トヨタ・86

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トヨタ・FT-86から転送てんそう
トヨタ・86
トヨタ・GR86
2代目だいめ GR86(ZN8がた
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん 群馬ぐんまけん太田おおた
販売はんばい期間きかん 2012ねん -
ボディ
ボディタイプ 2ドアクーペ
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
その
姉妹しまいしゃ スバル・BRZ
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86(ハチロク)は、トヨタ自動車とよたじどうしゃSUBARUきゅう富士重工業ふじじゅうこうぎょう)と共同きょうどう開発かいはつしたスポーツカー[1]スバル・BRZとは姉妹しまいしゃ関係かんけいにある。

ほんこうでは便宜上べんぎじょう、2021ねん発売はつばいされた2代目だいめモデルとなるGR86(ジーアール ハチロク)についても記述きじゅつする。

開発かいはつ経緯けいい[編集へんしゅう]

86はスバルとの共同きょうどう開発かいはつしゃであり、開発かいはつ技術ぎじゅつ両社りょうしゃからられており、費用ひよう両社りょうしゃ折半せっぱんされている[2]当初とうしょ車両しゃりょうコンセプトやパッケージングの企画きかく策定さくてい内外ないがい全体ぜんたいデザインはトヨタ、細部さいぶ設計せっけい確認かくにん作業さぎょうはスバルという分担ぶんたんがなされたが、基本きほんてきには両社りょうしゃ開発かいはつじん合議ごうぎのもとに開発かいはつすすめられた。ほんプロジェクトの企画きかく立案りつあんしゃで、トヨタがわ開発かいはつ責任せきにんしゃとなる86の開発かいはつ主査しゅさ(チーフ・エンジニア、CE)は多田ただ哲哉てつやである[3]

2000年代ねんだいなかば、トヨタ社内しゃないではスポーツカーの企画きかく毎年まいとし提出ていしゅつされていたが、投資とうし効率こうりつわるいという理由りゆう毎回まいかい却下きゃっかされていた[3]。しかし、社内しゃない若者わかものくるまばなたいする危機ききかん深刻しんこくになると、2007ねん1がつにトヨタぜん役員やくいんあつめた対策たいさく会議かいぎひらかれて安価あんかなスポーツカーを開発かいはつすることが決定けっていした[3]。これには当時とうじ営業えいぎょう担当たんとうふく社長しゃちょうであった豊田とよだ章男あきおの「技術ぎじゅつ部門ぶもん本当ほんとうにいいスポーツカーをつくるんだったら、営業えいぎょう部門ぶもんよんわない」「いまやる」というこえになったという[4]。そして同年どうねん3がつ初代しょだいパッソ初代しょだいラクティス、2代目だいめウィッシュなどの開発かいはつ主査しゅさ歴任れきにんした多田ただくわえ、入社にゅうしゃ以来いらいAE86を10ねん以上いじょう愛車あいしゃにしていた年下としした技術ぎじゅつしゃ2人ふたりあたらしいスポーツカーの担当たんとう任命にんめいされたことで、ほんプロジェクトの企画きかく立案りつあん開始かいしされた。86の開発かいはつコードは「086A」だが、これはそのAE86きの部下ぶか社内しゃないまわってれたもので、開発かいはつしゃきな社内しゃないコードをることはトヨタでもきわめてまれであった。ラクティスの開発かいはつに「これでワンメイクレースをやりたい」と公言こうげんしていた多田ただは、念願ねんがんのスポーツカーづくりということでおおいによろこんだが、売上うりあげすうすくないスポーツカー部門ぶもん当時とうじ社内しゃないでは日陰者ひかげものあつかいされており、上司じょうしに「くさらず頑張がんばれ」とこえをかけられたという[5]

多田ただ日本にっぽん各地かくちやアメリカなど海外かいがいのミニサーキットやチューニングショップ、社内しゃないどう業者ぎょうしゃくるまきのもとへとおもむき、世界中せかいじゅうのスポーツカー愛好あいこうたちのこえいた。すると、当時とうじ各社かくしゃきそって開発かいはつしていたハイテク制御せいぎょ、ハイグリップタイヤ、よんりん駆動くどうターボ装備そうびした高価こうかなスポーツカーよりも、かるやす改造かいぞうしやすく運転うんてんしやすい、かつてのAE86のようなくるま極論きょくろんすると「おそいスポーツカー」がもとめられていることにづいた。多田ただはその構想こうそうめていき、最終さいしゅうてきに「排気はいきりょう2リッター。FRでコンパクト。ちょうてい重心じゅうしんごろな価格かかくのスポーツカー」[6]もっと妥当だとうであるという結論けつろんたっした。また、世界中せかいじゅう自動車じどうしゃ愛好あいこうから「かっこいいスポーツカーがしい」といわれていたが、多田ただはそれは「ひくくるま」であるとかんがえ、FRでひくいスタイリングを実現じつげんできるエンジンをトヨタでさがまわった。しかし結局けっきょくつからず、そのうちひくさを実現じつげんするために水平すいへい対向たいこうエンジンをもちいることをおもいついたという。なお、ミッドシップにすればトヨタのエンジンでも想定そうていひくさは実現じつげん可能かのうであったが、そのぶん運転うんてんむずかしくなり「だれでもたのしめるスポーツカー」にはならないとかんがえて、FRにこだわった[7]

一方いっぽう、トヨタとスバルはどう時期じきはじまった資本しほん提携ていけいかすべく様々さまざまなプロジェクトを模索もさくしており、そこにちょうど多田ただのプロジェクトのニーズ(ひくいスポーツカーの実現じつげん水平すいへい対向たいこうエンジンをもちいたい)が合致がっち。2007ねんちゅう外観がいかんレガシィのまま、水平すいへい対向たいこう4気筒きとうエンジンを搭載とうさいしたてい重心じゅうしんFRの試作しさくしゃ製作せいさくされ、商品しょうひんした場合ばあい採算さいさんせい検討けんとうはじまった[8]よく2008ねん初頭しょとうにはスバルがわ開発かいはつ責任せきにんしゃ増田ますだ年男としお任命にんめいされ、同年どうねん4がつにトヨタとスバルは共同きょうどう記者きしゃ会見かいけんひらいて共同きょうどう開発かいはつ正式せいしき発表はっぴょうし、本格ほんかくてき開発かいはつはじまった[8]

スバルがわ開発かいはつじん当初とうしょ同社どうしゃのお家芸いえげいであるよんりん駆動くどうとターボをもちいない水平すいへい対向たいこうスポーツカーという構想こうそうつよ難色なんしょくしめしていたが、前述ぜんじゅつのレガシィをもちいた試作しさくしゃ予想よそう以上いじょう運転うんてんたのしいことを発見はっけんしたことで許可きょかりた[9]。また、自然しぜん吸気きゅうきの4気筒きとうエンジンで200馬力ばりきという出力しゅつりょく実現じつげんするために、2005ねんにトヨタが開発かいはつしたばかりのちょく噴・ポート噴射ふんしゃ併用へいよう技術ぎじゅつD-4S』をスバルがわ開放かいほうして水平すいへい対向たいこうエンジンとわせようとすると、トヨタの技術ぎじゅつしゃからはもちろん、水平すいへい対向たいこうにプライドをつスバルがわからもつよ反発はんぱつけた。しかしこれも試作しさくでいきなり196馬力ばりきという目標もくひょうちか数値すうち達成たっせいすると、おたがいの技術ぎじゅつりょくみと空気くうきただよい、以降いこう開発かいはつ円滑えんかつになったという[10]。このようにトヨタとスバルのりょう開発かいはつじんはたびたびの衝突しょうとつつつも、最終さいしゅうてきにはおたがいをリスペクトしあうかたち開発かいはつすすめられた。

嗜好しこうせいたかいスポーツカーを開発かいはつするため、、“Built by passion, not by committee!”(合意ごういしてつくるのではない、情熱じょうねつでつくるんだ!)というスローガンかかげられ、通常つうじょうのトヨタの開発かいはつ手法しゅほうとはことなる意思いし決定けってい仕組しくみが採用さいようされた[11][注釈ちゅうしゃく 1]たとえば従前じゅうぜん車両しゃりょうスタイリングでは、役員やくいん営業えいぎょう工場こうじょうなどのかく部門ぶもん承認しょうにん必要ひつよう社内しゃない評価ひょうか制度せいどがあるが、86の開発かいはつでは多田ただ社長しゃちょう豊田とよだ章男あきお要望ようぼうし、社内しゃないのスポーツカーユーザー200めい意見いけんれながらしょう人数にんずう決定けっていした[12]。その結果けっかちょうてい重心じゅうしん車体しゃたい強調きょうちょうしたサイドビューや、獲物えものねら肉食にくしょく動物どうぶつモチーフとし、知的ちてき明晰めいせき印象いんしょうあたえる「キーンルック」[注釈ちゅうしゃく 2]ばれるフロントマスクのデザインが採用さいようされている。また、豊田とよだ自身じしんなかばテストドライバーとして開発かいはつちゅうほんしゃなん試乗しじょうした。

プロトタイプ(FT-86)[編集へんしゅう]

トヨタ・FT-86(コンセプトモデル)
フロント
リア
室内しつない
概要がいよう
デザイン トヨタヨーロッパデザインデベロップメント[13]
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 4めい
ボディタイプ 2ドアノッチバッククーペ
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン 水平すいへい対向たいこう4気筒きとう 2L
最高さいこう出力しゅつりょく 147kW(200PS)
最大さいだいトルク 205N·m(20.9kgf·m)
変速へんそく 6そくMT
サスペンション
まえ ストラット
のち ダブルウィッシュボーン
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,570mm
全長ぜんちょう 4,160mm
全幅ぜんぷく 1,760mm
ぜんこう 1,260mm
系譜けいふ
後継こうけい トヨタ・FT-86 Gスポーツコンセプト
サイオン・FR-Sコンセプト
トヨタ・FT-86 II
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2009ねん10がつだい41かい東京とうきょうモーターショーにて、コンセプトモデルの「FT-86」をはつ公開こうかい[14]日本にっぽん国外こくがいでは2010ねん3がつジュネーブモーターショーはつ公開こうかいされた[15]。「FT」は「Future Toyota」のりゃく。クルマ本来ほんらい運転うんてんするたのしさ、所有しょゆうするよろこびを提案ていあんする小型こがたFRスポーツカーで[16]開発かいはつちゅうの86の将来しょうらい姿すがた示唆しさするコンセプトカーであった。の86とおなじく、トヨタとスバルが共同きょうどう製造せいぞうしたコンセプトカーである。パワーユニットは2.0リッターの水平すいへい対向たいこうエンジンにD-4Sわされたものが搭載とうさいされている[17]。このコンセプトカーにはアイシン精機あいしんせいきデンソー住友電気工業すみともでんきこうぎょう、トヨタの合弁ごうべん会社かいしゃであるアドヴィックスのブレーキが採用さいようされている。 チーフエンジニアの多田ただ哲哉てつやによると、独特どくとくあか色合いろあいはニホンザル背中せなかいろもとにしている[18]

2010ねん1がつ東京とうきょうオートサロンでは、トヨタGスポーツ(G's)シリーズの一環いっかんとして、「FT-86 Gスポーツコンセプト」とばれる改良かいりょうモデルが出展しゅってんされた。オリジナルのFT-86とことなるてんはカーボンファイバーパネル、通気つうきこうきボンネット、大型おおがたリアスポイラー、しん設計せっけいの19インチホイール、カスタムエグゾーストである[19][20]内装ないそうにはレカロせいバケットシート、ロールケージが装備そうびされた[21]。エンジンは専用せんよう開発かいはつターボチャージャーによって出力しゅつりょく強化きょうかされている[22]。この車両しゃりょうアムラックスにあるトヨタのショールームにさい登場とうじょうしたことがある[23]

2010ねん6がつ18にちに、北米ほくべいでの市販しはんしゃめいは“FR-S”が有力ゆうりょくだと報道ほうどうされたが[24]、2011ねん4がつ20日はつかニューヨーク国際こくさいオートショーにおいて『FR-Sコンセプト』が公開こうかいされており、サイオンブランドから販売はんばいされることが正式せいしき発表はっぴょうされた[25][26]

2011ねん3がつ欧州おうしゅうトヨタはジュネーブモーターショーで、FT-86の後継こうけいしゃとして細部さいぶのデザインが変更へんこうされた改良かいりょうがたの「FT-86 II」を発表はっぴょうした。

