トヨタ・プリウス

プリウス（PRIUS）は、トヨタ自動車とよたじどうしゃが1997年ねんから製造せいぞう・発売はつばいしている世界せかい初はつの量産りょうさんハイブリッド専用せんよう車しゃ（スプリット方式ほうしき）、およびそれを中心ちゅうしんとしたハイブリッド専用せんよう車しゃのブランド（商標しょうひょう）である。

プロトタイプ（1995年ねん）

トヨタ・プリウス プロトタイプ
第だい31回かい東京とうきょうモーターショー 展示てんじ:1995年ねん10月がつ27日にち-11月8日にち
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん	5名めい
ボディタイプ	4ドアノッチバックセダン
駆動くどう方式ほうしき	前輪ぜんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン	1AZ-FSE型がた改あらため（D-4）1.5L 直ちょく4 DOHC
変速へんそく機き	CVT
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース	2,550mm
全長ぜんちょう	4,150mm
全幅ぜんぷく	1,695mm
全ぜん高こう	1,490mm

1995年ねん11月、第だい31回かい東京とうきょうモーターショーにて参考さんこう出品しゅっぴん車しゃとして展示てんじ。「人ひとと地球ちきゅうにとって快適かいてきであること」というコンセプトの元もとに開発かいはつ。低てい燃費ねんぴ走行そうこうを目的もくてきとしたパワートレーンシステム「TOYOTA EMS（Energy Management System）」を搭載とうさい。これは直ちょく噴ガソリンエンジン「TOYOTA D-4」・CVT（Continuous Variable Transmission・ベルト式しき無む段だん変速へんそく機き）・キャパシターを電源でんげんとしたインダクションモーター/ジェネレーター（M/G）をコンピュータ（ECU）によって協調きょうちょう制御せいぎょした世界せかい初はつのパワートレーンシステムで、エンジン・駆動くどう系けいの効率こうりつを大幅おおはばに向上こうじょうさせ、エネルギー回生かいせい、停車ていしゃ時じのエンジン停止ていしなどの画期的かっきてきな機能きのうを採用さいようし、同どうクラス車しゃの約やく2倍ばいの燃費ねんぴ30km/L（10・15モード走行そうこう）実現じつげんが目標もくひょうにされた。

環境かんきょうに配慮はいりょした機能きのうとして、電動でんどうパワーステアリング・低てい転ころがり抵抗ていこうタイヤ・電動でんどうコンプレッサーエアコンシステム・RSPP（新しんリサイクル防音ぼうおん材ざい）の採用さいよう・空そら力りょくボデー・高性能こうせいのう熱線ねっせん吸収きゅうしゅうガラス・着色ちゃくしょく樹脂じゅしを使つかった無む塗装とそうバンパー&サイドモールがあった。安全あんぜん装備そうびとして早はやくも側面そくめん衝突しょうとつ対応たいおうSRSエアバッグを装備そうびし、計けい6カ所かしょのエアバッグがあった。

珍めずらしい装備そうびとしては助手じょしゅ席せきおよびリヤシートに組くみ込こみ式しきチャイルドシートや、近きん未来みらい対応たいおう型がたマルチメディアシステム、ドームランプに設置せっちされた4方向ほうこうのセンサーから発信はっしんされるマイクロ波はにより、駐車ちゅうしゃ中ちゅうの車内しゃないへの侵入しんにゅう者しゃを感知かんち。アラーム（ホーン吹鳴すいめい、ライトの点滅てんめつ）で異常いじょうを知しらせるセキュリティシステムがあった。

内装ないそうにおいてはセンターメーターではなく、運転うんてん席せき側がわにメーターを配置はいちしたオーソドックスなタイプが採用さいようされていた。

初代しょだい NHW10/11（1997年ねん - 2003年ねん）

トヨタ・プリウス（初代しょだい） NHW10・11型がた
1997年ねん12月発売はつばい型がた （NHW10）
1997年ねん12月発売はつばい型がた 後ご面めん
概要がいよう
製造せいぞう国こく	日本にっぽん（愛知あいち県けん豊田とよだ市し）
販売はんばい期間きかん	1997年ねん - 2003年ねん
設計せっけい統括とうかつ	内山田うちやまだ竹志たけし 大井おおい敏裕としひろ
デザイン	CALTY
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん	5名めい
ボディタイプ	4ドア ノッチバックセダン
駆動くどう方式ほうしき	前輪ぜんりん駆動くどう
プラットフォーム	トヨタ・MCプラットフォーム
パワートレイン
エンジン	1NZ-FXE型かた 1,496cc 直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC
モーター	交流こうりゅう同期どうき電動でんどう機き 前期ぜんき型がた：1CM型がた 後期こうき型がた：2CM型がた
最高さいこう出力しゅつりょく	エンジン 43kW（58ps）/4,000rpm（1997年ねん型がた） 56kw（76ps）/5,000rpm（2000年ねん型がた） モーター 30kw（41ps）/940rpm（1997年ねん型がた） 33kw（45ps）/1,040rpm システム最高さいこう出力しゅつりょく 74kw（101ps）（2003年ねん型がた）
最大さいだいトルク	エンジン 102N·m（10.4kgf·m）/4,000rpm（1997年ねん型がた） 110N·m（11.2kgf·m）/4,000rpm（2000年ねん型がた） モーター 305N·m（31.1kgf·m）/0rpm（1997年ねん型がた） 350N·m（35.7kgf·m）/0rpm（2000年ねん型がた）
変速へんそく機き	CVT
サスペンション
前まえ	ストラット式しき
後のち	トーションビーム式しき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース	2,550mm
全長ぜんちょう	4,275-4,310mm
全幅ぜんぷく	1,695mm
全ぜん高こう	1,490mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう	1,220-1,240kg

1997年ねん12月、岩崎いわさき俊一しゅんいちによる「21世紀せいきに間まに合あいました。」のキャッチコピーが示しめす通とおり、世界せかい初はつとなる「量産りょうさんハイブリッド自動車じどうしゃ」として誕生たんじょう。開発かいはつ責任せきにん者しゃ（チーフエンジニア）は、後のちにトヨタ自動車とよたじどうしゃの会長かいちょうとなる内山田うちやまだ竹志たけしが務つとめた。開発かいはつプロジェクト名めいは「G21プロジェクト」。CMキャラクターには歌手かしゅの谷村たにむら新司しんじが起用きようされた。

サイズは小型こがた5ナンバー4ドアセダンで、デザインは歴代れきだいセリカなどを手てがけたトヨタのアメリカのデザイン拠点きょてんであるCALTYが担当たんとうし「未来みらいからやってきた車くるま」のイメージに相応ふさわしいエクステリアを構築こうちくする。外観がいかんは当時とうじとしては珍めずらしいフロントグリルとボンネットをシームレスにつないだデザインを採用さいようした。これは単たんにデザインだけではなく、空気くうき抵抗ていこうの減少げんしょうにも寄与きよしている。また、車両しゃりょうの全ぜん高こうを大おおきくとって着座ちゃくざ位置いちを高たかくすることにより、乗降じょうこうを容易よういに、かつ車内しゃないの居住きょじゅう空間くうかんを有効ゆうこうに使つかえるようにしているが、これは当時とうじのセダンとしては革新かくしん的てきなパッケージングであった。

足あし回まわりでは専用せんようの超ちょう軽量けいりょう鍛造たんぞうアルミホイールを装着そうちゃくし、さらにその上うえに空気くうき抵抗ていこう低減ていげんのための樹脂じゅし製せいのホイールカバーを装着そうちゃくするという珍めずらしい手法しゅほうが採用さいようされ、これは2代目だいめや3代目だいめ、4代目だいめにも引ひき続つづいて採用さいようされている。

インテリアの最大さいだいの特徴とくちょうとしてセンターメーターがあるが、当時とうじはまだ採用さいよう車種しゃしゅが少すくなく話題わだいを呼よんだ。また、5.8インチマルチインフォメーションディスプレイを始はじめからインテリアデザインに盛もり込こむ設計せっけいがされたのも、同どう時期じきにデビューしたハリアーとともに初はじめての試こころみである。これらは後ごの乗用車じょうようしゃ全般ぜんぱんのインテリアデザインに大おおきな影響えいきょうを与あたえた。なお独特どくとくの駆動くどう方式ほうしき（走行そうこう中ちゅうでもエンジンが停止ていしするなど）から、タコメーターと水温すいおん計けいが省はぶかれている。

駆動くどうユニットはTHS（Toyota Hybrid System）と呼よばれ、ミラーサイクル方式ほうしきの1NZ-FXE型かたガソリンエンジンと、1CM型がた永久えいきゅう磁石じしゃく式しき同期どうきモーターを併用へいようして動力どうりょくを発生はっせいする。1CM型がたはマイナーチェンジ時じに改良かいりょうされ2CM型がたとなる。

発表はっぴょう当初とうしょの燃費ねんぴは28.0km/l（10・15モード）であり、当時とうじの同どう程度ていどのガソリンエンジン車くるまと比較ひかくして驚異きょうい的てきなものであった。その後ごの改良かいりょうにより、最終さいしゅうモデルの燃費ねんぴは31.0km/l（10・15モード）に達たっしている。

販売はんばい価格かかくは215万まん円えんと、車くるま格かくが近ちかい8代目だいめ・E110型がたカローラ（セダン）の「1.5SEサルーン」が152.7万まん円えん（2WDの4速そくAT車くるまでの場合ばあい）で販売はんばいされていた時代じだい（1997年ねん-1999年ねん当時とうじ）としては決けっして安やすくはなかった。しかし、ハイブリッドシステムのコストからすると原価げんかを大おおきく割わり込こんでいると見みられ、「215万まん円えんはバッテリーだけの価格かかく」や（前述ぜんじゅつのキャッチコピーからか）「21世紀せいきへgo (5) の語呂合ごろあわせ」等とうと噂うわさされた。

最初さいしょ期きの量産りょうさん型がたのハイブリッド車しゃであるため、走行そうこう性能せいのう（動力どうりょく性能せいのう）はこの当時とうじの総そう排気はいき量りょう1,000cc以下いかの小型車こがたしゃとほぼ同等どうとうであり、バッテリーの不具合ふぐあいを心配しんぱいする人ひとも多おおかったのか年間ねんかんの販売はんばい台数だいすうは最大さいだいでも2万まん台だいを超こえることはなく、モデル末期まっきには1万まん台だいを割わり込こんでおり、2代目だいめのような「大だいヒット」や3代目だいめのような「スマッシュヒット」は記録きろくしなかったものの、ハイブリッド乗用車じょうようしゃ史しの基礎きそをき上ずきあげるには十分じゅうぶんな販売はんばい実績じっせきを残のこした。一方いっぽうで後述こうじゅつの通とおり2代目だいめ以降いこうは3ナンバーとなり、2代目だいめプリウス以降いこうもトヨタのハイブリッド乗用車じょうようしゃは主おもに3ナンバーとなったため、トヨタの5ナンバーハイブリッド乗用車じょうようしゃはアクアの登場とうじょうまで、更さらに初代しょだいプリウスの流ながれを汲くむノッチバックセダン型がた5ナンバーハイブリッド乗用車じょうようしゃはカローラアクシオハイブリッド（NKE165型がた）の登場とうじょうまで、途絶とだえる事ことになる。

2022年ねん11月8日にち、日本にっぽん自動車じどうしゃ殿堂でんどうの歴史れきし遺産いさん車しゃに認定にんてい。

年表ねんぴょう

1997年ねん12月

正式せいしき発表はっぴょう、発売はつばい。

1998年ねん11月

特別とくべつ仕様しよう車しゃ「Gセレクション」、「Gセレクション・ナビパッケージ」発売はつばい。同時どうじにカタロググレードも仕様しよう変更へんこうし、ボディカラーに「スーパーホワイトII」を追加ついか。

1998年度ねんどグッドデザイン賞しょう受賞じゅしょう。

1999年ねん11月

特別とくべつ仕様しよう車しゃ「Gセレクション」を再さい発売はつばい。前回ぜんかいより3万まん円えん値下ねさげ。

2000年ねん5月

マイナーチェンジを実施じっし、形式けいしきがNHW11型がたとなる。超ちょう-低てい排出はいしゅつガス認定にんてい（☆☆☆）

10・15モード燃費ねんぴは29.0km/Lに向上こうじょう。グレード体系たいけいを「S」と「G」の2グレード体制たいせいへ変更へんこう。

2000年ねんモデルから北米ほくべいでの販売はんばいが開始かいしされるのに伴ともない現地げんちの安全あんぜん基準きじゅんへ適合てきごうさせるためバンパー形状けいじょうが変更へんこう、さらにリアスポイラーを新しん設定せっていし空そら力りょく性能せいのうの向上こうじょうを図はかっている。

2001年ねん1月がつ

「S」をベースに、DVDボイスナビゲーションシステムやクルーズコントロールなどの上級じょうきゅう装備そうびを備そなえた特別とくべつ仕様しよう車しゃ「S プレミアム21」を発売はつばい。

2001年ねん8月がつ

一部いちぶ改良かいりょう。欧州おうしゅう仕様しよう用ようのセッティングが施ほどこされたサスペンション、リアディスクブレーキ、リアスポイラー、新しんデザインの14インチアルミホイールを装備そうびする「ユーロパッケージ」の導入どうにゅうと、新しんボディカラーである「ボルドーマイカ」を追加ついか。

2002年ねん1月がつ10日とおか

「S」をベースに、ボディカラーにボルドーマイカ等とうの専用せんよう色しょくを2色しょく設定せっていすると共ともに、DVDボイスナビゲーションシステム、クルーズコントロール等とうを装備そうびした特別とくべつ仕様しよう車しゃ「S Premium」を発売はつばい。

2002年ねん8月がつ6日にち

一部いちぶ改良かいりょう。制動せいどう時じのエネルギー回収かいしゅう量りょうを増加ぞうかしたことで、10・15モード燃費ねんぴを31.0km/Lに向上こうじょう。同日どうじつにDVDボイスナビゲーションなどを装備そうびした特別とくべつ仕様しよう車しゃ「Sナビスペシャル」、「Gナビスペシャル」を発売はつばい。

2003年ねん8月がつ

生産せいさん終了しゅうりょう。在庫ざいこ対応たいおう分ぶんのみの販売はんばいとなる。

2003年ねん9月1日にち

2代目だいめへフルモデルチェンジして販売はんばい終了しゅうりょう。

• 
  2000年ねん5月がつ発売はつばい型がた（NHW11）
  写真しゃしんは北米ほくべい向むけ
• 
  欧州おうしゅう向むけ（2000年ねん型がた）
• 
  エコミッションヨーロッパ出場しゅつじょう車しゃ（2000年ねん）

2代目だいめ NHW20（2003年ねん - 2011年ねん）

トヨタ・プリウス（2代目だいめ） NHW20型がた
2005年ねん11月発売はつばい型がた
2005年ねん11月発売はつばい型がたリア
室内しつない
概要がいよう
製造せいぞう国こく	日本にっぽん（愛知あいち県けん豊田とよだ市し） 中国ちゅうごく（吉林きつりん省しょう長春ちょうしゅん市し）
販売はんばい期間きかん	2003年ねん - 2011年ねん
設計せっけい統括とうかつ	堀ほり重之しげゆき 井上いのうえ雅まさ央ひさし 小木曽こぎそ聡さとし
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん	5名めい
ボディタイプ	5ドアファストバックセダン
駆動くどう方式ほうしき	前輪ぜんりん駆動くどう
プラットフォーム	MCプラットフォーム
パワートレイン
エンジン	1NZ-FXE型かた 1.5L 直ちょく4 DOHC
モーター	3CM型がた 交流こうりゅう同期どうき電動でんどう機き
最高さいこう出力しゅつりょく	エンジン：57kw(77PS)/5,000rpm モーター：50kw(68PS) システム最高さいこう出力しゅつりょく：82kw(111PS)
最大さいだいトルク	エンジン：115Nm(11.7kgm)/4,200rpm モーター：40.8kgm
変速へんそく機き	電気でんき式しき無む段だん変速へんそく機き
サスペンション
前まえ	ストラット式しき
後のち	トーションビーム式しき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース	2,700mm
全長ぜんちょう	4,445mm
全幅ぜんぷく	1,725mm
全ぜん高こう	1,490mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう	1,250 - 1,290kg

先代せんだいの4ドアセダンからワンモーションスタイルの5ドアファストバック（ハッチバック）へと、ボディ形状けいじょうが変更へんこうされる（ちなみに、自動車じどうしゃの同一どういつのモデルのフルモデルチェンジのボディ形状けいじょうが一気いっきに変化へんかするケースは少すくない）。また2代目だいめからは日本にっぽん国外こくがいでの市場いちばを考慮こうりょしてやや大型おおがた化かされ、ホイールベースも2,700mmとなり、車くるま格かくは初代しょだいの小型こがた乗用車じょうようしゃからプレミオ/アリオン（旧きゅうコロナ/カリーナ）と同おなじミドルクラスとなった。車くるま幅はばは1,725mmと拡大かくだいされたため、日本にっぽん市場いちばでは3ナンバー登録とうろくとなる。ホイールハブのスタッドボルト数かずは、初代しょだいの4本ほんから5本ほんに変更へんこうされた（PCDは100のまま）。目標もくひょう月間げっかん販売はんばい台数だいすうは3,000台だい。これは、先代せんだいの直近ちょっきんの販売はんばい実績じっせきの3倍ばいであった。給油きゅうゆ口こうが右側みぎがわから左側ひだりがわに変更へんこうされ、CピラーとDピラー間あいだに窓まどが追加ついかされ、後部こうぶ座席ざせき扉とびらは一いち枚まい窓まどとなった。

2代目だいめから、トヨタのハイブリッド乗用車じょうようしゃ（ダイハツ工業だいはつこうぎょうへのOEM車種しゃしゅも含ふくむ）にて「HYBRID SYNERGY DRIVE」（ハイブリッド・シナジー・ドライブ）のブランド展開てんかいを開始かいし。当代とうだいが初はつの車種しゃしゅとなり、車くるま名めいエンブレムの下したにそのエンブレムが装着そうちゃくされた。

