ロケット団だん (アニメポケットモンスター)

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ロケット団だん（ロケットだん、Team Rocket、R団だん）は、アニメ『ポケットモンスターシリーズ』に登場とうじょうする架空かくうの犯罪はんざい組織そしき。第だい1シリーズから第だい7シリーズまでのテレビシリーズ全般ぜんぱん、およびそれらに準拠じゅんきょした派生はせい作品さくひんに登場とうじょうする。

凡例はんれい

記載きさいされている略号りゃくごう

• 1.『ポケットモンスター（無印むじるし）』 - 《PM》（無印むじるし、平成へいせい無印むじるし、1997年版ねんばん、第だい1シリーズ、平成へいせい版ばん）：カントー地方ちほう編へん - 《KT》、オレンジ諸島しょとう編へん - 《OS》、ジョウト地方ちほう編へん - 《JT》
• 2.『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』 - 《AG》：ホウエン地方ちほう編へん - 《HT》、バトルフロンティア編へん - 《BF》
• 3.『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』 - 《DP》
• 4.『ポケットモンスター ベストウイッシュ』 - 《BW》
  • シーズン1『ポケットモンスター ベストウイッシュ』 - 《BW》
  • シーズン2『ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2』 - 《BW2》：エピソードN - 《BW2N》、デコロラアドベンチャー - 《DA》
• 5.『ポケットモンスター XY』 - 《XY》
  • シーズン1『ポケットモンスター XY』 - 《XY》
  • シーズン2『ポケットモンスター XY&Z』 - 《XY&Z》
• 6.『ポケットモンスター サン&ムーン』 - 《SM》
• 7.『ポケットモンスター（新しん無印むじるし）』 - 《PM2》（新しん無印むじるし、令れい和わ無印むじるし第だい1作さく、2019年版ねんばん、第だい7シリーズ）
  • シーズン1『ポケットモンスター』 - 《PM2》
  • シーズン2『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』 - 《MPM》
• 8.『ポケットモンスター（リコとロイ編へん）』 - 《LR》（リコとロイ編へん、令れい和わ無印むじるし第だい2作さく、2023年版ねんばん、第だい8シリーズ）
  • シーズン1『ポケットモンスター リコとロイの旅立たびだち』 - 《LR1》
  • シーズン2『ポケットモンスター テラパゴスのかがやき』 - 《LR2》
  • シーズン3『ポケットモンスター テラスタルデビュー』 - 《LR3》
• 『ポケットモンスター サイドストーリー』 - 《SS》
• 『ポケットモンスター（劇場げきじょう版ばん）』 - 《MV》
• 『ポケットモンスター（OVA）』 - 《OA》（機内きない上映じょうえい向むけ作品さくひんを含ふくむ場合ばあいがある）

概要がいよう

基本きほん的てきな設定せっていはゲームに準じゅんじたものとなっているが、組織そしきの実像じつぞうがより詳細しょうさいかつ巨大きょだいな規模きぼで描えがかれており、犯罪はんざい組織そしきであることを隠かくして表ひょうの世界せかいの幅広はばひろい分野ぶんやに進出しんしゅつしている。現在げんざいのボスはサカキ。創始そうし者しゃはサカキの母親ははおやとされる。

サカキ曰いわく「いつの世よもポケモンのブームの最前線さいぜんせんに立たち、暗躍あんやくしていたのは我々われわれ密猟みつりょう密売みつばい組織そしきロケット団だん」。目的もくてきは「珍めずらしいポケモンや強つよいポケモンを集あつめて最強さいきょうのポケモン軍団ぐんだんを作つくり、世界せかい征服せいふくをする」とされており、各地かくちでポケモンの強奪ごうだつ・洗脳せんのう・強化きょうかを行おこなっている。ただし世界せかい征服せいふくのための破壊はかい活動かつどうは行おこなうが、世界せかいそのものを破壊はかいするつもりはない。そのため、イッシュ地方ちほうでの「オペレーション・テンペスト」でサカキが暴走ぼうそうしてイッシュ地方ちほうをそのものを破壊はかいしようとした時ときにはムサシ・コジロウ・ニャースがサカキを制止せいししている。

ポケモンが関係かんけいする産業さんぎょうであればどこでも裏うらで一いち枚まい噛かんでいるらしく、絶大ぜつだいな資金しきん力ちからがあり、大だい規模きぼな活動かつどう拠点きょてんが各地かくちに存在そんざいしている。新しん技術ぎじゅつの開発かいはつにも積極せっきょく的てきで、多おおくの優秀ゆうしゅうな科学かがく者しゃたちを擁ようしている。また、新人しんじんロケット団だん員いんを育成いくせいする施設しせつとして「ロケット団だん特別とくべつ訓練くんれん所しょ」があり、教官きょうかん（バイパー）が存在そんざいする。その実体じったいはマフィアそのものであり、団員だんいんが逮捕たいほされても組織そしきからの保釈ほしゃく金きんを受うけすぐに保釈ほしゃくされている。

ボスであるサカキに対たいする団員だんいんの忠誠ちゅうせい心しんは一部いちぶの者ものを除のぞいて極きわめて高たかい。また、犯罪はんざい組織そしきでありながら団員だんいんの福利ふくり厚生こうせいに関かんしては充実じゅうじつしており、ロケット団だん所有しょゆうの保養ほよう所しょも存在そんざいしている。さらに団員だんいんの給料きゅうりょうの前借まえがりも認みとめられており、組織そしきを脱退だったいしラーメン屋やになった者ものもいる。「ボスを囲かこむ会かい」や「お花屋敷はなやしきのティーパーティー」等とうが催もよおされるなど組織そしき内ない交流こうりゅうも盛さかんである。

主おもな活動かつどう拠点きょてんはカントー地方ちほうとジョウト地方ちほうであり、ホウエン地方ちほう、シンオウ地方ちほう、カロス地方ちほう、アローラ地方ちほうでは積極せっきょく的てきに活動かつどうしていない模様もよう。イッシュ地方ちほうでもあまり勢力せいりょくは広ひろめていないものの、ゼーゲル博士はかせを初はじめとする一部いちぶの団員だんいんはイッシュ地方ちほうに滞在たいざいし、秘密裏ひみつりに活動かつどうを行おこなっている。

ロケット団だん員いんの任務にんむは直属ちょくぞくの上司じょうしに設定せっていされ、ロケット団だんが経営けいえいする様々さまざまな施設しせつ（働はたらいている者ものもロケット団だん員いん）で秘密裏ひみつりに受理じゅりされる。作中さくちゅうではヤマトとコサブロウが、ロケット団だん所属しょぞくのファーストフード店みせで食材しょくざいの中なかに仕込しこまれた指令しれいディスクを受うけ取とっている。BWでもムサシ、コジロウ、ニャースが、喫茶店きっさてんで秘密ひみつのメニューを注文ちゅうもんして指令しれいを受うけ取とっている。また、団員だんいんには団員だんいん証しょうが支給しきゅうされており、組織そしきのホストコンピュータにアクセスするのに使用しようされる。

ロケット団だん員いんの制服せいふくは原作げんさくのゲーム版ばんと同おなじだが、一部いちぶの団員だんいんはそれとは異ことなる制服せいふくを着用ちゃくようしており、階級かいきゅうや立場たちばなどがそれで区別くべつされている模様もよう。特別とくべつ編へん『ライコウ雷かみなりの伝説でんせつ』で登場とうじょうしたバショウ、ブソン、タツミ、バイパー教官きょうかんなど、幹部かんぶクラスは基本きほん的てきにグレーと紺こんの制服せいふくを身みにまとっている。また、BWからはロゴが変更へんこうされた（制服せいふくや一部いちぶの物ものなどにおいては変更へんこう後ごも旧きゅうロゴのままである）。BWではムサシ・コジロウ・サカキの衣装いしょうが変更へんこうされていたが、ムサシ、コジロウに関かんしてはBW23話わより元もとの白しろい制服せいふくに戻もどった。

2012年ねん7月がつから2012年ねん12月よりロケット団だん初はつのラジオ番組ばんぐみ『Pokémon Radio Show! ロケット団だんひみつ帝国ていこく』が、InterFMとアニメイトTV、あにてれ、キッズステーションのWEBラジオにて放送ほうそうされていた。

2017年ねん11月に行おこなわれた佐賀さがインターナショナルバルーンフェスタで、佐賀さが県けんとのコラボレーションを行おこない、ニャースの気球ききゅうを飛とばした。山口やまぐち祥さち義よし佐賀さが県知事けんちじも「サガキ」として会見かいけんを行おこなった。

団員だんいん一覧いちらん

ムサシ・コジロウ・ニャース

ムサシ

声こえ - 林原はやしばらめぐみ、平松ひらまつ晶子あきこ（代役だいやく）

ロケット団だんの女性じょせい団だん員いん。

コジロウ

声こえ - 三木みき眞一郎しんいちろう

ロケット団だんの男性だんせい団だん員いん。

ニャース

声こえ - 犬山いぬやまイヌコ

ロケット団だんに所属しょぞくするポケモン。

この3人にん衆しゅが代表だいひょうとして登場とうじょうし、他人たにんのポケモンを強奪ごうだつしようとしたり、主人公しゅじんこうたちの妨害ぼうがいを行おこなったりする。

サトシのピカチュウがレベル以上いじょうの技わざを使つかう珍めずらしいポケモンだと認識にんしきして、多種たしゅ多様たようなメカを使つかって執拗しつように彼かれのピカチュウを強引ごういんに捕獲ほかくしようとする。そのメカの費用ひようを捻出ねんしゅつするため生活せいかつを切きり詰つめており、毎日まいにち野宿のじゅくし、空腹くうふくをポケモンフーズでしのぐなど悲惨ひさんな生活せいかつを続つづけていた。しかし後のちにアルバイトで生活せいかつ費ひを稼かせぎ、一定いっていの生活せいかつをキープするようになる。BW以降いこうはそれらの描写びょうしゃはなくなっており、XYでは支給しきゅう品ひんと思おもわれるメカを使用しようしている。

移動いどうは主おもにニャースの顔かおの形かたちをした気球ききゅうを使用しようするが、その気球ききゅうが壊こわれた際さいには代かわりにソーナンス型かたなど別べつの気球ききゅうを使用しようする。BW第だい2話わでは「R」の印しるしが描えがかれた気球ききゅうを使用しようしている。BW26話わ以降いこうは小型こがたのジェット機じぇっときのようなものを背負せおって移動いどうしている。BW2Nでは、再ふたたび移動いどう手段しゅだんにニャース気球ききゅうを使つかっているが、ゴンドラが新規しんきのものになっており、従来じゅうらいの抹茶まっちゃ色しょくから紫色むらさきいろになりジェット機じぇっときがついているほか、気球ききゅう部分ぶぶんにあった右手みぎてと尻尾しっぽがなくなっている。XYでもデザインが改あらためられ、気球ききゅう部分ぶぶんに以前いぜんとは異ことなる形かたちの両手りょうてと尻尾しっぽが付加ふかされ、継つぎ接はぎのような模様もようが見みられる。また、ゴンドラの両側りょうがわにはプロペラがついている。オレンジ諸島しょとう編へんなどでは海うみや水中すいちゅうの移動いどうにコイキング型かたの人力じんりき潜水せんすい艇ていを使つかっていた。DAでは青筋あおすじのバスラオ型かたのものを使用しようしている。XYではコイキング型がたに戻もどったが、ニャース型がた気球ききゅう同様どうよう、細部さいぶが変更へんこうされている。

SM編へんにおいては、サトシが従来じゅうらいのジム戦せんを目指めざして旅たびをするスタイルからスクールライフで学校がっこうに通かようというスタイルに変更へんこうされた為ため、サトシやピカチュウを追おいかける必要ひつよう性せいが無なくなった。キテルグマの住処すみかである木きの穴あなの中なかでの大量たいりょうの木この実みや食糧しょくりょうが豊富ほうふであるためにアローラ地方ちほう上陸じょうりく当初とうしょは本来ほんらいの任務にんむを忘わすれ、怠惰たいだな日々ひびを過すごしていたが、サカキから本部ほんぶにアローラ地方ちほうでの活動かつどう内容ないようの報告ほうこく書しょが送おくられて来きていないという事ことを指摘してきされて活動かつどうを再開さいかいし、現在げんざいではアローラ地方ちほうでの活動かつどう拠点きょてんとして上記じょうきのキテルグマの住処すみかの木きの穴あなを拡張かくちょうし、秘密ひみつ基地きちとしてそこで生活せいかつしている。人力じんりき潜水せんすい艇ていはハギギシリ型かたを使用しようしたが、ダダリンに壊こわされた上うえに住処すみかとして強奪ごうだつされてしまった。また悪事あくじを働はたらく時とき以外いがいは資金しきん活動かつどうのためキテルグマを模もした車くるまと衣装いしょうを用もちいてハニーミツドーナツの移動いどう販売はんばいを行おこなうようになった。アローラリーグの表彰ひょうしょう式しきの際さいにはポケモン大量たいりょうゲットのため、巨大きょだいなメカを作つくるが突如とつじょ現あらわれたアクジキングに戦たたかいを仕掛しかけるも全まったく通つうじず、そこへ駆かけつけたキテルグマにいつも通とおりに連行れんこうされるのを恐おそれたロケット団だんは隙すきを見みて逃にげ出だそうとするが、ヌイコグマを守まもりつつアクジキングに苦戦くせんするキテルグマの姿すがたを見みて見捨みすてることができずに助たすけている。

元々もともとこの3人にんはヤマトやコサブロウのように優秀ゆうしゅうなエリート候補こうほ団だん員いん出身しゅっしんであり、物語ものがたり初期しょきでは他たの団員だんいんを指揮しきしたりボスであるサカキから直接ちょくせつに命令めいれいが下くだされたりするような立場たちばにあった。しかしサトシたちに出会であって以降いこう失敗しっぱいの連続れんぞくであったため、いつの間まにかサカキに存在そんざいを忘わすれられるほどの下したっ端ぱになってしまう。また、金銀きんぎん編へんで本人ほんにんたちの知しらない間あいだにロケット団だんを強制きょうせい的てきに辞やめさせられていたこともあったが、そのことを知しった直後ちょくごに再さい入団にゅうだんを果はたしている。

