健康 けんこう 食品 しょくひん (けんこうしょくひん)とは、広 ひろ く健康 けんこう の保持 ほじ 増進 ぞうしん に資 し するものとして販売 はんばい され利用 りよう されている食品 しょくひん [1] 。日本 にっぽん やアメリカ などでは「健康 けんこう 食品 しょくひん 」に関 かん する法律 ほうりつ 上 じょう の定義 ていぎ は存在 そんざい しない[1] ため法外 ほうがい な価格 かかく 、デタラメな表記 ひょうき などが問題 もんだい になりやすい。厚生 こうせい 労働省 ろうどうしょう は、「法律 ほうりつ 上 じょう の定義 ていぎ は無 な く、医薬品 いやくひん 以外 いがい で経口 けいこう 的 てき に摂取 せっしゅ される、健康 けんこう の維持 いじ ・増進 ぞうしん に特別 とくべつ に役立 やくだ つことをうたって販売 はんばい されたり、そのような効果 こうか を期待 きたい して摂 と られている食品 しょくひん 全般 ぜんぱん を指 さ す。そのうち、国 くに の制度 せいど としては、国 くに が定 さだ めた安全 あんぜん 性 せい や有効 ゆうこう 性 せい に関 かん する基準 きじゅん 等 とう を満 み たした『保健 ほけん 機能 きのう 食品 しょくひん 制度 せいど 』がある」と定義 ていぎ している[2] 。
一般 いっぱん 的 てき に、通常 つうじょう の飲食 いんしょく 物 ぶつ の形態 けいたい をとるほか、粉末 ふんまつ や錠剤 じょうざい やカプセル など医薬品 いやくひん と似 に た形態 けいたい のものも多 おお い。ビタミン などの栄養素 えいようそ や動植物 どうしょくぶつ の抽出 ちゅうしゅつ 物 ぶつ を補給 ほきゅう するものはサプリメント とも呼 よ ばれる。
こうした健康 けんこう 食品 しょくひん やサプリメントには効果 こうか や安全 あんぜん 性 せい に疑問 ぎもん があるものもあり、2013年 ねん 12月 にアメリカ の研究 けんきゅう 者 しゃ らによってビタミン やミネラル などのサプリメントは健康 けんこう 効果 こうか がないばかりか、むしろ健康 けんこう に害 がい がある可能 かのう 性 せい が高 たか いと結論 けつろん 付 つ けられた[3] 。また、日本 にっぽん 医師 いし 会 かい は「健康 けんこう 食品 しょくひん 」には、成分 せいぶん を濃縮 のうしゅく したり、医薬品 いやくひん の成分 せいぶん を含 ふく んでいるものも多 おお く、効果 こうか を期待 きたい しての過剰 かじょう 摂取 せっしゅ などによる危険 きけん 性 せい 、服用 ふくよう している医薬品 いやくひん との相互 そうご 作用 さよう での、予期 よき しない健康 けんこう 被害 ひがい が発生 はっせい するリスクを警告 けいこく している[4] ほか、日本 にっぽん スポーツ振興 しんこう センター は複数 ふくすう のサプリメントの摂取 せっしゅ で過剰 かじょう 摂取 せっしゅ のリスクの増大 ぞうだい や栄養 えいよう 成分 せいぶん 表示 ひょうじ や原材料 げんざいりょう 表示 ひょうじ には書 か かれていないドーピング 禁止 きんし 物質 ぶっしつ が含 ふく まれている可能 かのう 性 せい 、さらに食品 しょくひん は、医薬品 いやくひん と比較 ひかく して製品 せいひん の品質 ひんしつ 管理 かんり レベルが低 ひく いため、同 おな じ工場 こうじょう で複数 ふくすう の製品 せいひん を製造 せいぞう している場合 ばあい などで、他 た の成分 せいぶん が混入 こんにゅう してしまう危険 きけん 性 せい などについて警告 けいこく している[5] 。
1989年 ねん 秋 あき から1990年 ねん 初頭 しょとう にアメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく で、昭和電工 しょうわでんこう が製造 せいぞう した必須 ひっす アミノ酸 あみのさん であるL-トリプトファン を含 ふく む健康 けんこう 食品 しょくひん で被害 ひがい 総数 そうすう 1,500件 けん 以上 いじょう 、死者 ししゃ 38名 めい を出 だ したトリプトファン事件 じけん や、日本 にっぽん で2024年 ねん 3月 がつ に発生 はっせい した小林 こばやし 製薬 せいやく の「紅 べに 麹 こうじ 」の成分 せいぶん を含 ふく む健康 けんこう 食品 しょくひん を摂取 せっしゅ した人 ひと が腎臓 じんぞう 病 やまい などを発症 はっしょう し1人 にん が製品 せいひん が原因 げんいん で死亡 しぼう の可能 かのう 性 せい 、76人 にん が入院 にゅういん (26日 にち 午前 ごぜん 10時 じ 45分 ふん 現在 げんざい )する事例 じれい が発生 はっせい している[6] [7] 。
2023年 ねん 8月 がつ 17日 にち 、食品 しょくひん 安全 あんぜん 委員 いいん 会 かい は、「健康 けんこう 食品 しょくひん 」は安全 あんぜん とは限 かぎ らない 、として以下 いか の通 とお り異例 いれい の呼 よ びかけを行 おこな った[8] 。
「食品 しょくひん 」であっても安全 あんぜん とは限 かぎ らない。
大量 たいりょう に摂 と ると健康 けんこう を害 がい するリスクが高 たか まる。
ビタミン ・ミネラル をサプリメントで摂 と ると過剰 かじょう 摂取 せっしゅ のリスクがある。
「健康 けんこう 食品 しょくひん 」は医薬品 いやくひん ではない。品質 ひんしつ の管理 かんり は製造 せいぞう 者 しゃ 任 まか せである。
誰 だれ かにとって良 よ い「健康 けんこう 食品 しょくひん 」があなたにとっても良 よ いとは限 かぎ らない。
また、摂 と った後 のち に体 からだ の不調 ふちょう を訴 うった える声 こえ や安全 あんぜん 性 せい を疑問 ぎもん 視 し する論文 ろんぶん も多数 たすう ある。2015年度 ねんど から「機能 きのう 性 せい 表示 ひょうじ 食品 しょくひん 制度 せいど 」が始 はじ まったが、そうした食品 しょくひん による健康 けんこう 被害 ひがい の訴 うった えが2000年 ねん ごろから繰 く り返 かえ しあり、「無 む 承認 しょうにん 無 む 許可 きょか 医薬品 いやくひん 」として薬事 やくじ 法 ほう (現在 げんざい の薬 くすり 機 き 法 ほう )違反 いはん に問 と われた製品 せいひん もある。企画 きかく 等 とう 専門 せんもん 調査 ちょうさ 会 かい の審議 しんぎ では、各 かく 委員 いいん から「健康 けんこう 食品 しょくひん 」の安全 あんぜん 性 せい を問題 もんだい 視 し する意見 いけん が強 つよ く出 だ された。一方 いっぽう 、特定 とくてい の製品 せいひん や成分 せいぶん のデータについて、リスク 評価 ひょうか を行 おこな えるだけの内容 ないよう を収集 しゅうしゅう するのは困難 こんなん な現実 げんじつ も明 あき らかにされている。報告 ほうこく 書 しょ では、国民 こくみん の4-6割 わり 程度 ていど が「健康 けんこう 食品 しょくひん 」を摂 と っていること、女性 じょせい が男性 だんせい よりも多 おお く摂 と っていること、摂取 せっしゅ した後 のち に体 からだ の不調 ふちょう を訴 うった える人 ひと が数 かず %おり、発疹 はっしん 等 ひとし のアレルギー 症状 しょうじょう や胃 い 部 ぶ 不快 ふかい 感 かん 、下痢 げり 、頭痛 ずつう やめまい などの症状 しょうじょう が報告 ほうこく されていることなどが公開 こうかい された[9] 。
