トヨタ自動車とよたじどうしゃの大だい規模きぼリコール (2009年ねん-2010年ねん)

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北米ほくべいにおける2009年ねん11月のリコール対象たいしょう車しゃであるレクサス・ES350
北米ほくべいにおける2009年ねん11月、2010年ねん1月がつの両りょうリコールの対象たいしょう車しゃであるトヨタ・タンドラ

トヨタ自動車とよたじどうしゃの大だい規模きぼリコール（トヨタじどうしゃのだいきぼリコール）とは、2009年ねんから2010年ねんにかけてトヨタ自動車とよたじどうしゃにより北米ほくべいや日本にっぽんなどで行おこなわれた大だい規模きぼなリコールである（約やく1000万まん台だい）。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく（カルフォルニア州しゅう）でトヨタ車しゃ（レクサス）を運転うんてん中ちゅうに発生はっせいした急きゅう加速かそく事故じこ（家族かぞく4人にん死亡しぼう）について、事故じこの原因げんいんがトヨタ車しゃにあると主張しゅちょうされた。これらの事故じこと原因げんいんに関かんする主張しゅちょうなどについて米国べいこくで大々的だいだいてきに報道ほうどうされた。この騒動そうどうを受うけて、トヨタは大だい規模きぼリコールを実施じっしした。

トヨタはビラー弁護士べんごしの訴訟そしょうをはじめ、138件けんの集団しゅうだん訴訟そしょう、事故じこの遺族いぞくなど96件けんの民事みんじ訴訟そしょうの他ほかに、カリフォルニア州しゅうオレンジ郡ぐん検事けんじ局きょくからも起訴きそされ、米国べいこく議会ぎかいでの公聴こうちょう会かいでの情報じょうほう提供ていきょうを要請ようせいされた。事故じこの原因げんいん調査ちょうさはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく運輸省うんゆしょうが主導しゅどうした。このような一連いちれんの騒動そうどうは、「トヨタ・バッシング」、「トヨタ戦争せんそう」とも呼よばれた。

2011年ねん2月がつ8日にち、急きゅう加速かそく問題もんだいの原因げんいん調査ちょうさをしていた米べい運輸省うんゆしょう・米べい運輸省うんゆしょう高速道路交通安全局こうそくどうろこうつうあんぜんきょく（英語えいご版ばん）（NHTSA）・NASAによる最終さいしゅう報告ほうこくで、トヨタ車しゃに器械きかい的てきな不具合ふぐあいはあったものの、電子でんし制御せいぎょ装置そうちに欠陥けっかんはなく、急きゅう発進はっしん事故じこのほとんどが運転うんてん手しゅのミスとして発表はっぴょうされた[1]。

背景はいけい[編集へんしゅう]

2009年ねんからはじまる大だい規模きぼリコール騒動そうどうの背景はいけいとしては、次つぎのようなものがあった。

2007年ねん3月がつに米国べいこくの顧客こきゃくよりトヨタ・タンドラの「アクセルペダルの戻もどりが悪わるい」という苦情くじょうがあったが、トヨタは「安全あんぜん性せいに問題もんだいはない」と主張しゅちょうし、リコールなどの対応たいおうを取とっていなかった[2]。その後ご、2007年ねん9月がつ26日にちに、レクサスES350とカムリ用ようの別売べつうりフロアマットがアクセルペダルに引ひっかかる恐おそれがあり、リコールを実施じっし。

2008年ねん2月がつ、タンドラのアクセル部品ぶひんの材質ざいしつを変更へんこうする。 2008年ねん4月がつ19日にちにミシガン州しゅうフリントで77歳さいの女性じょせいが2005年ねんモデルのカムリを運転うんてん中ちゅう、40km/hから130km/hに急きゅう加速かそくし、木きに激突げきとつし死亡しぼうした。

ヨーロッパでも2008年ねん12月頃ごろから顧客こきゃくより「アクセルペダルが戻もどりにくい」というクレームがあった。翌よく2009年ねん8月がつにアクセル部品ぶひんの材質ざいしつを変更へんこうする。

2009年ねん7月がつには日本にっぽんでも、千葉ちば県けん松戸まつど市しの国道こくどうにて、ブレーキが効きかない（運転うんてん者しゃ証言しょうげん）状態じょうたいのプリウスによる玉突たまつき事故じこが発生はっせいした。これは翌よく2010年ねんに、国土こくど交通省こうつうしょうがトヨタに対たいして原因げんいん調査ちょうさを指示しじするきっかけとなった。2010年ねん3月がつ19日にち、プリウス搭載とうさいの事故じこデータ記録きろく機き（EDR）の千葉ちば県警けんけいによる解析かいせきで、ブレーキに異常いじょうは見みられず、構造こうぞう上じょうの不具合ふぐあいはなかったことが判明はんめいした[3]。

ビラー弁護士べんごしとの訴訟そしょう[編集へんしゅう]

2003年ねんからトヨタの顧問こもん弁護士べんごしであったディミトリオス・ビラーは、トヨタが社内しゃない情報じょうほうを隠蔽いんぺいしたとして、2007年ねんに契約けいやくを破棄はきした[4]。翌よく2008年ねん、トヨタは同どう弁護士べんごしを告訴こくそ。同どう弁護士べんごしに370万まんドルの退職たいしょく手当てあてを支給しきゅうする際さいに交かわした秘密ひみつ保持ほじ契約けいやく違反いはんを訴因そいんとしたもので、3350万まんドルの賠償ばいしょう請求せいきゅうだった[4]。

2009年ねん7月がつ24日にち、ビラー弁護士べんごしはトヨタを恐喝きょうかつや名誉めいよ毀損きそんなどで[5]逆ぎゃく提訴ていそした[6][4]。トヨタによる組織そしき的てき隠蔽いんぺいは1996年ねんから続つづいており、組織そしき犯罪はんざい取締とりしまり法ほう（RICO法ほう[7]）違反いはんであると主張しゅちょうした[6]。

ビラーによる提訴ていそによって、トヨタの過去かこの訴訟そしょうの再さい提訴ていそが行おこなわれるようになった[4]。なお、トヨタとビラー両者りょうしゃの裁判さいばんは一元化いちげんかされた[4]。

2009年ねん11月には連邦れんぽう地方裁判所ちほうさいばんしょ判事はんじは訴訟そしょうを調停ちょうてい機関きかんに委任いにんすることを命めいじた[5]（ビラー裁判さいばんの結審けっしんについては後述こうじゅつ）。

経緯けいい[編集へんしゅう]

2009年ねん8月がつカリフォルニア州しゅうでのレクサス事故じことリコール[編集へんしゅう]

2009年ねん8月がつ28日にち、カリフォルニア州しゅうサンディエゴでレクサスES350が暴走ぼうそうし、4人にんが死亡しぼうする急きゅう加速かそく事故じこが発生はっせい。その後ご、NHTSAの安全あんぜん調査ちょうさ報告ほうこくで、運転うんてん席せき床ゆかに置おかれた固定こていされていないES350用ようとは別べつのゴム製せいフロアマットにアクセルペダルが引ひっかかり、ペダルが戻もどらなくなったことが原因げんいんと分わかった。被害ひがい者しゃは整備せいびのため自家用車じかようしゃを近所きんじょのディーラーに預あづけ、その際さいに代だい車くるまのES350を受うけ取とり、ES350のフロアマット上じょうにレクサス・RX用ようのフロアマットを取とり付つけていた。この事故じこは大々的だいだいてきに報道ほうどうされ、リコール騒動そうどうの象徴しょうちょう的てきな存在そんざいになった。

9月29日にちに、トヨタは「アクセルペダルがフロアマットに引ひっかかる恐おそれがある」として購入こうにゅう者しゃにマットの取とり外はずしを呼よびかけた。10月5日にち、トヨタはフロアマット問題もんだいで380万まん台だいをリコール、トヨタは自主じしゅ回収かいしゅうと強調きょうちょうした。

なお翌よく2010年ねん9月がつ、トヨタとの和解わかいが成立せいりつ、和解わかい金きんは1,000万まんドル（8.3億おく円えん）であった[8]。

2009年ねん11月[編集へんしゅう]

2009年ねん11月のリコール対象たいしょう車しゃ[9][10]
車くるま名めい モデルイヤー
カローラ[※ 1] 2009-2010年ねん
カムリ 2007-2010年ねん
アバロン 2005-2010年ねん
タコマ 2005-2010年ねん
プリウス 2004-2009年ねん
マトリックス[※ 1][※ 2] 2009-2010年ねん
ヴェンザ[※ 1] 2009-2010年ねん
ハイランダー[※ 1] 2008-2010年ねん
タンドラ 2007-2010年ねん
レクサス・ES350 2007-2010年ねん
レクサス・IS250
レクサス・IS350		 2006-2010年ねん

2009年ねん11月4日にち、カリフォルニア州しゅうパロス・バーデスでアバロンが急きゅう加速かそくし、縁石えんせきに激突げきとつした。この事故じこに対たいしトヨタ販売はんばい店てんは運転うんてん手しゅの過失かしつとしてリース契約けいやく解除かいじょを拒否きょひした[11]。同日どうじつ、NHTSAがフロアマットのリコールについて「この問題もんだいは欠陥けっかんではないと当局とうきょくと合意ごういに達たっしたというトヨタの発表はっぴょうは不正確ふせいかくであり、誤解ごかいを招まねく」と発表はっぴょう[12]。

オーナーによる集団しゅうだん訴訟そしょう[編集へんしゅう]

2009年ねん11月5日にち、ロスアンゼルス在住ざいじゅうのオーナーがトヨタに集団しゅうだん訴訟そしょうを起おこした[要よう検証けんしょう – ノート][13][14]。 弁護士べんごしはレッドランズ地域ちいきのMcCuneWright LLP法律ほうりつ事務所じむしょで、リバーサイド連邦れんぽう裁判所さいばんしょに訴状そじょうが提出ていしゅつされた[13]。訴因そいんは電子でんし式しきスロットル制御せいぎょ装置そうち（ETCS-i）を備そなえた2001年ねん型がた以降いこうのレクサスの頻繁ひんぱんな急きゅう加速かそく問題もんだいであった[要よう出典しゅってん]。

