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F-2
F-2 (エフツー / エフに)は、航空 こうくう 自衛隊 じえいたい の戦闘 せんとう 機 き 。F-1 の後継 こうけい となる支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き として、アメリカのF-16 をベースに改良 かいりょう および各部 かくぶ 大型 おおがた 化 か を加 くわ えて開発 かいはつ された機体 きたい で、1995年 ねん (平成 へいせい 7年 ねん )に初 はつ 飛行 ひこう し、2000年 ねん (平成 へいせい 12年 ねん )から部隊 ぶたい 配備 はいび を開始 かいし した。
公式 こうしき な愛称 あいしょう ではないが、関係 かんけい 者 しゃ やファンからは「平成 へいせい の零 れい 戦 せん 」や「バイパーゼロ 」、「Viper Zero 」などと呼 よ ばれることがある。
三沢 みさわ 基地 きち の誘導 ゆうどう 路 ろ を進 すす む第 だい 3飛行 ひこう 隊 たい 所属 しょぞく のF-2A
第 だい 4.5世代 せだい ジェット戦闘 せんとう 機 き に分類 ぶんるい される航空 こうくう 自衛隊 じえいたい の戦闘 せんとう 機 き である。F-16 を大型 おおがた 化 か した機体 きたい に500㎏級 きゅう 空 そら 対 たい 艦 かん ミサイル を最大 さいだい 4発 はつ 搭載 とうさい 可能 かのう である。当初 とうしょ はF-1 と同 おな じく支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き (実態 じったい は攻撃 こうげき 機 き )に分類 ぶんるい されていたが、のちに「要撃 ようげき 」「支援 しえん 」の区分 くぶん が廃止 はいし された[注釈 ちゅうしゃく 1] ため、F-2戦闘 せんとう 機 き と表記 ひょうき される。その性能 せいのう や用途 ようと から、戦闘 せんとう 爆撃 ばくげき (攻撃 こうげき )機 き やマルチロール機 き に分類 ぶんるい される場合 ばあい もある[4] 。ロッキード・マーティン 社 しゃ では『F-2 Support Fighter 』と表記 ひょうき し、『multirole, single-engine fighter aircraft』と解説 かいせつ している[5] 。
本 ほん 機 き の本 ほん 開発 かいはつ が始 はじ まる以前 いぜん の「FS-X(次期 じき 支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き )」の段階 だんかい では国産 こくさん 機 き 開発 かいはつ として計画 けいかく されていたが、技術 ぎじゅつ 的 てき ・政治 せいじ 的 てき 問題 もんだい によりアメリカ との共同 きょうどう 開発 かいはつ となった。これによりロッキード・マーティン 社 しゃ のF-16多 た 用途 ようと 戦闘 せんとう 機 き をベースとし、三菱重工業 みつびしじゅうこうぎょう を主 おも 契約 けいやく 企業 きぎょう 、ロッキード・マーティンなどを協力 きょうりょく 企業 きぎょう として開発 かいはつ されることになった[4] 。
ベースとなったF-16からの大型 おおがた 化 か にともなう重量 じゅうりょう 増 ぞう を軽減 けいげん するために、本 ほん 機 き では炭素 たんそ 繊維 せんい 強化 きょうか 複 ふく 合 ごう 材 ざい による一体 いったい 構造 こうぞう の主翼 しゅよく を世界 せかい で初 はじ めて採用 さいよう している。また、量産 りょうさん 戦闘 せんとう 機 き として世界 せかい 初 はつ となるアクティブフェーズドアレイレーダー を搭載 とうさい し[注釈 ちゅうしゃく 2] 、CCV研究 けんきゅう 機 き T-2CCV により蓄積 ちくせき された国産 こくさん 技術 ぎじゅつ によるデジタル式 しき フライ・バイ・ワイヤ (FBW) を飛行 ひこう 制御 せいぎょ に用 もち いる[6] 。
94機 き 調達 ちょうたつ し、量産 りょうさん 機 き 一 いち 機 き 当 あ たりの調達 ちょうたつ 価格 かかく は約 やく 112-119億 おく 円 えん と言 い われている[1] [2] 。支援 しえん 戦闘 せんとう 飛行 ひこう 隊 たい の存在 そんざい する百里基地 ひゃくりきち の第 だい 7航空 こうくう 団 だん や築城 ちくじょう 基地 きち の第 だい 8航空 こうくう 団 だん を主 おも に、松島 まつしま 基地 きち の第 だい 4航空 こうくう 団 だん など教育 きょういく 関係 かんけい の部隊 ぶたい へも配備 はいび され、支援 しえん 戦闘 せんとう 任務 にんむ だけでなく要撃 ようげき 任務 にんむ にも従事 じゅうじ している[4] 。
F-2の開発 かいはつ は当時 とうじ の日米 にちべい 貿易 ぼうえき 摩擦 まさつ などに端 はし を発 はっ するアメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく との政治 せいじ 的 てき 問題 もんだい が絡 から み、当初 とうしょ のエンジンの輸入 ゆにゅう (ライセンス生産 せいさん )を前提 ぜんてい とした国産 こくさん 開発 かいはつ から、F-16 戦闘 せんとう 機 き をベースとした日米 にちべい 共同 きょうどう 開発 かいはつ へと推移 すいい した。米国 べいこく は後部 こうぶ 胴体 どうたい と左 ひだり 主翼 しゅよく のみを生産 せいさん 。
共同 きょうどう 開発 かいはつ までの推移 すいい [ 編集 へんしゅう ]
次期 じき 支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き 開発 かいはつ 計画 けいかく [ 編集 へんしゅう ]
1982年 ねん (昭和 しょうわ 57年 ねん )7月 がつ 、国防 こくぼう 会議 かいぎ において「昭和 しょうわ 56年度 ねんど 中期 ちゅうき 業務 ぎょうむ 見積 みつもり 」(56中業 ちゅうぎょう )が了承 りょうしょう され、この中 なか に初 はじ めて「次期 じき 支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き (FS-X) 24機 き の整備 せいび 」が盛 も り込 こ まれた。F-1 の後継 こうけい 機 き が昭和 しょうわ 65年度 ねんど (1990年度 ねんど )より必要 ひつよう とされたからである[4] 。
国産 こくさん のF-1支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き
日本 にっぽん における「支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き 」隊 たい の誕生 たんじょう は、F-104J/DJ の整備 せいび により余剰 よじょう となったF-86F を再 さい 編制 へんせい したことが始 はじ まりである。F-86Fは供与 きょうよ 機 き 180機 き とライセンス生産 せいさん 機 き 300機 き の計 けい 480機 き を取得 しゅとく しており、供与 きょうよ 機 き から45機 き を返還 へんかん したほど過多 かた であって、この問題 もんだい に対処 たいしょ するために「支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き 」隊 たい が生 う まれたのである。最盛 さいせい 期 き の1965年 ねん (昭和 しょうわ 40年 ねん )にはF-86F、F-86D、F-104J/DJあわせて19個 こ 飛行 ひこう 隊 たい が存在 そんざい し、このうちF-86Fは10個 こ 飛行 ひこう 隊 たい を編成 へんせい していた。
「支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き 」の部隊 ぶたい としての「指定 してい 」は北部 ほくぶ 航空 こうくう 方面 ほうめん 隊 たい 、中部 ちゅうぶ 航空 こうくう 方面 ほうめん 隊 たい 、西部 せいぶ 航空 こうくう 方面 ほうめん 隊 たい に各 かく 1隊 たい ずつ行 おこな われたが、これらのF-86F飛行 ひこう 隊 たい は支援 しえん 戦闘 せんとう 飛行 ひこう 隊 たい として再 さい 編制 へんせい されたわけではなく、要撃 ようげき 戦闘 せんとう 飛行 ひこう 隊 たい に「支援 しえん 戦闘 せんとう 飛行 ひこう 隊 たい としての任務 にんむ を付与 ふよ 」する体裁 ていさい をとっていた。つまり、あくまで本業 ほんぎょう は要撃 ようげき 戦闘 せんとう であり、支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き 部隊 ぶたい としての指定 してい を受 う けていても対 たい 領空 りょうくう 侵犯 しんぱん 措置 そち 任務 にんむ は継続 けいぞく して行 い っていた。この部隊 ぶたい 数 すう が1976年 ねん (昭和 しょうわ 51年 ねん )10月 がつ に閣議 かくぎ 了承 りょうしょう された、平時 へいじ における日本 にっぽん の防衛 ぼうえい 力 りょく を定 さだ めた「防衛 ぼうえい 計画 けいかく の大綱 たいこう 」(防衛 ぼうえい 大綱 たいこう )において決定 けってい された「支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き 隊 たい 3個 こ ・所要 しょよう 機 き 数 すう 約 やく 100機 き 」の根拠 こんきょ となった。
もともと、F-1の耐用 たいよう 年数 ねんすう は3,500時 じ 間 あいだ とされており、1990年 ねん (昭和 しょうわ 65年 ねん :改元 かいげん 後 ご 平成 へいせい 2年 ねん )に最初 さいしょ の飛行 ひこう 隊 たい が維持 いじ できなくなるとされ、56中業 ちゅうぎょう で後継 こうけい 機 き のFS-Xの調達 ちょうたつ が計画 けいかく された経緯 けいい がある。しかし、それではFS-Xの国産 こくさん には時間 じかん が足 た りなかった。そのため、1984年 ねん (昭和 しょうわ 59年 ねん )12月、F-1の強度 きょうど 再 さい 検討 けんとう より耐用 たいよう 年数 ねんすう が延長 えんちょう 可能 かのう (4050時 じ 間 あいだ まで)という報告 ほうこく がなされた。オイルショック の影響 えいきょう などにより、年間 ねんかん 飛行 ひこう 時間 じかん が当初 とうしょ の見込 みこ みより少 すく なかったこともあわせて、F-1の就役 しゅうえき 期間 きかん が当初 とうしょ の予定 よてい より延 の びて昭和 しょうわ 72年 ねん (改元 かいげん 後 ご 平成 へいせい 9年 ねん :1997年 ねん )度 ど となり、選定 せんてい から配備 はいび まで10年 ねん の時間 じかん がとれることが見込 みこ まれた[4] 。
防衛庁 ぼうえいちょう は、F-1開発 かいはつ 完了 かんりょう 直後 ちょくご の1978年 ねん (昭和 しょうわ 53年 ねん )から次期 じき 国産 こくさん 戦闘 せんとう 機 き を睨 にら んで、運動 うんどう 能力 のうりょく 向上 こうじょう 機 き (CCV)、コンピュータ支援 しえん による航空機 こうくうき 設計 せっけい システム、将来 しょうらい 火器 かき 管制 かんせい 装置 そうち 、戦闘 せんとう 機 き 搭載 とうさい 用 よう コンピュータ、5トン級 きゅう 戦闘 せんとう 機 き 用 よう エンジン等 とう の研究 けんきゅう を、予算 よさん を計上 けいじょう し研究 けんきゅう 開発 かいはつ を進 すす めていたが、F-1の退役 たいえき 時期 じき 寿命 じゅみょう 見直 みなお しにより、その開発 かいはつ 成果 せいか を戦闘 せんとう 機 き として実現 じつげん する目処 めど が立 た った。
国産 こくさん 派 は の受注 じゅちゅう 活動 かつどう [ 編集 へんしゅう ]
三菱重工業 みつびしじゅうこうぎょう の首脳 しゅのう 陣 じん が「FS-X」の研究 けんきゅう 開発 かいはつ に懸 か ける意気込 いきご みは只 ただ ならぬものがあった。これに対 たい して、アメリカ側 がわ では「三菱 みつびし が航空機 こうくうき 産業 さんぎょう というニュービジネスへの挑戦 ちょうせん を目論 もくろ んでいるため」という見方 みかた がもっぱらであったが、一方 いっぽう で「戦前 せんぜん 戦中 せんちゅう に零 れい 式 しき 艦上 かんじょう 戦闘 せんとう 機 き や戦艦 せんかん 「武蔵 むさし 」を生 う み、戦後 せんご 復興 ふっこう や高度 こうど 経済 けいざい 成長 せいちょう を牽引 けんいん してきた三菱 みつびし は『日 ひ の丸 まる 戦闘 せんとう 機 き 』が再 ふたた び大空 おおぞら を舞 ま うことを夢見 ゆめみ ているのではないか」という見方 みかた もあった。実際 じっさい は、三菱 みつびし はこの「FS-X」を単 たん なる一 ひと つの「商品 しょうひん 」とは考 かんが えておらず、三菱重工 みつびしじゅうこう の社長 しゃちょう ・会長 かいちょう を歴任 れきにん した飯田 いいだ 庸太郎 ようたろう はFS-Xに関 かん して「防衛 ぼうえい 産業 さんぎょう で日本 にっぽん のお役 やく に立 た てなければ、三菱 みつびし が存在 そんざい する意味 いみ はない。儲 もう かるからやる、儲 もう からないからやらないではなく、もって生 う まれた宿命 しゅくめい と思 おも っている」[8] と述 の べている。
F-1の耐用 たいよう 年数 ねんすう の延長 えんちょう 報告 ほうこく がなされた直後 ちょくご の1985年 ねん (昭和 しょうわ 60年 ねん )1月 がつ に、航空 こうくう 幕僚 ばくりょう 長 ちょう から技術 ぎじゅつ 研究 けんきゅう 本部 ほんぶ 長 ちょう に対 たい して下記 かき のような運用 うんよう 要求 ようきゅう を提示 ていじ し「国内 こくない 開発 かいはつ の可否 かひ 」が問 と い合 あ わされた。
1985年 ねん 9月17日 にち の回答 かいとう は「エンジンを除 のぞ いて国内 こくない 開発 かいはつ は可能 かのう 」というものであった[4] 。しかし「対 たい 艦 かん ミサイル 4発 はつ 搭載 とうさい 、戦闘 せんとう 行動 こうどう 半径 はんけい 450海里 かいり 」の「現用 げんよう 機 き にない」要求 ようきゅう とあわせて、このタイミングでの耐用 たいよう 年数 ねんすう のみを理由 りゆう とした就役 しゅうえき 期間 きかん 延長 えんちょう と国内 こくない 開発 かいはつ 可能 かのう という回答 かいとう は、国産 こくさん 戦闘 せんとう 機 き 開発 かいはつ への露骨 ろこつ な誘導 ゆうどう と取 と られ、国会 こっかい においても追及 ついきゅう を受 う けることとなる。
56中業 ちゅうぎょう で定 さだ められた「1987年 ねん までに24機 き の調達 ちょうたつ 」(1987年 ねん 以降 いこう の順調 じゅんちょう な部隊 ぶたい 配備 はいび のためには、それまでに調達 ちょうたつ されていなければならない)であれば「外国 がいこく 機 き の導入 どうにゅう 」と「現用 げんよう 機 き の転用 てんよう 」の二 に 択 よ だったものが、その具体 ぐたい 的 てき 作業 さぎょう が始 はじ まる前 まえ に10年 ねん の余裕 よゆう が生 う まれたことから「国内 こくない 開発 かいはつ 」という選択肢 せんたくし が生 う まれた。1985年 ねん (昭和 しょうわ 60年 ねん )10月 がつ 、具体 ぐたい 的 てき 選定 せんてい 作業 さぎょう が始 はじ まり、その一環 いっかん として、米国 べいこく のジェネラル・ダイナミクス (F-16C ・現 げん ロッキード・マーティン )、マクドネル・ダグラス (F/A-18 ・現 げん ボーイング )、英 えい ・西独 せいどく ・伊 い のパナヴィア (トーネード IDS )に質問 しつもん 書 しょ が外務省 がいむしょう 経由 けいゆ で送付 そうふ された。
また、この年 とし は三菱重工業 みつびしじゅうこうぎょう と川崎重工業 かわさきじゅうこうぎょう が防衛庁 ぼうえいちょう 技術 ぎじゅつ 研究 けんきゅう 本部 ほんぶ に対 たい し、戦闘 せんとう 機 き 開発 かいはつ に関 かん する研究 けんきゅう 報告 ほうこく を提出 ていしゅつ している。ともに双 そう 垂直 すいちょく 尾翼 びよく ・エンジンは推力 すいりょく 8トン級 きゅう の双発 そうはつ で「対 たい 艦 かん ミサイル4発 はつ を装備 そうび して450海里 かいり の戦闘 せんとう 行動 こうどう 半径 はんけい 」はクリアするとされていた。スペックとしては、現在 げんざい のF/A-18E/F に近 ちか いが、三菱 みつびし 案 あん はカナード を装備 そうび し、川崎 かわさき 案 あん はF/A-18に似 に たシルエットを持 も っていた。三菱 みつびし 案 あん (社内 しゃない 呼称 こしょう JF210)は「航空 こうくう ジャーナル 」1985年 ねん 6月 がつ 号 ごう に想像 そうぞう 図 ず が掲載 けいさい された。1983年 ねん (昭和 しょうわ 58年 ねん )に初 はつ 飛行 ひこう したT-2CCV 研究 けんきゅう 機 き や、1985年 ねん (昭和 しょうわ 60年 ねん )に初 はつ 飛行 ひこう した低 てい 騒音 そうおん STOL実験 じっけん 機 き 「飛鳥 あすか 」が国内 こくない 航空 こうくう 技術 ぎじゅつ の発達 はったつ をアピールしていたのもこの時期 じき である。
防衛庁 ぼうえいちょう 内 ない の国内 こくない 開発 かいはつ 推進 すいしん 派 は も三菱 みつびし や川崎 かわさき と同調 どうちょう し、CCVや新 しん コンピューターシステムの開発 かいはつ 結果 けっか を根拠 こんきょ に(開発 かいはつ と実験 じっけん はFS-Xプロジェクトに間 ま に合 あ わせるために、早期 そうき に終了 しゅうりょう させられ、根拠 こんきょ とされたCCVやコンピューターは、実際 じっさい には実用 じつよう に程遠 ほどとお い段階 だんかい であった。それでも、いくつかの成果 せいか を得 え ることはでき、プロジェクト進展 しんてん における米国 べいこく との折衝 せっしょう において、日本 にっぽん 側 がわ の切 き り札 ふだ として有利 ゆうり に働 はたら いている)、国内 こくない 開発 かいはつ をすればどれほど素晴 すば らしい戦闘 せんとう 機 き が配備 はいび できるかを様々 さまざま なルートから訴 うった えた。
外国 がいこく 機 き 輸入 ゆにゅう の検討 けんとう [ 編集 へんしゅう ]
翌 よく 1986年 ねん (昭和 しょうわ 61年 ねん )に外国 がいこく メーカーに出 だ された質問 しつもん 書 しょ への回答 かいとう が寄 よ せられ始 はじ めたが、内容 ないよう の不備 ふび や、国内 こくない 企業 きぎょう の示 しめ した(持 も たせられる能力 のうりょく などの)プランに対 たい し海外 かいがい 企業 きぎょう が「『ペーパープラン』ならば何 なに でも言 い える」という反論 はんろん をした事 こと と、10年 ねん 後 ご に採用 さいよう する戦闘 せんとう 機 き を現代 げんだい のスペックで測 はか るという前提 ぜんてい が強 つよ い反発 はんぱつ を受 う けたため、2月と4月 がつ に再 さい 質問 しつもん 書 しょ を改 あらた めて送付 そうふ した。7月には外国 がいこく メーカーより「所要 しょよう の改造 かいぞう を加 くわ えることで要求 ようきゅう 性能 せいのう は満 み たすことが出来 でき る」との回答 かいとう を受 う けた。10月にF-16 およびF/A-18 は「能力 のうりょく 向上 こうじょう 型 がた の共同 きょうどう 開発 かいはつ 」の提案 ていあん を、トーネード IDS は「能力 のうりょく 向上 こうじょう 」の提案 ていあん を受領 じゅりょう した。
