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仕様 しよう (しよう、英 えい : Specification )とは、材料 ざいりょう ・製品 せいひん ・サービスなどが明確 めいかく に満 み たさなければならない要求 ようきゅう 事項 じこう の集 あつ まりである[1] 。日常 にちじょう 的 てき には英語 えいご を短縮 たんしゅく して「スペック 」とも。
仕様 しよう を記述 きじゅつ した文書 ぶんしょ を仕様 しよう 書 しょ と呼 よ ぶ。
素材 そざい ・製品 せいひん ・サービスが適用 てきよう 可能 かのう な仕様 しよう を満 み たさない場合 ばあい 、規格 きかく 外 がい (英 えい : Out of specification )とされる[2] 。これを英語 えいご では "OOS" と略記 りゃっき することがある[3] 。
技術 ぎじゅつ 仕様 しよう は例 たと えば企業 きぎょう や規制 きせい 団体 だんたい や軍事 ぐんじ 組織 そしき によって私的 してき に開発 かいはつ されることもあるが、標準 ひょうじゅん 化 か 団体 だんたい が開発 かいはつ することもあり、より広範囲 こうはんい な入力 にゅうりょく から随意 ずいい の工業 こうぎょう 規格 きかく として開発 かいはつ するのが一般 いっぱん 的 てき である(随意 ずいい の工業 こうぎょう 規格 きかく を政府 せいふ やビジネス契約 けいやく で採用 さいよう すれば、義務 ぎむ 的 てき なものになることもある)。
「仕様 しよう 」という用語 ようご はデータシート (あるいはスペックシート )の意味 いみ で使 つか われることがある。データシートは製品 せいひん などの技術 ぎじゅつ 的 てき 特性 とくせい を説明 せつめい するテクニカルコミュニケーション の手段 しゅだん として使 つか われるものである。製造 せいぞう 業者 ぎょうしゃ が顧客 こきゃく の製品 せいひん 選択 せんたく の際 さい の補助 ほじょ として提供 ていきょう したりする。データシートは厳密 げんみつ には仕様 しよう ではない。
工学 こうがく ・製造 せいぞう 業 ぎょう ・ビジネス において、材料 ざいりょう ・製品 せいひん ・サービスの供給 きょうきゅう 業者 ぎょうしゃ 、購入 こうにゅう 者 しゃ 、ユーザーが全 すべ ての要求 ようきゅう 仕様 しよう について理解 りかい し合意 ごうい することは重要 じゅうよう である。仕様 しよう を満 み たさない製品 せいひん が普及 ふきゅう すれば、仕様 しよう に適合 てきごう した製品 せいひん と不適合 ふてきごう な製品 せいひん との間 あいだ で不 ふ 整合 せいごう が起 お き、システム としては機能 きのう 不全 ふぜん に陥 おちい ってしまうためである。仕様 しよう は一種 いっしゅ の工業 こうぎょう 規格 きかく であり、契約 けいやく 書 しょ や調達 ちょうたつ 書 しょ で参照 さんしょう されることが多 おお い。特定 とくてい の要求 ようきゅう 仕様 しよう についての必要 ひつよう とされる詳細 しょうさい を提供 ていきょう する。
仕様 しよう は政府 せいふ 機関 きかん 、標準 ひょうじゅん 化 か 団体 だんたい (ASTM 、ISO 、CEN 、DoD など)、業界 ぎょうかい 団体 だんたい 、企業 きぎょう 、その他 た が書 か くことがある。
製品 せいひん 仕様 しよう は、その製品 せいひん が正 ただ しいことを証明 しょうめい する必要 ひつよう はない。ある製品 せいひん がある仕様 しよう に準拠 じゅんきょ しているからといって、その製品 せいひん が特定 とくてい 用途 ようと に適 てき していることを示 しめ しているわけではない。それを使用 しよう する人々 ひとびと (技術 ぎじゅつ 者 しゃ 、職種 しょくしゅ 別 べつ 組合 くみあい など)やそれを指定 してい する人々 ひとびと (建築 けんちく 基準 きじゅん 法 ほう 、政府 せいふ 、業界 ぎょうかい など)は、利用 りよう 可能 かのう な仕様 しよう 群 ぐん を検討 けんとう し、その中 なか から正 ただ しいものを選択 せんたく し、それを正 ただ しく使用 しよう する責任 せきにん を負 お う。すなわち、適合 てきごう 性 せい の妥当 だとう 性 せい 検証 けんしょう が必要 ひつよう である。
米国 べいこく 連邦 れんぽう 仕様 しよう の一 いち 例 れい として、FIPS-PUB 159 Detail Specification for 62.5-μ みゅー m Core Diameter/125-μ みゅー m Cladding Diameter Class Ia Multimode Optical Fibers がある(Federal Standard 1037C および MIL-STD-188 より)。
よい仕様 しよう 書 しょ を書 か くための標準 ひょうじゅん 手続 てつづ きや書式 しょしき 、あるいはガイドが利用 りよう 可能 かのう になっている場合 ばあい もある[4] [5] [6] [7] 。仕様 しよう には以下 いか のような内容 ないよう が含 ふく まれる。
説明 せつめい 的 てき 表題 ひょうだい と仕様 しよう の範囲 はんい 、仕様 しよう を識別 しきべつ するための番号 ばんごう
最新 さいしん 版 ばん の発効 はっこう 日 び と改版 かいはん 履歴 りれき