サトシたちに負まけて吹ふき飛とばされる際さいの「やな感かんじ〜!」という台詞せりふに関かんしては、担当たんとう声優せいゆうのムサシ役やくの林原はやしばら・コジロウ役やくの三木みき・ニャース役やくの犬山いぬやまによるアドリブである。また1話わのうちに何なん度ども吹ふっ飛とばされて何なん度ども登場とうじょうする場合ばあい、1回かい目めは「うっそだ〜!」や「いきなりやな感かんじ〜!」と言いうことが多おおい。宇宙うちゅう空間くうかんまで吹ふっ飛とんだこともあった。劇場げきじょう版ばんや一部いちぶのエピソードではこの3人にんの「いい感かんじ〜!」という台詞せりふで締しめ括くくられることがある。また、ソーナンスの場合ばあいは、サトシたちにやられて吹ふき飛とばされる際さいに「やな感かんじ〜!」と同時どうじに「ソォーナンス!」という台詞せりふが出でてくるシーンも見みられる。また、SM編へんでは吹ふっ飛とばされず、キテルグマに連つれ去さられて「何なにこの感かんじ〜!?」と言いうのが定番ていばんとなった。

サトシたちやゲストキャラクターにやられてばかりだが、ムサシとコジロウのバトルの実力じつりょくやポケモンたちの実力じつりょくは低ひくいわけではなく、回数かいすうは少すくないもののゲストキャラクターを打うち負まかすことやサトシたちと互角ごかくに戦たたかうこともある。BW以降いこうは新あたらしい地方ちほうに着ついたばかりのサトシやサトシと出会であったばかりの仲間なかま達たちを一方いっぽう的てきに追おい詰つめた回かいもある。自分じぶんたちが悪あくであることを認みとめているが、悪あくとしてのプライドを持もっており、ロケット団だん以外いがいの悪あくの存在そんざいを許ゆるさない面めんもあり（ニャース曰いわく、「ニャーたちは正義せいぎの悪あくであって、悪あくの悪あくじゃないのニャ。」）、信念しんねんを曲まげないという意味いみではサトシと似通にかよった点てんがある。サトシと同様どうように他たの悪あくの秘密ひみつ結社けっしゃ（マグマ団だん・アクア団だん・ギンガ団だん・プラズマ団だん・フレア団だん）のボスが部下ぶかを見限みかぎり、自分勝手じぶんがってな事ことで世界せかいを破壊はかいすることに対たいしてはサトシ同様どうように怒いかりを露あらわにする。SM編へんでも、ザオボーがニャースに目めをつけ、彼かれの部下ぶかとなるが、ウルトラビーストに対たいするリーリエの過去かこの記憶きおくを消けそうとリーリエを連つれてくる事ことを命令めいれいされ、その際さいにスリーパーのさいみんじゅつで過去かこの記憶きおくを消けすことができると話はなされた際さいには記憶きおくを消けすことに関かんして怒いかりを露あらわにし、途中とちゅうで帰かえってしまう事こともあるなど、当初とうしょからザオボーに対たいしても嫌悪けんお感かんを抱だいていた。 そのため、本来ほんらいは職業しょくぎょう柄がら敵対てきたいするはずのハンサムやサトシ達たちを助たすけた。サトシ絡がらみの回かいは正義せいぎと悪あくということもあり、悪事あくじの限かぎりを尽つくすことが多おおいものの、サトシたちとあまり絡からまない回かいでは悪事あくじを働はたらくことはほとんどない（正確せいかくには他たの悪あくと敵対てきたいする、もしくは悪事あくじを働はたらくつもりが結果けっか的てきに逆ぎゃくに感謝かんしゃされるなど）。

同おなじロケット団だんでもヤマトたちにはかなりのライバル心しんを持もっており（特とくにムサシ）、ヤマトたちの作戦さくせんには上層じょうそう部ぶや多おおくの団員だんいんが絡からんでいても妨害ぼうがいし、何なん度ども失敗しっぱいに追おい込こんでいる。また、同おなじくヤマトたちの作戦さくせんを止とめようとするサトシたちに協力きょうりょくしたこともあった。

よく喧嘩けんかはするものの非常ひじょうに仲間なかま思おもいであり、オレンジ諸島しょとう編へんではニャースのためにへそくりや宝たからを投なげ出だしたこともある。面倒めんどう見みもいいようで、モンドや、ロケット団だんを辞やめてシンオウのラーメン店みせで大だい成功せいこうしたユウサクといった後輩こうはいたちからは慕したわれている。

強つよいポケモンや珍めずらしいポケモン、サトシのピカチュウを欲ほしがってはいるものの、サトシと同様どうように自分じぶんたちのポケモンに対たいしてはかなりの愛情あいじょうを持もっており、バトルなどに負まけてもそのポケモンを切きり捨すてたり、辛からく当あたるといったことはしない。ムサシが交換こうかんしそうになる場面ばめん（バケッチャ）や強制きょうせい的てきに交換こうかんされた（ベロリンガとソーナンスを除のぞく）事こともあるが基本きほん的てきにはサトシ同様どうよう、人ひととの交換こうかんはしない。コジロウが無印むじるし編へんでサントアンヌ号ごうで金かねのモンスターボール付つきのコイキング売うりのオヤジに騙だまされた時ときは、沈没ちんぼつして漂流ひょうりゅう状態じょうたいで食たべ物ものも数日すうじつたべていないという空腹くうふく状態じょうたいもありコイキングを食糧しょくりょうにしようとした。しかし、カスミがコイキングは鱗うろこも薄うすく、骨ほねしか無ないため食糧しょくりょうにはならないと言いった際さいに「弱よわいくせに食たべ物ものにもならんとは」と激怒げきどし、怒いかりのあまり蹴飛けとばして海うみに捨すてた。それが元もとでコイキングがギャラドスに進化しんかし、手てのひらを返かえして主人しゅじんだと諭さとすが、ギャラドスの怒いかりは収おさまらず、一緒いっしょにその場ばで漂流ひょうりゅうの身みになっていたサトシ一いち行ぎょう諸もろともたつまきで飛とばされるという事態じたいになった。またコイキング売うりの親父おやじからものすごいいい香かおりを出だすウツドンと交換こうかんを持もちかけられた時ときはコジロウのウツボットを本人ほんにんが交換こうかんを拒否きょひするも強引ごういんに交換こうかんさせたりした。自分じぶんたち以外いがいのポケモンでも、サトシのピカチュウがマチスとユウジのライチュウにやられた時ときは、いつもやられているピカチュウが敗やぶれたことに自分じぶんらの立場たちばに複雑ふくざつに思おもうも、マチスと再戦さいせんのときは応援おうえん団だんに扮ふんして応援おうえんしたり、いずれもリベンジを果はたした時ときは喜よろこんだりした。また同おなじくリザフィックバレーで他たのリザードンに太刀打たちうちできず挫折ざせつを受うけたサトシのリザードンを鼓舞こぶ激励げきれいして（ニャース曰いわく泣なきながら、「強つよくなりたい!強つよくなりたい!世界せかいで一番いちばん強つよくなりたい!」）、苦手にがてな水みずの中なかでうとうとして眠ねむくなりそうな際さいは石いしを投なげて眠ねむるのを阻止そしして、水みずの中なかで一いち晩ばん中ちゅう立たち続つづけさせ、自みずから憎にくまれ役やくを買かって出でて、門もんを破壊はかいさせるふりをして自みずから制作せいさくしたメカを目的もくてき以外いがいに使用しようし、かえんほうしゃを浴あびさせ、定番ていばんのオチを受うけたりした。またヒコザルに対たいしても、シンジから虐待ぎゃくたい同然どうぜんの扱あつかいを受うけていたヒコザルに同情どうじょうし（ニャース曰いわく「悪夢あくむのような日々ひび」）、失敗しっぱいはしたものの純粋じゅんすいにヒコザルを救済きゅうさいしようとしその後ごもヒコザルのことは気きにかけている。ニャースはヒコザルに対たいし、「オミャーはいいにゃー。やれピカチュウゲットだ、幹部かんぶ昇進しょうしんだと悩なやむ事こともなく、腹はらが減へって一いち日にち中ちゅう木このみを探さがさなくていい」と話はなし、「過去かこを捨すてて今いまを、これからを生いきて行いくのニャ」と話はなし、シンジとの未練みれんを断たち切きり、シンオウリーグではシンジ戦せんに念願ねんがんの勝利しょうりを収おさめた時ときには、商売しょうばいそっちのけで応援おうえんし、涙なみだを流ながしていた。またサトシやヒカリたちに労いたわりを受うけられず、落胆らくたんしてはぐれていたポッチャマの事情じじょうを聞きいて同情どうじょうし（作戦さくせんとは別べつで）サトシたちにポケモンへの接せっし方かたについて厳きびしく説教せっきょうをしている。前述ぜんじゅつのようにリーグではバイトする傍かたわらサトシの試合しあいを応援おうえんすることが多おおく、XY編へんではサトシがカロスリーグ準決勝じゅんけっしょうでショータを下くだし、決勝けっしょう進出しんしゅつを果はたした際さいには3人にんとも「もしかして優勝ゆうしょうするかも」と話はなすなど敵てきとして認みとめている。

サトシたちとは出会であって以来いらい敵対てきたい関係かんけいであり、互たがいにその事ことを認識にんしきし合あうなど基本きほん的てきに犬猿けんえんの仲なかで回かいによって今いままでの恨うらみを晴はらそうとしたこともあるが、彼かれらに協力きょうりょくすることも少すくなからずあり、オレンジ諸島しょとう編へんではサトシたちと協力きょうりょくしてヤマトとコサブロウを撃退げきたいしている。また、場合ばあいによってはサトシたちに助たすけを求もとめたことや利害りがい関係かんけいの一致いっちから休戦きゅうせんしたこともある。『幻まぼろしのポケモン ルギア爆ばく誕』では「世界せかい滅亡めつぼうの危機ききに正義せいぎも悪あくも無ない、目指めざすは泥棒どろぼうができる平和へいわな世界せかい」という理由りゆうで、救命きゅうめいボートを改造かいぞうしたホバークラフトにサトシとピカチュウを乗のせて氷こおりの島しままで運はこんだり、『結晶けっしょう塔とうの帝王ていおう ENTEI』では塔とうから落下らっかしかけたサトシをカスミやタケシと一緒いっしょに助たすけたり、「（長年ながねんの付つき合あいという理由りゆうで）ロケット団だんも仲間なかまです」と言いったシーンがあるなど敵てきとして愛着あいちゃくを持もっている。それに対たいしてサトシたちはほとんど悪事あくじを働はたらいているところしか見みていないため、彼かれらが恩返おんがえしなどで良よいことをしても「いつものロケット団だんじゃない」と言いったり、事件じけんが発生はっせいした時とき、「三さん人組にんぐみ」と聞きくと彼かれらを疑うたがい、心配しんぱいしたり応援おうえんしてもまったく信しんじなかったり、場合ばあいによっては彼かれらを見捨みすてたり存在そんざいを忘わすれてたり囮おとりなどに利用りようするなどのぞんざいな扱あつかいをされているなどサトシ達たち一いち行ぎょうからは悪人あくにんとして嫌きらわれている。ただし、カスミが同行どうこうしていた頃ころは彼女かのじょから協力きょうりょくを申もうし出でたり、「今回こんかいばかりはロケット団だんに悪わるいことしたかな」と言いうことはあった。PM2で休暇きゅうか命令めいれいを下くだされた時ときも身分みぶんを隠かくしつつサトシたちに協力きょうりょくしている。なお、『水みずの都との護まもる神かみ ラティアスとラティオス』以降いこうは登場とうじょうしてもサトシたち一いち行ぎょうには関かかわらないことが多おおく、ソーナンス以外いがいのムサシやコジロウの手持てもちポケモンが登場とうじょうすることはほとんどない。

サトシを「ジャリボーイ」、マサトは「コジャリボーイ」、カスミ等とうのヒロインを「ジャリガール」、タケシを「ジャリボーイ大だい」「ジャリボーイ2号ごう（ゴウもそう呼よんでいる）」、デントを「ソムリエボーイ」、シトロンを「発明はつめいジャリボーイ」「ジャリメガネ」、ユリーカを「リトルジャリガール」、と呼よび、サトシとヒロイン両方りょうほうに対たいし「ジャリンコ」、サトシとゴウ両方りょうほうに対たいし「ジャリジャリ」と呼よぶこともある。ただし、AG以降いこうは、サトシ一いち行ぎょうで行動こうどうしているとき見みかけても「ジャリボーイ(たち)」と呼よんでいて「ジャリンコ」と呼よぶことが少すくなくなった。カスミとハルカの2人ふたりがいる時ときに「2人ふたりのジャリガール」と言いったことや、DPでハルカが登場とうじょうした時ときは「懐なつかしのジャリガール」、SM編へんでカスミが登場とうじょうした時ときは「元祖がんそジャリガール」と呼よんでいた。また、ヤマトとコサブロウも「ジャリボーイ」や「ジャリガール」と呼よんでいる。DPではサトシとヒカリのライバルキャラにも呼よび名ながある。XY編へんではフレア団だんのことを「カッコつけ眼鏡めがね団だん」と呼よんだり、トロバのことを「オタクボーイ」、アランのことを「リザードン男おとこ」と呼よんだりしている。SM編へんでは、ニャースがサトシ達たちポケモンスクールの生徒せいとを「ジャリーズ」と呼よんでおり、リーリエのことを「シャレオツ帽子ぼうしのジャリガール」、マオのことを「緑みどりジャリガール」、スイレンのことを「青あおジャリガール」、グラジオのことを「凄腕すごうで金髪きんぱつジャリトレーナー」、アセロラのことは「おばけガール」と呼よんでいるが、ライバルキャラを含ふくめムサシが先さきに上記じょうきの呼よび名なで言いうことが多おおい。逆ぎゃくにサトシ達たちからは初期しょきではムサシとコジロウが名前なまえで呼よばれることもあったが、現在げんざいはほとんどの場合ばあい「ロケット団だん」と呼よばれており、ニャースはともかくムサシとコジロウが名前なまえで呼よばれることは少すくなくなった。