日本 にっぽん 側 がわ も国産 こくさん 案 あん で国論 こくろん を統一 とういつ していたわけではなかった。日本 にっぽん の国産 こくさん 兵器 へいき の能力 のうりょく に全幅 ぜんぷく の信頼 しんらい を置 お く人間 にんげん ばかりではないからである。特 とく に生産 せいさん 数 すう の少 すく ない国産 こくさん 装備 そうび 品 ひん は、価格 かかく 面 めん で輸入 ゆにゅう 品 ひん に太刀打 たちう ちできない。今回 こんかい のFS-Xの選定 せんてい においても、外国 がいこく 機 き 導入 どうにゅう の検討 けんとう も当然 とうぜん のことと認識 にんしき されており、国外 こくがい への調査 ちょうさ 団 だん が資料 しりょう の収集 しゅうしゅう を重 かさ ねていた。
実際 じっさい 、F-1 の開発 かいはつ の際 さい にも防衛庁 ぼうえいちょう 内部 ないぶ に強力 きょうりょく に外国 がいこく 機 き 導入 どうにゅう を主張 しゅちょう する一派 いっぱ が存在 そんざい した。大蔵省 おおくらしょう (現 げん 財務省 ざいむしょう )とのパイプを持 も つ彼 かれ らは、アメリカのT-38 練習 れんしゅう 機 き ・F-5 戦闘 せんとう 機 き の組 く み合 あ わせ(両機 りょうき は基本 きほん 設計 せっけい を共有 きょうゆう している)こそがコストパフォーマンス に優 すぐ れ、配備 はいび 予定 よてい 期日 きじつ を守 まも ることができる唯一 ゆいいつ の方法 ほうほう だと強力 きょうりょく に主張 しゅちょう していた。確 たし かに当初 とうしょ の予定 よてい であればF-X 導入 どうにゅう までに超 ちょう 音速 おんそく 高等 こうとう 練習 れんしゅう 機 き を国内 こくない 開発 かいはつ することは不可能 ふかのう であり、導入 どうにゅう を決定 けってい したF-4EJ が複 ふく 座 ざ であることから、これを機種 きしゅ 転換 てんかん に充 あ てるという手法 しゅほう で、運 うん 良 よ く戦闘 せんとう 機 き パイロットの養成 ようせい スケジュールを消化 しょうか する目処 めど が立 た ったために、T-X国内 こくない 開発 かいはつ の時間 じかん 的 てき 余裕 よゆう が出来 でき たようなもので、そうでなければ国内 こくない 開発 かいはつ は時間切 じかんぎ れで断念 だんねん していた可能 かのう 性 せい もあった。
さらには、予算 よさん が付 つ かない限 かぎ り試作 しさく も出来 でき ず、完成 かんせい 予想 よそう 図 ず しか出 だ せない国産 こくさん 案 あん が具体 ぐたい 化 か するには、アメリカが「エンジンだけ」の販売 はんばい 認可 にんか を出 だ すことが大前提 だいぜんてい であった。だが、100機 き 程度 ていど (防衛庁 ぼうえいちょう の当初 とうしょ 計画 けいかく では141機 き 。後述 こうじゅつ )のそれほど大 おお きくない市場 いちば とはいえ、米国 べいこく は当時 とうじ の日米 にちべい 貿易 ぼうえき 摩擦 まさつ の最中 さいちゅう で、エンジンの販売 はんばい だけで納得 なっとく する航空 こうくう メーカーもなければ、政府 せいふ が政治 せいじ 的 てき に対 たい 日 にち 譲歩 じょうほ を行 おこな う余裕 よゆう があるはずもなかった。欧州 おうしゅう 製 せい エンジンの導入 どうにゅう についても、欧州 おうしゅう 機 き が毎回 まいかい 選定 せんてい から外 はず れる理由 りゆう 、すなわち根本 こんぽん 的 てき な性能 せいのう の不足 ふそく を甘受 かんじゅ する気 き が自衛隊 じえいたい にない以上 いじょう 、今回 こんかい も当 あ て馬 うま 以上 いじょう の存在 そんざい となり得 え なかった。それらを撥 は ね除 の けて、「エンジンのみ」の調達 ちょうたつ を図 はか る政治 せいじ 力 りょく を発揮 はっき できなかったことが、国産 こくさん 案 あん の不幸 ふこう であった。
国際 こくさい 共同 きょうどう 開発 かいはつ の模索 もさく [ 編集 へんしゅう ]
1986年 ねん (昭和 しょうわ 61年 ねん )12月には、「国内 こくない 開発 かいはつ 」「現有 げんゆう 機 き の転用 てんよう 」「外国 がいこく 機 き の導入 どうにゅう 」の三 さん 択 よ のうち「国内 こくない 開発 かいはつ 」を「開発 かいはつ 」と改 あらた め、「アメリカとの共同 きょうどう 開発 かいはつ 」をこれに含 ふく めることとなった。年 とし が明 あ けた1987年 ねん (昭和 しょうわ 62年 ねん )、栗原 くりはら 祐幸 ゆうこう 防衛庁 ぼうえいちょう 長官 ちょうかん (第 だい 3次 じ 中曽根 なかそね 内閣 ないかく )はFS-X選定 せんてい にあたって下記 かき の三 さん 原則 げんそく を示 しめ した。注意 ちゅうい すべきは第 だい 2項目 こうもく で、軍事 ぐんじ 的 てき な相互 そうご 運用 うんよう 性 せい (インターオペラビリティ)を確保 かくほ できることとの注釈 ちゅうしゃく がついていた。
防衛 ぼうえい 上 じょう の技術 ぎじゅつ ・専門 せんもん 的 てき 見地 けんち から、日本 にっぽん の防衛 ぼうえい にとって最善 さいぜん のものを選定 せんてい する。
日米 にちべい 防衛 ぼうえい 協力 きょうりょく 体制 たいせい の重要 じゅうよう 性 せい を踏 ふ まえる。
内外 ないがい の防衛 ぼうえい 産業 さんぎょう の影響 えいきょう を排除 はいじょ する。
1987年 ねん (昭和 しょうわ 62年 ねん )4月 がつ 11日 にち よりアメリカ国防総省 こくぼうそうしょう の調査 ちょうさ チームが来日 らいにち 、三菱重工業 みつびしじゅうこうぎょう 名古屋 なごや 航空機 こうくうき 製作所 せいさくしょ 、三菱電機 みつびしでんき 鎌倉 かまくら 製作所 せいさくしょ を視察 しさつ 、防衛庁 ぼうえいちょう で日本 にっぽん 側 がわ と意見 いけん 交換 こうかん を行 おこな った。この時 とき 、三菱重工 みつびしじゅうこう は調査 ちょうさ チームを招 まね いて、自 みずか らが描 えが いた「FS-X」の説明 せつめい を行 おこな った。国防総省 こくぼうそうしょう 側 がわ は、日本 にっぽん 政府 せいふ がどの程度 ていど 出資 しゅっし を行 おこな い、どのような戦闘 せんとう 機 き を生 う み出 だ そうとしているのかを総合 そうごう 的 てき に判断 はんだん するための派遣 はけん であった。一方 いっぽう の三菱 みつびし は「FS-X」を生 う み出 だ す力 ちから が備 そな わっていることを印象 いんしょう 付 つ けるために、この調査 ちょうさ 団 だん の査察 ささつ を受 う け入 い れた。
この際 さい 、三菱 みつびし 側 がわ が明 あ かしたFS-Xに盛 も り込 こ もうと構想 こうそう していた最先端 さいせんたん 技術 ぎじゅつ は、主 おも に以下 いか の通 とお りである。
この中 なか で、特 とく に調査 ちょうさ 団 だん を驚 おどろ かせたのは新 しん 素材 そざい 技術 ぎじゅつ である。従来 じゅうらい のように板材 いたざい を張 は り合 あ わせるのではないため、[鋲 びょう ]や留 と め具 ぐ を必要 ひつよう としない。また、理想 りそう 的 てき な形 かたち に成形 せいけい するのが容易 ようい であり、鉄 てつ より強 つよ くアルミニウム より軽 かる いことから機体 きたい の大幅 おおはば な軽量 けいりょう 化 か 、航続 こうぞく 距離 きょり の延長 えんちょう 、ミサイル搭載 とうさい 数 すう の増加 ぞうか が望 のぞ める。
また、独自 どくじ 開発 かいはつ したフェイズド・アレイ・レーダーの披露 ひろう も行 おこな われた。三菱 みつびし 側 がわ の技術 ぎじゅつ 者 しゃ は、同時 どうじ に複数 ふくすう の目標 もくひょう を捉 とら えられるその性能 せいのう から「とんぼ の眼 め 」と呼 よ んでいた。査察 ささつ を終 お えた調査 ちょうさ チームは、技術 ぎじゅつ 力 りょく そのものよりも到達 とうたつ 目標 もくひょう の高 たか さに注目 ちゅうもく した。査察 ささつ チームの一人 ひとり は「『ニューゼロファイター』だ。日本 にっぽん は新 あら たなゼロファイター を創 つく り出 だ そうとしている」と、漏 も らしたという[8] 。当時 とうじ は素子 そし アンテナとして利用 りよう されるガリウムヒ素 ひそ 化合 かごう 物 ぶつ 半導体 はんどうたい や同 どう 結晶 けっしょう の大半 たいはん を日本 にっぽん メーカーが供給 きょうきゅう していた[10] 。
その後 ご 、調査 ちょうさ チームは「日本 にっぽん は官民 かんみん 一体 いったい となって国産 こくさん FS-Xを目指 めざ しているが、研究 けんきゅう 開発 かいはつ コストは莫大 ばくだい なものとなる。また、部分 ぶぶん 的 てき に優 すぐ れた技術 ぎじゅつ を有 ゆう しているが、総 そう じてアメリカの戦闘 せんとう 機 き が持 も つ技術 ぎじゅつ 水準 すいじゅん には及 およ ばない」との報告 ほうこく 書 しょ をまとめた。この報告 ほうこく 結果 けっか から、「高度 こうど な技術 ぎじゅつ と開発 かいはつ への熱意 ねつい は認 みと めるが高額 こうがく な航空機 こうくうき 開発 かいはつ への見通 みとお しが甘 あま く、費用 ひよう 対 たい 効果 こうか の点 てん で疑問 ぎもん がある。F-16 もしくはF/A-18 の改造 かいぞう 開発 かいはつ 、それで要求 ようきゅう 性能 せいのう を満 み たせない場合 ばあい はF-14 もしくはF-15 の購入 こうにゅう が適当 てきとう である」との所感 しょかん を表明 ひょうめい した。この当時 とうじ の日本 にっぽん のFS-X開発 かいはつ 予算 よさん の見積 みつも りは1650億 おく 円 えん (昭和 しょうわ 六 ろく 十 じゅう 年度 ねんど 価格 かかく )であった[11] 。実際 じっさい には倍額 ばいがく となったが、アメリカは自国 じこく の実績 じっせき から独自 どくじ に6000億 おく 円 えん が必要 ひつよう との見積 みつも りを立 た てていたため、「日本 にっぽん が独自 どくじ に開発 かいはつ した場合 ばあい 、FS-Xが予算 よさん 超過 ちょうか で頓挫 とんざ する」ことを懸念 けねん した。知 ち 日 び 派 は 、親日 しんにち 派 は であっても、コストパフォーマンスの点 てん から米国 べいこく 製 せい 導入 どうにゅう を薦 すす めた理由 りゆう である。
6月28日 にち 、東京 とうきょう 都内 とない のホテルで行 おこな われた栗原 くりはら 祐幸 ゆうこう 防衛庁 ぼうえいちょう 長官 ちょうかん とキャスパー・ワインバーガー 国防 こくぼう 長官 ちょうかん の会談 かいだん では日本 にっぽん 側 がわ より「日米 にちべい 共同 きょうどう 開発 かいはつ で新 あたら しくFS-Xを開発 かいはつ したい」、アメリカ側 がわ より「米国 べいこく の戦闘 せんとう 機 き を日米 にちべい 共同 きょうどう で開発 かいはつ してはどうか」との意見 いけん が交 か わされ、日本 にっぽん 単独 たんどく の開発 かいはつ を示 しめ す「国内 こくない 開発 かいはつ 」は事実 じじつ 上 じょう の終焉 しゅうえん を迎 むか えた。これは日本 にっぽん のFS-X開発 かいはつ の容認 ようにん であると同時 どうじ に、アメリカ製 せい 戦闘 せんとう 機 き の輸入 ゆにゅう またはライセンス生産 せいさん 要求 ようきゅう の終焉 しゅうえん でもあった。
日米 にちべい 共同 きょうどう 開発 かいはつ の決定 けってい [ 編集 へんしゅう ]
7月 がつ に欧州 おうしゅう のトーネード IDS が候補 こうほ から外 はず され、F-15 、F-16 、F/A-18 を改造 かいぞう 母体 ぼたい として日米 にちべい 共同 きょうどう で開発 かいはつ することが提案 ていあん された。9月に提出 ていしゅつ された防衛庁 ぼうえいちょう の委託 いたく を受 う けた航空機 こうくうき ・エンジン・電子 でんし 機器 きき の5社 しゃ からなる民間 みんかん 企業 きぎょう 合同 ごうどう 研究 けんきゅう 会 かい の「共同 きょうどう 開発 かいはつ の可能 かのう 性 せい 」についての調査 ちょうさ 報告 ほうこく は以下 いか のようなものであった。
F-15改造 かいぞう 案 あん はステルス性 せい を除 のぞ いて性能 せいのう 上 じょう の問題 もんだい はないが所要 しょよう 経費 けいひ が高 たか い。
F-16改造 かいぞう 案 あん は開発 かいはつ 経費 けいひ 、量産 りょうさん 単価 たんか ともに安価 あんか であるが離陸 りりく 性能 せいのう 、ステルス性 せい などに性能 せいのう 上 じょう の問題 もんだい がある。
F/A-18改造 かいぞう 案 あん は性能 せいのう 上 じょう の問題 もんだい はないが開発 かいはつ 経費 けいひ 、量産 りょうさん 単価 たんか ともに高 たか く、また、艦上 かんじょう 機 き であることからこれを安 やす くする見通 みとお しが得 え られず、また、機体 きたい とエンジンの同時 どうじ 開発 かいはつ であることからリスクが大 おお きい。
新 あら たに選考 せんこう 対象 たいしょう となったF-15
順位 じゅんい としては F-16 > F-15 > F/A-18 であったと言 い われる。経費 けいひ が高 たか いとされたF/A-18であるが、マクドネル・ダグラス (MD) が日本 にっぽん 側 がわ 提案 ていあん を受 う け入 い れ大 おお きな改造 かいぞう 範囲 はんい を認 みと めたことから、民間 みんかん 企業 きぎょう 合同 ごうどう 研究 けんきゅう 会 かい はこれを高 たか く評価 ひょうか しており、一方 いっぽう 、F-16はジェネラル・ダイナミクス (GD) が当初 とうしょ 提案 ていあん した双発 そうはつ 改造 かいぞう 案 あん も引 ひ っ込 こ めたうえで、航空 こうくう 自衛隊 じえいたい の双発 そうはつ の要求 ようきゅう には事故 じこ 率 りつ の実績 じっせき を挙 あ げて反発 はんぱつ していた。日本 にっぽん 側 がわ はGDに対 たい し非公式 ひこうしき にF-16がF-15とともに候補 こうほ に残 のこ っていること、改造 かいぞう 範囲 はんい の要求 ようきゅう を認 みと めるなら単発 たんぱつ 機 き であっても採用 さいよう しうることを伝 つた え、これに対 たい し機首 きしゅ 再 さい 設計 せっけい 、複 ふく 合 あい 材料 ざいりょう の使用 しよう 、アビオニクス の日本 にっぽん 製 せい 機器 きき の搭載 とうさい を認 みと める回答 かいとう があった。
10月2日 にち 、ワシントンD.C. で開 ひら かれた栗原 くりはら 防衛庁 ぼうえいちょう 長官 ちょうかん とワインバーガー国防 こくぼう 長官 ちょうかん の会談 かいだん では、「改造 かいぞう 母 はは 機 き はF-15またはF-16」「いずれのメーカーを採用 さいよう するか早急 そうきゅう に決定 けってい する」「そのためにメーカーと国防省 こくぼうしょう 担当 たんとう 者 しゃ を派遣 はけん する」ことが合意 ごうい された。10月12日 にち 、13日 にち は国防省 こくぼうしょう とGD担当 たんとう 者 しゃ が、10月14日 にち 、15日 にち にはMD担当 たんとう 者 しゃ が航空 こうくう 自衛隊 じえいたい と話 はな し合 あ いを持 も った。17日 にち にも話 はな し合 あ いは継続 けいぞく したが、防衛庁 ぼうえいちょう としてはこの時点 じてん で採用 さいよう メーカーは確定 かくてい していたといわれ、21日 にち に方針 ほうしん を決定 けってい した。
10月23日 にち 、首相 しゅしょう 官邸 かんてい 小 しょう 食堂 しょくどう では「次期 じき 支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き に関 かん する措置 そち 」を議題 ぎだい にした安全 あんぜん 保障 ほしょう 会議 かいぎ が開 ひら かれた。この席上 せきじょう で西広 にしひろ 防衛 ぼうえい 局長 きょくちょう は検討 けんとう の経緯 けいい について説明 せつめい した後 のち 、「支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き F-1の後継 こうけい 機 き FS-Xに関 かん する措置 そち については、日米 にちべい の優 すぐ れた技術 ぎじゅつ を結集 けっしゅう し、F-16を改造 かいぞう 開発 かいはつ したい」と結 むす んだ。出席 しゅっせき した閣僚 かくりょう からの質問 しつもん もほとんど無 な いまま、中曽根 なかそね 康弘 やすひろ 総理 そうり 大臣 だいじん の「どうも、ごくろうさんでした」という言葉 ことば でこの決定 けってい は承認 しょうにん された。中曽根 なかそね 内閣 ないかく は翌月 よくげつ に退陣 たいじん して竹下 たけした 登 のぼる が総理 そうり 大臣 だいじん となり、計画 けいかく を引 ひ き継 つ いだ。
翌 よく 1988年 ねん (昭和 しょうわ 63年 ねん )4月 がつ 1日 にち 、航空 こうくう 幕僚監部 ばくりょうかんぶ 技術 ぎじゅつ 部 ぶ は「次期 じき 支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き 室 しつ 」を設置 せっち した。6月2日 にち には瓦 かわら 力 りょく 防衛 ぼうえい 長官 ちょうかん (竹下 たけした 内閣 ないかく )とフランク・カールッチ 国防 こくぼう 長官 ちょうかん との会談 かいだん で、次 つぎ のような日米 にちべい 共同 きょうどう 開発 かいはつ の基本 きほん 条件 じょうけん が合意 ごうい された。
計画 けいかく 管理 かんり は防衛庁 ぼうえいちょう が実施 じっし する
主 しゅ 契約 けいやく 者 しゃ は日本 にっぽん 企業 きぎょう
開発 かいはつ 費 ひ は防衛庁 ぼうえいちょう が負担 ふたん する
FS-X開発 かいはつ で得 え られる技術 ぎじゅつ 情報 じょうほう は、全 すべ て防衛庁 ぼうえいちょう に帰属 きぞく する
開発 かいはつ プロジェクトのワークシェアは、米 べい 側 がわ が60%
TSC(技術 ぎじゅつ 運営 うんえい 委員 いいん 会 かい )を設置 せっち する
11月29日 にち 、主 しゅ 契約 けいやく 者 しゃ を三菱重工業 みつびしじゅうこうぎょう 、協力 きょうりょく 会社 かいしゃ を川崎重工業 かわさきじゅうこうぎょう ・富士重工業 ふじじゅうこうぎょう ・ジェネラル・ダイナミクス 、日米 にちべい のワークシェアリングは「日本 にっぽん 6:アメリカ4」の日本 にっぽん 優位 ゆうい とした「日本国 にっぽんこく 防衛庁 ぼうえいちょう と合衆国 がっしゅうこく 国防省 こくぼうしょう との間 あいだ のFS-Xウェポン・システムの開発 かいはつ における協力 きょうりょく に関 かん する了解 りょうかい 事項 じこう 覚書 おぼえがき 」(開発 かいはつ MOU)が締結 ていけつ された。なお、ジェネラル・ダイナミクスは、1992年 ねん (平成 へいせい 4年 ねん )12月に航空機 こうくうき 部門 ぶもん をロッキード へ売却 ばいきゃく したため、同時 どうじ に協力 きょうりょく 会社 かいしゃ も引 ひ き継 つ がれた。さらに、ロッキードは1995年 ねん (平成 へいせい 7年 ねん )3月 がつ にマーティン・マリエッタ と合併 がっぺい してロッキード・マーティン となり、協力 きょうりょく 会社 かいしゃ が引 ひ き継 つ がれた。
エンジン技術 ぎじゅつ 供与 きょうよ までの推移 すいい [ 編集 へんしゅう ]
FS-X当時 とうじ の世界 せかい 情勢 じょうせい [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん がFS-Xの計画 けいかく を進 すす めている中 なか 、日本 にっぽん 唯一 ゆいいつ の軍事 ぐんじ 同盟 どうめい 国 こく であるアメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく は、ロナルド・レーガン 大統領 だいとうりょう のもと、ソビエト連邦 れんぽう との対決 たいけつ 姿勢 しせい を打 う ち出 だ しており、1981年 ねん (昭和 しょうわ 56年 ねん )の「600隻 せき 艦隊 かんたい 構想 こうそう 」、1983年 ねん (昭和 しょうわ 58年 ねん )の「戦略 せんりゃく 防衛 ぼうえい 構想 こうそう (SDI構想 こうそう :スターウォーズ計画 けいかく )」などで軍拡 ぐんかく 競争 きょうそう を挑 いど んだ[10] 。また、「欧州 おうしゅう においても戦術 せんじゅつ 核 かく を使用 しよう した核 かく 戦争 せんそう は起 お こりうる」と発言 はつげん し、NATO 諸国 しょこく は改 あらた めて自分 じぶん たちが冷戦 れいせん の正面 しょうめん に居 い ることを認識 にんしき した。