その文書 ぶんしょ の著作 ちょさく 権 けん の帰属 きぞく ・出所 しゅっしょ を明示 めいじ するためのロゴタイプ または商標 しょうひょう [8]
文書 ぶんしょ が長 なが い場合 ばあい は目次 もくじ をつける。
その仕様 しよう の更新 こうしん や変更 へんこう に責任 せきにん を持 も つ人物 じんぶつ ・オフィス・機関 きかん
仕様 しよう とその用途 ようと の重要 じゅうよう 性 せい
使 つか われている用語 ようご や略語 りゃくご の定義 ていぎ (仕様 しよう の内容 ないよう を明確 めいかく 化 か するため)[9] [10]
記述 きじゅつ されている特性 とくせい すべてについての検査 けんさ 手法 しゅほう
物質 ぶっしつ 的 てき な要求 ようきゅう 仕様 しよう : 物理 ぶつり 的 てき 、機械 きかい 的 てき 、電気 でんき 的 てき 、化学 かがく 的 てき など。目標 もくひょう 値 ち と許容 きょよう 差 さ
機能 きのう 的 てき な要求 ようきゅう 仕様 しよう : 目標 もくひょう 値 ち と許容 きょよう 誤差 ごさ
図面 ずめん 、写真 しゃしん 、テクニカルイラストレーション
製造 せいぞう 方法 ほうほう
必要 ひつよう とされる認証 にんしょう
安全 あんぜん 性 せい についての考慮 こうりょ と要求 ようきゅう 仕様 しよう
環境 かんきょう についての考慮 こうりょ と要求 ようきゅう 仕様 しよう
品質 ひんしつ についての要求 ようきゅう 仕様 しよう 。標本 ひょうほん 調査 ちょうさ 、検査 けんさ 、受 う け入 い れ基準 きじゅん
その仕様 しよう の施行 しこう に責任 せきにん を持 も つ人物 じんぶつ ・オフィス・機関 きかん
完了 かんりょう と出荷 しゅっか
不 ふ 合格 ごうかく 、再 さい 検査 けんさ 、再 さい 審査 しんさ 、是正 ぜせい 措置 そち への用意 ようい
出典 しゅってん と参考 さんこう 文献 ぶんけん 。文書 ぶんしょ を明確 めいかく 化 か し内容 ないよう の確認 かくにん を容易 ようい にするため[10] [11] [12] 。
承認 しょうにん 者 しゃ の署名 しょめい または捺印 なついん (必要 ひつよう ならば)
改版 かいはん の際 さい には必要 ひつよう に応 おう じて改版 かいはん によって変更 へんこう された部分 ぶぶん がわかるよう印 しるし をつけたりする[13] 。
付録 ふろく (詳細 しょうさい 化 か したり、オプションを提示 ていじ したり、さらなる明確 めいかく 化 か をする場合 ばあい )[13]
工程 こうてい 能力 のうりょく との関係 かんけい [ 編集 へんしゅう ]
工学 こうがく 仕様 しよう 自体 じたい がよいものであっても、その仕様 しよう にしたがっている製品 せいひん が必 かなら ずしも仕様 しよう に指定 してい されている目標 もくひょう 値 ち と許容 きょよう 差 さ を満足 まんぞく しているとは限 かぎ らない。どのような素材 そざい ・製品 せいひん ・サービスでも、実際 じっさい に生産 せいさん されるものには固有 こゆう のばらつきがある。正規 せいき 分布 ぶんぷ では、生産 せいさん 時 じ の平均 へいきん の上下 じょうげ 3σ しぐま をはるかに越 こ えたものも生産 せいさん されうる。
材料 ざいりょう や製品 せいひん の工程 こうてい 能力 のうりょく は、指定 してい された工学 こうがく 的 てき 許容 きょよう 差 さ と互換 ごかん である必要 ひつよう がある。生産 せいさん において許容 きょよう 誤差 ごさ を一定 いってい 範囲 はんい 内 ない に保 たも つには、プロセス制御 せいぎょ が必須 ひっす であり、TQM のような効率 こうりつ 的 てき 品質 ひんしつ 管理 かんり システム が必要 ひつよう である。
仕様 しよう が有益 ゆうえき であるためには、その効果 こうか 的 てき な強制 きょうせい が必要 ひつよう である。
標準 ひょうじゅん 仕様 しよう 書 しょ [ 編集 へんしゅう ]
技術 ぎじゅつ 的 てき な分野 ぶんや における規範 きはん ・規定 きてい を定 さだ めた技術 ぎじゅつ 的 てき な書類 しょるい のうち、規格 きかく 以外 いがい の公的 こうてき な書類 しょるい で、「標準 ひょうじゅん 仕様 しよう 書 しょ 」(Technical Specification, 略称 りゃくしょう : TS、『技術 ぎじゅつ 仕様 しよう 書 しょ 』ともいう)という公的 こうてき 文書 ぶんしょ がある[14] 。いっぽう、規範 きはん を目的 もくてき としていない書類 しょるい の場合 ばあい は「標準 ひょうじゅん 報告 ほうこく 書 しょ 」(Technical Report、略称 りゃくしょう : TR、『技術 ぎじゅつ 報告 ほうこく 書 しょ 』とも)という[14] 。
ISO規格 きかく にも Technical Specification (略称 りゃくしょう : TR)というのがあり、これはISO規格 きかく として定 さだ めるのは時期 じき 尚早 しょうそう だが、将来 しょうらい 的 てき に規格 きかく として合意 ごうい の可能 かのう 性 せい のある情報 じょうほう の開示 かいじ のための文書 ぶんしょ として用 もち いられる[15] 。
建設 けんせつ 業 ぎょう における仕様 しよう [ 編集 へんしゅう ]