サトシらへの罠わなはほとんどが落おとし穴あなであるが、その技術ぎじゅつはかなりのレベルに達たっしており、もぐらポケモンのディグダやダグトリオ顔負かおまけといっても過言かごんではないほどである。金銀きんぎん編へんではつもり貯金ちょきんで造つくった全高ぜんこう10メートルはあるであろうメカ・アボタンが完全かんぜんに入はいってしまうほど巨大きょだいな落おとし穴あなを短時間たんじかんで掘ほり、さらにAGではヤマトとコサブロウの逃走とうそう用ようヘリの下したにも落おとし穴あなを掘ほっていた。その一方いっぽうで後述こうじゅつするロケット団だんの口上こうじょうほどではないにせよ落おとし穴あなの罠わなもサトシらからの仕返しかえしが無ない訳わけではなく、DPでは逆ぎゃくにサトシらの陽動ようどう作戦さくせん（わざとピカチュウを捕つかまえ易やすい状況じょうきょうにし、ロケット団だんを誘おびき寄よせるもの）に引ひっ掛かかり、落おとし穴あなに嵌はままった事ことがあった。BW以降いこうは、後述こうじゅつに記載きさいされている通とおり、シリアスな面めんが増ふえ、コミカルな部分ぶぶんが廃止はいしされた為ため、一時期いちじきはなくなっていたが、DAからは従来じゅうらいのDP編へん以前いぜんのコミカルな面めんが復活ふっかつしたが、ほとんどは現在げんざいのXY編へんにおいて、ポケモンを捕獲ほかくしてから登場とうじょうする為ため、落おとし穴あなを作つくる機会きかいはほとんどない。

変装へんそうして登場とうじょうする事ことが多おおい割わりに髪型かみがたや髪かみの色いろまでは誤魔化ごまかし切きれていないが、サトシたちに見破みやぶられる事ことは少すくない。しかしニャースが人間にんげんの言葉ことばをしゃべってしまったことでロケット団だんだと発覚はっかくした事こともある。ところがやがてニャースが変装へんそうして言葉ことばをしゃべっても気付きづかれないことが多おおくなった。またムサシやコジロウも無印むじるし編へんではサトシ達たちやゲストが彼かれらの口上こうじょうにある「何なんだかんだ」や「何なになんだ?」と不思議ふしぎそうに問といかけたように言いわれるとつい体からだが反応はんのうしてしまい、我慢がまんできずに正体しょうたいをばらすことがあった。

DP編へんまでは、前ぜんシリーズからゲットしたポケモンもムサシやコジロウの手持てもちポケモンとして引ひき続つづき手持てもちに加くわわっており、サトシらとの戦闘せんとうに参加さんかしていたが、BW編へんからはサトシ同様どうようにシリーズが変かわる毎ごとにロケット団だんの本部ほんぶにカントー地方ちほうに生息せいそくしない各かく地方ちほうの珍めずらしいポケモンという事ことで預あづけられ、手持てもちから外はずれる事ことが多おおくなり、ニャース以外いがいはリセットされるようになった。サカキ曰いわく、イッシュ地方ちほうに生息せいそくしないポケモンを手持てもちに入いれるとロケット団だんの活動かつどうに支障ししょうが起おこる為ため、長年ながねんレギュラーであったソーナンスもBW編へんでは外はずされたが、DA編へんの最終さいしゅう回かいでカントーに戻もどってきてイッシュ地方ちほうの活動かつどうの成果せいかとしてサカキに手持てもちのポケモンを献上けんじょうさせた際さいに勝手かってにボールから登場とうじょうし、再さい登場とうじょう。XY編へんからはムサシの手持てもちとして、そしてレギュラーキャラクターとして復活ふっかつしており、SM編へんでも他たの手持てもちのポケモンは本部ほんぶに預あづけられたが、ソーナンスのみ引ひき続つづき手持てもちとして、レギュラーキャラクターとして登場とうじょうしている。

あくタイプのZクリスタル「アクZ」を所持しょじし、最初さいしょはZリングが無なくてZワザが使つかえなかったが、第だい73話わでクチナシから紫むらさきのZパワーリングを授さづけられたと同時どうじにZワザが使つかえるようになった。さらにムサシはアセロラのミミッキュ（ミミたん）からミミッキュ専用せんようのZクリスタル「ミミッキュZ」を授さづけられた。ゼンリョクポーズはムサシ達たち3人にん（時じにはムサシのソーナンスも加くわえて）で取とる。なお、Zパワーリングとクリスタルはコジロウが本部ほんぶへの帰還きかんに伴ともないSM編へん最終さいしゅう話ばなしでヒドイデに授さづけている。

Zワザ発動はつどう時じの掛かけ声ごえは　ムサシ「気持きもちだけでも3人にん一緒いっしょ！」コジロウ「これが俺おれたちの！」3人にん「Zワザだああぁっ！」

2019年版ねんばんではサカキが開発かいはつした秘密ひみつ兵器へいきの「ロケット・ガチャット」を利用りようして、強力きょうりょくなポケモンを使用しようするようになった。また、電話でんわボックスの下したにアジトがある。ダイマックスバンドは持もっていないものの、ニャースはキョダイマックスが可能かのうな個体こたいであることが判明はんめいした。現在げんざいはラジオ番組ばんぐみ「ドドンゼット」を務つとめており、そのため以前いぜんより出番でばんが減少げんしょうしている。

「めざせポケモンマスター」の第だい9話わでは本部ほんぶに預あづけたポケモン全員ぜんいんで「リベンジャーズ」を結成けっせいし、ピカチュウをゲットしようとするもラティアスに妨害ぼうがいされ失敗しっぱい。その後ご、お互たがいのせいだといいになり、その後ご10話わでそれぞれ自立じりつするために再ふたたび本部ほんぶに戻もどり、最終さいしゅう話ばなしで支給しきゅう資金しきんを稼かせぐために食堂しょくどうのアルバイトをしていたものの、やはりピカチュウを狙ねらうために復帰ふっきしている。

3人にんがそれぞれ持もつ過去かこは文字通もじどおり「波瀾万丈はらんばんじょう」であり、現在げんざいに至いたるまでの経緯けいいについてのエピソードが多数たすう描えがかれている。普段ふだんとは違ちがい大人おとなの悲哀ひあいや悪役あくやくに徹てっする故ゆえの苦悩くのうが盛もり込こまれるなど、やや大人おとな向むきのテイストになっている。単たんなる悪役あくやくではない人間味にんげんみ溢あふれるキャラクターとして描えがかれるエピソードの数々かずかずは人気にんきが高たかく、公式こうしきサイト「ポケモンだいすきクラブ」内ないに彼かれらの持もちコーナー「ロケット団だんだいすきクラブ」が開設かいせつされるほど固定こていファンが多おおい。

吉川よしかわ兆ちょう二にによると「ロケット団だんを、まあ言いってしまえばタイムボカン（の三さん悪あく）みたいにしたかった」とのこと。そのため、吉川よしかわをはじめとするスタッフは「タイムボカンシリーズ」に強つよく敬意けいいを示しめしており、「ロケット団だんの三さん人組にんぐみ＝欠けっかしてはいけない存在そんざい」としている。初期しょきシリーズ構成こうせいを務つとめた首藤しゅどう剛志たけしによれば、設定せってい時じ、アニメ版ばん『さすがの猿さる飛ひ』に登場とうじょうするスパイナー高校こうこうのコンビ（00893、004989）を意識いしきしてキャラを作つくるようにお願ねがいした、スパイナーのコンビはロケット団だんの原点げんてんのような存在そんざいだった、としている。首藤しゅどうはこのロケット団だんの三さん人組にんぐみを作中さくちゅうの最さい重要じゅうようキャラと見み做しており、彼かれらを重点的じゅうてんてきに描えがくあまりカスミを軽視けいししてしまったと悔くいていた。

BWにおけるムサシ・コジロウ・ニャース

BWではこれまでのシリーズとは大幅おおはばに立たち回まわりが異ことなる。無印むじるしシリーズの第だい2話わ以降いこう、DPまで毎回まいかい登場とうじょうしていたが、BWの第だい16話わ以降いこうからは話はなしによっては一切いっさい登場とうじょうしない回かいが存在そんざいするようになり、サトシたち一いち行ぎょうと関かかわる機会きかいは減少げんしょうした。また、ロケット団だんのストーリーはサトシたちの旅たびとは別べつの視点してんで描えがかれることも増ふえた。

従来じゅうらいにあったようなコミカルな面めんはほとんど見みられなくなり、無印むじるし最初さいしょ期き以上いじょうに任務にんむ遂行すいこうのための冷徹れいてつさと非情ひじょうさを持もち合あわせるようになり、警察けいさつに囲かこまれても一切いっさい動どうじることなく平静へいせいを保たもてるなどクールな一いち面めんが強調きょうちょうされている。さらにサカキから直接ちょくせつ指令しれいを受うけて行動こうどうし、本部ほんぶから作戦さくせんに使つかうメカの設計せっけい図ずを転送てんそうしてもらうなど、ロケット団だん内ないでの立場たちばも向上こうじょうしている。危険きけんな状況じょうきょうになった場合ばあいは煙けむり玉だまやジェット装置そうちを使つかって自みずから退却たいきゃくしているため、空そらの彼方かなたへ吹ふき飛とばされ「やなかんじー」と言いう恒例こうれいのオチがなくなった。また、ポケモン強奪ごうだつの際さい、ピカチュウを予定よていに入いれていない場合ばあいは狙ねらうことがなくなり、その際さいのニャースの妄想もうそうも一切いっさい行おこなわれなくなった。また、イッシュ地方ちほうへ来くる前まえに「イッシュ地方ちほうに存在そんざいしないポケモンを使用しようすると目立めだつため作戦さくせんに支障ししょうが出でる」ことからロケット団だんの本部ほんぶへ手持てもちポケモンを全すべて預あづけたため（ニャースを除のぞく）、ソーナンスを初はじめとした従来じゅうらいの手持てもちポケモンは一切いっさい登場とうじょうしていない。

イッシュ地方ちほうに潜入せんにゅうした目的もくてきとしては、「メテオナイト」と呼よばれる隕石いんせきをエネルギー源げんとして手てに入いれるためというのが建前たてまえだが、サカキの発言はつげんによれば、正体しょうたい不明ふめいの謎なぞの集団しゅうだんを誘おびき出だすのも一ひとつの目的もくてきのようである。当初とうしょはこれまでと変かわらず、サトシのピカチュウをはじめとしたポケモンの強奪ごうだつを画策かくさくすることもあったものの、基本きほん的てきにはロケット団だんとしての任務にんむを優先ゆうせんするようになった。BW23話わで本部ほんぶから独自どくじの行動こうどうを取とるように命めいじられ、その後ごは再ふたたび珍めずらしいポケモンの奪取だっしゅが目的もくてきとなる。BW47話わ以降いこうはゼーゲル博士はかせと行動こうどうを共ともにし、その指示しじを受うけて行動こうどうをするようになった。その過程かていで新しんポケモンのメロエッタの「歌うた」を必要ひつようとしており捕獲ほかくしようとしていたが、メロエッタがサトシ達たちと出会であい懐なついたことで、無理むりに捕つかまえるよりも彼かれらと行動こうどうさせて穏おだやかな精神せいしん状態じょうたいにしておいた方ほうが目的もくてきの「歌うた」を得えられると判断はんだんし、しばらくの間あいだは泳およがせておくことにした。作戦さくせんが失敗しっぱいした後のち、自分じぶんたちがずっと追おいかけ続つづけたピカチュウの力ちからを改あらためて知しったという一言ひとことを残のこし、サカキたちと共ともにカントー地方ちほうへ一時いちじ撤収てっしゅうした。

エピソードNでは従来じゅうらいのニャース気球ききゅうで再ふたたびイッシュ地方ちほうに降おり立たち、「オペレーション・テンペスト」での一いち件けんから再ふたたびピカチュウを狙ねらってサトシたちの前まえに現あらわれる。クールな態度たいどは相変あいかわらずだが、従来じゅうらいと同おなじくサトシたちと関かかわるようになり、所々しょしょでDP以前いぜんのギャグ要素ようそを盛もり込こんだ発言はつげんもしている。戦闘せんとうで敗やぶれた際さいは再ふたたび吹ふっ飛とばされる羽目はめになり（引ひき際ぎわを間違まちがえなければジェットで退却たいきゃくする）、「やな感かんじ〜!」「いい感かんじ〜!」の台詞せりふも復活ふっかつした。Nのことは「トモダチくん」と呼よび、ニャースは彼かれに苦手にがて意識いしきを持もつようになった。活動かつどうの過程かていでプラズマ団だんのポケモンコントロールマシンに興味きょうみを持もち、プラズマ団だんと度々たびたび抗争こうそうしてマシン及および開発かいはつ者しゃのアクロマを手中しゅちゅうに収おさめようと目論もくろむも失敗しっぱい。白しろの遺跡いせきでのプラズマ団だん進撃しんげき時じには、漁夫ぎょふの利りを狙ねらってマシンとレシラムの奪取だっしゅを狙ねらったが、ゲーチスの部下ぶかを省かえりみない非道ひどうな行おこないに憤慨ふんがいし、ハンサムと共ともにサトシたちに協力きょうりょくしてプラズマ団だん一網打尽いちもうだじんに一役ひとやく買かった。

デコロラアドベンチャーではプラズマ団だんを壊滅かいめつさせたことにサカキからお褒ほめの言葉ことばをもらい、さらにサカキに褒ほめてもらうためピカチュウと珍めずらしいポケモンを強奪ごうだつしようとする。DPまでのギャグ要素ようその高たかいキャラになり、変装へんそうすることも多おおくなった。「うっそだ〜!」の台詞せりふや落おとし穴あな、吹ふっ飛とばされた際さいのコメントも復活ふっかつしたが、EDでゼーゲル博士はかせからバスラオ型がた潜水せんすい艇ていの設計せっけい図ずを提供ていきょうされている様子ようすが描えがかれたり、作戦さくせんに使つかう仕掛しかけは上等じょうとうな物ものが多おおいなどロケット団だん内ないの立場たちばは相変あいかわらず高たかいようである。が、バスラオ型がた潜水せんすい艇ていは従来じゅうらいのコイキング型がた同様どうよう、人力じんりき式しきである。

