☆　日にち　　時とき：平成へいせい16年ねん1月がつ24日にち（土ど）　午後ごご6時じ〜8時じ30分ふん
☆　会かい　　場ば：横浜よこはま市し青葉あおば国際こくさい交流こうりゅうラウンジ　2階かい会議かいぎ室しつ（青葉あおば区役所くやくしょ別館べっかん）
☆　参加さんか者しゃ：　一般いっぱん39名めい、世話人せわにん（スタッフ）14名めい

　ゲストの芹澤せりざわ夫妻ふさいは日本にっぽん生うまれ,パラグアイ育そだちのアルパ奏者そうしゃ：ルシア・塩しお満みつるさんの門下生もんかせいで、健一けんいちさんは大学だいがく卒業そつぎょう後ご、会社かいしゃ勤つとめをしながら１０数すう年間ねんかん、良りょう実みのるさんは今いまではアルパ教師きょうしをしながら９年ねん余あまりアルパに取組とりくみ、今いままでに幾いくつかのコンサート活動かつどうをデュオで続つづけています。インターナショナル・トークサロンは１４年ねん前まえに第だい１回かいを開催かいさいして以来いらい、今回こんかいで第だい９０回かい目めを迎むかえました。節目ふしめということで、普段ふだんとは趣おもむきを変かえて、曲目きょくもくを中心ちゅうしんに簡単かんたんな曲きょくの解説かいせつ、パラグアイについて、個人こじん的てき体験たいけん談だん、アルパについて等ひとしをお話はなししていただく形かたちを取とりました。曲目きょくもくはアンコールを入いれて全部ぜんぶで１３曲きょく。選曲せんきょくは素晴すばらしく、既すでに参加さんか者しゃに馴染なじみのある曲きょく、自然しぜんと日本人にっぽんじんに溶とけ込こめる曲きょくと変化へんかに富とみ，終了しゅうりょう後ご参加さんか者しゃからいただいた感想かんそうにもありましたが、南米なんべいの風景ふうけい、大だい自然しぜん，青あおい空そら、そして人々ひとびとが目めに浮うかぶようでしたし、また、いかにも南米なんべいの国くにらしく情熱じょうねつ的てきで，明あかるさがあり，元気げんきづけられるような気きがしました。またお二に人にんは息いきが合あっていて、衣装いしょうも良よ実みのるさんはニャンドゥティ（全すべて手製てせいのレースで，何なんヶ月かげつもかけて仕立したてた物もの）、健一けんいちさんのは赤あかいけどアオポイが大変たいへん似合にあっていて素敵すてきでした。

　プログラムは「ジェガーダ（到着とうちゃく）」、「ルナジェナ（満月まんげつ）」、「モリエンドカフェ（コーヒールンバ）」、「グアラーニャパラウナムヘール（愛いとしい女性じょせいに捧ささげる調しらべ）」、「エルコンドルパサ（コンドルは飛とんでゆく）」、サンポーニャで演奏えんそうの「いつも何なん度どでも」、「勝利しょうりの歌うた」、「コモジョラウナエストゥレージャ（星ほしの涙なみだ）」、「川かわの流ながれのように」、「パハロカンパーナ（鐘かねつき鳥とり）」、「トレンレチェーロ（牛乳ぎゅうにゅう列車れっしゃ）」、そしてアンコールで「イスラサカ（サカ島とう）」と「出発しゅっぱつ」でした。馴染なじみの曲きょくでも「コーヒールンバ」はアルパの為ために作つくられた曲きょくであること，ケーナで演奏えんそうの「エルコンドルパサ」は３部ぶ構成こうせいになっている等ひとしの解説かいせつで、曲きょくの特徴とくちょうが良よくつかめました。「勝利しょうりの歌うた」はサッカーの盛さかんな国くにだけに、日本にっぽんで演奏えんそう活動かつどうをしている日系にっけいペルー人じんのアルベルト城間しろまさんの作曲さっきょくで，サッカーの応援おうえん歌かであり、またゴールキーパーのチラベルト選手せんしゅは国民こくみん的てき英雄えいゆうであるということの紹介しょうかいもありました。参加さんか者しゃに特とくに感動かんどうを与あたえた曲きょくは「星ほしの涙なみだ」、「川かわの流ながれのように」、「牛乳ぎゅうにゅう列車れっしゃ」でした。全ぜん演奏えんそうを通とおして参加さんか者しゃは、美うつくしく，爽さわやかで、時ときに力強ちからづよい音色ねいろにパラグアイの風かぜを感かんじました。
　
　パラグアイは南みなみアメリカ大陸あめりかたいりくの中心ちゅうしん部ぶにあり，南側みなみがわをアルゼンチン、東側ひがしがわをブラジル、北側きたがわをボリビアに囲かこまれている農業のうぎょうと牧畜ぼくちくの国くにで，民族みんぞくは日本人にっぽんじんと同おなじモンゴロイドを祖先そせんに持もつといわれています。国民こくみんの９７％が白人はくじんとグラニーの混血こんけつ：メスティソ。言語げんごはスペイン語ごとグラニー語ごの２ふたつ。楽器がっきアルパについて、元々もともとはハープであるが、スペイン語ごではHを発音はつおんしないのでアルパになった。クラシックのハープと比くらべると小こぶりでインディアン・ハープと呼よばれる。アルパのリズムの取とり方かたは左手ひだりてでリズム、右手みぎてで旋律せんりつを取とる。左手ひだりてが３拍子ひょうし、右手みぎてが２拍子ひょうしを刻きざみ、慣なれるのに大変たいへん。楽譜がくふがなく、耳みみで聞きいて覚おぼえる。そのため、今回こんかいの演奏えんそうは全すべて楽譜がくふ無なしでした。

　今回こんかい参加さんかされた方ほうの中なかにはアルパを見みるのも、聴きくのも始はじめてという方ほうがかなり多おおく、それでも演奏えんそうを大変たいへん気きに入いって下くださり、大変たいへん感動かんどうした。いつまでも聴きいていたかった。ユニークな企画きかくで楽たのしかった、また聴ききたい．．．等々とうとう沢山だくさんの感想かんそうをいただきました。

当日とうじつの映像えいぞう：　ゲストの芹澤せりざわ夫妻ふさい、会場かいじょう風景ふうけい、ゲストと一緒いっしょに記念きねん撮影さつえい
　

横浜よこはま市し青葉あおば国際こくさい交流こうりゅうラウンジ・横浜よこはま市し藤ふじが丘おか地区ちくセンター共催きょうさい