中国ちゅうごく脅威きょういろん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん

中国ちゅうごく脅威きょういろん(ちゅうごくきょういろん,えい: China threat theory)とは、中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく覇権はけん主義しゅぎ他国たこくまたは世界せかいにとって重大じゅうだい脅威きょういになるとする言説げんせつ中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく経済けいざいてきおよび政治せいじてき成長せいちょうよわめる、米国べいこくによって策定さくていされたいわゆる「中国ちゅうごくふう政策せいさく」の過去かこまた現在げんざいおおきく影響えいきょうおよぼした。

冷戦れいせん中国ちゅうごく脅威きょういろん[編集へんしゅう]

ソ連それん脅威きょういろん中国ちゅうごく脅威きょういろん[編集へんしゅう]

日本にっぽんやアメリカにおいては1950年代ねんだいから1990年代ねんだい、つまり冷戦れいせんなか脅威きょういソビエト連邦れんぽうであった(ソ連それん脅威きょういろん[1][2]

1960ねんには日米にちべい安保あんぽ条約じょうやく締結ていけつ日米にちべい同盟どうめいによる安全あんぜん保障ほしょうはかられた。

1960年代ねんだいには中国ちゅうごく脅威きょういろん展開てんかいされ、日本にっぽん米国べいこくとも反共はんきょう主義しゅぎおよふう戦略せんりゃく展開てんかいされた[1]

一方いっぽうで1964ねん10がつ中国ちゅうごくはつかく実験じっけんおこなったが、当時とうじ米国べいこく態度たいどゆるやかなものであったといわれている[2]。これはちゅうあいだ対立たいりつがみられたからであり、ソ連それん決別けつべつした中国ちゅうごくかく米国べいこくたい戦略せんりゃくじょうにおいて牽制けんせいてき有利ゆうりはたらくだろうという目論見もくろみがあったためである[2]

ベトナム戦争せんそうではきたベトナム支援しえんする中国ちゅうごくみなみベトナム支援しえんするアメリカのあいだ当初とうしょ対立たいりつられた[1]。しかし、ベトナム戦争せんそう苦戦くせんいられていたアメリカはちゅう国境こっきょう紛争ふんそうソ連それんとの関係かんけい悪化あっかしていた中国ちゅうごく接近せっきん[1]。そのリチャード・ニクソン大統領だいとうりょう中国ちゅうごく訪問ほうもん衝撃しょうげき[1]て、1972ねんにちちゅう国交こっこう正常せいじょう実現じつげんした。

たい戦略せんりゃくという観点かんてんべいちゅう関係かんけいには利害りがい一致いっちられ、1970年代ねんだいまつからはアメリカが中国ちゅうごく兵器へいき軍事ぐんじ技術ぎじゅつ供与きょうよぐん近代きんだい協力きょうりょくした経緯けいいがある[2]

1980年代ねんだいソ連それん脅威きょういろんふたた台頭たいとうするが、ソビエト連邦れんぽう崩壊ほうかいによって終了しゅうりょうする。

ちゅう関係かんけい中国ちゅうごく脅威きょういろん[編集へんしゅう]

東西とうざい冷戦れいせん資本しほん主義しゅぎ社会しゃかい主義しゅぎイデオロギーてき対立たいりつであったが、社会しゃかい主義しゅぎこくとして中国ちゅうごくソ連それんがパートナーの関係かんけいにあったのは冷戦れいせん初期しょきみじか期間きかんである[2]

1960年代ねんだい初頭しょとうには中国ちゅうごくソ連それん対立たいりつ関係かんけいをはらんでおり、1962ねんにはしんなどで国境こっきょう紛争ふんそう頻繁ひんぱん発生はっせいしていた[2]

冷戦れいせん中国ちゅうごく脅威きょういろん[編集へんしゅう]

冷戦れいせん終結しゅうけつは、ならずもの国家こっか脅威きょういろんじられ、ひがしアジアにおいてはジョージ・W・ブッシュによって北朝鮮きたちょうせん名指なざされた[1]

中国ちゅうごく脅威きょういろん米国べいこく産業さんぎょう政策せいさく復活ふっかつ後押あとおししておりだい世界せかい大戦たいせん、75ねん以上いじょうつづいた「パクス・アメリカーナ」がべいちゅうハイテク冷戦れいせんにより存続そんぞくあやぶまれることで産業さんぎょう政策せいさく導入どうにゅう機運きうんたかめていることが指摘してきされている[3]

2000年代ねんだいにはテロリズム脅威きょういと“ならずもの国家こっか”の脅威きょういむすびつく一方いっぽうで、中国ちゅうごく脅威きょういろんふたた台頭たいとうした[1]西側にしがわ諸国しょこくでは近年きんねん[いつ?]中国ちゅうごく脅威きょういろんでは過去かこすうじゅうねん単位たんい軍事ぐんじりつたかさや不透明ふとうめいせい共産きょうさん主義しゅぎ国家こっかとしての報道ほうどう言論げんろん規制きせい国境こっきょうせん問題もんだい抑圧よくあつてき人権じんけん政策せいさく愛国あいこく主義しゅぎてき歴史れきし教育きょういく輸出ゆしゅつ拡大かくだいによる貿易ぼうえき摩擦まさつ甚大じんだい環境かんきょう破壊はかい資源しげんかことうから今後こんご中国ちゅうごく周辺しゅうへん諸国しょこくまた地球ちきゅう規模きぼでの脅威きょういとなっていくとする見方みかたで、この論説ろんせつは、日本にっぽん台湾たいわん米国べいこくオーストラリアベトナムインドなどで展開てんかいされている。またべいちゅう冷戦れいせんとともに言及げんきゅうされることがある。

沖ノ鳥島おきのとりしま
中国ちゅうごく輸入ゆにゅう原油げんゆの80%がマラッカ海峡かいきょう経由けいゆである(2004ねんげんざい)。

21ねん連続れんぞく2けたぞう急増きゅうぞうする軍事ぐんじ[4]軍事ぐんじ内訳うちわけ不透明ふとうめいせい兵器へいき人員じんいん実態じったい不透明ふとうめいせいかく戦力せんりょく充実じゅうじつ日本にっぽん沖ノ鳥島おきのとりしまにおける排他はいたてき経済けいざい水域すいいき否定ひてい数々かずかず示威じい行為こうい人工じんこう衛星えいせい破壊はかいアメリカ海軍かいぐん原子力げんしりょく空母くうぼ至近しきんでの潜水せんすいかん浮上ふじょう日本にっぽん領海りょうかい侵犯しんぱん排他はいたてき経済けいざい水域すいいきでの無断むだん調査ちょうさ台湾たいわん近海きんかいでのミサイル演習えんしゅう)により、中国ちゅうごく脅威きょういろん展開てんかいされている。2006ねんアメリカ国防総省こくぼうそうしょう年次ねんじ報告ほうこくしょでは、軍事ぐんじ増大ぞうだいなどを背景はいけいに「周辺しゅうへん諸国しょこくへの潜在せんざいてき脅威きょういになっている」とべている。

経済けいざい大国たいこくとして「世界せかい工場こうじょう」とばれる中国ちゅうごく廉価れんか製品せいひん輸出ゆしゅつによって他国たこく現地げんち産業さんぎょう圧迫あっぱくしているという脅威きょういろんもある。

