しゃしゅだったマークXうしなった、埼玉さいたまトヨペットのレーシングチーム『埼玉さいたまトヨペット Green Brave』はその代替だいたい車種しゃしゅとしてクラウンRSを選択せんたく。2020ねんスーパー耐久たいきゅう開幕かいまくせん富士ふじ24あいだレースでST-3クラスにはつ登場とうじょうさせ、デビューウィンをげている[61]初代しょだいはつ参戦さんせんはつクラス優勝ゆうしょうから、じつに57ねんぶりの出来事できごとであった。

取扱とりあつかいディーラー

2020ねん4がつ30にち以前いぜん原則げんそくてきトヨタてんのみであつかっていた[注釈ちゅうしゃく 35]ものの、東京とうきょうでは以前いぜん東京とうきょうトヨタ東京とうきょうトヨペット併売へいばいであったが(個人こじんタクシー用途ようと東京とうきょうトヨペットのみ取扱とりあつかい[62]、2019ねん4がつ1にちより販売はんばいチャネル制度せいど廃止はいししており、すべての販売はんばいてん(トヨタ直営ちょくえいディーラーを統合とうごうしたトヨタモビリティ東京とうきょうトヨタ西東京カロとよたにしとうきょうかろネッツトヨタ多摩たまげんトヨタS&D西東京にしとうきょう)およびネッツトヨタ東都とうと)であつかっていた。大阪おおさか大阪おおさかトヨペットのみであつかっていたが、名称めいしょう変更へんこうで2006ねん8がつ8にちをもって大阪おおさかトヨタ販売はんばいになった。

2023ねん10がつ6にちの「SPORT」発表はっぴょう同時どうじにクラウンぜんモデルの展示てんじ拠点きょてんとなる旗艦きかんてん「THE CROWN」を横浜よこはま福岡ふくおか開業かいぎょう運営うんえいはそれぞれの地域ちいきディーラーがおこな[注釈ちゅうしゃく 36]愛知あいちは2024ねん2がつ23にち開業かいぎょう千葉ちば東京とうきょうでも23年度ねんどちゅう開業かいぎょう予定よていで、「THE CROWN」でのみ購入こうにゅう可能かのう特別とくべつ仕様しようしゃ用意よういされる。そのだいいちだんとしてCROSSOVER RS"Advanced"をベースにボディカラーをマットメタルにして特別とくべつ装備そうび追加ついかした「CROSSOVER RS“Advanced・THE LIMITED-MATTE METAL”」が2023ねん12月11にち発表はっぴょう発売はつばいされた[63]

