7月がつ18日にち活動かつどう報告ほうこく会かいを開ひらきました

　あるびれお活動かつどう報告ほうこく会かいを年とし7月がつ18日にち（土ど）に市民しみん会館かいかんで開ひらきました。出席しゅっせき者しゃは18人にんでした。

　まず、共同きょうどう代表だいひょうの山田やまだ真しんさんから「現在げんざいの福島ふくしまを語かたる」というタイトルで話はなしをしてもらいました。

　福島ふくしまから東京とうきょうに避難ひなんしている人ひとたちの健康けんこう相談そうだん会かいの時とき、朝日新聞あさひしんぶん福島ふくしま支社ししゃの記者きしゃの取材しゅざいがあった。2017年ねんには福島ふくしまからの避難ひなん者しゃへの住宅じゅうたく支援しえんが打うち切きりになる件けんについての取材しゅざいだった。福島ふくしまに住すんでいる人ひとが、避難ひなん者しゃの取材しゅざいに来くることへの違和感いわかんがあった。

「あなたは福島ふくしまに住すんでいて心配しんぱいはないのか」

「ない」という返事へんじだった。

「線量せんりょうは測はかっているのか？」

「測はかっていない」

　3月、5月に福島ふくしまに行いった時とき、自分じぶんが測はかった福島ふくしま駅えき周辺しゅうへんの線量せんりょうは0.6μみゅーSv/hだった。（0.2μみゅーSv/h福島ふくしま県けんの公式こうしき測定そくてい値ち）このような地域ちいきに住すんでいる人ひとの危機きき意識いしきが風化ふうかしていることに危機きき感かんを覚おぼえている。

 子こども•被災ひさい者しゃ支援しえん法ほうがパブリックコメント中ちゅうである。2012年ねん6月がつに議員ぎいん立法りっぽうでできた。東京電力とうきょうでんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの事故じこによって、被害ひがいを受うけている子こどもや住民じゅうみんに対たいする「避難ひなんの権利けんり」を認みとめ、健康けんこう面めんや生活せいかつ面めんを支ささえることを目的もくてきに作つくられた。３年ねん経たって、これを改訂かいていしようとしている。原発げんぱつ事故じこ発生はっせいから４年ねん以上いじょう経たった現在げんざい、強制きょうせい避難ひなん区域くいき以外いがいは帰還きかん可能かのうである。従したがって自主じしゅ避難ひなんをしている人ひとへの保障ほしょうは要いらない。帰還きかんするか他たの地域ちいきで定住ていじゅうするか被災ひさい者しゃが決きめれば良よいという考かんがえ方かたである。

　今後こんご、福島ふくしま市しで健康けんこう相談そうだん会かいを継続けいぞくしているグループとの連携れんけいや、福島ふくしま県けん教きょう組ぐみの養護ようご教員きょういん部会ぶかいと子こどもたちの健康けんこう調査ちょうさの可能かのう性せいについて話はなしをしている。今いま頑張がんばっている人ひとをどうやって支ささえていくかを、一緒いっしょに考かんがえていくことが大事だいじである。

　この発言はつげんを受うけて、福島ふくしまから自主じしゅ避難ひなんしている方ほうの発言はつげんもありました。

　2014年度ねんど活動かつどう報告ほうこくと会計かいけい報告ほうこくを行おこないました。

　測定そくてい件数けんすうは2014年度ねんどは64件けんでした。2012年度ねんど130件けん、2013年度ねんど106件けんと比くらべて減へっています。

　市民しみんからの測定そくてい依頼いらいが減へっているので、市民しみんと測定そくてい員いんが一緒いっしょに測はかる共同きょうどう測定そくていをよびかけて、ブルーベリー、梨なし、お米べい、小麦粉こむぎこを測はかりました。子育こそだて中ちゅうのお母かあさんが、食事しょくじに含ふくまれている放射能ほうしゃのうの心配しんぱいを話はなされたり、福島ふくしまに住すむ親戚しんせきから送おくって来きた米こめを測定そくていする中なかで、農家のうかの工夫くふうを知しることができました。また、毎日まいにち食たべるお米べいの連続れんぞく測定そくていを実施じっしし、結果けっかをブログに報告ほうこくしました。

　放射能ほうしゃのう測定そくていを考かんがえる会かい・西東京にしとうきょうとともに公開こうかい講座こうざを3回かい開ひらきました。10月には精力せいりょく的てきに日本にっぽんの核かく政策せいさくに発言はつげんと行動こうどうを続つづけておられる、アメリカ人じんの詩人しじんアーサー・ビナードさんから「美うつくしい日本にっぽんはどこへいくのか」という話はなしを聞ききました。2015年ねん1月がつには東京大学とうきょうだいがく助じょ教きょうの小豆しょうず川がわ勝見かつみさんから「見みえない放射能ほうしゃのうを測はかる」というタイトルで福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつ爆発ばくはつ後ご、精力せいりょく的てきに環境かんきょう放射能ほうしゃのう、食品しょくひん放射能ほうしゃのうを測定そくていし続つづけている現場げんば報告ほうこくを聞ききました。5月には測定そくてい員いんを対象たいしょうとしたワイワイ寺子屋てらこやを開ひらき、小豆しょうず川がわさんと測定そくていについて質疑しつぎ応答おうとうの時間じかんをとることができました。3月の公開こうかい講座こうざには東京大学とうきょうだいがく元もと教授きょうじゅの井野いの博満ひろみつさんを招まねき「なぜいま原発げんぱつ再さい稼働かどうなのかー原発げんぱつ事故じこ、放射能ほうしゃのう汚染おせんを知しる」タイムリーな話はなしを聞ききました。

　2014度どから会員かいいん制せいを発足ほっそくさせました。61人にんの会員かいいんが活動かつどうを支援しえんして下くださり、あるびれおが自立じりつして活動かつどうして行いくことができました。会員かいいんの皆みなさんのご協力きょうりょくに深ふかく感謝かんしゃします。

　会員かいいんはA会員かいいん5回かい、B会員かいいん2回かい、無料むりょうで測定そくていできます。遠とおくに住すんでいる場合ばあいは郵送ゆうそうによる受付うけつけも始はじめましたが、まだ件数けんすうが少すくない状態じょうたいです。

　2015年度ねんども会員かいいん制せいを維持いじして、市民しみん放射能ほうしゃのう測定そくてい所しょとしての活動かつどうを続つづけていく活動かつどう方針ほうしん、予算よさん案あんを確認かくにんしました。

　質疑しつぎ応答おうとう後ご、古林ふるばやし美香みかさん、土方ひじかた隆一りゅういちさん、山田やまだ真しんさんの3人にんが今年度こんねんども引ひき続つづきあるびれおの共同きょうどう代表だいひょうを務つとめることを報告ほうこくして活動かつどう報告ほうこく会かいを終おわりました。