この輸出ゆしゅつ攻勢こうせい背景はいけいには外資がいし誘致ゆうちによる工場こうじょう乱立らんりつやす人件じんけんほかに、中国ちゅうごく当局とうきょく固定こてい相場そうばせいによって人民元じんみんげ輸出ゆしゅつ有利ゆうりになるよう誘導ゆうどうしている背景はいけいがあり、人民元じんみんげ変動へんどう相場そうばせいへの転換てんかん圧力あつりょくにもなっている(人民元じんみんげ改革かいかく参照さんしょう)。

中国ちゅうごくは10おくえる人口じんこうかかえていること、エネルギー効率こうりつわるいことから石油せきゆひとし地下ちか資源しげん確保かくほ積極せっきょくてきなため、あらたな脅威きょういろん要因よういんとなっている。2005ねんには米国べいこく大手おおて石油せきゆ会社かいしゃユノカル中国ちゅうごく企業きぎょう中国ちゅうごく海洋かいよう石油せきゆそう公司こうしによる買収ばいしゅう騒動そうどうアメリカ議会ぎかい上院じょういん法案ほうあんすほどの事態じたい発展はってんした。

このほか中国ちゅうごくからの移民いみん世界せかい各国かっこく摩擦まさつんでいる。

ふるくから東南とうなんアジア諸国しょこくなどでは華僑かきょうくに政治せいじ経済けいざいおおきな影響えいきょうりょくゆうしており、近年きんねんでは欧米おうべい日本にっぽんへの移民いみん急増きゅうぞうにより、各地かくちチャイナタウン形成けいせいされるなど、存在そんざいかんしている。

中国ちゅうごく軍事ぐんじてき脅威きょういとして中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんによるサイバーテロろんじられもする。ニューヨーク・タイムズは、ダライ・ラマ14せいのコンピューターなど、103かこく政府せいふ個人こじんのコンピューターが、おも中国ちゅうごくからのサイバー攻撃こうげきけていたとほうじた[5]

またF-35戦闘せんとう機密きみつ情報じょうほうにアクセスしようというサイバー攻撃こうげきがあったことを、アメリカ空軍くうぐん発表はっぴょうしている[6]

2010ねんには米国べいこく調査ちょうさ機関きかん中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんりくすい信号しんごう部隊ぶたいによるサイバー攻撃こうげき事例じれい発表はっぴょうした[7]

2012ねん3月11にちサンデー・タイムズは、中国ちゅうごくのハッカーがF-35戦闘せんとうのデータをぬすすため、BAEシステムズのコンピューターに侵入しんにゅうしていたとほうじた[8]

くにべつ反応はんのう[編集へんしゅう]

日本にっぽん[編集へんしゅう]

東シナ海ひがししなかい

近年きんねん中国ちゅうごくにおける急増きゅうぞうつづける軍事ぐんじについて、識者しきしゃ中心ちゅうしん軍事ぐんじてき脅威きょういとなえられている。

中国ちゅうごく軍事ぐんじは1989年度ねんどから21ねん連続れんぞく2けたぞうといういきおいで増加ぞうかしており、その予算よさん内訳うちわけ明確めいかくしめされたことはない。

また装備そうび取得しゅとく開発かいはつ戦略せんりゃくロケット部隊ぶたい人民じんみん武装ぶそう警察けいさつ予算よさん軍事ぐんじ予算よさんふくまれておらず、実態じったい公表こうひょうされている予算よさんの3ばいがくになるという指摘してきもなされており、2005ねん8ちょうえん同年どうねんロシア6.5ちょうえん)2006ねん10ちょうえん、2007ねん14ちょうえん見込みこまれており、これにしたがうならば軍事ぐんじ支出ししゅつでは世界せかい2で、国際こくさい関係かんけいじょうきゅうソ連それんめていた地位ちいちかづきつつある[9]

2008ねん3がつ4にちきょうおんばしら報道ほうどうかんは、中国ちゅうごくの2008年度ねんど(1 - 12月)国防こくぼう予算よさん前年度ぜんねんど実績じっせき17.6%ぞうの4,177おくげんやく6ちょう600おくえん)にのぼることをあきらかにした[10]

上記じょうきとお研究けんきゅう開発かいはつなどをふく実際じっさい軍事ぐんじはさらにおおきいとみられるが、公表こうひょうがくにおいてもフランス上回うわまわり、米国べいこくイギリス世界せかい3軍事ぐんじになった公算こうさんおおきい。

かくおよびミサイル配備はいび[編集へんしゅう]
DF-21の射程しゃていあかせん

中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐんロケットぐんのミサイル発射はっしゃ基地きちについては軍事ぐんじ機密きみつのため公開こうかいされてこなかったが、1980年代ねんだい一部いちぶ公開こうかいされ、すべてではないが一定いってい程度ていど公開こうかいされている。

中国ちゅうごく核弾頭かくだんとう搭載とうさい可能かのう中距離ちゅうきょり弾道だんどうミサイルDF-21とDF-3をはじめ日本にっぽん射程しゃていないおさめている。

もと海上かいじょう自衛隊じえいたいだい5航空こうくうぐん司令しれい川村かわむらじゅん彦は中国ちゅうごくのミサイルやく800のうちやく100日本にっぽん照準しょうじゅんとしていると発言はつげんしている(2006ねん時点じてん)[11]

また中国ちゅうごくぐん台湾たいわん照準しょうじゅんわせたミサイルを2005ねんから2006ねんにかけて710から790増強ぞうきょうしている[12]

以下いか日本にっぽん射程しゃていないとしているものとして推定すいていされる基地きちについてしる[13]

中国ちゅうごく国防こくぼう観点かんてんからは、日本にっぽん韓国かんこく台湾たいわんフィリピン、およびそれらかく地域ちいき駐留ちゅうりゅうアメリカぐん、およびアメリカ本土ほんどまでを射程しゃていにいれている[14]