脚注きゃくちゅう

注釈ちゅうしゃく

  1. ^ 発売はつばいされた1955ねんから道路どうろ交通こうつう取締とりしまりほう施行しこうされていた1960ねん12月19にちまでは小型こがた自動じどうよんりんしゃ免許めんきょ教習きょうしゅうしゃ、1960ねん12月20にち道路どうろ交通こうつうほう施行しこう以後いご普通ふつう自動車じどうしゃ免許めんきょ教習きょうしゅうしゃとして導入どうにゅうされていた。
  2. ^ 初代しょだいから3代目だいめまでのクラウンをベースとした特装車とくそうしゃで、くるまめいは「トヨタ」 、商品しょうひんめいは「トヨタ救急きゅうきゅうしゃ」である。これ以降いこうハイエースをベースとした2ベッドのトヨタ救急きゅうきゅうしゃハイメディック代替だいたいされている。
  3. ^ ごく初期しょき輸出ゆしゅつされたクラウン。記事きじ:トヨタ博物館はくぶつかん 大衆たいしゅうのための技術ぎじゅつ開発かいはつページ
  4. ^ この当時とうじ、2.0 LクラスでSOHCちょく6エンジンをラインナップしていた車種しゃしゅは、きらびやかな外観がいかん高性能こうせいのうをセールスポイントとしていたプリンス・グロリアのみで(1963ねん6がつ追加ついか)、三菱みつびし・デボネア(1964ねん7がつ発表はっぴょう)はOHVであり(SOHC1970ねん9がつ)、同年どうねん10がつにモデルチェンジされた日産にっさん・セドリックも、2代目だいめにしてようやく2.0 Lのちょく6エンジンをている。
  5. ^ 日本にっぽん国内こくないでは、バンとピックアップはマスターラインくるまめいもちいる。
  6. ^ 以前いぜんは、救急きゅうきゅうしゃ消防車しょうぼうしゃとまぎらわしいという理由りゆうで、国産こくさん新車しんしゃ車体しゃたいしょくしろあか使つかわれていなかった。
  7. ^ これ以前いぜんの2.0 Lクラスの2ドアクーペまたはハードトップのれいは、ハンドメイドの少量しょうりょう生産せいさんしゃプリンス・スカイラインスポーツがある。
  8. ^ バンをベースにハイルーフした救急きゅうきゅうしゃ仕様しよう
  9. ^ ピックアップをベースにハイルーフボディをそうした救急きゅうきゅうしゃ仕様しよう。エンジンは直列ちょくれつ6気筒きとう3900ccのFがた搭載とうさい
  10. ^ 前年ぜんねん1970ねん)に登場とうじょうした初代しょだいセリカでは、どう形状けいじょうのカラードパンパ―がオプションで設定せっていされていた。カラードバンパーが一般いっぱんてきになるのは1980年代ねんだい以降いこうとなる
  11. ^ ギアがニュートラルにある状態じょうたい自動的じどうてきにエンジンが停止ていしし、クラッチペダルをむとふたたびエンジンがかかる仕組しくみである。ただし、①停車ていしゃはすが2以上いじょうであるとき、②みぎのターンシグナル(ウインカー)が作動さどうちゅうであるとき、③冷却れいきゃく水温すいおんが100℃以上いじょうのとき、④運転うんてんせきドアがひらいているとき、またヘッドライト点灯てんとうちゅうおよびタウンスイッチ(エアコンのアイドルアップ機構きこう)、熱線ねっせんリアウインドウ作動さどう作動さどうしない。
  12. ^ 1974ねんがた法人ほうじん需要じゅようかんがみたセダンのみの設定せっていで、2ドアハードトップ、4ドアピラードハードトップには1976ねんがたから設定せっていとなる
  13. ^ 1981ねん登場とうじょうしたソアラが、クラウン2ドアハードトップのポジションを実質じっしつてきぐかたちとなる。
  14. ^ 大型おおがた自動車じどうしゃでは、1955ねん昭和しょうわ30ねん)に発表はっぴょうされた民生みんせいデイゼル工業こうぎょうげんUDトラックス)のユニフロー掃気ディーゼルエンジン(UDがたエンジン)がある。
  15. ^ ジャイロスコープによる自立じりつ航法こうほう利用りようした地図ちず表示ひょうじ機能きのうふく集中しゅうちゅう制御せいぎょ装置そうちのこと。
  16. ^ スーパーセレクトをベースにスーパーチャージャーを搭載とうさいしロイヤルサルーンみにしたもの。
  17. ^ 2.0 Lけい唯一ゆいいつのワイドボディグレード。どう時期じき税制ぜいせいあらためられ、税額ぜいがくがナンバー区分くぶんではなく排気はいきりょう決定けっていされるようになったため。
  18. ^ ステアリングホイールは1991ねんがたスタンダードよう装着そうちゃくされており、本来ほんらいBタイプには存在そんざいしないわせである。
  19. ^ ロイヤルサルーン/ロイヤルツーリング/セダンのロイヤルサルーンG。4ドアハードトップのロイヤルサルーンGは初期しょきがた同様どうようスペースビジョンメーター
  20. ^ その3ナンバー仕様しようしゃは170けい(11代目だいめ)クラウンロイヤルに統合とうごうされ、5ナンバー仕様しようしゃはクラウンコンフォートベースのXS/BS10けい(クラウンセダンとしては6代目だいめ)にがれた。
  21. ^ ロイヤルサルーンG相当そうとうの「Uパッケージ」、ロイヤルエクストラ相当そうとうの「Sパッケージ」も設定せっていされた。
  22. ^ よんりん駆動くどうしゃ従来じゅうらいからの5そくATを継続けいぞく
  23. ^ 「オート上海しゃんはい出展しゅってんでは、フロントエンブレムは王冠おうかんでなくトヨタのCIが使つかわれていたが、量産りょうさんには日本にっぽん仕様しよう同様どうよう王冠おうかんのマークが使つかわれた。
  24. ^ 東京とうきょう個人こじんタクシー協同きょうどう組合くみあい車両しゃりょう規則きそくでは、プライバシーガラスの装備そうび厳禁げんきんとされている。
  25. ^ 正式せいしき名称めいしょうは「ピンクサファイア」。
  26. ^ 正式せいしき名称めいしょうは「クールソーダメタリック」で、アクア設定せっていされているものとどう一色いっしょく
  27. ^ カラーコード:8X8。「ロイヤル」に設定せってい同名どうめいしょく(カラーコード:8S6)とはことなる。
  28. ^ アドバンストパッケージの追加ついかオプションになるため、どうパッケージを選択せんたくできないアスリート・ロイヤルおよびアスリートS・ロイヤルサルーンでオーディオレスにした場合ばあい装備そうびできない。
  29. ^ 同日どうじつ発売はつばいカローラスポーツ同時どうじ
  30. ^ 商品しょうひんめい:ピラーエンブレム
  31. ^ 先代せんだいは「アスリート」に設定せってい
  32. ^ 先代せんだいは「ロイヤル」に設定せってい
  33. ^ 1999ねん12月から2007ねん6がつまで、ステーションワゴンの「クラウンエステート」のくるまめい販売はんばいされていた
  34. ^ なおcrownラテン語らてんごcorona由来ゆらいする。てんじてコロナ(太陽たいようかんむり由来ゆらいするくるまめいコロナである。
  35. ^ 本来ほんらいならばトヨタのハイブリッド専用せんようモデルはすべてのトヨタの販売はんばいてん販売はんばいされる方針ほうしんではあるが、どういちセグメントにおいて前述ぜんじゅつのカムリやハイブリッドしゃ設定せっていがないマークXとの競合きょうごうけるため、あえて投入とうにゅうされていないという見方みかたもある。
  36. ^ 横浜よこはま都筑つづきウエインズトヨタ神奈川かながわ福岡ふくおか天神てんじん福岡ふくおかトヨタ愛知あいち高辻たかつじ愛知あいちトヨタWEST運営うんえい

出典しゅってん

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  11. ^ 位置付いちづけになった。
  12. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊しゅうかん日本にっぽん名車めいしゃだい63ごう5ページより。
  13. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊しゅうかん日本にっぽん名車めいしゃだい74ごう5ページより。
  14. ^ 後年こうねん16代目だいめモデルの広告こうこくでは、このキャッチフレーズをもじった「いつかはクラウン?」というメッセージが使つかわれている。
  15. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊しゅうかん日本にっぽん名車めいしゃだい32ごう5ページより。
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