初代しょだい 86 ZN6がた(2012ねん - 2021ねん[編集へんしゅう]

トヨタ・86(初代しょだい
ZN6がた/GRMN86-FRSPORTがた[注釈ちゅうしゃく 3]
GT(2016ねん7がつ改良かいりょうがた
G ATしゃ 内装ないそう(2012ねん4がつ発売はつばいがた
概要がいよう
別名べつめい サイオン・FR-S
スバル・BRZ
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん群馬ぐんまけん
販売はんばい期間きかん 2012ねん4がつ6にち -
2021ねん10がつ27にち
発表はっぴょう:2012ねん2がつ2にち
(2021ねん7がつ29にち生産せいさん終了しゅうりょう
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 4めい
ボディタイプ 2ドアノッチバッククーペ
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン

FA20かた
1,998cc 水平すいへい対向たいこう4気筒きとう ちょくDOHC

FA20-GRがた
1,998cc 水平すいへい対向たいこう4気筒きとう ちょく噴DOHC[注釈ちゅうしゃく 4]
最高さいこう出力しゅつりょく 6そくMTしゃ
147kW(200PS)/7,000rpm
2012ねん2がつ - 2016ねん7がつ
152kW(207PS)/7,000rpm
2016ねん7がつ -
6そくATくるま
147kW(200PS)/7,000rpm
2012ねん2がつ -
最大さいだいトルク 6そくMTしゃ
205N・m(20.9kgf・m)/
6,400-6,600rpm
2012ねん2がつ - 2016ねん7がつ
212N・m(21.6kgf・m)/
6,400-6,800rpm
2016ねん7がつ -
6そくATくるま
205N・m(20.9kgf・m)/
6,400-6,600rpm
2012ねん2がつ-
変速へんそく 6そくMT
6そくAT(6-Speed SPDS)
サスペンション
まえ マクファーソンストラットしきコイルスプリング
のち ダブルウィッシュボーンしきコイルスプリング
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,570mm
全長ぜんちょう 4,240mm
4,280mm(GR SPORT)
2018ねん7がつ -
4,290mm(GR)
2017ねん11月-
全幅ぜんぷく 1,775mm
1,790mm(GR)
2017ねん11月-
ぜんこう 1,300mm
2012ねん2がつ - 2014ねん4がつ
1,320mm
2014ねん4がつ-
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,190-1,250kg
2012ねん2がつ - 2015ねん2がつ
1,210-1,250kg
2015ねん2がつ - 2016ねん7がつ
1,210-1,260kg
2016ねん7がつ - 2017ねん9がつ
1,210-1,270kg
2017ねん9がつ -
その
ブレーキ まえ:ベンチレーテッドディスク
:ディスク(RC、G)
:ベンチレーテッドディスク(GT、GT Limited)
(2016ねん7がつより「G 6MTしゃ」にもメーカーオプション設定せってい追加ついか
製造せいぞう事業じぎょうしゃ 富士重工業ふじじゅうこうぎょう→SUBARU
(86 GRMNをのぞく)
系譜けいふ
先代せんだい サイオン・FR-S(北米ほくべい、2016ねん以前いぜん
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はしたのしさを追及ついきゅうした「直感ちょっかんハンドリングFR」コンセプトを実現じつげんするためSUBARUの技術ぎじゅつもちいて、小型こがた軽量けいりょうてい重心じゅうしんてい慣性かんせい特長とくちょうとして企画きかく開発かいはつされたライトウェイトスポーツカーである[27]。またチューニングのしやすさからいきなが人気にんきほこAE86かたカローラレビンスプリンタートレノ(ハチロク)にならってきゅう専用せんようハイグリップタイヤにたよらない設計せっけい開発かいはつされ[27][注釈ちゅうしゃく 5]、「自分じぶんだけの1だいたのしみながらそだてる」「お客様きゃくさまとともに進化しんかする」スポーツカーとして「86」と命名めいめいされた[注釈ちゅうしゃく 6]

2012ねん2がつ2にち発表はっぴょうされ[29]同年どうねん4がつ6にちから全国ぜんこく発売はつばいされた。これによりトヨタブランドのスポーツカーは、2007ねん7がつMR-S販売はんばい終了しゅうりょう以来いらい5ねんぶりの復活ふっかつとなり、また新型しんがたスポーツカーの発売はつばい1999ねん10月のMR-S以来いらい13ねんぶりとなる。販売はんばいについてはトヨタぜん販売はんばいチャネル(トヨタてんトヨペットてんカローラてんネッツてん)でのあつかいとなるが、全国ぜんこくかくディーラー(ネッツトヨタひがし四国しこくのぞ[注釈ちゅうしゃく 7])からえらばれた1店舗てんぽのみが「AREA 86」として展示てんじしゃ試乗しじょうしゃ設置せっちし、専門せんもんスタッフを常駐じょうちゅうさせる。

よりおおくの人々ひとびとたのしんでもらうために、車両しゃりょう価格かかくはできるだけひく設定せっていされているが、メインターゲットはかつてAE86にっていた、あるいはあこがれていた40さいだいから50さいだい男性だんせいとされている。さらには10ねん、20ねん若年じゃくねん顧客こきゃくそうとなるかれらの子供こどもたちがスポーツカーにあこがれるようなスタイリングを目指めざしたともされている[30]。また年月としつき中古ちゅうこしゃ価格かかく値下ねさがりすることで、若者わかものにもとどきやすい価格かかくになってきている。販売はんばい価格かかく競技きょうぎベースしゃの「RC」で199まんえん標準ひょうじゅんグレードの「G」で241まんえん上級じょうきゅうグレードの「GT」では279まんえん最上級さいじょうきゅうグレードの「GT “Limited”」は305まんえんである[注釈ちゅうしゃく 8]

先述せんじゅつとおり、北米ほくべいでは当初とうしょサイオン・FR-S名称めいしょうもちいていたが、2016ねんにサイオンブランドが廃止はいしされるとトヨタブランドにまれ、北米ほくべいでもトヨタ・86としてリバッジをけた。なお、サイオンばんにも「86」のサイドエンブレムが採用さいようされている。また、ヨーロッパ市場いちばではGT 86韓国かんこく[32]マレーシア[33]インドネシア[34]オーストラリアシンガポール台湾たいわん香港ほんこんマカオでは当初とうしょから日本にっぽんおな86名称めいしょう発売はつばいされている。また英語えいごけん非公式ひこうしきであるが、スバル・BRZとあわせてtoyobaruとばれている[35]

2012ねん3がつ16にちより、スバル最後さいご軽自動車けいじどうしゃサンバー生産せいさんしていた富士重工業ふじじゅうこうぎょう群馬ぐんま製作所せいさくしょほん工場こうじょうのラインを利用りようして生産せいさん開始かいしされた[36]。86、FR-S、GT 86、スバル・BRZのいずれもどう工場こうじょう生産せいさんされる。ただし、限定げんてい生産せいさんとなるコンプリートカーの86 GRMNのみ、愛知あいちけん元町もとまち工場こうじょう生産せいさんされた。

また、トヨタは、86を販売はんばいすると同時どうじにソフトめんでもスポーツカー文化ぶんかそだてることをくわだてていて、86を発表はっぴょうした2012ねん2がつ2にちに「86スポーツカーカルチャー構想こうそう」として7つのプロジェクトを発表はっぴょう[37]ウェブうえでファンサイト「86 SOCIETY」(ハチロク・ソサエティ)を開設かいせつしたり(登録とうろくにはFacebookアカウントが必要ひつようで、86オーナー以外いがい登録とうろく可能かのう)、全国ぜんこくのおすすめのとうげ選定せんていする「86 とうげセレクション」を実施じっししたり、サーキットでのワンメイクレース企画きかくしたりしている[38]。それらの構想こうそうは、「スポーツカーは、カルチャーです。」という発売はつばい当初とうしょのキャッチコピーからもうかがえる。

2016ねん6がつおこなわれたビッグマイナーチェンジをさかいに、それ以前いぜん前期ぜんきがた(ZENKI)[39]とそれ以降いこう後期こうきがた(KOUKI)[40]大別たいべつされる。

AE86は漫画まんが頭文字かしらもじD』の主人公しゅじんこう藤原ふじわら拓海たくみ愛車あいしゃということでも人気にんきはくしたが、ほんしゃも2017ねんより連載れんさいはじまった漫画まんがMFゴースト』において、主人公しゅじんこう藤原ふじわら弟子でしである片桐かたぎりなつむこう搭乗とうじょう車種しゃしゅとして登場とうじょうしている[41]

デザイン[編集へんしゅう]

独立どくりつしたトランクゆうする2.5ボックス・セミファストバックスタイルでサッシュレスドア採用さいようしており、ED2(Toyota Europe Design Development)がデザインを担当たんとう。そのエクステリアデザインの特徴とくちょうは、2007ねんだい40かい東京とうきょうモーターショーに出展しゅってんされたトヨタのコンセプトカーであるFT-HS彷彿ほうふつとさせるものがあたえられ、従来じゅうらいライトウェイトスポーツカーおおきくことなる、しや重量じゅうりょうかんのあるものとなっている。

前面ぜんめんヘッドランプほそするどがり、その下部かぶにあるたてすじくぼみはエンジンルームへのエアインテークになっている[42]フロントバンパー一体化いったいかさせたフロントグリルは、おおきく六角形ろっかっけい開口かいこうさせておくまったところに設置せっちし、Aピラーともにブラックアウトさせている。Aピラーについては、重視じゅうしされる衝突しょうとつ安全あんぜん性能せいのう達成たっせいするため、市販しはんしゃ多数たすうにならってふとくなっているが、それとえにおおきくなってしまう死角しかく領域りょういき対策たいさくとして、分割ぶんかつしてガラスをはめむことで外観がいかんそこねることなく死角しかく領域りょういき低減ていげんはかっている。

背面はいめんは、スポイラーじょう形成けいせいされたトランクリッドとカーボンせいディフューザー空気くうきながれを意識いしきした立体りったいかんある形状けいじょう[43]仕立したてられており、ディフューザーにまれたマフラーエンド左右さゆう1ほんずつのぞかせている。

パッケージングの特徴とくちょうは、全長ぜんちょうたいしてながくとられたホイールベースである。前後ぜんごオーバーハング極限きょくげんにまでめられているため、ほかの2Lきゅうクーペよりみじか全長ぜんちょうながら2+2シート・4にん定員ていいん居住きょじゅう空間くうかん確保かくほしている。

インテリア[編集へんしゅう]

フレームレスミラー

GTとGTLimitedのインテリアでは、後方こうほう視界しかい視認しにんせい考慮こうりょしたフレームレス・ミラーを採用さいようしている。(GとRCは従来じゅうらいのミラー) また、6ATしゃのシフトノブはマニュアルしゃのものにちかいものにデザインされ、GTとGT Limitedにはオートマしゃのみパドルシフトが標準ひょうじゅん装備そうびされている。

レース愛好あいこうのパネラーからの意見いけんで、ドアトリムのショルダーパッドとニーパッド、センターコンソールのニーパッドははずしが可能かのう。また同様どうようにインサイドドアハンドルの位置いちは、ロールバーに干渉かんしょうしないように配慮はいりょされている[44]

メカニズム[編集へんしゅう]

D-4Sボクサーエンジン

エンジンはてい重心じゅうしん重量じゅうりょう配分はいぶん追求ついきゅうすべく、富士重工業ふじじゅうこうぎょう開発かいはつしたFB20がたをベースに、トヨタのつつない直接ちょくせつ噴射ふんしゃ・ポート噴射ふんしゃ同時どうじ制御せいぎょ技術ぎじゅつである「D-4S」をわせた、しん開発かいはつFA20がた 水平すいへい対向たいこう4気筒きとうNAの2.0Lエンジンを搭載とうさいする[注釈ちゅうしゃく 9]。なお、くるま性格せいかくじょうこう回転かいてん出力しゅつりょくがた目指めざしたことと、環境かんきょう性能せいのう高度こうど燃費ねんぴ向上こうじょう両立りょうりつさせるため、FB20がたくらべるとストローク短縮たんしゅくされた。その結果けっか、このエンジンのボア×ストロークは3S-GE2JZ-GEといったエンジンの伝統でんとう踏襲とうしゅうした86mm×86mmとなっている[45]多田ただいわく「たまたま」[3]。スクエアがたの2.0Lエンジンでは実際じっさいおおもちいられているで、たとえば日産にっさん・SR20がたホンダ・K20がたも86mm×86mmである)。またトヨタでのエンジン系統けいとうめいは「4U-GSE」と名乗なのるが、日本にっぽん国内こくないでは使つかわれていない。