  • 瀋陽しんよう基地きちだい51基地きち、96101部隊ぶたい):遼寧りょうねいしょう瀋陽しんよう。1990年代ねんだいはじめに吉林きつりんしょうどおりから移転いてん東風こち3ごう東風こち21ごう装備そうび
  • だい806しるべだんたび(96111部隊ぶたい):陝西せんせいしょうかんじょう : 標的ひょうてき:アメリカ[13]東風こち31ごう配備はいび
  • だい810しるべだんたび(96113部隊ぶたい):大連たいれんきむしゅう : 標的ひょうてき : 日本にっぽん韓国かんこく[13]東風こち3ごう配備はいび
  • だい816しるべだんたび(96115部隊ぶたい):吉林きつりんしょうつう : 標的ひょうてき : 日本にっぽん[13]DF東風こち15配備はいび
  • だい822しるべだんたび(96117部隊ぶたい):山東さんとうしょう萊蕪 : 標的ひょうてき : 日本にっぽん[13]。2000ねん編成へんせい東風こち21ごう配備はいび
  • 皖南基地きちだい52基地きち、96151部隊ぶたい):安徽あんきしょう稽嶺やま東風こち3ごう東風こち21ごう東風こち15ごう東風こち11ごう東風こち18ごう装備そうび
  • だい807しるべだんたび(96161部隊ぶたい):安徽あんきしょう池州いけす : 標的ひょうてき : 台湾たいわん[13]東風こち21ごう配備はいび
  • だい811しるべだんたび(96163部隊ぶたい):安徽あんきしょう祁門 : 標的ひょうてき : 台湾たいわん
  • だい815しるべだんたび(96165部隊ぶたい):江西えにししょう楽平よしひら : 標的ひょうてき : 台湾たいわん
  • だい817しるべだんたび(96167部隊ぶたい):福建ふっけんしょう永安えいあん : 標的ひょうてき : 台湾たいわん
  • だい818しるべだんたび(96169部隊ぶたい):広東かんとんしょううめしゅう : 標的ひょうてき : 台湾たいわん
  • だい819しるべだんたび(96162部隊ぶたい):江西えにししょう贛州 : 標的ひょうてき : 台湾たいわん
  • だい820しるべだんたび(96164部隊ぶたい):浙江せっこうしょうきむはな : 標的ひょうてき : 台湾たいわん
  • だい801しるべだんたび(96261部隊ぶたい):河南かなんしょう霊宝れいほう : 標的ひょうてき:アメリカ[13]
  • だい804しるべだんたび(96263部隊ぶたい):河南かなんしょう欒川 : 標的ひょうてき:アメリカ
  • だい813しるべだんたび(96265部隊ぶたい):河南かなんしょう南陽なんよう : 標的ひょうてき:アメリカ
  • 湘西基地きちだい55基地きち、96301部隊ぶたい):湖南こなんしょうふところ東風こち4ごう東風こち5ごう装備そうび東風こち31ごう
  • だい803しるべだんたび(96311部隊ぶたい):湖南こなみしょうやすししゅう : 標的ひょうてき:アメリカ
  • だい805しるべだんたび(96313部隊ぶたい):湖南こなみしょうどおりどう : 標的ひょうてき:アメリカ
  • だい814しるべだんたび(96315部隊ぶたい):湖南こなみしょう会同かいどう : 標的ひょうてき:アメリカ
  • だい824しるべだんたび(96317部隊ぶたい):湖南こなみしょう洞口ほらぐち : 標的ひょうてき日本にっぽん台湾たいわん[13]
  • ? 湖南こなんむべはるしん営区 : 標的ひょうてき日本にっぽん台湾たいわん[13]
空軍くうぐん近代きんだい[編集へんしゅう]
Su-27 フランカー

従来じゅうらい中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん空軍くうぐんは3,000J-6戦闘せんとう中国ちゅうごくせいMiG-19)を保有ほゆうしていた。J-6は日本にっぽん空襲くうしゅうできるまでの航続こうぞく性能せいのういため日本にっぽん国防こくぼううえ脅威きょういではなかったが、1990年代ねんだいまつからこれら旧式きゅうしき寿命じゅみょう更新こうしんむかえると、Su-27がロシアからの輸入ゆにゅう/ライセンス生産せいさん方式ほうしき量産りょうさんされはじめ、さらに2006ねんからは中国ちゅうごく国産こくさんJ-10年産ねんさん50程度ていど量産りょうさんはじまった。

これら新型しんがた導入どうにゅうにより、中国ちゅうごく空軍くうぐん戦闘せんとう世代せだい一気いっきに2世代せだい新型しんがたになってわりはじめ、航空こうくう自衛隊じえいたい航空こうくう戦力せんりょくいつきつつある。

新型しんがた戦闘せんとうおおくが上海しゃんはい周辺しゅうへんから沖縄おきなわ/九州きゅうしゅうまた北朝鮮きたちょうせん租借そしゃくから日本海にほんかい沿岸えんがん空襲くうしゅうできる航続こうぞく性能せいのうっており、一部いちぶ東京とうきょう空襲くうしゅうさえ可能かのうとなった。

また、にちちゅうあいだ海域かいいき航空こうくうシミュレーションでも、アメリカ空軍くうぐん本格ほんかく来援らいえんまでは中国ちゅうごくがわ優勢ゆうせいめる可能かのうせいたかい。

これら中国ちゅうごく空軍くうぐん近代きんだいにより自衛隊じえいたいさい編成へんせいにも影響えいきょうおよぼしている。

将来しょうらいてきには、中国ちゅうごく空軍くうぐん日本にっぽん航続こうぞく距離きょりとど戦闘せんとう2,400保有ほゆうすることになるとられている[15]

こうした状況じょうきょうにもかかわらず、当時とうじ小泉こいずみ政権せいけん歳出さいしゅつ削減さくげんのため、戦闘せんとう定数ていすうを300から260削減さくげんした。

空自くうじは「りょう」を「しつ」でおぎなうために、寿命じゅみょうむかえるF-4EJあらため代替だいたいさい新鋭しんえいF-22ステルス戦闘せんとう導入どうにゅう切望せつぼうしているが、F-22は最先端さいせんたん技術ぎじゅつかたまりであるため、2007ねん7がつ25にち米国べいこく下院かいん歳出さいしゅつ委員いいんかい禁輸きんゆ措置そち継続けいぞく決定けっていされた。

中国ちゅうごく空軍くうぐん近代きんだい象徴しょうちょうする事件じけんひとつとして、2011ねん8がつ中旬ちゅうじゅんごろに中国ちゅうごく空軍くうぐんのSu-27もしくはSu-30東シナ海ひがししなかいにちちゅうちゅうあいだせんえ、海上かいじょう自衛隊じえいたい情報じょうほう収集しゅうしゅう追尾ついびしたことがげられる。

ちゅうあいだせんより日本にっぽんがわで、中国ちゅうごくがわによる威嚇いかく行為こういおこなわれたのはこれがはじめてである。尖閣諸島せんかくしょとうちかづかれるおそれがあると判断はんだんした航空こうくう自衛隊じえいたいが、那覇なは基地きちF-15J戦闘せんとうスクランブル発進はっしんさせると中国ちゅうごくぐん戦闘せんとうかえした[16]

海軍かいぐん近代きんだい[編集へんしゅう]
巡航じゅんこうミサイル打撃だげきりょく[編集へんしゅう]

ロシアから輸入ゆにゅうした12せき(877EKMがた2せき・636がた2せき・636Mがた8せき、636がたと636Mがたあらためキロきゅう)のキロきゅう潜水せんすいかんうち、636Mがた8せきがロシアせいGPSGLONASS誘導ゆうどうの3M-54E1(たいかん)/3M-14E(対地たいち巡航じゅんこうミサイル潜水艦せんすいかん発射はっしゃがたクラブS」の運用うんよう能力のうりょくがあるとされる。

これは144はつ巡航じゅんこうミサイルで、自衛隊じえいたい指揮しき通信つうしん設備せつび航空こうくう基地きち固定こていレーダーサイト陸上りくじょう自衛隊じえいたい補給ほきゅうしょ石油せきゆ備蓄びちく攻撃こうげき可能かのう戦力せんりょくである。