原告げんこくはチェ・ソンベとクリス・チャン・パーク[14]で[13]、「全米ぜんべいのトヨタ・レクサス車しゃオーナーを代表だいひょうして」訴訟そしょうを行おこなうとした[13]。訴状そじょうでは、チェとパークが所有しょゆうする2004年ねん型がたカムリと2008年ねん型がたFJクルーザーに乗車じょうしゃ中ちゅう、突発とっぱつ的てきな急きゅう発進はっしんを経験けいけんし、構造こうぞう的てきな欠陥けっかんを持もつ車両しゃりょうだとして、精神せいしん的てき脅威きょういを受うけた、とされた[13][14]。 同どう事務所じむしょ弁護士べんごしのデービッド・ライトは、「トヨタは急きゅう加速かそく問題もんだいを運転うんてん者しゃのせいにしてきた」「運転うんてん者しゃのミスやフロアマットだけでは数すう多おおくの急きゅう加速かそく事例じれいや事故じこを説明せつめいできない」とした[13][14]。

自主じしゅ改善かいぜん措置そち（リコール）開始かいし[編集へんしゅう]

カリフォルニア州しゅうの事故じこについてトヨタは自社じしゃの責任せきにんを否定ひていしながらも、2009年ねん11月25日にちには米国べいこく国内こくないで販売はんばいした8車種しゃしゅの乗用車じょうようしゃ計けい約やく426万まん台だいを対象たいしょうにペダルの無償むしょう交換こうかんなどのリコールを「自主じしゅ改善かいぜん措置そち」として発表はっぴょうした[15][16]。

NHTSA来日らいにち[編集へんしゅう]

その後ご、3ヶ月かげつにわたる米国べいこくトヨタとの交渉こうしょうで、トヨタ社しゃの決定けってい権けんが本社ほんしゃにあることが分わかったので、2009年ねん12月15日にちにロナルド・メッドフォードNHTSA副ふく局長きょくちょう代理だいりら3人にんの局員きょくいんが来日らいにちし、豊田とよだ市しのトヨタ本社ほんしゃで「米国べいこくでのリコール規則きそく（リコールにつながる欠陥けっかんに対たいして5日にち以内いないの報告ほうこくを求もとめている＝DREAD法ほう）に従したがう義務ぎむ」について演説えんぜつした。その後ご別室べっしつで少しょう人数にんずうの幹部かんぶ（横山よこやま裕行ひろゆき常務じょうむが代表だいひょう）と面会めんかいし対応たいおうの遅おそさを指摘してきしたが、佐々木ささき眞一しんいち品質ひんしつ管理かんり担当たんとう副ふく社長しゃちょうは「既すでにフロアマット問題もんだいに対応たいおうしていたので深ふかい意味いみを感かんじなかった」とし、迅速じんそくな対応たいおうを求もとめる副ふく局長きょくちょう代理だいりの訴うったえは届とどかなかった[17]。

2010年ねん1月がつから2月がつにかけての大だい規模きぼリコール[編集へんしゅう]

2010年ねん1月がつには北米ほくべいで、2月がつには日本にっぽんでも大だい規模きぼリコールが実施じっしされた。全ぜん世界せかいでリコールと自主じしゅ改修かいしゅうを合あわせ、1000万まん台だいが対象たいしょうとなるが、そのうち約やく260万まん台だいは自主じしゅ改修かいしゅうと重複じゅうふくするため、実質じっしつ的てきに700万まん台だい強きょうが対象たいしょうとなった[18]。

なお、米べいトヨタのアーブ・ミラー副ふく社長しゃちょうは小金井こがねい勝彦かつひこ役員やくいん宛あての2010年ねん1月がつ16日にちのメールで「アクセルペダルの機械きかい的てきな欠陥けっかんを隠蔽いんぺいする時期じきは終おわった」と述のべたが[19]、小金井こがねいはミラーに対たいして「問題もんだいの原因げんいんが確定かくていしていない以上いじょう、トヨタがアクセルペダルの欠陥けっかんについて言及げんきゅうするべきではない」として、冷静れいせいな対応たいおうを要求ようきゅうしている[19]。

トヨタは、2010年ねん1月がつ21日にち、フロアマットとは関係かんけいなくアクセルペダルが元もとの位置いちに戻もどりにくい不具合ふぐあい発生はっせいの可能かのう性せいがあるとして、アメリカ国内こくないで販売はんばいした「カローラ」や「カムリ」、「RAV4」、「セコイア」、「タンドラ」など計けい8車種しゃしゅ約やく230万まん台だいについてリコールを実施じっしすると発表はっぴょう。社内しゃない調査ちょうさの結果けっか、アクセルペダルの一部いちぶに、摩耗まもうによって動うごきにくくなる事例じれいを発見はっけん。2009年ねん9月がつのリコール対象たいしょう車しゃのうち、約やく170万まん台だいは今回こんかいのリコールでも対象たいしょう車しゃとなっており[20]、1月がつ26日にちにはアメリカとカナダで、対象たいしょう8車種しゃしゅについて少すくなくとも1週間しゅうかんの販売はんばい生産せいさんの中止ちゅうしを発表はっぴょう[21]。

2010年ねん1月がつ27日にちには、前年ぜんねん11月がつに行おこなわれたリコールの対象たいしょう車しゃに、ポンティアック・ヴァイブ（ヴォルツの同型どうけい車しゃ）を含ふくむ5車種しゃしゅ109万まん台だいの追加ついかリコールが発表はっぴょう[10]。

2010年ねん1月がつのリコール対象たいしょう車しゃ[22]
車くるま名めい モデルイヤー
RAV4（一部いちぶ） 2009-2010年ねん
カローラ（一部いちぶ） 2009-2010年ねん
マトリックス 2009-2010年ねん
アバロン 2005-2009年ねん
カムリ（一部いちぶ） 2007-2010年ねん
ハイランダー（一部いちぶ） 2010年ねん
タンドラ 2007-2010年ねん
セコイア 2008-2010年ねん

欧州おうしゅう市場いちばにおいても2010年ねん1月がつ29日にちに8車種しゃしゅ最高さいこう180万まん台だいのリコールが発表はっぴょうされ[23]、また、RAV4については同年どうねん1月がつ28日にちに中国ちゅうごくにおいてもリコールが発表はっぴょうされた[24]。

欧州おうしゅう市場いちば
車くるま名めい 製造せいぞう年月としつき
アイゴ[※ 3] 2005年ねん2月がつ-2009年ねん8月がつ
iQ 2008年ねん11月-2009年ねん11月
ヤリス 2005年ねん11月-2009年ねん9月がつ
オーリス 2006年ねん10月がつ-2010年ねん1月がつ5日にち
カローラ 2006年ねん10月がつ-2009年ねん12月
ヴァーソ 2009年ねん2月がつ-2010年ねん1月がつ5日にち
アベンシス 2008年ねん11月-2009年ねん12月
RAV4 2005年ねん11月-2009年ねん11月

売上うりあげなどへの影響えいきょう[編集へんしゅう]

2010年ねん1月がつの販売はんばい台数だいすうは前月ぜんげつ比ひ47%減げんと大幅おおはば減少げんしょうし、総そう売上うりあげ数すうは9万まん8796台だいとなり10万まん台だいを割わったのは10年ねんぶりであった[25]。株価かぶかにも影響えいきょうし、1月がつ25日にちから4日間にちかんで15%下落げらく[26]。また関東自動車工業かんとうじどうしゃこうぎょう、デンソー、フタバ産業ふたばさんぎょうなどトヨタ系列けいれつ企業きぎょうの株価かぶかも下落げらくした。一連いちれんのリコール費用ひよう総額そうがくは1000億おく円えんに上のぼるとされる[27]。

GMとヒュンダイの乗のり換かえキャンペーン[編集へんしゅう]

ゼネラルモーターズは、2010年ねん1月がつ27日にち、トヨタ車しゃからGM車しゃに乗のり換かえる際さい、キャッシュバックなどのキャンペーンを実施じっしするインセンティブ策さくを発表はっぴょうし、車種しゃしゅに応おうじて5年間ねんかんのゼロ金利きんりローンや購入こうにゅう代金だいきんの一部いちぶ補助ほじょを実施じっしした[28]。「ライバルのトヨタ車しゃを狙ねらい撃うちにして買かい替かえを促進そくしんし、シェアを奪うばう戦術せんじゅつ」として報道ほうどうされた[29]。

2010年ねん1月がつ29日にち、韓国かんこくのヒュンダイ自動車じどうしゃは、GM同様どうよう、米国べいこくでトヨタ自動車とよたじどうしゃからの買かい替かえを奨励しょうれいするため、ヒュンダイ車しゃに乗のり換かえると1000ドル（約やく10.8万まん円えん）を還元かんげんすると発表はっぴょうした[30]。

米国べいこく議会ぎかいによる召還しょうかん[編集へんしゅう]

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく議会ぎかいは2010年ねん1月がつ28日にち、監督かんとく・調査ちょうさ委員いいん会かいを設置せっちし2月がつ25日にちに公聴こうちょう会かいを開ひらくと発表はっぴょう。トヨタアメリカ法人ほうじんとNHTSAに情報じょうほう開示かいじを求もとめ召喚しょうかん状じょうを送付そうふした。同どう委員いいん長ちょうは事件じけんの深刻しんこくさを懸念けねんし、「トヨタ車しゃは過去かこ10年間ねんかんで事故じこにより19名めいの死者ししゃ、2000人にん近ちかくのけが人にんが出でている。他た自動車じどうしゃメーカーと比くらべてもほぼ2倍ばいになる」と指摘してきしている[31][32]。

2010年ねん2月がつ1日にち、トヨタはアクセルペダルに関かんするリコール対象たいしょう車両しゃりょうの改善かいぜん措置そち内容ないようを発表はっぴょう[33]し、北米ほくべいの5工場こうじょうを1週間しゅうかん休止きゅうしすることを決定けっていする。

米べい運輸省うんゆしょうの声明せいめい[編集へんしゅう]