駆動くどう方式ほうしきはこれをたて搭載とうさいしてこう駆動くどうするFRとし、3ペダルしきのアイシン・エーアイ(げん:アイシンせいの6そくMTもしくはアイシン・エィ・ダブリュ(げん:アイシン)せいの6そくATわされる。スバルのレガシィインプレッサ採用さいようする駆動くどう方式ほうしき主流しゅりゅうである4WDのフロント駆動くどう部分ぶぶんのぞけばFRとすることが可能かのうであるが、86ではFR専用せんようにトランスミッションに変更へんこうくわえ、エンジン搭載とうさい位置いち見直みなおしたうえで、エンジン重心じゅうしんをなるべく後方こうほう搭載とうさいすることで、運動うんどう性能せいのうおおきく影響えいきょうする前後ぜんご重量じゅうりょう配分はいぶんくばっているとする[注釈ちゅうしゃく 10][46]。ATはレクサス・IS F採用さいようされたSPDSの制御せいぎょ採用さいよう、シフトレスポンスの向上こうじょうはかっている。

元々もともとはプラットフォームや部品ぶひんおおくは既存きそん流用りゅうようます予定よていであったが、最終さいしゅうてきにはおおくがしん設計せっけいになった[注釈ちゅうしゃく 11][47]。ただしコストを削減さくげんするために既存きそん車種しゃしゅ設計せっけいをベースに86よう改良かいりょうくわえたものや、そのまま流用りゅうようされた部品ぶひん存在そんざいする。フロントサスペンションはひくいボンネットを実現じつげんするために独特どくとく構成こうせいであるが、FRしゃにもかかわらずハブキャリアにドライブシャフトのスペースがあり[48]、このためストラットダンパーちょうみじかくアライメントがFRしゃようとしては最適さいてきでないという批判ひはんがある[49]

ブレーキシステムは前後ぜんごフローティングキャリパー(まえ:2ピストン/:1ピストン)が基本きほんであるが、のちbremboやTRDとうのブレーキをそなえた仕様しよう設定せっていされた。

前後ぜんご重量じゅうりょう配分はいぶんは2めい乗車じょうしゃで53:47、重心じゅうしんだかは460mmと発表はっぴょうされている。チーフエンジニアの多田ただは、あえて50:50の前後ぜんご重量じゅうりょう配分はいぶんけた理由りゆうについて、200PSで1,200kgだいの86にとっての「ステアリングのはじめの最適さいてき応答おうとうせい」をねらったものとしており、ターボが設定せっていされた300PS程度ていどのハイパワーしゃなら、よりリアの重量じゅうりょう配分はいぶん増加ぞうかさせるべきであるとしている[50]

また重心じゅうしんだかについては、レクサス・LFA:445mm、フェラーリ・360:447mm、ポルシェ・ケイマン:482mm、日産にっさん・GT-R:495mmをれいにあげ、「スーパースポーツに匹敵ひってきするてい重心じゅうしん」とうたっている[51]

タイヤは、16インチが4代目だいめスバル・インプレッサおなヨコハマせい「デシベル」(205/55R16)で、17インチはミシュランせい「プライマシーHP」(215/45R17)である。プライマシーHPは3代目だいめプリウスのツーリングセレクションの標準ひょうじゅんタイヤであるため、時々ときどき「86はエコタイヤをいている」と誤解ごかいされることがある。しかし実際じっさいのプライマシーHPは欧州おうしゅうではメルセデス・Sクラスのような高級こうきゅうしゃにも装着そうちゃくされるタイヤで、燃費ねんぴ以外いがいのトータルバランスにもすぐれたタイヤである。86ではユーザーがどんなタイヤをいても一定いってい運動うんどう性能せいのう発揮はっき出来できるよう、タイヤに左右さゆうされない車両しゃりょう開発かいはつ目指めざし、それにふさわしいニュートラルな特性とくせいつタイヤを散々さんざん物色ぶっしょくした結果けっか、プライマシーHPにいたというのが真相しんそうである[52]通常つうじょう、スポーツけい車両しゃりょうなどの動力どうりょく性能せいのうひいでたクルマやエコカーは、タイヤメーカーと専用せんようのタイヤを開発かいはつすることがおおいが、以上いじょう理由りゆうから86の開発かいはつにおいては「タイヤにたよらない設計せっけい」を開発かいはつ指針ししんとしてつらぬ[53]、タイヤメーカーが車両しゃりょう自体じたい開発かいはつには一切いっさいかかわっていない(ただしのちブリヂストンポテンザダンロップのDIREZZAから86専用せんようタイヤが発売はつばいされている)。

また、2011ねんまつ発表はっぴょうと、2012ねんはる発売はつばいではアクセルペダルの形状けいじょうことなる。

グレード構成こうせい[編集へんしゅう]

「RC」「G」「GT」の3グレードの構成こうせいとなり、上級じょうきゅうグレードの「GT」には最上級さいじょうきゅう仕様しようの「GT “Limited”」と「GT “Limited BLACKpackage”」が用意よういされる。また86&BRZレース専用せんようモデルとしてレーシングも追加ついかされている

RC
「G」の装備そうびから、スピーカー(ハーネスふくむ)やエアコンヒーターのみ)、ルームランプやフロアサイレンサーなどを省略しょうりゃくしててい価格かかく軽量けいりょうおこない、競技きょうぎよう車両しゃりょうへのカスタマイズを前提ぜんていとしたグレードである。これらの省略しょうりゃくされた装備そうびはエアコンもふくめてオプションでもえらぶことはできない。同時どうじに、外装がいそうもバンパーやドアミラー外側そとがわドアハンドルなどは塗装とそう素地そじ)のものが使用しようされ、ホイールもスチールである。なお、ほんグレードのみ6そくATしゃ選択せんたく不可ふかとなる。おなじく競技きょうぎようベースとしてレーシングが登場とうじょうしていたためか2015ねんマイナーチェンジ廃止はいしとなった。
レーシング
86&BRZレース参戦さんせんようとして用意よういされたモデルでおなじくモータースポーツベースであるRCとはちがいマニュアルエアコンが装備そうびされているほかロールケージ、オイルクーラー、ブレーキ冷却れいきゃくようダクトが追加ついかされている。バンパーはカラードバンパーとなっているがドアハンドルは塗装とそうとなりホイールもスチールとなる
G
基本きほんとなる標準ひょうじゅんグレード。16inタイヤ&アルミ・ホイール電動でんどう格納かくのうしきドアミラー、ワイヤレスドアロックリモートコントロール(盗難とうなん防止ぼうしシステムづけ)、マニュアル・エアコン、2スピーカー(オーディオレス)などを標準ひょうじゅん装備そうびする。バンパーやドアハンドルなどの外装がいそうはボディーカラーと同色どうしょくになる。
GT
「G」をベースに、ヘッドランプをハロゲンしきからディスチャージ・ヘッド・ランプ変更へんこうし、タイヤホイールは17inへとインチアップされ、スマート・エントリー・スタート・システム、コンライト、左右さゆう独立どくりつ温度おんどコントロール・フルオートエアコン、ほんかわきステアリング、プライバシーガラス、トップシェイドりフロントガラス、フレームレスぼうまぶしルームミラー、ルームランプ、運転うんてんせき助手じょしゅせき照明しょうめいづけバニティミラーなどの各種かくしゅ豪華ごうか装備そうび標準ひょうじゅん装着そうちゃくした上級じょうきゅうグレードである。ATしゃはパドルシフトきとなる。
GT “Limited”
「GT」の装備そうびくわえ、内装ないそうほんかわアルカンターラのシート表皮ひょうひ(ブラックとレッドの2しょく設定せってい、シートヒーターき)に変更へんこうされ、外装がいそうはリアスポイラーとフロアアンダーカバーを装着そうちゃくし、さらに専用せんようこう摩擦まさつブレーキパッドを標準ひょうじゅん装備そうびする最上級さいじょうきゅう仕様しようとなる。
GT “Limited BLACKpackage”
2017ねん10がつ登場とうじょうしたさい上位じょういグレードで上記じょうきの「GT"Limited"」の装備そうびくわえサイドミラーやリアスポイラーがくろ塗装とそうされ、さらにブレンボせいブレーキキャリパーと専用せんようアルミホイールが装着そうちゃくされる。
グレードべつ おも標準ひょうじゅん装備そうび
グレード GT G RC
“Limited”
変速へんそく 6そくAT (パドルシフトき) / 6そくMT 6そくAT / 6そくMT 6そくMT
外装がいそう
  • デュアルエキゾーストテールパイプ
  • ディスクブレーキ (フロントはベンチレーテッド)
電動でんどう格納かくのうしきドアミラー 電動でんどうドアミラー
照明しょうめい
車輪しゃりん
  • 205/55R16 91Vタイヤ
  • 16×6½Jアルミホイール
  • センターオーナメントづけ
特別とくべつ装備そうび -
内装ないそう
  • ウレタンシフトレバーノブ
  • ウレタンパーキングブレーキレバー
  • ウレタンステアリングホイール
  • 樹脂じゅしペダル
座席ざせき ほんかわ×アルカンターラ 上級じょうきゅうファブリック ファブリック
計器けいきばん
  • タコメーター (黒文字くろもじばん)
保安ほあん
  • ワイヤレスドアロックリモートコントロール
  • 盗難とうなん防止ぼうしシステム
空調くうちょう 左右さゆう独立どくりつフルオートエアコン マニュアルエアコン ヒーター
オーディオ 6スピーカー 2スピーカー -
価格かかく 306まん5,237えん 287まん9,673えん 248まん8,909えん 205まん6,909えん
AT 314まん7,709えん 296まん2,145えん 256まん582えん -

バリエーション[編集へんしゅう]

86 GRMN[編集へんしゅう]

2014ねんにニュルブルクリンク24あいだでクラス優勝ゆうしょうたした前期ぜんきがた86のレーシングカーをモデルとする、限定げんてい生産せいさんのコンプリートカー。かつてレクサス・LFAがけた、愛知あいちけん元町もとまち工場こうじょうにて、100だい限定げんてい生産せいさんされた。価格かかくは648まんえん高価こうかであったが、3,000にんもの応募おうぼ殺到さっとうした。ニュルで実戦じっせん投入とうにゅうされた専用せんようそらりょくパーツやサスペンションの装着そうちゃく剛性ごうせい強化きょうか軽量けいりょうなどがなされており、エンジンもチューニングにより200PS/205Nmから219PS/217Nmに強化きょうかされた。[54]。 86GRMNのみだが、塗装とそう刻印こくいんのホワイトボディを元町もとまち工場こうじょうにて塗装とそうけをおこなったため、型式けいしき名称めいしょう通常つうじょうの「ZN6」から「GRMN86-FRSPORT」に変更へんこうされている。 86 GRMNの開発かいはつられた知見ちけん後期こうき 86にもかされている[55]

86 GR[編集へんしゅう]

2017ねんげられたGRブランドの後期こうき86で、GRMNの量産りょうさんばんといえる存在そんざいである。生産せいさんもGRMN同様どうよう元町もとまち工場こうじょうおこなう。GRの原則げんそくのっとりエンジンにくわえられていないが、LSDや排気はいきけいあしまわり、そらりょくパーツなどおおくのパーツが専用せんよう開発かいはつされている[56]

86 GR SPORT[編集へんしゅう]

GRのエントリーモデルに位置付いちづけられており、GRと同様どうようのスポイラーやメーターなどが装備そうびされるほか、リアサスペンションにブレースが追加ついかされる。

86 TRD 14R-60[編集へんしゅう]

トヨタテクノクラフト創立そうりつ60周年しゅうねん記念きねんに、2013ねん公開こうかいされた86 TRD Griffon Conceptをもと開発かいはつされたコンプリートカー。100だい限定げんてい生産せいさん

86 style cb[編集へんしゅう]

2013ねん東京とうきょうオートサロンにてコンセプトカーが発表はっぴょうされ、2015ねんのマイナーチェンジで発売はつばいまるライトを基調きちょうに、流麗りゅうれいなデザインのカスタムがおおほどこされた。

2016ねん後期こうきがたへのビッグマイナーチェンジのさい廃止はいしされたため、わずか1ねんはん販売はんばいとなった。

市販しはんのコンセプトカー[編集へんしゅう]

