この記事 きじ は検証 けんしょう 可能 かのう な参考 さんこう 文献 ぶんけん や出典 しゅってん が全 まった く示 しめ されていないか、不十分 ふじゅうぶん です。 出典 しゅってん を追加 ついか して記事 きじ の信頼 しんらい 性 せい 向上 こうじょう にご協力 きょうりょく ください。(このテンプレートの使 つか い方 かた ) 出典 しゅってん 検索 けんさく ? : "昆虫 こんちゅう " – ニュース · 書籍 しょせき · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2010年 ねん 9月 がつ )
昆虫 こんちゅう の形態 けいたい A - 頭部 とうぶ B - 胸部 きょうぶ C - 腹部 ふくぶ
昆虫 こんちゅう (こんちゅう、insect )は、六 ろく 脚 きゃく 亜 あ 門 もん の昆虫 こんちゅう 綱 つな (学名 がくめい : Insecta )に分類 ぶんるい される節足動物 せっそくどうぶつ の総称 そうしょう である。昆虫 こんちゅう 類 るい とも総称 そうしょう されるが、これを昆虫 こんちゅう と内 うち 顎 あご 類 るい を含 ふく んだ六 ろく 脚 きゃく 類 るい の意味 いみ で使 つか うこともある。
かつては全 すべ ての六 ろく 脚 きゃく 類 るい が昆虫 こんちゅう に含 ふく められていたが、分類 ぶんるい 体系 たいけい が見直 みなお され、現在 げんざい は内 うち 顎 あご 類 るい (内 うち 顎 あご 綱 つな )の分類 ぶんるい 群 ぐん (トビムシ 、カマアシムシ 、コムシ )が除外 じょがい される。この記事 きじ ではこれら内 ない 顎 あご 類 るい にも触 ふ れる。
昆虫 こんちゅう は多様 たよう な節足動物 せっそくどうぶつ の中 なか でも、特 とく に陸上 りくじょう で進化 しんか したグループである。
ほとんどの種 たね は陸上 りくじょう で生活 せいかつ し、淡水 たんすい 中 なか に棲息 せいそく するものは若干 じゃっかん 、海 うみ 中 なか で棲息 せいそく する種 たね は例外 れいがい 的 てき である。水中 すいちゅう で生活 せいかつ する昆虫 こんちゅう は水生 すいせい 昆虫 こんちゅう (水棲 すいせい 昆虫 こんちゅう )と呼 よ ばれ、陸上 りくじょう で進化 しんか した祖先 そせん から二 に 次 じ 的 てき に水中 すいちゅう 生活 せいかつ に適応 てきおう したものと考 かんが えられている。地球 ちきゅう 内 うち の気候 きこう 、環境 かんきょう に適応 てきおう しており、種 たね 多様 たよう 性 せい が非常 ひじょう に高 たか い。
日本 にっぽん の国立 こくりつ 科学 かがく 博物館 はくぶつかん によれば、2018年 ねん 時点 じてん で知 し られている昆虫 こんちゅう は約 やく 100万 まん 種 しゅ で、確認 かくにん されている生物 せいぶつ 種 しゅ の半分 はんぶん 以上 いじょう を占 し める。未 み 発見 はっけん ・未 み 分類 ぶんるい の昆虫 こんちゅう も多 おお いと推測 すいそく されている[1] 。日本 にっぽん 産 さん 生物 せいぶつ 種 しゅ 数 すう 調査 ちょうさ によれば、日本 にっぽん 産 さん の既知 きち 種 しゅ 数 すう は30747種 しゅ とされる(2003年 ねん 時点 じてん )[2] 。
単 たん に「虫 むし 」として一般 いっぱん に知 し られる動物 どうぶつ 群 ぐん であるが、これは昆虫 こんちゅう を専 せん 門 もん に指 さ す名称 めいしょう ではなく、ダンゴムシ ・クモ ・ムカデ ・ミミズ ・カタツムリ など昆虫 こんちゅう 以外 いがい の多 おお くの小 しょう 動物 どうぶつ をも含 ふく んだ雑多 ざった な総称 そうしょう である。
以下 いか は昆虫 こんちゅう の一般 いっぱん 的 てき な特徴 とくちょう である。しかし、寄生 きせい 性 せい 昆虫 こんちゅう や一部 いちぶ の幼虫 ようちゅう などには、これらの特徴 とくちょう から大 おお きく逸脱 いつだつ した例 れい もある。
他 た の節足動物 せっそくどうぶつ と同様 どうよう 、昆虫 こんちゅう の体 からだ は、体 からだ 節 ぶし (somite)と呼 よ ばれる節 ふし (ふし)の繰 く り返 かえ し構造 こうぞう でできている。昆虫 こんちゅう では、体 からだ 節 ぶし がいくつかずつセットになり、先 さき 節 ぶし と直後 ちょくご 5節 せつ を含 ふく んだ頭部 とうぶ (head)、3節 せつ を含 ふく んだ胸部 きょうぶ (thorax)、11節 せつ を含 ふく んだ腹部 ふくぶ (abdomen)という3つの合体 がったい 節 ぶし (tagma)にまとまっている。頭部 とうぶ の体 からだ 節 ぶし は完全 かんぜん に癒合 ゆごう して1つの構造 こうぞう 体 たい にまとまり、腹部 ふくぶ は最終 さいしゅう の体 からだ 節 ぶし が退化 たいか 的 てき であるため外見 がいけん 上 じょう は10節 せつ 以下 いか に見 み える[3] 。
各 かく 部位 ぶい の付属 ふぞく 肢 し (関節 かんせつ 肢 し )やその他 た の附属 ふぞく 体 たい は、原則 げんそく として頭部 とうぶ には触角 しょっかく (antenna)・大 だい 顎 あご (mandible)・小 しょう 顎 あご (maxilla)各 かく 1対 つい および前後 ぜんご で上唇 うわくちびる (labrum)と下 しも 唇 くちびる (labium)各 かく 1枚 まい 、胸部 きょうぶ には脚 あし 3対 つい 、腹部 ふくぶ には生殖 せいしょく 肢 し (gonopod)2対 たい と尾 お 毛 げ (cerci)1対 つい がある。下 した 唇 くちびる は癒合 ゆごう した第 だい 2小 しょう 顎 あご であり、生殖 せいしょく 肢 し は多 おお くの場合 ばあい では著 いちじる しく特 とく 化 か して生殖 せいしょく 器 き となり、付属 ふぞく 肢 し らしからぬ形態 けいたい をもつ[4] 。
呼吸 こきゅう 器官 きかん として気管 きかん 系 けい (tracheal system)があり、胸部 きょうぶ と腹部 ふくぶ の両側 りょうがわ に気 き 門 もん (trachea)を開 ひら く。水生 すいせい 昆虫 こんちゅう では腹部 ふくぶ に鰓 えら など別 べつ の呼吸 こきゅう 器 き をもつ場合 ばあい がある。
ほとんどの昆虫 こんちゅう (有 ゆう 翅昆虫 ちゅう )は胸部 きょうぶ に2対 つい の翅 (wing )を持 も ち、空 そら を飛 と ぶ ことができる。空 そら を飛 と んだ最初 さいしょ の動物 どうぶつ は昆虫 こんちゅう だとされている。昆虫 こんちゅう の翅の構造 こうぞう は、グループによって様々 さまざま に特 とく 化 か し、彼 かれ らの生活 せいかつ の幅 はば の広 ひろ がりに対応 たいおう している。
特別 とくべつ な感覚 かんかく 器官 きかん としては、眼 め と触角 しょっかく が挙 あ げられる。それ以外 いがい の各部 かくぶ に小 ちい さな受容 じゅよう 器 き を持 も つ。
大 だい 部分 ぶぶん の昆虫 こんちゅう は頭部 とうぶ に1対 つい の複眼 ふくがん と3個 こ 以下 いか の単眼 たんがん を持 も つ。両者 りょうしゃ を有 ゆう する場合 ばあい 、片方 かたがた だけの場合 ばあい 、ごく一部 いちぶ に両方 りょうほう とも持 も たない例 れい がある。複眼 ふくがん は主要 しゅよう な視覚 しかく 器 き として働 はたら き、よく発達 はったつ したものでは優 すぐ れた視覚 しかく を持 も つと考 かんが えられる。また、紫外線 しがいせん を視覚 しかく する能力 のうりょく を持 も っている。すなわち解剖 かいぼう 学 がく 的 てき に、昆虫 こんちゅう の目 め には紫外線 しがいせん を感知 かんち する細胞 さいぼう がある。ヒト の眼 め ではオスとメスの色 いろ の区別 くべつ ができない昆虫 こんちゅう (たとえば、モンシロチョウ の翅の色 いろ )でも、実際 じっさい にはオスとメスの翅で紫外線 しがいせん 反射 はんしゃ 率 りつ に大 おお きな差 さ がある。そのため、モンシロチョウ自身 じしん の目 め には、ヒトの目 め と違 ちが って、オスとメスの翅は全 まった く別 べつ の色 いろ であると認識 にんしき できているものと推察 すいさつ される。また単眼 たんがん は明暗 めいあん のみを感知 かんち する。
化学 かがく 物質 ぶっしつ の受容 じゅよう 、つまり味覚 みかく と嗅覚 きゅうかく は触角 しょっかく 、口器 こうき 、および歩 ふ 脚 あし の先端 せんたん 部 ぶ である附 つけ 節 ぶし にある。いくつかの昆虫 こんちゅう は個体 こたい 間 あいだ の誘因 ゆういん などの役割 やくわり を担 にな うフェロモン を出 だ すが、その受容 じゅよう は触角 しょっかく で行 おこな われる。
聴覚 ちょうかく に特 とく 化 か した器官 きかん を持 も つ例 れい は多 おお くなく、コオロギ やセミ など一部 いちぶ に限 かぎ られる。夜行 やこう 性 せい のガにはコウモリによる捕食 ほしょく を回避 かいひ するため、コウモリの出 だ す超 ちょう 音波 おんぱ を聴 き き取 と る鼓膜 こまく 器官 きかん を持 も つものが多 おお い[5] 。
認知 にんち 能力 のうりょく ・感受性 かんじゅせい [ 編集 へんしゅう ]
2010年代 ねんだい 以降 いこう 、虫 むし が感情 かんじょう に似 に た脳 のう 機能 きのう を持 も っている可能 かのう 性 せい があることが科学 かがく 論文 ろんぶん で報告 ほうこく されることが増 ふ えている[6] 。