建設 けんせつ 工事 こうじ や建築 けんちく 行為 こうい の際 さい 、依頼 いらい 主 ぬし と委託 いたく 者 しゃ の間 あいだ で一般 いっぱん に業務 ぎょうむ 遂行 すいこう にあたり契約 けいやく を交 か わすため契約 けいやく 書 しょ を作成 さくせい するが、工事 こうじ 仕様 しよう 、建築 けんちく 仕様 しよう などの設計 せっけい 図書 としょ 類 るい が契約 けいやく 書 しょ の一部 いちぶ として存在 そんざい する。
日本 にっぽん での事項 じこう [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん で建設 けんせつ 業務 ぎょうむ に関 かん する仕様 しよう 書 しょ は、建設 けんせつ 工事 こうじ その他 た 建設 けんせつ 業務 ぎょうむ に関 かん して図面 ずめん で表 あらわ せないことを文字 もじ ・数値 すうち で表 あらわ したものとして、質 しつ ・性能 せいのう から製造 せいぞう や施工 しこう 方法 ほうほう 、部品 ぶひん や材料 ざいりょう のメーカー、施工 しこう 業者 ぎょうしゃ 指定 してい に関 かん する事項 じこう を記載 きさい したものである。
仕様 しよう 書 しょ には通常 つうじょう 、共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ 、特記 とっき 仕様 しよう 書 しょ 、追加 ついか 仕様 しよう 書 しょ がある。
特記 とっき 仕様 しよう 書 しょ とは当該 とうがい 工事 こうじ にだけに適用 てきよう される事項 じこう を記載 きさい した仕様 しよう 書 しょ で、建築 けんちく 工事 こうじ や造園 ぞうえん 工事 こうじ 等 ひとし では図面 ずめん に表 おもて 形式 けいしき として提示 ていじ される。建築 けんちく 設計 せっけい 業務 ぎょうむ では
文部 もんぶ 科学 かがく 省 しょう 設計 せっけい 業務 ぎょうむ 委託 いたく 特記 とっき 仕様 しよう 書 しょ や建築 けんちく 設計 せっけい 業務 ぎょうむ 委託 いたく 特記 とっき 仕様 しよう 書 しょ (農林水産省 のうりんすいさんしょう )など、A4判 ばん 冊子 さっし で示 しめ される。
土木 どぼく 事業 じぎょう の入札 にゅうさつ の際 さい などには当該 とうがい 業務 ぎょうむ ・工事 こうじ 等 とう の設計 せっけい 数量 すうりょう を記述 きじゅつ した数量 すうりょう 総括 そうかつ 表 ひょう (設計 せっけい 内 ない 訳書 やくしょ ・金 きむ 抜設計 せっけい 書 しょ など)や現場 げんば 説明 せつめい 事項 じこう などと共 とも に提示 ていじ され、どの共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ や設計 せっけい 図書 としょ に基 もと づいて当該 とうがい 業務 ぎょうむ を実施 じっし するかなどを記述 きじゅつ しており、共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ と併用 へいよう されるが、共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ と内容 ないよう が異 こと なる場合 ばあい は特記 とっき 仕様 しよう 書 しょ の方 ほう が共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ より優先 ゆうせん する。
共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ とは資材 しざい の品質 ひんしつ 、施工 しこう 法 ほう 、段階 だんかい 確認 かくにん から検査 けんさ や試験 しけん 方法 ほうほう 等 とう のうち各 かく 工事 こうじ に共通 きょうつう しかつ頻度 ひんど の多 おお い事項 じこう について標準 ひょうじゅん 的 てき に示 しめ した仕様 しよう 書 しょ である。公的 こうてき な仕様 しよう 書 しょ の他 ほか 、設計 せっけい 事務所 じむしょ などが独自 どくじ に用意 ようい する仕様 しよう 書 しょ もある。
日本 にっぽん では公共 こうきょう 建設 けんせつ 事業 じぎょう 用 よう には、公共 こうきょう 建設 けんせつ 事業 じぎょう を担当 たんとう する主体 しゅたい である省庁 しょうちょう と自治体 じちたい 、公的 こうてき 団体 だんたい において各 かく 主体 しゅたい ごとに各種 かくしゅ 業務 ぎょうむ 各種 かくしゅ 工事 こうじ 毎 ごと の共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ を発行 はっこう している。たとえば国土 こくど 交通省 こうつうしょう であれば各 かく 地方 ちほう 整備 せいび 局 きょく から維持 いじ 管理 かんり を含 ふく めた土木 どぼく 工事 こうじ 、機械 きかい 設備 せつび や電気 でんき 通信 つうしん 設備 せつび の工事 こうじ ・業務 ぎょうむ 、測量 そくりょう 業務 ぎょうむ 、土地 とち ・地質 ちしつ 調査 ちょうさ 、各種 かくしゅ 調査 ちょうさ や分析 ぶんせき 解析 かいせき ・計画 けいかく 業務 ぎょうむ (プランニング業務 ぎょうむ )等 とう を含 ふく む設計 せっけい 等 とう 委託 いたく 業務 ぎょうむ 、発注 はっちゅう 者 しゃ 支援 しえん 業務 ぎょうむ に関 かん する共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ を発行 はっこう している。共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ をもって定義 ていぎ される名称 めいしょう 記載 きさい 事項 じこう については、例 たと えば現場 げんば 代理人 だいりにん #土木 どぼく 工事 こうじ 共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ 等 とう における用語 ようご の定義 ていぎ (参考 さんこう ) なども参照 さんしょう 。
