Microsoft Windows

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Microsoft Windows
開発かいはつしゃ Microsoft
プログラミング言語げんご CC++アセンブリ言語げんご[1]
OSの系統けいとう MS-DOS / 9x
Windows NT
Windows CE
ソースモデル クローズドソース / シェアードソース
初版しょはん Windows 1.0 / 1985ねん11月20にち (38ねんまえ) (1985-11-20)
最新さいしん安定あんていばん
バージョン 22H2

(OS ビルド 19045.4355) - 2024ねん4がつ23にち (2にちまえ) (2024-04-23)[2]

バージョン 23H2

(OS ビルド 22631.3447) - 2024ねん4がつ9にち (16にちまえ) (2024-04-09)[3]

バージョン 22H2

(OS ビルド 22621.3447) - 2024ねん4がつ9にち (16にちまえ) (2024-04-09)[4]


最新さいしん開発かいはつばん
Release Preview チャネル(22H2)

バージョン 22H2 (OS ビルド 19045.4353) - 2024ねん4がつ15にち (10日とおかまえ) (2024-04-15)[5]

カナリアチャネル

OS ビルド 26058.1000 - 2024ねん2がつ14にち (2かげつまえ) (2024-02-14)[6]

開発かいはつチャネル

OS ビルド 26058.1100 - 2024ねん2がつ14にち (2かげつまえ) (2024-02-14)[7]

ベータチャネル

OS ビルド 22635.3209 - 2024ねん2がつ16にち (2かげつまえ) (2024-02-16)[8]

リリースプレビューチャネル(23H2)

23H2 (OS ビルド 22631.3227) - 2024ねん2がつ15にち (2かげつまえ) (2024-02-15)[9] [10]

リリースプレビューチャネル(22H2)

22H2 (OS ビルド 22621.3227) - 2024ねん2がつ15にち (2かげつまえ) (2024-02-15)[11] [10]


使用しようできる言語げんご 多言たげん
アップデート方式ほうしき Windows Update
パッケージ管理かんり PackageManagement[ちゅう 1]
プラットフォーム ARM, IA-32, x64, Itanium
カーネル種別しゅべつ ハイブリッド
ライセンス Microsoft EULA
ウェブサイト windows.com ウィキデータを編集
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Microsoft Windows(マイクロソフト ウィンドウズ)は、マイクロソフト開発かいはつ販売はんばいするオペレーティングシステム (OS)製品せいひんぐんである。グラフィカルユーザインタフェース (GUI)採用さいようしている[12]。Windows発売はつばい以前いぜんでは高価こうかワークステーション(ハイエンドパソコンを上回うわまわ性能せいのうのデスクトップコンピュータ)でしか実現じつげんされていなかったマルチタスクやGUIを中心ちゅうしんとした使つか勝手がってさを、一般いっぱん消費しょうひしゃ入手にゅうしゅしやすい標準ひょうじゅんてき規格きかくパソコン順次じゅんじんで[13]一般いっぱんけOSのシェアのほとんどをめるにいたり、いまおおきな知名度ちめいど[14]

概略がいりゃく[編集へんしゅう]

マイクロソフト展開てんかいするOSのブランドめいである[15]コマンド入力にゅうりょく中心ちゅうしんシングルタスクでしか動作どうさしない[16]MS-DOS(CUI)の代替だいたいとして開発かいはつされた、1995ねん発売はつばいWindows 95人気にんきき、2000年代ねんだい以降いこう世界せかいもっと普及ふきゅうしたOSとして、みシステムスマートフォンサーバスーパーコンピュータまであらゆる機器ききインストールされるようになった。ゲーム業界ぎょうかいにも進出しんしゅつしており、ドリームキャストXboxアーケードゲームにもWindows CE使つかわれている[17]。Windowsは一般いっぱん消費しょうひしゃにおけるデファクトスタンダード地位ちいにあるとえ、機器ききやモバイル端末たんまつのぞいたパーソナルコンピューターのOSとしては、ほとんどのひとにとって人生じんせい最初さいしょれるOSでもある。

開発かいはつ経緯けいい[編集へんしゅう]

1990年代ねんだい前半ぜんはんまでのパソコンではシングルタスク同時どうじに1つのアプリケーションしかうごかせない)かつ文字もじ入出力にゅうしゅつりょく中心ちゅうしんとした操作そうさ体系たいけい普通ふつうであった。1985ねんから1995ねんにかけてMS-DOSうえうごWindows 1.0からWindows 3.xまで開発かいはつされたものの、パソコンCPUシングルコア16bit、じゅうすうMHzからさんじゅうすうMHz、メインメモリすうひゃくkBからじゅうすうMBといった性能せいのうひくさやグラフィック表示ひょうじ機能きのう貧弱ひんじゃくさが原因げんいんで、ウィンドウの表示ひょうじ自体じたい重荷おもにであり(パソコンけにウィンドウアクセラレータという拡張かくちょうカードなども発売はつばいされた)、ワークステーションおこなえるようなウィンドウえによる並行へいこう作業さぎょう実用じつようてきではないと做されていた。したがって、性能せいのう要求ようきゅうするソフト(ゲームソフトや資料しりょう作成さくせいようソフトなど)についてはWindowsを停止ていしし、MS-DOS実行じっこうすることが主流しゅりゅうとなっていた。この当時とうじパソコン自体じたいすうじゅうまんえんくだらないほど高価こうかで、くわえてコマンドなどの専門せんもん知識ちしき必要ひつようであることもかんがみると、IT企業きぎょう家庭かていへの導入どうにゅうにはかなり特殊とくしゅ理由りゆう必要ひつようとなり、パソコンの普及ふきゅうのためにはユーザーが技術ぎじゅつてき詳細しょうさいれなくてもパソコンの能力のうりょく発揮はっきできるOSが必要ひつよう不可欠ふかけつであったが直感ちょっかんてき操作そうさ実現じつげんするじょうでの性能せいのう不足ふそくいなめなかった。