そうがたもとかた潜水せんすいかんかんがた原子力げんしりょく潜水せんすいかん・そのほとんどの水上すいじょうかんJH-7A攻撃こうげきH-6爆撃ばくげき装備そうびYJ-8たいかんミサイル対地たいち攻撃こうげきがたく、たいかん攻撃こうげきがただけだった。しかし対地たいちがたYJ-85巡航じゅんこうミサイルが航空機こうくうき配備はいびされるにおよんで、これの艦載かんさいよう中国ちゅうごく海軍かいぐん艦艇かんていにも装備そうびされれば、巡航じゅんこうミサイル同時どうじ投射とうしゃ能力のうりょくすうひゃく-1,000ほん前後ぜんこう激増げきぞうすることになり、日本にっぽん国防こくぼうじょう懸念けねんされている。

揚陸ようりく艦隊かんたい増強ぞうきょう[編集へんしゅう]
071がた揚陸ようりくかん

従来じゅうらいは、中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん陸軍りくぐん兵力へいりょく160まんにん戦車せんしゃ7,100りょう)の規模きぼ陸上りくじょう自衛隊じえいたい兵力へいりょく16まんにん戦車せんしゃ900りょう)を上回うわまわっていても、中国ちゅうごく海軍かいぐん揚陸ようりくかんかずすくなかったので日本にっぽん国防こくぼうじょうたいして問題もんだいではなかった。

しかし、中国ちゅうごく台湾たいわん(24まんにん戦車せんしゃ900りょう)を武力ぶりょく併合へいごうできる軍事ぐんじ能力のうりょくるため、きゅうピッチでドックがた揚陸ようりくかん量産りょうさんし、 揚陸ようりく艦隊かんたい増強ぞうきょうはかっている。

2005ねん時点じてん戦車せんしゃ225りょう歩兵ほへい3まんにん輸送ゆそう出来でき体制たいせいで、輸送ゆそう能力のうりょくはロシアをいて世界せかい2になった。

2010ねん7がつ1にちより施行しこうされた国防こくぼう動員どういんほうにより、有事ゆうじさい輸送ゆそう揚陸ようりく使用しようする目的もくてきでの民間みんかん船舶せんぱく徴用ちょうよう可能かのうになった。

2015ねんにはべい太平洋たいへいよう揚陸ようりく艦隊かんたい互角ごかく戦車せんしゃ425りょう歩兵ほへい4まんにんを1往復おうふく輸送ゆそうできる揚陸ようりく艦隊かんたいち、3-4往復おうふく台湾たいわん征服せいふくするのに必要ひつよう戦車せんしゃ1,300りょう歩兵ほへい16まんにん輸送ゆそう可能かのうになるとられている。

空母くうぼ艦隊かんたい[編集へんしゅう]

きゅうソ連それん/ウクライナ航空こうくう母艦ぼかんヴァリャーグ」を購入こうにゅう建造けんぞう再開さいかいして2012ねんに「遼寧りょうねい」として就役しゅうえきさせた。

中国ちゅうごく海軍かいぐんは2010-2017ねんに65,000t通常つうじょう動力どうりょく大型おおがた空母くうぼを3せき、2015-2022ねんに10まんt原子力げんしりょく空母くうぼ3せき建造けんぞうし、旧式きゅうしきフリゲートかん40せきを3-4目標もくひょう同時どうじ処理しょり能力のうりょくった防空ぼうくうフリゲふりげト艦とかん36せき更新こうしん予定よていである。

また艦載かんさい戦闘せんとう潜水せんすいかん各種かくしゅ戦闘せんとう艦艇かんていなどをロシアから大量たいりょう購入こうにゅうちゅうである。

だいいち列島れっとうせん領海りょうかいかんして[編集へんしゅう]

接近せっきん阻止そし領域りょういき拒否きょひ構想こうそうのもと、2020ねんにはだいいち列島れっとうせんだい列島れっとうせん以内いない制海権せいかいけん確保かくほ目指めざしているといわれている[よう出典しゅってん]

度重たびかさなる示威じい行為こうい中国ちゅうごく脅威きょういろん助長じょちょうする一因いちいんとなっている[よう出典しゅってん]

実際じっさい中国ちゅうごく原子力げんしりょく潜水せんすいかん日本にっぽん領海りょうかい侵犯しんぱんをしたり(かんきゅう原子力げんしりょく潜水せんすいかん領海りょうかい侵犯しんぱん事件じけん)、中国ちゅうごくぐん艦艇かんてい日本にっぽん排他はいたてき経済けいざい水域すいいき度重たびかさなる無断むだん調査ちょうさおこなったりするなど、日本にっぽんへの挑発ちょうはつ行為こういかえしている。また、尖閣諸島せんかくしょとう領有りょうゆうけん主張しゅちょうし、みずからの排他はいたてき経済けいざい水域すいいきにちちゅうちゅうあいだせんおおきくえた沖縄おきなわトラフまでであると主張しゅちょうし、沖ノ鳥島おきのとりしま日本にっぽん領有りょうゆう否定ひていするなども日本にっぽんがわ警戒けいかいしん喚起かんきしている。

また、琉球りゅうきゅう独立どくりつ運動うんどう標榜ひょうぼう中国ちゅうごく利用りようする危険きけんせいを、青山あおやましげるはれ複数ふくすう政治せいじ専門せんもん指摘してきしている。

中国ちゅうごくがわからて、沖縄おきなわけん周辺しゅうへん中国ちゅうごく海軍かいぐん太平洋たいへいようへの出口でぐちであり、べい原子力げんしりょく潜水せんすいかん中国ちゅうごく巡航じゅんこうミサイル攻撃こうげきをしたり、べい空母くうぼ近寄ちかよってくるのをふせ前線ぜんせん飛行場ひこうじょうとして、韓国かんこく/台湾たいわん海上かいじょう封鎖ふうさするためのたいかんミサイル設置せっち区域くいきとして、またアメリカぐん使用しようした場合ばあい台湾たいわん/上海しゃんはい空爆くうばく拠点きょてんとしてきわめて重要じゅうよう要衝ようしょうである[よう出典しゅってん]

日本にっぽん民主党みんしゅとう沖縄おきなわ2000まんにんステイ構想こうそう移民いみんではない)は保守ほしゅそうから批判ひはんされた[よう出典しゅってん]

さらに日本にっぽんがわ抗議こうぎにもかかわらずにちちゅうちゅうあいだせんをまたぐかたち海底かいていガス開発かいはつちゅうで、にちちゅうあいだ懸案けんあん事項じこうとなっている。

首相しゅしょう中国ちゅうごく牽制けんせい発言はつげん[編集へんしゅう]

2010ねん10月24にち自衛隊じえいたい中央ちゅうおう観閲かんえつしき出席しゅっせきしたかん直人なおと総理そうり大臣だいじんは、「軍事ぐんじりょく近代きんだいすすめ、海洋かいようにおける活動かつどう活発かっぱつさせている中国ちゅうごくにみられるように(情勢じょうせいは)きびしさをしている」と中国ちゅうごく強大きょうだいについてはじめて名指なざしで言及げんきゅうした[17]

その[編集へんしゅう]

実際じっさいにこれらの事例じれいから中国ちゅうごく忌避きひし、東南とうなんアジア国内こくない回帰かいきする企業きぎょう[どこ?]たない。

また労働ろうどうしゃからは中国人ちゅうごくじん仕事しごとうばわれてしまうという意味いみで、脅威きょういろんとはわないまでも否定ひていてき意味いみとらえられることが多々たたある。