日本 にっぽん における健康 けんこう 食品 しょくひん [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん では「健康 けんこう 食品 しょくひん 」についての法律 ほうりつ 上 じょう の定義 ていぎ はない[1] 。品目 ひんもく 分類 ぶんるい のHS分類 ぶんるい や日本 にっぽん 農林 のうりん 規格 きかく 等 とう に関 かん する法律 ほうりつ (JAS法 ほう )にも「健康 けんこう 食品 しょくひん 」の項目 こうもく はない[1] 。
日本 にっぽん の制度 せいど では食品 しょくひん は医薬品 いやくひん などと区別 くべつ され、食品 しょくひん はさらに一般 いっぱん 食品 しょくひん と保健 ほけん 機能 きのう 食品 しょくひん (特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん 、栄養 えいよう 機能 きのう 食品 しょくひん 、機能 きのう 性 せい 表示 ひょうじ 食品 しょくひん )に分 わ けられる[1] [10] 。いわゆる「健康 けんこう 食品 しょくひん 」は一般 いっぱん 食品 しょくひん に属 ぞく する[1] 。
2003年 ねん から2004年 ねん にかけて13回 かい 行 おこ なわれた行政 ぎょうせい による「健康 けんこう 食品 しょくひん に係 かか る制度 せいど のあり方 かた に関 かん する検討 けんとう 会 かい 」においての定義 ていぎ は「広 ひろ く、健康 けんこう の保持 ほじ 増進 ぞうしん に資 し する食品 しょくひん として販売 はんばい ・利用 りよう されるもの全般 ぜんぱん 」とされている[11] 。この検討 けんとう 会 かい でも、健康 けんこう 食品 しょくひん から保健 ほけん 機能 きのう 食品 しょくひん を除 のぞ いたものを、「いわゆる健康 けんこう 食品 しょくひん 」と表現 ひょうげん している[11] 。
日本 にっぽん では健康 けんこう への働 はたら きを表示 ひょうじ できる食品 しょくひん として保健 ほけん 機能 きのう 食品 しょくひん があり、先 さき のように保健 ほけん 機能 きのう 食品 しょくひん には特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん (トクホ)、栄養 えいよう 機能 きのう 食品 しょくひん 、機能 きのう 性 せい 表示 ひょうじ 食品 しょくひん の3種類 しゅるい がある[10] 。1991年 ねん に保健 ほけん 機能 きのう 食品 しょくひん の制度 せいど は定 さだ められ、まず科学 かがく 的 てき 研究 けんきゅう を実施 じっし し承認 しょうにん された特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん (トクホ)の制度 せいど と共 とも に出発 しゅっぱつ し、2001年 ねん より特定 とくてい の栄養素 えいようそ を含 ふく んでいるという栄養 えいよう 機能 きのう 食品 しょくひん 、2015年 ねん より他 た で実施 じっし された科学 かがく 的 てき 根拠 こんきょ をもとに表示 ひょうじ ができる機能 きのう 性 せい 表示 ひょうじ 食品 しょくひん と拡充 かくじゅう してきた。またその中 なか でトクホの根拠 こんきょ となった研究 けんきゅう の参加 さんか 者 しゃ が6人 にん と少数 しょうすう であったり[12] 、含有 がんゆう される成分 せいぶん が足 た りなかったなど[13] 、その信頼 しんらい 性 せい についても議論 ぎろん されてきた。
なお、日本 にっぽん で栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん 、健康 けんこう 補助 ほじょ 食品 しょくひん 、栄養 えいよう 調整 ちょうせい 食品 しょくひん といった表示 ひょうじ の製品 せいひん もあるが機能 きのう 性 せい の表示 ひょうじ が認 みと められない一般 いっぱん 食品 しょくひん である[10] 。
医薬品 いやくひん 、医療 いりょう 機器 きき 等 とう の品質 ひんしつ 、有効 ゆうこう 性 せい 及 およ び安全 あんぜん 性 せい の確保 かくほ 等 とう に関 かん する法律 ほうりつ 及 およ び食品 しょくひん 衛生 えいせい 法 ほう によれば、全 すべ ての口 くち に入 はい るものは、医薬 いやく 部外 ぶがい 品 ひん を含 ふく む広義 こうぎ の医薬品 いやくひん と食品 しょくひん に2区分 くぶん される[14] [15] 。
この表 ひょう には、2015年 ねん からの機能 きのう 性 せい 表示 ひょうじ 食品 しょくひん は反映 はんえい されていない。
医薬品 いやくひん 、食品 しょくひん ともに厚生 こうせい 労働省 ろうどうしょう の医薬 いやく 食品 しょくひん 局 きょく (ただし、食品 しょくひん は、局内 きょくない 部 ぶ 組織 そしき の食品 しょくひん 安全 あんぜん 部 ぶ )が監督 かんとく している[16] 。
なお、錠剤 じょうざい やカプセルなど医薬品 いやくひん 類似 るいじ 形態 けいたい のものは1971年 ねん より販売 はんばい が禁止 きんし されていた[17] が、2001年 ねん 、「医薬品 いやくひん の範囲 はんい に関 かん する基準 きじゅん の改正 かいせい について(医薬 いやく 発 はつ 第 だい 243号 ごう 平成 へいせい 13年 ねん 3月 がつ 27日 にち )」で基準 きじゅん が緩和 かんわ され、食品 しょくひん であることを明記 めいき すれば販売 はんばい が容認 ようにん されることになった[18] 。
食品 しょくひん の区分 くぶん の変遷 へんせん [ 編集 へんしゅう ]
順 じゅん に特定 とくてい の区分 くぶん 、特定 とくてい の品目 ひんもく において食品 しょくひん として販売 はんばい できるよう基準 きじゅん が緩和 かんわ されてきた。
1991年 ねん 9月 がつ 栄養 えいよう 改善 かいぜん 法 ほう に基 もと づいた特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん の制度 せいど がはじまる。
1996年 ねん 市場 いちば 開放 かいほう 問題 もんだい 苦情 くじょう 処理 しょり 体制 たいせい (OTO)により、国内 こくない でサプリメント販売 はんばい が可能 かのう となる[19] 。
1997年 ねん 「ビタミンの取扱 とりあつか いについて」(平成 へいせい 9年 ねん 3月 がつ 31日 にち 薬 やく 務 つとむ 局長 きょくちょう 通知 つうち )により、13種類 しゅるい のビタミンが食品 しょくひん として販売 はんばい 可能 かのう となる。
1998年 ねん 「いわゆるハーブ類 るい の取扱 とりあつか いについて」(平成 へいせい 10年 ねん 3月 がつ 31日 にち 医薬 いやく 安全 あんぜん 局長 きょくちょう 通知 つうち [20] )により、168種類 しゅるい のハーブ類 るい (生薬 きぐすり )が食品 しょくひん としての販売 はんばい が可能 かのう となる。この時点 じてん ではアメリカに倣 なら い、こうしたハーブは食品 しょくひん であり、医薬品 いやくひん としては取 と り扱 あつか わないこととされた[21] 。
