株かぶってなに？どうやって儲もうけが出でるの？

株かぶでどうやって儲もうけが出でるのか？超ちょう初心者しょしんしゃ向むけにわかりやすく解説かいせつ

株式かぶしき投資とうしという言葉ことばを聞きいたことがあっても、実際じっさいに行いったことがないという方ほうはたくさんいらっしゃいます。

でも、いまさら「株かぶって何なになの？」とは恥はずかしくて聞きけないという方ほうのために、株かぶについて基本きほん的てきな事ことをご説明せつめいします。

株かぶの買かい方かた・株かぶを買かうために必要ひつようなものなどと合あわせて参考さんこうにしてみてください。

株かぶとは－企業きぎょうは株式かぶしきによって資金しきんを調達ちょうたつしている

例たとえば、Aという会社かいしゃは自己じこ資金しきんが200万まん円えんしかありません。200万まん円えんの資金しきんだけでは、新あたらしい機械きかいを購入こうにゅうすることはできませんし、大おおきな職場しょくばを借かりることもできません。さらに従業じゅうぎょう員いんもたくさん雇やとうこともできませんので、仕事しごとの量りょうを増ふやすこともできません。

では、どのように会社かいしゃの運転うんてん資金しきんを増ふやすことができるでしょうか？

1つの方法ほうほうは、銀行ぎんこうからの融資ゆうしを受うけ、その資金しきんを使つかって事業じぎょうを拡大かくだいすることができます。もう一ひとつの方法ほうほうが、自社じしゃの株式かぶしきを発行はっこうし、その株式かぶしきを一般いっぱんの人ひとに購入こうにゅうしてもらい、そのお金かねを会社かいしゃの運転うんてん資金しきんにするというものです。

ただし、人ひとはなんのメリットもないのに株式かぶしきを購入こうにゅうしてくれるわけではありません。株式かぶしきを購入こうにゅうしてくれた人ひとには、株主かぶぬし優待ゆうたいを準備じゅんびしたり、儲もうけの中なかから配当はいとう金きんを渡わたすことで、購入こうにゅう者しゃにもメリットがあるようにしています。

つまり、株式かぶしきを購入こうにゅうするということは、その会社かいしゃの運転うんてん資金しきんを出だしているということになり、それは特定とくていの会社かいしゃのオーナーになっているということを意味いみします。

株式かぶしきを購入こうにゅう・売却ばいきゃくすることによって生しょうじる儲もうけ

株かぶを持もっていること（保有ほゆう）による儲もうけ－配当はいとう金きん・株主かぶぬし優待ゆうたい

先程さきほども説明せつめいしましたが、株式かぶしきを購入こうにゅうすると配当はいとう金きんというものを受うけ取とることができます。購入こうにゅうした会社かいしゃの業績ぎょうせきが良よければ良よいほど、この配当はいとう金きんが増ふえますので、儲もうけを得えることができます。

また、株式かぶしきを所有しょゆうしていると、その会社かいしゃから優待ゆうたい券けんを受うけ取とれることがあります。いわゆる株主かぶぬし優待ゆうたい券けんです。

例たとえば、航空こうくう会社かいしゃの株式かぶしきを購入こうにゅうしていると、株かぶの割合わりあいにもよりますが航空こうくう券けんを貰もらえることもあります。レストランの親会社おやがいしゃの株式かぶしきであれば、優待ゆうたい券けんはレストランの食事しょくじ券けんということもあります。

この株かぶを持もっていることで得える利益りえきをインカムゲインと言いいます。インカムゲインは「一気いっきに大儲おおもうけ！」ということはできませんが、長期ちょうき的てきに資産しさんを形成けいせいすることができるし、タイミングよく売うったり買かったりといった難むずかしいことをしなくても株かぶを持もっているだけで入はいってくる不労所得ふろうしょとくのようなものなので投資とうし初心者しょしんしゃにはおすすめです。

株かぶの値段ねだんが上あがることで生しょうじる儲もうけ

例たとえば、1株かぶ500円えんというような形かたちで、それぞれの会社かいしゃの株かぶには値段ねだんが付ついています。その株式かぶしきを100株かぶ買かったとすれば、その合計ごうけい金額きんがくは500円えん×100株かぶで50,000円えんになります。

しかし、株価かぶかつまり株かぶの値段ねだんは、経済けいざい状態じょうたい、会社かいしゃの業績ぎょうせき、為替かわせの動うごき、大おおきなニュースの影響えいきょうで常つねに変かわっています。

例たとえば、1株かぶが500円えんから1株かぶ1,000円えんへと変化へんかしたとします。1株かぶ500円えんで購入こうにゅうした100株かぶの価値かちは50,000円えんなのですが、1株かぶが1,000円えんになったということは、100株かぶの価値かちは2倍ばいになり100,000円えんになるということです。つまり、50,000円えんだった株かぶは、1株かぶ1,000円えんの時ときに売却ばいきゃくすると100,000円えんで売却ばいきゃくすることができ、50,000円えんの儲もうけになるのです。

この値段ねだんが上あがったことで得える利益りえきをキャピタルゲインと言いいます。

キャピタルゲインは買かったときより売うったときの値段ねだんのほうが高たかいときに利益りえきになるため、どの銘柄めいがらをどのタイミングで買かい、どのタイミングで売うるかという、銘柄めいがら選定せんてい、買かいのタイミング、売うりのタイミングという３みっつをうまく見極みきわめる必要ひつようがあり、これがうまくいかないとマイナスになってしまいます。

ただし、うまく行いったときは短期たんきで大おおきな利益りえきを上あげることもできるのがキャピタルゲインの魅力みりょくです。

インカムゲインとキャピタルゲインどっちを選えらべばいいか？

売買ばいばいで得えるキャピタルゲインか、持もっていることで得えるインカムゲインか、どっちがいいかとよく質問しつもんされますが、これはその人ひとの方針ほうしんやリスク許容きょよう度どによるので「人ひとによる」としか言いえません。

年とし何なん％とかそんなチマチマやってられない！という人ひとは積極せっきょく的てきに売買ばいばいをしてキャピタルゲインを狙ねらう必要ひつようがあるし（その分ぶんリスクも高たかくなるのでリスク許容きょよう度ども考かんがえないといけませんが）、銘柄めいがら選えらびとかタイミングとかそういうのは嫌いやで小ちいさくてもいいから不労所得ふろうしょとくのような収入しゅうにゅうがほしいならインカムゲインを狙ねらうことになります。

もちろん、両方りょうほう合あわせるのもいいです。ほとんどの人ひとは両方りょうほう合あわせてやっていて、キャピタルゲインのほうに比重ひじゅうを多おおく置おくかインカムゲインに比重ひじゅうを多おおく置おくかというバランスになります。