宗祇そうぎ水すい

宗祇そうぎ水すい

郡上ぐじょうおどり期間きかんで賑にぎわう宗祇そうぎ水すい

宗祇そうぎ水すいの位置いち

宗祇そうぎ水すい（そうぎすい）は岐阜ぎふ県けん郡上こおりかみ市し八幡やはた町まち本町ほんまちにある湧水わきみず。

概要がいよう

小駄良川こだらかわと吉田川よしだがわの合流ごうりゅう地ち付近ふきんに位置いちしている。白しろ雲水うんすい（はくうんすい）とも言いわれ、1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）宗祇そうぎ水すい（白しろ雲水うんすい）として名水めいすい百ひゃく選せん第だい1号ごうに指定していされている。また、1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）に岐阜ぎふ県けん指定していの史跡しせきにも指定していされている。また郡上こおりかみ市しの旧きゅう八幡やはた町まちは人ひとと自然しぜんが調和ちょうわした交流こうりゅう文化ぶんかのまちとして水みずの郷さと百ひゃく選せん に選定せんていされていて、宗祇そうぎ水すいは名水めいすいスポットの一ひとつになっている。

郡上ぐじょう八幡やはた地域ちいきは年間ねんかん2,800mmの降雨こうう量りょうがある豊ゆたかな水源すいげん林りんに涵養かんようされ、縄文じょうもん鍾乳洞しょうにゅうどうに代表だいひょうされるカルスト地形ちけいの石灰岩せっかいがんに浸透しんとうし、八幡やはた市街しがいに数多かずおおく湧出ゆうしゅつする。

由緒ゆいしょ

1471年ねん（文明ぶんめい3年ねん）篠しの脇わき城じょう主あるじ東常縁とうのじょうえんが宗祇そうぎに古今ここん伝授でんじゅを終おえ、宗祇そうぎが帰京ききょうする際さいにこの泉水せんすいで東常縁とうのじょうえんが宗祇そうぎに

もみじ葉はの流ながれるる竜田たつた白雲しらくもの花はなのみよしの思おもひ忘るな

の一いち首しゅを、はなむけに詠うたったと伝つたえられている。

江戸えど時代じだいには、郡上ぐじょう藩はん主あるじ金森かなもり頼よりゆき錦にしきや遠藤えんどう常友つねとも等ひとしらによって泉いずみの保存ほぞんと古今ここん伝授でんじゅが顕彰けんしょうされ、石いしの水みず場じょうが整備せいびされた。水みず場じょうは湧ゆう口こうから水源すいげん、飲料いんりょう水すい、食糧しょくりょう米べい等とう洗あらい場じょう（スイカ冷ひやしにも利用りよう）、野菜やさい等とう洗あらい場じょう、さらし場じょう（桶おけ等とうをつけておく）と仕切しきりで分わかれていて、現在げんざいでも地元じもとの人達ひとたちがとても大切たいせつに利用りようしている。また、1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）9月がつ、有志ゆうしが集あつまり宗祇そうぎ水すい奉賛ほうさん会かいを結成けっせいして史跡しせき保存ほぞんに努つとめている。

交通こうつう

• 長良川ながらがわ鉄道てつどう越美南線えつみなんせん 郡上ぐじょう八幡やはた駅えき下車げしゃ、徒歩とほで約やく30分ふん。
• 東海とうかい北陸ほくりく自動車じどうしゃ道どう 郡上ぐじょう八幡やはたIC下車げしゃ後ご、郡上こおりかみ八幡やはた市街地しがいち方面ほうめんへ向むかう。

関連かんれん項目こうもく

• 名水めいすい百ひゃく選せん

外部がいぶリンク

• 宗祇そうぎ水すい - 郡上ぐじょう観光かんこうどっと混こむ