一方 いっぽう 、アメリカは日本 にっぽん の置 お かれた環境 かんきょう や防衛 ぼうえい 努力 どりょく が軽 かる いとも感 かん じており、アメリカのみならず西欧 せいおう 諸国 しょこく からも「西側 にしがわ の一員 いちいん 」としての防衛 ぼうえい 努力 どりょく への要求 ようきゅう が高 たか まった。1983年 ねん (昭和 しょうわ 58年 ねん )の中曽根 なかそね 康弘 やすひろ 首相 しゅしょう の「不 ふ 沈空母 はは 」発言 はつげん や、1985年 ねん (昭和 しょうわ 60年 ねん )の防衛 ぼうえい 費 ひ 1%枠 わく 突破 とっぱ はそれに対 たい する回答 かいとう でもあったが、他 た の西側 にしがわ 諸国 しょこく と比較 ひかく して少 すく なすぎるとの批判 ひはん は常 つね に付 つ きまとっていた[注釈 ちゅうしゃく 3] [10] 。
経済 けいざい 面 めん では日米 にちべい 貿易 ぼうえき 摩擦 まさつ で対立 たいりつ し、1985年 ねん (昭和 しょうわ 60年 ねん )に対 たい 日 にち 制裁 せいさい 法案 ほうあん が可決 かけつ されるほど険悪 けんあく な日米 にちべい 関係 かんけい であったが、日米 にちべい 同盟 どうめい の軍事 ぐんじ 面 めん においては共和党 きょうわとう が政権 せいけん を担当 たんとう していることもあり比較的 ひかくてき 良好 りょうこう であった。1986年 ねん (昭和 しょうわ 61年 ねん )4月 がつ に来日 らいにち したワインバーガー国防 こくぼう 長官 ちょうかん は「FS-X選定 せんてい は日本 にっぽん が決定 けってい すべきこと」と発言 はつげん をしていた。
日本 にっぽん のFS-Xの対 たい 艦 かん ミサイル 4発 はつ 搭載 とうさい という運用 うんよう 要求 ようきゅう は、ソビエトの対 たい 日 にち 侵攻 しんこう を想定 そうてい した航空 こうくう 自衛隊 じえいたい のオペレーションリサーチの結果 けっか 弾 はじ き出 だ された数字 すうじ であり、アメリカはF-15 のペーパープラン以外 いがい に対 たい 艦 かん ミサイル4発 はつ を搭載 とうさい する戦闘 せんとう 機 き など考 かんが えたことは無 な かった[注釈 ちゅうしゃく 4] 。仮 かり に、FS-Xに対 たい 艦 かん ミサイルの4発 はつ 搭載 とうさい が出来 でき ない場合 ばあい 、支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き 隊 たい の定数 ていすう 増加 ぞうか や新編 しんぺん 、配備 はいび 基地 きち そのものの新設 しんせつ など自衛隊 じえいたい の組織 そしき 自体 じたい をいじる必要 ひつよう があり、さすがにアメリカもFS-Xの運用 うんよう 要求 ようきゅう を撤回 てっかい させて、米国 べいこく 製 せい 戦闘 せんとう 機 き の輸入 ゆにゅう や改造 かいぞう 無 な しのライセンス生産 せいさん を公式 こうしき の要求 ようきゅう とすることは出来 でき なかった。
しかし、1989年 ねん (平成 へいせい 元年 がんねん )にブッシュ 大統領 だいとうりょう に政権 せいけん が交代 こうたい すると、「ロン・ヤス」関係 かんけい がベースにあった当時 とうじ とは打 う って変 か わって、凄 すさ まじい対 たい 日 にち 圧力 あつりょく が展開 てんかい されることになる。
米 べい 議会 ぎかい による外圧 がいあつ [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん の防衛庁 ぼうえいちょう が輸入 ゆにゅう 推進 すいしん 派 は と国産 こくさん 推進 すいしん 派 は に割 わ れていたように、アメリカもまた一枚岩 いちまいいわ ではなかった。日本 にっぽん の防衛庁 ぼうえいちょう とアメリカ国防総省 こくぼうそうしょう ・国務省 こくむしょう の信頼 しんらい の厚 あつ さは、当時 とうじ のアーミテージ 国防 こくぼう 次官補 じかんほ の、「我々 われわれ ペンタゴンは、日本 にっぽん との相互 そうご 信頼 しんらい に基 もと づいて戦後 せんご の防衛 ぼうえい 協力 きょうりょく 体制 たいせい を築 きず いてきた。だから、防衛庁 ぼうえいちょう との間 あいだ には100パーセントの信頼 しんらい 関係 かんけい がある」という発言 はつげん からも分 わ かるとおり非常 ひじょう に厚 あつ いものであった。
一方 いっぽう でアメリカ商務省 しょうむしょう と日本 にっぽん の通商産業省 つうしょうさんぎょうしょう (現 げん 経済 けいざい 産業 さんぎょう 省 しょう )、外務省 がいむしょう は敵対 てきたい 関係 かんけい にあった。商務省 しょうむしょう の相手 あいて する日本 にっぽん の諸 しょ 機関 きかん は、「スーパー301条 じょう 」発動 はつどう を避 さ けようと、ありとあらゆる方法 ほうほう で抵抗 ていこう するタフ・ネゴシエイターであり、アメリカは何 なん 度 ど も苦汁 くじゅう を舐 な めさせられていた。商務省 しょうむしょう は1988年 ねん (昭和 しょうわ 63年 ねん )9月 がつ に「国防総省 こくぼうそうしょう が外国 がいこく と軍事 ぐんじ 機器 きき の共同 きょうどう 生産 せいさん の契約 けいやく を行 おこな う際 さい には、商務省 しょうむしょう が情報 じょうほう 提供 ていきょう を受 う け、勧告 かんこく を出 だ し、国防総省 こくぼうそうしょう はそれらを考慮 こうりょ する」という権限 けんげん を与 あた えられていたが、商務省 しょうむしょう は日本 にっぽん のFS-Xに関 かん して情報 じょうほう 提供 ていきょう を受 う けてはいなかった。
貿易 ぼうえき 赤字 あかじ という経済 けいざい 問題 もんだい と安全 あんぜん 保障 ほしょう を切 き り離 はな して考 かんが える国防省 こくぼうしょう ・国務省 こくむしょう の考 かんが え方 かた は、商務省 しょうむしょう ・通商 つうしょう 代表 だいひょう 部 ぶ からすれば「アマチュア」でしかなく、500億 おく ドルを超 こ える貿易 ぼうえき 赤字 あかじ をかぶせる日本 にっぽん が、戦闘 せんとう 機 き の完成 かんせい 品 ひん の輸入 ゆにゅう を行 おこな わずに技術 ぎじゅつ 移転 いてん を受 う けると言 い うのは、彼 かれ らの思考 しこう の埒外 らちがい でしかなかった。ここに至 いた って「前 ぜん 政権 せいけん が承認 しょうにん した国家 こっか 間 あいだ の安全 あんぜん 保障 ほしょう に関 かか わる国際 こくさい 共同 きょうどう 計画 けいかく を、経済 けいざい 問題 もんだい を盾 たて に商務省 しょうむしょう が潰 つぶ しにかかる」という前代未聞 ぜんだいみもん の事態 じたい が発生 はっせい することになる。
1989年 ねん (平成 へいせい 元年 がんねん )2月 がつ 2日 にち に竹下 たけした 登 のぼる 総理 そうり 大臣 だいじん は、1月 がつ に新 しん 政権 せいけん として発足 ほっそく したブッシュ 大統領 だいとうりょう からワシントンD.C. に招 まね かれており、日米 にちべい 安保 あんぽ の重要 じゅうよう 性 せい とともに、米国 べいこく のFS-X計画 けいかく への協力 きょうりょく が高 たか らかに謳 うた いあげられるはずであった。ところが、それは当日 とうじつ の朝 あさ に有力 ゆうりょく 上院 じょういん 議員 ぎいん 12名 めい の連名 れんめい でホワイトハウス に届 とど けられたFS-X計画 けいかく に反対 はんたい する書簡 しょかん のために中止 ちゅうし された。2月 がつ 14日 にち には超党派 ちょうとうは の24議員 ぎいん が、「政府 せいふ がF-16の対 たい 日 にち 技術 ぎじゅつ 供与 きょうよ の承認 しょうにん を求 もと めた場合 ばあい 、不承認 ふしょうにん の決議 けつぎ 案 あん を出 だ して対抗 たいこう する」という内容 ないよう の書簡 しょかん を大統領 だいとうりょう に送 おく った。ブッシュ大統領 だいとうりょう は3月 がつ 10日 とおか を回答 かいとう 期限 きげん として政府 せいふ 部 ぶ 内 ない に再 さい 検討 けんとう 会議 かいぎ を設 もう け、3月 がつ 20日 はつか にようやく「共同 きょうどう 開発 かいはつ の前進 ぜんしん 」を決定 けってい する。ただし以下 いか のような付帯 ふたい 事項 じこう が付 つ けられていた。
F-16のソース・コード の供与 きょうよ を制約 せいやく する
生産 せいさん 段階 だんかい での米国 べいこく の仕事 しごと 分担 ぶんたん 率 りつ は最大限 さいだいげん に確保 かくほ を目指 めざ す
日本 にっぽん からの技術 ぎじゅつ を必 かなら ず提供 ていきょう するとの保証 ほしょう を設 もう ける
3月 がつ 20日 はつか より日米 にちべい 間 あいだ で「日米 にちべい 合意 ごうい 内容 ないよう の明確 めいかく 化 か 」と呼 よ ばれる作業 さぎょう が開始 かいし された。アメリカの強硬 きょうこう な態度 たいど に、日本 にっぽん 側 がわ からは、とても「見直 みなお し」「再 さい 検討 けんとう 」という言葉 ことば が使 つか えない状況 じょうきょう での選択 せんたく であった。4月 がつ 28日 にち にブッシュ大統領 だいとうりょう の特別 とくべつ 声明 せいめい が出 だ されたが、その内容 ないよう は一方 いっぽう 的 てき にアメリカ側 がわ が有利 ゆうり なものとなっている。具体 ぐたい 的 てき に示 しめ すと、最後 さいご まで問題 もんだい を引 ひ きずった生産 せいさん 段階 だんかい でのアメリカ側 がわ ワークシェアが「総 そう 生産 せいさん 額 がく の約 やく 40パーセント」[注釈 ちゅうしゃく 5] と明記 めいき されたほか、技術 ぎじゅつ 移転 いてん の面 めん においても「日本 にっぽん 側 がわ は、アメリカ側 がわ が入手 にゅうしゅ することを希望 きぼう するすべての技術 ぎじゅつ を、すでに合意 ごうい された手続 てつづ きにしたがってアメリカ側 がわ に移転 いてん する」となっていた。
これに対 たい して自民党 じみんとう 内部 ないぶ から「不平等 ふびょうどう 条約 じょうやく 」との声 こえ があがった。そもそも開発 かいはつ 能力 のうりょく が対等 たいとう でない以上 いじょう 、不平等 ふびょうどう になることは、やむをえないという見方 みかた もあるが、日本 にっぽん が独自 どくじ に築 きず いてきた複 ふく 合 あい 素材 そざい などの特殊 とくしゅ 技術 ぎじゅつ や、戦闘 せんとう 機 き 共同 きょうどう 開発 かいはつ とは全 まった く無関係 むかんけい な航空機 こうくうき 用 よう タイヤの技術 ぎじゅつ などを無条件 むじょうけん に提供 ていきょう し、米国 べいこく がF-16の核心 かくしん を「ブラックボックス 」化 か することを許 ゆる される取 と り決 き めは、特 とく に共同 きょうどう 開発 かいはつ でも日本 にっぽん の主体性 しゅたいせい を確立 かくりつ することを望 のぞ んでいた国産 こくさん 推進 すいしん 派 は にとって、敗北 はいぼく 感 かん を味 あじ わうものであり、FS-Xに関 かん する不満 ふまん が至 いた るところで噴出 ふんしゅつ した。日米 にちべい マスコミも「ジャパン・バッシング 」関連 かんれん の話題 わだい として、大々的 だいだいてき に報道 ほうどう した。
F-16のF110エンジン
一方 いっぽう 、実務 じつむ 者 しゃ レベルにおいては未 いま だに「FS-X潰 つぶ し」への必死 ひっし の抵抗 ていこう が続 つづ いていた。ブッシュ大統領 だいとうりょう の特別 とくべつ 声明 せいめい (議会 ぎかい 通告 つうこく )に対 たい し、反 はん FS-X陣営 じんえい はエンジン技術 ぎじゅつ の対 たい 日 にち 供与 きょうよ を差 さ し止 と める条件 じょうけん を付帯 ふたい した修正 しゅうせい 案 あん を上院 じょういん に提出 ていしゅつ し、5月16日 にち これを可決 かけつ させた。共同 きょうどう 開発 かいはつ そのものは上院 じょういん 、下院 かいん 双方 そうほう で否決 ひけつ されない限 かぎ り自然 しぜん 承認 しょうにん の見込 みこ みであったため、日本 にっぽん のFS-Xの死命 しめい を制 せい するエンジン技術 ぎじゅつ の供与 きょうよ は核心 かくしん 的 てき な問題 もんだい となった。ブッシュ大統領 だいとうりょう による初 はじ めての拒否 きょひ 権 けん は、この対 たい 日 にち エンジン技術 ぎじゅつ 供与 きょうよ 反対 はんたい に対 たい して発動 はつどう されたが、この拒否 きょひ 権 けん は修正 しゅうせい 決議 けつぎ 案 あん に2/3以上 いじょう の賛成 さんせい があれば覆 くつがえ るとなっていた(オーバーライド )。6月1日 にち に共同 きょうどう 開発 かいはつ 計画 けいかく は自然 しぜん 承認 しょうにん され、ブッシュ政権 せいけん は「F-16対 たい 日 にち 技術 ぎじゅつ 供与 きょうよ 許可 きょか 証 しょう (LTAA)」を発行 はっこう した。「エンジン技術 ぎじゅつ 供与 きょうよ を認 みと めない」と言 い う条件 じょうけん 付 つ き共同 きょうどう 開発 かいはつ に対 たい する上院 じょういん での評決 ひょうけつ は9月13日 にち に行 おこな われ、66対 たい 34という1票 ひょう 差 さ で否決 ひけつ 、対 たい 日 にち エンジン技術 ぎじゅつ 供与 きょうよ が決定 けってい された。エンジンは石川島播磨重工業 いしかわじまはりまじゅうこうぎょう (現 げん ・IHI )によってライセンス生産 せいさん されることとなった。
A型 がた の試作 しさく 1号機 ごうき であるXF-2A(旧 きゅう :63-0001)技術 ぎじゅつ 研究 けんきゅう 本部 ほんぶ (TRDI) による試験 しけん 終了 しゅうりょう 後 ご は、改 あらため 番 ばん により63-8501となっている
FS-Xは日米 にちべい 合意 ごうい によって、1990年 ねん (平成 へいせい 2年 ねん )3月 がつ 30日 にち に支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き 設計 せっけい チーム「FSET」が三菱重工 みつびしじゅうこう 大江 おおえ 工場 こうじょう に設置 せっち され、開発 かいはつ が開始 かいし された[注釈 ちゅうしゃく 6] 。F-1 は延命 えんめい されているとは言 い え、1997年 ねん (平成 へいせい 9年 ねん )にも減数 げんすう する見込 みこ みであり、実用 じつよう 試験 しけん などを考慮 こうりょ すると、時間 じかん 的 てき な余裕 よゆう は全 まった く無 な かった。
機体 きたい 概観 がいかん 作 づく りと設計 せっけい が行 おこな われ、飛行 ひこう 性能 せいのう 向上 こうじょう や対 たい 艦 かん ミサイル運用 うんよう のために垂直 すいちょく 尾翼 びよく 以外 いがい は全 すべ て三菱 みつびし によって再 さい 設計 せっけい された。「その執拗 しつよう なまでの徹底 てってい ぶりは、『国産 こくさん 』という意地 いじ の表 あらわ れでもあり、エアインテーク の形状 けいじょう まで設計 せっけい し直 なお すことに対 たい し、ジェネラル・ダイナミックスのF-16 設計 せっけい チームが腹 はら を立 た てた」という俗説 ぞくせつ があるが、エアインテークの変更 へんこう は、ディストーション特性 とくせい の向上 こうじょう 等 とう を図 はか るためと、国産 こくさん レーダー搭載 とうさい によって大型 おおがた 化 か した機首 きしゅ レドームのために改 あらため 設計 せっけい せざるを得 え なくなったことが理由 りゆう であり、ロッキードは「超 ちょう 音速 おんそく 衝撃波 しょうげきは の制御 せいぎょ を日本 にっぽん でできるのか不安 ふあん なのでやらない方 ほう がいいのではないか」と指摘 してき しただけである。
1992年 ねん (平成 へいせい 4年 ねん )に実物 じつぶつ 大 だい 模型 もけい (モックアップ )が作成 さくせい ・公表 こうひょう された。1994年 ねん (平成 へいせい 4年 ねん )2月 がつ に細部 さいぶ 設計 せっけい が終了 しゅうりょう 。続 つづ いて試作 しさく 機 き 4機 き の製作 せいさく に入 はい り、1995年 ねん (平成 へいせい 7年 ねん )1月 がつ に試作 しさく 1号機 ごうき (63-0001)をロールアウト。同年 どうねん 10月7日 にち に試作 しさく 1号機 ごうき の初 はつ 飛行 ひこう に成功 せいこう 、XF-2 と名 な づけられた。続 つづ いて単座 たんざ 2号機 ごうき (63-0002) と訓練 くんれん 用 よう の複 ふく 座 ざ 1・2号機 ごうき (63-0003・0004)が進 すすむ 空 そら 、1996年 ねん (平成 へいせい 8年 ねん )1月 がつ 9日 にち には単座 たんざ 型 がた がF-2A 、複 ふく 座 ざ 型 がた がF-2B の名称 めいしょう となることが決定 けってい し、3月に防衛庁 ぼうえいちょう へ納入 のうにゅう されて技術 ぎじゅつ 研究 けんきゅう 本部 ほんぶ (TRDI) による試験 しけん に供 きょう せられた。7月には日米 にちべい 両 りょう 政府 せいふ 間 あいだ で「日本国 にっぽんこく 防衛庁 ぼうえいちょう と合衆国 がっしゅうこく 国防省 こくぼうしょう との間 あいだ の支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き (F-2) システムの生産 せいさん に関 かん する了解 りょうかい 事項 じこう 覚書 おぼえがき 」(生産 せいさん MOU)を締結 ていけつ 、F-2の量産 りょうさん が日米 にちべい 両 りょう 政府 せいふ 間 あいだ で承認 しょうにん され、航空 こうくう 自衛隊 じえいたい は平成 へいせい 8年 ねん (1996年 ねん )度 ど から調達 ちょうたつ を開始 かいし した。この覚書 おぼえがき により、開発 かいはつ 分担 ぶんたん 比率 ひりつ である機体 きたい の40パーセントを米国 べいこく 内 ない で生産 せいさん するためロッキード・マーティンに生産 せいさん ラインが開 ひら かれ、生産 せいさん された部品 ぶひん は日本 にっぽん に輸出 ゆしゅつ されて三菱 みつびし で組 く み立 た てられた。
開発 かいはつ にはアメリカ空軍 くうぐん からもテストパイロット が派遣 はけん され、その中 なか には後 のち に宇宙 うちゅう 飛行 ひこう 士 し となるマイケル・フィンク がいた[17] 。
初期 しょき 不良 ふりょう と配備 はいび 遅延 ちえん [ 編集 へんしゅう ]
試作 しさく ・試験 しけん 飛行 ひこう の段階 だんかい において、日本 にっぽん が得意 とくい とする炭素 たんそ 系 けい 複 ふく 合 あい 素材 そざい で製作 せいさく した主翼 しゅよく 構造 こうぞう 部位 ぶい に顕微鏡 けんびきょう レベルの微小 びしょう な「ひび」が見 み つかる、主翼 しゅよく の一部 いちぶ 強度 きょうど 不足 ふそく が見 み られる、特定 とくてい の非対称 ひたいしょう 運動 うんどう を行 おこな った場合 ばあい に垂直 すいちょく 尾翼 びよく に予測 よそく 値 ち を超 こ える荷重 かじゅう がかかる、装備 そうび 品 ひん の特定 とくてい の組 く み合 あ わせによるフラッターの可能 かのう 性 せい 、増 ぞう 槽 そう 装備 そうび 時 じ の増 ぞう 槽 そう 取 と り付 つ け部分 ぶぶん にかかる荷重 かじゅう 、などの諸 しょ 問題 もんだい があったため、その原因 げんいん 究明 きゅうめい と改修 かいしゅう 作業 さぎょう により遅 おく れが発生 はっせい した。先 さき の日米 にちべい 交渉 こうしょう の影響 えいきょう もあり、XF-2の今後 こんご に対 たい し懐疑 かいぎ 的 てき な報道 ほうどう がなされたこともあった。ただし、飛行 ひこう 試験 しけん 時 じ においてこのような不具合 ふぐあい が見 み つかることは多 おお くの国 くに の機体 きたい 開発 かいはつ において決 けっ して珍 めずら しくなく、たとえば翼 つばさ の「ひび」はアメリカのF/A-18E/F 開発 かいはつ 時 じ にも見 み られた。
