トムとジェリー

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トムとジェリー
Tom & Jerry
ロゴ(1985ねん
創作そうさくしゃ ウィリアム・ハンナ
ジョセフ・バーベラ
はつ作品さくひん うえにはうえがある
所有しょゆうしゃ ターナー・エンターテインメント英語えいごばん
ワーナー・ブラザース
期間きかん 1940ねん - 現在げんざい
出版しゅっぱんぶつ
漫画まんが 多数たすう存在そんざい
映画えいが・テレビ
映画えいが トムとジェリーのだい冒険ぼうけん(1992)
トムとジェリー(2021)
短編たんぺん映画えいが 多数たすう存在そんざい(1940–1967、2001、2005)
アニメーションシリーズ 多数たすう存在そんざい
テレビスペシャル The Mansion Cat(2001)
Tom and Jerry: Santa's Little Helpers(2014)
オリジナルビデオ 多数たすう存在そんざい
舞台ぶたい
ミュージカル トムとジェリー ゆめよもう一度いちど(2019)
ゲーム
コンピュータゲーム 多数たすう存在そんざい
公式こうしきウェブサイト
トムとジェリー|ワーナー・ブラザース

トムとジェリー』(英語えいご: Tom and Jerry)は、1940ねんウィリアム・ハンナジョセフ・バーベラによって創作そうさくされた、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくアニメーションシリーズ

ネコのトムとネズミのジェリーがこすドタバタげきえがいたカートゥーンギャグアニメである。映画えいが会社かいしゃメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)が発表はっぴょうした短編たんぺんアニメーション映画えいがのシリーズを皮切かわきりに、これまでに166ほん短編たんぺん作品さくひん、2ほん長編ちょうへん映画えいが、8さくテレビシリーズ、18ほんOVA製作せいさくされている(2023ねん現在げんざい)。

略称りゃくしょうは「トムジェリ」(ワーナー・ブラザースウェブサイトより)、「TJ」など。

概要がいよう[編集へんしゅう]

トムとジェリーをあしらったアルバニア共和きょうわこく郵便ゆうびん切手きって

からだおおきく短気たんきだが、調子ちょうししゃでおっちょこちょいでどこかにくめない部分ぶぶんのあるネコトムと、からだちいさいがずるかしこく、けてくるトムをこともなげにかわすネズミジェリーたたかいを、ドタバタげきとしてナンセンスとユーモアたっぷりにえがいている。

1940ねんの『うえにはうえがある以降いこう作者さくしゃウィリアム・ハンナジョセフ・バーベラによって1958ねんまでに114ほん短編たんぺんアニメ映画えいが公開こうかいされた。この作品さくひんぐん成功せいこうおさめ、頻繁ひんぱんにテレビ放送ほうそうされるなど根強ねづよ人気にんきつシリーズとなったことで、1961ねんから現在げんざいまで新作しんさくつくられるロングラン作品さくひんとなった。

アカデミー短編たんぺんアニメしょうを7かい受賞じゅしょうし、これまでにもっと受賞じゅしょうしたシリーズ作品さくひんである[1]。その回数かいすうディズニー作品さくひん以上いじょうである。

トムとジェリーは会話かいわをすることがほとんどなく、わらいやさけびなど言葉ことばにならないこえやジェスチャー、登場とうじょうキャラクターの会話かいわなどで物語ものがたり進行しんこうする(一部いちぶ例外れいがいさくのぞく)。

トムとジェリーをはじめとした人間にんげん以外いがいのキャラクターによる、現実げんじつではだい怪我けがあたいする過度かど暴力ぼうりょく殴打おうだどく爆発ばくはつぶつ使用しよう斬首ざんしゅゆび感電かんでん転落てんらく火傷かしょう凍傷とうしょう多数たすう)をコメディにえるという作風さくふうであるが、流血りゅうけつ描写びょうしゃえがかれていない。

日本にっぽんでは、1964ねんTBS系列けいれつでテレビ放送ほうそうされて以来いらい幾度いくどかえさい放送ほうそうされている。また、ソフト販売はんばい様々さまざまなメディア展開てんかいおこなわれアメリカ文化ぶんか象徴しょうちょうともひょうされるなど、現在げんざいいたるまで幅広はばひろ年齢ねんれいそうからあいされつづけている[2][3]

登場とうじょうキャラクター[編集へんしゅう]

主人公しゅじんこう[編集へんしゅう]

トム(Tom Cat)
グレーもしくはブルーグレーのはちれで品種ひんしゅはタキシードブリティッシュキャットイエネコである。
フルネームは“Thomas Jasper Cat Sr.”(トーマス・ジャスパー・キャット・シニア)だが、ほとんどの作品さくひんでTom Cat(トム・キャット[注釈ちゅうしゃく 1])と表記ひょうき
ジェリーをつかまえることに情熱じょうねつそそ日々ひび奮闘ふんとうするが、けることのほう断然だんぜんおおい。おっちょこちょいでどこかにくめないいちめんもあり、ときにはジェリーと協力きょうりょくすることもある。
ミルクが好物こうぶつほかれっぽく美女びじょにもよわい。
ジェリー(Jerry Mouse)
トムがわれているいえかべあなイエネズミハツカネズミ)。
フルネームは“Gerald Jinx Mouse”(ジェラルド・ジンクス・マウス)。
からだちいさいが頭脳ずのう明晰めいせきで、トムとの喧嘩けんかでもたか勝率しょうりつほこる。いたずらが大好だいすきで、トムを散々さんざんわせるがときには協力きょうりょくすることもある。
チーズが好物こうぶつほか、トムとおなじく、れっぽく美女びじょにもよわい。

脇役わきやく(メイン)[編集へんしゅう]

タフィー/ニブルス(Tuffy/Nibbles)
ジェリーの従兄弟いとこおい、または孤児こじとして登場とうじょうする灰色はいいろおさないネズミ。おむつ着用ちゃくようしている。
近年きんねんは「タフィー」という名前なまえ登場とうじょうする機会きかいおおいが、媒体ばいたいによっては「ニブルス」の場合ばあいもある。
マイペースでこわいものらず。突飛とっぴ行動こうどうでトムはおろか保護ほごしゃやくのジェリーをもまわす。おさなくしてジェリー顔負かおまけのだいいで剣術けんじゅつあつかいにもける。
スパイク(ブルおじさん)(Spike Bulldog)
灰色はいいろ毛皮けがわをもつゆうブルドッグ。トムのいるいえわれる番犬ばんけんとしての登場とうじょうおおく、トムとジェリーの喧嘩けんかによくまれ騒動そうどうになる。
作品さくひんによっては「キラー」や「ブッチ[注釈ちゅうしゃく 2]」という名前なまえ登場とうじょうすることもあった。
トムがおそれている存在そんざいで、様々さまざま事情じじょうからトムをよくかたきにする。ジェリーとは友好ゆうこう関係かんけいにある場合ばあいおおいが、そのジェリーによって散々さんざんうこともある。ごくまれにトムと共同きょうどう戦線せんせんることがある。
はつ登場とうじょうの『共同きょうどう作戦さくせん』ではトムはおろか、ジェリーにも凶暴きょうぼうさだったが、登場とうじょう回数かいすうかさねていくごと性格せいかくまるくなっていった。
途中とちゅう子供こどものタイクをさずかっており、父親ちちおやとしてのやさしいいちめんえがかれることもある。ただし、かれつま登場とうじょうしたことはい。
猛犬もうけんらしくうでぷしつよい。実力じつりょくからしてかうところてきなしのようで、唯一ゆいいつ完敗かんぱいしたのは「アリのれ」であった。
トムに棒切ぼうぎれなどをげられると、いぬとしての習性しゅうせいさからえず無条件むじょうけんりにってしまうこともある。ほねだい好物こうぶつ
タイク(Tyke Bulldog)
スパイクの息子むすこ。『ここまでおいで』ではつ登場とうじょうした。スパイクは「自慢じまん息子むすこ」としょうするなど溺愛できあいしている。
タイクに危害きがいくわえるトムがスパイクにとっていかりの発端ほったんとなるケースがおおく、一方いっぽうでトムをスパイクに制裁せいさいさせようと工作こうさくするジェリーにとっても好都合こうつごうの「武器ぶき」としてあつかわれることがおおい。
からだちいさく、かよわさとあまえんぼう性格せいかくのこるが、いざというときちちゆずりの強力きょうりょくみつきでトムをやりめる。
のちにスパイクとタイクは「スパイクとタイク」というスピンオフ作品さくひん主役しゅやくつとめた。
ブッチ(Butch Cat)
くろとき赤毛あかげ)の野良のらネコ。普段ふだん路地ろじうらなどでなまゴミをあさりながらまずしくも呑気のんきらしている。
悪友あくゆうのトムとはメスねこめぐってあらそ恋敵こいがたき同士どうしでもあるが、一緒いっしょあそぶこともある。自信じしん喧嘩けんかつよテニス得意とくい
手伝てつだいさん(Mammy Two Shoes)
“メード”表記ひょうきもある[注釈ちゅうしゃく 3]
トムとジェリーのいえはたらく、大柄おおがらつよ黒人こくじん女性じょせいあししか登場とうじょうせず、かおせない[注釈ちゅうしゃく 4]ペチコートなんじゅうまいいている。
トムとジェリーのけっこにまれては散々さんざんにあっているほか、ネズミが大嫌だいきらいで時々ときどきジェリーにからかわれている。
イタズラしたトム(ジェリーによるぎぬふくむ)には容赦ようしゃがなく、腕力わんりょく体力たいりょくはかなりつよい。トムをぞんざいにあつかことおおいが、トムがおこないをしたり自分じぶんたすけてくれたときには素直すなお感謝かんしゃする。
手伝てつだいさんという呼称こしょうではあるが、いえでパーティーの準備じゅんびをしたり『トラになったトム』では自分じぶん寝室しんしつっているなど、家主やぬしのように登場とうじょうすることもある。
だい1さくうえにはうえがある』から頻繁ひんぱん登場とうじょうしていたが、全米ぜんべい黒人こくじん地位ちい向上こうじょう協会きょうかいによる「ステレオタイプ黒人こくじん描写びょうしゃ」との批判ひはんから、1952ねん公開こうかいの『人造じんぞうネコ』を最後さいご登場とうじょうしなくなった[4]
テレビシリーズ『トムとジェリー テイルズ』においては、白人はくじん女性じょせいの“ミセス・トゥー・シューズ”としてほぼどう一人物いちじんぶつ登場とうじょうした。
主人しゅじん夫婦ふうふ
白人はくじん夫婦ふうふ。お手伝てつだいさんにわり、トムのぬしという役回やくまわりで登場とうじょう。『忍法にんぽうネコだまし』でのつまはジョニー[注釈ちゅうしゃく 5]
2人ふたりあいだにはあかちゃんもいるようだが、あまり登場とうじょうしない。夫婦ふうふでよく外出がいしゅつする。
おっとはイヌきで、つまはネコかちいさいものき。ただし、それで敵対てきたいすることはなくどちらも動物どうぶつきではある。一方いっぽういそうろう』では、えさだい理由りゆうっているトムとスパイクのどちらをすかをめぐって騒動そうどうになる。
トムとジェリー ショー』ではレギュラーキャラクターに昇格しょうかくおっとがイヌき・つまがネコきという設定せってい継承けいしょうしているが、おっとはリック、つまはジンジャーと変更へんこうされた。また、おっとのデザインはスリムな体型たいけいから大柄おおがら変更へんこうされた。
魔女まじょ(The Witch)
そらぶほうき』に登場とうじょう一緒いっしょたびをするネコをさがしているときにトムと出会であう。トムが勝手かってにほうきを使つかったことで制裁せいさいくわえる。
『トムとジェリー ショー』では2人ふたりえたうえでレギュラーキャラに昇格しょうかくし、同時どうじにビーティ、ヒルディという名前なまえがつけられ彼女かのじょたちが姉妹しまいという設定せってい追加ついかされた。

