中日ちゅうにちドラゴンズ

中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ > 中日ちゅうにちドラゴンズ

中日ちゅうにちドラゴンズ
Chunichi Dragons
会社かいしゃ名めい	株式会社かぶしきがいしゃ中日ちゅうにちドラゴンズ
創設そうせつ	1936年ねん1月がつ15日にち (1936-01-15)
今こんシーズン
2024年ねんの中日ちゅうにちドラゴンズ
ロゴデザイン
所属しょぞくリーグ
セントラル・リーグ
歴代れきだいチーム名めい
名古屋なごや軍ぐん（1936年ねん - 1943年ねん） 産業さんぎょう軍ぐん（1944年ねん） 中部ちゅうぶ日本にっぽん（1946年ねん） 中部ちゅうぶ日本にっぽんドラゴンズ（1947年ねん） 中日ちゅうにちドラゴンズ（1948年ねん - 1950年ねん） 名古屋なごやドラゴンズ（1951年ねん - 1953年ねん） 中日ちゅうにちドラゴンズ（1954年ねん - 現在げんざい）
本拠地ほんきょち
バンテリンドーム ナゴヤ（愛知あいち県けん名古屋なごや市し東ひがし区く）
収容しゅうよう人員じんいん	36,370人にん（バンテリンドーム ナゴヤ、プロ野球やきゅう開催かいさい時じ）
愛知あいち県けん（1952年ねん - 現在げんざい）
永久えいきゅう欠番けつばん
10:服部はっとり受弘 15:西沢にしざわ道夫みちお
獲得かくとくタイトル
アジアチャンピオン（1回かい）
2007
日本一にっぽんいち（2回かい）
1954 2007
リーグ優勝ゆうしょう（9回かい）
1954 1974 1982 1988 1999 2004 2006 2010 2011
成績せいせき（タイトル以外いがい）
アジアシリーズ出場しゅつじょう（1回かい） （太字ふとじは優勝ゆうしょう、斜体しゃたいは準じゅん優勝ゆうしょう）
2007
日本にっぽんシリーズ出場しゅつじょう（10回かい） （太字ふとじは勝利しょうりした年とし）
2勝しょう8敗はい 1954 1974 1982 1988 1999 2004 2006 2007 2010 2011
クライマックスシリーズ出場しゅつじょう（6回かい） （太字ふとじは勝利しょうりした年とし、斜体しゃたいは第だい1ステージ敗退はいたい）
3勝しょう3敗はい 2007 2008 2009 2010 2011 2012
球団きゅうだん組織そしき
オーナー	大島おおしま宇一郎ういちろう
運営うんえい母体ぼたい	中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ
球団きゅうだん社長しゃちょう	吉川よしかわ克也かつや
監督かんとく	立浪たつなみ和義かずよし
選手せんしゅ会長かいちょう	柳やなぎ裕也ゆうや

株式会社かぶしきがいしゃ中日ちゅうにちドラゴンズ
CHUNICHI Dragons Company, Limited

種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 〒461-0047 愛知あいち県けん名古屋なごや市し東ひがし区く大幸南だいこうみなみ一いち丁目ちょうめ1番ばん51号ごう
設立せつりつ	1951年ねん1月がつ25日にち （株式会社かぶしきがいしゃ名古屋なごや野球やきゅう倶楽部くらぶ）
業種ぎょうしゅ	サービス業ぎょう
法人ほうじん番号ばんごう	1180001037972
事業じぎょう内容ないよう	日本にっぽんプロ野球やきゅう興行こうぎょう事業じぎょう、野球やきゅう振興しんこう事業じぎょう、商品しょうひん企画きかく販売はんばいイベント事業じぎょうなど
代表だいひょう者しゃ	オーナー 大島おおしま宇一郎ういちろう 代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう 吉川よしかわ克也かつや 球団きゅうだん代表だいひょう 加藤かとう宏幸ひろゆき
主要しゅよう株主かぶぬし	中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ
外部がいぶリンク	https://dragons.jp/
特記とっき事項じこう：1960年ねん2月がつに株式会社かぶしきがいしゃ中日ちゅうにちドラゴンズに商号しょうごう変更へんこう。運営うんえい法人ほうじんとしては1936年ねん1月がつ15日にちに設立せつりつされた大だい日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめい名古屋なごや協会きょうかい（名古屋なごや軍ぐん）を起源きげんとして3代目だいめ。

中日ちゅうにちドラゴンズ
YouTube
チャンネル	中日ちゅうにちドラゴンズ公式こうしきチャンネル
活動かつどう期間きかん	2011年ねん4月がつ3日にち -
ジャンル	野球やきゅう
登録とうろく者しゃ数すう	23.7万まん人にん
総そう再生さいせい回数かいすう	7569万まん回かい
YouTube Creator Awards 登録とうろく者しゃ100,000人にん 2021
チャンネル登録とうろく者しゃ数すう・総そう再生さいせい回数かいすうは 000000002023-10-25-00002023年ねん10月がつ25日にち時点じてん。

中日ちゅうにちドラゴンズ（ちゅうにちドラゴンズ、英語えいご: Chunichi Dragons）は、日本にっぽんのプロ野球やきゅう球団きゅうだん。セントラル・リーグに所属しょぞくする。日本にっぽんプロ野球やきゅうの黎明れいめい期きに創設そうせつされ、日本にっぽんに現存げんそんするプロ野球やきゅう12球団きゅうだんの中なかでも読売よみうりジャイアンツ、阪神はんしんタイガースに次ついで3番目ばんめに長ながい歴史れきしを持もつ老舗しにせ球団きゅうだん。愛称あいしょうは、「ドラゴンズ」「中日ちゅうにち」。ファンや報道ほうどう等とうでは「ドラ」「竜りゅう」と呼よばれる事こともある。

愛知あいち県けんを保護ほご地域ちいきとし、名古屋なごや市し東ひがし区くにあるナゴヤドーム（バンテリンドーム ナゴヤ）を専用せんよう球場きゅうじょう（本拠地ほんきょち）としている。また二に軍ぐん（ウエスタン・リーグ所属しょぞく）の本拠地ほんきょちは中川なかがわ区くにあるナゴヤ球場きゅうじょうである。なお、本ほん記事きじではこれらの前身ぜんしん球団きゅうだん時代じだいについても述のべる。

球団きゅうだんの歴史れきし

戦前せんぜん

名古屋なごや軍ぐん時代じだい

横浜よこはまにメジャーリーグ選抜せんばつ軍ぐんが来日らいにちした1934年ねん、読売新聞社よみうりしんぶんしゃが大だい日本にっぽん東京とうきょう野球やきゅう倶楽部くらぶ（1936年ねんに東京とうきょう巨人軍きょじんぐんに改称かいしょう）を日本にっぽんのプロ野球やきゅう球団きゅうだんとして結成けっせいしたのを契機けいきとして、読売新聞社よみうりしんぶんしゃの社長しゃちょうであった正力しょうりき松太郎まつたろうが新しん愛知あいち新聞しんぶん社しゃ編集へんしゅう主幹しゅかんの田中たなか斉ひとしに名古屋なごやを本拠ほんきょとするプロ野球やきゅう球団きゅうだん結成けっせいの働はたらきかけを行おこなった。新しん愛知あいちと傘下さんかの國民こくみん新聞しんぶんでは当初とうしょ、正力しょうりきが推おし進すすめていた日本にっぽん職業しょくぎょう野球やきゅう連盟れんめい（現在げんざいの日本にっぽん野球やきゅう機構きこうの源流げんりゅう）とは別個べっこに、独自どくじリーグの大だい日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめいを組織そしきして各地かくちに同様どうようの球団きゅうだんを4球団きゅうだん結成けっせいし、配下はいかには3A相当そうとうの下部かぶ組織そしきを作つくる当時とうじとしては先進せんしん的てきな構想こうそうを抱だいていたが頓挫とんざし、日本にっぽん職業しょくぎょう野球やきゅう連盟れんめいへ合流ごうりゅうすることになった。新しん愛知あいちが設立せつりつした名古屋なごや軍ぐんの商号しょうごうが株式会社かぶしきがいしゃ大だい日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめい名古屋なごや協会きょうかい、國民こくみん新聞しんぶんが設立せつりつした大だい東京とうきょう軍ぐんの商号しょうごうが株式会社かぶしきがいしゃ大だい日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめい東京とうきょう協会きょうかいと、いずれも大だい日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめい構想こうそうの名残なごりが見みられる。

新しん愛知あいちの球団きゅうだん設立せつりつ準備じゅんび段階だんかいでは名古屋なごや城じょうの雅称がしょうから取とった金城きんじょう軍ぐん（きんじょうぐん）を仮かりの名称めいしょうとしていたが、新しん愛知あいちの競合きょうごう紙しであった名古屋なごや新聞しんぶんが対抗たいこうして名古屋なごや金きん鯱しゃち軍ぐんを発足ほっそくさせたため、新しん愛知あいち側がわの球団きゅうだんは金きむ鯱しゃち軍ぐんとの混同こんどうを避さけるために名古屋なごや軍ぐん（なごやぐん）とされた。球団きゅうだんの発足ほっそくは1936年ねん1月がつ15日にちで、会長かいちょうには新しん愛知あいちの社外しゃがいから弁護士べんごし・元げん名古屋なごや市し会かい議員ぎいんの大野おおの正直まさなおが迎むかえられたが、実質じっしつ的てきなオーナーは副ふく会長かいちょうで新しん愛知あいち支配人しはいにんの大島おおしま一郎いちろうが務つとめ、運営うんえい業務ぎょうむを取とり仕切しきったのは専務せんむに就ついた田中たなかであった。名古屋なごや軍ぐんは大だい日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめい構想こうそうの頓挫とんざを受うけ、大だい東京とうきょう軍ぐんと共ともに2月がつ5日にち付づけで結成けっせいされた日本にっぽん職業しょくぎょう野球やきゅう連盟れんめいへ合流ごうりゅうする。発足ほっそく当初とうしょの陣容じんようは河野こうの安通あんつう志こころざしを総そう監督かんとく（ゼネラルマネージャー）に迎むかえ、池田いけだ豊ゆたかが監督かんとくに就任しゅうにん。明治大学めいじだいがくの中根なかね之これ、アメリカ人じんで捕手ほしゅのバッキー・ハリス、内野ないやの名手めいしゅ・芳賀はが直一なおかず、日系にっけいアメリカ人じんの高橋たかはし吉雄よしお、主将しゅしょうの桝嘉一いち、スローボーラー・森井もりい茂しげるら。

1937年ねんに河野こうのが球団きゅうだんを去さりイーグルスを結成けっせいすると、中根なかねやハリス、高橋たかはしらが後こうを追おい、池田いけだも混乱こんらんを嫌きらって監督かんとくを辞職じしょく。後任こうにん監督かんとくは桝嘉一いち。主力しゅりょくが抜ぬけたことでチームは低迷ていめいし、慢性まんせい的てきな選手せんしゅ不足ふそくの戦前せんぜん職業しょくぎょう野球やきゅうにおいて、大沢おおさわ清きよし、西沢にしざわ道夫みちお、松尾まつお幸みゆき造づくり、村松むらまつ幸雄ゆきおなど、好成績こうせいせきを残のこす選手せんしゅが隙すき無なく台頭たいとうしたが、チームの総合そうごう力りょくは東京とうきょう巨人軍きょじんぐんや大阪おおさかタイガースに及およばなかった。

産業さんぎょう軍ぐん時代じだい

1942年ねん、戦時せんじ下かの新聞しんぶん統廃合とうはいごう令れいによって親会社おやがいしゃの新しん愛知あいち新聞しんぶん社しゃと地元じもとでライバル関係かんけいにあった金きむ鯱しゃち軍ぐんの親会社おやがいしゃ・名古屋なごや新聞しんぶん社しゃが統合とうごうし、中部ちゅうぶ日本にっぽん新聞しんぶん社しゃが発足ほっそく。合併がっぺいに伴ともなう本社ほんしゃ人件じんけん費ひの増大ぞうだいにより球団きゅうだん経営けいえい見直みなおしの声こえが挙あがり、球団きゅうだんへの投入とうにゅう資金しきんは大幅おおはば減少げんしょうしたのに加くわえ、新聞しんぶん社しゃの営利えいり事業じぎょう兼営けんえいが認みとめられなくなったため、中部ちゅうぶ日本にっぽん新聞しんぶん社しゃの初代しょだい社長しゃちょうに就ついた大島おおしま一郎いちろうが自己じこ資金しきんを投とうじて1943年ねんのシーズンを終おえることはできたものの、大島おおしま個人こじんの財力ざいりょくには限界げんかいがあった。そのため、名古屋なごや軍ぐん理事りじの赤嶺あかみね昌志まさしが球団きゅうだん・選手せんしゅを一いち手てに引ひき受うけ、1944年ねん2月がつ5日にちに球団きゅうだんを理研りけん工業こうぎょう（旧きゅう理化学研究所りかがくけんきゅうしょを母体ぼたいとする理研りけんコンツェルンの一いち企業きぎょう）の傘下さんかに入いれて選手せんしゅを転籍てんせきさせる。この措置そちに伴ともない、球団きゅうだん名めいを産業さんぎょう軍ぐん（さんぎょうぐん）に改称かいしょう、理研りけん工業こうぎょう副ふく社長しゃちょうの松根おうね宗一そういちが新しんオーナーとなり、選手せんしゅは工場こうじょうで勤労きんろう奉仕ほうしをする傍かたわら試合しあいを行おこなった。産業さんぎょう軍ぐんの選手せんしゅも他た球団きゅうだん同様どうよう例外れいがいなく多おおくが兵役へいえきに駆かられ、神風かみかぜ特攻隊とっこうたいで戦死せんしした石丸いしまる進一しんいちをはじめ、戦禍せんかに散ちった。

戦後せんご

中部ちゅうぶ日本にっぽん時代じだい

終戦しゅうせん後ごの1945年ねん11月には大島おおしま一郎いちろうが球団きゅうだんスポンサーに再度さいど就任しゅうにんしたが、本業ほんぎょうでの戦争せんそう協力きょうりょくへの責任せきにんを理由りゆうに中部ちゅうぶ日本にっぽん新聞しんぶん社長しゃちょうを退しりぞいたため、新しん愛知あいち時代じだいからの大島おおしまの部下ぶかで後任こうにんの社長しゃちょうに起用きようされた杉山すぎやま虎之助とらのすけが新あたらしくオーナーとなる。1946年ねん2月がつ1日にちのリーグ戦せん再開さいかいに伴ともない、中部ちゅうぶ日本にっぽん新聞しんぶん社しゃが経営けいえいに正式せいしき復帰ふっきする。子会社こがいしゃとしての「株式会社かぶしきがいしゃ中部ちゅうぶ日本にっぽん野球やきゅう倶楽部くらぶ」設立せつりつ登記とうきに伴ともない、球団きゅうだん名めいを中部ちゅうぶ日本にっぽん（ちゅうぶにっぽん）として再さい出発しゅっぱつを図はかり、球団きゅうだん愛称あいしょうは中部ちゅうぶとした。同年どうねん、現役げんえき遊撃手ゆうげきしゅの杉浦すぎうら清きよしが監督かんとくに就任しゅうにんし、球団きゅうだん史上しじょう初はつの選手せんしゅ兼任けんにん監督かんとくとなっている。

中部ちゅうぶ日本にっぽんドラゴンズ時代じだい

1947年ねんの開幕かいまく前まえに日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめいで各かく球団きゅうだんにニックネーム導入どうにゅうの申もうし合あわせが行おこなわれたが、杉山すぎやまが1904年ねん（明治めいじ37年ねん）の辰たつ年ねん生うまれだったことから龍りゅうの英訳えいやく"dragon"を採用さいようし、中部ちゅうぶ日本にっぽんドラゴンズ（ちゅうぶにっぽんドラゴンズ）に改称かいしょうした。この年としのシーズンは服部はっとり受弘が野手やしゅに投手とうしゅに大車輪だいしゃりんの働はたらきをみせて戦後せんごすぐの球団きゅうだんを支ささえ、2位いに終おわる。しかし、オフの11月1日にち付づけで解雇かいこされた赤嶺あかみねが退団たいだんすると、赤嶺あかみねを慕したう加藤かとう正二しょうじ、古川ふるかわ清蔵せいぞう、金山かなやま次郎じろう、小しょう鶴つる誠まことら11選手せんしゅも退団たいだんし、藤本ふじもと英雄ひでおも巨きょ人じんに復帰ふっき。またしてもチーム力りょくが低下ていか。退団たいだんした赤嶺あかみね一派いっぱは各かく球団きゅうだんを渡わたり歩あるき、赤嶺あかみね旋風せんぷうと言いわれる混乱こんらんを巻まき起おこした。

第だい1次じ中日ちゅうにちドラゴンズ時代じだい

1948年ねんには球団きゅうだん名めいを中日ちゅうにちドラゴンズ（ちゅうにちドラゴンズ）に改称かいしょうしたが、同年どうねんは球団きゅうだん史上しじょうワーストタイ記録たいきろくとなる83敗はいを記録きろくし、最下位さいかいに低迷ていめいした。オフに木造もくぞうの中日ちゅうにち球場きゅうじょうが完成かんせい。翌よくシーズンより球団きゅうだん初はつの本拠地ほんきょちとして使つかい始はじめた。

1949年ねんは天知あまち俊一しゅんいちが監督かんとくに就任しゅうにんし、杉下すぎした茂しげるが入団にゅうだん。西沢にしざわ道夫みちおが打者だしゃとして中日ちゅうにちに復帰ふっき。シーズンオフ、日本にっぽんプロ野球やきゅうはセントラル・リーグ、パシフィック・リーグに分裂ぶんれつ、2リーグ制せいとなり、中日ちゅうにちはセ・リーグに所属しょぞくすることになる。

詳細しょうさいは「プロ野球やきゅう再編さいへん問題もんだい (1949年ねん)」を参照さんしょう

1950年ねん

5月25日にち、大だいリーグに倣ならい、球団きゅうだんと球場きゅうじょうを同どう一いち経営けいえいすることとなり、中日ちゅうにち球場きゅうじょうを経営けいえいしていた株式会社かぶしきがいしゃ中日ちゅうにちスタヂアムに合併がっぺいされ、商号しょうごうが名古屋なごや野球やきゅう株式会社かぶしきがいしゃとなった。この年としは球団きゅうだん史上しじょう最多さいたとなるシーズン89勝しょうを記録きろくしたが、セ・リーグ最多さいたとなる98勝しょうを挙あげた松竹しょうちくロビンスに及およばず、8球団きゅうだん中ちゅう2位いに終おわる。

名古屋なごやドラゴンズ時代じだい

1951年ねん

この年とし、西日本にしにほんパイレーツがパ・リーグの西鉄にしてつクリッパースに吸収きゅうしゅう合併がっぺいされたことで、セ・リーグは7球団きゅうだん体制たいせいになる。1月25日にち、名古屋なごや野球やきゅう株式会社かぶしきがいしゃから株式会社かぶしきがいしゃ名古屋なごや野球やきゅう倶楽部くらぶが分離ぶんり。2月6日にちより名古屋鉄道なごやてつどう（名鉄めいてつ）が球団きゅうだん経営けいえいに参加さんかし、球団きゅうだん名めいも名古屋なごやドラゴンズ（なごやドラゴンズ）に改称かいしょう。名鉄めいてつと中日新聞ちゅうにちしんぶんが隔年かくねんで経営けいえいすることとなり、この年としは名鉄めいてつが経営けいえいを担当たんとう。8月19日にちに試合しあい中ちゅうの火災かさいで全焼ぜんしょうした中日ちゅうにち球場きゅうじょう（中日ちゅうにち球場きゅうじょうで予定よていされていた残のこりの試合しあいは鳴海なるみ球場きゅうじょうなどに変更へんこうして行おこなわれた）は、オフに鉄筋てっきんコンクリートで再建さいけんされた。この年としは、優勝ゆうしょうした巨きょ人じんに18ゲーム差さをつけられての2位い。

1952年ねん

中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃが経営けいえいし、顧問こもんで名古屋なごや新聞しんぶん創業そうぎょう家かの小山こやま龍三りゅうぞうがオーナーとなる。巨人きょじん・大阪おおさかとの優勝ゆうしょう争あらそいの末すえ、7ゲーム差さで3位いに終おわる。6月3日にちの大洋たいようホエールズ戦たたかえ（門司もじ）で山崎やまざき善よし平たいらが1試合しあい6盗塁とうるいの日本にっぽん記録きろくを樹立じゅりつ。

1953年ねん

名古屋なごや鉄道てつどうが経営けいえいし、大洋たいようと松竹しょうちくロビンスが合併がっぺいし、セ・リーグは6球団きゅうだん体制たいせいとなる。このシーズンは3位いに終おわる。中日ちゅうにちスタヂアムのナイター設備せつびが完成かんせいし、6月25日にちの広島ひろしまカープ戦せんで初はつナイターを開催かいさい。

第だい2次じ中日ちゅうにちドラゴンズ時代じだい

1953年ねん12月19日にちに今後こんごは中日新聞ちゅうにちしんぶんが球団きゅうだん経営けいえいを行おこなうと決定けっていしていたのを受うけ、1954年ねん1月がつ14日にちに株式会社かぶしきがいしゃ中部ちゅうぶ日本にっぽん野球やきゅう協会きょうかいに商号しょうごうを変更へんこうし、球団きゅうだん名めいも中日ちゅうにちドラゴンズに戻もどした。1954年ねん1月がつ30日にちには名古屋なごや鉄道てつどうが球団きゅうだん経営けいえいから撤退てったいした。

第だい1次じ天知あまち監督かんとく時代じだい

1954年ねん

監督かんとくは天知あまち俊一しゅんいちが3年ねんぶりに復帰ふっきした。天知あまち監督かんとくは選手せんしゅからの人望じんぼうが篤あつく、監督かんとくを親分おやぶんに見立みたてて「天知あまち一家かずや」と俗称ぞくしょうされた。西沢にしざわ道夫みちお・杉山すぎやま悟さとる・杉下すぎした茂しげる・石川いしかわ克彦かつひこらが主力しゅりょくとなり、活躍かつやくした。7月25日にち、大阪おおさか球場きゅうじょうでの対たい阪神はんしん戦せんは観客かんきゃくが球場きゅうじょうに乱入らんにゅうし、放棄ほうき試合しあいが宣告せんこくされた。8月31日にち、中日ちゅうにち球場きゅうじょうの巨人きょじん戦せんはNHKがテレビで初はつの中継ちゅうけいをした。10月19日にちに2位いの巨人きょじんが敗やぶれたことで、初はつ優勝ゆうしょう達成たっせい。その日ひは東京とうきょう遠征えんせいの移動いどう日びであり、監督かんとく・選手せんしゅらは横浜よこはま駅えき到着とうちゃく後ご、電報でんぽうで優勝ゆうしょうを知しることとなった。勝率しょうりつ.683は2024年ねん時点じてんで球団きゅうだん最高さいこう記録きろくである。日本にっぽんシリーズでは西鉄にしてつライオンズを相手あいてに4勝しょう3敗はいで初はつの日本一にっぽんいちを達成たっせい。なお、中日ちゅうにちは1997年ねんから本拠地ほんきょちをナゴヤドーム（現げん・バンテリンドーム ナゴヤ）に移転いてんするため、中日ちゅうにち球場きゅうじょう（現げん・ナゴヤ球場きゅうじょう）および本拠地ほんきょちでのクライマックスシリーズを介かいさない日本一にっぽんいちはこの年としが唯一ゆいいつである。オフに天知あまちは体調たいちょう不良ふりょうを理由りゆうに監督かんとくを退任たいにんし、中日ちゅうにち球団きゅうだんの副ふく代表だいひょうに就任しゅうにんした。

野口のぐち監督かんとく時代じだい

1955年ねん

選手せんしゅ兼任けんにん監督かんとくとして、野口のぐち明あきらが就任しゅうにんしたが、優勝ゆうしょうした巨人きょじんと15ゲーム差さの2位い。

この頃ころ、名古屋なごや財界ざいかいからの要請ようせいに応おうじる形かたちでトヨタ自動車とよたじどうしゃが中日ちゅうにちドラゴンズの買収ばいしゅうを検討けんとうしていた。当時とうじのトヨタ自動車とよたじどうしゃ社長しゃちょうである石田いしだ退すさ三さんが大だいの野球やきゅうファンだったこともあり、仮かりに球団きゅうだん買収ばいしゅうが実現じつげんした場合ばあいは当時とうじ発売はつばいされたばかりのクラウンの販売はんばい促進そくしんを兼かねて、球団きゅうだん名めいも「トヨタクラウンズ」への改名かいめいを予定よていするなど、かなり積極せっきょく的てきではあったが、社員しゃいんから「（巨人きょじんや阪神はんしんなどの）他たチームのファンがトヨタの車くるまを買かってくれなくなる恐おそれがある」との反対はんたい意見いけんがあったため、断念だんねんした。

1956年ねん

優勝ゆうしょうした巨人きょじんと8ゲーム差さの3位い。西沢にしざわ道夫みちお、児玉こだま利一としかず、原田はらだ督とく三さんら打線だせんの中心ちゅうしんとなるベテラン勢ぜいの衰おとろえが目立めだち、チーム打率だりつは2割わり2分ふん8厘りん、本塁打ほんるいだは52本ほんと、大矢根おおやね博臣ひろおみと中山なかやま俊しゅん丈たけが20勝しょうをマークした投手とうしゅ陣じんの足あしを引ひっ張ぱる形かたちとなった。

第だい2次じ天知あまち監督かんとく時代じだい

1957年ねん、1958年ねん

1954年ねんに日本一にっぽんいちに導みちびいた天知あまち俊一しゅんいちが監督かんとくに復帰ふっきしたものの、3位いが続つづいた。1958年ねんオフ、この年としの選抜せんばつ高校こうこう野球やきゅう大会たいかいにおいて83奪だつ三振さんしんで奪だつ三振さんしんの大会たいかい記録きろくを作つくった板東ばんどう英二えいじが入団にゅうだん。

第だい1次じ杉下すぎした監督かんとく時代じだい

1959年ねん

エース杉下すぎした茂しげるが監督かんとくに就任しゅうにん。球団きゅうだんの方針ほうしんにより30歳さい以上いじょうの選手せんしゅが全員ぜんいん解雇かいことなり、杉下すぎしたも選手せんしゅ兼任けんにんが認みとめられなかった。同時どうじに西沢にしざわ道夫みちおの15番ばんと服部はっとり受弘の10番ばんが永久えいきゅう欠番けつばんに制定せいていされる。伊勢湾いせわん台風たいふうによる中日ちゅうにち球場きゅうじょう水没すいぼつで公式こうしき戦せんの一部いちぶを他た会場かいじょうに振ふり替かえる。伊奈いな努つとむ、児玉こだま泰やすし、大矢根おおやね博臣ひろおみら若わかくて威勢いせいのいい投手とうしゅ陣じんに、野手やしゅは捕手ほしゅで入団にゅうだんした新人しんじんの江藤えとう慎一しんいちを一塁いちるいで起用きよう、入団にゅうだん2年ねん目めの前田まえだ益えき穂ほを三塁さんるいや遊ゆう撃げきに抜擢ばってきした。この年としは優勝ゆうしょうした巨人きょじんと10ゲーム差さ、大阪おおさかと同率どうりつの2位い。

1960年ねん

2月がつに商号しょうごうを株式会社かぶしきがいしゃ中部ちゅうぶ日本にっぽん野球やきゅう協会きょうかいから株式会社かぶしきがいしゃ中日ちゅうにちドラゴンズに変更へんこう。投手とうしゅ陣じんが崩くずれ、優勝ゆうしょうした大洋たいようと9ゲーム差さの5位い。杉下すぎした監督かんとくは退任たいにんし、大毎だいまいに移籍いせきした。

濃こ人じん監督かんとく時代じだい

1961年ねん

前任ぜんにんの小山こやまに引ひき続つづき名古屋なごや新聞しんぶん出身しゅっしんの与良よらヱがオーナーとなる。濃こ人じん渉わたるが監督かんとくに就任しゅうにんし、ブリヂストンタイヤより入団にゅうだんした新人しんじん・権藤ごんどう博ひろしの活躍かつやくで巨きょ人じんに1ゲーム差さと迫せまるが2位い。

1962年ねん

日本にっぽんプロ野球やきゅうで初はじめて、元もと大だいリーガーのドン・ニューカムとラリー・ドビーを入団にゅうだんさせるが、3位い。

第だい2次じ杉浦すぎうら監督かんとく時代じだい

1963年ねん

杉浦すぎうら清きよしが再ふたたび監督かんとく就任しゅうにん。優勝ゆうしょうした巨人きょじんと2.5ゲーム差さの2位い。全ぜん球団きゅうだんに勝かち越こしながら優勝ゆうしょうを逃のがしたのはセ・リーグ初はつの出来事できごと。

1964年ねん

開幕かいまくカードとなった大洋たいようとの3連戦れんせんで30失点しってんしたのが響ひびき、3月の9試合しあいを2勝しょう7敗はいと開幕かいまくダッシュに失敗しっぱい。以降いこうも立たち直なおれず、1948年ねん以来いらい2度目どめとなる球団きゅうだんワーストタイ記録たいきろくの83敗はいを記録きろくし、2リーグ分立ぶんりつ後ご初はつの最下位さいかいに終おわる。なお、同どうシーズン途中とちゅうからは西沢にしざわ道夫みちおが監督かんとくを務つとめた。

西沢にしざわ監督かんとく時代じだい

1965年ねん - 1967年ねん

西沢にしざわ監督かんとくの下したで3年ねん連続れんぞく2位いと健闘けんとうする（1967年ねんに西沢にしざわが監督かんとくを途中とちゅう休養きゅうようし、近藤こんどう貞雄さだおが監督かんとく代行だいこうを務つとめたが、2週間しゅうかんほどで復帰ふっき）。

第だい2次じ杉下すぎした監督かんとく時代じだい

1968年ねん

キャンプイン直前ちょくぜんに西沢にしざわ監督かんとくが十二指腸じゅうにしちょう潰瘍かいようの悪化あっかで辞任じにん、杉下すぎした茂しげるが監督かんとくに復帰ふっき。4月がつ20日はつかから5月がつ1日にちまで9連勝れんしょうするが翌日よくじつから8連敗れんぱいを喫きっするなどチーム状態じょうたいが安定あんていせず。5月16日にち、ノースリーブユニフォームが登場とうじょうした阪神はんしんタイガース戦せんで連敗れんぱいが止とまるが、5月29日にちから11連敗れんぱい。6月12日にちに止とまったものの、翌日よくじつから連敗れんぱい。3回かい目めの7連敗れんぱいとなった6月がつ24日にちに杉下すぎした監督かんとくが解任かいにん。本多ほんだ逸郎いつお二に軍ぐんコーチが監督かんとく代行だいこうとなるものの8月がつ24日にちから再ふたたび11連敗れんぱいを喫きっするなど立たち直なおる気配けはいが見みられず、2リーグ分立ぶんりつ以降いこう初はじめて同どう一いちリーグの全ぜん球団きゅうだんに負まけ越こしての最下位さいかいとなる。オフに元もと・巨人きょじん、東映とうえいフライヤーズ監督かんとくの水原みずはら茂しげるが監督かんとくに就任しゅうにん。ドラフトでは1位いで星野ほしの仙せん一いち、3位いで大島おおしま康徳やすのり、6位いで竹田たけだ和史かずし、9位いで島谷しまたに金二きんじと後のちに1974年ねんの優勝ゆうしょうに主力しゅりょくとして活躍かつやくする選手せんしゅを指名しめい。

水原みずはら監督かんとく時代じだい

1969年ねん - 1971年ねん

1969年ねんから元もと巨きょ人じんの水原みずはら茂しげるが監督かんとく就任しゅうにんするが、4位い→5位い→2位いと今いまひとつ伸のびなかった。しかし、水原みずはら監督かんとく下かで育そだった選手せんしゅが1972年ねんから大おおきく開花かいかし、1974年ねんの優勝ゆうしょうにつながっていく。

与那嶺よなみね監督かんとく時代じだい

中日ちゅうにちスタヂアム時代じだいのナゴヤ球場きゅうじょうは中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃの関連かんれん会社かいしゃ・株式会社かぶしきがいしゃ中日ちゅうにちスタヂアムが運営うんえいしていたが、1970年代ねんだい頃ごろからほかの事業じぎょうがうまくいかず、経営けいえいが悪化あっか。1973年ねんに社長しゃちょうが三重みえ県けんの志摩しま海岸かいがんで自殺じさつしていたのが発見はっけんされ、倒産とうさんしていたことが発覚はっかく（倒産とうさん後ご発生はっせいした同社どうしゃの不渡ふわたり手形てがたをめぐる恐喝きょうかつ・殺人さつじん事件じけんについては中日ちゅうにちスタヂアム事件じけんを参照さんしょう）。当時とうじ東海とうかい地方ちほうに主催しゅさい試合しあいを行おこなえる球場きゅうじょうがなかったため、たちまち本拠地ほんきょち消失しょうしつの危機ききを迎むかえてしまったが、債権さいけん者しゃの同意どういを得えて、1974年ねん・1975年ねんのシーズンを乗のり切きることができた。そして、1976年ねんに中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃと中日ちゅうにちのグループ会社かいしゃで地元じもとの中継ちゅうけい権けんを持もつ中部日本放送ちゅうぶにっぽんほうそう・東海テレビ放送とうかいてれびほうそう・東海ラジオ放送とうかいらじおほうそう、地元じもと・愛知あいち県けんおよび名古屋なごや市しの財界ざいかいの雄ゆう、トヨタ自動車とよたじどうしゃ工業こうぎょうや中部電力ちゅうぶでんりょくなど東海とうかい地方ちほうの有力ゆうりょく企業きぎょうが共同きょうどう出資しゅっしし、新あらたな運営うんえい会社かいしゃ・株式会社かぶしきがいしゃナゴヤ球場きゅうじょうが設立せつりつされて中日ちゅうにちスタヂアムの運営うんえいを引ひき継つぎ、球場きゅうじょう名めいもナゴヤ球場きゅうじょうと改称かいしょうされ、1996年ねんまで本拠地ほんきょち運営うんえいした。

1972年ねん、1973年ねん

1972年ねんから与那嶺よなみね要ようヘッドコーチが監督かんとくに昇格しょうかく。与那嶺よなみね監督かんとく、近藤こんどう貞雄さだおヘッドコーチともに巨人きょじんから中日ちゅうにちに放出ほうしゅつされた経験けいけんがあるため、巨人きょじんに対たいしては闘志とうしをむき出だしにし、2年ねん連続れんぞくで勝かち越こしてV9巨人きょじんを苦くるしめた。

1974年ねん

高木たかぎ守道もち、トーマス・マーチン、谷沢たにさわ健一けんいち、星野ほしの仙せん一いち、松本まつもと幸みゆき行ぎょうらが活躍かつやくし、巨人きょじんのV10を阻止そしして20年ねんぶり2回かい目めのリーグ優勝ゆうしょうを果はたした。しかし、日本にっぽんシリーズではロッテオリオンズに2勝しょう4敗はいで敗退はいたい。

1975年ねん

巨きょ人じん（同年どうねんは球団きゅうだん史上しじょう唯一ゆいいつの最下位さいかいに沈しずんだ）以外いがいの5球団きゅうだんが入いれ替かわり立たち替かわりで首位しゅいに立たつ「5強きょう1弱じゃく」のペナントレースで広島ひろしまと最後さいごまで優勝ゆうしょうを争あらそったものの、「赤あかヘル旋風せんぷう」の前まえに2位いに終おわり、連覇れんぱを逃のがす。

1976年ねん

後楽園こうらくえん球場きゅうじょうの人工芝じんこうしばに全まったく馴染なじめず、後楽園こうらくえん球場きゅうじょうでの対たい巨人きょじん戦せんに全敗ぜんぱいしたのが響ひびき、Bクラスに沈しずみ、4位いに終おわった。シーズン終了しゅうりょう後ご、近藤こんどう貞雄さだおヘッドコーチが辞任じにん。

1977年ねん

阪急はんきゅうブレーブスとの大型おおがたトレードが歴史れきし的てきな失敗しっぱいに終おわり（放出ほうしゅつした島谷しまたにが打率だりつ.278→.325、稲葉いなば光雄みつおが3勝しょう→17勝しょう、獲得かくとくした森本もりもと潔きよしが出場しゅつじょう120試合しあい→49試合しあい、戸田とだ善よし紀きが12勝しょう→6勝しょう）、何なにとか5割わり3位いは確保かくほしたものの、与那嶺よなみね監督かんとくはこの年とし限かぎりで退団たいだんする。

中ちゅう監督かんとく時代じだい

1978年ねん

中なか利夫としおが監督かんとくになる。高木たかぎが2000本ほん安打あんだを達成たっせいするも、その直後ちょくごに相手あいて選手せんしゅと衝突しょうとつして離脱りだつ、谷沢たにさわがアキレス腱あきれすけん痛つうで長期ちょうき離脱りだつし、大島おおしまも死球しきゅうで左手ひだりて小指こゆびを骨折こっせつするなど主力しゅりょく野手やしゅに怪我人けがにんが続出ぞくしゅつした。初年度しょねんどは5位い。

1979年ねん

大島おおしまが打率だりつ.317、36本塁打ほんるいだ、103打点だてんと活躍かつやくし、高木たかぎも打率だりつ3割わりを打うち、投手とうしゅ陣じんも2年ねん目めの小松こまつ辰雄たつおがリリーフに定着ていちゃく、3位いとAクラス入いりを果はたす。アキレス腱あきれすけん痛つうで長期ちょうき離脱りだつしていた谷沢たにさわがシーズン終盤しゅうばんに復帰ふっき。藤沢ふじさわ公也きみやが新人しんじん王おうに輝かがやく。

1980年ねん

谷沢たにさわが打率だりつ.369を記録きろくし、カムバック賞しょうを受賞じゅしょうするも、前年度ぜんねんど新人しんじん王おうに輝かがやいた藤沢ふじさわが大だい不振ふしんに陥おちいるなど、投打とうだ共どもに振ふるわず、球団きゅうだんワーストとなる開幕かいまく6連敗れんぱいを記録きろくするなど12年ねんぶりの最下位さいかいに沈しずんだ。この年としは1950年ねん以降いこうで球団きゅうだん史上しじょう最低さいてい勝率しょうりつ（.372）を記録きろくし、中ちゅう監督かんとくは同年どうねん限かぎりで解任かいにん。高木たかぎが現役げんえきを引退いんたいした。

近藤こんどう監督かんとく時代じだい

1981年ねん

近藤こんどう貞雄さだおが監督かんとくに就任しゅうにん。初年度しょねんどは5位いに終おわる。

1982年ねん

星野ほしの、木俣きまた達彦たつひこらベテランに代かわり、平野ひらの謙けん、中尾なかお孝義たかよし、上川かみかわ誠二せいじら若手わかてを起用きようした。他たの野手やしゅでは大島おおしま康徳やすのり、田尾たお安志やすし、ケン・モッカ、宇野うの勝まさる、谷沢たにさわら、先発せんぱつには郭かく源治げんじ、都みやこ裕次郎ゆうじろうら、リリーフには牛島うしじま和彦かずひこの活躍かつやくがあった。「野武士のぶし野球やきゅう」と呼よばれる攻撃こうげき的てきな打線だせん、継投けいとうを駆使くしする投手とうしゅ起用きようを見みせた。シーズン後半こうはんになると、巨人きょじんとの優勝ゆうしょう争あらそいになるが、日本にっぽんプロ野球やきゅう記録きろくの19引ひき分わけを記録きろくしたため、シーズン終盤しゅうばんに2位いで優勝ゆうしょうマジックナンバーが点灯てんとう。10月18日にち、横浜よこはまスタジアムで大洋たいようとの最終さいしゅう戦せんは中日ちゅうにちが勝かてば中日ちゅうにち優勝ゆうしょう、大洋たいようが勝かてば巨人きょじん優勝ゆうしょうという天王山てんのうざん。この試合しあいは小松こまつ辰雄たつおの完封かんぷう勝利しょうりによって8年ねんぶり3度目どめのリーグ優勝ゆうしょうを達成たっせい。2位いの巨人きょじんとは0.5ゲーム差さという大だい接戦せっせんだった。最終さいしゅう成績せいせきは64勝しょう47敗はい19分わけ（130試合しあい）だが、全ぜん試合しあいの半分はんぶんに満みたない勝利しょうり数すうで優勝ゆうしょうしたのは1975年ねんの阪急はんきゅうに次ついで2チーム目めである。また、この試合しあいで田尾たおが大洋たいようから5打席だせき連続れんぞく敬遠けいえんを受うけ、首位しゅい打者だしゃを逃のがした。中尾なかお孝義たかよしがMVPを獲得かくとくした。日本にっぽんシリーズは西武せいぶライオンズと対戦たいせん、2勝しょう4敗はいで敗退はいたい。星野ほしの、木俣きまたが現役げんえきを引退いんたいした。

1983年ねん

戦力せんりょく不足ふそくからチームは5位いに終おわる。オフに近藤こんどう貞雄さだおが監督かんとくを退任たいにん。

山内やまうち監督かんとく時代じだい

1984年ねん

山内やまうち一弘かずひろが監督かんとくに就任しゅうにん。巨人きょじん戦せんに14連勝れんしょうするなどして優勝ゆうしょうした広島ひろしまと3.0ゲーム差さの2位いとなった。

1985年ねん

球団きゅうだん創設そうせつ半はん世紀せいきとなったこの年としは谷沢たにさわが球団きゅうだん史上しじょう2人にん目めの通算つうさん2000本ほん安打あんだを達成たっせいしたものの、5位いに終おわった。

