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感想ライブラリー
名作めいさくつかる読書どくしょ感想かんそうぶん掲載けいさいサイト〜
貴志きし祐介ゆうすけ

読書どくしょ感想かんそうぶん「クリムゾンの迷宮めいきゅう貴志きし祐介ゆうすけ)」

「クリムゾンの迷宮めいきゅう」の読書どくしょ感想かんそうぶん おとぎばなしには、おそろしいおにや、ものえがかれたものがよくあるが、所詮しょせん空想くうそうじょうのものである。では、これらをんだのはなになのだろう。まごうことはない、「人間にんげん」である。人間にんげんだれしも、だいなりしょうなりしん...

川上かわかみ弘美ひろみ

読書どくしょ感想かんそうぶん「センセイのかばん川上かわかみ弘美ひろみ)」

「センセイのかばん」の読書どくしょ感想かんそうぶん ちかくの居酒屋いざかや中心ちゅうしん展開てんかいされる。そこで出会であうセンセイともと生徒せいとツキコさん。としのあるへん恋愛れんあいたんではある。 最初さいしょ恋愛れんあいおもわずにんでいるが、ツキコのほう気持きもちがすこしずつうごいているのがわかる。...

東野とうの圭吾けいご

読書どくしょ感想かんそうぶんめい探偵たんてい呪縛じゅばく東野とうの圭吾けいご)」

めい探偵たんてい呪縛じゅばく」の読書どくしょ感想かんそうぶん めい探偵たんてい呪縛じゅばくは、1作品さくひんの「めい探偵たんていおきて」の続編ぞくへんである。主人公しゅじんこうはとある小説しょうせつで、図書館としょかん作品さくひん参考さんこうがてらに資料しりょうあつめにたとこから物語ものがたりはじまる。図書館としょかん迷子まいごになり、見知みしらぬ世界せかい主人公しゅじんこうは、...

たちばなれい

読書どくしょ感想かんそうぶん「マネーロンダリング(たちばなれい)」

「マネーロンダリング」の読書どくしょ感想かんそうぶん この金融きんゆう小説しょうせつは、舞台ぶたいは2001ねん香港ほんこん東京とうきょう、そしてオフショアを舞台ぶたいにした壮大そうだい物語ものがたりであり、ミステリー、ハードボイルド、ロマンスといった要素ようそ見事みごと融合ゆうごうし、るいない一級いっきゅうひんのエンタ...

高田たかだいく

読書どくしょ感想かんそうぶん「みをつくし料理りょうりじょう高田たかだいく)」

「みをつくし料理りょうりじょう」の読書どくしょ感想かんそうぶん 歴史れきし小説しょうせつえば、どうしてもスポットがたるのが、武士ぶしざま幕末ばくまつをイメージするが、この小説しょうせつすこ要素ようそことなり、江戸えど時代じだい料理りょうりうところがユニークなポイントだ。そして、1人ひとり少女しょうじょだい...

青崎あおさきゆうわれ

読書どくしょ感想かんそうぶん体育館たいいくかん殺人さつじん青崎あおさきゆうわれ)」

体育館たいいくかん殺人さつじん」の読書どくしょ感想かんそうぶん このほんはタイトルから連想れんそうできるように推理すいり小説しょうせつだ。小説しょうせつのタイトルどおり学校がっこう体育館たいいくかん殺人さつじん事件じけんきる。探偵たんてい登場とうじょうおそいがその探偵たんていはその学校がっこう男子だんし学生がくせい学校がっこう使つかわれていない部室ぶしつ生活せいかつしているとん...

近藤こんどう史恵ふみえ

読書どくしょ感想かんそうぶん「インフルエンス(近藤こんどう史恵ふみえ)」

「インフルエンス」の読書どくしょ感想かんそうぶん 80年代ねんだい校内こうない暴力ぼうりょく渦巻うずま学校がっこうくら雰囲気ふんいき描写びょうしゃしんおもくのしかかるかんじだった。80年代ねんだいはいわゆる不良ふりょう時代じだいで、不良ふりょうというかヤンキーのかっこよさが美化びかされがちだけど、べつにヤンキーのたちの...