部隊 ぶたい 配備 はいび 後 ご のレーダーの不具合 ふぐあい については、レーダーそのものではなく機体 きたい のマッチング、艤装 ぎそう に問題 もんだい があったと言 い われている。レーダー自体 じたい に問題 もんだい があれば、C-1FTB で試験 しけん しているうちに判明 はんめい するが、マッチングは実機 じっき を使 つか わないと判明 はんめい せず、開発 かいはつ 経験 けいけん の問題 もんだい であり、初期 しょき 不良 ふりょう の範疇 はんちゅう であると考 かんが えられる。レーダーの不具合 ふぐあい についてはアラート任務 にんむ (領空 りょうくう 侵犯 しんぱん 警戒 けいかい 任務 にんむ )付与 ふよ を延期 えんき するよう航空 こうくう 総 そう 隊 たい が意見 いけん 具申 ぐしん したと報道 ほうどう された。
これらの不具合 ふぐあい に対 たい してはその後 ご 対策 たいさく が施 ほどこ され、2004年 ねん (平成 へいせい 16年 ねん )2月 がつ に戦闘 せんとう 能力 のうりょく 点検 てんけん (ORI)に合格 ごうかく した。アラート任務 にんむ は同年 どうねん 3月 がつ 19日 にち から第 だい 3飛行 ひこう 隊 たい (三沢 みさわ 基地 きち )、2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )3月 がつ から第 だい 6飛行 ひこう 隊 たい (築城 ちくじょう 基地 きち )に付与 ふよ された。
F-2の量産 りょうさん 初号 しょごう 機 き は2000年 ねん (平成 へいせい 12年 ねん )9月25日 にち に航空 こうくう 自衛隊 じえいたい に納入 のうにゅう された。56中業 ちゅうぎょう への記載 きさい から19年 ねん 、当初 とうしょ の配備 はいび 予定 よてい から13年 ねん 遅 おく れ、F-16 改造 かいぞう 開発 かいはつ 決定 けってい 以降 いこう の配備 はいび 予定 よてい からは3年 ねん 遅 おく れであった。開発 かいはつ の遅 おく れや米国 べいこく 企業 きぎょう の分担 ぶんたん 製造 せいぞう 、物価 ぶっか 上昇 じょうしょう などもあり開発 かいはつ 費 ひ は3270億 おく 円 えん となり、米国 べいこく による当初 とうしょ 見積 みつ もりの6000億 おく 円 えん には遠 とお く及 およ ばなかったが、日本 にっぽん 側 がわ 予測 よそく の1650億 おく 円 えん を大 おお きく超過 ちょうか した。これは当初 とうしょ 、技術 ぎじゅつ 援助 えんじょ を受 う けて日本 にっぽん 企業 きぎょう が試作 しさく 機 き の設計 せっけい ・製作 せいさく を行 おこな う前提 ぜんてい だったが、実際 じっさい には米国 べいこく 企業 きぎょう の分担 ぶんたん 製造 せいぞう や飛行 ひこう 制御 せいぎょ コンピューターのソースコードの国内 こくない 開発 かいはつ が加 くわ わったこと、不具合 ふぐあい 発生 はっせい による試験 しけん 遅延 ちえん などが影響 えいきょう している[21] 。F-2の配備 はいび の遅 おく れにより、3個 こ 支援 しえん 飛行 ひこう 隊 たい 体制 たいせい が維持 いじ できなくなることが早期 そうき に予想 よそう されたため、老朽 ろうきゅう 化 か が進 すす む旧式 きゅうしき のF-4EJ改 あらため を支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き に転用 てんよう 、その分 ぶん のF-15 を追加 ついか 調達 ちょうたつ する処置 しょち がとられた。
初 はつ 飛行 ひこう から最初 さいしょ の10年間 ねんかん で1機 き も失 うしな われず(2011年 ねん における喪失 そうしつ は東日本 ひがしにっぽん 大震災 だいしんさい による損害 そんがい であり、運用 うんよう 中 ちゅう の事故 じこ ではない)、単発 たんぱつ エンジンながら信頼 しんらい 性 せい の高 たか い機体 きたい ではある。なお、主力 しゅりょく 戦闘 せんとう 機 き F-15J は最初 さいしょ の10年 ねん で5機 き を事故 じこ で失 うしな っている(ただしF-2とF-15Jでは10年間 ねんかん での調達 ちょうたつ 機 き 数 すう や総 そう 飛行 ひこう 時間 じかん に差 さ があり、訓練 くんれん 内容 ないよう の違 ちが いもあるので単純 たんじゅん な比較 ひかく はできない)。
調達 ちょうたつ と配備 はいび [ 編集 へんしゅう ]
調達 ちょうたつ 計画 けいかく の変更 へんこう [ 編集 へんしゅう ]
調達 ちょうたつ 計画 けいかく の変遷 へんせん
計画 けいかく 年 ねん
支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き 部隊 ぶたい 3個 こ 飛行 ひこう 隊 たい
教育 きょういく 飛行 ひこう 隊 たい
予備 よび
術 じゅつ 科 か 教育 きょういく
飛行 ひこう 教導 きょうどう 隊 たい
曲技 きょくぎ 飛行 ひこう 隊 たい
合計 ごうけい
当初 とうしょ
60機 き
21機 き
39機 き
2機 き
8機 き
11機 き
141機 き
1995年 ねん
60機 き
21機 き
39機 き
2機 き
8機 き
0機 き
130機 き
2004年 ねん
60機 き
21機 き
15機 き
2機 き
0機 き
0機 き
98機 き
2006年 ねん
60機 き
21機 き
11機 き
2機 き
0機 き
0機 き
94機 き
当初 とうしょ は141機 き の調達 ちょうたつ が計画 けいかく されていた。
支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き (FS) 3個 こ 飛行 ひこう 隊 たい に60機 き
一 いち 個 こ 飛行 ひこう 隊 たい の定数 ていすう は20機 き 。各 かく 飛行 ひこう 隊 たい は単座 たんざ のA型 がた 18機 き と複 ふく 座 ざ のB型 がた 2機 き を定数 ていすう とする。対象 たいしょう は三沢 みさわ 基地 きち の第 だい 3飛行 ひこう 隊 たい ・第 だい 8飛行 ひこう 隊 たい 、築城 ちくじょう 基地 きち の第 だい 6飛行 ひこう 隊 たい 。
T-2 超 ちょう 音速 おんそく 高等 こうとう 練習 れんしゅう 機 き の後継 こうけい としてB型 がた を松島 まつしま 基地 きち の第 だい 21飛行 ひこう 隊 たい に配備 はいび する。96機 き を調達 ちょうたつ したT-2の調達 ちょうたつ 数 すう と比 くら べるとかなり少 すく ない。これは進歩 しんぽ したシミュレータの活用 かつよう により超 ちょう 音速 おんそく 高等 こうとう 練習 れんしゅう 機 き による課程 かてい が不要 ふよう となり、T-4 による基本 きほん 操縦 そうじゅう 課程 かてい の直後 ちょくご からF-15又 また はF-2での戦闘 せんとう 機 き 操縦 そうじゅう 課程 かてい となっており、機種 きしゅ 転換 てんかん 訓練 くんれん 用 よう 機 き としての意味合 いみあ いが大 おお きい。
アグレッサー飛行 ひこう 隊 たい として過去 かこ にT-2、当初 とうしょ の調達 ちょうたつ 計画 けいかく 策定 さくてい 時点 じてん ではF-15J/DJ を運用 うんよう 中 ちゅう であった。
浜松 はままつ 基地 きち の第 だい 1術 じゅつ 科 か 学校 がっこう で整備 せいび 員 いん の養成 ようせい が行 おこな われており、教材 きょうざい とする。
在 ざい 場 じょう /減耗 げんもう 予備 よび 機 き に39機 き
飛行 ひこう 隊 たい ごとの整備 せいび や、大 だい 規模 きぼ 整備 せいび でメーカーに送 おく り返 かえ されている間 あいだ に部隊 ぶたい で使用 しよう するために、定数 ていすう 以外 いがい の予備 よび 機 き を設 もう けてローテーションを行 おこな う。また、事故 じこ による減耗 げんもう に対 たい して機体 きたい を確保 かくほ する。
T-4 中等 ちゅうとう 練習 れんしゅう 機 き を使用 しよう するブルーインパルス の後継 こうけい 機 き 。
しかし緊縮 きんしゅく 財政 ざいせい の折 おり 、1995年 ねん (平成 へいせい 7年 ねん )12月14日 にち の安全 あんぜん 保障 ほしょう 会議 かいぎ 決定 けってい と同月 どうげつ 15日 にち の閣議 かくぎ 了解 りょうかい により、ブルーインパルス配備 はいび 分 ぶん 11機 き が時期 じき 尚早 しょうそう として削減 さくげん され130機 き (うちB型 がた 47機 き )となった。
さらに、2002年 ねん (平成 へいせい 14年 ねん )8月 がつ の調達 ちょうたつ 数 すう 削減 さくげん の決定 けってい を受 う けて、飛行 ひこう 教導 きょうどう 隊 たい 配備 はいび 分 ぶん の8機 き と在 ざい 場 じょう 減耗 げんもう 予備 よび 分 ぶん の一部 いちぶ の24機 き の計 けい 32機 き が削減 さくげん され98機 き となった。飛行 ひこう 教導 きょうどう 隊 たい は今後 こんご も使用 しよう 可能 かのう なF-15DJを使用 しよう し続 つづ け、在 ざい 場 じょう 減耗 げんもう 予備 よび を15機 き に圧縮 あっしゅく する手法 しゅほう で調達 ちょうたつ 数 すう を削減 さくげん している。従来 じゅうらい のF-4、F-1などは機体 きたい 定数 ていすう の約 やく 30%を在 ざい 場 じょう 減耗 げんもう 予備 よび 機 き として調達 ちょうたつ していたことから、飛行 ひこう 隊 たい への配備 はいび 定数 ていすう 81機 き に対 たい して約 やく 19%となる在 ざい 場 じょう 減耗 げんもう 予備 よび 15機 き はかなり少 すく なめである。
グアム のアンダーセン空軍 くうぐん 基地 きち から訓練 くんれん のために離陸 りりく する、第 だい 3航空 こうくう 団 だん 第 だい 3飛行 ひこう 隊 たい 所属 しょぞく のF-2A(2007年 ねん 6月 がつ 13日 にち )
コープノース・グアム2009における編隊 へんたい 飛行 ひこう (上 うえ から、F-2A, B-52H 、F-16C, EA-6 )
訓練 くんれん のため、アンダーセン空軍 くうぐん 基地 きち に集結 しゅうけつ したF-2A(2009年 ねん )
防衛 ぼうえい 予算 よさん の削減 さくげん を受 う けて2004年 ねん (平成 へいせい 16年 ねん )12月10日 にち に議決 ぎけつ された「平成 へいせい 17年度 ねんど 以降 いこう に係 かか わる防衛 ぼうえい 計画 けいかく の大綱 たいこう 」によって、戦闘 せんとう 機 き 、戦車 せんしゃ 、護衛 ごえい 艦 かん を大幅 おおはば に削減 さくげん する方針 ほうしん を打 う ち出 だ した。この定数 ていすう 削減 さくげん によって、要撃 ようげき ・支援 しえん の二 に 本立 ほんだ てであった戦闘 せんとう 機 き 飛行 ひこう 隊 たい 区分 くぶん を将来 しょうらい 的 てき にマルチロール(全 ぜん 用途 ようと )化 か する必要 ひつよう が生 しょう じた。この防衛 ぼうえい 大綱 たいこう の発表 はっぴょう により旧 きゅう 防衛 ぼうえい 大綱 たいこう に基 もと づいた「中期 ちゅうき 防衛 ぼうえい 力 りょく 整備 せいび 計画 けいかく (平成 へいせい 13年度 ねんど - 17年度 ねんど ) 」は1年 ねん 繰 く り上 あ げて終了 しゅうりょう となり、新 しん 防衛 ぼうえい 大綱 たいこう に基 もと づいた中期 ちゅうき 防衛 ぼうえい 力 りょく 整備 せいび 計画 けいかく (平成 へいせい 17年度 ねんど - 21年度 ねんど ) が策定 さくてい された。この新 しん 中期 ちゅうき 防 ぼう の中 なか で、F-2の調達 ちょうたつ 中止 ちゅうし と中止 ちゅうし に至 いた る理由 りゆう 、F-4 の後継 こうけい 戦闘 せんとう 機 き (F-X) の調達 ちょうたつ が発表 はっぴょう された。F-2の調達 ちょうたつ 中止 ちゅうし の理由 りゆう は以下 いか の通 とお りである。
F-2は開発 かいはつ の遅 おく れなどで、1機 き 当 あ たりの価格 かかく が当初 とうしょ 予定 よてい していた約 やく 80億 おく 円 えん から、110億 おく 円 えん 以上 いじょう に増加 ぞうか した[24] 。
F-15が近代 きんだい 化 か 改修 かいしゅう で性能 せいのう 向上 こうじょう を図 はか っているのに対 たい し、F-2は機体 きたい が小 ちい さいF-16に大 おお きな改造 かいぞう を施 ほどこ した故 ゆえ に性能 せいのう 向上 こうじょう の余地 よち が少 すく ない。
F-2はミサイルなどの装備 そうび 数 すう にも限界 げんかい がある。
この時点 じてん で計 けい 76機 き が予算 よさん 計上 けいじょう されていたため、22機 き を足 た した合計 ごうけい 98機 き で配備 はいび を打 う ち切 き るとされた。その後 ご は、2005年 ねん (平成 へいせい 17年 ねん )度 ど 予算 よさん で5機 き 、2006年 ねん (平成 へいせい 18年 ねん )度 ど 予算 よさん で5機 き が調達 ちょうたつ された。当初 とうしょ は2008年 ねん (平成 へいせい 20年 ねん )度 ど までの整備 せいび 予定 よてい であったが、5機 き ずつ2年 ねん に分 わ けるよりも136億 おく 円 えん の節約 せつやく (このうち約 やく 100億 おく 円 えん は、会社 かいしゃ の生産 せいさん ラインを早期 そうき に閉 と じるために節約 せつやく できる額 がく )になるとして、2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )度 ど 予算 よさん では10機 き の2ヵ年 かねん 分 ぶん 一括 いっかつ 取得 しゅとく を目指 めざ したものの、8機 き 分 ぶん しか認 みと められず、2006年 ねん (平成 へいせい 18年 ねん )12月20日 にち に開 ひら かれた安全 あんぜん 保障 ほしょう 会議 かいぎ の場 ば で、総 そう 取得 しゅとく 数 すう を98機 き から94機 き (F-2A×62機 き 、F-2B×32機 き )に削減 さくげん することが了承 りょうしょう された[25] 。削減 さくげん 分 ぶん については、在 ざい 場 じょう 減耗 げんもう 予備 よび 機 き としており、総 そう 作戦 さくせん 機 き 数 すう は当初 とうしょ 計画 けいかく から変更 へんこう されていない。
2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )度 ど 発注 はっちゅう 分 ぶん は2011年 ねん (平成 へいせい 23年 ねん )度 ど に納入 のうにゅう 完了 かんりょう を予定 よてい しており、2011年 ねん 9月 がつ 27日 にち に最終 さいしゅう 号 ごう 機 き の納入 のうにゅう が行 おこな われた。岐阜 ぎふ 基地 きち 所属 しょぞく の試作 しさく 機 き 4機 き (現在 げんざい は新装 しんそう 備品 びひん の空中 くうちゅう 実験 じっけん 機 き )を含 ふく め、F-2の総 そう 生産 せいさん 数 すう は98機 き となった。
2010年 ねん (平成 へいせい 22年 ねん )7月 がつ 、防衛 ぼうえい 省 しょう が20機 き 程度 ていど の追加 ついか 調達 ちょうたつ を検討 けんとう しているという報道 ほうどう があった。これは次期 じき 主力 しゅりょく 戦闘 せんとう 機 き の選定 せんてい が遅 おく れていることにより戦闘 せんとう 機 き の生産 せいさん に空白 くうはく が生 う まれ生産 せいさん ラインや技術 ぎじゅつ 者 しゃ が維持 いじ できなくなる事 こと が懸念 けねん されている事 こと と、中国 ちゅうごく などの軍備 ぐんび 増強 ぞうきょう によって第 だい 4世代 せだい 戦闘 せんとう 機 き の保有 ほゆう 数 すう で劣位 れつい にある状況 じょうきょう に対応 たいおう する必要 ひつよう に迫 せま られていることが背景 はいけい にあると報道 ほうどう された[26] 。しかし、2010年 ねん 12月に改定 かいてい された「中期 ちゅうき 防衛 ぼうえい 力 りょく 整備 せいび 計画 けいかく (平成 へいせい 23年度 ねんど - 27年度 ねんど ) 」において、期間 きかん 中 ちゅう に新 しん 戦闘 せんとう 機 き を12機 き 調達 ちょうたつ する事 こと が発表 はっぴょう され、2011年 ねん (平成 へいせい 23年 ねん )度 ど 予算 よさん でもF-2の追加 ついか 調達 ちょうたつ 予算 よさん は計上 けいじょう されなかった。
調達 ちょうたつ 実績 じっせき [ 編集 へんしゅう ]
F-2の調達 ちょうたつ 数 すう
予算 よさん 計上 けいじょう 年度 ねんど
調達 ちょうたつ 数 すう
平成 へいせい 8年度 ねんど (1996年 ねん )
11機 き
平成 へいせい 9年度 ねんど (1997年 ねん )
8機 き
平成 へいせい 10年度 ねんど (1998年 ねん )
9機 き
平成 へいせい 11年度 ねんど (1999年 ねん )
8機 き
平成 へいせい 12年度 ねんど (2000年 ねん )
9機 き
平成 へいせい 13年度 ねんど (2001年 ねん )
12機 き
平成 へいせい 14年度 ねんど (2002年 ねん )
8機 き
平成 へいせい 15年度 ねんど (2003年 ねん )
6機 き
平成 へいせい 16年度 ねんど (2004年 ねん )
5機 き
平成 へいせい 17年度 ねんど (2005年 ねん )
5機 き
平成 へいせい 18年度 ねんど (2006年 ねん )
5機 き
平成 へいせい 19年度 ねんど (2007年 ねん )
8機 き
合計 ごうけい
94機 き
(試作 しさく 機 き の4機 き を除 のぞ く)
F-2A 百里基地 ひゃくりきち (2007年 ねん )
他 た の航空機 こうくうき と編隊 へんたい を組 く むF-2。先頭 せんとう がB-52 、続 つづ く手前 てまえ の2機 き がF-16 、奥 おく の2機 き がF-2、最 さい 後尾 こうび の2機 き がEA-6 となる。
F-2が最初 さいしょ に配備 はいび されたのは三沢 みさわ 基地 きち の第 だい 3飛行 ひこう 隊 たい である。2000年 ねん (平成 へいせい 12年 ねん )10月2日 にち に『臨時 りんじ F-2飛行 ひこう 隊 たい 』が発足 ほっそく し、F-2の受領 じゅりょう と訓練 くんれん を開始 かいし 、2001年 ねん (平成 へいせい 13年 ねん )2月 がつ 27日 にち にF-1 からF-2への更新 こうしん を完了 かんりょう した。
次 つ いで松島 まつしま 基地 きち の第 だい 21飛行 ひこう 隊 たい のT-2 を更新 こうしん するため、2002年 ねん (平成 へいせい 14年 ねん )4月 がつ 1日 にち に『臨時 りんじ 教育 きょういく F-2飛行 ひこう 隊 たい 』が発足 ほっそく した。2004年 ねん (平成 へいせい 16年 ねん )3月 がつ 29日 にち にF-2Bの配備 はいび が完了 かんりょう し、臨時 りんじ 教育 きょういく F-2飛行 ひこう 隊 たい は第 だい 21飛行 ひこう 隊 たい に改編 かいへん された。