脇役わきやく(その[編集へんしゅう]

ミートヘッド / フランキー(Meathead Cat / Frankie)
野良のらネコ。ぜん茶色ちゃいろいが頭部とうぶのみ赤毛あかげえている。
悪魔あくまのささやき』でジェリーをトムとうライバルとしてはつ登場とうじょう。そのは『あかちゃんはいいな』などトムの悪友あくゆういちひきとして登場とうじょうする。
トプシー(Topsy Cat)
灰色はいいろまたは茶色ちゃいろ野良のらネコ。『あかちゃんはいいな』ではつ登場とうじょう
ブッチたちとくらべると小柄こがらでまだおさな子猫こねこであり、基本きほんてきにトムの悪友あくゆうとして登場とうじょうする。作品さくひんによってはてきであるジェリーと仲良なかよくなる場合ばあいもある。
イナズマ(Lightning Cat)
オレンジしょくのネコ。『強敵きょうてきあらわる』、『土曜どようよる』、『映画えいが大会たいかい』に登場とうじょう
原語げんごではライトニングという名前なまえだが、日本語にほんごばんではイナズマ[注釈ちゅうしゃく 6]という名前なまえけられている。
土曜どようよるは』、『映画えいが大会たいかい』では、トムの悪友あくゆうである普通ふつう野良のらネコとして登場とうじょう
強敵きょうてきあらわる』では、ジェリーをつかまえられないトムをかねたお手伝てつだいさんがあたらしくうことにしたペットとして登場とうじょう電光石火でんこうせっかのごとくこうスピードで移動いどうする能力のうりょくつ。一見いっけんするとかなり紳士しんしてきなネコのようにえるが、実態じったい自身じしん悪業あくごうをトムにける腹黒はらぐろいネコであった。最後さいごは、共同きょうどう戦線せんせんったトムとジェリーによって、自慢じまんこうスピードによる移動いどうふうじられて醜態しゅうたいさらすことになり、役立やくだたずとなされ、やられたうらみをらすためもうたトムによってされた。
めすねこ
トムたちを誘惑ゆうわくしては、かれらの友情ゆうじょう恋仲こいなか天秤てんびんけさせる存在そんざい
しろねこの“トゥードルス”(Toodles Galore)など複数ふくすう登場とうじょうする。
めすネズミ(トゥーツ)
灰色はいいろまたは薄茶うすちゃしょくのネズミで、ジェリーを誘惑ゆうわくする。
はるはいたずらもの』ではつ登場とうじょう。OVA『すくえ!魔法まほうくにオズ』ではトゥードルとともにダンス会場かいじょうにおり、『トムとジェリー ショー』ではトゥードルスとケンカした。
金魚きんぎょ
金魚鉢きんぎょばちなどにんでいる。ジェリーと親友しんゆうであることがおおい。
トムがべようとしたこともあれば、ブッチがねら主人しゅじんおこられることをこわれたトムがまもることもある。
アヒル(Quacker)
黄色きいろ毛羽けばをもつ。“クワッカー”という名前なまえがついた作品さくひんもある[注釈ちゅうしゃく 7]
水鳥みずとりながらまったおよげなかったり、トムをによって母親ははおやおもんだり、トムにべられたがったり、カモと混同こんどうしてアヒルはふゆになるとみなみものだとおもんだりするなど、登場とうじょうするはなしによってキャラクターも様々さまざま子供こどものアヒル。
どの作品さくひんでもジェリーをあわてさせ、ぐちっぽくてはた迷惑めいわくむしであることがおおい。また、ネコをもおそれぬつよ母親ははおや父親ちちおやのヘンリーもいる。
ガモ
おしゃべりガモ』に登場とうじょう非常ひじょうにおしゃべりできのないカモ子供こども仲間なかまわたちゅう、トムに猟銃りょうじゅうはねたれ墜落ついらくしたところをジェリーに介抱かいほうされる。
カナリア
勇敢ゆうかん性格せいかくのジェリーの友達ともだち。ジェリーの危機ききにボウリングのたまをつかんでぶなど、力持ちからもちである。
キツツキ
にもまらぬはやさでくちばしうごかし、木製もくせい製品せいひんならなんでも粉々こなごなにしてしまうキツツキの子供こども。トムの金属きんぞくせいのゴルフクラブを粉々こなごなにしたこともある。
まれたばかりのときにジェリーをて、みで母親ははおやおもんだこともあった。
アリの
行進曲こうしんきょくとともにあらわれるあり赤色あかいろ軍用ぐんようヘルメットをこうむっているためあたま部分ぶぶんあかい。
ステーキにく果物くだもの野菜やさいサンドイッチなど、ありとあらゆる食料しょくりょうひん強奪ごうだつしていくほんさく最強さいきょう掠奪りゃくだつ部隊ぶたい
軍隊ぐんたい行進こうしんごと歩調ほちょう一糸いっしみだれず、その集団しゅうだんりょく団結だんけつりょくだれはばむことができないじょう、トムのような巨大きょだい対象たいしょうぶつですら、隊列たいれつ(フォーメーション)をんで運搬うんぱんしてしまう。
スパイクですらてなかった相手あいてでもある。
マッスル(Muscles Mouse)
ごきげんないとこ』に登場とうじょう一部いちぶでは“ミスターダイナマイト”とやくされ、過去かこ劇場げきじょう公開こうかいは“チューふとし”という名前なまえだった。
ジェリーのいとこで、容姿ようしはジェリーとふりふたつ。深緑しんりょくしょく帽子ぼうし胸部きょうぶくろのラインがはいった黄色きいろふくている。ホーガンズ・アレーというとおりにむ。
ネズミとはおもえない怪力かいりきぬしで、普段ふだんから近所きんじょ野良猫のらねこたちたお凶暴きょうぼう性格せいかく
『ごきげんないとこ』でジェリーから「トムにいじめられている」という相談そうだん手紙てがみけジェリーのもとへかい、こてんぱんにやられたトムは降参こうさんする。
OVA『魔法まほう指輪ゆびわ』では、ニブルスやジェリーをいじめるわるいネズミの“フレディ”として登場とうじょうしている。
ジョージ(George)
トムのいとこ。『なにがなんだかわからない』に登場とうじょう
容姿ようしはトムにふりふたつだがだいのネズミ恐怖症きょうふしょうで、よわい。トムと勘違かんちがいされたジェリーに幾度いくどこわがらせられるが、トムの作戦さくせんでが分身ぶんしんしたようにせかけ、パニックになったジェリーを退治たいじする。
アンクル・ペコス(Uncle Pecos)
ジェリーの叔父おじで、ギターきながらうた歌手かしゅ
ひげも使つかいよう』に登場とうじょう。テレビ出演しゅつえんのためテキサスからやってきた。
度胸どきょうごううでぬしで、演奏えんそうちゅうによくつるるため、トムのヒゲをつるとしてしがり、いやがるトムをまわす。
『トムとジェリー テイルズ』ではスピナーという人間にんげんつまがいる。
ワシ
可愛かわい花嫁はなよめさん』に登場とうじょう。トムのジェリーをはさんだサンドイッチをぬすうばいになる。女装じょそうしたトムをメスのワシと勘違かんちがいしていかけまわす。
ライオン
げてたライオン』に登場とうじょうサーカスからげてきたよわいライオンで、アフリカジャングルかえりたがる。
オットセイ
可愛かわい逃亡とうぼうしゃ』に登場とうじょう。サーカスからしたオットセイ[注釈ちゅうしゃく 8]。ジェリーと友達ともだちになる。はなうえでトムをくるくるまわすことができる。さかな好物こうぶつ
しろいネズミ
恐怖きょうふしろネズミ』に登場とうじょう研究所けんきゅうじょわれていた、新型しんがたばくだんべたネズミ。つよ衝撃しょうげきけるとだい爆発ばくはつするらしい。ジェリーが変装へんそうをしてトムを恐怖きょうふおとしいれる。
ジャンボ
ジェリーとジャンボ』に登場とうじょう列車れっしゃからころちてトムのいえはいんだゾウで、ジェリーと仲良なかよくなる。
全身ぜんしんにペイントをほどこして巨大きょだいネズミに変装へんそうし、ジェリーとなんわってトムをおおいに混乱こんらんさせた。
クマ
ダンスはたの』に登場とうじょうサーカスからげてきたくま
ひとおそことはないが音楽おんがくくとってだれかとおどくせがあり、ジェリーはそのくせ逆用ぎゃくようし、トムにめられるたびに音楽おんがくながしてクマをせトムとダンスをさせた。
ジェニー(Jeannie)
ベビーシッター金髪きんぱつをポニーテールにしている少女しょうじょ一部いちぶはなしでは“ジミー”や“ジニー”ともばれている。
依頼いらいぬし夫婦ふうふかけると、子守こもりそっちのけで友人ゆうじんとの電話でんわ夢中むちゅうとなりあかぼうのことをわすれてしまううえあかぼうからだうえっていることにも気付きづかない。さらには、ベビーベッドやベビーカーからあかぼうもどすトムとジェリーが悪戯いたずらしようとしてると勘違かんちがいしては、トムをあかぼういじめとして散々さんざんしばきげてののしる。
あかちゃんはらんかお』では、てに警官けいかんたいし、「自分じぶんはほんの一瞬いっしゅんはなしただけ」などとって鵜呑うのみにさせ、トムとジェリーを誘拐ゆうかい現行げんこうはんとして誤認ごにん逮捕たいほさせた。
あかちゃん
ジェニーがベビーシッターをする男児だんじ
ジェニーが電話でんわ夢中むちゅうになるたびに、ベビーベッドからてどこかへこうとする
あかちゃんはらんかお』ではトムとジェリーをだい騒動そうどうひろげ、ひき誘拐ゆうかい現行げんこうはんとして警察けいさつ誤認ごにん逮捕たいほされたのちも、ふたたびベビーカーからて、何処どこともなくハイハイしてっていった。
短気たんきおやじ(Clint Clobber)
自慢じまんのバーベキュー』などジーン・ダイッチ作品さくひんおお登場とうじょうする坊主ぼうずあたま肥満ひまんたい中年ちゅうねん男性だんせい
ジェリーのいたずらをなんでもトムのせいだと勘違かんちがいしては、かおにしてなぐったり虐待ぎゃくたい行為こういをする。
ブルこう(Tiny Bulldog)
げろやげろ』などチャック・ジョーンズ作品さくひんおお登場とうじょうし、スパイクのような役回やくまわりをつブルドッグ。
スパイクとちがい、くろみみ身体しんたい黄色きいろなのが特徴とくちょう
ちゅうけんブルこう』『ゆめよもう一度いちど』では、ジェリーよりもからだちいさいブルこう登場とうじょう。トムのてのひらにもってしまうが、そのちいささからは想像そうぞうもつかないパワーをほこる。
サメ
水兵すいへいさんもらくじゃない』などチャック・ジョーンズ作品さくひんおお登場とうじょうするサメ。凶暴きょうぼうかつきわめて執念深しゅうねんぶか性格せいかく
マーリン(Merlin Mouse)
魔術まじゅつネズミ』に登場とうじょう。ジェリーのいとこの魔術まじゅつ使づかいで、ジェリーをつかまえようとしてたトムを魔術まじゅつ翻弄ほんろうしたりした。
ドルーピー(Droopy)
つねすこねむそうな表情ひょうじょうをしたいぬバセットハウンド)。
もとおなじMGMによるべつ作品さくひんテックス・アヴェリー作品さくひん)のキャラクターだが、『仲直なかなおりはしたものの』にてポスターとしてカメオ出演しゅつえんした。
トムとジェリーだい行進こうしん以降いこう複数ふくすう作品さくひん共演きょうえん位置いち味方みかたてきかは作品さくひんによってことなる。
スパイク/ブッチ
間抜まぬけだがよくふかいブルドッグ。
ドルーピーとおなじくもとべつ作品さくひんのキャラクターだが、OVA『魔法まほう指輪ゆびわ』などワーナー・ブラザース・アニメーション制作せいさく長編ちょうへん作品さくひん登場とうじょう
バーベラ死後しご作品さくひんでは名前なまえがブッチでかたまった。