米国べいこく[編集へんしゅう]

  • 貿易ぼうえき摩擦まさつ背景はいけいとした産業さんぎょうかいあつりょくにより、アメリカ政府せいふ中国ちゅうごくたいして人民元じんみんげ圧力あつりょくつよめている。

また、上述じょうじゅつアメリカ国防総省こくぼうそうしょう報告ほうこくしょにもあるとおり、軍事ぐんじめんでも警戒けいかいするこえつよまっている。人工じんこう衛星えいせい破壊はかい実験じっけん演習えんしゅうちゅう米国べいこく空母くうぼ至近しきんでの潜水せんすいかん浮上ふじょうなどアメリカにたいする示威じい行為こうい目立めだつようになり、アメリカ議会ぎかいなどで度々たびたび話題わだいとなっている[よう出典しゅってん]

  • また、中華ちゅうかイージスかんとも渾名あだなされるあららぎしゅうきゅう駆逐くちくかんは、20年間ねんかんにわたりアメリカ海軍かいぐんから情報じょうほうぬすしていたチー・マック(むぎ大智たいち)ら中国ちゅうごくけいアメリカじん4にんのもたらした技術ぎじゅつ情報じょうほうもとづいて開発かいはつされたことわかっており、おおきな問題もんだいとなった[19]
  • リチャード・アーミテージ国際連合大学こくさいれんごうだいがくウ・タントホールで2006ねん6がつ27にちおこなわれた講演こうえんで、米国べいこく一極いっきょくちょう大国たいこく時代じだいは2020ねん以降いこう確実かくじつになる可能かのうせいがあるとべた[20]
  • 2011ねん11月9にちアメリカ国防総省こくぼうそうしょうは「エアシー・バトル」(そらうみ戦闘せんとう)とばれる特別とくべつ部局ぶきょく創設そうせつ中国ちゅうごく軍拡ぐんかくたいするあらたなたいちゅう戦略せんりゃく構築こうちくしていることがあきらかとなった。この構想こうそうには中国ちゅうごく以外いがいくに対象たいしょうはいっていないとアメリカがわ事実じじつじょうみとめており、あるべい政府せいふ高官こうかんは「このしん戦略せんりゃく米国べいこくたいちゅう軍事ぐんじ態勢たいせい東西とうざい冷戦れいせんスタイルへとえる重大じゅうだい転換てんかんてんとなる」とべた[21]
中国ちゅうごく高官こうかんによるかく攻撃こうげき発言はつげん[編集へんしゅう]

1995ねん人民じんみん解放かいほうぐんふくそう参謀さんぼうちょうくまこう中将ちゅうじょうが「もし米国べいこく台湾たいわん介入かいにゅうしたら、中国ちゅうごくかくミサイルロサンゼルス破壊はかいする。米国べいこく台北たいぺいよりロサンゼルスを心配しんぱいしたほうがよい」として、台湾たいわん海峡かいきょうでの武力ぶりょく紛争ふんそう米国べいこく介入かいにゅうした場合ばあい中国ちゅうごくはロサンゼルスにたいしてかく攻撃こうげきする可能かのうせいがあると表明ひょうめいした[22]

なお、中国ちゅうごく伝統でんとうてきに1964ねんからかく先制せんせい使用しよう自国じこくかく戦略せんりゃくとしてきた[23]。しかし2005ねん7がつ14にち国防こくぼう大学だいがく教授きょうじゅ中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん少将しょうしょうしゅしげるとらは「(中国ちゅうごく一貫いっかんして)核兵器かくへいき先制せんせい使用しよう」は軍事ぐんじ戦略せんりゃく基本きほん方針ほうしんであり、非核ひかく通常つうじょう兵器へいきによる戦争せんそうになっても、さき核兵器かくへいき使用しようしないと宣言せんげんしてきたが、「核兵器かくへいき先制せんせい使用しよう」は「非核ひかくくにとの戦争せんそうにのみ適用てきようされる原則げんそくだ」「このたね方針ほうしんはよくわる」と明言めいげんした[24]

2011ねんまでの中国ちゅうごく国防こくぼう白書はくしょには「中国ちゅうごくは、いつ、いかなる状況じょうきょうであっても、核兵器かくへいき先制せんせいてき使用しようしない」と核保有かくほゆうこく唯一ゆいいつかく先制せんせい使用しよう表明ひょうめいしていたが、2013ねんから記述きじゅつ削除さくじょされた[25]

しゅしげるとら発言はつげん(2005ねん)[編集へんしゅう]

2005ねん7がつ14にちに、国防こくぼう大学だいがく教授きょうじゅ中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん少将しょうしょうしゅしげるとら香港ほんこんウォール・ストリート・ジャーナルフィナンシャル・タイムズなど各国かっこく報道ほうどう機関きかんまえに、アメリカ台湾たいわん有事ゆうじ介入かいにゅうした場合ばあい中国ちゅうごくかく戦争せんそうさないと発言はつげんした[よう出典しゅってん]発言はつげん以下いかとおり。

我々われわれ中国ちゅうごく)は核兵器かくへいき先制せんせい攻撃こうげきにより中国ちゅうごく以外いがい人口じんこうらすととも自民じみんぞく温存おんぞんさせることちからそそぐべきで、このかく戦争せんそうひゃくねんあまりの屈辱くつじょくちた歴史れきし清算せいさん未来永劫みらいえいごうこの地球ちきゅう支配しはいするようるだろう。世界せかい人口じんこう無制限むせいげん迅速じんそく増加ぞうかしている。今世紀こんせいきちゅう爆発ばくはつてき増加ぞうか極限きょくげん到達とうたつするはずだ。しかし地球ちきゅうじょう資源しげん有限ゆうげんなのだから、かく戦争せんそうこそ人口じんこう問題もんだい解決かいけつするもっとも有効ゆうこうはや方法ほうほうである。中国ちゅうごく政府せいふ全力ぜんりょく核兵器かくへいき開発かいはつんでおり、じゅうねん以内いないには地球ちきゅうじょう半数はんすう以上いじょう人口じんこう消滅しょうめつさせるだけの核兵器かくへいき装備そうびすることが可能かのうである。中国ちゅうごく西安しーあん以東いとうぜん都市とし焦土しょうどとなること覚悟かくごしている。米国べいこくすうひゃく都市とし破壊はかいされること覚悟かくごしなければならない」

「もしアメリカが中国ちゅうごく台湾たいわんとの軍事ぐんじ紛争ふんそう介入かいにゅうし、ミサイルや誘導ゆうどう兵器へいき中国ちゅうごく領土りょうどない標的ひょうてきけて発射はっしゃすれば、中国ちゅうごく核兵器かくへいき反撃はんげきする。現在げんざい軍事ぐんじバランスでは中国ちゅうごくはアメリカにたいする通常つうじょう兵器へいきでの戦争せんそうたたか能力のうりょくはないからだ」

「アメリカが中国ちゅうごく本土ほんど以外いがい中国ちゅうごくぐん航空機こうくうき艦艇かんてい通常つうじょう兵器へいき攻撃こうげきする場合ばあいでも、中国ちゅうごくがわからのアメリカ本土ほんどかく攻撃こうげき正当せいとうされる。(アメリカによる攻撃こうげき結果けっか)、中国ちゅうごくがわ西安しーあん以東いとうのすべての都市とし破壊はかい覚悟かくごせねばならない。しかしアメリカもすうひゃく都市とし中国ちゅうごくがわによる破壊はかい覚悟かくごせねばならない」