しかし、1990年代ねんだい前半ぜんはんのパソコンけ32bitCPUの普及ふきゅう動作どうさ周波数しゅうはすう向上こうじょうとメインメモリの容量ようりょう増加ぞうか状況じょうきょうわりつつあり、PC-UNIX開発かいはつ開始かいしされるなど、ワークステーション真似事まねごとパソコンおこなわせることが実用じつようてきになりつつあった。そのような状況じょうきょうで、企業きぎょう家庭かていわずパソコンを容易よういあつかえるようにするべくWindows 95開発かいはつすすめられた。Windows 95では家庭かていでもなんとかとど価格かかくパソコンにも搭載とうさいされはじめた32bitCPUとくIntel 80386以降いこうIA-32系統けいとうCPU)の機能きのうかして、ひゃくまんえんゆうえるほど高価こうかワークステーション提供ていきょうされていたマルチタスクマルチメディアインターネット接続せつぞく機能きのうなどをパソコンでも動作どうさ可能かのうかたち次々つぎつぎんでき、あらゆる情報じょうほう統合とうごうして閲覧えつらん編集へんしゅう整理せいり送受信そうじゅしんできる個人こじん所有しょゆう可能かのうコンピュータ実現じつげんしたことで、Windows 95では本当ほんとう意味いみデジタルされた日常にちじょう生活せいかつ実現じつげん可能かのうにした。1995ねん当時とうじSunSGIワークステーションや、クリエイター人気にんき高級こうきゅうPCであるMacintosh比較ひかくした場合ばあいWindows 95搭載とうさいPC価格かかくひくさは世界せかい衝撃しょうげきあたえ、だいブームをこした。ようやくGUIインターネット接続せつぞく機能きのう簡単かんたん[ちゅう 2]使つかえるパソコン庶民しょみんとど価格かかく(とはいっても日本にっぽんでは平均へいきん24まんえんだいとまだ高額こうがく)になったことで、1990年代ねんだい後半こうはんにはパソコンもちいOSのシェアでおおきくはなしてトップになっていた(2009ねん10がつにはインターネットうえ使用しようされているクライアント市場いちばシェアやく90%をている[18][19][20])。DirectX搭載とうさいにより、専用せんようのアクセラレータが利用りようできるようになり、こう品質ひんしつ画面がめん描画びょうが音声おんせい出力しゅつりょく可能かのうになった。Windows 95の時点じてん従来じゅうらい主力しゅりょくOSであったMS-DOSは16bitコードの互換ごかん機能きのうとしてWindowsの背後はいご隠蔽いんぺいされるようになり、Windows 9xけい終了しゅうりょうとも開発かいはつ停止ていしされた。Windows 2000では一般いっぱんけでも完全かんぜんな32bitOSであるWindows NTけい移行いこうした。

パソコンようOSとしては、マイクロソフトしゃ自身じしんによるオフィススイート提供ていきょうインターネット対応たいおう勿論もちろんのこと、SteamNetflixった一般いっぱん娯楽ごらく配信はいしんサービスから、事務じむ作業さぎょう設計せっけいシミュレーション、ソフトウェア開発かいはつったプロフェッショナル用途ようとまで、多数たすうのサードパーティーがアプリ開発かいはつ参画さんかくし、すべての用途ようと包括ほうかつする環境かんきょう形成けいせいされたため、強力きょうりょくなプラットフォームに成長せいちょうした。バージョンアップの過程かていでは、MS-DOS由来ゆらいするカーネルの16bitコードとシステムリソースの制約せいやく原因げんいんブルースクリーン多発たはつしたり、処理しょり効率こうりつ不十分ふじゅうぶん動作どうさはげしくおもいバージョンがいくつかリリースされ、ユーザーからも不評ふひょうっていたが[21]最新さいしんWindows 10はOSとして成熟せいじゅくし、安定あんていして軽快けいかい動作どうさするようになった。(正確せいかくにはアップデートによるソフトの動作どうさ支障ししょうをきたすれいえた)2023ねん11月時点じてん最新さいしん安定あんていばんは、デスクトップばんWindows 11 バージョン 23H2、およびWindows 10 バージョン 22H2サーバはんWindows Server 2022モバイルはんWindows 10 Mobile バージョン 1607エンベデッドシステムはんWindows 10 IoTである。

Windowsの一般いっぱんてき知名度ちめいどたかいが、1960年代ねんだい開発かいはつはじまり、現代げんだいてきなOSの始祖しそとなったUNIXけいOSとはまったことなる構造こうぞうのOSであり、OSの歴史れきしからすると特殊とくしゅ存在そんざいであることには留意りゅういする必要ひつようがある。

製品せいひん展開てんかい[編集へんしゅう]

2024ねん3がつ1にち時点じてんで、Windowsはつぎ製品せいひん系統けいとう展開てんかいされている。

過去かこ製品せいひん
  • Windows 3.x - MS-DOSじょう起動きどうする16ビットWindows。Win32s使用しようすることで一部いちぶの32ビットアプリケーションをうごかすことも出来でき[22]
  • Windows 9xけい - Windows 3.1後継こうけいで32ビットされた。Windows Meを最後さいごWindows XPなどのWindows NTけい一本いっぽんされ、ぜん開発かいはつ・サポートが終了しゅうりょうした。
  • Windows Mobile - Windows CEをベースにしたモバイルようOS。Windows Phoneの前身ぜんしん
  • Windows Phone - スマートフォンようOS。Windows 10 Mobileにがれ、現在げんざい開発かいはつ終了しゅうりょうしている。
  • Windows CE(または、Windows Embedded Compact) - みシステムよう。Windows 10 IoTにがれた。

バージョン一覧いちらん[編集へんしゅう]

パソコンけのOS[編集へんしゅう]

いわゆるクライアントけのOS。

パソコン(クライアント)けWindows OS
バージョン OS系列けいれつ オリジナルばん英語えいごばん 日本語にほんごばん
Windows 1.x DOSけい 1985ねん11月20にち[23] 1986ねん11月[24]
Windows 2.x 1987ねん12月9にち 1988ねん[25]10月
Windows 3.x 1990ねん5がつ22にち 1993ねん5がつ12にち
Windows NT NTけい 1993ねん7がつ27にち 1994ねん1がつ28にち
Windows 95 9xけい 1995ねん8がつ24にち[26] 1995ねん11月23にち[26]
Windows 98 1998ねん6がつ25にち[26] 1998ねん7がつ25にち[26]
Windows 2000 NTけい 1999ねん12月15にち 1999ねん12月24にち
Windows Me 9xけい 2000ねん9がつ14にち[27] 2000ねん9がつ23にち[27]
Windows XP NTけい 2001ねん8がつ24にち 2001ねん9がつ6にち
Windows Vista 2006ねん11月30にち 2006ねん11月30にち
Windows 7 2009ねん9がつ1にち 2009ねん9がつ1にち
Windows 8 2012ねん8がつ16にち 2012ねん8がつ16にち
Windows 10 2015ねん7がつ29にち 2015ねん7がつ29にち
Windows 11 2021ねん10がつ5にち 2021ねん10がつ5にち
バージョン OS系列けいれつ
Windows 1.x DOSけい
  • Windows 1.01 (1985ねん11月20にち)
  • Windows 1.02 (1986ねん5がつ)
  • Windows 1.03 (1986ねん8がつ)
  • Windows 1.04 (1987ねん4がつ)
Windows 2.x DOSけい
  • Windows 2.0 (1987ねん12月9にち)
  • Windows 2.03 (1987ねん12月9にち)
  • Windows 2.10 (1988ねん5がつ27にち)
  • Windows 2.11 (1989ねん5がつ13にち)
Windows 3.x DOSけい
  • Windows 3.0 (1990ねん5がつ22にち)
  • Windows 3.0a (1990ねん12がつ)
  • Windows 3.0 with Multimedia Extensions 1.0 (1991ねん12がつ)
  • Windows 3.1 (1992ねん4がつ6にち)
  • Windows 3.0b (1993ねん)
  • Windows 3.11 (1993ねん11月8にち)
  • Windows 3.2 (1993ねん11月22にち)
Windows NT NTけい
Windows 95 9xけい
  • Windows 95 (1995ねん8がつ24にち)
  • Windows 95 OEM Service Release 1 (1996ねん2がつ14にち)
  • Windows 95 OEM Service Release 2 (1996ねん8がつ24にち)
  • Windows 95 OEM Service Release 2.1 (1997ねん8がつ27にち)
  • Windows 95 OEM Service Release 2.5 (1997ねん11月26にち)
Windows 98 9xけい
  • Windows 98 (1998ねん6がつ25にち)
  • Windows 98 Second Edition (1999ねん5がつ5にち)
Windows 2000 NTけい
  • Windows 2000 (1999ねん12月15にち)
Windows Me 9xけい
  • Windows Me (2000ねん9がつ14にち)
Windows XP NTけい
  • Windows XP (2001ねん8がつ24にち)
Windows Vista NTけい
  • Windows Vista (2006ねん11月30にち)
Windows 7 NTけい
  • Windows 7 (2009ねん9がつ1にち)
Windows 8 NTけい
  • Windows 8 (2012ねん8がつ16にち)
  • Windows 8.1 (2013ねん8がつ27にち)
  • Windows 8.1 Update (2014ねん4がつ8にち)
Windows 10 NTけい
  • Windows 10 Version 1507 (2015ねん7がつ29にち)
  • Windows 10 Version 1511 (2015ねん11月10にち)
  • Windows 10 Version 1607 (2016ねん8がつ2にち)
  • Windows 10 Version 1703 (2017ねん4がつ5にち)
  • Windows 10 Version 1709 (2017ねん10がつ17にち)
  • Windows 10 Version 1803 (2018ねん4がつ30にち)
  • Windows 10 Version 1809 (2018ねん11月13にち)
  • Windows 10 Version 1903 (2019ねん5がつ21にち)
  • Windows 10 Version 1909 (2019ねん11月12にち)
  • Windows 10 Version 2004 (2020ねん5がつ27にち)
  • Windows 10 Version 20H2 (2020ねん10がつ20日はつか)
  • Windows 10 Version 21H1 (2021ねん5がつ18にち)
  • Windows 10 Version 21H2 (2021ねん11月16にち)
  • Windows 10 Version 22H2 (2022ねん10がつ18にち)
Windows 11 NTけい
  • Windows 11 Version 21H2 (2021ねん10がつ5にち)
  • Windows 11 Version 22H2 (2022ねん9がつ20日はつか)
  • Windows 11 Version 23H2 (2023ねん10がつ31にち)