日本語にほんご[編集へんしゅう]

1960年代ねんだい(ジーン・ダイッチ)までの作品さくひんは、がこれまでに複数ふくすう製作せいさくされている。

  • 1964ねん日本にっぽんはつ公開こうかいとなったTBS放送ほうそうトランスグローバルによって製作せいさくされた(以下いかTBSはん)。
    • 独自どくじ演出えんしゅつにより、アドリブにちかかたち原語げんごより台詞せりふおお作品さくひん複数ふくすうある。また、ほぼすべての作品さくひん独自どくじにナレーションを追加ついかしている。
  • 1987ねんヘラルド・ポニーから一部いちぶかいがVHS発売はつばいされたさいあらたなえが製作せいさくされた(以下いか:ヘラルド・ポニーばん)。
  • 1995ねんぜん3かんレーザーディスクのちぜん20かんVHS)で発売はつばいすることになったさいに、ふたたあらたなえが製作せいさくされた。
    • だい1かん(VHSは~7かん)のみ、権利けんりもと意向いこうでアメリカ本国ほんごくでキャスティング・製作せいさくされたものが収録しゅうろく以下いか現行げんこうソフト1)。
    • だい2かん(VHSは8かん~)以降いこう日本にっぽん製作せいさくされたものが収録しゅうろくとなり、テレビシリーズや既成きせいのビデオ・LDによりちかいキャスティングがおこなわれた(以下いか現行げんこうソフト2)。

以降いこう発売はつばいされたDVDなど、現在げんざい流通りゅうつうしているえは現行げんこうソフト1・2のものを使用しようしており、(MGMおよびターナー・エンターテイメント作品さくひんふくむ)ヘラルド・ポニーばんおよび現行げんこうソフト1・2の版権はんけんは、現在げんざいワーナー ブラザース ジャパン担当たんとうしている。

上記じょうきのLD以降いこう発表はっぴょうされた新作しんさくは、基本きほんてき現行げんこうソフト2のキャストで統一とういつ。ただし、それ以前いぜん発表はっぴょうされたテレビシリーズ2さくかんしては、独自どくじのキャスティングがおこなわれている。

媒体ばいたいやく トム ジェリー タフィー
ニブルス
スパイク
(ブルおじさん)
ブッチ 手伝てつだいさん 主人しゅじん 婦人ふじん 魔女まじょ ナレーション
テレビ
TBSはん
八代やしろ駿しゅん 藤田ふじた淑子としこ 藤田ふじた淑子としこ 北村きたむら弘一こういち 鹿島かしま信哉のぶや 荘司しょうじ美代子みよこ 小林こばやし清志きよし 荘司しょうじ美代子みよこ 不明ふめい たにみきいち
TVシリーズ
だい行進こうしん
高橋たかはし和枝かずえ 太田おおた淑子としこ 登場とうじょう 植木うえきひとし
TVシリーズ
(キッズ)
高木たかぎわたる ならはしみき 登場とうじょう 徳丸とくまるかん
渡部わたなべたけし
登場とうじょう 不明ふめい 登場とうじょう
ソフト
(ヘラルド・ポニーばん
肝付きもつき兼太かねた ほり絢子あやこ 滝口たきぐち順平じゅんぺい
緒方おがた賢一けんいち
玄田げんだ哲章てっしょう
納谷なや六朗ろくろう 滝沢たきざわ久美子くみこ
長編ちょうへんだい1さく
だい冒険ぼうけん
堀内ほりうち賢雄けんゆう 登場とうじょう
現行げんこうソフト1 ダン小路こうじ チマ 三沢みさわきょう 戸田とだ年治としはる
現行げんこうソフト2以降いこう 肝付きもつき兼太かねた

佐藤さとうせつじ
(2016ねん以降いこう
ほり絢子あやこ しょうさくらエツコ
前田まえだゆきえ
たからひさしかつ寿ことぶき
しまかおりひろし

飯島いいじまはじめ
三宅みやけ健太けんた
たからひさしかつ寿ことぶき

西村にしむらともひろし
青山あおやまみのる
片岡かたおか富枝とみえ 戸田とだ年治としはる
坪井つぼい智浩ともひろ

武田たけだみゆき
加藤かとう優子ゆうこ

加藤かとう悦子えつこ
滝沢たきざわロコ
ていおか小百合さゆり
作品さくひんによる
とむとじぇりーごっこ[注釈ちゅうしゃく 9] あらたけめぐみ 米倉よねくらあや 田中たなかあきらなし

スタッフ[編集へんしゅう]

- TBSばん ソフト
(ヘラルド・ポニーばん
現行げんこうソフト2
演出えんしゅつ 木村きむら絵理子えりこ
翻訳ほんやく トランスグローバル 岩本いわもとれい 杉田すぎた朋子ともこ
桜井さくらい裕子ゆうこ
小寺こでら陽子ようこ
調整ちょうせい 阿部あべ佳代子かよこ
編集へんしゅう オムニバス・ジャパン
プロデュース 今村いまむら敬三けいぞう
(ワーナー・ホーム・ビデオ)
制作せいさく トランスグローバル 東北新社とうほくしんしゃ


歴史れきし解説かいせつ[編集へんしゅう]

ほん項目こうもくでは、1960年代ねんだいまでに公開こうかいされた以下いか短編たんぺん作品さくひんぐん概要がいようかんしても記載きさいしている。

  • ハンナ=バーベラ(1940ねん - 1958ねん
  • ジーン・ダイッチ(1961ねん - 1962ねん
  • チャック・ジョーンズ(1963ねん - 1967ねん

かく作品さくひん詳細しょうさい以降いこう作品さくひんかんしては、それぞれの記事きじ参照さんしょう

誕生たんじょう背景はいけい[編集へんしゅう]

ジョセフ・バーベラ (ひだり) と ウィリアム・ハンナみぎ

1930年代ねんだい後半こうはん当時とうじアメリカのアニメーション(カートゥーン分野ぶんやではウォルト・ディズニー・プロダクションフライシャー・スタジオの2しゃがしのぎをけずっており、映画えいが会社かいしゃけじとカートゥーンを手掛てがけはじめていた。

当時とうじハリウッド最大さいだいのスタジオであったメトロ・ゴールドウィン・メイヤー以下いか:MGM)も例外れいがいではなく、1937ねんにアニメーション部門ぶもんMGMカートゥーン・スタジオ英語えいごばん)を設立せつりつ責任せきにんしゃとなったフレッド・クインビー主導しゅどうよる人材じんざいさがしがおこなわれ、同年どうねんまでにウィリアム・ハンナジョセフ・バーベラ他社たしゃからスカウトされ入社にゅうしゃした[5]

設立せつりつ複数ふくすう作品さくひん製作せいさくされたものの失敗しっぱいわり、スタジオはつね不安定ふあんてい状況じょうきょうであった。そんななかアニメーターとしてやとわれていたバーベラは、みずからのあたらしいカートゥーンをつくるべくハンナとチームをみ、ネコとネズミを主役しゅやくにしたはなし[注釈ちゅうしゃく 10]おもいつく。のスタッフや同僚どうりょうからは「ネコとネズミなんて陳腐ちんぷ題材だいざいから、どれほどバラエティゆたかな作品さくひん出来できるんだ?」とあざけられ冷笑れいしょうされたが、二人ふたりは「すくなくとも、スタジオのほかだれよりもひど作品さくひんつくることはないだろう」とかんがえ、クインビーにアイデアをむ。クインビーは関心かんしんしめさなかったものの、1さくのみという条件じょうけん短編たんぺんアニメーションの制作せいさく許可きょかした[5][6]