2代目だいめに搭載とうさいされているユニットはTHS-II（Toyota Hybrid System II）と呼称こしょうされるTHSの発展はってん型がたで、エンジンは先代せんだいと同おなじく1NZ-FXE型がたを搭載とうさいするが最高さいこう回転かいてん数すうを5000rpmまで増加ぞうか、新型しんがたモーター（3CM）の出力しゅつりょくを従来じゅうらい型がたの33kWから50kWへと向上こうじょうさせるなどパワーアップを図はかりながら、10・15モード燃費ねんぴはさらに向上こうじょうして35.5km/Lとなり、4人にん乗のり以上いじょうの市販しはんハイブリッドカーとしては当時とうじ、世界せかい最高さいこうの省しょう燃費ねんぴを達成たっせいした。電池でんちには引ひき続つづきニッケル・水素すいそ充電じゅうでん池ちが採用さいようされた。

なお、トヨタのハイブリッドシステムはこの他ほかにもクラウン（JZS170系けいセダンほか）などに搭載とうさいされていた簡易かんいハイブリッドユニットである「THS-M」（Mild）、エスティマやアルファードに搭載とうさいされた、E-Four（電気でんき式しき四よん輪りん駆動くどうシステム）を搭載とうさいした「THS-C」(CVT) 、クルーガーハイブリッドやハリアーハイブリッドに搭載とうさいされた、「THS-C」にも採用さいようされているE-Fourを搭載とうさいし、本ほん車しゃに搭載とうさいされているTHS-IIを改良かいりょうした「ハイパワー THS-II」などのバリエーションがある。またパナソニックEVエナジー（現げん・プライムアースEVエナジー）のニッケル水素すいそ電池でんちは小型こがたトラック（日野ひの・デュトロ）や大型おおがた路線ろせんバス（日野ひの・ブルーリボンシティ）のハイブリッド車しゃにも採用さいようされている。後述こうじゅつの#ハイブリッドシステムの特性とくせいも参照さんしょう。

後ごの3代目だいめモデルやプリウスαあるふぁ（プリウス+）、アクア（プリウスC）にも継承けいしょうされた「トライアングル・シルエット」と呼よばれる三角形さんかっけいの「おむすび形がた」のスタイリングが特徴とくちょう的てきで、2003年度ねんどのグッドデザイン大賞たいしょうを受賞じゅしょうした。

その他た、2代目だいめモデルでは、モーターのみの走行そうこうが選択せんたく可能かのうな「EVモード」、後方こうほうカメラの映像えいぞう上じょうで場所ばしょを指定していするだけで駐車ちゅうしゃ時どきのハンドル操作そうさを自動じどう化かできる「インテリジェントパーキングアシスト」（世界せかい初はつ搭載とうさい）、横滑よこすべり防止ぼうし機構きこうと電動でんどうパワーステアリングを統合とうごう制御せいぎょする「S-VSC」（世界せかい初はつ搭載とうさい）、アイドリングストップ中なかもバッテリーを電源でんげんとして動作どうさ可能かのうな電動でんどうインバーターエアコン（車載しゃさい用ようとして世界せかい初はつ搭載とうさい）、キーをポケットに入いれたままドアノブに手てを掛かけるだけでロック解除かいじょ、そのままブレーキペダルを踏ふみながらパワースイッチを押おすだけでハイブリッドシステムが始動しどうする「スマートエントリー」、イモビライザーなどの最新さいしん技術ぎじゅつが投入とうにゅうされた。特とくに電動でんどうインバーターエアコンは、その後ごのトヨタのハイブリッド乗用車じょうようしゃの主要しゅよう装備そうびとなる。

グレード

初代しょだいの後期こうきモデルより引ひき継ついだ「S」と「G」の2グレードを基本きほんとして、上級じょうきゅうオプションパッケージとなる「TOURING selection」が新しん設定せっていされた。なお、後期こうき型がたからは、フロントフォグランプが全車ぜんしゃ標準ひょうじゅん装備そうびとなっている。

S

最さい量販りょうはんグレードとなる標準ひょうじゅん仕様しよう車しゃ。一いち通とおりの装備そうびが装着そうちゃくされている。タイヤサイズは185/65R15となるプリウス専用せんよう開発かいはつの低てい燃費ねんぴエコタイヤ（グッドイヤー・GT3）を装備そうびし、ハロゲン式しきヘッドランプが標準ひょうじゅん装備そうびされる。また、装備そうびを厳選げんせんした「スタンダードパッケージ」が後期こうきモデルより新しん設定せっていされる。

G

「S」に本ほん革かわ巻まきステアリング、キーレスオープン（スマートエントリー）、CDチェンジャー、アルカンターラ張はりのシート（後期こうきモデル）などの豪華ごうか装備そうびを追加ついかした上級じょうきゅうグレード。

TOURING selection

先代せんだい後期こうきモデルに初はつ設定せっていされた「ユーロパッケージ」をさらに昇華しょうかさせ、走行そうこう性能せいのうを向上こうじょうさせた上級じょうきゅうのオプションパッケージで、車体しゃたい底部ていぶにフロアアンダーカバーとリアバンパースポイラーを装着そうちゃくし、リアゲート部ぶに大型おおがたリアスポイラーを装備そうびして空気くうき抵抗ていこうを低減ていげん。初はつ採用さいようの16インチアルミホイールと195/55R16サイズの高性能こうせいのうタイヤ（ミシュラン・Pilot Primacy）を組くみ合あわせ、さらに専用せんようサスペンションを装着そうちゃくすることで、高速こうそく走行そうこう時じの直進ちょくしん安定あんてい性せいを向上こうじょうさせた。他たには、ディスチャージ・ヘッドランプ、フロント・フォグランプが標準ひょうじゅん装備そうびされている。2005年ねん以降いこうの後期こうきモデルでは、Gツーリングにはアルカンターラのシートを採用さいようした他ほか、モデル初はつの本ほん革かわシートが追加ついかされ、大型おおがたコンソールボックスがソフトレザー張はりとなり、SRSサイド・カーテンシールドエアバックが唯一ゆいいつ標準ひょうじゅん装備そうびされた「G TOURING selection LEATHER package」も設定せっていされた。なお低てい燃費ねんぴタイヤではないため他たのグレードよりも燃費ねんぴ性能せいのうはやや劣おとる。

S スタンダードパッケージ

2005年ねん11月のマイナーチェンジと同時どうじに新しん設定せっていされた、「S」をベースに装備そうびを厳選げんせんした233万まん1千せん円えんの低てい価格かかくグレード。このグレードをベースに、装備そうびをさらに厳選げんせんした法人ほうじん向むけグレード「EX」を3代目だいめ発表はっぴょうと同時どうじに新しん設定せっていした。

EX

3代目だいめモデル発表はっぴょうと同時どうじに設定せっていされた法人ほうじんユーザー向むけの新しんグレードである。「S スタンダードパッケージ」をベースに、ボディカラーをスーパーホワイトII・シルバーメタリック・ブラックの3色しょくとし、内装ないそう色しょくをグレーのみに絞しぼってフロントグリルをボディ同色どうしょくに変更へんこうするなどして、装備そうびをさらに厳選げんせんした。また、フロントフォグランプやホイールキャップをオプション設定せっていにして装備そうびを厳選げんせんし189万まん円えんという低てい価格かかくを実現じつげんした。なお、運転うんてん席せき・助手じょしゅ席せきデュアルステージSRSエアバッグ等ひとしの安全あんぜん装備そうびやCDオーディオや温度おんどセンサー付づけ電動でんどうインバーターエアコンなどの快適かいてき装備そうびは従来じゅうらいどおり装備そうびされた。1クラス下かのセグメントにアクアが登場とうじょうしたため、2011年ねん12月をもって生産せいさんが終了しゅうりょうした。

年表ねんぴょう

2003年ねん9月1日にち

モデル初はつのフルモデルチェンジを実施じっしし、2代目だいめへ進化しんか。

2004年ねん2月がつ

仕様しよう変更へんこう。車両しゃりょう型式けいしきを変更へんこうし「平成へいせい17年ねん基準きじゅん排出はいしゅつガス75%低減ていげんレベル（☆☆☆☆）」に対応たいおう。

2004年ねん8月がつ4日にち

「S」と「G」をベースに、「ツーリングセレクション」の装備そうびとアルカンターラ専用せんようシート表ひょう革かわ・ディスチャージヘッドランプ・G-BOOK対応たいおうDVDボイスナビゲーション付づけEMV（エレクトロマルチビジョン）&インテリジェントパーキングアシスト（カラーバックガイドモニター機能きのう付づけ）を特別とくべつ装備そうびした特別とくべつ仕様しよう車しゃ「S ツーリングセレクション・プレミアム/G ツーリングセレクション・プレミアム」を発売はつばい。

2005年ねん11月1日にち

マイナーチェンジ。

デザインの大幅おおはばな変更へんこうはないが、フロントグリルフィンのメッキ処理しょり・リヤワイパーの標準ひょうじゅん装備そうび（これまでは寒冷かんれい地ち仕様しよう車しゃのみオプションとして選択せんたく可能かのうで装着そうちゃく車しゃは数少かずすくなかった）・ヘッドライトエクステンションのブルー着色ちゃくしょく・リアコンビネーションランプLED部ぶの色いろを黒くろからクリアに変更へんこう・メーカーオプションのナビをDVDからHDDに変更へんこうし、「HYBRID」の文字もじエンブレムがトヨタのハイブリッドカーとして初はじめてフロントフェンダー部ぶにも装着そうちゃくされた。またハロゲンヘッドランプ車しゃにはマニュアルレベリング機能きのうが装着そうちゃくされた。

また、ボディ剛性ごうせいのさらなる向上こうじょうや遮音しゃおん性せいの向上こうじょう、アルミホイールの剛性ごうせい向上こうじょうやサスペンションのセッティング変更へんこう等とう、走行そうこう性能せいのうに関かんする点てんが改良かいりょうされた。内装ないそうではシート生地きじの変更へんこう（「G」と「G ツーリングセレクション」にはアルカンターラ素材そざいのシートが採用さいようされた）とインパネ・ドアトリム部ぶにソフトパッドが採用さいようされ内装ないそうの質感しつかんが向上こうじょうした。さらに新しんグレードとして「S」の装備そうびを簡略かんりゃく化かした「S スタンダードパッケージ」と3代目だいめでも最上級さいじょうきゅうグレードとなった「G ツーリングセレクション・レザーパッケージ」が追加ついかされた。

2007年ねん2月がつ1日にち

一部いちぶ改良かいりょう。エンジン直下ちょっかの触媒しょくばいの性能せいのう向上こうじょうと車両しゃりょう床下ゆかしたの触媒しょくばい追加ついか、エンジン制御せいぎょのコンピューター（ECU）の改良かいりょうにより排出はいしゅつガス浄化じょうか性能せいのうをさらに向上こうじょう。パーキングブレーキの戻もどし忘わすれ警告けいこくブザーも追加ついかされる。

2007年ねん4月がつ2日にち

プリウス誕生たんじょう10周年しゅうねんを記念きねんして、SグレードにHDDナビ、スマートエントリー&スタートシステムなどの特別とくべつ装備そうびを追加ついかした「S 10th Anniversary edition」を発売はつばい。

2007年ねん9月3日にち

一部いちぶ改良かいりょう。新しん燃費ねんぴ基準きじゅんの試験しけん方法ほうほうとなる燃費ねんぴ表示ひょうじ「JC08モード(29.6km/L)」の認可にんかを受うける。同時どうじに「2015年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん」を達成たっせいした。

2008年ねん9月1日にち

原材料げんざいりょうの高騰こうとうに伴ともない、車両しゃりょう本体ほんたい価格かかくを値上ねあげ。最低さいてい価格かかくが233.1万まん円えんからとなる（従来じゅうらいは226.8万まん円えんから）。

2009年ねん4月がつ

通常つうじょうグレードの生産せいさん終了しゅうりょう。在庫ざいこ対応たいおう分ぶんのみの販売はんばいとなる。

2009年ねん5月18日にち

3代目だいめモデルの発売はつばいと共ともに、ビジネスユーザー向むけに特とく化かした新しんグレード「EX」を発表はっぴょう（発売はつばいは6月8日にちからで、189万まん円えんから）。以後いごの2代目だいめプリウスは、このグレードのみ販売はんばいされていた。

2012年ねん3月がつ

「EX」生産せいさん・販売はんばい終了しゅうりょう。名実めいじつ共どもに2代目だいめモデル販売はんばい終了しゅうりょう。

プリウス・サーキットバージョン

2代目だいめモデルをベースとしてトヨタ自動車とよたじどうしゃが「サーキットバージョン」を製作せいさく。外装がいそうはトヨタF1をイメージしたカラーリングが施ほどこされ、内装ないそうは遮音しゃおん材ざいなどの快適かいてき装備そうびを撤去てっきょして軽量けいりょう化かを図はかり、ボディ剛性ごうせいと安全あんぜん性せいの向上こうじょうのためロールケージが組くみ込こまれるなど、一般いっぱんのレーシングカー（グループN準拠じゅんきょ）と同おなじ方法ほうほうで製作せいさくされた。

そしてプリウスの特徴とくちょうであるハイブリッドシステムにもチューニングが施ほどこされ、エンジンは標準ひょうじゅん搭載とうさいのアトキンソンサイクル型がたからカローラ用ようの通常つうじょう燃焼ねんしょう型かた（1NZ-FE）へ変更へんこう。インバーターシステムも昇圧しょうあつ性能せいのうを強化きょうかしたものとなり、システム出力しゅつりょくを大幅おおはばに向上こうじょうさせた。バッテリーも直接ちょくせつ外気がいきを導入どうにゅうして冷却れいきゃくできるようリアドアにエアインテークが設もうけられた。また、タイヤ・ホイールはツーリングセレクション用ようの16インチ（タイヤはブリヂストン・POTENZAのハイグリップのものに変更へんこう）を装備そうびし、ブレーキも欧州おうしゅう仕様しよう車しゃと同おなじ物ぶつ（リアをディスク化か）が採用さいようされストッピングパワーを強化きょうかしている。

将来しょうらい的てきなワンメイクレース開催かいさいを見込みこんで同様どうようのサーキット仕様しようが数すう台だい制作せいさくされたが、市販しはん化かされることはなかった。

他社たしゃへの技術ぎじゅつ提供ていきょう

2代目だいめチーフエンジニアの井上いのうえ雅まさ央ひさしはカタログで「THS-IIの技術ぎじゅつを独ひとり占じめするつもりはない。地球ちきゅう環境かんきょうのために、他社たしゃへの技術ぎじゅつ提供ていきょうもいとわない」と発言はつげん。

その発言はつげん通どおり、2代目だいめ発売はつばいから、3年ねん後ごの2006年ねん10月がつ4日にち、北米ほくべい日産にっさんのアルティマハイブリッドにハイブリッドシステムを供給きょうきゅうしたものの、日産にっさん製せいのエンジンとハイブリッドシステムの組くみ合あわせをトヨタが担当たんとうした際さいに手間てまが掛かかりすぎてしまったため、自社じしゃで開発かいはつしてくれる相手あいてを探さがす方向ほうこうに向むかう。そして、THS-II登場とうじょうの10年ねん後ごの2013年ねん11月にマツダのアクセラに「SKYACTIV-HYBRID」としてTHS-II（厳密げんみつにはリダクション機構きこう付づけTHS-II）が搭載とうさいされた。トヨタから供給きょうきゅうされたシステムを使つかい、マツダがハイブリッドシステムを開発かいはつ。システムプログラムが分わかりづらい箇所かしょをトヨタ側がわに問とい合あわせる間あいだ、トヨタの技術ぎじゅつ者しゃがバスでマツダまで出向でむき、見学けんがくに来くるという事態じたいも発生はっせいした。

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  システムモニター
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  タクシー
  （日ひの丸まる交通こうつう）
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  サーキットバージョン
  （メガウェブ）

3代目だいめ ZVW30（標準ひょうじゅん車しゃ（ZVW30）：2009年ねん - 2015年ねん、PHV（ZVW35）：2012年ねん - 2016年ねん）

3代目だいめプリウス（2009年ねん5月がつ発売はつばい型がた）

詳細しょうさいは「トヨタ・プリウス ZVW30」を参照さんしょう

2009年ねん1月がつに開催かいさいされた北米ほくべい国際こくさいオートショーにおいて発表はっぴょう、同年どうねん5月18日にちに日本にっぽんでの販売はんばいが開始かいしされた。2代目だいめと同様どうように3ナンバー。

2009年ねん12月からは、ZVW30型がたプリウスをベースとしたプラグインハイブリッドカーのプリウスPHVのリースが開始かいしされ、2012年ねん1月がつ30日にちには市販しはんも開始かいしされた。

2011年ねん12月にはマイナーチェンジが行おこなわれ、内うち外装がいそうデザインの変更へんこうなどが行おこなわれている。また、それに合あわせ派生はせい車種しゃしゅのプリウスαあるふぁとアクア（プリウスC）が販売はんばいされている。 また、純正じゅんせいカスタムモデルであるプリウスG'sが設定せっていされた。これはGAZOO Racingによりスポーツ走行そうこう志向しこうのボディ補強ほきょう、エクステリア及およびインテリア、シート、サスペンション、タイヤ及およびホイールといった特別とくべつ装備そうびを与あたえられたモデルである。動力どうりょく性能せいのうは標準ひょうじゅんモデルと同様どうよう。

エコカー減税げんぜいなどの恩恵おんけいを受うけたこともあり、2009年度ねんどにはハイブリッド車しゃで初はじめて新車しんしゃ販売はんばいランキング1位いとなったほか、2010年ねんには史上しじょう最多さいたとなる31万まん5669台だいを販売はんばいした。