1990年 ねん から2020年 ねん の間 あいだ に発表 はっぴょう された科学 かがく 文献 ぶんけん のレビューでは、昆虫 こんちゅう には認知 にんち 能力 のうりょく や感性 かんせい があるという証拠 しょうこ がみつかった[7] 。2022年 ねん には、6つの昆虫 こんちゅう 目 め における感覚 かんかく (特 とく に痛 いた み)の証拠 しょうこ を、検討 けんとう した論文 ろんぶん が発表 はっぴょう された。研究 けんきゅう によると、双 そう 翅目(ハエと蚊 か )とゴキブリ目 め (ゴキブリとシロアリ)の2つの目 め の成虫 せいちゅう で、痛 いた み体験 たいけん の「強 つよ い証拠 しょうこ 」が見 み つかった。また、ハチ目 め (ハチ、スズメバチ、アリ、ノコギリ)、バッタ目 め (コオロギ、バッタ)、チョウ目 め (チョウ、ガ)の成虫 せいちゅう では「実質 じっしつ 的 てき 証拠 しょうこ 」があり、甲虫 かぶとむし 目 め の成虫 せいちゅう では「ある程度 ていど の証拠 しょうこ 」があった。幼虫 ようちゅう の段階 だんかい においても、いくつかの幼虫 ようちゅう で、痛 いた み体験 たいけん の「実質 じっしつ 的 てき 証拠 しょうこ 」が見 み つかった。なお、いずれの昆虫 こんちゅう 目 め でも、感覚 かんかく 、特 とく に痛覚 つうかく の存在 そんざい を否定 ひてい する十分 じゅうぶん な証拠 しょうこ は見 み つからなかった[8] 。
また、解剖 かいぼう 学 がく 的 てき 次元 じげん では、ミバエの幼虫 ようちゅう が熱 あつ いものに触 ふ れると逃 に げること、その行動 こうどう が脊椎動物 せきついどうぶつ の痛覚 つうかく ニューロンに似 に たニューロンの媒介 ばいかい を経 へ ることが研究 けんきゅう で確 たし かめられた[9] 。
多 おお くは卵生 らんせい だが、フタバカゲロウ のような卵 たまご 胎生 たいせい 、ツェツェバエ のような胎生 たいせい 昆虫 こんちゅう もいる。
昆虫 こんちゅう の場合 ばあい 、幼生 ようせい は幼虫 ようちゅう と呼 よ ばれる。成虫 せいちゅう に似 に た姿 すがた のものも、かなりかけ離 はな れた姿 すがた のものもあるが、基本 きほん 的 てき には幼虫 ようちゅう も昆虫 こんちゅう としての姿 すがた を備 そな えており、その意味 いみ では直接 ちょくせつ 発生 はっせい 的 てき である。生育 せいいく 過程 かてい で、幼虫 ようちゅう が成虫 せいちゅう に変化 へんか する変態 へんたい を行 おこな う。変態 へんたい の形式 けいしき により、幼虫 ようちゅう が蛹 さなぎ になってから成虫 せいちゅう になる完全 かんぜん 変態 へんたい をするグループと、幼虫 ようちゅう が直接 ちょくせつ 成虫 せいちゅう に変 か わる不完全 ふかんぜん 変態 へんたい を行 おこな うグループ、そして形態 けいたい がほとんど変化 へんか しない無 む 変態 へんたい のグループに分 わ けられる。成虫 せいちゅう になるときに翅が発達 はったつ するが、シミ目 め など翅の全 まった くない種類 しゅるい も少 すく なからずいる。
昆虫 こんちゅう の生態 せいたい 的 てき な多様 たよう 性 せい は極 きわ めて広 ひろ い。樹 き 上 じょう や洞窟 どうくつ を含 ふく めた地上 ちじょう 、土壌 どじょう 中 なか 、淡水 たんすい 中 なか にごく普通 ふつう に生息 せいそく し、さらに一部 いちぶ の例外 れいがい を除 のぞ いて殆 ほとん どの種 たね が空 そら を飛 と ぶことが出来 でき る。分布 ぶんぷ は世界中 せかいじゅう にわたり、高山 たかやま から低地 ていち までどこにでもおり、特 とく に熱帯 ねったい 域 いき での多様 たよう 性 せい が高 たか い。
基本 きほん 的 てき に陸上 りくじょう で生活 せいかつ する生物 せいぶつ で、水生 すいせい 昆虫 こんちゅう でも成虫 せいちゅう 時 じ に水中 すいちゅう で生活 せいかつ する昆虫 こんちゅう は少 すく なく、成虫 せいちゅう の多 おお くは止 とめ 水域 すいいき で空気 くうき 呼吸 こきゅう を行 おこな う。特 とく に海 うみ には極少 きょくしょう 数 すう の種 たね がいるだけで、それもウミユスリカ などの潮間 しおま 帯 たい に生息 せいそく する種 たね がほとんどで、外洋 がいよう では海水 かいすい 面 めん 上 じょう で活動 かつどう するウミアメンボ属 ぞく の5種 しゅ しか確認 かくにん されておらず[10] 、完全 かんぜん な海 うみ 生 せい 昆虫 こんちゅう は発見 はっけん されていない。これは、海 うみ でのニッチ が既 すで に祖先 そせん である甲殻 こうかく 類 るい によって占 し められていたため再 さい 進出 しんしゅつ できなかった、陸上 りくじょう に比 くら べて魚類 ぎょるい などの天敵 てんてき が多 おお く生存 せいぞん 競争 きょうそう に勝 か てなかった、陸上 りくじょう や淡水 たんすい での生活 せいかつ に特 とく 化 か したためマルピーギ管 かん が海水 かいすい の塩分 えんぶん 調整 ちょうせい に対応 たいおう できなかった、海水 かいすい 中 ちゅう を漂 ただよ う海藻 かいそう の胞子 ほうし などが気 き 門 もん に詰 つ まるため呼吸 こきゅう できなかった、陸上 りくじょう に比 くら べて海中 かいちゅう には酸素 さんそ が乏 とぼ しく昆虫 こんちゅう 類 るい の外 そと 骨格 こっかく 形成 けいせい に不利 ふり である[11] など、様々 さまざま な説 せつ がある。
石炭 せきたん 紀 き からペルム紀 き にかけて大気 たいき 中 ちゅう の酸素 さんそ 濃度 のうど が高 たか かった時期 じき には体長 たいちょう 数 すう 十 じゅう cmに達 たっ する巨大 きょだい な昆虫 こんちゅう が生息 せいそく していたが、現代 げんだい では最小 さいしょう の哺乳類 ほにゅうるい や鳥類 ちょうるい (1-2g)を超 こ える体重 たいじゅう を持 も つ昆虫 こんちゅう は少数 しょうすう であり、小 ちい さいものは0.2mm 、5μ みゅー g以下 いか と大型 おおがた の原生動物 げんせいどうぶつ (大型 おおがた のゾウリムシ など)を下回 したまわ る。
食 しょく 性 せい の上 うえ では、草食 そうしょく 性 せい 、肉食 にくしょく 性 せい 、雑食 ざっしょく 性 せい など様々 さまざま である。草食 そうしょく 性 せい では餌 えさ とする植物 しょくぶつ の種 たね に特異 とくい 性 せい を持 も つ例 れい も多 おお く[12] 、そのため植物 しょくぶつ の種 たね ごとに決 き まった昆虫 こんちゅう がある、という状況 じょうきょう が見 み られる。寄生 きせい 性 せい のものもあり、シラミ やハジラミ 、クモバエ やコウモリバエ 、カエルキンバエ やラセンウジバエ などは脊椎動物 せきついどうぶつ に寄生 きせい する。他 た の昆虫 こんちゅう に寄生 きせい する種 しゅ では、捕食 ほしょく 寄生 きせい という独特 どくとく な寄生 きせい の型 かた を持 も つ例 れい も多 おお い。
大半 たいはん の種 たね が変温動物 へんおんどうぶつ であり、3℃ 以上 いじょう の環境 かんきょう でないと成長 せいちょう が行 おこな われず、それ以下 いか になると冬眠 とうみん 状態 じょうたい となる。成虫 せいちゅう の場合 ばあい 、一般 いっぱん に-3℃以下 いか 、45℃以上 いじょう の環境 かんきょう にさらされ続 つづ けると死滅 しめつ するが、卵 たまご の状態 じょうたい では温度 おんど 耐 たい 性 せい (特 とく に低温 ていおん )の範囲 はんい が大 おお きくなるため、このまま越冬 えっとう する種 たね も多 おお い。例外 れいがい として群集 ぐんしゅう 性 せい のものには、ハナバチ 類 るい の一部 いちぶ が、0℃時 じ に30℃以上 いじょう の体温 たいおん を安定 あんてい して保 たも てるなど、ほぼ完全 かんぜん な恒温 こうおん 性 せい のものも存在 そんざい する。セッケイカワゲラ やヒョウガユスリカ のように、氷点下 ひょうてんか の気温 きおん でも活動 かつどう できる種 たね もあり、南極 なんきょく でも昆虫 こんちゅう が生息 せいそく している。
昆虫 こんちゅう の一部 いちぶ は、植物 しょくぶつ の受粉 じゅふん と深 ふか い関係 かんけい がある。花粉 かふん の媒介 ばいかい 方法 ほうほう としては風 ふう と動物 どうぶつ がほとんどを占 し め、動物 どうぶつ 媒 なかだち は虫 むし 媒 なかだち のほかに鳥 とり やコウモリ による媒介 ばいかい も含 ふく まれるが、動物 どうぶつ 媒 なかだち の中 なか で最 もっと も多 おお いものは虫 むし 媒 なかだち である[13] 。虫 むし 媒 なかだち のみに頼 たよ る、または一部 いちぶ を虫 むし 媒 なかだち とする花 はな は16万 まん 種 しゅ に及 およ ぶとされる[14] 。動物 どうぶつ 媒 なかだち の花 はな は虫 むし を花 はな に引 ひ き付 つ けるために、風媒花 ふうばいか と異 こと なり美 うつく しい花 はな や強 つよ い香 かお り、豊 ゆた かな蜜 みつ などを発達 はったつ させたが、なかでも虫媒花 ちゅうばいか は虫 むし の強 つよ い嗅覚 きゅうかく を利用 りよう するため、香 かお りが強 つよ いものが多 おお いことが特徴 とくちょう となっている[15] 。(鳥 とり は嗅覚 きゅうかく が弱 よわ いため、鳥 とり 媒 なかだち の花 はな には香 かお りは必要 ひつよう なく香 かお りは弱 よわ いものとなっている)[16] 。こうした虫 むし の多 おお くは花 はな の蜜 みつ 腺 せん から分泌 ぶんぴつ される蜜 みつ を食料 しょくりょう とするほか、彼 かれ らの体 からだ につく花粉 かふん そのものも重要 じゅうよう な食料 しょくりょう としている[17] 。
