(Translated by https://www.hiragana.jp/)
フロイト先生のウソ / デーゲン,ロルフ【著】〈Degen,Rolf〉/赤根 洋子【訳】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア

文春ぶんしゅん文庫ぶんこ
フロイト先生せんせいのウソ

  • ただいまウェブストアではご注文ちゅうもんけておりません。
  • サイズ 文庫ぶんこばん/ページすう 366,/たかさ 16cm
  • 商品しょうひんコード 9784167651305
  • NDC分類ぶんるい 146.1
  • Cコード C0198

内容ないよう説明せつめい

アダルトチルドレン、もの依存いぞんしょう症候群しょうこうぐんしん不調ふちょうかんじたら専門せんもんのカウンセリングをけるのが常識じょうしきといわれる。しかし、その常識じょうしき、ちょっとっていただきたい。あなたは“心理しんりがく業界ぎょうかい”の術中じゅっちゅうおちいってはいないか。「心理しんり療法りょうほうにはおまじない以上いじょうのききめはない」と喝破かっぱし、“業界ぎょうかい”からかたきにされた著者ちょしゃ問題もんだいしょ

目次もくじ

だい 「影響えいきょうりょく」のウソ(心理しんり療法りょうほう教育きょういく ほか)
だい 「しん」のウソ(無意識むいしき自己じこ認識にんしき ほか)
だい 「意識いしき」のウソ(瞑想めいそう催眠さいみん ほか)
だい 「のう」のウソ(いち〇パーセント神話しんわ右脳うのう左脳さのう

著者ちょしゃとう紹介しょうかい

デーゲン,ロルフ[デーゲン,ロルフ][Degen,Rolf]
1953ねんまれ。科学かがくジャーナリスト。「ツァイト」かみや「フランクフルター・アルゲマイネ」科学かがく雑誌ざっし「ビルト・デア・ヴィッセンシャフト」などに寄稿きこう。その活動かつどうたいし、ドイツ心理しんり学会がっかいから科学かがく出版しゅっぱんしょう受賞じゅしょう

赤根あかね洋子ようこ[アカネヨウコ]
1958ねんまれ。早稲田大学わせだだいがく大学院だいがくいん修士しゅうし課程かていどく文学ぶんがく修了しゅうりょう独語どくご翻訳ほんやく
書籍しょせき掲載けいさいされている著者ちょしゃおよ編者へんしゃ訳者やくしゃ監修かんしゅうしゃ、イラストレーターなどの紹介しょうかい情報じょうほうです。

感想かんそう・レビュー

以下いか感想かんそう・レビューは、株式会社かぶしきがいしゃブックウォーカーの提供ていきょうする「読書どくしょメーター」によるものです。

harass

71
原書げんしょ2000ねん発行はっこうのドイツじん科学かがくジャーナリストによる科学かがくもの。フロイト理論りろんのみではなく、俗流ぞくりゅう心理しんりがく人間にんげん精神せいしんなどの常識じょうしきとされる事柄ことがらくつがえ実証じっしょう心理しんりがく研究けんきゅう調査ちょうさ結果けっか例示れいじしていく。心理しんり療法りょうほうなどへの批判ひはんがあり、サイコセラピストの効果こうかは、親友しんゆう相談そうだんするのとおなじぐらいの効果こうかしかないなどのようないいまわしが面白おもしろかんじた。通説つうせつになっている、右脳うのう左脳さのうちがいやのうは10%しか使つかわれないうんぬんや、子供こども教育きょういく境遇きょうぐうなどの検証けんしょうなど話題わだいじつ豊富ほうふすこふるいとおもうが多数たすう類書るいしょむぐらいならこれをさえておくと確実かくじつ良書りょうしょ2018/04/18

ステビア

8
かなり執拗しつような(笑)通俗つうぞく心理しんりがく批判ひはん痛快つうかいだがちょっとつかれた。2014/02/27

中島なかじま直人なおと

6
訳者やくしゃとおり、マスメディアや教育きょういくについてはいいすぎ?根拠こんきょよわい?とかんじる部分ぶぶんもあったが、主旨しゅしにははげしく共感きょうかんした。論者ろんしゃおもいつきとしかおもえない、いい加減かげん主張しゅちょう薄弱はくじゃく根拠こんきょ捏造ねつぞうされた証拠しょうこ流布るふされてしまうことに空恐そらおそろしさをかんじた。心療内科しんりょうないかてき治療ちりょう必要ひつようせいたかまっているとかんじており、業界ぎょうかい早急そうきゅう健全けんぜん期待きたいされる。2014/05/07

うたまる

4
心理しんりがくもっと重要じゅうよう学問がくもんであり、同時どうじもっともどうでもいい学問がくもんである」……心理しんりがくのう科学かがく俗説ぞくせつについて、実証じっしょうてき研究けんきゅうまえ木端微塵こっぱみじん粉砕ふんさいするノンフィクション。本書ほんしょ性格せいかくじょう、セラピストへの数々かずかずのコメントは侮蔑ぶべつ嘲笑ちょうしょう憎悪ぞうおあふどくなくらい。「自分じぶんがしようとおもまえのう決定けっていしている」「主観しゅかんてき評価ひょうか客観きゃっかんてき評価ひょうか一致いっちしない」などは、おどろきつつも納得なっとく一方いっぽう、「メディアには影響えいきょうりょくい」「集団しゅうだん公平こうへい判断はんだんくだせない」などは、疑問ぎもんだい科学かがくしゃもその批判ひはんしゃも、自分じぶん都合つごういデータでのみかたきらいあり。でも面白おもしろかった。2014/04/27

void

4
【★★★☆☆】原著げんちょ'00ねん実証じっしょう研究けんきゅう結果けっか引用いんようしつつ、「通俗つうぞく心理しんりがく」という「常識じょうしき」をこきろすほん心理しんり療法りょうほうなんてプラセボ効果こうか以上いじょうのものはない、幼児ようじのトラウマは一生いっしょうつきまとうというのは神話しんわ瞑想めいそう特別とくべつ効果こうかなし、多重たじゅう人格じんかく(≠精神分裂病せいしんぶんれつびょう)はウソ、等々とうとう。このほん引用いんようしてる研究けんきゅうたいする専門せんもんらの評価ひょうかきたいところ。「常識じょうしき」を批判ひはんしようとするあまり誇張こちょうがすぎたり実証じっしょう研究けんきゅうみすぎているが、小見出こみだしのおかげで内容ないようひろいやすいし歯切はぎれよくめる。2013/09/13

外部がいぶのウェブサイトに移動いどうします

よろしければ下記かきURLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/391147
  • 注意ちゅうい事項じこう