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地域発!外国人医療を考える 【報告】外国人市民への保健・医療サポートセミナー 2022 – mafga

(公財)箕面市国際交流協会MAFGA

2023.05.05

地域ちいきはつ外国がいこくじん医療いりょうかんがえる 【報告ほうこく外国がいこくじん市民しみんへの保健ほけん医療いりょうサポートセミナー 2022

(めろんNo.188掲載けいさい

にち とき:2023 ねん 2 がつ 16 にち ( )14:00 ~ 16:00
 ところ箕面みのお市立しりつ病院びょういんリハビリとう 4F いろはホール
参加さんかしゃ:70 めい

 箕面みのおには医療いりょう事務じむ連絡れんらくかいという、外国がいこくじん医療いりょうたずさわる関係かんけい機関きかんよこにつなぐ、全国ぜんこくてきにも先進せんしんてきみがある。地域ちいき外国がいこくじん医療いりょうげることを目的もくてきとし、年間ねんかん5 かい程度ていど情報じょうほう交換こうかん場所ばしょち、としいち合同ごうどうセミナーを企画きかく実施じっししてきた。2023 ねん 2 がつ 16 にち ( ) には「文化ぶんかちがいにえるケアとは?~だれもが安心あんしんできる保健ほけん医療いりょうをめざして~」とだいして「外国がいこくじん市民しみんへの保健ほけん医療いりょうサポートセミナー 2022」が開催かいさいされた。

 前半ぜんはん基調きちょう講演こうえんでは、りんくう総合医療そうごういりょうセンター 患者かんじゃサポートセンターけん国際こくさい診療しんりょう看護かんごつとめる新垣あらかき智子さとこさんより、センター 20 ねんあゆみをうかがった。2006 ねん国際こくさい外来がいらい開設かいせつされ、2012 ねんからは国際こくさい診療しんりょうとして拡張かくちょうし、言語げんごかべだけでなく、様々さまざま文化ぶんか制度せいどかべ認識にんしきして、医療いりょうチームで問題もんだい解決かいけつをする必要ひつようがあるとはやくからんできた。病院びょういん幹部かんぶ診療しんりょう医師いしとも協力きょうりょくして、院外いんがい院内いんない両方りょうほうでネットワークを強化きょうかした結果けっか医療いりょうしゃも、通訳つうやくしゃも、そして患者かんじゃ安心あんしんして利用りようできる医療いりょう施設しせつへと変遷へんせんしていったことをることができた。

 そののパネルディスカッションでは、協会きょうかいがコーディネーターをつとめ、箕面みのお外国がいこくじん医療いりょうたずさわる、市立しりつ病院びょういん消防しょうぼう本部ほんぶ文化ぶんか国際こくさいしつ、みのお外国がいこくじん医療いりょうサポートネット(医療いりょうネット)からそれぞれパネリストが登壇とうだんし、箕面みのおでの外国がいこくじん医療いりょう現状げんじょう今後こんご展望てんぼうについてはなされた。今後こんごどのような連携れんけい体制たいせい財政ざいせい支援しえん仕組しくみをつくるのか、あらたな局面きょくめんていることを貴重きちょう機会きかいとなった。

 日々ひび協会きょうかい外国がいこくじん市民しみんから相談そうだんけ、また医療いりょう機関きかん同行どうこうしたことのある経験けいけんから、日本語にほんご流暢りゅうちょうひとでも、日本にっぽん医療いりょう制度せいど理解りかいし、実際じっさい使つかうには、想像そうぞう以上いじょうおおきなかべがあるとかんじている。医療いりょう必要ひつよう場合ばあい市立しりつ病院びょういんとう基幹きかん病院びょういん利用りよう救急きゅうきゅうしゃぶことはまれで、まずは身近みぢか個人こじん医院いいん受診じゅしんすることがおおいため、地域ちいきのクリニックとの連携れんけい啓発けいはつ必要ひつようせいかんじている。以前いぜん医院いいん問合といあわせたさいに、「日本語にほんごかるひとれてこなければることができません」と、電話でんわこうわれた経験けいけんがある。かぎられた資源しげんなかで、どのような連携れんけい体制たいせいれるのか。まだまだ課題かだいおおいが、アフターコロナを見据みすえたあたらしい展開てんかいみな模索もさくしていきたい。(すえばら