飲酒 いんしゅ 運転 うんてん を見 み つけるための検問 けんもん (ドイツ )
英語 えいご で「飲 の んだら乗 の るな」と書 か かれたアメリカ海軍 かいぐん 基地 きち におけるサインと事故 じこ 車両 しゃりょう (グアム )
飲酒 いんしゅ 運転 うんてん (いんしゅうんてん)は、飲酒 いんしゅ 後 のち にそのアルコール の影響 えいきょう がある状態 じょうたい で自動車 じどうしゃ などの車両 しゃりょう を運転 うんてん する行為 こうい をいう。同様 どうよう な状況 じょうきょう で他 た の交通 こうつう 手段 しゅだん を操縦 そうじゅう する場合 ばあい は飲酒 いんしゅ 操縦 そうじゅう (いんしゅそうじゅう)といい、船舶 せんぱく (飲酒 いんしゅ 操船 そうせん )[1] 、鉄道 てつどう 車両 しゃりょう 、航空機 こうくうき などが該当 がいとう する。
日本 にっぽん の交通 こうつう 法規 ほうき による規制 きせい により、飲酒 いんしゅ 等 とう により血 ち 中 ちゅう または呼気 こき 中 なか のアルコール濃度 のうど が一定 いってい 数値 すうち 以上 いじょう の状態 じょうたい で運転 うんてん または操縦 そうじゅう することを特 とく に酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん (しゅきおびうんてん)または酒気 しゅき 帯 お び操縦 そうじゅう (しゅきおびそうじゅう)といい、数値 すうち に関係 かんけい なく運転 うんてん (操縦 そうじゅう )能力 のうりょく を欠 か く状態 じょうたい での運転 うんてん を特 とく に酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん (さけよいうんてん)または酒 さけ 酔 よ い操縦 そうじゅう (さけよいそうじゅう)という。そのほか、酔 よ っ払 ぱら い運転 うんてん という俗称 ぞくしょう もある。
血 ち 中 ちゅう アルコール濃度 のうど と事故 じこ リスクの相関 そうかん 性 せい を示 しめ すグラフ[2]
酒 さけ に含 ふく まれるエタノール は、中枢 ちゅうすう 神経 しんけい 系 けい に作用 さよう し脳 のう の神経 しんけい 活動 かつどう を抑制 よくせい (麻酔 ますい 作用 さよう )する物質 ぶっしつ であり、飲酒 いんしゅ によって運動 うんどう 機能 きのう の低下 ていか 、理性 りせい ・自制心 じせいしん の低下 ていか 、動体 どうたい 視力 しりょく ・集中 しゅうちゅう 力 りょく ・認知 にんち 能力 のうりょく ・状況 じょうきょう 判断 はんだん 力 りょく の低下 ていか 等 とう を生 しょう じることになる[3] 。そもそも自動車 じどうしゃ は免許 めんきょ 制 せい をとっていることにも表 あらわ れているように、通常 つうじょう 時 じ においても操作 そうさ を誤 あやま れば死傷 ししょう 者 しゃ が生 しょう じる危険 きけん があるものであり、飲酒 いんしゅ によって様々 さまざま な能力 のうりょく が低下 ていか している状態 じょうたい で運転 うんてん すれば多数 たすう の犠牲 ぎせい 者 しゃ を出 だ しかねない、大 おお きな危険 きけん をともなう行為 こうい である。こうした危険 きけん を回避 かいひ する為 ため 、多 おお くの国 くに においてはアルコールの影響 えいきょう 下 か にある状態 じょうたい での運転 うんてん を禁 きん ずる、もしくは制限 せいげん する法律 ほうりつ が作 つく られている。
日本 にっぽん においては、道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう 第 だい 65条 じょう 第 だい 1項 こう [4] [5] で「何人 なんにん も、酒 さけ 気 き を帯 お びて車両 しゃりょう 等 とう を運転 うんてん してはならない」と規定 きてい されており、違反 いはん は厳 きび しい取締 とりしま りの対象 たいしょう となる。同 どう 法 ほう 上 じょう の「車両 しゃりょう 等 とう 」には自動車 じどうしゃ 、オートバイ や原付 げんつき バイク だけでなく自転車 じてんしゃ などの軽 けい 車両 しゃりょう 、さらにトロリーバス 、路面 ろめん 電車 でんしゃ 、牛馬 ぎゅうば なども含 ふく まれる。なお、道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう の飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の禁止 きんし が適用 てきよう される場所 ばしょ は道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう に言 い う「道路 どうろ [注釈 ちゅうしゃく 1] 」上 じょう に限 かぎ られる。ただし、道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう と異 こと なり、自動車 じどうしゃ の運転 うんてん により人 ひと を死傷 ししょう させる行為 こうい 等 とう の処罰 しょばつ に関 かん する法律 ほうりつ にはこのような限定 げんてい はない。
また、医薬品 いやくひん 、医療 いりょう 機器 きき 等 とう の品質 ひんしつ 、有効 ゆうこう 性 せい 及 およ び安全 あんぜん 性 せい の確保 かくほ 等 とう に関 かん する法律 ほうりつ の適用 てきよう を受 う ける医薬品 いやくひん に該当 がいとう する健康 けんこう 酒 しゅ (養 やしなえ 命 いのち 酒 しゅ などの薬用 やくよう 酒 しゅ )であっても、アルコールを含有 がんゆう するため、飲酒 いんしゅ に該当 がいとう する恐 おそ れがあるので、車 くるま (オートバイ、自転車 じてんしゃ も含 ふく む)を運転 うんてん する前 まえ に、健康 けんこう 酒 しゅ を飲用 いんよう することも、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん に該当 がいとう する[6] 。
鉄道 てつどう 車両 しゃりょう の場合 ばあい には、鉄道 てつどう に関 かん する技術 ぎじゅつ 上 じょう の基準 きじゅん を定 さだ める省令 しょうれい 第 だい 11条 じょう 第 だい 3項 こう 、軌道 きどう 運転 うんてん 規則 きそく 第 だい 6条 じょう の2第 だい 2項 こう 、無 む 軌条 きじょう 電車 でんしゃ 運転 うんてん 規則 きそく 第 だい 2条 じょう の2第 だい 2項 こう により、航空機 こうくうき については航空 こうくう 法 ほう 第 だい 70条 じょう に、船舶 せんぱく 等 とう については船舶 せんぱく 職員 しょくいん 及 およ び小型 こがた 船舶 せんぱく 操縦 そうじゅう 者 しゃ 法 ほう 第 だい 23条 じょう の36第 だい 1項 こう により、飲酒 いんしゅ 操縦 そうじゅう [注釈 ちゅうしゃく 2] が禁止 きんし されている。プレジャーボート など小型 こがた 船舶 せんぱく や水上 みずかみ オートバイ (水上 すいじょう バイク)の飲酒 いんしゅ 操縦 そうじゅう を小型 こがた 船舶 せんぱく 操縦 そうじゅう 者 しゃ 法 ほう では禁止 きんし はしていても処罰 しょばつ 規定 きてい がないため、条例 じょうれい で罰則 ばっそく を設 もう ける地方自治体 ちほうじちたい が増 ふ えつつある[1] 。
飲酒 いんしゅ の文化 ぶんか 、乗 の り物 もの の文化 ぶんか の歴史 れきし は有史 ゆうし 以前 いぜん にまで遡 さかのぼ るものの、記録 きろく に残 のこ る限 かぎ りでは、酒 さけ に酔 よ った状態 じょうたい で馬 うま に乗 の ったり馬車 ばしゃ の御者 ぎょしゃ を務 つと めることを禁 きん じる法律 ほうりつ は近代 きんだい になるまで登場 とうじょう しない。人類 じんるい 史 し においてごく最近 さいきん まで、地球 ちきゅう 上 じょう の多 おお くの地域 ちいき で清潔 せいけつ な浄水 じょうすい を十分 じゅうぶん に入手 にゅうしゅ ・保存 ほぞん することは困難 こんなん であり、アルコールは保存 ほぞん のきく安全 あんぜん な飲料 いんりょう であったため、節度 せつど を保 たも った飲酒 いんしゅ であれば乗 の り物 もの の操縦 そうじゅう をしても問題 もんだい とは見 み なされなかった。文学 ぶんがく など文字 もじ 史料 しりょう や絵画 かいが などでも、酔 よ った御者 ぎょしゃ が度々 たびたび 登場 とうじょう する。
酩酊 めいてい 状態 じょうたい で乗 の り物 もの を操縦 そうじゅう することが社会 しゃかい 問題 もんだい となるのは、19世紀 せいき 後半 こうはん になって個人 こじん で所有 しょゆう 可能 かのう なスピードの速 はや い自動車 じどうしゃ が発明 はつめい ・普及 ふきゅう した時代 じだい 以降 いこう のことである。記録 きろく に残 のこ る人類 じんるい 最初 さいしょ の飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の逮捕 たいほ 者 しゃ は、1897年 ねん 、英国 えいこく の首都 しゅと ロンドン でタクシー 運転 うんてん 手 しゅ をしていたジョージ・スミスという男 おとこ である。スミスは飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 中 ちゅう に建物 たてもの に衝突 しょうとつ し、最終 さいしゅう 的 てき に有罪 ゆうざい を宣告 せんこく され、25シリング の罰金 ばっきん 刑 けい を受 う けた[7] [8] 。
米国 べいこく ではニューヨーク州 しゅう において全米 ぜんべい で初 はじ めて1910年 ねん に飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 禁止 きんし 法 ほう が成立 せいりつ した[9] 。このような初期 しょき の法律 ほうりつ では、酩酊 めいてい 状態 じょうたい での運転 うんてん が禁 きん じられていたものの、具体 ぐたい 的 てき なアルコールの摂取 せっしゅ 量 りょう についての定量 ていりょう 的 てき な基準 きじゅん は存在 そんざい しなかった。判定 はんてい の方法 ほうほう は、事故 じこ 発生 はっせい 後 ご に医師 いし が運転 うんてん 手 しゅ を観察 かんさつ ・検査 けんさ することによるもので、医師 いし の主観 しゅかん に大 おお きく依存 いぞん していた。1930年代 ねんだい 半 なか ばに、現在 げんざい でも使用 しよう されている呼気 こき アルコール検査 けんさ の原理 げんり が発明 はつめい された。1938年 ねん 、米国 べいこく の医療 いりょう 関係 かんけい 者 しゃ と交通 こうつう 当局 とうきょく は、血 ち 中 ちゅう アルコール濃度 のうど 0.15% を運転 うんてん 禁止 きんし の基準 きじゅん とすることを提案 ていあん したHistory of DUI Laws 。