カントー地方ちほうへ帰還きかんし、サカキへの報告ほうこくを終おえた後のちはBWシリーズで使つかっていた手持てもちポケモンを「イッシュ地方ちほうの成果せいか」として預あづけ、代かわりに再ふたたびソーナンスを加くわえてサトシのピカチュウを追おい、カロス地方ちほうへ進出しんしゅつする。以後いごはデコロラアドベンチャー同様どうよう、DPまでのようなキャラになるが、サカキと直接ちょくせつ連絡れんらくを取とり合あったり、目的もくてきを達成たっせいすると欲よくを張はらずに即座そくざに撤退てったいを試こころみるなど、BWシリーズの立場たちばの高たかさや有能ゆうのうさを見みせることもある。

BW22話わまでの衣装いしょうは原作げんさくゲームや他たの団員だんいんと同一どういつの黒くろを基調きちょうとしたもの(ただし、原作げんさくゲームや他たの団員だんいんとは異ことなり、ムサシ、コジロウが着用ちゃくようしているものは白しろい制服せいふくの色いろ違ちがい)だったが、BW23話わからは従来じゅうらいの白しろい制服せいふくを着用ちゃくようしている。街まち中ちゅうで行動こうどうする際さいは制服せいふく姿すがたではなく、黒くろのコートと帽子ぼうしにサングラスが基本きほんとなっている。その他た、SM編へんではサトシ同様どうようにムサシとコジロウのキャラクターデザインが若干じゃっかん変更へんこうされた。恒例こうれいの口上こうじょうについては、当初とうしょはオリジナルのBGMが使つかわれていたが、白しろい制服せいふくに戻もどってからは一部いちぶの回かいを除のぞきDPのBGMになっている。

別べつの世界せかいのロケット団だん

XY36話わでうつしみの洞窟どうくつから入はいり込こんだ別世界べっせかいにいたもう一いち組くみのロケット団だん。本来ほんらいの世界せかいの本人ほんにん達たちとは善悪ぜんあくが逆ぎゃくで、こちらは正義せいぎのヒーローである。ラストシーンにて現実げんじつ世界せかいから迷まよい込こんだロケット団だんの前まえに現あらわれた。なお鏡かがみの住人じゅうにんのシトロン曰いわく、日にちが暮くれると元もとの世界せかいに戻もどれないらしいが次つぎの話はなしでオリジナルのロケット団だんは何事なにごともないように戻もどってきている。

PM2の89・90話わに登場とうじょうした、別世界べっせかいのロケット団だんは目めつきや口調くちょう、性格せいかくまでもが完全かんぜんな極悪ごくあく人じんとなっている。バトルの実力じつりょくもかなり高たかくニャースは「あくのはどう」を使つかう。ディアルガとパルキアをとらえ、時間じかんと空間くうかんを歪いがませた張本人ちょうほんにんであり、ポケモンたちを卵たまごに戻もどして捕獲ほかくしようとしていた。

口上こうじょう

カントー編へんから恒例こうれいの登場とうじょう時じの口上こうじょうがあり、大おおきく変更へんこうされたのはAG132話わ（ホウエン編へん終盤しゅうばん）と、DP3話わ、BW2話わとBW109話わ、SM3話わの5回かい。DP92話わで原点げんてん回帰かいきと称しょうして、一いち度どだけ初期しょきの口上こうじょうが復活ふっかつしており、BW2Nからは初期しょきの口上こうじょうに変更へんこうされた他たSM編へんでもシリーズ継続けいぞく中ちゅうにカントー地方ちほうに帰還きかんしたとして初期しょきの口上こうじょうに戻もどした。ストーリー展開てんかいに合あわせ、口上こうじょうの台詞せりふが変更へんこうされることもある。なおムサシとコジロウのどちらかが不在ふざいの場合ばあい、ニャースがその部分ぶぶんを担当たんとうすることがある。また、初代しょだいから3代目だいめまでの口上こうじょうで、ジョウト編へん（金銀きんぎん編へん）から登場とうじょうしたソーナンスが、口上こうじょうの際さい「ソ〜ナンス!」と被かぶせたり、AGからはチリーンやマネネもソーナンスの後のちに被かぶせるのがおなじみであった。4代目だいめの口上こうじょうが使つかわれたBWではデスマスが一いち度どだけその役目やくめを引ひき継ついだ。またAGやBWこそ全まったくなかったものの、何なん度どか口上こうじょうをサトシ達たちに真似まねされた事ことがあるが、DPとXYでは前者ぜんしゃはムサシが途中とちゅうで「真似まねすんじゃないわよ!」と遮さえぎり、後者こうしゃはコジロウが途中とちゅうで「押おしが弱よわい」と遮さえぎった。それでも、無印むじるし編へんではイミテの作戦さくせんで口上こうじょう（その時ときは主人公しゅじんこうらしくアレンジを加くわえて行おこなわれた）だけでなく、服装ふくそうも全すべて真似まねされる屈辱くつじょくを味あじわった。逆ぎゃくにサトシ達たちや悪役あくやくにセリフを遮さえぎられたり無視むしした際さいは怒おこったりする。また彼かれら曰いわく「口上こうじょうをやらないと気きが済すまない」らしく追おい詰つめられたり、囲かこまれた状況じょうきょう下かや空気くうきを読よまずに堂々どうどうと名乗なのることがあり、結局けっきょく捕つかまったり飛とばされたりしている。なお、1話わ中ちゅうで2回かい以上いじょう口上こうじょうがあった時ときは、2回かい目め以降いこうはニャースが途中とちゅうで「以下いか省略しょうりゃくニャー!」と言いって口上こうじょうを切きることがある。また、口上こうじょう中ちゅうのBGMは編へんによって異ことなり、AG、DP、BWの一部いちぶの回かいでは一新いっしんしたが、BWの一部いちぶの回かいではDPのBGMが使用しようされ、XY1話わからXY&Z102話わ・107話わとSM42話わは無印むじるし時代じだいの物ものをアレンジしたものになっている。XY&Z103話わから124話わは一部いちぶの回かいを除のぞいて「ロケット団だん 団だん歌か」が使つかわれるようになり、SMからは同どう曲きょくをアレンジしたものになっている。

初代しょだい（無印むじるし編へん、AG編へん、DP92話わ、BW2N編へん、DA編へん、XY編へん、XY&Z編へん、SM42話わ、新しん無印むじるし編へん）

• ムサシ ｢何なんだかんだと聞きかれたら｣
• コジロウ ｢答こたえてあげるが世よの情なさけ｣
• ムサシ ｢世界せかいの破壊はかいを防ふせぐため｣
• コジロウ ｢世界せかいの平和へいわを守まもるため｣
• ムサシ ｢愛あいと真実しんじつの悪あくを貫つらぬく｣
• コジロウ ｢ラブリーチャーミーな敵役かたきやく(かたきやく)｣
• ムサシ ｢ムサシ!｣
• コジロウ ｢コジロウ!｣
• ムサシ ｢銀河ぎんがを駆かける ロケット団だんの二人ふたりには｣（無印むじるし編へんの後期こうきから少すこし間あいだを空あいている）
• コジロウ ｢ホワイトホール白しろい明日あしたが待まってるぜ｣
• ニャース ｢なーんてニャ!｣
• ソーナンス「ソォーナンス!」（AG編へんからはソォ〜ナンス〜!!と言いうようになった。無印むじるし初期しょきやBW編へん等とうのソーナンスが登場とうじょうしない回かいではこの部分ぶぶんは無むし）

2代目だいめ（BF編へん-DP2話わ）

• ムサシ「何なんだかんだの声こえがする」
• コジロウ「地平線ちへいせんの彼方かなたから」
• ムサシ「ビッグバンの彼方かなたから」
• コジロウ「我われらを呼よんでる声こえがする」
• ニャース「お待またせニャー!」
• ムサシ「健気けなげに咲さいた悪あくの花はな」
• コジロウ「ハードでスイートな敵役かたきやく」
• ムサシ「ムサシ!」
• コジロウ「コジロウ!」
• ニャース「ニャースでニャース!」
• ムサシ「ロケット団だんのある所ところ」
• コジロウ「世界せかいは!」
• ニャース「宇宙うちゅうは!」
• 3人にん「君きみを待まっている!」
• ソーナンス「ソォ〜ナンス〜!!」
• チリーン「チリーン!」
• マネネ「マーネネ!」

3代目だいめ（DP編へん、前述ぜんじゅつのとおり92話わは除のぞく）

• ムサシ「何なんだかんだの声こえを聞きき」
• コジロウ「光ひかりの速はやさでやってきた」
• ムサシ「風ふうよ!」
• コジロウ「大地だいちよ!」
• ニャース「大空おおぞらよ!」
• ムサシ「世界せかいに届とどけよデンジャラス」
• コジロウ「宇宙うちゅうに伝つたえよクライシス」
• ムサシ「天使てんしか悪魔あくまかその名なを呼よべば」
• コジロウ「誰だれもが震ふるえる魅惑みわくの響ひびき」
• ムサシ「ムサシ!」
• コジロウ「コジロウ!」
• ニャース「ニャースでニャース!」
• ムサシ「時代じだいの主役しゅやくはあたしたち!」
• コジロウ「我われら無敵むてきの!」
• 3人にん「ロケット団だん!!」
• ソーナンス「ソォ〜ナンス〜!!」
• マネネ「マネネ、マネネ!」

4代目だいめ（BW1編へん）

• ムサシ「何なんだかんだと聞きかれたら」
• コジロウ「答こたえてあげよう明日あしたのため」
• ムサシ「フューチャー 白しろい未来みらいは悪あくの色いろ」
• コジロウ「ユニバース 黒くろい世界せかいに正義せいぎの鉄槌てっつい」
• ニャース「我われらこの地ちにその名なを記しるす」
• ムサシ「情熱じょうねつの破壊はかい者しゃ ムサシ!」
• コジロウ「暗黒あんこくの純情じゅんじょう コジロウ!」
• ニャース「無限むげんの知性ちせい ニャース!」
• 3人にん「さぁ集つどえ ロケット団だんの名なの下したに!」

5代目だいめ（SM編へん、前述ぜんじゅつのとおり42話わは除のぞく）

• ムサシ「何なんだかんだと聞きかれたら」
• コジロウ「聞きかせてあげよう我われらが名なを」
• ムサシ「花はな顔がお柳腰りゅうよう・羞月閉花 儚はかなきこの世よに咲さく一輪いちりんの悪あくの華はな ムサシ!」
• コジロウ「飛ひ竜りゅう乗じょう雲くも・英姿えいし颯爽さっそう 切せつなきこの世よに一矢いっし報むくいる悪あくの使徒しと コジロウ!」
• ニャース「一蓮托生いちれんたくしょう・連帯れんたい責任せきにん 親したしき仲なかにも小判こばん輝かがやく悪あくの星ほし ニャースでニャース!」
• 2人ふたり「ロケット団だん 参上さんじょう!」
• ニャース「なのニャ!」
• ソーナンス「ソ〜ナンス!」

ボス

サカキ

声こえ - 鈴置すずおき洋孝ひろたか（PM15話わ - AG132話わ、MV1）→三宅みやけ健太けんた（DP2話わ - 、MV22）

登場とうじょう時期じき：PM・HT・DP・BW・XY・SM・PM2・SS・MV

ポケモン市場いちばを支配しはいする巨大きょだいシンジケート・「ロケットコンツェルン」の最高さいこう経営けいえい者しゃにして、ポケモンマフィア「ロケット団だん」のボス。元々もともとは母親ははおやがロケット団だんのボスであり、ロケット団だんボスとしては2代目だいめにあたる。母親ははおや曰いわく、「昔むかしは金遣かねづかいが荒あらいドラ息子むすこで、トレーナーとして旅たびばかりしていた」とのこと。

性格せいかくは冷酷れいこく無比むひにして破滅はめつ的てき。戦たたかい、破壊はかい、略奪りゃくだつというポリシーを持もち、世界せかい征服せいふくを望のぞんでいる。作中さくちゅうで起おこったサントアンヌ号ごうの事件じけんはサカキ本人ほんにんの計画けいかくであった。しかし、ニャースの妄想もうそうシーンにおいてはたびたびユニークな性格せいかくである一いち面めんを披露ひろうする。「ボスを囲かこむ会かい」や「お花屋敷はなやしきのティーパーティー」を開ひらくなど、部下ぶかとの交流こうりゅうを行おこなうこともあるため、部下ぶかからの信頼しんらいは厚あついようである。特とくにムサシ・コジロウ・ニャース達たちからは異常いじょうなほど(例れい、サカキからの「ご苦労くろうだった」の一言ひとことで感動かんどうのあまり号泣ごうきゅうするほど)に慕したわれている。イッシュ地方ちほうでの「オペレーション・テンペスト」の際さいに暴走ぼうそうした時ときも、ニャースたちから決死けっしの覚悟かくごで制止せいしされている。

カントー編へん初期しょきはシルエットでのみ登場とうじょうしていたが、カントー編へん中盤ちゅうばんから正式せいしきに登場とうじょうし、その後ごは主おもにニャースの妄想もうそうシーンで登場とうじょうすることが多おおい(BW以降いこうのシリーズではこのシーンは廃止はいしされている)。ただし妄想もうそうシーンにおいて鈴置すずおきや三宅みやけは声こえを担当たんとうしておらず、ニャースがなりきっているという形かたちでニャース役やくの犬山いぬやまイヌコが吹替ふきかえをしている。妄想もうそうシーンのときには筋肉質きんにくしつな体型たいけいをしていることが多おおいが、実際じっさいはどうなのか不明ふめい。ただしグラスや無線むせん機きを素手すでで握にぎりつぶして破壊はかいするなど、握力あくりょくの凄すさまじさを見みせるシーンはある。