築城 ちくじょう 基地 きち の第 だい 6飛行 ひこう 隊 たい のF-1を更新 こうしん するため、2004年 ねん (平成 へいせい 16年 ねん )8月 がつ 3日 にち に第 だい 6飛行 ひこう 隊 たい F-2飛行 ひこう 班 はん が設置 せっち され、2006年 ねん (平成 へいせい 18年 ねん )3月9日 にち にF-2への更新 こうしん を完了 かんりょう 、これに伴 ともな いF-1は全 ぜん 機 き 退役 たいえき した。
三沢 みさわ 基地 きち の第 だい 8飛行 ひこう 隊 たい は、2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )度 ど に『F-2準備 じゅんび 班 はん 』が設置 せっち されて隊員 たいいん の教育 きょういく ・訓練 くんれん を開始 かいし 、2008年 ねん (平成 へいせい 20年 ねん )4月 がつ 1日 にち に『F-2飛行 ひこう 班 はん 』が設置 せっち され、2009年 ねん (平成 へいせい 21年 ねん )3月 がつ 26日 にち にF-1の代替 だいたい として配備 はいび されていたF-4EJ改 あらため からの更新 こうしん を完了 かんりょう した。
F-2の調達 ちょうたつ は2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )度 ど に終了 しゅうりょう し、2011年 ねん (平成 へいせい 23年 ねん )9月 がつ 27日 にち に最終 さいしゅう 号 ごう 機 き が納入 のうにゅう された。2020年 ねん 3月 がつ 31日 にち 時点 じてん の保有 ほゆう 数 すう は試作 しさく 機 き を含 ふく めて91機 き [27] 。試作 しさく 機 き の4機 き は岐阜 ぎふ 基地 きち の飛行 ひこう 開発 かいはつ 実験 じっけん 団 だん (ADTW)に配備 はいび されている。
2016年 ねん (平成 へいせい 28年 ねん )8月 がつ 現在 げんざい 、F-2A/Bは以下 いか の4個 こ 飛行 ひこう 隊 たい 、飛行 ひこう 開発 かいはつ 実験 じっけん 団 だん 、第 だい 1術 じゅつ 科 か 学校 がっこう において運用 うんよう されている。2016年 ねん (平成 へいせい 28年 ねん )7月 がつ 29日 にち に第 だい 8飛行 ひこう 隊 たい が三沢 みさわ 基地 きち から築城 ちくじょう 基地 きち に移駐 いちゅう し、第 だい 3航空 こうくう 団 だん から第 だい 8航空 こうくう 団 だん に編入 へんにゅう されている[28] 。
2019年 ねん (平成 へいせい 31年 ねん )3月 がつ 、F-4EJ改 あらため からF-35 へ機種 きしゅ 更新 こうしん するため、三沢 みさわ 基地 きち へ移駐 いちゅう した第 だい 302飛行 ひこう 隊 たい と入 い れ替 か わる形 かたち で、2020年 ねん (令 れい 和 わ 2年 ねん )3月 がつ 26日 にち に第 だい 3飛行 ひこう 隊 たい が百里基地 ひゃくりきち へ移駐 いちゅう し、第 だい 3航空 こうくう 団 だん から第 だい 7航空 こうくう 団 だん に編入 へんにゅう されている[29] 。
配線 はいせん の誤 あやま 接続 せつぞく による墜落 ついらく [ 編集 へんしゅう ]
2007年 ねん (平成 へいせい 19年 ねん )10月31日 にち - F-2B (43-8126) が、名古屋 なごや 飛行場 ひこうじょう に隣接 りんせつ する三菱重工業 みつびしじゅうこうぎょう の名古屋 なごや 航空 こうくう 宇宙 うちゅう システム製作所 せいさくしょ 小牧 こまき 南 みなみ 工場 こうじょう における機体 きたい 定期 ていき 整備 せいび (IRAN) の最終 さいしゅう チェックである社内 しゃない 飛行 ひこう 試験 しけん を行 おこな うため離陸 りりく しようとしたところ、浮揚 ふよう 直後 ちょくご に意図 いと した以上 いじょう の急激 きゅうげき な機首 きしゅ 上 あ げ動作 どうさ が発生 はっせい し、パイロットがそれを押 お さえようと機首 きしゅ 下 さ げ操作 そうさ をしたところ今度 こんど は意図 いと した以上 いじょう の急激 きゅうげき な機首 きしゅ 下 さ げ動作 どうさ が発生 はっせい したことにより急降下 きゅうこうか 、機首 きしゅ 部分 ぶぶん より滑走 かっそう 路 ろ に激突 げきとつ 、機体 きたい を破損 はそん させながら滑走 かっそう 路 ろ を左 ひだり 方向 ほうこう に逸脱 いつだつ 、停止 ていし 、炎上 えんじょう した。三菱重工 みつびしじゅうこう 社員 しゃいん のテストパイロット2名 めい (共 とも に、元 もと ・航空 こうくう 自衛隊 じえいたい パイロット)は脱出 だっしゅつ したが重傷 じゅうしょう を負 お った。この事故 じこ の発生 はっせい を受 う け、空自 くうじ では同日 どうじつ より11月16日 にち までF-2全 ぜん 機 き の飛行 ひこう が中止 ちゅうし された。
事故 じこ の原因 げんいん は、機体 きたい の縦 たて 方向 ほうこう の動 うご きを感知 かんち するピッチ・レート・ジャイロと、横 よこ 回転 かいてん の動 うご きを検知 けんち するロール・レート・ジャイロの配線 はいせん を相互 そうご に誤 あやま 接続 せつぞく してしまっていたことであった。これにより機体 きたい を制御 せいぎょ するコンピューターに縦 たて 方向 ほうこう の動 うご きと横 よこ 回転 かいてん の動 うご きが誤 あやま って伝達 でんたつ され、パイロットの意図 いと しない動作 どうさ を機体 きたい に発生 はっせい させてしまったことにより墜落 ついらく に至 いた ったものである。
操縦 そうじゅう 桿の折損 せっそん [ 編集 へんしゅう ]
2008年 ねん (平成 へいせい 20年 ねん )1月 がつ 21日 にち - 航空 こうくう 自衛隊 じえいたい 三沢 みさわ 基地 きち 所属 しょぞく のF-2Aが青森 あおもり 県 けん 三沢 みさわ 市 し 沖 おき で訓練 くんれん 中 ちゅう に、操縦 そうじゅう 桿が基部 きぶ から折 お れた。パイロットは折 お れた操縦 そうじゅう 桿を差 さ し込 こ んで操縦 そうじゅう し無事 ぶじ に帰還 きかん した[30] 。
津波 つなみ による損傷 そんしょう ・喪失 そうしつ [ 編集 へんしゅう ]
駐 ちゅう 機 き 中 ちゅう に津波 つなみ の被害 ひがい に遭 あ ったF-2B群 ぐん を眺 なが めるアメリカ空軍 くうぐん Ramon Mortensen空軍 くうぐん 兵長 へいちょう (2011年 ねん 3月18日 にち 松島 まつしま 基地 きち )
2011年 ねん 3月11日 にち 、松島 まつしま 基地 きち の第 だい 21飛行 ひこう 隊 たい 所属 しょぞく で操縦 そうじゅう 士 し 訓練 くんれん に使用 しよう されていた18機 き のF-2Bが、東北 とうほく 地方 ちほう 太平洋 たいへいよう 沖 おき 地震 じしん (東日本 ひがしにっぽん 大震災 だいしんさい )によって発生 はっせい した津波 つなみ により水没 すいぼつ した。これにより当時 とうじ 93機 き 保有 ほゆう していたF-2量産 りょうさん 機 き の20%、高等 こうとう 練習 れんしゅう 機 き を兼 か ねる複 ふく 座 ざ 型 がた のF-2Bに限 かぎ れば59%を一 いち 度 ど に損失 そんしつ し、残存 ざんそん 機 き 数 すう が75機 き と当初 とうしょ の調達 ちょうたつ 予 よ 定数 ていすう であった141機 き の半数 はんすう 程度 ていど にまで落 お ち込 こ むと見 み られたが[31] 、防衛 ぼうえい 省 しょう は2011年 ねん 第 だい 1次 じ 補正 ほせい 予算 よさん 案 あん に分解 ぶんかい 検査 けんさ 費 ひ 150億 おく 円 えん (T-4などの修復 しゅうふく 費用 ひよう も含 ふく む)を要求 ようきゅう し[32] 、水没 すいぼつ した18機 き の修理 しゅうり を決定 けってい 、4月 がつ 17日 にち より修復 しゅうふく 作業 さぎょう に入 はい った[33] 。また、第 だい 21飛行 ひこう 隊 たい は同年 どうねん 4月 がつ に三沢 みさわ 基地 きち に移動 いどう となり、同 どう 基地 きち に配置 はいち されている機体 きたい で操縦 そうじゅう 士 し 訓練 くんれん を再開 さいかい している[34] 。
当初 とうしょ の検査 けんさ では修復 しゅうふく 可能 かのう な機体 きたい は6機 き 程度 ていど であり、1機 き あたり50億 おく 円 えん -60億 おく 円 えん の費用 ひよう が必要 ひつよう とされた。被災 ひさい 時点 じてん でF-2はすでに生産 せいさん ラインを閉 と じ始 はじ めており、また折 おり からの不 ふ 況 きょう と緊縮 きんしゅく 財政 ざいせい による予算 よさん 不足 ふそく でラインの再開 さいかい も難 むずか しいため、喪失 そうしつ した機体 きたい の追加 ついか 調達 ちょうたつ は不可能 ふかのう に近 ちか かった。とくに複 ふく 座 ざ 型 がた を一挙 いっきょ に多数 たすう 喪失 そうしつ したことによって不足 ふそく する訓練 くんれん 機 き の数 かず は、教育 きょういく プログラムの変更 へんこう 等 とう (米 べい 空軍 くうぐん にてF-16を使用 しよう した訓練 くんれん 等 とう )で補 おぎな うこととした[35] 。修理 しゅうり 費 ひ は1機 き あたり約 やく 130億 おく 円 えん (総額 そうがく 約 やく 800億 おく 円 えん )になり、被害 ひがい が酷 ひど く修理 しゅうり は困難 こんなん と判断 はんだん された12機 き は部品 ぶひん 取 と り の後 のち 、処分 しょぶん する方針 ほうしん とされていた[36] 。
2013年 ねん 1月 がつ 22日 にち 、上記 じょうき の6機 き に加 くわ えて7機 き を修理 しゅうり する計画 けいかく があることが防衛 ぼうえい 大臣 だいじん ・小野寺 おのでら 五 ご 典 てん より発表 はっぴょう された[37] 。あわせて18機 き 中 ちゅう 13機 き までの修復 しゅうふく が実現 じつげん ・完了 かんりょう すれば、F-2量産 りょうさん 機 き の保有 ほゆう 機 き 数 すう は88機 き となり被災 ひさい 前 まえ の95%まで回復 かいふく することになる。
2015年 ねん 2月 がつ 16日 にち 、修復 しゅうふく された機体 きたい の初号 しょごう 機 き (03-8106)が名古屋 なごや 飛行場 ひこうじょう で初 はつ 飛行 ひこう に成功 せいこう 、4月 がつ 21日 にち に愛知 あいち 県 けん 豊山 とよやま 町 まち の三菱重工業 みつびしじゅうこうぎょう 小牧 おまき 南 みなみ 工場 こうじょう で修復 しゅうふく 第 だい 1号機 ごうき の納入 のうにゅう 式 しき が行 おこな われた。部品 ぶひん を再 さい 利用 りよう するなど1機 き あたりの修復 しゅうふく 費用 ひよう は73億 おく 円 えん で、2017年度 ねんど までに13機 き の修復 しゅうふく を終 お える予定 よてい であった[38] 。ロッキード・マーティンも修復 しゅうふく に協力 きょうりょく [39] 。
2016年 ねん 3月 がつ 20日 はつか 、修理 しゅうり を完了 かんりょう させた6機 き を含 ふく んだ計 けい 10機 き のF-2で第 だい 21飛行 ひこう 隊 たい が三沢 みさわ 基地 きち から松島 まつしま 基地 きち に帰還 きかん した[34] 。
2018年 ねん 2月 がつ 28日 にち 、修復 しゅうふく 最終 さいしゅう 号 ごう 機 き (33-8117号機 ごうき )が松島 まつしま 基地 きち に到着 とうちゃく 、修復 しゅうふく 作業 さぎょう を行 おこな った全 ぜん 13機 き の納入 のうにゅう が完了 かんりょう した[40] [注釈 ちゅうしゃく 7] 。
飛行 ひこう 訓練 くんれん 中 ちゅう の墜落 ついらく [ 編集 へんしゅう ]
2019年 ねん (平成 へいせい 31年 ねん )2月 がつ 20日 はつか - 航空 こうくう 自衛隊 じえいたい 第 だい 8航空 こうくう 団 だん 第 だい 6飛行 ひこう 隊 たい のF-2B戦闘 せんとう 機 き 1機 き が訓練 くんれん で山口 やまぐち 県 けん 沖 おき の日本海 にほんかい を飛行 ひこう 中 ちゅう にレーダーから機 き 影 かげ が消 き えて連絡 れんらく が取 と れなくなった。機体 きたい は福岡 ふくおか 県 けん にある築城 ちくじょう 基地 きち の所属 しょぞく で、後 のち に墜落 ついらく した事 こと が判明 はんめい し乗 の っていた隊員 たいいん 2人 にん は現場 げんば 付近 ふきん で救助 きゅうじょ された[41] [42] 。原因 げんいん は、前 ぜん 席 せき 操縦 そうじゅう 者 しゃ が飛行 ひこう 諸 しょ 元 もと ・飛行 ひこう 姿勢 しせい を適切 てきせつ に把握 はあく せずに操縦 そうじゅう をし、適切 てきせつ な手順 てじゅん が実施 じっし できなかったため、異常 いじょう 姿勢 しせい 及 およ びその後 ご の操縦 そうじゅう 不能 ふのう 状態 じょうたい に陥 おちい ってしまった。また、後 こう 席 せき 操縦 そうじゅう 者 しゃ が操縦 そうじゅう を交代 こうたい し、回復 かいふく 操作 そうさ を試 こころ みたものの、背面 はいめん 状態 じょうたい で体 からだ が浮 う き、マニュアルモードにするスイッチに手 て が届 とど かず、また、前 ぜん 席 せき 操縦 そうじゅう 者 しゃ に誤 あやま ったスイッチ操作 そうさ の指示 しじ をしてしまい、正 ただ しい回復 かいふく 手段 しゅだん を取 と れず、操縦 そうじゅう 不能 ふのう 状態 じょうたい が継続 けいぞく した。
2019年 ねん (令 れい 和 わ 元年 がんねん )10月3日 にち 、ジェイエア のエンブラエルERJ170 (JA216J)が着陸 ちゃくりく 許可 きょか を受 う け、最終 さいしゅう 進入 しんにゅう 中 ちゅう の滑走 かっそう 路 ろ 10にF-2(93-8550)が管制 かんせい 許可 きょか を得 え ないまま侵入 しんにゅう した。JA216Jは復 ふく 行 ぎょう を指示 しじ され、F-2は管制 かんせい 指示 しじ により滑走 かっそう 路 ろ を離脱 りだつ した[44] 。三沢 みさわ 飛行場 ひこうじょう では管制 かんせい 官 かん の負担 ふたん 軽減 けいげん として交信 こうしん に軍用 ぐんよう 機 き はUHF、民間 みんかん 機 き はVHFを使 つか っているが同時 どうじ 送信 そうしん はしないという特有 とくゆう の運用 うんよう 法 ほう や、F-2の操縦 そうじゅう 士 し が訓練 くんれん 計画 けいかく の再考 さいこう に気 き を取 と られ一部 いちぶ をき流 きなが していたため、JA216Jへの離陸 りりく 指示 しじ を自身 じしん への指示 しじ と誤認 ごにん したことが重 かさ なった事例 じれい とされた[44] 。
2021年 ねん (令 れい 和 わ 3年 ねん )10月 がつ 10日 とおか 、領空 りょうくう 侵犯 しんぱん の恐 おそ れがある航空機 こうくうき に対応 たいおう するため、第 だい 8航空 こうくう 団 だん 第 だい 6飛行 ひこう 隊 たい に所属 しょぞく のF-2(53-8533)が緊急 きんきゅう 発進 はっしん 後 ご 、福岡 ふくおか 県 けん 朝倉 あさくら 市 し 東部 とうぶ の上空 じょうくう で約 やく 90kgのキャノピーと緊急 きんきゅう 用 よう のはしごが落下 らっか した。原因 げんいん は操縦 そうじゅう 士 し がキャノピーのロックを忘 わす れ、警告 けいこく 灯 とう にも気付 きづ かなかったため、与 あずか 圧 お された機内 きない と上空 じょうくう のとの気圧 きあつ 差 さ でキャノピーが開 ひら き脱落 だつらく したため[45] 。当該 とうがい 機 き は緊急 きんきゅう 状態 じょうたい を宣言 せんげん し築城 ちくじょう 基地 きち に着陸 ちゃくりく した。操縦 そうじゅう 士 し に怪我 けが はなかった。脱落 だつらく したキャノピーは発見 はっけん されておらず、落下 らっか による被害 ひがい も確認 かくにん されていない。
2022年 ねん (令 れい 和 わ 4年 ねん )5月26日 にち 、衆議院 しゅうぎいん 第 だい 208回 かい 国会 こっかい 予算 よさん 委員 いいん 会 かい 第 だい 19号 ごう の国会 こっかい 質疑 しつぎ において、元 もと 防衛 ぼうえい 大臣 だいじん の小野寺 おのでら 五 ご 典 てん 衆議院 しゅうぎいん 議員 ぎいん より、自衛隊 じえいたい のF-2戦闘 せんとう 機 き では「一 ひと つの戦闘 せんとう 機 き を犠牲 ぎせい にして、その戦闘 せんとう 機 き から部品 ぶひん を取 と り出 だ して、そしてほかの戦闘 せんとう 機 き につけて飛 と ばす。また部品 ぶひん が壊 こわ れたら、犠牲 ぎせい になる戦闘 せんとう 機 き をもう一 いち 機 き 選 えら んで、そこから部品 ぶひん を取 と り出 だ してほかにつける」という共食 ともぐ い整備 せいび が常態 じょうたい 化 か しており、「自衛隊 じえいたい の基地 きち 、駐屯 ちゅうとん 地 ち 、航空 こうくう 基地 きち に行 い くと、骨組 ほねぐ みになった、形 かたち はあるけれども中身 なかみ がすかすかの戦闘 せんとう 機 き がたくさんある」との指摘 してき がなされた[46] 。2022年 ねん (令 れい 和 わ 4年 ねん )9月5日 にち の日本経済新聞 にほんけいざいしんぶん において、防衛 ぼうえい 省 しょう の全 ぜん 装備 そうび 品 ひん のうち可動 かどう する物 もの は5割 わり であり、残 のこ りの半数 はんすう は整備 せいび 中 ちゅう 、さらに半分 はんぶん は修理 しゅうり に必要 ひつよう な予算 よさん や部品 ぶひん が無 な い「整備 せいび 待 ま ち」に分類 ぶんるい され、予算 よさん 不足 ふそく でスペアパーツの確保 かくほ が困難 こんなん なF-2は共食 ともぐ い整備 せいび が日常 にちじょう 化 か しており、一部 いちぶ の機体 きたい は部品 ぶひん の草刈 くさか り場 じょう と化 か し回復 かいふく の見込 みこ みがない深刻 しんこく さが潜 ひそ んでいると報道 ほうどう された[47] 。
F-16(上 うえ )とF-2(下 した )
当初 とうしょ 支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き として開発 かいはつ された本 ほん 機 き は、前任 ぜんにん 機 き F-1 と同様 どうよう に対地 たいち ・対 たい 艦 かん 攻撃 こうげき 能力 のうりょく を重視 じゅうし した機体 きたい である。単座 たんざ のF-2A と複 ふく 座 ざ のF-2B が存在 そんざい し、F-2AはF-16Cブロック40/42、F-2BはF-16Dブロック40/42をそれぞれベースとしている。F-2Bは機種 きしゅ 転換 てんかん 及 およ び高等 こうとう 操縦 そうじゅう 訓練 くんれん に用 もち いる機体 きたい で、後 こう 席 せき スペースを確保 かくほ するために搭載 とうさい 電子 でんし 機器 きき や燃料 ねんりょう 容量 ようりょう が減 へ らされている以外 いがい はF-2Aと同様 どうよう である。
機体 きたい 形状 けいじょう はベースとなったF-16 とほぼ同 おな じではあるが、航空 こうくう 自衛隊 じえいたい の要求 ようきゅう を満 み たすための改造 かいぞう や再 さい 設計 せっけい 箇所 かしょ が至 いた る所 ところ に見 み られることから「パッと見 み た形状 けいじょう 以外 いがい 、すべてが違 ちが う」などとも言 い われることがある。事実 じじつ 、F-16から図面 ずめん の95%以上 いじょう が変更 へんこう されている[49] 。一方 いっぽう で実証 じっしょう 済 ず みのF-16の基本 きほん 設計 せっけい を基 もと にしたことで、独自 どくじ 技術 ぎじゅつ や独自 どくじ のサブシステムを採用 さいよう することができた。