バッタ 、イナゴ 、蝶 ちょう 、ハチ など多 おお くの昆虫 こんちゅう の血糖 けっとう はトレハロース であり、体内 たいない で分解 ぶんかい 酵素 こうそ ・トレハラーゼ の作用 さよう でブドウ糖 ぶどうとう (グルコース )に変 か わることによって利用 りよう される。また、スズメバチ とその幼虫 ようちゅう の栄養 えいよう 交換 こうかん 液 えき の中 なか にもある。
昆虫 こんちゅう の血糖 けっとう としてのトレハロース濃度 のうど は、400-3,000 mg/dL(10-80 mM)の範囲 はんい にある[18] 。この値 ね はヒト のグルコース としての通常 つうじょう の血糖 けっとう 値 ち 100-200 mg/dLに比 くら べてはるかに高 たか い。この理由 りゆう の一 ひと つとして、トレハロースがタンパク質 たんぱくしつ に対 たい して糖化 とうか 反応 はんのう を起 お こさずグルコースに比 くら べて生体 せいたい に有害 ゆうがい 性 せい をもたらさないためである[19] [20] 。
外 そと 骨格 こっかく は甲殻 こうかく 類 るい と違 ちが い、形成 けいせい 時 じ にカルシウム 沈着 ちんちゃく を伴 ともな わない。これは海中 かいちゅう に比 くら べてカルシウムに乏 とぼ しい陸上 りくじょう での生活 せいかつ に適応 てきおう した結果 けっか であり、外 そと 骨格 こっかく を軽 かる くすることにも繋 つな がったため、後 のち に飛行 ひこう 能力 のうりょく を発達 はったつ させる上 じょう で有利 ゆうり に働 はたら いたという説 せつ がある。[21]
種類 しゅるい 数 すう の多 おお いグループとしては、以下 いか のようなものがある。(括弧 かっこ 内 ない は2003年 ねん 現在 げんざい の日本 にっぽん 産 さん 既知 きち 種 しゅ 数 すう )
甲虫 かぶとむし 類 るい は実際 じっさい に種類 しゅるい が多 おお いとされているが、飛翔 ひしょう 能力 のうりょく が他 た の昆虫 こんちゅう に比較 ひかく して弱 よわ く、発見 はっけん 、採集 さいしゅう が容易 ようい なため、種 たね の同定 どうてい が進 すす んでいるのだとも言 い える。甲虫 かぶとむし 同様 どうよう 、生態 せいたい が多様 たよう なハエ目 め やハチ目 め の昆虫 こんちゅう は、実際 じっさい には甲虫 かぶとむし 目 め を上回 うわまわ る種 たね が存在 そんざい するのではないかとも言 い われている。
昆虫 こんちゅう は地球 ちきゅう の歴史 れきし 上 じょう 、4億 おく 年 ねん 前 まえ 、動物 どうぶつ の陸上 りくじょう 進出 しんしゅつ が始 はじ まった頃 ころ に上陸 じょうりく した動物 どうぶつ 群 ぐん の一 ひと つである[22] 。なお2014年 ねん 11月の大 だい 規模 きぼ な分子 ぶんし 系統 けいとう 解析 かいせき によれば、陸上 りくじょう 植物 しょくぶつ が出現 しゅつげん して間 あいだ もない4億 おく 8千 せん 万 まん 年 ねん 前 まえ には原始 げんし 的 てき な六 ろく 脚 きゃく 類 るい が現 あらわ れ、昆虫 こんちゅう は4億 おく 4千 せん 万 まん 年 ねん 前 まえ 、翅で飛 と ぶ昆虫 こんちゅう は約 やく 4億 おく 6百 ひゃく 万 まん 年 ねん 前 まえ 、完全 かんぜん 変態 へんたい 昆虫 こんちゅう は3億 おく 5千 せん 万 まん 年 ねん 前 まえ に出現 しゅつげん した[23] 。3億 おく 6千 せん 万 まん 年 ねん 前 まえ に上陸 じょうりく した脊椎動物 せきついどうぶつ の両生類 りょうせいるい よりも早 はや い時期 じき であった[22] 。
昆虫 こんちゅう の生活 せいかつ 様式 ようしき 、形態 けいたい は非常 ひじょう にバラエティに富 と んでおり、様々 さまざま な環境 かんきょう ニッチ に適応 てきおう して繁殖 はんしょく しており、その種類 しゅるい も非常 ひじょう に多 おお い。恐竜 きょうりゅう 登場 とうじょう 前 まえ の2億 おく -3億 おく 年 ねん 前 まえ には、現在 げんざい のゴキブリ やトンボ などの祖先 そせん が既 すで に登場 とうじょう していた。
伝統 でんとう 的 てき な系統 けいとう 学 がく では、昆虫 こんちゅう を含 ふく んだ六 ろく 脚 きゃく 類 るい は、多 た 足 あし 類 るい とともに無 む 角 かく 類 るい (Atelocerata 、または気 き 門 もん 類 るい Tracheata)としてまとめられ、甲殻 こうかく 類 るい 、鋏 やっとこ 角 かく 類 るい とともに、節足動物 せっそくどうぶつ の3つの大 おお きな群 ぐん をなすと考 かんが えられてきた。この説 せつ では、多 た 足 あし 類 るい は六 ろく 脚 きゃく 類 るい の姉妹 しまい 群 ぐん [24] 、もしく六 ろく 脚 きゃく 類 るい が側 がわ 系統 けいとう 群 ぐん の多 た 足 あし 類 るい から派生 はせい したとする[24] 。
これに対 たい して2000年代 ねんだい をはじめとして、根本 こんぽん 的 てき にこれを否定 ひてい する説 せつ が徐々 じょじょ に有力 ゆうりょく 視 し される。2019年 ねん 現在 げんざい [25] 全 すべ ての分子 ぶんし 系統 けいとう 学 がく 的 てき 解析 かいせき (遺伝子 いでんし 解析 かいせき )は、六 ろく 脚 きゃく 類 るい は多 た 足 あし 類 るい とは遠縁 とおえん であり、むしろ側 がわ 系統 けいとう 群 ぐん の甲殻 こうかく 類 るい から派生 はせい していることを根強 ねづよ く支持 しじ し[26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] 、他 た に神経 しんけい 解剖 かいぼう 学 がく 的 てき 構造 こうぞう [34] やヘモシアニン の構成 こうせい [35] にもそれを支持 しじ する証拠 しょうこ が挙 あ げられる[25] 。このように六 ろく 脚 きゃく 類 るい と甲殻 こうかく 類 るい からなる系統 けいとう 群 ぐん は、汎 ひろし 甲殻 こうかく 類 るい (Pancrustacea )という。多 た 足 あし 類 るい は六 ろく 脚 きゃく 類 るい に類縁 るいえん でなく、むしろそれより早期 そうき に分岐 ぶんき し、汎 ひろし 甲殻 こうかく 類 るい と共 とも に大 だい 顎 あご 類 るい をなす。汎 ひろし 甲殻 こうかく 類 るい の中 なか に、まず貧 ひん 甲殻 こうかく 類 るい [36] (貝 かい 虫 ちゅう 類 るい ・ヒゲエビ類 るい ・鰓 えら 尾 お 類 るい など)が分岐 ぶんき し、続 つづ いて多 た 甲殻 こうかく 類 るい [36] (軟甲類 るい ・フジツボ類 るい ・カイアシ類 るい )と異 い エビ類 るい [36] (カシラエビ 類 るい ・鰓 えら 脚 あし 類 るい ・ムカデエビ 類 るい 、六 ろく 脚 きゃく 類 るい )に二分 にぶん され、後者 こうしゃ の甲殻 こうかく 類 るい の中 なか で、ムカデエビ類 るい は六 ろく 脚 きゃく 類 るい の姉妹 しまい 群 ぐん として有力 ゆうりょく 視 し される[25] [32] [33] 。
昆虫 こんちゅう 以外 いがい の六 ろく 脚 きゃく 類 るい は、顎 あご が体 からだ の中 なか にあるなど共通 きょうつう の性質 せいしつ を持 も つため、内 うち 顎 あご 類 るい と総称 そうしょう される。内 うち 顎 あご 類 るい および六 ろく 脚 きゃく 類 るい は単 たん 系統 けいとう とする説 せつ が主流 しゅりゅう だが、一部 いちぶ の分子 ぶんし 系統 けいとう では異論 いろん もある[23] [37] 。
昆虫 こんちゅう 綱 つな の大 だい 分類 ぶんるい [ 編集 へんしゅう ]
昆虫 こんちゅう 綱 つな の中 なか では、比較的 ひかくてき 原始 げんし 的 てき な、翅のない無 む 翅類 と、翅を腹 はら 側 がわ へ畳 たた めない旧 きゅう 翅類 がまず分 わ けられる。しかし、無 む 翅類は原始 げんし 的 てき な形質 けいしつ でまとめられた側 がわ 系統 けいとう だという説 せつ が1960年代 ねんだい 頃 ごろ から有力 ゆうりょく となり、それを反映 はんえい した次 つぎ のような分類 ぶんるい が普及 ふきゅう しつつある。ただし、有 ゆう 翅「下綱 しもつな 」などの修正 しゅうせい された階級 かいきゅう については研究 けんきゅう 者 しゃ の見解 けんかい は必 かなら ずしも一致 いっち していない。
昆虫 こんちゅう 綱 つな
単 たん 関節 かんせつ 丘 おか 亜 あ 綱 つな : イシノミ目 め
双 そう 関節 かんせつ 丘 おか 亜 あ 綱 つな
無 む 翅下綱 つな : シミ目 め
有 ゆう 翅下綱 つな
旧 きゅう 翅節 : カゲロウ目 め 、トンボ目 め
新 しん 翅節
旧 きゅう 翅類の単 たん 系統 けいとう 性 せい にも疑問 ぎもん が持 も たれており、カゲロウ目 め とトンボ目 め のどちらかが先 さき に分 わ かれた可能 かのう 性 せい がある。ただし、それを反映 はんえい した分類 ぶんるい はまだ確立 かくりつ していない。
現生 げんなま 昆虫 こんちゅう の目 め [ 編集 へんしゅう ]
分類 ぶんるい 体系 たいけい によって異 こと なるが、(狭義 きょうぎ の)昆虫 こんちゅう 綱 つな Insecta は30目 め を含 ふく む。以下 いか のものは『岩波 いわなみ 生物 せいぶつ 学 がく 辞典 じてん 第 だい 5版 はん 』[38] による。命名 めいめい 者 しゃ 名 めい は省略 しょうりゃく 。