公共 こうきょう 建築 けんちく 事業 じぎょう であれば建築 けんちく 設計 せっけい 業務 ぎょうむ 等 とう では一 いち 例 れい として国土 こくど 交通省 こうつうしょう 官庁 かんちょう 営繕 えいぜん 部 ぶ 及 およ び地方 ちほう 整備 せいび 局 きょく 等 とう 営繕 えいぜん 部 ぶ が公共 こうきょう 建築 けんちく 設計 せっけい 業務 ぎょうむ 委託 いたく 共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ を、官庁 かんちょう 施設 しせつ の営繕 えいぜん を実施 じっし するための基準 きじゅん として制定 せいてい している。
設備 せつび を含 ふく めた建築 けんちく 工事 こうじ では一 いち 例 れい として(一 いち 社 しゃ )公共 こうきょう 建築 けんちく 協会 きょうかい が国土 こくど 交通省 こうつうしょう 大臣 だいじん 官房 かんぼう 官庁 かんちょう 営繕 えいぜん 部 ぶ 監修 かんしゅう 「公共 こうきょう 建築 けんちく 設計 せっけい 業務 ぎょうむ 委託 いたく 共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ 建築 けんちく 工事 こうじ 監理 かんり 業務 ぎょうむ 委託 いたく 共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ 」を、官庁 かんちょう 施設 しせつ 等 とう の工事 こうじ に係 かか る建築 けんちく 設計 せっけい 業務 ぎょうむ を委託 いたく する際 さい に共通 きょうつう 的 てき な契約 けいやく 図書 としょ をして使用 しよう することを目的 もくてき として標準 ひょうじゅん 的 てき な使用 しよう を示 しめ している。
追加 ついか 仕様 しよう 書 しょ は共通 きょうつう 仕様 しよう 書 しょ 、特記 とっき 仕様 しよう 書 しょ に表 あらわ されていない事項 じこう が各 かく 作業 さぎょう 中 ちゅう に生 しょう じた時 とき に追加 ついか される仕様 しよう で、設計 せっけい 変更 へんこう や仕様 しよう 変更 へんこう 等 とう が生 しょう じた時 とき などに追加 ついか 仕様 しよう 書 しょ が作成 さくせい される。
鉄道 てつどう ではすでに、1878年 ねん (明治 めいじ 11年 ねん )の請負 うけおい 工事 こうじ で「土工 どこう 仕様 しよう 書 しょ 並 なみ 請負人 うけおいにん 心得 こころえ 書 しょ 」がみられる。
北米 ほくべい の建築 けんちく 仕様 しよう [ 編集 へんしゅう ]
北米 ほくべい の仕様 しよう は建築 けんちく および公共 こうきょう 事業 じぎょう の建設 けんせつ に付随 ふずい し、それらを統制 とうせい する契約 けいやく 文書 ぶんしょ の一部 いちぶ を構成 こうせい しているがその仕様 しよう はコードの引用 いんよう と公開 こうかい されている標準 ひょうじゅん のものを利用 りよう して、建築 けんちく 材料 ざいりょう の品質 ひんしつ と性能 せいのう を記述 きじゅつ してある。一方 いっぽう 、図面 ずめん またはBIM (Building Information Model)は、材料 ざいりょう の量 りょう と位置 いち を示 しめ している。
北米 ほくべい ではそのガイドとなる主 しゅ 文書 ぶんしょ は National MasterFormat である。これは、以下 いか の2つの専門 せんもん 団体 だんたい が共同 きょうどう で後援 こうえん する文書 ぶんしょ である。
「仕様 しよう は図面 ずめん に優先 ゆうせん する」という考 かんが え方 かた があるため、仕様 しよう 文書 ぶんしょ と図面 ずめん に食 く い違 ちが いがあると、仕様 しよう が正 ただ しいとされる傾向 けいこう がある。実際 じっさい にはこれらは相補 そうほ 的 てき であり、どちらが優先 ゆうせん するというものではない。実際 じっさい の意図 いと は所有 しょゆう 者 しゃ と請負 うけおい 業者 ぎょうしゃ との間 あいだ の契約 けいやく において明示 めいじ 的 てき に行 おこな われなければならない。
AIA(アメリカ建築 けんちく 家 か 協会 きょうかい )およびEJCDC(技術 ぎじゅつ 共同 きょうどう 契約 けいやく 書 しょ 委員 いいん 会 かい )は、図面 ずめん と仕様 しよう は相互 そうご に補完 ほかん 的 てき であり、完全 かんぜん な施設 しせつ に必要 ひつよう な情報 じょうほう を一緒 いっしょ に提供 ていきょう すると述 の べており、アメリカ海軍 かいぐん 施設 しせつ 司令 しれい 部 ぶ (NAVFAC)のような公的 こうてき 機関 きかん の多 おお くは仕様 しよう 書 しょ が図面 ずめん を覆 くつがえ すとしている。アメリカでは係争 けいそう がある場合 ばあい に、言葉 ことば は図 ず よりも陪審 ばいしん 員 いん (または調停 ちょうてい 人 じん )にとって解釈 かいしゃく しやすいという考 かんが えに基 もと づいている。