1999年 ねん 「ミネラル類 るい の取扱 とりあつか いについて」(平成 へいせい 11年 ねん 3月 がつ 31日 にち 医薬 いやく 安全 あんぜん 局長 きょくちょう 通知 つうち )により、12種類 しゅるい のミネラルが食品 しょくひん として販売 はんばい 可能 かのう になる[22] 。
2000年 ねん OTOによって海外 かいがい で栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん として流通 りゅうつう しているものが医薬品 いやくひん として規制 きせい されることなく食品 しょくひん として販売 はんばい できるよう決定 けってい される[23] 。
2001年 ねん 「医薬品 いやくひん の範囲 はんい に関 かん する基準 きじゅん の改正 かいせい について(医薬 いやく 発 はつ 第 だい 243号 ごう 平成 へいせい 13年 ねん 3月 がつ 27日 にち )」、アミノ酸 あみのさん 23種類 しゅるい が食品 しょくひん として販売 はんばい できると記載 きさい される[18] 。
2003年 ねん OTOによって「成分 せいぶん 本質 ほんしつ (原材料 げんざいりょう ) が専 もっぱ ら医薬品 いやくひん 」とされているものについて、積極 せっきょく 的 てき に食 しょく 薬 やく 区分 くぶん の見直 みなお しを行 おこな うことが決定 けってい される[24] 。
「医薬品 いやくひん 的 てき 効能 こうのう 効果 こうか を標榜 ひょうぼう しない限 かぎ り食品 しょくひん と認 みと められる成分 せいぶん 本質 ほんしつ 」のリストに載 の っている1000ほどの成分 せいぶん は、効能 こうのう 効果 こうか を表示 ひょうじ すれば医薬品 いやくひん 、表示 ひょうじ しない場合 ばあい は食品 しょくひん として販売 はんばい される。
一般 いっぱん 食品 しょくひん [ 編集 へんしゅう ]
表示 ひょうじ に関 かん する規制 きせい [ 編集 へんしゅう ]
健康 けんこう 食品 しょくひん には、エビデンス (科学 かがく 的 てき 根拠 こんきょ )のないもの、エビデンスが不十分 ふじゅうぶん なものも存在 そんざい し、また逆 ぎゃく にエビデンスがあっても保健 ほけん 機能 きのう 食品 しょくひん でなければ、表示 ひょうじ すれば医薬品 いやくひん 医療 いりょう 機器 きき 等 とう 法 ほう 違反 いはん となるため表示 ひょうじ できない。このため、効能 こうのう を連想 れんそう させるような曖昧 あいまい な表現 ひょうげん にならざるを得 え ない。チラシや刊行 かんこう 物 ぶつ でも効能 こうのう 効果 こうか の表示 ひょうじ が許 ゆる されていない。
行政 ぎょうせい による公的 こうてき な検証 けんしょう (確認 かくにん )を経 へ ないため、商品 しょうひん の信頼 しんらい 性 せい は消費 しょうひ 者 しゃ 側 がわ が客観 きゃっかん 的 てき に評価 ひょうか 、検証 けんしょう することになる。
2005年 ねん 、「いわゆる健康 けんこう 食品 しょくひん の摂取 せっしゅ 量 りょう 及 およ び摂取 せっしゅ 方法 ほうほう 等 とう の表示 ひょうじ に関 かん する指針 ししん について」(平成 へいせい 17年 ねん 2月 がつ 28日 にち 食 しょく 安 やす 発 はつ 第 だい 0228001号 ごう )[25] で表示 ひょうじ の指針 ししん がある。
1日 にち 当 あ たりの摂取 せっしゅ 目安 めやす 量 りょう
通常 つうじょう の形態 けいたい 及 およ び方法 ほうほう によって摂取 せっしゅ されないものにあっては、摂取 せっしゅ の方法 ほうほう
摂取 せっしゅ をする上 じょう での注意 ちゅうい 事項 じこう
バランスの取 と れた食生活 しょくせいかつ の普及 ふきゅう 啓発 けいはつ する文面 ぶんめん 「食生活 しょくせいかつ は、主食 しゅしょく 、主菜 しゅさい 、副 ふく 菜 さい を基本 きほん に、食事 しょくじ のバランスを。」の記載 きさい
生薬 きぐすり の取 と り扱 あつか い[ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん では漢方 かんぽう などで用 もち いられる在来 ざいらい の生薬 きぐすり の一部 いちぶ が医薬品 いやくひん として認 みと められているが、西洋 せいよう ハーブ(生薬 きぐすり )が健康 けんこう 食品 しょくひん として流通 りゅうつう している。
西洋 せいよう ハーブは、アメリカではサプリメントとしてEUでは医薬品 いやくひん (ハーバルメディスン)として流通 りゅうつう していたが、日本 にっぽん ではアメリカからの外圧 がいあつ によって1998年 ねん のハーブ類 るい の形態 けいたい に関 かん する規制 きせい 緩和 かんわ をしたため、健康 けんこう 食品 しょくひん として流通 りゅうつう ・販売 はんばい できることとなった。
2003年 ねん 6月 がつ 24日 にち 、「一般 いっぱん 用 よう 医薬品 いやくひん としての生薬 きぐすり 製剤 せいざい (西洋 せいよう ハーブを含 ふく む)の審査 しんさ のあり方 かた に関 かん する検討 けんとう 会 かい 」[26] で、こうした西洋 せいよう ハーブに関 かん して厚生 こうせい 労働 ろうどう 省 しょう でも検討 けんとう 会 かい を開 ひら いた。以下 いか のような意見 いけん が寄 よ せられた。
薬効 やっこう があり注意 ちゅうい を要 よう するものがあるが、食品 しょくひん であるため表示 ひょうじ ができない。
ダイレクトOTC として合成 ごうせい 医薬品 いやくひん のレベルでしか審査 しんさ が受 う けられないが、これは承認 しょうにん されるのが難 むずか しい。
さらに日本 にっぽん とEU 諸国 しょこく では承認 しょうにん 制度 せいど が違 ちが い、EU諸国 しょこく ではこうした既存 きそん の生薬 きぐすり は動物 どうぶつ 実験 じっけん で安全 あんぜん 性 せい を確認 かくにん するだけでいいのに対 たい し、日本 にっぽん では高額 こうがく な費用 ひよう と数 すう 年 ねん 以上 いじょう の期間 きかん を必要 ひつよう とする通常 つうじょう の治験 ちけん が必要 ひつよう とされる(詳 くわ しくは、「治験 ちけん 」の項目 こうもく を参照 さんしょう )。生薬 きぐすり は特許 とっきょ がとれないため事業 じぎょう 者 しゃ は採算 さいさん が取 と れないことから治験 ちけん が行 おこな われない。
この検討 けんとう 会 かい は2回 かい 目 め は開 ひら かれなかった[27] 。
2007年 ねん 3月 がつ 22日 にち 、厚生 こうせい 労働省 ろうどうしょう 医薬 いやく 食品 しょくひん 局 きょく 審査 しんさ 管理 かんり 課 か は、日本 にっぽん で承認 しょうにん が難 むずか しく健康 けんこう 食品 しょくひん として流通 りゅうつう していた西洋 せいよう ハーブなどの生薬 きぐすり については海外 かいがい のデータの利用 りよう を承認 しょうにん し、今後 こんご は医薬品 いやくひん の承認 しょうにん 申請 しんせい の負担 ふたん が軽減 けいげん されることとなった[28] 。