日本 にっぽん における歴史 れきし [ 編集 へんしゅう ]
第 だい 二 に 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん 前 まえ には、内務省 ないむしょう 令 れい である道路 どうろ 取締 とりしまり と自動車 じどうしゃ 取締 とりしまり 令 れい が車馬 しゃば の通行 つうこう 方法 ほうほう と自動車 じどうしゃ の運転 うんてん 手 しゅ 免許 めんきょ などについて定 さだ めていたものの、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん についての規定 きてい は存在 そんざい しなかった。第 だい 二 に 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん 後 ご 、日本国 にっぽんこく 憲法 けんぽう の制定 せいてい により内務省 ないむしょう 令 れい による規制 きせい が失効 しっこう したことから、1947年 ねん に旧 きゅう 道路 どうろ 交通 こうつう 取締 とりしまり 法 ほう が制定 せいてい された法律 ほうりつ 第 だい 百 ひゃく 三 さん 十 じゅう 号 ごう (昭二 しょうじ 二 に ・一 いち 一 いち ・八 はち )道路 どうろ 交通 こうつう 取締 とりしまり 法 ほう が、旧 きゅう 道交法 どうこうほう にも、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん を禁止 きんし する規定 きてい は存在 そんざい しなかった。日本 にっぽん において飲酒 いんしゅ 運転 うんてん が法律 ほうりつ 上 じょう 明文 めいぶん で禁止 きんし されたのは、1960年 ねん の道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう 改正 かいせい の際 さい である。この法律 ほうりつ により、呼気 こき 1リットルに対 たい し0.25mg以上 いじょう の状態 じょうたい での運転 うんてん が禁止 きんし された。当時 とうじ の酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん 違反 いはん に対 たい する刑罰 けいばつ は、「二 に 年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 又 また は十 じゅう 万 まん 円 えん 以下 いか の罰金 ばっきん 」であった[10] 。その後 ご 、21世紀 せいき に入 はい り段階 だんかい 的 てき に厳罰 げんばつ 化 か が進 すす んでいる。
日本 にっぽん における飲酒 いんしゅ 運転 うんてん [ 編集 へんしゅう ]
飲酒 いんしゅ 運転 うんてん に関 かん する日本 にっぽん の法律 ほうりつ [ 編集 へんしゅう ]
この
節 ふし は
特 とく に
記述 きじゅつ がない
限 かぎ り、
日本 にっぽん 国内 こくない の
法令 ほうれい について
解説 かいせつ しています。また
最新 さいしん の
法令 ほうれい 改正 かいせい を
反映 はんえい していない
場合 ばあい があります。
ご自身 じしん が現実 げんじつ に遭遇 そうぐう した事件 じけん については法律 ほうりつ 関連 かんれん の専門 せんもん 家 か にご相談 そうだん ください。 免責 めんせき 事項 じこう もお読 よ みください。
飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の種類 しゅるい [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん の道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう においては、車両 しゃりょう 等 ひとし の飲酒 いんしゅ 運転 うんてん による罰則 ばっそく について、酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん (しゅきおびうんてん)と酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん (さけよいうんてん)の2種類 しゅるい に分類 ぶんるい している。
酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん は、アルコール濃度 のうど の検知 けんち 値 ち には関係 かんけい なく、「アルコールの影響 えいきょう により正常 せいじょう な運転 うんてん ができないおそれがある状態 じょうたい 」である場合 ばあい がこれに該当 がいとう する。具体 ぐたい 的 てき には、直線 ちょくせん の上 うえ を歩 ある かせてふらつくかどうか、視覚 しかく が健全 けんぜん に働 はたら いているか、運動 うんどう ・感覚 かんかく 機能 きのう が麻酔 ますい されていないか、言動 げんどう などから判断 はんだん ・認知 にんち 能力 のうりょく の低下 ていか がないかなどの点 てん が総合 そうごう 的 てき に判断 はんだん される。一般 いっぱん に認識 にんしき が薄 うす いが、軽 けい 車両 しゃりょう (自転車 じてんしゃ を含 ふく む)の運転 うんてん についても違法 いほう であり、刑事 けいじ 罰 ばつ の対象 たいしょう となる。
酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん は、血 ち 中 ちゅう アルコール濃度 のうど (またはそれに相当 そうとう するとされる呼気 こき 中 ちゅう アルコール濃度 のうど )が、一定 いってい 量 りょう に達 たっ しているかという、形式 けいしき 的 てき な基準 きじゅん で判断 はんだん される。このような判断 はんだん 基準 きじゅん の違 ちが いから、運転 うんてん 者 しゃ の体質 たいしつ [注釈 ちゅうしゃく 3] によっては、酒気 しゅき 帯 お びに満 み たないアルコール量 りょう でも酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん に該当 がいとう することは考 かんが えられる。この範囲 はんい の軽 けい 車両 しゃりょう (自転車 じてんしゃ を含 ふく む)の運転 うんてん について、違法 いほう ではあるが、基本 きほん 的 てき に罰則 ばっそく 規定 きてい はない。
行政 ぎょうせい 処分 しょぶん [ 編集 へんしゅう ]
酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん は、2009年 ねん (平成 へいせい 17年 ねん )6月1日 にち 以降 いこう は、呼気 こき 中 ちゅう アルコール濃度 のうど 0.15 mg以上 いじょう で違反 いはん 点数 てんすう 13点 てん 、0.25 mg以上 いじょう で違反 いはん 点数 てんすう 25点 てん と[注釈 ちゅうしゃく 4] 、少量 しょうりょう の酒気 しゅき を帯 お びた運転 うんてん であっても重 おも い運転 うんてん 免許 めんきょ の行政 ぎょうせい 処分 しょぶん が課 か されるようになっている。
2002年 ねん (平成 へいせい 14年 ねん )5月31日 にち までは呼気 こき 中 ちゅう アルコール濃度 のうど 0.25 mg以上 いじょう で違反 いはん 点数 てんすう 6点 てん 、同年 どうねん 6月1日 にち から2009年 ねん (平成 へいせい 17年 ねん )5月31日 にち までは、0.15 mg以上 いじょう で違反 いはん 点数 てんすう 6点 てん 、0.25 mg以上 いじょう で違反 いはん 点数 てんすう 13点 てん であった。
また、1つの行為 こうい で道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう の複数 ふくすう の規定 きてい に違反 いはん することとなった場合 ばあい には通常 つうじょう 、最 もっと も重 おも い行為 こうい の違反 いはん 点数 てんすう などが適用 てきよう されるが、酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん 時 じ に違反 いはん または事故 じこ を起 お こした場合 ばあい には、酒気 しゅき 帯 お び点数 てんすう が(実質 じっしつ 的 てき に)加重 かじゅう された違反 いはん 点数 てんすう が適用 てきよう される。そのため、酒気 しゅき 帯 お び(0.15 mg以上 いじょう 0.25 mg未満 みまん )の状況 じょうきょう では、違反 いはん が重大 じゅうだい とはいえない場合 ばあい であっても、それが初 はじ めての違反 いはん であったとしても、即座 そくざ に免許 めんきょ の取消 とりけ しに該当 がいとう する場合 ばあい がある。
酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん は、2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )6月 がつ 1日 にち 以降 いこう は35点 てん となっている。即座 そくざ に免許 めんきょ の取消 とりけし になるだけでなく(無 む 免許 めんきょ 運転 うんてん の場合 ばあい は免許 めんきょ 拒否 きょひ )、免許 めんきょ の欠格 けっかく 期間 きかん (再 さい 受験 じゅけん の不可 ふか )も大幅 おおはば に長期 ちょうき にわたることになった。累積 るいせき 点数 てんすう 35点 てん の場合 ばあい 、前歴 ぜんれき が無 な くても(免許 めんきょ 取得 しゅとく していなくても)欠格 けっかく 期間 きかん は最低 さいてい 3年 ねん にわたる、また特定 とくてい 違反 いはん 行為 こうい による処分 しょぶん であるため最長 さいちょう の場合 ばあい で欠格 けっかく 期間 きかん 10年 ねん になる場合 ばあい もある。