4代目だいめ ZVW50（2015年ねん - 2023年ねん）

トヨタ・プリウス（4代目だいめ） ZVW50/51/55型がた
2018年ねん12月発売はつばい型がた Aプレミアム "ツーリングセレクション" フロント
2018年ねん12月発売はつばい型がた Aプレミアム "ツーリングセレクション" リア
2018年ねん12月発売はつばい型がた S"ツーリングセレクション" インパネ
概要がいよう
製造せいぞう国こく	日本にっぽん（愛知あいち県けん豊田とよだ市し）
販売はんばい期間きかん	2015年ねん12月9日にち - 2023年ねん1月がつ9日にち
設計せっけい統括とうかつ	豊島としま浩二こうじ
デザイン	児玉こだま修作しゅうさく
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん	5名めい
ボディタイプ	5ドアファストバックセダン
駆動くどう方式ほうしき	前輪ぜんりん駆動くどう 四よん輪りん駆動くどう：E-Four（電気でんき式しき4WDシステム）
プラットフォーム	GA-Cプラットフォーム
パワートレイン
エンジン	2ZR-FXE型かた： 1,797cc 直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC
モーター	フロント:1NM型がた： 交流こうりゅう同期どうき電動でんどう機き リヤ：1MM型がた（E-Fourのみ） 交流こうりゅう同期どうき電動でんどう機き
最高さいこう出力しゅつりょく	エンジン： 72kW（98PS）/5,200rpm フロントモーター： 53kW（72PS） リヤモーター（E-Fourのみ）： 5.3kW（7.2PS） システム最高さいこう出力しゅつりょく： 90kW（122PS）
最大さいだいトルク	エンジン： 142N･m（14.5kgf･m）/ 3,600rpm フロントモーター： 163N･m（16.6kgf･m） リヤモーター（E-Fourのみ）： 55N･m（5.6kgf･m）
変速へんそく機き	電気でんき式しき無む段だん変速へんそく機き
サスペンション
前まえ	ストラット式しき
後のち	ダブルウィッシュボーン式しき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース	2,700mm
全長ぜんちょう	4,540mm （2015年ねん12月 - 2018年ねん12月） 4,575mm （2018年ねん12月 -）
全幅ぜんぷく	1,760mm
全ぜん高こう	1,470mm（前輪ぜんりん駆動くどう） 1,475mm（四よん輪りん駆動くどう）
車両しゃりょう重量じゅうりょう	1,310 - 1,460kg （2015年ねん12月 - 2018年ねん12月） 1,320 - 1,460kg （2018年ねん12月 -）
その他た
ブレーキ	前まえ：ベンチレーテッドディスク 後ご：ディスク

チーフエンジニアは3代目だいめ後期こうき型がた、初代しょだいPHVの開発かいはつ責任せきにん者しゃの豊島としま浩二こうじ。デザイナーは児玉こだま修作しゅうさく。

4代目だいめプリウスはトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー（TNGA）を採用さいようした第だい1号ごうであり、そのため乗のり心地ごこちや走行そうこう性能せいのうに関かんしては先代せんだいと比ひにならないレベルになっていると謳うたわれている。TNGA採用さいようにより、車くるま高だかが先代せんだいプリウスより20mm下さがり1470mmとなった。また今いままで使つかわれていたバッテリーはニッケル水素すいそ電池でんちのみであったが、新型しんがたではSを除のぞく全ぜんグレードにリチウムイオン電池でんちが採用さいようされた。新型しんがたではEを除のぞく全ぜんグレードに4WD（E-four）の選択せんたくが可能かのうになったほか100V -1500Wのアクセサリーコンセントもシエンタ同様どうよう4万まん3000円えんで装着そうちゃくできる（Aプレミアムは標準ひょうじゅん装備そうび）。また新型しんがたではメーカーオプションのカーナビの設定せっていはなく、全すべて販売はんばい店てんオプションとなっている。2代目だいめ・3代目だいめ同様どうよう3ナンバー。

グレード構成こうせいは低ひくい順じゅんに「E」→「S」→「A」→「Aプレミアム」となっている。

S以上いじょうでは専用せんようサスペンションや17インチアルミホイール、専用せんようリヤバンパーを装備そうびしたツーリングセレクションが選えらべる。またS、Aのツーリングセレクションには快適かいてき温熱おんねつシートと合成ごうせい皮革ひかくが装備そうびされる。Aプレミアムでは本ほん革かわシートとシートヒーターが標準ひょうじゅん装備そうびされている。

先代せんだいと異ことなり、ヘッドライトが全車ぜんしゃBi-Beamヘッドランプで、スマートエントリー（運転うんてん席せき、助手じょしゅ席せき、バックドア）が標準ひょうじゅんとなった。フォグランプもLED化かされ消費しょうひ電力でんりょくを軽減けいげんさせている。

2015年ねん9月がつ8日にち（現地げんち時間じかん）にアメリカのネバダ州しゅうラスベガスで世界せかい初はつ披露ひろうされ、同年どうねん12月がつ9日にちに日本にっぽんで発売はつばい。

3代目だいめ同様どうよう、エンジンには2ZR-FXE型がたが採用さいようされているが、改良かいりょうを施ほどこして最大さいだい熱ねつ効率こうりつ40%を実現じつげんするとともに、ハイブリッドシステム全体ぜんたいの小型こがた・軽量けいりょう化かや約やく20%の低てい損失そんしつ化かを図はかったことで、「E」はJC08モード走行そうこう燃費ねんぴを40.8km/Lに、その他たのグレードにおいても37.2km/Lにそれぞれ向上こうじょう。併あわせて、歴代れきだい初はつとなるE-Four（電気でんき式しき4輪りん駆動くどう方式ほうしき）を採用さいようした4WD車しゃが新しん設定せっていされ、こちらも34.0km/Lの低てい燃費ねんぴを実現じつげんしている。TNGAに基もとづいて新あらたに開発かいはつされたGA-Cプラットフォームを導入どうにゅうすることで低てい燃費ねんぴの実現じつげんとデザイン性せいを両立りょうりつした低ひく重心じゅうしんフォルムとなり、基本きほん性能せいのうも向上こうじょうされている。また、歩行ほこう者しゃ検知けんち機能きのう付づけ衝突しょうとつ回避かいひ支援しえん型がたプリクラッシュセーフティ、全ぜん車速しゃそく追従ついしょう機能きのう付づけレーダークルーズコントロール、ステアリング制御せいぎょ付づけレーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームで構成こうせいされた衝突しょうとつ回避かいひ支援しえんパッケージ「Toyota Safety Sense P」も導入どうにゅうされ、「E」・「S」にメーカーオプション設定せってい、「A」以上いじょうのグレードに標準ひょうじゅん装備そうびしたほか、「Bi-Beam（バイ・ビーム）」LEDヘッドランプも導入どうにゅうして全車ぜんしゃに標準ひょうじゅん装備そうびした。エクステリアとしては、後部こうぶ座席ざせき扉とびらの窓まどが初代しょだいのような二に枚まい張はりとなり、C・Dピラー間あいだの窓まどが消滅しょうめつし、リアデッキ周辺しゅうへんの処理しょりに関かんしては基本きほん的てきに2代目だいめ、3代目だいめ同様どうようのファストバックスタイルのハッチバックでありながら同社どうしゃのノッチバックセダン型がた燃料ねんりょう電池でんち車しゃであるMIRAIやかつて同社どうしゃから販売はんばいされていたハッチバッククーペの7代目だいめセリカ（T230型がた）にも通つうじるセミノッチバック風ふうの造形ぞうけいとなった。

メーターは、速度そくど等とうを表示ひょうじする右側みぎがわのグラフィックメーターと車両しゃりょう状態じょうたい等とうの各種かくしゅ情報じょうほうを表示ひょうじするマルチインフォメーションディスプレイ（共ともに4.2インチの液晶えきしょうメーター）になり、「A」以上いじょうに標準ひょうじゅん装備そうびされるヘッドアップディスプレイもカラー化かされた。

ボディカラーはフルモデルチェンジに合あわせ、トヨタ初はつの技術ぎじゅつによってにごりのない鮮あざやかな赤あかを実現じつげんさせた「エモーショナルレッド（メーカーオプション）」、世界せかい初はつの技術ぎじゅつにより遮さえぎ熱ねつ機能きのうを持もたせた「サーモテクトライムグリーン（メーカーオプション）」、先進せんしん性せいとプレミアムな印象いんしょうを併あわせ持もつ「スティールブロンドメタリック」の新規しんき開発かいはつの3色しょくを含ふくめた9色しょくを設定せっていする。

型式けいしきは搭載とうさいする電池でんちで異ことなり、ニッケル水素すいそ電池でんちを搭載とうさいする「S」系けいが「ZVW50」、リチウムイオン電池でんちを搭載とうさいする「E」と「A」系けいが「ZVW51」を名乗なのる。但ただし、「E」以外いがいの全車ぜんしゃに用意よういされる4輪りん駆動くどう車しゃはどちらの電池でんちを搭載とうさいしていても「ZVW55」である。

4輪りん駆動くどうシステム

今回こんかいのプリウスでは、電気でんき式しき4輪りん駆動くどうシステムE-Fourを採用さいようしている。従来じゅうらいのE-Fourに比くらべ、軽量けいりょう化かにも成功せいこうしている（従来じゅうらいのE-Fourについてトヨタは高こう出力しゅつりょくE-Fourと呼称こしょうしている）。後こう輪わを駆動くどうさせるモーターの出力しゅつりょくは7.2馬力ばりきであり、雪ゆき道どうでの発進はっしん時じなど低速ていそく域いき（おおむね25キロ前後ぜんこうまで）で稼働かどうする。また、通常つうじょう時じはFFの2WDで走行そうこうし、フロントタイヤのスピンを検知けんちすると後のち輪わにも駆動くどう力りょくを配分はいぶんする。尚なお、E-Fourは日本にっぽん市場いちば専用せんよう設定せっていである。

グレード（2018年ねん12月 改良かいりょう型がた）

E

最さい廉価れんかグレード。タイヤサイズは195/65R15を装備そうび。Toyota Safety Sense、一いち通とおりの機能きのうが搭載とうさいされている。JC08モード燃費ねんぴはこのグレードのみ39.0km/Lとなっている（その他たのモデルは37.2km/L）。

S

「E」に合成ごうせい皮革ひかく巻まきステアリングと大型おおがたコンソールボックスを追加ついかし、更さらに足あし回まわりにリアスタビライザーを追加ついかした標準ひょうじゅんグレード且かつ最さい量販りょうはんグレード。また内装ないそう色しょくやボディカラーなどの選択肢せんたくしが「E」に比くらべて豊ゆたかなものとなっている。

S "ツーリングセレクション"

「S」に合成ごうせい皮革ひかくシート表皮ひょうひ及および専用せんよう内装ないそう、専用せんようタイヤ（215/45R17）・専用せんようアルミホイール、リアバンパー（ブラック塗装とそう）を追加ついかしたモデル。

A

「S」にインテリジェントクリアランスソナーなどの先進せんしん装備そうび、パワーシート（運転うんてん席せきのみ）を標準ひょうじゅん搭載とうさいした上級じょうきゅうモデル。

A "ツーリングセレクション"

「A」に合成ごうせい皮革ひかくシート表ひょう革かわ及および専用せんよう内装ないそう、専用せんようタイヤ（215/45R17）・専用せんようアルミホイール、リアバンパー（ブラック塗装とそう）を追加ついかしたモデル。

Aプレミアム

本ほん革かわシート、シートベンチレーションなどが標準ひょうじゅん装備そうびとなっている最上級さいじょうきゅうグレード。

Aプレミアム "ツーリングセレクション"

「Aプレミアム」に専用せんよう内装ないそう及および専用せんようタイヤ（215/45R17）・専用せんようアルミホイール、リアバンパー（ブラック塗装とそう）を追加ついかしたモデル。

年表ねんぴょう

2015年ねん9月がつ9日にち

米国べいこくネバダ州しゅう・ラスベガスで世界せかい初はつ披露ひろう。

2015年ねん年末ねんまつから日本にっぽんで販売はんばいを始はじめ、順次じゅんじ世界せかい各国かっこく・各かく地域ちいきでの発売はつばいを予定よていしていることを発表はっぴょうした。

2015年ねん10月がつ13日にち

4代目だいめの発売はつばい時期じきを12月予定よていとし、採用さいようする主おもな技術ぎじゅつ内容ないようを公表こうひょう。

同年どうねん10月がつ28日にちより開催かいさいの第だい44回かい東京とうきょうモーターショー2015への出展しゅってんを予定よていしていることも合あわせて発表はっぴょうされた。

2015年ねん12月9日にち

フルモデルチェンジ。

キャッチフレーズは「PRIUS! IMPOSSIBLE」で、CMキャラクターは福山ふくやま雅治まさはると大泉おおいずみ洋ひろし。

CMの他ほかにも、「TRY!PRIUS」キャンペーンを展開てんかいし、プリウス試乗しじょう○○シリーズ（例れい プリウス試乗しじょう味あじガム（ロッテとコラボレーション）、プリウス試乗しじょうソング（水曜日すいようびのカンパネラとコラボレーションした楽曲がっきょく『松尾まつお芭蕉ばしょう』）を展開てんかい。また、プリウスの部品ぶひんを擬人ぎじん化かしたキャラクターによる企画きかく「PRIUS IMPOSSIBLE GIRLS」も展開てんかいされた。

なお、先代せんだいベースのプリウスPHVは、新型しんがたに移行いこうせず継続けいぞく販売はんばい（その後ご、2017年ねん2月がつ15日にちにフルモデルチェンジを実施じっし）。

2016年ねん8月がつ8日にち

特別とくべつ仕様しよう車しゃ「S "Safety Plus"」を発売はつばい。

「S」をベースに、通常つうじょうはメーカーオプション設定せっていである衝突しょうとつ回避かいひ支援しえんパッケージ「Toyota Safety Sense P」をはじめ、インテリジェントクリアランスソナー、シンプルインテリジェントパーキングアシスト、カラーヘッドアップディスプレイ、LEDフロントフォグランプ、「ナビレディセット（バックカメラ、ステアリングスイッチ（音声おんせい認識にんしき・ハンズフリー通話つうわ））」を特別とくべつ装備そうびしている。ボディカラーは「スティールブロンドメタリック」をはじめとする4色しょくを設定せってい。

2017年ねん11月1日にち

一部いちぶ改良かいりょう。同時どうじに2つの特別とくべつ仕様しよう車しゃを設定せってい（同日どうじつ発売はつばいだが、特別とくべつ仕様しよう車しゃ「Aプレミアム "ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited"」のみ、11月15日にち発売はつばい）。

• 一部いちぶ改良かいりょうでは、ピアノブラック加か飾かざりのフロントコンソールトレイを採用さいよう（「A」・「Aプレミアム」（各かくグレードの「ツーリングセレクション」を含ふくむ）で内装ないそう色しょくブラックを選択せんたく時じ）。また、11.6インチのT-Connect SDナビゲーションシステムが採用さいようされ、「A」・「Aプレミアム」（各かくグレードの「ツーリングセレクション」を含ふくむ）にオプション設定せっていされた。
• 特別とくべつ仕様しよう車しゃ「S "Safety Plus"」は、2016年ねん8月がつ発売はつばい時じの装備そうび内容ないようから一部いちぶ変更へんこうとなり、カラーヘッドアップディスプレイが省はぶかれた一方いっぽう、内うち外装がいそうにブラック加か飾かざりを施ほどこしたツートーン仕様しよう「S "Safety Plus・Two tone"」が追加ついかされた。
• 「Aプレミアム "ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited"」は、プリウスの誕生たんじょう20周年しゅうねんを記念きねんした特別とくべつ仕様しよう車しゃ。「Aプレミアム」をベースに「ツーリングセレクション」の装備そうび内容ないように加くわえ、ボディカラーは特別とくべつ設定せってい色しょくツートーンボディカラーとして、ルーフ色しょく「アティチュードブラックマイカ」とボディ色しょく「ホワイトパールクリスタルシャイン」の組くみ合あわせ、およびボディ色しょく「エモーショナルレッド」（メーカーオプション）の組くみ合あわせの2色しょくを設定せってい。エクステリアでは、ブラックスパッタリング塗装とそうが施ほどこしたアルミホイールを特別とくべつ装備そうびとした。インテリアでは、シート表皮ひょうひにホワイトのプレミアムナッパ本ほん革かわを採用さいよう。また、随所ずいしょにブラック加か飾かざりを施ほどこし、フロアコンソールトレイにはナトコ製せいの「自己じこ治癒ちゆ」クリアーを採用さいようするほか、アクセントに専用せんようレッド加か飾かざりを施ほどこしたサイドレジスターなどを採用さいようしている。また、ベース車しゃではメーカーオプションとなる11.6インチ T-Connect SDナビゲーションシステム、オリジナル加か飾かざりを施ほどこした専用せんようスマートキー、専用せんよう車しゃ検証けんしょう入いれ（プレミアムナッパ本ほん革かわ仕様しよう）を特別とくべつ装備そうびとしている。なお、本ほん特別とくべつ仕様しよう車しゃは12月下旬げじゅんまでの期間きかん限定げんてい受注じゅちゅうとなる。

2018年ねん4月がつ

衝突しょうとつ回避かいひ支援しえんパッケージの名称めいしょうを「Toyota Safety Sense P」から、「Toyota Safety Sense」に変更へんこう（公式こうしき発表はっぴょうなし）。

2018年ねん11月28日にち

30日にちから開催かいさいのロサンゼルスモーターショー2018に先立さきだち、日本にっぽん時間じかん2018年ねん11月28日にちにマイナーチェンジモデル（2019年ねんモデル）が世界せかい初はつ公開こうかいされた。