手持てもちポケモンはバランスがよく、主おもにパワーや重量じゅうりょう級きゅうのポケモンを使用しようする。ただし、ポケモンへの愛着あいちゃくはペルシアンを除のぞいてそれほどない。トキワジムのジムリーダーだったが、ムサシたちが仕掛しかけた爆ばく弾だんでジムが爆破ばくはされた後のちはジム経営けいえいから手てを引ひいた。後任こうにんに臨時りんじで四天王してんのうのキクコが就任しゅうにんしている。

AGでムサシ・コジロウ・ニャースから、自分じぶんたちがホウエン地方ちほうにいるという旨むねの報告ほうこくを受うけた際さい、組織そしきの勢力せいりょく圏外けんがいであるホウエンで活動かつどうしロケット団だんの名なを広ひろめるよう命令めいれいする。これは、その地方ちほうで活動かつどうをしているマグマ団だん及およびアクア団だんの情報じょうほうを得えることを目的もくてきとしたものだったが、両りょう組織そしきが後のちに解散かいさんしたため必要ひつようなくなった。当初とうしょはムサシとコジロウに対たいし直々じきじきに作戦さくせんや指示しじを与あたえ期待きたいしていたが、度重たびかさなる失敗しっぱいにより評価ひょうかは地ちに落おちていき、DPではついにムサシたちの存在そんざい自体じたいが彼かれの記憶きおくから抹消まっしょうされるまでに至いたった。

BWではイッシュ地方ちほうで暗躍あんやくしている謎なぞの組織そしきの正体しょうたいをあぶりだす目的もくてきで、ムサシ・コジロウ・ニャースに直々じきじきにイッシュ地方ちほう潜入せんにゅう命令めいれいを与あたえる。また、ムサシたちと直接ちょくせつ連絡れんらくをとることが増ふえ、BWにおいての3人にんを高たかく評価ひょうかしている。一度いちど記憶きおくから消きえていたはずのムサシたちに重要じゅうような任務にんむを与あたえた理由りゆうは不明ふめいだが、ムサシたちはシンオウ地方ちほうにおけるギンガ団だんやポケモンハンターJの壊滅かいめつを自分じぶんたちの手柄てがらとして虚偽きょぎ報告ほうこくしたからだろうとDP最終さいしゅう話ばなしで推測すいそくしている。

BW2ではイッシュ地方ちほうを制圧せいあつするための計画けいかくである「オペレーション・テンペスト」の最終さいしゅう段階だんかいで自みずからイッシュ地方ちほうへ赴おもむき、サトシと対面たいめんしている。メロエッタをサトシたちから強奪ごうだつし、その歌声うたごえによってサザナミ湾わんの海底かいてい遺跡いせきを復活ふっかつさせる。さらに遺跡いせきに安置あんちされていた「うつしかがみ」の力ちからを用もちいてれいじゅうフォルムのボルトロス・トルネロス・ランドロスの三さん体たいを操あやつり、イッシュ地方ちほうの制圧せいあつを試こころみる。しかしサトシたちの活躍かつやくでメロエッタを取とり戻もどされ失敗しっぱい。そのまま理性りせいを失うしなって破壊はかい衝動しょうどうのままにイッシュ地方ちほうを破壊はかいしようとしたが、ムサシ・コジロウ・ニャースの静止せいしで我がを取とり戻もどし、カントーへ撤収てっしゅうした。

XYではムサシ・コジロウ・ニャースに直接ちょくせつの指令しれいは与あたえていないものの、彼かれらはカロス地方ちほうにてサカキを満足まんぞくさせるべくピカチュウや珍めずらしいポケモンの捕獲ほかくを画策かくさくしている。

SMでもアローラ地方ちほうにムサシ達たちを送おくり込こませ、珍めずらしいポケモンや勢力せいりょく拡大かくだいを狙ねらっている。また、ウラウラ島とうの島しまキングで警察官けいさつかんでもあるクチナシとは昔馴染むかしなじみであることが明あかされ、アローラに伝つたわる「かがやきさま」なるポケモンの情報じょうほうを探さぐっていた。最終さいしゅう話ばなしではムサシ達たちのアローラの成果せいかを期待きたいすべく、帰還きかん命令めいれいを下くだす。

2019年版ねんばんではムサシ達たちの作戦さくせんを実行じっこうさせるために秘密ひみつ兵器へいきを開発かいはつした。

初はつ登場とうじょうからDPまではオレンジ色しょくの礼服れいふくを着用ちゃくようしていたが、BWでは軍人ぐんじんを思おもわせる黒くろい衣装いしょうに変更へんこうされている。BW2最終さいしゅう話ばなし以降いこうのシリーズでは、黒くろい礼服れいふくに変更へんこうされた。また、ニャースの妄想もうそうではガウンやナイトキャップつきのパジャマを着用ちゃくようしているが、実際じっさいは不明ふめい。

映画えいが『ミュウツーの逆襲ぎゃくしゅう』及およびリメイク版ばんの『EVOLUTION』、その関連かんれん作品さくひんである『ミュウツー! 我わがハココニ在ざいリ』、『ミュウツーの誕生たんじょう』にも登場とうじょうする。『ミュウツーの誕生たんじょう』ではナレーターを務つとめ、サカキ本人ほんにんが本編ほんぺんでは見みられないユニークな一いち面めんを見みせている。

各国かっこくの日本にっぽん国外こくがい名めい

英語えいご：ジョバンニ・ディグナツィオ（Giovanni D'Ignazio）

韓国かんこく語ご：ビジュギ（ハングル：비주기）

手持てもちポケモン

ペルシアン

声こえ - 松本まつもと梨香りか

技わざ：ひっかく、いばる、シャドークロー、パワージェム

ペットのように寵愛ちょうあいしており、ニャースからはライバル視しされている。BW2の12話わで初はじめてバトルで使用しようし、サトシらと対峙たいじした。額がくから発射はっしゃされる「パワージェム」でピカチュウを襲おそい、彼かれらを捕獲ほかくした。また、この回かいで唯一ゆいいつモンスターボールに戻もどされるシーンがある。

キングラー

技わざ：クラブハンマー、かたくなる、あわ

シゲルのウインディと対決たいけつし、「だいもんじ」に敗やぶれる。その後ご、ムサシが代理だいりとして使用しようし、フシギダネを倒たおす活躍かつやくを見みせた。複ふく数すう匹ひき所持しょじしているかのような描写びょうしゃもあった。

ゴローニャ

声こえ - 石塚いしづか運はこぶ昇のぼり

技わざ：たいあたり

シゲルのニドキングに敗やぶれた。

カイリキー

声こえ - 石塚いしづか運はこぶ昇のぼり

技わざ：からてチョップ

ムサシが代理だいりとして使用しよう。ゼニガメに容赦ようしゃない「からてチョップ」の連打れんだを浴あびせ勝利しょうりするが、その後ごピカチュウの電撃でんげきを浴あびて他たのポケモンたちと共ともに逃にげ去さって行いった。

サイドン

ムサシが代理だいりとして使用しよう。サトシとバトルし、ピジョンに敗やぶれた。

パルシェン

トキワジム内ないの水槽すいそうにいたポケモン。

ロケット団だん女おんなボス

声こえ - 鶴つるひろみ

ロケット団だんの先代せんだいボス。サカキの母親ははおや。サカキ曰いわく、大変たいへん美うつくしい女性じょせいだったとのこと。部下ぶかであるミヤモトとの絡がらみから、極きわめて気きさくな人物じんぶつだったことが伺うかがえる。ミヤモトにミュウの捕獲ほかくを命めいじ南米なんべいに派遣はけんする。現在げんざいの詳細しょうさいは不明ふめい。

幹部かんぶ

ナンバ博士はかせ

声こえ - 永井ながい一郎いちろう

登場とうじょう時期じき：JT・BF・DP・SS

ロケット団だんの幹部かんぶクラスの科学かがく者しゃ。ヤマトとコサブロウ直属ちょくぞくの上司じょうしにあたり、彼かれらを使つかいポケモンに関かんする研究けんきゅうを続つづけている。重要じゅうような任務にんむを任まかされることが多おおく、ジョウト地方ちほうのうずまき諸島しょとうでルギアを捕獲ほかくする作戦さくせんの指揮しきをとった他ほか、伝説でんせつのポケモンであるファイヤーの移動いどう周期しゅうきや未知みちの強化きょうかウイルスであるポケルスの調査ちょうさ、古代こだいポケモンの研究けんきゅうなどを行おこなっている。

怒いかりのエネルギーでパワーアップしたエレブーでサトシとヒロシの2人ふたりを相手あいてに一方いっぽう的てきなバトルを展開てんかいした。

性格せいかくは傲慢ごうまん。ポケモンは人間にんげんのために生いきていると語かたっており、「人類じんるいは選えらばれた生いき物ものであり、それ以外いがいの生いき物ものは人間にんげんに奉仕ほうしして当然とうぜん」という選民せんみん思想しそうに近ちかい考かんがえを持もつマッドサイエンティスト。元々もともとは多数たすうの研究けんきゅう成果せいかを持もつ天才てんさい科学かがく者しゃであったが、反はん道徳どうとく的てきな研究けんきゅうを好このんでおり、優秀ゆうしゅうな科学かがく者しゃを求もとめていたロケット団だんに入団にゅうだんした。ロケット団だん内ないで「ナンバ博士はかせを励はげます会かい」が開ひらかれるなど、部下ぶかからは慕したわれている模様もよう。

コサブロウと同様どうよう、よく名前なまえを間違まちがえられる。コサブロウと違ちがい、間違まちがえられる名前なまえがかなり多数たすう。間違まちがえられるたびに「（ - ではない、）ナンバである!」と言いい、どんなに離はなれている場所ばしょでも名前なまえを間違まちがえられるとすぐに電話でんわや通信つうしん機きで訂正ていせいしてくる。部下ぶかを叱しかり付つける際さいは「バカモン!」と怒鳴どなる。

手持てもちポケモン

エレブー

声こえ - 石塚いしづか運はこぶ昇のぼり

技わざ：かみなりパンチ、10まんボルト、ひかりのかべ

「ナンバ・ナンバー5」という装置そうちを装着そうちゃくしており、怒いかりのエネルギーで強大きょうだいなパワーを誇ほこる。

シラヌイ博士はかせ

声こえ - 中村なかむら秀利ひでとし

登場とうじょう時期じき：JT・MV

ロケット団だんの幹部かんぶクラスの科学かがく者しゃ。いかりの湖みずうみでポケモンたちの強制きょうせい進化しんかをさせる進化しんか促進そくしん電波でんぱを開発かいはつし、「プロジェクトR」を指揮しきした。最強さいきょうのポケモン軍団ぐんだんを作つくり、ロケット団だんが世界せかいを支配しはいすることが望のぞみ。ロケット団だんでも極きわめて高たかい地位ちいにいるようで、幹部かんぶ団だん員いんからも敬語けいごを使つかわれており、次々つぎつぎと大だい規模きぼなプロジェクトに携たずさわっている。

初はつ登場とうじょうは特別とくべつ編へん『ライコウ雷かみなりの伝説でんせつ』。映画えいが『ポケモンレンジャーと蒼海そうかいの王子おうじマナフィ』のプロローグにも一瞬いっしゅんだけ登場とうじょうする。

タツミ

声こえ - 園部そのべ好徳よしのり

登場とうじょう時期じき：JT

ロケット団だん特務とくむ工作こうさく部ぶ所属しょぞくの幹部かんぶ。筋骨きんこつ隆々りゅうりゅうの肉体にくたいで常人じょうじんを軽かるく超こえる巨漢きょかん。いかりの湖みずうみで「プロジェクトR」の実行じっこう部隊ぶたい隊長たいちょうとして、シラヌイ博士はかせの補佐ほさと現場げんばの指揮しきを担当たんとうした。ムサシ、コジロウ、ニャースの3人にんを捨すて駒こまとして使つかうために「プロジェクトR」に迎むかえ入いれるが、結果けっか的てきにこの3人にんを迎むかえ入いれたことが仇かたきとなり、基地きちを失うしなうことになった。

2匹ひきのオニドリルを同時どうじに操あやつり、チャンピオンであるワタルのカイリューを撃破げきは寸前すんぜんまで追おい込こむなど高たかい実力じつりょくを持もつ。しかしワタルに逆転ぎゃくてんされ、他たの団員だんいんらと共ともに警察けいさつに逮捕たいほされる。

手持てもちポケモン

オニドリル

技わざ：みだれづき、こうそくいどう、はかいこうせん、ドリルくちばし

2匹ひきのオニドリル。

ゼーゲル博士はかせ

声こえ - 小室こむろ正幸まさゆき

登場とうじょう時期じき：BW

ロケット団だんの幹部かんぶクラスの科学かがく者しゃ。イッシュ地方ちほうに潜入せんにゅうしたムサシやコジロウの上司じょうしの立場たちばにあたり、彼かれらからは「ロケット団だんの頭脳ずのう」と称しょうされた。当初とうしょはムサシたちがシッポウ博物館はくぶつかんから盗ぬすみ出だしたメテオナイトの分析ぶんせきにあたり、以降いこうもムサシたちに彼等かれらが従順じゅうじゅんと思おもい込こんでいるヒトモシの性質せいしつについて忠告ちゅうこくしたり、兵器へいき開発かいはつのために必要ひつようなポケモンの捕獲ほかくを頼たのんだりしていた。

その後ご自みずからもイッシュ地方ちほうに渡わたってムサシたちと行動こうどうを共ともにするようになり、以後いごライモンシティ、ミロス島とう、ネジ山さんなどを舞台ぶたいにポケモン捕獲ほかくのための周到しゅうとうな作戦さくせんを立案りつあん、指揮しきしているが、いずれも今一いまいち歩あゆみのところで失敗しっぱいしている。作戦さくせんの際さいには、自みずからも地下鉄ちかてつシステムのハッキングと通信つうしんシステムの妨害ぼうがいを担当たんとうしたり、特殊とくしゅヘリコプターを操縦そうじゅうするなどしてムサシたちを援護えんごする。