仕様 しよう は、建築 けんちく 作業 さぎょう の大 おお まかな分類 ぶんるい に従 したが って約 やく 50の Division に分 わ けられる。
または建設 けんせつ に関 かか わる作業 さぎょう タイプと作業 さぎょう 結果 けっか の広 ひろ いカテゴリーに分類 ぶんるい される。部門 ぶもん はいくつかのセクションに分割 ぶんかつ され、それぞれが建設 けんせつ 作業 さぎょう の特定 とくてい の材料 ざいりょう タイプ(たとえばコンクリート)または作業 さぎょう 成果 せいか 物 ぶつ (たとえばスチールドア)を扱 あつか う。作業 さぎょう 結果 けっか に応 おう じて、特定 とくてい の材料 ざいりょう を複数 ふくすう の場所 ばしょ で覆 おお うことができる。
例 たと えば、ステンレス鋼 こう は、部門 ぶもん 07の点滅 てんめつ および板金 ばんきん で使用 しよう されるシート材料 ざいりょう として覆 おお うことができ、これはディビジョン05でカバーされている手 て すりなどの完成 かんせい 品 ひん の一部 いちぶ にすることができる。あるいは、Division 08でカバーされている建築 けんちく 用 よう ハードウェアのコンポーネントにすることもできる。仕様 しよう 部門 ぶもん の元々 もともと のリストは建築 けんちく の時 とき 系列 けいれつ に基 もと づいており、外 そと から内 うち へと進 すす んでいたが、新 あたら しい材料 ざいりょう やシステムが建築 けんちく 過程 かてい に入 はい っていく中 なか で、この論理 ろんり はまだいくらか続 つづ いている。
Divison はさらに個々 ここ の作業 さぎょう ごとに Section に分 わ けられる。例 たと えば、防火 ぼうか 仕切 じき り は Section 078400 - Firestopping に対応 たいおう する。これは、Division 7 の一部 いちぶ であり、Division 7 は Thermal and Moisture Protection(熱 ねつ および湿気 しっけ 対策 たいさく )である。Division 7 には他 た に外装 がいそう や耐火 たいか 作業 さぎょう が書 か かれる。各 かく Section はさらに General、Products、Execution の3節 せつ に分 わ かれる。National MasterFormat は北米 ほくべい での多 おお くの建築 けんちく に適用 てきよう されるが、例外 れいがい もある。
各 かく セクションは「一般 いっぱん 」、「製品 せいひん 」および「実行 じっこう 」という3つの部分 ぶぶん に細分 さいぶん されている。MasterFormatおよびSection Format [注 ちゅう 1] システムは、住宅 じゅうたく 建築 けんちく 、商業 しょうぎょう 建築 けんちく 、土木 どぼく 建築 けんちく 、および工業 こうぎょう 建築 けんちく にうまく適用 てきよう している。このため建築 けんちく 家 か の多 おお くは、どちらかというと膨大 ぼうだい な商業 しょうぎょう スタイルの仕様 しよう ではほとんどの住宅 じゅうたく プロジェクトには長 なが すぎると判断 はんだん しているため、より短 みじか い文 ぶん 構成 こうせい の独自 どくじ 仕様 しよう を作成 さくせい するか、ArCHspec(住宅 じゅうたく プロジェクト用 よう に特別 とくべつ に作成 さくせい )を利用 りよう 。標準 ひょうじゅん 仕様 しよう システムは、Arcom、Visispec、BSD、Spectextなどの複数 ふくすう のベンダーから入手 にゅうしゅ できるが、これらのシステムは全米 ぜんべい で言語 げんご を標準 ひょうじゅん 化 か するために作成 さくせい されたもので、通常 つうじょう の購読 こうどく ベースである。
建築 けんちく 仕様 しよう は、達成 たっせい すべき性能 せいのう だけを記述 きじゅつ するだけの場合 ばあい や、許容 きょよう される特定 とくてい 製品 せいひん ・ベンダー・業者 ぎょうしゃ を列挙 れっきょ するだけの場合 ばあい もあるが、完成 かんせい した作業 さぎょう によって達成 たっせい されなければならない性能 せいのう を記述 きじゅつ するために指定 してい 者 しゃ が文章 ぶんしょう を制限 せいげん する「性能 せいのう 基準 きじゅん 」、明細 めいさい 書 しょ に適用 てきよう 可能 かのう な製造 せいぞう 基準 きじゅん などの特定 とくてい 基準 きじゅん を指定 してい する「規範 きはん 的 てき 」、それによって、指定 してい 子 こ はそれぞれのワークスコープに受 う け入 い れられる特定 とくてい の製品 せいひん 、ベンダーそして契約 けいやく 者 しゃ も示 しめ しておく。さらに、仕様 しよう は特定 とくてい の製品 せいひん リストで「クローズ」することも、契約 けいやく 者 しゃ が代用 だいよう できるように「オープン」にすることもできるがほとんどの建築 けんちく 仕様 しよう はパフォーマンスベースのタイプと独自 どくじ のタイプを組 く み合 あ わせたもので、許容 きょよう される製造元 せいぞうもと と製品 せいひん の名前 なまえ を付 つ けながら、満 み たす必要 ひつよう のある特定 とくてい の標準 ひょうじゅん と設計 せっけい 基準 きじゅん も指定 してい している。
