小貫信昭の名曲！言葉の魔法

★ 歌詞かしの不思議ふしぎなチカラ… 歌うたの中なかのストーリーやほんの数すう秒びょうのワンフレーズが、何者なにもの
にも負まけないエネルギーで、私わたしたちの心しんに訴うったえかけ、感情かんじょう
を揺ゆさぶります。もちろん、メロディやサウンド、素す晴はれら
しい歌か声ごえがあってのモノですが、そういう『魂たましいの言葉ことば』が
なければ、これほどまでに多おおくの人ひとの心しんを動うごかすこともな
いでしょう。 ★「名曲めいきょく！言葉ことばの魔法まほう」では… 「名曲めいきょく！言葉ことばの魔法まほう」では、「時代じだいを超こえて愛あいされている
歌うた」を取とり上あげ、毎月まいつき、書かき下おろしのコラム形式けいしきで掲載けいさいし
ます。コラムニストは、小田おだ和正かずまさ、槇原まきはら敬之たかゆき、Mr.Children
など多おおくの著作ちょさくを持もつ音楽おんがく評論ひょうろん家か「小貫おぬき信昭のぶあき」氏しです。名な
曲きょくの歌詞かしにはどんな魔法まほうがかけられているのか…。とって
おきのお話はなしをお楽たのしみください！ top画像です。

●小貫おぬき信昭のぶあきのコラム一覧いちらん

第だい142回かい

山口やまぐち百恵ももえ山口やまぐち百恵ももえは作家さっかにも恵めぐまれ、短期間たんきかんに実じつに振ふり幅はばの大おおきい作品さくひんを残のこした人ひとである。“♪プレイバック　プレイバック”(「プレイバックPart2」)があったかと思おもうと、“♪あ～ぁ～、日本にっぽんのどこかに～”(「いい日び旅立たびだち」もある。両者りょうしゃは真ま逆ぎゃくといえるほど違ちがうが、どちらも彼女かのじょの代表だいひょう曲きょくとして残のこされた。

第だい141回かい

松田まつだ聖子せいこさて今月こんげつは、息いきの長ながい活躍かつやくを続つづける日本にっぽんを代表だいひょうするボーカリストのひとり、松田まつだ聖子せいこの80年代ねんだい前半ぜんはんの名曲めいきょくを取とり上あげる。向むかう季き節ぶしは春はる。彼女かのじょの伸のびやかな歌声うたごえは、この時期じきにぴったりだ。ちなみに「アイドル」という言葉ことばは、彼女かのじょの大だい活躍かつやくにより常用じょうよう語ごとして定着ていちゃくしたといっても過言かごんじゃない。そのあたりも書かいていくことにする。

第だい140回かい

服部はっとり良一りょういちと笠置かさぎシヅ子しづこの世界せかいさて今月こんげつは、いつもとは趣向しゅこうを変かえ、現在げんざい放送ほうそう中ちゅうのNHKドラマ『ブギウギ』のなかに鳴なり響ひびく、服部はっとり良一りょういちと笠置かさぎシヅ子しづこの世界せかいを取とり上あげる。ドラマ人気にんきもあり、ネットの特集とくしゅう記事きじ、書籍しょせき、音源おんげんなど、いま現在げんざい、“ブギウギ”にまつわるものは実じつに活況かっきょうだ。ちなみに僕ぼくは、手元てもとにあった服部はっとり良一りょういちの書籍しょせき『ぼくの音楽おんがく人生じんせい』(中央ちゅうおう文芸ぶんげい社しゃ)を読よみ返かえしたり、3枚まい組ぐみCD『ブギの女王じょおう-笠置かさぎシヅ子しづこ』(日本にほんコロムビア)を聴きき直なおしてたのだけど、その結果けっか、書かきたいことが山やまほど生うまれた。

第だい139回かい

羊ひつじ文学ぶんがく新年しんねん最初さいしょのご紹介しょうかいは羊ひつじ文学ぶんがく。ライブハウスで研鑽けんさん(けんさん)を積つみ、徐々じょじょに、確たしかに、支持しじを増ふやし、4月がつには横浜よこはまアリーナ公演こうえんが控ひかえる注目ちゅうもくのバンドだ。編成へんせいは、ロック・バンドの究極きゅうきょくとも称しょうされるドラム・ベース・ギターのスリーピース。もちろんライブでの演奏えんそう力りょくが魅力みりょくだが、今後こんごは音源おんげんのみに触ふれる人ひとの数かずも急増きゅうぞうするはず。ますます作品さくひん性せいが注目ちゅうもくされる年としとなるだろう。なお、曲きょくはメンバーでボーカル・ギターの塩塚しおつかモエカが書かいている。