科学かがく者しゃとしては、メテオナイトの分析ぶんせきを行おこなったり、ポケモンを利用りようした兵器へいきやポケモンの化石かせきの復元ふくげん装置そうちなどの開発かいはつをしている。

BW2では「オペレーション・テンペスト」決行けっこうのためにメロエッタの「歌うた」の分析ぶんせきやサザナミ湾わんの海底かいてい遺跡いせきの調査ちょうさを行おこなっていたが、作戦さくせん失敗しっぱいの後のちムサシやサカキたちと共ともにカントーへ撤収てっしゅうした。

その後ごもDAのEDでバスラオ型がた潜水せんすい艇ていの設計せっけい図ずをムサシたちに提供ていきょうする様子ようすが描えがかれており、カントーへ戻もどった後のちもムサシたちを支援しえんしているようである。

バイパー教官きょうかん

声こえ - 加藤かとう精三せいぞう

登場とうじょう時期じき：SS

ムサシ・コジロウ・ヤマト・コサブロウが見習みならいだった時ときのロケット団だん養成ようせい所しょ教官きょうかん。青あおいモヒカンが特徴とくちょう的てきな年配ねんぱいの男性だんせい。

ビシャス

声こえ - 佐野さの史郎しろう

ロケット団だんの最高さいこう幹部かんぶ。通称つうしょう「仮面かめんのビシャス」。

バショウ

声こえ - 森川もりかわ智之としゆき

特務とくむ工作こうさく部ぶ所属しょぞくの団員だんいん。

ブソン

声こえ - 檜山ひやま修之のぶゆき

特務とくむ工作こうさく部ぶ所属しょぞくの団員だんいん。

ヤマト・コサブロウ

ナンバ博士はかせの直属ちょくぞくの部下ぶかであるコンビ。

この二人ふたりもまたムサシ・コジロウと同おなじくロケット団だんのエリート候補こうほだったが、ルギアの捕獲ほかくやその他た様々さまざまな命令めいれいに失敗しっぱいし、ムサシたちに次つぐ「ダメ団だん員いん」となってしまった。さらにはロケット団だんの仲間なかま内ないでムサシに似にてきたとまで言いわれ、かなり気きにしていた。能力のうりょくはムサシたちよりも優秀ゆうしゅうと言いえるが、実じつはロケット団だん員いん養成ようせい学校がっこう時代じだいは、ムサシたちよりも遅おくれて試験しけんに合格ごうかくしている。

その後ごは劇げき中ちゅうで描写びょうしゃはないものの、サカキから期待きたいされているようで、様々さまざまなメカを与あたえられたり多数たすうの団員だんいんが作戦さくせんに協力きょうりょくしたりと優遇ゆうぐうされている。ただしムサシたちの前口上まえこうじょうをもじっているなど、ある種しゅのポリシーやプライドのあるムサシたちに比くらべて、一本いっぽん筋すじの通とおった物ものを持もっていない。AGまでは口上こうじょうセリフは同おなじであり、大おおきく変更へんこうされたのはDP65話わである。負まけて吹ふき飛とばされる際さいは「やな気持きもち〜!」と言いう。サトシたちからは「ヤマトにコサンジ」と呼よばれている。DP65話わを最後さいごに登場とうじょうがなくなっていたが、PM2で再さい登場とうじょう、二人ふたりともロケット団だんの活動かつどうは既すでに辞やめ別べつの仕事しごとを営いとなんでいる。

ヤマト

声こえ - 勝かち生せい真ま沙子いさご

登場とうじょう時期じき：PM・AG・DP・PM2・SS

コサブロウのパートナー。ムサシと同おなじく、気きが強つよく高飛車たかびしゃでナルシストな性格せいかく。相棒あいぼうのコサブロウに対たいしてきつく当あたることも多おおい。ムサシとはロケット団だん養成ようせい所しょ時代じだいから相互そうごに凄すさまじいライバル心しんを抱だき合あっている。シンオウ地方ちほう初はつの任務にんむに失敗しっぱいした際さいには、「ムサシに会あうと作戦さくせんが失敗しっぱいする」とぼやいていた。

一いち度どムサシと喧嘩けんか別わかれしたコジロウを誘さそってコンビを組くんだが、コジロウと口上こうじょうをうまく合あわせることができず、すぐにコンビは解消かいしょうとなった。

PM2の95話わで14年ねんぶりに再さい登場とうじょう。ロケット団だんでの活動かつどうに嫌気いやけがさし自みずから辞やめ、氷河ひょうがの先さきに有ある山小屋やまごやで趣味しゅみの木彫きぼりをしながらカフェを営いとなんでおり、雪ゆきの中なか倒たおれていたムサシ達たちを助たすけた。

また、コジロウが助たすけた恩おんを返かえす為ため彼女かのじょの趣味しゅみの木彫きぼりやカフェの手伝てつだいをしていたが、後のちにコジロウのモルペコが空腹くうふくで店みせの食料しょくりょうを全部ぜんぶ食くい尽つくした為ためコジロウを追おい出だした。

各国かっこくの日本にっぽん国外こくがい名めい

韓国かんこく語ご：ロミ（ハングル：로미）

手持てもちポケモン

ラッタ

声こえ - 上田うえだ祐司ゆうじ

技わざ：ひっさつまえば、たいあたり、ロケットずつき

口上こうじょう中ちゅうではニャースのような立場たちばで登場とうじょうする。またAG176話わではコサブロウが使用しようしていたが、これと同おなじ個体こたいかどうかは不明ふめいである。PM2ではヤマトと共ともに14年ねんぶりに再さい登場とうじょうし、現在げんざいもヤマトの手持てもちポケモンでいる。

スリープ

声こえ - 石塚いしづか運はこぶ昇のぼり

技わざ：テレポート、メガトンパンチ、ゆびをふる、さいみんじゅつ

サトシのピカチュウやカスミのトゲピー、街まちのポケモン達たちを操あやつり（ジュンサーが所持しょじしていたゴースは例外れいがい）、地下ちかアジトに拉致らちした。

デルビル

声こえ - 小西こにし克幸かつゆき

技わざ：かえんほうしゃ、かみつく、スモッグ

ルギア捕獲ほかく作戦さくせんではヤマトの主力しゅりょくとして登場とうじょう。ナンバの発明はつめい品ひんで技わざのパワーを上あげられたことでサトシたちを圧倒あっとうした。

ヤミラミ

声こえ - 伊東いとうみやこ

技わざ：シャドーボール、みだれひっかき、きあいパンチ、ひっかく

サイドストーリーで、ヤマトの主力しゅりょくポケモンとして登場とうじょう。カスミたちを苦戦くせんさせるなど、実力じつりょくはかなりのものである。水みずが苦手にがてで泳およげない。

ドククラゲ

声こえ - 小西こにし克幸かつゆき

技わざ：みずでっぽう

アニメ本編ほんぺんではコサブロウが技わざの指示しじを出だしていたが、「アニメ ポケットモンスター 全ぜん冒険ぼうけんバトル図鑑ずかん」ではヤマトのポケモンとして紹介しょうかいされている。

グランブル

技わざ：ほのおのキバ、かみつく

DP編へんで登場とうじょう。ムサシのハブネークと戦たたかう。

コサブロウ

声こえ - 子安こやす武人たけひと

登場とうじょう時期じき：PM・AG・DP・PM2・SS

ヤマトのパートナー。初はつ登場とうじょう時じはクールでキザなキャラクターであったが、2度目どめの登場とうじょう以降いこうは、サトシ達たちとヤマトを含ふくめ、敵てき味方みかたを問とわずに「コサンジ」と間違まちがって呼よばれ（間違まちがえないのはボスのサカキくらい）いじられキャラとして定着ていちゃくしてしまっている。名前なまえを間違まちがえられると激怒げきどするが、その後ご名前なまえを正まさしく呼よばれるといったことは殆ほとんどない。あまりにも名前なまえを間違まちがえられることが多おおいため、ヤマトにちゃんと「コサブロウ」と呼よばれたにもかかわらず「だから、コサンジ!あ、いいのか」と言いってしまったこともあり、名前なまえの改名かいめいすら考かんがえたこともある。後のちに1度どだけ、明あきらかな腹はらいせでコジロウのことを「コサンジロウ」と無茶むちゃに間違まちがえて呼よんでいるが、「無理むりやり言いうな」と逆ぎゃくに突つっ込こまれてしまっている。BF編へんでは1度どだけムサシが「コサンタ」と呼よんだこともある。キザに振舞ふるまうがやや気きが弱よわく、コジロウほどではないがヤマトにこき使つかわれている。

一度いちどコジロウと喧嘩けんか別わかれしたムサシとコンビを組くむが、ムサシと口上こうじょうをうまく合あわせることができず、すぐにコンビは解消かいしょうとなった。

PM2の95話わではヤマトと同おなじ理由りゆうでロケット団だんを辞やめ、今いまは地面じめんタイプが終おわり水すいタイプが始はじまるとされる最果さいはての地ちでパン屋やを営いとなんでいる。相変あいかわらず「コサンジ」と間違まちがわれている。ムサシが正まさしく「コサブロウ」といった際さいには間違まちがえて「コサンジ」と訂正ていせいしてしまった。

各国かっこくの日本にっぽん国外こくがい名めい

英語えいご：ブッチ（ラテン文字もじ：Butch）「コサンジ」はボッチ（Botch）。

韓国かんこく語ご：ロジェン（ハングル：로젠）

手持てもちポケモン

オコリザル

技わざ：からてチョップ、あばれる

ヤミカラス

「アニメ ポケットモンスター 全ぜん冒険ぼうけんバトル図鑑ずかん」でコサブロウのポケモンとして紹介しょうかいされているポケモン。本編ほんぺんでは登場とうじょうしていない。

カポエラー

声こえ - 坂口さかぐち候こう一いち

技わざ：トリプルキック、こうそくスピン、まわしげり

ルギア捕獲ほかく作戦さくせんではコサブロウの主力しゅりょくとして登場とうじょう。ナンバの発明はつめい品ひんで技わざのパワーを上あげられたことでサトシたちを圧倒あっとうした。

グラエナ

声こえ - 坂口さかぐち候こう一いち

技わざ：はかいこうせん、アイアンテール、かみつく、たいあたり

サイドストーリーでコサブロウの主力しゅりょくポケモンとして登場とうじょう。

パルシェン

声こえ - 坂口さかぐち候こう一いち

技わざ：みずでっぽう

ツボツボ

声こえ - 阪口さかぐち大助だいすけ

技わざ：ヘドロばくだん

DP編へんの口上こうじょう中ちゅうで、ニャースのような立場たちばで登場とうじょう。

ニャース

PM2に登場とうじょう。ニャースの初恋はつこいの彼女かのじょ・マドンニャに似にている。最果さいはての地ちの有ある町まちのボスであるペルシアンと付つき合あっている。

口上こうじょう（ヤマト・コサブロウ）

ヤマトとコサブロウの口上こうじょうは上述じょうじゅつの通とおり、ムサシとコジロウの台詞せりふを一部いちぶ変かえてもじったものであり、大おおきく変更へんこうされたのはDP65話わの一いち回かいのみである。ラストにでてくるポケモンは話はなしによって異ことなる。また、PM2にて登場とうじょうした際さいの回想かいそうや二に人にんによる口上こうじょうの再現さいげんでは初代しょだいの物ものを使つかっていた。

初代しょだい（無印むじるし編へん - AG,PM2）

• ヤマト「何なんだかんだと聞きかれたら｣
• コサブロウ「答こたえないのが普通ふつうだが｣
• 二人ふたり「まあ特別とくべつに答こたえてやろう」
• ヤマト ｢地球ちきゅうの破壊はかいを防ふせぐため｣
• コサブロウ「地球ちきゅうの平和へいわを守まもるため｣
• ヤマト「愛あいと誠実せいじつな悪あくを貫つらぬく｣
• コサブロウ「キュートでお茶目ちゃめな敵役かたきやく｣
• ヤマト「ヤマト｣
• コサブロウ「コサブロウ｣
• ヤマト「宇宙うちゅうを駆かけるロケット団だんの二人ふたりには｣
• コサブロウ「ショッキングピンク桃色ももいろの明日あしたが待まってるぜ｣
• ヤマト「なーんてな」
• ラッタ「ラッチューノ!｣

2代目だいめ（DP65話わ）

• ヤマト「何なんだかんだの声こえがして」
• コサブロウ「ジャイロボールのようにやってきた」
• ヤマト「スターよ」
• コサブロウ「ムーンよ」
• 二人ふたり「スペースよ」
• ヤマト「みんなに届とどけよジャースティス」
• コサブロウ「宇宙うちゅうに伝つたえよギールティー」
• ヤマト「天国てんごくか地獄じごくかその名なを呼よべば」
• コサブロウ「誰だれもがシャキーンと背筋せすじを正ただす」
• ヤマト「ヤマト」
• コサブロウ「コサブロウ」
• ツボツボ「ボツボツー」
• ヤマト「ホントの主役しゅやくはあたしたち」
• コサブロウ「我われら正統せいとう派はの」
• 2人ふたり「ロケット団だん!」

なお、｢宇宙うちゅうを駆かけるロケット団だんの二人ふたりには｣の部分ぶぶんは、｢宇宙うちゅうを『駆かけ巡めぐる』ロケット団だんの二人ふたりには｣と言いう回かいがある。

その他たの団員だんいん

ジンジー

声こえ - 日高ひだか奈留なる美び

登場とうじょう時期じき：JT

ロケット団だん本部ほんぶ人事じんじ部ぶ所属しょぞくの女性じょせい団だん員いん。新人しんじんの頃ころにムサシにフルーツ牛乳ぎゅうにゅうの代金だいきんを払はらわされたことを未いまだに恨うらんでいる。ロケット金融きんゆうから多額たがくの借金しゃっきんをしていることを理由りゆうに、ムサシたちを抹殺まっさつするようサカキに進言しんげんしたが却下きゃっかされた。その後ごフルーツ牛乳ぎゅうにゅう代だいはムサシたちの再さい入団にゅうだん金きんから徴収ちょうしゅうした。ムサシはジンジーのことを忘わすれており、フルーツ牛乳ぎゅうにゅうよりコーヒー牛乳ぎゅうにゅうのほうが好すきだと言いった。