— しゅしげるとら、2005ねん7がつ14にち[26][24]

韓国かんこく[編集へんしゅう]

  • 中国ちゅうごく政府せいふ2006ねん9月14にち韓国かんこく総合そうごう海洋かいよう科学かがく基地きち設置せっちしているはなれ於島おじま韓国かんこく領土りょうどとしてみとめられないとの見解けんかいしめした。さらには中国ちゅうごく国内こくないはなれ於島おじま中国ちゅうごくりょうにしようとする民間みんかん団体だんたい岩礁がんしょうはなれ於島おじま中国ちゅうごくめい保衛やすえ協会きょうかい」の結成けっせいすすめられている。また、白頭山はくとうさん間島まじまかんしても領土りょうどてき摩擦まさつ発生はっせいしている[よう出典しゅってん]
  • 歴史れきし認識にんしきでも高句麗こうくりめぐっての認識にんしきちがいが存在そんざいする。
  • 2007ねんからは、成長せいちょういちじるしい大国たいこく中国ちゅうごくと、大国たいこくである日本にっぽんとのあいだはさまれた韓国かんこくはこの2つのくに経済けいざいてき軍事ぐんじてき従属じゅうぞくする立場たちば転落てんらくするのではないかという「サンドイッチろん」という主張しゅちょうが『中央日報ちゅうおうにっぽう』などの主要しゅようるようになっている[27][28]
  • 2017ねん4がつ6にちフロリダしゅうべいちゅう首脳しゅのう会談かいだんおこなわれたが、そのさい中国ちゅうごく習近ひらたそう書記しょき国家こっか主席しゅせき)が「朝鮮半島ちょうせんはんとう中国ちゅうごく一部いちぶだった」と発言はつげんしたことをアメリカドナルド・トランプ大統領だいとうりょうあきらかにした[29][30]。ドナルド・トランプ大統領だいとうりょうは、「習近ひら主席しゅせき中国ちゅうごく朝鮮半島ちょうせんはんとう歴史れきしについてはなした。かずせんねん歴史れきしすうおおくの戦争せんそうについて。朝鮮ちょうせんじつ中国ちゅうごく一部いちぶだった」「朝鮮ちょうせん実際じっさい中国ちゅうごく一部いちぶだった(Korea actually used to be a part of China)」「習主席しゅせきから中国ちゅうごく韓国かんこく歴史れきしについていた。北朝鮮きたちょうせんではなくかん半島はんとう全体ぜんたいはなしだった。(中国ちゅうごく韓国かんこくには) すうせんねん歳月さいげつあいだおおくの戦争せんそうがあった」「(習主席しゅせき歴史れきし講義こうぎを)10分間ふんかんいて(北朝鮮きたちょうせん問題もんだいが)容易よういではないことをさとった」とかたった[29][30]。これにたいして、韓国かんこく保守ほしゅから「(中国ちゅうごくは)実際じっさい手段しゅだん方法ほうほう関係かんけいなく隣国りんごくたいする覇権はけん追求ついきゅうしてきた。習主席しゅせき米国べいこくのトランプ大統領だいとうりょうに『かん半島はんとう中国ちゅうごく一部いちぶだった』という妄言ぼうげんまでくちにした。それがかれらの本心ほんしんだ。中国共産党ちゅうごくきょうさんとうと習主席しゅせきはその属性ぞくせいからして覇権はけん追求ついきゅうし、暴力ぼうりょくてきかつはん民主みんしゅてきはん人権じんけんてきだ」という露骨ろこつ中国ちゅうごく脅威きょういろんている[31]

台湾たいわん[編集へんしゅう]

南シナ海みなみしなかい
  • 中国ちゅうごく台湾たいわん独立どくりつ宣言せんげんするなら武力ぶりょくってこれを鎮圧ちんあつ併合へいごうすると公言こうげんしていることから、とく本省ほんしょうじんあいだでは軍事ぐんじてき中国ちゅうごく重大じゅうだい脅威きょういとらえている。現実げんじつ中国ちゅうごく台湾たいわんへの武力ぶりょく攻撃こうげき念頭ねんとういたはん分裂ぶんれつ国家こっかほう制定せいていするなど、軍事ぐんじてき圧力あつりょくててはいない。また、1996ねん台湾たいわんはつ民選みんせん総統そうとう選挙せんきょで、親日しんにち台湾たいわん独立どくりつ傾向けいこうつよ登輝とうき優勢ゆうせいると、台湾たいわん近海きんかいでミサイル演習えんしゅう実行じっこうしあからさまな軍事ぐんじ圧力あつりょくくわえたこともあった[よう出典しゅってん]
  • 現在げんざい台湾たいわんでは中国ちゅうごくとの戦争せんそう忌避きひしたいがために台湾たいわん独立どくりつには否定ひていてき現状げんじょう維持いじのぞんでいる国民こくみん大半たいはんめているとされる。2003ねんさんつうはじまって以降いこう言語げんごがほぼおなごとから経済けいざいてき交流こうりゅうすすんでおり、とく台湾たいわん企業きぎょう中国ちゅうごく進出しんしゅつ近年きんねんいちじるしい。経済けいざいめんから中国ちゅうごく本土ほんどとの関係かんけいってもれないものになってきており、中国ちゅうごく併呑へいどんされるという危機ききかんもあるが、全体ぜんたいてきれば経済けいざいてきめんでの脅威きょういろん下火したびになってきている。

オーストラリア[編集へんしゅう]

  • オーストラリア政府せいふは2009ねん防衛ぼうえい白書はくしょ「アジア・太平洋たいへいよう時代じだい豪州ごうしゅう防衛ぼうえい」において中国ちゅうごく海軍かいぐんりょく増強ぞうきょうれ、中国ちゅうごくふくアジア太平洋たいへいよう地域ちいきでの軍拡ぐんかく競争きょうそう対抗たいこうするため、海軍かいぐん中心ちゅうしんにして2030年度ねんどまでに大幅おおはば軍備ぐんび増強ぞうきょうおこな計画けいかく発表はっぴょうした[32]
  • オーストラリア政府せいふは、日本にっぽん同様どうようF-22輸入ゆにゅう希望きぼうしていたが、その実現じつげん可能かのうせいがほぼなくなったため、F-35やく100導入どうにゅうする予定よていである。また、潜水せんすいかん部隊ぶたい倍増ばいぞう計画けいかくし、シーレーン安全あんぜん確保かくほはかろうとしている。
  • 2018ねん2がつ豪州ごうしゅうチャールズ・スタート大学だいがくクライブ・ハミルトン教授きょうじゅが、オーストラリアに浸透しんとうする中国ちゅうごく影響えいきょう警鐘けいしょうらす書籍しょせきサイレント・インベージョン ~オーストラリアにおける中国ちゅうごく影響えいきょう』を出版しゅっぱんした[33]

脅威きょういろんへの異論いろん[編集へんしゅう]