2002年 ねん (平成 へいせい 14年 ねん )5月 がつ 31日 にち までは違反 いはん 点数 てんすう 15点 てん 、同年 どうねん 6月 がつ 1日 にち から2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )5月 がつ 31日 にち までは25点 てん であった。
酒気 しゅき 帯 お び関係 かんけい の違反 いはん 行為 こうい に対 たい する基礎 きそ 点数 てんすう [11]
違反 いはん 行為 こうい の種別 しゅべつ
点数 てんすう
酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん
35
酒 さけ 酔 よ い+無 む 免許 めんきょ 運転 うんてん
35
酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん (0.25以上 いじょう )35点 てん 以上 いじょう 適用 てきよう の違反 いはん 以外 いがい 一 いち 律 りつ
25
酒気 しゅき 帯 お び+無 む 免許 めんきょ 運転 うんてん
25
酒気 しゅき 帯 お び(0.15以上 いじょう 0.25未満 みまん )速度 そくど 超過 ちょうか (50 km/h以上 いじょう )
19
酒気 しゅき 帯 お び(0.15以上 いじょう 0.25未満 みまん )速度 そくど 超過 ちょうか (30(高速 こうそく 40)km/h以上 いじょう 50km/h未満 みまん )
16
酒気 しゅき 帯 お び(0.15以上 いじょう 0.25未満 みまん )積載 せきさい 物 ぶつ 重量 じゅうりょう 制限 せいげん 超過 ちょうか (大型 おおがた 車 しゃ 等 とう 10割 わり 以上 いじょう )
16
酒気 しゅき 帯 お び(0.15以上 いじょう 0.25未満 みまん )積載 せきさい 物 ぶつ 重量 じゅうりょう 制限 せいげん 超過 ちょうか (大型 おおがた 車 しゃ 等 とう 5割 わり 以上 いじょう 10割 わり 未満 みまん 、普通 ふつう 車 しゃ 等 とう 10割 わり 以上 いじょう )
15
酒気 しゅき 帯 お び(0.15以上 いじょう 0.25未満 みまん )速度 そくど 超過 ちょうか (25 km/h以上 いじょう 30(高速 こうそく 40)km/h未満 みまん )
15
酒気 しゅき 帯 お び(0.15以上 いじょう 0.25未満 みまん )積載 せきさい 物 ぶつ 重量 じゅうりょう 制限 せいげん 超過 ちょうか (大型 おおがた 車 しゃ 等 とう 5割 わり 未満 みまん 、普通 ふつう 車 しゃ 等 とう 10割 わり 未満 みまん )
14
酒気 しゅき 帯 お び(0.15以上 いじょう 0.25未満 みまん )速度 そくど 超過 ちょうか (25 km/h未満 みまん )
14
酒気 しゅき 帯 お び(0.15以上 いじょう 0.25未満 みまん )その他 た の通常 つうじょう 時 じ は1点 てん ・2点 てん の違反 いはん 行為 こうい
14
酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん (0.15以上 いじょう 0.25未満 みまん )
13
「0.25以上 いじょう ・未満 みまん 」は呼気 こき 中 ちゅう アルコール 濃度 のうど 0.25 mg以上 いじょう ・未満 みまん 。なお「その他 た の通常 つうじょう 時 じ は1点 てん ・2点 てん の違反 いはん 行為 こうい 」には放置 ほうち 駐車 ちゅうしゃ 違反 いはん などは含 ふく まれない。
なお、自動車 じどうしゃ の使用 しよう 者 しゃ (安全 あんぜん 運転 うんてん 管理 かんり 者 しゃ なども含 ふく む)が運転 うんてん 者 しゃ に飲酒 いんしゅ 運転 うんてん を下命 かめい しまたは容認 ようにん して運転 うんてん 者 しゃ が飲酒 いんしゅ 運転 うんてん をした場合 ばあい には、6カ月 かげつ 間 あいだ 当該 とうがい 自動車 じどうしゃ を運転 うんてん 禁止 きんし 処分 しょぶん とする行政 ぎょうせい 処分 しょぶん も出 だ される。
2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )9月19日 にち の道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう 改正 かいせい 施行 しこう により、酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん の罰則 ばっそく が「5年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 又 また は100万 まん 円 えん 以下 いか の罰金 ばっきん 」、酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん の罰則 ばっそく が、「3年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 又 また は50万 まん 円 えん 以下 いか の罰金 ばっきん 」へとさらに厳罰 げんばつ 化 か された。また、飲酒 いんしゅ 検知 けんち を拒否 きょひ した場合 ばあい も「3年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 又 また は50万 まん 円 えん 以下 いか の罰金 ばっきん 」と強化 きょうか された。
自動車 じどうしゃ の運転 うんてん に関 かん し、運転 うんてん 者 しゃ に飲酒 いんしゅ 運転 うんてん を下命 かめい しまたは容認 ようにん した、自動車 じどうしゃ の使用 しよう 者 しゃ (安全 あんぜん 運転 うんてん 管理 かんり 者 しゃ 、運行 うんこう 管理 かんり 者 しゃ なども含 ふく む)も処罰 しょばつ される。
なお、この改正 かいせい により、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん をするおそれがある者 もの への車両 しゃりょう または酒類 しゅるい の提供 ていきょう をした者 もの や、その者 もの に同乗 どうじょう しまたは運送 うんそう を要求 ようきゅう した者 もの も、個別 こべつ に処罰 しょばつ されることとなった(後述 こうじゅつ )。
交通 こうつう 事故 じこ の場合 ばあい [ 編集 へんしゅう ]
飲酒 いんしゅ 検問 けんもん でなく交通 こうつう 事故 じこ の発生 はっせい により酒 さけ 酔 よ い・酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん の事実 じじつ が発覚 はっかく しまたは確認 かくにん された場合 ばあい には、より厳重 げんじゅう な罰則 ばっそく が適用 てきよう される。
例 れい として、死亡 しぼう 事故 じこ を起 お こした場合 ばあい において酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん だった場合 ばあい には違反 いはん 点数 てんすう 55点 てん が科 か せられ、道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう 第 だい 88条 じょう 第 だい 1項 こう に定 さだ める運転 うんてん 免許 めんきょ 試験 しけん 受験 じゅけん の欠格 けっかく 期間 きかん が7年 ねん となる。
人 ひと を死傷 ししょう させ人身 じんしん 事故 じこ になった場合 ばあい 、以前 いぜん は刑法 けいほう の業務 ぎょうむ 上 じょう 過失 かしつ 致死傷 ちししょう 罪 ざい で最高 さいこう でも懲役 ちょうえき 5年 ねん だったが、その後 ご 自動車 じどうしゃ の運転 うんてん により人 ひと を死傷 ししょう させる行為 こうい 等 とう の処罰 しょばつ に関 かん する法律 ほうりつ (自動車 じどうしゃ 運転 うんてん 死傷 ししょう 行為 こうい 処罰 しょばつ 法 ほう )が適用 てきよう される様 よう に法 ほう 改正 かいせい された。
危険 きけん 運転 うんてん 致死傷 ちししょう
アルコール又 また は薬物 やくぶつ の影響 えいきょう により正常 せいじょう な運転 うんてん が困難 こんなん な状態 じょうたい で自動車 じどうしゃ を走行 そうこう して事故 じこ を起 お こした場合 ばあい 、負傷 ふしょう の場合 ばあい で15年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 、致死 ちし の場合 ばあい で1年 ねん 以上 いじょう の有期 ゆうき 懲役 ちょうえき 、さらに無 む 免許 めんきょ の場合 ばあい には6月以上 いじょう の有期 ゆうき 懲役 ちょうえき となる。
アルコール又 また は薬物 やくぶつ の影響 えいきょう により走行 そうこう 中 ちゅう に正常 せいじょう な運転 うんてん に支障 ししょう が生 しょう じるおそれがある状態 じょうたい で自動車 じどうしゃ を運転 うんてん して事故 じこ を起 お こした場合 ばあい 、負傷 ふしょう の場合 ばあい で12年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 、致死 ちし の場合 ばあい で15年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき となる。さらに、無 む 免許 めんきょ の場合 ばあい には負傷 ふしょう の場合 ばあい で15年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 、致死 ちし の場合 ばあい で6月 がつ 以上 いじょう の有期 ゆうき 懲役 ちょうえき となる。
過失 かしつ 運転 うんてん 致死傷 ちししょう アルコール等 とう 影響 えいきょう 発覚 はっかく 免 めん 脱 だっ
アルコール又 また は薬物 やくぶつ の影響 えいきょう により走行 そうこう 中 ちゅう に正常 せいじょう な運転 うんてん に支障 ししょう が生 しょう じるおそれがある状態 じょうたい で自動車 じどうしゃ を運転 うんてん して事故 じこ を起 お こした場合 ばあい 、更 さら にアルコール又 また は薬物 やくぶつ を摂取 せっしゅ したり、その場 ば を離 はな れて身体 しんたい に保有 ほゆう するアルコール又 また は薬物 やくぶつ の濃度 のうど を減少 げんしょう させさせたりして、アルコール又 また は薬物 やくぶつ の影響 えいきょう があったことの発覚 はっかく を免 まぬか れようとした場合 ばあい 、12年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 、さらに無 む 免許 めんきょ の場合 ばあい には15年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき となる。