なお、以前 いぜん バッタ目 め (直 ちょく 翅目)Orthoptera とされていたものはガロアムシ目 め (非 ひ 翅目、欠 かけ 翅目)Grylloblattodea 、ナナフシ目 め (竹節 たけふし 虫 むし 目 め )Phasmatodea 、バッタ目 め (直 ちょく 翅目)Orthoptera 、カマキリ目 め (蟷螂 かまきり 目 め )Mantodea 、ゴキブリ目 め Blattodea に分類 ぶんるい される。
また、ゴキブリ目 め Blattodea 、シロアリ目 め (等 とう 翅目)Isoptera と分 わ かれていたが、21世紀 せいき 現在 げんざい はゴキブリ目 め Blattodea に統一 とういつ される。この場合 ばあい 、シロアリ目 め の中 なか に含 ふく まれる亜 あ 科 か は科 か となり、チャタテムシ目 め (噛虫目 め )Psocoptera とシラミ目 め (裸 はだか 尾 お 目 め )Phthiraptera は咀顎目 め Psocodea に統一 とういつ される。
チョウ目 め (鱗翅 りんし 目 め ) Lepidoptera の中 なか にあるコバネガ科 か は、トビケラ目 め (毛 もう 翅目) Trichoptera とチョウ目 め (鱗翅 りんし 目 め ) Lepidoptera の祖先 そせん 形質 けいしつ を持 も っているので、チョウ目 め (鱗翅 りんし 目 め ) Lepidoptera 、トビケラ目 め (毛 もう 翅目) Trichoptera 、コバネガ目 め と提案 ていあん されることもある。
2002年 ねん に、翅がなくナナフシ に似 に た外観 がいかん を持 も つカカトアルキ目 め (マントファスマ目 め ) が新 しん 目 め として設立 せつりつ された[39] 。
人間 にんげん との関 かか わり[ 編集 へんしゅう ]
生物 せいぶつ 世界 せかい で最 もっと も種類 しゅるい の多 おお い動物 どうぶつ 群 ぐん であり、何 なん らかの関 かか わりなしに生活 せいかつ することが不可能 ふかのう なほどに、あらゆる局面 きょくめん でかかわりを生 しょう じる。直接 ちょくせつ に人間 にんげん の役 やく に立 た つものを益虫 えきちゅう 、人 ひと の健康 けんこう 、財産 ざいさん 、家畜 かちく 、農作物 のうさくもつ などに害 がい を与 あた えるものを害虫 がいちゅう と言 い う。ただし、実害 じつがい はない不快 ふかい 害虫 がいちゅう もいれば、日常 にちじょう 生活 せいかつ で益虫 えきちゅう ・害虫 がいちゅう 扱 あつか いされるものの分類 ぶんるい 学的 がくてき には昆虫 こんちゅう 以外 いがい の小 しょう 動物 どうぶつ も含 ふく まれる。
益虫 えきちゅう は、インセクトブリーダーなどによる昆虫 こんちゅう 養殖 ようしょく (英語 えいご 版 ばん ) (養蜂 ようほう 、養蚕 ようさん 、ゴキブリ養殖 ようしょく (英語 えいご 版 ばん ) など)が行 おこな われる[40] 。
昆虫 こんちゅう 採集 さいしゅう や飼育 しいく は趣味 しゅみ の一 いち 分野 ぶんや である。昆虫 こんちゅう 標本 ひょうほん などは博物館 はくぶつかん などの展示 てんじ 物 ぶつ として人気 にんき があり、名和 なわ 昆虫 こんちゅう 博物館 はくぶつかん (岐阜 ぎふ 県 けん 岐阜 ぎふ 市 し )、倉敷 くらしき 昆虫 こんちゅう 館 かん (岡山 おかやま 県 けん 倉敷 くらしき 市 し )[41] のような飼育 しいく 専門 せんもん 施設 しせつ の昆虫 こんちゅう 館 かん もある。生 い きた昆虫 こんちゅう の輸入 ゆにゅう も行 おこな われるが、有害 ゆうがい 動物 どうぶつ は植物 しょくぶつ 防疫 ぼうえき 法 ほう によって輸入 ゆにゅう 禁止 きんし である[42] 。そいういった輸入 ゆにゅう された昆虫 こんちゅう を放 ひ 虫 むし した場合 ばあい は、外来 がいらい 種 しゅ であり、自然 しぜん 界 かい に様々 さまざま な悪影響 あくえいきょう を及 およ ぼすので避 さ けるべきで責任 せきにん をもって逃 に がさず育 そだ てることが推奨 すいしょう される[43] 。
文化 ぶんか として、季 き 節 ぶし や天候 てんこう を知 し るために昔 むかし から観察 かんさつ されてきたこともあり、虫 むし (蟄)が冬 ふゆ から解放 かいほう され(啓 けい いて)動 うご き出 だ す日 ひ として24節気 せっき のひとつ啓蟄 けいちつ がある[44] ほか、北海道 ほっかいどう では雪 ゆき 虫 ちゅう は初雪 はつゆき を告 つ げる昆虫 こんちゅう として知 し られている。
古代 こだい エジプト では、一部 いちぶ の甲虫 かぶとむし がスカラベ として崇拝 すうはい 対象 たいしょう となった。
学問 がくもん の昆虫 こんちゅう 学 がく も大 おお きく発展 はってん し、昆虫 こんちゅう 分類 ぶんるい 学 がく ・応用 おうよう 昆虫 こんちゅう 学 がく ・蚕 かいこ 学 がく ・天敵 てんてき 昆虫 こんちゅう 学 がく (生物 せいぶつ 的 てき 防除 ぼうじょ )・衛生 えいせい 昆虫 こんちゅう 学 がく ・法 ほう 医 い 昆虫 こんちゅう 学 がく ・環境 かんきょう 昆虫 こんちゅう 学 がく ・遺伝 いでん 学 がく など幅広 はばひろ い。また、ミツバチや蚕 かいこ などの産業 さんぎょう 動物 どうぶつ である昆虫 こんちゅう は獣医 じゅうい 学 がく で取 と り扱 あつか う。
ペットとしての昆虫 こんちゅう [ 編集 へんしゅう ]
採集 さいしゅう その他 た の手段 しゅだん で入手 にゅうしゅ した昆虫 こんちゅう を集 あつ めたり飼育 しいく したりする娯楽 ごらく は古 ふる くから存在 そんざい する。ダーウィン 、ウォーレス などの泰斗 たいと を輩出 はいしゅつ している博物学 はくぶつがく の祖国 そこく イギリス で顕著 けんちょ であるが、広 ひろ くヨーロッパ にみられ、チョウ の幼虫 ようちゅう やオサムシ 類 るい を飼育 しいく する例 れい が多 おお い。現代 げんだい ではナナフシ の人気 にんき が高 たか く、観葉 かんよう 植物 しょくぶつ 感覚 かんかく で飼育 しいく される。
日本 にっぽん においては、平安 へいあん 時代 じだい の貴族 きぞく 階級 かいきゅう において、スズムシ 、マツムシ 、コオロギ などの「鳴 な く虫 むし 」(直 ちょく 翅目)の飼育 しいく 、鳴 な き声 ごえ の観賞 かんしょう がはじまり[45] 、江戸 えど 時代 じだい 中期 ちゅうき にはそれらを行商 ぎょうしょう 人 じん が売 う り歩 ある く商業 しょうぎょう も確立 かくりつ 、江戸 えど 町民 ちょうみん を中心 ちゅうしん に鳴 な く虫 むし 飼育 しいく の文化 ぶんか が広 ひろ く普及 ふきゅう した。鳴 な く虫 むし のほか、蛍 ぼたる も同様 どうよう に広 ひろ く取引 とりひき された[46] 。こうした虫 むし 売 う り文化 ぶんか は昭和 しょうわ 初期 しょき には最盛 さいせい 期 き を迎 むか えたものの、戦後 せんご は衰退 すいたい した[47] 。元々 もともと これらの文化 ぶんか は、中国 ちゅうごく から伝播 でんぱ したとも、独自 どくじ に並行 へいこう 発生 はっせい したともいわれるが定 さだ かでない。また、中国 ちゅうごく では鳴 な き声 ごえ の鑑賞 かんしょう のみならずコオロギの格闘 かくとう を楽 たの しむ娯楽 ごらく 「闘 たたかえ 蟋 」も古 ふる くから親 した しまれてきた。闘 たたかえ 蟋の歴史 れきし は唐 とう の玄 げん 宗 むね 期 き にさかのぼるとされ、南 みなみ 宋 そう の宰相 さいしょう である賈似道 どう はこの趣味 しゅみ が高 こう じて世界 せかい 初 はつ のコオロギの百科 ひゃっか 事典 じてん 『促織経 けい 』を著 あらわ した[48] 。一方 いっぽう 、児童 じどう 年齢 ねんれい の子供 こども がカブトムシ やクワガタムシ などに昆虫 こんちゅう 相撲 すもう を取 と らせる古典 こてん 的 てき 遊 あそ びも、江戸 えど 時代 じだい からあり、それらの昆虫 こんちゅう は「サイカチ」「オニガラ」「オニムシ」などと呼 よ ばれた。
21世紀 せいき 現在 げんざい の日本 にっぽん には、サブカルチャー ・ホビー の一 ひと つとして、クワガタムシやカブトムシなどの甲虫 かぶとむし 類 るい に鑑賞 かんしょう 価値 かち を見出 みいだ し累代 るいだい 飼育 しいく するファンが多 おお く、10万 まん 人 にん 単位 たんい の愛好 あいこう 者 しゃ がいるといわれる。
食材 しょくざい としての昆虫 こんちゅう [ 編集 へんしゅう ]
今日 きょう の日本 にっぽん においては、昆虫 こんちゅう 食 しょく はあまり一般 いっぱん 的 てき ではなく、どちらかと言 い うとゲテモノ 料理 りょうり や珍味 ちんみ として扱 あつか われる機会 きかい が多 おお い。その中 なか でイナゴ (佃煮 つくだに )は全国 ぜんこく 的 てき に食 た べられていると言 い ってもよく、ハチ 、セミ 、ゲンゴロウ 、トビケラ やカワゲラ (水生 すいせい 昆虫 こんちゅう の幼虫 ようちゅう をまとめてざざむし と総称 そうしょう )、カイコガ 、カミキリムシ なども食用 しょくよう とされることがある。商品 しょうひん として売 う り出 だ されたところもある。2008年 ねん 時点 じてん で、はちの子 こ 、イナゴの缶詰 かんづめ はともに1トン 弱 じゃく 、カイコのサナギが300キログラム 、まゆこ(カイコのガ)が100キログラム、ザザムシが300キログラム製造 せいぞう されている[49] 。なかには、長野 ながの 県 けん のハチの子 こ の佃煮 つくだに のように郷土 きょうど 料理 りょうり や名物 めいぶつ になっている地域 ちいき もある。
