飯能はんのう名栗なぐりがわ沿道えんどう放射能ほうしゃのう空間くうかん線量せんりょう測定そくてい川原かわら土壌どじょう測定そくてい

名栗なぐりがわおく武蔵むさし山々やまやましゅたる水源すいげんに、埼玉さいたまけん飯能はんのう市内しないながれ、入間川いりまがわとなりますが、キャンプや川遊かわあそびのできる河川かせんとしてしたしまれています。

8がつにちから、練馬ねりま市民しみん団体だんたい主催しゅさいによる「福島ふくしまのこども保養ほようサマーキャンプ」が名栗なぐりがわ沿線えんせんでありました。福島ふくしまどもたちとその保護ほごしゃを、保養ほよう交流こうりゅうのため、4はくずつ2チーム招待しょうたいするもよおしです。今年ことしは3かいになり、川遊かわあそびもスケジュールのひとつとなっています。

わたしは、ボランティアとして1にち参加さんか宿舎しゅくしゃおよび川遊かわあそ場所ばしょ空間くうかん線量せんりょうと、川原かわら土壌どじょう採取さいしゅ測定そくていしました。

空間くうかん線量せんりょう測定そくていにはHORIBAのラディとクリアパルスしゃのMr. Gammaの2つの線量せんりょうけい並行へいこうして使用しよう、それぞれ地上ちじょう5㎝ならびに100㎝をかく3かいはかり、平均へいきんりました(結果けっか別表べっぴょう参照さんしょう)。2種類しゅるい線量せんりょうけい測定そくてい差異さいは10%以内いないでした。

なお、飯能はんのう公表こうひょうしているさいよせ地点ちてんでの空間くうかん線量せんりょうは、7がつ時点じてん地上ちじょう5㎝・100㎝ともに0.05μみゅーsv/hでした。

サマーキャンプ環境測定改訂版一方いっぽう川原かわら土壌どじょうは、川遊かわあそじょう上流じょうりゅう(B)・下流かりゅう(A)2地点ちてんえらび、定法じょうほうどおり表土ひょうどあつさ0~5㎝まで(ほとんど砂利じゃり採取さいしゅ、あるびれおのNAIシンチレーションAT1320Aで測定そくていしました。結果けっかりょう地点ちてんともセシウムが「検出けんしゅつ」と表示ひょうじされたのですが・・・。

Aてん測定そくてい時間じかん7200びょう、Cs-137が7.80Bq/kg絶対ぜったい誤差ごさ±2.06Bq/kg検出けんしゅつ下限かげん1.07Bq/kg Cs-134が17.4Bq/kg 絶対ぜったい誤差ごさ±3,6検出けんしゅつ下限かげんは0.98Bq/kg。

Bてんは1800びょう、Cs-137が9.22Bq/kg 絶対ぜったい誤差ごさ±3.16Bq/kg 検出けんしゅつ下限かげん1.80Bq/kg Cs-134が20.2 Bq/kg 絶対ぜったい誤差ごさ±4.6Bq/kg 検出けんしゅつ下限かげんが1.67 Bq/kg。

しかしながら、この結果けっかをそのままれることはまったくできません。ABどちらもCs-137 よりCs-134が2ばい以上いじょう濃度のうどしめしていて、現時点げんじてん妥当だとうとされるCs-137 とCs-134濃度のうど比率ひりつ1:0.48に適合てきごうしません。またCs-137 のピークはBのみにありますが、Cs-134のピークはどちらにもありません。したがって、この測定そくてい結果けっかただしくないものとかんがえられます。

さらに、スペクトルにはPb-214  Bi-214  Ac-228  など自然しぜん放射線ほうしゃせんかんがえられるノイズのピークがあります。名栗なぐりがわ沿道えんどう一帯いったい花崗岩かこうがんしついているので、その影響えいきょうかもしれません。

正確せいかくさをすには、分解能ぶんかいのうたかいゲルマニュウム半導体はんどうたい測定そくていにかけないと無理むりです。もっとも、食材しょくざいことなり、砂利じゃりを1キロべるひともいないでしょうから、そこまではしませんでした。

ちなみに、去年きょねんの6がつ時点じてん測定そくていした西東京にしとうきょう拙宅せったくにわ土壌どじょうは、セシウム合計ごうけい30.3±6.17Bq/kg、にわこけはセシウム合計ごうけい2350 Bq/kg±330Bq/kgでした。

測定そくていいん 山羊やぎ

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