飲酒 いんしゅ 運転 うんてん により事故 じこ を起 お こした場合 ばあい 、交通 こうつう 事故 じこ の損害 そんがい 賠償 ばいしょう の過失 かしつ 割合 わりあい について、通常 つうじょう よりも飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 者 しゃ の過失 かしつ が大 おお きく認定 にんてい される。
自動車 じどうしゃ 保険 ほけん では、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん をした運転 うんてん 手 しゅ のケガや車両 しゃりょう の損害 そんがい に対 たい しては、保険 ほけん 金 きん が支払 しはら われないことがある[12] 。
事故 じこ を起 お こした運転 うんてん 者 しゃ に使用 しよう 者 しゃ がある場合 ばあい は、使用 しよう 者 しゃ 責任 せきにん を問 と われ、連帯 れんたい して賠償 ばいしょう 責任 せきにん に服 ふく するのが通例 つうれい である。なおこれは自動車 じどうしゃ の運行 うんこう 供用 きょうよう 者 しゃ 責任 せきにん とは別個 べっこ である。
社会 しゃかい 的 てき 制裁 せいさい [ 編集 へんしゅう ]
後述 こうじゅつ の福岡 ふくおか 飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 事故 じこ 以降 いこう 、民間 みんかん 企業 きぎょう ・公務員 こうむいん は、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん やそれを知 し りつつ黙認 もくにん (共同 きょうどう 不法 ふほう 行為 こうい )した社員 しゃいん や職員 しょくいん は、原則 げんそく として懲戒 ちょうかい 解雇 かいこ ・懲戒 ちょうかい 免職 めんしょく とする所 ところ が多 おお くなっている(業種 ぎょうしゅ ・職種 しょくしゅ および勤務 きんむ 時間 じかん 内 ない ・勤務 きんむ 外 がい 、事故 じこ の有無 うむ を問 と わず、解雇 かいこ や免職 めんしょく の対象 たいしょう となるところが多 おお い)。
飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の厳罰 げんばつ 化 か により、地方 ちほう の飲食 いんしょく 店 てん の経営 けいえい が成 な りたなくなり(「地方 ちほう の疲弊 ひへい 」)、不 ふ 況 きょう の原因 げんいん の一端 いったん となっている事 こと から、厳罰 げんばつ 化 か を見直 みなお すべきと主張 しゅちょう している者 もの もいる[13] 。また、飲食 いんしょく 店 てん 側 がわ も、こうしたことを理由 りゆう に挙 あ げ、来店 らいてん 者 しゃ に対 たい し、来店 らいてん 手段 しゅだん を敢 あ えて聞 き かないケースも見受 みう けられる[14] 。
彦根 ひこね 市 し の例 れい では、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん が発覚 はっかく した場合 ばあい には停職 ていしょく ・免職 めんしょく など厳格 げんかく に処分 しょぶん するとしながらも、公務 こうむ 外 がい (勤務 きんむ 時間 じかん 外 がい )の違反 いはん や事故 じこ の報告 ほうこく は義務付 ぎむづ けないとした。これを不祥事 ふしょうじ の隠蔽 いんぺい 体質 たいしつ として批判 ひはん する向 む きがある一方 いっぽう 、『何人 なんにん も、自己 じこ に不利益 ふりえき な供述 きょうじゅつ を強要 きょうよう されない』と定 さだ めた憲法 けんぽう 第 だい 38条 じょう の趣旨 しゅし から、強制 きょうせい することは違憲 いけん であり、市 し への報告 ほうこく は職員 しょくいん 自 みずか らが道義 どうぎ 的 てき に判断 はんだん すべきとの意見 いけん がある[注釈 ちゅうしゃく 5] 。
山梨 やまなし 県 けん では、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん およびそれに関連 かんれん した事故 じこ により逮捕 たいほ ・検挙 けんきょ される事例 じれい が昔 むかし から相次 あいつ いでいる。1976年 ねん (昭和 しょうわ 51年 ねん )には飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の摘発 てきはつ が相次 あいつ ぎ、5月 がつ までに県 けん 職員 しょくいん 、市町村 しちょうそん 職員 しょくいん が9人 にん も逮捕 たいほ された。この中 なか には学校 がっこう 新任 しんにん 職員 しょくいん 歓迎 かんげい 会 かい 後 ご に職員 しょくいん が飲酒 いんしゅ 運転 うんてん でひき逃 に げを行 おこな い、学校 がっこう ぐるみで隠 いん ぺいが行 おこな われたケースもあった。これを契機 けいき に県 けん 全体 ぜんたい で厳罰 げんばつ 化 か (当時 とうじ としては異例 いれい の停職 ていしょく 、減給 げんきゅう )の方針 ほうしん が打 う ち出 だ されたが[15] 、その後 ご もなくなることは無 な かった。
2006年 ねん (平成 へいせい 18年 ねん )9月 がつ 19日 にち に身延 みのぶ 町 まち 教育 きょういく 委員 いいん 長 ちょう が酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん で検挙 けんきょ されたが、その記事 きじ を書 か いた朝日新聞 あさひしんぶん 甲府 こうふ 総局 そうきょく 記者 きしゃ も同 おな じ日 び に酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん で検挙 けんきょ されている(翌 よく 20日 にち に発覚 はっかく )[16] [17] のをはじめ、2015年 ねん (平成 へいせい 27年 ねん )5月8日 にち には山梨放送 やまなしほうそう 営業 えいぎょう 企画 きかく 部 ぶ 部長 ぶちょう [18] 、同年 どうねん 7月 がつ 8日 にち には甲府 こうふ 市 し 市議会 しぎかい 議員 ぎいん [19] 、2016年 ねん 2月 がつ 17日 にち には日本 にっぽん 年金 ねんきん 機構 きこう 甲府 こうふ 所長 しょちょう [20] 、2017年 ねん 6月 がつ 15日 にち には山梨 やまなし 県庁 けんちょう 主幹 しゅかん [21] 、2017年 ねん 7月 がつ 15日 にち には山梨 やまなし 県 けん 警察 けいさつ 警部補 けいぶほ [22] が酒気 しゅき 帯 お びを原因 げんいん とした当 あ て逃 に げや物 もの 損 そん 事故 じこ を起 お こしているが、いずれも辞職 じしょく しまたは免職 めんしょく 処分 しょぶん を受 う けている。
社会 しゃかい 的 てき 制裁 せいさい に係 かか る処分 しょぶん について裁判 さいばん で争 あらそ われたケースもある。2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )5月 がつ 、山形 やまがた 県議会 けんぎかい 議員 ぎいん が飲酒 いんしゅ 運転 うんてん で摘発 てきはつ された。その後 ご 、県議会 けんぎかい が全会 ぜんかい 一致 いっち で可決 かけつ した辞職 じしょく 勧告 かんこく 決議 けつぎ [23] に従 したが わないため、県議会 けんぎかい は、政治 せいじ 倫理 りんり 審査 しんさ 会 かい が勧告 かんこく の受 う け入 い れと辞職 じしょく まで本 ほん 会議 かいぎ や委員 いいん 会 かい への出席 しゅっせき を自粛 じしゅく するよう求 もと める審査 しんさ 結果 けっか を出 だ した。2003年 ねん (平成 へいせい 15年 ねん )11月に、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん で懲戒 ちょうかい 免職 めんしょく 処分 しょぶん となった熊本 くまもと 県 けん の教師 きょうし は処分 しょぶん 撤回 てっかい を求 もと めた結果 けっか 、勤務 きんむ 評定 ひょうじょう がよいなどの理由 りゆう で処分 しょぶん は不当 ふとう だという最高裁 さいこうさい 判決 はんけつ が出 で た(2007年 ねん 7月 がつ 12日 にち 朝日新聞 あさひしんぶん )。2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )5月 がつ に、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん を行 おこな っていたことが判明 はんめい して懲戒 ちょうかい 免職 めんしょく 処分 しょぶん となった兵庫 ひょうご 県 けん 加西 かさい 市 し の職員 しょくいん は、処分 しょぶん の無効 むこう を求 もと める訴 うった えを起 お こした。2009年 ねん 4月 がつ 、この訴訟 そしょう の二 に 審 しん の大阪 おおさか 高等 こうとう 裁判所 さいばんしょ は「業務 ぎょうむ と無関係 むかんけい な運転 うんてん で、運転 うんてん していた距離 きょり も短 みじか く、交通 こうつう 事故 じこ も起 お こしておらず、アルコール検知 けんち 量 りょう は道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう 違反 いはん の最低 さいてい 水準 すいじゅん であり、懲戒 ちょうかい 免職 めんしょく 処分 しょぶん は過酷 かこく で裁量 さいりょう 権 けん を逸脱 いつだつ している」とした上 うえ で、懲戒 ちょうかい 免職 めんしょく を取 と り消 け す判決 はんけつ をい渡 いわた した。さらに、同年 どうねん 9月 がつ に最高裁判所 さいこうさいばんしょ は、同市 どうし の上告 じょうこく を棄却 ききゃく し、懲戒 ちょうかい 免職 めんしょく 取 と り消 け しが確定 かくてい した。これを受 う け同市 どうし は、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん での職員 しょくいん の懲戒 ちょうかい 処分 しょぶん を、原則 げんそく 懲戒 ちょうかい 免職 めんしょく から停職 ていしょく 以上 いじょう へと緩和 かんわ した[24] 。