販売はんばい[編集へんしゅう]

2012ねん2がつ発表はっぴょうからやく1かげつあいだで、月間げっかん目標もくひょう販売はんばい台数だいすうの7ばいたるやく7,000だい受注じゅちゅうしており、「スバル・BRZとわせて年間ねんかん10まんだい生産せいさん目指めざす」[58]、「60さいだい前後ぜんこうのシニアそうにも販売はんばい好調こうちょう[59]ひとしほうじられた。

日本にっぽん市場いちばでは、2012ねん4がつ販売はんばい開始かいしから2013ねん3がつまつまでの最初さいしょの1年間ねんかんで26,102だい販売はんばいし、平成へいせい24年度ねんど(2012年度ねんど)の新車しんしゃ販売はんばい台数だいすうランキングで30となった[60]。また、同期どうきあいだ(2013ねん3がつまつまで)の輸出ゆしゅつ累計るいけい台数だいすうは47,700だいであった[61]

アメリカ市場いちばにおけるサイオン・FR-Sの、2012ねん5がつ販売はんばい開始かいしから2013ねん4がつまつまでの最初さいしょの1年間ねんかん販売はんばい台数だいすうは17,760だいであった[62]。また、2013ねん年間ねんかん販売はんばい台数だいすうは18,327だいであった[63]。その徐々じょじょき、2016ねんには7457だいと1まんだいんだ[64]

あつかいディーラー[編集へんしゅう]

トヨタのぜん販売はんばいチャンネル(トヨタ・トヨペット・カローラ・ネッツ)であつかい、また全国ぜんこくのトヨタディーラーの283店舗てんぽないにはトヨタ・86せんもんのカスタマイズショップ「AREA86」を設置せっちしていた。なお、通常つうじょうのメンテナンスにかんしてはかく店舗てんぽにて実施じっししている。2017ねん9がつTOYOTA GAZOO Racing地域ちいき拠点きょてんとなる「GR Garage」(GRガレージ)[65]がることから、AREA86にかんしては2018ねん3がつをもって全店ぜんてん閉店へいてんとなった。

沿革えんかく[編集へんしゅう]

  • 2008ねん4がつ - 小型こがたFRスポーツしゃをトヨタと富士重工ふじじゅうこう共同きょうどう開発かいはつし、両社りょうしゃ市場いちば展開てんかいしていくことで合意ごうい
  • 2009ねん10月 - だい41かい東京とうきょうモーターショーに世界せかいはつ出展しゅってん
  • 2010ねん1がつ - 東京とうきょうオートサロンにて、「FT-86 Gスポーツコンセプト」がはつ公開こうかい
  • 2011ねん2がつ - ジュネーブモーターショーにて「FT-86 IIコンセプト」がはつ公開こうかい
    • 4がつ20日はつか - ニューヨークオートショーにて「FR-S concept」が公開こうかい。サイオンブランドでの販売はんばい公表こうひょう
    • 5月16にち - SEGAのアーケードゲーム『頭文字かしらもじD ARCADE STAGE 6 AA』にて、「FT-86 Gスポーツコンセプト」が登場とうじょう[66]、ハチロクを起用きようして有名ゆうめいになった頭文字かしらもじDで新旧しんきゅうハチロクの対戦たいせん可能かのうとなった[注釈ちゅうしゃく 13]
    • 10月 - ニュル耐久たいきゅう選手権せんしゅけん(VLN)に出場しゅつじょう
    • 11月11にちから11月13にちにかけておこなわれたSUPER GT JAFグランプリにおいてよくシーズンからBRZがGT300クラスにR&D SPORTから参戦さんせんすることが発表はっぴょうされた。
    • 11月27にち - 「TOYOTA Gazoo Racing FESTIVAL 2011」(TGRF)にて市販しはん仕様しようしゃをワールドプレミア。同時どうじ正式せいしき名称めいしょうを「86(ハチロク)」とすることが発表はっぴょうされた[67]
    • 12月 - だい42かい東京とうきょうモーターショーに市販しはん仕様しようしゃ「86(ハチロク)」を出品しゅっぴん
  • 2012ねん2がつ2にち - 発表はっぴょう
    • 3月16にち - 富士重工業ふじじゅうこうぎょう群馬ぐんま製作所せいさくしょほん工場こうじょうにてラインオフ式典しきてん開催かいさい
    • 4がつ6にち - 発売はつばい。これにより2007ねん7がつトヨタ・MR-S販売はんばい終了しゅうりょう以降いこういち途絶とだえていたトヨタブランドのスポーツカーが5ねんぶりに復活ふっかつすることとなった。
    • 5がつ20日はつか - だい40かい「ニュルブルクリンク24あいだレース」にてGazoo Racingの166号車ごうしゃがSP3クラス優勝ゆうしょう
    • 10月25にち - トヨタテクノクラフトがワンメイクレース参戦さんせんようコンプリートカー「86 Racing」を発表はっぴょう[68]。2013ねん1がつ発売はつばい価格かかくは280まんえん
  • 2013ねん
    • 4がつ - 日本にっぽん自動車じどうしゃ用品ようひん部品ぶひんアフターマーケット振興しんこうかい(NAPAC)とのあいだで、「外装がいそう関係かんけい全般ぜんぱんおよびそれに付随ふずいする部位ぶいかんする形状けいじょうCADきゃどデータの無償むしょう提供ていきょう契約けいやく」を締結ていけつ。NAPAC加盟かめい各社かくしゃ外装がいそうアフターパーツを開発かいはつするさい支援しえん一環いっかんとする[69]
  • 2014ねん4がつ9にち - 一部いちぶ改良かいりょう(6がつ2にち販売はんばい開始かいし[70]ショックアブソーバーフリクション特性とくせい見直みなおすなどサスペンションにチューニングをほどこすことで操舵そうだ安定あんていせい心地ごこち向上こうじょう。また、シャークフィンタイプのルーフアンテナを標準ひょうじゅん装備そうびし、「GT」と「GT Limited」に設定せっていのカーボン調ちょうかざりインストルメントパネルのデザインを変更へんこうすることでよりスポーティな仕様しようとした。ボディカラーは「サテンホワイトパール(オプションカラー)」・「スターリングシルバーメタリック」とえで「クリスタルホワイトパール(オプションカラー)」と「アイスシルバーメタリック」の2しょくしんいろ追加ついかした。
  • 2015ねん
    • 2がつ10日とおか - 一部いちぶ改良かいりょう(4がつ8にち販売はんばい開始かいし[71]電動でんどうパワーステアリングの特性とくせい変更へんこうとボディ剛性ごうせい強化きょうかおこなったほか、「GT」けいにはセンタークラスターやドアグリップなどにこう輝度きどシルバーメタリック塗装とそうほどこし、8スピーカーとクルーズコントロール標準ひょうじゅん装備そうび。「GT Limited」には内装ないそうしょくにタンカラーミックスのオプション設定せってい追加ついかした。ボディカラーは「ライトニングレッド」・「ギャラクシーブルーシリカ」とえで「ピュアレッド」と「アズライトブルー」の2しょくしんいろ追加ついかした。なお、この一部いちぶ改良かいりょうにより「RC」は廃止はいしとなった。あわせて、うち外装がいそうのアレンジがほどこされたカスタムカー「style Cb」を発表はっぴょうした。
    • 7がつ13にち - 特別とくべつ仕様しようしゃ「GT"Yellow Limited"」を発表はっぴょうし、同年どうねん9がつ30にちまでの期間きかん限定げんてい注文ちゅうもん受付うけつけ開始かいし生産せいさんは11月より開始かいし予定よてい[72]。「GT」をベースに、ボディカラーに特別とくべつ設定せっていしょくの「サンライズイエロー」を採用さいようするとともに、ドアミラーをブラックに、17インチアルミホイールにブラック塗装とそうに、86エンブレムをイエローにそれぞれ変更へんこう内装ないそうはシート表皮ひょうひほんかわ×アルカンターラを、メーターバイザーにアルカンターラをそれぞれ採用さいようし、装備そうび一部いちぶにイエローステッチや鋳物いもの質感しつかん表現ひょうげんしたキャストブラック塗装とそうほどこした。あわせて、スポイラー(フロント/リアバンパー、リア大型おおがた)、サイドマットガード、フロアアンダーカバーといったそらりょくパーツを専用せんよう仕様しよう変更へんこうしたカスタマイズカー「86 GT"Yellow Limited エアロパッケージ"」およびどう仕様しようしゃにBBS18インチ鍛造たんぞうアルミホイール、ブリヂストン POTENZA S001タイヤ(フロント215/40R18、リヤ225/40R18)、スポーツブレーキパッド(ハイμみゅーパッド)、SACHS(ザックス)アブソーバーを追加ついか装備そうびした「86 GT"Yellow Limited エアロパッケージFT"」も発表はっぴょうし、おなじく注文ちゅうもん受付うけつけ開始かいしした。
    • 8がつ - ここまでの累計るいけい新車しんしゃ登録とうろく台数だいすうが4まん7940だいたっする[73]
    • 12月21にち - TOYOTA GAZOO Racingニュルブルクリンク24あいだ耐久たいきゅうレース参戦さんせんつうじて知見ちけんをいかして開発かいはつしたコンプリートカー「GRMN」を発表はっぴょう[74]。吸排気はいきけい変更へんこうくわえ、エンジン内部ないぶパーツのていフリクションによりエンジンの応答おうとうせい向上こうじょうさせ、ギヤ近接きんせつクロスレシオ)させた6そくMTとわせたほか、CFRP(炭素たんそ繊維せんい強化きょうか樹脂じゅし素材そざいのエンジンフードおよびトランクリッドやルーフパネルにくわえ、樹脂じゅしポリカーボネートせいのリアウインドウやクォーターウインドウ採用さいようなどにより一層いっそう軽量けいりょうてい重心じゅうしんはかり、軽量けいりょうしたぶん補強ほきょうざい追加ついかによるボディ剛性ごうせい向上こうじょうやサスペンションの専用せんようチューニング、前後ぜんごみちタイヤ(ブリヂストンせいPOTENZA RE-71RにRAYSせい鍛造たんぞう軽量けいりょうアルミホイールのわせ)の採用さいよう、フロント6ピストン、リア4ピストンの対向たいこうモノブロックキャリパー&ドリルドディスクローターベンチレーテッドディスクブレーキ採用さいようによるブレーキ性能せいのう強化きょうかなどをおこなった。外観がいかんはCFRPせい大型おおがたリアスポイラー、フロントバンパー&バンパーサイドフィンなどの各種かくしゅエアロパーツをよりそらりょく性能せいのう考慮こうりょした形状けいじょうとした。内装ないそう2人ふたり仕様しようで、専用せんようスポーツシートを採用さいようし、ステアリングを小径しょうけいした。ボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」のみの設定せってい内装ないそうしょくはブラック基調きちょうとした。生産せいさんについては、通常つうじょうはすべて担当たんとうする富士重工業ふじじゅうこうぎょう塗装とそうまえのボディまで作成さくせいしたのち元町もとまち工場こうじょう供給きょうきゅうされ、「たくみ」の技能ぎのう従業じゅうぎょういんげる。2016ねん1がつ4にちから19日間にちかん期間きかん限定げんてい専用せんようWebサイトにて商談しょうだん申込もうしこみ受付うけつけおこない、抽選ちゅうせんのうえ、同年どうねん2がつ1にちに100だい限定げんてい販売はんばい開始かいしする。
  • 2016ねん
    • 2がつ12にち - カスタマイズカー「GT"エアロパッケージ"」・「GT"エアロパッケージFT"」を発表はっぴょう(5がつ12にち販売はんばい開始かいし)。「GT」をベースに、フロント・リアのバンパースポイラー、リア大型おおがたスポイラー、サイドマットガード、フロアアンダーカバーといったエアロパーツるい専用せんよう仕様しようにカスタマイズしてたかそらりょく性能せいのう発揮はっきするとともに、よりスポーティーな外観がいかん演出えんしゅつ。さらに、「GT"エアロパッケージFT"」にはBBS18インチ鍛造たんぞうアルミホイールとブリヂストンせいPOTENZA S001タイヤ(フロントは215/40R18、リアは225/40R18)をわせ、スポーツブレーキパッド(ハイμみゅーパッド)、SAHCS(ザックス)アブソーバーを装備そうびした。なお、そうしゃのため登録とうろく必要ひつようとなる[75]
    2016ねんモデル
    2017ねんモデル G
    • 7がつ5にち - マイナーチェンジ発表はっぴょう(8がつ1にち販売はんばい開始かいし[76]。MTしゃにおいては動力どうりょく性能せいのう強化きょうかインテークマニホールドエキゾーストマニホールドなどのきゅう排気はいきけい部品ぶひん改良かいりょうにより、最高さいこう出力しゅつりょくを5kW(7PS)、最大さいだいトルクを7N・m(0.7kgf・m)それぞれ向上こうじょう。そのほか、リアピラーのスポット打点だてんぞうちによるボディ剛性ごうせい強化きょうかやサスペンションなどのあしまわりの改良かいりょうおこない、SACHSアブソーバーのオプション設定せってい追加ついかした。外観がいかんそらりょく性能せいのう向上こうじょうじくとしたアイテムの選定せんてい改良かいりょうおこない、「GT"Limited"」はウイングタイプのリアスポイラーを標準ひょうじゅん装備そうび。フロントはノーズ先端せんたんげ、グリル開口かいこうよこ拡大かくだいしたほか、Bi-Beam LEDヘッドランプを全車ぜんしゃに、LEDフロントフォグランプを「GT」と「GT"Limited"」にそれぞれ標準ひょうじゅん装備そうびした。17インチアルミホイールは切削せっさく光輝こうきとガンメタリック塗装とそうほどこし、ほそいツイストスポークデザインとした。リアはバンパーのくろかざり部位ぶいはば拡大かくだいおこない、リアコンビネーションランプはヘッドランプ・フロントフォグランプ同様どうようにLEDされ、水平すいへい基調きちょう配置はいちされたデザインとなった。内装ないそうはトヨタしゃでは最小さいしょうみちとなる362mmのえんステアリングホイールを採用さいようしたほか、「GT」・「GT"Limited"」はタコメーター最高さいこう出力しゅつりょく付近ふきんの7,000回転かいてんがメーターの真上まうえになるように変更へんこうされ、4.2インチTFTのマルチインフォメーションディスプレイを搭載とうさいした。内装ないそうしょくはブラックで統一とういつするとともに、「GT」・「GT"Limited"」はドアスイッチベースとヒーターコントロールパネルにTメッシュカーボンがらかざりほどこし、さらに、「GT"Limited"」はインパネやドアトリムなどにセーレン開発かいはつしたスエード調ちょう人工じんこう皮革ひかく「グランリュクス」を、シート表皮ひょうひにパーフォレーション加工かこうほどこしたアルカンターラをそれぞれ採用さいようした。また、同日どうじつにトヨタテクノクラフトによる「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」参戦さんせんようのマイナーチェンジばん「86 Racing」を10月31にちから発売はつばいすると発表はっぴょう[77]。ロールケージ、エンジンオイルクーラー、FRディスクブレーキダストカバー&ブレーキダクト、フロアマット、牽引けんいんストラップ、4てんしきシートベルトなどの専用せんよう装備そうびそうし、あらたにスポーツドライブロガーをオプション設定せっていした。ただし、ほん車両しゃりょうでの「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」参戦さんせんは2017年度ねんどシリーズからのみとなる。
    • 11月14にち - 2017ねん3がつ10日とおか発売はつばい予定よてい特別とくべつ仕様しようしゃ「GT"Solar Orange Limited"」と、2017ねん2がつ17にち発売はつばい予定よていの「GT"Limited・High Performance Package"」の先行せんこう予約よやく開始かいししたことを発表はっぴょうした。なお、「GT"Solar Orange Limited"」の注文ちゅうもん受付うけつけは2017ねん1がつ31にちまでとなる[78]
  • 2017ねん
    • 9月4にち - 一部いちぶ改良かいりょう発表はっぴょう(10がつ4にち販売はんばい開始かいし[79]。ステアリングの支持しじ剛性ごうせい強化きょうかし、サスペンションのさいチューニングなどをおこなった。また、サイドミラー・リアスポイラー・アルミホイールをブラック塗装とそう統一とういつし、Bremboしゃせいブレーキを標準ひょうじゅん装備そうびした「GT"Limited・Black Package"」をしん設定せっていあわせて、既存きそんグレードではBremboしゃせいブレーキと専用せんようアルミホイール&タイヤ(215/45/R17)とのセットオプションを設定せっていした。「GT」と「GT"Limited"」のマニュアルしゃはシフトノブにほんかわ使用しよう。ボディカラーはデビュー当初とうしょから設定せっていされていたオレンジメタリックが廃止はいしされ、2018ねん2がつ生産せいさんぶんまでの期間きかん限定げんていしょくとなる「ソリッドグレー」を設定せっていした。
    • 11月21にち - G'Sの後継こうけいシリーズとなるスポーティードレスアップシリーズ「GR」の追加ついかラインナップとして、「GR」が発表はっぴょうされた(12月18にち販売はんばい開始かいし[80]
  • 2018ねん
    • 3月13にち - 2018ねん2がつ生産せいさんぶんまでの期間きかん限定げんていしょくとなる「ソリッドグレー」が廃止はいしされ、しんいろ「ブライトブルー」が追加ついかされた。
    • 7がつ2にち - 「GR SPORT」が追加ついか発売はつばいされた[81]
  • 2019ねん2がつ12にち - 特別とくべつ仕様しようしゃ「GT"British Green Limited"」が発表はっぴょうされ、5月31にちまでの期間きかん限定げんてい注文ちゅうもん受付うけつけ開始かいしされた(発売はつばいは7がつ下旬げじゅんごろ予定よてい[82]。「GT」をベースに、ボディカラーに特別とくべつ設定せっていしょくの「ブリティッシュグリーン」を採用さいよう内装ないそうほんかわ×アルカンターラのシート表皮ひょうひ採用さいようされ、ぜんせきはシートヒーターづけとした。そのほか、ステアリングホイールやシフトブーツなどの随所ずいしょにタンステッチがあしなわれ、インストルメントパネルオーナメントやメーターバイザーなどにはセーレンのスエード調ちょう人工じんこう皮革ひかく「グランリュクス」を採用さいよう。さらに、シフトレバーやステアリングホイールのベゼルにはキャストブラック塗装とそう鋳物いもの質感しつかん表現ひょうげんしたブラック塗装とそう)が採用さいようされた。また、Bremboしゃせい高性能こうせいのうブレーキ、専用せんよう17インチアルミホイール、SACHS(ザックス)アブソーバー、リアスポイラーなどをパッケージした「High Performance Package」をメーカーセットオプションとして設定せっていした。なお、カタロググレードにおいても一部いちぶ改良かいりょう発表はっぴょうされ、ボディカラーの「ダークグレーメタリック」をしんいろの「マグネタイトグレーメタリック」へ変更へんこう。また、「平成へいせい30ねん排出はいしゅつガス基準きじゅん25%低減ていげんレベル(☆☆☆)」認定にんてい取得しゅとくした。(4がつ9にち発売はつばい)。
  • 2020ねん
    • 3月12にち - 特別とくべつ仕様しようしゃ「GT"BLACK LIMITED"」が発表はっぴょうされた[83]歴代れきだいのトヨタスポーツモデルに設定せっていされた「"ブラックリミテッド"」シリーズのひとつで、「GT」をベースに、外観がいかんはボディカラーにクリスタルブラックシリカを設定せっていし、ブロンズ塗装とそうほどこした17インチ専用せんようアルミホイールを特別とくべつ装備そうび。bremboせい17インチベンチレーテッドディスクブレーキやSACHSアブソーバーが採用さいようされ、リアスポイラーやフロアアンダーカバー(フロア・タンク)にはブラック塗装とそうほどこされた。内装ないそうはブラックに統一とういつされ、助手じょしゅせきまえのインストルメントパネルには専用せんようロゴ"BLACK LIMITED"をあしらったブロンズカラーの刺繍ししゅうほどこされたほか、シート表皮ひょうひにはほんかわ×アルカンターラ、インストルメントパネルオーナメントやメーターバイザーなどにスエード調ちょうの「グランリュクス」がそれぞれ採用さいようされ、ぜんせきシートヒーターが特別とくべつ装備そうびされた。MTしゃ・ATしゃかく43だいずつ、けい86だい台数だいすう限定げんていでの発売はつばいとなるため、発表はっぴょう当日とうじつから4がつ16にちまでの期間きかん特設とくせつサイトで商談しょうだん申込もうしこみけをおこない、抽選ちゅうせんて、5月21にち発売はつばいされる計画けいかくである。
    • 6月30にち - 86のGAZOOモデル「GR」・「GR SPORT」が販売はんばい終了しゅうりょう
  • 2021ねん
    • 7がつ29にち - 2代目だいめスバル・BRZの生産せいさん販売はんばい開始かいしあわせるかたち生産せいさん終了しゅうりょう以後いご流通りゅうつう在庫ざいこのみの販売はんばいとなる。
    • 10月27にち - 販売はんばい終了しゅうりょう