2010年ねん2月がつ2日にち、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく運輸省うんゆしょうは、リコール対象たいしょう車しゃの不具合ふぐあいについて、「エンジンの電子でんしスロットル制御せいぎょシステムが原因げんいんの可能かのう性せいがある」と声明せいめいを発表はっぴょうし、「電波でんぱの干渉かんしょうが、意図いとしない加速かそくを引ひき起おこす可能かのう性せいがある」とも指摘してきした[34]。

同日どうじつ2月がつ2日にち、Appleの共同きょうどう創業そうぎょう者しゃスティーブ・ウォズニアックが、2010年ねんモデルのプリウスでクルーズコントロールを使用しようして高速こうそく道路どうろ巡航じゅんこう中ちゅうに、アクセルに触ふれていないのに時速じそく156kmに加速かそくした経験けいけんを述のべ、2010年ねんモデルのプリウスはリコール対象たいしょう車しゃではないが、ウォズニアックはソフトウェアに問題もんだいがあると主張しゅちょう、また、「苦情くじょうを言いったのにトヨタとNHTSAから2ヶ月かげつ間あいだ何なんの返事へんじもない」と述のべた[要よう検証けんしょう – ノート][35]。この件けんについて米国べいこくトヨタ自動車とよたじどうしゃ販売はんばいのジェームス・レンツ社長しゃちょうは、エレクトロニクスが原因げんいんである可能かのう性せいはないとした[35]。

2010年ねん2月がつ3日にち夜よる（米国べいこく時間じかん）、レイ・ラフッド運輸省うんゆしょう長官ちょうかんは豊田とよだ章男あきお社長しゃちょうと電話でんわで会談かいだんし、安全あんぜん確保かくほのための取組とりくみを最さい優先ゆうせんするように要請ようせいをした[36]。

米国べいこくマスコミの報道ほうどう
アメリカではトヨタ車しゃの欠陥けっかん疑惑ぎわくと大だい規模きぼリコールについて大々的だいだいてきに報道ほうどうされた。AP通信つうしんは2010年ねん1月がつ31日にち、「トヨタとJALが「日本にっぽん株式会社かぶしきがいしゃ」のイメージを損そこねた」と報道ほうどうし[37]、一部いちぶでは不倫ふりんスキャンダルで騒さわがれたタイガー・ウッズに喩たとえられた[38]報道ほうどうがなされた。トヨタに不信ふしん感かんを持もつ顧客こきゃくが増ふえ、「命いのちを危険きけんにさらしかねない不具合ふぐあいを知しっていればトヨタ車しゃを買かわなかった」といった声こえも出でた[39]。TIME誌しは2010年ねん1月がつ29日にちに「記憶きおくに残のこる史上しじょう最悪さいあくリコールTOP10」で1位いをつけた[40][41]。

プジョー・トヨタ合弁ごうべん生産せいさん車しゃのリコール[編集へんしゅう]

2010年ねん2月がつ1日にち、PSA・プジョーシトロエンが、欧州おうしゅうにおけるリコール対象たいしょう車しゃであるアイゴの姉妹しまい車しゃで、チェコにおいてトヨタと合弁ごうべん生産せいさんした、プジョー・107およびシトロエン・C19万まん7,000台だいについてアクセルペダルに不具合ふぐあいがあるとしてリコールを発表はっぴょうした[42]。また、北米ほくべいにおいてリコール対象たいしょうとなっているマトリックスの姉妹しまい車しゃであるポンティアック・ヴァイブ（ヴォルツの同型どうけい車しゃ）9万まん9,000台だいについてもリコール対象たいしょうとなった[43]。

日本にっぽんでのリコール[編集へんしゅう]

2010年ねん2月がつ2日にちには日本にっぽん国内こくないでZVW30型がたプリウスのブレーキに関かんする不具合ふぐあいが13件けん、国土こくど交通省こうつうしょうに、アメリカで102件けん寄よせられていたことが明あきらかになった[44]。その後ごの調査ちょうさにより不具合ふぐあいの原因げんいんはABSであることが判明はんめいしたが、不具合ふぐあいはリコールの基準きじゅんに達たっしていなかった。なお2010年ねん1月がつ末まつ以降いこうの生産せいさん車しゃにはコンピュータのソフトウェア変更へんこうが行おこなわれ、それ以前いぜんの販売はんばい分ぶんについても改良かいりょうが検討けんとうされた[45]。

2月がつ5日にちには国土こくど交通省こうつうしょうが独自どくじ調査ちょうさに乗のり出だすと発表はっぴょう[46]、翌よく2月がつ6日にちには同車どうしゃ約やく20万まん台だいの日本にっぽん国内こくないでのリコールが発表はっぴょうされた[47]。

同どう2月がつ9日にちにはプリウス20万まん台だいと共ともに、同車どうしゃとブレーキシステムを共有きょうゆうしているプリウスプラグインハイブリッド、SAIおよびレクサス・HS250hのリコールを国土こくど交通省こうつうしょうに届とどけ出でた[48][※ 4]。また、トヨタ自動車とよたじどうしゃ九州きゅうしゅうで製造せいぞうされるSAIおよびHS250hについては改修かいしゅうの準備じゅんびが整ととのわないため、2月がつ13日にちから同月どうげつ20日はつかまで生産せいさんが停止ていしされた[50]。自動車じどうしゃのリコールでは珍めずらしくお詫わびCMの放映ほうえいにまで発展はってんした。

日本にっぽん市場いちば
車くるま名めい 製造せいぞう年月としつき 台数だいすう
プリウス 2009年ねん4月がつ20日はつか-2010年ねん1月がつ27日にち 約やく20万まん台だい
プリウスPHV 2009年ねん11月25日にち-2010年ねん2月がつ5日にち 約やく150台だい
SAI 2009年ねん10月がつ2日にち-2010年ねん2月がつ8日にち 約やく1万まん1,000台だい
レクサス・HS250h 2009年ねん6月がつ10日とおか-2010年ねん2月がつ8日にち 約やく1万まん2,000台だい
追加ついかリコール
2010年ねん2月がつ12日にち、「タコマ」のプロペラシャフトに亀裂きれつが入はいり暴走ぼうそうする恐おそれがある事ことが製造せいぞう過程かていで判明はんめいし、北米ほくべいでアメリカでの8,000台だいを初はじめとした約やく1万まん台だいのリコールが発表はっぴょうされた[51]。

トヨタによる会見かいけんと回答かいとう[編集へんしゅう]

2010年ねん2月がつ5日にちに豊田とよだ章男あきお社長しゃちょうが謝罪しゃざい会見かいけんを行おこなった。日米にちべいはもちろん、イギリスBBCも会見かいけんを生なま中継ちゅうけいした[52]。

米べい下院かいん監視かんし・政府せいふ改革かいかく委員いいん会かいの質問しつもん状じょうに対たいしてトヨタは2010年ねん2月がつ9日にち、運転うんてん者しゃが意図いとしない急きゅう加速かそくが起おきた際さい、ブレーキをアクセルより優先ゆうせんさせる「ブレーキオーバーライド・システム」を、2010年ねんより順次じゅんじ大半たいはんのトヨタ車しゃに搭載とうさいする方針ほうしんであり、2009年ねん11月からカムリなど5車種しゃしゅに既すでに導入どうにゅうしたと回答かいとうした[53]。

豊田とよだ章男あきお社長しゃちょうは2010年ねん2月がつ9日にちの会見かいけんで「トヨタは絶対ぜったいに失敗しっぱいしない全能ぜんのうの存在そんざいだと思おもっていない」とも語かたった[17]。評論ひょうろん家か藤本ふじもと隆宏たかひろは、トヨタは、問題もんだいが起おこると「当社とうしゃの車くるまの品質ひんしつは完璧かんぺきだ。事故じこは運転うんてん者しゃの問題もんだいだろう」という考かんがえが一部いちぶにあったとした[54]。

各国かっこくメディアなどの反応はんのう[編集へんしゅう]