上記 じょうき の2009年 ねん (平成 へいせい 17年 ねん )9月 がつ 最高裁 さいこうさい 判決 はんけつ を契機 けいき に、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん をした公務員 こうむいん を原則 げんそく として懲戒 ちょうかい 免職 めんしょく としていた日本 にっぽん 国内 こくない の29の自治体 じちたい のうち、10の府県 ふけん 及 およ び市 し が、処分 しょぶん の基準 きじゅん の見直 みなお しを行 おこな うか、もしくは検討 けんとう していることが判明 はんめい している[25] 。
2010年 ねん (平成 へいせい 22年 ねん )4月 がつ に酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん で物 もの 損 そん 事故 じこ を起 お こしたとして懲戒 ちょうかい 免職 めんしょく となった京都 きょうと 市立 しりつ 中学校 ちゅうがっこう の教頭 きょうとう は、退職 たいしょく 手当 てあて の全額 ぜんがく を不 ふ 支給 しきゅう としたことが違法 いほう に当 あ たるとして、京都 きょうと 地方裁判所 ちほうさいばんしょ に処分 しょぶん の取 と り消 け しを求 もと め訴 うった えを起 お こした。一 いち 審 しん は「(元 もと 教頭 きょうとう の)永年 えいねん の功績 こうせき を全面 ぜんめん 的 てき に抹消 まっしょう するほどの背信 はいしん 行為 こうい とはいえない」として、裁量 さいりょう 権 けん の濫用 らんよう に当 あ たり違法 いほう であるとして訴 うった えを認 みと めたが、二 に 審 しん の大阪 おおさか 高等 こうとう 裁判所 さいばんしょ は「人身 じんしん 事故 じこ の危険 きけん 性 せい もあり、元 もと 教頭 きょうとう の行為 こうい は極 きわ めて悪質 あくしつ 」とした上 うえ で、「裁量 さいりょう 権 けん の濫用 らんよう ではない」として、原告 げんこく 逆転 ぎゃくてん 敗訴 はいそ の判決 はんけつ をい渡 いわた した[26] 。
スポーツ等 とう の大会 たいかい では、個人 こじん やチームメンバーの飲酒 いんしゅ 運転 うんてん が発覚 はっかく すると出場 しゅつじょう 取 と り消 け しなどの措置 そち が取 と られることがある。第 だい 72回 かい 選抜 せんばつ 高等 こうとう 学校 がっこう 野球 やきゅう 大会 たいかい では、福井 ふくい 県 けん にある敦賀気比 つるがけひ 高等 こうとう 学校 がっこう の野球 やきゅう 部 ぶ 部員 ぶいん が、飲酒 いんしゅ 及 およ び無 む 免許 めんきょ の運転 うんてん で自動車 じどうしゃ 事故 じこ を起 お こしたことで、同校 どうこう は出場 しゅつじょう 辞退 じたい に追 お い込 こ まれた。
運転 うんてん 者 しゃ 以外 いがい の者 もの の責任 せきにん [ 編集 へんしゅう ]
刑事 けいじ 罰 ばつ (単独 たんどく 正犯 せいはん )[ 編集 へんしゅう ]
飲酒 いんしゅ 運転 うんてん は運転 うんてん 者 しゃ (飲酒 いんしゅ 運転 うんてん を下命 かめい または容認 ようにん した運転 うんてん 者 しゃ の使用 しよう 者 しゃ を含 ふく む)が道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう 違反 いはん で罰 ばっ せられるが、2007年 ねん 9月 がつ 19日 にち の道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう 改正 かいせい 施行 しこう により、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん をするおそれのある者 もの に車両 しゃりょう を提供 ていきょう した者 もの 、並 なら びに酒類 しゅるい を提供 ていきょう した者 もの 、及 およ びその者 もの に運送 うんそう の依頼 いらい 若 も しくは要求 ようきゅう をしてその車両 しゃりょう に同乗 どうじょう した者 もの 、これらも個別 こべつ に処罰 しょばつ 対象 たいしょう となった。
これらの行為 こうい は、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 者 しゃ の犯罪 はんざい とは独立 どくりつ した提供 ていきょう 者 しゃ ・同乗 どうじょう 者 しゃ の単独 たんどく 正犯 せいはん 扱 あつか いとなる。運転 うんてん 者 しゃ の犯罪 はんざい の共謀 きょうぼう 共同 きょうどう 正犯 せいはん または従犯 じゅうはん と認 みと められる者 しゃ (指示 しじ 、下命 かめい または容認 ようにん 者 しゃ )については、その犯罪 はんざい につき正犯 せいはん (運転 うんてん 者 しゃ )に準 じゅん じて処罰 しょばつ される。
車両 しゃりょう の提供 ていきょう
酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん の場合 ばあい
5年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 又 また は100万 まん 円 えん 以下 いか の罰金 ばっきん
酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん の場合 ばあい
3年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 又 また は50万 まん 円 えん 以下 いか の罰金 ばっきん
酒類 しゅるい の提供 ていきょう
酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん の場合 ばあい
3年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 又 また は50万 まん 円 えん 以下 いか の罰金 ばっきん
酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん の場合 ばあい
2年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 又 また は30万 まん 円 えん 以下 いか の罰金 ばっきん
同乗 どうじょう 等 とう
酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん の場合 ばあい (酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん 状態 じょうたい であることを認識 にんしき していた場合 ばあい に限 かぎ る)
3年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 又 また は50万 まん 円 えん 以下 いか の罰金 ばっきん
酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん の場合 ばあい および上記 じょうき 以外 いがい の場合 ばあい
2年 ねん 以下 いか の懲役 ちょうえき 又 また は30万 まん 円 えん 以下 いか の罰金 ばっきん
共同 きょうどう 不法 ふほう 行為 こうい [ 編集 へんしゅう ]
刑事 けいじ 事件 じけん として処罰 しょばつ の対象 たいしょう となりうるに止 と まらず、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 事故 じこ の民事 みんじ 責任 せきにん も、同様 どうよう に共同 きょうどう 不法 ふほう 行為 こうい として賠償 ばいしょう 責任 せきにん を負 お うこととなる(民法 みんぽう 719条 じょう )。
実例 じつれい として、2001年 ねん (平成 へいせい 13年 ねん )末 まつ 、ある男性 だんせい が、同僚 どうりょう と酒 さけ を7時 じ 間 あいだ も飲 の んでいながら運転 うんてん を行 おこな い、当時 とうじ 19歳 さい だった女子大 じょしだい 生 せい を轢死 れきし させた事件 じけん があり、運転 うんてん 者 しゃ は危険 きけん 運転 うんてん 致死 ちし 罪 ざい に問 と われ懲役 ちょうえき 7年 ねん の判決 はんけつ がい渡 いわた された。ところがその同僚 どうりょう も「運転 うんてん 者 しゃ と知 し りながら酒 さけ を飲 の ませた」と賠償 ばいしょう 責任 せきにん を問 と われ、東京 とうきょう 地裁 ちさい が2006年 ねん (平成 へいせい 18年 ねん )7月 がつ 28日 にち 、その同僚 どうりょう に「注意 ちゅうい 義務 ぎむ を怠 おこた った」と5,800万 まん 円 えん の賠償 ばいしょう 命令 めいれい を下 くだ した判例 はんれい がある。また、2018年 ねん 11月には、単 たん なる同乗 どうじょう 者 しゃ 2名 めい に対 たい し連帯 れんたい して6,300万 まん 円 えん の損害 そんがい 賠償 ばいしょう 責任 せきにん を負 お うとする裁判 さいばん 上 じょう の和解 わかい 例 れい もある[27] 。
このような場合 ばあい 、単 たん なる同乗 どうじょう に起因 きいん する損害 そんがい 賠償 ばいしょう 責任 せきにん を担保 たんぽ する自動車 じどうしゃ 保険 ほけん や交通 こうつう 保険 ほけん 等 とう は無 な い[注釈 ちゅうしゃく 6] ため、個人 こじん 賠償 ばいしょう 責任 せきにん 保険 ほけん 等 とう に未 み 加入 かにゅう または保険 ほけん 適用 てきよう 対象 たいしょう 外 がい となる場合 ばあい 、同乗 どうじょう 者 しゃ にも深刻 しんこく な事態 じたい を招 まね く。
車両 しゃりょう もしくは酒類 しゅるい の提供 ていきょう や同乗 どうじょう 等 とう による違反 いはん 者 しゃ が運転 うんてん 免許 めんきょ を受 う けていた場合 ばあい には、当然 とうぜん に違反 いはん 行為 こうい の行政 ぎょうせい 処分 しょぶん としてその者 もの らの免許 めんきょ も取消 とりけし や停止 ていし などの処分 しょぶん がなされる。なお、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 者 しゃ の犯罪 はんざい の共謀 きょうぼう 共同 きょうどう 正犯 せいはん または従犯 じゅうはん と認 みと められる者 もの については、正犯 せいはん (運転 うんてん 者 しゃ )と同等 どうとう の処分 しょぶん がなされる。道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう 上 じょう の「重大 じゅうだい 違反 いはん 唆 そそのか し等 とう 」は、自動車 じどうしゃ 等 とう の運転 うんてん 行為 こうい であることと言 い う要件 ようけん がない。