1986年ねん

2年ねん連続れんぞく5位い。山内やまうちはシーズン途中とちゅうで解任かいにん。開幕かいまくから監督かんとくを務つとめていた山内やまうちのシーズン途中とちゅうでの解任かいにんを受うけ、ヘッドコーチの高木たかぎ守まもる道どうがシーズン終了しゅうりょうまで監督かんとくを代行だいこうした。オフに星野ほしの仙せん一いちが監督かんとくに就任しゅうにん。享栄きょうえい高校こうこうから近藤こんどう真一しんいちがドラフト1位いで入団にゅうだん。ロッテから上川かみかわ誠二せいじ、桑田くわた茂しげる、牛島うしじま和彦かずひこ、平沼ひらぬま定じょう晴はれとの4対たい1トレードで2年ねん連続れんぞく三冠王さんかんおうの落合おちあい博満ひろみつを獲得かくとく。

第だい1次じ星野ほしの監督かんとく時代じだい（第だい2次じ中日ちゅうにちドラゴンズ時代じだい）

1987年ねん

ロサンゼルス・ドジャースとの提携ていけいによりユニフォームを開幕かいまくからドジャース風ふうに変更へんこう。初はつ披露ひろうは巨人きょじんとの開幕かいまく戦せん当日とうじつで、それまでメーカーにも口止くちどめするなど厳重げんじゅうな箝口令かんこうれいを敷しいていた。そのユニフォームデザインから、ドラゴンズとドジャースをかけてドジャゴンズ、ドラジャースとも揶揄やゆされた。闘争とうそう心しんを露あらわにする星野ほしの監督かんとくの姿勢しせいで度々どどの乱闘らんとう劇げきも見みられた。5月には一時いちじ的てきに首位しゅいに立たつも、巨人きょじんの猛烈もうれつな追おい上あげの前まえに最終さいしゅう的てきに2位い。広島ひろしまには1977年ねん以来いらい10年ねんぶりに勝かち越こした。新人しんじんの近藤こんどう真一しんいちが8月がつ9日にちの対たい巨人きょじん戦せんでプロ初はつ登板とうばん初はつ先発せんぱつノーヒットノーランを達成たっせい。若手わかてでは仁ひとし村むら徹とおる、彦野ひこの利勝としかつ、中村なかむら武志たけしがレギュラーで台頭たいとう。PL学園がくえんから立浪たつなみ和義かずよしがドラフト1位いで入団にゅうだん。オフに日本にっぽんハムファイターズから大島おおしま康徳やすのり、曽田そた康二こうじとの2対たい2トレードで大宮おおみや龍男たつお、田中たなか富生とみお、西武せいぶから平野ひらの謙けんとのトレードで小野おの和幸かずゆき、巨人きょじんを自由じゆう契約けいやくとなった仁ひとし村むら薫かおるを獲得かくとく。

1988年ねん

4月終了しゅうりょう時点じてんで首位しゅい広島ひろしまに8ゲーム差さの最下位さいかい、7月がつ8日にちに6連敗れんぱいで29勝しょう31敗はい2分ふんで借金しゃっきん2。しかし、翌日よくじつから巻まき返かえし、結局けっきょく50勝しょう15敗はい3分ふん、勝率しょうりつ.769で10月がつ7日にちに逆転ぎゃくてんで1982年ねん以来いらい6年ねんぶり4度目どめの優勝ゆうしょう。生はえ抜ぬき監督かんとくでの優勝ゆうしょうは球団きゅうだん史上しじょう初はつ。西武せいぶから平野へいやとのトレードで移籍いせきした小野おのが最多さいた勝しょうで、小松こまつと共ともに先発せんぱつ陣じんを牽引けんいん。米国べいこく留学りゅうがくから途中とちゅう帰国きこくした山本やまもと昌広まさひろが5勝しょう無敗むはい。リリーフ・郭かく源治げんじが44セーブポイントでMVP。立浪たつなみが新人しんじん王おうに輝かがやいた。日本にっぽんシリーズでは西武せいぶと対戦たいせん、第だい1戦せん・第だい5戦せん先発せんぱつした小野おのを筆頭ひっとうに第だい2戦せんの小松こまつ以外いがいの先発せんぱつ投手とうしゅが打うち込こまれ、落合おちあい、この年としから二塁手にるいしゅに転向てんこうした宇野うのの不振ふしんもあり、1勝しょう4敗はいと敗退はいたい。3年間ねんかん活躍かつやくしたゲーリー・レーシッチが退団たいだん。また、6月がつに二に軍ぐんにいたラルフ・ブライアントを近鉄きんてつに放出ほうしゅつしたが、彼かれは近鉄きんてつでの伝説でんせつ的てきな猛もう打だによりパ・リーグを代表だいひょうする選手せんしゅとなった。オフに巨きょ人じんから中尾なかお孝義たかよしとの1対たい2トレードで西本にしもと聖きよし、加茂川かもがわ重治しげはる、広島ひろしまから本村もとむら信吾しんご、片平かたひら哲也てつやとのトレードで斉藤さいとう浩行ひろゆき、片岡かたおか光宏みつひろを獲得かくとく。

1989年ねん

野手やしゅでは立浪たつなみが故障こしょうで離脱りだつ。投手とうしゅ陣じんは前年ぜんねん最多さいた勝しょう・小野おのの不振ふしんと小松こまつも故障こしょうながら郭かくは12試合しあい連続れんぞくセーブポイントの日本にっぽん記録きろくタイ。8月12日にちにはこの年とし20勝しょうの斎藤さいとう雅樹まさきから9回かい1死しまで無む安打あんだのところで反撃はんげきし、落合おちあいのサヨナラ本塁打ほんるいだで勝かつなど、優勝ゆうしょうした巨きょ人じんに1984年ねん以来いらい5年ねんぶりの勝かち越こしで3位い。落合おちあいは打点だてん王おう、巨人きょじんから中尾なかおとの1対たい2トレードで加茂川かもがわと共ともに移籍いせきした西本にしもと聖きよしは20勝しょうで最多さいた勝しょう、新人しんじんの大豊たいほう泰昭やすあきはレギュラー定着ていちゃく。NTT東京とうきょうから与田よだ剛つよしがドラフト1位いで入団にゅうだん。オフに大洋たいようから加茂川かもがわ重治しげはる、片岡かたおか光宏みつひろとの計けい2対たい2トレードで木田きだ勇いさむ、北野きたの勝則かつのり、日本にほんハムから小松崎こまつざき善久よしひさ、藤ふじ王おう康晴やすはるとの2対たい2トレードで田中たなか幸雄ゆきお、早川はやかわ和夫かずおを獲得かくとく。

1990年ねん

投手とうしゅ陣じんは苦くるしみながらも、新人しんじんの与田よだ剛つよしが開幕かいまくから奮投し、31セーブで最優秀さいゆうしゅう救援きゅうえんと新人しんじん王おう。打撃だげきは復活ふっかつした立浪たつなみと新しん加入かにゅうのバンス・ローが3割わりをマークし、落合おちあいが本塁打ほんるいだ、打点だてん王おうを獲得かくとくするがチームはBクラスと4位いに沈しずむ。巨人きょじん戦せんでは頭部とうぶ付近ふきんへの投球とうきゅうを巡めぐって、両りょう軍ぐんによる乱闘らんとうに発展はってんして星野ほしの監督かんとくもエキサイトする場面ばめんがあった。木田きだ勇いさむ、田中たなか幸雄ゆきおが現役げんえきを引退いんたいした。オフに日本にほんハムファイターズから斉藤さいとう浩行ひろゆきとのトレードで小松崎こまつざき善久よしひさが2年ねんぶりに復帰ふっき。

1991年ねん

前半ぜんはん戦せんは首位しゅいで折おり返かえすも、後半こうはんは失速しっそくし、優勝ゆうしょうした広島ひろしまと3ゲーム差さの2位いに終おわる。ドラフト5位いの新人しんじん森田もりた幸一こういちが開幕かいまくから活躍かつやくして50試合しあいを投なげて10勝しょう、17セーブで新人しんじん王おう。落合おちあいは最後さいごまで首位しゅい打者だしゃ争あらそいをするも、ヤクルトスワローズの古田ふるた敦あつし也に敗やぶれて打点だてん王おうのみ。オフに小松崎こまつざき善久よしひさが戦力せんりょく外がい通告つうこくを受うけ、その後ご現役げんえきを引退いんたいした。星野ほしの仙せん一いちは健康けんこう上じょうの理由りゆうで監督かんとくを退任たいにんし、後任こうにんに高木たかぎ守まもる道どうが監督かんとくに就任しゅうにん。

第だい1次じ高木たかぎ監督かんとく時代じだい（第だい2次じ中日ちゅうにちドラゴンズ時代じだい）

1992年ねん

この年としのセ・リーグはまれに見みる混戦こんせんだったが、成績せいせきは60勝しょう70敗はいで1980年ねん以来いらい12年ねんぶりの最下位さいかい。この年とし、中日ちゅうにちを扱あつかったアメリカ映画えいが『ミスター・ベースボール（Mr.Baseball）』（トム・セレック主演しゅえん、フレッド・スケピシ監督かんとく）が公開こうかいされている。オフに西本にしもと聖きよしが自由じゆう契約けいやくとなった（オリックスに移籍いせき）。ロッテから宇野うの勝まさる、長嶋ながしま清幸きよゆきとの2対たい2トレードで今野こんの隆裕たかひろ、横田よこた真之まさゆきを獲得かくとく。

1993年ねん

山本やまもと昌広まさひろと今中いまなか慎二しんじのダブル左腕さわんエースが共ともに17勝しょうで最多さいた勝しょう、今中いまなかは沢村さわむら賞しょう、山本やまもとは最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつのタイトルも獲得かくとく。しかし、前半ぜんはん戦せんで2位い以下いかに大差たいさをつけて独走どくそうしたヤクルトが優勝ゆうしょう、2位いに終おわる。早川はやかわ和夫かずおが現役げんえきを引退いんたいした。オフに落合おちあい博満ひろみつが巨きょ人じんにFA移籍いせき。

1994年ねん

中盤ちゅうばんまで巨人きょじんとの首位しゅい争あらそいとなったが、8月がつ18日にちからの8連敗れんぱいとなり、9月に入はいるとこの年としに任期にんきが切きれる高木たかぎ守道もちの後任こうにんとして星野ほしの仙せん一いちの名なが報ほうじられ、この時点じてんで高木たかぎ守まもる道どうも監督かんとくの辞意じいを仄ほのめかしていたが、9月がつ20日はつかからの9連勝れんしょうなどで首位しゅいの巨きょ人じんに並ならび、10月8日にち、史上しじょう初はつの最終さいしゅう戦せん同率どうりつ首位しゅい決戦けっせん（10.8決戦けっせん）となった。試合しあいは3対たい6で敗戦はいせんし、2年ねん連続れんぞく2位いに終おわった。この年としはアロンゾ・パウエルが首位しゅい打者だしゃ、大豊たいほう泰昭やすあきが本塁打ほんるいだ王おうと打点だてん王おう、山本やまもと昌あきらが最多さいた勝しょう、郭かく源治げんじが最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつのタイトルを獲得かくとく。球団きゅうだんの引ひき留とめに応おうじて、高木たかぎ守まもる道どうも契約けいやく延長えんちょうとなった。オフに近鉄きんてつからFA宣言せんげんした金村かなむら義明よしあきを獲得かくとく（中日ちゅうにちでは初はつのFA入団にゅうだん）。

1995年ねん

前年ぜんねんから一転いってん、不振ふしんに陥おちいり、6月2日にちの対たい阪神はんしん戦せんの試合しあい前まえに高木たかぎ守まもる道どうが監督かんとくを辞任じにん。その後ご、徳武とくたけ定じょう祐ゆうが監督かんとく代行だいこうとなるも、7月がつ23日にちに解任かいにんされ、二に軍ぐん監督かんとくの島野しまの育夫いくおが監督かんとく代々だいだい行ぎょうとなった。こうして監督かんとく人事じんじが迷走めいそうしたことも響ひびき、5位いに終おわり、9月がつ20日はつかに星野ほしの仙せん一いちの2度目どめの監督かんとく就任しゅうにんが発表はっぴょうされた。パウエルが2年ねん連続れんぞく首位しゅい打者だしゃに輝かがやいた。オフにロッテから無償むしょうトレードで愛甲あいこう猛たけし、仁ひとし村むら、酒井さかい忠晴ただはる、山本やまもと保司やすしとの3対たい3トレードで樋口ひぐち一紀かずのり、前田まえだ幸長よしなが、平沼ひらぬま定じょう晴はれ（10年ねんぶりに復帰ふっき）、西武せいぶから前原まえはら博之ひろゆき、清水しみず雅治まさはるとの2対たい2トレードで山野やまの和明かずあき、村田むらた勝喜かつよし、新しん外国がいこく人じんとして宣せん銅どう烈れつを獲得かくとく。

第だい2次じ星野ほしの監督かんとく時代じだい（第だい2次じ・第だい3次じ中日ちゅうにちドラゴンズ時代じだい）

1996年ねん

球団きゅうだん事務所じむしょのあった中日ちゅうにちビル（2018年ねん12月25日にちにバンテリンドーム ナゴヤ敷地しきち内ない（南東なんとう部ぶ）に移転いてん）

韓国かんこくの至宝しほうといわれた宣せんが抑おさえとして期待きたいされるも、日本にっぽんの野球やきゅうに馴染なじめず、不振ふしんに終おわった。一方いっぽう、8月がつ11日にちの対たい巨人きょじん戦せんで野口のぐち茂樹しげきがノーヒットノーランを達成たっせい。この年としは長嶋ながしま巨人きょじんによる「メークドラマ」の年としだったが、巨人きょじんがあと1勝しょうで優勝ゆうしょうという時点じてん（巨人きょじんの残のこり試合しあいは全すべて対たい中日ちゅうにち戦せんだったのでマジックはつかなかった）で勝かち続つづけ、9月24日にちから6連勝れんしょう。10月6日にち、ナゴヤ球場きゅうじょうでの最後さいごの公式こうしき戦せんを含ふくむ残のこり3試合しあいの対たい巨人きょじん戦せんに全勝ぜんしょうすればプレーオフという状況じょうきょうで、3試合しあい目めに2対たい5で敗戦はいせんで2位いに終おわったが、阪神はんしんには1991年ねん以来いらい5年ねんぶりに勝かち越こした。この年としは本塁打ほんるいだ王おうになった山やま﨑武司し、3年ねん連続れんぞくで首位しゅい打者だしゃになったパウエルを主軸しゅじくとした打線だせんが活躍かつやくを見みせ、“強つよ竜りゅう打線だせん”の愛称あいしょうも一層いっそうの定着ていちゃくを見みせた。オフに新しん外国がいこく人じんとして金銭きんせんトレードでレオ・ゴメスを獲得かくとく。

第だい3次じ中日ちゅうにちドラゴンズ時代じだい

1997年ねん

バンテリンドーム ナゴヤ（ホームスタジアム）

狭せまいナゴヤ球場きゅうじょうから一転いってんして広ひろくなったナゴヤドームに野手やしゅ陣じんの慣なれが追おいつかず、前年ぜんねんの強つよ竜りゅう打線だせんも沈黙ちんもくし、チーム防御ぼうぎょ率りつは11位いと低迷ていめいし、1992年ねん以来いらい5年ねんぶりの最下位さいかいに終おわる。不振ふしんに終おわった主軸しゅじくの中なかで、新しん外国がいこく人じんのゴメスが打率だりつ.315、31本塁打ほんるいだと唯ただ一気いっきを吐はき、前年ぜんねん不振ふしんだった宣せんが38セーブを挙あげ、山本やまもと昌あきらが3年ねんぶり3度目どめの最多さいた勝かちを獲得かくとくした。ドラフトでは川上かわかみ憲けん伸しんを1位い、井端いばた弘和ひろかずを5位い指名しめいした。オフに守備しゅび力りょくと機動きどう力りょくを確保かくほするため、パウエルを解雇かいこし（阪神はんしんに移籍いせき）、新しん外国がいこく人じんとして李り鍾範、サムソン・リー、阪神はんしんから大豊たいほう泰昭やすあき、矢野やの輝弘てるひろとの2対たい2トレードで関川せきかわ浩一こういち、久慈くじ照あきら嘉よしみ、ロッテから小島こじま弘ひろし務つとむ、樋口ひぐち一紀かずのりとの2対たい2トレードで岸川きしかわ登のぼり俊しゅん、南みなみ渕ふち時じ高だかを獲得かくとく。平沼ひらぬま定じょう晴はれが西武せいぶに移籍いせき。

1998年ねん

宮田みやた征ただし典てんを投手とうしゅコーチに招聘しょうへいした。前半ぜんはん戦せんまでは勝率しょうりつ5割わり付近ふきんの成績せいせきだったが、後半こうはん戦せんからは独走どくそうしていた横浜よこはまをハイペースで追つい走そうし、8月がつ27日にちに1ゲーム差さに迫せまった。しかし、終盤しゅうばんの対たい横浜よこはま戦せん7連敗れんぱいが響ひびき、2位いに終おわった。北野きたの勝則かつのりが現役げんえきを引退いんたいした。野口のぐちが最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつ、この年としから中継なかつぎに転向てんこうした落合おちあい英二えいじが最優秀さいゆうしゅう中継なかつぎ投手とうしゅ、ルーキー川上かわかみ憲けん伸しんが新人しんじん王おうを獲得かくとくし、チーム防御ぼうぎょ率りつ12球団きゅうだん1位いとなった。ドラフトでは福留ふくとめ孝介こうすけを1位い、岩瀬いわせ仁紀ひとのりを2位い指名しめいした。オフにダイエーからFA宣言せんげんした武田たけだ一浩かずひろを獲得かくとく。

1999年ねん

開幕かいまくから11連勝れんしょう。投手とうしゅ陣じんは野口のぐちや山本やまもと昌あきら、川上かわかみ憲けん伸しんや武田たけだの先発せんぱつ陣じんに加くわえ、新人しんじんの岩瀬いわせ仁紀ひとのりが65試合しあいに登板とうばん、サムソン、落合おちあい英二えいじらと共ともに不動ふどうのセットアッパーとなる。抑おさえの宣せんも好調こうちょうで、12球団きゅうだん随一ずいいちの投手とうしゅ王国おうこくを誇ほこった。一方いっぽう、6月がつにダイエーから鳥越とりこし裕介ゆうすけとのトレードで河野こうの亮あきらを獲得かくとく。巨人きょじんとの優勝ゆうしょう争あらそいの最中さいちゅう、この年としは大型おおがた連勝れんしょうが多おおく、7月がつ2日にちから8連勝れんしょうしたのに加くわえ、シーズン終盤しゅうばんも9月がつ21日にちから再ふたたび8連勝れんしょうし、9月30日にちの神宮球場じんぐうきゅうじょうでの対たいヤクルト戦せんで、1988年ねん以来いらい11年ねんぶり5度目どめのリーグ優勝ゆうしょうを果はたした。前半ぜんはん戦せんを首位しゅいで折おり返かえしての優勝ゆうしょうは球団きゅうだん史上しじょう初はつ。ダイエーとの日本にっぽんシリーズでは中日ちゅうにち圧倒的あっとうてき有利ゆうりとされていたが、レギュラーシーズンで前年ぜんねんほど活躍かつやくできなかった川上かわかみ憲けん伸しんが第だい2戦せんで勝利しょうりするものの、野口のぐちは2戦せん2敗はい、関川せきかわが21打数だすう2安打あんだ、福留ふくとめが3戦せんから5戦せんまで3試合しあい連続れんぞく失策しっさく、井上いのうえ一樹かずきは13打数だすう0安打あんだに終おわり、1勝しょう4敗はいで敗退はいたい。オフに宣せんが現役げんえきを引退いんたいし、サムソンが退団たいだんした（ボストン・レッドソックスに移籍いせき）。オリックスから岸川きしかわ登のぼり俊しゅん、河野こうの亮あきらとの2対たい1トレードで鈴木すずき平たいらを獲得かくとく。南みなみ渕ふち時じ高だかがオリックスに移籍いせき。

2000年ねん

メルビン・バンチが開幕かいまくして間あいだもない4月がつ7日にちの横浜よこはま戦せんでノーヒットノーランを達成たっせい、またシーズンを通つうじて14勝しょうで最多さいた勝しょうのタイトルを獲得かくとくした。序盤じょばんは投手とうしゅ陣じんの不調ふちょう、また5番ばんレフトとして期待きたいされたディンゴの不振ふしんで出遅でおくれたものの、5月には10連勝れんしょうを記録きろく。しかし、投打とうだともに前年ぜんねんの面影おもかげはなく、特とくに対たい巨人きょじん戦せんは対戦たいせん成績せいせきで9勝しょう18敗はい。9月24日にちの東京とうきょうドームでの対たい巨人きょじん最終さいしゅう戦せんでは4対たい0でリードの最終さいしゅう回かいに抑おさえのエディ・ギャラードが江藤えとう智さとしに同点どうてん満塁まんるい本塁打ほんるいだ、二に岡おか智宏ともひろにサヨナラ本塁打ほんるいだで4-5で敗戦はいせん、巨人きょじんの優勝ゆうしょうが決定けっていし、2位いに終おわった。オフにゴメスが退団たいだんした。新しん外国がいこく人じんとしてティム・アンロー、オジー・ティモンズ、ヤクルトからFA宣言せんげんした川崎かわさき憲次けんじ郎ろう、広島ひろしまから鶴田つるた泰やすしとのトレードで紀藤きとう真琴まことを獲得かくとく。阪神はんしんを退団たいだんした大豊たいほうが4年ねんぶりに復帰ふっき。

2001年ねん

開幕かいまく直後ちょくごの4月がつに横浜よこはまから種田たねた仁ひとし、山田やまだ洋士ひろしとの2対たい1トレードで波留はる敏夫としおを獲得かくとく。4月に原田はらだ政彦まさひこが金銭きんせんトレードで日本にほんハムに移籍いせき。4月21日にちに前年ぜんねんオフに退団たいだんしたゴメスが復帰ふっき。5月に益田ますだ大介だいすけが金銭きんせんトレードで近鉄きんてつに移籍いせき。5月に李り鍾範（起亜きあタイガースに復帰ふっき）、8月がつ2日にちにアンローが退団たいだんした。不調ふちょうが響ひびき、1997年ねん以来いらい4年ねんぶりのBクラスと1995年ねん以来いらい6年ねんぶりの5位いが確定かくていした。オフに星野ほしの仙せん一いちは健康けんこう上じょうの理由りゆうで監督かんとくを退任たいにんし、後任こうにんにヘッド兼けん投手とうしゅコーチの山田やまだ久志ひさしが監督かんとくに就任しゅうにん。中日ちゅうにちOB以外いがいから選えらばれる監督かんとくとしては山内やまうち一弘かずひろ以来いらいとなる。前田まえだ幸長よしながが巨きょ人じんにFA移籍いせき。ティモンズが退団たいだんし、武田たけだ、鈴木すずきが自由じゆう契約けいやくとなった（前者ぜんしゃは巨人きょじん、後者こうしゃはダイエーに移籍いせき）。新しん外国がいこく人じんとしてスコット・ブレット、巨人きょじんにFA移籍いせきした前田まえだの人的じんてき補償ほしょうとして平松ひらまつ一宏かずひろ、横浜よこはまからFA宣言せんげんした谷たに繁しげる元信もとのぶを獲得かくとく。中村なかむら武志たけしが金銭きんせんトレードで横浜よこはまに移籍いせき。

山田やまだ監督かんとく時代じだい

2002年ねん

6月がつにキューバの至宝しほうと呼よばれたオマール・リナレス、新しん外国がいこく人じんとしてマーチン・バルガスを獲得かくとく。8月1日にちの巨人きょじん戦せんで川上かわかみ憲けん伸しんがノーヒットノーランを達成たっせい。チームは対たい巨人きょじん戦せん9連敗れんぱいが響ひびき、3位いに終おわった。福留ふくとめが松井まつい秀喜ひできの三冠王さんかんおうを阻はばみ、首位しゅい打者だしゃに輝かがやいた。オフに大豊たいほう、ゴメス、バンチが現役げんえきを引退いんたいし、久慈くじ照あきら嘉よしみが自由じゆう契約けいやくで退団たいだんした（阪神はんしんに移籍いせき）。ブレットを解雇かいこした。ロッテから波留はるとのトレードで酒井さかい忠晴ただはる（8年ねんぶりに復帰ふっき）、阪神はんしんを解雇かいこされたマーク・バルデス、新しん外国がいこく人じんとしてイバン・クルーズ、オリックスから山やま﨑武司しとのトレードで平井ひらい正史せいしを獲得かくとく。鈴木すずき郁いく洋ようが金銭きんせんトレードで近鉄きんてつに移籍いせき。

2003年ねん

1度どは入団にゅうだん契約けいやくを交かわしながらも、突如とつじょ翻意ほんい（ケビン・ミラー問題もんだい）し、ボストン・レッドソックスに入団にゅうだんしたケビン・ミラーの代かわりにロサンゼルス・エンゼルスよりアレックス・オチョアが来日らいにち。3月20日にちに金銭きんせんトレードで近鉄きんてつを自由じゆう契約けいやくとなった大塚おおつか晶あきら文ぶんを獲得かくとく。巨人きょじんとの開幕かいまくカードを勝かち越こし、その後ごも好調こうちょうで開幕かいまく後ご約やく1ヶ月かげつは首位しゅいを走はしっていたが、5月がつ以降いこうは失速しっそくし、阪神はんしんの独走どくそうを許ゆるす。チーム最多さいた勝しょうは平井ひらい正史せいし（12勝しょう）で、川上かわかみ憲けん伸しん、朝倉あさくら健太けんたと前年ぜんねん好成績こうせいせきを残のこした2人ふたりのケガによる離脱りだつなどもあり、ローテーションを守まもったのは山本やまもと昌あきらだけである。7月5日にちの東京とうきょうドームでの対たい巨人きょじん戦せんで立浪たつなみ和義かずよしが球団きゅうだん史上しじょう3人にん目めの通算つうさん2000本ほん安打あんだ達成たっせい。一方いっぽう、7月がつ22日にちに首脳しゅのう陣じんとの確執かくしつを起おこしたギャラードが退団たいだんした（同月どうげつ28日にちにウェイバー公示こうじで横浜よこはまに移籍いせき）。打線だせんは4番ばん打者だしゃが流動的りゅうどうてきで固定こていできず、5位いに低迷ていめいしていた9月9日にちに監督かんとくの山田やまだが休養きゅうよう（事実じじつ上じょうの解任かいにん）し、ヘッド兼けん打撃だげきコーチの佐々木ささき恭介きょうすけが監督かんとく代行だいこうとなった。9月10日にちにクルーズが退団たいだんした。

佐々木ささきの監督かんとく代行だいこう就任しゅうにん後ごは14勝しょう5敗はい1分ふんと好成績こうせいせきを残のこしたが、最終さいしゅう的てきには優勝ゆうしょうした阪神はんしんに勝かち越こしながらも、14.5ゲーム差さの2位いに終おわった。

オフに落合おちあい博満ひろみつが監督かんとくに就任しゅうにん。巨人きょじんを退団たいだんした川相かわい昌弘まさひろ、横浜よこはまを解雇かいこされたドミンゴ・グスマン、広島ひろしまを解雇かいこされた筒井つつい正也まさやを獲得かくとく。

落合おちあい監督かんとく時代じだい

2004年ねん

広島ひろしまとの開幕かいまく戦せんはFA移籍いせきから3年間ねんかん一軍いちぐん登板とうばんがなかった川崎かわさき憲次けんじ郎ろうが先発せんぱつ。2回かい途中とちゅう5失点しってんで降板こうばんするも、その後ごチームは逆転ぎゃくてん勝がち。開幕かいまく3連勝れんしょうするなど、4月がつを勝率しょうりつ5割わりで終おえるが、5月11日にちには2000年ねん以来いらい4年ねんぶりに最下位さいかいに転落てんらく。しかし、中旬ちゅうじゅん以降いこうは立たち直なおり、26日にちには首位しゅいに浮上ふじょう。6月は巨人きょじんと首位しゅい争あらそいとなり、20日はつかから7連勝れんしょうで首位しゅいに立たつと以降いこうは首位しゅいを譲ゆずることなく、安定あんていした戦たたかいぶりを見みせ、10月1日にちにマジック対象たいしょうの3位いのヤクルトが敗やぶれた事ことで、1999年ねん以来いらい5年ねんぶりのリーグ優勝ゆうしょうを達成たっせい。巨人きょじんとヤクルトには負まけ越こしたものの、他た球団きゅうだんには大おおきく勝かち越こした。アライバコンビが本領ほんりょうを発揮はっきし、チーム防御ぼうぎょ率りつ3.86と12球団きゅうだんトップの投手とうしゅ陣じんとリーグ初はつとなる同どう一いちチームから6人にんのゴールデン・グラブ賞しょう受賞じゅしょうとなったリーグ記録きろくの45失策しっさくという堅かたい守備しゅび力りょくでリーグ最少さいしょうの本塁打ほんるいだとリーグ5位いのチーム打率だりつと得点とくてんをカバーした。日本にっぽんシリーズでは西武せいぶと対戦たいせん、2度どの逆転ぎゃくてん負まけもあり、3勝しょう4敗はいで敗退はいたい。ドラフトでは中田なかた賢一けんいちを始はじめ、即そく戦力せんりょくとなりうる新人しんじんを獲得かくとくした。オフにリナレスが戦力せんりょく外がい通告つうこくを受うけ、その後ご現役げんえきを引退いんたいし、バルガスが自由じゆう契約けいやくとなった。横浜よこはまからタイロン・ウッズ、ロッテから山北やまきた茂利しげとしとのトレードで清水しみず将すすむ海うみを獲得かくとく。

2005年ねん

球団きゅうだん史上しじょう初はつの開幕かいまくから2試合しあい連続れんぞくのサヨナラ勝かちなど滑すべり出だしは好調こうちょうだったが、この年としから導入どうにゅうされたセ・パ交流こうりゅう戦せんで15勝しょう21敗はいと苦戦くせんを強しいられ、一時いちじは交流こうりゅう戦せん最下位さいかいにまで低迷ていめいした上うえに首位しゅいを走はしっていたリーグでも3位いにまで転落てんらくしたことから、「降くだ竜りゅう戦せん」と揶揄やゆされた。特とくにそのシーズンからパ・リーグへ新規しんき参入さんにゅうした東北とうほく楽天らくてんゴールデンイーグルスには初はつの3連戦れんせん（ナゴヤドーム、5月24日にち - 26日にち）で3連敗れんぱいを喫きっし、同どう球団きゅうだんにとっては球団きゅうだん史上しじょう初はつとなる3連勝れんしょうを献上けんじょうしたほか、セ・パ11球団きゅうだんで唯一ゆいいつ負まけ越こす結果けっかとなった。交流こうりゅう戦せんでの低迷ていめいにより、首位しゅいを阪神はんしんに明あけ渡わたす。オールスター前後ぜんこうの11連勝れんしょうなど、後半こうはん戦せんには粘ねばり強づよさを見みせ、首位しゅい阪神はんしんに2度どにわたって0.5ゲーム差さまで迫せまったものの、連覇れんぱはならず、最終さいしゅう的てきには優勝ゆうしょうした阪神はんしんと10ゲーム差さの2位いに終おわった。岩瀬いわせが佐々木ささき主浩おもひろの日本にっぽん記録きろくを塗ぬり替かえるシーズン46セーブを挙あげた。オフに大西おおにし崇之たかゆきが金銭きんせんトレードで巨きょ人じんに移籍いせき。野口のぐちが巨きょ人じんにFA移籍いせき。日本にほんハムを自由じゆう契約けいやくとなった上田うえだ佳けい範はん、巨人きょじんにFA移籍いせきした野口のぐちの人的じんてき補償ほしょうとして小田おだ幸平こうへい、元もと横浜よこはまのデニー・友利ともりを獲得かくとく。

2006年ねん

投手とうしゅ陣じんと堅守けんしゅ、打撃だげき陣じんがうまく絡からみ合あう「オレ竜りゅう野球やきゅう」で6月がつ半なかばから首位しゅいを独走どくそう。一方いっぽう、6月がつ20日はつかに日本にほんハムから金銭きんせんトレードで奈良原ならはら浩ひろしを獲得かくとく。8月12日にちの阪神はんしん戦せん（ナゴヤドーム）に勝かち、球団きゅうだん史上しじょう最速さいそくでマジックナンバー（M40）を点灯てんとうさせた。9月16日にちの対たい阪神はんしん戦せんでは山本やまもと昌あきらが史上しじょう最年長さいねんちょうでのノーヒットノーランを達成たっせい。シーズン終盤しゅうばんには阪神はんしんの猛追もうついに遭あうものの、1度ども首位しゅいを明あけ渡わたすことなく、10月がつ10日とおかに2004年ねん以来いらい2年ねんぶり7度目どめのセ・リーグ優勝ゆうしょうを決きめた。セ・リーグ5球団きゅうだんに勝かち越こしての「完全かんぜん優勝ゆうしょう」だった。川上かわかみ憲けん伸しんが最多さいた勝しょう、最多さいた奪だつ三振さんしん、岩瀬いわせが最多さいたセーブ、福留ふくとめ孝介こうすけが首位しゅい打者だしゃとMVP、ウッズが本塁打ほんるいだ王おうと打点だてん王おうのタイトルを獲得かくとくするなど、個この力ちからが際立きわだったシーズンでもあった。しかし、北海道ほっかいどう日本にっぽんハムファイターズと対戦たいせんした日本にっぽんシリーズではシリーズ全ぜん試合しあい1番ばん・2番ばんを張はったアライバコンビが38打数だすう5安打あんだ（1番ばん・荒木あらきが18打数だすう2安打あんだ、2番ばん・井端いばたが20打数だすう3安打あんだ）と絶ぜっ不調ふちょう。本塁打ほんるいだ王おうと打点だてん王おうのタイトルを獲得かくとくしたはずのウッズが本塁打ほんるいだも打点だてんも全まったく稼かせげず、1勝しょう4敗はいで敗退はいたいした。10月26日にちに札幌さっぽろドームで行おこなわれた第だい5戦せんを最後さいごに川相かわい、オフに奈良原ならはら浩ひろしが現役げんえきを引退いんたいし、アレックスが自由じゆう契約けいやくとなった（広島ひろしまに移籍いせき）。新しん外国がいこく人じんとして李り炳圭、ジョー・バレンタイン、サンティアゴ・ラミレス、フランクリン・グラセスキーを獲得かくとくしたと同時どうじにエンリケ・ラミレス、ラファエル・クルス、オリックスを自由じゆう契約けいやくとなった中村なかむら紀洋のりひろと育成いくせい契約けいやくを結むすんだ。

2007年ねん

2007年ねん11月11日にちのアジアシリーズ決勝けっしょう戦せんで優勝ゆうしょう直後ちょくごにおこなわれた落合おちあい監督かんとくの胴上どうあげ（東京とうきょうドーム）

3月22日にちに中村なかむら紀洋のりひろを支配しはい下か選手せんしゅに昇格しょうかくさせた。前年ぜんねんMVPだった福留ふくとめ孝介こうすけが怪我けがもあって、シーズン中ちゅうに戦線せんせん離脱りだつするものの、前年ぜんねんレギュラーに定着ていちゃくした森野もりの将彦まさひこがその穴あなを埋うめるように打撃だげき面めんでさらなる成長せいちょうを見みせた。一方いっぽう、6月8日にちにバレンタインが解雇かいこされた（ロングアイランド・ダックスに移籍いせき）ため、27日にちにクルスを支配しはい下か選手せんしゅに昇格しょうかくさせた。しかし、8月がつ17日にちにグラセスキーがウェイバー公示こうじされた（ニューアーク・ベアーズに移籍いせき）。投手とうしゅ陣じんでは川上かわかみ憲けん伸しん、朝倉あさくら、中田なかたを中心ちゅうしんとしたローテーション投手とうしゅが活躍かつやくした常つねに上位じょういを保たもち、終盤しゅうばんには巨人きょじん、阪神はんしんとの三みつ巴どもえの展開てんかいとなったが、勝負しょうぶどころでの取とりこぼしが響ひびき、最終さいしゅう的てきには2位いに終おわる。セ・リーグでは初はつのプレーオフとなるクライマックスシリーズでは第だい1ステージでは3位いの阪神はんしんと対戦たいせんし、2連勝れんしょう、第だい2ステージではレギュラーシーズン1位いの巨人きょじんと対戦たいせんし、3連勝れんしょう。計けい5連勝れんしょうで球団きゅうだん史上しじょう初はつとなる2年ねん連続れんぞくの日本にっぽんシリーズ出場しゅつじょうを決きめた。日本にっぽんシリーズでは2年ねん連続れんぞくで日本にほんハムと対戦たいせんし、第だい5戦せんで山井やまい大介だいすけと岩瀬いわせの継投けいとうによる完全かんぜん試合しあいもあり、4勝しょう1敗はいで日本にほんハムに前年ぜんねんの雪辱せつじょくを果はたし、1954年ねん以来いらい53年ねんぶりの日本一にっぽんいちを達成たっせいした。アジアシリーズでは初戦しょせんの韓国かんこく代表だいひょうSKワイバーンズに敗やぶれ、予選よせん2位いで決勝けっしょう戦せんに進すすむが、予選よせん1位いのSKワイバーンズに勝かって優勝ゆうしょうし、日本にっぽん勢ぜいとして3年ねん連続れんぞくのアジア王者おうじゃとなった。オフに渡邉わたなべ博幸ひろゆき、デニーが戦力せんりょく外がい通告つうこくを受うけ、2人ふたりともその後ご現役げんえきを引退いんたいし、E・ラミレスとS・ラミレスの両りょう外国がいこく人じん選手せんしゅが自由じゆう契約けいやくとなった（S・ラミレスはモンテレイ・サルタンズ、E・ラミレスは2009年ねんにヌエボラレド・オウルズに移籍いせき）。福留ふくとめ孝介こうすけがシカゴ・カブスにFA移籍いせき。西武せいぶからFA宣言せんげんした和田わだ一浩かずひろ、新しん外国がいこく人じんとしてトマス・デラロサ、マキシモ・ネルソンを獲得かくとく。FA入団にゅうだんした和田わだの人的じんてき補償ほしょうとして岡本おかもと真しん也が西武せいぶに移籍いせき。

2008年ねん

落合おちあいは「レギュラーの野手のて（荒木あらき、井端いばた、和田わだ、ウッズ、森野もりの、中村なかむら紀おさむ、李り炳圭、谷たに繁しげる）は決きまっている」と宣言せんげんした。就任しゅうにん当初とうしょは一軍いちぐんと二に軍ぐんの枠わくを撤廃てっぱいしてまでチーム内ないの競争きょうそうを煽あおった事ことを考かんがえれば、方針ほうしんを大おおきく転換てんかんしたが、5月14日にちの東京とうきょうヤクルト戦せんで森野もりのが左ひだり脹脛ふくらはぎ肉離にくばなれを起おこしたのをはじめ、6月がつには李り炳圭と井端いばた、8月がつの北京ぺきんオリンピックでは森野もりのと荒木あらき、レギュラーが次々つぎつぎと離脱りだつした。平田ひらた良介りょうすけ以外いがいに、それを補おぎなうべき若手わかても現あらわれず、535得点とくてんと111併殺へいさつ打だはセ・リーグワースト、チームの得点とくてん圏けん打率だりつとチーム打率だりつ（共ともに2割わり5分ふん3厘りん）は12球団きゅうだんワーストだった。しかし、6月16日にちに横浜よこはまから石井いしい裕也ゆうやとのトレードで小池こいけ正晃まさあきを獲得かくとく。また、投手とうしゅ面めんも前年ぜんねん活躍かつやくを見みせた中田なかた（14勝しょう）は怪我けがと不振ふしん、朝倉あさくら（12勝しょう）は7月がつに右腕うわんの血行けっこう障害しょうがいを発症はっしょう、川上かわかみ（12勝しょう）は北京ぺきんオリンピック参加さんかでの離脱りだつおよびその後ごも調整ちょうせいに時間じかんがかかった事ことも重かさなって、3人にん合計ごうけいで19勝しょうどまり。山井やまいも怪我けがで2試合しあいの登板とうばんに終おわった。7月11日にちにクルスがウェイバー公示こうじされた。吉見よしみ一起かずきが先発せんぱつ・中継なかつぎフル回転かいてんし、後半こうはん戦せんは2年ねん目めの清水しみず昭信あきのぶが完投かんとうするなど、若手わかてでカバーしたが、先発せんぱつローテーションが1年間ねんかん固かたまらず、チーム史上しじょう初はつの規定きてい投球とうきゅう回かい到達とうたつ者しゃなしに終おわった（最もっとも多おおく投なげたのは山本やまもと昌あきらの133回かいと3分ぶんの2）。また、中継なかつぎの勝かちパターンも、1年間ねんかん固かたまらず、当初とうしょの構想こうそうから修正しゅうせいを余儀よぎなくされ、新しんセットアッパーを予定よていしていた鈴木すずき義広よしひろが開幕かいまくから8試合しあい投なげただけで右みぎ肘ひじを疲労ひろう骨折こっせつしてシーズン絶望ぜつぼうとなったのを皮切かわきりに、ベテランの平井ひらい正史せいしが37試合しあいで防御ぼうぎょ率りつ5.14と不振ふしんに陥おちいった。54試合しあい登板とうばんの高橋たかはし聡さとし文ぶんと44試合しあいに登板とうばんした2年ねん目めの浅尾あさお拓也たくやでカバーしたが、投手とうしゅ陣じんで固かたまったのがクローザーの岩瀬いわせ仁紀ひとのりだけだった。事実じじつ5人にん以上いじょう投手とうしゅを起用きようした試合しあいは前年ぜんねんは30勝しょう16敗はい1分わけだったのが、16勝しょう22敗はい5分わけと投手とうしゅ陣じんを多おおく起用きようすればする程ほど苦くるしい展開てんかいだったが、3位いとなり、クライマックスシリーズの出場しゅつじょう権けんは確保かくほした。9月27日にちにナゴヤドームで行おこなわれた引退いんたい試合しあいを最後さいごに上田うえだ佳けい範はんが現役げんえきを引退いんたいした。クライマックスシリーズ第だい1ステージは阪神はんしんとの接戦せっせんを2勝しょう1敗はいで制せいしたものの、第だい2ステージでは拙攻せっこうと投手とうしゅ陣じんの不調ふちょう（特とくに救援きゅうえん陣じん）もあり、巨人きょじんに1勝しょう3敗はい1引分ひきわけで敗退はいたい、3年ねん連続れんぞく日本にっぽんシリーズ進出しんしゅつはならなかった。8月4日にち、山本やまもと昌あきらが史上しじょう最年長さいねんちょうとなる42歳さい11カ月かげつで通算つうさん200勝しょうを達成たっせいした。オフに浪人ろうにんしていた河原かわはら純一じゅんいちが入団にゅうだんテストに合格ごうかく。ウッズが自由じゆう契約けいやくとなった。日本にほんハムを自由じゆう契約けいやくとなった小山こやま桂かつら司つかさ、新しん外国がいこく人じんとしてトニ・ブランコ、ネルソン・パヤノを獲得かくとく。中村なかむら紀洋のりひろが楽天らくてん、川上かわかみ憲けん伸しんがアトランタ・ブレーブスにFA移籍いせき。