韓国かんこく
北米ほくべいのトヨタリコールは、韓国かんこくでも大々的だいだいてきに報ほうじられ、2010年ねん2月がつ3日にち、中央日報ちゅうおうにっぽうは、ホンダによる65万まん台だいリコール、三菱自動車みつびしじどうしゃによる2000年ねんのリコール隠かくし（「イメージが悪化あっかした三菱自動車みつびしじどうしゃは昨年さくねん末まつから仏ふつプジョー・シトロエン（PSA）に経営けいえい権けんを移管いかんする交渉こうしょうを行おこなっている」と報道ほうどう）、また、 2010年ねん1月がつ26日にちにシャープによる冷蔵庫れいぞうこ97万まん台だいのリコール、ソニーが2006年ねん10月がつにノートブックのバッテリーを同社どうしゃ史上しじょう初はつのリコールなどについて言及げんきゅうしたうえで「 欠陥けっかんを認みとめようとしない過信かしんが、大量たいりょうリコールの背景はいけいになっている」「世界せかい最高さいこうの技術ぎじゅつというプライドが消費しょうひ者しゃの不満ふまんを無視むしする原因げんいんになった」「日本にっぽん企業きぎょうは修理しゅうり要請ようせいに対たいする反応はんのうも遅おそい」「官僚かんりょう的てき手続てつづきのためでもあるが、製品せいひんの欠陥けっかんを消費しょうひ者しゃの過失かしつと見みなす」などと日本にっぽん企業きぎょうの態度たいどを批判ひはんした[55]。
カナダ
2010年ねん2月がつ5日にち、カナダのフィナンシャル・ポスト（英語えいご版ばん）は『トヨタ戦争せんそう』と題だいした記事きじで、「トヨタは犠牲ぎせい者しゃだ」と、トヨタを擁護ようごし[56]、トヨタのリコール騒動そうどうは、米国べいこくの利益りえきにかなったもので、「前まえもって計算けいさんされた行動こうどうのようにみえる」と指摘してきした。また同誌どうしは、1980年代ねんだいに、ドイツのアウディ車しゃが、急きゅう加速かそくすると攻撃こうげきされて販売はんばいが急減きゅうげんした事件じけんについて言及げんきゅうした[56]。アウディの騒動そうどうの時ときにも、運転うんてんによる人為じんい的てきミスであった[56]。
中国ちゅうごく
トヨタ問題もんだいは中国ちゅうごくでも大おおきく報道ほうどうされ、2010年ねん2月がつ5日にち、経済けいざい参考さんこう報道ほうどう（中国語ちゅうごくご版ばん）は「コストダウンに固執こしつした結果けっか、品質ひんしつまで傷きずつけてしまった。コストダウンは悪わるいことではないが、品質ひんしつとのバランスは保たもたれなければいけない」と報ほうじた[57]。
日本にっぽん
日本にっぽんのマスメディアは会見かいけんを批判ひはんする報道ほうどうをしている。日本経済新聞にほんけいざいしんぶんは「謝罪しゃざいの言葉ことばだけではすまない」とし[58]、「すでに売うったすべての新型しんがたプリウスの改修かいしゅうを徹底てっていするのが筋すじではないか」（朝日新聞あさひしんぶん）[59]、「ハイテク装備そうびを過信かしんし、利用りよう者しゃの声こえを軽視けいししていた面めんは否いなめまい」（読売新聞よみうりしんぶん）[60]、などと報ほうじた。一方いっぽうで「それよりもGMの問題もんだいを解決かいけつすべき」、「日本にっぽんのメディアもしつこい」といった声こえも上あがった[61]。
なお、東京とうきょう都との石原いしはら慎太郎しんたろう都知事とちじは、アメリカでの“トヨタ叩はたき”に対たいして「アメリカの嫉妬しっとではないか」と騒さわぎを批判ひはんした[62]。
日本にっぽん共産党きょうさんとうは2010年ねん3月がつ7日にち、草加そうか市しで2001年ねんの初代しょだいプリウスがハンドルが動うごかないという現象げんしょうを3度ど体験たいけんしたといわれ、トヨタはこっそり修理しゅうりをしたと報道ほうどうした[63]。
州しゅう知事ちじらの動向どうこう
一方いっぽう、トヨタ自動車とよたじどうしゃの生産せいさん工場こうじょうがあるケンタッキー、インディアナ、アラバマの3州しゅうと、工場こうじょうの建設けんせつ予定よてい地ちとなっているミシシッピ州しゅうの各州かくしゅう知事ちじらは、2010年ねん2月がつ、トヨタ騒動そうどうに対たいして「あまりにも不公平ふこうへいである。トヨタは米国べいこくで17万まん2,000人にんもの雇用こようを生うみ出だしている。米国べいこくで最もっとも称賛しょうさんされるべき企業きぎょうの一ひとつだ」という声明せいめいを発表はっぴょうし、トヨタ・バッシングを批判ひはんし、トヨタ騒動そうどうに関かんする公聴こうちょう会かいを開ひらく連邦れんぽう議会ぎかい下院かいんの2委員いいん会かいあてに4州しゅうの知事ちじは連名れんめいで書簡しょかんを送おくり、公平こうへいな議論ぎろんを行おこなうよう求もとめた[64]。
この他ほか、トヨタ自動車とよたじどうしゃが米国べいこくで雇用こようを生うみ出だして地域ちいき経済けいざいの活性かっせい化かに貢献こうけんしていること、破綻はたんしたGMの株かぶを持もつ米べい政府せいふの意向いこう（国策こくさく）説せつ、またオバマ政権せいけん批判ひはんをかわすためのスケープゴートなどが背景はいけいで、トヨタ・バッシングと訴訟そしょうが行おこなわれているとも報ほうじられ、トヨタの擁護ようごに回まわるメディアも現あらわれた[65]。
また、自動車じどうしゃコンサルタントのマリアン・ケラーは、1970年代ねんだいに「GMやフォードが技術ぎじゅつ的てきな欠陥けっかん車しゃを出だしながら、それを認みとめず、ドライバーの非難ひなんに終始しゅうしした」ことを振ふり返かえり、「そのような姿勢しせいがアメリカの車くるまのブランドを殺ころし、トヨタなどの日本にっぽん車しゃに入はいり込こむ隙すきを与あたえた」としたうえで、トヨタも同おなじ道どうを辿たどりうること、アメリカや韓国かんこくの車くるまの質しつは向上こうじょうし、他たのメーカーに乗のり換かえることは十分じゅうぶんにあると語かたっている[66]。

米国べいこく運輸省うんゆしょう調査ちょうさ・公聴こうちょう会かい[編集へんしゅう]

2010年ねん2月がつ15日にち、NHTSAが2000年ねん以降いこうのトヨタ車しゃの急きゅう加速かそくで死者ししゃが34人にんに達たっしたと発表はっぴょうした。翌日よくじつの2月がつ16日にち、米国べいこく運輸省うんゆしょうはリコール遅おくれについて調査ちょうさ開始かいしを発表はっぴょう。この調査ちょうさでトヨタの隠蔽いんぺい疑惑ぎわくに対たいして1件けん1460万まん$の民事みんじ制裁せいさい金きんを課かした[要よう検証けんしょう – ノート][67]。

2月がつ18日にちには米べい下院かいんの公聴こうちょう会かいに豊田とよだ章男あきお社長しゃちょうが正式せいしきに招致しょうちされた。

2010年ねん2月がつ19日にち、米べい自動車じどうしゃ保険ほけん最大手さいおおてのステート・ファームはすでに2004年ねん2月がつと2007年ねんにトヨタの急きゅう加速かそく事故じこの増加ぞうかへの懸念けねんをNHTSAに報告ほうこくしていたことを明あきらかにした[68]。

2010年ねん2月がつ22日にち、ニューヨーク州しゅう連邦れんぽう大だい陪審ばいしんと証券しょうけん取引とりひき委員いいん会かい（SEC）LA支部しぶは、トヨタに情報じょうほう提出ていしゅつを命めいじた[69]。2010年ねん2月がつ24日にちには、米べい連邦れんぽう捜査そうさ局きょく（FBI）が自動車じどうしゃ部品ぶひん大手おおてのデンソー、矢崎総業やざきそうぎょう、東海理化とうかいりか3社しゃの米国べいこく法人ほうじんに捜索そうさくに入はいった[70]。なお、この2010年ねんの秋あきに中間ちゅうかん選挙せんきょがあることや、米べい政府せいふはGMに500億おくドルを投とうじた最大さいだいのスポンサーで、GMが米国べいこく国営こくえい会社かいしゃとしての側面そくめんも持もつことが背景はいけいになるとも指摘してきされる[70]。

2月がつ23日にち、米べい下院かいんエネルギー商業しょうぎょう委員いいん会かいの公聴こうちょう会かいが開ひらかれる。北米ほくべいトヨタ販売はんばい社長しゃちょうが出席しゅっせきし、南イリノイ大学みなみいりのいだいがくのデビッド・ギルバート准じゅん教授きょうじゅがアクセルの電子でんし制御せいぎょに欠陥けっかんがあると自身じしんの実験じっけん結果けっかをもとに証言しょうげんする。このギルバート准じゅん教授きょうじゅの実験じっけんは、のちに捏造ねつぞう実験じっけんであったことが発覚はっかくしている（後述こうじゅつ）。

2月がつ26日にち、下院かいん監視かんし・政府せいふ改革かいかく委員いいん会かいは、トヨタ訴訟そしょうに携たずさわっているビラー弁護士べんごしが提出ていしゅつした証拠しょうこ書類しょるいに基もとづき、トヨタによる電子でんし的てき証拠しょうこに計画けいかく的てき隠蔽いんぺいの証拠しょうこがみつかったと発表はっぴょうした。委員いいん会かいは返答へんとうを3月がつ12日にちまでにするように稲葉いなば社長しゃちょうに求もとめた[71][72][73]。

2010年ねん3月がつ2日にちの米べい上院じょういん商業しょうぎょう科学かがく運輸うんゆ委員いいん会かいの公聴こうちょう会かいで、トヨタの佐々木ささき眞一しんいち、内山田うちやまだ竹志たけし副ふく社長しゃちょう、北米ほくべいトヨタの稲葉いなば社長しゃちょうらが証人しょうにん喚問かんもんをうけ、委員いいん会かいによる「リコールを限定げんてい的てきに実施じっしし、1億おくドル（約やく90億おく円えん）の費用ひようを節約せつやくできたとするトヨタの内部ないぶ文書ぶんしょ」に関かんする質疑しつぎで、稲葉いなば社長しゃちょうは「その文書ぶんしょを最近さいきん再読さいどくして恥はずかしい。われわれの理念りねんと矛盾むじゅんしている。組織そしきにそういう発想はっそうがあるなら正ただしたい」と答弁とうべんした[74]。

集団しゅうだん訴訟そしょう
2010年ねん2月がつ、テキサス州しゅうとカナダのトヨタ車しゃ所有しょゆう者しゃら1000人にん以上いじょうが、トヨタを相手取あいてどり損害そんがい賠償ばいしょうを求もとめる集団しゅうだん訴訟そしょうを起おこした[75]。

2010年ねん3月がつ[編集へんしゅう]

3月1日にち、豊田とよだ章男あきお社長しゃちょうが北京ぺきんで謝罪しゃざい会見かいけんを行おこなう。同日どうじつ、エンジンオイルのホースが亀裂きれつしオイル漏もれが生しょうじる恐おそれがあるとして2009年ねん10月がつ以降いこう生産せいさんした国内外こくないがい160万まん台だいの自主じしゅ改修かいしゅうを発表はっぴょうした[76]。

2010年ねん3月9日にち、ニューヨーク州しゅうハリソンで2005年ねん型がたプリウスが暴走ぼうそうし、衝突しょうとつ事故じこを起おこした。同年どうねん3月がつ18日にち、米べい運輸省うんゆしょう道路どうろ交通こうつう安全あんぜん局きょく（NHTSA）による事故じこ車しゃのデータ記録きろく装置そうちの調査ちょうさ結果けっか、ブレーキが使つかわれた形跡けいせきはなく、スロットルが全開ぜんかいだったことが判明はんめい[77]。同年どうねん3月22日にち、米べいニューヨーク州しゅうの警察けいさつ当局とうきょくも、捜査そうさの結果けっか、車両しゃりょうには異常いじょうが認みとめられず、ドライバーの運転うんてん操作そうさミスとした[78]。

