G・K・チェスタトン
ギルバート・キース・チェスタトン Gilbert Keith Chesterton | |
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チェスタトン(1909 | |
1874 イギリス ロンドン・ケンジントン | |
1936 イギリス バッキンガムシャー・ベコンズフィールド | |
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セント・ポール | |
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ギルバート・キース・チェスタトン(
ロンドン・ケンジントンに
生涯 [編集 ]
1874
1900
フランセス・ブロッグと
1904
1909
1922
H.G.ウェルズとの
1936
活動 [編集 ]
ボーア
1922
評価 [編集 ]
エピソード[編集 ]
発言 [編集 ]
- 「
私 たちは世界 と共 に動 く教会 を望 んでいません。私 たちは世界 を動 かす教会 を望 んでいます。」 - 「
徹底的 に現世 的 な人々 には、現世 そのものを理解 することさえできぬものだ。」 - 「
狂人 とは理性 を失 った人 のことではない。狂人 とは理性 以外 のあらゆる物 を失 った人 である。」 - 「
唯物 論 者 には、完璧 に磨 き上 げられた機械 のごとき彼 らの宇宙 に、ほんのひとかけらの精神 性 も奇跡 も受 け入 れる自由 がない。」 - 「
自 らの五感 を信 じることのできぬ人間 は、五感 以外 の何 物 も信 じることのできぬ人間 同様 狂人 である。」 - 「
人 を正気 たらしめてきたのは、何 あろう神秘 主義 である。神秘 主義 の功績 、それは即 ち人 は理解 し得 ないものの力 を借 りることで、初 めてあらゆるものを理解 することができるということである。」 - 「
思想 を破壊 する思想 がある。もし破壊 されねばならぬ思想 があるとすれば、まずこの思想 こそ破壊 されねばならぬ思想 だ。」 - 「
意思 の行為 はことごとく自己 限定 の行為 である。ある行動 を望 むとは、すなわちある限定 を望 むことなのだ。(中略 )何 物 かを選 ぶことは、他 の一切 を捨 てることである。」 - 「
孤立 した傲慢 な思考 は白痴 に終 わる。」 - 「
人々 はローマが偉大 であるからローマを愛 したのではない。ローマは人々 がローマを愛 したから偉大 となったのだ。」 - 「
自殺 は単 に一 つの罪 であるばかりではない。自殺 はまさに罪 の中 の罪 である。究極 の悪 、絶対 の悪 であって、生命 の存在 そのものに関心 を持 とうとせぬ態度 にほかならぬ。」 - 「
キリスト教徒 は世界 を逃 れて宇宙 に入 るのであるが、仏教徒 は世界 ばかりかむしろ宇宙 から逃 れることを願 うのである。これら二 つのものに比 べられるものは、他 に地上 には殆 ど無 い。そしてキリストの頂 に登 らぬ者 は、仏陀 の奈落 に落 ちるのである。」
主 な著作 [編集 ]
『―』
評論 ・評伝 ・エッセーの日本語 訳 は「チェスタトン著作 集 」(春秋 社 全 15巻 、ピーター・ミルワード編 )が出版
評論 ほか[編集 ]
文明 ・文化 論
- 1905
年 『異端 者 の群 れ』(Heretics)別宮 貞徳 訳 (春秋 社 )一部 は新版 再刊 、以下 略 - 1909
年 『正統 とは何 か』(Orthodoxy)安西 徹雄 訳 (新版 1995年 、2009年 、2019年 ) - 1925
年 『人間 と永遠 』(The Everlasting Man)別宮 貞徳 訳 - 1926
年 『正気 と狂気 の間 』(The Outline of Sanity)上杉 明 訳 (新版 1999年 ) - 1929