サーバーけのOS[編集へんしゅう]

サーバーけのWindows OS
バージョン(発売はつばい ベースとなるOS
  • Windows Server, Limited Edition (2001ねん8がつ28にち
Windows 2000
Windows XP
Windows Vista
Windows 7
Windows 8
Windows 8.1
  • Windows Server 2012 R2 Update (2014ねん4がつ8にち)
Windows 8.1 Update
  • Windows Server 2016 (2016ねん9がつ26にち)
  • Windows Server Version 1709 (2017ねん10がつ17にち)
  • Windows Server Version 1803 (2018ねん4がつ30にち)
Windows 10
  • Windows Server 2019
  • Windows Server Version 1809 (2018ねん10がつ2にち)
  • Windows Server Version 1903 (2019ねん5がつ21にち)
  • Windows Server Version 1909 (2019ねん11月12にち)
  • Windows Server Version 2004 (2020ねん5がつ27にち)
  • Windows Server Version 20H2 (2020ねん10がつ20日はつか)
  • Windows Server 2022 (2021ねん9がつ18にち
  • Windows Server Version 21H2 (2021ねん9がつ18にち)

機器ききけのOS[編集へんしゅう]

機器ききけのWindowsとしてWindows EmbeddedばれるOSぐん開発かいはつされていた。2015ねんからは後継こうけいとなるWindows 10 IoT開発かいはつされたが、現在げんざいはそちらもサポートが終了しゅうりょうしている。

機器ききけのWindows OS
バージョン(発売はつばい 系列けいれつ
  • Windows CE 1.0 (1996ねん11月16にち)
  • Windows CE 1.01 (不明ふめい)
  • Windows CE 2.0 (1997ねん9がつ29にち)
  • Windows CE 2.11 (不明ふめい)
Windows
Embedded
CE

(Windows
Embedded

ファミリー)
  • Windows CE 3.0 (2000ねん6がつ15にち)
  • Windows CE 4.0 (2002ねん1がつ7にち)
  • Windows CE 4.1 (不明ふめい)
  • Windows CE 4.2 (不明ふめい)
  • Windows CE 5.0 (2004ねん8がつ)
  • Windows CE 5.2 (不明ふめい)
  • Windows Embedded CE 6.0 (2006ねん11月1にち)
  • Windows Embedded CE 6.0 R3 (2009ねん9がつ22にち)
  • Windows Embedded Compact 7.0 (2011ねん3がつ1にち)
  • Windows Embedded Compact 2013 (2013ねん6がつ)
  • Windows 10 IoT Version 1507 (2015ねん8がつ10日とおか)
  • Windows 10 IoT Version 1511 (2015ねん12月3にち)
  • Windows 10 IoT Version 1607 (2016ねん8がつ)
  • Windows 10 IoT Version 1703 (2017ねん4がつ)
  • Windows 10 IoT Version 1709 (2017ねん10がつ)
  • Windows 10 IoT Version 1803 (2018ねん4がつ)
  • Windows 10 IoT Version 1809 (2018ねん10がつ)
Windows 10
IoT

モバイル端末たんまつけのOS[編集へんしゅう]

モバイル端末たんまつけのWindows OS
Windows Mobile
  • Pocket PC 2000 (2000ねん4がつ19にち)
  • Pocket PC 2002 (2001ねん10がつ4にち)
  • Windows Mobile 2003 (2003ねん6がつ23にち)
  • Windows Mobile 2003 Second Edition (2004ねん3がつ24にち)
  • Windows Mobile 5.0 (2005ねん5がつ9にち)
  • Windows Mobile 6.0 (2007ねん2がつ12にち)
  • Windows Mobile 6.1 (2008ねん4がつ1にち)
  • Windows Mobile 6.5 (2009ねん5がつ11にち)
Windows Phone
  • Windows Phone 7 (2010ねん11月8にち)
  • Windows Phone 8 (2012ねん10がつ29にち)
  • Windows Phone 8.1 (2014ねん4がつ10日とおか)
  • Windows 10 Mobile (2015ねん11月16にち)

歴史れきし[編集へんしゅう]