2009年ねん

ワールド・ベースボール・クラシック日本にっぽん代表だいひょうの候補こうほにドラゴンズから4選手せんしゅが選えらばれたが、全員ぜんいんが辞退じたいしたことが話題わだいとなった。序盤じょばんは下位かいに低迷ていめいしたが、交流こうりゅう戦せん辺あたりから追おい上あげを見みせ、一時いちじは首位しゅい巨人きょじんとのゲーム差さを1.5まで縮ちぢめた。しかし、巨人きょじんに8勝しょう16敗はいと大おおきく負まけ越こしたのが最後さいごまで響ひびき、最終さいしゅう的てきには首位しゅい巨きょ人じんに12ゲーム差さをつけられ、2位いに終おわった。3位いのヤクルトとのクライマックスシリーズ第だい1ステージは初戦しょせんを落おとした後のちに連勝れんしょうし、2勝しょう1敗はいで制せいしたが、巨人きょじんと対戦たいせんした第だい2ステージは初戦しょせんに勝利しょうりした後のち、3連敗れんぱいで1勝しょう4敗はいで敗退はいたい。新しん外国がいこく人じんのブランコが本塁打ほんるいだ王おうと打点だてん王おうの二に冠かんに輝かがやく活躍かつやくを見みせ、前年ぜんねん不振ふしんだった立浪たつなみも代打だいだで好成績こうせいせきを残のこして勝利しょうりに貢献こうけんした。川上かわかみの移籍いせきに伴ともない、生しょうじた先発せんぱつ投手とうしゅ陣じんの穴あなもそれぞれ16勝しょうで最多さいた勝しょうと防御ぼうぎょ率りつ1.51で最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつのタイトルを獲得かくとくした吉見よしみやチェン・ウェインの活躍かつやくによって埋うまり、また川井かわい雄太ゆうたが球団きゅうだん新しん記録きろくの開幕かいまく11連勝れんしょうを達成たっせいした。立浪たつなみ、井上いのうえ一樹かずき、デラロサが現役げんえきを引退いんたいした。オフに李り炳圭がウェイバー公示こうじされ、中里なかさと篤史あつし、パヤノが自由じゆう契約けいやくとなった（中里なかさとは巨人きょじん、パヤノはカンザスシティ・ロイヤルズに移籍いせき）。新しん外国がいこく人じんとしてエドワード・バルデス、ディオニス・セサルを獲得かくとくしたと同時どうじにフォアキン・サンタマリア、カンディド・ヘススと育成いくせい契約けいやくを結むすんだ。

2010年ねん

6月25日にちにソフトバンクから清水しみず将すすむ海うみとのトレードで三瀬みせ幸司こうじを獲得かくとく。8月9日にちにサンタマリアが自由じゆう契約けいやくとなった。

チーム打率だりつ（.259）、チーム得点とくてん（539得点とくてん）が12球団きゅうだん中ちゅう11位いだったものの、チーム防御ぼうぎょ率りつ3.29、チームセーブ43、チームホールド113、チームホールドポイント135はいずれも12球団きゅうだん最高さいこうだった。特とくに山井やまい、中田なかた、チェンが先発せんぱつした7月がつ16日にち - 18日にちにそれぞれ完封かんぷう勝利しょうりを成なし遂とげると、同月どうげつ19日にちは先発せんぱつ岩田いわたが7回かい2/3まで無む失点しってんで抑おさえた後のち、浅尾あさお-髙橋が救援きゅうえんしての完封かんぷう、20日はつかはネルソン-清水しみず-髙橋-浅尾あさお-河原かわはら-岩瀬いわせ-平井ひらいがシャットアウトした結果けっかの延長えんちょう11回かいサヨナラ勝がちと5試合しあい連続れんぞく完封かんぷう勝利しょうりのプロ野球やきゅう新しん記録きろくを樹立じゅりつ（翌年よくねん、日本にほんハムも同おなじく5試合しあい連続れんぞく完封かんぷう勝利しょうりのタイ記録たいきろくを達成たっせい）するほどだった。また、ホームゲームでは53勝しょう18敗はい1分わけと圧倒的あっとうてきな強つよさを見みせた。巨人きょじん戦せんはナゴヤドームでは9連勝れんしょうを含ふくむ10勝しょう2敗はい（クライマックスシリーズでは3勝しょう1敗はい）、対たい阪神はんしん戦せんも10勝しょう2敗はいと大おおきく勝かち越こしている一方いっぽうで、ロードゲームでは26勝しょう44敗はい2分わけと差さが激はげしかったが、セ・リーグ5球団きゅうだんで負まけ越こしたのはヤクルトだけだった。

1年ねんを通とおしてみると、序盤じょばんには先発せんぱつ投手とうしゅ陣じんの不調ふちょうおよびネルソンが逮捕たいほされたことによる調整ちょうせい不足ふそく、野手やしゅでは主力しゅりょくの井端いばたがシーズン中盤ちゅうばんから故障こしょうによる長期ちょうき離脱りだつなどがあり、一時いちじは首位しゅい巨きょ人じんに最大さいだい8ゲーム差さをつけられたが、浅尾あさおや髙橋ら中継なかつぎ投手とうしゅ陣じんの活躍かつやく、和田わだや森野もりのらがチームを牽引けんいんする一方いっぽうで、井端いばたに代かわってレギュラーに定着ていちゃくした堂上どうじょう直ちょく倫りんら若手わかての台頭たいとうなどもあり、後半こうはん戦せんから追おい上あげを見みせた。優勝ゆうしょうマジックを1とした10月1日にち、チームは試合しあいがなかったものの、マジック対象たいしょうの阪神はんしんが広島ひろしまに敗やぶれたことから、2006年ねん以来いらい4年ねんぶり8度目どめのリーグ優勝ゆうしょうとなり、巨人きょじんのリーグ4連覇れんぱを阻止そしした。なお、この年としはJリーグ・名古屋なごやグランパスもJ1リーグ初はつ制覇せいはを果はたしており、プロ野球やきゅう・Jリーグの双方そうほうで名古屋なごや市しに本拠地ほんきょちを置おくチームが優勝ゆうしょうに沸わくことになった。自己じこ最多さいたの37本塁打ほんるいだを放はなった和田わだ一浩かずひろがMVPに輝かがやいた。クライマックスシリーズでは3位いの巨人きょじんと第だい2ステージを戦たたかい、4勝しょう1敗はいで2007年ねん以来いらい3年ねんぶりに日本にっぽんシリーズ出場しゅつじょうを決きめた。千葉ちばロッテマリーンズとの日本にっぽんシリーズでは第だい6戦せん（延長えんちょう15回かい、シリーズ歴代れきだい最長さいちょう時間じかん試合しあいとなる5時じ間あいだ43分ぶんの末まつに引ひき分わけ、16残塁ざんるいは日本にっぽんシリーズ史上しじょう最多さいた）、第だい7戦せんで2試合しあい連続れんぞくの延長えんちょう戦せんとなるなど、接戦せっせんを演えんじたが、21試合しあい連続れんぞくホールドポイントを達成たっせい、最終さいしゅう的てきには日本にっぽん新しん記録きろくとなるシーズン47ホールド、59ホールドポイントを記録きろくし、大車輪だいしゃりんの活躍かつやくだった浅尾あさおが名古屋なごやに戻もどった第だい6戦せん、第だい7戦せんで打うたれたのが祟たたり、2勝しょう4敗はい1分ふんで敗退はいたいした。オフに横浜よこはまを自由じゆう契約けいやくとなった佐伯さえき貴弘たかひろ、新しん外国がいこく人じんとしてジョエル・グスマン、フェリックス・カラスコ、エンジェルベルト・ソトを獲得かくとく。

2011年ねん

交流こうりゅう戦せんではセ・リーグで唯一ゆいいつの勝かち越こしチームとなり、首位しゅいにも立たつなど、好調こうちょうであったが、髙橋聡さとし文ぶん、中田なかた、山本やまもと昌あきら、ブランコ、谷たに繁しげる、井端いばたら主力しゅりょく選手せんしゅの故障こしょうが相次あいついだことに加くわえ、統一とういつ球だまの影響えいきょうなどで前年ぜんねんMVPの和田わだを中心ちゅうしんに打撃だげき陣じんが絶ぜっ不調ふちょうに陥おちいり、7月がつに大おおきく失速しっそく。8月3日にちには首位しゅいヤクルトに10ゲーム差さが付つき、10日とおかには借金しゃっきん6で5位いにまで転落てんらくしたが、リーグトップの投手とうしゅ陣じんの働はたらきに加くわえ、中継なかつぎから先発せんぱつに転向てんこうしたソトの活躍かつやくなどで、巨人きょじん、阪神はんしん、広島ひろしまとの2位い争あらそいに踏ふみ止とどまり、9月になると、谷たに繁しげる、ブランコ、井端いばたの復帰ふっきや大島おおしま洋平ようへい、平田ひらた良介りょうすけら若手わかての成長せいちょうもあり、徐々じょじょに首位しゅいヤクルトとの差さを縮ちぢめていく。その最中さいちゅう、任期にんき満了まんりょうによる落合おちあい博満ひろみつのシーズン限かぎりでの監督かんとく退任たいにんと高木たかぎ守道もちの2度目どめの監督かんとく就任しゅうにんが9月22日にち、コーチ11人にんの退団たいだんが10月6日にちに発表はっぴょうされた。前後ぜんごして9月がつを15勝しょう6敗はい3引分ひきわけ、10月がつを11勝しょう5敗はい2引分ひきわけと勝かち越こし、10月6日にちに首位しゅいに浮上ふじょう。10月18日にちの対たい横浜よこはま戦せんでブランコの同点どうてん本塁打ほんるいだで引ひき分わけに持もち込こみ、142試合しあい目めにして球団きゅうだん史上しじょう初はつの2年ねん連続れんぞくリーグ優勝ゆうしょうを達成たっせいし、1982年ねん以来いらい29年ねんぶりの横浜よこはまスタジアムでの胴上どうあげが実現じつげんした。チーム打率だりつ（.228）、得点とくてん数すう（419得点とくてん）は共ともにリーグワーストであり、両りょう部門ぶもんがワーストでのリーグ優勝ゆうしょうはプロ野球やきゅう史上しじょう初はつである。セットアッパーとして0.41という防御ぼうぎょ率りつを記録きろくした浅尾あさお拓也たくやがセ・リーグMVPを獲得かくとくした。ヤクルトとのクライマックスシリーズファイナルステージは4勝しょう2敗はいで2年ねん連続れんぞくとなる日本にっぽんシリーズ出場しゅつじょうを決きめた。9月28日にちにヘススとカラスコの両りょう外国がいこく人じん選手せんしゅとの契約けいやくを解除かいじょし、11月1日にちにグスマンがウェイバー公示こうじされた（シンシナティ・レッズに移籍いせき）。福岡ふくおかソフトバンクホークスとの日本にっぽんシリーズでは第だい6戦せんまでお互たがいの本拠地ほんきょちで敗戦はいせんする展開てんかい（外そと弁慶べんけいシリーズ）となったが、ダイエー時代じだいに続つづいて名古屋なごやで3戦せん全敗ぜんぱいしたことが祟たたったのと、キャッチャーの谷たに繁しげるがヤクルトとのセ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージ第だい1戦せんの第だい1打席だせきから43打席だせき連続れんぞく無む安打あんだと極度きょくどの不振ふしんで足あしを引ひっ張ぱり、ヤフードームでの第だい7戦せんに敗やぶれ、3勝しょう4敗はいで敗退はいたいした。2010年ねんもロッテに敗やぶれているので、史上しじょう6チーム目めの同どう一いちチームによる2年ねん連続れんぞく日本にっぽんシリーズ敗退はいたいとなった。なお、中日ちゅうにちはこの年としを最後さいごに1度どもリーグ優勝ゆうしょう・日本にっぽんシリーズ出場しゅつじょうになっておらず、セ・リーグ全ぜん球団きゅうだんの中なかで「最もっとも日本にっぽんシリーズから遠とおざかっている球団きゅうだん」になっている。また、1974年ねんから続つづいている「年間ねんかん勝率しょうりつ1位いで出場しゅつじょうした日本にっぽんシリーズの連敗れんぱい記録きろく」を2年ねん連続れんぞくで更新こうしんし、2024年ねん現在げんざいで9回かい優勝ゆうしょうし、8連敗れんぱい中ちゅうである。オフにチェン、河原かわはら、佐伯さえきが自由じゆう契約けいやくとなった。楽天らくてんを自由じゆう契約けいやくとなった山やま﨑武司しが10年ねんぶり、アトランタ・ブレーブスを自由じゆう契約けいやくとなった川上かわかみ憲けん伸しんが4年ねんぶりに復帰ふっき。小池こいけ正晃まさあきがFAでDeNAに復帰ふっき。小山こやま桂かつら司しが金銭きんせんトレードで楽天らくてんに移籍いせき。新しん外国がいこく人じんとしてビクトル・ディアス、ホルヘ・ソーサを獲得かくとく。

第だい2次じ高木たかぎ監督かんとく時代じだい（第だい3次じ中日ちゅうにちドラゴンズ時代じだい）

2012年ねん

開幕かいまく戦せんの広島ひろしま戦せんに勝利しょうりし、引ひき分わけを挟はさんで5連勝れんしょうで、5月8日にちに首位しゅいに立たつと、途中とちゅう1日にちを除のぞいて6月がつ30日にちまで首位しゅいだった。交流こうりゅう戦せんではセ・リーグでは巨人きょじんに次ついで2位いで、6月がつを5割わりの成績せいせきとすると、7月がつ1日にちには巨人きょじんに抜ぬかれて2位いとなる。その後ごは巨人きょじんに離はなされる展開てんかいで8月がつ末まつには6.5ゲームとなり、最終さいしゅう的てきには首位しゅい巨人きょじんと10.5ゲーム差さの2位いに終おわった。小笠原おがさわら孝たかし、英えい智さとしが現役げんえきを引退いんたいした。クライマックスシリーズのファーストステージでは2勝しょう1敗はいでヤクルトに勝利しょうりしたものの、続つづく巨人きょじんとのファイナルステージでは3連勝れんしょうの後のち、3連敗れんぱいで敗退はいたいした。シーズン途中とちゅう、主砲しゅほうのブランコやエースの吉見よしみ一起かずきが故障こしょうで離脱りだつするなど、共ともに規定きてい打席だせき、投球とうきゅう回かいに達たっせず、クライマックスシリーズでは吉見よしみを欠かいたのが響ひびいた。なお、中日ちゅうにちはこの年としを最後さいごに1度どもクライマックスシリーズに出場しゅつじょうしておらず、現存げんそん12球団きゅうだんの中なかで「最もっともクライマックスシリーズから遠とおざかっている球団きゅうだん」になっている。ナゴヤドームでは途中とちゅう球団きゅうだん新しん記録きろくの14連勝れんしょうなど貯金ちょきん20としたが、ビジターでは負まけ越こし、特とくに対たい巨人きょじん・対たいヤクルトとの関東かんとうでの試合しあいは開幕かいまくから15連敗れんぱいとなった。オフに久本ひさもと祐一ゆういち、平井ひらい正史せいし、ネルソンら外国がいこく人じん選手せんしゅ4人にんが自由じゆう契約けいやくとなった。新しん外国がいこく人じんとしてブラッドリー・バーゲセン、エクトル・ルナ、ダニエル・カブレラ、マット・クラークを獲得かくとく。岩いわ﨑達郎ろうが金銭きんせんトレードで楽天らくてんに移籍いせき。

2013年ねん

開幕かいまく直後ちょくごの3月がつ30日にちにディアスが自由じゆう契約けいやくとなった（4月がつ1日にちにウェイバー公示こうじでブリッジポート・ブルーフィッシュに移籍いせき）。4月終了しゅうりょう時点じてんで5位いのDeNAに0.5ゲーム差さの最下位さいかい。しかし、5月がつ以降いこうは明治めいじ神宮球場じんぐうきゅうじょうで6勝しょう5敗はいだったヤクルトが明治めいじ神宮球場じんぐうきゅうじょう以外いがいの球場きゅうじょうで1勝しょう10敗はい1分ふんと勝かてない現象げんしょうが起おきたことで、シーズン初はつの最下位さいかい脱出だっしゅつを果はたす。一方いっぽう、6月14日にちに新しん外国がいこく人じんとしてワーナー・マドリガルを獲得かくとく。その後ご、山井やまいが6月がつ28日にちの対たいDeNA戦せん（横浜よこはま）でノーヒットノーランを達成たっせいした。だが、チームの調子ちょうしが上あがることなく、9月3日にちにブラッドリーがウェイバー公示こうじされ、25日にちの対たい広島ひろしま戦せん（ナゴヤドーム）に0対たい2で敗やぶれ、球団きゅうだん史上しじょう初はじめてクライマックスシリーズ出場しゅつじょうを逃のがし、最終さいしゅう的てきには2001年ねん以来いらい12年ねんぶりのBクラスと1990年ねん以来いらい23年ねんぶりの4位いが確定かくていし、セ・リーグ5球団きゅうだんに負まけ越こした。10月5日にちにナゴヤドームで行おこなわれた引退いんたい試合しあいを最後さいごに山やま﨑武司しが現役げんえきを引退いんたいした。オフに高木たかぎは2年ねん契約けいやくの満了まんりょうで監督かんとくを退任たいにんし、後任こうにんに谷たに繁しげる元信もとのぶが選手せんしゅ兼任けんにん監督かんとくとして就任しゅうにん。選手せんしゅ兼任けんにん監督かんとくは2006年ねんから2007年ねんのヤクルトの古田ふるた敦あつし也以来いらい、中日ちゅうにちとしては1955年ねんの野口のぐち明あきら以来いらい3人にん目めとなる。前ぜん監督かんとくの落合おちあい博満ひろみつが球団きゅうだん初はつのゼネラルマネージャー、中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ常務じょうむの佐々木ささき崇夫たかおが球団きゅうだん社長しゃちょうに就任しゅうにん。井端いばた（巨人きょじんに移籍いせき）、クラークとマドリガルの両りょう外国がいこく人じん選手せんしゅが自由じゆう契約けいやくとなった。ロッテを自由じゆう契約けいやくとなった工藤くどう隆人たかひと、巨人きょじんからFA宣言せんげんした小笠原おがさわら道みち大だいを獲得かくとく。パヤノが5年ねんぶりに復帰ふっきし、新しん外国がいこく人じんとしてアンダーソン・エルナンデス、アレクシス・ゴメスを獲得かくとくしたと同時どうじにレアンドロ・メジャと育成いくせい契約けいやくを結むすんだ。中田なかた賢一けんいちがソフトバンクにFA移籍いせき。

谷たに繁しげる監督かんとく時代じだい

2014年ねん

選手せんしゅ兼任けんにん監督かんとくの谷たに繁しげるは「守まもりの野球やきゅう」を掲かかげ、守備しゅび力りょくの向上こうじょうが見みられたものの、序盤じょばんは低調ていちょうだった。一方いっぽう、5月2日にちに西武せいぶから金銭きんせんトレードで武山たけやま真しん吾われを獲得かくとく。交流こうりゅう戦せんでは一時いちじ首位しゅいに立たつ一方いっぽうで、7月がつ29日にちにオリックスから岩いわ﨑恭平ひらたとのトレードで三ツ俣みつまた大樹たいじゅを獲得かくとく。7月終了しゅうりょう時点じてんで首位しゅい巨人きょじんと5ゲーム差さの貯金ちょきん2であったが、8月がつ6日にちの対たい広島ひろしま戦せんで和田わだ一浩かずひろと岩瀬いわせ仁紀ひとのりの両りょう名なが離脱りだつすると、打撃だげき陣じんが軒並のきなみ不振ふしんに陥おちいり、投手とうしゅ陣じんもQSを達成たっせいした試合しあいが8試合しあいに留とまるなど、球団きゅうだんワースト記録きろくの月間げっかん20敗はいを記録きろく。9月2日にちにゴメスとの契約けいやくを解除かいじょした。山本やまもと昌あきらが9月5日にちの対たい阪神はんしん戦せん（ナゴヤドーム）に先発せんぱつとして登板とうばんし、5回かい無む失点しってんで勝利しょうり投手とうしゅとなり、浜崎はまざき真二しんじの持もつNPB史上しじょう最年長さいねんちょう勝利しょうり投手とうしゅ記録きろく（48歳さい4か月げつ）とNPB史上しじょう最年長さいねんちょう試合しあい出場しゅつじょう記録きろく（48歳さい10か月げつ）などの最年長さいねんちょう記録きろくを更新こうしんしたが、20日はつかの対たい阪神はんしん戦せん（甲子園こうしえん）、23日にちの対たい巨人きょじん戦せん（ナゴヤドーム）に敗やぶれ、1986年ねん以来いらい28年ねんぶりの2年ねん連続れんぞく負まけ越こしおよびBクラスと4位いが確定かくていした。三瀬みせ幸司こうじ、小林こばやし正人まさと、鈴木すずき義広よしひろが現役げんえきを引退いんたいした。オフにパヤノとカブレラの両りょう外国がいこく人じん選手せんしゅが自由じゆう契約けいやくとなった。ソフトバンクを自由じゆう契約けいやくとなった亀かめ澤さわ恭平きょうへいと支配しはい下か契約けいやくを結むすび、オリックスを自由じゆう契約けいやくとなった八木やぎ智さとし哉、新しん外国がいこく人じんとしてラウル・バルデス、アマウリ・リーバス、リカルド・ナニータを獲得かくとく。

2015年ねん

チームは1980年ねん以来いらい35年ねんぶりの開幕かいまく3連敗れんぱいを喫きっした。4月にヤクルトと首位しゅい争あらそいを繰くり広ひろげるも、5月に入はいると、徐々じょじょに後退こうたいし、Bクラスに転落てんらくした。6月9日にちの対たいロッテ戦せんに7-6で勝利しょうりして球団きゅうだん通算つうさん5000勝しょうを達成たっせい、巨人きょじん・阪神はんしんに次ついで3球団きゅうだん目めとなった。和田わだが6月がつ11日にちの対たいロッテ戦せんで史上しじょう45人にん目めとなる通算つうさん2000本ほん安打あんだを達成たっせいした。交流こうりゅう戦せんは7勝しょう10敗はい1分ふんで2013年ねん以来いらい2年ねんぶりの負まけ越こしとなり、総合そうごう順位じゅんいは10位いに終おわった。交流こうりゅう戦せん終了しゅうりょう後ご、連敗れんぱいが嵩かさみ、6月がつ末まつ時点じてんで借金しゃっきん9の6位い、前半ぜんはん戦せんは1995年ねん以来いらい20年ねんぶりの6位い。（首位しゅいDeNAとは4差さ）。一方いっぽう、7月がつ13日にちに新しん外国がいこく人じんとしてラファエル・ペレス、ドリュー・ネイラーを獲得かくとく。しかし、翌よく14日にちにメジャとの契約けいやくを解除かいじょした。8月30日にちの対たい巨人きょじん戦せんに敗やぶれ、巨人きょじんに対たいし、2リーグ制せい後ご球団きゅうだん史上しじょうワーストとなる5年ねん連続れんぞく負まけ越こしが決定けってい。3年ねん連続れんぞくBクラスと2001年ねん以来いらい14年ねんぶりの5位いが確定かくていし、94失策しっさくは12球団きゅうだんワースト、内野ないや陣じんは53失策しっさくを記録きろくした。朝倉あさくら、小笠原おがさわら道みち大だい、和田わだ、選手せんしゅ兼任けんにん監督かんとくの谷たに繁しげる、現役げんえき最年長さいねんちょう投手とうしゅで中日ちゅうにち一筋ひとすじ32年ねんの現役げんえき生活せいかつにピリオドを打うった当時とうじ50歳さいの山本やまもと昌あきらが現役げんえきを引退いんたいし、川上かわかみ憲けん伸しんが退団たいだんした。ドラフトではこの年としの夏なつの甲子園こうしえん胴上どうあげ投手とうしゅである小笠原おがさわら慎之介しんのすけを1位い指名しめいし、日本にほんハムとの競合きょうごうの末すえに交渉こうしょう権けんを獲得かくとくした。オフに髙橋聡さとし文ぶんが阪神はんしんにFA移籍いせき。リーバスが解雇かいこされ、山内やまうち壮たけし馬ば、ルナとペレスの両りょう外国がいこく人じん選手せんしゅが自由じゆう契約けいやくとなった。ソフトバンクから金銭きんせんトレードで大場おおば翔太しょうた、新しん外国がいこく人じんとしてジョーダン・ノルベルト、フアン・ハイメ、ダヤン・ビシエドを獲得かくとく。DeNAを自由じゆう契約けいやくとなった多村たむら仁志ひとしと育成いくせい契約けいやくを結むすんだ。

2016年ねん

球団きゅうだん創設そうせつ80周年しゅうねんを迎むかえた。創立そうりつ80周年しゅうねん記念きねんCMが制作せいさくされ、OBである和田わだが出演しゅつえん。

序盤じょばんはビシエドの活躍かつやくでAクラスに食くい込こんでいたが、抑おさえの福谷ふくたに浩司こうじが安定あんていせず、二に軍ぐん落おちするなど、救援きゅうえん陣じんが固定こていできない一方いっぽうで、6月5日にちに新しん外国がいこく人じんとしてレイソン・セプティモを獲得かくとく。7月1日にち～3日にちの対たい阪神はんしん3連戦れんせんで勝かち越こし、その後ご14日にちに近藤こんどう弘ひろし基もとを支配しはい下か選手せんしゅに登録とうろくさせるも、9カード連続れんぞく勝かち越こしなし（この間あいだ7勝しょう18敗はい）と極度きょくどの低迷ていめいを受うけ、8月がつ9日にちに監督かんとく専任せんにんとなった谷たに繁しげると守備しゅびコーチの佐伯さえきが休養きゅうよう（事実じじつ上じょうの途中とちゅう解任かいにん）し、併あわせてヘッドコーチの森もり繁和しげかずが監督かんとく代行だいこうとして指揮しきを執とることを発表はっぴょうした。

森もり監督かんとく時代じだい

※2016年ねんの監督かんとく代行だいこう時代じだいも含ふくめる。

2016年ねん

8月がつ19日にち～21日にちの対たいDeNA3連戦れんせんで勝かち越こすまで12カード連続れんぞく勝かち越こしなし（この間あいだ9勝しょう25敗はい）と一気いっきに低迷ていめいした。雄太ゆうた、岩田いわた慎まき司つかさが現役げんえきを引退いんたいした。9月25日にちの阪神はんしん戦せんに敗やぶれ、1997年ねん以来いらい19年ねんぶりの最下位さいかいが確定かくていした。9月27日にちの巨人きょじん戦せんに敗やぶれ、1964年ねん以来いらい52年ねんぶりの81敗はいを喫きっした。2ケタ勝利しょうりを挙あげた投手とうしゅ、規定きてい投球とうきゅう回かいに到達とうたつした投手とうしゅは共ともになしで、同どう球団きゅうだんにとっては2リーグ制せい以降いこう初はつの記録きろくとなった。打撃だげき陣じんはチーム得点とくてん500、本塁打ほんるいだ89本ほんはリーグ最下位さいかい、チーム打率だりつ.245は5位いと低迷ていめいした。監督かんとく代行だいこうの森もりが翌年よくねんから正式せいしきに監督かんとくとして指揮しきを執とることを発表はっぴょうした。ドラフトでは明治大学めいじだいがくの柳やなぎ裕也ゆうやを1位い指名しめいし、DeNAとの競合きょうごうの末すえに交渉こうしょう権けんを獲得かくとくした。オフに呉屋ごや開ひらき斗と、大場おおば翔太しょうた、多村たむら仁志ひとしが戦力せんりょく外がい通告つうこくを受うけ、3人にんともその後ご現役げんえきを引退いんたいし、濱田はまだ達郎たつおが戦力せんりょく外がいとして育成いくせい契約けいやくを結むすび、ナニータ、ネイラー、セプティモら外国がいこく人じん選手せんしゅ5人にんが自由じゆう契約けいやくとなった。岸本きしもと淳あつし希のぞみ、三さんツ間あいだ卓也たくやを支配しはい下か選手せんしゅに登録とうろくさせた。新しん外国がいこく人じんとしてアレックス・ゲレーロ、エルビス・アラウホ、ホルヘ・ロンドンを獲得かくとく。楽天らくてんを自由じゆう契約けいやくとなった岩いわ﨑達郎ろう（5年ねんぶりに復帰ふっき）、新しん外国がいこく人じんとしてキューバから派遣はけんしたライデル・マルティネスとレオナルド・ウルヘエスの両りょう名なと育成いくせい契約けいやくを結むすんだ。GMの落合おちあい博満ひろみつが契約けいやく満了まんりょうとなる翌年よくねん1月がつ限かぎりでの退団たいだんを発表はっぴょうした。

DeNAが球団きゅうだん史上しじょう初はつのクライマックスシリーズ出場しゅつじょうを果はたしたことにより、中日ちゅうにちはセ・リーグ全ぜん球団きゅうだんの中なかで「最もっともクライマックスシリーズから遠とおざかっている球団きゅうだん」となった。

2017年ねん

3月19日にちに川上かわかみ憲けん伸しんが現役げんえきを引退いんたいした。開幕かいまくから1分わけを挟はさみ、5連敗れんぱいのスタートとなり、引分ひきわけ数すうの違ちがいで何なん度どか最下位さいかい争あらそいのヤクルトを抜ぬき、5位いに上あがったものの、その後ごも最下位さいかいに低迷ていめい。開幕かいまくから20試合しあい目めでようやく先発せんぱつ投手とうしゅ（バルデス）に勝かちが付ついた。6月3日にちのナゴヤドームでの対たい楽天らくてん戦せんで荒木あらき雅博まさひろが史上しじょう48人にん目め、球団きゅうだん生はえ抜ぬきとしては立浪たつなみ和義かずよし以来いらい史上しじょう4人にん目めの通算つうさん2000本ほん安打あんだ達成たっせい。7月がつ10日とおかに岩いわ﨑達郎ろうを支配しはい下か選手せんしゅに復帰ふっきさせた。投手とうしゅ陣じんの不調ふちょうを受うけ、NPBのトレード期限きげん当日とうじつの7月がつ31日にちに日本にほんハムから金銭きんせんトレードで谷たに元もと圭介けいすけを獲得かくとく。8月6日にちの巨人きょじん戦せんで岩瀬いわせがプロ野球やきゅう最多さいた記録きろくとなる950試合しあい登板とうばんを達成たっせい。しかし、9月4日にちに友利ともり結ゆい一軍いちぐん投手とうしゅコーチがチーム防御ぼうぎょ率りつリーグ5位いの4.11と低迷ていめいしたことの責任せきにんを取とり、コーチ登録とうろくを外はずれた。9月9日にちの広島ひろしま戦せんの敗戦はいせんで今季こんき36度目どめの逆転ぎゃくてん負まけを喫きっし、2リーグ分立ぶんりつ後ごの球団きゅうだんワースト記録きろくを更新こうしんする5年ねん連続れんぞく負まけ越こしが決きまった。9月24日にちにナゴヤドームで行おこなわれた引退いんたい試合しあいを最後さいごに森野もりの将彦まさひこが現役げんえきを引退いんたいした。投手とうしゅ陣じんの不振ふしんや主力しゅりょくに怪我人けがにんが続出ぞくしゅつした影響えいきょうで、最終さいしゅう的てきには59勝しょう79敗はい5分ふんと2年ねん連続れんぞくで60勝しょうに届とどかず、5年ねん連続れんぞくBクラスと2015年ねん以来いらい2年ねんぶりの5位いが確定かくていした。京田きょうだ陽よう太ふとしがリーグの新人しんじん選手せんしゅとしては歴代れきだい2位いのシーズン149安打あんだを達成たっせいするなど活躍かつやくし、新人しんじん王おうを獲得かくとくした。オフに岩いわ﨑達郎ろう、武藤むとう祐ゆう太ふとし、岸本きしもと淳あつし希まれ、ウルヘエスら外国がいこく人じん選手せんしゅ5人にんが自由じゆう契約けいやくとなった。来日らいにち1年ねん目めで本塁打ほんるいだ王おうを獲得かくとくするも、残留ざんりゅう交渉こうしょうが決裂けつれつしたゲレーロが巨きょ人じんに移籍いせき。日本にほんハムからFA宣言せんげんした大野おおの奨すすむ太ふとし、新しん外国がいこく人じんとしてソイロ・アルモンテ、スティーブン・モヤ、オネルキ・ガルシア、ディロン・ジーを獲得かくとく。前ぜんソフトバンクの松坂まつさか大輔だいすけが入団にゅうだんテストに合格ごうかく。新しん外国がいこく人じんとしてキューバから派遣はけんしたアリエル・マルティネスと育成いくせい契約けいやくを結むすんだ。

2018年ねん

マツダスタジアムでの開幕かいまく3連戦れんせんは1938年ねん以来いらい80年ねんぶりに全ぜん試合しあい逆転ぎゃくてん負まけでの3連敗れんぱいを喫きっし、出足であしから躓つまずいた。松坂まつさか大輔だいすけが4月がつ5日にちの巨人きょじん戦せんで2006年ねん以来いらい12年ねんぶりに日本にっぽんで先発せんぱつ登板とうばんを果はたす。その最中さいちゅう、4月がつ19日にちにR.マルティネスを支配しはい下か選手せんしゅに昇格しょうかくさせた。その後ご、松坂まつさか大輔だいすけが4月がつ30日にちのDeNA戦せんで2006年ねん9月がつ19日にちのソフトバンク戦せん以来いらい12年ねんぶり、日数にっすうにして4241日にちぶりにNPBで勝利しょうり投手とうしゅとなった。一方いっぽう、7月がつ19日にちに小川おがわ龍也たつやが金銭きんせんトレードで西武せいぶに移籍いせき。また、7月がつ25日にちに新しん外国がいこく人じんとしてジョエリー・ロドリゲスを獲得かくとく。8月16日にちのDeNA戦せんで平田ひらた良介りょうすけが史上しじょう68人にん目め、73度目どめのサイクルヒットを達成たっせいした。森もり監督かんとく時代じだいで初はつとなる勝率しょうりつ5割わりや3位いも経験けいけんしたが、9月12日にちの阪神はんしん戦せんに敗やぶれ、優勝ゆうしょうの可能かのう性せいが消滅しょうめつした。9月28日にちに岩瀬いわせ仁紀ひとのりがプロ野球やきゅう史上しじょう初はつとなる1000試合しあい登板とうばんを達成たっせいしたが、6年ねん連続れんぞくBクラスと2年ねん連続れんぞく5位いが確定かくていした。チーム打率だりつは前年ぜんねんリーグ5位いの2割わり4分ふん7厘りんから同どう2位いの2割わり6分ふん5厘りんと改善かいぜんし、個人こじん成績せいせきでもビシエドが首位しゅい打者だしゃと最多さいた安打あんだを獲得かくとくしたほか、平田ひらたとアルモンテが打率だりつ5傑すぐるに入はいるなど、打撃だげき陣じんの奮闘ふんとうが目立めだった。一方いっぽう、投手とうしゅ陣じんは柱はしらとして期待きたいされた大野おおの雄大たけひろ、田島たじま慎二しんじ、又吉またよし克樹かつきなどがいずれも不振ふしんで、チーム防御ぼうぎょ率りつ4.36は12球団きゅうだん最下位さいかいと課題かだいを残のこした。浅尾あさお、野本のもと圭けい、荒木あらき、岩瀬いわせ、谷たに哲也てつや、工藤くどうが現役げんえきを引退いんたいした。オフに森もりは監督かんとくを退任たいにんし、シニアディレクターとして球団きゅうだんに残のこり、後任こうにんに球団きゅうだんOBの与田よだ剛つよしが就任しゅうにん。ドラフトでは大おおきな注目ちゅうもくを集あつめた根尾ねお昂のぼる（大阪桐蔭おおさかとういん）を1位い指名しめいし、4球団きゅうだんとの競合きょうごうの末すえに交渉こうしょう権けんを獲得かくとくした。ジーが自由じゆう契約けいやくとなった。来日らいにち1年ねん目めでチーム最多さいたの13勝しょうを挙あげるも、残留ざんりゅう交渉こうしょうが決裂けつれつしたガルシアが阪神はんしんに移籍いせき。ゲレーロに続つづき、2年ねん連続れんぞくで主力しゅりょく選手せんしゅの同どう一いちリーグへの移籍いせきを許ゆるした。渡辺わたなべ勝まさるを支配しはい下か選手せんしゅに登録とうろくさせた。新しん外国がいこく人じんとしてエンニー・ロメロを獲得かくとく、その後ごサンディ・ブリトーと育成いくせい契約けいやくを結むすんだ。

与田よだ監督かんとく時代じだい

2019年ねん

春季しゅんきキャンプで松坂まつさか大輔だいすけが右肩みぎかたを故障こしょう、藤嶋ふじしま健けん人じんが血行けっこう障害しょうがい、根尾ねお昂のぼるが肉離にくばなれを起おこすなど、怪我人けがにんが相次あいついだ。3・4月がつは首位しゅい争あらそいをするなど、善戦ぜんせんしていたが、アルモンテ、笠原かさはら祥さち太郎たろう、平田ひらた良介りょうすけ、福田ふくだ永えい将すすむら主力しゅりょく選手せんしゅが怪我けがや不調ふちょうなどで相次あいついで離脱りだつしてから一転いってん、借金しゃっきん9になるなど、苦戦くせんが続つづいた。5月は高橋たかはし周平しゅうへいが猛もう打だ賞しょうを8回かい達成たっせいし、史上しじょう12人にん目めとなる月間げっかん猛もう打だ賞しょう記録きろくを達成たっせいした。交流こうりゅう戦せんでは柳やなぎ裕也ゆうやが3戦せん3勝しょうで防御ぼうぎょ率りつ1.17を記録きろくし、日本生命にほんせいめい賞しょうを受賞じゅしょうした。一方いっぽう、6月30日にちにオリックスから松井まつい雅人まさと、松井まつい佑介ゆうすけとの2対たい2トレードで松葉まつば貴たか大だい、武田たけだ健吾けんごを獲得かくとく。モヤが金銭きんせんトレードでオリックスに移籍いせき。7月に8連勝れんしょうし、2位いタイまで追おい上あげたが、その後ご好調こうちょうの高橋たかはし、アルモンテが相次あいついで負傷ふしょう離脱りだつしたこともあり、大幅おおはばに失速しっそく。9月に入はいると、上位じょうい球団きゅうだん相手あいてに善戦ぜんせんし、自力じりきでのCS出場しゅつじょうの可能かのう性せいも残のこっている中なか、大野おおの雄大たけひろが同月どうげつ14日にちの対たい阪神はんしん戦せん（ナゴヤドーム）でノーヒットノーランを達成たっせいしたことで、ナゴヤドームでは山本やまもと昌あきら以来いらい2人にん目めの快挙かいきょとなった。その後ご、9月24日にちの対たいDeNA戦せん（ナゴヤドーム）に敗やぶれ、7年ねん連続れんぞくBクラスと3年ねん連続れんぞく5位いが確定かくていした。この年としの失策しっさくは45で2004年ねんに並ならぶ最少さいしょうタイ、守備しゅび率りつの9割わり9分ふん2厘りんはセ・リーグ新しん記録きろくとなった。大野おおの雄大たけひろが自身じしん初はつのタイトルとなる最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつ、大島おおしま洋平ようへいが自身じしん初はつの打撃だげきタイトルとなる最多さいた安打あんだを獲得かくとくした。ドラフトでは高校こうこうNo.1野手やしゅとも名高なだかい地元じもと愛知あいち出身しゅっしんの石川いしかわ昂のぼる弥わたる（東邦とうほう）を1位い指名しめいし、3球団きゅうだんとの競合きょうごうの末すえに交渉こうしょう権けんを獲得かくとくした。根尾ねおに続つづき、2年ねん連続れんぞくで地元じもとの高校生こうこうせい選手せんしゅの複数ふくすう球団きゅうだんとの競合きょうごうの末すえの1位い指名しめいでの交渉こうしょう権けん獲得かくとくに成功せいこうした。オフに武山たけやま真しん吾われ、近藤こんどう弘ひろし基もとが戦力せんりょく外がい通告つうこくを受うけ、2人ふたりともその後ご現役げんえきを引退いんたいし、松坂まつさか大輔だいすけが退団たいだんし（西武せいぶに復帰ふっき）、丸山まるやま泰資たいすけが戦力せんりょく外がいとして育成いくせい契約けいやくを結むすんだ。最優秀さいゆうしゅう中継なかつぎ賞しょうを受賞じゅしょうするも、契約けいやく交渉こうしょうを打うち切きったロドリゲスがテキサス・レンジャーズに移籍いせき。これで3年ねん連続れんぞくでの主力しゅりょく選手せんしゅの流出りゅうしゅつとなった。濱田はまだ達郎たつおを支配しはい下か選手せんしゅに復帰ふっきさせ、新しん外国がいこく人じんとしてモイセ・シエラと育成いくせい契約けいやくを結むすび、またルイス・ゴンサレスを獲得かくとく、さらにキューバから派遣はけんしたヤリエル・ロドリゲスと育成いくせい契約けいやくを結むすんだ。