1940ねん2がつ10日とおかだい1さくとなる『うえにはうえがある』が公開こうかい。トムは「ジャスパー(Jasper)」、ジェリーは「ジンクス(Jinx)」という名前なまえであり、外見がいけんもより本物ほんもののネコとネズミにちかいなど以降いこうことなる部分ぶぶんがあったが、ほんさくですでに「ねことネズミのいかけっこをえがいたドタバタギャグ」という現在げんざいまでつづ作風さくふう確立かくりつしていた[6]。また、このころ短編たんぺんアニメは、アメリカの映画えいがかんニュース映画えいが予告編よこくへんとともに実写じっしゃ映画えいがまえ前座ぜんざとして上映じょうえいされていたものだったため、どものみならず大人おとなたのしむためにつくられた[7]

作品さくひんはヒットしたものの、クインビーは「1つのかごたまご全部ぜんぶれたくない」との理由りゆうでハンナ=バーベラに「これ以上いじょうネコとネズミのはなしつくらないように」と指示しじ二人ふたり不本意ふほんいながら、のアニメ製作せいさく焦点しょうてんてることとなる[6]。しかし、テキサスしゅう大物おおもの劇場げきじょう経営けいえいしゃであるベッサ・ショートがクインビーへ「我々われわれは、いつになったらあのネコとネズミのはなし新作しんさく上映じょうえいできるのか」とたずねる手紙てがみおくったことで状況じょうきょう一変いっぺん。シリーズ決定けっていした[8]

シリーズともないキャラクターの名前なまえ変更へんこうされることとなり、スタジオないコンペ開催かいさいした結果けっか、アニメーターのジョン・カーのアイデアで「トムとジェリー」になった。この名前なまえかんして、バーベラはのちに「とく感銘かんめいけることはなかったが、これくらい単純たんじゅん名前なまえほう観客かんきゃくおぼえやすいだろうという結論けつろんたっした」とべている[9]

この直後ちょくご、ハンナがMGMからはなれようとする事態じたい発生はっせい。ハンナは入社にゅうしゃ以前いぜんルドルフ・アイジング(MGMと外部がいぶ契約けいやくむすび『うえにはうえがある』のプロデューサーもつとめた)のスタジオではたらいており、アイジングには忠誠ちゅうせいちかうほどしたっていたため、なやんだすえかれのもとへもどろうとしたのである。だが、クインビーはアイジングと対立たいりつ関係かんけいにありハンナという才能さいのう手放てばなしたくなかったため、これをにバーベラをふくさんにんはないをおこなった結果けっか、ハンナ=バーベラ監督かんとく、クインビー製作せいさくによる『トムとジェリー』製作せいさくはんがスタジオない独立どくりつしてげられることとなった[5]

クインビーはもとから作品さくひん内容ないよう一切いっさい干渉かんしょうしない性格せいかくだったため、「きみたちはきみたちのやりかたでやりなさい」と二人ふたりげた。自由じゆう創作そうさく環境かんきょうあたえられたハンナ=バーベラは、シリーズの製作せいさくちからそそぐと同時どうじに、生涯しょうがいにわたるパートナー関係かんけいきずくこととなる[5]

ハンナ=バーベラ[編集へんしゅう]

1940ねんから1958ねんまで製作せいさく全作ぜんさくテクニカラー作品さくひんアカデミーしょう受賞じゅしょう・ノミネート作品さくひんおおならぶ。ぜん114さく

フルアニメーションばれるうごきのなめらかな作画さくが特徴とくちょうである。また、徐々じょじょテックス・アヴェリー作品さくひん触発しょくはつされており、テンポがはやくエネルギッシュでドタバタ要素ようそつよ作風さくふうとなっている[10]。キャラクターデザインも徐々じょじょ変化へんかし、ハンナとバーベラいわく「優雅ゆうがとしかさねる」ようにしたという[10]

メインスタッフは、上述じょうじゅつ経緯けいいから監督かんとくがハンナ=バーベラ、製作せいさくフレッド・クインビー長年ながねん固定こていされた[注釈ちゅうしゃく 11]1955ねん公開こうかいの『素敵すてきなママ以降いこうはクインビーの定年ていねん退職たいしょくともない、ハンナ=バーベラが製作せいさく兼任けんにんしている。クレジットでハンナの名前なまえさきるのは、コイントスけでハンナがったからといわれている。

音楽おんがくは、いちさくのぞスコット・ブラッドリー担当たんとう映像えいぞうのあらゆるこまかいうごきにタイミングをわせてふさわしい音楽おんがくけていくという、緻密ちみつ構成こうせいそなえたフルオーケストラきょくをそれぞれの作品さくひんのためにいている。おな作品さくひんないでも場面ばめんによってジャズふうからクラシックふうまで曲調きょくちょうがめまぐるしく変化へんかする独特どくとく伴奏ばんそう音楽おんがくは、この時期じき作品さくひんぐんおおきな魅力みりょくひとつである。

ディズニー作品さくひん対抗たいこう意識いしきってつくられた一種いっしゅのディズニー短編たんぺんへのパロディ作品さくひん複数ふくすうある。だい世界せかい大戦たいせんどき作品さくひんには『勝利しょうり』など戦時せんじしょく国威こくい発揚はつよう)の作品さくひん見受みうけられ、ヒトラーらの枢軸すうじくこくがわ揶揄やゆする表現ひょうげん登場とうじょうする。

製作せいさく予算よさん基本きほんが50,000ドル(当時とうじ)ほど。通常つうじょう制作せいさく期間きかんやく6週間しゅうかんで、その方法ほうほう当時とうじ典型てんけいてきなものであった。事前じぜんにスクリプトは用意よういせず[8]、ハンナ=バーベラの二人ふたりでアイデアをおもいついたのち、バーベラはコンテをえがくことで物語ものがたり具体ぐたい、キャラクターデザインとレイアウトを提供ていきょうしていた。ハンナはアニメーションのタイミング調整ちょうせい担当たんとう。アクションが発生はっせいするタイミングなど場面ばめん音楽おんがくうよう1カットのびょうすうなどを計画けいかく、アニメーターにシーンを作画さくが作業さぎょう監督かんとくした[11]。ちなみに、ハンナはトムのさけごえをはじめおおくのやく声優せいゆうとして出演しゅつえんもしていた[11]

オープニングは実写じっしゃ映画えいが同様どうように「レオ・ザ・ライオン」であり、アニメ作品さくひん使つかわれるもの(したに“CARTOON”の文字もじはいる)が使用しようされた[注釈ちゅうしゃく 12]。その、タイトルカード、サブタイトルカード、クレジット1、クレジット2が表示ひょうじされ本編ほんぺんとなる。エンドカードは、基本きほん赤地あかじ筆記ひっきたいで「The End」の立体りったいきん文字もじ統一とういつデザインとなっている。

1950年代ねんだいになると、テレビの普及ふきゅう撮影さつえいしょシステム崩壊ほうかいでMGMの経営けいえいかたむはじめ、ほんさく予算よさんけずられた。しかし人気にんき依然いぜんたかかったことから、MGMは当初とうしょ、それまでスタンダードサイズからシネマスコープして対抗たいこうしようとした(だいいちだんは1954ねんいそうろう』)。だが、MGMは旧作きゅうさくさい公開こうかいのほうが新作しんさくよりももうかる事実じじつ気付きづいたことで、1957ねんにアニメーション部門ぶもん閉鎖へいさ決定けってい[8]。1958ねん8がつ公開こうかいの『あかちゃんはらんかお』が最後さいごとなった[10]。ハンナとバーベラはMGMをって独立どくりつし、ハンナ・バーベラ・プロダクション設立せつりつする[10]

ジーン・ダイッチ[編集へんしゅう]

1961ねん、MGMは新作しんさく再開さいかい決定けっていチェコスロバキア首都しゅとプラハ拠点きょてんレンブラント・フィルム英語えいごばん契約けいやくして、ジーン・ダイッチ英語えいごばん監督かんとくウィリアム・L・スナイダー英語えいごばんプロデュースによる短編たんぺんシリーズを1961ねんから1962ねんまで製作せいさくした[12][13][14][15]メトロカラー作品さくひんぜん13さく

ダイッチは当初とうしょほんさくのファンではなく「必要ひつよう暴力ぼうりょくてき」だとかんがえていた。しかし、製作せいさくはじめるとかれはすぐ「観客かんきゃくだれも“暴力ぼうりょく”を真剣しんけんめていない」「これは誇張こちょうされた人間にんげん感情かんじょうのパロディーだ」と気付きづき、かんがえをあらためたという[16][17]。ほとんどの作品さくひん脚本きゃくほんはダイッチ自身じしんによってかれた[18]順調じゅんちょう製作せいさくおこなわれたが、1962ねん制作せいさく責任せきにんしゃのジョー・ヴォーゲルがMGMから解雇かいこされたことをに、契約けいやく・シリーズも終了しゅうりょうとなった[13]

この時期じきのオープニングは実写じっしゃ映画えいがおなじ「レオ・ザ・ライオン」ではじまり、タイトルカード、サブタイトルカード、クレジットとなる。BGMは『ごきげんないとこ』で使つかわれたものを流用りゅうようのちにTBSばん使つかわれる統一とういつばんとなる(ただしやきもちやきはトムとジェリーのテーマのスティールパンアレンジとなり、しんカルメン物語ものがたりのみ、カルメン序曲じょきょくとなる)。

スタッフは、オリジナル(ハンナ=バーベラ)の短編たんぺん一部いちぶしかたことがない状態じょうたい製作せいさく予算よさん通常つうじょうが10,000ドル(当時とうじ)ときびしいもので、ハンナ=バーベラ比較ひかくしするとアニメーションのうごきはぎくしゃくしており、撮影さつえいにはモーションブラー多用たようされた。後年こうねんにはこれがシュルレアリスティックひょうされたこともあるが、これは本来ほんらい意図いとでなかったという[13][16]背景はいけい作画さくが単純たんじゅんされ、アール・デコふうのスタイルとなった。音楽おんがく電子でんし音楽おんがく多用たようしている。

この冷戦れいせん影響えいきょうおおきくけている。シリーズちゅう数少かずすくない、ラストに「メイド・イン・ハリウッド、USA」がいていないシリーズだが、これはスタジオが当時とうじアメリカと敵対てきたい関係かんけいにあった東側ひがしがわ諸国しょこくのチェコスロバキアに所在しょざいしたためである。また、スタジオ所在地しょざいちもクレジットからは完全かんぜん省略しょうりゃくされ、チェコ出身しゅっしんのスタッフめいマ字まじみに変換へんかんされた[16]

ハンナ=バーベラくらきびしい条件じょうけんつくられた作品さくひんぐんだが、商業しょうぎょうてきには成功せいこう製作せいさくした1961ねんと1962ねんはそのとしにおいて最高さいこう興行こうぎょう収入しゅうにゅうげた短編たんぺんアニメ映画えいがシリーズとなり、やく16年間ねんかんその地位ちいにいたルーニー・テューンズかした[14]