年 『ローマの復活 』(The Resurrection of Rome)別宮 貞徳 訳
評伝
- 1906
年 『チャールズ・ディケンズ』(Charles Dickens)小池 滋 ・金山 亮太 訳 - 1909
年 『ジョージ・バーナード・ショー』(George Bernard Shaw)安西 徹雄 訳 - 1910
年 『ウィリアム・ブレイク ロバート・ブラウニング』(William Blake)中野 記 偉 訳 - 1923
年 『久遠 の聖者 アッシジの聖 フランチェスコ』(St. Francis of Assisi)「久遠 の聖者 」生地 竹郎 訳 - 1927
年 『ロバート・ルイス・スティーヴンソン』 (Robert Louis Stevenson)別宮 貞徳 ・柴田 裕之 訳 - 1932
年 『チョーサー』(Chaucer)渡部 昇一 ・福士 直子 訳 - 1933
年 『聖 トマス・アクィナス』(St. Thomas Aquinas)「久遠 の聖者 」生地 竹郎 訳 、新版 ・ちくま学芸 文庫 、2023年
- エッセー・
回想
- 1909
年 『棒 大 なる針 小 』(Tremendous Trifles)別宮 貞徳 ・安西 徹雄 訳 、新版 1999年 -文学 論 ・随筆 集 - 1936
年 『自叙伝 』(Autobiography)吉田 健一 訳 、新版 1999年 -『正統 とは何 か』と対 をなす評論 風 自伝 - 1938
年 『色 とりどりの国 』(The Coloured Lands)、尾崎 安 ・山形 和美 訳 (教 文 館 、1987年 )-キリスト教 論集 - 『
求 む、有能 でないひと』、阿部 薫 訳 (国書刊行会 、2004年 )-本邦 初 訳 の時事 コラム集
長編 小説 [編集 ]
- 1904
年 『新 ナポレオン奇 譚 』(The Napoleon of Notting Hill) - 1905
年 『木曜 の男 』 (The Man Who Was Thursday) - 1912
年 『マンアライヴ』(Manalive)
短 編集 [編集 ]
- 1905
年 『奇 商 クラブ』(The Club of Queer Trades) - 1911
年 『ブラウン神父 の童心 』(The Innocence of Father Brown) - 1914
年 『ブラウン神父 の知恵 』(The Wisdom of Father Brown)- 『ブラウン
神父 の知 慧 』(村崎 敏郎 訳 、ハヤカワミステリ202:早川書房 、1955年 ) - 『ブラウン
神父 の知恵 』(橋口 稔 訳 、新潮 文庫 :新潮社 、1960年 ) - 『ブラウン
神父 の知恵 』(福田 恆 存 ・中村 保男 訳 、創 元 推理 文庫 、1959年 。1982年 に改稿 され中村 保男 の単独 名義 となる、改版 2017年 ) - 『ブラウン
神父 の知恵 』(南條 竹 則 ・坂本 あおい訳 、ちくま文庫 、2016年 )
- 『ブラウン
- 1922
年 『知 りすぎた男 』(The Man Who Knew Too Much)- 『
知 りすぎた男 ホーン・フィッシャーの事件 簿 』(井伊 順彦 訳 、論 創 社 〈論 創 海外 ミステリ〉、2008年 )- この
訳書 では、上記 『奇 商 クラブ』所収 の2篇 を割愛 。
- この
- 『
知 りすぎた男 』(南條 竹 則 訳 、創 元 推理 文庫 、2020年 )- この
訳書 では、上記 『奇 商 クラブ』所収 の2篇 、および『知 りすぎた男 』(本国 版 )の2編 (「煙 の庭 」と「剣 の五 」)を割愛 。
- この
- 『
- 1925
年 『法螺吹 き友 の会 』(Tales of Long Bow)- 『
法螺吹 き友 の会 』(井伊 順彦 訳 、論 創 社 〈論 創 海外 ミステリ〉、2012年 )
- 『
- 1926