2010年ねん3月がつ、カリフォルニア州しゅうサンディエゴ近郊きんこうの高速こうそく道路どうろにて暴走ぼうそう状態じょうたいになった2008年ねん型がたプリウスが、警察けいさつの指示しじによりパーキングブレーキを使用しようして辛かろうじて停車ていしゃする事件じけんが発生はっせいした。パトカーが停車ていしゃを指導しどうする様子ようすは、ヘリコプターから空そら撮うつされ、国際こくさい配信はいしんされた。トヨタは、同どう3月がつ10日とおかから11日にちにかけて調査ちょうさを行おこない、アクセルペダルは正常せいじょうに機能きのうしていること、一連いちれんのリコール問題もんだいのきっかけとなったフロアマットがペダルを妨害ぼうがいするような状況じょうきょうはないこと、前輪ぜんりんブレーキは摩耗まもうしていたものの、後こう輪わブレーキは良好りょうこうであったことを明あきらかにし、急きゅう加速かそくを訴うったえた男性だんせいの主張しゅちょうと矛盾むじゅんすることを指摘してきしている。NHTSAの調査ちょうさでも、急きゅう加速かそくの原因げんいんとなった不具合ふぐあいを発見はっけんできなかった[79]。

また、2010年ねん3月がつ12日にち、カリフォルニア州しゅうオレンジ郡ぐん検事けんじ局きょくは、トヨタ社しゃを「詐欺さぎ的てき活動かつどう」として地方裁判所ちほうさいばんしょに訴うったえた[80]。

ねつ造ぞう再現さいげん実験じっけんとショーン・ケイン[編集へんしゅう]

2010年ねん3月、米べいABCテレビは、ニュース番組ばんぐみで放映ほうえいした南イリノイ大学みなみいりのいだいがくデビッド・ギルバート准じゅん教授きょうじゅによるトヨタ車しゃの急きゅう加速かそくの再現さいげん実験じっけんはねつ造ぞうであったと報道ほうどうした[81]。走行そうこう中ちゅうにエンジンの回転かいてん数すうが上あがるタコメーターの映像えいぞうは、停止ていしした状態じょうたいで意図いと的てきに作つくり出だしたものと説明せつめいした[81]。その後ご、ギルバート准じゅん教授きょうじゅは、ショーン・ケーンという人物じんぶつに雇やとわれていたと各かくメディアが報ほうじた[81][82]。ショーン・ケーンの経営けいえいする会社かいしゃSafety Research & Strategies社しゃは、数すう年ねん以上いじょう前まえからトヨタ車しゃの不具合ふぐあいだけを集中しゅうちゅう的てきに扱あつかい、また、トヨタ訴訟そしょうの顧問こもんをつとめており、動機どうきは、裁判さいばんで得えられる利益りえきとしている[81]。また、米べいデトロイトニュース紙しは「2月がつ23日にちの公聴こうちょう会かいで、ギルバート氏しはショーン・ケーン氏しから資金しきんを支払しはらわれていた」と伝つたえた[81]。

ショーン・ケーンは、2003-04年ねんの6ヶ月かげつ間あいだに2002-04年ねん型がたカムリの急きゅう加速かそくによる8人にんの死亡しぼう事故じこがNHTSAに報告ほうこくされていたとした[83]が、SRS社しゃは社長しゃちょうが1人ひとりの個人こじん的てき会社かいしゃであることが発覚はっかくしている。

ミシガン大学だいがく教授きょうじゅジェフリー・ライカー博士はかせは、ショーン・ケインとロサンゼルス・タイムズの記者きしゃが急きゅう加速かそくの原因げんいんをマットではなく、トヨタの電子でんし制御せいぎょスロットルシステムにあると執拗しつように主張しゅちょうし、この騒動そうどうをつくったが、制御せいぎょ機関きかんに問題もんだいはないとした[84]。2011年ねんに、このライカーの見解けんかいは、米べい運輸省うんゆしょうの調査ちょうさで追認ついにんされた。

2月がつにトヨタ車しゃのソフトウェア問題もんだいを指摘してきしたスティーブ・ウォズニアックは同どう3月がつ7日にち、「プリウスは色々いろいろなガジェット（電子でんし製品せいひん）と同おなじくコンピューターが入はいっている。最近さいきんは何なににでもコンピューターが入はいっている。つまり何なんでも故障こしょうする可能かのう性せいがある」と述のべ、コンピューターと同様どうように、不調ふちょうの場合ばあいはシャットダウンして再さい起動きどうするといいと語かたった[85]。また、自身じしんがトヨタのファンで、プリウスを9台だい持もつといったうえで「コンピューターを使つかっていれば、細こまかいトラブルがあるのはみなさんご存ぞんじでしょう。私わたしはトヨタを愛あいしている。私わたしはトヨタ車しゃが安全あんぜんでないとは思おもわないし、今後こんごもトヨタ車しゃを買かい続つづけます」と述のべた[85]。

トヨタの2002-2003年版ねんばんのサービスブレティンには、ある速度そくど範囲はんいでの急きゅう加速かそくが見みられた場合ばあいにソフトウェアのリセットを求もとめていることが記載きさいされており、トヨタがソフトの不具合ふぐあいを既すでに知しっていた事ことの証拠しょうことなった。この件けんについてトヨタは2010年ねん3月がつ23日にちに誤解ごかいであるなどと主張しゅちょうした[86]。

トヨタ訴訟そしょうの一括いっかつ審理しんり[編集へんしゅう]

2010年ねん4月がつ9日にち、320以上いじょうの訴訟そしょうの内うち、228件けん以上いじょうの連邦れんぽう法ほうによる民事みんじ訴訟そしょうは、カリフォルニア州しゅうサンタアナのカリフォルニア中部ちゅうぶ連邦れんぽう地方裁判所ちほうさいばんしょ（ジェームズ・セルナ判事はんじ）で一括いっかつ審理しんりすることが決定けっていされた。事件じけん名めいは「トヨタ自動車とよたじどうしゃの意図いとせぬ急きゅう加速かそくを巡めぐるマーケティング・販売はんばい慣習かんしゅうと製造せいぞう物ぶつ責任せきにんに関かんする訴訟そしょう」とされた[87]。

5月13日にちからトヨタ訴訟そしょうの一括いっかつ審理しんりが始はじまり、60人にんの弁護士べんごしから21人にんの弁護べんご団だんが決きまった。訴訟そしょう費用ひようは30-100億おくドル、和解わかい金きんが最低さいてい30億おくドル。トヨタは事故じこ原因げんいん別べつに3つの委員いいん会かいの設置せっちを求もとめた[88][89]。

トヨタによる民事みんじ制裁せいさい金きん支払しはらい[編集へんしゅう]

2010年ねん4月がつ19日にち、トヨタと米国べいこく運輸省うんゆしょうが民事みんじ制裁せいさい金きんの全額ぜんがく支払しはらいで合意ごうい成立せいりつ。トヨタは「法律ほうりつ違反いはん」について否定ひていした[90][91]が、運輸省うんゆしょうのラフッド長官ちょうかんの声明せいめいでは「トヨタが法律ほうりつ違反いはんの責任せきにんを認みとめた」と述のべている[92]。

米国べいこく市場いちばにおける韓国かんこくメーカーの台頭たいとう[編集へんしゅう]

また、2010年ねん5月がつには、ヒュンダイ、起亜きあ自動車じどうしゃが米国べいこく市場いちばで順調じゅんちょうに売うり上あげをのばし、「トヨタのリコールで、現代げんだい・起亜きあ自動車じどうしゃが米国べいこくで歴代れきだい最高さいこうの評価ひょうかを受うけている」と報道ほうどうされた[93]。「品質ひんしつ・ブランド・価格かかく・デザインのよさ」で高たかい評価ひょうかを受うけたとし[93]、マーケティング・リサーチ会社かいしゃジェイ・ディーパワーによる2010年ねん「顧客こきゃく満足まんぞく度ど」調査ちょうさでは、ヒュンダイはトヨタやホンダら日本にっぽん車しゃを押おさえ全ぜん23ブランドの9位いに登場とうじょう、起亜きあ自動車じどうしゃは同どう13位いとなった[93]。

また、ブランド・キーズと自動車じどうしゃ価格かかく情報じょうほう誌し『Kelly Blue Book』でもヒュンダイが1位いを獲得かくとくした[93]。

2010年ねん5月がつ2日にち、ワシントン・ポストは自動車じどうしゃコラムニストのウォーレン・ブラウンの記事きじ「A sweet salvo from Seoul（ソウルからの甘あまい爆ばく撃げき）」において、ヒュンダイの新型しんがたソナタは、日本にっぽん車しゃよりも優すぐれており、米国べいこくで高たかい評価ひょうかを受うけている[94]としたうえで、試乗しじょう比較ひかくの結果けっか、「ソナタに乗のってみれば、韓国かんこく車しゃが日本にっぽん車しゃに勝かっていることが実感じっかんできる」と紹介しょうかいした[94]。デザイン、インテリア、安全あんぜん性せい、性能せいのう、品質ひんしつにおいてソナタは、トヨタのカムリ、ホンダのアコード、日産にっさんのアルティマを圧あつ倒だおし[94]、またソナタはシボレー「マリブ」、フォード「フュージョン」の脅威きょういになるとした[94]。

また、米国べいこくの週刊しゅうかん誌し「US News＆World Report」はソナタが、フォード「フュージョンハイブリッド」、「マーキュリー・ミランハイブリッド」とともに1位いと報道ほうどうし[94]、米国べいこくの自動車じどうしゃ雑誌ざっし「Car and Driver」5月がつ号ごうも、ソナタがホンダ「アコード」、スバル「レガシィ」と比くらべて優勢ゆうせいになり、 1位いとなったと伝つたえられた[94]。

米べい運輸省うんゆしょう・NHTSAの中なか間あいだ報告ほうこく[編集へんしゅう]

2010年ねん7月がつ13日にち、米べい運輸省うんゆしょうは分析ぶんせきの結果けっか、アクセルペダルとフロアマットの欠陥けっかんの疑うたがいは残のこっているが、事故じこが起おきた際さいにスロットルは全開ぜんかいでブレーキは使つかわれておらずブレーキをかけようとしてアクセルを誤あやまって踏ふんだ運転うんてんによる人為じんい的てきなミスが事故じこの原因げんいんだと発表はっぴょうした[95]。