モータースポーツ[編集へんしゅう]

サーキット
86/BRZレース仕様しよう(GSRはつおとミク神戸こうべトヨペット 86)
ニュル24あいだ仕様しよう(GAZOO Racing TOYOTA 86)

2013ねんからワンメイクレースGAZOO Racing 86/BRZ Race開催かいさいされている。あつかいとしては既存きそんネッツカップヴィッツレースの上位じょういカテゴリーであるが、一方いっぽうブリヂストンダンロップグッドイヤーヨコハマといったタイヤメーカーがスーパーGTなみ開発かいはつ競争きょうそうひろげており[84]、ドライバーも谷口たにぐちしんてる織戸おりどまなぶわきばん寿一ひさいちなどの一流いちりゅう選手せんしゅ多数たすう参戦さんせんする、非常ひじょうにレベルがたかいものにもなっている。

マルチメイクでは、ニュルブルクリンク24あいだレースGAZOO Racingから2012 - 2014ねんあいだ参戦さんせん。2012ねんと2014ねんにSP3クラスで優勝ゆうしょう、2013ねんクラス2たかいポテンシャルをしめした[85]。またニュルにはTMG開発かいはつしたワンメイクカップカー「GT86 CS-V3」も参戦さんせんしており、2012 - 2015ねんまでトヨタ・スイス・レーシングが同車どうしゃでV3クラスを連覇れんぱしている[86]

スーパー耐久たいきゅうのST-4クラスでは86をもちいるチームが多数たすう存在そんざいする。ライバルのホンダ・S2000インテグラ タイプRくらべると、エンジンの出力しゅつりょくおとるためストレートでのスピードはおとっているものの、コーナリングとブレーキの性能せいのう非常ひじょうたかいとされる[87]。2015ねん埼玉さいたまトヨペット Green Brave、2016ねんエンドレス、2017・2018ねんトムススピリット、2019ねんはやしテレンプと、どうクラスでは86が5ねん連続れんぞくでチャンピオンを獲得かくとくしている。

SUPER GTではGT300クラスの童夢どうむせいマザーシャシー外装がいそうデザインに86がもちいられており、2015ねんから本格ほんかくてきなデリバリーが開始かいし。2016ねんはやくも土屋つちやエンジニアリングがダブルタイトルを獲得かくとくした。

この英国えいこくのコンストラクターであるGPRMがグループGT4規定きていの86を開発かいはつし、英国えいこくGT選手権せんしゅけん参戦さんせんしている[88]

ラリー
全日本ぜんにほんラリー仕様しよう名古屋なごやトヨペットNAVUL86)

JRC(全日本ぜんにほんラリー選手権せんしゅけん)には2012ねん登場とうじょう以来いらいおおくのエントラントが採用さいようしており、2013ねんには横尾よこお芳則よしのり/木村きむら裕介ゆうすけぐみによりはつのクラス王者おうじゃ(JN3)となった[89]。2016ねん・2017ねんにはJN4クラスで曽根そねたかしひとし/桝谷ますや知彦ともひこぐみ、JN2クラスで明治めいじ慎太郎しんたろう/北田きただみのる選手せんしゅぐみがクラスタイトルをそれぞれ連覇れんぱしている。

2014ねんWRC だい8せん ラリー・フィンランドにおいて「トミ・マキネン・レーシング製作せいさくのGT86 よんりん駆動くどう仕様しよう」が公開こうかい[90]された。この車両しゃりょうはトミ・マキネン・レーシングとGAZOO Racingが共同きょうどう製作せいさくし、クルマのあじづくりをにな人材じんざい育成いくせい目的もくてきとしたラリー仕様しよう運転うんてんトレーニングよう車両しゃりょう「GR 86×(クロス)」と発表はっぴょうされ[91]日本にっぽん国内こくないでは11月1にち新城しんじょうラリーのイベントにおいて一般いっぱん公開こうかいしマキネンみずからがデモンストレーション・ランをおこなった。