中山七里なかやましちり

読書どくしょ感想かんそうぶん贖罪しょくざい奏鳴曲そうめいきょく中山七里なかやましちり)」

贖罪しょくざい奏鳴曲そうめいきょく」の読書どくしょ感想かんそうぶん 冒頭ぼうとうからいきなり幼女ようじょ殺人さつじん事件じけんこした過去かこのある弁護士べんごし死体したい処理しょりする、というショッキングなシーンからはじまり、暗闇くらやみなか息遣いきづかい、かわながれにまれていく死体したいおもみが臨場りんじょうかんをもってせまってきた...

朝井あさいリョウ

読書どくしょ感想かんそうぶんせいほっ朝井あさいリョウ)」

せいよく」の読書どくしょ感想かんそうぶん わたしんだのは、朝井あさいリョウちょせいよくという小説しょうせつだ。インスタグラムの小説しょうせつ紹介しょうかいするアカウントの投稿とうこうでこのほんった。その投稿とうこうによると、「せいよく」をめば、多様たようせいかんがかたについていままでの常識じょうしきくつがえると紹介しょうかいされ...

逢坂おうさかふゆ

読書どくしょ感想かんそうぶん同志どうし少女しょうじょよ、てきて(逢坂おうさかふゆ)」

同志どうし少女しょうじょよ、てきて」の読書どくしょ感想かんそうぶん この作品さくひんはじめて出会であったとき、ほん表紙ひょうし少女しょうじょつよかれたことを印象いんしょうてきによくおぼえている。レコードやCDのジャケットいなどはむかしやったことがあったが、ほん表紙ひょうしかれて、中身なかみも...

借金しゃっきんだま

読書どくしょ感想かんそうぶん発達はったつ障害しょうがいサバイバルガイド 「あたりまえ」がやれないぼくらがどうにかきていくコツ47(借金しゃっきんだま)」

発達はったつ障害しょうがいサバイバルガイド 「あたりまえ」がやれないぼくらがどうにかきていくコツ47」の読書どくしょ感想かんそうぶん わたしがこのほんもうとおもったきっかけは発達はったつ障害しょうがいかんする理解りかいふかめたいとおもい、発達はったつ障害しょうがい関連かんれん書籍しょせき調しらべていたさいかけたから...

荻原おぎわらひろし

読書どくしょ感想かんそうぶん「ワンダーランド急行きゅうこう荻原おぎわらひろし)」

「ワンダーランド急行きゅうこう」の読書どくしょ感想かんそうぶん 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん夕刊ゆうかん連載れんさいされていた小説しょうせつ主人公しゅじんこう男性だんせいサラリーマンは、ひょんなことからいつもっている電車でんしゃとはぎゃく方向ほうこう車両しゃりょうり、たどりいたえき世界せかいまよむ。どことなくいま自分じぶん...

ジョージ・S・クレイソン

読書どくしょ感想かんそうぶん「バビロンのだい富豪ふごう(ジョージ・S・クレイソン)」

「バビロンのだい富豪ふごう」の読書どくしょ感想かんそうぶん 『バビロンのだい富豪ふごう』は、ジョージ・S・クレイソンによる古典こてんてき経済けいざいしょであり、読了どくりょうにはおおくのづきをることができました。物語ものがたりなか登場とうじょうする主人公しゅじんこうのバンビが、成功せいこう秘訣ひけつまな過程かていは、読者どくしゃ...

ロバート・A・ハインライン

読書どくしょ感想かんそうぶんなつへのとびら(ロバート・A・ハインライン)」

なつへのとびら」の読書どくしょ感想かんそうぶん この作品さくひんんだときに、作者さくしゃはもしかしたらタイムスリップの経験けいけんがあるのではないかとおもった。なぜなら、作品さくひんなかてくる様々さまざまな、技術ぎじゅつやロボットは「現代げんだい」につうじるものがあるからだ。 たとえば、文化ぶんか女中じょちゅう...