2010年ねん8月がつ11日にち、NHTSAは、トヨタ車しゃの電子でんし系統けいとうには異常いじょうがなく、事故じこのほとんどが運転うんてん者しゃの人為じんい的てきなミスによるものであると報告ほうこく[96][97]した。

ヒュンダイによる自主じしゅリコール[編集へんしゅう]

2010年ねん9月がつ、韓国かんこくのヒュンダイ自動車じどうしゃが、アメリカで製造せいぞうされたソナタ14万まん台だいについて自発じはつ的てきにリコールを行おこなうと発表はっぴょうした[98]。リコールの対象たいしょうは2009年ねん12月11日にちから9月がつ10日とおかまでに生産せいさんされた新型しんがたソナタで、NHTSAは8月がつからステアリングの不具合ふぐあいに関かんする消費しょうひ者しゃの苦情くじょうを受理じゅりし、調査ちょうさを行おこなっていた。

韓国かんこくメディアは「米べいのヒュンダイたたきが本格ほんかく化か」「第だい二にのトヨタ事態じたい」などと報道ほうどうした[98]。ヒュンダイは「ハンドルを点検てんけんしてトルクをかけることで解決かいけつ可能かのう」として、自発じはつ的てきなリコール実施じっし、さらにトヨタ車しゃと異ことなり事故じこがなかったことをあげ、影響えいきょうを最小限さいしょうげんに食くい止とめられると声明せいめいを行おこなった[98]。

リコール完了かんりょう[編集へんしゅう]

2010年ねん10月がつ、トヨタは500万まん台だいのリコールが完了かんりょうしたことを発表はっぴょう[99]。

トヨタによる追加ついか制裁せいさい金きん支払しはらい
2010年ねん12月21日にち、トヨタは3242万まん5,000ドル（27億おく円えん）の追加ついか制裁せいさい金きんの支払しはらいに合意ごうい。4月の制裁せいさい金きんと合あわせて計けい約やく40億おく円えんにのぼった。

ただし、トヨタは報告ほうこくの遅おくれの法律ほうりつ違反いはんも電子でんし制御せいぎょ装置そうちの不具合ふぐあいも認みとめていない[100]。

騒動そうどうの終息しゅうそく[編集へんしゅう]

秋あきの2010年ねん11月2日にちに米こめ中間ちゅうかん選挙せんきょが実施じっしされてからは、米べい政府せいふのトヨタバッシングは終息しゅうそくしたともいわれる[101]。

ビラー裁判さいばんの結審けっしん[編集へんしゅう]

2011年ねん1月がつ5日にちにビラー・トヨタ裁判さいばんの調停ちょうてい機関きかんは、ビラーの主張しゅちょうを退しりぞけ、トヨタによるビラーへの損害そんがい賠償ばいしょう260万まんドルの請求せいきゅうを認みとめ、トヨタの全面ぜんめん勝利しょうりとなった[5]。これにより、「トヨタ・バッシング」とも呼よばれた一連いちれんの騒動そうどうの原因げんいんのひとつとなった訴訟そしょうは終結しゅうけつした。

米べい運輸省うんゆしょう・NHTSA・NASAによる最終さいしゅう報告ほうこく[編集へんしゅう]

2011年ねん2月がつ8日にち、急きゅう加速かそく問題もんだいの原因げんいん調査ちょうさをしていた米べい運輸省うんゆしょうはトヨタ車しゃの電子でんし制御せいぎょ装置そうちに欠陥けっかんはなかったとの調査ちょうさ結果けっかを発表はっぴょう[102]。ラフード米まい運輸うんゆ長官ちょうかんの発表はっぴょうでは米べい高速道路交通安全局こうそくどうろこうつうあんぜんきょく（NHTSA）と米べい航空こうくう宇宙うちゅう局きょく（NASA）による10ヶ月かげつの調査ちょうさ結果けっかで、電子でんし制御せいぎょ装置そうちではいかなる問題もんだい点てんも見みつからなかったとし、NASAエンジニアによれば急きゅう発進はっしんが発生はっせいした自動車じどうしゃ9台だいについて電子でんし制御せいぎょ装置そうちに異常いじょう現象げんしょうは見みられず、NHTSAの調査ちょうさでも加速かそくペダルと運転うんてん席せきフロアマットの欠陥けっかんによる問題もんだいは確認かくにんされたものの、急きゅう発進はっしん事故じこの殆ほとんどが運転うんてん手しゅのミスと確認かくにんされた[103]。

なお、この最終さいしゅう報告ほうこくについて日本にっぽんのワイドショーはほとんど報道ほうどうしなかった[101]。また、翌日よくじつの2月がつ9日にちに、トヨタ株かぶは2010年ねん1月がつの水準すいじゅんを回復かいふくした[104]。ワシントン・ポスト紙かみは2011年ねん2月がつ9日にちの社説しゃせつで、米べい議会ぎかいによる一連いちれんの「トヨタたたき」は、ニュースの見出みだしを狙ねらった政治せいじ的てきに引ひき起おこされたヒステリーだったと米国べいこく側がわの対応たいおうを批判ひはんし、議会ぎかいは自制じせいや大局たいきょく観かんを失うしなっていたとした[105]。またトヨタ社しゃは、世論せろんの袋ふくろだたきに遭あうため、経営けいえい陣じんに顧客こきゃく批判ひはんは不可能ふかのうだったと同情どうじょう的てきに総評そうひょうした[105]。一方いっぽう、米べい消費しょうひ者しゃ団体だんたいは政府せいふの調査ちょうさが不十分ふじゅうぶんだとしている[103]。

その後ご[編集へんしゅう]

韓国かんこくでのトヨタ車しゃリコール[編集へんしゅう]

2011年ねん11月27日にち、韓国かんこく国土こくど海洋かいよう部ぶは、トヨタのレクサスES330とRX330のモデルに、欠陥けっかんが見みつかったとして、日本にっぽんから輸入ゆにゅうした3357台だいを対象たいしょうにリコールを実施じっしすると発表はっぴょうした。欠陥けっかんは、エンジンの動力どうりょくを発電はつでん機きとパワーハンドルに伝達でんたつするシステムにあるとされ、安全あんぜん運転うんてんに支障ししょうを与あたえるとされた[106]。このリコールについて韓国かんこくメディアは「安全あんぜん運転うんてんに致命ちめい的てきな欠陥けっかん」「品質ひんしつ不良ふりょうのレクサス」「日本にっぽんのプライドがずたずたに」などと報道ほうどうした[106]。

2012年ねんの和解わかい[編集へんしゅう]

2012年ねん12月26日にち、トヨタはカリフォルニア中部ちゅうぶ連邦れんぽう地方裁判所ちほうさいばんしょにおける集団しゅうだん訴訟そしょうで、原告げんこく側がわと11-14億おくドルの支払しはらいで和解わかいに同意どういした。これまでの総そう費用ひようは約やく30億おくドルにのぼると推計すいけいされている。これによって残のこるのは、カリフォルニア州しゅうオレンジ郡ぐんによって起おこされた消費しょうひ者しゃ保護ほご・不正ふせい行為こうい訴訟そしょうと、28州しゅうの州しゅう司法しほう長官ちょうかんが起おこした不ふ公正こうせいビジネス慣行かんこう訴訟そしょう、およびいくつかの州法しゅうほうによる賠償ばいしょう訴訟そしょうである[107]。

2014年ねん[編集へんしゅう]

2014年ねん3月がつ19日にち、アメリカ司法省しほうしょうとトヨタ自動車とよたじどうしゃは、リコール問題もんだいの最終さいしゅう的てきな和解わかい案あんに合意ごうい。トヨタ側がわが12億おくドルを和解わかい金きんの支払しはらいとリコールに対たいする約束やくそく事項じこうの遵守じゅんしゅを負おうこととなった。巨額きょがくの賠償金ばいしょうきんもさることながら、折おりしもゼネラルモーターズでも大だい規模きぼなリコール問題もんだいが生しょうじたタイミングであり、アメリカにおけるリコール問題もんだい処理しょりの模範もはんになるものとして注目ちゅうもくされた[108]。


脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d 2010年ねん1月がつ27日にちの追加ついかリコール車しゃ。[要よう検証けんしょう – ノート][要よう出典しゅってん]
  2. ^ ポンティアック・ヴァイブも含ふくむ。[要よう検証けんしょう – ノート]
  3. ^ プジョー・107およびシトロエン・C1も含ふくむ。[要よう検証けんしょう – ノート]
  4. ^ リコール作業さぎょうの開始かいしについては、プリウスについては翌よく10日とおかから、その他たのモデルは準備じゅんびが整ととのい次第しだい開始かいしする予定よていであった。[要よう検証けんしょう – ノート][49]。

脚注きゃくちゅう2[編集へんしゅう]

