3.11から10年ねんプロジェクト　ゼオライトの測定そくてい結果けっかをご報告ほうこくします

　2020年ねん末まつからゼオライトプロジェクトを始はじめました。ゼオライトは含水アルミノケイ酸けいさん塩しおで、吸着きゅうちゃく剤ざい、乾燥かんそう剤ざい、イオン交換こうかん剤ざい、さらには排水はいすい処理しょり、肥料ひりょうなどに使つかわれています。

　八王子はちおうじ市民しみん放射能ほうしゃのう測定そくてい所しょハカルワカル広場ひろばでは、ゼオライトが持もっている物質ぶっしつの吸着きゅうちゃく効果こうかに着目ちゃくもくして、2016年ねんから環境かんきょう中ちゅうのセシウム134と137の測定そくていを始はじめました。経過けいかはハカルワカル広場ひろばの下記かきのサイトをご覧らんください。

微量びりょう放射能ほうしゃのう漏もれ監視かんしプロジェクト

あるびれおでは西東京にしとうきょう市内しないの土どの測定そくていと並行へいこうして、一戸建いっこだて住宅じゅうたくの雨あめ樋下ひのしたにゼイライトを設置せっちして、風ふうで吹ふき飛とばされて屋根やねに溜たまった土埃つちぼこりを集あつめて、3ヶ月かげつ毎ごとに測はかることにしました。

まず、雨あめ樋下ひのしたにセオライトの袋ふくろを設置せっちしてもらいました。３ヶ月かげつ間あいだ以上いじょう同おなじ場所ばしょに放置ほうちします。

3ヶ月かげつ以上いじょう経たったら袋ふくろから取とり出だし、新聞紙しんぶんしに拡ひろげて乾かわかし、測定そくてい員いんに連絡れんらくしてもらいました。

乾燥かんそうしたゼオライトをマリネリ容器ようきに入いれて、測定そくてい員いんが放射能ほうしゃのうを測定そくていします。2箇所かしょ以上いじょう設置せっちした場合ばあいは、見分みわけがつくようにして下ください。測定そくてい後ご、袋ふくろに入いれて戻もどしますので、同おなじ場所ばしょに設置せっちして3か月げつ後ごに再ふたたび測はかります。

5件けんのゼオライト測定そくてい結果けっかを報告ほうこくします。設置せっち時期じきは2020年ねん11月から2021年ねん2月がつの間あいだでした。設置せっちする家いえが同おなじ場合ばあいは方角ほうがくで場所ばしょを示しめしています。

柳沢やなぎさわ１丁目ちょうめの南みなみの雨あめ樋といからはCs-137が14.10Bq/kg、南町みなみまち３丁目ちょうめの西南せいなんの雨あめ樋といからは6.08Bq/kg検出けんしゅつされました。

ゼオライトには自然しぜん放射能ほうしゃのうが含ふくまれています。スペクトルからAc228（アクチニウム）Pb214（鉛なまり）Bi214（ビスマス）などが検出けんしゅつされました。
Cs134の値ねはあるびれおのNaIシンチレーション測定機そくていきの誤あやま検出けんしゅつであると判断はんだんしました。

　　　　　　　　　　　　　　　　（測定そくてい員いん　梅村うめむら浄きよし）