F-1は機体 きたい 形状 けいじょう から高速 こうそく 時 じ の旋回 せんかい に難 なん があるなど要撃 ようげき 任務 にんむ には不利 ふり とされていた。F-2ではこれらの反省 はんせい を踏 ふ まえ制 せい 空 そら 戦闘 せんとう 機 き としての能力 のうりょく も考慮 こうりょ された結果 けっか 、第 だい 5世代 せだい ジェット戦闘 せんとう 機 き であるF-22 を除 のぞ く次期 じき 主力 しゅりょく 戦闘 せんとう 機 き (F-X)候補 こうほ 機 き を含 ふく めた全 すべ ての戦闘 せんとう 機 き に比肩 ひけん し得 え る能力 のうりょく を持 も つといわれる[51] 。また、長 ちょう 射程 しゃてい の99式 しき 空 そら 対空 たいくう 誘導 ゆうどう 弾 だん の搭載 とうさい 改修 かいしゅう が進 すす められており、それに伴 ともな いレーダー (J/APG-1) の探知 たんち 距離 きょり も向上 こうじょう 、一説 いっせつ ではF-X候補 こうほ 機 き のF/A-18E/F 以上 いじょう になるとされている[52] 。
F-2の生産 せいさん は三菱重工業 みつびしじゅうこうぎょう のほか、ロッキード・マーティン 、川崎重工業 かわさきじゅうこうぎょう 、富士重工業 ふじじゅうこうぎょう 、IHI 等 ひとし の各 かく 企業 きぎょう が分担 ぶんたん して機体 きたい の各 かく ブロックや部品 ぶひん を生産 せいさん し、それを三菱重工 みつびしじゅうこう 小牧 おまき 工場 こうじょう にて組 く み立 た てるという形 かたち で行 おこな う[注釈 ちゅうしゃく 8] 。日米 にちべい 共同 きょうどう 開発 かいはつ のため、米国 べいこく 分 ぶん 開発 かいはつ 経費 けいひ として1機 き 当 あ たり47億 おく 円 えん が支払 しはら われているとも言 い われる。
F-2とF-16 Block 40の違 ちが い
ベース機 き のF-16C/Dブロック40から胴体 どうたい を0.5mほど延長 えんちょう し、さらには主翼 しゅよく 面積 めんせき を25%大 おお きく拡張 かくちょう (主翼 しゅよく 面積 めんせき はF-16C/Dが27.9m2 に対 たい し、F-2A/Bは34.84m2 )しており、重量 じゅうりょう 増加 ぞうか による翼 つばさ 面 めん 荷重 かじゅう の増加 ぞうか を抑 おさ えて(最大 さいだい 離陸 りりく 重量 じゅうりょう 時 じ の翼 つばさ 面 めん 荷重 におも はF-16C-40が688kg/m2 に対 たい し、F-2は634kg/m2 )、旋回 せんかい などの運動 うんどう 性 せい の向上 こうじょう を図 はか っている。同時 どうじ に主翼 しゅよく の操縦 そうじゅう 翼 つばさ 面 めん や水平 すいへい 尾翼 びよく 、ストレーキ (主翼 しゅよく の前方 ぜんぽう の機体 きたい 張 は り出 だ し)も面積 めんせき を拡大 かくだい している[6] 。細 こま かな改修 かいしゅう としては、本格 ほんかく 的 てき なステルス機 き の菱形 ひしがた 翼 つばさ ほどではないが、わずかに主翼 しゅよく や水平 すいへい 尾翼 びよく の後 のち 縁 えん に前進 ぜんしん 角 かく が付 つ けられている。
全体 ぜんたい 構成 こうせい はF-16と似 に ているが、大型 おおがた 化 か して下部 かぶ を膨 ふく らませたレドーム、レドームの改修 かいしゅう に合 あ わせて形状 けいじょう を変更 へんこう したエアインテーク、低 てい 高度 こうど 飛行 ひこう 時 じ のバードストライク 対応 たいおう 等 とう のためにフレームを2本 ほん に増 ふ やし3分割 ぶんかつ 化 か した風防 ふうぼう 、面積 めんせき を拡大 かくだい しテーパー翼 つばさ とした主翼 しゅよく 、着陸 ちゃくりく 滑走 かっそう 距離 きょり 短縮 たんしゅく 及 およ び凍結 とうけつ 滑走 かっそう 路 ろ での運用 うんよう を考慮 こうりょ したドラッグシュート 収容 しゅうよう のために延長 えんちょう した垂直 すいちょく 尾翼 びよく 付 つ け根 ね のフェアリング[注釈 ちゅうしゃく 9] 等 ひとし 、多 おお くの相違 そうい 点 てん を見 み て取 と ることができる[6] 。
風防 ふうぼう は2分割 ぶんかつ タイプのF-16とは異 こと なり、低空 ていくう 飛行 ひこう 時 じ のバードストライク 対策 たいさく として強化 きょうか された3分割 ぶんかつ タイプが採用 さいよう されている。複 ふく 座 ざ のF-2Bには前後 ぜんご 席 せき 用 よう が一体 いったい となったキャノピーが採用 さいよう された(F-16は前 まえ 後 ご が独立 どくりつ している)。
その他 た 、ステルス性 せい 向上 こうじょう を狙 ねら った電波 でんぱ 吸収 きゅうしゅう 材 ざい (RAM) の導入 どうにゅう 、機内 きない 燃料 ねんりょう 容量 ようりょう の増大 ぞうだい (F-16Cの約 やく 3,896Lに対 たい しF-2Aは約 やく 4,750L)を受 う けている[6] 。
大型 おおがた 化 か による重量 じゅうりょう 増加 ぞうか を最小限 さいしょうげん に留 と めるため、翼 つばさ を炭素 たんそ 繊維 せんい 強化 きょうか 複 ふく 合 ごう 材 ざい による一体 いったい 構造 こうぞう とする等 ひとし の措置 そち により、機体 きたい 規模 きぼ 拡大 かくだい に伴 ともな う重量 じゅうりょう 増 ぞう は抑 おさ えられている。F-16Cと比較 ひかく すると、空虚 くうきょ 重量 じゅうりょう で900kg程度 ていど (F-2の9,527kgに対 たい してブロック40の空虚 くうきょ 重量 じゅうりょう は約 やく 8,627kg)、最大 さいだい 離陸 りりく 重量 じゅうりょう では378kg(F-2の22,100kgに対 たい してブロック50の最大 さいだい 離陸 りりく 重量 じゅうりょう は21,722kg)となっている[6] が、それでも双発 そうはつ のF/A-18のC/D型 がた の空虚 くうきょ 重量 じゅうりょう (約 やく 10,400kg)に迫 せま るものとなっている。
F-16とF-2の機体 きたい 平面 へいめん 形 がた
F-2Aのキャノピー
F-2Bのキャノピー
F-2Aの背面 はいめん
着陸 ちゃくりく 滑走 かっそう 時 じ には
ドラッグシュート を
開 ひら くこともある
エンジンはF110-GE-129 とF100-PW-229 をRFP 方式 ほうしき で比較 ひかく し、信頼 しんらい 性 せい などの実績 じっせき からF110-GE-129ターボファンエンジン(クリーン時 じ 約 やく 75.62kN /アフターバーナー 時 どき 約 やく 131.23kN)を選定 せんてい 。IHIでライセンス生産 せいさん [注釈 ちゅうしゃく 10] [注釈 ちゅうしゃく 11] して搭載 とうさい している。
F-16では飛行 ひこう 中 ちゅう エンジンが停止 ていし した際 さい に使用 しよう するEPU (非 ひ 常用 じょうよう 電源 でんげん 装置 そうち )の燃料 ねんりょう に70%のヒドラジン 水溶液 すいようえき を使用 しよう しているため、取 と り扱 あつか いに細心 さいしん の注意 ちゅうい が必要 ひつよう だったが、F-2のEPUではジェット燃料 ねんりょう を使 つか う物 もの が採用 さいよう され、対応 たいおう 機材 きざい が不用 ふよう となり整備 せいび 員 いん の負担 ふたん 軽減 けいげん に繋 つな がっている。
アビオニクス (航空 こうくう 電子 でんし 機器 きき )もF-16以降 いこう に登場 とうじょう した新 しん 技術 ぎじゅつ を用 もち いて改修 かいしゅう がされており、最 もっと も特徴 とくちょう 的 てき なのはレーダー として三菱電機 みつびしでんき が開発 かいはつ したJ/APG-1 ・AESA (アクティブ式 しき 電子 でんし 走査 そうさ アレイ)レーダー(Xバンド)を搭載 とうさい した点 てん である。AESAレーダーの装備 そうび は、量産 りょうさん 機 き ではF-2が世界 せかい 初 はつ となる[注釈 ちゅうしゃく 2] 。なお、このレーダーの搭載 とうさい に合 あ わせレドームが大型 おおがた 化 か され、エアインテークにも手 て が加 くわ えられている。
飛行 ひこう 制御 せいぎょ にはF-16 同様 どうよう フライ・バイ・ワイヤ (FBW) を用 もち いるが、飛行 ひこう 制御 せいぎょ コンピューターのソースコードをアメリカ側 がわ が日本 にっぽん 側 がわ に提供 ていきょう しなかったため、日本 にっぽん で独自 どくじ のものを開発 かいはつ ・使用 しよう している。なお、FS-X計画 けいかく には運動 うんどう 性 せい 能力 のうりょく 向上 こうじょう 技術 ぎじゅつ (CCV) も盛 も り込 こ まれており、そのため、開発 かいはつ 当初 とうしょ は胴体 どうたい 下面 かめん にカナード翼 つばさ を搭載 とうさい する予定 よてい であり、カナード翼 つばさ による機動 きどう データを収集 しゅうしゅう するためにT-2 CCV研究 けんきゅう 機 き が作 つく られた。しかし、カナード翼 つばさ 装備 そうび による重量 じゅうりょう ・空気 くうき 抵抗 ていこう の増加 ぞうか や整備 せいび 性 せい の低下 ていか といったデメリットを考慮 こうりょ した結果 けっか 、カナード翼 つばさ の装備 そうび は見送 みおく られた。なお、CCV機能 きのう については、飛行 ひこう 制御 せいぎょ コンピューターのプログラムを工夫 くふう することでカナード翼 つばさ 装備 そうび 時 じ と同等 どうとう の機動 きどう が行 おこな えるようにした[注釈 ちゅうしゃく 12] 。また、飛行 ひこう 制御 せいぎょ 系統 けいとう はF-16の四 よん 重 じゅう 系 けい とは異 こと なり、自己 じこ 診断 しんだん 機能 きのう を採用 さいよう し、F-22と同様 どうよう の三重 みえ 系 けい の多重 たじゅう システム管理 かんり で構築 こうちく している[60] 。単発 たんぱつ エンジンということで安全 あんぜん 対策 たいさく にはF-2独自 どくじ の配慮 はいりょ がされており、設定 せってい した高度 こうど に突入 とつにゅう しそうになると警報 けいほう 音 おん を発 はっ し、スイッチを押 お すと機体 きたい を自動 じどう で水平 すいへい に回復 かいふく させる姿勢 しせい 回復 かいふく モード等 とう が組 く み込 こ まれている。
F-1では自己 じこ 防御 ぼうぎょ 用 よう の電子 でんし 機器 きき を搭載 とうさい しておらず無 む 防備 ぼうび な状態 じょうたい で任務 にんむ に就 つ いていたが、F-2では国産 こくさん 技術 ぎじゅつ も取 と り入 い れた統合 とうごう 電子 でんし 戦 せん システム (IEWS) も装備 そうび している[61] 。これはレーダー警戒 けいかい 装置 そうち (ESM) 等 とう による脅威 きょうい 識別 しきべつ ・警戒 けいかい 機能 きのう とECM /チャフ /フレア 等 ひとし の脅威 きょうい 対抗 たいこう 機能 きのう を統合 とうごう 制御 せいぎょ することで効率 こうりつ 的 てき な電子 でんし 戦 せん を行 おこな えるもので、操縦 そうじゅう 士 し の負担 ふたん 軽減 けいげん にも繋 つな がっている。F-2Bでは後 こう 席 せき 配置 はいち の関係 かんけい でこのシステムが簡略 かんりゃく 化 か されているため、F-2Aとは機外 きがい ECMアンテナ等 とう の配置 はいち に違 ちが いが見 み られる。
コクピットは表示 ひょうじ 装置 そうち が改良 かいりょう されており、液晶 えきしょう ディスプレイ を用 もち いた多 た 機能 きのう 表示 ひょうじ 装置 そうち (MFD) が3基 き 配置 はいち されている。また、操縦 そうじゅう には現代 げんだい 戦闘 せんとう 機 き の主流 しゅりゅう であるHOTAS概念 がいねん の導入 どうにゅう によるサイドスティック式 しき 操縦 そうじゅう 桿 を採用 さいよう しており、操縦 そうじゅう 桿とスロットルレバーから手 て を離 はな さずに各種 かくしゅ 操作 そうさ が可能 かのう になった。しかしF-16同様 どうよう 、数 かず mmだけ動 うご くタイプが採用 さいよう された事 こと に加 くわ え、複雑 ふくざつ なスイッチ類 るい の操作 そうさ パターンを習得 しゅうとく する必要 ひつよう があるなど、従来 じゅうらい 型 がた の操縦 そうじゅう 桿を持 も つ機体 きたい から機種 きしゅ 転換 てんかん を行 おこな う場合 ばあい 、操縦 そうじゅう 桿の扱 あつか いに慣 な れが必要 ひつよう だという。
射出 しゃしゅつ 座席 ざせき はACES II で、高度 こうど 0-15,240m、速度 そくど 0-600ノットEAS の範囲 はんい で脱出 だっしゅつ 可能 かのう [63] 。キャノピー投棄 とうき が通常 つうじょう だが、もしキャノピーが吹 ふ き飛 と ばない場合 ばあい でもスルー・キャノピー方式 ほうしき で破 やぶ って脱出 だっしゅつ できる[63] 。また、導 しるべ 爆 ばく 線 せん のTLX(Thin Layer Explosive)化 か が行 おこな われている[63] 。複 ふく 座 ざ 型 がた では前 ぜん 席 せき が脱出 だっしゅつ 操作 そうさ を行 おこな っても後 こう 席 せき が先 さき に射出 しゃしゅつ されるシークエンス機構 きこう を備 そな え、後 こう 席 せき が0.3-0.4秒 びょう 先 さき に射出 しゃしゅつ されるようになっている。
F-2の計器 けいき 、フライトコントロールパネル (FLCP) とマルチファンクションディスプレイセット (MFDS)
搭載 とうさい ステーションとして翼 つばさ 端 はし に各 かく 1箇所 かしょ (空 そら 対空 たいくう ミサイル用 よう )、翼下 よくか に最大 さいだい 8箇所 かしょ 、胴体 どうたい 下面 かめん に1箇所 かしょ の11ヵ所 かしょ のハードポイント を設定 せってい している[6] [注釈 ちゅうしゃく 13] 。兵 へい 装 そう のサイズや重量 じゅうりょう の影響 えいきょう で実際 じっさい に同時 どうじ 使用 しよう 可能 かのう な翼下 よくか ハードポイント数 すう は片側 かたがわ 3-4箇所 かしょ までだが、空自 くうじ の要望 ようぼう である空 そら 対 たい 艦 かん ミサイル4基 き はクリアしている。また誘導 ゆうどう 爆 ばく 弾 だん やミサイルにより翼下 よくか ハードポイントが埋 う まった状態 じょうたい でも増 ふえ 槽 そう と自衛 じえい 用 よう の空 そら 対空 たいくう ミサイルを搭載 とうさい できるため、護衛 ごえい の随伴 ずいはん を必要 ひつよう とせず柔軟 じゅうなん な運用 うんよう が可能 かのう となった。
支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き (攻撃 こうげき 機 き )として設計 せっけい されているが機動 きどう 性 せい が良好 りょうこう で、固定 こてい 武装 ぶそう として軽量 けいりょう なM61A2 20mmバルカン を1門 もん 搭載 とうさい しているため[注釈 ちゅうしゃく 14] 、格闘 かくとう 戦 せん も可能 かのう である。
後 のち にFLIR ポッド(J/AAQ-2 )や照準 しょうじゅん ポッド(AN/AAQ-33 )などにも対応 たいおう した。
優 すぐ れた搭載 とうさい 量 りょう と機動 きどう 性 せい によりマルチロール機 き として多彩 たさい な任務 にんむ に対応 たいおう 可能 かのう となった。
航空 こうくう 阻止 そし (INT,BAI) 時 じ
洋上 ようじょう の主要 しゅよう 目標 もくひょう に対 たい して直接 ちょくせつ 攻撃 こうげき を加 くわ える際 さい の形態 けいたい 。広 ひろ い領海 りょうかい を持 も つ日本 にっぽん においては、洋上 ようじょう の敵 てき 艦船 かんせん を攻撃 こうげき する対 たい 艦 かん 戦闘 せんとう の意味合 いみあ いが強 つよ い。本 ほん 機 き の主 しゅ 任務 にんむ である。
近接 きんせつ 航空 こうくう 支援 しえん (CAS) 時 じ
友軍 ゆうぐん の脅威 きょうい となる敵 てき 地上 ちじょう 戦力 せんりょく 等 とう へ航空 こうくう 攻撃 こうげき を実施 じっし し、友軍 ゆうぐん 地上 ちじょう 部隊 ぶたい 等 とう の作戦 さくせん を支援 しえん する際 さい の形態 けいたい 。
Mk.82 通常 つうじょう 爆 ばく 弾 だん ×12、もしくはJDAM (500lb) ×4
短 たん 射程 しゃてい 空 そら 対空 たいくう ミサイル×2
300ガロン増 ぞう 槽 そう ×1(胴体 どうたい 下兵 しもへい 装 そう ステーション)
要撃 ようげき (Intercept)もしくは戦闘 せんとう 空中 くうちゅう 哨戒 しょうかい (CAP )時 じ
領空 りょうくう を侵犯 しんぱん し、自国 じこく の領土 りょうど ・領海 りょうかい に攻撃 こうげき を加 くわ えようとする敵 てき 航空 こうくう 戦力 せんりょく の迎撃 げいげき 、あるいは敵 てき 戦闘 せんとう 機 き との空 そら 対空 たいくう 戦闘 せんとう を想定 そうてい した防空 ぼうくう 任務 にんむ 時 じ の形態 けいたい 。
中 ちゅう 射程 しゃてい 空 そら 対空 たいくう ミサイル×4
短 たん 射程 しゃてい 空 そら 対空 たいくう ミサイル×4
300ガロン増 ぞう 槽 そう ×1(胴体 どうたい 下兵 しもへい 装 そう ステーション)
警戒 けいかい 待機 たいき (Alert) 時 じ
対 たい 艦 かん 及 およ び対地 たいち 攻撃 こうげき 任務 にんむ に重点 じゅうてん が置 お かれているが、警戒 けいかい 待機 たいき や災害 さいがい 派遣 はけん の初動 しょどう 対応 たいおう 部隊 ぶたい (ファスト・フォース)として偵察 ていさつ 任務 にんむ に就 つ くこともある。
短 たん 射程 しゃてい 空 そら 対空 たいくう ミサイル×2
300ガロン増 ぞう 槽 そう ×1(胴体 どうたい 下兵 しもへい 装 そう ステーション)
Mk.82(
GCS-1 装備 そうび 型 がた )の
試験 しけん 弾 だん
飛行 ひこう 開発 かいはつ 実験 じっけん 団 だん のXF-2A[注釈 ちゅうしゃく 15] (#502号機 ごうき )白地 しろじ ベースの塗装 とそう を施 ほどこ している レドームは黒 くろ だが量産 りょうさん 機 き と同 おな じダークガルグレーの物 もの を装備 そうび する場合 ばあい もある
第 だい 3飛行 ひこう 隊 たい 開 ひらき 隊 たい 50周年 しゅうねん 塗装 とそう 機 き
塗装 とそう は、量産 りょうさん 機 き では「洋上 ようじょう 迷彩 めいさい 」が施 ほどこ されている。これは同 おな じ航空 こうくう 自衛隊 じえいたい のF-15J/DJ や米 べい 空軍 くうぐん のF-16で採用 さいよう されている灰色 はいいろ の濃淡 のうたん を参考 さんこう とし、機体 きたい 上面 うわつら と側面 そくめん には青 あお の濃淡 のうたん の迷彩 めいさい を施 ほどこ し、機体 きたい 下面 かめん には空 そら と交 ま じり合 あ う明 あか るい青 あお 一 いち 色 しょく という配色 はいしょく を施 ほどこ す迷彩 めいさい パターンである[注釈 ちゅうしゃく 16] 。
ロシアなどの洋上 ようじょう 迷彩 めいさい は、地上 ちじょう では大変 たいへん 目立 めだ つ色合 いろあ いであることもあるが、日本 にっぽん で採用 さいよう されている物 もの の場合 ばあい 、渓谷 けいこく など濃 こ い緑色 みどりいろ の土地 とち にも効果 こうか があると思 おも われる。洋上 ようじょう や空中 くうちゅう では大変 たいへん 識別 しきべつ しにくいため、支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き の主 しゅ 任務 にんむ である対 たい 艦 かん 攻撃 こうげき の際 さい にはかなりの効果 こうか を挙 あ げると考 かんが えられている。日本 にっぽん 以外 いがい の国 くに では必要 ひつよう 性 せい が薄 うす いことから非常 ひじょう に珍 めずら しい塗装 とそう でもある。量産 りょうさん 機 き に対 たい して試作 しさく 型 がた 4機 き (XF-2A/B各 かく 2機 き ずつ)には、それぞれ1機 き ずつ異 こと なるカラーリングの塗装 とそう が施 ほどこ されている。