後年こうねんには否定ひていてき意見いけんもあり、ダイッチは「チームの経験けいけん不足ふそくてい予算よさんのために成功せいこうするチャンスはほとんどなかった。批判ひはんもよく理解りかいしている」とべる一方いっぽう、「『もっとよくできたはず』ともいわれるが、これは1960年代ねんだい初頭しょとう作品さくひんということを理解りかいしてほしい」という趣旨しゅしのコメントもしている[19]。なお、一部いちぶのファンからは、その独特どくとくのシュールな作風さくふうたか評価ひょうかされている[20]

チャック・ジョーンズ[編集へんしゅう]

ダイッチ製作せいさくぶん最後さいごの1ほん公開こうかいされたあと、MGMは『ルーニー・テューンズ』などで名高なだかかったチャック・ジョーンズ起用きようし、1963ねんから1967ねんまで34ほん短編たんぺん製作せいさくした。メトロカラー作品さくひん

ジョーンズは当時とうじ1933ねんから30ねん在籍ざいせきしたワーナー・ブラザースのアニメーションスタジオをし、みずからのスタジオである「シブ・タワー・12プロダクションズ英語えいごばん」をレス・ゴールドマンとげたところだった。そのため、すべての作品さくひんにジョーンズの独特どくとくのスタイルが反映はんえいされ、どう時期じきサイケデリックブームの影響えいきょうられることが特徴とくちょうてきである。

ジョーンズは、トムとジェリーのブランドに自分じぶんのスタイルをてはめようとした。ストーリーラインやキャラクターの個性こせいはあまりわらないが、トムの眉毛まゆげふとくなるなどキャラクターデザインがおおきくわった。

このには音楽おんがく担当たんとうが3にんおり、はなし雰囲気ふんいき制作せいさく時期じきなどにおうじてユージン・ポダニーオランダばんディーン・エリオット英語えいごばんカール・ブラント英語えいごばん起用きようされている。ポダニーは弦楽器げんがっき管楽器かんがっき中心ちゅうしんとしたあかるめでメロウな曲調きょくちょうを、エリオットはブラスがはばかせた、とき軽快けいかいときはげしい曲調きょくちょう楽曲がっきょくを、ブラントは金管きんかん木管もっかん基調きちょうとしたジャズおよびロックンロール調ちょう楽曲がっきょく得意とくいとしており、3にんそれぞれつよ個性こせいはなっているが、音楽おんがく映像えいぞうがシンクロした繊細せんさいかつ流麗りゅうれいげきとも音楽おんがくくという意味いみでは共通きょうつうしている。

オープニングは以前いぜん作品さくひんおなじ「レオ・ザ・ライオン」が使つかわれているが、ライオンの登場とうじょうする部分ぶぶんには後半こうはんになるとトムがあらわれ、それがそのままTOMの“O”になり、そのあとJERRYの“Y”のうえにジェリーがりてくる、という特殊とくしゅ形態けいたいとなっている。。こののち、サブタイトルカード、クレジット1、クレジット2となり『ルーニー・テューンズ』とおなじフォーマットがられた。

ここまでに紹介しょうかいした作品さくひんは、劇場げきじょうようつくられたため上映じょうえい時間じかんが6ふんから9ぶんあいだ一定いっていしない。

テレビ放送ほうそう開始かいし(アメリカ)[編集へんしゅう]

1965ねん以降いこう、ハンナ=バーベラ作品さくひんCBS放映ほうえいされ人気にんきはくした。1ほんはトムとジェリーの作品さくひん、2ほんドルーピーまたはクマのバーニー作品さくひん、3ほんはトムとジェリーの作品さくひんという構成こうせいであった。一部いちぶ作品さくひんでは「はなし途中とちゅう暗転あんてんし、コマーシャルにはいり、わるとつづきがはじまる」というものがあった。1945ねん作品さくひん放送ほうそうされていない。いくつかの作品さくひん修正しゅうせいおこなわれ、一部いちぶ差別さべつてき暴力ぼうりょくてきとされたシーンも編集へんしゅうけずられており、「こわいお手伝てつだいさん」や「みなみしま」なども放送ほうそうされなかった。(#論争ろんそう参照さんしょう)、1972ねんまで放送ほうそうした。放映ほうえいされた作品さくひんは、メリー・クリスマス共同きょうどう作戦さくせんたのしいボーリングいのち恩人おんじんねこはやっぱりねこでしたてネズミ仲間割なかまわへん魚釣さかなつピアノ・コンサートあべこべ物語ものがたりうみのバカンス透明とうめいネズミなかよし仲良なかよ同盟どうめい強敵きょうてきあらわるやんちゃな生徒せいと掃除そうじはこうするのいたずらきつつきうみそこはすばらしいなど。

1975ねん、テレビシリーズ『しんトムとジェリー』がABCにてやく1年間ねんかん放送ほうそう。MGMとハンナ・バーベラ・プロダクション共同きょうどう制作せいさくで、ふたたびハンナとバーベラが製作せいさくにあたることになった。テレビの暴力ぼうりょく描写びょうしゃ規制きせいのため、トムとジェリーが喧嘩けんかをせず一緒いっしょ冒険ぼうけんるなどストーリーはおおきくわった。これ以降いこう短編たんぺん作品さくひんぐんはテレビでの放送ほうそう考慮こうりょして収録しゅうろく時間じかんがきっちり7ふんとなった[注釈ちゅうしゃく 13]

1980ねんには『The Tom and Jerry Comedy Show』のだいでテレビけに短編たんぺん作品さくひんぐん制作せいさくされ、1983ねんまでCBSで放送ほうそうされた。日本にっぽんでは『トムとジェリーだい行進こうしんない放送ほうそう。これが、MGMで制作せいさくされた最後さいご作品さくひんとなった[注釈ちゅうしゃく 14]

ターナー傘下さんかへ・MGM時代じだい終了しゅうりょう[編集へんしゅう]

1986ねんCNN創業そうぎょうしゃテッド・ターナーがMGMを一時いちじてき買収ばいしゅうし、「トムとジェリー」の権利けんりターナー・エンターテイメント英語えいごばんうつった。それにより、以後いごのシリーズはターナー・ブロードキャスティング・システム系列けいれつ会社かいしゃ製作せいさくされるようになった。以降いこう、ハンナとバーベラは「エグゼクティブ・プロデューサー」として死去しきょするまですべての作品さくひんかかわるようになった[1]

1990ねん当時とうじの「クラシックなトゥーンキャラを大人おとなから子供こどもえてさい利用りようする」という風潮ふうちょうともないトムとジェリーも子供こどもバージョンがつくられ、テレビシリーズ『トムとジェリーキッズ』がハンナ・バーベラ・プロダクションとターナー・エンタテインメントの製作せいさく放送ほうそう

1992ねんはつ劇場げきじょうばん長編ちょうへん作品さくひんとなる『トムとジェリーのだい冒険ぼうけん』が公開こうかい

1996ねん、ターナーがワーナーメディア(タイム・ワーナー)に買収ばいしゅうされたため、以降いこう作品さくひんからMGM表記ひょうき完全かんぜん消滅しょうめつし、ワーナー・ブラザース作品さくひんとなった。

ワーナー・ブラザース時代じだい以降いこう[編集へんしゅう]

2000ねん生誕せいたん60周年しゅうねん記念きねんとして、やく34ねんぶりとなる短編たんぺん作品さくひんThe Mansion Cat』が公開こうかい。タイム・ワーナーとハンナ・バーベラ・プロダクションの共同きょうどう制作せいさく。シリーズはつデジタル製作せいさくで、以降いこう作品さくひんはすべてデジタル製作せいさくとなった。日本にっぽんではカートゥーン ネットワークで2001ねん4がつ20日はつかはつ放送ほうそう

2002ねんはつOVA長編ちょうへん作品さくひんである『トムとジェリー魔法まほう指輪ゆびわ』が発表はっぴょう前年ぜんねん死去しきょしたウィリアム・ハンナの遺作いさくとなった。この作品さくひん以降いこう、アニメ制作せいさくワーナー・ブラザース・アニメーションおこなっている(ワーナー傘下さんかとなっていたハンナ・バーベラ・プロダクションは2001ねんにワーナー・ブラザース・アニメーションに併合へいごうされた)。

2005ねん空手からて題材だいざいとし、劇場げきじょうよう短編たんぺんさくとしては現時点げんじてん最終さいしゅうとなる『The KarateGuard』が公開こうかいアニーしょうノミネート。日本にっぽんではカートゥーン ネットワークで2006ねん1がつ27にちはつ放送ほうそう

2006ねん、テレビシリーズ『トムとジェリー テイルズ』がCWテレビジョンネットワーク放送ほうそうやく30ねんりに短編たんぺん作品さくひんぐん製作せいさく再開さいかいした。ぜん作品さくひんデジタルハイビジョン製作せいさく。この作品さくひんでは、バーベラがエグゼクティブ・プロデューサーおよび一部いちぶ作品さくひん脚本きゃくほん担当たんとうしている。

2007ねん、OVA長編ちょうへん作品さくひん5さくとなる『トムとジェリーのくるみ人形にんぎょう』を発表はっぴょう前年ぜんねん死去しきょしたジョセフ・バーベラの遺作いさくとなった[21]以降いこう、ハンナ=バーベラは「キャラクター創造そうぞう」としてクレジットされている。

2014ねん、『トムとジェリー テイルズ以来いらい8ねんぶりの短編たんぺん作品さくひんシリーズ『トムとジェリー ショー』がカートゥーン ネットワークで放送ほうそうされた。2016ねんからはシーズン2(日本にっぽんでは『もっと!トムとジェリー ショー』と改題かいだい[22])がはじまり、2021ねんまでつづいた。同年どうねんには、OVAでははつとなる短編たんぺん作品さくひん『サンタのちいさなお手伝てつだいさん』が発売はつばいされた。

2021ねん劇場げきじょうばん長編ちょうへんだい2さくトムとジェリー』が公開こうかいほんさく人間にんげん関係かんけいえがいており、さき撮影さつえいされた実写じっしゃ映像えいぞうにアニメーションを合成ごうせいするかたち制作せいさくされ、日本にっぽんでは2021ねん3月19にち劇場げきじょう公開こうかいされた[23]

日本にっぽんでの展開てんかい[編集へんしゅう]

1964ねんのテレビ放送ほうそうはつ公開こうかい様々さまざまなメディア展開てんかいおこなわれている。

2020ねん日本にっぽんリサーチセンターがおこなった「だい7かいNRC全国ぜんこくキャラクター調査ちょうさ」では、91%のたか認知にんち記録きろく[24]。ファンの年齢ねんれいそう幅広はばひろく、「3世代せだいキャラクター」とばれることもある[2]