2007年 ねん 7月 がつ 以降 いこう 、「健康 けんこう 食品 しょくひん の安全 あんぜん 性 せい 確保 かくほ に関 かん する検討 けんとう 会 かい 」[29] が行 おこな われた。
保健 ほけん 機能 きのう 食品 しょくひん [ 編集 へんしゅう ]
保健 ほけん 機能 きのう 食品 しょくひん は、健康 けんこう 食品 しょくひん のうち安全 あんぜん 性 せい や有効 ゆうこう 性 せい などが国 くに の設定 せってい した一定 いってい の基準 きじゅん を満 み たした食品 しょくひん である。健康 けんこう 食品 しょくひん の品質 ひんしつ を見極 みきわ める時 とき 、評価 ひょうか 基準 きじゅん の一 ひと つとすることができる。
健康 けんこう 増進 ぞうしん 法 ほう 及 およ び食品 しょくひん 衛生 えいせい 法 ほう により定義 ていぎ され、特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん と栄養 えいよう 機能 きのう 食品 しょくひん 、機能 きのう 性 せい 表示 ひょうじ 食品 しょくひん の3つに分 わ けられる。
特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん [ 編集 へんしゅう ]
特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん のマーク。厚生 こうせい 労働省 ろうどうしょう 時代 じだい のもの
効果 こうか や安全 あんぜん 性 せい の審査 しんさ で健康 けんこう の維持 いじ 増進 ぞうしん に役立 やくだ つ科学 かがく 的 てき 根拠 こんきょ が認 みと められ消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう 長官 ちょうかん から表示 ひょうじ が許可 きょか された食品 しょくひん [10] 。通称 つうしょう 「トクホ」「特 とく 保 ほ 」と呼 よ ばれる。健康 けんこう 増進 ぞうしん 法 ほう に基 もと づく特別 とくべつ 用途 ようと 食品 しょくひん に含 ふく まれる。
1991年 ねん に導入 どうにゅう された制度 せいど だが、認知 にんち 度 ど が低 ひく かったため、政府 せいふ がヤクルト本社 ほんしゃ にトクホを取得 しゅとく するように提案 ていあん し、1998年 ねん 認可 にんか された[30] 。
医薬品 いやくひん ほどの効能 こうのう がない食品 しょくひん 機能 きのう を保証 ほしょう する制度 せいど であるが、審査 しんさ が厳 きび しく認可 にんか 取得 しゅとく に関 かん する費用 ひよう と時間 じかん がかかり過 す ぎることが問題 もんだい 視 し されてきた。当初 とうしょ の所管 しょかん は厚生 こうせい 労働省 ろうどうしょう であったが、2009年 ねん 9月 がつ に製造 せいぞう 所 しょ 固有 こゆう 記号 きごう の届出 とどけで などとともに、消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう の食品 しょくひん 表示 ひょうじ 課 か に所管 しょかん が変更 へんこう されている[31] 。
審査 しんさ にあたっては消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう から専門 せんもん 家 か からなる内閣 ないかく 府 ふ 消費 しょうひ 者 しゃ 委員 いいん 会 かい へ諮問 しもん がなされ、消費 しょうひ 者 しゃ 委員 いいん 会 かい の出 だ した答申 とうしん を参考 さんこう にして消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう が許可 きょか ・不 ふ 許可 きょか を決 き める。通常 つうじょう は消費 しょうひ 者 しゃ 委員 いいん 会 かい の答申 とうしん 通 どお りの決定 けってい がなされるが、消費 しょうひ 者 しゃ 委員 いいん 会 かい が「適切 てきせつ でない」とした[32] ノンアルコール飲料 いんりょう 2種 しゅ について、消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう が許可 きょか する事例 じれい が発生 はっせい した[33] 。消費 しょうひ 者 しゃ 委員 いいん 会 かい の答申 とうしん が覆 くつがえ されたのはこれが初 はじ めて。
臨床 りんしょう 試験 しけん では、数 すう 十 じゅう 人 にん の被験者 ひけんしゃ 数 すう で行 おこな っていた企業 きぎょう が多 おお かったが、6人 にん といった企業 きぎょう もあり、2012年 ねん には基準 きじゅん 策定 さくてい が模索 もさく されてきた[12] 。
個別 こべつ 許可 きょか 型 がた [ 編集 へんしゅう ]
商品 しょうひん ごとに個別 こべつ に実験 じっけん データを提出 ていしゅつ し審査 しんさ を受 う け許可 きょか される必要 ひつよう がある。
形態 けいたい としては、通常 つうじょう の飲食 いんしょく 物 ぶつ (ヨーグルト 、乳酸菌 にゅうさんきん 飲料 いんりょう 、納豆 なっとう 、お茶 ちゃ など)や調味 ちょうみ 料 りょう (オリゴ糖 とう など)、食用 しょくよう 油 ゆ などの形態 けいたい をしたものが多 おお く、錠剤 じょうざい やカプセル 、粉末 ふんまつ 状 じょう の物 もの は少数 しょうすう である。
許可 きょか された成分 せいぶん と表示 ひょうじ 内容 ないよう の例 れい
規格 きかく 基準 きじゅん 型 がた [ 編集 へんしゅう ]
その成分 せいぶん を含 ふく んだ特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん 許可 きょか 実績 じっせき が十分 じゅうぶん (おおよそ100件 けん 以上 いじょう )であり、科学 かがく 的 てき 根拠 こんきょ が蓄積 ちくせき されている一定 いってい の基準 きじゅん を満 み たしている食品 しょくひん (成分 せいぶん )に関 かん しては、国 くに が規格 きかく 基準 きじゅん を定 さだ めたうえで、個別 こべつ 審査 しんさ なしで許可 きょか をうけることができる。
条件 じょうけん 付 つ き特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん [ 編集 へんしゅう ]
2005年 ねん より制度 せいど 化 か されたが、これまでに認可 にんか 申請 しんせい はほとんど無 な い。
特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん のうち、特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん の許可 きょか のレベルには届 とど かないが一定 いってい の有効 ゆうこう 性 せい が確認 かくにん される食品 しょくひん (作用 さよう 機 き 序 じょ は明確 めいかく だが有効 ゆうこう 性 せい は少 すこ し低 ひく い・作用 さよう 機 き 序 じょ は不明 ふめい だが有効 ゆうこう 性 せい は認 みと められる)について、限定 げんてい 的 てき な科学 かがく 的 てき 根拠 こんきょ である旨 むね の表示 ひょうじ をすることを条件 じょうけん として許可 きょか 対象 たいしょう とされるもの。