2018年ねん12月17日にち

マイナーチェンジ。

• キャッチフレーズは「あなたに答こたえを。」。
• 外観がいかんはグリル・バンパー・ランプ類るいなどが意匠いしょう変更へんこうされたほか、アルミホイールは15インチ（「A」・「Aプレミアム」に装備そうび）はツインスポーク形状けいじょうに、17インチ（「ツーリングセレクション」に装備そうび）は樹脂じゅし加か飾かざり部ぶにチタン調ちょうの塗装とそうが採用さいようされた。また、寒冷かんれい地ち仕様しように装備そうびされるリアフォグランプが先代せんだいと同様どうようの片側かたがわ一いち灯とう式しきに変更へんこうされた。内装ないそうはインストルメントパネルやフロアコンソールトレイなどにブラック加か飾かざりが採用さいようされた。ボディカラーはオプションカラーの「エモーショナルレッド」を「エモーショナルレッドII」に差さし替かえ、「ダークブルーマイカメタリック」に替かわり「ブルーメタリック」を追加ついか設定せっていした（ただし、ボディカラーが限定げんていされている「E」は変更へんこうなし）。併あわせて「ツーリングセレクション」には「スーパーホワイトII」、「アティチュードブラックマイカ」、「サーモテクトライムグリーン」を除のぞく6色しょくにおいて、ブラックの幾何きか学がく調しらべルーフフィルム仕様しようがメーカーオプションで設定せっていされた。
• また、15代目だいめクラウンやカローラスポーツ（カローラシリーズ通算つうさん12代目だいめ）に続つづき、専用せんよう通信つうしん機きDCMを全車ぜんしゃに標準ひょうじゅん装備そうびし、T-Connectサービスの3年間ねんかんの無償むしょう提供ていきょうが付与ふよされる。メーカーオプションのT-Connect SDナビ又またはディーラーオプションのT-Connectナビを装着そうちゃくすることで、オペレーターサービス、ハイブリッドナビ機能きのう（T-Connectナビのみ対応たいおう、利用りようにはT-Connectの契約けいやくとマップオンデマンドが有効ゆうこう期限きげん内ないである事ことが必要ひつよう）、LINEマイカーアカウントを利用りようすることができる。
• 既すんで採用さいようの「Toyota Safety Sence」は「E」・「S（「ツーリングセレクション」を含ふくむ）」にも標準ひょうじゅん装備そうび化かされたほか、駐車ちゅうしゃ場じょうからの後退こうたい時じに左右さゆう後方こうほうから接近せっきんしてくる車両しゃりょうを検知けんちし、ドアミラーの点滅てんめつとブザーによって注意ちゅうい喚起かんきするリアクロストラフィックアラートを「A」と「Aプレミアム」（各かくグレードの「ツーリングセレクション」を含ふくむ）にT-Connect SDナビゲーションシステム又またはナビレディセットとのセットでメーカーオプション設定せっていされた。
• 装備そうび面めんでは、「A」・「Aプレミアム」（各かくグレードの「ツーリングセレクション」を含ふくむ）にメーカーオプション設定せっていされているおくだけ充電じゅうでん（ワイヤレス充電じゅうでん）のスペースを拡大かくだいして大型おおがたのスマートフォンにも対応たいおうしたほか、「Aプレミアム（を含ふくむ）」には前ぜん席せきに吸すい込こみ方式ほうしきのシートベンチレーションが標準ひょうじゅん装備そうびされた。
• なお、「E」はJC08モードでの燃料ねんりょう消費しょうひ率りつが変更へんこうとなり、39.0km/Lとなった。

2020年ねん7月がつ1日にち

一部いちぶ改良かいりょう並ならびに特別とくべつ仕様しよう車しゃ「S "Safety Plus II"」を発売はつばい。

• 「Toyota Safety Sense」が機能きのう向上こうじょうされ、プリクラッシュセーフティは検知けんち範囲はんいを昼間ひるまの歩行ほこう者しゃに加くわえ、夜間やかんの歩行ほこう者しゃと昼間ひるまの自転車じてんしゃ運転うんてん者しゃにも拡大かくだいされたほか、レーダークルーズコントロール使用しよう時じに同どう一いち車線しゃせん内ない中央ちゅうおうを走行そうこうするように操舵そうだ支援しえんをするレーントレーシングアシスト（LTA）、カメラで認識にんしきした道路どうろ標識ひょうしきをディスプレイ上じょうに表示ひょうじすることで道路どうろ標識ひょうしきの見落みおとしを減へらすロードサインアシスト（RSA）、先行せんこう車しゃの発進はっしんをブザーとディスプレイの表示ひょうじで知しらせる先行せんこう車しゃ発進はっしん告知こくち機能きのうが搭載とうさいされた。
• 従来じゅうらいはメーカーオプション設定せっていだったインテリジェントクリアランスソナー［パーキングサポートブレーキ（静止せいし物ぶつ）］が全車ぜんしゃに標準ひょうじゅん装備そうび化かされた。
• また、トヨタ車しゃで初はつとなる急きゅうアクセル時じ加速かそく抑制よくせい「プラスサポート」を採用さいよう。本ほん機能きのうは販売はんばい店てん装着そうちゃくオプションのプラスサポート用ようスマートキーで解かい錠じょうすると自動じどうでシステムが起動きどうし、進行しんこう方向ほうこうに障害しょうがい物ぶつが無ない場合ばあいでもペダルの踏ふみ間違まちがいを検知けんちした際さいに急きゅうな加速かそくを抑制よくせいするものである（自動じどうでブレーキする機能きのうは無ない為ため、作動さどうした場合ばあいにはブレーキペダルを踏ふんで停車ていしゃする必要ひつようがある）。ドライバーに応おうじて標準ひょうじゅんのスマートキーと使つかい分わけることも可能かのうである。
• 給電きゅうでん機能きのうの強化きょうかも行おこなわれ、AC100V・1500Wのアクセサリーコンセントを全車ぜんしゃに標準ひょうじゅん装備そうびされた。
• いずれも「ツーリングセレクション」を除のぞく「S（特別とくべつ仕様しよう車しゃ"Safety Plus II"を含ふくむ）」・「A」・「Aプレミアム」の寒冷かんれい地ち仕様しよう車しゃでは、新あらたに車くるま高だか・最低さいてい地上ちじょう高だかを25mm上あげる車くるま高だかアップ対応たいおうが選択せんたくできるようになった。
• ボディカラー（いずれもメーカーオプション）は、「サーモテクトライムグリーン」と「ツーリングセレクション」に設定せっていされていた幾何きか学がく調ちょうルーフフィルム仕様しようが廃止はいしされ、ホワイトパール系けいを「ホワイトパールクリスタルシャイン」から「プラチナホワイトパールマイカ」に差さし替かえた。
• 特別とくべつ仕様しよう車しゃ「S "Safety Plus II"」は2016年ねん8月がつと2017年ねん11月に発売はつばいされた特別とくべつ仕様しよう車しゃ「S "Safety Plus"」のバージョンアップ仕様しようで、ナビレディセットに加くわえ、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラート、LEDアクセサリーランプ（薄暮はくぼ灯ひ）、「ナノイー」、雨滴うてき感応かんおう式しきオートワイパー、自動じどう防ぼう眩まぶしインナーミラーが特別とくべつ装備そうびされた。ボディカラーは、プラチナホワイトパールマイカ（メーカーオプション）、シルバーメタリック、グレーメタリック、アティチュードブラックマイカの4色しょくを設定せってい。
• なお、今回こんかいの一部いちぶ改良かいりょうでWLTCモードによる排出はいしゅつガス・燃料ねんりょう消費しょうひ率りつに対応たいおうし、全車ぜんしゃ「平成へいせい30年ねん排出はいしゅつガス基準きじゅん75%低減ていげんレベル（☆☆☆☆☆）」認定にんていを取得しゅとく。また、「S」・「A」・「Aプレミアム」の「ツーリングセレクション」は「2020年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん+40%」達成たっせいとなった。

2021年ねん6月がつ3日にち

一部いちぶ改良かいりょう並ならびに特別とくべつ仕様しよう車しゃ「S"ツーリングセレクション・Black Edition"」・「A"ツーリングセレクション・Black Edition"」を発売はつばい。

• 「E」を除のぞく全車ぜんしゃに8インチディスプレイオーディオ、「A」と「A"ツーリングセレクション"」に「ナノイー」をそれぞれ標準ひょうじゅん装備そうびされた。
• ボディカラーは「スティールブロンドメタリック」を廃止はいしする替かわりに、「ブラッキシュアゲハガラスフレーク（メーカーオプション）」が新あらたに設定せっていされた。
• 特別とくべつ仕様しよう車しゃは「S "ツーリングセレクション"」・「A "ツーリングセレクション"」をベースに、外観がいかんはBi-Beam LEDヘッドランプと17インチアルミホイールにブラック加か飾かざり（アルミホイールはブラック塗装とそう樹脂じゅし加か飾かざりパーツを装着そうちゃく）が施ほどこされ、サイドポンツーン（ブラック）を特別とくべつ装備そうび。内装ないそうはセンタークラスターパネルにダークアルマイト調ちょう塗装とそう+ヘアライン加工かこうを、センタークラスター・インパネオーナメントモール、サイドレジスターベゼル、レジスターノブ（センター・サイド）の加か飾かざりをダークメッキ調ちょうに、エレクトロシフトマチックのシフトノブをブラック加か飾かざりに変かえ、アルミペダル（アクセル・ブレーキ）を装備そうび。「S "ツーリングセレクション・Black Edition"」はセンターピラーガーニッシュをブラック塗装とそうに、フロントコンソールトレイをピアノブラック加か飾かざりにそれぞれ変更へんこうされ、快適かいてき温熱おんねつシート（運転うんてん席せき・助手じょしゅ席せき）と「ナノイー」が特別とくべつ装備そうびされた。ボディカラーは、プラチナホワイトパールマイカ（メーカーオプション）、グレーメタリック、新しん色いろのブラッキッシュアゲハガラスフレーク（メーカーオプション）、特別とくべつ設定せってい色しょくのプレシャスブラックパール（メーカーオプション）の4色しょくが設定せっていされ、プラチナホワイトパールマイカとグレーメタリックにはプレシャスブラックパールと組くみ合あわせた特別とくべつ設定せっていの2トーン（メーカーオプション）も設定せっていされる。
• なお、今回こんかいの一部いちぶ改良かいりょうで「2030年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅん優良ゆうりょう車しゃ」となり、2030年度ねんど燃費ねんぴ基準きじゅんを達成たっせいした。

プリウスPHV（2代目だいめ）

トヨタ・プリウスPHV（2代目だいめ） ZVW52型がた
S "ナビパッケージ・Safety Plus" フロント
S "ナビパッケージ・Safety Plus" リア
S "ナビパッケージ・GR SPORT" フロント
概要がいよう
販売はんばい期間きかん	2017年ねん2月がつ15日にち - 2023年ねん2月がつ28日にち
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん	4名めい（2017年ねん2月がつ発売はつばい型がた） 5名めい（2019年ねん5月がつ発売はつばい型がた）
ボディタイプ	5ドアファストバックセダン
駆動くどう方式ほうしき	前輪ぜんりん駆動くどう
プラットフォーム	GA-Cプラットフォーム
パワートレイン
エンジン	2ZR-FXE型かた： 1,797cc 直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC
モーター	1NM型がた：交流こうりゅう同期どうき電動でんどう機き 1SM型がた：交流こうりゅう同期どうき電動でんどう機き（ジェネレーター兼用けんよう）
最高さいこう出力しゅつりょく	エンジン： 72kW（98PS）/5,200rpm モーター（1NM型がた）： 53kW（72PS） モーター（1SM型がた）: 23kW（31PS） システム最高さいこう出力しゅつりょく： 90kW（122PS）
最大さいだいトルク	エンジン： 142N･m（14.5kgf･m）/ 3,600rpm モーター（1NM型がた）： 163N･m（16.6kgf･m） モーター（1SM型がた）： 40N･m（4.1kgf･m）
変速へんそく機き	電気でんき式しき無む段だん変速へんそく機き
サスペンション
前まえ	ストラット式しき
後のち	ダブルウィッシュボーン式しき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース	2,700mm
全長ぜんちょう	4,645mm 4,685mm（S“GR SPORT”）
全幅ぜんぷく	1,760mm
全ぜん高こう	1,470mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう	1,510 - 1,550kg
その他た
ブレーキ	前まえ：ベンチレーテッドディスク 後ご：ディスク

プラグインハイブリッドモデル「プリウスPHV」は2017年ねん2月がつに2代目だいめに移行いこうした。先代せんだいモデルは2016年ねん4月がつに日本にっぽんでの販売はんばいを終了しゅうりょうしていたため、10ヶ月かげつぶりに市場いちばに再さい投入とうにゅうされることとなった。なお、販売はんばい地域ちいきにより名称めいしょうが異ことなり、日本にっぽんや台湾たいわんなどでは「PRIUS PHV」、北米ほくべいや韓国かんこくでは「PRIUS PRIME」、フランスでは「PRIUS Hybride Rechargeable」、フランスを除のぞいた欧州おうしゅうの大半たいはんでは「PRIUS Plug-in Hybrid」（但ただし、欧州おうしゅう圏けんのすべてのエンブレム表記ひょうきは「PHV」）となる。また、車両しゃりょう型式けいしきはZVW52型がたとなる。

リチウムイオン電池でんち（駆動くどう用ようバッテリー）の容量ようりょうを先代せんだいの21.5Ahから25Ahに増ふやしシステムの効率こうりつ化かを行おこなったことで、JC08モード・充電じゅうでん電力でんりょく使用しよう時じ走行そうこう距離きょり（EV走行そうこう距離きょり）を先代せんだいの26.4kmから、68.2kmへと2倍ばい以上いじょう向上こうじょうさせている。また、駆動くどう用ようモーターだけでなく、発電はつでん用ようモーター（ジェネレーター）を駆動くどう用ようとしても使用しようする「デュアルモータードライブシステム」を採用さいようし、加速かそく性能せいのうが向上こうじょうした。併あわせて、駆動くどう用ようバッテリー専用せんようヒーターや世界せかい初はつとなるガスインジェクション機能きのう付づけヒートポンプオートエアコンを採用さいようしたことで、EVモード走行そうこう時じにエンジンがかかりにくい状態じょうたいの維持いじに貢献こうけんした。

パワートレインは、4代目だいめプリウスで大幅おおはば改良かいりょうを実施じっしした直列ちょくれつ4気筒きとう1.8L「2ZR-FXE」型がた（98PS/72kW）と、駆動くどう用ようモーター「1NM」型がた（72PS/53kW）に加くわえ、先述せんじゅつの発電はつでん用ようモーター（ジェネレーター）兼用けんようの「1SM」型がた（31PS/23kW）を搭載とうさいしている。

「TNGA」に基もとづき一新いっしんしたプラットフォームは、4代目だいめプリウスと基本きほん的てきに共通きょうつう。リヤサスペンションはトーションビーム式しきから、ダブルウィッシュボーン式しき（スタビライザー付づけ）に変更へんこうしている。

充電じゅうでん方法ほうほうは急速きゅうそく充電じゅうでんやAC200V/16Aの普通ふつう充電じゅうでんに加くわえ、家庭かていの配線はいせんをそのまま利用りようしての充電じゅうでんが可能かのうなようにAC100V/6Aの普通ふつう充電じゅうでんにも対応たいおうしたほか、量産りょうさん車しゃでは世界せかい初はつとなるソーラー充電じゅうでんシステムも採用さいよう（メーカーオプション設定せってい、本ほんシステムはパナソニックが開発かいはつした「HIT」車載しゃさいタイプが用もちいられている）。太陽光たいようこうの自然しぜんエネルギーを駐車ちゅうしゃ中ちゅうに駆動くどう用ようバッテリーに供給きょうきゅうし、平均へいきん約やく2.9km/日にち・最大さいだい約やく6.1km/日にち分ぶんの走行そうこう分ぶんの電力でんりょく量りょうを充電じゅうでん可能かのうで、走行そうこう時じに補ほ機きバッテリーの消費しょうひを補おぎない燃費ねんぴ向上こうじょうに貢献こうけんする。外部がいぶ給電きゅうでん機能きのうに関かんしてはエンジンをかけずに給電きゅうでんする「EV給電きゅうでんモード」を追加ついかし、エンジンを作動さどうする「HV給電きゅうでんモード」では最大さいだい1,500Wの出力しゅつりょくでガソリン満まんタン状態じょうたいから2日にち程度ていどの電力でんりょく供給きょうきゅうを可能かのうにした。

エクステリアデザインは先代せんだいと異ことなり4代目だいめプリウスから大おおきく差別さべつ化かされ、ひと目めで「プリウスPHV」だと印象いんしょうづけるデザインを追求ついきゅうしている。フロントグリルは透明とうめいアクリル樹脂じゅしを採用さいようした大型おおがたタイプを、ヘッドランプは先行せんこう車しゃのテールランプや対向たいこう車しゃのヘッドランプで車両しゃりょうを認識にんしきし、照射しょうしゃ範囲はんいを左右さゆう16個このLEDで細ささやかに制御せいぎょするアダプティブハイビームシステムを備そなえた4灯とう式しきLEDタイプをそれぞれ採用さいよう。リアデザインは、空そら力りょく性能せいのうの向上こうじょうを目的もくてきにバックドアガラスに二ふたつの膨ふくらみを持もつ「ダブルバブルウィンドゥ」を採用さいよう。また、ハイマウントストップランプとリアコンビネーションランプを一本いっぽんの赤あかいラインでつないだデザインとなっており、バックドアにはトヨタブランド車しゃで初はつとなるCFRP（炭素たんそ繊維せんい強化きょうか樹脂じゅし）を採用さいようした。前後ぜんごデザインの変更へんこうにより、4代目だいめプリウスより全長ぜんちょうが105mm延長えんちょうされている。また、先代せんだいモデルと比較ひかくすると、全長ぜんちょうは185mm、全幅ぜんぷくは15mm拡大かくだい。また、全ぜん高こうは20mm低ひくくなった。ホイールベースは先代せんだいと変かわらず2,700mmのため、前後ぜんごのオーバーハングが大おおきく延長えんちょうされたディメンションとなっている。

また、トヨタ初はつの11.6インチT-Connect SDナビゲーションシステムとDCMを「S」を除のぞく全車ぜんしゃに標準ひょうじゅん装備そうびし、コネクティッドサービス「T-Connect DCMパッケージ」が初度しょど登録とうろくから3年間ねんかん無料むりょうで利用りよう可能かのうなほか、PHV専用せんようスマートフォン向むけアプリ「Pocket PHV」を利用りようできる。4代目だいめプリウスに採用さいようされている衝突しょうとつ回避かいひ支援しえんパッケージ「Toyota Safety Sense P」はプリウスPHVにも採用さいようされており、全車ぜんしゃ標準ひょうじゅん装備そうびされる（ただし、「S」はオプションで「Toyota Safety Sense P」の非ひ装備そうび設定せっていが可能かのうである）。