  1. ^ “DOT: No Electronic Sudden Acceleration in Toyotas”. ABC News (2011年ねん2月がつ8日にち). 2012年ねん9月がつ9日にち閲覧えつらん。（英語えいご）
  2. ^ トヨタ：07年ねんに不具合ふぐあい把握はあく リコール見送みおくり 毎日まいにちjp [要よう検証けんしょう – ノート]
  3. ^ プリウス・ブレーキに不具合ふぐあいなし＝千葉ちばの玉突たまつき事故じこで調査ちょうさ[リンク切きれ] 時事通信じじつうしん 2010年ねん3月がつ19日にち [要よう検証けんしょう – ノート]
  4. ^ a b c d e マシュー・フィリップス (2010年ねん2月がつ23日にち). “トヨタを待まち構かまえる米べい議会ぎかいの用意ようい周到しゅうとう”. Newsweek. http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2010/02/post-1033.php 
  5. ^ a b c “トヨタの主張しゅちょうを認みとめる－元もと社内しゃない弁護士べんごしが起おこした訴訟そしょうの調停ちょうていで(Update1”. bloomberg. (2011年ねん1月がつ6日にち). http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LEKGRT0YHQ0X01.html 
  6. ^ a b “Dimitrios P. Biller v. Toyota Motor Corporation, et al.”. Justia Dockets & Filings (2009年ねん10月がつ16日にち). 2012年ねん3月がつ6日にち閲覧えつらん。
  7. ^ Racketeer Innuenced and Corrupt Organizations Statute。[1]参照さんしょう。[要よう検証けんしょう – ノート]同どう弁護士べんごしは他ほかにも、トヨタは屋根やねの強度きょうどについて規則きそくで定さだめられる20%の余裕よゆうを持もたず、衝突しょうとつ実験じっけんで許容きょようされる人形にんぎょう頭部とうぶと屋根やねの間隔かんかくを0.15mmに設定せっていしているとして安全あんぜん性せいについても問題もんだいを指摘してきした。[要よう出典しゅってん][要よう出典しゅってん]
  8. ^ トヨタ、遺族いぞくに8億おく3千せん万まん円えん支払しはらい 和解わかい、米べいの急きゅう加速かそく事故じこ 共同通信きょうどうつうしん 2010年ねん12月24日にち [要よう検証けんしょう – ノート]
  9. ^ Toyota Announces Details of Remedy to Address Potential Accelerator Pedal Entrapment[リンク切きれ] Toyota Newsroom（英語えいご）
  10. ^ a b Toyota Amends Recall on Potential Floor Mat Interference with Accelerator Pedal Archived 2010年ねん2月がつ13日にち, at the Wayback Machine. Toyota Newsroom（英語えいご） [要よう検証けんしょう – ノート]
  11. ^ ニューズウィーク日本にっぽん版ばん 2010.2.17号ごう p.20 [要よう文献ぶんけん特定とくてい詳細しょうさい情報じょうほう][要よう検証けんしょう – ノート]
  12. ^ NHTSA 110409 Wednesday, November 04, 2009 NHTSA Press Releases（英語えいご）
  13. ^ a b c d e f 中央日報ちゅうおうにっぽう米州べいしゅう版ばん2009年ねん11月6日にち記事きじ「「急きゅう発進はっしんのせいで危険きけんな目めに遭あった」 … 韓かん人じんらがトヨタに集団しゅうだん訴訟そしょう - 全米ぜんべいのトヨタ・レクサス車しゃオーナーを代表だいひょうして告訴こくそ状じょう」。[2]（韓国かんこく語ご）2012年ねん2月がつ9日にち閲覧えつらん [要よう検証けんしょう – ノート]
  14. ^ a b c d ブルームバーグ日本にっぽん版ばん2009年ねん11月7日にち記事きじ [3]（原はら記事きじはミシガン州しゅうSouthfield局きょく記者きしゃMargaret Cronin Fisk、LA局きょく記者きしゃAlan Ohnsman。編集へんしゅう長ちょうDavid E. Rovella）[要よう検証けんしょう – ノート]
  15. ^ トヨタ：米べいで230万まん台だいリコール 信頼しんらい揺ゆらぐ 米紙べいし厳きびしく報道ほうどう[リンク切きれ] 毎日まいにちjp [要よう検証けんしょう – ノート]
  16. ^ [4]トヨタ公式こうしき発表はっぴょう [要よう検証けんしょう – ノート]
  17. ^ a b 揺ゆらぐトヨタ神話しんわ、「コスト」と「拡大かくだい」優先ゆうせんが裏目うらめに ロイター [要よう検証けんしょう – ノート]
  18. ^ トヨタ、700万まん台だい超ちょう改修かいしゅう 世界せかい販売はんばい上回うわまわる規模きぼに 47NEWS [要よう検証けんしょう – ノート]
  19. ^ a b [5] NYDailyNews2010年ねん4月がつ8日にち「Toyota exec Irv Miller warned on defect: 'We need to come clean'」 [要よう検証けんしょう – ノート]
  20. ^ トヨタ、米べいで230万まん台だいをリコールへ アクセルペダルの問題もんだいで[リンク切きれ] NIKKEI.NET 2010年ねん1月がつ22日にち [要よう検証けんしょう – ノート]
  21. ^ トヨタ、米べいで8車種しゃしゅの販売はんばい一いち時じ停止ていし 北米ほくべい5工場こうじょうも止とめる Archived 2010年ねん1月がつ30日にち, at the Wayback Machine. NIKKEI.NET 2010年ねん1月がつ27日にち [要よう検証けんしょう – ノート]
  22. ^ Toyota Files Voluntary Safety Recall on Select Toyota Division Vehicles for Sticking Accelerator Pedal Archived 2010年ねん4月がつ2日にち, at the Wayback Machine. Toyota Newsroom（英語えいご） [要よう検証けんしょう – ノート]
  23. ^ Toyota Motor Europe announces recall campaign in Europe for potential accelerator pedal issue Toyota Motor Europe（英語えいご） [要よう検証けんしょう – ノート]
  24. ^ トヨタ：中国ちゅうごくでもリコール…「RAV4」7万まん5000台だい[リンク切きれ] 毎日まいにちjp [要よう検証けんしょう – ノート]
  25. ^ トヨタの1月がつ米まい販売はんばい、リコール問題もんだいで10年ねん超ちょうぶり低てい水準すいじゅん ロイター [要よう検証けんしょう – ノート]
  26. ^ トヨタに対たいし、スタンダード&プアーズは長期ちょうき会社かいしゃ格付かくづけ、ムーディーズは無む担保たんぽ長期ちょうき債務さいむを引ひき下さげることを検討けんとうした。“アーカイブされたコピー”. 2010年ねん2月がつ12日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2010年ねん2月がつ6日にち閲覧えつらん。 NIKKEI NET。トヨタの無む担保たんぽ長期ちょうき債務さいむ、格下かくさげの方向ほうこう…ムーディーズ YOMIURI ONLINE [要よう検証けんしょう – ノート]
  27. ^ トヨタ：リコール費用ひよう「1000億おく円えん」 ペダルに強化きょうか板ばん 毎日まいにちjp [要よう検証けんしょう – ノート]
  28. ^ GM：トヨタからの乗のり換かえ客きゃくを優遇ゆうぐう リコールで狙ねらい撃うち[リンク切きれ] 毎日新聞まいにちしんぶん2010年ねん1月がつ29日にち記事きじ [要よう検証けんしょう – ノート]
  29. ^ 毎日新聞まいにちしんぶん2010年ねん1月がつ29日にち記事きじ [要よう検証けんしょう – ノート]
  30. ^ [6] ブルームバーグ2010年ねん1月がつ29日にち記事きじ「韓国かんこくの現代げんだい自じ：トヨタからの買かい替かえ奨励しょうれい、米国べいこくで1000ドル還元かんげんへ」 [要よう検証けんしょう – ノート]
  31. ^ トヨタのリコール問題もんだい、米べい議会ぎかいが公聴こうちょう会かい開催かいさいへ YOMIURI ONLINE [要よう検証けんしょう – ノート]
  32. ^ 北米ほくべいで大だい規模きぼリコールのトヨタ、対応たいおうの不手際ふてぎわに高たかまる消費しょうひ者しゃの不満ふまん、集団しゅうだん訴訟そしょうも(2) Archived 2011年ねん10月がつ18日にち, at the Wayback Machine. 東洋とうよう経済けいざいオンライン [要よう検証けんしょう – ノート]
  33. ^ [7] [要よう検証けんしょう – ノート]
  34. ^ レクサス暴走ぼうそうで米こめ三さん「電子でんし制御せいぎょ系けいを調査ちょうさ」 YOMIURI ONLINE読売新聞よみうりしんぶん2010年ねん2月がつ3日にち [要よう検証けんしょう – ノート]
  35. ^ a b アップル共同きょうどう創業そうぎょう者しゃのトヨタ車しゃにも不具合ふぐあい-リコール対象たいしょう外がいのプリウス Bloomberg日本にっぽん版ばん2010年ねん2月がつ3日にち。Mehul Srivastava 記者きしゃ執筆しっぴつ。編集へんしゅう長ちょうはYoung-Sam Cho。 [要よう検証けんしょう – ノート]
  36. ^ プリウスも調査ちょうさ 米まい運輸うんゆ長官ちょうかんが豊田とよだ社長しゃちょうと電話でんわ会談かいだん 安全あんぜん最さい優先ゆうせんを要請ようせい Archived 2010年ねん2月がつ6日にち, at the Wayback Machine. 産経新聞さんけいしんぶん 2010年ねん2月がつ5日にち [要よう検証けんしょう – ノート]
  37. ^ [8] J-CASTニュース2010年ねん2月がつ1日にち記事きじ [要よう検証けんしょう – ノート]
  38. ^ 米べい、トヨタに厳きびしい意見いけん相次あいつぐ 問題もんだい噴出ふんしゅつ「まるでウッズ」 47News,2010年ねん2月がつ6日にち記事きじ [要よう検証けんしょう – ノート]
  39. ^ コロラド州しゅうでも集団しゅうだん訴訟そしょう＝トヨタ車しゃの大量たいりょうリコールで－米まい[リンク切きれ] 時事通信じじつうしん [要よう検証けんしょう – ノート]
  40. ^ NYタイムズ「命いのちに関かかわる問題もんだい軽視けいし」 トヨタ、米べいメディアから「大だい逆風ぎゃくふう」 J-CASTニュース [要よう検証けんしょう – ノート]
  41. ^ Top 10 Product Recalls TIME（英語えいご）[要よう検証けんしょう – ノート]
  42. ^ PSA Peugeot Citroën to launch precautionary recall on selected range of Peugeot 107s & Citroën C1s Archived 2010年ねん2月がつ14日にち, at the Wayback Machine. PSA Peugeot Citroen（英語えいご）[要よう検証けんしょう – ノート]
  43. ^ Updated GM Statement on Pontiac Vibe Recalls[リンク切きれ] GM Media（英語えいご） [要よう検証けんしょう – ノート]