2015ねんにはTMG開発かいはつした、R3規定きていはつのち駆動くどうしゃである「GT86 CS-R3」のホモロゲーションが取得しゅとくされ、プライベーターへの販売はんばいはじまった。2016ねんから2021ねん現在げんざいまでF1ウィナーのヘイキ・コバライネン全日本ぜんにほんラリー選手権せんしゅけん日本にっぽんスーパーラリーシリーズへの参戦さんせん採用さいようしている[92]ほか、2020ねんには中平なかひら勝也かつや/行徳ぎょうとくさとしぐみにより全日本ぜんにほんラリー選手権せんしゅけんJN2クラスの王者おうじゃとなった。WRC3やERC3でもプライベーターに運用うんようされ、ラリー・ドイチェランドではWRC3で2表彰台ひょうしょうだいのぼった[93]

ドリフト
D1仕様しよう(FALKEN PETRONAS OTG 86)
ダートラ仕様しよう(MONSTER SPORT Super 86)

D1グランプリにも2012ねん開幕かいまくせんより日比野ひびの哲也てつや織戸おりどまなぶ使用しようして参戦さんせんし(発売はつばいまえ段階だんかいから車両しゃりょうをデリバリーしてもらい製作せいさくしたため、開幕かいまくせんまでに車両しゃりょう一応いちおう完成かんせい可能かのうだった)、だい2せん谷口たにぐちしんてるだい4せんより野村のむらけん使用しよう、2014ねんからは今村いまむら陽一よういち使用しようしていた。なお4だいうちHKS車両しゃりょうである谷口たにぐちしゃ以外いがいすべてエンジンがFA20からのエンジンにかわそうされており(2014ねんだい3せんより同社どうしゃ以前いぜんD1で使用しようしていたアルテッツァに搭載とうさいしていた2JZ-GTEかわそうされたため、参戦さんせんしている全車ぜんしゃがFA20からエンジンを変更へんこうした車両しゃりょうのみとなっている)、織戸おりど野村のむら車両しゃりょうシルビアのフロントサスペンションを移植いしょく野村のむら車両しゃりょう以外いがいの3だいカヤバ工業かやばこうぎょうげんKYB)せいのレースよう電動でんどうパワーステアリングを使用しようしている。2013ねんだい5せん日比野ひびの哲也てつやが86ぜいでのはつ優勝ゆうしょうたした。だが、現在げんざいのレギュレーションでは「S15+2JZターボ」という王道おうどうパッケージが完成かんせいしており、86ぜい目立めだった成績せいせきのこせず、シーズンに1だい~2だいエントリーしている所謂いわゆるちんしゃ」というあつかいにとどまっている。だが、近年きんねんのベース車両しゃりょう高騰こうとうにより販売はんばい終了しゅうりょう再度さいど注目ちゅうもくあつまり、ドリフトを得意とくいとするチューニングショップ・パーツメーカー、とくにシルビア・180SXけいせたメーカーが開発かいはつ着手ちゃくしゅするれいすくなくない。またその開発かいはつ車両しゃりょうをデモカーとしてドリフトイベントにむこともおおく、D1グランプリやD1LIGHTS、フォーミュラドリフト・ジャパン(FDJ)ではブースの展示てんじ車両しゃりょうとして参戦さんせん台数だいすうえており、競技きょうぎようとしてもほん専用せんよう車両しゃりょうの2号機ごうきとして登録とうろくしているチームもある。

『FR-S』名義めいぎ販売はんばいされているアメリカでは、フォーミュラ・ドリフトサイオン廃止はいしはトヨタ)ブランドとして参戦さんせんしており、2015ねんノルウェーひとのフレデリック・オズボーがアメリカチャンピオンとなっている。

その

全日本ぜんにほんジムカーナ選手権せんしゅけんでは規則きそく関係かんけいもあり、PN3クラスはほぼ86/BRZがめていた。全日本ぜんにほんダートトライアル選手権せんしゅけんでもPN2クラスで人気にんきあつめているほかよんりん駆動くどうで670馬力ばりきのV6エンジンツインターボを搭載とうさいするスピードD規定きていの「スーパー86」を田嶋たじま伸博のぶひろがドライブし、デビューせん総合そうごう優勝ゆうしょうげている[94]

またパイクスピーク・ヒルクライムのアンリミテッドクラスやタイムアタッククラスでも、ケン・グシ(具志ぐしけん士郎しろう)や吉岡よしおかみのるはじめおおくのFR-Sが参戦さんせんした。2020ねんにはアンリミテッドクラスで、3.4Lした2JZエンジンにかわそうした吉原よしはら大二郎だいじろうの86が優勝ゆうしょう総合そうごう9)をげている[95]

ギャラリー[編集へんしゅう]

パトカー仕様しよう[編集へんしゅう]

2014ねん6がつに「GT Limited」をベースにした警視庁けいしちょう仕様しよう車両しゃりょうが1だい製作せいさくされている。これは、タカラトミーせいミニカーのトミカとのコラボレーションによるもので、どうブランドで発売はつばいされている大型おおがた情景じょうけい商品しょうひんビッグおかたづけパトカー トヨタ86」をモチーフにしたものとなっている。実車じっしゃ赤色あかいろとう点滅てんめつ可能かのうではあるがサイレンや無線むせんるい装備そうびされていないため警邏けいら車両しゃりょうとしての使用しよう想定そうていされておらず、各種かくしゅイベントでの広報こうほう交通こうつう安全あんぜん啓蒙けいもうよう車両しゃりょうとしての使用しよう予定よていされている[96]

のトヨタしゃとの関係かんけい[編集へんしゅう]

AE86との関係かんけい[編集へんしゅう]

86は、AE86がたカローラレビン/スプリンタートレノ(通称つうしょう:ハチロク)のように、「お客様きゃくさまあいされ、そだてていただきたい」というおもいから命名めいめいされており[97]、AE86のようにはしりのフットワークが軽快けいかいで、かつユーザーが「そだてるたのしみ」をあじわえるようなくるまにしたい、というおもいがめられている。また開発かいはつコードとして86ばん(086A)をばんするためにタイミングをはかって申請しんせいおこなわれた[98]。AE86の現代げんだいばんというコンセプト[99]やリバイバル[100]とされるが、けっしてAE86をなおすというかんがえでは開発かいはつされておらず、ボディの寸法すんぽう排気はいきりょうはAE86よりもサイズアップしたまったあたらしいくるまである[100]

AE86がっていた「比較的ひかくてきてい価格かかくでスポーツドライビングをたのしめるクルマ」「そこそこのパワーで、クルマ本来ほんらい運転うんてんするたのしさ」「ハイテクや制御せいぎょたよらないクルマ本来ほんらい気持きもちよさ」といった部分ぶぶんれて開発かいはつしており[42][99]、その背景はいけいから「ハチロク復活ふっかつ」や「しんハチロク」と表現ひょうげんされた[42][100]

トヨタ・スポーツ800との関係かんけい[編集へんしゅう]

開発かいはつ主査しゅさ多田ただ安価あんか小型こがたなスポーツカーの開発かいはつめいじられて最初さいしょったのは、水平すいへい対向たいこうエンジン搭載とうさい小型こがたFRスポーツカーのトヨタ・スポーツ800通称つうしょう:ヨタハチ)であり、同車どうしゃ設計せっけい収蔵しゅうぞうされている関東自動車工業かんとうじどうしゃこうぎょう当時とうじげんトヨタ自動車とよたじどうしゃ東日本ひがしにっぽん)まで出向でむいて研究けんきゅうかさねた。そこで「水平すいへい対向たいこうエンジンとFR駆動くどう」というパッケージングを採用さいようすることを決定けっていした。つまりトヨタ・86のコンセプトの原点げんてんは、くるまめい由来ゆらいともなったAE86がた「カローラ・レビン&スプリンター・トレノ」ではなく、トヨタ・スポーツ800であるともいえる[101]

トヨタ・2000GTとの関係かんけい[編集へんしゅう]

86のクレイモデルを製作せいさくするにたってトヨタ・2000GTをデザイン部門ぶもん部屋へやいて作業さぎょうおこなった[102]。サイドからた86のウインドウラインや前後ぜんごフェンダー形状けいじょう前面ぜんめん投影とうえい面積めんせきらし、空気くうき抵抗ていこう低減ていげんとボディ剛性ごうせい考慮こうりょしたパゴダルーフの形状けいじょうは2000GTを参考さんこうにしている。

また子会社こがいしゃでない企業きぎょうとの共同きょうどう開発かいはつ生産せいさん委託いたくというてん共通きょうつうしている。 ただし2000GTは自動車じどうしゃ製造せいぞうのノウハウのまったヤマハ発動機やまははつどうきがパートナーであったことと赤字あかじ覚悟かくご予算よさんしばりがゆるかったことから、トヨタの主導しゅどうで1ねんのうちに完成かんせいしたのにたいして、86は長年ながねん玄人くろうとこのみの自動車じどうしゃメーカーとしてのこつづけてきた職人しょくにん気質きしつ富士重工ふじじゅうこうとの共同きょうどう開発かいはつであったことにくわえて、安価あんか利益りえき見込みこめるというしばりがあったため、2000GTほどすんなりと開発かいはつすすまなかった。

初代しょだいスバル・BRZとのちが[編集へんしゅう]

SUBARUからは兄弟きょうだいしゃとなる初代しょだいスバル・BRZが2012ねん3がつ28にちから2020ねん11月30にちまで販売はんばいされていた。エンジンふくしゃとしての基本きほん部分ぶぶん同一どういつだが、以下いかのようなこまかい相違そういてんがある。

  • 販売はんばい期間きかんことなる。
    • 86は2012ねん4がつ6にち - 2021ねん10がつ27にち
    • 初代しょだいBRZは2012ねん3がつ28にち - 2020ねん11月30にち
  • フロント形状けいじょうちがいがある。
  • 設定せっていカラー、内装ないそう、オプションに一部いちぶちがいがある。
  • あじにもちがいがあり、自動車じどうしゃ評論ひょうろんのレビューでは「86がリアをすべらせてたのしませる」志向しこうなのにたいして「BRZはグリップを重視じゅうしした安定あんてい志向しこうのセッティング」であるとひょうされることがおおい。しかし、これらの論調ろんちょうたいし86のCEである多田ただは、「86とBRZではドライバーへのインフォメーションやフィーリングのわずかなちがいを演出えんしゅつしただけであり、リアのスタビリティのたかさはりょうくるまおなじである」と説明せつめいしている[103][104]。なお2012ねん4がつ販売はんばいがた試乗しじょうしたトップ・ギアジェレミー・クラークソンスティグは、86とBRZのあじちがいはまったからなかったとしている[105]
  • WEB CAR TOPではコンプリートカーである86 GRとBRZ STI Sportを比較ひかくした結果けっか前者ぜんしゃはサーキットでのはやさ、後者こうしゃ心地ごこち重視じゅうししているとしている[106]
  • 2012ねん4がつ販売はんばいがたではくるまだかげる改造かいぞう(チューニング)をおこな場合ばあい、ウィンカーとフォグランプの位置いち関係かんけいで、86は20mm程度ていど、BRZは30mm程度ていどと、86のほうが許容きょよう範囲はんいせまい。道路どうろ運送うんそう車両しゃりょう車両しゃりょう保安ほあん基準きじゅんだい41じょう2こう細目さいもく104じょう方向ほうこう指示しじ」のこうで「指示しじうええんたかさが2.1m(側面そくめんは2.3m)以下いかしもえんたかさが0.35m以上いじょう」とさだめられており、ヘッドライトユニットから独立どくりつしてバンパー下部かぶにウィンカーがけられている86は、ヘッドライトユニットとウィンカーが一体化いったいかしているBRZにくらべてくるまだかとせない。そのため、許容きょよう範囲はんいえてくるまだかとすチューニングをおこなさいは、ウィンカーの位置いちえるなどの加工かこう必要ひつようとなる。ただし、後期こうきがたではBRZ同様どうようにウインカーがヘッドライトユニットと一体化いったいかしたため、この制約せいやくけなくなった。
モータースポーツベースグレードにおける両者りょうしゃちが