2020年ねん

2月がつ7日にち、世界せかい的てきな新型しんがたコロナウイルス肺炎はいえん（COVID-19）の流行りゅうこうを受うけ、26日にちには3月がつ2日にちに名古屋なごや市内しないで予定よていしていた球団きゅうだんOBで元もと監督かんとくの高木たかぎ守道もち（1月がつ17日にち逝去せいきょ）のお別わかれの会かい、2月がつ29日にちのナゴヤドーム（対たい広島東洋ひろしまとうようカープ戦せん）、3月4日にちの岐阜ぎふ長良川ながらがわ球場きゅうじょう（対たい埼玉さいたま西武せいぶライオンズ戦せん）で施行しこう予定よていだった追悼ついとう試合しあい（両りょう試合しあいともオープン戦せんとして施行しこう）を延期えんきすることを発表はっぴょうした。また、3月9日にちにNPBより20日にちにプロ野球やきゅうが開幕かいまくになっていたが、延期えんきを発表はっぴょう。3月20日にちから22日にちまでナゴヤ球場きゅうじょうで行おこなわれていたウエスタン・リーグの練習れんしゅう試合しあいに参加さんかしていた阪神はんしんタイガースの伊藤いとう隼はやぶさ太ふとしが新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんしていたことを受うけてき取きとり調査ちょうさした結果けっか、中日ちゅうにちの選手せんしゅなど15人にんが伊藤いとうと接触せっしょくしていたことが28日にちに明あきらかになった。29日にちには選手せんしゅ2人にんを4月がつ5日にちまで自宅じたく待機たいきとし、12人にんの選手せんしゅ・スタッフについては時間じかんをずらして練習れんしゅう、仕事しごとを行おこなわせると発表はっぴょうした。

2月がつ28日にちに李り鍾範を研修けんしゅうコーチに招聘しょうへいした。3月26日にちにシエラを支配しはい下か選手せんしゅに昇格しょうかくさせた。6月19日にちに延期えんきとなっていた公式こうしき戦せんを無む観客かんきゃくで神宮球場じんぐうきゅうじょうで開幕かいまく。1993年ねん以来いらい27年ねんぶりに開幕かいまく18安打あんだという記録きろくを残のこし、2016年ねん以来いらい4年ねんぶりの白星しろぼし発進はっしんをし、21日にちには2012年ねん以来いらい8年ねんぶりの開幕かいまくカード勝かち越こしを決きめる一方いっぽうで、7月がつ1日にちにA.マルティネス、その後ごは敗戦はいせんが多おおく、14日にちに最下位さいかいに転落てんらくする一方いっぽうで、8月がつ3日にちにロドリゲスを支配しはい下か選手せんしゅに昇格しょうかくさせた。ただ、8月がつ6日にちに負まけ越こしが9にまで膨ふくらんだが、16日にちに最下位さいかいから脱出だっしゅつすると、19日にちに3位いに浮上ふじょう。2011年ねん以来いらい9年ねんぶりに5カード連続れんぞく勝かち越こしを記録きろくするなど、Aクラスを争あらそう。その最中さいちゅう、9月23日にちにマルクを支配しはい下か選手せんしゅに登録とうろくさせた。10月3日にちに3位いに浮上ふじょうすると、11日にちから7連勝れんしょうを達成たっせい。11月11日にちには対たい広島ひろしま戦せんに勝利しょうりし、2008年ねん以来いらい12年ねんぶりの3位いと2012年ねん以来いらい8年ねんぶりのAクラスが確定かくていした。

開幕かいまく投手とうしゅを務つとめた大野おおの雄大たけひろは6戦せんして未み勝利しょうりだったが、7戦せん目めの7月がつ31日にちに完投かんとうで初はつ勝利しょうりを挙あげると、その後ご球団きゅうだん記録きろくに並ならぶ5試合しあい連続れんぞく完投かんとう勝利しょうり、10月22日にちのDeNA戦せん（ナゴヤドーム）において連続れんぞくイニング無む失点しってんを45とし、1956年ねんの大矢根おおやね博臣ひろおみ（40回かい1/3）を抜ぬき、球団きゅうだん新しん記録きろくを達成たっせいし、最終さいしゅう的てきには6完封かんぷうを含ふくむ10完投かんとうで11勝しょう6敗はいの活躍かつやくを見みせ、最多さいた奪だつ三振さんしんと2年ねん連続れんぞくでの最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつのタイトルを獲得かくとくし、沢村さわむら賞しょうも受賞じゅしょうした。祖父江そふえ大輔だいすけ、福ぶく敬けい登とう、R.マルティネスらリリーフ陣じんも安定あんていした活躍かつやくを見みせて6回かい終了しゅうりょう時点じてんでリードしていた試合しあいで37連勝れんしょうを果はたし、祖父江そふえと福ぶくは共ともに最優秀さいゆうしゅう中継なかつぎ投手とうしゅのタイトルを獲得かくとくした。先発せんぱつに転向てんこうした福谷ふくたに浩司こうじは8勝しょうと復活ふっかつを果はたした。打撃だげき陣じんでは大島おおしま洋平ようへいが2年ねん連続れんぞくとなる最多さいた安打あんだを獲得かくとくした。一方いっぽう、11月6日にちにナゴヤドームで行おこなわれた引退いんたい試合しあいを最後さいごに吉見よしみ一起かずきが現役げんえきを引退いんたいした。

10月26日にちに開催かいさいされた異例いれいのドラフトでは高校こうこうNo.1投手とうしゅや世代せだいNo.1とも名高なだかい地元じもと愛知あいち出身しゅっしんの髙橋宏ひろし斗と（中京大ちゅうきょうだい中京ちゅうきょう）を単独たんどくで1位い指名しめいし、交渉こうしょう権けんを獲得かくとくした。これで3年ねん連続れんぞくでの地元じもとの高校生こうこうせい選手せんしゅの1位い指名しめいでの交渉こうしょう権けん獲得かくとくとなった。

オフに鈴木すずき翔太しょうた、ブリトーら外国がいこく人じん選手せんしゅ5人にんが自由じゆう契約けいやくとなった。新しん外国がいこく人じんとしてマイク・ガーバー、ランディ・ロサリオを獲得かくとくしたと同時どうじにルーク・ワカマツと育成いくせい契約けいやくを結むすんだ。阪神はんしんを自由じゆう契約けいやくとなった福留ふくとめ孝介こうすけが14年ねんぶりに復帰ふっき。楽天らくてんを自由じゆう契約けいやくとなった山下やました斐紹と育成いくせい契約けいやくを結むすんだ。

2021年ねん

木下きのした雄介ゆうすけがオープン戦せんの登板とうばんで肩かたを痛いためる重傷じゅうしょうを負おい、リハビリで復帰ふっきを目指めざしていた7月がつ6日にちの練習れんしゅう中ちゅうに呼吸こきゅう困難こんなんを訴うったえて突如とつじょ意識いしき不明ふめいとなり、救急きゅうきゅう搬送はんそうされ、入院にゅういん加療かりょう中ちゅうだったが、8月がつ3日にちに意識いしきが回復かいふくしないまま27歳さいの若わかさで急逝きゅうせいした。木下きのしたの訃報ふほうは8月がつ6日にちに球団きゅうだんを通とおして発表はっぴょうされた。木下きのしたの詳くわしい死因しいんについては木下きのしたの遺族いぞくの意向いこうにより、公表こうひょうされなかった。なお、2010年ねんの小瀬こせ浩之ひろゆき（当時とうじオリックス・バファローズ外野がいや手しゅ）以来いらいとなる現役げんえき選手せんしゅの死しは、中日ちゅうにちはもとより日本にっぽんプロ野球やきゅう界かい全体ぜんたいに衝撃しょうげきを与あたえた。

ナゴヤドームが興和こうわとネーミングライツ契約けいやくを結むすび、1月がつ1日にち付づけで「バンテリンドーム ナゴヤ」に改称かいしょうされた。開幕かいまくから打だ低ひくに苦くるしんだだけではなく、前年ぜんねん沢村さわむら賞しょうだった大野おおの雄大たけひろの成績せいせき不振ふしんでBクラスに低迷ていめいする中なか、3月30日にちに近藤こんどう廉れんを支配しはい下か選手せんしゅに登録とうろくさせた。交流こうりゅう戦せん前半ぜんはんは活躍かつやくする中なか、6月1日にちに山下やました斐紹を支配しはい下か選手せんしゅに昇格しょうかくさせた。その後ご、6月15日にちにロッテから加藤かとう匠たくみ馬ばとのトレードで加藤かとう翔しょう平たいらを獲得かくとく。しかし、8カード連続れんぞく勝かち越こしなしで負まけ越こしが10となり、前半ぜんはん戦せん最後さいごの広島ひろしま戦せんで同どう一いちカード3連敗れんぱいを喫きっし、前半ぜんはん戦せん終了しゅうりょう時点じてんで3位いとの差さが10ゲームに広ひろがると、後半こうはん戦せんではDeNA、広島ひろしまとの最下位さいかい争あらそいを繰くり広ひろげ、巨人きょじんを除のぞくセ・リーグ4球団きゅうだんには大おおきく負まけ越こしたものの、最下位さいかいを免まぬかれ、2019年ねん以来いらい2年ねんぶりのBクラスと5位いが確定かくていした。藤井ふじい淳志あつし、山井やまい大介だいすけが現役げんえきを引退いんたいした。オフに与田よだは成績せいせき不振ふしんのため、監督かんとくを退任たいにんしたが、投手とうしゅ陣じんを建たて直なおし、柳やなぎ裕也ゆうやが最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつと最多さいた奪だつ三振さんしんの二に冠かんを獲得かくとくし、チーム防御ぼうぎょ率りつ3.22と12球団きゅうだんトップで、規定きてい投球とうきゅう回かい到達とうたつ者しゃを3人にん（大野おおの雄大たけひろ、柳やなぎ裕也ゆうや、小笠原おがさわら慎之介しんのすけ）輩出はいしゅつしたが、打撃だげき陣じんはチーム打率だりつ2割わり3分ふん7厘りん、69本塁打ほんるいだ、405得点とくてんと12球団きゅうだんワーストだった。そのため、3失点しってん以下いかで負まけた試合しあいが12球団きゅうだんワーストの24試合しあいあるなど、投手とうしゅ陣じんの頑張がんばりに野手やしゅ陣じんが応こたえられない試合しあいが多おおかった。また、伊東いとうヘッドコーチ、パウエル・栗原くりはら両りょう打撃だげきコーチ、村上むらかみ巡回じゅんかい打撃だげきコーチ、阿波あわ野の・赤堀あかほり両りょう投手とうしゅコーチ、中村なかむらバッテリーコーチ、仁ひとし村むら徹てっ二に軍ぐん監督かんとく、立石たていし二に軍ぐん野手やしゅ総合そうごうコーチ、武山たけやま二に軍ぐんバッテリーコーチ、工藤くどう二に軍ぐん外野がいや守備しゅび走塁そうるいコーチなど、首脳しゅのう陣じんが相次あいついで退団たいだんした。後任こうにんに球団きゅうだんOBの3代目だいめミスタードラゴンズこと立浪たつなみ和義かずよしが就任しゅうにん。ガーバーとロサリオの両りょう外国がいこく人じん選手せんしゅが自由じゆう契約けいやくとなり、濱田はまだ達郎たつおが戦力せんりょく外がいとして育成いくせい再さい契約けいやくを結むすんだ。又吉またよし克樹かつきがソフトバンクにFA移籍いせき。新しん外国がいこく人じんとしてキューバから派遣はけんしたフランク・アルバレスとギジェルモ・ガルシアの両りょう名な、ロッテを自由じゆう契約けいやくとなった大嶺おおみね祐ゆう太ふとしと育成いくせい契約けいやくを結むすび、ソフトバンクにFA移籍いせきした又吉またよしの人的じんてき補償ほしょうとして岩いわ嵜翔を獲得かくとく。

立浪たつなみ監督かんとく時代じだい

2022年ねん

昨さくシーズンよりコーチ陣じんが大幅おおはばに刷新さっしんされ、昨さくシーズンから一軍いちぐんで留任りゅうにんしたコーチは荒木あらき内野ないや守備しゅび走塁そうるいコーチだけになり、波留はる打撃だげきコーチが二に軍ぐん打撃だげきコーチ、英えい智さとし外野がいや守備しゅび走塁そうるいコーチが二に軍ぐん育成いくせい野手やしゅコーチに配置はいち転換てんかんされ、球団きゅうだんOBで2年間ねんかん二に軍ぐん投手とうしゅコーチを務つとめた国際こくさい渉外しょうがい担当たんとうの大塚おおつか晶あきら文ぶんが投手とうしゅコーチ、球団きゅうだんOBで2年間ねんかん打撃だげきコーチを務つとめた森野もりの将彦まさひこが打撃だげきコーチとして復帰ふっきし、球団きゅうだんOBの落合おちあい英二えいじがヘッド兼けん投手とうしゅコーチ、元もと巨人きょじんバッテリーコーチの西山にしやま秀二しゅうじがバッテリーコーチ、球団きゅうだんOBで生涯しょうがい現役げんえきの中村なかむら紀洋のりひろが打撃だげきコーチ、球団きゅうだんOBの大西おおにし崇之たかゆきが外野がいや守備しゅび走塁そうるいコーチに就任しゅうにんした。中村なかむら紀おさむら3コーチはこれが現役げんえき以来いらいの球団きゅうだん復帰ふっきとなったが、5月23日にちに打撃だげきコーチが中村なかむら紀おさむから波留はるに変かわった。

1975年ねん以来いらい47年ねんぶりに本拠地ほんきょち開幕かいまくカードで3連敗れんぱいを喫きっするなど、開幕かいまく6試合しあいで1勝しょう5敗はいのスタートとなるも、序盤じょばんは好成績こうせいせきを残のこす一方いっぽうで、5月7日にちに上田うえだ洸こう太朗たろうを支配しはい下か選手せんしゅに登録とうろくさせた。しかし、5月27日にちの対たいオリックス戦せんでは石川いしかわ昂のぼる弥わたるが走塁そうるい中ちゅうに右足みぎあしを負傷ふしょうし、左ひだり膝ひざ前ぜん十字じゅうじ靱帯じんたい不全ふぜん損傷そんしょうと診断しんだんされ、チームの課題かだいである打撃だげき不振ふしんが深刻しんこくさを増ます中なか、30日にちに元もと広島ひろしまのジョアン・タバーレスを獲得かくとく。大野おおの雄つよし、柳やなぎといった主力しゅりょく投手とうしゅ陣じん、岡林おかばやし勇いさむ希のぞみ、高橋たかはし宏ひろしといった若手わかて野手やしゅの成長せいちょうも、交流こうりゅう戦せんではロッテ、日本にほんハムに対たいして3連敗れんぱいを喫きっし、調子ちょうしを取とり戻もどした阪神はんしんに抜ぬかれ、交流こうりゅう戦せん終了しゅうりょうから最下位さいかいに低迷ていめいすると、6月15日にちに新しん外国がいこく人じんとしてキューバから派遣はけんしたペドロ・レビーラと育成いくせい契約けいやくを結むすんだ。また、7月がつ1日にちに石川いしかわ昂のぼる弥わたるが再建さいけん手術しゅじゅつを受うけ、シーズン絶望ぜつぼうとなったのも重かさなり、8日にちにオリックスから石岡いしおか諒りょう太ふとしとのトレードで後藤ごとう駿しゅん太ふとしを獲得かくとく。その後ご、高橋たかはし周平しゅうへいの負傷ふしょう離脱りだつなど、内野ないや陣じんの離脱りだつ者しゃ続出ぞくしゅつを受うけ、7月がつ17日にちにワカマツ、27日にちにガルシアとレビーラの両りょう外国がいこく人じん選手せんしゅを支配しはい下か選手せんしゅに昇格しょうかくさせ、得点とくてん力りょくアップを試こころみる。だが、チームはそのまま一いち度ども最下位さいかいから脱出だっしゅつすることはなく、波留はるの打撃だげきコーチ就任しゅうにん後ごの貧打ひんだに苦くるしみ、2016年ねん以来いらい6年ねんぶりの最下位さいかいが確定かくていし、414得点とくてんに62本塁打ほんるいだと断だんトツで、12球団きゅうだんワーストの得点とくてん力りょく不足ふそくが足あしを引ひっ張ぱり、この年とし優勝ゆうしょうしたヤクルトと、クライマックスシリーズ進出しんしゅつを争あらそった広島ひろしまに勝かち越こす意地いじを見みせたが、阪神はんしん、巨人きょじん、DeNAを相手あいてに負まけ越こしが決きまり、特とくにDeNAには6勝しょう18敗はいと大おおきく負まけ越こした。9月23日にちにバンテリンドーム ナゴヤで行おこなわれた引退いんたい試合しあいを最後さいごに福留ふくとめが現役げんえきを引退いんたいした。最下位さいかいチームが優勝ゆうしょうチームに勝かち越こしたのは実じつに1994年ねんの横浜よこはまが巨きょ人じんに勝かち越こして以来いらいのことであり、小笠原おがさわらが唯一ゆいいつ10勝しょうを挙あげ、ロドリゲスとR.マルティネスの両りょう外国がいこく人じん選手せんしゅが45ホールドポイントと39セーブで最優秀さいゆうしゅう中継なかつぎと最多さいたセーブのタイトル、岡林おかばやしが161本ほんのヒットで最多さいた安打あんだのタイトルを獲得かくとくするなど、明あかるい話題わだいもあった。オフにA.マルティネスら外国がいこく人じん選手せんしゅ3人にん、三ツ俣みつまた大樹たいじゅが自由じゆう契約けいやくとなり（三ツ俣みつまたはヤクルト、A.マルティネスは日本にほんハムに移籍いせき）、岩いわ嵜翔が戦力せんりょく外がいとして育成いくせい契約けいやく、レビーラとガルシアの両りょう外国がいこく人じん選手せんしゅが育成いくせい再さい契約けいやくを結むすんだ。楽天らくてんから阿部あべ寿樹ひさきとのトレードで涌井わくい秀章ひであき、DeNAから京田きょうだ陽よう太ふとしとのトレードで砂田すなだ毅あつし樹じゅ、アルモンテが3年ねんぶりに復帰ふっきしたと同時どうじに新しん外国がいこく人じんとしてオルランド・カリステ、アリスティデス・アキーノを獲得かくとく。ロッテから無償むしょうトレードで加藤かとう匠たくみ馬ばが1年ねん半はんぶりに復帰ふっき。濱田はまだ達郎たつお、大嶺おおみね祐ゆう太ふとし、山下やました斐紹、平田ひらた良介りょうすけが戦力せんりょく外がい通告つうこくを受うけ、4人にんともその後ご現役げんえきを引退いんたいした。コーチ陣じんでは波留はる打撃だげきコーチが退団たいだんした。

2023年ねん

球団きゅうだんOBの和田わだ一浩かずひろが打撃だげきコーチに就任しゅうにんした。和田わだコーチはこれが現役げんえき以来いらいの球団きゅうだん復帰ふっきとなった。

開幕かいまく前まえにロドリゲスが亡命ぼうめい。開幕かいまくから成績せいせき不振ふしんに陥おちいり、前年ぜんねん同様どうよう、得点とくてん不足ふそくが原因げんいんでヤクルトと最下位さいかい争あらそいを繰くり広ひろげ、5月24日にちに新しん外国がいこく人じんとしてウンベルト・メヒアを獲得かくとく。また、6月5日にちに松山まつやま晋すすむ也を支配しはい下か選手せんしゅに登録とうろくさせた。さらに、6月21日にちに日本にほんハムから山本やまもと拓実たくじつ、郡司ぐんじ裕也ゆうやとの2対たい2トレードで齋藤さいとう綱つな記き、宇佐見うさみ真しん吾われ、7月がつ20日はつかに西武せいぶから髙松渡わたりとのトレードで川越かわごえ誠司せいじを獲得かくとくするなど、補強ほきょうを行おこなうも、最下位さいかいのまま後半こうはん戦せんを迎むかえた。その後ご、7月がつ26日にちに樋口ひぐち正ただし修おさむを支配しはい下か選手せんしゅに登録とうろくさせたと同時どうじに新しん外国がいこく人じんとしてマイケル・フェリスを獲得かくとく。8月に入はいると、球団きゅうだんワースト記録きろくのビジター14連敗れんぱいを喫きっし、5位いとのゲーム差さが大おおきく拡ひろがり、8月がつ30日にちに早はやくも優勝ゆうしょうが完全かんぜん消滅しょうめつ。9月10日にちにクライマックスシリーズ出場しゅつじょうチームが決きまってないにもかかわらず、両りょうリーグ最速さいそくで3年ねん連続れんぞくBクラス、10月3日にちの最終さいしゅう戦せんも連敗れんぱいを喫きっし、翌よく4日にちの試合しあいでヤクルトが阪神はんしんにサヨナラ勝がちを決きめたことで、球団きゅうだん史上しじょう初はつの2年ねん連続れんぞく最下位さいかいが確定かくていし、1944年ねん以来いらい79年ねんぶりに4連勝れんしょうを挙あげれなかった。10月3日にちにバンテリンドーム ナゴヤで行おこなわれた引退いんたい試合しあいを最後さいごに谷たに元もと圭介けいすけ、大野おおの奨すすむ太ふとし、堂上どうじょう直ちょく倫りん、福田ふくだ永ひさし将しょうが現役げんえきを引退いんたいした。

11月29日にちには今年ことし戦力せんりょく外がいとなった中島なかじま宏之ひろゆき（前ぜん巨人きょじん）、上林うえばやし誠まこと知ち（前ぜんソフトバンク）、山本やまもと泰寛やすひろ（前ぜん阪神はんしん）、板山いたやま祐太郎ゆうたろう（前ぜん阪神はんしん）の4選手せんしゅを獲得かくとく。さらに12月4日にちは巨人きょじんをオプトアウトで退団たいだんした中田なかた翔しょうを獲得かくとくした。

コーチ陣じんの異動いどうは今年ことし1軍ぐんヘッドコーチ兼けん投手とうしゅコーチを務つとめた落合おちあい英二えいじが来らいシーズンは2軍ぐん投手とうしゅ兼けん育成いくせいコーチ、ヘッドコーチは今季こんき二に軍ぐん監督かんとくを務つとめた片岡かたおか2軍ぐん監督かんとくが就任しゅうにん。1軍ぐん打撃だげきコーチだった森野もりのコーチと2軍ぐん打撃だげきコーチだった上田うえだコーチが入いれ替かえ。荒木あらきコーチが退団たいだんしたため今年ことし引退いんたいを表明ひょうめいした堂上どうじょう直ちょく倫りんが就任しゅうにんし、中村なかむら紀おさむ2軍ぐん打撃だげきコーチの抜ぬけた穴あなは同おなじく今年ことし引退いんたいした福田ふくだ永ひさし将しょうが就任しゅうにん。西山にしやまバッテリーコーチが退団たいだんしたためファームから小田おだ幸平こうへいコーチが1軍ぐんに昇格しょうかくした。そのため小田おだコーチの抜ぬけた穴あなは今年ことし同おなじく引退いんたいした大野おおの奨すすむ太ふとしが就任しゅうにんした。

所属しょぞく選手せんしゅ・監督かんとく・コーチ

詳細しょうさいは「中日ちゅうにちドラゴンズの選手せんしゅ一覧いちらん」を参照さんしょう

チーム成績せいせき・記録きろく

• チームに関かんする記録きろくに関かんしてのみ記載きさいする、所属しょぞく選手せんしゅ・監督かんとくの個人こじん記録きろくに関かんしては各かく個人こじんのページ参照さんしょう。

試合しあい、勝敗しょうはい、勝率しょうりつに関かんする記録きろく

1950年ねん以降いこうの順位じゅんいの変遷へんせん。赤あかい丸まるは日本にっぽんシリーズ優勝ゆうしょうを示しめす

「中日ちゅうにちドラゴンズ及およびその前身ぜんしん球団きゅうだんの年度ねんど別べつ成績せいせき一覧いちらん」も参照さんしょう

• 通算つうさん成績せいせき 5519勝しょう5278敗はい379分ふん 勝率しょうりつ.511（2023年ねんシーズン終了しゅうりょう時点じてん）
• リーグ優勝ゆうしょう 9回かい

（1954年ねん、1974年ねん、1982年ねん、1988年ねん、1999年ねん、2004年ねん、2006年ねん、2010年ねん、2011年ねん）

• 日本一にっぽんいち 2回かい

（1954年ねん、2007年ねん）

• クライマックスシリーズ優勝ゆうしょう 3回かい

（2007年ねん、2010年ねん、2011年ねん）

• アジアシリーズ優勝ゆうしょう 1回かい

（2007年ねん）

• Aクラス 50回かい
  • 1リーグ時代じだい 3回かい（1938年ねん秋あき、1943年ねん、1947年ねん）
  • 2リーグ制せい後ご 47回かい（1950年ねん - 1959年ねん、1961年ねん - 1963年ねん、1965年ねん - 1967年ねん、1971年ねん - 1975年ねん、1977年ねん、1979年ねん、1982年ねん、1984年ねん、1987年ねん - 1989年ねん、1991年ねん、1993年ねん - 1994年ねん、1996年ねん、1998年ねん - 2000年ねん、2002年ねん - 2012年ねん、2020年ねん）
• Bクラス 38回かい
  • 1リーグ時代じだい 11回かい（1937年ねん春はる - 1938年ねん春はる、1939年ねん - 1942年ねん、1944年ねん - 1946年ねん、1948年ねん - 1949年ねん）
  • 2リーグ制せい後ご 27回かい（1960年ねん、1964年ねん、1968年ねん - 1970年ねん、1976年ねん、1978年ねん、1980年ねん - 1981年ねん、1983年ねん、1985年ねん - 1986年ねん、1990年ねん、1992年ねん、1995年ねん、1997年ねん、2001年ねん、2013年ねん - 2019年ねん、2021年ねん - 2023年ねん）
• 最下位さいかい 11回かい
  • 1リーグ時代じだい 3回かい（1937年ねん秋あき、1946年ねん、1948年ねん）
  • 2リーグ制せい後ご 8回かい（1964年ねん、1968年ねん、1980年ねん、1992年ねん、1997年ねん、2016年ねん、2022年ねん、2023年ねん）
• 連続れんぞくAクラス入いり最長さいちょう記録きろく 11年ねん（2002年ねん - 2012年ねん）
• 連続れんぞくBクラス最長さいちょう記録きろく 7年ねん（2013年ねん - 2019年ねん）
• 最多さいた勝かち 89勝しょう（1950年ねん）
• 最多さいた敗はい 83敗はい（1948年ねん、1964年ねん）
• 最多さいた引分ひきわけ 19分ふん（1982年ねん）
• 最高さいこう勝率しょうりつ .683（1954年ねん）
• 最低さいてい勝率しょうりつ .283（1937年ねん秋あき）
• 最小さいしょうゲーム差さ 1.0ゲーム（1961年ねん、1994年ねん）
• 最大さいだいゲーム差さ 34.5ゲーム（1948年ねん）
• 最多さいた連勝れんしょう 15連勝れんしょう（1955年ねん）
• 最多さいた連敗れんぱい 15連敗れんぱい（1946年ねん）

その他たの記録きろく

• 最多さいた本塁打ほんるいだ 191本ほん（1984年ねん）
• 最少さいしょう本塁打ほんるいだ 1本ほん（1937年ねん春はる）
• 最高さいこう打率だりつ .282（1984年ねん）
• 最低さいてい打率だりつ .182（1941年ねん）
• 最高さいこう防御ぼうぎょ率りつ 1.41（1943年ねん）
• 最低さいてい防御ぼうぎょ率りつ 4.75（1995年ねん）
• 連続れんぞく試合しあい無む失点しってん勝利しょうり 5試合しあい（2010年ねん）日本にっぽんプロ野球やきゅう記録きろく
• 連続れんぞくイニング無む失点しってん 50（2010年ねん）セ・リーグタイ記録たいきろく。
• 最少さいしょう失策しっさく 45個こ（2004年ねん、2019年ねん）セ・リーグ記録きろく
• 猛もう打だ賞しょう未み輩出はいしゅつ 開幕かいまくから17試合しあい(2021年ねん3月がつ26日にち - 4月がつ15日にち)
• スコアレスドロー 2試合しあい（2021年ねん、2リーグ制せい以降いこう初はつ）

歴代れきだい本拠地ほんきょち

• 1948年ねん 後楽園こうらくえん球場きゅうじょう（中日新聞ちゅうにちしんぶんの東京とうきょう本社ほんしゃ発行はっこう分ぶんである東京とうきょう新聞しんぶんの配布はいふ地域ちいきに該当がいとうするため）
• 1949年ねん - 1975年ねん 中日ちゅうにち球場きゅうじょう（1952年ねんのフランチャイズ制せい導入どうにゅうに伴ともない、正式せいしきに愛知あいち県けんが本拠地ほんきょちとなる）
• 1976年ねん - 1996年ねん ナゴヤ球場きゅうじょう（中日ちゅうにち球場きゅうじょうを改称かいしょう）
• 1997年ねん - ナゴヤドーム
  • 命名めいめい権けんによる名称めいしょう変更へんこうで2021年ねんからは「バンテリンドーム ナゴヤ」となる

チームの特徴とくちょう

「ドラゴンズ」の名付なづけ親おや・杉山すぎやま虎之助とらのすけ

巨人きょじん、阪神はんしん、オリックス（1988年ねんまでは阪急はんきゅう）とともに日本にっぽんプロ野球やきゅう開始かいし時じから参入さんにゅうしている4つの古参こさんチームのひとつである。阪急はんきゅうを除のぞく3チームは本拠地ほんきょちや経営けいえい母体ぼたいも一貫いっかんしており、また2リーグ分裂ぶんれつ後ごはセ・リーグに属ぞくして新規しんき加入かにゅうチームとの力ちからの差さが大おおきかったため、3強きょう3弱じゃくに近ちかい（もっとも、中なかでは巨人きょじんがさらに図抜ずぬけていた）状態じょうたいが1970年代ねんだいぐらいまで続つづいた。その名残なごりは各かくチームの通算つうさん成績せいせきなどにも残のこっている。

2オーナー制せい

詳細しょうさいは「中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ」を参照さんしょう

• 中部ちゅうぶ日本にっぽん新聞しんぶん社しゃ（現在げんざいの中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ）は、戦時せんじ中ちゅうの新聞しんぶん統制とうせいにより、新しん愛知あいち（大島おおしま家か）と名古屋なごや新聞しんぶん（小山こやま家か）が合併がっぺいした新聞しんぶん社しゃで、さらに過去かこにはそれぞれ球団きゅうだん（新しん愛知あいち＝名古屋なごや軍ぐん、名古屋なごや新聞しんぶん＝名古屋なごや金きん鯱しゃち軍ぐん。ドラゴンズの前身ぜんしんは名古屋なごや軍ぐん）を保有ほゆうしていた経緯けいいもあり、中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃとなった現在げんざいにおいても両家りょうけから社主しゃしゅを輩出はいしゅつする2オーナー制せいを敷しいており、大島おおしま家かと小山こやま家かで交互こうごにトップが交代こうたいする体制たいせいとなっている。原則げんそくとして中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃのトップが球団きゅうだんオーナーに就任しゅうにんするため、球団きゅうだん社長しゃちょうや球団きゅうだん代表だいひょう等とうの役職やくしょくはオーナーと同おなじ派閥はばつ幹部かんぶを就任しゅうにんさせることが多おおい。
• 一般いっぱん的てきに大島おおしま家かは倹約けんやく家か、小山こやま家かは派手はで好すきと言いわれており、チーム作づくりもそれが顕著けんちょに現あらわれている。
  • 大島おおしま家かの政権せいけん時じはチーム強化きょうかにお金かねは極力きょくりょく使つかわず、監督かんとく・コーチ起用きようにおいても読売よみうりジャイアンツ同様どうように生はえ抜ぬきOB重視じゅうしの傾向けいこうが強つよい。
  • 逆ぎゃくに、小山こやま家かの政権せいけん時じはチーム強化きょうかにお金かねを使つかうことが多おおく、外様とざまOBや完全かんぜん外様とざまの監督かんとく・コーチ登用とうようには寛容かんよう的てきである。前者ぜんしゃは近藤こんどう貞雄さだお、落合おちあい博満ひろみつ、谷たに繁しげる元信もとのぶ、後者こうしゃは山田やまだ久志ひさし（後任こうにんの暫定ざんてい監督かんとくだった佐々木ささき恭介きょうすけも完全かんぜん外様とざまである）、森もり繁和しげかずを監督かんとくに起用きようしている。例外れいがい的てきに、第だい1次じ星野ほしの仙せん一いち監督かんとく時代じだいと第だい1次じ・第だい2次じ高木たかぎ守道もち監督かんとく時代じだいは共ともに小山こやま家政いえまさ権けんだったが、両りょう者共ものどもに大島おおしま家か幹部かんぶの協力きょうりょくを得えられることができた。
• オーナーの政権せいけんが安定あんていする時期じきにチームの黄金おうごん期きを迎むかえることが多おおく、オーナー交代こうたいの狭間はざまの時期じきに低迷ていめいすることが多おおい。しかしながら、大島おおしま・小山こやまの両家りょうけが一致いっち団結だんけつした時ときには、1954年ねんの初はつの日本一にっぽんいち、1974年ねんの読売よみうりジャイアンツのV10阻止そし、1987年ねん - 1991年ねんの第だい1次じ星野ほしの仙せん一いち監督かんとく時代じだいに代表だいひょうされるような一過いっか性せいの強つよさを発揮はっきし、中日ちゅうにちドラゴンズが強つよい時期じきとしてメディアやマスコミに挙あげられることが多おおい。
• いわゆる中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃの派閥はばつ争あらそいは、大島おおしま家かと小山こやま家かの確執かくしつのみならず、大島おおしま派は・小山こやま派はのそれぞれの派閥はばつ内ないであっても一枚岩いちまいいわではなく、小山こやま派はの場合ばあい、オーナーを歴任れきにんした販売はんばい畑はたけ出身しゅっしんの加藤かとう巳み一郎いちろうと社会しゃかい部ぶ記者きしゃ出身しゅっしんの白井しらい文吾ぶんごの両者りょうしゃは、敵対てきたい関係かんけいにあると言いわれている。さらに、2000年代ねんだい以降いこうは、大島おおしま・小山こやま両家りょうけのみならずかつては別べつ会社かいしゃだった東京とうきょう新聞しんぶん社しゃ（都と新聞しんぶん・国民こくみん新聞しんぶんの合併がっぺいで成立せいりつ。国民こくみん新聞しんぶんは新しん愛知あいち系けいだった）→中日新聞ちゅうにちしんぶん東京とうきょう本社ほんしゃ（東京とうきょう新聞しんぶん）での業務ぎょうむを中心ちゅうしんとした人物じんぶつの派閥はばつも醸成じょうせいされていることから、親会社おやがいしゃの派閥はばつ争あらそいは中日ちゅうにちドラゴンズにも影響えいきょうを及およぼしており、星野ほしの仙せん一いちの中日ちゅうにちドラゴンズ監督かんとく退任たいにん直後ちょくごの阪神はんしんタイガース監督かんとく就任しゅうにん及およびOB会かい除名じょめいや、落合おちあい博満ひろみつの中日ちゅうにちドラゴンズ監督かんとく退任たいにんの遠因えんいんにもなっている。

読売よみうり対たい中日ちゅうにち

• セ・リーグの人気にんきカードである巨人きょじんと阪神はんしんの対戦たいせんは「伝統でんとうの一いち戦せん」と呼よばれており、東京とうきょうドーム、甲子園こうしえん球場きゅうじょう共どもに集客しゅうきゃく力りょくが高たかく、お祭まつりムードのある対戦たいせんカードである上うえ、親会社おやがいしゃ同士どうしの関係かんけいが無む協約きょうやく時代じだいの両りょう球団きゅうだんへの相互そうご出資しゅっしや、読売新聞社よみうりしんぶんしゃの大阪おおさか進出しんしゅつへの阪神電気鉄道はんしんでんきてつどうの協力きょうりょくなどの過去かこの経緯けいいもあり、比較的ひかくてき良好りょうこうであるのに対たいして、巨人きょじんと中日ちゅうにちの対戦たいせんは、親会社おやがいしゃが新聞しんぶん社しゃ同士どうしで競合きょうごうしており、ライバル意識いしきが強つよい対戦たいせんカードとされている。特とくにナゴヤドーム（現げん・バンテリンドーム ナゴヤ）での中日ちゅうにち対たい巨人きょじん戦せんはホームゲームの中なかでは最もっとも人気にんきが高たかく、伝統でんとうの一いち戦せんに準じゅんずる対戦たいせんカードと位置付いちづけられていることから、地上波ちじょうは放送ほうそうの縮小しゅくしょう後ごも全国ぜんこくでの視聴しちょうが可能かのうな民放みんぽうキー局きょく系けい無料むりょうBS放送ほうそうではBS-TBS（CBCテレビ・TBSテレビ制作せいさく）を中心ちゅうしんに、BSフジ（東海とうかいテレビ制作せいさく）が年数ねんすう試合しあいを、年度ねんどによってはBSテレビ東京てれびとうきょう（テレビ愛知てれびあいち制作せいさく・テレビ東京てれびとうきょう制作せいさくのいずれか）にて放送ほうそうされている。また、長嶋ながしま茂雄しげお引退いんたい試合しあいや10.8決戦けっせんなどに代表だいひょうされる有名ゆうめいな試合しあいや遺恨いこん試合しあいが多おおいのも特徴とくちょうである。
• 親会社おやがいしゃが新聞しんぶん社しゃ同士どうしで競合きょうごうしている関係かんけいで、オープン戦せんでは対戦たいせんカードとして組くまれる頻度ひんどは少すくない（ただし皆無かいむではなく、2021年ねん・2022年ねんにはバンテリンドーム ナゴヤでの中日ちゅうにち主催しゅさい分ぶんがBS-TBSとBSテレビ東京てれびとうきょうで放送ほうそうされている）。また、両りょう球団きゅうだんのチアもオールスター戦せん等とうを除のぞいて2018年ねんまでは直接的ちょくせつてきな交流こうりゅうが無なかった。しかし、2018年ねん9月がつ2日にちの中日ちゅうにち対たい巨人きょじん戦せんにてチアドラデーとしてイベントが組くまれたのを境さかいに、2019年ねんにはチア交流こうりゅうが解禁かいきんされ、2020年ねん以降いこうは新型しんがたコロナウイルス感染かんせん対策たいさくのためインスタライブで度々たびたび共演きょうえんしている。
• 現役げんえき時代じだいとは対照たいしょう的てきに、巨人きょじんOBと中日ちゅうにちOBが共演きょうえんする事例じれいは読売よみうり系けい（日本にほんテレビなど）、中日ちゅうにちおよびフジサンケイ系けい（CBCテレビ・東海とうかいテレビ・フジテレビなど）、非ひ読売よみうり・中日ちゅうにち系けい（テレビ朝日てれびあさひ・TBSテレビなど）を問とわず多おおく、野球やきゅう中継ちゅうけいやバラエティ番組ばんぐみなどでよく見みられる。

ポストシーズン

• 日本にっぽんシリーズには10回かい出場しゅつじょうしているが、リーグ優勝ゆうしょうした上うえで日本一にっぽんいちになった1954年ねんと2位いチームとして挑いどんだクライマックスシリーズを勝かち上あがった2007年ねん以外いがいは全すべて敗退はいたいしている。特とくに2007年ねん以外いがいは1954年ねんも含ふくめて必かならずと言いっていいほど名古屋なごやでのゲームを落おとしている。
• セ・リーグで唯ただ一いち年間ねんかん勝率しょうりつ1位い未満みまんで日本一にっぽんいちを達成たっせいおよびシーズン1位いと2位いでの両りょう順位じゅんいで日本一にっぽんいちになったことのある球団きゅうだんである（2007年ねんの年間ねんかん勝率しょうりつは2位いだったが、CSを制せいして日本にっぽんシリーズも制せいした。これにより、プロ野球やきゅう史上しじょう初はつのリーグ優勝ゆうしょうをしないで日本一にっぽんいちを達成たっせいしたチームとなった）。後のちにパ・リーグでは2010年ねんにロッテ（3位い）、2018年ねん、2019年ねんにソフトバンク（2位い）が果はたしている。
• 2023年ねんシーズン終了しゅうりょう時点じてんで最後さいごの日本にっぽんシリーズ出場しゅつじょうは2011年ねんであり、セ・リーグ全ぜん球団きゅうだんの中なかで日本にっぽんシリーズから最もっとも長ながい期間きかん遠とおざかっている球団きゅうだんである。また、2014年ねんにSMBCグループが日本にっぽんシリーズの冠かんむりスポンサーになって以降いこうはセ・リーグで唯一ゆいいつ日本にっぽんシリーズの出場しゅつじょう歴れきがない球団きゅうだんになっている。
• 2023年ねんシーズン終了しゅうりょう時点じてんで最後さいごのクライマックスシリーズ出場しゅつじょうは2012年ねんである。Aクラスについては2020年ねんに8年ねんぶりに達成たっせいしたが、同年どうねんは変則へんそく日程にっていの関係かんけいで、セ・リーグではクライマックスシリーズが開催かいさいされなかったため、セ・リーグ全ぜん球団きゅうだんの中なかでクライマックスシリーズから最もっとも長ながい期間きかん遠とおざかっている球団きゅうだんである。その一方いっぽうで、現存げんそん12球団きゅうだんで唯一ゆいいつクライマックスシリーズのファーストステージに敗退はいたい経験けいけんのない球団きゅうだんにもなっている。