年 『ブラウン神父 の不信 』(The Incredulity of Father Brown)- 『ブラウン
神父 の懐疑 』(村崎 敏郎 訳 、ハヤカワミステリ203:早川書房 、1956年 ) - 『ブラウン
神父 の懐疑 』(橋口 稔 訳 、新潮 文庫 、1960年 ) - 『ブラウン
神父 の不信 』(福田 恆 存 ・中村 保男 訳 、創 元 推理 文庫 、1959年 。1982年 に改稿 され中村 保男 の単独 名義 となる、改版 2017年 )
- 『ブラウン
- 1927
年 『ブラウン神父 の秘密 』(The Secret of Father Brown)- 『ブラウン
神父 の秘密 』(村崎 敏郎 訳 、ハヤカワミステリ204:早川書房 、1957年 ) - 『ブラウン
神父 の秘密 』(橋口 稔 訳 、新潮 文庫 、1964年 ) - 『ブラウン
神父 の秘密 』(福田 恆 存 ・中村 保男 訳 、創 元 推理 文庫 、1961年 。1982年 に改稿 され中村 保男 の単独 名義 となる、改版 2017年 )
- 『ブラウン
- 1929
年 『詩人 と狂人 たち』(The Poet and The Lunatics) - 1930
年 『4名 の申 し分 なき重罪 人 』(Four Faultless Felons) - 1935
年 『ブラウン神父 の醜聞 』(The Scandal of Father Brown)- 『ブラウン
神父 の醜聞 』(村崎 敏郎 訳 、ハヤカワミステリ205:早川書房 、1957年 ) - 『ブラウン
神父 の醜聞 』(福田 恆 存 ・中村 保男 訳 、創 元 推理 文庫 、1961年 。1982年 に改稿 され中村 保男 の単独 名義 となる、改版 2017年 )
- 『ブラウン
- 1937
年 『ポンド氏 の逆説 』(The Paradoxes of Mr. Pond)- 『ポンド
氏 の逆説 』(福田 恆 存 訳 、創 元 推理 文庫 、1977年 。元 版 :1959年 「世界 推理 小説 全集 56」、のちに中村 保男 名義 ) - 『ポンド
氏 の逆説 【新訳 版 】』(南條 竹 則 訳 、創 元 推理 文庫 、2017年 )
- 『ポンド
- 「ブラウン
神父 シリーズ」は、戦前 に単発 的 に浅野 玄 府 訳 や西田 政治 訳 などが雑誌 に掲載 され、また傑作 集 が編 まれたりしたが、原書 のシークエンスで紹介 されたのは戦後 のハヤカワ・ミステリの村崎 訳 が最初 である。なお、世界 推理 小説 大系 、推理 名作 全集 といったアンソロジーにも部分 収録 されているが、煩 をおそれて本 項 では省略 した。
ブラウン神父 もの中 短編 [編集 ]
- 1914
年 「ドニントン事件 」(The Donnington Affair) -問題 編 ・解決 編 に分 かれた中編 。邦訳 はHMM'96.2。世界 の名 探偵 コレクション3「ブラウン神父 」(集英社 文庫 '97)[2] - 1936
年 「村 の吸血鬼 」(The Vampire of the Village) -本国 では単行本 未 収録 (第 6短編 集 の初 話 になる予定 だったと新保 博久 は考察 している)。邦訳 は第 5短 編集 「ブラウン神父 の醜聞 」(創 元 推理 文庫 、改版 2000年 )の巻末 に併録 。東京 創 元 社 でのタイトル「吸血鬼 」の読 みは「バンプ」[3] - 1936
年 「ミダスの仮面 (マイダス王 の仮面 )」(The Mask of Midas) -邦訳 はHMM'98.10。『法螺吹 き友 の会 』(論 創 社 、2012年 )の巻末 にも併録 。
ノンシリーズ中 短編 [編集 ]
- 1905
年 「背信 の塔 」(The Tower of Treason)- 『
裏切 りの塔 』(南條 竹 則 訳 、創 元 推理 文庫 、2021年 )、下記 三 作 も収録 。