Windows ファミリー 系列けいれつ
Windows のタイムライン
発売はつばいねん バージョン 製品せいひんめい
1985ねん 1.01 Windows 1.01
1986ねん 1.03 Windows 1.03
1987ねん 2.03 Windows 2.03
1988ねん 2.1 Windows 2.1
1988ねん 2.0 Windows/286 2.0
1988ねん 2.1 Windows/386 2.1
1990ねん 3.0 Windows 3.0
1992ねん 3.1 Windows 3.1
1993ねん 3.11 Windows For Workgroups 3.1
1993ねん NT 3.1 Windows NT 3.1
1994ねん 3.2 Windows 3.2 (中国語ちゅうごくごばんのみ)
1994ねん NT 3.5 Windows NT 3.5
1995ねん NT 3.51 Windows NT 3.51
1995ねん 4.0 Windows 95
1996ねん NT 4.0 Windows NT 4.0
1996ねん CE 1.01 Windows CE 1.01
1997ねん CE 2.0 Windows CE 2.0
1997ねん CE 2.01 Windows CE 2.01
1998ねん CE 2.10 Windows CE 2.10
1998ねん CE 2.11 Windows CE 2.11
1998ねん 4.1 Windows 98
1999ねん CE 2.12 Windows CE 2.12
1999ねん 4.1 Windows 98 Second Edition
2000ねん NT 5.0 Windows 2000
2000ねん 4.9 Windows Millennium Edition
2000ねん CE 3.0 Windows CE 3.0
2001ねん NT 5.1 Windows XP
2002ねん CE 4.1 Windows CE 4.1
2002ねん NT 5.1 Windows XP TabletPC, Media Center Edition
2003ねん NT 5.2 Windows Server 2003
2003ねん NT 5.2 Windows XP 64-bit Edition
2004ねん CE 5.0 Windows CE 5.0
2005ねん NT 5.2 Windows XP Professional x64 Edition
2005ねん NT 5.2 Windows Server 2003 x64 Editions
2006ねん NT 5.1 Windows Fundamentals for Legacy PCs
2006ねん CE 6.0 Windows Embedded CE 6.0
2007ねん NT 6.0 Windows Vista
2007ねん NT 6.0 Windows Home Server
2008ねん NT 6.0 Windows Server 2008
2009ねん NT 6.1 Windows 7
2009ねん NT 6.1 Windows Server 2008 R2
2011ねん CE 7.0 Windows Embedded Compact 7
2011ねん NT 6.1 Windows Home Server 2011
2012ねん NT 6.2 Windows 8
2012ねん NT 6.2 Windows RT
2012ねん NT 6.2 Windows Server 2012
2012ねん NT 6.2 Windows Phone 8
2013ねん CE 2013 Windows Embedded Compact 2013
2013ねん NT 6.3 Windows 8.1
2013ねん NT 6.3 Windows RT 8.1
2013ねん NT 6.3 Windows Server 2012 R2
2015ねん NT 10.0 Windows 10
2015ねん NT 10.0 Windows 10 Mobile
2015ねん NT 10.0 Windows 10 IoT
2016ねん NT 10.0 Windows Server 2016
2018ねん NT 10.0 Windows Server 2019
2021ねん NT 10.0 Windows 11
Windows 全体ぜんたい出荷しゅっか本数ほんすう推移すいい
発売はつばいねん 出荷しゅっか本数ほんすう
1987ねん11月 100まんほん突破とっぱ
1992ねん2がつ 900まんほん業界ぎょうかい推定すいてい[28]
1992ねん4がつ 1000まんほん突破とっぱ
1995ねん 1おくほん突破とっぱ
1997ねん 2おくほん突破とっぱ
1999ねん 3おく2430まんほん

初期しょきのバージョン[編集へんしゅう]

Windowsは1981ねん9月開始かいししたInterface Managerというプロジェクトからはじまる。1983ねん11月にWindowsが発表はっぴょうされたが、それから2ねんの1985ねん11がつまでリリースされなかった[29]

Windows 1.0MS-DOSうえうごアプリケーション一種いっしゅシェルぎなかった。MS-DOSのあつかえる640KBコンベンショナルメモリをさらにWindowsのシステムに占有せんゆうされたため、実際じっさいにアプリケーションをうごかすためのフリーメモリがほとんどのこらず実用じつようには程遠ほどとおかった。Windows 1.0は、複数ふくすうのウィンドウを画面がめんにウィンドウ自体じたいかさねて表示ひょうじせずに、タイルじょう表示ひょうじした。ダイアログ ボックスだけは、ウィンドウにかさねて表示ひょうじできた。

1987ねんにリリースされたWindows 2.0はウィンドウのかさわせが可能かのうとなった。MS-DOSから利用りよう出来できるメモリ容量ようりょう拡張かくちょうするEMSメモリを利用りようすることによって、一応いちおうは640KB以上いじょうのメインメモリが利用りようできるようになり、1.0にくらべて実用じつようせい大幅おおはばたかまった。しかし、ゲームなどのおもいアプリケーションを実行じっこうするにはまだ実用じつようてきではなかった。

1980年代ねんだいのWindowsは機能きのうだけ場合ばあいにはMS-DOSうごウィンドウマネージャ一種いっしゅであり、OSぶには不足ふそくしている機能きのうおおかった[30]

Windows 3.0と3.1[編集へんしゅう]

1990ねん発売はつばいされたWindows 3.0は、操作そうさかん改良かいりょうやタスク管理かんり、メモリ管理かんりなど、各種かくしゅ機能きのう網羅もうらてき強化きょうかされた。日本にっぽんでは、当時とうじDOS/V流行りゅうこうとともにその事実じじつじょう後継こうけいであるWindows 3.1爆発ばくはつてきれるようになった。それまではかくアーキテクチャごと実質じっしつてき個別こべつのアプリケーションソフトが必要ひつようだったが、パソコンのアーキテクチャの相違そういをWindowsで吸収きゅうしゅうすることにより、ひとつの操作そうさ方法ほうほうひとつのアプリケーションソフトが複数ふくすうのアーキテクチャのパソコンで共有きょうゆうできるようになった。アーキテクチャそれぞれのつよみは意味いみをなさなくなり、単純たんじゅん性能せいのう価格かかく比較ひかくでアーキテクチャの淘汰とうたおこなわれた。1990年代ねんだい後半こうはんいたると、PC/AT互換ごかんとその後継こうけいアーキテクチャが存続そんぞくする事実じじつじょう唯一ゆいいつのアーキテクチャとなった。

各社かくしゃから発売はつばいされる純正じゅんせいのアプリケーションソフトも徐々じょじょえ、不足ふそくしていたWindowsに追加ついかするネットワーク機能きのうなども他社たしゃから供給きょうきゅうされるようになってきた。1990ねんから1995ねんにかけて、Windows 3.0とWindows 3.1はぜん世界せかいで1おくだい日本にっぽん国内こくないでも400まんだい出荷しゅっかされ、Windowsは事実じじつじょう標準ひょうじゅん地位ちい確立かくりつした[31]。Windows 3.1ではオプションとしてWin32s存在そんざいし、一部いちぶの32ビットアプリケーションが使用しよう可能かのうになった。

この当時とうじ、Windowsのようなウィンドウマネージャ実行じっこう自体じたい負荷ふかたか処理しょりであり、ゲームなどのグラフィックをあつかうアプリケーションではメインメモリが不足ふそくすることから、MS-DOS専用せんよう作品さくひんおおかった。リソース不足ふそくへの対応たいおうとして、アプリケーションの性質せいしつおうじてWindowsとMS-DOSをえて利用りようしなければならず、まだ一般いっぱんけとはがたいものがあった。

Windows 95 / 98 / 98SE / Me[編集へんしゅう]

1995ねんあきWindows 95発売はつばいされ、一般いっぱんのパソコンでハイカラー(16bitカラー)以上いじょう[ちゅう 3]美麗びれいGUI本格ほんかくてき利用りよう可能かのうにしたことと、インターネット対応たいおううたったことで世界せかいてきなヒット商品しょうひんとなった。Windows 3.xとはことなりOSのだい部分ぶぶんが32ビットされており、かくアプリケーションが固有こゆうのメモリ空間くうかんつなど設計せっけいおおきく改善かいぜんされているが、16ビットアプリケーションとの互換ごかんせいのため不安定ふあんていめんのこっていた。MS-DOSは起動きどうと32ビットドライバがない場合ばあいのレガシードライバとして使つかわれるだけでOSそのものは原則げんそくとしてMS-DOSを使用しようしていない。Windows 3.1までのプログラムマネージャとファイルマネージャはWindows エクスプローラー統合とうごうされた。また、WindowsのスタートボタンなどあたらしいGUIや、TCP/IPなどのネットワーク機能きのう標準ひょうじゅん装備そうび。16ビットアプリをのぞきほぼ完全かんぜんプリエンプティブ・マルチタスク可能かのうとなった。MS-DOSはWindowsの背後はいご隠蔽いんぺいされ、DOSプロンプトやDOSモードへの以外いがいではひょうなくなった。