その他た

• バンテリンドーム ナゴヤでの勝率しょうりつが高たかく、読売よみうりジャイアンツを含ふくめたセ・リーグ5球団きゅうだんはバンテリンドーム ナゴヤを苦手にがてとする傾向けいこうがある。特とくに阪神はんしんタイガースは開場かいじょうから2019年ねんシーズンまでの276試合しあい中ちゅう98勝しょう172敗はいと大おおきく負まけ越こしており、スポーツ新聞しんぶんではしばしば「鬼門きもん」と表現ひょうげんされることもある。
• 星野ほしの仙せん一いちを筆頭ひっとうにOBに明治大学めいじだいがく出身しゅっしん者しゃが多おおい。
• 東海とうかい地方ちほう唯一ゆいいつのNPB球団きゅうだんのため、当該とうがい地域ちいきでは大おおきな支持しじを受うける。また、中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃの系列けいれつ新聞しんぶん（日刊県民福井にっかんけんみんふくい、北陸ほくりく中日新聞ちゅうにちしんぶん）を発行はっこうしている北陸ほくりく地方ちほうや東京とうきょう新聞しんぶんを発行はっこうしている関東かんとう圏けんでも大おおきな支持しじを受うける。

チームスローガン

• 1997年ねん - 2001年ねん：「HARD PLAY HARD」
• 2002年ねん - 2003年ねん：「WIN THE GAME! WIN THE DREAM!」
• 2004年ねん - 2011年ねん：「ROAD TO VICTORY」

  落合おちあい博満ひろみつ監督かんとく（当時とうじ）時代じだいに一貫いっかんして使用しようされた。

• 2012年ねん - 2013年ねん：「Join us ファンと共ともに」
• 2014年ねん：「Start it Again 強きょう竜りゅう再燃さいねん」

  谷たに繁しげる元信もとのぶ選手せんしゅ兼任けんにん監督かんとくが登場とうじょう曲きょくとして使用しようしているAK-69の楽曲がっきょく「START IT AGAIN」からヒントを得えたもの。

• 2015年ねん：「強つよし竜りゅう再燃さいねん stand hard」
• 2016年ねん：「竜りゅう魂たましい燃もえ勝かち」
• 2017年ねん：「原点げんてん回帰かいき ～ゼロからのスタート～」
• 2018年ねん：「原点げんてん回帰かいき Dragons愛あい!」
• 2019年ねん：「昇竜しょうりゅう復活ふっかつ！WITH BLUE」
• 2020年ねん：「昇竜しょうりゅう復活ふっかつ」
• 2021年ねん：「昇竜しょうりゅう復活ふっかつ その先さきへ」
• 2022年ねん - 2023年ねん：「All for Victory 〜すべては勝利しょうりのために〜」
• 2024年ねん：「勇いさむ龍りゅう突進とっしん Always be a Challenger!」

応援おうえんスタイル

「チャンステーマ」も参照さんしょう

2013年ねんまで

2008年ねん、応援おうえん団だんの中なかでも主導しゅどう的てき役割やくわりを担になっていた竜りゅう心しん会かい、白龍はくりゅう會かいが暴力団ぼうりょくだんとの関係かんけいを疑うたがわれたことを理由りゆうにNPBが最終さいしゅう決定けってい権けんを持もつプロ野球やきゅう暴力団ぼうりょくだん等とう排除はいじょ対策たいさく協議きょうぎ会かいより、全国ぜんこく竜りゅう心こころ連合れんごうは"特別とくべつ応援おうえん不ふ許可きょか"、名古屋なごや白龍はくりゅう會かいは"販売はんばい拒否きょひ"という処分しょぶんを受うけた。2008年ねんに処分しょぶん内容ないようを不服ふふくとして名古屋なごや地裁ちさいに提訴ていそし、2010年ねん1月がつに応援おうえん不ふ許可きょかについては退しりぞけられたが、入場にゅうじょう禁止きんしを無効むこうとする判決はんけつがい渡いわたされた。しかし、2011年ねん2月がつ17日にちに名古屋なごや高裁こうさいで原告げんこくの訴うったえを全すべて退しりぞけ、入場にゅうじょう禁止きんしを認みとめる判決はんけつがい渡いわたされた。その後ご、最高裁さいこうさいに上告じょうこくしたが、2013年ねん2月がつ15日にちまでに上告じょうこくを退しりぞけられ、応援おうえん団だん側がわの敗訴はいそが決定けっていした。

2008年ねん以降いこうは、全国ぜんこく中日ちゅうにちドラゴンズ私設しせつ応援おうえん団だん連合れんごうに加盟かめいする4団体だんたい（ドラゴンズ愛好あいこう会かい、ナゴヤドラゴンズ会かい、名古屋なごや龍りゅう会かい、北陸ほくりくドラゴンズ応援おうえん団だん）が中心ちゅうしんとなって鳴なり物もの応援おうえんが行おこなわれた。

2014年ねんから2019年ねんまで

2013年ねん7月がつ5日にち開催かいさいのプロ野球やきゅう暴力団ぼうりょくだん等とう排除はいじょ対策たいさく協議きょうぎ会かいにおいて、4団体だんたいに対たいして、白龍はくりゅう会かい、竜りゅう心しん会かいグループの連合れんごうからの脱退だったい、連合れんごう組織そしきの役員やくいん刷新さっしん、活動かつどう内容ないようの抜本ばっぽん的てきな見直みなおし、その結果けっかを明確めいかくに示しめすこと、の改善かいぜんを求もとめる旨むねの決議けつぎがなされたが、これらの事項じこうが履行りこうされていないことから、2014年ねん1月がつ27日にち開催かいさいの対策たいさく協議きょうぎ会かいにおいて、

（1）4団体だんたいの応援おうえん許可きょかをオールスターゲーム前まえまで「保留ほりゅう」とし、その間あいだの応援おうえんはできないこと

（2）オールスターゲーム前まえまでに2013年ねん7月がつ5日にち付づけ対策たいさく協議きょうぎ会かい決定けっていに基もとづく改善かいぜんが認みとめられなければ、4団体だんたいの特別とくべつ応援おうえん許可きょか申請しんせいを許可きょかしないこと

等ひとしが全会ぜんかい一致いっちで決定けっていされた。

この決定けっていにより、2014年ねんシーズンは春季しゅんきキャンプ中ちゅうの練習れんしゅう試合しあいから鳴なり物もの応援おうえんが出来できなくなり、旧きゅう応援おうえん歌かを歌うたいながらメガホンを叩たたく中日ちゅうにちドラゴンズファンの姿すがたが球場きゅうじょう内ないであちこちで見みられた。

その後ご、オールスターゲーム前まえの期日きじつまでに改善かいぜんが認みとめられなかったことから、4団体だんたいへの当該とうがい特別とくべつ応援おうえん許可きょか申請しんせいは不ふ許可きょかとなった 。

4団体だんたいに対たいする応援おうえん不ふ許可きょかの決定けっていを受うけて、シーズン終盤しゅうばんに球団きゅうだん主導しゅどうで新あらたに「中日ちゅうにちドラゴンズ応援おうえん団だん（通称つうしょう:新しん応援おうえん団だん）」が結成けっせいされた。これにより、鳴なり物もの応援おうえんが許可きょかされるのは球団きゅうだん公認こうにんの新しん応援おうえん団だんのみとなった。

新しん応援おうえん団だん主導しゅどうで再開さいかいした応援おうえん（2014年ねんシーズン終了しゅうりょう時点じてん）では著作ちょさく権けんの都合つごう上じょう、以前いぜんの応援おうえん団だんが作詞さくし作曲さっきょくした曲きょく（すなわち「燃もえよドラゴンズ!」「ドラゴンズマーチ」「ガッツだドラゴンズ」以外いがい）は使用しようできなくなり、ほとんどの応援おうえん歌かが変更へんこうされている。

なお、全国ぜんこく中日ちゅうにちドラゴンズ私設しせつ応援おうえん団だん連合れんごう（または旧きゅう連合れんごう）のFacebookによると、新しん応援おうえん団だんに元もと竜りゅう心しんのメンバーが加入かにゅうしたために、連合れんごうが所有しょゆうする既存きそん曲きょくの著作ちょさく権けんを全すべて新しん応援おうえん団だんに無償むしょう譲渡じょうとする方針ほうしんであると2014年ねん10月がつ始はじめのエントリーで発表はっぴょうしたが、これ以降いこうの新あたらしいエントリーがないため、現時点げんじてんで正式せいしき譲渡じょうとされたのかは不明ふめいである。新しん応援おうえん団だん公式こうしきTwitterアカウント上じょうで春季しゅんきキャンプイン当日とうじつに発表はっぴょうされた内容ないようでは、新曲しんきょく情報じょうほうと共ともに昨季さくき活動かつどうの4試合しあいで歌詞かしを変かえて継続けいぞく使用しようした「ドラゴンズマーチ」「ガッツだドラゴンズ」の2曲きょくを2015年ねん以降いこう使用しようしないという旨むねが併あわせて記載きさいされた。

これによって、チャンスのテーマ・汎用はんようテーマも新しん応援おうえん団だんが作成さくせいした新曲しんきょくだけとなり、旧きゅう連合れんごうが作成さくせいした楽曲がっきょくは姿すがたを消けすこととなった。名古屋なごや白龍はくりゅう會かいがリードを担当たんとうしていた、8回かい攻撃こうげき前まえに演奏えんそうされた「ドラゴンズマーチのテーマ」も2007年ねんまでに事実じじつ上じょうの廃止はいしとなり、今いまは公式こうしき球団きゅうだん歌か「昇竜しょうりゅう - いざゆけ ドラゴンズ」をショートVerとして独自どくじにアレンジした「我われらのドラゴンズ」を同おなじ8回かい攻撃こうげき前まえに演奏えんそうしている。

2019年ねん7月がつ1日にち、突如とつじょ球団きゅうだん公設こうせつの応援おうえん団だんがTwitter上じょうにて「不適切ふてきせつなフレーズがあると球団きゅうだん側がわから指摘してきを受うけた」としてチャンステーマ、サウスポーの当面とうめんの使用しよう自粛じしゅくを発表はっぴょうした。その後ご球団きゅうだん側がわが「『お前まえ』という言葉ことばを子供こどもたちが歌うたうのは、教育きょういく上じょう良よくないのではないか」として自粛じしゅくに至いたった経緯けいいも含ふくめて説明せつめいした。同どう曲きょくは高校こうこう野球やきゅうの応援おうえん歌かなどでも頻繁ひんぱんに使用しようされ、チーム内外ないがい問とわず人気にんきの一いち曲きょくであったが、この件けんを受うけてネット上じょうなどで物議ぶつぎを醸かもし、更さらに各種かくしゅメディアや各界かくかい著名ちょめい人じんも取とり上あげるなど大おおきな反響はんきょうを呼よんだ。

2020年ねん以降いこう

新型しんがたコロナウイルス感染かんせん対策たいさくのため、中日ちゅうにちドラゴンズ応援おうえん団だんの応援おうえん自粛じしゅくが発表はっぴょうされた。

2020年ねんシーズンは、2014年ねんシーズン以来いらいの鳴なり物もの応援おうえん無なしの状態じょうたいであったが、2021年ねんシーズンはバンテリンドームナゴヤでの主催しゅさい試合しあいのみ応援おうえん団だんの鳴なり物もの応援おうえんの応援おうえん歌かを収録しゅうろくした音源おんげんを流ながしている。

ジェット風船ふうせん

ジェット風船ふうせんの使用しようについては、それが認みとめられていたナゴヤ球場きゅうじょうから空調くうちょう設備せつびへの影響えいきょうなどでそれが禁止きんしのナゴヤドームに本拠地ほんきょちを移うつして以降いこう、ビジターや地方ちほう球場きゅうじょうのみ使用しようしている（ジェット風船ふうせんの色いろはカラフル）。2012年ねん以降いこうのナゴヤドームでのジェット風船ふうせん使用しよう解禁かいきん試合しあい（高木たかぎ監督かんとく時代じだいは当時とうじ着用ちゃくようしていた背番号せばんごうに因ちなんで、8月がつ8日にちあるいはその近ちかくのナゴヤドーム開催かいさい試合しあいで企画きかくされた「守道もちデー」の日ひに限かぎって行おこなわれた）では、中日ちゅうにちファンはプレゼントデーの一環いっかんとして渡わたされる風船ふうせんを飛とばしている。球団きゅうだんによれば（環境かんきょうに配慮はいりょしたもの）で、来場らいじょう者しゃへの配布はいふ用ように制作せいさくするジェット風船ふうせん以外いがいの物ものの使用しようは禁止きんしとされている。尚なお、高木たかぎ氏しの退任たいにん後ごも、年間ねんかんの数すう試合しあいを「昇竜しょうりゅうデー」と銘打めいうち、当該とうがい試合しあいを中心ちゅうしんとした10試合しあい前後ぜんこうでジェット風船ふうせんを飛とばす日ひを設もうけている。

デザイン

球団きゅうだん旗きの変遷へんせん

名古屋なごや軍ぐん時代じだい

• 創立そうりつ（1936年ねん） 白地しろじにえび茶ちゃ色しょくの円えんが入はいっており、その中なかに白しろ抜ぬきで鯱しゃち鉾ぼこで「N」の字じをあしらい「B」と「L」の字じを入いれたマークが描えがかれていた。
• 1937年ねん - 1940年ねん
  • えび茶ちゃ色しょく地ちに先述せんじゅつのマークが入はいったものが使つかわれた（「L」の字じが省はぶかれたマークのものも使用しよう）。
  • 「N」は名古屋なごや（Nagoya）の、「B」はベースボール（Baseball）のそれぞれ頭文字かしらもじだが、「L」に関かんしては、綱島つなしま理さとし友ともが著書ちょしょ『プロ野球やきゅうユニフォーム物語ものがたり』で、「名古屋なごや軍ぐん主導しゅどうで大だい日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめいというリーグ（League）を独自どくじに立たち上あげていたこと（結局けっきょくは頓挫とんざし、系列けいれつ会社かいしゃ傘下さんかの大だい東京とうきょう軍ぐんとともに日本にっぽん職業しょくぎょう野球やきゅう連盟れんめいに合流ごうりゅう）と関係かんけいしているのではないのか」という旨むねで推測すいそくしている。
• 1940年ねん秋あき - 1943年ねん
  • 紺色こんいろ地ちに、「名な」の字じをあしらったマーク（赤あかに白しろ縁取へりとり）が入はいったデザイン。
  • 「名な」マークは、当時とうじの赤嶺あかみね昌志まさし球団きゅうだん理事りじ（代表だいひょう）がハーケンクロイツを参考さんこうにデザインしたとされる。

※産業さんぎょう軍ぐん時代じだい（1944年ねん） - 中部ちゅうぶ日本にっぽん軍ぐん時代じだい（1946年ねん）は不明ふめい。

中部ちゅうぶ日本にっぽんドラゴンズ - 名古屋なごやドラゴンズ時代じだい

• 1947年ねん - 1948年ねん
  • オレンジ地ちに、中央ちゅうおうに大おおきく黒くろの中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ社やしろ章あきら（中日ちゅうにちマーク）。
• 1949年ねん 白地しろじに、左上ひだりうえに赤あかの中日ちゅうにちマーク、右寄みぎよりに大おおきく西洋せいよう風ふうのドラゴンの絵え（黒くろ基調きちょう）が入はいる。
• 1950年ねん バックが山吹やまぶき色しょくになる。
• 1951年ねん - 1953年ねん
  • 上うえが白しろ・下したがえび茶ちゃ色しょくのセパレート型がた。上うえの左ひだりよりにドラゴンの顔かおをデフォルメした絵え（黒くろ）が、下したに白しろく「DRAGONS」の文字もじが入はいる。

第だい2次じ・第だい3次じ中日ちゅうにちドラゴンズ時代じだい

• 1954年ねん - 1964年ねん
  • 1949年ねんに使つかわれたデザインからドラゴンの絵えに代かわり、えんじ色しょくで筆記ひっき体たいの「Dragons」ロゴが入はいったもの（中日ちゅうにちマークはそのまま）。
• 1965年ねん - 1967年ねん
  • ここから、中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ社しゃ旗はた（上うえが赤あか・下したが紺こんのセパレート型がた。赤あかの左寄ひだりより部分ぶぶんに中日ちゅうにちマークが、紺こんの右寄みぎより部分ぶぶんに「中日ちゅうにち」の文字もじがそれぞれ白しろ文字もじで入はいる）をアレンジしたものが使つかわれる（ただし、赤あかのスペースがやや狭せまく、紺こんのスペースがやや広ひろくなっている）。真中まんなかに大おおきく白しろ文字もじで「D」が入はいり、その左ひだり（赤色あかいろ部分ぶぶん）に白色はくしょくで「中日ちゅうにち」の文字もじが入はいる。
• 1966年ねんごろ - 赤あか・紺こんそれぞれ5分ふん5分ぶんのデザインとなる。上うえには大おおきく筆記ひっき体たいの「Dragons」、すなわち次項じこう（ロゴマーク、以下いか同どう）でいうロゴ1となり、下したには大おおきく「中日ちゅうにち」が入はいる（どちらも白しろ文字もじ）。1966年ねんのオールスターゲームのポスターで上記じょうき球団きゅうだん旗きのイラストが見みられる。
  • 1967年ねんよりユニフォームの筆記ひっき体たい「Dragons」がロゴ2となったが、球団きゅうだん旗きは1985年ねんころまで引ひき続つづきロゴ1が使つかわれたとの著作ちょさく（綱島つなしま理さとし友とも『プロ野球やきゅうユニフォーム物語ものがたり』）がある。ただし球場きゅうじょう掲揚けいようや入団にゅうだん会見かいけんなどの写真しゃしん、出典しゅってんなどは明あきらかにされず、むしろロゴ2や3が使用しようされたと推測すいそくされる資料しりょうも多おおい。
  • 1968年ねんの春季しゅんきキャンプと思おもわれる全ぜんメンバー記念きねん写真しゃしんでは、ロゴ2を使用しようした球団きゅうだん旗きがメンバーに保持ほじされている。ユニフォームもロゴ2。
  • 1977年ねんのイヤーブック表紙ひょうしの田尾たお安志やすしのバックに、ロゴ2を使用しようした球団きゅうだん旗きのイラストが配はいされている。ユニフォームはロゴ3。
  • 1982年ねんのシーズンおよび日本にっぽんシリーズの写真しゃしんでは、多おおくのファンがロゴ2を使用しようしたミニ球団きゅうだん旗きで応援おうえんしている。ユニフォームはロゴ3。
  • 1983年ねんオフの山本やまもと昌あきららの入団にゅうだん発表はっぴょう記者きしゃ会見かいけんのバックにはロゴ2を使用しようした球団きゅうだん旗きが掲出けいしゅつされている。ユニフォームはロゴ3。
  • 1985年ねんの春季しゅんきキャンプの全ぜんメンバー記念きねん写真しゃしんでは、ロゴ3を使用しようした球団きゅうだん旗きがメンバーに保持ほじされている。ユニフォームもロゴ3。
  • 1987年ねんオフの立浪たつなみ和義かずよし入団にゅうだん会見かいけん写真しゃしんでは、ロゴ3を使用しようした球団きゅうだん旗きが掲出けいしゅつされている。ユニフォームはロゴ2。
  • このように、ユニフォームのロゴが1から3の間あいだで変化へんかする中なかで、数すう年ねん以上いじょう遅おくれて球団きゅうだん旗きのロゴが修正しゅうせいされていることが推定すいていされ、その時期じきも厳密げんみつではない。またロゴ4は球団きゅうだん旗きに使用しようされたことはない。2023年ねん現在げんざいはユニフォーム、球団きゅうだん旗きともにロゴ2である。
• 1990年代ねんだい後半こうはんころまで、『週刊しゅうかんベースボール』のプロ野球やきゅう選手せんしゅ名鑑めいかん号ごうにおけるドラゴンズの名鑑めいかん最初さいしょのページでは、ロゴ1の球団きゅうだん旗きが掲載けいさいされていたとしている（綱島つなしま理さとし友とも 同どう著ちょ）。
• 1990年代ねんだい後半こうはんころからそれぞれのロゴが小ちいさいものを併用へいようする（印刷物いんさつぶつには、それ以前いぜんから小ちいさい方ほうのデザインが掲載けいさいされる傾向けいこうにある）。

ロゴマーク

近年きんねんのユニフォームにみる「Dragons」ロゴを分類ぶんるいすると以下いかのとおりである。

1. 1950年ねんから66年ねんまで、および2014年ねんから16年ねんまで使用しようされた、うねりが大おおきく文字もじが密着みっちゃくした、ヒゲがsからすぐ左ひだりへ短みじかく伸のびる（gにかからない）もの。1948年ねんの「Doragons」というスペルミスのロゴが原型げんけい。
2. 1967年ねんから68年ねん、1987年ねんから2003年ねん、および2012年ねんから13年ねん、17年ねん以降いこうに使用しようされる、うねりが小ちいさく文字もじがはっきり分わかれ、ヒゲがsから一旦いったん右みぎに流ながれた後のちに反転はんてんし左ひだりへ長ながく伸のびてgにかかるいわゆる「Dodgers」タイプのもの。67年ねんの初はつ登場とうじょう時じはDの文字もじが若干じゃっかん小こぶりだがここに分類ぶんるいされる。また96年ねんから2003年ねんはヒゲが極きわめて長ながい。
3. 1969年ねんから86年ねんまで使用しようされた、1のタイプのヒゲが長ながくなった（gにかかる）もの。
4. 2004年ねんから11年ねんまで使用しようされた、大文字おおもじブロック体たいの「CDRAGONS」（CとDは重かさなっている）。

これを使用しよう順じゅんにすると1→2→3→2→4→2→1→2となる。

商標しょうひょうとしては、ロゴ3を1983年ねん2月がつ4日にちに出願しゅつがんし、1986年ねん2月がつ28日にちに登録とうろくされた。登録とうろく番号ばんごう：第だい1843922号ごう。

ロゴ2は1987年ねんから1996年ねんの帽子ぼうしに使用しようした同おなじ書体しょたいの「D」マークとともに、1990年ねん4月がつ10日とおかに出願しゅつがんし、1993年ねん5月31日にちに登録とうろくされた。登録とうろく番号ばんごう：第だい2543391号ごう。ロゴ2単体たんたいでも1991年ねん8月がつ26日にちに出願しゅつがんし、1994年ねん1月がつ31日にちに登録とうろくされた。登録とうろく番号ばんごう：2618847号ごう。

1987年ねん - 1996年ねんに使つかわれたドラ坊ぼうや（1981年ねんに登場とうじょうしたマスコットキャラクター）ペットマークも1993年ねん6月がつ29日にち出願しゅつがんし、1997年ねん10月9日にち登録とうろくされた。登録とうろく番号ばんごう：4065874号ごう。

ロゴ4は2003年ねん12月22日にち出願しゅつがん、2004年ねん7月がつ9日にち登録とうろく。登録とうろく番号ばんごう：第だい4786013号ごう。

ロゴ1は商標しょうひょう登録とうろくされていない。

また、「ドラ坊ぼうや」登場とうじょう前まえは「東洋とうよう龍りゅう」に中日新聞ちゅうにちしんぶんマークを添そえたものをペットマークに使用しよう。当時とうじのジャンパーやユニフォームの袖そでにワッペンが縫ぬい付つけられていた（少年しょうねん用ようのレプリカキャップには玉たまを口くちにくわえたもの、手てに持もったものなど派生はせい版ばんが見みられた）。

ユニフォームの変遷へんせん

名古屋なごや軍ぐん・産業さんぎょう軍ぐん時代じだい

• 1936年ねん 帽子ぼうし…白しろに黒くろの「N」マーク。シャツ…立たち襟えり付つきのスタイル。アンダーシャツ…白しろ。ストッキング…白しろを基調きちょうとしながら、上部じょうぶにえんじ色しょくと黒くろの線せんが2本ほん入はいっていた。胸むねマーク…黒くろに白しろ縁取へりとりのブロック体たいで「NAGOYA」（2004年ねん以降いこうの胸むねマークに近ちかい書体しょたい）のロゴがアーチ状じょうに入はいる。左ひだり袖そでには、黒くろの長方形ちょうほうけいに金色きんいろの「NBL」マーク（球団きゅうだん旗きの節ふし参照さんしょう）が入はいったマークが付つけられた。ベルト…茶ちゃ。
  • 帽子ぼうしツバにえんじ色しょく。シャツ・パンツ…白しろ。
  • シャツ・パンツ…グレー。
• 1937年ねん - 1938年ねん
  • 帽子ぼうし…黒くろに金糸きんしで「N」・銀糸ぎんしで「B」を重かさねたマーク（球団きゅうだん旗きの節ふし参照さんしょう）。シャツ…立たち襟えり付つきのスタイル。アンダーシャツ…黒くろ。ストッキング…上部じょうぶに赤あか・下した寄よりに白しろを配はいし、赤あか部分ぶぶんには黒くろを黄色おうしょくで挟はさんだ線せんが入はいる。背番号せばんごう…赤あか。左ひだり袖そで…三さん弁べん宝珠ほうしゅを模もした新しん愛知あいち新聞しんぶん社しゃ社やしろ章あきらが入はいる（赤あかに黄色おうしょく縁取へりとり）。
  • シャツ・パンツ…白しろ。線せん（前立まえだてラケット線せん・袖そで・パンツサイド）…赤あか。左ひだり胸むねマーク…ボールを模もした赤あか円えん（縫ぬい目め・輪郭りんかくに黄色おうしょく）に「NB」マーク（帽子ぼうしと概おおむね同おなじ。ただし「N」黄色おうしょく・「B」はブルーグレー）が描えがかれたものが入はいり、赤あか円えんの下したに同おなじく赤あかで「NAGOYA」の文字もじが入はいる。
    • 当時とうじ、桝嘉一いち選手せんしゅが実じつ使用しようしていたもの（シャツ）が野球やきゅう体育たいいく博物館はくぶつかんに保管ほかんされている。
  • 帽子ぼうし天てんボタン・ツバに赤あか。シャツ・パンツ…グレーを基調きちょうに赤あかの縦たてじま入はいる。胸むねマーク…赤あかに黄色おうしょく縁取へりとりで「NAGOYA」。
• 1938年ねん - 1939年ねん
  • 概おおむね1937年ねんからのデザインに近ちかいものを使用しよう。線せんは無なく、左ひだり胸むねに「N」の飾かざり文字もじ（1939年ねんは「n」）が入はいっていた。右みぎ袖そでに新しん愛知あいち社しゃ章あきら。
• 1939年ねん - 1940年ねん
  • '40年ねんの満州まんしゅう遠征えんせい終了しゅうりょう時じまで使用しよう 帽子ぼうし…白しろに赤あかく「N」マーク（飾かざり文字もじ）・赤あかツバ。シャツ・パンツ…白しろ。アンダーシャツ…白しろ。線せん（前立まえだて2本ほん・袖口そでぐち2本ほん・パンツサイド1本ほん）…赤あか。左ひだり胸むねマーク…黒くろで「N」マーク。背番号せばんごう…黒くろ。左ひだり袖そで…黄色きいろに黒縁くろぶち取とりで新しん愛知あいち社しゃ章あきら。ベルト…黒くろ。ストッキング…'37年ねん - '38年ねんのものに近ちかいが、線せんは黒くろが2本ほん入はいったのみ。パンツ右みぎ尻しり部分ぶぶんにポケット無なし。
    • 1940年ねんの満州まんしゅう遠征えんせい終了しゅうりょう後ご（日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめいによる、球団きゅうだん名めいなどの日本語にほんご化か以降いこう）使用しよう 「N」マークが「名な」マーク（球団きゅうだん旗きの節ふし参照さんしょう）に変更へんこう（胸むね・帽子ぼうしともに、黒色こくしょく）。
  • 1939年ねんシーズン途中とちゅう、小西こにし得とく郎ろうが監督かんとく就任しゅうにんした頃ころより使用しよう 創立そうりつ時じに近ちかいデザイン。帽子ぼうし…従前じゅうぜんと同おなじ。アンダーシャツ・ベルト・ストッキング…創立そうりつ時じと同おなじ。胸むねマーク…創立そうりつ時じとほぼ同おなじ（配色はいしょくは、黒くろに白しろ・赤あか縁取へりとり）。背番号せばんごう…黒くろ。左ひだり袖そで…赤あかに黒縁くろぶち取とりで新しん愛知あいち社しゃ章あきら。
    • シャツ・パンツ…白しろ。
    • シャツ・パンツ…グレー。
• 1940年ねん - 1942年ねん 帽子ぼうし…黒くろに金糸きんしで「名な」マーク。シャツ・パンツ…グレー。アンダーシャツ…黒くろ。左ひだり胸むねマーク…赤あかに黒縁くろぶち取とりで「名な」マーク。背番号せばんごう…赤あかに黒縁くろぶち取とり。左ひだり袖そで…赤あかに黒縁くろぶち取とりで新しん愛知あいち社しゃ章あきら。ベルト…茶ちゃ。ストッキング…上部じょうぶ黒くろ・下した寄よりに白しろ。
• 1943年ねん - 1944年ねん 帽子ぼうし（軍帽ぐんぼう型がた）・シャツ・パンツ…国防こくぼう色しょく（オリーブグリーン系けい）。アンダーシャツ…黒くろ。ベルト…黒くろ。ストッキング…黒くろ。
  • 1943年ねん 帽子ぼうしマーク…金糸きんし・黒くろぶちで桜さくらのマーク。背番号せばんごう…黒くろ。
  • 1944年ねん（産業さんぎょう軍ぐん時代じだい） 左ひだり胸むね…白しろ円えんに黒くろ線せんで独特どくとくの囲かこみ方かたをしたマーク。背番号せばんごう廃止はいし。
    • 小しょう阪ばん三郎さぶろうが白しろのアンダーシャツを着きた写真しゃしんがベべースボすぼール・マガジン社るまがじんしゃに残のこっている。

中部ちゅうぶ日本にっぽん軍ぐん - 中日ちゅうにちドラゴンズ（1954年ねん - 現在げんざい）時代じだい

1946年ねん - 1959年ねん

• 1946年ねん・1947年ねん
  • 帽子ぼうし…白しろにえび茶ちゃ色しょくのツバ（えび茶ちゃ色しょくの「C」マークが付ついたものもあり）。シャツ（立たち襟えり付つき）・パンツ…白しろ。アンダーシャツ…白しろないしは、えび茶ちゃ色しょくのものを使用しよう。線せん（前立まえだて2本ほん・袖そで・パンツサイド）…えび茶ちゃ色しょく。胸むねマーク…2段だん組ぐみで上うえに「CHUBU」下したに「NIPPON」のロゴが入はいる（上うえはアーチ状じょう。1946年ねんは物資ぶっし不足ふそくのため、ペンキで描えがかれていた）。背番号せばんごう…えび茶ちゃ色しょく。ベルト…茶ちゃ。ストッキング…グレーを基調きちょうとし、上部じょうぶにえび茶ちゃ・白しろ・えび茶ちゃの線せんが入はいる。
• 1947年ねん帽子ぼうし…黒くろに白しろの「C」マーク。シャツ・パンツ…ダークグレー（シャツ前立まえだて部分ぶぶん…白しろ）。袖そで線せん…白しろ・赤あか縁取へりとり。前立まえだて線せん…赤あか。ベルトループ・パンツサイド線せん…白しろ。ポケット線せん…白しろ。ベルト…茶ちゃ。ストッキング…上うえ・中部ちゅうぶがグレー（上うえ寄より部分ぶぶんに白しろ・赤あか縁えん線せんが2本ほん入はいる）。下部かぶが白しろ。胸むねにアーチ状じょうで白しろ・赤あか縁えんの「CHUNICHI」ロゴが入はいる。背番号せばんごう…白しろ・赤あか縁えん。左ひだり袖そで…シーズン途中とちゅうより、金糸きんしで西洋せいよう風ふうドラゴンのマーク（1949年ねんから1950年ねんの球団きゅうだん旗きにも黒くろを基調きちょうに描えがかれる）が入はいる。

「Doragons」と書かかれた1948年ねんのユニフォームを着用ちゃくようした国枝くにえだ利通としみち

• 1948年ねん帽子ぼうし…白しろに紺こんツバ。紺こん・赤あか縁えんの「C」マークが入はいる。シャツ（立たち襟えり付つき）・パンツ…白しろ。アンダーシャツ…紺こん。線せん（袖そで・立たち襟えり・前立まえだて・ベルトループ・パンツサイド）…紺こん。胸むねマーク…紺こんの筆記ひっき体たいで「Doragons」（ロゴ1の原型げんけいにあたり、本来ほんらいはロろーマ字まじで「Doragonzu」にしようとしたとみられるが、物資ぶっし不足ふそくのため、スペルミスのまま使つかわれた）。腰こし番号ばんごう（パンツ左ひだり部分ぶぶんに存在そんざい）・背番号せばんごう…紺こん。ベルト…茶ちゃ。ストッキング…白しろに太ふとめの紺こん線せん2本ほん。
  • 前年ぜんねんのものをマイナーチェンジ。帽子ぼうしマークは「D」に変更へんこう。前立まえだて部分ぶぶんもダークグレーとなり。そこに白しろと赤あかの線せんが入はいる。パンツ線せんも白しろと赤あかの線せんになる。アンダーシャツ…白しろのほかに、あずき色しょくのものも使用しよう。ストッキング…白しろに、太ふとめの紺こん線せん3本ほん追加ついか。
• 1949年ねん - 1950年ねん
  • 帽子ぼうし…濃紺のうこんに赤あか・白しろ縁えんの「C」マーク（1950年ねんより、金糸きんしの「C」と白しろの「N」を重かさねたマークを使用しよう）。シャツ・パンツ…グレー。アンダーシャツ…濃紺のうこん。ベルト…茶ちゃ。
  • 帽子ぼうし…先述せんじゅつのほかに、グレーに濃紺のうこんツバ、赤あか・白しろ縁えんの「C」マークが入はいったものも使用しよう。線せん（袖口そでぐち2本ほん・前立まえだて2本ほん・ベルトループ部分ぶぶん2本ほん・パンツ2本ほん・ポケット部分ぶぶん）…濃紺のうこん。左ひだり胸むね…赤あか・白しろ縁えんの飾かざり文字もじで「D」マーク。ストッキング…白地しろじに太ふとめの濃紺のうこん線せん2本ほん入はいる。
  • 線せん（袖そで - 脇わき - パンツサイド・前立まえだて2本ほん・ポケット）…赤あか。左ひだり胸むね…赤あか・青あお縁えんの「C」と「N」を重かさねたマーク。左ひだり袖そで…赤あか・青あお縁えんの中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ社しゃ章あきら（以下いか、中日ちゅうにちマーク）入はいる。腰こし番号ばんごう（パンツ右みぎ部分ぶぶんに存在そんざい）・背番号せばんごう…赤あか。ストッキング…上部じょうぶ濃紺のうこん、下部かぶ白しろ。胸むねマーク…1949年ねんに前年ぜんねんのスペルミスしたものから「Dragons」と英語えいごで正ただしく表記ひょうきされる。
• 1950年ねん - 1951年ねん
  • 帽子ぼうし…濃紺のうこんに、金糸きんし「C」と白しろ「D」を重かさねたマークの入はいったもの。シャツ・パンツ…白しろ。アンダーシャツ…黒くろ。線せん（袖そで2本ほん・前立まえだて2本ほん・脇わき〜パンツサイド・ポケット）…青あお。胸むねマーク・腰こし番号ばんごう（パンツ左ひだり部分ぶぶんに存在そんざい）・背番号せばんごう…濃紺のうこん。左ひだり袖そで…青あおの中日ちゅうにちマーク。ベルト…茶ちゃ。ストッキング…濃紺のうこんを基調きちょうとしたデザイン（太ふとめの白線はくせん〔黄色おうしょくの縁取へりとり・真中まんなかにも黄色おうしょくの線せんが入はいったもの〕が入はいったものと、太ふとめの黄色おうしょく線せんが2本ほん入はいったものの2種類しゅるいを使用しよう）。
• 1950年ねん - 1953年ねん
  • 帽子ぼうし…濃紺のうこんに、白しろく「N」マーク。シャツ・パンツ…濃紺のうこんの縦たてじまが入はいったスタイル。胸むねマーク・腰こし番号ばんごう（パンツ右みぎ部分ぶぶん）・背番号せばんごう…濃紺のうこん（腰こし番号ばんごう以外いがいは白しろ縁取へりとり入いり）。ベルト…茶ちゃ。ストッキング…濃紺のうこんと黄色おうしょくを基調きちょうとしたスタイル（上うえ中部ちゅうぶに濃紺のうこんと黄色おうしょく線せん1本ほん、下部かぶに黄色おうしょくのデザインと、太ふとめの黄色おうしょく線せん2本ほん入はいったものの2種類しゅるいを使用しよう）。
  • ホーム用よう（1952年ねんのフランチャイズ制せい導入どうにゅう時じより正式せいしきに） - シャツ・パンツ…白しろ。胸むねに筆記ひっき体たいで「Dragons」（ロゴ1）。
  • ビジター用よう（1951年ねんまで） シャツ・パンツ…グレー。胸むねに花文字はなもじで「NAGOYA」。
• 1951年ねんサマーユニフォーム　帽子ぼうし…白しろに赤あかツバ、赤あか「N」マーク。シャツ・パンツ…白しろ。アンダーシャツ…赤あか。線せん（袖そで・前立まえだて・パンツサイド）…赤あか。胸むねマーク（若干じゃっかんアレンジされた筆記ひっき体たいで「Dragons」（ロゴ1～4に属ぞくさない））・背番号せばんごう…赤あか。ベルト…茶ちゃ。ストッキング…赤あかを基調きちょうに、上うえ寄より、紺こんに白しろで挟はさんだ線せんが3本ほん入はいる。
• 1952年ねん - 1959年ねん
  • 帽子ぼうし…濃紺のうこんに白しろのマーク（ - 1953年ねん…「N」、1954年ねん - …「C」）。アンダーシャツ…濃紺のうこん。胸むねマーク・背番号せばんごう…濃紺のうこん。ストッキング…濃紺のうこん。左ひだり袖そで…1954年ねん以降いこう濃紺のうこんで中日ちゅうにちマーク入はいる。
  • ホーム用よう シャツ・パンツ…白しろ。胸むねに筆記ひっき体たいで「Dragons」（ロゴ1）。
  • ビジター用よう シャツ・パンツ…グレー。胸むねマーク（アーチ状じょう）…'55年ねんまでは「NAGOYA」、その後ごは「CHUNICHI」。
    • '54年ねんには胸むねに「Dragons」、左ひだり袖そでにアーチ状じょうで「NAGOYA」（背番号せばんごうも含ふくめ、それぞれ濃紺のうこんに白しろ縁取へりとり）が入はいったものも使用しよう。

1960年ねん - 1968年ねん

• 1960年ねん - 1961年ねん
  • 帽子ぼうし…えび茶ちゃ色しょくに、銀糸ぎんしの「C」と金糸きんしの「D」を組くみ合あわせたマークが入はいる。アンダーシャツ…えび茶ちゃ色しょく。線せん（袖そで2本ほん・首しゅ周まわり・ベルトループ・パンツサイド2本ほん）…えび茶ちゃ色しょく。胸むねマーク・左ひだり袖そでマーク・胸むね番号ばんごう・背番号せばんごう…えび茶ちゃ色しょく。
  • ホーム用よう シャツ・パンツ…白しろ。左ひだり袖そでマーク…えび茶ちゃ色しょくで中日ちゅうにちマーク。胸むねに筆記ひっき体たいで「Dragons」（ロゴ1）。
  • ビジター用よう シャツ・パンツ…グレー。左ひだり袖そでマーク…上うえに中日ちゅうにちマーク、下したに「NAGOYA」マーク（いずれもえび茶ちゃ色しょく）。胸むねにアーチ状じょうで「CHUNICHI」。
• 1962年ねん
  • 帽子ぼうし…濃紺のうこんに、金糸きんしの「C」と銀糸ぎんしの「D」を組くみ合あわせたマーク（書体しょたい変更へんこう）が入はいる。アンダーシャツ…濃紺のうこん。線せん（首くび周まわり・袖そで・パンツサイド）…山吹やまぶき色しょくを濃紺のうこんで挟はさんだ。胸むねマーク・胸むね番号ばんごう・背番号せばんごう…山吹やまぶき色しょくを濃紺のうこんで挟はさんだ。左ひだり袖そでマーク…金糸きんし・濃紺のうこん縁えんの中日ちゅうにちマーク。ストッキング…濃紺のうこん。
  • ホーム用よう シャツ・パンツ…白しろ。胸むねに筆記ひっき体たいで「Dragons」（ロゴ1）。
  • ビジター用よう シャツ・パンツ…グレー。胸むねにアーチ状じょうで「CHUNICHI」。
• 1963年ねん - 1964年ねん
  • 帽子ぼうし…青あおに、銀糸ぎんしの「C」と金糸きんしの「D」を組くみ合あわせたマークが入はいる。アンダーシャツ…青あお。線せん（首くび周まわり・袖そで2本ほん・パンツサイド2本ほん）…青あお。胸むねマーク・胸むね番号ばんごう・背番号せばんごう…青あお×白しろ。左ひだり袖そでマーク…金きむ×青あおで中日ちゅうにちマーク。ベルト…青あお。ストッキング…青あお。
  • ホーム用よう シャツ・パンツ…白しろ。胸むねに筆記ひっき体たいで「Dragons」（ロゴ1）。
  • ビジター用よう シャツ・パンツ…グレー。胸むねにアーチ状じょうで「CHUNICHI」。
• 1965年ねん - 1968年ねん
  • シーズン途中とちゅう（5月がつ前半ぜんはん頃ごろ） 帽子ぼうし・アンダーシャツ…1962年ねんと同どうじ（書体しょたいは従前じゅうぜんと同おなじ）。線せん（首くび周まわり・袖そで・パンツサイド）…濃紺のうこんを赤あかで挟はさんだ。胸むねマーク・胸むね番号ばんごう・背番号せばんごう…濃紺のうこん・赤あか縁えん。左ひだり袖そでマーク…濃紺のうこん・白しろ縁えんのワッペンが入はいる（ワッペン内ないには、金糸きんしの龍りゅうマークが、右みぎ上端じょうたんには赤あかの中日ちゅうにちマークがそれぞれ入はいる）。ストッキング…濃紺のうこん。
  • ホーム用よう シャツ・パンツ…白しろ。胸むねに筆記ひっき体たいで「Dragons」（ロゴ1、67-68年ねんはロゴ2）。
  • ビジター用よう シャツ・パンツ…グレー。胸むねにアーチ状じょうで「CHUNICHI」。
  • 1969年ねん春季しゅんきキャンプにも、上記じょうきのデザインを練習れんしゅう用ようとして再ふたたび使用しよう。
  • 1968年ねんシーズン途中とちゅう（5月がつ16日にち） - 終了しゅうりょう スカーレット（以下いか、赤あか）と青あおを基調きちょうとしたスタイル。帽子ぼうし…青あおに赤あかの天てんボタン・ツバ、金かねの龍りゅうのマークと赤あかの中日ちゅうにちマークが入はいる。シャツ・パンツはニット製せい、また、シャツはノースリーブスタイル（どちらも日本にっぽんプロ野球やきゅう史上しじょう初はつ。製作せいさくはデサント）。アンダーシャツ…赤あか。線せん（首くび周まわり・ベルトループ・パンツサイド）…赤あか。胸むねマーク・胸むね番号ばんごう・背番号せばんごう…赤あか・青あお縁えん。ベルト…青あお。ストッキング…赤あかに、太ふとめの青あおラインが1本ほん入はいる。
  • ホーム用よう シャツ・パンツ…白しろ。左ひだり胸むね…飾かざり文字もじで「D」マーク。胸むね番号ばんごうは右みぎの方ほうに入はいる。
  • ビジター用よう シャツ・パンツ…ライトグレー。胸むねマーク…筆記ひっき体たいで「Chunichi」。