年表ねんぴょう（プリウスPHV）

2016年ねん3月がつ23日にち

2016年ねんニューヨーク国際こくさいオートショーにおいて、フルモデルチェンジを予定よていしている「プリウスPHV」を発表はっぴょう。

2代目だいめは、米国べいこくでは「プリウス プライム」の車くるま名めいで、日本にっぽん、欧州おうしゅうにおいては新型しんがた「プリウスPHV」として、2016年ねん秋あきから導入どうにゅうを予定よていしていることを、合あわせて発表はっぴょうした。

2016年ねん8月がつ3日にち

新型しんがたプリウスPHVの国内こくないでの発売はつばい時期じきを、当初とうしょ予定よていしていた今秋こんしゅうから、今冬こんとうに延期えんきすることを発表はっぴょう。

2017年ねん2月がつ15日にち

フルモデルチェンジ。

キャッチフレーズは「ハイブリッドの次つぎは、なんだ？」で、CMキャラクターには石原いしはらさとみを起用きよう。

グレード構成こうせいは、オーディオレス（6スピーカー付づけ、カバーレス）仕様しようの普及ふきゅうグレード「S」、ブラインドスポットモニター（BSM）・インテリジェントクリアランスソナー（巻まき込こみ警報けいほう機能きのう付づけ）・シンプルインテリジェントパーキングアシスト・T-ConnectSDナビゲーションシステムなどを追加ついかし、充電じゅうでんインレットに急速きゅうそく充電じゅうでん機能きのうを追加ついかした上級じょうきゅうグレード「A」、雨滴うてき感応かんおう式しきオートワイパー・カラーヘッドアップディスプレイ・「ナノイー」・アクセサリーコンセントなどを追加ついかした最上級さいじょうきゅうグレード「Aプレミアム」の3グレードが基本きほん。「S」には「A」に装備そうびされているLEDフロントフォグランプ・先読さきよみエコドライブ（先読さきよみ減速げんそく支援しえん）・T-ConnectSDナビゲーションシステムなどを追加ついかした「ナビパッケージ」、「A」にはシートを「Aプレミアム」と同おなじ仕様しよう（本ほん革かわシート表皮ひょうひ・運転うんてん席せき8ウェイパワー&助手じょしゅ席せき4フェイフロントシート・運転うんてん席せき電動でんどうランバーサポート・合成ごうせい皮革ひかく巻まき（ステッチ付づけ）リア大型おおがたセンターアームレスト）とした「レザーパッケージ」がそれぞれ設定せっていされる。

衝突しょうとつ回避かいひ支援しえんパッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車ぜんしゃに標準ひょうじゅん装備そうび。プリクラッシュセーフティ（歩行ほこう者しゃ[昼ひる]検知けんち機能きのう付づけ衝突しょうとつ回避かいひ支援しえんタイプ/ミリ波はレーダー＋単眼たんがんカメラ方式ほうしき）、レーンディパーチャーアラート（ステアリング制御せいぎょ機能きのう付づけ）、アダプティブハイビームシステム（AHS）、レーダークルーズコントロール（全ぜん車速しゃそく追従ついしょう機能きのう付づけ）といった機能きのうで構成こうせいされる。

ボディカラーは、先代せんだいから継続けいぞく設定せっていされる「スーパーホワイトII」、「ホワイトパールクリスタルシャイン」（メーカーオプション）、「シルバーメタリック」、「アティチュードブラックマイカ」の4色しょくに、新しん設定せっていの「グレーメタリック」、「エモーショナルレッド」（メーカーオプション）、「スティールブロンドメタリック」、「サーモテクトライムグリーン」（メーカーオプション）、新規しんき開発かいはつ色しょくの「スピリテッドアクアメタリック」を加くわえた全ぜん9色しょくを設定せっていしている。

2017年ねん9月がつ19日にち

「GR」を追加ついか。

「GR」は、スポーツコンバージョン車しゃ「G's」に替かわるスポーツカーシリーズ。プリウスPHVには「S」および「S“ナビパッケージ”」をベース車両しゃりょうとした「S“GR SPORT”」、「S“ナビパッケージ・GR SPORT”」として販売はんばいされる。

エクステリアは、専用せんようデザインのフロントバンパー、アッパーグリル＋大だい開口かいこうロアグリル（スモークメッキ）、専用せんようリヤバンパー＋リヤバンパーロアカバー、専用せんようエンブレム（フロント・サイド・リヤ）を採用さいよう。前後ぜんごバンパーのデザイン変更へんこうにより、全長ぜんちょうは40mm延長えんちょうされている。また、大型おおがたフォグランプベゼル/LEDイルミネーションビーム、フロントコーナーベゼル、リヤコーナーベゼルを採用さいよう。LEDヘッドランプはスモーク加か飾かざりを施ほどこされ、LEDリヤコンビネーションランプ＆ハイマウントストップランプにはスモーククリアレンズを採用さいよう。ドアミラーカバーはブラックに、トヨタエンブレムは「アクリル＋ブラック」に、それぞれカラーリングが変更へんこうされている。また、リヤピラーガーニッシュはGR専用せんようの「ボディ同色どうしょく」が標準ひょうじゅん（ベース車しゃと共通きょうつうの「艶つやありブラック」も選択せんたく可能かのう）となる。前後ぜんごバンパーのデザイン変更へんこうにより、全長ぜんちょうは40mm延長えんちょうされ、4,685mmとなっている。

足あし回まわりでは、専用せんようチューニングサスペンション（フロント約やく13mmダウン）、専用せんよう剛性ごうせいアップパーツ＆空そら力りょくパーツの採用さいようにより、操縦そうじゅう安定あんてい性せいとボディ剛性ごうせいを更さらに強化きょうか。また、専用せんようブレーキキャリパー（ホワイト塗装とそう（フロント・リヤ）/GRロゴ付づけ（フロントのみ））も採用さいようする。タイヤは、225/40R18（ダンロップ SP SPORT 2050）を装備そうび。18インチアルミホイールは、「S“GR SPORT”」が「ダークグレー塗装とそう＋切削せっさく光輝こうき＋レーザー照射しょうしゃレッドライン）＋専用せんようオーナメント」を、また、「S“ナビパッケージ・GR SPORT”」は「ダークスパッタリング＋専用せんようオーナメント」をそれぞれ装着そうちゃくする。

インテリアでは、専用せんようスポーティーシート（GRエンブレム付づけ+シルバーダブルステッチ付づけ）を採用さいよう。シート表皮ひょうひはメイン部ぶをパーフォレーション付づけブランノーブ、サイド部ぶに合成ごうせい皮革ひかくを採用さいようしている。また、専用せんよう小径しょうけい本ほん革かわ巻まき3本ほんスポークステアリングホイール（シルバーステッチ＋GRエンブレム+スポーク部ぶ：ダークシルバー塗装とそう）を採用さいよう。その他た、専用せんようタコメーター、専用せんようスタートスイッチ（共ともにGRロゴ付づけ）、アルミペダル（アクセル・ブレーキ）、シフトノブ（スモークブラック加か飾かざり）＋シフトパネル（ブラック加か飾かざり）、メーターフード（スエード調ちょうファブリック＋ダブルステッチ）、フロントピラー（ブラック）、センタークラスターモール（ダークメッキ調ちょう）、センタークラスターパネル（ダークアルマイト調ちょう塗装とそう＋ヘアライン加工かこう）、センター＆サイドレジスターノブ（ダークメッキ調ちょう）、サイドレジスターベゼル（ダークメッキ調ちょう）、フロント大型おおがたコンソールボックス（スエード調ちょうファブリック巻まき＋ダブルステッチ）、リヤ大型おおがたセンターアームレスト（スエード調ちょうファブリック巻まき＋ダブルステッチ＋ブラック加か飾かざり）、フロントドアスイッチベース（ダークアルマイト調ちょう塗装とそう＋ヘアライン加工かこう）、リヤドアスイッチベース（ダークアルマイト調ちょう塗装とそう）、フロント＆リヤドアアームレスト（スエード調ちょうファブリック+ダブルステッチ）を採用さいようしている。

ボディカラーは、「スーパーホワイトII」、「スティールブロンドメタリック」が未み設定せっていとなり、全ぜん7色しょくから選択せんたくができる。

2017年ねん12月25日にち

特別とくべつ仕様しよう車しゃ「S "Safety Plus"」、「S "ナビパッケージ・Safety Plus"」、「A "Utility Plus"」を設定せってい。（2018年ねん1月がつ8日にち発売はつばい）

「S "Safety Plus"」、「S "ナビパッケージ・Safety Plus"」は「S」、「S "ナビパッケージ"」をベースに、「インテリジェントクリアランスソナー」、「シンプルインテリジェントパーキングアシスト」を特別とくべつ装備そうび。さらにS"Safety Plus"は、外出がいしゅつ先さきでも短時間たんじかんで充電じゅうでん可能かのうな急速きゅうそく充電じゅうでんインレット、後退こうたい時じにバックカメラによる後方こうほう映像えいぞうの画面がめん表示ひょうじを可能かのうにするナビレディセット（バックカメラ）を、「S "ナビパッケージ・Safety Plus"」は、アクセサリーコンセント（AC100V・1500W、ヴィークルパワーコネクター付づけ）、ETC2.0ユニットを特別とくべつ装備そうびしている。

「A "Utility Plus"」は、「インテリジェントクリアランスソナー」、「シンプルインテリジェントパーキングアシスト」を標準ひょうじゅん装備そうびした「A」をベースに、アクセサリーコンセント（AC100V・1500W、ヴィークルパワーコネクター付づけ）、ETC2.0ユニットを特別とくべつ装備そうびとしている。

また、すべての特別とくべつ仕様しよう車しゃにおいて、ステアリングとシフトパネルにブラック加か飾かざりを施ほどこしている。

2018年ねん4月がつ

衝突しょうとつ回避かいひ支援しえんパッケージの名称めいしょうを「Toyota Safety Sense P」から、「Toyota Safety Sense」に変更へんこう（公式こうしき発表はっぴょうなし）。

2018年ねん12月

ボディカラーの設定せっていを変更へんこう（公式こうしき発表はっぴょうなし）。

「サーモテクトライムグリーン」（メーカーオプション）を廃止はいしし、全ぜん8色しょく（GR SPORT系けいは全ぜん6色しょく）の設定せっていとした。

2019年ねん5月がつ9日にち

一部いちぶ改良かいりょうされた。

乗車じょうしゃ定員ていいんを4名めいから5名めいに変更へんこう。

また、急速きゅうそく充電じゅうでんインレットに外部がいぶ給電きゅうでん装置そうち（V2H）が新あらたにオプション設定せっていされ、別売べつうりのV2H機器ききと接続せつぞくすることで駆動くどう用ようバッテリーに蓄たくわえられた電力でんりょくを家庭かてい用よう電力でんりょくとして利用りようすることが可能かのうになるほか、住宅じゅうたくの太陽光たいようこう発電はつでんなどで生しょうじた過剰かじょう電力でんりょくを駆動くどう用ようバッテリーに蓄電ちくでんさせることも可能かのうとなり、200V用よう充電じゅうでんケーブルを使用しようした場合ばあいよりも充電じゅうでん時間じかんの大幅おおはば短縮たんしゅくが可能かのうとなった。

安全あんぜん装備そうびが拡充かくじゅうされ、駐車ちゅうしゃ場じょうからの後退こうたい時じに左右さゆう後方こうほうから接近せっきんする車両しゃりょうを検知けんちして感知かんちするリアクロストラフィックアラートを「S」を除のぞく全車ぜんしゃに、ナビゲーションの画面がめん上じょうに車両しゃりょうを上うえから見みたような映像えいぞうを表示ひょうじするパノラミックモニターを各かくグレードの「ナビパッケージ」にそれぞれ標準ひょうじゅん装備そうびされた。

さらに、専用せんよう通信つうしん機きDCMを全車ぜんしゃに標準ひょうじゅん搭載とうさいされ、「eケアサービス」や「LINEマイカーアカウント」などのコネクティッドサービスの利用りようが可能かのうとなった（ナビ非ひ搭載とうさいグレードはT-Connect対応たいおうナビの装着そうちゃくが必要ひつよう）。

グレード体系たいけいが一部いちぶ変更へんこうとなり、従来じゅうらいは「S」のみだった「ナビパッケージ」を「A」・「Aプレミアム」にも拡大かくだい設定せっていし、「S」は2017年ねん12月に発売はつばいされた特別とくべつ仕様しよう車しゃ「Safety Plus」の内容ないようを一部いちぶ変更へんこうして「セーフティパッケージ」としてカタロググレード化か。一方いっぽうで、「A」に設定せっていされていた「レザーパッケージ」は廃止はいしされた。

2020年ねん7月がつ1日にち

プリウスと同時どうじに一部いちぶ改良かいりょうされた。

プリウス同様どうように安全あんぜん面めんが強化きょうかされ、「Toyota Safety Sense」の機能きのう向上こうじょう、インテリジェントクリアランスソナー[パーキングブレーキサポート(静止せいし物ぶつ)]の「S」への標準ひょうじゅん装備そうび化か、急きゅうアクセル時じ加速かそく抑制よくせい「プラスサポート」が採用さいようされた。

従来じゅうらいは「Aプレミアム」のみだったアクセサリーコンセントを「S」や「A」にも拡大かくだいして全車ぜんしゃ標準ひょうじゅん装備そうび化か、従来じゅうらいは「S」のみ設定せってい可能かのうだったソーラー充電じゅうでんシステムのメーカーオプション設定せっていを「A」・「Aプレミアム」にも拡大かくだいして全車ぜんしゃで設定せってい可能かのうとなった。

ボディカラーは、メーカーオプションのホワイトパール系けいを「ホワイトパールクリスタルシャイン」から「プラチナホワイトパールマイカ」に差さし替かえた。

なお、今回こんかいの一部いちぶ改良かいりょうによりWLTCモードによる排出はいしゅつガス及およびハイブリッド燃料ねんりょう消費しょうひ率りつに対応たいおうし、プリウス同様どうように「平成へいせい30年ねん排出はいしゅつガス基準きじゅん75%低減ていげんレベル（☆☆☆☆☆）」認定にんていを取得しゅとくした。

2021年ねん6月がつ3日にち

プリウスと同時どうじに一部いちぶ改良かいりょうされた。

8インチディスプレイオーディオを全車ぜんしゃに、「ナノイー」を「A」と「Aプレミアム」にそれぞれ標準ひょうじゅん装備そうびされた。

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  2018年ねん12月発売はつばい型がた S 前面ぜんめん
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  2018年ねん12月発売はつばい型がた S 後こう面めん
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  2015年ねん12月発売はつばい型がた A 前面ぜんめん
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  2015年ねん12月発売はつばい型がた A 後こう面めん
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  2015年ねん12月発売はつばい型がた A "ツーリングセレクション" 室しつ内ない
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  燃料ねんりょう電池でんち車しゃ「MIRAI」と「プリウス」 側面そくめん
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  2015年ねん12月発売はつばい型がた S 前面ぜんめん
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  2015年ねん12月発売はつばい型がた S 後こう面めん
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  2015年ねん12月発売はつばい型がた Aプレミアム“ツーリングセレクション” 前面ぜんめん
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  2015年ねん12月発売はつばい型がた Aプレミアム“ツーリングセレクション” 後ご面めん
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  2015年ねん12月発売はつばい型がた A E-Four(4WD) 前面ぜんめん(サーモテクトライムグリーン)
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  2015年ねん12月発売はつばい型がた A E-Four(4WD) 後ご面めん
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  PHV A プレミアム 前面ぜんめん
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  PHV A プレミアム 後ご面めん
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  PHV A 前面ぜんめん
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  PHV A 後こう面めん
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  PHV A 室内しつない
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  PHV S "ナビパッケージ・GR SPORT" 前面ぜんめん
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  PHV S "ナビパッケージ・GR SPORT" 後ご面めん
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  PHV S "ナビパッケージ・GR SPORT" 室しつ内ない
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  第だい92回かい箱根はこね駅伝えきでん
  大会たいかい会長かいちょう車しゃ
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  第だい93回かい箱根はこね駅伝えきでん
  大会たいかい本部ほんぶ車しゃ（PHV）

5代目だいめ ZVW60/MXWH60 （2023年ねん - ）

トヨタ・プリウス（5代目だいめ） ZVW6# MXWH6#型かた
北米ほくべい仕様しよう（フロント）
北米ほくべい仕様しよう（リア）
概要がいよう
製造せいぞう国こく	日本にっぽん
販売はんばい期間きかん	2023年ねん1月がつ10日とおか -
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん	5名めい
ボディタイプ	5ドアファストバックセダン
駆動くどう方式ほうしき	前輪ぜんりん駆動くどう 四よん輪りん駆動くどう：E-Four（電気でんき式しき4WDシステム） ※四よん輪りん駆動くどうはHEVのみの設定せってい
プラットフォーム	GA-Cプラットフォーム
パワートレイン
エンジン	2ZR-FXE型がた： 1,797 cc 直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC M20A-FXS型がた： 1,986 cc 直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC
モーター	フロント:1VM型がた： 交流こうりゅう同期どうき電動でんどう機き リヤ：1WM型がた（E-Fourのみ） 交流こうりゅう同期どうき電動でんどう機き
最高さいこう出力しゅつりょく	1.8 L車くるま エンジン： 72 kW（98 PS）/5,200 rpm フロントモーター： 70 kW（95 PS） リヤモーター（E-Fourのみ）： 30 kW（41 PS） システム最高さいこう出力しゅつりょく： 103 kW（140 PS） 2.0 L車くるま エンジン： 112 kW（152 PS）/6,000 rpm フロントモーター： 83 kW（113 PS）[HEV・前輪ぜんりん駆動くどう] 120kW（163PS）[PHEV] リヤモーター（E-Fourのみ）： 30 kW（41 PS） システム最高さいこう出力しゅつりょく： 144 kW（196 PS）[HEV・前輪ぜんりん駆動くどう] 146 kW（199 PS）[HEV・四よん輪りん駆動くどう] 164 kW（223 PS）[PHEV]
最大さいだいトルク	1.8 L車くるま エンジン： 142 N･m（14.5 kgf･m）/ 3,600 rpm フロントモーター： 185 N･m（18.9 kgf･m） リヤモーター（E-Fourのみ）： 84 N･m（8.6 kgf･m） 2.0 L車くるま エンジン： 188 N･m（19.2 kgf･m）/ 4,400-5,200 rpm フロントモーター： 206 N･m（21.0 kgf･m）[HEV・前輪ぜんりん駆動くどう] 208N･m（21.2 kgf･m）[PHEV] リヤモーター（E-Fourのみ）： 84 N･m（8.6 kgf･m）
変速へんそく機き	電気でんき式しき無む段だん変速へんそく機き
サスペンション
前まえ	マクファーソンストラット式しき
後のち	ダブルウィッシュボーン式しき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース	2,750 mm
全長ぜんちょう	4,600 mm
全幅ぜんぷく	1,780 mm
全ぜん高こう	1,420 - 1,430 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう	1,360 - 1,480 kg
その他た
ブレーキ	前まえ：ベンチレーテッドディスク 後ご：ディスク
開発かいはつ責任せきにん者しゃ（CE）	上田うえだ泰史やすし