Windows 95の成功せいこうにより、競合きょうごうしたMac OSOS/2とのシェアの拡大かくだいした。とく日本にっぽんではネットワーク標準ひょうじゅん搭載とうさいWindows for Workgroups発売はつばいされていなかったこともあり、Windows 95の発売はつばいされた1995ねんは、パソコンやインターネットの普及ふきゅう元年がんねんともわれた。そののWindowsシリーズではGUIはおおきく変更へんこうされず、おおくの操作そうさにおいてWindows 95の操作性そうさせいわる基盤きばんとなった。

1998ねんにWindows 95にInternet Explorer 4.0の統合とうごうおこなったWindows 98がリリースされた。翌年よくねんにWindows 98のしょう改良かいりょうほどこしたWindows 98 Second Edition (Windows 98 SE) がリリースされた。

2000ねん最後さいごのWindows 9xけいであるWindows Meがリリースされた。Windows 9xけいはWindows 98 SEを最後さいごとしてWindows NTけいのWindows 2000に統合とうごうする計画けいかくもあったが、最終さいしゅうてきにはWindows 2000は上級じょうきゅうしゃけとしてProfessionalエディションを一番いちばんのエディションとして発売はつばいされ、わりにホームユーザーけとしてWindows Meが発売はつばいされた。

Windows 9xけいのOSはMS-DOSを使用しようせずアプリケーションからハードウェアを直接ちょくせつアクセスすることも原則げんそくとして使用しようできなくなったが、DOSプロンプトないなど一定いってい条件じょうけん使用しようすることも可能かのうとなっており、これは過去かこのソフトウェアとの互換ごかんせい処理しょり負荷ふか軽減けいげんといったメリットをもたらしたが、不安定ふあんてい動作どうさこすことがありブルースクリーンてしまうような現象げんしょう度々どど発生はっせいした。

Windows NTけい[編集へんしゅう]

NTはこう可用性かようせい要求ようきゅうされるビジネスけの市場いちばのためにリリースされた。Windows 9xの開発かいはつ終了しゅうりょうにより、9xの役割やくわり要求ようきゅうされるようになった。最初さいしょにリリースされたWindows NT 3.1から、NT3.51994ねん)、NT3.51(1995ねん)、NT4.01996ねん)と、ほぼ1ねんごとにリリースされた。2000ねんWindows 2000がリリースされ、NTが消費しょうひしゃようとしても以前いぜんくらべて採用さいようされるようになった。2001ねん消費しょうひしゃけの用意よういされたはじめてのNTカーネル搭載とうさいのOSであるWindows XPがリリースされた。2003ねんWindows Server 2003がリリースされた。それまでマイクロソフトはセキュリティ問題もんだい軽視けいししていたことで社会しゃかい問題もんだいへと発展はってんし、その回答かいとうとしてなどはえずに全面ぜんめんてきつくなおした[よう出典しゅってん]Windows XP Service Pack 2を提供ていきょうすることになった。

Windows XP Service Pack 2の開発かいはつと、1994ねんから利用りようしていた内部ないぶシステムの全面ぜんめん刷新さっしん手間取てまどり、それまで2、3ねん間隔かんかく発売はつばいしていたWindowsだったが、Windows XPの発売はつばいから5ねん経過けいかした2006ねんWindows Vistaがリリースされた。2008ねんWindows Server 2008がリリースされた。そのもXPは消費しょうひしゃ中心ちゅうしん人気にんきはくし、Windows 10がリリースされたのちでも利用りようしゃえたが、その6ヶ月かげつ、XPのシェアはようやく10にかれた[32]

NTのGUIは、どう時期じきにリリースされた消費しょうひしゃけのWindowsとたインタフェースを採用さいようした。NTは用途ようと要求ようきゅう対応たいおうするエディションが複数ふくすうあり、Windows XPでは以前いぜんくらべて一気いっきえた。

64ビットオペレーティングシステム[編集へんしゅう]

Windows NT 3.1からNT 4.0まで対応たいおうしていた、PowerPCDEC AlphaMIPS R400064ビットプロセッサとしても使用しようできたが、NTは32ビットプロセッサとして使用しようした。64ビットよう存在そんざいしたが、出荷しゅっかされなかった。

本格ほんかくてきに64ビットに対応たいおうしたのは、Intel Itaniumからであり、Windows XP 64-Bit EditionとWindows Server 2003 for Itanium-based Systemが出荷しゅっかされた。これはおもにサーバと高度こうど性能せいのうのワークステーションけのリリースであり、それ以外いがいは64ビットプラットフォームはなかった。しかし、AMD x86-64発表はっぴょうされると一般いっぱんユーザーが容易よういに64ビットに移行いこうできる基礎きそ環境かんきょうととのい、OS単体たんたいでの販売はんばいおこなわれなかったものの2005ねんにWindows XP Professional x64 EditionとWindows Server 2003 x64 Editionsがリリースされた[33]。x64に対応たいおうしたことにより、ワークステーションとしてItaniumをサポートしていたWindows XP 64-Bit Editionは一切いっさい対応たいおう終了しゅうりょうした。Windows Vistaでは64ビットに本格ほんかくてき移行いこうするためにそれまで一部いちぶかぎられた出荷しゅっかから、ユーザーのオーダーにおうじた64ビットのディスクの送付そうふ、パッケージへの32ビットようと64ビットよう同時どうじ封入ふうにゅうといった対応たいおうはじまった。サーバーエディションは32ビットばん提供ていきょうがWindows Server 2008を最後さいごわり、Windows Server 2008 R2からは64ビットばんのみ提供ていきょうされている。クライアントエディションでは32ビットばん提供ていきょうWindows 10わり、Windows 11では64ビットばんのみ提供ていきょうされている。

Windows CE[編集へんしゅう]

Windows CEはおも用途ようと中心ちゅうしんとした用途ようと使用しようされており、モバイル端末たんまつカーナビゲーションシステム、セガせいゲームドリームキャスト採用さいようされている。2020ねんまでは、電子でんし辞書じしょBrainなどにも搭載とうさいされている。

特徴とくちょう[編集へんしゅう]