テレビ放送ほうそう(TBSばん[編集へんしゅう]

1964ねん5月13にちから1966ねん2がつ23にちまで、毎週まいしゅう水曜日すいようびの19:30から20:00にTBS系列けいれつ放送ほうそうされた。サンスターシオノギ(サンスター歯磨はみがきげん:サンスター)いちしゃ提供ていきょう配給はいきゅう制作せいさくトランスグローバル開始かいし当初とうしょモノクロでの放送ほうそうで、のちカラー放送ほうそうへと移行いこうした。

チャック・ジョーンズ一部いちぶ)までに公開こうかいされた作品さくひん放送ほうそう最初さいしょ放送ほうそうされたのは「しろネズミは人気にんきしゃ」、「くたびれもうけの魚釣さかなつ」、「ワルツの王様おうさま」であった。にナレーターとしてたにみきいち起用きようしたり、かく作品さくひんのオープニングはオリジナルで作成さくせいしたものに統一とういつするなど独自どくじ編集へんしゅうほどこされている。放送ほうそう終了しゅうりょう長期ちょうきにわたり、全国ぜんこく地方ちほうきょくなどでさい放送ほうそうされていた。

1971ねん以降いこうさい放送ほうそうでは、30ぶん放送ほうそうわくないで『トムとジェリー』を2作品さくひん放送ほうそうし、その2ほんあいだテックス・アヴェリー作品さくひんをはじめとするほかのキャラクターを主人公しゅじんこうとしたアニメーション(通称つうしょうなかはなし」)が1作品さくひん挿入そうにゅうされて放送ほうそうするという放送ほうそう形態けいたいになった。挿入そうにゅうされた作品さくひんこちら参照さんしょう

主題歌しゅだいかはエンディングに使用しよう。オープニングは実写じっしゃライオンとタイトルを使用しよう、サンスターのCMソング『ペンギンさん』(うたいしだあゆみ)をBGMに使用しようした[25]

1990ねんころ版権はんけんがトランスグローバルから権利けんりもとのターナー・エンターテイメント(当時とうじ)へ返還へんかんされたため、以降いこうさい放送ほうそうおこなわれずソフトもされていない。また、それにともな使用しようされたえも公式こうしき手段しゅだんでは視聴しちょうできない状態じょうたいとなっている[26]。ただし、主題歌しゅだいかつづ使用しようされており、かく作品さくひん邦題ほうだいもこのときのものを流用りゅうようしている。

放送ほうそうきょく[編集へんしゅう]

初回しょかい放送ほうそうのみ記載きさい日本にほんテレビ系列けいれつ青森放送あおもりほうそう秋田放送あきたほうそう山形放送やまがたほうそう北日本放送きたにほんほうそう、および放送ほうそう当時とうじ日本にほんテレビ系列けいれつ単独たんどく加盟かめいだった福井放送ふくいほうそう以外いがい当時とうじTBS系列けいれつ

放送ほうそう地域ちいき 放送ほうそうきょく 放送ほうそう日時にちじ 備考びこう
関東かんとう広域こういきけん TBS 水曜すいよう 19:30 - 20:00 制作せいさくきょく
北海道ほっかいどう 北海道放送ほっかいどうほうそう 水曜すいよう 19:30 - 20:00[27]
青森あおもりけん 青森放送あおもりほうそう 日曜にちよう 18:00 - 18:30[28]
岩手いわてけん 岩手いわて放送ほうそう 水曜すいよう 19:30 - 20:00[27]
秋田あきたけん 秋田放送あきたほうそう 金曜きんよう 18:15 - 18:45[29]
山形やまがたけん 山形放送やまがたほうそう 水曜すいよう 18:15 - 18:45[30]
宮城みやぎけん 東北放送とうほくほうそう[31] 水曜すいよう 19:30 - 20:00
福島ふくしまけん 福島ふくしまテレビ[31] 当時とうじはオープンネット。
新潟にいがたけん 新潟放送にいがたほうそう[31]
長野ながのけん 信越放送しんえつほうそう
静岡しずおかけん 静岡放送しずおかほうそう
中京ちゅうきょう広域こういきけん 中部日本放送ちゅうぶにっぽんほうそう[32]
富山とやまけん 北日本放送きたにほんほうそう 日曜にちよう 18:00 - 18:30[33]
石川いしかわけん 北陸放送ほくりくほうそう 水曜すいよう 19:30-20:00
福井ふくいけん 福井放送ふくいほうそう 日曜にちよう 19:30 - 20:00[34]
近畿きんき広域こういきけん 朝日放送あさひほうそう 水曜すいよう19:30-20:00
岡山おかやまけん 山陽放送さんようほうそう 当時とうじ放送ほうそう免許めんきょエリアは岡山おかやまけんのみ。
島根しまねけん 山陰放送さんいんほうそう 当時とうじ放送ほうそう免許めんきょエリアは島根しまねけんのみ。
広島ひろしまけん 中国放送ちゅうごくほうそう 1967ねんまではラジオ中国ちゅうごく
福岡ふくおかけん RKB毎日放送まいにちほうそう
長崎ながさきけん 長崎放送ながさきほうそう
熊本くまもとけん 熊本放送くまもとほうそう
大分おおいたけん 大分放送おおいたほうそう
宮崎みやざきけん 宮崎放送みやざきほうそう
鹿児島かごしまけん 南日本放送みなみにほんほうそう
琉球りゅうきゅう政府せいふ 琉球放送りゅうきゅうほうそう 当時とうじはまだアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく統治とうちだった。

テレビ放送ほうそう(その[編集へんしゅう]

1970年代ねんだい後半こうはん、『しんトムとジェリー』がNET系列けいれつ放送ほうそうさい放送ほうそう度々たびたびおこなわれたがソフトはされていない。なお、日本にっぽん1992ねんにビデオ発売はつばいされた「あたらしトムとジェリー」は『トムとジェリーキッズ』のビデオであり、ほんさくとは別物べつもの

1980ねんから1981ねんには、日本にほんテレビ系列けいれつ木曜もくようスペシャル』で『おかしなおかしな トムとジェリー だい行進こうしん』として単発たんぱつ放送ほうそう。ここでは、TBSばん放送ほうそうされず当時とうじ公開こうかいだったチャック・ジョーンズ作品さくひん[注釈ちゅうしゃく 15]放送ほうそう。そのおなじく日本にほんテレビ系列けいれつで1981ねんから1982ねんまでレギュラー番組ばんぐみとして『トムとジェリーだい行進こうしん』を放送ほうそうした。ここまでの作品さくひんは、すべてトランスグローバル配給はいきゅうおこなっている。

2000ねん10がつ1にちから2001ねん6がつ24にちまでは、日曜日にちようびの7:00から7:30にテレビ東京てれびとうきょう系列けいれつで『トムとジェリーとゆかいな仲間なかま』が放映ほうえい配給はいきゅうワーナー・ブラザース テレビジョンアサツー ディ・ケイげんADKマーケティング・ソリューションズ)。主題歌しゅだいかはTBSばん使つかわれた「トムとジェリー」をそのまま使用しようしている。放送ほうそう形態けいたい特殊とくしゅで、1と3が『トムとジェリー』で、2に『トゥイーティー』が挿入そうにゅうされたり、1のみが『トムとジェリー』で、2が『チキチキマシンもうレース』で3が『偉大いだいなるケンケン劇場げきじょう』(Magnificent Muttley)だったり、また3すべてが『トムとジェリー』だったこともある。番組ばんぐみ冒頭ぼうとうのナレーション(ナビゲーター)は長浜ながはま満里子まりこつとめた[35]

以降いこうかく地方ちほうきょくなどでレギュラー番組ばんぐみとしてさい放送ほうそうされるさいは、ソフト収録しゅうろくされたえを使用しようし、チャック・ジョーンズまでの作品さくひん編成へんせいしたものが放送ほうそうされている。配給はいきゅうはワーナー・ブラザース テレビジョンが担当たんとう。また、OVA作品さくひん単発たんぱつ放送ほうそうされることがある。そのテレビシリーズにかんしては、かく作品さくひん項目こうもく参照さんしょう

カートゥーン ネットワークでの放送ほうそう[編集へんしゅう]

アニメ専門せんもんチャンネルのカートゥーン ネットワークでは、開局かいきょく当時とうじから頻繁ひんぱん放送ほうそうおこなっている。放送ほうそうプログラムはランダムで、DVD収録しゅうろく作品さくひん放送ほうそうされるほか、えがはいらない作品さくひんもまれにある。

2010ねん6月1にちからは生誕せいたん70周年しゅうねん記念きねんしてフィルム製作せいさく作品さくひんはHDリマスターばん放送ほうそうされている[36]

2005ねん放送ほうそうされた『トムとジェリーのだい冒険ぼうけん以降いこう不定期ふていき長編ちょうへん作品さくひんとOVAも放送ほうそうしている。

TBS系列けいれつ 水曜すいよう19:30 サンスターシオノギいちしゃ提供ていきょうわく
とう番組ばんぐみのみアニメ、とう番組ばんぐみまでTBS制作せいさくわく
ぜん番組ばんぐみ 番組ばんぐみめい 番組ばんぐみ
アラカザンの魔法まほう
(The Magic Land of Allakazam)
※ここまでドラマ
トムとジェリー
てんてこ漫遊まんゆう
ふたたびドラマ、ここからABC制作せいさく
テレビ東京てれびとうきょう系列けいれつ 日曜にちよう7:00わく
ってるかい!まもる
※7:00 - 7:25
2000ねん4がつより
土曜どよう10:00わくから移動いどう
TXN HOTテレビ
※7:25 -
トムとジェリーとゆかいな仲間なかま
パワーパフガールズ(26 - 49
水曜すいよう18:30から移動いどう

劇場げきじょう公開こうかい[編集へんしゅう]

1964ねん、ハンナ=バーベラ作品さくひんから11さくをまとめて『トムとジェリーのだい行進こうしん』のだい劇場げきじょう公開こうかいした。配給はいきゅう松竹しょうちくうつはい

1985ねん公開こうかいの『サンタクロース』などで併映へいえいさくとしてハンナ=バーベラ作品さくひん公開こうかいされているほか長編ちょうへん映画えいが2さく劇場げきじょう公開こうかいされている。