スカイブルー基調きちょうユニフォーム使用しよう時代じだい（1969年ねん - 1986年ねん）

• 1969年ねん - 1973年ねん
  • 概おおむね1963年ねんから1964年ねんのものに近ちかい（概おおむね、青あおはスカイブルーになっている）。帽子ぼうし…スカイブルーに白しろの天てんボタン・空気くうき穴あな。白しろのブロック体たいで「CD」マークが入はいる。左ひだり袖そで…黄金おうごんの龍りゅうと中日ちゅうにちマークのワッペン（スカイブルーの縁取へりとり。中日ちゅうにちマークは右みぎ上じょうにあり、1972年ねんまで赤あか、1973年ねんは金色きんいろだった）。パンツのベルトループ部分ぶぶんにスカイブルーのラインが囲かこわれている。パンツサイドの線せんは、細線さいせんを2本ほん重かさねて太ふとく見みせている。ベルト…黒くろ。
  • ホーム用よう シャツ・パンツ…白しろ。胸むねマーク（筆記ひっき体たいで「Dragons」。ロゴ3）・胸むね番号ばんごう・背番号せばんごう…スカイブルーに赤あか縁取へりとり。
  • ビジター用よう シャツ・パンツ…水色みずいろ（ライトブルー）。胸むねマーク（アーチ状じょうにゴシック体たい風ふう書体しょたいで「CHUNICHI」）・胸むね番号ばんごう・背番号せばんごう…スカイブルーに白しろ縁取へりとり。
• 1974年ねん - 1986年ねん
  • 帽子ぼうし…1984年ねんまでは従前じゅうぜんと同おなじ。1985年ねん以降いこうは空気くうき穴あなもスカイブルーになる。シャツ…1980年ねんまでボタン型がた。1981年ねんから1983年ねんはヘンリーネック式しき（前ぜんボタン2つのみ）のプルオーバー型がた（球団きゅうだん史上しじょう初はつのプルオーバー）。1984年ねん以降いこうはVネック式しきのプルオーバー型がた。アンダーシャツ…スカイブルー。ストッキング…スカイブルー。スパイクはホーム用よう、ビジター用よう共ともに1975年ねんから1986年ねんまでは青地あおじに白しろライン、1986年ねんホーム用ようのみ白地しろじに青あおライン。
  • ホーム用よう シャツ・パンツ…白しろ。線せん（袖口そでぐち）…赤あか・スカイブルー。線せん（首くび周まわり・肩かた・脇わき - パンツサイド）…スカイブルー。胸むねマーク・胸むね番号ばんごう・背せネーム（1977年ねん - ）・背番号せばんごう…赤あか・スカイブルー縁えん。ベルト…スカイブルー。胸むねマーク（筆記ひっき体たいで「Dragons」。ロゴ3）
  • ビジター用よう シャツ・パンツ…ライトブルー。線せんの配色はいしょくはホーム用ようと逆ぎゃく。胸むねマーク・胸むね番号ばんごう・背せネーム（1977年ねん - ）・背番号せばんごう…赤あか・白しろ縁えん。ベルト…赤あか。胸むねマーク（アーチ状じょうにゴシック体たい風ふう書体しょたいで「CHUNICHI」）
    • ベルトのバックル部分ぶぶんが通常つうじょうのベルトのものとは異ことなり「D」の形かたちをしていた。

ドジャース型がたユニフォーム使用しよう時代じだい（1987年ねん - 2003年ねん）

• 1987年ねん - 2003年ねん
  • 1987年ねんに監督かんとく就任しゅうにんした星野ほしの仙せん一いちが、親友しんゆうのトミー・ラソーダが監督かんとくを務つとめるロサンゼルス・ドジャースに承諾しょうだくを得えた上うえで、ドジャースのユニフォームに忠実ちゅうじつなデザインを採用さいよう。1987年ねんのオープン戦せんは前年ぜんねんまでのモデルを着用ちゃくようし、開幕かいまく戦せんから登場とうじょう。帽子ぼうし…青あおに白しろく「D」マーク（1996年ねんまでは筆記ひっき体たい、1987年ねんから1995年ねんは天てんボタンが青あお、1996年ねんのみ天てんボタンが白しろ。1997年ねん以降いこうは斜体しゃたいのブロック体たい、天てんボタンは白しろ）。アンダーシャツ…青あお。胸むねマーク…青あおの筆記ひっき体たい（「Dragons」（ロゴ2、ただし67-68年ねんより大おおきめ））。さらに1996年ねん以降いこうは髭ひげと「Dragons」ロゴとの間あいだの間隔かんかくが広ひろげられた上うえで、髭ひげが「D」の先端せんたんにかかる程度ていどまで長ながめにアレンジされ、ドジャースにより忠実ちゅうじつな書体しょたいになっている。胸むね番号ばんごう…赤あか。背せネーム…青あお（1995年ねんまでゴシック体たい、1996年ねん以降いこうはドジャースと同おなじブロック体たい）。背番号せばんごう…青あお（1995年ねんまで従来じゅうらい通どおりの高校こうこう野球やきゅう型がた書体しょたい、1996年ねん以降いこうドジャースと同おなじブロック体たい）。左ひだり袖そで…1996年ねんは創立そうりつ60周年しゅうねん記念きねんマーク。1997年ねん - 2001年ねんはシャオロンの入はいったマーク。2002年ねん以降いこうはキャッチフレーズの入はいったマーク。右みぎ袖そで…1999年ねん以降いこう「CHUNICHI」。ベルト…青あお。ストッキング（1990年代ねんだい後半こうはんごろ〜ソックス）…青あお。
  • ホーム用よう シャツ・パンツ…白しろ。
• 1987年ねん - 2001年ねん
  • 2001年ねん ビジター用よう シャツ・パンツ…グレー。
  • 2002年ねん ビジター用よう シャツ…青あお。パンツ…グレー。胸むねマーク・背番号せばんごう…銀色ぎんいろ・青あお縁取へりとりに白しろのシャドゥ。背せネーム…銀色ぎんいろ。公式こうしき戦せん用ようとしては、球団きゅうだん史上しじょう初はつのツートンカラー（シャツとパンツの基本きほん色しょくが違ちがう）ユニフォーム（練習れんしゅう着ぎとしては、第だい二に次じ星野ほしの仙せん一いち監督かんとく時代じだい〔1996年ねん - 2001年ねん頃ごろ〕にドジャースの練習れんしゅう着ぎと同様どうようのデザインを使用しよう）。
  • 2003年ねん ビジター用よう シャツ・パンツ…グレー。線せん（袖そで・前立まえだて・パンツサイド）…青あお。胸むねマーク・胸むね番号ばんごう・背せネーム・背番号せばんごう…従来じゅうらいのものに白しろ縁取へりとり付つき（当時とうじのドジャースのロード用ようユニフォームと同様どうようの様式ようしき）。
• 1998年ねん（日曜にちようホームゲーム限定げんてい使用しよう） 選手せんしゅ会かいの要望ようぼうにより採用さいよう。当時とうじの星野ほしの監督かんとくの母校ぼこう明治大学めいじだいがくのスクールカラー青あお紫むらさきを基調きちょうとしたデザイン。帽子ぼうし…白しろに青あお紫むらさきの縦たてじまと「D」マーク、青あお紫むらさきツバ。シャツ（ノースリーブ）・パンツ…白しろに青あお紫むらさき縦たてじま。アンダーシャツ…青あお紫むらさき。左ひだり胸むね…青あお紫むらさき「D」マーク。右みぎ胸むね番号ばんごう…赤あか。背番号せばんごう…青あお紫むらさき。ベルト…青あお紫むらさき。ストッキング・ソックス…青あお紫むらさき。

落合おちあい監督かんとく時代じだい（2004年ねん - 2011年ねん）

2009年ねんホーム用よう（写真しゃしんは山本やまもと昌あきら）

2009年ねんビジター用よう（写真しゃしんは堂上どうじょう直ちょく倫りん）

• 従来じゅうらいの青色あおいろ・フォント（番号ばんごう・背せネーム）を残のこしながらも、ドジャース型がたになる前まえ（1974年ねん - 1986年ねん）のスタイルとの融合ゆうごうが見みられる。また、1948年ねん以来いらい（1949年ねんを除のぞく）、長ながらく愛称あいしょう「ドラゴンズ」のロゴが筆記ひっき体たいの小文字こもじ（「Dragons」 「D」の字じのみは大文字おおもじ）だったが、監督かんとくに就任しゅうにんした落合おちあい博満ひろみつの強つよい希望きぼうによりブロック体たいの大文字おおもじ（「DRAGONS」 「D」の字じのみは「CD」マークにアレンジ、ロゴ4）に変更へんこうされ（ユニフォーム以外いがいでは、一部いちぶを除のぞき、従来じゅうらいの「Dragons」ロゴが使用しようされる）、1974年ねんから胸むね番号ばんごうなどで使つかわれてきた赤あかい文字もじも、縁起えんぎを担かつぐ落合おちあいの「赤字あかじを連想れんそうさせる」という意向いこうで排除はいじょされた。書体しょたいは、名古屋なごや軍ぐん創立そうりつ時じの胸むねロゴに近ちかい。1974年ねん〜1986年ねんに使用しようされたモデルに採用さいようされていた肩かたとパンツの太ふとしラインが取とり入いれられた。ちなみにユニフォームのデザイン原案げんあんは監督かんとく夫人ふじんと長男ちょうなんであり、二人ふたりのアイデアで太ふとしラインは袖そでと足首あしくびへと広ひろがっていくフレア型がたで裾すそのライン幅はばは8cmとした。これは験けん担かつぎ『末広すえひろがり』で、漢かん数字すうじの『ハ』をイメージしたものである。
  • 帽子ぼうし…青あおに、白しろの「CD」マーク（1986年ねんまでとやや違ちがう）。ベルト…青あお。ソックス…青あお。製作せいさくはミズノ。
  • ホーム用よう シャツ・パンツ…白しろ。ライン（肩かた・脇腹わきばら・パンツサイド〔ベルトループにはかからない〕）…青あお。胸むねマーク・胸むね番号ばんごう・背番号せばんごう…青あお。胸むねに「CDRAGONS」。左ひだり袖そでマーク…白地しろじに青あおで「CHUNICHI」ロゴ入いりマーク。
    • 2006年ねんより、左ひだり袖そでは白地しろじに青色あおいろゴシック体たいで「中日新聞ちゅうにちしんぶん」のロゴ入いりマークが入はいる。
    • 2010年ねんよりエディオンEASTがスポンサーとなり、ホームゲーム用ようヘルメットのみ「EIDEN」のロゴが入はいる。
  • ビジター用よう シャツ…青あお。パンツ…白しろ。線せん（肩かた・脇腹わきばら）…白しろ。胸むねマーク・胸むね番号ばんごう・背番号せばんごう…白しろ。左ひだり袖そで…白しろ・青あお縁えんで「CDRAGONS」ロゴ。
  • 復刻ふっこくユニフォーム　2010年ねん8月がつに開催かいさいされた「オールド・ユニフォーム・シリーズ」で1954年ねん当時とうじのユニフォームが復刻ふっこくされた。復刻ふっこくユニフォームは中日ちゅうにち球団きゅうだんとしては初はつ。なお通常つうじょうホーム用ようの左ひだり袖そで「中日新聞ちゅうにちしんぶん」広告こうこくは、当時とうじも使つかわれた中日ちゅうにちマークに置おき換かえて掲示けいじされた。なおパンツはラインなしの白色はくしょくということで通常つうじょうビジター用ようを履はいていた。

第だい2次じ高木たかぎ監督かんとく時代じだい（第だい3次じ中日ちゅうにちドラゴンズ時代じだい）（2012年ねん - 2013年ねん）

2012年ねん10月がつ15日にち、バンテリンドーム ナゴヤでのクライマックスシリーズでトニ・ブランコにゲキを飛とばす打撃だげきコーチの井上いのうえ一樹かずき。

• 球団きゅうだん初はつの日本一にっぽんいちを達成たっせいした1954年ねん当時とうじのユニフォームを基本きほんデザインとしているが、ホーム・ビジターともに基本きほん色しょくに球団きゅうだん旗きの鉄てつ紺こん・赤あか・白しろを使つかい、ラグランラインにはパイピングを加くわえている。ホーム用ように使用しようされる胸むねのロゴマークは2003年ねん以前いぜんまで使用しようされた筆記ひっき体たいの「Dragons」が8季きぶりに復活ふっかつ（ロゴ2、色調しきちょうは前述ぜんじゅつの通とおり変更へんこう）。帽子ぼうしは濃紺のうこんをベースにCDマークは丸まる文字もじ（1962年ねんから1968年ねんにかけて使用しようされたマークに近ちかい）になり、文字もじの色いろは赤あか。胸むね番号ばんごう・背番号せばんごう・背せネームの書体しょたいには明朝体みんちょうたいが採用さいようされ、背せネームは同姓どうせいの選手せんしゅは名前なまえの頭文字かしらもじ（堂上どうじょう兄弟きょうだいは剛つよし裕ひろしが「T.DONOUE」、直ちょく倫りんが「N.DONOUE」、高橋たかはし周平しゅうへいは「S.TAKAHASHI」、髙橋聡さとし文ぶんは「A.TAKAHASHI」など）が入はいるようになった。2012年ねんシーズンより新あらたにアシックス社しゃと提携ていけいし、ローリングスブランドを展開てんかいしている（同年どうねん秋あきからはアシックスのオリジナルブランドに変更へんこう）。また、2012年ねんからセントラル・リーグが前年度ぜんねんど優勝ゆうしょうチームに対たいして「チャンピオン・エンブレム」を授与じゅよしたため、2012年度ねんどのユニフォームの右みぎ袖そでにはチャンピオン・エンブレムが縫ぬい付つけられている（公式こうしき戦せんのみ装着そうちゃくし、キャンプやオープン戦せんでは装着そうちゃくせず）。
  • 帽子ぼうし: 濃紺のうこんに赤あかの「CD」マーク（白しろ縁取へりとり）。
  • ヘルメット: 濃紺のうこん（つや消けし）に赤あかの「CD」マーク（白しろ縁取へりとり）。
    • ヘルメットには引ひき続つづき「EIDEN」のロゴが入はいっていたが、2012年ねんシーズン途中とちゅうから「EDION」のロゴに変更へんこうされている。
  • ベルト: 濃紺のうこん
  • スパイク: 濃紺のうこん地ちに赤あかライン
  • ホーム用よう: シャツ・パンツ…白しろ。アンダーシャツ…濃紺のうこん。ライン（肩かた・パンツサイド）…濃紺のうこん。胸むね番号ばんごう…赤あか。胸むねマーク…濃紺のうこん（筆記ひっき体たいで「Dragons」）。背せネーム・背番号せばんごう…濃紺のうこん。左ひだり袖そでマーク…セ・リーグの『チャンピオン・エンブレム』。右みぎ袖そでマーク…「中日新聞ちゅうにちしんぶん」（濃紺のうこん・ゴシック体たい）。
  • ビジター用よう: シャツ…濃紺のうこん。パンツ…白しろ。アンダーシャツ…濃紺のうこん。ライン…白しろ（肩かた・袖そで）、濃紺のうこん（パンツサイド）。胸むね番号ばんごう…赤あかに白しろ縁取へりとり。胸むねマーク…白しろ（ブロック体たいで「CHUNICHI」、前ぜんモデルと異ことなりアーチ状じょうに文字もじが配置はいちされている）。背せネーム・背番号せばんごう…白しろ。左ひだり袖そでマーク…セ・リーグの「チャンピオン・エンブレム」（2012年ねん、2013年ねんからはワッペンは外はずされている）。右みぎ袖そでマーク…「Dragons」（白しろ・筆記ひっき体たい）。
• 復刻ふっこくユニフォーム 2012年ねん8月がつから9月がつにセ・リーグ主催しゅさいで行おこなわれた「レジェンド・ユニフォーム・シリーズ」において1974年ねんにV9巨人きょじんの10連覇れんぱを阻止そしし優勝ゆうしょうした当時とうじのユニフォーム（ホーム用よう）を復刻ふっこく。
• 2013年ねんから集客しゅうきゃく力りょくアップを目的もくてきとした試こころみで、サードユニフォーム（通称つうしょう・燃もえ竜りゅう〈もえドラ〉）を公式こうしき戦せん7試合しあいで着用ちゃくようする。デザインは赤あかを基調きちょうとし、胸むねのロゴマーク・背番号せばんごう・背せネームは濃紺のうこん、肩かたから脇わきにかけてのラインが白しろ、袖そでに「中日新聞ちゅうにちしんぶん」の広告こうこく。帽子ぼうしとパンツは通常つうじょうのものを着用ちゃくようする。

谷たに繁しげる監督かんとく時代じだい（2014年ねん - 2016年ねん）

2014年ねんから2016年ねんまでの間あいだ使用しようされたユニフォーム。祖父江そふえ大輔だいすけの着用ちゃくよう例れい

• GMとして中日ちゅうにちに復帰ふっきした落合おちあい博満ひろみつの「最もっとも強つよかった時ときのものを」という提案ていあんにより、初はじめて日本一にっぽんいちとなった1954年ねん当時とうじのユニフォームを再現さいげん。前年ぜんねんまで使用しようされた第だい2次じ高木たかぎ監督かんとく時代じだい（第だい3次じ中日ちゅうにちドラゴンズ時代じだい）のユニフォームも1954年ねんのものをベースとしているが、このユニフォームではより当時とうじのものに近付ちかづけた形かたちになっている。ユニホームや帽子ぼうしなどのベースの色いろは限かぎりなく黒くろに近ちかい紺色こんいろ（鉄てつ紺こん）を使用しよう。なおホーム用よう・サード用ようの左ひだり袖そで「中日新聞ちゅうにちしんぶん」の広告こうこくロゴは、このモデルよりブロック体たいから中日新聞ちゅうにちしんぶんの題字だいじに使用しようされているフォントのものに変更へんこうされた。
  • 帽子ぼうし：濃紺のうこんベース、「CDマーク」は2004年ねんから2011年ねんのもので白色はくしょく。
  • ヘルメット: 濃紺のうこんに白しろの「CD」マーク。
    • ヘルメット左側ひだりがわに「EDION」の広告こうこくが入はいる。
  • ホーム用よう:シャツ・パンツ…白しろ。アンダーシャツ…濃紺のうこん。胸むね番号ばんごう…濃紺のうこん。胸むねマーク…濃紺のうこん（筆記ひっき体たいで「Dragons」、ロゴ1）。背せネーム・背番号せばんごう…濃紺のうこん。左ひだり袖そでマーク……「中日新聞ちゅうにちしんぶん」（濃紺のうこん）。
    • 胸むねロゴの「Dragons」は、1954年ねん当時とうじの書体しょたい（Sの部分ぶぶんの下したのひげが短みじかいもの、ロゴ1）をベースに、文字もじを太ふとくし全体ぜんたい的てきに横長よこながに広ひろげるなどアレンジを加くわえたもの。特とくにDの右みぎ下部かぶの角度かくどがシンプルな、登場とうじょう当時とうじの少すこしひしゃげた形かたちとしてレトロ感かんを出だしている。
  • ビジター用よう:シャツ・パンツ…グレー。アンダーシャツ…濃紺のうこん。胸むね番号ばんごう…濃紺のうこん。胸むねマーク…濃紺のうこん（ブロック体たいで「CHUNICHI」）。背せネーム・背番号せばんごう…濃紺のうこん。左ひだり袖そでマーク…「Dragons」（白しろ・筆記ひっき体たい、ただしホーム用ようのロゴ1ではなくドジャース型がたのロゴ2を使用しよう）。
    • ビジターは、2003年ねん以来いらいとなるグレー地ちを採用さいよう。
  • サードユニフォーム：シャツ…ブルー。パンツ…白しろ。アンダーシャツ…濃紺のうこん。胸むね番号ばんごう…白しろ。胸むねマーク…白しろ（筆記ひっき体たいで「Dragons」、ホーム用ように同おなじ）。背せネーム・背番号せばんごう…白しろ。左ひだり袖そでマーク……「中日新聞ちゅうにちしんぶん」（白しろ）。
    • サードユニフォームは、落合おちあい監督かんとく時代じだいに採用さいようされていたブルーに白しろ抜ぬきで「Dragons」のロゴを使用しよう。
  • 胸むね番号ばんごう・背番号せばんごうには、1995年ねんまでの第だい一いち次じドジャース風ふうユニフォームで採用さいようされていた、いわゆる「高校こうこう野球やきゅう型がた」フォントを復活ふっかつ。ただし当時とうじとは異ことなり、太ふとし目めのフォントになっている。
• 2014年ねん7月がつ（25日にち以降いこう）と8月がつの夏休なつやすみ期間きかん中ちゅうには、ナゴヤドーム主催しゅさい試合しあいにおいて「サマーキャップ」と題だいし、白しろを基調きちょうに球団きゅうだんロゴマーク「CD」とつばを濃紺のうこんとする帽子ぼうしを着き帽ぼうした（サードユニフォーム着用ちゃくよう試合しあいは除のぞく）。2015年ねんも7月がつ28日にちから8月がついっぱいのナゴヤドーム主催しゅさい試合しあいにて着用ちゃくよう（前年ぜんねん同様どうよう、サードユニホーム着用ちゃくよう試合しあいは除のぞく）。
• 2015年ねんより、スズキとオフィシャル・パートナー契約けいやくを締結ていけつしたことにより、ホームユニホームとサードユニホームのズボンに、スズキのロゴが掲出けいしゅつされることとなった。ズボンへのスポンサーロゴ掲出けいしゅつは球団きゅうだん史上しじょう初はつの取とり組くみとなる。また、サードユニフォームの名称めいしょうが過去かこ2年間ねんかんの「燃もえ竜りゅう」から「昇竜しょうりゅう」に改あらためられ、ホームゲームの4試合しあいで着用ちゃくようする。ドラゴンズブルーとホームユニホームの白地しろじを組くみ合あわせたデザイン。
  • 「昇竜しょうりゅう」ユニフォーム：ロゴ、番号ばんごう、ネーム…鉄てつ紺こん、シャツ…前面ぜんめんに白しろ、背面はいめんにドラゴンズブルー、肩口かたぐちから袖そでの部分ぶぶんに鉄てつ紺こん。アンダーシャツ…濃紺のうこん。左ひだり袖そでマーク……「中日新聞ちゅうにちしんぶん」（白しろ）。
    • なお、帽子ぼうし・ヘルメットやズボンなどは、従来じゅうらいのものを使用しよう。
• 2016年ねんは球団きゅうだん創設そうせつ80周年しゅうねん記念きねんエンブレムを右みぎ袖そでに装着そうちゃくする。また、キャプテンマークが初はじめて採用さいようされることとなり、平田ひらた良介りょうすけの左ひだり胸むねに「C」が入はいる。
  • 昇竜しょうりゅうユニホームは、1974年ねん優勝ゆうしょう当時とうじのドラゴンズブルーをベースに金色きんいろの文字もじ・ラケットラインを使用しようし、CDマークが左ひだり胸むねに装着そうちゃくされる。帽子ぼうしのつば部分ぶぶんは鉄てつ紺こん。胸むね番号ばんごうはなし。
  • 2014年ねん・2015年ねんに使用しようされたサマーキャップに引ひき続つづいてサマーユニホームも採用さいようされることとなり、ドラゴンズブルーを縁取へりとりに入いれた鉄てつ紺色こんいろのラケットライン・CDマークが胸むねに入はいる。胸むね番号ばんごうはなし。

森もり監督かんとく時代じだい（2017年ねん - 2018年ねん）

ドラゴンズブルーとドジャース型がたロゴが同時どうじに復活ふっかつした、2017年ねんのユニフォーム。写真しゃしんは工藤くどう隆人たかひと

• 2016年ねん8月がつに実施じっしした「中日ちゅうにちドラゴンズ歴代れきだいユニホーム総そう選挙せんきょ」の結果けっかを受うけて、1位いとなった落合おちあい監督かんとく時代じだいの色彩しきさい・デザインをモチーフとした新しんユニフォームが発表はっぴょうされ、ドラゴンズブルーが6年ねん振ふりに復活ふっかつすることとなった。
• ホーム用ようの上着うわぎは、白しろを基調きちょうに青あお（ドラゴンズブルー）のラインが襟えりぐりから肩かたを通とおり袖そで先さきにかけてと袖口そでぐちに入はいる。肩かたラインはほぼ同おなじ太ふとさだが、袖口そでぐちラインは肩かたラインと交まじわるところから徐々じょじょに細ほそくなるデザイン。背番号せばんごう、ネーム、胸むね番号ばんごうも青色あおいろで、フォントは谷たに繁しげる監督かんとく時代じだいのものと同おなじ太ふとめの高校こうこう野球やきゅう型がたとなった。胸むねには筆記ひっき体たい（ロゴ2、1987-1995年ねんの第だい一いち次じドジャース型がたユニフォームと同おなじ書体しょたいが復活ふっかつ）の「Dragons」が入はいり、左ひだり袖そでの「中日新聞ちゅうにちしんぶん」ロゴ（白しろ文字もじ）は袖口そでぐちラインに埋うめ込こまれる形かたちで入はいる。

• ビジター用ようの上着うわぎは、ホーム用ようの色いろを反転はんてんさせ、地ちの部分ぶぶんが青あお、ラインやロゴ、マークなどが白しろとなる。胸むねには第だい二に次じ高木たかぎ政権せいけんモデルから踏襲とうしゅうされる「CHUNICHI」ロゴと左ひだり袖口そでぐちラインの中なかに「Dragons」ロゴを配はいする。
• 帽子ぼうしとヘルメットも青あおとなり、白しろのCDマークは継承けいしょうされ、アンダーシャツも青あおになった。
• ズボンはホーム・ビジターとも白一色はくいっしょくとなった。
  • また、ナゴヤドームでの公式こうしき戦せん6試合しあいで使用しようされる第だい3のユニフォーム（通称つうしょう：昇竜しょうりゅうユニフォーム）は、ドラゴンズブルーを基調きちょうとし、球団きゅうだん初はつの試こころみとなるグラデーションを使用しよう。青色あおいろのグラデーションに前面ぜんめん、背面はいめんともに竜りゅうのシルエットが入はいったデザイン。
  • 2017年ねんシーズンにおいて、ファンクラブ会員かいいん向むけイベント「FCスペシャルゲーム」が月つき1回かいのペースで開催かいさいされるのに伴ともない、当該とうがい試合しあいにおいて、ファンクラブ会員かいいんへの入会にゅうかい特典とくてんの一ひとつである「FCユニホーム」のプロモデルを着用ちゃくようする（初戦しょせんの4月がつ9日にち（対たい横浜よこはまDeNA戦せん）は除のぞく）。上着うわぎは青あお一色いっしょくのベースにラケットラインと袖そで周まわり・首しゅ周まわりに赤あかを配置はいち、ロゴは白一色はくいっしょくのロゴ2。これと合あわせて鍔つば部分ぶぶんを赤色あかいろとした専用せんようの帽子ぼうし・ヘルメットを着用ちゃくようする。2018年ねんシーズン以降いこうも「FCスペシャルゲーム」開催かいさいに伴ともない、引ひき続つづき使用しようされている（後述こうじゅつの通とおり、2018年ねんシーズンからはミズノ製せいに変更へんこう）。
• 2018年ねんよりミズノとオフィシャル・パートナー契約けいやくを締結ていけつしたことにより、同社どうしゃからユニフォームが提供ていきょうされる。デザインは変更へんこうされないが、背番号せばんごう・胸むね番号ばんごうのフォントが1995年ねんまでのもののように若干じゃっかん細目さいもくにマイナーチェンジされている（1桁けたの番号ばんごうは数字すうじの幅はばが明確めいかくに広ひろくなっている）。
  • 同年どうねんよりプロトコーポレーションともオフィシャル・パートナー契約けいやくを締結ていけつし、帽子ぼうし左側ひだりがわに同社どうしゃが運営うんえいするクルマ・ポータルサイト「グーネット」ロゴが掲出けいしゅつされる。帽子ぼうしへのロゴ掲出けいしゅつは球団きゅうだん史上しじょう初はつの取とり組くみとなる。
  • 「昇竜しょうりゅう」ユニフォームはスカイブルーに近ちかい鮮あざやかな青あおを基調きちょうとし、もう一ひとつのチームカラーである赤あかで昇竜しょうりゅうをイメージしたデザインとなった。また昇竜しょうりゅうユニホームとしては初はじめて、専用せんようの帽子ぼうしとヘルメットが用意よういされた（前年ぜんねんまでの昇竜しょうりゅうユニフォームでは、帽子ぼうしとヘルメットはホーム用ようユニフォームのものをそのまま使用しようしていた）。

与田よだ・立浪たつなみ監督かんとく時代じだい（2019年ねん - 2022年ねん）

• 2018年ねん11月17日にちにナゴヤドームにて開催かいさいされた「ファンフェスタ2018」にて、2019年ねんシーズンから使用しようされるユニフォームが発表はっぴょうされた。「歴史れきし、伝統でんとうによる”誇ほこり”を強調きょうちょう」をコンセプトに、常つねに日本一にっぽんいちを狙ねらう球団きゅうだんに相応ふさわしい強つよさ、日本にっぽんプロ野球やきゅう界かいの名門めいもんに相応ふさわしい誇ほこりを表現ひょうげんしたものとなった。
  • ホーム用ようシャツは白しろ基調きちょうに、前ぜんモデルを踏襲とうしゅうした青あお（ドラゴンズブルー）のドジャース型がた筆記ひっき体たいによる「Dragons」のロゴ2が入はいり、肩かたから袖そでの太ふといラインがなくなった代かわりに細ほそめのラケットラインが入いれられた。発表はっぴょう当時とうじボタンはシャツと同様どうよう白しろだったが、シーズンが始はじまると青あおに変更へんこうされた。胸むね番号ばんごう、ネーム、背番号せばんごうのフォントは前ぜんモデルと同様どうよう。左ひだり袖そでには「中日新聞ちゅうにちしんぶん」ロゴが青あお文字もじで入いれられている。
  • ビジター用ようシャツはホーム用ようを反転はんてんさせたデザイン。胸むねには引ひき続つづき「CHUNICHI」ロゴが、左ひだり袖そでにはホームの「Dragons」ロゴが白しろ文字もじで入いれられている。
  • 帽子ぼうしは前ぜんモデルと同様どうように青あお基調きちょうに白しろの「CDマーク」が入はいったデザインであるが、ホーム用ようのみツバ部分ぶぶんのサイドに白しろいラインが追加ついかされ、天てんボタンと穴あなかがりも白色はくしょくに変更へんこうされた。また、2018年ねんより掲出けいしゅつされていた「グーネット」ロゴの大おおきさが若干じゃっかん縮小しゅくしょうされた。
  • ズボンはホーム、ビジターともに白しろ基調きちょうで、新あらたにサイドに細ほそい青あおのラインが入いれられた。
  • 「昇竜しょうりゅう」ユニホームは「昇竜しょうりゅう復活ふっかつ！WITH BLUE」をイメージし、ドラゴンズブルーを基調きちょうにスカイブルーで竜りゅうを描えがいたデザインとなった。左ひだり胸むねにCDマーク、右みぎ腹部ふくぶに番号ばんごうが入はいり、ラケットラインとともに金色きんいろで縁取へりとりされている。なおこのユニホームでは球団きゅうだん史上しじょう初はじめて、ロゴが昇華しょうかプリント方式ほうしきとなった。
  • FCユニフォームは変更へんこうなし。
  • 2020年ねんシーズンの「昇竜しょうりゅう」ユニフォームは990年代ねんだいのユニホームをイメージし、1990-2020の30年ねんの時ときをデジタルで描写びょうしゃ。ドラゴンズブルーの濃淡のうたんの中なかに、表面ひょうめんと背面はいめんの2頭とうの竜りゅうが同おなじ方向ほうこうへ新あらたな30年ねんへ昇のぼっていくグラフィックを載のせ、『昇竜しょうりゅう＝舞まい上あがる竜りゅう、燃もえ上あがる竜りゅう』を表現ひょうげんした。90年代ねんだいのユニフォームをイメージしたのは与田よだ監督かんとくからのリクエストでもあり、当時とうじのものと同様どうように胸むね番号ばんごうを赤色あかいろとし、帽子ぼうしも筆記ひっき体たいのDマークを採用さいようした（ヘルメットは通常つうじょうのホーム用ようを着用ちゃくよう）。
  • 2021年ねんシーズンの「昇竜しょうりゅう」ユニフォームは球団きゅうだん創設そうせつ85周年しゅうねんと「昇竜しょうりゅう復活ふっかつ！その先さきへ」をイメージし、右みぎ袖そでと背中せなかに85周年しゅうねんマークが入いれられた（袖そでのマークは2021年ねんシーズンに着用ちゃくようするすべてのユニホームに入いれられる）。帽子ぼうしは前年ぜんねんと同様どうように筆記ひっき体たいのDマークで（前年ぜんねん同様どうよう、ヘルメットは通常つうじょうのホーム用ようを着用ちゃくよう）、同おなじマークが左ひだり胸むねに、番号ばんごうが赤色あかいろで右みぎ腹部ふくぶに入いれられ、両りょう袖そでには炎ほのおのグラフィックがあしらわれた。
  • 2022年ねんシーズンの「昇竜しょうりゅう」ユニフォームはチーム一丸いちがんとなって勝利しょうりを掴つかみ取とる青あおき竜りゅうが天てん高たかく頂点ちょうてんを目指めざすイメージでデザインされ、白しろを基調きちょう（全体ぜんたいに炎ほのおのグラフィックが入はいる）として昇のぼり竜りゅうが大胆だいたんに背面はいめんから前面ぜんめんにレイアウトされた。帽子ぼうしはCDマークに戻もどされたが、鍔つばに竜りゅうの爪つめがあしらわれた（ヘルメットは通常つうじょうのホーム用ようを着用ちゃくよう）。

立浪たつなみ監督かんとく時代じだい（2023年ねん - ）

2022年ねん11月26日にちに開催かいさいされた中日ちゅうにちドラゴンズ ファンフェスタ2022の中なかで発表はっぴょうされた。本拠地ほんきょち用よう、敵てき地ち用ようとも従来じゅうらいよりも鮮あざやかな青色あおいろとなったほか、右みぎ袖そでに「CD」のロゴが入はいるようになった。

ホーム用ようのユニフォームは胸むね番号ばんごうが2013年ねん以来いらい10年ねんぶりに赤色あかいろとなった。

ビジター用ようのユニフォームは胸むね側がわに書かかれる文字もじがブロック体たい「CHUNICHI」から筆記ひっき体たい「Chunichi」に変更へんこうされた。

帽子ぼうしは前ぜんモデルと同様どうように青あお基調きちょうに白しろの「CDマーク」が入はいったデザインで、ビジターでもツバ部分ぶぶんのサイドに白しろいラインが追加ついかされたものとした。

• 2023年ねんシーズンの「昇竜しょうりゅう」ユニフォームはダイヤモンドカット柄がらのゴールドを採用さいようし、躍動やくどう感かんあふれる龍りゅうを表現ひょうげんすることにより力強ちからづよさを増ました仕上しあがりとなった。球団きゅうだん担当たんとう者しゃは「しゃちほこに代表だいひょうされる名古屋なごやがイメージできる色いろにしました」とコメントしている。
• FCユニホームは変更へんこうなし。
• 2023年ねん5月がつに株式会社かぶしきがいしゃATグループとオフィシャル・パートナー契約けいやくを締結ていけつし、6月2日にちの試合しあいから同社どうしゃのトヨタ販売はんばい店てんである「愛知あいちトヨタ」のロゴが、主催しゅさい試合しあい用ようユニホームの右みぎ袖そで部分ぶぶんに追加ついかされた。
• 2024年ねんシーズンの「昇竜しょうりゅうユニフォーム」は新あらたな試こころみとして開催かいさい月がつ毎ごとに異ことなるデザインを採用さいようする。
  • 第だい1弾だんは4月がつの着用ちゃくように合あわせ、サクラをイメージ。選手せんしゅ、ファンが着きる事ことで球場きゅうじょう全体ぜんたいに桜さくらが咲さき乱みだれ、優勝ゆうしょうに向むかって竜りゅうが昇のぼっていくという願ねがいが込こめられた。

歴代れきだい監督かんとく

※太字ふとじはリーグ優勝ゆうしょう、◎は日本一にっぽんいち

1. 1936年ねん ： 池田いけだ豊ゆたか
2. 1937年ねん ： 桝嘉一いち （第だい1次じ）
3. 1938年ねん - 1939年ねん ： 根本ねもと行こう都と
4. 1939年ねん - 1941年ねん ： 小西こにし得とく郎ろう
5. 1941年ねん - 1942年ねん ： 本田ほんだ親ちかし喜き
6. 1942年ねん - 1943年ねん ： 桝嘉一いち （第だい2次じ）
7. 1944年ねん ： 三宅みやけ大輔だいすけ
8. 1946年ねん ： 竹内たけうち愛あい一いち
9. 1946年ねん - 1948年ねん ： 杉浦すぎうら清きよし （第だい1次じ）
10. 1949年ねん - 1951年ねん ： 天知あまち俊一しゅんいち （第だい1次じ）
11. 1952年ねん - 1953年ねん ： 坪内つぼうち道みち典てん
12. 1954年ねん ： 天知あまち俊一しゅんいち （第だい2次じ）◎
13. 1955年ねん - 1956年ねん ： 野口のぐち明あきら
14. 1957年ねん - 1958年ねん ： 天知あまち俊一しゅんいち （第だい3次じ）
15. 1959年ねん - 1960年ねん ： 杉下すぎした茂しげる （第だい1次じ）
16. 1961年ねん - 1962年ねん ： 濃こ人じん渉わたる
17. 1963年ねん - 1964年ねん ： 杉浦すぎうら清きよし （第だい2次じ）
18. 1965年ねん - 1967年ねん ： 西沢にしざわ道夫みちお
19. 1968年ねん ： 杉下すぎした茂しげる （第だい2次じ）
20. 1969年ねん - 1971年ねん ： 水原みずはら茂しげる
21. 1972年ねん - 1977年ねん ： 与那嶺よなみね要よう
22. 1978年ねん - 1980年ねん ： 中なか利夫としお
23. 1981年ねん - 1983年ねん ： 近藤こんどう貞雄さだお
24. 1984年ねん - 1986年ねん ： 山内やまうち一弘かずひろ
25. 1987年ねん - 1991年ねん ： 星野ほしの仙せん一いち （第だい1次じ）
26. 1992年ねん - 1995年ねん ： 高木たかぎ守道もち （第だい1次じ）
27. 1996年ねん - 2001年ねん ： 星野ほしの仙せん一いち （第だい2次じ）
28. 2002年ねん - 2003年ねん ： 山田やまだ久志ひさし
29. 2004年ねん - 2011年ねん ： 落合おちあい博満ひろみつ◎
30. 2012年ねん - 2013年ねん ： 高木たかぎ守道もち （第だい2次じ）
31. 2014年ねん - 2016年ねん ： 谷たに繁しげる元信もとのぶ
32. 2017年ねん - 2018年ねん ： 森もり繁和しげかず
33. 2019年ねん - 2021年ねん ： 与田よだ剛つよし
34. 2022年ねん - ： 立浪たつなみ和義かずよし

永久えいきゅう欠番けつばん

• 10: 服部はっとり受弘（1960年ねん - ）
• 15: 西沢にしざわ道夫みちお（1959年ねん - ）

2009年ねんまで在籍ざいせきした立浪たつなみ和義かずよしの背番号せばんごう「3」も一部いちぶ有志ゆうしが永久えいきゅう欠番けつばんにしようとして署名しょめい活動かつどうも行おこなわれたものの、実現じつげんしなかった。2010年ねんからは森野もりの将彦まさひこが受うけ継つぐことが球団きゅうだんから一旦いったん発表はっぴょうされた。しかし、森野もりのの要望ようぼうにより2010年ねんは欠番けつばん扱あつかいとなった。背番号せばんごう3は2011年ねんから高校こうこうの後輩こうはいである吉川よしかわ大だい幾いくが、2015年ねんからは高橋たかはし周平しゅうへいが着用ちゃくようしている。