  44. ^ トヨタ：プリウス苦情くじょう、日米にちべいで190件けん 毎日まいにちjp [要よう検証けんしょう – ノート]
  45. ^ トヨタ横山よこやま常務じょうむ「ブレーキ利ききます」 Response. [要よう検証けんしょう – ノート]
  46. ^ 国交こっこう省しょうでも独自どくじに調査ちょうさ＝トヨタのリコール問題もんだい[リンク切きれ] 時事通信じじつうしん [要よう検証けんしょう – ノート]
  47. ^ 新型しんがた「プリウス」国内こくない全車ぜんしゃリコールへ YOMIURI ONLINE [要よう検証けんしょう – ノート]
  48. ^ トヨタ、プリウス・プリウスPHV・SAI・HS250hの制動せいどう装置そうち（ABS制御せいぎょコンピュータ）に関かんするリコールを発表はっぴょう トヨタ自動車とよたじどうしゃ [要よう検証けんしょう – ノート]
  49. ^ トヨタ、リコール作業さぎょうは40分ふん 2月がつ10日とおかから Response. [要よう検証けんしょう – ノート]
  50. ^ SAIなど13日にちから一時いちじ生産せいさん停止ていし トヨタ、CMも取とりやめ Archived 2010年ねん2月がつ14日にち, at the Wayback Machine. msn産経さんけいニュース [要よう検証けんしょう – ノート]
  51. ^ トヨタ：またリコール 北米ほくべいで販売はんばいの「タコマ」1万まん台だい Archived 2010年ねん2月がつ16日にち, at the Wayback Machine. 毎日まいにち.jp [要よう検証けんしょう – ノート]
  52. ^ トヨタ社長しゃちょう会見かいけん、欧米おうべいメディアも一斉いっせい報道ほうどう Archived 2010年ねん2月がつ9日にち, at the Wayback Machine. NIKKEI NET [要よう検証けんしょう – ノート]
  53. ^ ブレーキ優先ゆうせん車しゃ拡大かくだい…米べい下院かいんへのトヨタ回答かいとう書しょ[リンク切きれ] YOMIURI ONLINE]読売新聞よみうりしんぶん2010年ねん2月がつ13日にち [要よう検証けんしょう – ノート]
  54. ^ 複雑ふくざつ化かという“魔物まもの”に苦くるしむ トヨタ自動車とよたじどうしゃの大だい失態しったい、その奥底おくそこにあるもの 日経にっけいビジネスオンライン [要よう検証けんしょう – ノート]
  55. ^ 亀裂きれつが入はいった日本にっぽんの「品質ひんしつ神話しんわ」＜上うえ＞海外かいがい生産せいさん増加ぞうかで技術ぎじゅつ・品質ひんしつ管理かんりに弱点じゃくてん (2) 中央日報ちゅうおうにっぽう2010年ねん2月がつ3日にち [要よう検証けんしょう – ノート]
  56. ^ a b c トヨタは「犠牲ぎせい者しゃ」、カナダ紙し 米国べいこく益えきに沿そったもの 47news,2010年ねん2月がつ5日にち記事きじ [要よう検証けんしょう – ノート]
  57. ^ プリウスのブレーキ不具合ふぐあい、トヨタの「花形はながた車しゃ」にも暗くらい影かげ―中国ちゅうごくメディア Searchina2010年ねん2月がつ5日にち [要よう検証けんしょう – ノート]
  58. ^ 社説しゃせつ1 日本にっぽん製品せいひんの信頼しんらい左右さゆうするトヨタの対応たいおう(2/6)[リンク切きれ] NIKKEI NET [要よう検証けんしょう – ノート]
  59. ^ プリウス問題もんだい―遅おそすぎる全車ぜんしゃ修理しゅうりの判断はんだん Archived 2010年ねん2月がつ10日とおか, at the Wayback Machine. asahi.com [要よう検証けんしょう – ノート]
  60. ^ プリウス不具合ふぐあい 技術ぎじゅつへの過信かしんがなかったか（2月がつ6日にち付づけ・読売よみうり社説しゃせつ）[リンク切きれ] YOMIURI ONLINE [要よう検証けんしょう – ノート]
  61. ^ トヨタのリコール問題もんだい、国内こくないメディアの報道ほうどうでの扱あつかいは…？ Searchina [要よう検証けんしょう – ノート]
  62. ^ 反発はんぱつはアメリカの嫉妬しっと？ 石原いしはら都知事とちじ、トヨタリコールで発言はつげん Response. [要よう検証けんしょう – ノート]
  63. ^ しんぶん赤旗あかはた2010年ねん3月がつ7日にち記事きじ。走行そうこう中ちゅう 「ハンドル動うごかない」プリウス ユーザーが告発こくはつトヨタ こっそり修理しゅうりか。1回かい目め（09年ねん1月がつ） はモーター交換こうかん、2回かい目めはコンピュータの交換こうかんをした。[要よう検証けんしょう – ノート]
  64. ^ トヨタ批判ひはん「不公平ふこうへい」…生産せいさん拠点きょてんの米こめ4州しゅう知事ちじ[リンク切きれ] 読売新聞よみうりしんぶん2010年ねん2月がつ11日にち記事きじ [要よう検証けんしょう – ノート]
  65. ^ トヨタ叩はたきから一転いってん擁護ようごに NYタイムズ購入こうにゅう勧すすめる記事きじ J-CASTニュース [要よう検証けんしょう – ノート]
  66. ^ 2010年ねん2月がつ15日にちダイヤモンドオンライン。[9] [要よう検証けんしょう – ノート]
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  70. ^ a b [11]「トヨタ包囲ほうい網もうを絞しぼる米国べいこくの深謀しんぼう」2010年ねん3月がつ24日にちWEDGE [要よう検証けんしょう – ノート]
  71. ^ 委員いいん長ちょうはタウンズ。トヨタ事故じこ書類しょるい「計画けいかく的てき隠いんぺい」 米べい下院かいん委いが発表はっぴょう 共同きょうどう [要よう検証けんしょう – ノート]
  72. ^ Chairman Towns Hits Toyota for Lack of Disclosure 委員いいん会かいの声明せいめい [要よう検証けんしょう – ノート]
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  74. ^ [12]2010年ねん3月がつ4日にち47NEWS [要よう検証けんしょう – ノート]
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  76. ^ トヨタ、オイル漏もれの可能かのう性せいで160万まん台だいのホース無償むしょう交換こうかんロイター [要よう検証けんしょう – ノート]
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  79. ^ “プリウス急きゅう加速かそく問題もんだい、「トヨタを訴うったえないが、自分じぶんは不ふ良品りょうひんの犠牲ぎせい者しゃ」−米べい男性だんせい”. サーチナ. (2010年ねん3月がつ17日にち). https://web.archive.org/web/20100322202924/http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0317&f=business_0317_106.shtml 2011年ねん2月がつ5日にち閲覧えつらん。 
  80. ^ [13] 「欠陥けっかん隠かくして利益りえき」米べいオレンジ郡ぐん検事けんじ局きょく、トヨタを提訴ていそ」朝日新聞あさひしんぶん2010年ねん3月がつ13日にち [要よう検証けんしょう – ノート]
  81. ^ a b c d e [14] 米べいABCトヨタ車しゃ・急きゅう加速かそくのねつ造ぞう映像えいぞう、背後はいごに訴訟そしょうアドバイザーの影かげ？ （サーチナ2010/03/16） [要よう検証けんしょう – ノート]
  82. ^ 「米べいオートチャンネル・ドット・コム」2010年ねん3月がつ10日とおか記事きじ [要よう検証けんしょう – ノート]
  83. ^ ケイン社長しゃちょうは下院かいんで証言しょうげん予定よていと報道ほうどうされたが実現じつげんされていない。Addendum: Exclusion of Camry Deaths Hamper Later Investigations,Feb.17,2010[リンク切きれ] [要よう検証けんしょう – ノート]
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  89. ^ トヨタ車しゃ急きゅう加速かそくめぐる米べい集団しゅうだん訴訟そしょう、21人にんを主任しゅにん弁護士べんごしに指名しめい－初はつ審理しんり ブルームバーグ 2010年ねん5月がつ15日にち [要よう検証けんしょう – ノート]
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  93. ^ a b c d [16]「現代げんだい・起亜きあ自動車じどうしゃ、米べいでの評判ひょうばんが上昇じょうしょう「トヨタよりいい」」サーチナ2010年ねん5月がつ7日にち記事きじ [要よう検証けんしょう – ノート]
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  99. ^ [18]米国べいこく自動車じどうしゃサイトautoblog日本にっぽん版ばん、2010年ねん10月がつ6日にち記事きじ。 [要よう検証けんしょう – ノート]
  100. ^ トヨタが米べい当局とうきょくと和解わかい、追加ついか制裁せいさい金きん27億おく円えんで[リンク切きれ]読売新聞よみうりしんぶん 2010年ねん12月22日にち記事きじ [要よう検証けんしょう – ノート]
  101. ^ a b [19]J-castテレビウォッチ記事きじ2011/2/27 [要よう検証けんしょう – ノート]
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  103. ^ a b トヨタの悔くやしさ、NASAが晴はらす 中央日報ちゅうおうにっぽう 2011年ねん2月がつ10日とおか [要よう検証けんしょう – ノート]
  104. ^ 産経新聞さんけいしんぶん2011年ねん2月がつ9日にち記事きじ [要よう文献ぶんけん特定とくてい詳細しょうさい情報じょうほう][要よう検証けんしょう – ノート]
  105. ^ a b トヨタ問題もんだいは政治せいじ的てきヒステリー 米まい紙しが議会ぎかいを批 47NEWS 2011年ねん2月がつ10日とおか [要よう検証けんしょう – ノート]
  106. ^ a b “韓国かんこくでレクサスがリコールを実施じっし…「安全あんぜん運転うんてんに支障ししょう」＝韓国かんこく”. サーチナ. (2011年ねん11月28日にち). https://web.archive.org/web/20130314081914/http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1128&f=national_1128_066.shtml 2012年ねん2月がつ11日にち閲覧えつらん。 
  107. ^ トヨタ、940億おく円えんで和解わかい－急きゅう加速かそく巡めぐる米べい集団しゅうだん訴訟そしょうウォールストリートジャーナル 2012年ねん 12月 27日にち 09:08 JST [要よう検証けんしょう – ノート]
  108. ^ “トヨタ、「急きゅう加速かそく」問題もんだいめぐり1200億おく円えんを支払しはらいへ 過去かこ最大さいだいの罰金ばっきん額がく、他社たしゃも影響えいきょう懸念けねんか”. NewSphere. (2014年ねん3月がつ20日はつか). http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=3747098 2014年ねん4月がつ13日にち閲覧えつらん。 [リンク切きれ]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

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