世界 せかい 的 てき にはタガメ やアリ 、甲虫 かぶとむし などの昆虫 こんちゅう の幼虫 ようちゅう を食 た べる文化 ぶんか を持 も っている国 くに や地域 ちいき 、民族 みんぞく は多 おお い。なかでも昆虫 こんちゅう の多 おお い亜熱帯 あねったい から熱帯 ねったい 地域 ちいき において昆虫 こんちゅう 食 しょく の文化 ぶんか は根付 ねつ いている[50] 。
昆虫 こんちゅう はタンパク質 たんぱくしつ やミネラル を豊富 ほうふ に含 ふく んで栄養 えいよう 価 か が高 たか い上 うえ 、従来 じゅうらい の家畜 かちく に比 くら べ飼料 しりょう の転換 てんかん 効率 こうりつ がよいため、将来 しょうらい 的 てき に重要 じゅうよう な食料 しょくりょう となるとの見方 みかた を国連 こくれん 食糧 しょくりょう 農業 のうぎょう 機関 きかん は示 しめ している[51] 。
薬 くすり 材 ざい としての昆虫 こんちゅう [ 編集 へんしゅう ]
中国 ちゅうごく の生薬 きぐすり を集 あつ めた『本草 ほんぞう 綱目 こうもく 』には、多種 たしゅ の昆虫 こんちゅう が記載 きさい されている。一 いち 例 れい としてシナゴキブリ は、シャチュウ(䗪虫[52] )の名 な で、血行 けっこう 改善 かいぜん 作用 さよう があるとされている。学問 がくもん 的 てき に薬効 やっこう は必 かなら ずしも明 あき らかになっていない例 れい が多 おお いが、他 ほか にも薬酒 やくしゅ の原料 げんりょう としてスズメバチ 、アリ、ゴミムシダマシ 、冬 ふゆ 虫 ちゅう 夏 なつ 草 そう (昆虫 こんちゅう の幼虫 ようちゅう から真 ま 菌 きん キノコが成長 せいちょう したもの)などが使 つか われたり、粉末 ふんまつ にして外用 がいよう 薬 やく にされる昆虫 こんちゅう もある。また、昆虫 こんちゅう そのものではないが、セミの抜 ぬ け殻 がら は蝉 せみ 退 すさ (センタイ)といって、解熱 げねつ 、鎮静 ちんせい 、鎮痙などに用 もち いられる。
飼料 しりょう としての昆虫 こんちゅう [ 編集 へんしゅう ]
世界 せかい 的 てき な人口 じんこう 増加 ぞうか により昆虫 こんちゅう 由来 ゆらい の飼料 しりょう が研究 けんきゅう されており、2020年 ねん 4月 がつ に農林水産省 のうりんすいさんしょう にフードテック研究 けんきゅう 会 かい が新設 しんせつ された[53] 。
農薬 のうやく としての昆虫 こんちゅう [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん の法律 ほうりつ (農薬 のうやく 取締 とりしまり 法 ほう )は、農作物 のうさくもつ を害 がい する昆虫 こんちゅう 、ダニ 、細菌 さいきん などの防除 ぼうじょ に使 つか われる薬剤 やくざい のみならず、防除 ぼうじょ に有益 ゆうえき な天敵 てんてき をも一括 いっかつ して農薬 のうやく と整理 せいり した。このため、農薬 のうやく として登録 とうろく されている昆虫 こんちゅう 、クモ 、ダニ、細菌 さいきん 、ウイルス などがあり、これらは生物 せいぶつ 農薬 のうやく とも呼 よ ばれる。これらは法律 ほうりつ 上 じょう は農薬 のうやく であるため、用法 ようほう 、用量 ようりょう 、販売 はんばい にも規制 きせい がある。現在 げんざい 日本 にっぽん で登録 とうろく されている天敵 てんてき 昆虫 こんちゅう には、オンシツツヤコバチ 、ヨコスジツヤコバチ 、タイリクヒメハナカメムシ 、ヤマトクサカゲロウ 、ナミテントウ 、コレマンアブラバチ などがある。こうした天敵 てんてき 農薬 のうやく による生物 せいぶつ 的 てき 防除 ぼうじょ としては、19世紀 せいき 末 まつ のアメリカ において、イセリアカイガラムシ の大 だい 発生 はっせい を原産地 げんさんち オーストラリア における天敵 てんてき ベダリアテントウ の導入 どうにゅう によって防 ふせ いだ例 れい などが知 し られ、成功 せいこう すれば大 おお きな効果 こうか を上 あ げるものの、目的 もくてき の害虫 がいちゅう 以外 いがい の虫 むし が攻撃 こうげき され大 だい 被害 ひがい を受 う けることも珍 めずら しくないため、導入 どうにゅう には細心 さいしん の注意 ちゅうい が必要 ひつよう である[54] 。
産業 さんぎょう 用 よう の昆虫 こんちゅう [ 編集 へんしゅう ]
歴史 れきし 的 てき に最 もっと も広範 こうはん に利用 りよう されている産業 さんぎょう 用 よう 昆虫 こんちゅう として、絹 きぬ 糸 いと を生産 せいさん するためのカイコガ がある。絹 きぬ は歴史 れきし を通 つう じて高級 こうきゅう 繊維 せんい としての地位 ちい を確立 かくりつ しており、これを生 う み出 だ すカイコを育 そだ てる養蚕 ようさん は産業 さんぎょう の一 ひと つとして成立 せいりつ している。カイコは家畜 かちく 化 か された歴史 れきし が長 なが いためすでに野生 やせい では存在 そんざい せず、人間 にんげん の手 て を離 はな れては生 い きられなくなっている[55] 。なお、カイコ以外 いがい にも絹糸 けんし を生成 せいせい できる虫 むし はヤママユ (テンサン、天蚕 てんさん )やその亜種 あしゅ であるサクサン(柞蚕 さくさん )などいくつか存在 そんざい し、野蚕 くわご と総称 そうしょう される。ミツバチ 類 るい は蚕 かいこ と並 なら んでもっとも重要 じゅうよう な産業 さんぎょう 用 よう 昆虫 こんちゅう であり、蜂蜜 はちみつ やロイヤルゼリー 、さらに蜜蝋 みつろう の採取 さいしゅ 目的 もくてき で飼育 しいく されている[56] 。ミツバチのもう一 ひと つ重要 じゅうよう な用途 ようと としては果樹 かじゅ や野菜 やさい といった虫媒花 ちゅうばいか の受粉 じゅふん が挙 あ げられる。受粉 じゅふん は農業 のうぎょう 上 うえ 非常 ひじょう に重要 じゅうよう であり、養蜂 ようほう は蜂蜜 はちみつ 採取 さいしゅ よりも授粉用 よう の需要 じゅよう の方 ほう が大 おお きくなっている[57] 。授粉用 よう 昆虫 こんちゅう としては、このほかにマルハナバチ 類 るい も多用 たよう される。カイコとミツバチは昆虫 こんちゅう でありながら家畜 かちく になっているといえる。イボタロウムシも蝋 ろう の生産 せいさん に重要 じゅうよう である。
この他 ほか 、海外 かいがい では赤色 あかいろ 染料 せんりょう の原料 げんりょう としてカイガラムシ 類 るい が広 ひろ く利用 りよう され、なかでも良質 りょうしつ のコチニール色素 しきそ の取 と れるコチニールカイガラムシ はアステカ で珍重 ちんちょう されて、19世紀 せいき 中盤 ちゅうばん に化学 かがく 染料 せんりょう が優勢 ゆうせい になる前 まえ は世界 せかい で広 ひろ く栽培 さいばい されていた[58] 。またラックカイガラムシは染料 せんりょう としても使用 しよう されていたが、それよりもシェラック と呼 よ ばれる樹脂 じゅし の生産 せいさん で知 し られており、かつてはワニス など様々 さまざま な用途 ようと に使用 しよう されていた[59] 。また、幼虫 ようちゅう (ウジ)を釣 つ り餌 えさ として利用 りよう するために累代 るいだい 飼育 しいく されているハエ や爬虫類 はちゅうるい の餌 えさ として飼育 しいく 販売 はんばい されているコオロギなどのような例 れい もある。
装飾 そうしょく 用 よう の昆虫 こんちゅう [ 編集 へんしゅう ]
タマムシ 、チョウ 、ガ など、色彩 しきさい や光沢 こうたく の鮮 あざ やかな昆虫 こんちゅう は、工芸 こうげい 品 ひん などの装飾 そうしょく 材料 ざいりょう にも利用 りよう される。日本 にっぽん で国宝 こくほう に指定 してい されている玉虫 たまむし 厨子 ずし は、本来 ほんらい タマムシの羽 はね を装飾 そうしょく として使用 しよう していたことでこの名 な がついており、オリジナルの玉虫 たまむし 厨子 ずし でその装飾 そうしょく が失 うしな われた後 のち も、タマムシの羽 はね をふんだんに使用 しよう して作成 さくせい 当時 とうじ の姿 すがた を復元 ふくげん したレプリカがいくつか作成 さくせい されている[60] 。
モデル生物 せいぶつ として重要 じゅうよう なものもある。ショウジョウバエ やカイコ が遺伝 いでん 学 がく で、アズキゾウムシやコクヌストモドキ が個体 こたい 群 ぐん 生態 せいたい 学 がく で演 えん じた役割 やくわり は非常 ひじょう に大 おお きい。昆虫 こんちゅう は小型 こがた で扱 あつか いやすく、狭 せま い環境 かんきょう でも飼育 しいく が可能 かのう で、また短 みじか い時間 じかん で複数 ふくすう 世代 せだい が観察 かんさつ できる。上記 じょうき のような昆虫 こんちゅう はそのような点 てん でモデル生物 せいぶつ として好適 こうてき であった。また、処理 しょり のしやすさについても独特 どくとく である。ハワード・エヴァンズ (英語 えいご 版 ばん ) は著書 ちょしょ 『虫 むし の惑星 わくせい 』で昆虫 こんちゅう の変態 へんたい ホルモン に関 かん する実験 じっけん で、複数 ふくすう の幼虫 ようちゅう の首 くび を切 き ってつなぎ合 あ わせてその変態 へんたい を見 み る実験 じっけん について説明 せつめい した後 のち 、この実験 じっけん をネコ で行 おこな うことが想像 そうぞう できるか?と述 の べている。