日本にっぽん共産党きょうさんとうは、べいちゅうにちちゅうあいだ経済けいざいてき相互そうご依存いぞん関係かんけいつよまりや、中国ちゅうごく対外たいがい政策せいさくらせば、中国ちゅうごくを「脅威きょうい」とするかんがえには根拠こんきょいと主張しゅちょうしている[34]。また、中国ちゅうごく脅威きょういろんとは中国ちゅうごく軍拡ぐんかく公共こうきょう場所ばしょでの軍事ぐんじてき権益けんえきおびやかされる可能かのうせいてきたアメリカが声高こわだか中国ちゅうごく脅威きょうい主張しゅちょうし、日本にっぽんもそれになぞっているだけであると主張しゅちょうしている[35]

石破いしばしげるは、「中国ちゅうごく軍事ぐんじびだけで『脅威きょうい』とはえない。軍人ぐんじん給与きゅうよ上昇じょうしょうにかなりの部分ぶぶん使つかわれている事実じじつがある」と2009ねん12月8にちのシンポジウムでべた[36]

また、2009ねんまで内閣ないかく官房かんぼうふく長官ちょうかん安全あんぜん保障ほしょう危機きき管理かんり担当たんとう」をつとめた柳澤やなぎさわきょうは「冷戦れいせん時代じだいソ連それんとは体制たいせいてき対立たいりつ関係かんけいがあったが、中国ちゅうごくとは(経済けいざい発展はってんという)おな方向ほうこういて競争きょうそうしており、相手あいてほろぼす動機どうきがない。中国ちゅうごく日本にっぽんほろぼしたら中国ちゅうごく経済けいざいりたないし、べいちゅう関係かんけいでもおなじことがえる」と、2010ねん4がつ20日はつか国会こっかいうち講演こうえんべている[35]

ただ、この柳沢やなぎさわ日本にっぽん共産党きょうさんとうなどが主張しゅちょうする「グローバル経済けいざい関係かんけい密接みっせつだから、戦争せんそう仕掛しかけると自分じぶんそんをするから戦争せんそうきえない」という「資本しほん主義しゅぎ平和へいわろんには異論いろんもある。実際じっさいだいいち世界せかい大戦たいせんいてえいどく両国りょうこく緊密きんみつ経済けいざい関係かんけいちながら開戦かいせんしたし、中野なかの剛志たけしは「国家こっかかならずしも合理ごうりてき行動こうどうしないことや、合理ごうりてき行動こうどうしたとしても戦争せんそうきる可能かのうせいがある」と著書ちょしょべている。また、この平和へいわろんはグローバルへの警戒けいかいかんすくない日本にっぽんとく根強ねづよ信仰しんこうされているかんがかただという[37]

中国ちゅうごく欧州おうしゅう連合れんごう代表だいひょう声明せいめいで、「我々われわれ防衛ぼうえい軍事ぐんじてき近代きんだい追求ついきゅう正当せいとうで、合理ごうりてきで、開放かいほうてき透明とうめいせいがあるものだ」と主張しゅちょうした。また、きたやく中国ちゅうごく発展はってんを「理性りせいてき方法ほうほうで」とらえ、「中国ちゅうごく正当せいとう利益りえき権利けんりを、集団しゅうだん政治せいじ操作そうさし、対立たいりつし、地政学ちせいがくてき競争きょうそうをあおるための口実こうじつにするのをやめる」べきだとくわえた[38]

崩壊ほうかいろんとのちが[編集へんしゅう]