チーフエンジニアはカローラツーリング等ひとしも手掛てがけた上田うえだ泰史やすし。

5代目だいめは「モノフォルムシルエット」を継承けいしょうしつつ、第だい2世代せだいのTNGAプラットフォームの採用さいようによる更さらなる低てい重心じゅうしん化かがなされた。

外観がいかんでは、フロントが16代目だいめクラウンクロスオーバーや2代目だいめC-HR同様どうようのハンマーヘッドデザイン、リアデザインは歴代れきだいで初はじめてナンバープレートがバンパーレベルへと移うつされ、従来じゅうらいのナンバープレートがあった部位ぶいには薄型うすがた一いち文字もじのリアコンビネーションランプが、そしてその真下ましたには16代目だいめクラウンクロスオーバー同様どうように「P R I U S」のバラ文字もじの車くるま名めいロゴエンブレムが中央ちゅうおうに配置はいちされ、2代目だいめから4代目だいめに装着そうちゃくされていたハイブリッドシンボルマーク（HYBRID SYNERGY DRIVE）に替かわって「HEV」エンブレムが装着そうちゃくされた。プリウスPHVの後継こうけいとなるPHEVモデルはHEVと基本きほんデザインを共通きょうつうとしながら、ロアグリルが金属きんぞく調ちょうシルバー加か飾かざりに、リアコンビネーションランプがニュートラルデンシティータイプ（グレースモーク）になり、「PHEV」エンブレムが装着そうちゃくされる。

パワートレインはHEVモデルは4代目だいめからの1.8 Lモデルに加くわえ、2.0 Lモデルが新設しんせつされ、2種類しゅるいとなった。1.8 Lモデルはエンジンは4代目だいめから2ZR-FXE型がたが踏襲とうしゅうされるが、全すべての電動でんどうモジュールが刷新さっしんされたことで、燃料ねんりょう消費しょうひ率りつが向上こうじょうされた。2.0 LモデルはエンジンにM20A-FXS型がたが搭載とうさいされ、燃料ねんりょう消費しょうひ率りつの向上こうじょうに加くわえてシステム最高さいこう出力しゅつりょくが大幅おおはばに向上こうじょうされた。PHEVモデルは2.0 LのM20A-FXS型がたへ換かわ装そうされ、駆動くどう用ようバッテリーの小型こがた化か・大だい容量ようりょう化か（容量ようりょうは2代目だいめプリウスPHVの2倍ばい以上いじょうとなる51 Ah）や駆動くどう用ようモーターの高こう出力しゅつりょく化かによりシステム最高さいこう出力しゅつりょくが2.0 L・HEVモデルを上回うわまわる223 PS（164 kW）を実現じつげんし、EVモードでの走行そうこう距離きょりが2代目だいめプリウスPHVよりも大幅おおはばに向上こうじょうされたことで日常にちじょうの運転うんてんのほぼ全すべてを電気でんきだけで走行そうこう可能かのうな性能せいのうが確保かくほされた。また、山道さんどうなど、アクセルとブレーキの切きり替かえ頻度ひんどが高たかい走行そうこう時じには、設定せっていに応おうじてBレンジ相当そうとうの強つよい回生かいせいブレーキを作用さようさせることでペダルの踏ふみかえ回数かいすうの低減ていげんに寄与きよするリジェネレーションブースト（回生かいせいブースト）が搭載とうさいされた。

予防よぼう安全あんぜんパッケージ「Toyota Safety Sense」には、ブラインドスポットモニターの後方こうほうミリ波はレーダーで後続こうぞく車しゃを検知けんちし、接近せっきんした場合ばあいにはマルチインフォメーションディスプレイやブザーで知しらせる後方こうほう車両しゃりょう接近せっきん告知こくち、後方こうほう車両しゃりょうが非常ひじょうに接近せっきんした場合ばあい、システムからドライバーに対たいして警察けいさつもしくはヘルプネットへの接続せつぞくを提案ていあんするとともに、メーカーオプションのドライブレコーダー装着そうちゃく時じには状況じょうきょうが自動じどう録画ろくがされ、上書うわがきがされにくい専せん用ようの記録きろく領域りょういきにデータが保存ほぞんされる周辺しゅうへん車両しゃりょう接近せっきん時じサポート（録画ろくが機能きのう・通報つうほう提案ていあん機能きのう）、自じ車くるまが停車ていしゃ中ちゅう、ブラインドスポットモニターの後のち側がわ方かたミリ波はレーダーで後方こうほう車両しゃりょうを検知けんちし、追突ついとつされる可能かのう性せいが非常ひじょうに高たかいとシステムが判断はんだんすると、衝突しょうとつ前まえから自じ車くるまのブレーキを作動さどうさせることでその後ご追突ついとつされた場合ばあいの自じ車くるまの速度そくどを減速げんそくするセカンダリーコリジョンブレーキ（停車ていしゃ中ちゅう後ご突対応おう）がトヨタブランドで初はつ採用さいようされた。

PHEVモデルでは、2代目だいめプリウスPHVから2種類しゅるいの外部がいぶ給電きゅうでんモード（EV給電きゅうでんモード・HEV給電きゅうでんモード）が踏襲とうしゅうされているが、室内しつないへの虫むしなどの侵入しんにゅうや雨天うてん時じの雨水あまみずの侵入しんにゅうを防ふせぐ外部がいぶ給電きゅうでんアタッチメントが新あらたに標準ひょうじゅん装備そうびされ、ドアガラスを閉とじたままでの外部がいぶ給電きゅうでんが可能かのうとなった。併あわせて、センターコンソール後部こうぶとラゲージルーム右側みぎがわに備そなわっているアクセサリーコンセント（AC100V・1500W、非常時ひじょうじ給電きゅうでんシステム付づけ）に加くわえて、付属ふぞくのヴィークルパワーコネクターを普通ふつう充電じゅうでんインレットに挿さし込こむことで外部がいぶ給電きゅうでん用ようコンセントとして使用しようすることが可能かのうである。2代目だいめプリウスPHVで採用さいようされたソーラー充電じゅうでんシステムは第だい2世代せだいへ性能せいのう強化きょうかの上うえでメーカーオプション設定せっていされており、普通ふつう充電じゅうでん時じにパワースイッチをONにすると外部がいぶ電源でんげんの電力でんりょくを利用りようしてエアコンやオーディオの操作そうさが可能かのうな「マイルームモード」も搭載とうさいされた。

なお、2代目だいめプリウスPHVで対応たいおうしていた急速きゅうそく充電じゅうでんおよびV2H（Vehicle to Home）には非ひ対応たいおうとなっている。これについてメーカー側がわは「今後こんごの電気でんき自動車じどうしゃの市場いちば拡大かくだいと急速きゅうそく充電じゅうでんスタンドの普及ふきゅう率りつを想定そうていしたこと」を理由りゆうとしている。

グレード

HEVモデルは以下いかの4グレードが設定せっていされるが、PHEVモデルは「Z」のみの設定せっていとなる。

X

4代目だいめでの「E」に相当そうとうする1.8Lエントリー兼けんビジネス向むけグレード。

17インチスチールホイール（樹脂じゅしフルキャップ[ダークグレーメタリック塗装とそう]付づけ）やマイク&マイクアンプ（運転うんてん席せき用よう1個いっこ）が装備そうびされ、オーディオレス仕様しようとしているほか、E-Fourは車くるま高だかアップに対応たいおうしている。

なお、カタログは「X」専用せんようの法人ほうじん向むけカタログが用意よういされており、Webカタログでも本ほんグレードが独立どくりつして紹介しょうかいされている。

U

サブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」専用せんようグレード。

「X」の装備そうび内容ないように加くわえ、防ぼう眩まぶしインナーミラー、バックガイドモニター、8インチディスプレイオーディオ（コネクテッドナビ対応たいおう）、ETC2.0ユニット（VICS機能きのう付づけ）が追加ついかされ、17インチホイールはアルミ（樹脂じゅしフルキャップ[ダークグレーメタリック+マットブラック塗装とそう]付づけ）となる。

また、納車のうしゃ後ごも安全あんぜん性能せいのうなどのソフトウェアをOTA（Over The Air）により最新さいしん版ばんへ更新こうしん可能かのうなソフトウェアアップデート、トヨタ初はつとなる「アップグレードレディ設計せっけい」を採用さいようしたことで従来じゅうらいは新車しんしゃ注文ちゅうもん時じしか装着そうちゃくできなかったアシスト機能きのうや快適かいてき装備そうびを後ごから追加ついか装備そうび可能かのうなハードウェアアップデート、アクセルやブレーキの踏ふみ方かたなどの基本きほん的てきな挙動きょどうからステアリング操作そうさ・ウインカーを出だすタイミングなどの運転うんてん時じの癖くせなども見みえる化かしてより安全あんぜんに運転うんてんできるようにアドバイスする「コネクティッドドライブトレーナー」やユーザーごとに異ことなる消耗しょうもう品ひんの劣化れっか状態じょうたいを推測すいそくして入庫にゅうこのタイミングを通知つうちする「コネクティッドカーケア」で構成こうせいされたコネクティッド機能きのうが備そなわっており、月額げつがく料りょうに全すべて含ふくまれている。

G

2.0Lの普及ふきゅうグレード。

「U」の装備そうび内容ないように加くわえ、リアスタビライザー、フロントパフォーマンスロッド、グリルシャッター、ブラインドスポットモニター[BSM]+安心あんしん降車こうしゃアシスト[SEA]+後方こうほう車両しゃりょう接近せっきん告知こくち+周辺しゅうへん車両しゃりょう接近せっきん時じサポート（通報つうほう提案ていあん機能きのう）+後方こうほう車両しゃりょうへの接近せっきん警報けいほう+セカンダリーコリジョンブレーキ（停車ていしゃ中ちゅう後ご突対応おう）、リアセンターアームレスト（カップホルダー2個こ付づけ）などが装備そうびされ、パーキングサポートブレーキが前ぜん後方こうほう静止せいし物ぶつに加くわえて後方こうほう接近せっきん車両しゃりょうと後方こうほう歩行ほこう者しゃが追加ついかされ、シート表皮ひょうひが上級じょうきゅうファブリックにグレードアップ、タイヤ&アルミホイールが19インチにサイズアップされ、アルミホイールは切削せっさく光輝こうき+ダークグレーメタリック・センターオーナメント付づけとなる。

Z

2.0Lの上級じょうきゅうグレード。

「G」の装備そうび内容ないように加くわえ、パワーバックドア、LEDアクセサリーランプ、緊急きんきゅう時じ操舵そうだ支援しえん（アクティブ操舵そうだ機能きのう付づけ）+フロントクロストラフィックアラート[FCTA]+レーンチェンジアシスト[LCA]、パノラミックビューモニター（床下ゆかした透過とうか表示ひょうじ機能きのう付づけ）、トヨタ チームメイト[アドバンスト パーク]（リモート機能きのう付づけ）+パーキングサポートブレーキ（周囲しゅうい静止せいし物ぶつ）、前ぜん席せきシートベンチレーション、ワイヤレス充電じゅうでん器きなどが追加ついかされ、フロントワイパーが雨滴うてき感応かんおう式しきオート、インナーミラーが自動じどう防ぼう眩まぶし、シート表皮ひょうひが合成ごうせい皮革ひかくにそれぞれグレードアップされ、ディスプレイオーディオが12.3インチに大型おおがた化かされる。

PHEVモデルはHEVモデルと一部いちぶ装備そうび内容ないようが異ことなり、19インチアルミホイールが専用せんよう造形ぞうけいのブラックとなり、ヘッドランプレベリングがオート、「Toyota Safety Sense」に含ふくまれるオートマチックハイビームがアダプティブハイビームシステムに、オートエアコンがヒートポンプシステム付づけに、ディスプレイオーディオ（コネクティッドナビ対応たいおう）が車載しゃさいナビ機能きのうとFM多重たじゅうVICSを備そなえたPlusへグレードアップされる。

年表ねんぴょう

2022年ねん11月11日にち

2日にち前まえの同月どうげつ9日にちに公式こうしきSNSに投稿とうこうされたティザー画像がぞうが5代目だいめモデルであることを公表こうひょうし、同月どうげつ16日にちに世界せかい初はつ公開こうかいされることがアナウンスされる。

2022年ねん11月16日にち

5代目だいめモデルを世界せかい初はつ公開こうかい（日本にっぽん時間じかん17日にちにはアメリカのロサンゼルスモーターショーでも公開こうかい）。改良かいりょう点てんは風切かざきり音おんを抑おさえ、操縦そうじゅう安定あんてい性せいを向上こうじょうさせ、タイヤは19インチへと大型おおがた化か。技術ぎじゅつ面めんではトヨタ初はつの2.0 Lプラグインハイブリッドシステムを採用さいようし、これにより 0-100 km/hで加速かそく6.7秒びょう（223 ps）をマークした。日常にちじょう的てきな走行そうこうの大だい部分ぶぶんをEV走行そうこうでカバーできるようEV走行そうこう距離きょりを従来じゅうらい型がたより約やく50 %向上こうじょう。3・4代目だいめ同様どうよう、HEVとPHEVの2モデルが用意よういされ、日本にっぽんでは今冬こんとうにHEV、2023年ねん春はる頃ごろにPHEVを順次じゅんじ発売はつばいを予定よていしており、日本にっぽんでの発売はつばい後ご、北米ほくべいや欧州おうしゅうへも順次じゅんじグローバルに展開てんかいされる。

2022年ねん12月5日にち

ヨーロッパで初はつ公開こうかい。

2023年ねん1月がつ2日にち・3日にち

日本にっぽんでの国内こくない販売はんばい開始かいしに先行せんこうして、同日どうじつ開催かいさいの第だい99回かい箱根はこね駅伝えきでんの大会たいかい本部ほんぶ車しゃに投入とうにゅう。これが日本にっぽんのナンバープレートを装着そうちゃくした本ほんモデルのお披露目ひろめとなる。

2023年ねん1月がつ10日とおか

日本にっぽんでHEVモデルが正式せいしきにフルモデルチェンジされ、同日どうじつより発売はつばい。PHEVモデルは同年どうねん3月がつ頃ごろに発売はつばい予定よていであることが発表はっぴょうされた。

キャッチフレーズは「NEW PEOPLE'S VEHICLE」、および「私わたしの選択せんたくが 私わたしたちの選択せんたくが この世界せかいを美うつくしく変かえていく」。

ボディカラーは4代目だいめ（2021年ねん6月がつ一部いちぶ改良かいりょうモデル）からスーパーホワイトII、シルバーメタリック、プラチナホワイトパールマイカ（メーカーオプション）、アティチュードブラックマイカ、エモーショナルレッドII（メーカーオプション）の5色しょくが踏襲とうしゅうされ、新規しんき開発かいはつ色しょくのアッシュとマスタード、新しん色いろのダークブルーを加くわえた全ぜん8色しょくを設定せっていした。なお、グレードごとに設定せってい可能かのうなカラーが異ことなり、スーパーホワイトIIとシルバーメタリックは「X」専用せんよう色しょく、プラチナホワイトパールマイカ、アッシュ、アティチュードブラックマイカは「U」・「G」・「Z」専用せんよう色しょく、エモーショナルレッドIIとダークブルーは「U」・「Z」専用せんよう色しょく、マスタードは「G」・「Z」専用せんよう色しょくとなる。

2023年ねん1月がつ

アメリカで発売はつばい予定よてい。グレードは「LE」、「XLE」、「リミテッド」からなる。

2023年ねん3月がつ1日にち

日本にっぽんでPHEVモデルのフルモデルチェンジを正式せいしきに発表はっぴょう（3月がつ15日にち発売はつばい）。

2023年ねん6月がつ22日にち

日本にっぽんでの「U」を対象たいしょうとした「アップグレード」サービスの受付うけつけを開始かいし。

従来じゅうらいはKINTO Unlimited契約けいやく時じのみ装備そうび可能かのうとなっていた装備そうびの一部いちぶがアップグレードメニューに用意よういされ、個別こべつに後こう付つけで装備そうび可能かのうとするもので、開始かいし当初とうしょはトヨタ チームメイト アドバンスド パーク（リモート機能きのう付づけ）、ブラインドスポットモニター+安心あんしん降車こうしゃアシスト+後方こうほう車両しゃりょう接近せっきん告知こくち+周辺しゅうへん車両しゃりょう接近せっきんサポート（通報つうほう提案ていあん）+後方こうほう車両しゃりょうへの接近せっきん警告けいこく+セカンダリーコリジョンブレーキ（停車ていしゃ中ちゅう衝突しょうとつ対応たいおう）+パーキングサポートブレーキ（後方こうほう接近せっきん車両しゃりょう）、パーキングサポートブレーキ（後方こうほう歩行ほこう者しゃ通知つうち）、Toyota Safety Sense機能きのう追加ついか（緊急きんきゅう時じ操舵そうだ支援しえん+フロントクロストラフィックアラート+レーンチェンジアシスト）+ステアリングヒーター、プラスサポート（急きゅうアクセル時じ加速かそく抑制よくせい）、パノラミックビューモニター（床下ゆかした透過とうか表示ひょうじ機能きのう付づけ）、ステアリングヒーターの7つが用意よういされる。申込もうしこみは専用せんようスマホアプリを通つうじて受うけ付つけ、支払しはらい方法ほうほうはディーラーオプションのように一括払いっかつばらいにするか、月額げつがく利用りよう料りょうに合算がっさんするかを選えらぶことが可能かのうである。