結論 けつろん として、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん に関 かか わった者 もの は本人 ほんにん でなくとも 、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん (およびそれによる交通 こうつう 事故 じこ )の責任 せきにん を刑事 けいじ ・民事 みんじ ・行政 ぎょうせい 処分 しょぶん の面 めん から問 と われる。さらに前述 ぜんじゅつ の社会 しゃかい 的 てき 制裁 せいさい (勤 つと め先 さき からの懲戒 ちょうかい 解雇 かいこ 処分 しょぶん など)も受 う ける。組織 そしき 的 てき に行 おこな われていた場合 ばあい は捜査 そうさ 令状 れいじょう などにより家宅 かたく 捜索 そうさく し関係 かんけい 者 しゃ を任意 にんい 同行 どうこう する場合 ばあい があり、新聞 しんぶん ・週刊 しゅうかん 誌 し などで報道 ほうどう されることもある。
飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の厳罰 げんばつ 化 か [ 編集 へんしゅう ]
飲酒 いんしゅ 運転 うんてん とそれによる交通 こうつう 事故 じこ は、過失 かしつ 事犯 じはん ではなく故意 こい の犯罪 はんざい 類型 るいけい として認識 にんしき されている。また、規範 きはん 意識 いしき の欠如 けつじょ の一因 いちいん としてアルコール依存 いぞん 症 しょう が指摘 してき されている(後述 こうじゅつ )。
都市 とし 部 ぶ と比 くら べ、公共 こうきょう 交通 こうつう 機関 きかん の整備 せいび が不十分 ふじゅうぶん な地域 ちいき の方 ほう のが飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の発生 はっせい 頻度 ひんど が高 たか い[28] 傾向 けいこう が見 み られる。そうした地域 ちいき を中心 ちゅうしん に、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の厳罰 げんばつ 化 か ・取 と り締 し まり強化 きょうか とともに運転 うんてん 代行 だいこう サービスが普及 ふきゅう した。
1999年 ねん (平成 へいせい 11年 ねん )の東名 とうめい 高速 こうそく 飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 事故 じこ 、翌 よく 2000年 ねん (平成 へいせい 12年 ねん )の小池 こいけ 大橋 おおはし 飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 事故 じこ を契機 けいき に、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん に対 たい する社会 しゃかい の問題 もんだい 認識 にんしき が高 たか まり、2001年 ねん (平成 へいせい 13年 ねん )に危険 きけん 運転 うんてん 致死傷 ちししょう 罪 ざい が制定 せいてい された。しかし2006年 ねん (平成 へいせい 18年 ねん )には福岡 ふくおか 海 かい の中道 ちゅうどう 大橋 おおはし 飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 事故 じこ が発生 はっせい し、翌 よく 2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )に自動車 じどうしゃ 運転 うんてん 過失 かしつ 致死傷 ちししょう 罪 ざい が新設 しんせつ された。
北海道 ほっかいどう では、2014年 ねん (平成 へいせい 26年 ねん )7月 がつ 13日 にち に小樽 おたる 市 し 銭 ぜに 函 はこ で発生 はっせい した飲酒 いんしゅ 運転 うんてん による死亡 しぼう ひき逃 に げ事故 じこ を受 う け、2015年 ねん 12月から「北海道 ほっかいどう 飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の根絶 こんぜつ に関 かん する条例 じょうれい 」が施行 しこう されている[29] 。同時 どうじ に7月 がつ 13日 にち を北海道 ほっかいどう では「飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 根絶 こんぜつ の日 ひ 」と定 さだ めた[30] 。北海道 ほっかいどう 警察 けいさつ は2015年 ねん に飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の情報 じょうほう 提供 ていきょう サイト「飲酒 いんしゅ 運転 うんてん ゼロボックス」を開設 かいせつ し、開設 かいせつ から約 やく 3週間 しゅうかん で100件 けん 以上 いじょう の情報 じょうほう が寄 よ せられ、酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん の検挙 けんきょ にもつながっている[31] [32] [33] 。
2021年 ねん に発生 はっせい した八街 やまち 児童 じどう 5人 にん 死傷 ししょう 事故 じこ においては事故 じこ を起 お こした車両 しゃりょう が自家用 じかよう 車両 しゃりょう (白 しろ ナンバー)であったことから、2022年 ねん 4月 がつ に道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう 施行 しこう 規則 きそく が改正 かいせい され、白 しろ ナンバーの社用 しゃよう 車 しゃ を5台 だい 以上 いじょう 、または11人 にん 以上 いじょう の定員 ていいん の自動車 じどうしゃ を1台 だい 以上 いじょう 持 も つ事業 じぎょう 所 しょ に対 たい して安全 あんぜん 運転 うんてん 管理 かんり 者 しゃ の選任 せんにん とアルコール検査 けんさ 等 とう が義務付 ぎむづ けられた[34] 。
運輸 うんゆ 業 ぎょう (旅客 りょかく 自動車 じどうしゃ ・航空 こうくう ・鉄道 てつどう など)[ 編集 へんしゅう ]
鉄道 てつどう では国鉄 こくてつ 時代 じだい の1982年 ねん (昭和 しょうわ 57年 ねん )に、寝台 しんだい 特急 とっきゅう 「紀伊 きい 」の機関 きかん 士 し が飲酒 いんしゅ による居眠 いねむ りで機関 きかん 車 しゃ 付 つ け替 か えの際 さい に衝突 しょうとつ 事故 じこ を起 お こし(寝台 しんだい 特急 とっきゅう 「紀伊 きい 」機関 きかん 車 しゃ 衝突 しょうとつ 事故 じこ )、また1984年 ねん (昭和 しょうわ 59年 ねん )には寝台 しんだい 特急 とっきゅう 「富士 ふじ 」の機関 きかん 士 し が飲酒 いんしゅ 操縦 そうじゅう を行 おこな い、徐行 じょこう 区間 くかん を失念 しつねん して脱線 だっせん 事故 じこ を起 お こしている(西明石 にしあかし 駅 えき 列車 れっしゃ 脱線 だっせん 事故 じこ )。飲酒 いんしゅ 操縦 そうじゅう が原因 げんいん の事故 じこ を相次 あいつ いで起 お こしたことは、当時 とうじ 世間 せけん から批判 ひはん されていた国鉄 こくてつ 職員 しょくいん のモラル の低 ひく さを示 しめ すものとされ、、国鉄 こくてつ 分割 ぶんかつ 民営 みんえい 化 か を肯定 こうてい する世論 せろん を形成 けいせい する一因 いちいん ともなった。
飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の厳罰 げんばつ 化 か を受 う けて、運輸 うんゆ 業 ぎょう では旅客 りょかく ・貨物 かもつ を問 と わず、乗務 じょうむ 員 いん の出勤 しゅっきん ・退勤 たいきん 点呼 てんこ 時 じ に(一部 いちぶ 事業 じぎょう 者 しゃ では休憩 きゅうけい 前後 ぜんこう も)呼気 こき アルコール検査 けんさ を実施 じっし する事業 じぎょう 者 しゃ が2000年代 ねんだい に入 はい って増加 ぞうか した。
2002年 ねん (平成 へいせい 14年 ねん )7月 がつ 7日 にち にはJRバス の高速 こうそく バス 「中央 ちゅうおう ライナー 」で、ジェイアール東海 とうかい バス の運転 うんてん 士 し が飲酒 いんしゅ 運転 うんてん により接触 せっしょく 事故 じこ を起 お こし[35] 、ジェイアール東海 とうかい バスも過去 かこ 最大 さいだい となる長期間 ちょうきかん の行政 ぎょうせい 処分 しょぶん を受 う けた[36] 。この事故 じこ は大 おお きく報道 ほうどう されて問題 もんだい となり、これを契機 けいき にバス事業 じぎょう 者 しゃ においても飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の撲滅 ぼくめつ が課題 かだい となった。2005年 ねん 5月には西鉄 にしてつ バス佐賀 さが 鳥栖 とす 支社 ししゃ で、前日 ぜんじつ に飲酒 いんしゅ したバス運転 うんてん 士 し に代 か わり、運行 うんこう 管理 かんり 者 しゃ が「替 か え玉 だま 」となってアルコール検査 けんさ を受 う けていたことが問題 もんだい になった。2011年 ねん (平成 へいせい 23年 ねん )5月 がつ 1日 にち からは国土 こくど 交通 こうつう 省令 しょうれい により、旅客 りょかく 自動車 じどうしゃ ・貨物 かもつ 自動車 じどうしゃ の運輸 うんゆ 事業 じぎょう 者 しゃ では点呼 てんこ 時 じ のアルコール検査 けんさ が義務 ぎむ づけられている[37] 。
その他 た の職業 しょくぎょう でも、わずかなアルコールが残存 ざんそん し酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん に該当 がいとう するような飲酒 いんしゅ を防 ふせ ぐために検査 けんさ を実施 じっし しているところがある。夜更 よふ けに飲酒 いんしゅ し、翌朝 よくあさ 早 はや くの出勤 しゅっきん などで運転 うんてん するような場合 ばあい 、酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん となる恐 おそ れがある。具体 ぐたい 的 てき な時間 じかん は飲酒 いんしゅ 量 りょう や体質 たいしつ [注釈 ちゅうしゃく 7] によるので一概 いちがい に言 い えないが、例 たと えば航空機 こうくうき の操縦 そうじゅう では、日本 にっぽん では操縦 そうじゅう の8時 じ 間 あいだ 前 まえ は飲酒 いんしゅ をしないよう通達 つうたつ [38] されている。