垣谷かきたに美雨みう

読書どくしょ感想かんそうぶん「もうわかれてもいいですか(垣谷かきたに美雨みう)」

「もうわかれてもいいですか」の読書どくしょ感想かんそうぶん タイトルから想像そうぞうするにハッピーなはなしではないのかなとはおもいながらはじめた。ながことおっと横暴おうぼうしばけになやんできた主婦しゅふが、あきらめの生活せいかつから人生じんせい終盤しゅうばんけて自分じぶんしんはなつためにおっと...

原田はらだ

読書どくしょ感想かんそうぶん「まずはこれべて(原田はらだ)」

「まずはこれべて」の読書どくしょ感想かんそうぶん とにかく美味おいしいサラめしなら小説しょうせつ。しかし、ほんわかしたぬくもりのある料理りょうりとは対照たいしょうてきに、ベンチャー企業きぎょうはたらひと苦悩くのう丁寧ていねいえがかれている。 大学生だいがくせい仲間なかまのノリがそのまま、同僚どうりょうになっているが...

太宰だざいおさむ

読書どくしょ感想かんそうぶん「ヴィヨンのつま太宰だざいおさむ)」

「ヴィヨンのつま」の読書どくしょ感想かんそうぶん いつだったかむかし太宰だざいおさむの「人間にんげん失格しっかく」をんだことがある。太宰だざいおさむ芥川あくたがわ龍之介りゅうのすけといったすこ破滅はめつてき人生じんせいおくった文豪ぶんごう作品さくひんむことがかっこいいとおもっていた時期じきがあったのだ。 しかし内容ないようぜんぶんか...

子母沢しもざわひろし

読書どくしょ感想かんそうぶん新選しんせんぐみ始末しまつ子母沢しもざわひろし)」

新選しんせんぐみ始末しまつ」の読書どくしょ感想かんそうぶん 以前いぜんに、NHK大河たいがで「八重やえさくら」で新撰しんせんぐみがチラッとだけていましたが、それ以前いぜんに「新撰しんせんぐみ」をスマップの香取かとり慎吾しんご山本やまもと耕史こうじ熱演ねつえんしていた。 脚本きゃくほん三谷幸喜みたにこうきであるが、司馬しばりょう太郎たろうやこの子母澤しもざわひろしの「...

もりのぼり美彦よしひこ

読書どくしょ感想かんそうぶん四畳半よじょうはん神話しんわ大系たいけいもりのぼり美彦よしひこ)」

四畳半よじょうはん神話しんわ大系たいけい」の読書どくしょ感想かんそうぶん わたしはこのほんんで、だいいちにとてもみやすいなとおもった。このほんは、いくつかのパラレルワールドがてくるのだが、それぞれの世界せかい大学だいがくないちがうサークルにはいり、それぞれの世界せかい登場とうじょう人物じんぶつたちとちがった...

島本しまもとせい

読書どくしょ感想かんそうぶん「よだかの片想かたおもい(島本しまもとせい)」

「よだかの片想かたおもい」の読書どくしょ感想かんそうぶん このほんは、図書館としょかんったときにカウンターのまえすうさつかれているもののなかの1さつだった。テンションてき精力せいりょくてきなものや夢物語ゆめものがたりのようなものはみたくなかったので、タイトルにかれてなんとなくりた。...

みなとかなえ

読書どくしょ感想かんそうぶん落日らくじつみなとかなえ)」

落日らくじつ」の読書どくしょ感想かんそうぶん みなとかなえにハマっているわたしは、おくればせながらようやく今月こんげつ落日らくじつ」をえた。えたときのドロッとした感情かんじょうきという、いささかあく趣味しゅみわたしは、最高さいこう傑作けっさくばれる「落日らくじつ」をんで物足ものたりなさをかんじつつひと...