勧誘かんゆうのばあさん

声こえ - 鈴木すずきれい子こ

登場とうじょう時期じき：JT

ロケット団だんジョウト支部しぶに所属しょぞくするロケット団だん人事じんじ部ぶスカウト。ジンジーの部下ぶか。有能ゆうのうな人材じんざいをロケット団だんに集あつめるのを任務にんむとしている。本人ほんにんたちの知しらない間あいだにロケット団だんから除名じょめいされていた、ムサシ、コジロウ、ニャースをロケット団だんに再さい入団にゅうだんさせた。

ユウサク

声こえ - 金野こんの潤じゅん

登場とうじょう時期じき：DP

ラーメン店みせ「ムサシとコジロウ」の店長てんちょうを務つとめる青年せいねん。

ロケット団だん訓練くんれん学校がっこうで団員だんいんになるべく修行しゅぎょうしていたが、失敗しっぱい続つづきで落おち込こんでいたところをムサシとコジロウに励はげまされ、「ロケット団だんだけが人生じんせいじゃない」とアドバイスされる。その時ときに御馳走ごちそうしてもらったラーメンの味あじが忘わすれられず、ロケット団だんを退団たいだんし故郷こきょうのシンオウ地方ちほうに戻もどる。そしてラーメン店てんを開ひらき大だい成功せいこうを収おさめた。

ニャースの華麗かれいな爪つま捌さばきを見みて彼かれをスカウトするが、ムサシに断ことわられる。その後ご喧嘩げんか別わかれしたニャースが店みせに戻もどってきたため彼かれを雇やとう。しかし仲間なかまの危機ききを悟さとったニャースは彼かれらを放はなっておけないと、再ふたたびロケット団だんへと戻もどった。その後ごのスイレン大会たいかいで、コジロウにラーメンの具ぐ材ざいを提供ていきょうし、テレビで観戦かんせんした。

マトリ

声こえ - 浅井あさい清己きよみ

登場とうじょう時期じき：DP・BW・XY・SM・PM2

サカキの秘書ひしょを務つとめる女性じょせい団だん員いん。DPの最終さいしゅう回かいでムサシ・コジロウ・ニャースにイッシュ地方ちほうに潜入せんにゅう工作こうさく員いんとして動うごく任務にんむを与あたえた。眼鏡めがねをかけており、ポーカーフェイスで冷淡れいたんな性格せいかく。ムサシからは「オカッパメガネ」と呼よばれている。

SMではサカキから「かがやきさま」捕獲ほかくの命令めいれいを受うけ、精鋭せいえい部隊ぶたい「マトリ・マトリックス」を率ひきいてアローラ地方ちほうへ向むかう。122話わではキテルグマを連行れんこうしようとしたが、失敗しっぱいに終おわった。

PM2の24話わではムサシ達たちに休息きゅうそく命令めいれいを与あたえ、その隙すきにシンオウ地方ちほうのポケモンをゲットしようとし、一いち度どはサトシのピカチュウのゲットにも成功せいこうする。しかし同おなじくシンオウ地方ちほうに来きていたムサシ達たちがサトシ達たちに協力きょうりょくしたことで邪魔じゃまをされ失敗しっぱいし、サカキにこっぴどく叱しかられた。74・75話わではダークライ・クレセリアをゲットしようとするも、クレセリアの「みかづきのまい」で回復かいふくしたダークライの「ダークホール」で眠ねむらされ失敗しっぱいする。

フリント

声こえ - 山野井やまのい仁ひとし

登場とうじょう時期じき：BW1

ロケット団だんのエージェントを務つとめる男性だんせい団だん員いん。イッシュ地方ちほうに潜入せんにゅうしたムサシたちの手助てだすけをしたり、アイテムや任務にんむの情報じょうほうを届とどける役割やくわりを果はたしている。

ゴズ

声こえ - 酒井さかい敬たかし幸こう

登場とうじょう時期じき：SM

右目みぎめに眼帯がんたいを付つけた筋肉質きんにくしつの男性だんせい団だん員いん。「マトリ・マトリックス」のメンバーとしてマトリと共ともにアローラ地方ちほうへ向むかう。マトリに対たいしてはタメ口こうで話はなしているが、マトリが状況じょうきょう判断はんだんを誤あやまれば自みずから率先そっせんして軌道きどうを修正しゅうせいしてサポートしている。ポケモンバトルの腕前うでまえは相当そうとうなもので、ククイ博士はかせとザオボーを2人にん同時どうじに相手取あいてどっても優位ゆういに立たつほどの実力じつりょく者しゃ。

手持てもちポケモン

ボスゴドラ

特性とくせい：フィルター（メガシンカ時じ）

技わざ：ヘビーボンバー、ラスターカノン

額がくに付つけた「ボスゴドラナイト」でメガボスゴドラにメガシンカする。巨体きょたいに似合にあわないジャンプ力りょくから繰くり出だす「ヘビーボンバー」はククイ博士はかせのウォーグル、ザオボーのフーディン、スリーパーを三さん匹ひきまとめて一いち撃げきで倒たおすほど。しかし、ククイ博士はかせのガオガエンのZワザによって敗やぶれさった。

ロケット団だん精鋭せいえい部隊ぶたい

声こえ - うえだゆうじ、新しん祐樹ゆうき、間宮まみや康弘やすひろなど

登場とうじょう時期じき：PM2

PM2の24話わに登場とうじょうした精鋭せいえい部隊ぶたい。シンオウ地方ちほうのポケモンをゲットしようとするも、休暇きゅうかしていたムサシ達たちに邪魔じゃまされ失敗しっぱいに終おわった。74・75話わではダークライ・クレセリアをゲットしようとするも、クレセリアの「みかづきのまい」で回復かいふくしたダークライの「ダークホール」で眠ねむらされ失敗しっぱい。

手持てもちポケモン

ドサイドン

声こえ - 三宅みやけ健太けんた

技わざ：ストーンエッジ

ブニャット

技わざ：みだれひっかき、きりさく

ドクロッグ

技わざ：ヘドロばくだん、ベノムショック

スカタンク

声こえ - 千せん本木もとぎ彩花あやか

技わざ：かえんほうしゃ

ジュウベエ

声こえ - 山口やまぐち隆行たかゆき

登場とうじょう時期じき：SS

ムサシのロケット団だん特別とくべつ訓練くんれん所しょ時代じだいの12組くみ目めのパートナー。ムサシが独断どくだんで行動こうどうしたためにテストで失格しっかくになる。

ドミノ

声こえ - 三石みついし琴乃ことの

Aクラスナンバー009のエリート団だん員いん。

モンド

声こえ - 子安こやす武人たけひと

特別とくべつ配送はいそう局きょく所属しょぞくの見習みならい団だん員いん。

ミヤモト

声こえ - 冬ふゆ馬うま由美ゆみ

ムサシの母親ははおやとされる女性じょせいロケット団だん員いん。先代せんだいボスとはコメディタッチなやり取とりを見みせる。幼おさない娘むすめを人ひとに預あづけて自身じしんは金儲かねもうけを第だい一いちとしているが、娘むすめの写真しゃしんは常つねに持もっており別わかれても娘むすめの心配しんぱいをするなど愛情あいじょうを抱いだき続つづけている。20年ねん前まえにミュウの鳴なき声ごえの録音ろくおんに世界せかいで初はじめて成功せいこうし、ボス(先代せんだい)の命令めいれいでミュウを捕獲ほかくすべく南米なんべいに派遣はけんされたが未いまだに帰還きかんしていない。仲間なかまとはぐれ一いち人にんとなり、10数すう年ねんという月日つきひが流ながれ精神せいしん的てきに錯乱さくらんしているような気配けはいも感かんじられるが、未いまだに生存せいぞんしているようである。

所属しょぞくポケモン

デリバード

声こえ - 小西こにし克幸かつゆき

登場とうじょう時期じき：JT・BF・DP・BW

ロケット団だんに所属しょぞくするポケモン。主おもな任務にんむは、現場げんばで活躍かつやくする団員だんいんの手柄てがらをボスに届とどけること。逆ぎゃくにアイテムやモンスターボールを本部ほんぶから届とどけることもある様子ようす。ただしムサシたちの前まえに現あらわれるときは借金しゃっきんの取とり立たてを迫せまることが多おおいため、彼かれらからは警戒けいかいされている。

無印むじるし231話わではムサシたちの指示しじでサトシたちを「プレゼント」で攻撃こうげきし、後こう一いち歩ほのところまで追おい詰つめたが、プレゼントには相手あいてを回復かいふくさせる効果こうかもあるため弱よわらせていたピカチュウを回復かいふくさせてしまい、やられてしまった。

DA編へんのエンディングではゼーゲル博士はかせが設計せっけいしたバスラオ型がた人力じんりき潜水せんすい艦かんの設計せっけい図ずをムサシ達たちに送おくった。

「めざせポケモンマスター」の第だい9話わにて久々ひさびさに登場とうじょうし、ムサシたちにお弁当べんとうと本部ほんぶに預あづけたポケモンたちを送おくった。

使つかう技わざは「プレゼント」や「ふぶき」など。

AG177話わ登場とうじょうの所属しょぞくポケモン

AG177話わに登場とうじょう。ムサシとコジロウがジムリフォーマーに変装へんそうしてニビジムのポケモンを奪うばおうとした時ときに支給しきゅうされたポケモン。

サトシとタケシとのタッグバトルの時ときには一いち度どは圧倒的あっとうてきなパワーで追おい込こむも、最終さいしゅう的てきにはお互たがいが喧嘩けんかになり、倒たおされた。その後ご、デリバードが「実じつはこの二に体たいはヤマトとコサブロウに届とどけるもので、間違まちがいだった」と言いってボールを回収かいしゅうしていった。

リザードン

使用しようしていた技わざは「かえんほうしゃ」、「ほのおのうず」

登場とうじょう時期じき：BF

ムサシが使用しようした。

ボスゴドラ

使用しようしていた技わざは「メガトンパンチ」、「はかいこうせん」、「みずのはどう」。

登場とうじょう時期じき：BF

コジロウが使用しようした。

ニャース（アローラの姿すがた）

声こえ - 愛あい河かわ里さと花子はなこ

使つかう技わざ フェイント、10まんボルト、ひっかく

SM62話わから登場とうじょう。ニャースの通訳つうやくによると一人称いちにんしょうは「わたし」。ニャースが沼ぬまで溺おぼれていた所ところで彼かれと初対面しょたいめんする。要領ようりょうが良よいが腹黒はらぐろい性格せいかくで、ニャースからはペルシアン同様どうよう嫌悪けんお感かんを抱いだかれている。バトルの腕前うでまえもサトシのピカチュウをあしらうなど実力じつりょくはある。また、Zワザに関かんする知識ちしきも持もっている。アローラのさるところで世話せわになっていたが、もっと素晴すばらしい主人しゅじんに仕つかえる為ため、旅たびに出でたらしい。サトシのピカチュウを奪うばうが、追おいかけてきたサトシ達たちに奪還だっかんされ、バトルの最中さいちゅうで姿すがたを消けした。その後ごニャースの貯金ちょきん箱ばこからお金かねを盗ぬすみ出だし、そのお金かねでカントー行いきの飛行機ひこうきのチケットを購入こうにゅう、ロケット団だん本部ほんぶに向むかった。その後ごはロケット団だん本部ほんぶでマトリの補佐ほさについている。サカキを主人しゅじんと定さだめたらしく、次つぎはペルシアンのポジションを狙ねらっている。

ペリッパー

登場とうじょう時期じき：PM2

技わざ：つばさでうつ、ハイドロポンプ

PM2の準じゅんレギュラーの一体いったいで第だい3話わから登場とうじょう。ロケット団だんにロケット・ガチャットを届とどける役目やくめを持もつ。主おもに上空じょうくうから落おとすことが多おおい。のんきで忘わすれっぽい性格せいかく。

基本きほん的てきにムサシ・コジロウ・ニャースが登場とうじょうする回かいには登場とうじょうしている。第だい17話わではベンチに座すわって休やすんでいるところをゴウとヒバニーに見みつけられた（それが原因げんいんでロケット団だんのアジトがバレてしまった）。

49話わではガチャットのボールが出でてこなかったため、代かわりにバトルした。相性あいしょうが不利ふりながらもワンパチを圧倒あっとうさせたものの、ワンパチとイーブイの「スパーク」の前まえに敗やぶれる。

58話わではイタズラでガチャットに触さわってしまったため、大量たいりょうのゴクリンが出でてきてしまった。

59話わでは誤あやまって運搬うんぱん中ちゅうのガチャットを落おとし、その際さいに出でてきたサルノリを気付きづかず逃にがしてしまった。

69話わではロケット団だんにおやつを買かうよう押おしつけられ、途中とちゅうで忘わすれながらも見事みごとおつかいを成功せいこうさせた（ただし、その後ごおやつはモルペコに食たべられてしまった）。

81話わでは青あおポケマニアのアベルとブルータスの圧力あつりょくに負まけ逃にげ出だした。

スマホロトム

声こえ - 大谷おおや育江いくえ

登場とうじょう時期じき：PM2

PM2の12話わから登場とうじょう。サトシやゴウのとは違ちがい、黒くろい色いろである。ポケモンの解説かいせつはできるが、ポケモンの名前なまえと分類ぶんるい、タイプ（以下いか略りゃく）しか言いわず、さらに詳くわしく説明せつめいする時ときは「だってさ」「驚おどろきだね」など投なげやりな部分ぶぶんが多おおく、図鑑ずかんらしかぬ面倒めんどうくさがりな面めんもある。