1954年ねんに日本一にっぽんいちになった時ときの最大さいだいの功労こうろう者しゃである杉下すぎした茂しげるの背番号せばんごう20も永久えいきゅう欠番けつばんになっていない。これは、中日ちゅうにちで服部はっとりと西沢にしざわを欠番けつばんにするのは両者りょうしゃを辞やめさせるときの「妥協だきょう点てん」であり、服部はっとりや西沢にしざわと違ちがい杉下すぎしたは当時とうじ監督かんとくとしてチームに残のこる予定よていだったので、「保留ほりゅう」にしてもらったという、杉下すぎした茂しげるの談話だんわが中日ちゅうにちの球団きゅうだん史しに掲載けいさいされている。

また、2015年ねん限かぎりで現役げんえき引退いんたいした山本やまもと昌あきらが入団にゅうだんから着用ちゃくようした34番ばんも永久えいきゅう欠番けつばん制定せいていについては固辞こじしたとサンケイスポーツから報道ほうどうされており、2016年ねんからは新人しんじんで同おなじく左腕さわんの福ぶく敬けい登とうが継承けいしょうした。故障こしょうの治療ちりょうのため福ぶくが育成いくせい選手せんしゅ契約けいやくとなった2018年ねんは一時いちじ的てきに空あき番ばんとし（234番ばんに変更へんこう）、シーズン途中とちゅうの支配しはい下か登録とうろく復帰ふっき時じに改あらためて34番ばんを福ぶくに与あたえた。

沢村さわむら栄治えいじ賞しょう受賞じゅしょう者しゃ

ドラゴンズで沢村さわむら栄治えいじ賞しょうを複ふく数すう回かい受賞じゅしょうしているのは杉下すぎした茂しげるのみである。また、杉下すぎしたは日本にっぽんプロ野球やきゅう史上しじょう初はつの沢村さわむら賞しょう複ふく数すう回かい受賞じゅしょうおよび日本にっぽんプロ野球やきゅう史上しじょう初はつの3回かい受賞じゅしょうも達成たっせい。杉下すぎしたの3回かい受賞じゅしょうはプロ野球やきゅう最多さいたタイ記録たいきろくとなっている。歴代れきだいのドラゴンズ選手せんしゅの受賞じゅしょう者しゃで生はえ抜ぬき選手せんしゅでは無ないのは小川おがわ健太郎けんたろうのみである。

• 杉下すぎした茂しげる ：3回かい（1951年ねん、1952年ねん、1954年ねん）※最多さいたタイ記録たいきろく
• 権藤ごんどう博ひろし ：1回かい（1961年ねん）
• 小川おがわ健太郎けんたろう ：1回かい（1967年ねん）
• 星野ほしの仙せん一いち ：1回かい（1974年ねん）
• 小松こまつ辰雄たつお ：1回かい（1985年ねん）
• 今中いまなか慎二しんじ ：1回かい（1993年ねん）
• 山本やまもと昌広まさひろ ：1回かい（1994年ねん）
• 川上かわかみ憲けん伸しん：1回かい（2004年ねん）
• 大野おおの雄大たけひろ：1回かい（2020年ねん）

三冠王さんかんおう（投手とうしゅ・打者だしゃ）

投手とうしゅ三冠王さんかんおう

ドラゴンズでの投手とうしゅ三冠王さんかんおうの達成たっせい者しゃは3人にん。

• 杉下すぎした茂しげる ：1回かい（1954年ねん）
• 権藤ごんどう博ひろし ：1回かい（1961年ねん）
• 小松こまつ辰雄たつお ：1回かい（1985年ねん）

打者だしゃ三冠王さんかんおう

2022年ねんシーズン終了しゅうりょう時点じてんで達成たっせい者しゃはいない。

最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ受賞じゅしょう者しゃ（複ふく数すう回かい）

投手とうしゅの複ふく数すう回かい受賞じゅしょう者しゃ

2022年ねんシーズン終了しゅうりょう時点じてんで複ふく数すう回かい受賞じゅしょうの達成たっせい者しゃはいない。

打者だしゃの複ふく数すう回かい受賞じゅしょう者しゃ

2022年ねんシーズン終了しゅうりょう時点じてんで複ふく数すう回かい受賞じゅしょうの達成たっせい者しゃはいない。

マスコット

球団きゅうだんマスコット

球団きゅうだんマスコットは以下いかの3体たい。詳くわしいことはそれぞれの記事きじを参照さんしょう。1981年ねんから1996年ねんまでは、竜りゅうの顔かおをモチーフにしたヘルメットをかぶり、Dのマークが入はいったバットを持もった少年しょうねん（通称つうしょう：ドラ坊ぼうや）をペットマークに使用しよう。

• ドアラ - 1994年ねんデビュー。背番号せばんごうは「000」→「1994」。メインキャラクターとして露出ろしゅつが多おおい。
• シャオロン - 1997年ねんデビュー。背番号せばんごうは「777」→「1997」。
• パオロン - 2000年ねんデビュー。背番号せばんごう「2000」。

関連かんれんマスコット

• ガブリ - 2006年ねんに球団きゅうだん創設そうせつ70周年しゅうねんを記念きねんして設立せつりつされた球団きゅうだん公式こうしきファンクラブのマスコット。1991年ねん、スタジオジブリの宮崎駿みやざきはやおが同僚どうりょうで中日ちゅうにちファンの鈴木すずき敏夫としおのために、当時とうじの四よん番ばん打者だしゃ・落合おちあい博満ひろみつと竜りゅうをモチーフにデザインした。後のちにファンクラブのマスコットとして提供ていきょうされ、鈴木すずきには名誉めいよ会員かいいん1号ごうの称号しょうごうが贈おくられた。名前なまえは公募こうぼでつけられた。
• ドムラ - ナゴヤドームのキャラクター。オランウータンとゴリラを合あわせたような見みた目め。2008年ねんシーズン以降いこう、ほぼ見みかけなくなってしまっている。

チアドラゴンズ

中日ちゅうにちドラゴンズのオフィシャル・チアリーディングチームの名称めいしょう。球団きゅうだんの本拠地ほんきょちがナゴヤ球場きゅうじょうからナゴヤドームに移転いてんした1997年ねんにシャオロンのデビューとともに結成けっせいされた。詳くわしくはチアドラゴンズを参照さんしょう。

主おもな歴代れきだいの球団きゅうだん歌か・応援おうえん歌か

発足ほっそくから現在げんざいまでに4代だい（球団きゅうだん名めいを「ドラゴンズ」として以降いこうは3代だい）の公式こうしき球団きゅうだん歌かが存在そんざいするが、後述こうじゅつの応援おうえん歌か「燃もえよドラゴンズ!」の方ほうが幅広はばひろく浸透しんとうしている。

球団きゅうだん歌か

• 「昇竜しょうりゅう -いざゆけ ドラゴンズ-」

歌唱かしょうは松平まつだいら健けん。2015年ねん（平成へいせい27年ねん）制定せいていで、NPB加盟かめい12球団きゅうだんの球団きゅうだん歌かとしては最もっとも新あたらしい。2015年ねんシーズンに向むけて作成さくせいし、2月がつ28日にちに発表はっぴょう記者きしゃ会見かいけんがナゴヤドームで行おこなわれた。副題ふくだいの「いざゆけ ドラゴンズ」は後述こうじゅつする2代だい前まえの球団きゅうだん歌か「ドラゴンズの歌うた（青雲せいうんたかく）」の一節いっせつから引用いんようしている。

過去かこの球団きゅうだん歌か

• 「名古屋なごや軍ぐん応援おうえん歌か」

1936年ねん3月がつ19日にちの名古屋なごや軍ぐん公式こうしき応援おうえん団だん発会はっかい式しきで初はつ演奏えんそうが行おこなわれたと当時とうじの新しん愛知あいちで報ほうじられている。一般いっぱんにNPB最古さいこの球団きゅうだん歌かとされることの多おおい「阪神はんしんタイガースの歌うた」よりも1週間しゅうかんほど先行せんこうして発表はっぴょうされたことになるが、記録きろくはほとんど残のこっておらずこれまでに出版しゅっぱんされた球団きゅうだん史しでも取とり上あげられていない。作詞さくし者しゃは新しん愛知あいち新聞しんぶん社しゃ学芸がくげい部長ぶちょうの古田ふるた昴すばる生せいとされる。

• 「ドラゴンズの歌うた」

1950年ねんから1977年ねんまで使用しよう。作詞さくし・小島こじま清きよし、補作ほさく・サトウハチロー、作さく/編曲へんきょく・古関こせき裕ひろし而で、伊藤いとう久男ひさおの歌唱かしょうによりレコード発売はつばい。1950年ねんの初頭しょとうに中部ちゅうぶ日本にっぽん新聞しんぶん社しゃが歌詞かしを一般いっぱん公募こうぼし、読売よみうりジャイアンツや東急とうきゅうフライヤーズ、阪神はんしんタイガースの球団きゅうだん歌かを手てがけた古関こせきにより仕上しあげられた。前述ぜんじゅつの「名古屋なごや軍ぐん応援おうえん歌か」に関かんする記録きろくが散逸さんいつしているため、一般いっぱんにはこの「ドラゴンズの歌うた」が初代しょだい球団きゅうだん歌かとされることが多おおい。

1950年ねん3月がつ21日にち、セントラルリーグ発足ほっそく式しきで発表はっぴょう会かいが行おこなわれ、レコードが発売はつばいされた。B面めんは、中日ちゅうにちと同おなじく名古屋なごやに本社ほんしゃを置おく名古屋なごやタイムス社しゃの一般いっぱん公募こうぼによる当選とうせん詞しに藤浦ふじうら洸こうの補ほ作詞さくし、古関こせき作曲さっきょく、「宝石ほうせきの声こえをもつ」と讃たたえられた安西あんざい愛子あいこの歌唱かしょうによる「私わたしのドラゴンズ」が収おさめられていたが、中日新聞ちゅうにちしんぶんと名古屋なごやタイムスの関係かんけいが良好りょうこうではなかったため2曲きょくとも歴史れきしの闇やみに眠ねむったままだった（アナログLP盤ばん「懐なつかしのSP盤ばん黄金おうごん時代じだい」〈日本にほんコロムビア〉 曲目きょくもく解説かいせつ文ぶん・改あらため）。「ドラゴンズの歌うた」は2006年ねん発売はつばいのアルバム『昇竜しょうりゅう魂たましい〜ドラゴンズ70thメモリアルソングス〜』に収録しゅうろくされた。

• 「勝利しょうりの叫さけび」

1978年ねんから2014年ねんまで使用しよう。歌うたは朝倉あさくら隆たかし（星野ほしの仙せん一いち、鈴木すずき孝政たかまさ、大島おおしま康徳やすのり、藤波ふじなみ行雄ゆきお、田尾たお安志やすしがバックを務つとめる）のほかドラゴンスターズ、水木みずき一郎いちろうのヴァージョンがある。公式こうしきな球団きゅうだん歌かなので、セ・リーグ開幕かいまく戦せんではこの曲きょくが演奏えんそうされていた。

応援おうえん歌か

• 「燃もえよドラゴンズ!」

1974年ねんにCBCラジオの番組ばんぐみ「ばつぐんジョッキー」の企画きかくで、同どう番組ばんぐみパーソナリティで元もと中日ちゅうにちの投手とうしゅである板東ばんどう英二えいじの歌唱かしょうで作つくられた応援おうえん歌か。中日ちゅうにちの代表だいひょう的てきな応援おうえん歌かで、2002年ねんからはラッキーセブンに「球場きゅうじょう合唱がっしょう編へん」が演奏えんそうされている。毎年まいとし選手せんしゅの入いれ換かえとともに歌詞かしが変かわる希有けうな応援おうえん歌かでもあり、球団きゅうだん歌か・応援おうえん歌かの中なかでもっとも広ひろく定着ていちゃくしている。詳細しょうさいは同どう項こうを参照さんしょう。

• 「夢ゆめは1001、ドラゴンズ」

1987年ねん、星野ほしの仙せん一いち監督かんとくの就任しゅうにんとともに「燃もえよドラゴンズ!87」とともにリリースされた中日ちゅうにちのイメージソング。

• 「ドラゴンズに乾杯かんぱい!」

1991年ねん、「燃もえよドラゴンズ!91」の発売はつばいと同時どうじにリリースされた歌うた。「燃もえよドラゴンズ」「少年しょうねんドラゴンズの歌うた」「燃もえよガッツだドラゴンズ」「ダッシュだ!!ドラゴンズ」「夢ゆめは1001、ドラゴンズ」の流ながれを引ひき継つぐイメージソング。作詞さくし作曲さっきょくは山本やまもと正之まさゆき、編曲へんきょくは神保じんぼ正明まさあき。

• 「嵐あらしの英雄えいゆう（ヒーロー）」

1997年ねん、本拠地ほんきょちのナゴヤドーム移転いてんを機きに発表はっぴょうされた公式こうしき応援おうえん歌か。歌うたはドラゴンスターズ。しかし「燃もえよドラゴンズ!」が実質じっしつ的てきな応援おうえん歌かとして定着ていちゃくしていたため、ファンに普及ふきゅうすることはなかった。2002年ねんからはナゴヤドームでの演奏えんそうも中止ちゅうしされ、代かわりに「燃もえよドラゴンズ! 球場きゅうじょう合唱がっしょう編へん」が演奏えんそうされるようになった。

主おもなキャンプ地ち

本節ほんぶしの出典しゅってんは特記とっきない場合ばあい。

現在げんざい

• 沖縄おきなわ県けん北谷きただに町まち・北谷きたや公園こうえん野球やきゅう場じょう （一軍いちぐん）（1996年ねん - ）
• 沖縄おきなわ県けん読谷よみたん村むら・読谷よみたん平和へいわの森もり球場きゅうじょう （二に軍ぐん）（1997年ねん - ）
• 中日ちゅうにち球場きゅうじょう（ナゴヤ球場きゅうじょう）（1949年ねん - 1951年ねん、1964年ねん、1972年ねん - 1975年ねん、1997年ねん、2006年ねん - ）

過去かこ

• 鹿児島かごしま県けん鴨池かもいけ球場きゅうじょう（1946年ねん）
• 鳴海なるみ球場きゅうじょう（1947年ねん - 1948年ねん）
• 神戸こうべ市し芦屋あしや神戸銀行こうべぎんこうグランド（1952年ねん）
• 静岡しずおか県けん伊豆いず静岡しずおか県立けんりつ大仁高等学校おおひとこうとうがっこう（伊豆いず）グランド（1953年ねん、1956年ねん）
• 奈良なら県営けんえい球場きゅうじょう（1954年ねん - 1955年ねん、1957年ねん）
• 鹿児島かごしま県けん湯之元ゆのもと町まち湯之元ゆのもと町営ちょうえい球場きゅうじょう（1958年ねん - 1959年ねん）
• 大分おおいた県けん別府べっぷ市し別府べっぷ市営しえい球場きゅうじょう（1960年ねん - 1963年ねん）
• 大分おおいた県営けんえい球場きゅうじょう（1960年ねん）
• 兵庫ひょうご県立けんりつ明石公園あかしこうえん第だい一いち野球やきゅう場じょう（1963年ねん、1969年ねん - 1971年ねん）
• 和歌山わかやま県けん勝浦かちうら（巴川ともえがわ・妙法みょうほう）（1964年ねん）
• 松山まつやま市営しえい球場きゅうじょう（1965年ねん - 1968年ねん）
• 浜松はままつ市営しえい球場きゅうじょう（1972年ねん - 1977年ねん）
• 米国べいこく・フロリダ・ブラデントン球場きゅうじょう（1975年ねん）
• 掛川かけがわ市営しえい球場きゅうじょう（1978年ねん）
• 宮崎みやざき県けん串間くしま市営しえい球場きゅうじょう（1979年ねん - 1995年ねん）
• 沖縄おきなわ県けん石垣島いしがきじま石垣いしがき市営しえい球場きゅうじょう（1983年ねん）
• 沖縄おきなわ県けん具志川ぐしかわ球場きゅうじょう（1985年ねん - 1992年ねん）
• 沖縄おきなわ県けん石川いしかわ球場きゅうじょう（1987年ねん - 1996年ねん）
• 米べい・フロリダ・ドジャータウン（1988年ねん）
• 豪ごう洲しゅう・ゴールドコースト（1989年ねん - 1992年ねん）
• 米べいアリゾナ・ピオリア（1995年ねん）

主催しゅさいする地方ちほう遠征えんせいについて

一軍いちぐん戦せん

ナゴヤドームの他ほかに下記かきのように毎年まいとし数すう試合しあいの地方ちほう遠征えんせいを行おこなう。下記かき地域ちいきはいずれも中日新聞ちゅうにちしんぶんとその支社ししゃや支局しきょくが発行はっこうする北陸ほくりく中日新聞ちゅうにちしんぶんと日刊県民福井にっかんけんみんふくいの販売はんばいエリアである。なお、豊橋とよはし・浜松はままつ、岐阜ぎふ、福井ふくい・金沢かなざわ・富山とやまと球場きゅうじょうの場所ばしょが比較的ひかくてき近ちかいのを考慮こうりょして日程にっていが編成へんせいされていることが多おおい。特とくに富山とやま・金沢かなざわ・福井ふくいの試合しあいは北陸ほくりくシリーズとよく呼よばれる。

本拠地ほんきょち以外いがいの主催しゅさい試合しあいに関かんしては中日ちゅうにちドラゴンズの主催しゅさい試合しあい球場きゅうじょう一覧いちらんも参照さんしょう

近年きんねんの主催しゅさい試合しあい地方ちほう開催かいさい球場きゅうじょう

豊橋とよはし	浜松はままつ	岐阜ぎふ	富山とやま	金沢かなざわ	福井ふくい
豊橋とよはし市民しみん球場きゅうじょう （愛知あいち県けん豊橋とよはし市し）	浜松はままつ球場きゅうじょう （静岡しずおか県けん浜松はままつ市し中央ちゅうおう区く）	長良川ながらがわ球場きゅうじょう （岐阜ぎふ県けん岐阜ぎふ市し）	アルペンスタジアム （富山とやま県けん富山とやま市し）	石川いしかわ県立けんりつ野球やきゅう場じょう （石川いしかわ県けん金沢かなざわ市し）	福井ふくい県営けんえい球場きゅうじょう （福井ふくい県けん福井ふくい市し）
収容しゅうよう人数にんずう：15,895	収容しゅうよう人数にんずう：26,000	収容しゅうよう人数にんずう：22,030	収容しゅうよう人数にんずう：30,003	収容しゅうよう人数にんずう：17,126	収容しゅうよう人数にんずう：22,000

都市とし	球場きゅうじょう名めい	2020年ねん	2019年ねん	2018年ねん	2017年ねん	2016年ねん	2015年ねん	2014年ねん	2013年ねん
豊橋とよはし	豊橋とよはし市民しみん球場きゅうじょう	中止ちゅうし	○	雨天うてん中止ちゅうし	○	○	○	○	○
浜松はままつ	浜松はままつ球場きゅうじょう	中止ちゅうし	雨天うてん中止ちゅうし	○	○	○	○	○	○
岐阜ぎふ	長良川ながらがわ球場きゅうじょう	中止ちゅうし	雨天うてん中止ちゅうし		○	○	○	○	○
富山とやま	富山とやま市民しみん球場きゅうじょう アルペンスタジアム					○		○	○
金沢かなざわ	石川いしかわ県立けんりつ野球やきゅう場じょう			○		○		○	○
福井ふくい	福井ふくい県営けんえい球場きゅうじょう			○

なお、2014年ねんまで毎年まいとし組くまれていた「北陸ほくりくシリーズ」2試合しあいは、2015年ねんは組くまれず、それ以降いこう2016年ねん・2018年ねんと隔年かくねんで開催かいさいされたが、2020年ねんは組くまれなかった。また、2007年ねんから2010年ねんまでの4年間ねんかんは日本生命にほんせいめいセ・パ交流こうりゅう戦せんの中なかに組くまれており、2011年ねんは5年ねんぶりにセ・リーグ公式こうしき戦せん（対たい東京とうきょうヤクルトスワローズ戦せん）が組くまれることとなっていた（5月がつ10日とおか・石川いしかわ、5月11日にち・富山とやま）が、いずれも中止ちゅうし（富山とやまにいたっては2年ねん連続れんぞく中止ちゅうし。北陸ほくりくでの代替だいたいなし）となった。北陸ほくりくシリーズが全部ぜんぶ中止ちゅうしになったのは近年きんねんでは異例いれいだった。

• 2007年ねん　対たいオリックス・バファローズ戦たたかえ（6月がつ19日にち・富山とやま、6月がつ20日はつか・石川いしかわ）
• 2008年ねん　対たい埼玉さいたま西武せいぶライオンズ戦たたかえ（6月がつ17日にち・石川いしかわ、6月18日にち・富山とやま）
• 2009年ねん　対たい福岡ふくおかソフトバンクホークス戦たたかえ（6月がつ16日にち・石川いしかわ、6月17日にち・富山とやま）
• 2010年ねん　対たい北海道ほっかいどう日本にっぽんハムファイターズ戦たたかえ（5月がつ26日にち・富山とやま → 雨天うてん中止ちゅうし、5月27日にち・石川いしかわ）

ファーム戦せん

ファームの場合ばあいも毎年まいとし地方ちほう遠征えんせいを行おこなうほか、ナゴヤドームで試合しあいを行おこなうことがある。ただし、開始かいし時刻じこくが通常つうじょうより早はやまるほか、内野ないやエリアのみの開放かいほうのため売店ばいてんも一部いちぶのみの営業えいぎょう、バックスクリーンの映像えいぞう演出えんしゅつがないなど、一軍いちぐんと比くらべると様式ようしきが違ちがう部分ぶぶんが多おおい。また、通常つうじょうのナゴヤ球場きゅうじょうの場合ばあいのようなスタイル（ドラゴンズ公式こうしきファンクラブ会員かいいんなら、チケットを買かわずに会員かいいん証しょうを見みせるだけで入場にゅうじょうできるシステム。ただし人数にんずう制限せいげんあり）ではなく、一軍いちぐん公式こうしき戦せんの時ときより安価あんかに設定せっていされているものの、チケットを買かう必要ひつようがある。

近年きんねんのファーム主催しゅさい試合しあい地方ちほう開催かいさい球場きゅうじょう

豊橋とよはし	岡崎おかざき	可児かに	四日市よっかいち	蒲かばの郡ぐん	富山とやま	金沢かなざわ	福井ふくい
豊橋とよはし市民しみん球場きゅうじょう （愛知あいち県けん豊橋とよはし市し）	岡崎おかざき市民しみん球場きゅうじょう （愛知あいち県けん岡崎おかざき市し）	可児かに市し運動公園うんどうこうえん野球やきゅう場じょう （岐阜ぎふ県けん可児かに市し）	四日市よっかいち市営しえい霞ヶ浦かすみがうら第だい一いち野球やきゅう場じょう （三重みえ県けん四日市よっかいち市し）	蒲郡がまごおり球場きゅうじょう （愛知あいち県けん蒲郡がまごおり市し）	ボールパーク高岡たかおか （富山とやま県けん高岡たかおか市し）	石川いしかわ県立けんりつ野球やきゅう場じょう （石川いしかわ県けん金沢かなざわ市し）	福井ふくい県営けんえい球場きゅうじょう （福井ふくい県けん福井ふくい市し）
収容しゅうよう人数にんずう：15,895	収容しゅうよう人数にんずう：20,000	収容しゅうよう人数にんずう：6,200	収容しゅうよう人数にんずう：10,181	収容しゅうよう人数にんずう：7,000	収容しゅうよう人数にんずう：10,000	収容しゅうよう人数にんずう：17,126	収容しゅうよう人数にんずう：22,000

都市とし	球場きゅうじょう名めい	2019年ねん	2018年ねん	2017年ねん	2016年ねん	2015年ねん	2014年ねん	2013年ねん
豊橋とよはし	豊橋とよはし市民しみん球場きゅうじょう	◯	○	○	○	○	○	○
岡崎おかざき	岡崎おかざき市民しみん球場きゅうじょう						○
蒲かばの郡ぐん	蒲郡がまごおり市し公園こうえんグラウンド野球やきゅう場じょう	◯	○	○	○	○	○	○
可児かに	可児かに市し運動公園うんどうこうえん野球やきゅう場じょう	◯	○	○	○	○	○
四日市よっかいち	四日市よっかいち市営しえい霞ヶ浦かすみがうら第だい一いち野球やきゅう場じょう		○	○	○	○	○
高岡たかおか	ボールパーク高岡たかおか	◯				○
金沢かなざわ	石川いしかわ県立けんりつ野球やきゅう場じょう	◯		○		○
福井ふくい	福井ふくい県営けんえい球場きゅうじょう			○

なお、東海とうかい地方ちほうでも収容しゅうよう人員じんいんの小ちいさい球場きゅうじょうしか無ない三重みえ県けんでは1951年ねんの中日ちゅうにち球場きゅうじょう全焼ぜんしょう火災かさいの影響えいきょうで同年どうねん9月がつ22日にちに松阪まつさか市営しえい球場きゅうじょうで一軍いちぐん公式こうしき戦せんを行おこなって以来いらい、公式こうしき戦せんの開催かいさい実績じっせきはない（オープン戦せんや二に軍ぐんの試合しあいでは四日市よっかいち市営しえい霞ヶ浦かすみがうら第だい一いち野球やきゅう場じょう、津つ球場きゅうじょうを使つかうことはある）。また、中日新聞ちゅうにちしんぶんの販売はんばいエリアの長野ながの県けん、滋賀しが県けん、和歌山わかやま県けんでも現在げんざいのところ一軍いちぐん・二に軍ぐんとも試合しあいは行おこなわれていない。

東京とうきょう新聞しんぶん・東京とうきょう中日ちゅうにちスポーツを発行はっこうする関東かんとう地区ちくはフランチャイズの関係かんけいもあり主管しゅかん試合しあいを行おこなった事例じれいは1952年ねん以後いごでは開催かいさいしたことがないが、それ導入どうにゅう前まえに後楽園こうらくえん球場きゅうじょうなどで開催かいさいしたり、中日ちゅうにち球場きゅうじょうの全焼ぜんしょう火災かさいにより1951年ねんの一部いちぶの試合しあいを茅ヶ崎ちがさき市営しえい球場きゅうじょう、川崎球場かわさききゅうじょうで開催かいさいした事例じれいがある。

オープン戦せん

オープン戦せんでは、上記じょうき球場きゅうじょう以外いがいに東海とうかい4県けんでは小牧こまき市民しみん球場きゅうじょう、岡崎おかざき市民しみん球場きゅうじょう、一宮いちのみや球場きゅうじょう、蒲郡がまごおり球場きゅうじょう、豊田とよだ市し運動公園うんどうこうえん野球やきゅう場じょう、大垣おおがき市営しえい球場きゅうじょう（北きた公園こうえん球場きゅうじょう）、ナゴヤ球場きゅうじょう、その他たキャンプ地ちの北谷きたや公園こうえん野球やきゅう場じょうでも開催かいさいする。過去かこには串間くしま市営しえい球場きゅうじょう、石川いしかわ市営しえい球場きゅうじょう（現げん・うるま市し石川いしかわ球場きゅうじょう）、具志川ぐしかわ市営しえい球場きゅうじょう（現げん・うるま市し具志川ぐしかわ球場きゅうじょう）でも過去かこに試合しあいが行おこなわれたことがある。北陸ほくりくは積雪せきせつや気候きこうの問題もんだい上じょうオープン戦せんはほとんど行おこなわない。これらも毎年まいとし多おおくの観客かんきゃくが来場らいじょうしたりしているほか、東海とうかいテレビ・CBCテレビ（試合しあいにより三重みえテレビ、テレビ愛知てれびあいちも）で中継ちゅうけいされている。東海とうかい地方ちほうの地方ちほう球場きゅうじょうでの主催しゅさい試合しあいも中継ちゅうけいされている（スカパー!向むけも含ふくむ）が、2009年ねん3月がつ11日にちから2014年ねん3月がつ6日にち（共ともに小牧こまき市民しみん球場きゅうじょうの中日ちゅうにち対たい西武せいぶ戦せん）までの約やく5年間ねんかん、中継ちゅうけいを実施じっししなかった時期じきがあった。北谷きたや公園こうえん野球やきゅう場じょうの試合しあいは中継ちゅうけいされている。

近年きんねんのオープン戦せん主催しゅさい試合しあい地方ちほう開催かいさい球場きゅうじょう

北谷きたや	岡崎おかざき	刈谷かりや	小牧こまき	浜松はままつ	岐阜ぎふ
北谷きたや公園こうえん野球やきゅう場じょう （沖縄おきなわ県けん中頭なかがみ郡ぐん北谷きただに町まち）	岡崎おかざき市民しみん球場きゅうじょう （愛知あいち県けん岡崎おかざき市し）	刈谷かりや球場きゅうじょう （愛知あいち県けん刈谷かりや市し）	小牧こまき市民しみん球場きゅうじょう （愛知あいち県けん小牧おまき市し）	浜松はままつ球場きゅうじょう （静岡しずおか県けん浜松はままつ市し中央ちゅうおう区く）	長良川ながらがわ球場きゅうじょう （岐阜ぎふ県けん岐阜ぎふ市し）
収容しゅうよう人数にんずう：11,000	収容しゅうよう人数にんずう：20,000	収容しゅうよう人数にんずう：10,000	収容しゅうよう人数にんずう：12,000	収容しゅうよう人数にんずう：26,000	収容しゅうよう人数にんずう：22,030

都市とし	球場きゅうじょう名めい	2019年ねん	2018年ねん	2017年ねん	2016年ねん	2015年ねん	2014年ねん	2013年ねん
北谷きたや	北谷きたや公園こうえん野球やきゅう場じょう	◯	○	○	○	○	○	○
岡崎おかざき	岡崎おかざき市民しみん球場きゅうじょう			○				○
刈谷かりや	刈谷かりや球場きゅうじょう				○		○
小牧こまき	小牧こまき市民しみん球場きゅうじょう	◯	○	○	○	○	○	○
浜松はままつ	浜松はままつ球場きゅうじょう							○
岐阜ぎふ	長良川ながらがわ球場きゅうじょう							○

放送ほうそう

関連かんれん番組ばんぐみ

在ざい名めい民放みんぽうテレビ局てれびきょくに関かんしては基本きほん的てきに月刊げっかんドラゴンズ内うち『ドラ応援おうえん番組ばんぐみ裏話うらばなし』を基準きじゅんとするほか、初回しょかい放送ほうそう分ぶんのみ記載きさいする。掲載けいさい順じゅんはテレビ・ラジオともに放送ほうそう日び（月曜日げつようび始点してん）。

テレビ

• スターキャット - 『燃もえドラ!スタジアム』（木曜もくよう 12:00 - 12:54）
• 東海とうかいテレビ - 『ドラHOTプラス』（土曜どよう 17:00 - 17:26）
• CBCテレビ - 『サンデードラゴンズ』（日曜にちよう 12:54 - 13:24）
• 中京ちゅうきょうテレビ - 『スポーツスタジアム魂たましい』（日曜にちよう 16:55 - 17:25）
• メ〜テレ - 『スポケン!』（毎月まいつき第だい4日曜にちよう 24:45 - 26:10）
• テレビ愛知てれびあいち
  • レギュラー番組ばんぐみは放送ほうそうされていないが、主催しゅさい試合しあいの内うち、テレビ愛知てれびあいちが放映ほうえい権けんを獲得かくとくした試合しあいについては、放送ほうそう終了しゅうりょう後ごに『GO!GO!ドラゴンズ』というミニ番組ばんぐみが編成へんせいされる（主おもに21:54- ）。
  • 上記じょうきの『ドラ応援おうえん番組ばんぐみ裏話うらばなし』では中継ちゅうけいカード予告よこくが応援おうえん番組ばんぐみタイトルの部分ぶぶんに記載きさい、本文ほんぶんにはTVA担当たんとう者しゃの取材しゅざい裏話うらばなしが書かかれている。

ラジオ

• CBCラジオ - 2000年ねん10月がつ2日にちから2009年ねん4月がつ2日にちまでは『ドラゴンズワールド』がシーズンオフ・シーズン中ちゅう関係かんけいなく放送ほうそうされていた。現在げんざいは『ザ・土曜どよう天国てんごく』（土曜日どようび12:30-17:57）・『若狭わかさ敬一けいいちのスポ音おん』（日曜日にちようび17:00 - 17:57）などでドラゴンズ情報じょうほうを扱あつかう。2019年ねんシーズンから、正式せいしきに帯おびレギュラー番組ばんぐみとなった『ドラ魂たましいキング』（月つき - 金きむ、ナイターシーズンは16:00-17:53（2021年ねんシーズンでは場合ばあいによっては16:00-17:26になることもある）。シーズンオフは16:00-19:00。）を放送ほうそう。
• 東海とうかいラジオ - シーズン中ちゅうは『ガッツナイター最前線さいぜんせん』（月つき 17:45-18:30/火ひ-金かね 17:45-17:57）を放送ほうそう。シーズンオフについては、かつては夕方ゆうがたに『ガッツナイタープラス』『ガッツだ!ドラゴンズ』『チア・スポ』といったスポーツ情報じょうほう番組ばんぐみが編成へんせいされていたが、現在げんざいは夕方ゆうがたワイド番組ばんぐみ『大澤おおさわ広樹ひろきのドラゴンズステーション』（月つき-金かね 16:00-19:00。ナイターシーズンは17:45終了しゅうりょう）を放送ほうそう。

応援おうえん放送ほうそう以外いがいでもドラゴンズの話題わだいを取とり上あげるコーナーやスポット番組ばんぐみがあり、メ〜テレは『ドデスカ!』のコーナー「ドデスポ!」で、シーズン中ちゅうの場合ばあいはNHK名古屋放送局なごやほうそうきょくでは『まるっと!』と『ニュース845東海とうかい』で、東海とうかいテレビでは『東海とうかいテレニュース』後ごに試合しあい経過けいかや結果けっかを放送ほうそうしている（「ドラゴンズtoday」）。NHKの場合ばあいはスコアボードや継投けいとう（試合しあい終了しゅうりょう時じは勝利しょうり・セーブ・敗戦はいせん投手とうしゅ）、ホームランを放はなった選手せんしゅといった情報じょうほう（「いつでもドラゴンズ速報そくほう」）が画面がめん上じょうに表示ひょうじされる（NHKのスポーツニュースで表示ひょうじされているものと同おなじ）。東海とうかいテレビの場合ばあいはスタジオのセット（ブルーバック）以外いがいは手作てづくりのスコアボードがあるのみ。

放映ほうえい権けん

概要がいよう

主催しゅさい試合しあいの放映ほうえい権けん並ならびに放送ほうそう権けんがあるのはNHKと、中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ系列けいれつである民間みんかん放送ほうそうのAMラジオ2局きょく（CBCラジオ、東海とうかいラジオ）・テレビ4局きょく（CBCテレビ、東海とうかいテレビ、テレビ愛知てれびあいち、三重テレビ放送みえてれびほうそう）のみで、特とくにテレビ中継ちゅうけいによる放映ほうえい権けん取得しゅとく分ぶんの約やく8割わりはCBCテレビと東海とうかいテレビに集中しゅうちゅうしている（両りょう局きょくとも中継ちゅうけいの数かずは半々はんはんに振ふり分わけているが、概おおむね月つき・火ひ・木き・金きむ・土どは東海とうかいテレビ、水みず・日にちはCBCテレビに当あてられる場合ばあいが多おおい）。

同おなじ中日ちゅうにち資本しほんの三重みえテレビとテレビ愛知てれびあいちも開局かいきょく当初とうしょはホームゲームの中継ちゅうけいが出来できなかった。しかし三重みえテレビでは編成へんせいの都合つごう上じょう、東海とうかいテレビが放映ほうえい権けんを得えながら同局どうきょくで放送ほうそうできない（主おもに、キー局きょくのフジテレビが長時間ちょうじかん特番とくばんを全国ぜんこくネットで放送ほうそうする場合ばあい）試合しあいを筆頭ひっとう株主かぶぬしでもある三重みえテレビで放送ほうそうすることにより中継ちゅうけい開始かいし、また、テレビ愛知てれびあいちでもナゴヤドーム主催しゅさい試合しあいを2001年ねんよりスタートし（対たいヤクルト戦せん）現在げんざいは年数ねんすう試合しあいが放送ほうそうされており、2007年ねんには53年ねんぶりの日本一にっぽんいちを達成たっせいした日本にっぽんシリーズ第だい5戦せん（制作せいさくはナゴヤドームの巨人きょじん戦せんを含ふくめてキー局きょくのテレビ東京てれびとうきょう）を民放みんぽう初はつの完全かんぜん中継ちゅうけいを行おこなった（日本にっぽんシリーズでテレビ東京てれびとうきょう系列けいれつが放映ほうえい権けんを得えるパターンは、パシフィック・リーグのうち比較的ひかくてき多おおくの試合しあいを放送ほうそうする千葉ちばロッテマリーンズ（テレビ東京てれびとうきょう）、北海道ほっかいどう日本にっぽんハムファイターズ（テレビ北海道てれびほっかいどう）、福岡ふくおかソフトバンクホークス（TVQ九州きゅうしゅう放送ほうそう）が進出しんしゅつした場合ばあいに推薦すいせんされる機会きかいが多おおく、セ・リーグ側がわで推薦すいせんされた実績じっせきがあるのは現げん段階だんかいで中日ちゅうにちのみである）。

一方いっぽうで、非ひ中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ系列けいれつのメ〜テレと中京ちゅうきょうテレビには中日ちゅうにちドラゴンズ主催しゅさい試合しあいの放映ほうえい権けんはなく（日本にっぽん野球やきゅう機構きこう主催しゅさいの日本にっぽんシリーズについても同様どうよう）、中日ちゅうにちドラゴンズの本拠地ほんきょち開催かいさい試合しあいを中継ちゅうけいできない。中日ちゅうにちのビジターゲームについてはこの限かぎりではなく、メ～テレは土日どにち昼間ひるまのローカルセールス枠わくを利用りようし、朝日放送あさひほうそうテレビ制作せいさくの阪神はんしん戦せん（甲子園こうしえん球場きゅうじょう）・広島ひろしまホームテレビ制作せいさくの広島ひろしま戦せん（マツダスタジアム）などやセ・パ交流こうりゅう戦せんのビジターゲーム（現地げんちの系列けいれつ局きょくでの放送ほうそうがない場合ばあい、球団きゅうだん公式こうしき映像えいぞうの利用りようで制作せいさく）をネット受うけまたは自社じしゃスタッフの実況じっきょうで放送ほうそうする場合ばあいがあり、巨人きょじん戦せん以外いがいの主要しゅようビジターゲームを三重みえテレビと岐阜放送ぎふほうそうが生なま中継ちゅうけいしたのち、メ〜テレでそれを編集へんしゅう・再さい構成こうせいして自社じしゃスタジオでカラ出張からしゅっちょう放送ほうそうした『ビデオナイター・ゴーゴードラゴンズ』の事例じれいもある。中京ちゅうきょうテレビは原則げんそくとして、読売よみうりジャイアンツ主催しゅさい試合しあいをナイターは日本にほんテレビ系列けいれつ全国ぜんこくネットで、デーゲームは日本にほんテレビとの2局きょくネットで各々おのおの放送ほうそうする場合ばあいのみだが、2016年ねんは広島ひろしまテレビが放映ほうえい権けんを獲得かくとくした試合しあいで、中京ちゅうきょうテレビの吉田よしだ太一たいちアナウンサー及および解説かいせつ者しゃの井上いのうえ一樹かずきなどがマツダスタジアムに出張しゅっちょうする形かたちで、広島ひろしま×中日ちゅうにちを中京ちゅうきょう広域こういき圏けん向むけに1試合しあいのみ初はじめて中継ちゅうけいした。また、それ以前いぜんから、年度ねんどにより解説かいせつ者しゃ・リポーター・製作せいさくスタッフを派遣はけんの上うえで共同きょうどう制作せいさく・同時どうじネットした例れいもあった。また、1980年代ねんだいには甲子園こうしえん球場きゅうじょうの対たい阪神はんしん戦せんで自社じしゃの実況じっきょうに差さし替かえたり、オープン戦せんの日本にほんハム主催しゅさい中日ちゅうにち戦せんを東京とうきょうケーブルネットワークの協力きょうりょくにより乗のり込こみ自社じしゃ制作せいさくで放送ほうそうした例れいもあった。

ただし、読売新聞社よみうりしんぶんしゃまたは毎日新聞社まいにちしんぶんしゃとNPBの主催しゅさいで開催かいさいされる日米にちべい野球やきゅうについては、メ〜テレと中京ちゅうきょうテレビのキー局きょくである日本にほんテレビ・NET→テレビ朝日てれびあさひがナゴヤ球場きゅうじょう開催かいさい分ぶんを中継ちゅうけいすることを中日新聞ちゅうにちしんぶん・中日ちゅうにち球団きゅうだんが認みとめ、読売新聞よみうりしんぶん主催しゅさい時じには巨人きょじん・中日ちゅうにち連合れんごうチームが編成へんせいされることもあり、編成へんせいによってはメ〜テレや中京ちゅうきょうテレビのローカル放送ほうそうとなることもあった。また、系列けいれつ整理せいりより前まえの1972年ねん2月がつ26日にちには、中京ちゅうきょうテレビの設立せつりつに中部日本放送ちゅうぶにっぽんほうそう・東海とうかいテレビ・中日新聞ちゅうにちしんぶんも関与かんよした経緯けいいがあることから、特例とくれいとしてNETが中京ちゅうきょうテレビとのネットで中日ちゅうにち主催しゅさいの大洋たいよう（現げんDeNA）とのオープン戦せん（浜松はままつ球場きゅうじょう）を中継ちゅうけいしているが、当時とうじNETや中京ちゅうきょうテレビと系列けいれつ関係かんけいにあった毎日放送まいにちほうそうの制作せいさくによる『土曜どようワイドスポーツ』として放送ほうそうされ、毎日放送まいにちほうそうの解説かいせつ者しゃとアナウンサーによる実況じっきょうだった。なお当時とうじ静岡しずおか県けんにはNET系列けいれつ局きょくがフルネット・クロスネット局きょくとも所在しょざいしていなかった。さらに中日ちゅうにち主管しゅかんとしてナゴヤドームで開催かいさいされたマイナビオールスターゲーム2017第だい1戦せんは放映ほうえい権けんがNPB主導しゅどうになったため、メ〜テレ制作せいさく協力きょうりょくの下しもテレビ朝日てれびあさひ系列けいれつにて放送ほうそうされた。