XF-2の1号機 ごうき が白地 しろじ をベースに赤 あか 、2号機 ごうき (#502) が白地 しろじ をベースに青 あお と橙 だいだい 、3号機 ごうき (#101) は色 いろ は白地 しろじ をベースに赤 あか と青 あお だが、スピン試験 しけん 用 よう 機 き であるために機体 きたい の上下 じょうげ 左右 さゆう でそれぞれ異 こと なる配色 はいしょく とされ、4号機 ごうき (#102) は上面 うわつら が青 あお (ただし洋上 ようじょう 迷彩 めいさい の青 あお とは異 こと なる)・下面 かめん が白 しろ となっており、いずれの機体 きたい も量産 りょうさん 機 き に対 たい して明 あか るく鋭敏 えいびん な印象 いんしょう を与 あた えるカラーリングとなっている。
航空 こうくう 自衛隊 じえいたい においては1970年代 ねんだい 以降 いこう 、航空機 こうくうき に正式 せいしき な愛称 あいしょう をつける習慣 しゅうかん を持 も っておらず、F-2は単 たん に「エフに 」や「エフツー 」と呼 よ ばれる。しかし非公式 ひこうしき に「バイパーゼロ (VIPER ZERO) 」と呼 よ ばれることがある。「バイパー」はF-2のベースとなったF-16 の非公式 ひこうしき の愛称 あいしょう で[注釈 ちゅうしゃく 17] 、「ゼロ」は量産 りょうさん 機 き が納入 のうにゅう された2000年 ねん から取 と った「ゼロ」(自衛隊 じえいたい 装備 そうび 品 ひん の制式 せいしき 名 めい は制式 せいしき 化 か 年 ねん の下 した 2桁 けた を取 と って「○○式 しき 」の名称 めいしょう が与 あた えられるが[67] 、航空機 こうくうき は制式 せいしき 化 か されないため[68] 、F-2 に「〇〇式 しき 」方式 ほうしき の名称 めいしょう は与 あた えられていない。さらに自衛隊 じえいたい では西暦 せいれき 2000年 ねん 制式 せいしき の装備 そうび 品 ひん には「00式 しき 」(00の呼称 こしょう は「マルマル」)の名称 めいしょう を使用 しよう している[注釈 ちゅうしゃく 18] [注釈 ちゅうしゃく 19] )と、本 ほん 機 き と同 おな じく三菱重工業 みつびしじゅうこうぎょう の手 て になる零 れい 戦 せん の「ゼロ」とを掛 か けたものだと言 い われている。ここから航空 こうくう 雑誌 ざっし 等 とう ではF-2を指 さ して「平成 へいせい の零 れい 戦 せん 」といった呼 よ び方 かた もされることがある。
03-8503-507/509、13-8508/510-521、33-8522/523、43-8524-530、53-8531-533/535、63-8534/536-541、73-8542/543、83-8544/546、93-8545/547-554、03-8555/556/559、13-8557/558/560-564
03-8103-106、23-8107-115、33-8116-124、43-8125-129、53-8130/131、73-8132、83-8133/134
XF-2A:F-2Aの試作 しさく 機 き ・飛行 ひこう 試験 しけん 機 き 、2機 き
63-8501/502(旧 きゅう 番号 ばんごう 63-0001/002)[注釈 ちゅうしゃく 20]
XF-2B:F-2Bの試作 しさく 機 き ・飛行 ひこう 試験 しけん 機 き 、2機 き
63-8101/102(旧 きゅう 番号 ばんごう 63-0003/004)
防衛 ぼうえい 省 しょう (旧 きゅう 防衛庁 ぼうえいちょう )や三菱重工業 みつびしじゅうこうぎょう 等 とう が非公式 ひこうしき に「F-2C/D/E/F」の型番 かたばん を用 もち いることがあるが、これらの型番 かたばん はF-2の能力 のうりょく 向上 こうじょう 計画 けいかく ・研究 けんきゅう にあたり便宜 べんぎ 的 てき に用 もち いられるものでしか無 な く、正式 せいしき な型番 かたばん では無 な い(2008年 ねん 10月 がつ 時点 じてん )
能力 のうりょく 向上 こうじょう 改修 かいしゅう [ 編集 へんしゅう ]
背景 はいけい
F-2は国産 こくさん 機 き であるが故 ゆえ に、ソフトウェアなどの改良 かいりょう が自由 じゆう かつ容易 ようい となった航空 こうくう 自衛隊 じえいたい 初 はつ の戦闘 せんとう 機 き である[注釈 ちゅうしゃく 21] 。当初 とうしょ より「対 たい 艦 かん 」「対空 たいくう 」「対地 たいち 」の複数 ふくすう 任務 にんむ をこなす多目的 たもくてき 戦闘 せんとう 機 き として開発 かいはつ された本 ほん 機 き であったが、中国 ちゅうごく ・ロシアをはじめとする周辺 しゅうへん 諸国 しょこく の新型 しんがた 軍用 ぐんよう 機 き の配備 はいび 進行 しんこう 、巡航 じゅんこう ミサイル などの新 あら たな脅威 きょうい 、離島 りとう 防衛 ぼうえい の重要 じゅうよう 性 せい の増大 ぞうだい などにより、さらに能力 のうりょく を向上 こうじょう させる必要 ひつよう 性 せい が出 で てきた。
こうした状況 じょうきょう を受 う け、平成 へいせい 17年 ねん に改定 かいてい された防衛 ぼうえい 大綱 たいこう からは要撃 ようげき 機 き と支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き の区分 くぶん が廃止 はいし され[69] 、よりマルチロールファイター (多 た 用途 ようと 戦闘 せんとう 攻撃 こうげき 機 き )としての能力 のうりょく 向上 こうじょう を目指 めざ して、防衛 ぼうえい 省 しょう 技術 ぎじゅつ 研究 けんきゅう 本部 ほんぶ で対地 たいち 攻撃 こうげき や対空 たいくう 戦闘 せんとう 能力 のうりょく の向上 こうじょう を図 はか るための様々 さまざま な研究 けんきゅう 開発 かいはつ と改修 かいしゅう が進 すす められた。
F110エンジンへのM-DEC導入 どうにゅう
搭載 とうさい しているF110-129エンジンの電子 でんし 制御 せいぎょ 装置 そうち (DEC: Digital Engine Control)が生産 せいさん 終了 しゅうりょう により入手 にゅうしゅ 困難 こんなん となったことから、部品 ぶひん 枯渇 こかつ に対応 たいおう するため最新 さいしん のコンピューター技術 ぎじゅつ を取 と り入 い れたM-DEC(Modernized-DEC)に換 かわ 装 そう する。平成 へいせい 22年度 ねんど に20式 しき を調達 ちょうたつ し、平成 へいせい 24年度 ねんど に取得 しゅとく する予定 よてい [70] 。
J/AAQ-2搭載 とうさい 改修 かいしゅう
外装 がいそう 型 がた 赤外線 せきがいせん 前方 ぜんぽう 監視 かんし 装置 そうち J/AAQ-2
2005年 ねん (平成 へいせい 17年 ねん )度 ど 発注 はっちゅう のC-10ロット以降 いこう の18機 き (A型 がた のみ、93-8547~)には、外装 がいそう 型 がた 赤外線 せきがいせん 前方 ぜんぽう 監視 かんし 装置 そうち J/AAQ-2 の搭載 とうさい 能力 のうりょく が調達 ちょうたつ 段階 だんかい から付与 ふよ されている。J/AAQ-2に対応 たいおう している機体 きたい はコックピット機内 きない 照明 しょうめい がナイトビジョンゴーグル 対応 たいおう の物 もの に変更 へんこう されている。
今後 こんご 、2004年 ねん (平成 へいせい 16年 ねん )度 ど 発注 はっちゅう のC-9ロット以前 いぜん の機体 きたい にも搭載 とうさい 改修 かいしゅう が施 ほどこ される予定 よてい である。
JDAM搭載 とうさい 改修 かいしゅう
GBU-31 JDAM
2004年 ねん (平成 へいせい 16年 ねん )度 ど 発注 はっちゅう のC-9ロット以降 いこう の23機 き (A型 がた :83-8544~、B型 がた :83-8133/134)には、JDAM (GPS 誘導 ゆうどう 爆 ばく 弾 だん )搭載 とうさい 能力 のうりょく と航行 こうこう 精度 せいど 向上 こうじょう のためGPS受信 じゅしん 機 き が装備 そうび されている。また、2009年 ねん (平成 へいせい 21年 ねん )度 ど と2010年 ねん (平成 へいせい 22年 ねん )度 ど 予算 よさん で「F-2へのJDAM機能 きのう の付加 ふか 」名目 めいもく で、2003年 ねん (平成 へいせい 15年 ねん )度 ど 発注 はっちゅう のC-8ロット以前 いぜん の機体 きたい にJDAM搭載 とうさい 能力 のうりょく を付与 ふよ させるために47機 き 分 ぶん の部品 ぶひん 購入 こうにゅう 予算 よさん が先行 せんこう 的 てき に計上 けいじょう され、2011年 ねん (平成 へいせい 23年 ねん )度 ど から2014年 ねん (平成 へいせい 26年 ねん )度 ど 予算 よさん までに合計 ごうけい 47機 き の機体 きたい 改修 かいしゅう 予算 よさん が計上 けいじょう された。
既存 きそん 機 き へのGPS受信 じゅしん 機 き の搭載 とうさい は2009年度 ねんど から開始 かいし され、改修 かいしゅう は2015年度 ねんど に完了 かんりょう した[71] 。
戦闘 せんとう 機 き (F-2) へのJDAM機能 きのう の付加 ふか
予算 よさん 計上 けいじょう 年度 ねんど
部品 ぶひん 調達 ちょうたつ
改修 かいしゅう
納入 のうにゅう
平成 へいせい 21年度 ねんど (2009年 ねん )
12機 き
0機 き
-
平成 へいせい 22年度 ねんど (2010年 ねん )
35機 き
0機 き
-
平成 へいせい 23年度 ねんど (2011年 ねん )
0機 き
12機 き
-
平成 へいせい 24年度 ねんど (2012年 ねん )
0機 き
20機 き
11機 き [72]
平成 へいせい 25年度 ねんど (2013年 ねん )
0機 き
11機 き
13機 き [72]
平成 へいせい 26年度 ねんど (2014年 ねん )
0機 き
4機 き
12機 き [72]
平成 へいせい 27年度 ねんど (2015年 ねん )
0機 き
0機 き
11機 き
合計 ごうけい
47機 き
47機 き
47機 き
※上記 じょうき の改修 かいしゅう 47機 き と製造 せいぞう 時 じ からJDAM機能 きのう が付加 ふか されているC-9ロット以降 いこう の23機 き を合 あ わせると、JDAM搭載 とうさい 可能 かのう 機 き は合計 ごうけい 70機 き となる。
LJDAM・スナイパーXR対応 たいおう 改修 かいしゅう
AN/AAQ-33 スナイパー先進 せんしん 照準 しょうじゅん ポッド
2013年 ねん 8月 がつ には、LJDAM運用 うんよう のためのF-2への搭載 とうさい を検討 けんとう するターゲティングポッド として、ライトニング との比較 ひかく 検討 けんとう の上 うえ で、AN/AAQ-33 スナイパー が選定 せんてい され[73] 、2014年 ねん (平成 へいせい 26年 ねん )度 ど 予算 よさん で試 ためし 改修 かいしゅう 予算 よさん が初 はじ めて計上 けいじょう された。
2015年 ねん 8月 がつ 10日 とおか 、ロッキード・マーティンは三菱重工 みつびしじゅうこう を通 とお して航空 こうくう 自衛隊 じえいたい のF-2戦闘 せんとう 機 き へのスナイパー先進 せんしん 照準 しょうじゅん ポッドのインテグレートを受注 じゅちゅう したと発表 はっぴょう した[74] 。
また、2012年 ねん (平成 へいせい 24年 ねん )度 ど から2018年 ねん (平成 へいせい 30年 ねん )度 ど まで「F-2支援 しえん 戦闘 せんとう 能力 のうりょく の向上 こうじょう のための開発 かいはつ 」 を行 おこな い、コックピットにLJDAM投下 とうか 時 じ の地上 ちじょう の味方 みかた 誘導 ゆうどう 要員 よういん のセーフティーゾーンの表示 ひょうじ ができるシステムの開発 かいはつ やミッションコンピューター等 とう の能力 のうりょく 向上 こうじょう を実施 じっし する[75] [76] [77] 。新 あたら しいミッションコンピューターを搭載 とうさい した機体 きたい は、2020年代 ねんだい 初頭 しょとう に部隊 ぶたい 配備 はいび される見込 みこ み[78] 。
ターゲティング・ポッド搭載 とうさい 試 ためし 改修 かいしゅう
予算 よさん 計上 けいじょう 年度 ねんど
部品 ぶひん 調達 ちょうたつ
改修 かいしゅう
平成 へいせい 26年度 ねんど (2014年 ねん )
-
1機 き
合計 ごうけい
-
1機 き
AAM-4B搭載 とうさい 改修 かいしゅう
AAM-4 99式 しき 空 そら 対空 たいくう 誘導 ゆうどう 弾 だん
本 ほん 機 き の配備 はいび 開始 かいし 時点 じてん で既 すで に米国 べいこく やロシア は、AIM-120 やR-77 などのアクティブレーダー誘導 ゆうどう 方式 ほうしき の中 なか 射程 しゃてい 空 そら 対空 たいくう 誘導 ゆうどう 弾 だん を開発 かいはつ ・戦力 せんりょく 化 か しており、本 ほん 機 き に、より優 すぐ れた射程 しゃてい 、追尾 ついび ・撃破 げきは 性能 せいのう 、ECCM 性能 せいのう 、巡航 じゅんこう ミサイル対処 たいしょ 能力 のうりょく を持 も つAAM-4B の運用 うんよう 能力 のうりょく を付与 ふよ することで、他国 たこく の第 だい 4.5世代 せだい 戦闘 せんとう 機 き に対抗 たいこう し得 え る対空 たいくう 攻撃 こうげき 能力 のうりょく を付与 ふよ し、航空 こうくう 自衛隊 じえいたい の空 そら 対空 たいくう 戦闘 せんとう 能力 のうりょく の陳腐 ちんぷ 化 か を防止 ぼうし する必要 ひつよう があった[79] 。そのために、2003年 ねん (平成 へいせい 15年 ねん )度 ど から2009年 ねん (平成 へいせい 21年 ねん )度 ど まで技術 ぎじゅつ 研究 けんきゅう 本部 ほんぶ 技術 ぎじゅつ 開発 かいはつ 官 かん (航空機 こうくうき 担当 たんとう )第 だい 4開発 かいはつ 室 しつ の下 した で「アクティブ・電波 でんぱ ・ホーミング・ミサイル搭載 とうさい に関 かん する研究 けんきゅう 」の名目 めいもく で、AAM-4B搭載 とうさい 能力 のうりょく と、AAM-4Bの性能 せいのう を十分 じゅうぶん に活 い かすためのJ/APG-1レーダーの探知 たんち 距離 きょり の大幅 おおはば な延伸 えんしん と同時 どうじ 目標 もくひょう 対処 たいしょ 能力 のうりょく の向上 こうじょう の研究 けんきゅう が進 すす められた[79] 。
2010年 ねん (平成 へいせい 22年 ねん )度 ど から2019年 ねん (令 れい 和 わ 元年 がんねん )度 ど 予算 よさん までに「F-2空 そら 対空 たいくう 戦闘 せんとう 能力 のうりょく の向上 こうじょう 」名目 めいもく で、のべ112機 き 分 ぶん のレーダー改修 かいしゅう 用 よう の部品 ぶひん 購入 こうにゅう 予算 よさん 、67機 き 分 ぶん の機体 きたい 改修 かいしゅう 予算 よさん がそれぞれ計上 けいじょう された[80] [81] 。改修 かいしゅう 作業 さぎょう はIRAN(定期 ていき 点検 てんけん 修理 しゅうり )時 じ に実施 じっし され、専用 せんよう の指令 しれい 送信 そうしん 装置 そうち (J/ARG-1) などのコンポーネンツが追加 ついか される。改修 かいしゅう されたレーダーはJ/APG-2 と型番 かたばん が改 あらた められる。
戦闘 せんとう 機 き (F-2) 空 そら 対空 たいくう 戦闘 せんとう 能力 のうりょく の向上 こうじょう
予算 よさん 計上 けいじょう 年度 ねんど
部品 ぶひん 調達 ちょうたつ (延 の べ数 すう )
改修 かいしゅう
平成 へいせい 22年度 ねんど (2010年 ねん )
4機 き
1機 き [82]
平成 へいせい 23年度 ねんど (2011年 ねん )
36機 き
3機 き [82]
平成 へいせい 24年度 ねんど (2012年 ねん )
0機 き
12機 き [83]
平成 へいせい 25年度 ねんど (2013年 ねん )
0機 き
12機 き [83]
平成 へいせい 26年度 ねんど (2014年 ねん )
30機 き
12機 き [84]
平成 へいせい 27年度 ねんど (2015年 ねん )
9機 き
0機 き [84]
平成 へいせい 28年度 ねんど (2016年 ねん )
12機 き
9機 き [80]
平成 へいせい 29年度 ねんど (2017年 ねん )
9機 き
16機 き [80]
平成 へいせい 30年度 ねんど (2018年 ねん )
5機 き
2機 き [85]
平成 へいせい 31年度 ねんど (2019年 ねん )
7機 き
0機 き [86]
合計 ごうけい
112機 き
67機 き
AAM-5搭載 とうさい 改修 かいしゅう
F-2に搭載 とうさい されたAAM-5 04式 しき 空 そら 対空 たいくう 誘導 ゆうどう 弾 だん (上 うえ )とAAM-3 90式 しき 空 そら 対空 たいくう 誘導 ゆうどう 弾 だん (下 した )
2010年 ねん (平成 へいせい 22年 ねん )度 ど よりAAM-5 搭載 とうさい 用 よう ランチャー及 およ び制御 せいぎょ ソフトの開発 かいはつ を開始 かいし [87] 。飛行 ひこう 開発 かいはつ 実験 じっけん 団 だん にて搭載 とうさい 時 じ の技術 ぎじゅつ 資料 しりょう を取得 しゅとく [88] 。
空中 くうちゅう 給油 きゅうゆ 認証 にんしょう のための機体 きたい 改修 かいしゅう
F-2支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き は開発 かいはつ 母体 ぼたい となったF-16戦闘 せんとう 機 き の空中 くうちゅう 給油 きゅうゆ 装置 そうち を継承 けいしょう しているが、機体 きたい の大 おお きさが原型 げんけい のF-16戦闘 せんとう 機 き から変更 へんこう されているため再度 さいど 試験 しけん を行 おこな う必要 ひつよう がある。空自 くうじ が運用 うんよう するKC-767 に関 かん しては既 すで に2008年 ねん 2月 がつ - 2009年 ねん 2月 がつ にかけて行 おこな われた実用 じつよう 試験 しけん の一環 いっかん として適合 てきごう 性 せい 確認 かくにん 試験 しけん を実施 じっし 済 ず みであるが、在 ざい 日米 にちべい 軍 ぐん が運用 うんよう するKC-135 等 ひとし では適合 てきごう 性 せい 確認 かくにん はなされておらず、在 ざい 日米 にちべい 軍 ぐん との共同 きょうどう 作戦 さくせん に参加 さんか できない恐 おそ れがあるため、試験 しけん を実施 じっし し改修 かいしゅう を行 おこな う[89] 。納期 のうき は2017年 ねん 2月 がつ [90] 。KC-135とはその後 ご 適合 てきごう 性 せい が認 みと められ、2019年 ねん のレッドフラッグ・アラスカ 参加 さんか の際 さい はKC-135から空中 くうちゅう 給油 きゅうゆ を受 う けている[91] 。
F-2の次世代 じせだい IFFへの適合 てきごう 化 か 改修 かいしゅう
敵 てき 味方 みかた 識別 しきべつ 装置 そうち (IFF)を改修 かいしゅう し、IFFモード5に対応 たいおう するもの。納期 のうき は2017年 ねん 2月 がつ [90] 。
自衛隊 じえいたい デジタル通信 つうしん システム(JDCS(F))搭載 とうさい 改修 かいしゅう
自衛隊 じえいたい デジタル通信 つうしん システム (JDCS(F)) は戦闘 せんとう 機 き 間 あいだ や自動 じどう 警戒 けいかい 管制 かんせい システム (JADGE) とのデータリンクを実現 じつげん するもので、機体 きたい の残余 ざんよ 容積 ようせき やデータ処理 しょり 能力 のうりょく の不足 ふそく への対応 たいおう なしに搭載 とうさい することの困難 こんなん なTADIL J 端末 たんまつ の半分 はんぶん の経費 けいひ で搭載 とうさい 可能 かのう である[92] 。
戦闘 せんとう 機 き (F-2) へのJDCS(F)搭載 とうさい 改修 かいしゅう
予算 よさん 計上 けいじょう 年度 ねんど