互換ごかんせい
Windowsはかくバージョンあいだで、アプリケーションプログラムや周辺しゅうへん機器きき互換ごかんせい基本きほんてきにはたもっているが、細部さいぶでは動作どうさしないものもある。とくに、過去かこの9xけいとNTけいあいだ過去かこ16ビットAPI (Win16) と32ビットAPI (Win32) のあいだ、2009ねん時点じてん32ビットはん64ビットはんあいだWindows XPWindows VistaあいだWindows 7Windows 8/8.1あいだなど。もっとも、Windows XPからWindows Vistaへの移行いこう順調じゅんちょうすすまず、Windows 7では仮想かそうマシンでふるいバージョンとの互換ごかんせい確保かくほする「Windows XPモード」が追加ついかされた(2014ねん4がつ8にち(日本にっぽん時間じかん4がつ9にち)を以ってWindows XPの延長えんちょうサポート終了しゅうりょう同時どうじにサポート終了しゅうりょう)。
信頼しんらいせい
Windowsの信頼しんらいせい安定あんていせいは、DOSアプリケーションや16ビットアプリケーションとの互換ごかんせい必要ひつような3.xや9xけいでは多数たすう問題もんだいがあったが、9xけいどう時期じき開発かいはつされていたNTけい当初とうしょから設計せっけい大幅おおはばことなりたか安定あんていせい実現じつげんしていた。また、Windowsは圧倒的あっとうてきにユーザーすうおおく、コンピュータウイルスハッカークラッカー)の標的ひょうてきになりやすいOSとかんがえられている。このため、Windows 9xけいやWindows XP以前いぜんのNTけい脆弱ぜいじゃくせい深刻しんこく社会しゃかい問題もんだいとなり、Windows XP SP2やWindows Vistaではセキュリティに重点じゅうてんかれた改良かいりょうがなされた。
セキュリティ
Windowsについては、のOSにくらセキュリティホール悪用あくようされるかくりつたかい。この理由りゆうとして、シェアがおおきく初心者しょしんしゃからビジネスユーザーまでさまざまなユーザーがいることから、クラッカー標的ひょうてきにされやすいこと、OS自体じたいにセキュリティホールが出現しゅつげんしやすい構造こうぞうじょう問題もんだいがあるなどの原因げんいん指摘してきされている。Windowsパソコンに侵入しんにゅうするコンピュータウイルス駆除くじょするためにつくられたアンチウイルスソフトウェア種類しゅるいおおく、おおくの場合ばあい、メーカーせいパソコンでは無料むりょう体験たいけんばんプリインストールされている。また、マイクロソフト自体じたい無償むしょう利用りよう可能かのうMicrosoft Security EssentialsEnhanced Mitigation Experience Toolkitなどを提供ていきょうしている。
2001ねんの "Nimda" さわ以降いこう2003ねんMSBlast英語えいごばんなど、コンピュータウイルスやワーム被害ひがい連続れんぞくして発生はっせいしており、最近さいきんではスパイウェア問題もんだいになっている。Windowsない要素ようそでは、標準ひょうじゅん搭載とうさいされているInternet Explorerウェブブラウザ)やOutlook Express電子でんしメールクライアント)にセキュリティホールが発見はっけんされることがおおい。また、ユーザーすう社員しゃいんすうともに規模きぼおおきいりに対応たいおうおくれることがおおいマイクロソフトない体質たいしつ原因げんいんげる経済けいざい学者がくしゃもいる[だれ?]
また、Windowsにセキュリティホールが多発たはつする理由りゆうに、Windows API設計せっけい問題もんだいがある。Windows APIはオブジェクト指向しこうれて、カーネルがわオブジェクト保持ほじしている構造こうぞうからだクラスのアドレスをハンドルとし、ユーザープロセスわたす。このため、ユーザーAPIからわたされたハンドル不正ふせいだったり、べつのオブジェクトをすハンドルにすりえたりしてしまうと、保護ほごされたカーネル空間くうかんというセキュリティを突破とっぱして、不正ふせいなアクセスをカーネルがわ実行じっこうさせることができてしまう。この問題もんだいはWindows NT 4.0の時代じだいにあらゆるAPIで存在そんざいることが発覚はっかくし、カーネル空間くうかん以外いがい場所ばしょ存在そんざいするオブジェクトを参照さんしょうしないようセキュリティ修正しゅうせいくわえられた。
Windows Vistaでは、当初とうしょWindows APIにわるしんAPI、WinFXを中心ちゅうしんえようという目論見もくろみがなされていた[34]。これはWindows APIが欠点けってん解消かいしょうするもっと確実かくじつ手段しゅだんえる。しかし、この計画けいかくはユーザーがわ賛同さんどうられず、マイクロソフトは撤回てっかいした。そのわり、Security Development LifecycleプロセスでWindows APIの弱点じゃくてんあらして手当てあてたり次第しだい修正しゅうせいし、さらにWin32kやNTカーネルにまれていたモジュールをはなし、ユーザ空間くうかん動作どうさするWindowsサービスモジュールにすることでWindows APIの根本こんぽんてき弱点じゃくてんふうめる修正しゅうせいおこなった。この改修かいしゅう成果せいかは、Windows Vista発売はつばい以後いごWindows Update提供ていきょうされた修正しゅうせいモジュールがWindows XPよりもすくないというかたちあらわれている[35]。なお、Windows APIにわるという計画けいかくはなくなったものの、WinFXは.NET Framework 3.0 としてWindows Vistaに搭載とうさいされている。
サービスパック
Windowsに発見はっけんされたセキュリティホールなどの不具合ふぐあいたいして、頻繁ひんぱん修正しゅうせいモジュールがリリースされている。これらの修正しゅうせいモジュールの集成しゅうせいして動作どうさ検証けんしょうしたパッケージをService Pack(サービス パック 略称りゃくしょう:SP)というかたち発行はっこうしている。最新さいしんのWindows 10では、発売はつばい体系たいけい変更へんこうともないService Releaseに変更へんこうされた。
SPを適用てきようすることによってセキュリティの強化きょうかしん機能きのう追加ついかなどのメリットをられる。(れいとしてWindows VistaのSP2は適用てきようすることである程度ていど動作どうさかるくなるという利点りてんがあった。ただし当時とうじ主要しゅようメーカーのパソコンはCeleronが主流しゅりゅうであったため、このかぎりではない)

ただし、システムに若干じゃっかん改変かいへんくわえるために、一部いちぶのアプリケーションの動作どうさ支障ししょうをきたすなど問題もんだいこすこともある。また、特定とくていのサービスパックのバージョンに依存いぞんするソフトウェアも存在そんざいする。げんにWindows XPにSPを導入どうにゅうしたことが原因げんいんで、ヤマハせいサウンドカード搭載とうさいされたパソコンでサウンドがらなくなるトラブルもあった[36]。これらの問題もんだいから、とく企業きぎょうにおいては適用てきようされないこともあるが、マイクロソフトはつよ適用てきよう推奨すいしょうしている。

また、Windows XP SP2には「Microsoft Windows XP Service Pack 2セキュリティ強化きょうか機能きのう搭載とうさい」という正式せいしき名称めいしょうけられている。これには、マイクロソフトはセキュリティにちかられていなかったという従来じゅうらい方針ほうしん転換てんかんし、今後こんごはセキュリティをさい重要じゅうよう課題かだいとしてユーザーの印象いんしょうえていくという意味合いみあいがある。マイクロソフトは、Service Packが適用てきようされていないバージョンのみを場合ばあいに「RTM (Release To Manufacturing)」や「Gold」と表記ひょうきする。
Sモード

Windows 10と11にはSモードという動作どうさバージョンが存在そんざいする。Microsoft Storeでしかアプリがインストール出来できないほか、コマンドプロンプト(cmd.exe)やレジストリーエディター(regedit.exe)がひらかない[37]

ライセンス[編集へんしゅう]

x86、x64はんWindowsのライセンスの種類しゅるい[編集へんしゅう]