2018年 ねん (平成 へいせい 30年 ねん )には日本航空 にほんこうくう や全日空 ぜんにっくう をはじめとする航空 こうくう 各社 かくしゃ にて、パイロットが飲酒 いんしゅ 検査 けんさ に引 ひ っかかり交代 こうたい のため運行 うんこう 遅延 ちえん が発生 はっせい し、日本航空 にほんこうくう の副 ふく 操縦 そうじゅう 士 し が飲酒 いんしゅ 状態 じょうたい で乗務 じょうむ しようとしイギリス 当局 とうきょく に逮捕 たいほ される事件 じけん が起 お きた。これを受 う けて国土 こくど 交通省 こうつうしょう は飲酒 いんしゅ 操縦 そうじゅう の検査 けんさ 体制 たいせい に関 かん し、関係 かんけい 各社 かくしゃ の事務所 じむしょ などに立 た ち入 い り検査 けんさ を行 おこな った[39] [40] 。
食品 しょくひん 、医療 いりょう [ 編集 へんしゅう ]
アルコール飲料 いんりょう 以外 いがい にも、酒類 しゅるい を用 もち いた洋菓子 ようがし [41] や奈良漬 ならづけ の他 ほか 、ノンアルコールビール や甘酒 あまざけ などを飲食 いんしょく した場合 ばあい 、体質 たいしつ [注釈 ちゅうしゃく 3] や摂取 せっしゅ 量 りょう によっては飲酒 いんしゅ 運転 うんてん になる可能 かのう 性 せい がある。
ノンアルコールビールとよばれているものでも、「アルコール分 ぶん 0.00% 」と表示 ひょうじ されているもの以外 いがい は一般 いっぱん に0.01%から0.99%程度 ていど の微量 びりょう のアルコールを含有 がんゆう する場合 ばあい があり、また「アルコール分 ぶん 0% 」であっても同様 どうよう に含有 がんゆう する場合 ばあい がある[注釈 ちゅうしゃく 8] 。
また、栄養 えいよう ドリンクにもアルコールが含 ふく まれるものがあり、アルコール分 ぶん が高 たか いものでは3%程度 ていど の商品 しょうひん も市販 しはん されている。「アルコール分 ぶん 0.00% 」以外 いがい のノンアルコールビール等 とう の多量 たりょう 摂取 せっしゅ や、一部 いちぶ の洗 あらい 口 こう 液 えき に含 ふく まれるアルコールの影響 えいきょう で、使用 しよう や飲酒 いんしゅ 直後 ちょくご に飲酒 いんしゅ 検査 けんさ を受 う けると、基準 きじゅん 以上 いじょう のアルコール濃度 のうど が検出 けんしゅつ される可能 かのう 性 せい もある。
交通 こうつう 事故 じこ により病院 びょういん に搬送 はんそう された場合 ばあい 、採血 さいけつ 試料 しりょう がエタノール検査 けんさ に供 きょう されることがある。日本 にっぽん の医療 いりょう 機関 きかん では皮膚 ひふ 消毒 しょうどく にエタノールを含 ふく む消毒 しょうどく 薬 やく を用 もち いることが多 おお く、採血 さいけつ 部位 ぶい の皮膚 ひふ 消毒 しょうどく に用 もち いたエタノールが採血 さいけつ 試料 しりょう に混入 こんにゅう し、誤 あやま って飲酒 いんしゅ 運転 うんてん と判定 はんてい される可能 かのう 性 せい が指摘 してき されている[42] 。
なお、飲酒 いんしゅ 検知 けんち は当然 とうぜん ながら「なにを摂取 せっしゅ したか」ではなく「数値 すうち が幾 いく つか」が判断 はんだん 基準 きじゅん とされる。そのため「飲酒 いんしゅ を疑 うたが われたらアルコールが入 はい った食品 しょくひん を摂取 せっしゅ したと説明 せつめい すれば不問 ふもん になる」と言 い うことはない[43] [44] [45] 。ただし通常 つうじょう の摂取 せっしゅ 量 りょう で、特定 とくてい の体質 たいしつ [注釈 ちゅうしゃく 3] でなければ、アルコールを微量 びりょう 含 ふく む食品 しょくひん を食 た べても、基準 きじゅん 値 ち に達 たっ しないことが調査 ちょうさ により判明 はんめい している[46] 。
ハード面 めん での対策 たいさく [ 編集 へんしゅう ]
エンジンをかける前 まえ に、アルコール呼気 こき 検査 けんさ をクリアしないとエンジンがかからない(インターロック)という装置 そうち があり、スウェーデンなどでは使用 しよう 義務 ぎむ 化 か が推進 すいしん されている。日本 にっぽん においても、日産自動車 にっさんじどうしゃ から飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 防止 ぼうし のコンセプトカー が開発 かいはつ される[47] など、ハード面 めん からの対策 たいさく 案 あん が進 すす められつつある。
アルコール依存 いぞん 症 しょう [ 編集 へんしゅう ]
常習 じょうしゅう 的 てき に飲酒 いんしゅ 運転 うんてん を繰 く り返 かえ す運転 うんてん 者 しゃ が存在 そんざい し、その規範 きはん 意識 いしき の欠如 けつじょ の一因 いちいん としてアルコール依存 いぞん 症 しょう が指摘 してき されている。アルコール依存 いぞん 症 しょう は自 みずか らの意思 いし で飲酒 いんしゅ 行動 こうどう をコントロールできなくなり、強迫 きょうはく 的 てき に飲酒 いんしゅ 行為 こうい を繰 く り返 かえ す精神 せいしん 疾患 しっかん である。精神 せいしん 疾患 しっかん として酩酊 めいてい し、その結果 けっか 自己 じこ 抑制 よくせい を失 うしな い、その状態 じょうたい で自動車 じどうしゃ などを運転 うんてん する状況 じょうきょう は著 いちじる しく重大 じゅうだい な結果 けっか を招 まね く[48] 。
この
節 ふし の
加筆 かひつ が
望 のぞ まれています。
主 おも に: 飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 防止 ぼうし 面 めん でのアルコール依存 いぞん 症 しょう 対策 たいさく について (2018年 ねん 11月 )
諸 しょ 外国 がいこく の飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 禁止 きんし 法 ほう [ 編集 へんしゅう ]
飲酒 いんしゅ 運転 うんてん に関 かん する法律 ほうりつ は、国 くに によって異 こと なる。差異 さい としては、犯罪 はんざい に問 と われるまでの血 ち 中 ちゅう アルコール濃度 のうど の許容 きょよう 限界 げんかい 値 ち が挙 あ げられる。
全米 ぜんべい 50州 しゅう で運転 うんてん 者 しゃ の血 ち 中 ちゅう アルコール濃度 のうど が0.08%を越 こ えると飲酒 いんしゅ 運転 うんてん (DUI:Driving Under the Influence、DWI:Driving While Intoxicated若 も しくはDriving While Impaired、OWI:Operating While Impaired)[注釈 ちゅうしゃく 9] の摘発 てきはつ 対象 たいしょう となり、21歳 さい 未満 みまん の者 もの については飲酒 いんしゅ 自体 じたい が禁止 きんし されているため、血 ち 中 ちゅう アルコール濃度 のうど が0.08%を越 こ えなくても、摘発 てきはつ 対象 たいしょう となる(いわゆる「ゼロ・トレランス 方式 ほうしき 」)[49] 。
デンマーク では2015年 ねん に大 だい ベルト海峡 かいきょう で不審 ふしん な動 うご きをしていた貨物 かもつ 船 せん を発見 はっけん した海軍 かいぐん の艦艇 かんてい が兵士 へいし を送 おく ったところ、ロシア人 じん の船長 せんちょう が泥酔 でいすい 状態 じょうたい だったことが発覚 はっかく し拘束 こうそく される事件 じけん が起 お きている[50] 。
ポーランド のパイェンチュノ では、町内 ちょうない の道路 どうろ を戦車 せんしゃ のT-55 で暴走 ぼうそう した男 おとこ が飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の容疑 ようぎ で逮捕 たいほ される事件 じけん が2019年 ねん 6月13日 にち に発生 はっせい した[51] 。
ラトビア では飲酒 いんしゅ 運転 うんてん が社会 しゃかい 問題 もんだい となっているため、2022年 ねん 11月に改訂 かいてい された法律 ほうりつ により、血液 けつえき 中 ちゅう のアルコール濃度 のうど が0.05%以上 いじょう ある状態 じょうたい で車 くるま を運転 うんてん した者 もの は自動車 じどうしゃ を没収 ぼっしゅう されることとなったが、12月時点 じてん で保管 ほかん 場所 ばしょ に困 こま るほどの車両 しゃりょう が没収 ぼっしゅう されている[52] 。
トリニダード・トバゴ やドミニカ国 こく でも飲酒 いんしゅ 運転 うんてん を行 おこな う者 もの が多 おお く、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん による交通 こうつう 事故 じこ が多発 たはつ している[53] [54] 。
大韓民国 だいかんみんこく (韓国 かんこく )では、血 ち 中 ちゅう アルコール濃度 のうど 数値 すうち が0.03%以上 いじょう の状態 じょうたい で運転 うんてん すると違法 いほう となる[55] 。警察 けいさつ は事前 じぜん 通知 つうち なしに飲酒 いんしゅ 検問 けんもん 所 しょ を運営 うんえい する場合 ばあい が多 おお く、飲酒 いんしゅ 測定 そくてい を拒否 きょひ すると刑事 けいじ 犯罪 はんざい となる。飲酒 いんしゅ 運転 うんてん は、運転 うんてん 免許 めんきょ 停止 ていし または欠格 けっかく 事由 じゆう に該当 がいとう する。