表示 ひょうじ 内容 ないよう の前 まえ に「根拠 こんきょ は必 かなら ずしも確立 かくりつ されていませんが」という但 ただ し書 が きが必須 ひっす となる。トクホの場合 ばあい に数 すう 千 せん 万 まん 円 えん とも言 い われる認可 にんか 取得 しゅとく に要 よう する費用 ひよう が大幅 おおはば に軽減 けいげん されるわけでもなく、食品 しょくひん 企業 きぎょう にとって取得 しゅとく のメリットがないため認可 にんか をとろうとする企業 きぎょう が少 すく なく、開発 かいはつ された条件 じょうけん 付 つ き特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん はほとんど無 な いのが現状 げんじょう である。
機能 きのう 性 せい 表示 ひょうじ 食品 しょくひん [ 編集 へんしゅう ]
「おなかの調子 ちょうし を整 ととの える」「脂肪 しぼう の吸収 きゅうしゅう を抑 おさ える」「悪玉 あくだま コレステロールを下 さ げる」などの機能 きのう 性 せい を表示 ひょうじ した食品 しょくひん 。2015年 ねん 4月 がつ に導入 どうにゅう された[34] 。販売 はんばい の60日 にち 前 まえ までに安全 あんぜん 性 せい 及 およ び機能 きのう 性 せい の根拠 こんきょ に関 かん する資料 しりょう を消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう 長官 ちょうかん へ届 とど け出 で ることにより表示 ひょうじ できる。特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん とは異 こと なり、消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう 長官 ちょうかん の個別 こべつ の許可 きょか を受 う けたものではない[35] 。機能 きのう 性 せい の表示 ひょうじ は事業 じぎょう 者 しゃ の責任 せきにん で行 おこな うため、当該 とうがい 食品 しょくひん の安全 あんぜん 性 せい や効果 こうか の有無 うむ について、国 くに は責任 せきにん を負 お わない[35] [10] 。特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん の審査 しんさ が厳 きび しく、認可 にんか 取得 しゅとく までの時間 じかん と費用 ひよう がかかり過 す ぎるという問題 もんだい を受 う けて導入 どうにゅう された制度 せいど であるが、消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう の審査 しんさ を受 う けることなく食品 しょくひん の機能 きのう 性 せい 表示 ひょうじ が容易 ようい に行 おこな えるようになったため、「チェックの方法 ほうほう があいまいである」「国 くに は健康 けんこう 被害 ひがい のリスクを全面 ぜんめん 的 てき に消費 しょうひ 者 しゃ に負 お わせている」など制度 せいど を問題 もんだい 視 し する意見 いけん がある[36] 。また、届 とど け出 で のあった商品 しょうひん の一部 いちぶ には消費 しょうひ 者 しゃ 団体 だんたい などから効果 こうか や安全 あんぜん 性 せい を疑問 ぎもん 視 し する意見 いけん が消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう へ提出 ていしゅつ されている[37] 。
2024年 ねん 3月 がつ には、小林 こばやし 製薬 せいやく の「紅 べに 麹 こうじ 」のサプリメント を巡 めぐ る死者 ししゃ を出 だ した健康 けんこう 被害 ひがい 問題 もんだい に絡 から み、林 はやし 芳正 よしまさ 官房 かんぼう 長官 ちょうかん は機能 きのう 性 せい 表示 ひょうじ 食品 しょくひん として届 とど け出 で のあった全 ぜん 約 やく 6800製品 せいひん について、事業 じぎょう 者 しゃ に対 たい し健康 けんこう 被害 ひがい の有無 うむ などの調査 ちょうさ を求 もと めた。この制度 せいど は2015年 ねん 、当時 とうじ の安倍晋三 あべしんぞう 首相 しゅしょう が進 すす めた規制 きせい 緩和 かんわ による経済 けいざい 成長 せいちょう 戦略 せんりゃく の一 ひと つとして導入 どうにゅう されたが、届 とど け出 で のみで国 くに の審査 しんさ はなく、当初 とうしょ から安全 あんぜん 性 せい などへの懸念 けねん が指摘 してき されていた。消費 しょうひ 生活 せいかつ コンサルタントの森田 もりた 満 みつる 樹 じゅ は、紅 べに こうじ問題 もんだい を受 う けて「消費 しょうひ 者 しゃ の利益 りえき ではなく、経済 けいざい のための制度 せいど 。安全 あんぜん 性 せい を置 お き去 ざ りにした制度 せいど の欠陥 けっかん があらわになった」と指摘 してき した[38] 。
栄養 えいよう 機能 きのう 食品 しょくひん [ 編集 へんしゅう ]
指定 してい された栄養 えいよう 成分 せいぶん を設定 せってい された基準 きじゅん 量 りょう 含 ふく んでいる食品 しょくひん で、国 くに が定 さだ めた表現 ひょうげん でそれを表示 ひょうじ することが認 みと められたもの[10] 。2001年 ねん に導入 どうにゅう された。特定 とくてい の栄養素 えいようそ を設定 せってい された基準 きじゅん 量 りょう 含 ふく んでいれば、食品 しょくひん 衛生 えいせい 法 ほう に基 もと づき表示 ひょうじ できる(規格 きかく 基準 きじゅん 型 がた )。前述 ぜんじゅつ の特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん とは異 こと なり、消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう 長官 ちょうかん の許可 きょか は必要 ひつよう なく、基準 きじゅん を満 み たしていれば表示 ひょうじ できる[10] 。ただし、その際 さい に「この食品 しょくひん の摂取 せっしゅ によって、特定 とくてい の疾病 しっぺい や症状 しょうじょう が改善 かいぜん するものではない」という旨 むね の注意 ちゅうい 書 が きや目安 めやす となる摂取 せっしゅ 量 りょう の記載 きさい 、その他 た バランスの良 よ い食事 しょくじ の啓発 けいはつ などの表記 ひょうき が義務付 ぎむづ けられている。主 おも にサプリメントに用 もち いられるが、調味 ちょうみ 料 りょう やお菓子 かし 、飲料 いんりょう 水 すい などにも表示 ひょうじ されている。
対象 たいしょう となっているのは2008年 ねん 時点 じてん で、ビタミン類 るい 、ミネラル類 るい の17種 しゅ 。
許可 きょか の対象 たいしょう となる栄養 えいよう 成分 せいぶん は以下 いか の通 とお りである。
情報 じょうほう 提供 ていきょう [ 編集 へんしゅう ]