2023年ねん12月7日にち

2023年ねん次じ日本にっぽんカー・オブ・ザ・イヤーを受賞じゅしょう。トヨタ車しゃが同どう賞しょうを受賞じゅしょうするのは2019年ねんのRAV4以来いらい4年ねんぶり。

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  Z HEV 前面ぜんめん
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  Z HEV 後ご面めん
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  Z HEV 内装ないそう
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  PHEV（フロント）
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  PHEV（リア）

評価ひょうか

ハイブリッドカーの代名詞だいめいしとして国内外こくないがいともによく知しられている。プリウスは単たんに燃費ねんぴ性能せいのうが良よいというだけではなく、環境かんきょう負荷ふかの低減ていげんや先進せんしん的てきなEV機能きのうなどを評価ひょうかして購入こうにゅうすべきであるという見方みかたも強つよい。実際じっさい、アカデミー賞しょうに俳優はいゆうがプリウスに乗のって登場とうじょうしたように、プリウスは環境かんきょうに良よいというブランドイメージを築きずいており、市場いちばでの評価ひょうかも安定あんていして高たかい。特とくに3代目だいめは国内こくない市場いちばでの評価ひょうかは極きわめて高たかく、2009年ねん4月がつに施行しこうされた「環境かんきょう対応たいおう車しゃ普及ふきゅう促進そくしん税制ぜいせい」による自動車じどうしゃ重量じゅうりょう税ぜいと自動車じどうしゃ取得しゅとく税ぜいの全額ぜんがく免税めんぜい、さらには同年どうねん6月がつから始はじまった「エコカー補助ほじょ金きん」もあって、プリウスは軽自動車けいじどうしゃを含ふくむ総合そうごうで2009年ねん6月がつ度どから2010年ねん12月度どまでの18か月げつ連続れんぞくで首位しゅいを獲得かくとくしている。4代目だいめは先代せんだいほどの爆発ばくはつ的てきな販売はんばい台数だいすうを示しめせていないことに加くわえ、アクの強つよいデザインへの批判ひはんから「失敗しっぱい作さく」のような扱あつかいを受うけることもあるが、実際じっさいには2016・2017・2019年ねんと3回かいもの年間ねんかん販売はんばい台数だいすう1位いを記録きろくしている。コンパクトカーやトールワゴン・ミニバン、クロスオーバーSUVなどが席巻せっけんする国内こくない市場いちばで、Cセグメントの5ドアセダンという単一たんいつのボディ形状けいじょうのみで1位いを獲得かくとくし続つづけるプリウスの存在そんざいはかなり異質いしつである。

同等どうとうクラスのガソリン車しゃと比較ひかくすると燃費ねんぴ性能せいのうに優すぐれるが、車両しゃりょう価格かかくが高たかく価格かかく差さを燃費ねんぴで相殺そうさいするまでには相当そうとうな走行そうこう距離きょりを要ようする。しかし現状げんじょうではプリウスに車くるま格かくが近ちかい、プレミオやアリオンにプリウスと同等どうとうの車両しゃりょう安全あんぜん装置そうちVSDやカーテンエアバッグなどの装備そうびを追加ついかすると、プリウスとの価格かかく差さは無ないかむしろ低廉ていれんとなる上うえ、前述ぜんじゅつの減税げんぜい・補助ほじょ金きんもあるので実際じっさいにはそれほど問題もんだいにはならない。またコンパクト以下いかのクラスとの車両しゃりょう価格かかく差さのガソリン代だいを回収かいしゅうするには、年間ねんかん1万まんキロ走行そうこうでは10年ねん近ちかくを要ようするが、レンタカーで借かりる分ぶんには燃油ねんゆ代だいの節約せつやくになる。

しかし車くるま好すきからは否定ひてい的てきな意見いけんも多おおく、英国えいこく放送ほうそう協会きょうかいのテレビ番組ばんぐみ『トップ・ギア』では「退屈たいくつ」と酷評こくひょうされた。そのため4代目だいめでは走はしりの楽たのしさが追求ついきゅうされ、結果けっかトッププロレーサーの谷口たにぐち信しん輝てるも、走はしりを評価ひょうかし購入こうにゅうするまでになっている。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにおいては、カリフォルニア州しゅうで州しゅうの厳きびしい規制きせいをパスした当時とうじ唯一ゆいいつのガソリンエンジンの実用じつよう車しゃとしてプリウスが話題わだいを呼よび、環境かんきょう問題もんだいに関心かんしんの高たかい富裕ふゆう層そうが中心ちゅうしんとなって次々つぎつぎにプリウスを購入こうにゅうしたことから、ハリウッド・スターなどのセレブリティも、環境かんきょう問題もんだいに関心かんしんがあることをアピールするためにこぞってプリウスを自家用車じかようしゃに選えらぶ、という時期じきがあった。アカデミー賞しょう授賞じゅしょう式しきに、リムジンでなくプリウスで乗のり付つけるスターが増ふえ、中なかでもレオナルド・ディカプリオは、7台だいものプリウスを購入こうにゅうしたといわれる。その後ごの、原油げんゆ価格かかくの高騰こうとうから人気にんきが冷さめず、最長さいちょうで半年はんとし待まちとなるほど予約よやくが殺到さっとうした。

しかしアメリカではガソリン価格かかくの低落ていらくに伴ともなって再ふたたび大型おおがた車しゃや高級こうきゅう車しゃが販売はんばいの中心ちゅうしんとなっており、加くわえて「ハイブリッドよりEVのほうがエコ」という風潮ふうちょうからEV専門せんもんメーカーのテスラ・モーターズが台頭たいとうしてきていることからプリウスは苦戦くせんを強しいられている。さらにプリウスの販売はんばい台数だいすうの多おおい地域ちいきでは、ニッケル水素すいそ電池でんち目当めあての「車くるま上じょう荒あらし」のターゲットともなっている。

ディーゼルエンジンとマニュアルトランスミッション指向しこうの強つよいヨーロッパにおいても、環境かんきょう問題もんだいへの関心かんしんの高たかまりから、イギリスなどを中心ちゅうしんに高たかい評価ひょうかを得えている。2007年ねんのフランクフルトモーターショーをはじめ、大陸たいりくヨーロッパでも積極せっきょく的てきなプロモーションが始はじめられた。2000年ねんに発売はつばいされたヨーロッパでは、2007年ねん8月がつまでに約やく10万まん台だいのトヨタ・ハイブリッドが販売はんばいされた。

トヨタのハイブリッド車しゃは、2007年ねん5月がつに販売はんばい累計るいけいが100万まん台だいに達たっしていることから、その約やく1割わりが欧州おうしゅう市場いちばでの販売はんばいであったことになる。イギリスのAmberjac Projects社しゃでは、プリウスに搭載とうさいされたニッケル水素すいそ電池でんちをリチウムイオン電池でんちに載のせ換かえて、燃費ねんぴや航続こうぞく距離きょりを改善かいぜんするという改造かいぞうを行おこなっている。

モンゴル国こくでは、首都しゅとウランバートルの大気たいき汚染おせん対策たいさくとして、日本にっぽんで中古ちゅうこ車しゃになった初代しょだいプリウスが輸入ゆにゅうされ、使用しようされている。

日本にっぽんでのユーザー層そうは、子育こそだてが終おわりクラウンやマークXなどのセダンから乗のり換かえた50～60代だいの夫婦ふうふが中心ちゅうしんであるという。

日本にっぽん国外こくがいでの受賞じゅしょう

• 北米ほくべいカー・オブ・ザ・イヤー（2004年ねん/平成へいせい16年ねん） - 2001年ねん（平成へいせい13年ねん）にもノミネート
• ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー（2006年ねん/平成へいせい18年ねん） - 37人にんの審査しんさ員いんからの最高さいこう得点とくてんを得えて計けい406点てんで1位いを受賞じゅしょう

他た、多数たすうの受賞じゅしょうがある。また、ヨーロッパの自動車じどうしゃ衝突しょうとつ安全あんぜんテストユーロNCAPでは、星ほし5つの評価ひょうかを得えている。

レンタカー

一部いちぶのレンタカー会社かいしゃ（および地域ちいき）で車種しゃしゅをプリウスに限定げんていしたキャンペーンが行おこなわれることがある。この場合ばあいのレンタル料金りょうきんは一般いっぱん車種しゃしゅとほぼ同額どうがくであり、利用りよう者しゃにとっては自分じぶんで購入こうにゅうするのと異ことなり車両しゃりょう価格かかくが高額こうがくであることを意識いしきせずに済すむ上うえ一般いっぱんに燃料ねんりょう費ひも安やすくつき（走行そうこう距離きょりが長たければ若干じゃっかんレンタル料金りょうきんが高たかくても燃料ねんりょう費ひの差額さがくで十分じゅうぶん元もとがとれてしまう）、またレンタカー会社かいしゃとしても車両しゃりょうの回転かいてん効率こうりつを上あげることで初期しょき費用ひようを早はやく回収かいしゅうすることができるので、利用りよう者しゃと所有しょゆう者しゃのどちらにとっても有益ゆうえきであり、ハイブリッド車しゃの普及ふきゅうを図はかる上じょうでは非常ひじょうに有効ゆうこうな手段しゅだんであると言いえる。

なお、トヨタレンタリースではこれまでカローラと同おなじP3クラスだったが、2008年ねん10月がつ1日にち以降いこう予よ約分やくぶんはプレミオ／アリオンと同おなじP4クラスに変更へんこうされ、値上ねあげとなったが、2009年ねん5月がつ1日にち以降いこうはP3クラスに戻もどされ、値下ねさげとなった。同年どうねん6月がつから順次じゅんじ導入どうにゅうされている3代目だいめはP4クラスの料金りょうきんが適用てきようされる。2012年ねん4月がつ1日にちからは、ハイブリッド専用せんようのクラスが3種しゅ新設しんせつされ、HV1には2代目だいめが、HV2には3代目だいめが割わり当あてられている。また同時どうじに、区間くかん平均へいきん燃費ねんぴが表示ひょうじできる機能きのうを生いかして、満まんタン返がえしが不要ふような「HV燃費ねんぴ精算せいさん」も開始かいしされた。4代目だいめは3代目だいめに続つづきHV2クラスが維持いじされたが、2020年ねん4月がつ1日にちのクラス体系たいけい変更へんこうに伴ともなってスタンダードクラスへ移行いこう（料金りょうきんは従来じゅうらいのHV2クラスから据すえ置おき）され、2023年ねん4月がつ1日にちの制度せいど改定かいていに伴ともなってC3クラスへ移行いこうされた。5代目だいめについては4代目だいめと同おなじC3クラスが維持いじされるが、2.0Lモデルでの提供ていきょうとなる。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの大手おおてレンタカー会社かいしゃでは、2007年ねん7月がつ現在げんざいエイビス・レンタカー (Avis) が約やく1,000台だいのプリウスを保有ほゆうするほか、ハーツ・レンタカー (Hertz) が2008年ねんまでに3,400台だいのプリウスを導入どうにゅうし、ニューヨーク市しなどハイブリッド車しゃの需要じゅようが旺盛おうせいな地域ちいきに重点じゅうてん配備はいびすることを発表はっぴょうした。エイビス・レンタカーはイギリスでもプリウスを保有ほゆうし、ロンドンなどに配置はいちしている。

また、2010年ねん7月がつ4日にちからはトヨタレンタリース長崎ながさき管轄かんかつの福江ふくえ店てん（長崎ながさき県けん五島ごしま市し）において、プリウスプラグインハイブリッドのレンタカー貸出かしだしを開始かいしした。これは、長崎ながさき県けんが経済けいざい産業さんぎょう省しょうのモデル事業じぎょうである「長崎ながさき県けんEV・PHVタウン」の主要しゅようプロジェクトとして五島ごしま地域ちいきで展開てんかいする未来みらい型がたドライブ観光かんこうシステム「長崎ながさきEV&ITS（エビッツ）」に協力きょうりょくし、同車どうしゃを福江ふくえ店てんへ2台だい配備はいびしたもので、一般いっぱんユーザーがレンタカーでPHVを運転うんてんできる国内こくない唯一ゆいいつの店舗てんぽとなった。その後ご、「能登のとスマート・ドライブ・プロジェクト」と題だいして、2012年ねん7月がつ7日にち、トヨタレンタリース石川いしかわがプリウスPHV（市販しはんモデル）を能登のと空港くうこう店てんを中心ちゅうしんに県内けんないに配備はいび、併あわせてトヨタメディアサービスのWi-Fi付づけ充電じゅうでんスタンド「G-Station」を能登半島のとはんとうに21台だい設置せっちするプロジェクトも始はじまった。ただし、往路おうろか復路ふくろのいずれかに能登のと空港くうこうを利用りようすることが貸出かしだしの条件じょうけんとなっている。さらに全国ぜんこく11の地域ちいき（2012年ねん8月がつ現在げんざい、長崎ながさき・石川いしかわを含ふくむ）でもPHVの貸出かしだしが開始かいしされている。

販売はんばい店てん

初代しょだいはトヨタ店てんのみであったが、2代目だいめからはトヨペット店てんが加くわわり、2チャンネル併売へいばいとなった。また、販売はんばい台数だいすうも2代目だいめからは格段かくだんに増ふえ、発売はつばい後ご半年はんとし経たっても、購入こうにゅうから納車のうしゃまで数すうか月げつ待まちという事態じたいも起おきた。3代目だいめ以降いこうはカローラ店てんとネッツ店てんにも販売はんばい網もうを広ひろげ、レクサス専せん売店ばいてんを除のぞくトヨタの全ぜん販売はんばい店てんで販売はんばいを開始かいしした。トヨタの全ぜん販売はんばい店てんで販売はんばいする車種しゃしゅの登場とうじょうは、トヨタが現げん体制たいせいになった1982年ねん以降いこうでは2000年ねんに限定げんてい生産せいさんされたオリジンの例れいがあったのみで、限定げんてい生産せいさん車しゃ以外いがいでは初はじめてとなる。なお、2代目だいめモデルもグレード体系たいけいなどを見直みなおし、ビジネスユーザー向むけ新しんグレード「EX」に一本いっぽん化かし2011年ねん12月26日にちまで継続けいぞく販売はんばいされた（取扱とりあつかいは従来じゅうらいどおりトヨタ店てんとトヨペット店てん）。低てい価格かかく路線ろせんを打うち出だしているホンダ・インサイトに対抗たいこうするため、「EX」の車両しゃりょう本体ほんたい価格かかくはインサイトの「G」と同おなじ189万まん円えんに設定せってい。3代目だいめモデルも205万まん円えんからの価格かかく設定せっていにしていた。

車くるま名めいの由来ゆらい

• ラテン語らてんごで「〜に先駆さきがけて、〜に先立さきだって」という意味いみ。
• 現在げんざい、世界せかい93か国こくで販売はんばいされていて、車くるま名めいはどの国くににおいても「プリウス」(PRIUS) を名乗なのる。またアクアは海外かいがいではプリウスのブランド力りょくを活いかして「プリウスC」を名乗なのっている。