部品 ぶひん 調達 ちょうたつ
改修 かいしゅう
平成 へいせい 27年度 ねんど (2015年 ねん )
-
2機 き
平成 へいせい 28年度 ねんど (2016年 ねん )
-
4機 き
平成 へいせい 29年度 ねんど (2017年 ねん )
-
12機 き [80]
平成 へいせい 30年度 ねんど (2018年 ねん )
-
2機 き [85]
平成 へいせい 31年度 ねんど (2019年 ねん )
-
0機 き [86]
合計 ごうけい
-
20機 き
対 たい 艦 かん 能力 のうりょく の向上 こうじょう 及 およ びネットワーク機能 きのう の能力 のうりょく 向上 こうじょう 改修 かいしゅう
新 しん 空 そら 対 たい 艦 かん 誘導 ゆうどう 弾 だん (ASM-3 )はパッシブレーダーホーミング により対 たい レーダーミサイル としての運用 うんよう できる可能 かのう 性 せい も指摘 してき されていたが、高性能 こうせいのう 化 か する中国 ちゅうごく 海軍 かいぐん 艦艇 かんてい に対 たい する射程 しゃてい の短 みじか さから実戦 じっせん 配備 はいび はされず、射程 しゃてい 延伸 えんしん 型 がた のASM-3(改 あらため )の開発 かいはつ が2020年度 ねんど から2025年度 ねんど まで行 おこな われる[93] 。「戦闘 せんとう 機 き (F-2)の能力 のうりょく 向上 こうじょう 改修 かいしゅう 」として、ミッションコンピュータの能力 のうりょく 向上 こうじょう により、ASM-3の搭載 とうさい 改修 かいしゅう と、ネットワーク機能 きのう の向上 こうじょう を図 はか るためリンク16 に対応 たいおう する改修 かいしゅう を行 おこな う[94] 。これにより前述 ぜんじゅつ のJDCS(F)搭載 とうさい 機 き と異 こと なり直接 ちょくせつ リンク16のネットワークに参加 さんか することができ、F-15J近代 きんだい 化 か 改修 かいしゅう 機 き やE-767早期 そうき 警戒 けいかい 管制 かんせい 機 き 、海上 かいじょう 自衛隊 じえいたい のリンク16搭載 とうさい 艦艇 かんてい とのデータのやり取 と りがJADGEを経由 けいゆ せずに可能 かのう となる。2023年度 ねんど 予算 よさん では戦闘 せんとう 機 き (F-2)の能力 のうりょく 向上 こうじょう 改修 かいしゅう にて12式 しき 地 ち 対 たい 艦 かん 誘導 ゆうどう 弾 だん 能力 のうりょく 向上 こうじょう 型 がた (空発 くうはつ 型 がた )にも対応 たいおう することとされた[95] 。
戦闘 せんとう 機 き (F-2)の能力 のうりょく 向上 こうじょう 改修 かいしゅう
予算 よさん 計上 けいじょう 年度 ねんど
部品 ぶひん 調達 ちょうたつ
改修 かいしゅう
令 れい 和 わ 2年度 ねんど (2020年 ねん )
-
2機 き
令 れい 和 わ 3年度 ねんど (2021年 ねん )
-
2機 き
令 れい 和 わ 4年度 ねんど (2022年 ねん )[96]
-
2機 き
令 れい 和 わ 5年度 ねんど (2023年 ねん )
-
9機 き
令 れい 和 わ 6年度 ねんど (2024年 ねん )
-
8機 き
合計 ごうけい
-
23機 き
3次元 じげん 高 だか 精度 せいど 方 かた 探 さがせ システムの研究 けんきゅう
3次元 じげん 高 だか 精度 せいど 方 かた 探 さがせ システムは、ESMアンテナを主翼 しゅよく にあるものに加 くわ え、垂直 すいちょく 尾翼 びよく にも追加 ついか し、時間 じかん 差 さ 方 かた 探 さがせ 方式 ほうしき を導入 どうにゅう することにより、水平 すいへい 方向 ほうこう の方位 ほうい だけでなく、垂直 すいちょく 方向 ほうこう の方位 ほうい (3次元 じげん )も算出 さんしゅつ 可能 かのう としたものである[97] 。これにより、精度 せいど の高 たか い対 たい ステルス機 き システムを構築 こうちく する。また、僚機間 あいだ をデータリンクで繋 つな ぐことにより、測量 そくりょう を行 おこな い電波 でんぱ を発 はっ することなく攻撃 こうげき が可能 かのう となる[98] 。
計画 けいかく のみに終 お わった派生 はせい 型 がた [ 編集 へんしゅう ]
当初 とうしょ F-2にはいくつかの改良 かいりょう ・発展 はってん 型 がた の計画 けいかく があり、その中 なか の一 ひと つに要撃 ようげき 型 がた の開発 かいはつ 計画 けいかく が存在 そんざい し、F-4の後継 こうけい として最 さい 有力 ゆうりょく とされていた。しかし、中期 ちゅうき 防衛 ぼうえい 整備 せいび 計画 けいかく で調達 ちょうたつ が打 う ち切 き られたため実現 じつげん することはなかった[99] 。F-4の後継 こうけい はF-35Aが選定 せんてい された。
F-2 Super Kai(F-2スーパー改 あらため ) [ 編集 へんしゅう ]
F-2の開発 かいはつ に協力 きょうりょく したアメリカのロッキード・マーティン 社 しゃ は2004年 ねん (平成 へいせい 16年 ねん )に横浜 よこはま 市 し で開催 かいさい された『国際 こくさい 航空 こうくう 宇宙 うちゅう 展 てん ジャパンエアロスペース2004』にて、F-2Bをベースとした能力 のうりょく 向上 こうじょう プランを提示 ていじ した。ロッキード・マーティン社 しゃ はこの機体 きたい をF-2 Super Kai (F-2 スーパー改 あらため )と称 しょう していた。
プランとしては以下 いか のものが提示 ていじ された[注釈 ちゅうしゃく 22] [99] 。
今 いま のところ防衛 ぼうえい 省 しょう がこのプランを採用 さいよう する予定 よてい は無 な く、また、ロッキード・マーティン社 しゃ も続報 ぞくほう は発表 はっぴょう していない。ただし、上記 じょうき のプランのうち幾 いく つかは前述 ぜんじゅつ の能力 のうりょく 向上 こうじょう 改修 かいしゅう により能力 のうりょく を獲得 かくとく しており、例 たと えばAIM-120、AIM-9Xは国産 こくさん のAAM-4・AAM-5の運用 うんよう 能力 のうりょく を付加 ふか することで代替 だいたい 、誘導 ゆうどう 爆 ばく 弾 だん についてもJDAMの運用 うんよう 能力 のうりょく が付加 ふか されている。
2030年代 ねんだい に退役 たいえき が始 はじ まるF-2の後継 こうけい 機 き として将来 しょうらい 戦闘 せんとう 機 き 計画 けいかく が進 すす められている。2018年 ねん 12月18日 にち に30大綱 たいこう と31中期 ちゅうき 防 ぼう が策定 さくてい され、中期 ちゅうき 防 ぼう に「将来 しょうらい 戦闘 せんとう 機 き について、戦闘 せんとう 機 き (F-2)の退役 たいえき 時期 じき までに、将来 しょうらい のネットワーク化 か した戦闘 せんとう の中核 ちゅうかく となる役割 やくわり を果 は たすことが可能 かのう な戦闘 せんとう 機 き を取得 しゅとく する。そのために必要 ひつよう な研究 けんきゅう を推進 すいしん するとともに、国際 こくさい 協力 きょうりょく を視野 しや に、我 わ が国 くに 主導 しゅどう の開発 かいはつ に早期 そうき に着手 ちゃくしゅ する。」と明記 めいき され、国際 こくさい 協力 きょうりょく の可能 かのう 性 せい も含 ふく めた日本 にっぽん 主導 しゅどう の後継 こうけい 機 き の開発 かいはつ が決定 けってい した[100] 。
2019年 ねん 3月 がつ 3日 にち の日本経済新聞 にほんけいざいしんぶん によると、2020年 ねん 夏 なつ までに後継 こうけい 機 き の要求 ようきゅう 性能 せいのう や協力 きょうりょく 国 こく を決定 けってい し、2021年度 ねんど に開発 かいはつ 着手 ちゃくしゅ し、2030年度 ねんど 頃 ごろ に初 はつ 飛行 ひこう 、2035年度 ねんど 末 まつ (2036年 ねん 3月 がつ 末 まつ )の部隊 ぶたい 配備 はいび を目指 めざ すとされている[101] 。
令 れい 和 わ 2年 ねん (2020年 ねん )度 ど 防衛 ぼうえい 予算 よさん で初 はじ めて開発 かいはつ 予算 よさん が計上 けいじょう される見込 みこ みであることから、2019年 ねん (令 れい 和 わ 元年 がんねん )12月 に公表 こうひょう された「我 わ が国 くに の防衛 ぼうえい と予算 よさん 令 れい 和 わ 2年度 ねんど 予算 よさん の概要 がいよう (案 あん )」からは次期 じき 戦闘 せんとう 機 き の名 な で呼称 こしょう されている[102] 。
2022年 ねん 12月 、日本 にっぽん とイギリス 、イタリア の3か国 こく が次期 じき 戦闘 せんとう 機 き を共同 きょうどう 開発 かいはつ すると発表 はっぴょう 。日本 にっぽん はF-2の後継 こうけい 機 き として次期 じき 戦闘 せんとう 機 き FX の2035年 ねん ごろの自衛隊 じえいたい への配備 はいび をめざし、イギリスも同 どう 時期 じき に「ユーロファイター 」の後継 こうけい 機 き 「テンペスト 」の導入 どうにゅう に向 む けイタリア と共同 きょうどう 開発 かいはつ を計画 けいかく していたところを「グローバル戦闘 せんとう 航空 こうくう プログラム 」に双方 そうほう の開発 かいはつ 計画 けいかく を一体化 いったいか させた。[103]
出典 しゅってん : 青木 あおき 2011[6] 世界 せかい の名 な 機 き シリーズ F-2
諸 しょ 元 もと
乗員 じょういん : 1名 めい (F-2A) /2名 めい (F-2B)
ペイロード : 8,085kg
全長 ぜんちょう : 15.52m
全高 ぜんこう : 4.96m
翼 つばさ 幅 はば : 11.13m(両 りょう 主翼 しゅよく 端 はし ランチャー 含 ふく む)/10.80m(含 ふく まず)
翼 つばさ 面積 めんせき : 34.84m2
空虚 くうきょ 重量 じゅうりょう : 9,527kg
最大 さいだい 離陸 りりく 重量 じゅうりょう : 22,100kg
動力 どうりょく : IHI /GE F110-IHI-129 ターボファンエンジン
ドライ推力 すいりょく : 75.62kN (7,710kg) × 1
アフターバーナー 使用 しよう 時 じ 推力 すいりょく : 131.23kN (13,380kg ) × 1
有効 ゆうこう 搭載 とうさい 重量 じゅうりょう : 4,022kg
機外 きがい 最大 さいだい 搭載 とうさい 重量 じゅうりょう : 6,339kg
機内 きない 燃料 ねんりょう 容量 ようりょう : 4,750L
機体 きたい 寿命 じゅみょう : 6,000飛行 ひこう 時間 じかん 以上 いじょう
設計 せっけい 荷重 かじゅう 制限 せいげん (飛行 ひこう 設計 せっけい 総 そう 重量 じゅうりょう 時 じ ) : +9.0G/-3.0G
性能 せいのう
最大 さいだい 速度 そくど : マッハ 1.7
フェリー飛行 ひこう 時 じ 航続 こうぞく 距離 きょり : 4,000km
戦闘 せんとう 行動 こうどう 半径 はんけい : 450海 うみ 里 さと (830㎞,ASM-2×4, AAM-3×2, 600gl増 ぞう 槽 そう ×2)
武装 ぶそう
登場 とうじょう 作品 さくひん [ 編集 へんしゅう ]
^ a b 支援 しえん 戦闘 せんとう 機 き ・要撃 ようげき 戦闘 せんとう 機 き の区分 くぶん は2005年度 ねんど 以降 いこう の防衛 ぼうえい 大綱 たいこう で廃止 はいし され戦闘 せんとう 機 き に統一 とういつ されている
^ a b パッシブ型 がた も含 ふく めたフェーズドアレイレーダーとしても、MiG-31 の「ザスロン 」レーダーに続 つづ く世界 せかい で2番目 ばんめ
^ ワインバーガー国防 こくぼう 長官 ちょうかん は1983年 ねん 3月 がつ 26日 にち に行 おこな われた記者 きしゃ クラブでの講演 こうえん で「日米 にちべい 間 あいだ に問題 もんだい があるとすれば日本 にっぽん は自由 じゆう 世界 せかい 第 だい 2位 い の経済 けいざい 力 りょく を持 も っているのだから、日本 にっぽん は現在 げんざい の防衛 ぼうえい 費 ひ 1%枠 わく を見直 みなお し自衛隊 じえいたい の能力 のうりょく と規模 きぼ を増強 ぞうきょう し、海 うみ 空 そら 防衛 ぼうえい 力 りょく の増強 ぞうきょう 、海上 かいじょう 交通 こうつう 路 ろ 1000nmの防衛 ぼうえい を通 つう じてアジア・太平洋 たいへいよう 地域 ちいき の安定 あんてい に貢献 こうけん してアメリカの相対 そうたい 的 てき な戦略 せんりゃく 上 じょう の実力 じつりょく 低下 ていか を理解 りかい し、それを補 おぎな ってほしい」と述 の べ、昭和 しょうわ 57年度 ねんど 防衛 ぼうえい 予算 よさん に関 かん しては「重要 じゅうよう な第一歩 だいいっぽ 」だと評価 ひょうか している
^ 高性能 こうせいのう な戦闘 せんとう 機 はた や爆 ばく 撃 げき 機 き 、空母 くうぼ 戦闘 せんとう 群 ぐん や原子力 げんしりょく 潜水 せんすい 艦 かん を保有 ほゆう する彼 かれ らは、一 いち 機 き の戦闘 せんとう 機 き にそのような性能 せいのう を求 もと める日本 にっぽん の一 いち 点 てん 豪華 ごうか 主義 しゅぎ じみた要求 ようきゅう と縁 えん がなかった
^ 議会 ぎかい の反対 はんたい 派 は が米国 べいこく 製 せい 完成 かんせい 機 き を購入 こうにゅう するよう訴 うった えていることから、それと同額 どうがく となるのが生産 せいさん 額 がく の40%で、反対 はんたい 派 は を抑 おさ えるためという説明 せつめい だった[12] 。
^ FSETは設置 せっち 時 じ は104人 にん (GD:10人 にん 、三菱重工 みつびしじゅうこう :72人 にん 、川崎重工 かわさきじゅうこう :11人 にん 、富士重工 ふじじゅうこう :11人 にん )で、計画 けいかく 図 ず 作成 さくせい 時 じ に最多 さいた となり合計 ごうけい 330人 にん が参加 さんか した。
^ 修復 しゅうふく 機 き のシリアルナンバー:03-8103、03-8104、03-8106、23-8108、23-8109、23-8111、33-8116、33-8117、33-8118、33-8119、33-8121、33-8122、43-8127 震災 しんさい による用途 ようと 廃止 はいし 機 き のシリアルナンバー:23-8107、23-8110、23-8114、33-8120、53-8131
^ 各社 かくしゃ の製造 せいぞう 担当 たんとう 部位 ぶい は、三菱重工業 みつびしじゅうこうぎょう が前部 ぜんぶ 胴体 どうたい ・右 みぎ 主翼 しゅよく 、川崎重工業 かわさきじゅうこうぎょう が中央 ちゅうおう 胴体 どうたい ・エンジンアクセス扉 とびら 、富士重工業 ふじじゅうこうぎょう が垂直 すいちょく 安定 あんてい 板 ばん ・水平 すいへい 安定 あんてい 板 ばん ・主翼 しゅよく 後 ご 縁 えん フラッペロン・翼 つばさ 胴 どう フェアリング・機首 きしゅ レドーム・主翼 しゅよく 上面 うわつら 外 がい 板 いた ・エアインテーク、ロッキード・マーティンが左 ひだり 主翼 しゅよく ・後部 こうぶ 胴体 どうたい ・左 ひだり 主翼 しゅよく 上面 うわつら 外 がい 板 いた
^ 当初 とうしょ F-16には無 な かったが、F-16Aの導入 どうにゅう を検討 けんとう していたノルウェー空軍 くうぐん の要望 ようぼう により、垂直 すいちょく 尾翼 びよく の付 つ け根 ね にドラッグシュートを格納 かくのう するフェアリングが追加 ついか された。後 のち には正式 せいしき なオプションとして設定 せってい され、ベルギーやオランダも導入 どうにゅう した。
^ 先端 せんたん 技術 ぎじゅつ の移転 いてん は禁止 きんし され、国産 こくさん 比率 ひりつ は生産 せいさん 期間 きかん 全体 ぜんたい で約 やく 60%、最後 さいご には76%であった[55] 。
^ ちなみに、選定 せんてい から漏 も れたF100エンジンはF-15向 む けの型式 けいしき (F100-PW-100)が同様 どうよう にIHIでライセンス生産 せいさん され、F-15J/DJに搭載 とうさい されていた。
^ F-16にはないDLC、DSCモードをME、DYモードで置 お き換 か えて同様 どうよう の機動 きどう を実現 じつげん し、カナードは不要 ふよう となった。
^ ハードポイントは全 ぜん 13か所 しょ 設定 せってい されているが、同時 どうじ に使用 しよう できるのは11か所 しょ である。
^ 当時 とうじ 、YF-22に採用 さいよう された最新 さいしん 型 がた であった。三菱重工 みつびしじゅうこう は初 はじ めて社 しゃ 給 きゅう 品 ひん として調達 ちょうたつ した。なお、量産 りょうさん 段階 だんかい では官給 かんきゅう 品 ひん に変更 へんこう された[66] 。
^ F-2の試作 しさく 2号機 ごうき
^ この洋上 ようじょう 迷彩 めいさい は、航空 こうくう 自衛隊 じえいたい 第 だい 8飛行 ひこう 隊 たい で運用 うんよう されるF-4EJ改 あらため 戦闘 せんとう 機 き の一部 いちぶ にも試験 しけん 的 てき に採用 さいよう されている
^ もとはアメリカのSFテレビドラマ『宇宙 うちゅう 空母 くうぼ ギャラクティカ 』に登場 とうじょう する架空 かくう の宇宙 うちゅう 戦闘 せんとう 機 き 「バイパー 」に由来 ゆらい 。
^ 00式 しき 射撃 しゃげき 指揮 しき 装置 そうち 3型 がた 、00式 しき 120mm戦車 せんしゃ 砲 ほう 用 よう 演習 えんしゅう 弾 だん 、00式 しき 105mm戦車 せんしゃ 砲 ほう 用 よう 演習 えんしゅう 弾 だん 、00式 しき 防護 ぼうご マスク 他 た 。
^ 旧 きゅう 陸軍 りくぐん では一 いち 〇〇式 しき 、旧 きゅう 海軍 かいぐん では零 れい 式 しき 。
^ 試験 しけん 主体 しゅたい が技術 ぎじゅつ 研究 けんきゅう 本部 ほんぶ の技術 ぎじゅつ 試験 しけん から、1997年 ねん 後半 こうはん より飛行 ひこう 開発 かいはつ 実験 じっけん 団 だん の実用 じつよう 試験 しけん に変 か わり、番号 ばんごう が変更 へんこう された。
^ F-15Jはあくまでもライセンス生産 せいさん 機 き であるため、運用 うんよう 側 がわ の都合 つごう で安易 あんい に改良 かいりょう ができる訳 わけ ではない
^ 展示 てんじ された機体 きたい の想像 そうぞう 図 ず や模型 もけい と配布 はいふ されたパンフレットより
^ 提案 ていあん 時期 じき などからベースとなったF-16 Block40の発展 はってん 型 がた のF-16E/Fが装備 そうび するAN/APG-80 の搭載 とうさい が予定 よてい されていたと思 おも われる。ただし、F-2はレドームの大型 おおがた 化 か が行 おこな われているためそのまま搭載 とうさい できるかは疑問 ぎもん が残 のこ る
^ 日本 にっぽん は、特定 とくてい 通常 つうじょう 兵器 へいき 使用 しよう 禁止 きんし 制限 せいげん 条約 じょうやく (CCW) を批准 ひじゅん したため今後 こんご 付加 ふか されることはない
^ ちなみF-16用 よう のCFTは3400リットルの燃料 ねんりょう が搭載 とうさい 可能 かのう
^ 現在 げんざい F-2は片側 かたがわ 2-3箇所 かしょ のハードポイントステーションをミッションにより使 つか い分 わ ける形 かたち となっており、4箇所 かしょ 全部 ぜんぶ にミサイル・爆 ばく 弾 だん 等 とう を搭載 とうさい することは不可能 ふかのう
^ a b 装備 そうび 施設 しせつ 本部 ほんぶ (2015年 ねん 3月 がつ 30日 にち ). “平成 へいせい 26年度 ねんど ライフサイクルコスト管理 かんり 年次 ねんじ 報告 ほうこく 書 しょ ”. 防衛 ぼうえい 装備 そうび 庁 ちょう . pp. 5-9. 2020年 ねん 11月14日 にち 閲覧 えつらん 。
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その他 た 、外部 がいぶ リンクも参照 さんしょう