また、ゴキブリは、昆虫 こんちゅう の中 なか でも大 おお きい方 ほう なので、研究 けんきゅう 用 よう の生物 せいぶつ (昆虫 こんちゅう )としても利用 りよう されている。
法 ほう 医 い 昆虫 こんちゅう 学 がく [ 編集 へんしゅう ]
アメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく などでは、クロバエ などが死体 したい に産卵 さんらん する特性 とくせい と幼虫 ようちゅう (ウジ)の成長 せいちょう の程度 ていど が、遺体 いたい の放置 ほうち 時間 じかん を推定 すいてい する際 さい の手掛 てが かりの一 ひと つとされている[61] 。
医療 いりょう としての昆虫 こんちゅう [ 編集 へんしゅう ]
医療 いりょう 、治療 ちりょう 方法 ほうほう として、無菌 むきん 状態 じょうたい にしたハエなどの幼虫 ようちゅう のウジに患部 かんぶ の壊死 えし した組織 そしき を食 た べさせるマゴットセラピー がある。これは1930年代 ねんだい にアメリカで広 ひろ まったものの、1940年代 ねんだい にペニシリン が開発 かいはつ されると急速 きゅうそく に使用 しよう されなくなっていったが、1990年代 ねんだい 末 まつ から再 ふたた び使用 しよう が増加 ぞうか しつつある[62] 。
バイオ医薬品 いやくひん などの組 くみ 換 か えタンパク質 たんぱくしつ の生産 せいさん 宿主 しゅくしゅ としても昆虫 こんちゅう や昆虫 こんちゅう 細胞 さいぼう は用 もち いられている。宿主 しゅくしゅ としてはカイコ やイラクサギンウワバ (英語 えいご 版 ばん ) 、ツマジロクサヨトウ (英語 えいご 版 ばん ) 、ウイルスベクター としてはバキュロウイルス が用 もち いられており[63] 、このような発現 はつげん 系 けい はバキュロウイルス発現 はつげん ベクター系 けい (BEVS)と呼 よ ばれる[64] 。昆虫 こんちゅう 由来 ゆらい 培養 ばいよう 細胞 さいぼう とAutographa californica multiple核 かく 多角 たかく 体 からだ 病 びょう ウイルス (AcMNPV)を用 もち いた組 くみ 換 か えタンパク質 たんぱくしつ の生産 せいさん 法 ほう は1983年 ねん にテキサスA&M大学 だいがく のゲール・スミスやマックス・サマーズ (英語 えいご 版 ばん ) らによって開発 かいはつ され、カイコ幼虫 ようちゅう 個体 こたい とカイコ核 かく 多角 たかく 体 からだ 病 びょう ウイルス(BmNPV)を用 もち いた方法 ほうほう は1985年 ねん に鳥取大学 とっとりだいがく の前田 まえだ 進 すすむ らによって開発 かいはつ された[64] 。BEVSはインターフェロン や抗体 こうたい などの試薬 しやく のほか『サーバリックス 』や『Novavax COVID-19ワクチン 』といったワクチン用 よう タンパク質 たんぱくしつ の生産 せいさん にも役立 やくだ てられている。
生態 せいたい 系 けい の調整 ちょうせい ・基盤 きばん サービスの担 にな い手 て としての昆虫 こんちゅう [ 編集 へんしゅう ]
上 うえ に記 しる したような、食料 しょくりょう 、医薬品 いやくひん や医療 いりょう 、農業 のうぎょう 、衣料 いりょう あるいはペットなどとしての利用 りよう は、生態 せいたい 系 けい サービス のうちの供給 きょうきゅう サービスあるいは文化 ぶんか 的 てき サービスに当 あ たるが、それ以外 いがい にも生態 せいたい 系 けい の調整 ちょうせい サービスや基盤 きばん サービスの担 にな い手 て として重要 じゅうよう な役割 やくわり を果 はた している[65] [66]
例 たと えば、ミツバチ以外 いがい にも様々 さまざま なハナバチや、アブやハエ、チョウやガ、ハナムグリやカミキリ等 とう の甲虫 かぶとむし などが、植物 しょくぶつ の受粉 じゅふん を担 にな っている。また、枯木 かれき や倒木 とうぼく 、デトリタス、枯葉 かれは は、シロアリ、ゴキブリ、クワガタ、カミキリ、土壌 どじょう 性 せい 昆虫 こんちゅう 、水中 すいちゅう ではトビケラや双 そう 翅目幼虫 ようちゅう などが分解 ぶんかい している。野生 やせい 動物 どうぶつ の糞 くそ や死体 したい は、ハエ、シデムシ、糞虫 くそむし などにより分解 ぶんかい される。特定 とくてい の虫 むし が大 だい 発生 はっせい することを、多 おお くの捕食 ほしょく 寄生 きせい 昆虫 こんちゅう や肉食 にくしょく 性 せい 昆虫 こんちゅう が抑制 よくせい している。
他方 たほう では、クモ、鳥 とり 、コウモリ等 とう の哺乳類 ほにゅうるい 、両生類 りょうせいるい 、爬虫類 はちゅうるい 、淡水魚 たんすいぎょ などの餌 えさ として、生態 せいたい ピラミッド のより高次 こうじ の消費 しょうひ 者 しゃ を支 ささ えている。
こうして多種 たしゅ 多様 たよう な昆虫 こんちゅう により様々 さまざま な自然 しぜん 生態 せいたい 系 けい が維持 いじ され、ひいては人間 にんげん にも様々 さまざま な生態 せいたい 系 けい サービス をもたらしている[67] 。
上記 じょうき のような益虫 えきちゅう のほか、人類 じんるい に害 がい を与 あた える害虫 がいちゅう も数多 かずおお く存在 そんざい する。一部 いちぶ の昆虫 こんちゅう は媒介 ばいかい 者 しゃ として伝染 でんせん 病 びょう の感染 かんせん 源 げん となっている。こうした媒介 ばいかい 者 しゃ の中 なか で最 もっと も有害 ゆうがい な昆虫 こんちゅう はカ であり、マラリア やデング熱 でんぐねつ などさまざまな伝染 でんせん 病 びょう を媒介 ばいかい して、2016年 ねん のデータでは1年間 ねんかん で死者 ししゃ は83万 まん 人 にん にも上 のぼ り、「地球 ちきゅう 上 じょう でもっとも人類 じんるい を殺害 さつがい する生物 せいぶつ 」となっている[68] 。人間 にんげん だけでなく、農作物 のうさくもつ や家畜 かちく に害 がい を与 あた える昆虫 こんちゅう も多 おお く存在 そんざい する。なかでもイナゴ やバッタ などは相 あい 変異 へんい を起 お こした大 だい 集団 しゅうだん が周囲 しゅうい のすべての草本 そうほん 類 るい を食 く らいつくす蝗 いなご 害 がい を発生 はっせい させることがあり、この場合 ばあい 周囲 しゅうい の生態 せいたい 系 けい は大 だい 打撃 だげき を受 う け飢饉 ききん が発生 はっせい することもある。
現代 げんだい の日常 にちじょう 会話 かいわ では、昆虫 こんちゅう を単 たん に「虫 むし 」(むし)と呼 よ ぶことが多 おお いが、ダンゴムシ やフナムシ などの用法 ようほう でわかるとおり、ムシとは本来 ほんらい はもっと広 ひろ い範囲 はんい の意味 いみ を持 も つ言葉 ことば で、獣 しし 、鳥 とり 、魚介 ぎょかい 類 るい 以外 いがい の全 ぜん 動物 どうぶつ を指 さ す言葉 ことば であった。
漢字 かんじ の「虫 むし 」(キ、拼音 : huǐ )は本来 ほんらい 、毒蛇 どくへび (マムシ )を型 かた 取 と った象形 しょうけい 文字 もじ であるが、蛇 へび など爬虫類 はちゅうるい の一部 いちぶ や、両生類 りょうせいるい 、環 たまき 形 がた 動物 どうぶつ など、果 は ては架空 かくう の動物 どうぶつ である竜 りゅう までを含 ふく めた広 ひろ い範囲 はんい の生物 せいぶつ 群 ぐん を指 さ す「蟲 むし 」(チュウ、拼音 : chóng )の略字 りゃくじ として古代 こだい から使 つか われている。
^ 特別 とくべつ 展 てん 「昆虫 こんちゅう 」 国立 こくりつ 科学 かがく 博物館 はくぶつかん (2018年 ねん 10月 がつ 14日 にち 閲覧 えつらん )。
^ 日本 にっぽん 分類 ぶんるい 学会 がっかい 連合 れんごう (2003) 第 だい 1回 かい 日本 にっぽん 産 さん 生物 せいぶつ 種 しゅ 数 すう 調査 ちょうさ http://ujssb.org/biospnum/search.php (2023年 ねん 11月3日 にち 閲覧 えつらん )
^ Snodgrass, R. E. (Robert E.), 1875-1962,. Principles of insect morphology . Ithaca. ISBN 978-1-5017-1791-8 . OCLC 761232619 . https://www.worldcat.org/oclc/761232619
^ Boudinot, Brendon E. (2018-11-01). “A general theory of genital homologies for the Hexapoda (Pancrustacea) derived from skeletomuscular correspondences, with emphasis on the Endopterygota” (英語 えいご ). Arthropod Structure & Development 47 (6): 563–613. doi :10.1016/j.asd.2018.11.001 . ISSN 1467-8039 . http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1467803918301397 .
^ 中野 なかの 亮 あきら 2012 チョウ目 め 害虫 がいちゅう における超 ちょう 音波 おんぱ を用 もち いた行動 こうどう 制御 せいぎょ 技術 ぎじゅつ .植物 しょくぶつ 防疫 ぼうえき 66(6): 300-303.