ギャラリー[編集へんしゅう]

GT

2代目だいめ GR86 ZN8がた(2021ねん - )[編集へんしゅう]

トヨタ・GR86(2代目だいめ
ZN8がた
国内こくない仕様しよう RZ
概要がいよう
別名べつめい スバル・BRZ
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん群馬ぐんまけん
販売はんばい期間きかん 2021ねん10月28にち-
設計せっけい統括とうかつ 末沢すえざわやすしけん
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 4めい
ボディタイプ 2ドアノッチバッククーペ
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
パワートレイン
エンジン FA24がた 2.4 L 水平すいへい対向たいこう4気筒きとうDOHC16バルブ
最高さいこう出力しゅつりょく 173kW(235PS)/7,000rpm
最大さいだいトルク 250N・m(25.5kgf・m)/3,700rpm
変速へんそく 6そくMT
6そくAT(E-6AT マニュアルモードづけ
サスペンション
まえ ストラットしき独立どくりつ懸架けんか
のち ダブルウィッシュボーンしき独立どくりつ懸架けんか
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,575 mm
全長ぜんちょう 4,265 mm
全幅ぜんぷく 1,775 mm
ぜんこう 1,310 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,270 kg(6そくMT)
その
製造せいぞう事業じぎょうしゃ SUBARU
系譜けいふ
先代せんだい トヨタ・86
テンプレートを表示ひょうじ
国外こくがい仕様しようプロトタイプ

概要がいよう[編集へんしゅう]

GRスープラGRヤリスつづく「GR」のグローバルモデルだい3だん[107]として発表はっぴょうされ、くるまめいも「GR 86」へとあらためられた。

エンジンは先代せんだいからつづ水平すいへい対向たいこう4気筒きとうガソリンちょく噴エンジン搭載とうさいされるが、排気はいきりょうを2.4 LにアップしたFA24がたかわそうしたことで、先代せんだい課題かだいであったなか回転かいてんいきの「トルクのたに」の改善かいぜんはかり、加速かそく性能せいのうやレスポンスが向上こうじょうした。最大さいだい出力しゅつりょくは235PS(173kW)、最大さいだいトルクは25.5kgf・m(250N・m)を発生はっせいする。

プラットフォーム初代しょだい86から継承けいしょうされているが、スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)の知見ちけんむことでねじり剛性ごうせいを50%向上こうじょうさせたとしている[108]

トヨタしゃはつ採用さいようとなるステレオカメラ方式ほうしき運転うんてん支援しえんシステム「アイサイト」を搭載とうさい同様どうようのシステムについては本来ほんらい、トヨタしゃでは「Toyota Safety Sense」を名乗なのるが、SUBARUとの共同きょうどう開発かいはつ車種しゃしゅとなるため、同社どうしゃの「アイサイト」での採用さいようとなる)。プリクラッシュセーフティ後退こうたいブレーキアシスト、ATあやま発進はっしん抑制よくせい制御せいぎょ/ATあやま後退こうたい抑制よくせい制御せいぎょぜん車速しゃそく追従ついしょう機能きのうづけクルーズコントロール警報けいほう&おらせ機能きのう構成こうせいされている。当初とうしょはATしゃのみの搭載とうさいであったが、2023ねん9がつ一部いちぶ改良かいりょうによりMTしゃにも搭載とうさいされた。MTしゃの「アイサイト」はATしゃ一部いちぶ装備そうび内容ないようことなり、ATあやま発進はっしん抑制よくせい制御せいぎょ/ATあやま後退こうたい抑制よくせい制御せいぎょ後退こうたいブレーキアシストが装備そうびとなり、クルーズコントロールは30km/h以上いじょう走行そうこうちゅう追従ついしょうし、25km/hを下回したまわると自動じどう解除かいじょする追従ついしょう機能きのうづけにグレードダウンされる。

BRZとの差別さべつはかるため、セットアップが見直みなおされている。またフロントマスクもGRモデルの意匠いしょうである「FUNCTIONAL MATRIX GRILL(ファンクショナルマトリックスグリル)」をれたバンパーとなる。

グレード構成こうせい[編集へんしゅう]

グレード構成こうせい初代しょだい86とおなじ3グレード構成こうせいだが、グレード名称めいしょうはすべて変更へんこうされた。

RC
MT専用せんようのエントリーグレード。「SZ」からフロアサイレンサー、エンジンルームカバー、マフラーカッター、じょうそくクルーズコントロール、アクティブサウンドコントロール、ラゲージドアトリム、ラゲージルームランプがはぶかれ、スピーカーを2スピーカーにするなど、一部いちぶ装備そうびをグレードダウンし、オプションの設定せってい範囲はんい販売はんばいてん装着そうちゃく純正じゅんせいナビ・オーディオと工具こうぐ(ジャッキ+ジャッキハンドル)にせばめられる。
SZ
「G」の後継こうけいとなる標準ひょうじゅんグレード。17インチタイヤ&アルミホイール、走行そうこう制御せいぎょモード(スポーツモード・スノーモード)、ラゲージルームランプとう装備そうびされ、MTしゃにはじょうそくクルーズコントロールが、ATしゃにはぜん車速しゃそく追従ついしょう機能きのうづけクルーズコントロールをふくむアイサイトコアテクノロジーがそれぞれ装備そうびされる。
RZ
「GT」の後継こうけいとなる上級じょうきゅうグレード。「SZ」にたいして、タイヤ・アルミホイールが18インチにサイズアップ、シート表皮ひょうひをウルトラスエード×ほんかわ、メーターバイザーをブランノーブ表皮ひょうひき、スピーカーが8スピーカーにグレードアップされるとともに、フロントスポーツブレーキパッド(ハイμみゅーパッド)、リアフォグランプ、ステアリング連動れんどうヘッドランプ、こうがわかた警戒けいかい支援しえんシステム、スポーツアルミペダル、サンバイザー照明しょうめい、ドアカーテシランプが追加ついかされる。
GR86 Cup Car Basic
ユーザーが交換こうかんすることを前提ぜんていとしているため、一部いちぶ装備そうび簡略かんりゃくしている。マフラーにはマフラーカッターが装着そうちゃくされず、ホイールもアルミホイールではなく16インチのスチールホイールを装着そうちゃくする。競技きょうぎようのシートベルトも先代せんだいの86 Racingでは4てんしきシートベルトが付属ふぞくしていたが、GR86 Cup Car Basicでは付属ふぞくしない。競技きょうぎようのシートベルトを装着そうちゃくするアンカーボルトは6てんしきのものをそなえるため、ユーザーがこのみをシートベルトを装着そうちゃくできるようになった。また、標準ひょうじゅんでは水冷すいれいしきのエンジンオイルクーラーを採用さいようしているGR86だが、GR86 Cup Car Basicはエンジンオイルクーラーは空冷くうれいしきのみとなる[109]
グレードべつ おも標準ひょうじゅん装備そうび
グレード RZ SZ RC
変速へんそく 6そくAT (パドルシフトづけ) / 6そくMT 6そくAT (パドルシフトづけ) / 6そくMT 6そくMT
外装がいそう・メカニズム
  • ベンチレーテッドディスクブレーキ
  • フロントスポーツブレーキパッド(ハイμみゅーパッド)
  • トルセンLSD
  • デュアルエキゾーストテールパイプ
  • マフラーカッター
  • ベンチレーテッドディスクブレーキ
  • トルセンLSD
  • デュアルエキゾーストテールパイプ
  • マフラーカッター
  • ベンチレーテッドディスクブレーキ
  • トルセンLSD
  • デュアルエキゾーストテールパイプ
あしまわ
  • 215/40R18タイヤ
  • 18×7½Jアルミホイール
    (マットブラック塗装とそう、センターオーナメントづけ
  • 215/45R17タイヤ
  • 17×7½Jアルミホイール
    切削せっさく光輝こうき+ブラック塗装とそう、センターオーナメントづけ
  • 205/55R16タイヤ
  • 16×6½JJスチールホイール
    (センターキャップづけ
安全あんぜん装備そうび
  • アイサイトコアテクノロジー
  • ハイビームアシスト
  • ステアリング連動れんどうヘッドランプ
  • こうがわかた警戒けいかい支援しえんシステム
  • VSC
  • EBDづけABS
  • アイサイトコアテクノロジー
  • ハイビームアシスト
  • VSC
  • EBDづけABS
  • アイサイトコアテクノロジー
  • ハイビームアシスト
  • VSC
  • EBDづけABS
視界しかい
  • Bi-Beam LEDヘッドランプ
    かざりづけ
  • リアフォグランプ
  • 電動でんどう格納かくのうしきヒーターづけリモコンドアミラー
  • コンライト
  • Bi-Beam LEDヘッドランプ
    かざりづけ
  • 電動でんどう格納かくのうしきヒーターづけリモコンドアミラー
  • コンライト
  • Bi-Beam LEDヘッドランプ
  • 電動でんどう格納かくのうしきヒーターづけリモコンドアミラー
  • コンライト
内装ないそう
  • ほんかわき3ほんスポークステアリングホイール
  • ほんかわきシフトレバーノブ&パーキングブレーキレバー
  • スポーツアルミペダル
  • スマートエントリー&スタートシステム
  • ほんかわき3ほんスポークステアリングホイール
  • ほんかわきシフトレバーノブ&パーキングブレーキレバー
  • スマートエントリー&スタートシステム
  • ほんかわき3ほんスポークステアリングホイール
  • ウレタンシフトレバーノブ&パーキングブレーキレバー
  • スマートエントリー&スタートシステム
計器けいきばん BOXERメーター(7インチカラー+LCD液晶えきしょうメーター)
シート表皮ひょうひ ウルトラスエード×ほんかわ ファブリック
空調くうちょう 左右さゆう独立どくりつ温度おんどコントロールフルオートエアコン
エンターテインメント オーディオ 8スピーカー 6スピーカー 2スピーカー
その 充電じゅうでんようUSB端子たんし(2)/アクセサリーソケット(DC12V・120W)/盗難とうなん防止ぼうしシステム
価格かかく 347まん6,000えん 315まん3,000えん 291まん6,000えん
AT 357まん4,000えん 325まん1,000えん -

沿革えんかく[編集へんしゅう]