Windowsのバージョンやエディションなどによっては存在そんざいしない製品せいひん形態けいたいもある。

リテールはん(フルインストールばんアップグレードはん
通常つうじょうのWindows販売はんばいもちいられるもので、パッケージばんとダウンロードばんとがあり、その価格かかくがWindowsの通常つうじょう価格かかくとなる。DSPばんやOEMばんとはちがい、32ビットばんと64ビットばんのインストールディスク(Windows 7、およびWindows 8/8.1の各種かくしゅパッケージばんでの場合ばあい)、または32ビットはんと64ビットばん各種かくしゅインストールファイルをひとつにまとめたUSBメモリ(Windows 10のパッケージばんでの場合ばあい)がどうこりされており、ユーザーはその一方いっぽう自由じゆう選択せんたくして使つかうことが可能かのう
DSPはん(フルインストールばん
販売はんばい形態けいたいとしてはWindowsを組込くみこんだ製品せいひん販売はんばいする業者ぎょうしゃけのもの。ライセンスじょうあつかいはOEMばん同等どうとう[38]実際じっさいWindows XP MCE 2005でDSPばん発売はつばいされるまで自作じさくPC市場いちばではすべてOEMばんばれていた[39][40]。しかし、厳密げんみつにはDSPばんはダウングレードけんいというちがいがある[41]販売はんばい段階だんかいでなんらかの部品ぶひん付属ふぞくひんとして購入こうにゅうする形態けいたいになっており、また付属ふぞくひん対象たいしょうにできる部品ぶひんはいくつかの種類しゅるい規定きていされていて、その部品ぶひんんだ状態じょうたいでのみライセンスが有効ゆうこうとなる。対象たいしょうとした部品ぶひん破棄はき、あるいは破損はそん使用しようできなくなった場合ばあい、ライセンスも消滅しょうめつする[42]
OEMはん
いわゆるパソコンメーカーの製品せいひんにプリインストールされたもの、パソコン本体ほんたいからはなして、べつのパソコンでうごかすことはきんじられている。この制限せいげんのため、OEMばん通常つうじょう価格かかくよりも大幅おおはば安価あんか供給きょうきゅうされている。ただし、パソコンの部品ぶひん構成こうせい変更へんこうについての制限せいげん明言めいげんされていないため、マザーボード交換こうかんやケース交換こうかんおこなったうえでOEMばんWindowsを利用りようつづける事例じれいおおい(パーツのえは、場合ばあいによってはテセウスのふね同様どうよう矛盾むじゅんしょうじるため、賛否さんぴ両論りょうろんがある)。
ボリュームライセンス (VL) ばん
大量たいりょう導入どうにゅうなど複数ふくすうほんのライセンスを一括いっかつ購入こうにゅうする販売はんばい形態けいたい購入こうにゅうプログラムの形態けいたいにより、最低さいてい購入こうにゅうすうおよび価格かかくことなる。原則げんそくとしてインストールディスクは付属ふぞくせず、ダウンロード形式けいしきでマイクロソフトしゃのサイトよりインストールイメージを入手にゅうしゅするか、別途べっとメディアキットを購入こうにゅうする必要ひつようがある。「譲渡じょうとにライセンス取得しゅとく取得しゅとくしたものをすべてまとめて譲渡じょうとする」という規定きていがあり、バラりはライセンスじょう明確めいかくきんじられている。購入こうにゅうしゃ制限せいげんはないため、個人こじんでも購入こうにゅうができる。また、ソフトウェアアシュアランスとばれる、ダウングレードやライセンスモビリティ、期間きかんちゅうのアップグレード保証ほしょうなどにかんする権利けんり追加ついか出来でき唯一ゆいいつのライセンス形態けいたいであり、それらが必要ひつよう利用りよう形態けいたいではこの形態けいたいでの購入こうにゅう必要ひつようとなる。

このほか、MSDNサブスクリプション、TechNetサブスクリプションでもWindowsのライセンスが提供ていきょうされている。ただし、それぞれソフトウェア開発かいはつ検証けんしょう、Windowsの評価ひょうかなどと利用りよう目的もくてき制限せいげんがある。

緊急きんきゅうにおけるライセンスによる制限せいげん[編集へんしゅう]

過去かこのWindowsにおいてはメディアやキーとライセンスは不可分ふかぶんであり、調達ちょうたつもとことなるものでの代用だいようむずかしかったため、Windowsの調達ちょうたつでもっとも一般いっぱんてきであるOEMばんによるプレインストールPCなど、Windows標準ひょうじゅんのインストールメディアが付属ふぞくしない調達ちょうたつ形態けいたいではリカバリなど一部いちぶ機能きのうについて使用しようおおきな制限せいげんがあった。

この制限せいげんについては、2017ねん現在げんざいのWindows 10ライセンスでは不可分ふかぶんとされる記述きじゅつはなくなり、また、ダウングレードけんにおいては任意にんい調達ちょうたつもとのメディアやキーが利用りようできるなど、徐々じょじょゆるめられている。

市場いちば占有せんゆう問題もんだい[編集へんしゅう]

市場いちばシェア[編集へんしゅう]

Windowsはパーソナルコンピュータ市場いちばでは、1990年代ねんだい後半こうはんよりデファクトスタンダード地位ちいた。このため対応たいおうするコンピュータ(メーカー)、周辺しゅうへん機器ききアプリケーションおおく、またユーザーすう操作そうさ方法ほうほう情報じょうほうなどもおおい。Windowsが普及ふきゅうした背景はいけいには、マイクロソフト自身じしん一部いちぶ周辺しゅうへん機器ききのぞいてハードウェアを製造せいぞうせず多数たすうのハードウェアメーカーへのOEM供給きょうきゅう路線ろせんつづけたこと、ライバルのMacintoshOS/2必要ひつようとするハードウェアが当時とうじ高価こうかだったこと、オフィスソフトであるMicrosoft Office(Office自体じたいはMacintoshでも動作どうさする)や専用せんようマルチメディアAPIであるDirectX作成さくせいされたゲームプログラムが市場いちばひろれられ、キラーアプリケーションとなったこと、20世紀せいき末期まっきから21世紀せいきにかけてのダウンサイジング潮流ちょうりゅうったこと、ネットワーク機能きのうPOSIXサブシステムなどのきわめて少数しょうすうのコンポーネントをのぞき、完全かんぜん独自どくじ設計せっけいとなっており、Windows製品せいひん以外いがいとの互換ごかんせい移植いしょくせいひくく、プラットフォームへの移行いこう非常ひじょう困難こんなんであることなどがげられる。

近年きんねんはモバイル端末たんまつ進化しんかによりわか世代せだいはあまり個人こじんでパーソナルコンピュータを使用しようしなくなっており[43]、それらをふくめたシェアにかんしては比較的ひかくてききびしい状況じょうきょうにある[44]

独占どくせん問題もんだい[編集へんしゅう]