その他た

RCC中国ちゅうごく放送ほうそうのラジオカー。2台だい目めの2代目だいめ（左ひだり）と4代目だいめ（右みぎ）

mrtラジオのラジオカー「スクーピー」。3代目だいめ（奥おく）と4代目だいめ（手前てまえ）

• 2002年ねんに週刊しゅうかん少年しょうねんマガジンで製作せいさくしたスタッフチーム等とうの苦悩くのうを描えがいた漫画まんが「プリウス〜21世紀せいきへの翼つばさ〜」が掲載けいさいされた（作画さくがは日和ひより一いち吾われ）。
• 一般いっぱん的てきにスポーツグレードを持もたない実用じつよう車種しゃしゅにはエアロパーツやサスペンションキットなどのチューニングパーツはあまり発売はつばいされないが、2代目だいめ以降いこうのプリウスでは空気くうき抵抗ていこうを減へらして燃費ねんぴをさらにあげるためのボディキットが発売はつばいされたり、TRDやトムスなど、アフターパーツメーカーからもマフラーやホイール、サスペンションキットなどの改造かいぞう部品ぶひんが販売はんばいされている。
• 大阪おおさかトヨペットグループでは、レーシングドライバーの片山かたやま右京うきょうと共同きょうどう開発かいはつしたカスタマイズカーである「ENERGY MASTER」を発売はつばい。「究極きゅうきょくの環境かんきょう性能せいのうを誇ほこるエコカー」をテーマに、環境かんきょう問題もんだいにも執心しゅうしんであるプロデューサーの片山かたやまの意見いけんを取とり入いれて足あし回まわりの軽量けいりょう化かのため、専用せんようの超ちょう軽量けいりょうアルミホイールを開発かいはつした（ちなみに、17インチサイズで1本ほん5Kgの軽量けいりょう化かに成功せいこうしている）。タイヤには横浜よこはまゴムのエコタイヤである「DNA Earth-1」が採用さいようされ、さらに空気くうき抵抗ていこうを低減ていげんし燃費ねんぴをさらに向上こうじょうさせるエアロパーツセット（オプション品ひん）も用意よういされている。
• 3代目だいめモデル（ZVW30型がた）の発表はっぴょうを2週間しゅうかん前まえに控ひかえた2009年ねん5月2日にちよりTBSラジオにて、「TOYOTA PRIUS Presents 高樹たかぎ千佳子ちかこのハイブリッドな週末しゅうまつ」というタイアップ番組ばんぐみを放送ほうそう開始かいし。パーソナリティには、車くるまや音楽おんがく好すきでも知しられるタレントの高樹たかぎ千佳子ちかこを起用きようし、高樹たかぎがプリウスを実際じっさいにドライブしながらゲストとのトークや開発かいはつスタッフとのプリウス開発かいはつ秘話ひわ、そして高樹たかぎによるプリウスの試乗しじょうインプレッションを交まじえた新しん感覚かんかくの番組ばんぐみで、車内しゃない外がいの走行そうこう音おんやウインカーの作動さどう音おんなどもそのまま収録しゅうろくされている。
• 一般いっぱん的てきに新型しんがた車しゃが発表はっぴょうされた際さいは自動車じどうしゃ関連かんれんのニュースや一部いちぶの経済けいざいニュースでは報道ほうどうされるものの、一般いっぱん紙しや通常つうじょうのニュース番組ばんぐみで報道ほうどうされることはほとんどない。だがプリウスに関かんしては、報道ほうどう発表はっぴょう会かいの模様もようや試乗しじょうインプレッションが一般いっぱん紙しやニュース番組ばんぐみで特集とくしゅうを組くんで報道ほうどうされている。
• ナゴヤドームのトヨタグループの電動でんどう回転かいてん広告こうこく板ばんには2009年ねん - 2011年ねんの間あいだ、「魅みせろよ プリウス」という広告こうこくが掲示けいじされていた。
• 2010年ねん、当時とうじ北米ほくべい及および世界せかい販売はんばい最大さいだいのライバルであったゼネラルモーターズのダニエル・アカーソンCEOは「さえない車くるま」「おたくの車くるま (Geek-Mobile)、私わたしだったら絶対ぜったいに乗のらない」とこき下おろした。一方いっぽうで初代しょだいプリウス開発かいはつ責任せきにん者しゃの内山田うちやまだは、これを意識いしきしてか2016年ねんにアメリカの演説えんぜつで「私わたしはプリウスおたく（Geek）であることを誇ほこりに思おもう」、「私わたしはひとりのタフなナードである」と発言はつげんしている。
• 3代目だいめで派生はせい車種しゃしゅが誕生たんじょうしたことで英語えいご表記ひょうきでの複数ふくすう形がたが必要ひつようになったことから、米国べいこくトヨタ自動車とよたじどうしゃ販売はんばいではホームページ上じょうの投票とうひょうで応募おうぼを受うけ付つけた結果けっか、2011年ねん2月がつに複数ふくすう形がたを「Prii（プリアイ）」とすることを発表はっぴょうしている。
• ドライビングシミュレーターゲームである、「グランツーリスモ5」(初代しょだい、二に代目だいめ、三さん代目だいめモデル）、「Forza Motorsport 4」（三さん代目だいめの北米ほくべい仕様しよう）にプリウスが登場とうじょうしている。Forza Horizonにも登場とうじょうしているが、こちらは一般いっぱん車しゃとして走行そうこうしている。

タクシーとして使用しようされる3代目だいめ（神園かみぞの交通こうつう）

• 2010年代ねんだい前半ぜんはんには派生はせい車種しゃしゅを含ふくめタクシーでの採用さいようが増ふえていた。2代目だいめから大手おおてのタクシー会社かいしゃがテスト運用うんようしていたが、タクシー仕様しようでない一般いっぱん車両しゃりょうにもかかわらず燃費ねんぴが良好りょうこうで耐久たいきゅう性せいも予想よそう以上いじょうであった（都市とし部ぶにおいて、前輪ぜんりん駆動くどう車しゃをタクシーに用もちいた場合ばあいオートマチックトランスミッションが早期そうきに故障こしょうすること、またそれに伴ともなう修理しゅうりコストと時間じかんが嵩かさむことが問題もんだいとされていたが、プリウスはこの前例ぜんれいが当あてはまらなかった稀有けうなケースである）ことから採用さいようが増ふえていた。長距離ちょうきょり営業えいぎょうでも専用せんようLPGガススタンドでなく通常つうじょうのガソリンスタンドで燃料ねんりょう補給ほきゅうできるため、走行そうこう距離きょりが伸のびる地方ちほうでの採用さいようが増ふえていた。トヨタはこれを受うけ、日本にっぽん国内こくない向むけのタクシー専用せんよう車しゃもハイブリッド専用せんようとすることにし、LPG専せん燃もえだったクラウンコンフォート、LPG車しゃが存在そんざいしたコンフォート（XS10系けい）に代かえて2017年ねん（平成へいせい29年ねん）、ジャパンタクシーを発売はつばいしたことにより、タクシー用ようとして採用さいようされるハイブリッド車しゃの主流しゅりゅうはそちらへ移行いこうしていった。
  詳細しょうさいは「トヨタ・ジャパンタクシー#メカニズム」を参照さんしょう
  • なお、2代目だいめまではシステムモニターを兼かねた液晶えきしょう画面がめんが外はずせないことから、メーター等とうの業務ぎょうむ機器ききを外そと付づけ設置せっちしたりインパネに穴あなをあけて設置せっちする場合ばあいが多おおかった。3代目だいめ以降いこうではナビ用ようDINスペースが設もうけられたことからそのスペースに2DINナビを入いれたうえで従前じゅうぜん通どおり業務ぎょうむ機器ききを外そと付づけ設置せっちもしくは穴あなあけ設置せっちするケースのみならず、そのスペースにメーターとラジオを入いれナビの方ほうを外そと付づけするケースも見受みうけられるようになった（主おもに無線むせんとナビが一体いったいになった機器ききを採用さいようする事業じぎょう者しゃがこの手法しゅほうで設置せっちしている）。
• トヨタの地元じもとである東海とうかいラジオ等とうで使用しようされ、宮崎放送みやざきほうそうやRCC中国ちゅうごく放送ほうそう等ひとしでは、新旧しんきゅうプリウスがラジオカーとして採用さいようされている。
• 2010年代ねんだい以降いこう自動車じどうしゃ教習所きょうしゅうじょなどでプリウスがエコカーのために高速こうそく教習きょうしゅうに使つかわれることも多おおくなってきた。しかし、プリウスはハイブリッドカー専用せんように開発かいはつされたATのみの設定せっていであり、なおかつ日本にっぽんの小型こがた自動車じどうしゃ規格きかくの車体しゃたいの寸法すんぽう（全長ぜんちょう4,700mm以下いか・全幅ぜんはば1,700mm以下いか）を満みたさないことから、コンフォート教習きょうしゅう車しゃが主おもに役割やくわりを担になってきた教習きょうしゅう車しゃのハイブリッド化かに当あたってはプリウスをベースとすることができず、既存きそんの2代目だいめカローラアクシオの同型どうけい車しゃとなる『トヨタ教習きょうしゅう車しゃ』が発売はつばいされた。
  詳細しょうさいは「トヨタ・カローラ#2代目だいめ（シリーズ通算つうさん11代目だいめ） E16#型かた（2012年ねん - ）」および「トヨタ・コンフォート#型式けいしき XS11/13系けい・TSS11/13系けい（1995年ねん - 2009年ねん、2011年ねん - 2017年ねん）」を参照さんしょう
• 1999年ねん以降いこう、それまで子供こども向むけに工場こうじょう見学けんがくの記念きねん品ひんとして配布はいふされていたトヨタ・2000GTのモデルカーに代かわり、記念きねん品ひんモデルカーとなっている。このモデルカーはプリウスのモデルチェンジに対応たいおうして2003年ねんまで初代しょだい、2010年ねんまでが2代目だいめ、2014年ねん現在げんざいは3代目だいめプリウスがモデルとなっている。歴代れきだいのモデルカーはトヨタ会館かいかんに展示てんじされている。なお、原料げんりょうはバンパーの廃材はいざいであるとのこと。
• 東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそうにおいては2011年ねんと2014年ねんにZVW35型がたプラグインハイブリッドが、2016年ねんと2017年ねんにZVW50型がたが、2018年ねんと2019年ねんにZVW50型がたプラグインハイブリッドが、2023年ねんにはZVW60型がたが大会たいかい車両しゃりょうに用もちいられている。

モータースポーツ

SUPER GT

トヨタ・プリウス SUPER GT仕様しよう
2012年ねんモデル
2016年ねんモデル
2019年ねんモデル
ボディ
駆動くどう方式ほうしき	MR（2012〜2018年ねん） FR（2019年ねん〜2022年ねん）
パワートレイン
エンジン	V型がた8気筒きとう
最高さいこう出力しゅつりょく	約やく300PS
変速へんそく機き	6速そくシーケンシャル
前まえ	ダブルウィッシュボーン
後のち	ダブルウィッシュボーン
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース	2,700mm(2016年ねん)
全長ぜんちょう	4620mm(2016年ねん)
全幅ぜんぷく	1950mm(2016年ねん)
全ぜん高こう	1190mm(2016年ねん)
車両しゃりょう重量じゅうりょう	1100㎏以上いじょう(2016年ねん)

SUPER GTのGT300クラスでトヨタのセミワークスとして参戦さんせんしているaprが用もちいていた、カローラアクシオの後継こうけいマシンとして2012年ねんにJAF-GT（現げんGTA-GT300）規定きていの下したに登場とうじょうした。以降いこう2021年ねん現在げんざいまで、10年間ねんかんに渡わたりプリウスによる参戦さんせんが続つづいている。グループGT3と戦たたかう車両しゃりょうとしては世界せかい的てきにも珍めずらしい5ドアのGTカーであるが、動力どうりょく分割ぶんかつ方式ほうしきのハイブリッドシステムを燃費ねんぴにもパワーにも活かつかせる点てんと、エコカーゆえにドラッグが少すくない点てんが強つよみとされる。

2012年ねんから2015年ねんまでは、ZVW30型がたプリウスをベースに3.4リッターV8自然しぜん吸気きゅうきのRV8Kエンジンをミッドシップに搭載とうさいし、助手じょしゅ席せきにハイブリッドシステムが搭載とうさいされていた。二に次じ電池でんちはリチウムイオン電池でんち、タイヤは2014年ねんまではヨコハマ、2015年ねんからブリヂストンを採用さいようしている。ハイブリッドシステムはトヨタとの協力きょうりょくにより、市販しはん車しゃへのフィードバックも考慮こうりょするためレース専せん用品ようひんではなく、アクア用ようのモーター、プリウスαあるふぁ用ようのバッテリー、カムリ用ようのECUなど、市販しはん車しゃと同おなじパーツを使用しようして構成こうせいされている。そのため同おなじハイブリッドカーでも、レース専用せんように開発かいはつしたハイブリッドでGT300に参戦さんせんしていたホンダのCR-Zと比較ひかくして、システムの重量じゅうりょうが倍ばい近ちかく重おもくなっている。そのため、アンダーパワーだが軽量けいりょうボディを活いかしてコーナリングやタイヤへの負担ふたんの軽かるさで勝負しょうぶする他ほかのJAF-GT勢ぜいに比くらべると、ストレートスピードで勝負しょうぶするFIA-GT勢ぜいに近ちかい戦たたかい方かたになる。なお、リチウムイオンバッテリーの海外かいがいへの持もち出だしが法律ほうりつ上じょう許ゆるされていなかったため、海外かいがい戦せんではハイブリッドシステムを下おろした状態じょうたいで参戦さんせんしていた。

2013年ねん4月がつ29日にちの第だい2戦せん（富士ふじスピードウェイ）で、SUPER GT史上しじょう初はつのハイブリッドカーでの優勝ゆうしょう車両しゃりょうとなった。2015年ねんにも2勝しょうを挙あげ年間ねんかん総合そうごう3位いに入はいった。

2016年ねんからはZVW50型がたをベースにしたプリウスが2台だい登場とうじょう、30号車ごうしゃはリチウムイオン電池でんち+ヨコハマタイヤ、31号車ごうしゃはキャパシタ+ブリヂストンタイヤと異ことなる仕様しようで参戦さんせん。キャパシタはリチウムイオン電池でんちと異ことなり海外かいがい持もち出だしが可能かのうなため、海外かいがい戦せんでも戦闘せんとう力りょくを維持いじする事ことが可能かのうとなった。2016年ねんには31号車ごうしゃが1勝しょうを挙あげ年間ねんかんランキング2位いの好成績こうせいせきを収おさめている。

2018年ねんからは、30号車ごうしゃもリチウムイオン電池でんちからキャパシタに変更へんこう。31号車ごうしゃが3度どの表彰台ひょうしょうだいを獲得かくとく。最終さいしゅう戦せんではLEON RACINGとのチャンピオンを決きめるサイドバイサイドのバトルに敗やぶれ、惜おしくも年間ねんかん3位いに終おわっている。

2019年ねんはベース車両しゃりょうをプリウスPHV GR SPORTに切きり替かえ、エンジン搭載とうさい位置いちも規則きそく変更へんこうに従したがってフロント（FR）に変更へんこうされた。またエンジンも形式けいしき自体じたいは同おなじV8自然しぜん吸気きゅうきだが、レース専用せんよう設計せっけいのRV8Kから市販しはん車しゃベースのレクサス・RC F GT3の2UR-G（5.4リッター）に切きり替かえられている。ただし30号車ごうしゃは試験しけん的てき見地けんちから、ハイブリッドを非ひ搭載とうさいにしてエンジンのみで戦たたかう。トヨタのハイブリッドレーシングカーは最初さいしょ期き以外いがいはミッドシップ車しゃであり、aprもミッドシップ車しゃ以外いがいを自社じしゃ開発かいはつした経験けいけんが無なかったため、フロントエンジン＋ハイブリッドというパッケージング特有とくゆうのセットアップに悩なやまされた。また第だい6戦せんまではエンジンを新しん規定きていに適合てきごうさせることができなかったため、特認とくにん車両しゃりょうとしての扱あつかいでリストリクターを大幅おおはばに絞しぼられていたこともあり、デビュー年ねんはチーム史上しじょう初はじめて2台だいともノーポイントという苦境くきょうを味あじわった。その後ごは熟成じゅくせいを遂とげて、2021年ねん序盤じょばんはBopに苦くるしんでいたが性能せいのう調整ちょうせいが入はいった第だい6戦せんオートポリスで31号車ごうしゃが念願ねんがんの初はつ優勝ゆうしょうを挙あげた。2022年ねんは30号車ごうしゃがGR86にマシンチェンジしたことで1台だいのみの参戦さんせんとなり、また翌年よくねんよりベースマシンがLC500hに変更へんこうされることから参戦さんせんするのはこの年としが最後さいごとなる。

2020年ねんからJAF-GT車両しゃりょうとして他たチームから参戦さんせんしているGRスープラはaprが設計せっけい開発かいはつに深ふかく関かかわっており、FRのプリウスPHVのシャシーコンポーネントが流用りゅうようされている。またエンジンも共通きょうつうのものを採用さいようしている。

その他た

• 米国べいこくトヨタ販売はんばいは、GT300のプリウスにインスピレーションを受うけたサーキット仕様しようを2016年ねんSEMAショーで公開こうかいしているが、これの販売はんばい及および参戦さんせんはなされていない。

• 2002年ねんにスウェーデン〜ヨルダンまでの8000kmを走破そうはするラリーレイドの『ミッドナイトサン・トゥ・レッドシー』にZVW20型がたプリウスが参戦さんせん。FIA公認こうにんの競技きょうぎとしては初はつのハイブリッドカーとされる。トップ・ギアの元もと編集へんしゅう者しゃがステアリングを握にぎり、無事ぶじ完走かんそうを果はたしている。

• 2008年ねんから地域ちいきごとのトヨタディーラー対抗たいこうによる『プリウスカップ』が開催かいさいされている。これはエコラン及および整備せいび技術ぎじゅつを争あらそうものである。初はつの全国ぜんこく大会たいかいは2011年ねんに開催かいさいされた。

• 富士ふじスピードウェイで年とし2回かい開催かいさいされる、燃費ねんぴ走行そうこうを重視じゅうししたルールの『エコカーカップ』では採用さいよう率りつが最もっとも高たかい車種しゃしゅとなっている。

• 韓国かんこく、スーパーレースにて2024年ねんより5代目だいめPHEVモデルを使つかったワンメイクレースを3年間ねんかん開催かいさいする。韓国かんこく国内こくないでは初はつのPHEV車両しゃりょうを使つかったレースで、専用せんようの改造かいぞうを施ほどこしたプリウスPHEVを使つかう。

脚注きゃくちゅう

参考さんこう文献ぶんけん

• モーターファン別冊べっさつ ニューモデル速報そくほう 第だい330弾だん『新型しんがたプリウスのすべて』三栄書房さんえいしょぼう、2003年ねん9月がつ ISBN 4-87904-690-6
• モーターファン別冊べっさつ ニューモデル速報そくほう 第だい426弾だん『新型しんがたプリウスのすべて』三栄書房さんえいしょぼう、2009年ねん7月がつ ISBN 978-4-7796-0619-9

関連かんれん項目こうもく

• トヨタ・プリウス ZVW30 - 3代目だいめモデルの詳細しょうさい。
• トヨタ・プリウスαあるふぁ - プリウスをベースとしたステーションワゴン。
• ダイハツ・メビウス - プリウスαあるふぁのダイハツ工業だいはつこうぎょう向むけOEM供給きょうきゅう車種しゃしゅ。
• トヨタ・アクア - 海外かいがい市場いちばでの名称めいしょう「プリウスc」。
• トヨタ・C-HR　- 4代目だいめプリウスをベースとしたコンパクトSUV。
• レクサス・CT - 3代目だいめプリウスの派生はせい車種しゃしゅ。
• プリウス・ミサイル - プリウスによる車両しゃりょう事故じこを揶揄やゆしたスラング。
• スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー - 4代目だいめプリウスが劇げき中ちゅうでの登場とうじょう車両しゃりょう「マシンシェパード」のベース車両しゃりょうとなっている。

外部がいぶリンク

• トヨタ プリウス｜トヨタ自動車とよたじどうしゃWEBサイト
• Toyota Prius（米国べいこく）
• Toyota Prius Prime（米国べいこく）
• Toyota Prius（ドイツ）
• Toyota Prius Plug-in Hybrid（ドイツ）