2004年 ねん の「健康 けんこう 食品 しょくひん に係 かか る制度 せいど のあり方 かた に関 かん する検討 けんとう 会 かい 」では、表示 ひょうじ への規制 きせい も強 つよ く曖昧 あいまい な表示 ひょうじ や誇大 こだい 広告 こうこく も増 ふ えているとされ、こうした情報 じょうほう 提供 ていきょう の歪 ゆが みを是正 ぜせい し食品 しょくひん の機能 きのう を十分 じゅうぶん に理解 りかい できるような信頼 しんらい できる正確 せいかく な情報 じょうほう 提供 ていきょう が求 もと められるという方向 ほうこう 性 せい が示 しめ された[11] 。また、表示 ひょうじ のための科学 かがく 的 てき 根拠 こんきょ のレベルが高 たか すぎることについても「条件 じょうけん 付 つ き特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん 」の制度 せいど が示 しめ された[11] 。厳格 げんかく な科学 かがく 的 てき 証拠 しょうこ がある場合 ばあい にしか表示 ひょうじ ができないことも、曖昧 あいまい な表示 ひょうじ が氾濫 はんらん する一因 いちいん であるとされた[39] 。そして、食品 しょくひん の機能 きのう に関 かん する表示 ひょうじ の信頼 しんらい 性 せい が高 たか まっていくことによって、国民 こくみん の健康 けんこう づくりに寄与 きよ されることが期待 きたい されるという方向 ほうこう 性 せい が示 しめ された[11] 。
さらに、食 しょく 育 いく の観点 かんてん から、食品 しょくひん の機能 きのう や用法 ようほう に関 かん するデータベースが活用 かつよう されるべきであるとされ[11] 、厚生 こうせい 労働 ろうどう 科学 かがく 研究 けんきゅう 費 ひ 補助 ほじょ 金 きん によって国立 こくりつ 健康 けんこう ・栄養 えいよう 研究所 けんきゅうじょ が健康 けんこう 食品 しょくひん に関 かん するデータベースを公開 こうかい している。健康 けんこう 食品 しょくひん に関 かん するデータベースを作 つく り国民 こくみん に広 ひろ く普及 ふきゅう させるという意見 いけん に基 もと づいて、消費 しょうひ 者 しゃ の立場 たちば に立 た った科学 かがく 的 てき な根拠 こんきょ のある情報 じょうほう の公開 こうかい がなされている[40] 。
2006年 ねん 、OTOで「消費 しょうひ 者 しゃ にとってより判 わか り易 やす いサプリメントに係 かか る情報 じょうほう 提供 ていきょう の推進 すいしん 」として国立 こくりつ 健康 けんこう ・栄養 えいよう 研究所 けんきゅうじょ のデータベースの紙 かみ 媒体 ばいたい などへの情報 じょうほう 提供 ていきょう 手段 しゅだん を整備 せいび することが決定 けってい された[41] 。
独立 どくりつ 行政 ぎょうせい 法人 ほうじん である国立 こくりつ 健康 けんこう ・栄養 えいよう 研究所 けんきゅうじょ では、「健康 けんこう 食品 しょくひん 」の安全 あんぜん 性 せい ・有効 ゆうこう 性 せい 情報 じょうほう というデータベースを公開 こうかい し情報 じょうほう の提供 ていきょう の役割 やくわり を担 にな っている。2007年 ねん 2月 がつ には、国立 こくりつ 健康 けんこう ・栄養 えいよう 研究所 けんきゅうじょ の監修 かんしゅう で『健康 けんこう 食品 しょくひん データベース』[42] という書籍 しょせき が翻訳 ほんやく され発行 はっこう されているが、英語 えいご の原題 げんだい 中 ちゅう のNatural medicinesの和訳 わやく が健康 けんこう 食品 しょくひん である。
健康 けんこう 補助 ほじょ 食品 しょくひん [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん 健康 けんこう ・栄養 えいよう 食品 しょくひん 協会 きょうかい は厚生省 こうせいしょう の指導 しどう により規格 きかく 基準 きじゅん を設定 せってい し、1986年 ねん より「健康 けんこう 補助 ほじょ 食品 しょくひん 」の認定 にんてい マーク(JHFAマーク)を発行 はっこう している[43] 。これは表示 ひょうじ される成分 せいぶん がきちんと含 ふく まれているかを保証 ほしょう しているとのことである。
健康 けんこう 食品 しょくひん のみを専 せん 門 もん に司 つかさど る国家 こっか 資格 しかく は存在 そんざい していない。
2002年 ねん 2月 がつ 、「保健 ほけん 機能 きのう 食品 しょくひん 等 とう に係 かか るアドバイザリースタッフの養成 ようせい に関 かん する基本 きほん 的 てき 考 かんが え方 かた について」[44] では、2001年 ねん に健康 けんこう 食品 しょくひん に関 かん して適切 てきせつ な情報 じょうほう が提供 ていきょう できるアドバイザリースタッフの確保 かくほ の必要 ひつよう 性 せい が提言 ていげん されたことを受 う けて、アドバイザリースタッフの定義 ていぎ や養成 ようせい 方法 ほうほう が示 しめ された。同 どう 2002年 ねん 12月には、独立 どくりつ 行政 ぎょうせい 法人 ほうじん の国立 こくりつ 健康 けんこう ・栄養 えいよう 研究所 けんきゅうじょ が認定 にんてい する栄養 えいよう 情報 じょうほう 担当 たんとう 者 しゃ (NR)の認定 にんてい 制度 せいど ができた。
2004年 ねん 、厚生 こうせい 労働省 ろうどうしょう によって行 おこな われた検討 けんとう 会 かい では、個々 ここ の状況 じょうきょう に応 おう じた食品 しょくひん の選択 せんたく が食 しょく 育 いく の観点 かんてん からも重要 じゅうよう であり、管理 かんり 栄養士 えいようし 、薬剤師 やくざいし などの正 ただ しい情報 じょうほう を提供 ていきょう できるアドバイザリースタッフによる役割 やくわり が重要 じゅうよう であるとしている[11] 。
2005年 ねん 、健康 けんこう 食品 しょくひん に係 かか る制度 せいど に関 かん する質疑 しつぎ 応答 おうとう [39] では、アドバイザリースタッフとして、栄養 えいよう 情報 じょうほう 担当 たんとう 者 しゃ や食品 しょくひん 保健 ほけん 指導 しどう 士 し 、サプリメントアドバイザー が挙 あ げられた。
公的 こうてき 資格 しかく としては、独立 どくりつ 行政 ぎょうせい 法人 ほうじん 国立 こくりつ 健康 けんこう ・栄養 えいよう 研究所 けんきゅうじょ が認定 にんてい する栄養 えいよう 情報 じょうほう 担当 たんとう 者 しゃ (NR)があったが、2013年 ねん に廃止 はいし となり、民間 みんかん 資格 しかく のサプリメントアドバイザーに統合 とうごう された。
民間 みんかん 資格 しかく としては、試験 しけん での合格 ごうかく が必要 ひつよう なサプリメントアドバイザー (日本 にっぽん サプリメントアドバイザー認定 にんてい 機構 きこう )・健康 けんこう 食品 しょくひん 管理 かんり 士 し (健康 けんこう 食品 しょくひん 管理 かんり 士 し 認定 にんてい 協会 きょうかい )・食品 しょくひん 保健 ほけん 指導 しどう 士 し ((財) ざいだんほうじん 日本 にっぽん 健康 けんこう ・栄養 えいよう 食品 しょくひん 協会 きょうかい )や、受講 じゅこう や通信 つうしん 教育 きょういく のみで取得 しゅとく 可能 かのう なサプリメントアドバイザー (日本 にっぽん ニュートリション協会 きょうかい )・サプリメント指導 しどう 士 し (NPO日本 にっぽん サプリメント協会 きょうかい )・サプリメント管理 かんり 士 し (NPO新 しん 生活 せいかつ 普及 ふきゅう 協会 きょうかい )・サプリメントコーディネータ ((株) かぶしきがいしゃ 日本 にっぽん フローラルアート)・栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん 指導 しどう 士 し ((財) ざいだんほうじん 日本 にっぽん 栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん 科学 かがく 検定 けんてい 協会 きょうかい )などがある。