北米 ほくべい の仕様 しよう は通常 つうじょう 、広範 こうはん な作業 さぎょう 範囲 はんい の説明 せつめい に限定 げんてい され、概要 がいよう 的 てき だが、ヨーロッパ の建築 けんちく 、および土木 どぼく 工事 こうじ 全般 ぜんぱん は、量的 りょうてき な記述 きじゅつ も含 ふく まれ、例 たと えば石膏 せっこう ボード の面積 めんせき を平方 へいほう メートル単位 たんい で指定 してい したり、部品 ぶひん 表 ひょう のようなものを添 そ えたりする。
この種 たね の仕様 しよう はスペックライターと積算 せきさん 担当 たんとう 者 しゃ 間 あいだ の共同 きょうどう 作業 さぎょう であり、北米 ほくべい で一般 いっぱん 的 てき ではないのは、アプローチとして各 かく 入札 にゅうさつ 者 しゃ が図面 ずめん と仕様 しよう の両方 りょうほう に基 もと づいて設計 せっけい 数量 すうりょう の調査 ちょうさ を実行 じっこう するためでもある。またヨーロッパ大陸 たいりく の多 おお くの国 くに では、米国 べいこく で「仕様 しよう 」と記載 きさい されている可能 かのう 性 せい があるコンテンツは、建築 けんちく 基準 きじゅん 法 ほう または地方自治体 ちほうじちたい 法 ほう で担保 たんぽ されている一方 いっぽう 、米国 べいこく での土木 どぼく 事業 じぎょう および公共 こうきょう 事業 じぎょう の作業 さぎょう には、実行 じっこう される作業 さぎょう の設計 せっけい 数量 すうりょう 内訳 うちわけ も含 ふく んでいるという違 ちが いもある。
仕様 しよう は通常 つうじょう 建築 けんちく 家 か の建築 けんちく 設計 せっけい 事務所 じむしょ など請負 うけおい 者 しゃ や受託 じゅたく 者 しゃ によって発行 はっこう されるが、仕様 しよう の作成 さくせい 自体 じたい はアーキテクトとさまざまなエンジニア、またはその道 みち のスペシャリストの仕様 しよう 作成 さくせい 者 しゃ によって作成 さくせい される。仕様 しよう 書 しょ の作成 さくせい は多 おお くの場合 ばあい 、明確 めいかく な専門 せんもん 家 か による委託 いたく 業務 ぎょうむ であり「Construction Construction Institute」および「C specification Canada [注 ちゅう 2] を通 つう じて登録 とうろく 仕様 しよう 書 しょ 作成 さくせい 者 しゃ (RSW) [注 ちゅう 2] を通 つう じて取得 しゅとく 可能 かのう な「Certified Construction Specier」(CCS)などの専門 せんもん 資格 しかく があるが、通常 つうじょう 仕様 しよう 書 しょ 作成 さくせい 者 しゃ は建築 けんちく 家 か 、エンジニア、または建設 けんせつ 管理 かんり 会社 かいしゃ の従業 じゅうぎょう 員 いん または下請 したう け業者 ぎょうしゃ である。仕様 しよう 書 しょ 作成 さくせい 者 しゃ は、請負 うけおい 業者 ぎょうしゃ が見積 みつ もりに製品 せいひん を含 ふく めることができるよう建設 けんせつ プロジェクトで製品 せいひん 指定 してい を願 ねが う建材 けんざい の製造 せいぞう 業者 ぎょうしゃ としばしば協議 きょうぎ を行 おこな うことがある。
2015年 ねん 2月 がつ 、ArCHspecはその目的 もくてき が住宅 じゅうたく 建築 けんちく 仕様 しよう の改善 かいぜん であり、全米 ぜんべい の建築 けんちく 家 か の専門 せんもん 家 か 協会 きょうかい であるArCH(Architects Creating Homes)から始 はじ め、ArCHspecは、ライセンスを持 も つ建築 けんちく 家 か がSFR(Single Family Residential)の建築 けんちく プロジェクトで利用 りよう できるために特別 とくべつ 作成 さくせい しているがより商業 しょうぎょう 的 てき なCSI(50以上 いじょう の部門 ぶもん の商業 しょうぎょう 仕様 しよう )とは異 こと なり、ArCHspecは部門 ぶもん 0(範囲 はんい と入札 にゅうさつ フォーム)と部門 ぶもん 17(低 てい 電圧 でんあつ )に加 くわ えて、より認識 にんしき 可能 かのう な16の従来 じゅうらい の部門 ぶもん を提示 ていじ している。ArCHspecが作 つく られた理由 りゆう の1つ(業界 ぎょうかい の空隙 くうげき を住宅 じゅうたく 用 よう のよりコンパクトな仕様 しよう で満 み たすため)に、これまでのところ多 おお くの建築 けんちく 家 か は住宅 じゅうたく デザインの仕様 しよう を提供 ていきょう していなかったことがあげられる。
住宅 じゅうたく での使用 しよう に適 てき した短 みじか い形式 けいしき の仕様 しよう 書 しょ もArcomから入手 にゅうしゅ 可能 かのう であり、米国 べいこく とカナダの両方 りょうほう で2004年 ねん から採用 さいよう された50分割 ぶんかつ 形式 けいしき にも従 したが っている。一方 いっぽう 16分割 ぶんかつ フォーマットは標準 ひょうじゅん とは見 み なされなくなり、CSIまたはCSC、あるいは購読 こうどく マスター仕様 しよう サービス、データリポジトリ、製品 せいひん リードシステム、および大 だい 部分 ぶぶん の政府 せいふ 機関 きかん ではサポートされなくなっている。