2016ねん、OVA長編ちょうへん作品さくひん13さく『トムとジェリー すくえ!魔法まほうくにオズ』がローソンHMVにてDVD独占どくせん先行せんこう販売はんばいされ、ユナイテッド・シネマとシネプレックスにて劇場げきじょう公開こうかい独占どくせん記念きねん上映じょうえい)された[37]興行こうぎょう収入しゅうにゅうは1320まんえん[38]よく2017ねんには、OVA長編ちょうへん作品さくひん14さく『トムとジェリー ゆめのチョコレート工場こうじょう』も劇場げきじょう公開こうかいされる予定よていだったが、しょ事情じじょうにより中止ちゅうしとなった[39]どうさくには、ゲスト声優せいゆうとして横山よこやまだいすけ出演しゅつえんしている。

ホームメディア[編集へんしゅう]

1987ねん以降いこう日本にっぽんではすうおおくのソフトがリリースされている。ほんこうでは、チャック・ジョーンズまでの短編たんぺん作品さくひん中心ちゅうしん記載きさい新作しんさくなどそれ以外いがい作品さくひんかく作品さくひん項目こうもく参照さんしょう

アニメフェスティバル
1987ねんから1990ねんにかけて、『トムとジェリー アニメ・フェスティバル』の商品しょうひんめいVHSヘラルド・ポニーから発売はつばいぜん5かん
1990ねんにはレーザーディスクでも発売はつばい
傑作けっさくせんのような形態けいたいで、チャック・ジョーンズまでの作品さくひんから抜粋ばっすいして収録しゅうろく邦題ほうだいは、ほとんどがオリジナルのものに変更へんこうされている。
ハンナ=バーベラ作品さくひん(『台所だいどころ戦争せんそう』など)は、CBS放映ほうえい不適切ふてきせつ描写びょうしゃ修正しゅうせいしたものが収録しゅうろく
スペシャルBOX
1995ねんから1998ねんにかけて、『トムとジェリー スペシャルBOX(Cartoon Festival)』の商品しょうひんめいでレーザーディスクがワーナー・ホーム・ビデオから発売はつばいぜん3かん
レーベルにかんしては、Vol.1・Vol.2がMGM/UAファミリー・エンターテイメント英語えいごばん、Vol.3がMGMファミリー・エンターテイメントになっている。
チャック・ジョーンズまでの作品さくひんをほぼ全作ぜんさく(ジーン・ダイッチのぞく)収録しゅうろく。ただし、「パパはつよいな」「あかちゃんはらくだね」「みーちゃったみーちゃった」「必殺ひっさつネズミ取ねずみと」など一部いちぶ作品さくひんおよび日本にっぽん公開こうかいリメイク作品さくひん収録しゅうろく
ハンナ=バーベラ作品さくひんにおける不適切ふてきせつ描写びょうしゃ指摘してきされるおそれのある部分ぶぶんはカットや修正しゅうせいすくなく、オリジナルもしくはそれにちか状態じょうたい収録しゅうろく
映画えいが評論ひょうろんもり卓也たくや監修かんしゅうつとめており、かれによる作品さくひん解説かいせつシートがどうこりされている。
どう時期じきには、映像えいぞうソースをはじめおな仕様しようのVHSも発売はつばいされた。ぜん20かん商品しょうひんめいは『トムとジェリー』のみ。これはのちに、パッケージを変更へんこうした新装しんそうばん発売はつばいしている[注釈ちゅうしゃく 16]
ドルーピーといっしょ
1999ねん、『トムとジェリー ドルーピーといっしょ』が発売はつばい。レーザーディスクはぜん2かん。VHSはぜん4かん
上述じょうじゅつの『スペシャルBOX』とVHSで収録しゅうろくだったジーン・ダイッチ作品さくひん(「ねこはワンワンけんはニャーオ」など)を収録しゅうろくしたもの。
テレビ放送ほうそう(TBSばん)を意識いしきし、ドルーピー作品さくひん収録しゅうろく。また、特典とくてんとして主題歌しゅだいか収録しゅうろくしている。
DVD

2001ねん以降いこう上記じょうきの『スペシャルBOX』と『ドルーピーといっしょ』の仕様しようもとにしたDVDがなん発売はつばいされている。

  • 2001ねん通常つうじょうばんDVDぜん10かん発売はつばい。そのうちの4かんまではUMDでも発売はつばいされている。なお「パパはつよいな」「あかちゃんはらくだね」「みーちゃったみーちゃった」「必殺ひっさつネズミ取ねずみとり」および日本にっぽん公開こうかいリメイク作品さくひんは『スペシャルBOX』とおなじく収録しゅうろくである一方いっぽう、ジーン・ダイッチについては初回しょかい発売はつばいぜん10かん購入こうにゅうしゃ特典とくてんとして配布はいふされた「スペシャルDVD」に全作ぜんさく収録しゅうろくされた。
  • 通常つうじょうばんどう時期じきには、アカデミーしょう受賞じゅしょう&ノミネート作品さくひんあつめた「アカデミー・コレクション」も発売はつばい
  • 2004ねん以降いこうは、定価ていか500えんぜい抜)の「1コインDVD」シリーズが発売はつばい各種かくしゅ「〇〇へん」と銘打めいうち、4作品さくひん収録しゅうろくしている。ジーン・ダイッチ作品さくひんについては「ねこはワンワンけんはニャーオ」「友達ともだちはいいな」をのぞけい11さく収録しゅうろく
  • 2013ねんと2014ねんには、「どどーんと32 てんこもりパック」シリーズが発売はつばい。そのうちやく半分はんぶんは『トムとジェリー テイルズ』のエピソードを収録しゅうろく。なお、上記じょうき収録しゅうろく作品さくひんのうち「パパはつよいな」と「必殺ひっさつネズミ取ねずみとり」がはつ収録しゅうろくされたほか国内こくないでは「スペシャルDVD」でのみ収録しゅうろくされていた「ねこはワンワンけんはニャーオ」と「友達ともだちはいいな」もはつ収録しゅうろくされた。
  • 2010年代ねんだいにキャンディトイとして「アニメコレクションDVD」シリーズが発売はつばい。4さくのうち2さくはチャック・ジョーンズまでの作品さくひんのこる2さくは『 -テイルズ』から収録しゅうろく
  • 2010ねん宝島社たからじましゃから「DVDボックス しんシリーズ」が発売はつばい宝島社たからじましゃはそれ以前いぜんパブリックドメイン素材そざいになったハンナ=バーベラ作品さくひん発売はつばいしていたが、とうボックスは公式こうしき提供ていきょうした素材そざい使用しようしている。また、パブリックドメインで発売はつばいしたものも、のち公式こうしき素材そざいもちいたものをしん商品しょうひんとして発売はつばいした。
パブリックドメインDVD

1940ねんから1953ねんまでの作品さくひん日本にっぽん著作ちょさくけん保護ほご期間きかん終了しゅうりょうしたものとかんがえられており(1953ねん問題もんだい参照さんしょう)、複数ふくすうのメーカーがパブリックドメインDVD発売はつばいしている。

イベント[編集へんしゅう]

  • みんな大好だいすき!トムとジェリーの愉快ゆかい世界せかいてん
2013ねん日本にっぽんはつ展覧てんらんかいとして西武せいぶ池袋いけぶくろ本店ほんてんなどでやく2年間ねんかんにわたり巡回じゅんかいしておこなわれた[40]
  • トムとジェリーてん
誕生たんじょう80周年しゅうねん記念きねんとして、2019ねんから2020ねんにかけて横浜よこはまあかレンガ倉庫そうこなどで開催かいさい[41][42]
  • トムとジェリー カートゥーン・カーニバル
2022ねんから全国ぜんこく開催かいさいちゅう

そのほか、東京とうきょう練馬ねりまゆう園地えんちとしまえん」では、2018年度ねんどから2020ねん8がつ31にち閉園へいえんまでコラボレーション企画きかくおこなわれ、多数たすうのイベントが展開てんかいされていた。園内えんないにはトリックアート顔出かおだしパネル、正門せいもんには多数たすう風船ふうせんつくられたトムのかお設置せっちされていたほか年間ねんかんフリーパス「木馬もくばかい」もトムとジェリーデザインのものが販売はんばいされていた。

イメージキャラクター・CMへの起用きよう[編集へんしゅう]

四国銀行しこくぎんこう広告こうこくとして、トムとジェリーがラッピングされたとさでん交通こうつう路面ろめん電車でんしゃ

日本にっぽん国内こくないのみ記載きさい

現在げんざい
過去かこ

作品さくひんリスト[編集へんしゅう]

劇場げきじょうよう短編たんぺん作品さくひん[編集へんしゅう]

劇場げきじょうよう長編ちょうへん作品さくひん[編集へんしゅう]

テレビシリーズ[編集へんしゅう]

単発たんぱつ作品さくひん[編集へんしゅう]

OVA[編集へんしゅう]

いちさくのぞきすべて長編ちょうへん作品さくひん

番号ばんごう タイトル
原題げんだい
公開こうかいねん 備考びこう
1 トムとジェリー魔法まほう指輪ゆびわ
Tom and Jerry: The Magic Ring
2002ねん ウィリアム・ハンナ遺作いさく
2 トムとジェリー 火星かせい
Tom and Jerry: Blast Off to Mars
2004ねん
3 トムとジェリー ワイルドスピード
Tom and Jerry: The Fast and the Furry
2005ねん
4 トムとジェリーの宝島たからじま
Tom and Jerry: Shiver Me Whiskers
2006ねん
5 トムとジェリーのくるみ人形にんぎょう
Tom and Jerry: A Nutcracker Tale
2007ねん ジョセフ・バーベラ遺作いさく
6 トムとジェリー シャーロック・ホームズ
Tom and Jerry Meet Sherlock Holmes
2010ねん 作者さくしゃ死後しごはつ作品さくひん
7 トムとジェリー オズの魔法使まほうつかい
Tom and Jerry and the Wizard of Oz
2011ねん
8 トムとジェリー ロビン・フッド
Tom and Jerry: Robin Hood and His Merry Mouse
2012ねん
9 トムとジェリー ジャックとまめ
Tom and Jerry's Giant Adventure
2013ねん
10 トムとジェリーと迷子まいごのドラゴン
Tom and Jerry: The Lost Dragon
2014ねん
11 トムとジェリー サンタのちいさなお手伝てつだいさん
Tom and Jerry: Santa's Little Helpers
2014ねん 唯一ゆいいつ短編たんぺん作品さくひん
12 トムとジェリー スパイ・クエスト
Tom and Jerry: Spy Quest
2015ねん J.Q』とのクロスオーバー作品さくひん
13 トムとジェリー すくえ!魔法まほうくにオズ
Tom and Jerry: Back to Oz
2016ねん 一部いちぶ劇場げきじょう公開こうかい
だい7さく続編ぞくへん
14 トムとジェリー ゆめのチョコレート工場こうじょう
Tom and Jerry: Willy Wonka and the Chocolate Factory
2017ねん
15 トムとジェリー カウボーイ・アップ!
Tom and Jerry: Cowboy Up!
2022ねん[48]
16 トムとジェリー スノーマウスとゆき魔法まほう