- 『
- 1905
年 「驕 りの樹 」(The Trees of Pride) - 1919
年 「煙 の庭 」(The Garden of Smoke)[4] - 1919
年 「剣 の五 」(The Five of Swords)上 の4編 のうち、前記 2編 は(旧版 )『奇 商 クラブ』(創 元 推理 文庫 、1977年 )、後記 2編 は『知 りすぎた男 ホーン・フィッシャーの事件 簿 』(論 創 社 、2008年 )に併録 。
- 1924
年 「竜 とカクレンボ」(The Dragon at Hide-and-Seek)推理 小説 ではなくファンタジー。「ファンタジイ傑作 集 Ⅱ ビバ! ドラゴン」(ハヤカワ文庫 、1981年 )に収録 。
- 1925
年 「キツネを撃 った男 」(The Man Who Shot the Fox) - 1925
年 「白 柱 荘 の殺人 」(The White Pillars Murder)- 「
白 柱 荘 の殺人 」(村崎 敏郎 訳 、「エラリイ・クィーンズ・ミステリ・マガジン」、1957年 8月 号 。「ハヤカワミステリマガジン」2012年 10月 号 に再 掲載 )、)
- 「
戯曲 [編集 ]
編 書 ・アンソロジー[編集 ]
連作 長編 [編集 ]
- 1931
年 『漂 う提督 』(The Floating Admiral)- プロローグを担当
全集 [編集 ]
- 1986
年 ~ 『G・K・チェスタートン全集 』全 39冊 (Collected Works of G. K. Chesterton)
脚注 [編集 ]
参考 文献 [編集 ]
西部 邁「保守 の情熱 G・K・チェスタトン論 」『ニヒリズムを超 えて』角川 春樹 事務所 〈ハルキ文庫 〉、1997年 、53-89頁 。ISBN 9784894563629。西部 邁「45 チェスタトン」『学問 』講談社 、2004年 、154-156頁 。ISBN 4-06-212369-X。西部 邁「諧謔 による正統 の擁護 ギルバート・チェスタトン」『思想 の英雄 たち保守 の源流 をたずねて』角川 春樹 事務所 〈ハルキ文庫 〉、2012年 、119-134頁 。ISBN 978-4-7584-3629-8。芝 隆之 =編 「日本 におけるG・K・チェスタント書誌 」(『ミステリマガジン』No.368=1986年 12月 号 、早川書房 所収 )
関連 項目 [編集 ]
外部 リンク[編集 ]
作品 リスト・あらすじ・レビュー - ウェイバックマシン(2007年 5月 14日 アーカイブ分 )- チェスタトン ギルバート・キース:
作家 別 作品 リスト -青空 文庫 - ブラウン
神父 の無知 (世界 探偵 小説 全集 ) G.K.チェスタートン著 ,村崎 敏郎 訳 早川書房 1955国立 国会図書館 デジタルコレクション
- 19
世紀 イングランドの詩人 - 20
世紀 イングランドの詩人 - 19
世紀 イングランドの小説 家 - 20
世紀 イングランドの小説 家 - イングランドのジャーナリスト
- イングランドの
随筆 家 - イングランドの
推理 作家 - イングランドの
短編 小説 作家 - イングランドのファンタジー
作家 - イングランドの
文芸 評論 家 - イングランドの
美術 評論 家 - イングランドの
自伝 作家 - イングランドのカトリックの
詩人 キリスト教 文学 キリスト教 弁 証 家 キリスト教 小説 家 キリスト教 詩人 - アフォリスト
- イングランドのカトリックの
人物 - ブラウン
神父 シリーズ - イギリスの
反共 主義 者 - イギリスの
保守 主義 黄禍 論 の支持 者 聖 公会 の棄教者 - セント・ポールズ・スクール
出身 の人物 - ケンジントン・アンド・チェルシー
区 出身 の人物 - 1874
年生 - 1936
年 没