また、岐阜新聞社ぎふしんぶんしゃ資本しほんの岐阜放送ぎふほうそう（岐阜ぎふテレビ・岐阜ぎふラジオ）にも中日ちゅうにちドラゴンズ主催しゅさい試合しあいの放映ほうえい権けんはない。過去かこに岐阜ぎふテレビではCBCテレビと提携ていけいし、CBCテレビで中継ちゅうけいできなかったホームゲームを中継ちゅうけいしたり、静岡しずおか県けん開催かいさいで例外れいがい的てきにテレビ神奈川てれびかながわ（独立どくりつ局きょく）が制作せいさくした中日ちゅうにちのホームゲームをネット受うけしたことがあったが2019年ねん現在げんざいは撤退てったいし、独立どくりつ局きょくが中継ちゅうけいする中日ちゅうにちのビジターゲームを中心ちゅうしんに中継ちゅうけいする程度ていどに留とどまっている。ただし、NPB主催しゅさいの日本にっぽんシリーズでは、テレビ愛知てれびあいちが中継ちゅうけいする日ひに限かぎり、中日ちゅうにちのホームゲームを中継ちゅうけいする場合ばあいがある。例れいとして、2007年ねんの日本にっぽんシリーズ第だい5戦せんは、日本にっぽんシリーズの主催しゅさいが中日ちゅうにちでは無なくNPBで、またテレビ東京とうきょう制作せいさくであるため独立どくりつUHF局きょくにも中継ちゅうけい協力きょうりょく要請ようせいがあり、岐阜ぎふテレビでも中継ちゅうけいが行おこなわれた。岐阜ぎふラジオではスポーツニュースで中日ちゅうにちドラゴンズの結果けっかを伝つたえる際さいは「中日ちゅうにち」とは言いわず「ドラゴンズ」としてコメントするといわれていたが、中日新聞ちゅうにちしんぶんの資本しほん参加さんか後ごは「中日ちゅうにち」の呼称こしょうを使用しようする例れいがある。なお、2010年代ねんだい以降いこうは中日新聞ちゅうにちしんぶんも岐阜放送ぎふほうそうに出資しゅっししているため、テレビの放映ほうえい権けんについての変化へんかはない一方いっぽう、ラジオでは2018年ねん以降いこうに対たい巨人きょじん戦せんの一部いちぶが放送ほうそうされた。

1998年ねん3月29日にちにはナゴヤドームでオリックス・ブルーウェーブ（現げん：オリックス・バファローズ）主催しゅさいの対たい中日ちゅうにちのオープン戦せんが開催かいさいされた。この場合ばあいは中日ちゅうにち主催しゅさいでなかったため、権利けんり上じょうは当然とうぜんながらメ〜テレ/朝日放送あさひほうそう・中京ちゅうきょうテレビ/読売よみうりテレビでも中継ちゅうけい可能かのうだったが、テレビ愛知てれびあいち制作せいさくテレビ東京てれびとうきょう系列けいれつネットで放送ほうそう。

金沢かなざわ、富山とやま、福井ふくいといった北陸ほくりく3県けんでの主催しゅさいゲームは、1990年代ねんだい初期しょきまでは東海とうかいテレビが担当たんとうしていたため、勧進元かんじんもとでもある現地げんちのフジテレビ系列けいれつ局きょくが積極せっきょく的てきに制作せいさく協力きょうりょくし、年度ねんどによっては実況じっきょうアナウンサーを現地げんち局きょく側がわが担当たんとうしたり、技術ぎじゅつ面めんや制作せいさく著作ちょさくそのものを委譲いじょうされるなどして現地げんち局きょくでも放送ほうそうされることもあった他ほか、週末しゅうまつデーゲーム時じはNHK総合そうごうテレビが全国ぜんこく中継ちゅうけいをしたこともあったが、1990年代ねんだい中期ちゅうき以降いこうはCBCテレビの担当たんとうとなり、一部いちぶ年度ねんどで散発さんぱつ的てきにTBSテレビ主導しゅどうの制作せいさくでCBCテレビ・現地げんち系列けいれつ局きょくとの3局きょくネットとなった場合ばあいを除のぞき、地元じもとのTBS系列けいれつ局きょくでの中継ちゅうけいや、制作せいさく協力きょうりょくへの関与かんよがない。ラジオも決きまって巨人きょじん戦せんを中心ちゅうしんとした全国ぜんこく中継ちゅうけいカードを放送ほうそうすることが多おおい。ただし、浜松はままつ球場きゅうじょうでの主催しゅさいゲームは静岡放送しずおかほうそうが独自どくじでラジオ中継ちゅうけいを行おこなうことがある。

ラジオ

• NHK名古屋放送局なごやほうそうきょく『NHKプロ野球やきゅう』
• CBCラジオ『CBCドラゴンズナイター/CBCドラゴンズスペシャル（月曜げつようナイター）/CBCドラゴンズサタデー（土曜どようデーゲーム）/CBCドラゴンズサンデー（日曜にちようデーゲーム）』
  • 日曜にちようデーゲームは競馬けいば中継ちゅうけいの兼かね合あいで中断ちゅうだんすることがある。
  • CBCラジオは、ラジオ日本にっぽんとも、他たのJRN加盟かめい局きょく（朝日放送あさひほうそうラジオ、RCCラジオ、RKBラジオ）を含ふくめて、『ラジオ日本にっぽんジャイアンツナイター』と『ラジオ関西かんさいゴールデンナイター→ジャイアンツナイター』に向むけた裏うら送おくり放送ほうそう用ようの業務ぎょうむ提携ていけいを結むすんでおり、「中日ちゅうにち対たい巨人きょじん戦せん」が行おこなわれる場合ばあいはベンチレポーターをラジオ日本にっぽんから派遣はけんする場合ばあいはあるが、基本きほんCBCラジオのスタッフで解説かいせつ・実況じっきょうを行おこなっている。2000年代ねんだい前半ぜんはんまでは、巨人きょじん戦せんのビジターで放送ほうそう権けんの問題もんだいで中継ちゅうけいできなかったカードがある日ひ（特とくにヤクルト・大洋たいよう→横浜よこはま戦せん）に、巨人きょじん戦せん以外いがいの中日ちゅうにち主催しゅさい試合しあいを同様どうようの方法ほうほうで頻繁ひんぱんに放送ほうそうしていたが、2000年代ねんだい後半こうはん以後いごは基本きほん巨人きょじん戦せんのみに特とく化かし、雨天うてん中止ちゅうし時じの予備よびカードの設定せっていもしなくなったため、中日ちゅうにち戦せんの裏うら送おくりは大幅おおはばに減へっている。なお東海とうかい地区ちくでRF制作せいさくのナイターをネットする岐阜ぎふラジオ（現げん・ぎふチャンラジオ）は、中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃとの資本しほん関係かんけいがない時代じだいが長ながかったため（2010年代ねんだいに入はいって資本しほん参加さんか）、オールスターゲーム・日本にっぽん選手権せんしゅけんシリーズ以外いがいは放送ほうそう権けんが与あたえられず、この場合ばあい自社じしゃ製作せいさくの予備よび番組ばんぐみを放送ほうそうしていたが、JRNナイターの全国ぜんこく配信はいしんが廃止はいしされた2018年ねんからは、ラジオ日本にっぽんがCBCラジオ制作せいさくの「中日ちゅうにち対たい巨人きょじん戦せん」を同時どうじネットへ切きり替かえ、その一部いちぶをネット受うけする形かたちでCBCラジオとぎふチャンラジオの並列へいれつ放送ほうそうが行おこなわれるようになった。
• 東海ラジオ放送とうかいらじおほうそう『東海とうかいラジオ ガッツナイター/東海とうかいラジオ ガッツナイタースペシャル（土曜どよう・日曜にちようデーゲーム）/東海とうかいラジオ ドラゴンズスペシャル（平日へいじつデーゲーム・月曜げつようナイター）』
  • 東京とうきょうヤクルトスワローズの主催しゅさい試合しあいの中継ちゅうけいは、主催しゅさい球団きゅうだんである東京とうきょうヤクルトがフジサンケイグループの一員いちいんであり、同どうグループに加盟かめいしているニッポン放送にっぽんほうそうがキーステーションであるNRN系列けいれつの独占どくせんになるため、東海とうかい地方ちほうの民放みんぽうラジオ局きょくで唯一ゆいいつの独占どくせん生せい中継ちゅうけいで放送ほうそうするが（CBCラジオでは、2017年ねんまでTBSラジオ制作せいさくの横浜よこはま×巨人きょじんをメインとし、JRN系列けいれつ局きょくが制作せいさくする試合しあいをネットし、優先ゆうせん順位じゅんいは巨人きょじん戦せん＞セ球団きゅうだんの試合しあい＞パ球団きゅうだんの試合しあいとしていたが、2018年ねんは文化放送ぶんかほうそう・RKBラジオ・HBCラジオなどが制作せいさくのパ球団きゅうだんの試合しあいか自社じしゃ制作せいさくの特別とくべつ番組ばんぐみを編成へんせいした）、一方いっぽうで読売よみうりジャイアンツの主催しゅさい試合しあいを、CBCラジオとの兼かね合あいからか自社じしゃ制作せいさくできていない。2009年度ねんどは巨人きょじん主催しゅさい試合しあいのほかに、ヤクルトを除のぞく関東かんとう地方ちほうで行おこなわれるデーゲームの試合しあい中継ちゅうけいができなかった。
  • CBCラジオと同おなじく、重じゅう賞しょうレースを中心ちゅうしんに競馬けいば中継ちゅうけいで中断ちゅうだんする場合ばあいがあるが、ほとんど稀まれであり、実際じっさいはイニング間あいだに競馬けいば中継ちゅうけいの実況じっきょう音声おんせいを録音ろくおんしたものを配信はいしんする程度ていどである。なお、この実況じっきょう音声おんせいはラジオ大阪おおさかや文化ぶんか放送ほうそうに裏うら送おくり中継ちゅうけいしたものである。
• 静岡放送しずおかほうそう『SBSビッグナイター』
  • 通常つうじょうは巨人きょじん戦せんを中心ちゅうしんとしたNRN（2017年ねんまではJRN・NRN双方そうほう）の全国ぜんこく中継ちゅうけいカードを放送ほうそうするが、浜松はままつ球場きゅうじょうや草薙くさなぎ球場きゅうじょうなどの静岡しずおか県内けんないで開催かいさいの主催しゅさいゲームを自社じしゃ制作せいさくを行おこなう。
  • 基本きほんはローカルだが東海とうかいラジオに配信はいしんされることもあり、東海とうかいラジオが自社じしゃ制作せいさくを行おこなう場合ばあいは、代かわりに対戦たいせんチーム本拠地ほんきょちがある局きょくに向むけても配信はいしんする他ほか、予備よびまたは本番ほんばんカードとして全国ぜんこく放送ほうそうとなることがある。なお、2014年ねんと2015年ねんには、普段ふだんは自社じしゃ制作せいさくを行おこなうCBCラジオにも配信はいしんした実績じっせきがある。2018年ねん現在げんざいは専属せんぞく解説かいせつ者しゃがいないので、中日ちゅうにち戦せんは東海とうかいラジオかキー局きょく（ニッポン放送にっぽんほうそう・文化放送ぶんかほうそう）より派遣はけんを受うけている（前年ぜんねんまではCBCラジオやTBSラジオからも派遣はけんを受うけていた）。
  • 東海とうかいラジオが中継ちゅうけいする浜松はままつ球場きゅうじょう以外いがいかつ対たい巨人きょじん戦せん以外いがいの中日ちゅうにち主催しゅさい試合しあいを全国ぜんこくネット時じを中心ちゅうしんにネット受うけすることもある。
  • 草薙くさなぎ球場きゅうじょうでのヤクルト・DeNA主催しゅさい中日ちゅうにち戦せんを放送ほうそうする場合ばあいは、年度ねんどにより静岡放送しずおかほうそう制作せいさく・キー局きょく制作せいさく・在ざい名な局きょく自社じしゃ乗のり込こみのいずれかの放送ほうそうとなる（ヤクルト主催しゅさいは東海とうかいラジオのみ。1970年代ねんだいには静岡放送しずおかほうそうによる二に重じゅう制作せいさくを行おこない、2021年ねん8月がつ24・25日にちの草薙くさなぎ球場きゅうじょうでのヤクルト主催しゅさい試合しあいのうち、24日にちはレギュラーの自社じしゃ制作せいさく番組ばんぐみを優先ゆうせんしたため、東海とうかいラジオへの裏うら送おくりを行おこなった。）。

テレビ

• NHK名古屋放送局なごやほうそうきょく『NHKプロ野球やきゅう』
  • カードにより地上波ちじょうは（総合そうごうテレビ）と衛星えいせい放送ほうそう（BS1）で放送ほうそうされる。BS1での放送ほうそうについては、東海とうかい地区ちくの民放みんぽうとの並列へいれつ中継ちゅうけいが認みとめられている。
  • 地上波ちじょうはは全国ぜんこく放送ほうそうと東海とうかい3県けん向むけ（カードによっては対戦たいせん相手あいての地元じもと局きょくでも放送ほうそう）がある。
• 東海テレビ放送とうかいてれびほうそう『野球やきゅう道どう』、『DRAGONS LIVE（西暦せいれき）』（ローカル中継ちゅうけい）
  • ローカル中継ちゅうけい時じは番組ばんぐみ名めい・テーマ曲きょくとオープニングムービーが異ことなる。
  • 対たい巨人きょじん戦せんはBSフジ・フジテレビONE（ヤクルトのホームゲームと重かさなる場合ばあいはフジテレビTWOだが、2016年ねんより西武せいぶのホームゲームの放映ほうえい権けんを取得しゅとくしているため、重かさなる場合ばあいはフジテレビNEXTで生なま中継ちゅうけいを実施じっしし、ONEで当日とうじつ深夜しんやに録画ろくが中継ちゅうけいで放送ほうそうするが、NEXTでも放送ほうそう不可能ふかのうな場合ばあいは、J SPORTSやスポーツライブ+など他たチャンネルへの振替ふりかえ放送ほうそうを行おこなう）でも放送ほうそう。中継ちゅうけい映像えいぞうは共有きょうゆうしているが、地上波ちじょうはとは放送ほうそう体制たいせいが別べつになるため（実況じっきょうと解説かいせつを東海とうかいテレビが二に重じゅう制作せいさく）、東海とうかいテレビとフジテレビONE/TWO/NEXT・BSフジではCMを入いれるタイミングが異ことなることから、どちらかはドーム内ないの様子ようすを流ながし続つづける。
  • ビジターの地元じもと局きょくにも同時どうじネットされたり、地元じもと局きょく側がわで実況じっきょうと解説かいせつを差さし替かえて放送ほうそうすることがある（主おもにテレビ新しん広島ひろしまでの対たい広島ひろしま戦せん『TSS全力ぜんりょく応援おうえん! Carp中継ちゅうけい』など。同局どうきょくでは三重みえテレビでの中継ちゅうけい時じにも実施じっしすることがある）。
• 三重テレビ放送みえてれびほうそう『三重みえテレビナイター』
  • 東海とうかいテレビが年間ねんかんを通つうじて中継ちゅうけいできないホームゲームを、東海とうかいテレビ（ごく稀まれにCBCテレビ）の制作せいさく協力きょうりょくにより放送ほうそうされている（東海とうかいテレビまたはCBCテレビがJ SPORTS放送ほうそう担当たんとう日びの場合ばあい、同時どうじ生せい中継ちゅうけいされることもある）。
  • なお、ビジターゲームや中日ちゅうにちが関与かんよしない試合しあいも他たの独立どくりつテレビ放送ほうそう局きょくが放送ほうそうしている試合しあいをネットする形かたちで放送ほうそうしている（主おもにサンテレビ"兵庫ひょうご県けん神戸こうべ市し"が制作せいさくする『サンテレビボックス席せき』など）。
• CBCテレビ『S☆1 BASEBALL』、『燃もえよドラゴンズ!』（ローカル中継ちゅうけい）
  • ビジターゲームは不定期ふていきでDeNA・広島ひろしま主催しゅさいデーゲームを中心ちゅうしんに中継ちゅうけいする。対たい巨人きょじん戦せんはBS-TBS（TBS系列けいれつ全国ぜんこく放送ほうそう時じはトップ&リレー中継ちゅうけい・TBSテレビとの2局きょくネット・東海とうかい3県けんローカルは完全かんぜん生せい中継ちゅうけい）TBSチャンネルでも放送ほうそうされるが、地上波ちじょうはとは実況じっきょうと解説かいせつを別べつにしている。
  • 巨人きょじん戦せんは地上波ちじょうはがテレビ愛知てれびあいち、衛星えいせい波はがCBCテレビ裏うら送おくりによるBS-TBS・TBSチャンネルでの放送ほうそうとなる場合ばあいや、地上波ちじょうはとCS放送ほうそうがCBCテレビ・TBSチャンネルでの同時どうじ放送ほうそうで、BS放送ほうそうがNHK BS1での放送ほうそうとなる場合ばあいがある。
  • ビジター側がわの地元じもと局きょくにも同時どうじネットされたり、実況じっきょうの独自どくじ差さし替かえにより放送ほうそうされることがある。

• テレビ愛知てれびあいち『テレビ愛知てれびあいち 10チャンベースボール』
  • 読売よみうりジャイアンツ戦せんの放映ほうえいは2006年ねんまではなかったが、2007年ねんから1試合しあいの中継ちゅうけいを行おこなう。
  • ホーム戦せんも放送ほうそうするが、東海とうかい地方ちほうのテレビ局てれびきょくの中なかでは、ビジター戦せんでも現地げんちに自社じしゃスタッフを派遣はけんすることが多おおい。
  • 同どう系列けいれつのテレビ大阪てれびおおさか（『ナマ虎とらスタジアム』）は、対たい阪神はんしん戦せんに限かぎりCBCテレビ・東海とうかいテレビが地元じもと向むけの放送ほうそう権けんを持もっている試合しあいでも、独自どくじに中継ちゅうけい車しゃを派遣はけんして放送ほうそうすることがある。
  • BSテレ東ひがしではカードによりテレビ愛知あいち自社じしゃ制作せいさく分ぶんの他ほか、テレビ東京てれびとうきょう（対たい巨人きょじん戦せん）・テレビ大阪てれびおおさか（対たい阪神はんしん戦せんで在ざい名めい地上波ちじょうはがCBCテレビ・東海とうかいテレビ・三重みえテレビのいずれかの場合ばあい）のいずれかの制作せいさく分ぶんが放送ほうそうされることがある他ほか、テレビ愛知てれびあいちでの対たい巨人きょじん戦せん中継ちゅうけい時じに視聴しちょう者しゃプレゼント等とうの独自どくじ企画きかくを実施じっしする場合ばあいはテレビ東京てれびとうきょう側がわで実況じっきょう・解説かいせつを差さし替かえる場合ばあいがある。2021年ねん3月がつのオープン戦せんの対たい巨人きょじん戦せんでBSテレ東ひがしが放送ほうそうした際さいには、地上波ちじょうは放送ほうそうがなかったことから実況じっきょう・解説かいせつ・スコア表示ひょうじはテレビ東京てれびとうきょうが担当たんとうしたが（東京とうきょうからのオフチューブで中継ちゅうけい）、系列けいれつ外がいながらCBCテレビが映像えいぞう協力きょうりょくを行おこない、J SPORTSの中継ちゅうけいと共通きょうつうのものを使用しようしたため、名目めいもく上じょうは中日ちゅうにち球団きゅうだんからの映像えいぞう提供ていきょう扱あつかいとした。
• サンテレビジョン『サンテレビボックス席せき』
  • 対たい阪神はんしん戦せんで、自社じしゃで中継ちゅうけい車しゃを派遣はけんして独自どくじ制作せいさくで放送ほうそう。
• J SPORTS『J SPORTS STADIUM』
  • ホーム戦せんが東海とうかいテレビ・CBCテレビで地上波ちじょうは放送ほうそうされる場合ばあい、BS放送ほうそうの中継ちゅうけい制作せいさくも担当たんとう。
  • スコア表示ひょうじは2009年ねんまでオリジナルで、地上波ちじょうはと比くらべるとかなり簡略かんりゃく化かされたデザインを使つかっていた。2010年ねんからは J SPORTS共通きょうつうを使用しようし、その後ご数すう回かいのデザイン変更へんこうにも対応たいおうしている。ただし細部さいぶのデザインや一部いちぶフォント、出だし方かたなどの演出えんしゅつが異ことなる。例たとえば、J SPORTS制作せいさく（テイクシステムズの機材きざい。主おもにNHK・テレビ愛知てれびあいち制作せいさく映像えいぞう使用しようのオフチューブ）ではバッターが動うごいて出でるのに対たいし、東海とうかいテレビ・CBCテレビ制作せいさく（名古屋なごや東通ひがしどおりの機材きざい）では動うごかない。
  • NHK名古屋放送局なごやほうそうきょくやテレビ愛知てれびあいち（2006年ねんまでは地上波ちじょうはサイマル。2007年ねんはスコア表示ひょうじ込こみで映像えいぞう提供ていきょう）の担当たんとう日びも映像えいぞう提供ていきょうのみ行いっている。また優勝ゆうしょう決定けってい後ごに行おこなわれるビールかけの模様もようも生なま中継ちゅうけいされる。
• スターキャット『燃もえドラ!スタジアム〈西暦せいれき年ねん〉ウエスタンリーグ/オープン戦せん』2009年ねん -
  • 制作せいさく:スターキャット・ケーブルネットワーク、制作せいさく協力きょうりょく:東海とうかいテレビプロダクション。
  • 2007年ねん - 2008年ねんのタイトルは『ウエスタン・リーグ』。タイトルが新あたらしくなってからはウエスタン・リーグだけでなく、ナゴヤドームでのオープン戦せんも中継ちゅうけい。
  • 2012年ねんまでは「東海とうかいケーブルチャンネル」でも同時どうじ中継ちゅうけいされていた。
  • 2012年ねん - 2013年ねんは対たい阪神はんしん戦せんに限かぎりCS放送ほうそうのsky・A sports+（現げん：スカイA）の『スカイA スタジアム』でも数すう試合しあいが同時どうじ中継ちゅうけいされ、全国ぜんこくで見みることができた。この場合ばあいのみスターキャット他た各局かくきょくとの共同きょうどう制作せいさくで製作せいさくクレジットにも載のるが、スカイA側がわは解説かいせつ者しゃの派遣はけんと大阪おおさかにある送出そうしゅつマスターへ映像えいぞう・音声おんせい伝送でんそうを行おこなう為ための衛星えいせい中継ちゅうけい車しゃを放送ほうそう委託いたく先さきの朝日放送あさひほうそうから派遣はけんするだけにとどまっている。2013年ねんは対たい阪神はんしん戦せんの他ほか、対たい巨人きょじん戦せん（ファーム交流こうりゅう戦せん）も放送ほうそうした。
• なお、オールスターゲームについても、2010年ねんまでに中日ちゅうにちが主管しゅかん担当たんとうであるときは、レギュラーシーズンの放映ほうえい権けんを持もつ放送ほうそう局きょくを日本にっぽん野球やきゅう機構きこうに推薦すいせんするため、概おおむねCBCテレビか東海とうかいテレビ（フジテレビ主導しゅどうの共同きょうどう制作せいさく）のいずれかが担当たんとう（例外れいがいとして1971年度ねんど第だい2戦せんは、本来ほんらいCBCテレビの担当たんとうだったが、雨天うてん中止ちゅうしで順延じゅんえんされた翌日よくじつは編成へんせいの都合つごうでCBCテレビで放送ほうそうできなかったため、東海とうかいテレビと業務ぎょうむ提携ていけいにある三重みえテレビと岐阜放送ぎふほうそうが協力きょうりょくして当時とうじの東京とうきょう12chに放映ほうえい権けんを譲渡じょうと）していたが、原則げんそく的てきに2011年ねんからはNPB主導しゅどうで広告こうこく代理だいり店てんを介かいして放映ほうえい権けんを本拠地ほんきょち開催かいさい分ぶんはテレビ朝日てれびあさひ（テレビ朝日てれびあさひ系列けいれつ）と締結ていけつしたことにより、2017年ねん第だい1戦せんはテレビ朝日てれびあさひ制作せいさく・メ～テレ協力きょうりょくにより放送ほうそうが行おこなわれた。

インターネット

• USTREAM（『ドラゴンズ ライブTV』）
  • 2012年度ねんどより配信はいしんを開始かいし。
  • シーズン中ちゅうは主催しゅさい試合しあいの中なかでテレビ愛知てれびあいち及およびNHK名古屋放送局なごやほうそうきょくが放映ほうえい権けんを獲得かくとくした数すう試合しあいの配信はいしんを行おこない、2016年ねんまでは沖縄おきなわ・春季しゅんきキャンプの模様もようをオープン戦せん含ふくめて全編ぜんぺん無料むりょうで中継ちゅうけいしていた。2017年ねんはスポナビライブが中継ちゅうけいする事ことになり、全編ぜんぺん有料ゆうりょうという形かたちになる（2月がつ1日にちのみ無料むりょう）。2014年度ねんどはウエスタンリーグの中継ちゅうけいも開始かいしした。2014年度ねんどまでは、原則げんそくJ SPORTS制作せいさくの映像えいぞう・実況じっきょう音声おんせいを使用しようしていたが、2015年度ねんどからは独自どくじ制作せいさくとなり、スポーツジャーナリストの生馬いくまアイザックを実況じっきょうに起用きようし、Ustreamのチャット機能きのうを活用かつようした視聴しちょう者しゃ参加さんか型がた番組ばんぐみとして展開てんかいしている。
• ニコニコ動画どうが（『ニコニコプロ野球やきゅうチャンネル』）
  • 2015年度ねんどより沖縄おきなわ春季しゅんきキャンプの模様もようを配信はいしん。
• DAZN
  • 2018年ねんから中日ちゅうにちドラゴンズ主催しゅさいの試合しあいを一部いちぶ試合しあいを除のぞき配信はいしん（そのほか、2022年ねん現在げんざいは広島東洋ひろしまとうようカープ主催しゅさいの試合しあいを除のぞき配信はいしん）。

スポンサー

セ・リーグでは各かく球団きゅうだんの申もうし合あわせにより、まずは2002年ねんからホーム用ようユニフォームに限定げんていして、スポンサー広告こうこくを掲載けいさいできるようになった。後のちにヘルメットにもスポンサーが掲載けいさいできるようになった。

ユニフォーム袖そで

• 中日新聞ちゅうにちしんぶん（2006年ねん - 、左ひだり袖そで、ホーム用ようユニのみ）
• 愛知あいちトヨタ（表記ひょうきは「AICHI TOYOTA」、2023年ねん6月がつ - 、右みぎ袖そで、ホーム用ようユニのみ）

パンツ

• スズキ（表記ひょうきは「SUZUKI」、2015年ねん - 2017年ねん、ホーム用ようユニフォームのみ）

ヘルメット

• エディオン（表記ひょうきはEDION、2010年ねん - ）ビジターゲームの際さいにはEDIONの貼はられていないヘルメットを使用しよう（2012年ねん9月がつ以前いぜんは、旧きゅうエディオンEAST（エイデン）が運営うんえいしていたストアブランド、EIDENと表記ひょうきしたものを使用しようしていた）。

帽子ぼうし

• プロトコーポレーション（同社どうしゃが運営うんえいするクルマ・ポータルサイト「グーネット」のロゴを掲出けいしゅつ、2018年ねん - ）ビジターゲームの際さいにはロゴなしの帽子ぼうしを使用しよう。

その他たのオフィシャルスポンサー団体だんたい・企業きぎょう

（ゴールドスポンサー）愛知あいちトヨタ自動車とよたじどうしゃ、アサヒビール名古屋なごや支店してん、イオンモールナゴヤドーム前まえ、コナミ、J SPORTS、チケットぴあ、東海ラジオ放送とうかいらじおほうそう、東海とうかい労働ろうどう金庫きんこ、東明とうめい工業こうぎょう、名古屋芸術大学なごやげいじゅつだいがく

（シルバースポンサー）アラクス、コミュニティネットワークセンター、中部なかべテレコミュニケーション

（オフィシャルサポーター）イオンリテール、エコスマイル、中京ちゅうきょう眼科がんか、東栄とうえい住宅じゅうたく、ポッカサッポロフード&ビバレッジ、めいしんグループ、名鉄観光めいてつかんこうサービス、矢場やばとん

（シーズンサポーター）キリンビバレッジ中部ちゅうぶ圏けん統括とうかつ本部ほんぶ、クラシアン、TCG、日本にっぽん住宅じゅうたく総合そうごう開発かいはつ

キーワード

延長えんちょう28回かい

1942年ねん5月24日にちに行おこなわれた大洋たいよう対たい名古屋なごや5回戦かいせん（後楽園こうらくえん球場きゅうじょう）は、大洋たいようの先発せんぱつ投手とうしゅ・野口のぐち二郎じろう、名古屋なごやの先発せんぱつは西沢にしざわ道夫みちおで始はじまった。9回かいを終おえて4対たい4の同点どうてんで延長えんちょうへ。当時とうじは戦時せんじ下かによる突貫とっかん主義しゅぎが野球やきゅうにも影響えいきょうを与あたえており、引ひき分わけの条件じょうけんは日没にちぼつのみ。9回かい、名古屋なごや軍ぐんが追おいついて以降いこうは両りょう軍ぐんとも0点てんが続つづき、延長えんちょう28回かいを終おわった時点じてんで日没にちぼつコールドが宣言せんげんされて試合しあいは終了しゅうりょうした。先発せんぱつ両りょう投手とうしゅが最後さいごまで投なげきり、野口のぐちが投球とうきゅう数すう344球きゅう、西沢にしざわは311球きゅうで完投かんとうした。試合しあい時間じかんは3時じ間あいだ47分ふん。プロ野球やきゅうの延長えんちょう記録きろくでは世界せかい最長さいちょうとなった。

当時とうじの後楽園こうらくえん球場きゅうじょうは延長えんちょう15回かいまでスコアが記入きにゅうできていたが、当然とうぜんそれでも間まに合あわなかったため、前ぜん2試合しあい分ぶんのスコア（10回かいまで）が記載きさいできる下段げだんのボードをも使つかわざるを得えない状態じょうたいとなった。

ただし3Aも入いれて見みると世界せかい最長さいちょうは1981年ねん4月がつ18日にちにポータケットで記録きろくされた、延長えんちょう33回かい、8時じ間あいだ25分ふんである。この時ときは日付ひづけ変かわって午前ごぜん4時じ7分ふん、延長えんちょう32回かいサスペンデッドゲームが宣告せんこくされ、同年どうねん6月がつ23日にちに再開さいかい（サヨナラヒットにより1イニングで決着けっちゃく）されている（史上しじょう2位いはアメリカメジャーリーグの延長えんちょう26回かい=1920年ねん5月1日にちのブルックリン・ドジャースvsアトランタ・ブレーブス）。

当時とうじのスコアテーブル

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16	17	18	19	20	21	22	23	24	25	26	27	28	R
名古屋なごや軍ぐん	0	1	1	0	0	0	0	0	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	4
大洋たいよう軍ぐん	0	0	0	0	0	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	4

1. （日没にちぼつにより延長えんちょう28回かいコールドゲーム・引ひき分わけ）

変則へんそくダブルヘッダー

戦前せんぜん・並ならびに戦後せんご初期しょきは変則へんそくダブルヘッダー（異ことなる組くみ合あわせの試合しあいを同おなじ会場かいじょうで施行しこうする）のケースが頻繁ひんぱんに行おこなわれたが、1952年ねんにプロ野球やきゅう地域ちいき保護ほご権けん（フランチャイズ=ホームタウン）が制定せいていされてからも、1960年代ねんだい半なかばまでは球場きゅうじょう不足ふそくにより、特とくに関東かんとうの会場かいじょうでこのようなケースが頻発ひんぱつしていた。

それ以降いこう変則へんそくダブルは皆無かいむに等ひとしくなるが、1971年ねん10月11日にちに川崎球場かわさききゅうじょうで行おこなわれたダブルヘッダーは中日ちゅうにちがビジター（アウェー）で、ホームチームが入いれ替かわるというものだった。というのも日本にっぽんシリーズ・巨人きょじん対たい阪急はんきゅうの開催かいさいが10月12日にちから行おこなわれるのに併あわせて、それまでにペナントレースを全すべて終おわらせたい意向いこうがあったためで、この日ひの第だい1試合しあいはヤクルトと、第だい2試合しあいは本来ほんらいのホームタウンが川崎かわさきの大洋たいようと対戦たいせんした。ヤクルトは当時とうじ明治めいじ神宮じんぐう野球やきゅう場じょうが大学だいがく野球やきゅう（東京とうきょう六ろく大学だいがく選手権せんしゅけん・東都とうと大学だいがく選手権せんしゅけん1部ぶリーグ）とデーゲーム日程にっていが重かさなる場合ばあいは大学だいがく野球やきゅうを優先ゆうせんしたため、やむをえない事情じじょうとして川崎球場かわさききゅうじょうや横浜公園よこはまこうえん平和へいわ野球やきゅう場じょう等ひとしを借かりて試合しあいをしていたため、こういう変則へんそく日程にっていが生しょうじた。

長嶋ながしま茂雄しげおの引退いんたい試合しあいと優勝ゆうしょうパレード

1974年ねん10月14日にち、この日ひドラゴンズは、20年ねんぶりのリーグ優勝ゆうしょうを祝しゅくして名古屋なごや市し内うちを祝賀しゅくがパレードすることになっていた。ところが、前日ぜんじつの10月がつ13日にちに長嶋ながしま茂雄しげおの引退いんたい試合しあいとして予定よていされていた対たい読売よみうりジャイアンツ戦せんのダブルヘッダーが雨天うてん中止ちゅうしとなり、翌よく14日にちに組くみ込こまれることとなった。

星野ほしの仙せん一いち・高木たかぎ守道もちら主力しゅりょく選手せんしゅもこの試合しあいに出場しゅつじょうして長嶋ながしま引退いんたいに華はなを添そえようとしたが、地元じもと名古屋なごや市民しみんは20年ねんぶりのリーグ優勝ゆうしょうに興奮こうふん気味ぎみで、優勝ゆうしょうパレードに主力しゅりょく選手せんしゅが出場しゅつじょうしなかったら納得なっとくしてもらえないとして球団きゅうだんは優勝ゆうしょうパレードを強行きょうこう。そこで、主力しゅりょく選手せんしゅと与那嶺よなみね要よう監督かんとくは優勝ゆうしょうパレードに参加さんかさせることとし、近藤こんどう貞雄さだおヘッドコーチを代行だいこう監督かんとくとして、残のこった若手わかて選手せんしゅで試合しあいを行おこなった。引退いんたい試合しあいに出場しゅつじょうできなかった高木たかぎらは長嶋ながしまに対たいして「申もうし訳わけありません」と涙なみだながらに謝罪しゃざいしたというエピソードがある。

ケビン・ミラー問題もんだい

詳細しょうさいは「ケビン・ミラー問題もんだい」を参照さんしょう

2003年ねん1月がつから2月がつにかけて中日ちゅうにちが新あらたに獲得かくとくしたケビン・ミラーをめぐってボストン・レッドソックスとの間あいだでひと騒動そうどうが起おきた。結局けっきょく、ミラーは中日ちゅうにち入いりを拒否きょひしてレッドソックスに入団にゅうだんした。

ドミニカ共和国どみにかきょうわこくとのつながり

近年きんねん、ドミニカ共和国どみにかきょうわこくで行おこなわれているウィンターリーグに育成いくせいを目的もくてきとして若手わかて選手せんしゅを派遣はけんし、同行どうこうしたコーチやスタッフが外国がいこく人じん選手せんしゅの調査ちょうさを行おこなっている。2004年ねんオフから獲得かくとくした外国がいこく人じん選手せんしゅはほとんどがドミニカ共和国どみにかきょうわこく出身しゅっしん（2011年ねんに獲得かくとくしたエンジェルベルト・ソトはベネズエラ出身しゅっしん）である。

ドミニカ共和国どみにかきょうわこく出身しゅっしん選手せんしゅが増ふえている背景はいけいには、かつて所属しょぞくしていた選手せんしゅに対たいする契約けいやく違反いはんがあったとされ、アメリカの市場いちばからは締しめ出だされてしまったからとされていたが、森もり繁和しげかずが著書ちょしょにて2004年ねんオフにて当時とうじ監督かんとくの落合おちあいとの会話かいわから金銭きんせん的てきな面めんからドミニカ共和国どみにかきょうわこくにシフトチェンジしたことを記しるしている。しかし、ドミニカ共和国どみにかきょうわこくから選手せんしゅを獲得かくとくすることにより、安やすく優秀ゆうしゅうな選手せんしゅが中日ちゅうにちに入団にゅうだんすることが増ふえ、独自どくじのルートが開拓かいたくされたといえる。現在げんざいは西武せいぶや巨人きょじんでプレーしたドミンゴ・マルティネスがドミニカ担当たんとうスカウトを務つとめている。また、2011年ねんまではヘッドコーチだった森もり繁和しげかずがウインターリーグに派遣はけんされる選手せんしゅとともにドミニカに出向でむき、リーグで活躍かつやくする選手せんしゅの視察しさつやスカウトを行おこなっていて、2013年ねんオフに復帰ふっきした際さいに再開さいかいしている。

この、中日ちゅうにちの「ドミニカ共和国どみにかきょうわこくとのつながり」の象徴しょうちょう的てきなことの一ひとつとして、「3D」が挙あげられる。ユニットとして機能きのうしたのは、2015年ねんシーズンの1シーズンのみに留とどまったが、特とくにシーズン前半ぜんはんは打線だせんの活性かっせい化かに大おおきな貢献こうけんを果はたした。

選手せんしゅ全員ぜんいんの出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくの抹消まっしょう

2010年ねん10月がつ4日にち、落合おちあい監督かんとくは選手せんしゅ全員ぜんいんの出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうした。この措置そちは次つぎの理由りゆうによるものとしている。

2010年度ねんどの中日ちゅうにちの公式こうしき戦せんの全ぜん日程にっていが10月2日にちに終了しゅうりょうしたこと。クライマックスシリーズ（CS）での中日ちゅうにちの出場しゅつじょうが、ファイナルステージが開催かいさいされる10月がつ20日はつかからであり、それまでに2週間しゅうかん以上いじょう空すくこと。その間あいだに怪我けがをしてから登録とうろくを抹消まっしょうした場合ばあい、再さい登録とうろくできるまで10日とおかかかり、最悪さいあくの場合ばあい、ファイナルステージに間まに合あわなくなってしまうこと。また、その間あいだに戦力せんりょくの再さい検討けんとうを一いちから行いっていくこと。

この件けんがきっかけとなり2011年ねんに両りょうリーグのルールが改正かいせいされ、シーズン終了しゅうりょうからクライマックスシリーズ開始かいし時じまでに10日とおか以上いじょうの間あいだがある場合ばあいは、当該とうがい球団きゅうだんの出場しゅつじょう登録とうろくを自動的じどうてきに抹消まっしょうするようになった。CS開催かいさい時じに登録とうろくされた際さいには、その間あいだに抹消まっしょうされた期間きかんも一軍いちぐん登録とうろく期間きかんとしてカウントされることとなった。また、改正かいせいされた前年ぜんねんの2010年ねんの中日ちゅうにちのCS出場しゅつじょう登録とうろく選手せんしゅも遡さかのぼって登録とうろく期間きかんにカウントされた。

関連かんれん書籍しょせき

• 中日ちゅうにちドラゴンズ 編へん 編へん『中日ちゅうにちドラゴンズ三さん十じゅう年ねん史し』中部ちゅうぶ日本にっぽん新聞しんぶん社しゃ、1965年ねん。NDLJP:2506494。 

• 『ベースボールマガジン』1998年ねん夏季かき号ごう、ベべースボすぼール・マガジン社るまがじんしゃ、1988年ねん。 
• 綱島つなしま理さとし友とも、綿谷わたや寛ひろし『プロ野球やきゅうユニフォーム物語ものがたり』ベべースボすぼール・マガジン社るまがじんしゃ、2005年ねん。ISBN 4583038070。 
• 中日ちゅうにちドラゴンズ 編へん 編へん『中日ちゅうにちドラゴンズ70年ねん史し』中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃ、2006年ねん。ISBN 4-8062-0514-1。 

関連かんれん項目こうもく

• 中日ちゅうにちドラゴンズの主催しゅさい試合しあい球場きゅうじょう一覧いちらん
• 中日ちゅうにちドラゴンズ及およびその前身ぜんしん球団きゅうだんの年度ねんど別べつ成績せいせき一覧いちらん
• ミスター・ベースボール - 中日ちゅうにちを題材だいざいにしたアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの映画えいが作品さくひんである。
• おれたちゃドラゴンズ - 中日ちゅうにちスポーツに掲載けいさいされている漫画まんが作品さくひん。
• 名古屋なごやグランパスエイト - 中日新聞社ちゅうにちしんぶんしゃも主要しゅよう株主かぶぬしに連つらねる。
• ローソン
• 山本やまもと正之まさゆき
• 中日ちゅうにちドラゴンズの応援おうえん団だん

外部がいぶリンク

• 公式こうしきウェブサイト
• Dragons 中日ちゅうにちドラゴンズ-公式こうしきブログ
• 中日ちゅうにちドラゴンズ公式こうしき (@chunichidragonsofficial) - Instagram
• 中日ちゅうにちドラゴンズ公式こうしき (@DragonsOfficial) - X（旧きゅうTwitter）
• 中日ちゅうにちドラゴンズ (chunichi.dragons.official) - Facebook
• 中日ちゅうにちドラゴンズ公式こうしきチャンネル - YouTubeチャンネル