第だい138回かい

Mrs. GREEN APPLE 今回こんかいはMrs. GREEN APPLEの歌詞かしの世界せかいを取とり上あげてみる。彼かれらは今いま現在げんざい、最もっとも注目ちゅうもくされているグループであり、2024年ねんは、さらに飛躍ひやくしていくことだろう。なお、詞しと曲きょくを書かいているのは(一部いちぶ共とも作さくを除のぞき)ボーカルの大だい森元もりもと貴たかである。歌うたネットのリストを眺ながめても、多おおくの作品さくひんが多おおくの人達ひとたちに検索けんさくされていることがわかる。

第だい137回かい

キャンディーズキャンディーズの三さん人にんが実際じっさいに活動かつどうしたのは1973年ねんから78年ねんまでの5年間ねんかんだが、自分じぶん達たちの意志いしによる突然とつぜんの解散かいさん宣言せんげんなどもあり、当時とうじを知しる人々ひとびとには大おおきなインパクトを残のこしたグループだ。でも、何なにより語かたり継つぐべきは、もちろんその作品さくひん性せいなのである。名曲めいきょくが多数たすうある。今回こんかいは、そのなかから選えらんだ代表だいひょう曲きょく3つを紹介しょうかいしたい。

第だい136回かい

「秋あきの名曲めいきょく特集とくしゅう」近年きんねんは夏なつが出でしゃばって、なかなか長袖ながそでの季き節ぶしにならないわけだが、やっと秋あきめいた今日きょうこの頃ころ…。そんなわけで今回こんかいは、まさに今いま現在げんざいにぴったりの、初秋しょしゅうの歌うたを選えらんでみた。なのでお聴きき逃のがし、いや、お読よみ逃のがしなきようお願ねがいいたします。ではさっそく本題ほんだい、ではあるのだが、まずはこのことから書かかせて頂いただきます。

第だい135回かい

石崎いしざきひゅーいさて今月こんげつは、もはや説明せつめいの必要ひつようのない才能さいのう豊ゆたかなソング・ライター、石崎いしざきひゅーいである。
ちなみに、彼かれには一いち度どだけインタビューしたことがある。こんこんと湧わき出でた言葉ことばから厳選げんせんして歌詞かしを書かいているんじゃないのかな、このヒトは、というアーティストの場合ばあい、厳選げんせんする前まえに湧わき出でていた言葉ことばも取材しゅざいの席せきで垣間見かいまみせてくれて、充実じゅうじつしたひとときとなることが多おおいけど、まさにそうだった。

第だい134回かい

アイナ・ジ・エンド今月こんげつは、一度いちどその歌声うたごえを耳みみにすれば、心しんに住すみ着ついてしまうほど魅力みりょく的てきなアイナ・ジ・エンドの作品さくひんを取とり上あげてみることにしよう。彼女かのじょの経歴けいれきなどは改あらためて紹介しょうかいしないが、ご本人ほんにんが表現ひょうげん活動かつどうにおいて名乗なのっているこの“アイナ・ジ・エンド”という名前なまえからしてドラマチックなものであり、感動かんどうは、既すでにここから始はじまっていると言いっていい。

第だい133回かい

「シティ・ポップ特集とくしゅう」今月こんげつは、ここ最近さいきん、世界せかい的てきにも注目ちゅうもくが続つづいているという、日本にっぽんのシティ・ポップについて書かいてみたい。ちなみにウィキペディアには、「1970年代ねんだい後半こうはんから1980年代ねんだいにかけて日本にっぽんで制作せいさくされ流行りゅうこうしたニューミュージックの中なかでも、欧米おうべいの音楽おんがくの影響えいきょうを受うけ洋楽ようがく志向しこうの都会とかい的てきに洗練せんれんされたメロディや歌詞かしを持もつポピュラー音楽おんがくの呼称こしょう」なのだと説明せつめいされている。とはいえ本ほんコラムでは、もちろん歌詞かし中心ちゅうしんに見みていくことにする。

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プロフィール小貫おぬき信昭のぶあき (おぬきのぶあき) 1957年ねん東京とうきょうは目黒めぐろ、柿ノ木かきのき坂ざかに生うまれる。音楽おんがく評論ひょうろん家か。
1980年ねん、『ミュージック・マガジン』を皮切かわきりに音楽おんがくについて文章ぶんしょうを書かき始はじめ、音楽おんがく評論ひょうろん家かとして30年ねんのキャ
リアを持もつ。アーティスト関連かんれん書籍しょせきに小田おだ和正かずまさ、槇原まきはら敬之たかゆき、Mr.Childrenなどのものがあり、また、
J-POP歌詞かしを分析ぶんせきした「歌うたのなかの言葉ことばの魔法まほう」、自みずからピアノに挑戦ちょうせんした『45歳さい、ピアノ・レッスン！-実践じっせんレ
ポート僕ぼくの「ワルツ・フォー・デビイ」が弾はじけるまで』を発表はっぴょう。