  • 2021ねん
    • 4がつ5にち - 姉妹しまいしゃの2代目だいめスバル・BRZとともにジャパンプレミアにおいて日本にっぽん仕様しようしゃ発表はっぴょう同年どうねんあき以降いこう発売はつばい予定よてい
    • 6月6にち - 富士ふじスピードウェイで開催かいさいされた『86 Style with BRZ』にGR86を改造かいぞうした「GR86 HKS CONCEPT」「クスコGR86コンセプト[110]」「BLITZ GR86 Concept」「TOM'S GR86 CONCEPT」が公開こうかいされた[111]。また「TRD GRパーツコンセプト」「SaRD GR86コンセプト」「TRUST GR86コンセプト」「GR Cup Car CONCEPT」も公開こうかいされた。
    • 6月28にち - 欧州おうしゅう仕様しようしゃ英国えいこくグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにてはつ公開こうかいした[112]
    • 10がつ10日とおか - TRA京都きょうとが「PANDEM」のGR86ボディキットを発売はつばいした[113]
    • 10月28にち - 発売はつばいサブスクリプションサービス「KINTO」でも同日どうじつより取扱とりあつかい開始かいしされ、どうサービスはつとなるカスタマイズ対応たいおう車種しゃしゅとなる)[114]。ボディカラーは初代しょだい86(2019ねん2がつ改良かいりょうモデル)からクリスタルブラックシリカ、クリスタルホワイトパール(メーカーオプション)、ブライトブルー、アイスシルバーメタリック、マグネタイトグレーメタリックの5しょく踏襲とうしゅうし、あかけいはピュアレッドからスパークレッド(メーカーオプション)に、あおけいはアズライトブルーからサファイアブルーにそれぞれえた。同日どうじつトムスが「TOM'S GR86」を発売はつばいした。
    • 11月21にち - FUJI 86 STYLE with BRZ 2021 PART2開催かいさい。「クスコGR86 フォーミュラD」「KYB GR86(ショックアブソーバー装着そうちゃく仕様しよう)」「BLITZ GR86(タッチブレインプラス装着そうちゃく仕様しよう)」が公開こうかいされた。ARTISAN SPIRITS はGR86のCGをはつ公開こうかいした[115]
    • 12月28にち ‐ HKSがHKS Racing Performer GR86での筑波つくばサーキット2000でのタイムアタックを敢行かんこう[116]。タイムは1ふん1びょう286でGR86(ZN8) / BRZ(ZD8)としては最速さいそく
  • 2022ねん
    • 1がつ14にち ‐ 「GR86MFGコンセプト」が東京とうきょうオートサロンで発表はっぴょう[117]。また、アップガレージ主催しゅさいの「JAPAN CAR AWARDS」新車しんしゃ部門ぶもん新型しんがたしゃ)をスバル・BRZととも授賞じゅしょう[118]
    • 2がつ7にち - トヨタカスタマイジング&ディベロップメントから、GR86 Cup Car Basicが発表はっぴょうされた。同日どうじつをもって、全国ぜんこくのトヨタ販売はんばいてん販売はんばい開始かいし[119]
    • 5月24にち - 一部いちぶ改良かいりょう仕様しよう変更へんこうあつかい)。ランプスイッチの操作そうさ方法ほうほう変更へんこうとなり、従来じゅうらいおなじポジションだったスモールランプ(くるまはばとう尾灯びとう番号ばんごうとう・インストルメントパネルランプ)常時じょうじ点灯てんとうとOFF(消灯しょうとう)が分離ぶんりされたことで、1ポジションから2ポジションとなった。
    • 6月24にち - 初代しょだいモデル「86」の発売はつばいから10周年しゅうねん記念きねんした特別とくべつ仕様しようしゃ「RZ"10th Anniversary Edition"」が発表はっぴょうされた[120]
      • 「RZ」をベースに、ボディカラーに初代しょだいモデルを彷彿ほうふつとさせる特別とくべつ設定せっていのフレイムオレンジが設定せっていされ、バックガラスに10周年しゅうねん記念きねんステッカーを装着そうちゃく。ドアトリム(運転うんてんせき助手じょしゅせき)のショルダーパッドに10周年しゅうねん記念きねんとげ繡がほどこされ、内装ないそうしょくはブラックを基調きちょうにオレンジアクセントとキャストブラックかざり採用さいようされた。
      • 台数だいすう限定げんていしないものの、発表はっぴょうから9がつ30にちまでのやく受注じゅちゅう受付うけつけとなり、2023ねん初頭しょとう発売はつばい予定よていされている。
  • 2023ねん
    • 9月22にち - 一部いちぶ改良かいりょうならびに特別とくべつ仕様しようしゃ「RZ"40th Anniversary Limited"」が発表はっぴょうされた[121]
      • 一部いちぶ改良かいりょうでは、「アイサイト」のMTしゃへの拡大かくだいくわえ、ステアリングスイッチにハンズフリー追加ついかされ、ブラインドスポットモニターを「RZ」に標準ひょうじゅん装備そうび、「SZ」に追加ついかオプション設定せってい。VSCの制御せいぎょ最適さいてきされた。走行そうこう性能せいのうでは電子でんしスロットル出力しゅつりょく特性とくせい変更へんこうとなり、「SZ」・「RZ」はbremboせいベンチレーテッドディスクブレーキとSACHS(AF)アブソーバーのメーカーオプション設定せってい追加ついかされた。同日どうじつより注文ちゅうもん受付うけつけ開始かいしされ、11月1にち発売はつばいされる。
      • 特別とくべつ仕様しようしゃ「RZ"40th Anniversary Limited"」はGR86のであるAE86の生誕せいたん40周年しゅうねん記念きねんしたモデルで、「RZ」をベースに、外観がいかんはホイールしょくをダークグレーメタリック塗装とそう、アウトサイドドアハンドルをクリスタルブラックシリカにそれぞれ変更へんこう内装ないそうはシート表皮ひょうひをパーフォレーション・アクセントどもにブラックで統一とういつされ、フロントシートをブラック&レッドに、インストルメントパネルモール(助手じょしゅせきがわ)をキャストブラック塗装とそうに、センターコンソールかざり箇所かしょおうじてキャストブラック塗装とそうまたはブラックに、ドアセンターオーナメントとステッチをレッドにそれぞれえ、ドアトリムの運転うんてんせき助手じょしゅせきのショルダーパッドに40周年しゅうねん記念きねん刺繍ししゅうほどこされ、bremboせいベンチレーテッドディスクブレーキとSACHS(AF)アブソーバーが特別とくべつ装備そうびとなる。販売はんばいてん装着そうちゃくオプションのGRトランクスポイラーはクリスタルブラックシリカに変更へんこうとなり、40周年しゅうねん記念きねんのサイドデカールとGRフロアマットが販売はんばいてん装着そうちゃくオプションとして用意よういされる。ボディカラーはスパークレッドとクリスタルホワイトパールの2しょく限定げんていされる。200だい限定げんてい販売はんばいとなるため、GR Garageをつうじて9がつ25にちから10がつ9にちまでの期間きかん限定げんてい商談しょうだん予約よやく抽選ちゅうせん受付うけつけおこない、同年どうねん10がつ25にち商談しょうだん開始かいし。2024ねん2がつごろから販売はんばいされる予定よていとなる。
  • 2024ねん
    • 4がつ8にち - GR86 Cup Car Basicが一部いちぶ改良かいりょう運転うんてん支援しえんシステム「アイサイト」などの安全あんぜん装備そうび搭載とうさいしたほか、ロールケージの形状けいじょう変更へんこうされた[122]

モータースポーツ[編集へんしゅう]

ワンメイクレース
GT300仕様しよう

2022ねんのTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 2022のベース車両しゃりょうとなることが決定けっていしている。ベース車両しゃりょうのGR86 Cup Car Basicは2022ねん2がつ7にち販売はんばい開始かいしとなっている[109]

SUPER GT

GT300クラスに2022ねんより参戦さんせん開始かいし初代しょだいとはことなりaprがGT300規定きていにあわせて開発かいはつをし、初年度しょねんどはapr、SHADE RACING、muta Racing INGINGの3チームが使用しようする。

ドリフト

2021ねん11月21にち開催かいさいされた「FUJI 86 Style with BRZ 2021」にてクスコレーシングがFDJ仕様しよう発表はっぴょうし、FDJ2022ねんシーズンに草場くさば佑介ゆうすけ金田かねだよしけん2人ふたりをドライバーに起用きようすることを発表はっぴょうした。2022ねん4がつ23にち鈴鹿すずかツインでおこなわれただいせんさらにチームTMARより斎藤さいとうふとしわれ松山まつやま北斗ほくと2人ふたりがGR86を使用しよう、2022ねん6がつ18にちにエビスサーキットでおこなわれただいせんチームSHIBATAより蕎麦そばせつな広大こうだい使用しようすることとなった。 D1グランプリでは2022ねん4がつ23にちだいせん富士ふじスピードウェイよりTeam TOYOTIRES Driftの川畑かわはた真人まさと藤野ふじの秀之ひでゆき2人ふたり使用しよう。デビューイヤーでありながらも藤野ふじの3川畑かわはた1新車しんしゃ特有とくゆう苦悩くのうもとくに好成績こうせいせきおさめたのち、2023ねん藤野ふじの度目どめのシリーズチャンピオン獲得かくとくにより、WISTERIA制作せいさくによる同車どうしゃがチャンプマシンとなった。

2代目だいめスバル・BRZとのちが[編集へんしゅう]

エンジンふくしゃとしての基本きほん部分ぶぶん同一どういつだが、以下いかのようなこまかい相違そういてんがある。

  • 販売はんばい開始かいしことなる(BRZは2021ねん7がつ29にち販売はんばい開始かいし、GR86は同年どうねん10がつ28にち販売はんばい開始かいし)。
  • フロントバンパー、ヘッドライト、フォグランプとう形状けいじょうちがいがある。
  • 設定せっていカラー、内装ないそう、オプションに一部いちぶちがいがある(GR86専用せんようしょくとして「ブライトブルー」「スパークレッド」が設定せっていされ、BRZに設定せっていされる「イグニッションレッド」「WRブルーパール」は設定せってい。なお、5しょくは2しゃ共通きょうつう)。
  • BRZではフロントハウジング(ハブハウジング、ナックル)がアルミせいである(GR86は鋳鉄ちゅうてつせい[123]。BRZのリアスタビライザーがリアサポートサブフレームをかいしてボディにじかけられているのにたいして、GR86のリアスタビライザーはサスペンションメンバーにけられている[123]
  • モータースポーツでの使用しよう前提ぜんていとしたグレード「RC」がある(BRZには「RC」に相当そうとうするグレードがないわりに、さい上位じょういグレードとして「STI Sport」(2023ねん9がつ一部いちぶ改良かいりょうわせて追加ついか)が設定せっていされる)。
  • 6そくATはBRZのほうがより緻密ちみつにセッティングされている。

プロモーション[編集へんしゅう]

  • トヨタ自動車とよたじどうしゃ米国べいこく法人ほうじんがトヨタ「GR86」のキャンペーン「FasterClass」を実施じっし。そのPVとして、「頭文字かしらもじD」とコラボした映像えいぞう公開こうかいされた[124]映像えいぞう主人公しゅじんこう藤原ふじわら拓海たくみがトヨタ・スプリンタートレノではしっていると、うしろから土屋つちやけいあやつるGR86が登場とうじょうするというものであった。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ これには多田ただロードスターRX-7開発かいはつ主査しゅさつとめたマツダ貴島きじま孝雄たかおから量販りょうはんスポーツカーを開発かいはつすることにかんして「スポーツカーの開発かいはつはエンジニアのパッションでめるもの」とアドバイスをけたことがおおきく影響えいきょうしており、のち貴島きじまほんしゃ発表はっぴょうかい来賓らいひんとしてまねかれている(【トヨタ 86 発表はっぴょう】マツダ ロードスター のちち祝辞しゅくじ登場とうじょう、Response 2012ねん2がつ2にち)。
  2. ^ キーンルックとは、「知的ちてき明晰めいせき印象いんしょうあたえ、フロントフェイスに独自どくじせいをもたらすトヨタのあたらしいデザイン表現ひょうげん。」とアナウンスされており、スポーツけいのみならず、2011ねん3がつジュネーブモーターショー出品しゅっぴんヤリス HDSにも採用さいようされている。
  3. ^ 86GRMNのみ。
  4. ^ 86GRMN専用せんようエンジン
  5. ^ AE86へのインスパイアはあくまでコンセプトのみであり、くるまかくやAE86がカローラの派生はせいであるという出自しゅつじかんがえても後継こうけいしゃとはいえない。くるまかくはAE86よりもいちまわ程度ていどおおきめのセリカちかく、水平すいへい対向たいこうてい重心じゅうしんなスポーツカーというてんスポーツ800ちかい。
  6. ^ カローラレビン、スプリンタートレノの共通きょうつう形式けいしきめい“AE86”に由来ゆらいするが、「数字すうじ2文字もじなんてくるまらしくない」との異論いろんたいして、社内しゃない使つかっていた開発かいはつコードが086Aで、AE86とおな駆動くどう、さらにボア・ストロークやマフラーの直径ちょっけいが86mmという偶然ぐうぜんもあり、決定的けっていてきになった[28]一般いっぱんてきにAE86とは、あちらが「ハチロク」とカタカナ表記ひょうきすることで区別くべつされる。
  7. ^ ほん車種しゃしゅ発表はっぴょう時点じてんでネッツトヨタ徳島とくしまへの吸収きゅうしゅう合併がっぺい決定けっていしていたため。2012ねん5がつ1にち合併がっぺいされた。
  8. ^ G、GT、GT-Lが普及ふきゅうグレードである[31]
  9. ^ そのあかしとしてエンジンのインマニ上面うわつらのカバーには「TOYOTA D-4S」と「BOXER SUBARU」が併記へいきされている。
  10. ^ スバル各車かくしゃのギアボックスはトランスアクスルであり、エンジンもフロントオーバーハングに位置いちする。
  11. ^ 通常つうじょう乗用車じょうようしゃ場合ばあいしん設計せっけいは2わり程度ていどまる
  12. ^ 製作せいさくポリフォニー・デジタル
  13. ^ 特定とくてい条件じょうけんたせば購入こうにゅう可能かのうとなる。ただしチューニングはできない。また、バージョンに引継ひきつぎができない(該当がいとうしたカードの発売はつばいばんの86 GTを入手にゅうしゅする)。
  14. ^ 86・BRZとも標準ひょうじゅんではエアコンレス(ヒーター機能きのうのみ)となっている。

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外部がいぶリンク[編集へんしゅう]