ロケット・ガチャットのポケモン

PM2から登場とうじょう。ムサシやコジロウもガチャットを回まわすまで何なにが出でるかはわからない。強力きょうりょくなポケモンや大型おおがたのみならず小型こがたなポケモン、同おなじポケモンも出でてくる。これまでロケット団だん員いんの持もちポケモンとして登場とうじょうしたものも存在そんざいするが、同どう一いち個体こたいかは不明ふめい。

ギャラドス（ムサシ）、バンギラス（コジロウ）

使用しよう技わざ：たきのぼり、ハイドロポンプ、アクアテール、はかいこうせん（ギャラドス）、ほのおのキバ、ストーンエッジ、あくのはどう、はかいこうせん（バンギラス）

3話わに登場とうじょう。ピカチュウとフシギソウをゲットするために使用しよう。ダブル「はかいこうせん」を繰くり出だすも、ピカチュウの「10まんボルト」で返かえされ敗北はいぼく。

カイリキー（ムサシ）、ツンベアー（コジロウ）

技わざ：つららばり、あばれる（ツンベアー）

8話わに登場とうじょう。流氷りゅうひょうレースのポケモンをゲットするために使用しよう。カイリキ―は氷こおりをかち割わり、ツンベアーは「つららばり」で攻撃こうげきした。そして、ツンベアーはサトシ達たちの船ふねに乗のっていた船ふねに「あばれる」で攻撃こうげきするも、ヒバニーの「にどげり」で船ふねから落おとされる。最後さいごはピカチュウの「10まんボルト」に敗北はいぼく。

ホエルオー（ムサシ）

技わざ：はねる

10話わに登場とうじょう。カイリューたちをゲットするために使用しよう。技わざは「はねる」のみだが、巨体きょたいゆえにとてつもないパワーの持もち主ぬしで一いち跳はねしただけで波なみしぶきが立たつほど。ロケット団だんはカイリューの「はかいこうせん」で吹ふっ飛とばされたものの、ホエルオーはそのまま置おいて行いかれ、さらにサトシがカイリューをゲットしたことに喜よろこんでしおふきした。

マダツボミ（ムサシ）

声こえ - 愛あい河かわ里さと花子はなこ

技わざ：パワーウィップ

12話わに登場とうじょう。カジリガメをゲットするために使用しよう。小柄こがらながらもとてつもないパワーの持もち主ぬしで強力きょうりょくな「パワーウィップ」を繰くり出だすほど。また、逃にげ足あしも速はやくカジリガメがキョダイマックスした時ときはムサシ達たちを置おいて逃にげ出だした。

サマヨール（2体たい）

技わざ：ナイトヘッド（両方りょうほう）、かげうち、ほのおのパンチ（ムサシ）、れいとうパンチ（コジロウ）

16話わに登場とうじょう。ゲンガーをゲットするために使用しよう。ダブル「ナイトヘッド」で追おい詰つめるも、ゲンガーの「ナイトヘッド」に押おし返かえされ、「シャドーボール」で敗北はいぼく。

カムカメ（ムサシ）、ニョロボン（コジロウ）

声こえ - 三宅みやけ健太けんた（ニョロボン）

技わざ：みずでっぽう（両方りょうほう）、かみつく、ずつき（カムカメ）

17話わに登場とうじょう。カムカメは13話わでムサシたちが献上けんじょうしたのと同おなじ個体こたい。ニョロボンはピカチュウに「みずでっぽう」を繰くり出だすも避さけられ敗北はいぼく。カムカメは小柄こがらながらもパワーがあり、相性あいしょうが有利ゆうりとはいえゴウのヒバニーを「みずでっぽう」一発いっぱつでダウンさせたり、「ずつき」や「かみつく」の威力いりょくも相当そうとうなものでその実力じつりょくはサトシも認みとめるほど。その後ご、偶然ぐうぜんにもヒバニー出会であい持もち前まえのパワーで追おい詰つめたが、進化しんかしたラビフットの「ひのこ」に敗やぶれる。

なお、カムカメは58話わでソーナンスが出だした際さいに再さい登場とうじょうしており、ナエトルとレースで勝負しょうぶする。一人称いちにんしょうは「俺おれ」。途中とちゅうでコータスやプロトーガなどカメポケモンの乱入らんにゅうもあったが、後のちにナエトルも含ふくむカメポケモンがカメマスターのポケモンだったことが判明はんめいし、結局けっきょくはカムカメの勝利しょうりとなった。

エアームド（ムサシ）、クロバット（コジロウ）

声こえ - 三宅みやけ健太けんた（エアームド）

技わざ：エアカッター、エアスラッシュ（両方りょうほう）

20話わに登場とうじょう。2体たい掛かかりで追おい詰つめるもピカチュウの「アイアンテール」とラビフットの「ひのこ」のコンビネーションの前まえに敗やぶれる。

コイキング（ムサシ）、ヤドキング（コジロウ）

26話わのアバンタイトルに登場とうじょう。退屈たいくつだったので出だした。

ジバコイル（ムサシ）、アーマルド（コジロウ）

技わざ：ちょうおんぱ（ジバコイル）、メタルクロー（アーマルド）

28話わに登場とうじょう。ジバコイルは「ちょうおんぱ」でピカチュウたちを苦くるしめアーマルドは持もち前まえの体重たいじゅうでメッソンを取とり押おさえるもメッソンの涙なみだで泣ないていたところ（2体たいとも紛まぎらわしい位置いちに目めがあったため、最初さいしょムサシたちは泣ないていないと思おもっていた）を反撃はんげきされ敗やぶれる。

キバニア（ムサシ）、キングラー（コジロウ）

技わざ：かみつく、とっしん（キバニア）、メタルクロー（キングラー）

31話わに登場とうじょう。ウォーター・フェスティバルのポケモンを奪うばうために使用しよう。ナミのヒンバスがミロカロスに進化しんかしたためそれを欲ほしがったムサシがキバニアに「とっしん」を指示しじするも、ミロカロスの「まきつく」で投なげ飛とばされ、そのままキングラーやムサシ達たちもろともミロカロスの攻撃こうげきで吹ふっ飛とばされた。

ペンドラー（ムサシ）、ドラピオン（コジロウ）

33話わに登場とうじょう。コロミのへラクロスを奪うばうために使用しようしたものの、2体たいともあまいミツに食くいついたため、見みせ場ばもないまま退場たいじょうした。

ミミロル（ムサシ）、チラーミィ（コジロウ）

技わざ：ピヨピヨパンチ、でんこうせっか、はたく（ミミロル）、スピードスター、おうふくビンタ、はたく（チラーミィ）

35話わに登場とうじょう。大量たいりょう発生はっせいしたピカチュウをゲットするために使用しよう。2体たいともかわいい見みた目めとは裏腹うらはらにものすごく強つよく、ピカチュウやラビフットを追おい詰つめるほど。

ニドリーノ（ムサシ）、ゴローン（コジロウ）

技わざ：ベノムショック、どくばり（ニドリーノ）、ころがる、たいあたり（ゴローン）

38話わに登場とうじょう。ピカチュウをゲットするために使用しよう。しかし、ピカチュウの「エレキネット」でゴローンの「たいあたり」を返かえされそのまま敗やぶれる。

サイドン（ムサシ）、マッギョ（コジロウ）

技わざ：つのドリル、ロックブラスト（サイドン）、みずでっぽう（マッギョ）

40話わに登場とうじょう。サンダーをゲットするために使用しよう。2体たいともじめんタイプなのででんき技わざは効きかないものの、サイドンは「つのドリル」を外はずしたり、マッギョは威力いりょくの低ひくい「みずでっぽう」を繰くり出だすなどこれといった活躍かつやくはなかった。その後ご、一時いちじ的てきだがサトシ達たちと組くんでレイドバトルしたり、ピカチュウをゲットするためにバトルするも結局けっきょくは敗やぶれる。

ダゲキ（ムサシ）、ナゲキ（コジロウ）

声こえ - 大悟たいご（ダゲキ）、ノブ（ナゲキ）

技わざ：ローキック、かわらわり（ダゲキ）、ともえなげ、あてみなげ（ナゲキ）

48話わに登場とうじょう。ルカリオとエースバーンからピカチュウを取とり戻もどすために使用しよう。腕うで同士どうしが捕獲ほかく用ようのゴムで繋つながったせいでまともに戦たたかえないルカリオとエースバーンを追おい詰つめるも、逆ぎゃくにゴムの力ちからを利用りようした戦法せんぽうに敗やぶれる。声こえは2体たいとも千鳥ちどりが担当たんとう。

モグリュー（ムサシ）、サンドパン（コジロウ）

技わざ：ドリルライナー（両方りょうほう）

52話わに登場とうじょう。ゴウのダグトリオと地中ちちゅう戦せんを繰くり広ひろげるも、「すなじごく」によって敗やぶれる。

ポチエナ（ムサシ）、デルビル（コジロウ）

声こえ - 愛あい河かわ里さと花子はなこ（ポチエナ）

技わざ：あくび、こわいかお、シャドーボール（ポチエナ）、ひのこ（デルビル）

54話わに登場とうじょう。映画えいが撮影さつえいの最中さいちゅうに俳優はいゆうのインテレオンをゲットしようとしてそれを止とめようとするサトシたちを妨害ぼうがいするために使用しよう。ポチエナはメッソンの泣なき虫むしな性質せいしつを逆手さかてに取とって「こわいかお」を繰くり出だして、メッソンを泣なかせ、サトシやゴウのポケモンたちを戦意せんい喪失そうしつさせ、その隙すきに攻撃こうげきしようとするも、インテレオンの「ねらいうち」に敗やぶれる。

ゴクリン（大量たいりょう）

技わざ：いえき

58話わに登場とうじょう。ペリッパーが遊あそびでガチャットに触さわったため大量たいりょうに出でてしまった。粘着ねんちゃく力りょくが強つよく、一度いちどくっついたら離はなれない。サトシやゴウはおろか他たのポケモンたちまで巻まき込こんで巨大きょだいな球体きゅうたいになってしまったが、サトシとゴウが「いえき」を指示しじしたことで解除かいじょされた。

サルノリ（ムサシ）

59話わに登場とうじょう。元々もともとはガチャットから出でてきたポケモンだったが、離反りはんの末すえにゴウの仲間なかまとなった。

詳細しょうさいは「ゴウ (アニメポケットモンスター)#サルノリ」を参照さんしょう

タルップル（ムサシ）、バニプッチ（コジロウ）

69話わに登場とうじょう。おやつのように見みせかけたため、ペリッパーがおやつを買かいに行いくきっかけとなった。

ジグザグマ（ムサシ）、ネイティ（コジロウ）

技わざ：とっしん（ジグザグマ）、つつく（ネイティ）

70話わに登場とうじょう。ジグザグマはジグザグにしか進すすめず、ネイティの「つつく」もくすぐるくらいにしか感かんじないため、結局けっきょくいずれもちゃんとしたバトルにならなかった。

ヨノワール（ムサシ）、ルナトーン（コジロウ）

技わざ：シャドーボール（ヨノワール）、ムーンフォース（ルナトーン）

75話わに登場とうじょう。ダークライをゲットするために使用しよう。ダークライの「あくのはどう」に敗北はいぼく。

トロピウス（ムサシ）、ラフレシア（コジロウ）

技わざ：ねむりごな（ラフレシア）

76話わに登場とうじょう。アローラゲットレースのポケモンを奪うばうために使用しよう。ラフレシアは「ねむりごな」でピカチュウたちを眠ねむらせ、トロピウスは房ぼうをサルノリに食たべさせて戦意せんい喪失そうしつさせたが、最後さいごはゼンリョク兄弟きょうだいのジャラランガのZワザ「ブレイジングソウルビート」に敗やぶれた。

ラランテス（ムサシ）、ハハコモリ（コジロウ）

技わざ：リーフブレード、はなふぶき、ソーラービーム（ラランテス）、いとをはく（ハハコモリ）

94話わに登場とうじょう。タマムシジムにて使用しよう。ラランテスはゴウのへラクロスと戦たたかうも、「ソーラービーム」から庇かばったカイロスの「シザークロス」を食くらい敗北はいぼく。ハハコモリは「いとをはく」でピカチュウを捕つかまえるも「アイアンテール」で脱出だっしゅつされ、エリカのリーフィアとコハルのイーブイの「はっぱカッター」とピカチュウの「10まんボルト」で敗北はいぼく。

ナマケロ（ムサシ）、ケッキング（コジロウ）

特性とくせい：なまけ

技わざ：なまける

95話わに登場とうじょう。ニャースは「貯ためたパワーを一気いっきに発揮はっきする」と説明せつめいしたが、2匹ひきとも「なまける」しか覚おぼえていなかったので役やくにたず、最後さいごは勝手かってにボールの中なかへ戻もどった。

テブリム・イシヘンジン・サシカマス（ムサシ）、ギモー・バイウールー、ウッウ（コジロウ）

特性とくせい：うのミサイル（ウッウ）

技わざ：ぶんまわす（テブリム）、ふみつけ（イシヘンジン）、ふいうち（ギモー）、たいあたり（バイウールー）

127話わに登場とうじょう。ロケット団だんのニャースとニャイキングの子分こぶんニャース（ガラルの姿すがた）二に匹ひきによって繰くり出だされた。テブリム・イシヘンジン・ギモー・バイウールーの4体たい掛かかりで襲撃しゅうげきし、ウッウはサシカマスを吐はき出だす戦法せんぽうで妨害ぼうがいするも、サルノリによってサシカマスを飲のみ込こまされたことで吐はき出だす戦法せんぽうを封ふうじられてしまう。そして、不意ふいを突つかれたところにテブリムはエースバーンの「かえんボール」を食くらったイシヘンジンの下敷したじきになり、ギモーとバイウールーはインテレオンの「ねらいうち」を食くらい、ウッウはサルノリにサシカマスを吐はき出だされ敗北はいぼく。その後ご、ロケット団だんは再ふたたびガチャットから出だそうとするも、ニャイキングの小判こばんが大だいすぎてガチャットに入はいらず、そのままエースバーンの「かえんボール」に吹ふっ飛とばされる。

マニューラ（ムサシ）、オニゴーリ（コジロウ）

プラネタリウム番組ばんぐみ『オーロラからのメッセージ』に登場とうじょう。

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