^ “Scientists Discover That Worms May Have “Emotions” ”. 20231202 閲覧 えつらん 。
^ “Wouldn’t hurt a fly? A review of insect cognition and sentience in relation to their use as food and feed ”. ScienceDirect. 20210924 閲覧 えつらん 。
^ “Can insects feel pain? A review of the neural and behavioural evidence ”. 20221119 閲覧 えつらん 。
^ ジェイシー・リース 著 ちょ 、井上 いのうえ 太一 たいち 訳 やく 『肉食 にくしょく の終 お わり 非 ひ 動物 どうぶつ 性 せい 食品 しょくひん システム実現 じつげん へのロードマップ』原 はら 書房 しょぼう 、20211126、221頁 ぺーじ 。
^ http://fujiwara-nh.or.jp/archives/2009/0106_120000.php
^ 「【研究 けんきゅう 発表 はっぴょう 】昆虫 こんちゅう 学 がく の大 だい 問題 もんだい =「昆虫 こんちゅう はなぜ海 うみ にいないのか」に関 かん する新 しん 仮説 かせつ 」東京都立大学 とうきょうとりつだいがく 2023年 ねん 4月 がつ 18日 にち
^ 「虫 むし と文明 ぶんめい 螢 ぼたる のドレス・王様 おうさま のハチミツ酒 しゅ ・カイガラムシのレコード」p253 ギルバート・ワルドバウアー著 ちょ 屋代 やしろ 通子 みちこ 訳 やく 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2012年 ねん 9月 がつ 5日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 「樹木 きき 学 まなぶ 」p105 ピーター・トーマス 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2001年 ねん 7月 がつ 30日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 「虫 むし と文明 ぶんめい 螢 ぼたる のドレス・王様 おうさま のハチミツ酒 しゅ ・カイガラムシのレコード」p254 ギルバート・ワルドバウアー著 ちょ 屋代 やしろ 通子 みちこ 訳 やく 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2012年 ねん 9月 がつ 5日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 「考 かんが える花 はな 進化 しんか ・園芸 えんげい ・生殖 せいしょく 戦略 せんりゃく 」p13-15 スティーブン・バックマン 片岡 かたおか 夏実 なつみ 訳 やく 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2017年 ねん 8月 がつ 21日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 「考 かんが える花 はな 進化 しんか ・園芸 えんげい ・生殖 せいしょく 戦略 せんりゃく 」p16 スティーブン・バックマン 片岡 かたおか 夏実 なつみ 訳 やく 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2017年 ねん 8月 がつ 21日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 「考 かんが える花 はな 進化 しんか ・園芸 えんげい ・生殖 せいしょく 戦略 せんりゃく 」p8-10 スティーブン・バックマン 片岡 かたおか 夏実 なつみ 訳 やく 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2017年 ねん 8月 がつ 21日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 河野 こうの 義明 よしあき 「生物 せいぶつ コーナー 昆虫 こんちゅう のトレハロース代謝 たいしゃ を抑 おさ えて害虫 がいちゅう を制御 せいぎょ する」『化学 かがく と生物 せいぶつ 、Vol. 』33 (1995) No. 4。doi :10.11150/10.1271/kagakutoseibutsu1962.33.259
^ 中野 なかの 雄介 ゆうすけ ほか「非 ひ 還元 かんげん 性 せい 糖 とう のヒト腹膜 ふくまく 中 ちゅう 皮 かわ 細胞 さいぼう へ与 あた える影響 えいきょう 『ライフサポート』Vol. 17 (2005) No. Supplement. p.83。doi :10.5136/lifesupport.17.Supplement_83
^ 佐 さ 中 ちゅう 孜 つとむ 「浸透 しんとう 圧 あつ 物質 ぶっしつ としてのトレハロース (trehalose) にかける期待 きたい 」『日本 にっぽん 透析 とうせき 医 い 学会 がっかい 雑誌 ざっし 』Vol. 40 (2007) No. 7.doi :10.4009/jsdt.40.568
^ 「【研究 けんきゅう 発表 はっぴょう 】昆虫 こんちゅう 学 がく の大 だい 問題 もんだい =「昆虫 こんちゅう はなぜ海 うみ にいないのか」に関 かん する新 しん 仮説 かせつ 」東京都立大学 とうきょうとりつだいがく 2023年 ねん 4月 がつ 18日 にち
^ a b 宮田 みやた 研究 けんきゅう 室 しつ . “生命 せいめい の進化 しんか ”. 授業 じゅぎょう の資料 しりょう . 山口大学 やまぐちだいがく メディア基盤 きばん センター. 2013年 ねん 7月 がつ 5日 にち 閲覧 えつらん 。
^ a b Misof, B.; Liu, S.; Meusemann, K.; Peters, R. S.; Donath, A.; Mayer, C.; Frandsen, P. B.; Ware, J. et al. (2014-11-07). “Phylogenomics resolves the timing and pattern of insect evolution” (英語 えいご ). Science 346 (6210): 763–767. doi :10.1126/science.1257570 . ISSN 0036-8075 . https://www.sciencemag.org/lookup/doi/10.1126/science.1257570 .
^ a b c Gillott, Cedric, ed (2005) (英語 えいご ). Entomology . Dordrecht: Springer Netherlands. pp. 3–23. doi :10.1007/1-4020-3183-1_1 . ISBN 978-1-4020-3183-0 . https://doi.org/10.1007/1-4020-3183-1_1
^ a b c d Giribet, Gonzalo; Edgecombe, Gregory D. (2019-06-17). “The Phylogeny and Evolutionary History of Arthropods” (英語 えいご ). Current Biology 29 (12): R592–R602. doi :10.1016/j.cub.2019.04.057 . ISSN 0960-9822 . http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0960982219304865 .
^ Shultz, J. W.; Regier, J. C. (2000-05-22). “Phylogenetic analysis of arthropods using two nuclear protein-encoding genes supports a crustacean + hexapod clade” . Proceedings. Biological Sciences 267 (1447): 1011–1019. doi :10.1098/rspb.2000.1104 . ISSN 0962-8452 . PMC 1690640 . PMID 10874751 . https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10874751 .
^ Giribet, Gonzalo; Ribera, Carles (2000). “A Review of Arthropod Phylogeny: New Data Based on Ribosomal DNA Sequences and Direct Character Optimization” (英語 えいご ). Cladistics 16 (2): 204–231. doi :10.1111/j.1096-0031.2000.tb00353.x . ISSN 1096-0031 . https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1096-0031.2000.tb00353.x .
^ Glenner, H.; Thomsen, P. F.; Hebsgaard, M. B.; Sorensen, M. V.; Willerslev, E. (2006), “Evolution. The origin of insects”, Science 314 (5807): 1883-1884
^ Regier, Jerome C.; Shultz, Jeffrey W.; Kambic, Robert E. (2005-02-22). “Pancrustacean phylogeny: hexapods are terrestrial crustaceans and maxillopods are not monophyletic” . Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences 272 (1561): 395–401. doi :10.1098/rspb.2004.2917 . ISSN 0962-8452 . PMC 1634985 . PMID 15734694 . https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1634985/ .
^ Regier, Jerome C., et al. (2010). “Arthropod relationships revealed by phylogenomic analysis of nuclear protein-coding sequences”. Nature 463 (7284): 1079-1083. doi :10.1038/nature08742 .
^ Oakley, Todd H.; Wolfe, Joanna M.; Lindgren, Annie R.; Zaharoff, Alexander K. (2013-01-01). “Phylotranscriptomics to Bring the Understudied into the Fold: Monophyletic Ostracoda, Fossil Placement, and Pancrustacean Phylogeny” (英語 えいご ). Molecular Biology and Evolution 30 (1): 215–233. doi :10.1093/molbev/mss216 . ISSN 0737-4038 . https://academic.oup.com/mbe/article/30/1/215/1021983 .
^ a b Schwentner, Martin; Combosch, David J.; Pakes Nelson, Joey; Giribet, Gonzalo (2017-06). “A Phylogenomic Solution to the Origin of Insects by Resolving Crustacean-Hexapod Relationships” (英語 えいご ). Current Biology 27 (12): 1818–1824.e5. doi :10.1016/j.cub.2017.05.040 . https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0960982217305766 .
^ a b Lozano-Fernandez, Jesus; Giacomelli, Mattia; Fleming, James F.; Chen, Albert; Vinther, Jakob; Thomsen, Philip Francis; Glenner, Henrik; Palero, Ferran et al. (2019-08-01). “Pancrustacean Evolution Illuminated by Taxon-Rich Genomic-Scale Data Sets with an Expanded Remipede Sampling” (英語 えいご ). Genome Biology and Evolution 11 (8): 2055–2070. doi :10.1093/gbe/evz097 . https://academic.oup.com/gbe/article/11/8/2055/5528088 .
^ Stemme, Torben; Iliffe, Thomas M.; von Reumont, Björn M.; Koenemann, Stefan; Harzsch, Steffen; Bicker, Gerd (2013-06-10). “Serotonin-immunoreactive neurons in the ventral nerve cord of Remipedia (Crustacea): support for a sister group relationship of Remipedia and Hexapoda?” . BMC Evolutionary Biology 13 (1): 119. doi :10.1186/1471-2148-13-119 . ISSN 1471-2148 . PMC 3687579 . PMID 23758940 . https://doi.org/10.1186/1471-2148-13-119 .
^ Ertas, Beyhan; von Reumont, Björn M.; Wägele, Johann-Wolfgang; Misof, Bernhard; Burmester, Thorsten (2009-12-01). “Hemocyanin Suggests a Close Relationship of Remipedia and Hexapoda” (英語 えいご ). Molecular Biology and Evolution 26 (12): 2711–2718. doi :10.1093/molbev/msp186 . ISSN 0737-4038 . https://academic.oup.com/mbe/article/26/12/2711/1531624 .
^ a b c 大塚 おおつか 攻 おさむ ; 田中 たなか 隼人 はやと 『顎 あご 脚 あし 類 るい (甲殻 こうかく 類 るい )の分類 ぶんるい と系統 けいとう に関 かん する研究 けんきゅう の最近 さいきん の動向 どうこう 』日本 にっぽん 動物 どうぶつ 分類 ぶんるい 学会 がっかい 、2020年 ねん 2月 がつ 29日 にち 。doi :10.19004/taxa.48.0_49 。https://doi.org/10.19004/taxa.48.0_49 。2020年 ねん 4月 がつ 20日 はつか 閲覧 えつらん 。
^ Nardi, Francesco; Spinsanti, Giacomo; Boore, Jeffrey L.; Carapelli, Antonio; Dallai, Romano; Frati, Francesco (2003-03-21). “Hexapod Origins: Monophyletic or Paraphyletic?” (英語 えいご ). Science 299 (5614): 1887–1889. doi :10.1126/science.1078607 . ISSN 0036-8075 . PMID 12649480 . https://science.sciencemag.org/content/299/5614/1887 .