日米にちべい流布るふされた中国ちゅうごく崩壊ほうかいろんについては米国防総省べいこくぼうそうしょう諮問しもん機関きかんである国防こくぼう政策せいさく委員いいんかい英語えいごばんマイケル・ピルズベリー委員いいんちょう中国ちゅうごく脅威きょういろんすための中国ちゅうごく情報じょうほう工作こうさくだったとべている[39]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g ゆたかなら彦「安保あんぽ条約じょうやく脅威きょういろん」の展開てんかいたていのちかん平和へいわ研究けんきゅうだい12ごう(2011.3)
  2. ^ a b c d e f 丹羽にわ宇一郎ういちろう戦争せんそうだい問題もんだい』148-150ぺーじ
  3. ^ 中国ちゅうごく脅威きょういろん復活ふっかつしてきたアメリカの産業さんぎょう政策せいさく | アメリカ”. 東洋とうよう経済けいざいオンライン (2021ねん6がつ15にち). 2022ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  4. ^ 安倍晋三あべしんぞうハーマン・カーンしょう受賞じゅしょうさい、これを根拠こんきょに、「これにそなえようとわたし右翼うよく軍国ぐんこく主義しゅぎしゃぶならそうぶがよい」と挨拶あいさつしている
  5. ^ 中国ちゅうごく拠点きょてんのスパイもう、103かこくのPCに侵入しんにゅう NYタイムズ”. AFP. 2009ねん3がつ29にち閲覧えつらん
  6. ^ 米国防総省べいこくぼうそうしょうのF35データにハッキングか 「空軍くうぐん調査ちょうさ」とべい報道ほうどう”. 産経新聞さんけいしんぶん. 2009ねん4がつ24にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2009ねん4がつ21にち閲覧えつらん
  7. ^ 中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほうぐん#諜報ちょうほう活動かつどう政治せいじ工作こうさく記事きじ参照さんしょう産経新聞さんけいしんぶん2010ねん7がつ10日とおか記事きじ
  8. ^ 中国ちゅうごくハッカーがF35のデータぬすむ えい日曜にちよう報道ほうどう”. MSN産経さんけいニュース. 2012ねん3がつ11にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2012ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  9. ^ Goldmansachsまい中印なかいんにちのGDP長期ちょうき予測よそく/19P (PDF) (2005ねん1がつ17にち時点じてんアーカイブ
  10. ^ だい11全国ぜんこく人民じんみん代表だいひょう大会たいかいだいいちかい会議かいぎはじまるにたって、2008ねん3がつ4にちきょうおんばしら報道ほうどうかんがおこなった記者きしゃ会見かいけんによる。
  11. ^ 台湾たいわん週報しゅうほう2006ねん5がつ26にち記事きじ
  12. ^ 米国防総省べいこくぼうそうしょうの2006ねん5がつ23にち公表こうひょう「2006ねん中国ちゅうごく軍事ぐんじりょくかんする年次ねんじ報告ほうこくしょ」、台湾たいわん週報しゅうほう2006ねん5がつ26にち記事きじ
  13. ^ a b c d e f g h i 鎮國利器りき中國ちゅうごく戰略せんりゃく彈道だんどうしるべだん部隊ぶたい詳解しょうかい(くみ) Archived 2012ねん8がつ21にち, at the Wayback Machine.
  14. ^ 阿部あべ純一じゅんいちべいちゅう関係かんけいにおける大量たいりょう破壊はかい兵器へいき拡散かくさん問題もんだい」(高木たかぎ誠一郎せいいちろうへんべいちゅう関係かんけい冷戦れいせん構造こうぞう転換てんかん日本にっぽん国際こくさい問題もんだい研究所けんきゅうじょ、2007ねん森本もりもとさとしへん『ミサイル防衛ぼうえいあたらしい安全あんぜん保障ほしょう構図こうず日本にっぽん国際こくさい問題もんだい研究所けんきゅうじょ)、2007ねん平松ひらまつ茂雄しげお中国ちゅうごくかく戦力せんりょく』勁草書房しょぼう、1996ねんほか
  15. ^ 台湾たいわん国防こくぼうは、2世代せだいあたらしくなることで1あたりの戦闘せんとうりょくが16ばいになると推定すいていしている[よう出典しゅってん]
  16. ^ 中国ちゅうごく軍機ぐんき中間なかません海自かいじ情報じょうほう収集しゅうしゅう妨害ぼうがいか”. 産経新聞さんけいしんぶん. (2011ねん9がつ7にち). オリジナルの2011ねん9がつ7にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110907065459/http://sankei.jp.msn.com/world/news/110907/chn11090707040002-n1.htm 2011ねん9がつ7にち閲覧えつらん 
  17. ^ 首相しゅしょう自衛隊じえいたい観閲かんえつしき中国ちゅうごく名指なざしで牽制けんせい 「軍事ぐんじりょく近代きんだい」「海洋かいよう活動かつどう活発かっぱつ」”. 産経新聞さんけいしんぶん. (2010ねん10がつ24にち). オリジナルの2010ねん10がつ27にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101027091248/http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101024/plc1010242244011-n1.htm 2010ねん10がつ25にち閲覧えつらん 
  18. ^ 中国ちゅうごくとの対立たいりつ激化げきか消耗しょうもう今日きょう台湾たいわん」から「明日あした日本にっぽん」がえるワケ - まぐまぐニュース!
  19. ^ 中国ちゅうごく新鋭しんえいかんに「イージス頭脳ずのうべいでも軍事ぐんじ情報じょうほう流出りゅうしゅつ”. iza. 2007ねん4がつ23にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2007ねん4がつ7にち閲覧えつらん
  20. ^ アーミテージかたあたらしい日米にちべい安全あんぜん保障ほしょう体制たいせい 日経にっけいBP「SAFETY JAPAN」
  21. ^ べいたい中新ちゅうしん部局ぶきょく「エア・シーバトル」そらうみ戦闘せんとういちたい高官こうかん南シナ海みなみしなかい脅威きょうい座視ざししない」”. 産経新聞さんけいしんぶん. (2011ねん11月11にち). オリジナルの2013ねん5がつ2にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130502103844/http://sankei.jp.msn.com/world/news/111111/amr11111101180001-n3.htm 2011ねん11月11にち閲覧えつらん 
  22. ^ かくたけせいしゅしげるとらだいいち. ひろし中国語ちゅうごくごばん. (2007ねん3がつ9にち). オリジナルの2005ねん7がつ17にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20070309104025/http://news.boxun.com/news/gb/china/2005/07/200507170020.shtml 
  23. ^ 小川おがわ伸一しんいち (2010ねん10がつ). かく先制せんせい使用しようかんする議論ぎろん経緯けいい課題かだい. 立法りっぽう調査ちょうさ (参議院さんぎいん事務じむきょく). オリジナルの2010ねん10がつ24にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101024212126/https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2010pdf/20101001026.pdf 
  24. ^ a b もり義久よしひさ (2005ねん7がつ28にち). だい3かい中国ちゅうごく軍事ぐんじ」をかたることをタブーするな~日本にっぽん安全あんぜん保障ほしょうじょう最大さいだい脅威きょうい”がせまる~”. 日経にっけいBP. オリジナルの2007ねん10がつ13にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20071013194758/http://nikkeibp.co.jp/sj/2/column/i/03/ 
  25. ^ 北村きたむらあつし (2013ねん4がつ26にち). 中国ちゅうごくかく先制せんせい使用しようドクトリンを放棄ほうきしたのか?”. JBpress (日本にっぽんビジネスプレス). オリジナルの2018ねん8がつ20日はつか時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180820074726/http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37646 
  26. ^ “【ちゅう华论坛】中国ちゅうごく人民じんみん解放かいほう军少はたしゅしげるとら对美こく人的じんてきかい应”. 中華ちゅうかもう. (2014ねん6がつ1にち). オリジナルの2015ねん1がつ23にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150123231945/http://club.china.com/data/thread/1011/2771/07/34/7_1.html 
  27. ^ <サンドイッチコリア>韓国かんこく海洋かいよう大陸たいりく勢力せいりょくはさまれる?”. 中央日報ちゅうおうにっぽう. 2007ねん3がつ15にち閲覧えつらん
  28. ^ <サンドイッチコリア>日本にっぽん中国ちゅうごく軍事ぐんじりょく緊急きんきゅう診断しんだん”. 中央日報ちゅうおうにっぽう. 2007ねん3がつ29にち閲覧えつらん
  29. ^ a b “「韓国かんこく事実じじつじょう中国ちゅうごく一部いちぶだった」…習主席しゅせきがトランプ大統領だいとうりょう衝撃しょうげき発言はつげん. 中央日報ちゅうおうにっぽう. (2017ねん4がつ20日はつか). オリジナルの2021ねん7がつ4にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210704171638/https://japanese.joins.com/JArticle/228253 
  30. ^ a b “トランプの「韓国かんこく中国ちゅうごく一部いちぶ発言はつげん反発はんぱつ韓国かんこく政府せいふ. 聯合れんごうニュース. (2017ねん4がつ19にち). オリジナルの2018ねん3がつ2にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180302234809/http://japanese.yonhapnews.co.kr:80/Politics2/2017/04/19/0900000000AJP20170419004400882.HTML 
  31. ^ “【社説しゃせつ】「さん」を廃棄はいきし、THAADを上回うわまわるミサイル防衛ぼうえい強化きょうかを”. 朝鮮日報ちょうせんにっぽう. (2019ねん11月2にち). オリジナルの2019ねん11月3にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20191103042050/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/11/02/2019110280014_2.html 
  32. ^ ごう防衛ぼうえい白書はくしょ海軍かいぐん中心ちゅうしん大幅おおはば増強ぞうきょう計画けいかくしめ”. 読売新聞よみうりしんぶん. 2009ねん5がつ4にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2009ねん5がつ3にち閲覧えつらん
  33. ^ 中国ちゅうごく介入かいにゅう日本にっぽん脅威きょうい認識にんしきを」 ごうチャールズ・スタートだい クライブ・ハミルトン教授きょうじゅ(1/2ページ) - 産経さんけいニュース
  34. ^ しんぶん赤旗あかはた 2010ねん5がつ15にち
  35. ^ a b しんぶん赤旗あかはた 2010ねん8がつ31にち
  36. ^ しんぶん赤旗あかはた 2010ねん8がつ30にち
  37. ^ 中野なかの剛志たけし柴山しばやまかつらふとし 『グローバル恐慌きょうこう真相しんそう』 132-134ぺーじ
  38. ^ 中国ちゅうごく、NATOに「中国ちゅうごく脅威きょういろん」の誇張こちょうやめるようもとめる」『BBCニュース』。2022ねん3がつ3にち閲覧えつらん
  39. ^ 中国ちゅうごく崩壊ほうかいろんあざむいた米国べいこく 機密きみつ文書ぶんしょと「もっと危険きけん問題もんだい”. 朝日新聞あさひしんぶん (2020ねん2がつ26にち). 2021ねん3がつ2にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

日本語にほんご[編集へんしゅう]

英語えいご[編集へんしゅう]