エジプトの建築 けんちく 仕様 しよう [ 編集 へんしゅう ]
エジプト の仕様 しよう 書 しょ は契約 けいやく 書 しょ の一部 いちぶ で、住宅 じゅうたく ・建築 けんちく 物 ぶつ 国立 こくりつ 研究 けんきゅう センター( HBRC )が建築 けんちく 仕様 しよう とコードの開発 かいはつ を担当 たんとう している。HBRCは土木 どぼく 工事 こうじ 、左官 さかん 工事 こうじ などの建築 けんちく 活動 かつどう を網羅 もうら した15冊 さつ 以上 いじょう の本 ほん を出版 しゅっぱん している。
イギリスの建築 けんちく 仕様 しよう [ 編集 へんしゅう ]
英国 えいこく での仕様 しよう は、建物 たてもの の建設 けんせつ に付随 ふずい してそれを管理 かんり する契約 けいやく 書 しょ の一部 いちぶ である。これらは建築 けんちく 家 か 、建築 けんちく 技術 ぎじゅつ 者 しゃ 、構造 こうぞう エンジニア 、環境 かんきょう デザイナー や造園 ぞうえん 家 か 、建築 けんちく サービス技術 ぎじゅつ 者 しゃ といった建築 けんちく 専門 せんもん 家 か によって準備 じゅんび されている。通常 つうじょう は以前 いぜん のプロジェクト仕様 しよう 書 しょ 、社内 しゃない 文書 ぶんしょ 、またはNational Building Specification (NBS)などの標準 ひょうじゅん 仕様 しよう 書 しょ から作成 さくせい されている。National Building Specificationは、 王立 おうりつ 英国 えいこく 建築 けんちく 家 か 協会 きょうかい (RIBA)がその商業 しょうぎょう グループRIBA Enterprises(RIBAe)を介 かい して提供 ていきょう している。NBSの標準 ひょうじゅん 仕様 しよう は、こんにちでは幅広 はばひろ く包括 ほうかつ 的 てき なコンテンツを提供 ていきょう し、プロジェクトのニーズに合 あ わせて最新 さいしん の状態 じょうたい に保 たも つために指定 してい 者 しゃ がコンテンツをカスタマイズできるようにするソフトウェア機能 きのう を使用 しよう して配信 はいしん されている。
英国 えいこく のプロジェクト仕様 しよう の種類 しゅるい は、主 おも に2つのカテゴリーに分類 ぶんるい され、規定 きてい の仕様 しよう は、要求 ようきゅう されているものの一般 いっぱん 的 てき または独自 どくじ の説明 せつめい を使用 しよう して要件 ようけん を定義 ていぎ するが、パフォーマンス仕様 しよう はコンポーネントの特性 とくせい ではなく結果 けっか に焦点 しょうてん を当 あ てている。
仕様 しよう はBuilding Information Modeling の不可欠 ふかけつ な部分 ぶぶん であり、非 ひ 幾何 きか 学 がく 的 てき 要件 ようけん をもカバーしている。
食品 しょくひん と医薬品 いやくひん の仕様 しよう [ 編集 へんしゅう ]
医薬品 いやくひん は一般 いっぱん に各種 かくしゅ 薬局方 やっきょくほう によってテストされる。薬局方 やっきょくほう には以下 いか のようなものがある。
これらの規格 きかく でカバーされない医薬品 いやくひん がある場合 ばあい 、他 た の国 くに や業界 ぎょうかい の薬局方 やっきょくほう で評価 ひょうか されるか、以下 いか のような標準 ひょうじゅん の処方 しょほう 集 しゅう で評価 ひょうか される。
英国 えいこく 医療 いりょう 用 よう 医薬品 いやくひん 集 しゅう 小児 しょうに 版 ばん (en )
英国 えいこく 医療 いりょう 用 よう 医薬品 いやくひん 集 しゅう (en )
国民 こくみん 医薬品 いやくひん 集 しゅう (en )
食品 しょくひん 製造 せいぞう も同様 どうよう のアプローチであり、国際 こくさい 食品 しょくひん 規格 きかく 委員 いいん 会 かい が最 さい 上位 じょうい の規格 きかく を策定 さくてい し、各 かく 地域 ちいき や国 くに がそれに従 したが った規格 きかく を策定 さくてい している[16] 。
ISO による食品 しょくひん および医薬品 いやくひん の規格 きかく は、今 いま のところあまり成果 せいか はなく、地域 ちいき や国 こく ごとの厳 きび しい制限 せいげん があるため(HACCP など)、緊急 きんきゅう の課題 かだい とされるに至 いた っていない。
製法 せいほう や品質 ひんしつ についての内部 ないぶ 的 てき な仕様 しよう も存在 そんざい する。仕様 しよう や規格 きかく は食品 しょくひん や医薬品 いやくひん だけでなく、機械 きかい 、品質 ひんしつ プロセス、包装 ほうそう 、物流 ぶつりゅう (コールドチェーン )などにも存在 そんざい する。例 たと えば ISO 14134[17] や ISO 15609[18] がある。