^ 『岩波 いわなみ 生物 せいぶつ 学 がく 辞典 じてん 第 だい 5版 はん 』(2013) pp.1598-1601
^ 藤田 ふじた 敏彦 としひこ (2010) , p.168
^ 日本 にっぽん 放送 ほうそう 協会 きょうかい . “新 あたら しい職業 しょくぎょう ?「インセクトブリーダー」昆虫 こんちゅう の繁殖 はんしょく を仕事 しごと に ”. NHK NEWS WEB . 2023年 ねん 10月 がつ 12日 にち 閲覧 えつらん 。
^ 倉敷 くらしき 昆虫 こんちゅう 館 かん (2018年 ねん 10月 がつ 14日 にち 閲覧 えつらん )。
^ “生 い きた昆虫 こんちゅう 類 るい を輸入 ゆにゅう される方 ほう へ:植物 しょくぶつ 防疫 ぼうえき 所 しょ ”. www.maff.go.jp . 2023年 ねん 8月 がつ 13日 にち 閲覧 えつらん 。
^ https://www.facebook.com/KUMANICHIs.+“ 近所 きんじょ で巨大 きょだい クワガタ捕 つか まえた! 熊本 くまもと 市 し の小学生 しょうがくせい 専門 せんもん 家 か 「外来 がいらい 種 しゅ 、逃 に がさず大切 たいせつ に育 そだ てて」|熊本日日新聞社 くまもとにちにちしんぶんしゃ ”. 熊本日日新聞社 くまもとにちにちしんぶんしゃ . 2023年 ねん 8月 がつ 13日 にち 閲覧 えつらん 。
^ 啓蟄 けいちつ . コトバンク より。
^ 「昆虫 こんちゅう 観賞 かんしょう 鳴 な く虫 むし を楽 たの しむ」p131 加納 かのう 康嗣 やすつぐ (「文化 ぶんか 昆虫 こんちゅう 学 がく 事始 ことはじ め」所収 しょしゅう 三橋 みつはし 淳 あつし ・小西 こにし 正 ただし 泰 たい 編 へん 創 そう 森 もり 社 しゃ 2014年 ねん 8月 がつ 20日 はつか 第 だい 1刷 さつ )
^ 「昆虫 こんちゅう 観賞 かんしょう 鳴 な く虫 むし を楽 たの しむ」p138-139 加納 かのう 康嗣 やすつぐ (「文化 ぶんか 昆虫 こんちゅう 学 がく 事始 ことはじ め」所収 しょしゅう 三橋 みつはし 淳 あつし ・小西 こにし 正 ただし 泰 たい 編 へん 創 そう 森 もり 社 しゃ 2014年 ねん 8月 がつ 20日 はつか 第 だい 1刷 さつ )
^ 「昆虫 こんちゅう 観賞 かんしょう 鳴 な く虫 むし を楽 たの しむ」p137 加納 かのう 康嗣 やすつぐ (「文化 ぶんか 昆虫 こんちゅう 学 がく 事始 ことはじ め」所収 しょしゅう 三橋 みつはし 淳 あつし ・小西 こにし 正 ただし 泰 たい 編 へん 創 そう 森 もり 社 しゃ 2014年 ねん 8月 がつ 20日 はつか 第 だい 1刷 さつ )
^ 「昆虫 こんちゅう 観賞 かんしょう 鳴 な く虫 むし を楽 たの しむ」p129 加納 かのう 康嗣 やすつぐ (「文化 ぶんか 昆虫 こんちゅう 学 がく 事始 ことはじ め」所収 しょしゅう 三橋 みつはし 淳 あつし ・小西 こにし 正 ただし 泰 たい 編 へん 創 そう 森 もり 社 しゃ 2014年 ねん 8月 がつ 20日 はつか 第 だい 1刷 さつ )
^ 野中 のなか [2008:233]
^ 「食 しょく 文化 ぶんか としての昆虫 こんちゅう 食 しょく 」p43 野中 のなか 健一 けんいち (「文化 ぶんか 昆虫 こんちゅう 学 がく 事始 ことはじ め」所収 しょしゅう 三橋 みつはし 淳 あつし ・小西 こにし 正 ただし 泰 たい 編 へん 創 そう 森 もり 社 しゃ 2014年 ねん 8月 がつ 20日 はつか 第 だい 1刷 さつ )
^ 「食 しょく 文化 ぶんか としての昆虫 こんちゅう 食 しょく 」p40-41 野中 のなか 健一 けんいち (「文化 ぶんか 昆虫 こんちゅう 学 がく 事始 ことはじ め」所収 しょしゅう 三橋 みつはし 淳 あつし ・小西 こにし 正 ただし 泰 たい 編 へん 創 そう 森 もり 社 しゃ 2014年 ねん 8月 がつ 20日 はつか 第 だい 1刷 さつ )
^ 『漢字 かんじ 源 げん 』p.1405
^ “食肉 しょくにく 代替 だいたい 品 ひん 、昆虫 こんちゅう 飼料 しりょう 官民 かんみん で実用 じつよう 化 か 加速 かそく 食料 しょくりょう 安定 あんてい 供給 きょうきゅう 強化 きょうか へ 農水省 のうすいしょう が研究 けんきゅう 会 かい ” . 日本農業新聞 にほんのうぎょうしんぶん . https://www.agrinews.co.jp/p50589.html 2020年 ねん 4月 がつ 20日 はつか 閲覧 えつらん 。
^ 「虫 むし と文明 ぶんめい 螢 ぼたる のドレス・王様 おうさま のハチミツ酒 しゅ ・カイガラムシのレコード」p17-18 ギルバート・ワルドバウアー著 ちょ 屋代 やしろ 通子 みちこ 訳 やく 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2012年 ねん 9月 がつ 5日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 「虫 むし と文明 ぶんめい 螢 ぼたる のドレス・王様 おうさま のハチミツ酒 しゅ ・カイガラムシのレコード」p54 ギルバート・ワルドバウアー著 ちょ 屋代 やしろ 通子 みちこ 訳 やく 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2012年 ねん 9月 がつ 5日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 「感 かん じる花 はな 薬効 やっこう ・芸術 げいじゅつ ・ダーウィンの庭 にわ 」p19 スティーブン・バックマン 片岡 かたおか 夏実 なつみ 訳 やく 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2017年 ねん 8月 がつ 21日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 「考 かんが える花 はな 進化 しんか ・園芸 えんげい ・生殖 せいしょく 戦略 せんりゃく 」p78-82 スティーブン・バックマン 片岡 かたおか 夏実 なつみ 訳 やく 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2017年 ねん 8月 がつ 21日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 「虫 むし と文明 ぶんめい 螢 ぼたる のドレス・王様 おうさま のハチミツ酒 しゅ ・カイガラムシのレコード」p88 ギルバート・ワルドバウアー著 ちょ 屋代 やしろ 通子 みちこ 訳 やく 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2012年 ねん 9月 がつ 5日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 「虫 むし と文明 ぶんめい 螢 ぼたる のドレス・王様 おうさま のハチミツ酒 しゅ ・カイガラムシのレコード」p120-124 ギルバート・ワルドバウアー著 ちょ 屋代 やしろ 通子 みちこ 訳 やく 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2012年 ねん 9月 がつ 5日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 「昆虫 こんちゅう にかかわる美術 びじゅつ 工芸 こうげい 品 ひん 」p77 三橋 みつはし 淳 あつし (「文化 ぶんか 昆虫 こんちゅう 学 がく 事始 ことはじ め」所収 しょしゅう 三橋 みつはし 淳 あつし ・小西 こにし 正 ただし 泰 たい 編 へん 創 そう 森 もり 社 しゃ 2014年 ねん 8月 がつ 20日 はつか 第 だい 1刷 さつ )
^ 「虫 むし と文明 ぶんめい 螢 ぼたる のドレス・王様 おうさま のハチミツ酒 しゅ ・カイガラムシのレコード」p244-245 ギルバート・ワルドバウアー著 ちょ 屋代 やしろ 通子 みちこ 訳 やく 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2012年 ねん 9月 がつ 5日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 「虫 むし と文明 ぶんめい 螢 ぼたる のドレス・王様 おうさま のハチミツ酒 しゅ ・カイガラムシのレコード」p212-216 ギルバート・ワルドバウアー著 ちょ 屋代 やしろ 通子 みちこ 訳 やく 築地 つきじ 書 しょ 館 かん 2012年 ねん 9月 がつ 5日 にち 初版 しょはん 発行 はっこう
^ 加藤 かとう 竜也 たつや 「カイコを用 もち いた組 くみ 換 か えタンパク質 たんぱくしつ 生産 せいさん 」『生物 せいぶつ 工 こう 学会 がっかい 誌 し 』第 だい 92巻 かん 第 だい 6号 ごう 、日本 にっぽん 生物 せいぶつ 工 こう 学会 がっかい 、2014年 ねん 、303頁 ぺーじ 、NDLJP :10518865 。
^ a b Zhenjun Zhao; Bo Ye; Dongmei Yue; Peipei Li; Bo Zhang; Linmei Wang; Qi Fan (2020-3). “Construction of a Baculovirus Derivative to Produce Linearized Antheraea pernyi (Lepidoptera: Saturniidae) Multicapsid Nucleopolyhedrovirus Genomic DNA”. Journal of Insect Science (Entomological Society of America) 20 (2). doi :10.1093/jisesa/ieaa011 . ISSN 1536-2442 .
^ T.D. Schowalter, J.A. Noriega and T. Tschrntle 2017 Insect effects on ecosystem services – Introduction. Basic and Applied Ecology 26(6): 1-7.
^ Pedro Cardoso, et al. Scientists’ warning to humanity on insect extinctions., Biological Conservation, https://doi.org/10.1016/j.biocon.2020.108426
^ デイブ・グールソン 藤原 ふじわら 多 た 伽 とぎ 夫 おっと 訳 やく 2022 サイレント・アース 昆虫 こんちゅう たちの「沈黙 ちんもく の春 はる 」NHK出版 しゅっぱん
^ https://www.huffingtonpost.jp/entry/don_jp_5c5d4fefe4b0974f75b157ff 「どの動物 どうぶつ が人間 にんげん を一番 いちばん 殺 ころ しているのか...? ビル&メリンダ・ゲイツ財団 ざいだん がまとめた驚 おどろ きの結果 けっか 」錦 にしき 光山 こうやま 雅子 まさこ ハフィントンポスト 2017年 ねん 11月11日 にち 2019年 ねん 6月 がつ 16日 にち 閲覧 えつらん
出典 しゅってん は列挙 れっきょ するだけでなく、脚注 きゃくちゅう などを用 もち いてどの記述 きじゅつ の情報 じょうほう 源 げん であるかを明記 めいき してください。記事 きじ の信頼 しんらい 性 せい 向上 こうじょう にご協力 きょうりょく をお願 ねが いいたします。(2013年 ねん 7月 がつ )