Windowsはマイクロソフトによる独自どくじ仕様しようのソフトウェア製品せいひんプロプライエタリソフトウェア)であり、その製品せいひん構成こうせい販売はんばい手法しゅほうをめぐり2009ねん時点じてんでもいくつかのくに独占どくせん禁止きんしほう訴訟そしょうきている。独占どくせん影響えいきょう回避かいひするため、官公庁かんこうちょうなどの公的こうてき機関きかんLinuxなどオープンソースソフトウェアのOSの採用さいよううご[45]や、オープンフォーマットなどWindows専用せんようオフィスソフトしばられないファイルフォーマット採用さいよううごきがあり、またOSの役割やくわり低下ていかさせるクラウドコンピューティングなどのうごきもある。上記じょうきのようなマイクロソフトによる独占どくせん状態じょうたい影響えいきょうもあり、フリーソフトウェア財団ざいだんは「自由じゆうなソフトウェア」というテーマをかかげ、たびたび「だつWindowsキャンペーン」をおこなっている。

OS市場いちば独占どくせんによるマイクロソフトの強靭きょうじん企業きぎょう体力たいりょく統一とういつされた操作性そうさせいわるこうそうし、従業じゅうぎょういん教育きょういくにかかるコストが低下ていかしたことや、どういち系統けいとうのプラットフォームあいだにおけるアプリケーションの互換ごかんせいがある程度ていど確保かくほされていることにくわえ、サービス水準すいじゅん合意ごうい (SLA) を締結ていけつすれば、競合きょうごう他社たしゃよりこう品質ひんしつなサポートをけることが出来できるため、金融きんゆう機関きかん[ちゅう 4]などのインフラけい企業きぎょうなどを中心ちゅうしん独占どくせん状態じょうたいによる悪影響あくえいきょうよりも影響えいきょうのほうがおおきいとかんがえるものおおい。前述ぜんじゅつのメリットをかし、さまざまな社会しゃかいインフラ運用うんようにも幅広はばひろ利用りようされているだけでなく、冒頭ぼうとうでもべたとおり、マイクロソフトによるほぼ完全かんぜん独自どくじ設計せっけいであることからのOSとの互換ごかんせい移植いしょくせい非常ひじょうひくく、非常ひじょう有用ゆうようかつ代用だいようかないアプリケーションや周辺しゅうへん機器きき数多かずおおかかえる製品せいひんでもあるため、政財界せいざいかいからは電力でんりょく会社かいしゃ公共こうきょう交通こうつう機関きかんなどのインフラ産業さんぎょう同等どうとうあつかいをけることもめずらしくない。日本にっぽんふくむいくつかのくに地域ちいきでは、独占どくせん禁止きんしほう適用てきよう除外じょがい対象たいしょう做され、政府せいふ機関きかんとの随意ずいい契約けいやく締結ていけつするケースすら存在そんざいする[46][47][48]

また、日本にっぽん韓国かんこくなど、いくつかのくに地域ちいきではマイクロソフトとクライアントOSおよびウェブブラウザかんするSLA契約けいやく独占どくせんてき締結ていけつしているだけでなく、2000年代ねんだいごろにおいてはWindows APIもちいた専用せんようのクライアントソフトやActiveXコントロールをもちいていたため、電子でんし政府せいふサービスにWindowsと推奨すいしょうブラウザのInternet Explorerをもちいるしかないという状況じょうきょうがあった(Windowsマシンをっていないユーザーは、ネットカフェや、街頭がいとう設置せっちされている専用せんよう端末たんまつもちいてサービスを利用りようしなければならない)。

日本にっぽんにおいては他社たしゃのOSやブラウザからのアクセスが原因げんいん電子でんし政府せいふシステムに障害しょうがい発生はっせいした場合ばあいには、民事みんじおよび刑事けいじじょう責任せきにん可能かのうせいがある[よう出典しゅってん]日本にっぽん国内こくない金融きんゆう機関きかんも、マイクロソフトと、OSやブラウザにかんするSLAを独占どくせんてき締結ていけつしている事業じぎょうしゃおおく、指定してい以外いがいのOSやブラウザのバグによる重大じゅうだい事故じこへの対策たいさく観点かんてんから、macOSLinuxスマートフォンなどからサービスを利用りようする行為こういきんじている事例じれいすくなくなかった。

Windowsに関係かんけいする資格しかく[編集へんしゅう]

マイクロソフト認定にんていプロフェッショナル
マイクロソフト認定にんていプロフェッショナル(Microsoft Certified ProfessionalMCP)はシステムエンジニア対象たいしょうにした資格しかく制度せいど。Windowsのネットワーク設計せっけい構築こうちく運用うんよう保守ほしゅや、Visual Studio使つかったアプリケーションの開発かいはつ主眼しゅがんえた試験しけんおこなっている。
マイクロソフト認定にんていアソシエイト
MCPが技術ぎじゅつしゃけの資格しかくであるのにたいし、マイクロソフト認定にんていアソシエイト(Microsoft Certified AssociateMCA)はIT営業えいぎょうしょくやオペレーターしょくなど、一般いっぱんてきなIT関連かんれんしょくそう対象たいしょうにした技術ぎじゅつ認定にんてい資格しかくといえる。日本にっぽんのみでかつて実施じっしされていた資格しかく制度せいどである。開始かいし当初とうしょMCA Platform(プラットフォーム)、MCA Database(データベース)、MCA Application(アプリケーション)の合計ごうけい3科目かもくであったが、2004ねん4がつ改定かいていMCA Security(セキュリティ)の1科目かもく追加ついかされた。ぜん科目かもく合格ごうかくするとMCA Masterばれる。2013ねん12月27にちプロメトリックによる試験しけん配信はいしん終了しゅうりょうした。後継こうけいとしてはマイクロソフトテクノロジーアソシエイト (MTA) がある[49]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ かつては非公式ひこうしきのパッケージ管理かんりシステムであったが、Windows 10よりマイクロソフト公式こうしきとなりOSにまれた。
  2. ^ とはってもまだ様々さまざま側面そくめん整備せいびされっておらず、USBやWi-Fiもなく、端子たんし規格きかく、ドライバのインストール、インターネット接続せつぞく設定せっていなどおぼえることはおおく、周辺しゅうへん機器きき相性あいしょう問題もんだい多発たはつした。パソコン通信つうしんやインターネットでフリーソフト配布はいふおこなわれていたが、当時とうじとしてはダウンロードという行為こうい自体じたい専門せんもんてきぎたため、一般人いっぱんじんにとって、ソフトウェアの入手にゅうしゅ方法ほうほう店頭てんとう販売はんばい雑誌ざっしやパッケージにたよるしかなかった。
  3. ^ Windows 3.xでもグラフィックボードとドライバ次第しだいではハイカラーやフルカラーも利用りようできたが、不安定ふあんていになりやすいという問題もんだいがあった。ハイカラーやフルカラーではプログラムマネージャの登録とうろくアイコンもそれだけ多色たしょくのデータとしてあつかうことになるため、アイコンをたくさん登録とうろくしたプログラムマネージャは16ビット(メモリ64KB)のリソース制限せいげん抵触ていしょくしやすくなり、トラブルのもととなった。
  4. ^ WindowsやIEのバグ起因きいんするシステムトラブルが原因げんいん取引とりひき金額きんがくくるいがしょうじたり、残高ざんだかデータが滅失めっしつするなどの金銭きんせんてき損害そんがい発生はっせいした場合ばあいであっても、適切てきせつなSLA契約けいやく締結ていけつしていれば、マイクロソフトの企業きぎょう体力たいりょくにより納得なっとくできる金額きんがく補償ほしょうけられる可能かのうせいがあるため。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]