システム使用 しよう 者 しゃ がシステムを使用 しよう する際 さい の各種 かくしゅ 手続 てつづ き(入力 にゅうりょく )と、それに対応 たいおう する、システムの応答 おうとう (出力 しゅつりょく )を、システム使用 しよう 者 しゃ の視点 してん での外部 がいぶ 的 てき 動作 どうさ が具体 ぐたい 的 てき に分 わ かるように記述 きじゅつ する仕様 しよう 。ここで言 い う「システム使用 しよう 者 しゃ 」とは接続 せつぞく される「他 た システム」の事 こと を示 しめ し、オペレーターなどの実際 じっさい の使用 しよう 者 しゃ 、エンドユーザ、システム管理 かんり 者 しゃ 、クラスやサブルーチンを使 つか うプログラマまでさまざまであり、内外 ないがい の境界 きょうかい 線 せん はそれらによって異 こと なる。
形式 けいしき 仕様 しよう は、ソフトウェア やハードウェア を数学 すうがく 的 てき に記述 きじゅつ したもので、何 なん らかの実装 じっそう の開発 かいはつ に使 つか われる。それはシステムが何 なに をすべきかを記述 きじゅつ したもので、それをどう実現 じつげん するかは記述 きじゅつ する必要 ひつよう はない。システムの設計 せっけい が形式 けいしき 仕様 しよう に照 て らして正 ただ しいかどうかの形式 けいしき 的 てき 検証 けんしょう に使 つか われたりする。これには、工程 こうてい が先 さき に進 すす む前 まえ に正 ただ しくない設計 せっけい を改良 かいりょう できるという利点 りてん がある。代替 だいたい 手法 しゅほう としては、仕様 しよう から設計 せっけい への変換 へんかん 、および特 とく に実際 じっさい の実装 じっそう への変換 へんかん に際 さい して、詳細 しょうさい 化 か を行 おこな う手法 しゅほう がある。
プログラム仕様 しよう は、プログラム がすべきことを定義 ていぎ したものである。「非 ひ 形式 けいしき 的 てき 」な仕様 しよう 記述 きじゅつ の場合 ばあい 、開発 かいはつ 者 しゃ から見 み ればそれは青写真 あおじゃしん またはユーザーマニュアルのようなもので、「形式 けいしき 的 てき 」であれば、数学 すうがく 的 てき またはプログラム的 てき に定義 ていぎ された明確 めいかく な意味 いみ を持 も つ。実際 じっさい 、ほとんどの成功 せいこう した仕様 しよう は、既存 きそん の安定 あんてい したアプリケーションを理解 りかい し保守 ほしゅ するために書 か かれたものである。ただし、安全 あんぜん 性 せい が重視 じゅうし されるソフトウェアシステムでは、アプリケーション開発 かいはつ に先駆 さきが けて仕様 しよう を慎重 しんちょう に書 か くことがある。仕様 しよう は、安定 あんてい して存続 そんぞく すべき外部 がいぶ インタフェースのためにも非常 ひじょう に重要 じゅうよう である。
ソフトウェア開発 かいはつ における機能 きのう 仕様 しよう は、プログラムや大 だい 規模 きぼ なソフトウェアシステムの振 ふ る舞 ま いを記述 きじゅつ した文書 ぶんしょ 群 ぐん である。一般 いっぱん に、そのソフトウェア への各種 かくしゅ 入力 にゅうりょく を記述 きじゅつ し、それぞれに対 たい してシステム がどのように反応 はんのう するかを記述 きじゅつ する。例 たと えば、機能 きのう 一覧 いちらん 表 ひょう 、状態 じょうたい 遷移 せんい 図 ず 、プログラムの骨格 こっかく のフローチャート 、各 かく 機能 きのう を実現 じつげん するアルゴリズム記述 きじゅつ などから成 な る。
プログラムコードに対応 たいおう するレベルの詳細 しょうさい な仕様 しよう 。PAD [19] などで書 か かれる。
Webサービス 仕様 しよう は、品質 ひんしつ マネジメントシステム に基 もと づいていることが多 おお い[20] 。
文書 ぶんしょ 仕様 しよう とは、特定 とくてい の文書 ぶんしょ をどういう内容 ないよう でどのように書 か くべきかを定義 ていぎ するもので、文書 ぶんしょ の命名 めいめい 体系 たいけい 、バージョン、レイアウト、参照 さんしょう 、構造 こうぞう 、外観 がいかん 、言語 げんご 、著作 ちょさく 権 けん 、階層 かいそう 、書式 しょしき といったことなどを定 さだ めている[21] [22] 。この種 たね の仕様 しよう 書 しょ は補足 ほそく としてテンプレートを明示 めいじ していることが多 おお い[23] [24] [25] 。
^ 建築 けんちく 仕様 しよう 協会 きょうかい
^ a b CSC-dcc.ca/認定 にんてい
出典 しゅってん は列挙 れっきょ するだけでなく、脚注 きゃくちゅう などを用 もち いてどの記述 きじゅつ の情報 じょうほう 源 げん であるかを明記 めいき してください。記事 きじ の信頼 しんらい 性 せい 向上 こうじょう にご協力 きょうりょく をお願 ねが いいたします。(2024年 ねん 2月 がつ )
Pyzdek, T, "Quality Engineering Handbook", 2003, ISBN 0824746147
Godfrey, A. B., "Juran's Quality Handbook", 1999, ISBN 007034003X
"Specifications for the Chemical And Process Industries", 1996, ASQ Quality Press, ISBN 0-87389-351-4
ASTM E29-06b Standard Practice for Using Significant Digits in Test Data to Determine Conformance with Specifications