しかし致死 ちし 事故 じこ の場合 ばあい 、韓国 かんこく の飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 致死 ちし 事件 じけん の量刑 りょうけい 基準 きじゅん は最大 さいだい 懲役 ちょうえき 8~10年 ねん だが、実際 じっさい に韓国 かんこく の裁判所 さいばんしょ で下 くだ す判決 はんけつ は懲役 ちょうえき 3年 ねん であることが多 おお い。甚 はなは だしい飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の再犯 さいはん 者 しゃ にも、最低 さいてい 刑 けい 量 りょう である懲役 ちょうえき 3年 ねん を宣告 せんこく する場合 ばあい が一般 いっぱん 的 てき で、韓国 かんこく 国内 こくない ではこれに対 たい する批判 ひはん が多 おお い。このため、韓国 かんこく が世界 せかい で最 もっと も飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 事故 じこ 被害 ひがい の危険 きけん 性 せい が高 たか いという指摘 してき もある[56] 。
中華人民共和国 ちゅうかじんみんきょうわこく では経済 けいざい 発展 はってん と共 とも に自動車 じどうしゃ の使用 しよう 数 すう も増加 ぞうか し、2011年 ねん まで自動車 じどうしゃ 事故死 じこし 者 しゃ 数 すう が10年 ねん 続 つづ けて世界一 せかいいち の交通 こうつう 事故 じこ 大国 たいこく であった[57] 。2009年 ねん には、杭州 こうしゅう 、南京 なんきん 市 し 等 とう で飲酒 いんしゅ 運転 うんてん による交通 こうつう 事故 じこ が頻発 ひんぱつ 、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん による事故 じこ の増加 ぞうか と交通 こうつう マナーの悪 わる さも相 あい まって、市民 しみん の中 なか から飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の罰則 ばっそく の強化 きょうか を求 もと める声 こえ が高 たか まり、それを受 う けて2011年 ねん 5月 がつ に施行 しこう された「刑法 けいほう 改正 かいせい 」に「危険 きけん 運転 うんてん 行為 こうい 」の項目 こうもく が追加 ついか された[58] 。
中国 ちゅうごく での飲酒 いんしゅ 運転 うんてん は、飲酒 いんしゅ 駕 が 車 しゃ (酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん )と酔 よい 酒 しゅ 駕 が 車 しゃ (酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん )の2つに大別 たいべつ されるが、酒気 しゅき 帯 お び運転 うんてん の再犯 さいはん の場合 ばあい は拘留 こうりゅう (10日 とおか 以下 いか )と罰金 ばっきん (1,000~2,000元 もと )、さらに運転 うんてん 免許 めんきょ 取消 とりけし といった、同国 どうこく としては厳 きび しい罰則 ばっそく になった[58] 。また酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん についても、「危険 きけん 運転 うんてん 行為 こうい 」の中 なか で初犯 しょはん 、再犯 さいはん に関 かか わらず「酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん およびスピード出 だ し過 す ぎ運転 うんてん は極 きわ めて悪質 あくしつ な行為 こうい であり、拘留 こうりゅう ・罰金 ばっきん 処分 しょぶん を課 か す」と定 さだ めており、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の罰則 ばっそく が「行政 ぎょうせい 処分 しょぶん 」から「刑事 けいじ 罰 ばつ 」に改定 かいてい された[59] 。刑罰 けいばつ が厳格 げんかく 化 か された2011年 ねん 5月 がつ 以降 いこう の酒 さけ 酔 よ い運転 うんてん の検挙 けんきょ 件数 けんすう は、その前 まえ 2年間 ねんかん との比較 ひかく で4割 わり 減少 げんしょう している[60] 。
飲酒 いんしゅ 運転 うんてん で複数 ふくすう の相手 あいて を死亡 しぼう させる、事故 じこ 現場 げんば から逃走 とうそう するいった悪質 あくしつ 事例 じれい では、危険 きけん な方法 ほうほう で公共 こうきょう の安全 あんぜん を害 がい する罪 ざい で、無期 むき 懲役 ちょうえき あるいは死刑 しけい になる可能 かのう 性 せい がある[61] 。
台湾 たいわん では、飲酒 いんしゅ 運転 うんてん による死亡 しぼう 事件 じけん が相次 あいつ いでいることから日本 にっぽん の連座 れんざ 制 せい にならった酒 さけ 駕 が 罰則 ばっそく 強化 きょうか が2019年 ねん 7月 がつ 1日 にち から実施 じっし された[62] 。
オーストラリア では、血液 けつえき 中 ちゅう のアルコール濃度 のうど が0.05%以上 いじょう ある状態 じょうたい で車 くるま を運転 うんてん することが禁止 きんし されている[63] 。ただし、オーストラリアでは上位 じょうい 概念 がいねん で自動車 じどうしゃ が定義 ていぎ されて無 な く、ピクニックテーブルにエンジンを取 と り付 つ けた「エンジン付 つ き移動 いどう 式 しき ピクニックテーブル」などの飲酒 いんしゅ 運転 うんてん を取 と り締 し まる事 こと ができずに、地元 じもと 警察 けいさつ は「危険 きけん だから」という理由 りゆう で行 おこな わないで欲 ほ しいと見解 けんかい を出 だ している[64] なお、日本 にっぽん では一般 いっぱん 的 てき に車台 しゃだい を原動機 げんどうき などで駆動 くどう する物 もの を自動車 じどうしゃ としており、ピクニックテーブルに原動機 げんどうき を付 つ けたものも自動車 じどうしゃ とされる。
^ 道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう にいう道路 どうろ には、道路 どうろ 法 ほう に基 もと づく「道路 どうろ 」だけでなく、都市 とし 計画 けいかく 道路 どうろ 、港湾 こうわん 道路 どうろ 、農道 のうどう 、林道 りんどう 、自動車 じどうしゃ 道 どう なども含 ふく まれる。
^ 鉄道 てつどう 車両 しゃりょう については、マスメディアなどや一般 いっぱん の間 あいだ では運転 うんてん 士 し の認識 にんしき から「飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 」と称 しょう する場合 ばあい も多 おお い。ただし車両 しゃりょう 等 とう の飲酒 いんしゅ 運転 うんてん と区別 くべつ するために、鉄道 てつどう 車両 しゃりょう 、軌道 きどう 上 じょう の車輌 しゃりょう 、無 む 軌条 きじょう 電車 でんしゃ 、航空機 こうくうき または船舶 せんぱく については「飲酒 いんしゅ 操縦 そうじゅう 」等 とう と表記 ひょうき する立場 たちば がある(酒 さけ 酔 よ い及 およ び酒気 しゅき 帯 お び操縦 そうじゅう の罰則 ばっそく 強化 きょうか [リンク切 き れ ] )。なお、道路 どうろ にある路面 ろめん 電車 でんしゃ については道路 どうろ 交通 こうつう 法 ほう の飲酒 いんしゅ 運転 うんてん の適用 てきよう を受 う ける。
^ a b c ALDH2 欠損 けっそん 型 がた および・またはADH1B 低 てい 活性 かっせい 型 がた の体質 たいしつ の人 ひと など。日本人 にっぽんじん では2 - 3%程度 ていど 見 み られる。
^ ここでいう濃度 のうど は、呼気 こき 1リットル中 ちゅう のアルコール濃度 のうど (ミリグラム毎 ごと リットル)である。血 ち 中 ちゅう アルコール濃度 のうど による場合 ばあい には、呼気 こき の場合 ばあい における 0.15 mg / 0.25 mgが、それぞれ法令 ほうれい 上 じょう 、0.3 mg / 0.5 mg の血液 けつえき 1ミリリットル中 ちゅう のアルコール濃度 のうど (ミリグラム毎 ごと ミリリットル)に対応 たいおう する。なお、違反 いはん 点数 てんすう 13点 てん となる呼気 こき 中 ちゅう アルコール濃度 のうど 0.15 mgは、体質 たいしつ ・タイミングなどにもよるが、ビール などを少 すこ し飲 の んだことでも超 こ えうる濃度 のうど である。
^ もっとも、憲法 けんぽう 38条 じょう はいわゆる黙秘 もくひ 権 けん (司法 しほう 機関 きかん から被疑 ひぎ 者 しゃ ・被告人 ひこくにん への自己 じこ に不利益 ふりえき な供述 きょうじゅつ 強要 きょうよう の禁止 きんし )を定 さだ めるものと一般 いっぱん に解 ほぐ されているため、職位 しょくい 上 じょう の不利益 ふりえき 処分 しょぶん を免 まぬか れることまでをも保護 ほご の対象 たいしょう とするものでない とする声 こえ もある。なお、憲法 けんぽう 38条 じょう に関 かん して、麻薬 まやく 取 と り扱 あつか いについてであるが、黙秘 もくひ 権 けん の事前 じぜん の放棄 ほうき という理論 りろん を採用 さいよう した判例 はんれい もある(最 さい 判 はん 昭和 しょうわ 29年 ねん 7月 がつ 16日 にち )。
^ 運行 うんこう 供用 きょうよう 者 しゃ 責任 せきにん 、すなわち飲酒 いんしゅ 運転 うんてん 車両 しゃりょう の所有 しょゆう 者 しゃ ・使用 しよう 者 しゃ であれば別段 べつだん
^ ALDH のタイプにより異 こと なる。
^ 酒税 しゅぜい 法 ほう 上 うえ 、アルコール を1%以上 いじょう 含 ふく む飲料 いんりょう が酒 さけ とみなされており、1%未満 みまん であれば清涼飲料水 せいりょういんりょうすい として扱 あつか われる。またアルコール含有 がんゆう 量 りょう の表示 ひょうじ については、%未満 みまん 第 だい 1位 い での四捨五入 ししゃごにゅう による表示 ひょうじ が可能 かのう である(0.50%から0.99%⇒「1%」、0.01%から0.49%⇒「0% 」)。なお一般 いっぱん 的 てき 分析 ぶんせき 試験 しけん での検出 けんしゅつ 限界 げんかい は0.01%単位 たんい である。
^ 日本 にっぽん では飲酒 いんしゅ 運転 うんてん と薬物 やくぶつ を摂取 せっしゅ しての運転 うんてん (麻薬 まやく 等 とう 運転 うんてん )は罪状 ざいじょう が区別 くべつ されているが、DUIやDWIは運転 うんてん 中 ちゅう の飲酒 いんしゅ 及 およ び薬物 やくぶつ 両方 りょうほう の摂取 せっしゅ を摘発 てきはつ するものである。