この節 ふし には独自 どくじ 研究 けんきゅう が含 ふく まれているおそれがあります。 問題 もんだい 箇所 かしょ を検証 けんしょう し出典 しゅってん を追加 ついか して、記事 きじ の改善 かいぜん にご協力 きょうりょく ください。議論 ぎろん はノート を参照 さんしょう してください。(2023年 ねん 11月 )
医薬品 いやくひん については、医薬品 いやくひん 、医療 いりょう 機器 きき 等 とう の品質 ひんしつ 、有効 ゆうこう 性 せい 及 およ び安全 あんぜん 性 せい の確保 かくほ 等 とう に関 かん する法律 ほうりつ 、医薬品 いやくひん 等 とう 適正 てきせい 広告 こうこく 基準 きじゅん などにより、製造 せいぞう や販売 はんばい 、広告 こうこく 手法 しゅほう が制限 せいげん されるが、健康 けんこう 食品 しょくひん は健康 けんこう 増進 ぞうしん 法 ほう により、病気 びょうき の予防 よぼう 効果 こうか や栄養 えいよう 成分 せいぶん の効果 こうか を謳 うた う広告 こうこく で著 いちじる しい相違 そうい や事実 じじつ 誤認 ごにん させる表示 ひょうじ を禁止 きんし している。厚生 こうせい 労働省 ろうどうしょう は、財源 ざいげん 難 なん から専従 せんじゅう 職員 しょくいん を配置 はいち できず、2009年 ねん に消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう が発足 ほっそく して所管 しょかん 官庁 かんちょう が移管 いかん されるまで、勧告 かんこく など処分 しょぶん 実績 じっせき は無 な かった[45] 。
インターネットを通 とお して、中華人民共和国 ちゅうかじんみんきょうわこく で製造 せいぞう された法律 ほうりつ にて、食品 しょくひん への使用 しよう が認 みと められていない向 こう 精神 せいしん 薬 やく や医薬品 いやくひん (日本 にっぽん において未 み 認可 にんか の物 もの も含 ふく む)の成分 せいぶん が含 ふく まれるダイエット 食品 しょくひん を購入 こうにゅう し食 た べたりした人 ひと が、腹痛 はらいた ・下痢 げり ・死亡 しぼう するなどの健康 けんこう 被害 ひがい を起 お こす事件 じけん もおきている[要 よう 出典 しゅってん ] 。
花王 かおう のエコナ は、食用 しょくよう 油 ゆ として初 はじ めて特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん に認定 にんてい された商品 しょうひん であるが、グリシドール脂肪酸 しぼうさん エステル (発 はつ がん性 せい のあるグリシドール に体内 たいない で変換 へんかん される懸念 けねん がある)が他 た の市販 しはん 食用 しょくよう 油 ゆ より多 おお く含 ふく まれていることが解 と かり(ヨーロッパの事例 じれい よりひとケタ多 おお いとされる[46] )、花王 かおう は2009年 ねん 、販売 はんばい を自粛 じしゅく するとともに、特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん の取 と り消 け しの届 とど け出 で を行 おこな った。なお、グリシドール脂肪酸 しぼうさん エステルが、実際 じっさい にグリシドール に変換 へんかん されるかは、現時点 げんじてん [いつ? ] では不明 ふめい である。
2015年 ねん 4月 がつ 1日 にち から「機能 きのう 性 せい 表示 ひょうじ 食品 しょくひん 制度 せいど 」が導入 どうにゅう されたが、成分 せいぶん だけで機能 きのう 性 せい や安全 あんぜん 性 せい を判断 はんだん することはできないとの批判 ひはん が、この制度 せいど の検討 けんとう の段階 だんかい からあり、ほかにもシステマティック・レビュー を行 おこな うと、効果 こうか なしのもの、食品 しょくひん 安全 あんぜん 委員 いいん 会 かい が「安全 あんぜん 性 せい が確認 かくにん できない」とまとめようとしていたものなど問題 もんだい が指摘 してき されていた[47] 。この制度 せいど になって以降 いこう は、効能 こうのう の化学 かがく 的 てき 論拠 ろんきょ については製造 せいぞう 業者 ぎょうしゃ の責任 せきにん で提出 ていしゅつ するのみで良 よ くなり、安全 あんぜん 性 せい の検証 けんしょう は事後 じご に実施 じっし されることとされた。このため、トクホの審査 しんさ 段階 だんかい で安全 あんぜん 性 せい に疑問 ぎもん が指摘 してき された成分 せいぶん を含 ふく んだ機能 きのう 食品 しょくひん が出現 しゅつげん するようになっていることが、消費 しょうひ 者 しゃ 庁 ちょう の指摘 してき で判明 はんめい している[48] 。
2017年 ねん には、特定 とくてい 保健 ほけん 用 よう 食品 しょくひん として承認 しょうにん された食品 しょくひん について、関与 かんよ する成分 せいぶん の含有 がんゆう 量 りょう が足 た りていないため、景品 けいひん 表示法 ひょうじほう 違反 いはん (優良 ゆうりょう 誤認 ごにん )が下 くだ された[13] 。
アメリカにおける健康 けんこう 食品 しょくひん [ 編集 へんしゅう ]
アメリカにも「健康 けんこう 食品 しょくひん 」の公的 こうてき な定義 ていぎ はない[1] 。アメリカの制度 せいど では食品 しょくひん は一般 いっぱん 食品 しょくひん 、添加 てんか 物 ぶつ 、栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん 、医療 いりょう 食 しょく に分 わ けられる[1] 。栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん 、医療 いりょう 食 しょく 、特殊 とくしゅ 用途 ようと 食品 しょくひん (Food for Special Dietary Need)の定義 ていぎ はあるが、栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん や医療 いりょう 食 しょく でない健康 けんこう 食品 しょくひん は一般 いっぱん 食品 しょくひん の分類 ぶんるい に入 はい る[1] 。
栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん [ 編集 へんしゅう ]
栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん は1994年 ねん の栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん 健康 けんこう 教育 きょういく 法 ほう によって定義 ていぎ されている[1] 。栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん は栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん ・製造 せいぞう 規範 きはん に準拠 じゅんきょ した管理 かんり と栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん 健康 けんこう 教育 きょういく 法 ほう (DSHEA)の成分 せいぶん 表示 ひょうじ を順守 じゅんしゅ し、アメリカ食品 しょくひん 医薬品 いやくひん 局 きょく (Food and Drug Administration、FDA)へ製造 せいぞう 施設 しせつ を登録 とうろく することにより製造 せいぞう 会社 かいしゃ 、販売 はんばい 会社 かいしゃ の責任 せきにん でアメリカ内 ない で販売 はんばい できる[1] 。
医療 いりょう 食 しょく は1988年 ねん の希少 きしょう 疾病 しっぺい 用 よう 医薬品 いやくひん 法 ほう で「特定 とくてい の栄養素 えいようそ の摂取 せっしゅ を管理 かんり する必要 ひつよう がある疾病 しっぺい と医学 いがく 的 てき に判定 はんてい された場合 ばあい に、医師 いし の指示 しじ に従 したが って摂取 せっしゅ されるもの」と定義 ていぎ されている[1] 。疾病 しっぺい に対 たい して栄養 えいよう 的 てき に特別 とくべつ な必要 ひつよう 性 せい がある場合 ばあい に医師 いし の指示 しじ に基 もと づいて調合 ちょうごう される[1] 。
アメリカでは、1952年 ねん にハーブ類 るい を含 ふく む生薬 きぐすり はそのほとんどが医薬品 いやくひん から外 はず され7品目 ひんもく のみ残 のこ っていた[26] 。
1984年 ねん 、食生活 しょくせいかつ 指針 ししん が策定 さくてい された後 のち 、健康 けんこう への関心 かんしん が高 たか まっていた。同年 どうねん 10月 がつ にケロッグ がアメリカ国立 こくりつ 癌 がん 研究所 けんきゅうじょ (NCI)に認定 にんてい を受 う け自社 じしゃ 製品 せいひん に食物 しょくもつ 繊維 せんい の多 おお い食品 しょくひん はある種 しゅ のがん を予防 よぼう すると表示 ひょうじ した[49] 。シリアル食品 しょくひん はケロッグ博士 はかせ により、数 すう 多 おお くの健康 けんこう 器具 きぐ や健康 けんこう 療法 りょうほう と共 とも に生 う み出 だ されたもので、当時 とうじ の健康 けんこう ブームの火付 ひつ け役 やく ともなった。その後 ご 、他 た のメーカーもこれに追従 ついしょう し、このような表示 ひょうじ が氾濫 はんらん していった[49] 。結果 けっか として、食物 しょくもつ 繊維 せんい を多 おお く含 ふく むシリアル食品 しょくひん を食 た べる家庭 かてい を200万 まん 世帯 せたい 増 ふ やした[49] 。また連邦 れんぽう 取引 とりひき 委員 いいん 会 かい (FTC)は、食生活 しょくせいかつ の改善 かいぜん が難 むずか しいと考 かんが えられた教育 きょういく レベルが低 ひく い喫煙 きつえん 習慣 しゅうかん のある女性 じょせい に、こうしたシリアル食品 しょくひん の利用 りよう を増加 ぞうか させたと報告 ほうこく した[50] 。
NCIによって2000万 まん ドルの予算 よさん でがんを予防 よぼう するために、フィトケミカル を特定 とくてい して加工 かこう 食品 しょくひん に加 くわ える目的 もくてき で、デザイナーフーズ計画 けいかく (designer foods project)が開始 かいし された[51] 。デザイナーフーズ計画 けいかく では、がんに有効 ゆうこう 性 せい のあると考 かんが えられる野菜 やさい 類 るい が40種類 しゅるい ほど公開 こうかい された。その後 ご 、デザイナーフーズ計画 けいかく はなくなった[52] 。
1988年 ねん 末 まつ から翌年 よくねん にかけアメリカでトリプトファン事件 じけん が発生 はっせい した。
1990年 ねん 、栄養 えいよう 表示 ひょうじ 教育 きょういく 法 ほう (NLEA)が策定 さくてい され、食品 しょくひん やサプリメントと病気 びょうき 予防 よぼう の関連 かんれん について申請 しんせい し、科学 かがく 的 てき 根拠 こんきょ があると認可 にんか されたものに関 かん しては、申請 しんせい 者 しゃ でない場合 ばあい も効能 こうのう を表示 ひょうじ できるようになった。
健康 けんこう の自由 じゆう 運動 うんどう (英語 えいご 版 ばん ) が活発 かっぱつ になっていき、人々 ひとびと はサプリメントの使用 しよう の自由 じゆう や効能 こうのう に関 かん する情報 じょうほう の自由 じゆう な入手 にゅうしゅ を訴 うった えるようになった。効能 こうのう 表示 ひょうじ は医薬品 いやくひん とみなされるよう規制 きせい され、また効能 こうのう 表示 ひょうじ のためには医薬品 いやくひん を承認 しょうにん するレベルの認可 にんか が必要 ひつよう であれば、健康 けんこう に対 たい する自由 じゆう が制限 せいげん される。
1994年 ねん 、栄養 えいよう 補助 ほじょ 食品 しょくひん 健康 けんこう 教育 きょういく 法 ほう (ディーシェイ、DSHEA)が制定 せいてい されサプリメントの販売 はんばい が管理 かんり されている。何 なん らかの根拠 こんきょ があれば効能 こうのう 表示 ひょうじ が可能 かのう となった。
1997年 ねん 、FDA近代 きんだい 化 か 法 ほう (英語 えいご 版 ばん ) (FDAMA)が制定 せいてい され、国家 こっか の研究 けんきゅう 機関 きかん か全米 ぜんべい 科学 かがく アカデミー の文献 ぶんけん を根拠 こんきょ に申請 しんせい し、病気 びょうき のリスクが低減 ていげん できることを表示 ひょうじ できるようになった。1999年 ねん 7月 がつ 、FDAMAによって、51%以上 いじょう の全 ぜん 粒 つぶ 穀物 こくもつ を含 ふく む製品 せいひん にがんや心臓 しんぞう 病 びょう のリスクを減 へ らす可能 かのう 性 せい があると表示 ひょうじ できるようになった[53] 。1999年 ねん 10月 がつ 、FDAMAによって、6.25グラム以上 いじょう の大豆 だいず たんぱく質 しつ を含 ふく む製品 せいひん に、1日 にち 25グラム以上 いじょう の大豆 だいず タンパク質 たんぱくしつ を摂取 せっしゅ すれば心臓 しんぞう 疾患 しっかん のリスクが減 へ らせると表示 ひょうじ できるようになった。
1999年 ねん 、条件 じょうけん 付 つ き効能 こうのう 表示 ひょうじ (QHC:Qualified Health Claims)、弱 よわ い科学 かがく 的 てき 根拠 こんきょ がある場合 ばあい にも但 ただ し書 が きした上 うえ で表示 ひょうじ をしてもいいこととなった。ピアソン対 たい シャラーラの裁判 さいばん によって、表示 ひょうじ の禁止 きんし は言論 げんろん の自由 じゆう に違反 いはん すると判決 はんけつ が出 で たことによる。