Tom and Jerry: Snowman's Land

2022ねん

コラボレーション作品さくひん[編集へんしゅう]

※いずれもMGM作品さくひん

  • いかりげて』(1945ねん
    • ジーン・ケリー主演しゅえん長編ちょうへん映画えいが実写じっしゃとアニメーションの合成ごうせいというかたちでケリーとジェリーが共演きょうえんしており、わずかすうびょうだがトムも登場とうじょうしている。
    • のちにDVD「アカデミー・コレクション」に特典とくてん映像えいぞうとして収録しゅうろく
  • れたらダメよ』(1953ねん
    • 主演しゅえんエスター・ウィリアムスが、ゆめなか場面ばめんでトムとジェリーと一緒いっしょおよぐシーンがある。

主題歌しゅだいか[編集へんしゅう]

トムとジェリー
梅木うめきマリフォー・コインズシングル
リリース
規格きかく コンパクトばん
ソノシート
時間じかん
レーベル ソノレコード
作詞さくし作曲さっきょく 三木みきにわとりろう
テンプレートを表示ひょうじ

1964ねん発表はっぴょう。TBSばん放送ほうそう製作せいさくされたもので、日本にっぽんオリジナルの主題歌しゅだいかである作詞さくし作曲さっきょく三木みきにわとりろう歌唱かしょう梅木うめきマリフォー・コインズ

TBSばん放送ほうそう終了しゅうりょうも、ソフトに特典とくてん映像えいぞうとして映像えいぞう変更へんこうしたうえさい収録しゅうろくされるなどつづ主題歌しゅだいかとして使用しようされている。

歌詞かしにある「なかよくケンカしな」は、「トムとジェリー」を象徴しょうちょうするフレーズとして公式こうしきをはじめ様々さまざま使用しようされている[2][3][41]

最初さいしょ発売はつばいされたのはソノシートのみ。その以下いかCDアルバムに収録しゅうろくされている。

  • 『ハンナ・バーベラ~日本語にほんごばん主題歌しゅだいかレコードコレクション』(2002ねんユニバーサルミュージック
  • 三木みきにわとりろう音楽おんがく作品さくひんしゅう~トリローソングス~』(2005ねんColumbia

なお、日本にほんコロムビアによるオムニバスアルバムには、田中たなか真弓まゆみがカバーしたものが収録しゅうろくされている。

ゲーム[編集へんしゅう]

舞台ぶたい[編集へんしゅう]

2019ねん翌年よくねん誕生たんじょう80周年しゅうねん記念きねん一環いっかんとして、日本にっぽんはつとなる音楽おんがくげきトムとジェリー ゆめよもう一度いちど』が公演こうえんされた。ワーナー・ブラザース監修かんしゅうのもと、『ゆめよもう一度いちど』をもとした作品さくひんである[50]

キャスト
スタッフ

著作ちょさくけん[編集へんしゅう]

1953ねん昭和しょうわ28ねん12月31にちまでの作品さくひん日本にっぽん著作ちょさくけん保護ほご期間きかん終了しゅうりょうしており、これまでに非公式ひこうしき廉価れんかばんソフトが以下いかをはじめとする複数ふくすうのメーカーから発売はつばいされている。

  • 宝島社たからじましゃ(『トムとジェリー DVD BOX』シリーズ)
  • ぴあ(『トムとジェリーDVD名作めいさくしゅう』)- 特典とくてんとしてトゥイーティー作品さくひん収録しゅうろくされ、高柳たかやなぎあきらおん声優せいゆうとして出演しゅつえんしている。
  • オフィスワイケー-メディアコムサプライばんえは共通きょうつう
  • メディアコムサプライ - 瀬水せみずあきらがトムやくとして出演しゅつえんする独自どくじえが収録しゅうろく一部いちぶ映像えいぞうソースはヘラルド・ポニーばんからである。
  • コスミック出版しゅっぱん-オフィスワイケーと同様どうよう。(『トムとジェリー たのしい仲間なかまたち』『トムとジェリー ワクワクだい冒険ぼうけん』)
  • おとひかり-同上どうじょう
  • キープ株式会社かぶしきがいしゃ - 独自どくじえがボイスオーバー形式けいしき収録しゅうろく。レオ・ザライオンの映像えいぞうがすべてそのかいいちコマとサブタイトルの画像がぞうえられていて、スタッフクレジット画面がめんにある権利けんりしゃ表記ひょうき削除さくじょされている。
  • DAISO - 山野さんやないえいとくえり出演しゅつえんする独自どくじえが収録しゅうろく

1954ねん昭和しょうわ29ねん)1がつ1にち以降いこう作品さくひんは、すべて日本にっぽん著作ちょさくけん保護ほご期間きかんちゅうである。

論争ろんそう[編集へんしゅう]

原語げんごばんでお手伝てつだいさんのこえ担当たんとうしたリリアン・ランドルフ

過去かこ作品さくひんは、現在げんざい観点かんてんでは不適切ふてきせつとされる描写びょうしゃがあると批判ひはんされることがある。

だい1さくうえにはうえがある』から頻繁ひんぱん登場とうじょうしていた黒人こくじんであるお手伝てつだいさんにかんしては、全米ぜんべい黒人こくじん地位ちい向上こうじょう協会きょうかいによる「ステレオタイプ黒人こくじん描写びょうしゃ」との批判ひはんけたため、1952ねん公開こうかいの『人造じんぞうネコ』を最後さいご登場とうじょうしなくなった[4]。ただし、黒人こくじん当人とうにんだった担当たんとう声優せいゆうリリアン・ランドルフ英語えいごばんはこのけんに「大切たいせつやくうしなう」と激怒げきどしたといい、ハンナとバーベラは登場とうじょうしなくなった経緯けいいかんして「彼女かのじょはテレビに出演しゅつえんするためやく降板こうばんしたが、声優せいゆう変更へんこうかんがえられずキャラクターの登場とうじょう自体じたいをやめた」とべている[4]

ハンナ=バーベラ作品さくひん1965ねんCBSでテレビはつ放送ほうそうされたさい、チャック・ジョーンズのスタッフによって「お手伝てつだいさんの登場とうじょう場面ばめんマスク処理しょり白人はくじん女性じょせいなおし、ランドルフによるステレオタイプ黒人こくじんなまりのこえジューン・フォーレイによるアイルランドなまりのこええる」などの作業さぎょうおこなっていた[51]。また、必要ひつよう以上いじょう暴力ぼうりょくてき判断はんだんされた場面ばめん修正しゅうせいおこなわれている。そのため、複数ふくすう作品さくひんはつ公開こうかいばん修正しゅうせいばんの2しゅがある。近年きんねんさい放送ほうそうは、カットされるかオリジナルを尊重そんちょうして修正しゅうせいまえ映像えいぞう使つかわれることがおおい。また、黒人こくじんのお手伝てつだいさんにかんしてはオリジナルが復活ふっかつしているが、こえテア・ヴィデール英語えいごばんによってあらたにろくりなおしたのものが使つかわれている。

2006ねん、イギリスの子供こどもけテレビチャンネルで放映ほうえいされたさいは、喫煙きつえんシーンが視聴しちょうしゃからの苦情くじょうけてカットされることになった[52]

関連かんれん作品さくひん[編集へんしゅう]

  • ヴァン・ビューレンのトムとジェリー
    • 1931ねんから1933ねんまでヴァン・ビューレン・スタジオが制作せいさくした、ほんさくとは別物べつもの同名どうめい作品さくひん。ただし、バーベラはアニメーターと脚本きゃくほんつとめたことがあり、あながち無関係むかんけいとはえない。
  • ロジャー・ラビット1988ねん公開こうかい
    • カートゥーンと実写じっしゃ合成ごうせいによって撮影さつえいされたため、げきちゅう様々さまざまなカートゥーンキャラクターが登場とうじょう。トムとジェリーも作中さくちゅう登場とうじょうさせることも検討けんとうされたが、トムとジェリーが明確めいかくなセリフをたないアドリブ・カートゥーンのため、作中さくちゅうの「私生活しせいかつもある俳優はいゆうとして出演しゅつえんさせる」ことが断念だんねんされたという。また、当時とうじMGMは「トムとジェリー」はつ長編ちょうへん映画えいが作品さくひん製作せいさくちゅうだったため、キャラクターのしをことわられ、わりにドルーピー出演しゅつえんした[注釈ちゅうしゃく 17]

影響えいきょう[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ もともと“tomcat”は「オスねこ」を意味いみする。
  2. ^ トムの悪友あくゆうべつのブルドッグと同名どうめい
  3. ^ LD・VHSソフトのキャストクレジットにおける表記ひょうき
  4. ^ ただし『土曜どようよる』で一瞬いっしゅんがおえる場面ばめんがある。あししかえないのでは『あしだけおばさん』
  5. ^ ただし、カードにかれたつづりは“JOAN”。
  6. ^ TBSばんでは「イナズマ・ジョー」
  7. ^ BSプレミアム放送ほうそう番組ばんぐみ案内あんないかれているほか、『トムとジェリー ショー』もこの名前なまえ登場とうじょうしている。
  8. ^ 一部いちぶ翻訳ほんやくでは“アザラシ”
  9. ^ クレジットの役名やくめいはそれぞれ平仮名ひらがな表記ひょうきされている。
  10. ^ 当初とうしょいぬきつね」というアイデアだった。
  11. ^ だい1さくうえにはうえがある』はルドルフ・アイジング共同きょうどうでプロデューサーを担当たんとう。ただし、どうさくでアイジングはハンナ=バーベラに製作せいさく一任いちにんしており、それをったクインビーによってつぎさくからクレジットをはずされることとなった。
  12. ^ うえにはうえがある」と「メリー・クリスマス」だけは実写じっしゃ映画えいがおな通常つうじょうのものが使つかわれている。
  13. ^ 劇場げきじょうようThe KarateGuard』のみ8ふん
  14. ^ フィルメーションと合同ごうどう制作せいさく
  15. ^ 「おこのみサンド」と「ジェリーの親友しんゆう」の2以外いがい
  16. ^ 初版しょはんをMGM/UAファミリー・エンターテイメントレーベルが、新装しんそうばんをワーナー・ブラザース ファミリーエンターテイメントレーベルがそれぞれ担当たんとうしている。
  17. ^ ただし、日本語にほんごばんでは名前なまえのみだが登場とうじょうしている。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]